説明

目的地設定支援装置、及び目的地設定支援プログラム

【課題】リスト表示される目的地候補が多い場合に効率よく所望の目的地を表示する。
【解決手段】ナビゲーション装置は、検索した目的地候補を降順に順序づけて200件ずつ区分わけする。そして、ナビゲーション装置1は、検索結果表示欄66に表示する目的地候補の属する区分と、これと昇方向、降方向に隣接する区分をキャッシュメモリにキャッシュする。候補表示画面60には、現在リスト表示している区分の先端と終端をそれぞれ表示した前区分ボタン78、次区分ボタン79が表示されており、ユーザがこれらをタッチすると、ナビゲーション装置1は、それぞれ昇方向、降方向に隣接する区分に検索結果表示欄66のリスト表示を切り替える。このように、ナビゲーション装置1は、キャッシュの単位でリスト表示を切り替えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地設定支援装置、及び目的地設定支援プログラムに関し、例えば、ナビゲーション装置で目的地を設定するものに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置によって車両を誘導することが盛んに行われている。
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
一般に、ナビゲーション装置では、経路を探索する場合や、現在地周辺の施設を検索してその情報を確認する場合などに、目的地の入力が行われる。この目的地の入力において、入力された文字に対応する目的地の候補が目的地データファイルから検索され、目的地候補が表示されると共に、表示された目的地候補の何れかを選択することにより目的地の入力が完了する。
【0003】
目的地の検索に際して多数の目的地候補がヒットする場合があり、この場合、如何に少ない操作数でユーザの所望する目的地候補を提示するかが重要な課題となっている。
このような課題に対する技術として、例えば、次の特許文献1の「ナビゲーション装置」がある。
この技術は、検索結果のリストに読みの音によるインデックスを設けるものである。そして、ユーザがインデックスを選択することにより、当該インデックスに対応する音で始まる目的地候補をリスト表示する。
【特許文献1】特開2007−65861公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、例えば、同じ読みで始まる目的地候補が多数存在する場合があり、この場合、1つのインデックスに対応する目的地候補が多数存在することになる。
このような場合、リストの中程に所望の目的地が存在する場合が多々あり、これに到達するまでの操作回数が多くなるという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、リスト表示される目的地候補が多い場合に、効率よく所望の目的地を表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、検索語を入力する検索語入力手段と、前記入力した検索語に対応する目的地候補を検索する検索手段と、前記検索した目的地候補を所定件数表示する表示手段と、前記検索した目的地候補を順序づけて前記所定件数よりも多い件数で区分する区分手段と、前記表示手段で表示する目的地候補を前記区分単位で切り替える表示切替手段と、前記表示した目的地候補の選択を受け付け、当該選択を受け付けた目的地候補を目的地に設定する目的地設定手段と、を具備したことを特徴とする目的地設定支援装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記表示している目的地候補の属する区分の範囲を表示する範囲表示手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の目的地設定支援装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記範囲表示手段は、前記範囲の両端の一方の端と他方の端を表示し、前記表示した一方の端と他方の端の何れかを選択する選択手段を具備し、前記表示切替手段は、前記選択された端に隣接する区分に属する目的地候補に表示を切り替えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地設定支援装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記範囲表示手段は、前記範囲の両端の一方の端と他方の端に加え前記範囲の中央に位置する目的地候補を表示し、前記選択手段は、前記表示した一方の端と他方の端、及び中央に位置する目的地候補の何れかを選択可能であり、前記表示切替手段は、前記中央に位置する目的地候補が選択された場合に、当該目的地候補に表示を切り替えることを特徴とする請求項3に記載の目的地設定支援装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記区分は、前記検索した目的地候補を記憶領域にキャッシュする単位であることを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の目的地設定支援装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、検索語を入力する検索語入力機能と、前記入力した検索語に対応する目的地候補を検索する検索機能と、前記検索した目的地候補の所定件数を表示する表示機能と、前記検索した目的地候補を順序づけて前記所定件数よりも多い件数で区分する区分機能と、前記表示機能で表示する目的地候補を前記区分単位で切り替える表示切替機能と、前記表示した目的地候補の選択を受け付け、当該選択を受け付けた目的地候補を目的地に設定する目的地設定機能と、をコンピュータで実現する目的地設定支援プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、検索した目的地候補のリストを表示件数よりも多い件数で区分に区切ることにより、区分単位で表示するリストを切り替えることができるため、効率よく所望の目的地候補を表示し、目的地に設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、区分の範囲を表示することにより、当該区分、及び隣接する区分をユーザに知らせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、範囲の両端を表示することにより、何れか一方を選択可能とし、選択した端に隣接する区分に表示を切り替えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、区分の中央の目的地候補に表示を切り替えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、区分をキャッシュの単位とすることにより、表示の切り替えをハードウェアの構成と整合したものとすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、検索した目的地候補のリストを表示件数よりも多い件数で区分に区切ることにより、区分単位で表示するリストを切り替える機能をコンピュータで実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
(1)実施の形態の概要
ナビゲーション装置は、検索した目的地候補を降順に順序づけて200件ずつ区分わけする。そして、ナビゲーション装置1は、検索結果表示欄66(図5)にリスト表示する目的地候補の属する区分と、これと昇方向、降方向に隣接する区分をキャッシュメモリにキャッシュする。
候補表示画面60には、現在表示している区分の先端と終端をそれぞれ表示した前区分ボタン78、次区分ボタン79が表示されており、ユーザがこれらをタッチすると、ナビゲーション装置1は、それぞれ昇方向、降方向に隣接する区分に検索結果表示欄66のリスト表示を切り替える。
このように、ナビゲーション装置1は、キャッシュの単位でリスト表示を切り替えるため、リスト表示の切り替えを高速に行うことができると共に、リスト表示の切り替えに連動させてキャッシュの制御を効率よく行うことができる。
【0009】
(2)実施の形態の詳細
図1は本実施形態におけるナビゲーション装置1のシステム構成図である。
このナビゲーション装置1は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
まず、現在位置検出装置10は、現在位置取得手段として機能し、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両が何れの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
【0010】
相対方位センサ12は、例えば交差点を曲がったか否かを検出するものであり、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
【0011】
GPS受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
【0012】
データ送受信装置16は、電話回線や電波を利用して車両外部と通信をし、情報の交換を行うための装置である。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
【0013】
次に、情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43又はスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
【0014】
この情報処理制御装置20は、以下のような構成を有している。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置1全体の総括的な演算及び制御を行う。
キャッシュメモリ31は、検索され、区分わけされた目的地候補の区分をキャッシュするメモリであり、RAM24に比べてCPU21が高速にアクセスすることができるものである。
キャッシュメモリ31の制御については後ほど詳細に説明する。
【0015】
第1ROM22はナビゲーションに関するプログラム、特に、本実施形態におけるチェーン店の一纏め表示による目的地入力処理、現在位置の検出、経路の探索、表示案内などに関するナビゲーションプログラムを格納している。
センサ入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10からの情報を受け取る手段である。
【0016】
RAM24は、後述する入力装置41により入力及び決定された目的地の情報、通過地点の情報等のユーザが入力した情報を記憶すると共に、ユーザの入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、更に情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
またRAM24には、本実施形態における目的地入力処理において、目的地の名称やチェーン店の代表名称などが目的地候補として格納される。
通信インターフェイス25は、現在位置検出装置10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
【0017】
第2ROM26は、ナビゲーションに関するプログラム、特に、音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納している。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
時計28は、時刻を刻む。
画像メモリ29は、画像プロセッサ27により処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
【0018】
入出力装置40は、ユーザにより目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。入力装置41は、例えば、ディスプレイ42の表面に配置されたタッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、各種操作画面、目的地までの走行経路が表示される。
ディスプレイ42には、本実施形態における目的地入力処理において、検索文字を入力するための文字入力画面や、検索候補(目的地候補)をリスト表示する候補表示画面等の操作画面が表示される。操作画面に表示された各項目等に対応した位置に触れることで、ディスプレイ42表面に配置されたタッチパネルから、触れた位置の項目が入力されることになる。
【0019】
情報記憶装置50は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、その他のデータファイル59を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
【0020】
地図データファイル51には、全国道路地図、各地域の道路地図又は住宅地図等の地図データが記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。住宅地図は、地上建造物等の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図である。細街路とは、例えば、国道、県道以下の道幅が所定値以下の比較的狭い道路で、「一方通行」等の交通規制情報が付加されていない道路である。
【0021】
交差点データファイル52には交差点の地理的位置座標や名称等の交差点に関するデータが、ノードデータファイル53には地図上において経路探索に利用される各ノードの地理座標データ等が、道路データファイル54には道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関するデータが、写真データファイル55には各種施設や観光地、又は主要な交差点等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像データが、案内地点データファイル57には道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが、それぞれ記憶されている。
【0022】
目的地データファイル56には、主要観光地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目的地として選択可能な場所や施設等、目的地検索の対象についての目的地データが記憶されている。
目的地データとしては、検索キー(名称の読み)と施設情報が記憶されている。施設情報としては、名称、座標、電話番号、付加情報等が記憶される。座標は目的地の緯度、経度からなるx、y座標情報であり、付加情報は目的地に関する詳細なデータである。
【0023】
図2は、目的地データファイル56の論理的な構成の一例を示した図である。
目的地データファイル56は、目的地候補を「検索キー」、「地点名称」、「座標」、「電話番号」、「キーワード」、・・・などの項目により構成されている。
【0024】
項目「地点名称」は、目的地候補を表す文字列であって、後述の候補表示画面60で検索結果として表示するのに用いられる。
項目「検索キー」は、地点名称を仮名表記したものである。
ナビゲーション装置1では、検索語の設定方式として、ユーザ自らが文字を入力して検索語を設定する文字入力と、予め用意されたキーワードを選択して検索語を設定するキーワード入力の2つの方式があり、検索語が文字入力された場合、項目「検索キー」で該当する文字列が検索される。
【0025】
なお、本実施の形態では、検索キーを前方一致にて検索するほか、例えば、「まっかにもえる」を「まっかに/もえる」として区切って記憶しておき、読み「もえる」に対して「まっかに/もえる」をヒットさせるなど、検索キーの区切り単位で検索語をヒットさせることもできる。
【0026】
項目「座標」は、地点の緯度経度などの座標値であり、項目「電話番号」は地点に所在する施設の電話番号である。
ナビゲーション装置1は、現在位置の座標と項目「座標」の座標から、自車両から目的地候補までの距離を計算することができる。
【0027】
項目「キーワード」は、地点名称に対して設定されたキーワードであり、「名称」、「住所」、「ジャンル」の3つの属性に渡ってキーワードが設定されている。なお、図2では、「名称」についてのキーワードを記載しており、「住所」、「ジャンル」に関するキーワードは省略してある。
ユーザは、ジャンルとキーワードを選択することにより目的地検索の対象を検索することもできる。
【0028】
図3は、目的地候補に設定された区分を説明するための図である。
ナビゲーション装置1は、目的地候補をリスト表示するにあたって、これら目的地候補を区分単位でキャッシュメモリ31にキャッシュする。
このように、検索した目的地候補の一部をキャッシュメモリ31にキャッシュすることにより、目的地候補の高速表示を行うことができる。
【0029】
図3では、各目的地候補を項目「地点名称」にて表してある。
検索された目的地候補は、例えば、頭文字の読みの五十音で順序づけされ、降順に200件ずつ区分される。
図3の例では、区分80aには、「まさかのお店」から「町の珈琲屋さん」までの200件が属し、区分80bには、「まっいっかぁ」から「まっまじで?」までの200件が属し、区分80cには、「まっまっさか」から「まとば書店」までの200件が属している。
なお、本実施の形態では、目的地候補を読みの降順に順序づけるが、これは一例であって、他の順序づけにより表示順序を順序づけてもよい。
更に、本実施の形態では、一例として200件ずつ区分するが、他の件数でもよい。
【0030】
図4の各図は、ナビゲーション装置1が目的地候補の区分をキャッシュする方法を説明するための図である。
ナビゲーション装置1は、目的地候補を区分単位でキャッシュし、現在リスト表示している目的地候補の属する区分と、その前後、即ち、昇方向、降方向に隣接する区分の合計3つの区分をキャッシュメモリ31にキャッシュする。
【0031】
図4(a)は、検索した目的地候補を降順に並べ、これらを区分C、D、・・・に区分けしたところを模式的に示している。
ナビゲーション装置1は、区分Eの表示範囲91をリスト表示する場合、表示範囲91が含まれる区分Eとその前後に隣接する区分D、Fをキャッシュメモリ31にキャッシュする。
図では、キャッシュする区分を実線で示し、キャッシュしない区分を破線で示している。
【0032】
図4(b)は、ユーザがリスト表示する範囲を表示範囲91から表示範囲92に切り替えた(移動した)場合を示している。
この場合、ナビゲーション装置1は、表示範囲92が属する区分Dとその前後の区分C、Eをキャッシュメモリ31にキャッシュする。
このため、ナビゲーション装置1は、区分Fをキャッシュメモリ31から消去し、新たに区分Cをキャッシュメモリ31に記憶する。
【0033】
このように、ナビゲーション装置1は、リスト表示されている目的地候補が属する区分が前後の区分と共にキャッシュされるように、リスト表示されている目的地候補の切り替えに従ってリアルタイムにキャッシュ動作を制御することにより、区分間にまたがるリスト表示の切り替えであっても高速かつ滑らかにリスト表示することができるとともに、少ない容量のキャッシュメモリ31で対応することができる。
【0034】
なお、表示範囲が先端の区分にある場合には、昇方向に隣接する区分は存在しないため、ナビゲーション装置1は、例えば、当該区分と降方向に隣接する区分をキャッシュし、また、表示範囲が後端の区分にある場合には、降方向に隣接する区分は存在しないため、ナビゲーション装置1は、例えば、当該区分と昇方向に隣接する区分をキャッシュする。
【0035】
図5は、ディスプレイ42に表示された候補表示画面60を表したものである。
この図5に示されるように、候補表示画面60には、検索キー欄61、エリア入力欄62、ジャンル修正ボタン63、ジャンル入力欄64、全件数表示欄65、検索結果表示欄66、詳細ボタン67、戻るボタン69、スクロールバー71、読み修正ボタン72、エリア修正ボタン73、前区分ボタン78、前ボタン74、ページボタン75、76、次ボタン77、次区分ボタン79が表示される。
前区分ボタン78、次区分ボタン79には、それぞれ区分の最上位の目的地候補と最下位の目的地候補の地点名称が表示され、現在リスト表示している目的地候補が属する区分の範囲をユーザが認識できるようになっている。
これは、区分に属する目的地候補の個数がリスト表示する個数よりも多いので、区分の両端をリスト表示することができないためである。
【0036】
検索キー欄61は、検索対象となる検索キーを表示する欄である。この検索キー欄61には、図示しない文字入力画面で入力された入力文字が検索キーとして表示される。
読み修正ボタン72は、検索キー欄61に表示した文字を修正する場合にタッチ(押下)するボタンである。読み修正ボタン72をタッチすると、文字入力画面に戻り、検索キー欄61に表示した検索キーの修正が可能になる。
【0037】
エリア入力欄62は、目的地データを検索する検索エリアを設定する欄である。エリアには、例えば、全国を検索エリアとする「全エリア」や、都道府県を検索エリアとする「大阪府」、「愛知県」、「東京都」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、検索エリア設定メニューを備えており、ユーザが所望の検索エリアを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、エリア入力欄62で設定されたエリアで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
エリア修正ボタン73は、エリア入力欄62に設定された検索エリアを修正する際にタッチするボタンである。エリア修正ボタン73をタッチすると、エリア入力欄62に設定されている検索エリアが修正可能となり、修正後のエリアを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
【0038】
ジャンル入力欄64は、目的地データを検索するジャンルを設定する欄である。ジャンルには、例えば、「全ジャンル」「レジャー」「レストラン」、「ホテル」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、ジャンル設定メニューを備えており、ユーザが所望のジャンルを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、ジャンル入力欄64で設定されたジャンルで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
【0039】
ジャンル修正ボタン63は、ジャンル入力欄64に設定されたジャンルを修正する際にタッチするボタンである。ジャンル修正ボタン63をタッチすると、ジャンル入力欄64に設定されているジャンルが修正可能となり、修正後のジャンルを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
以上のように、ナビゲーション装置1は、エリアとジャンルを用いて、検索対象とする目的地データを絞り込んでから検索を行うことにより、検索処理量を低減している。
【0040】
全件数表示欄65には、絞り込まれた目的地候補の全件数が表示される。
検索結果表示欄66は、検索によって絞り込んだ目的地候補の名称をリストとして一覧表示するための欄である。
検索結果表示欄66には、目的地候補の区分に含まれるもののうち7件が降順にリスト表示される。このように、検索結果表示欄66に一度にリスト表示される目的地候補の表示範囲をページと呼ぶこともある。
そして、検索結果表示欄66にリスト表示された目的地候補が選択(タッチ)されると、ナビゲーション装置1は、タッチされた目的地候補を案内先の目的地に設定する。
【0041】
詳細ボタン67は、目的地候補ごとに表示され、ユーザが所望の目的地候補の詳細ボタン67をタッチすると、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補に対応する施設情報を目的地データファイル56から検索してディスプレイ42に表示する。
戻るボタン69は、候補表示画面60の前画面である文字入力画面に戻るためのボタンである。
【0042】
前ボタン74、次ボタン77は、それぞれ、検索結果表示欄66のリスト表示を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
ページボタン75、76は、それぞれ、検索結果表示欄66の目的地候補をページ単位(ここでは、7件単位)でスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
【0043】
前区分ボタン78は、現在リスト表示されている目的地候補の属する区分の前の(即ち、昇方向に隣接する)区分にリスト表示を切り替えるためのボタンであり、次区分ボタン79は次の(即ち、降方向に隣接する)区分にリスト表示を切り替えるためのボタンである。
スクロールバー71は、全目的地候補のうち、現在表示している目的地候補の位置を表すと共に、スクロールバー71をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
【0044】
図6は、前ボタン74、次ボタン77を用いて、1件ごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
図6は、ある区分を模式的に表しており、目的地候補を降順の番号によって示している。
今、表示範囲101に含まれる2番目の目的地候補から8番目の目的地候補までの計7件の目的地候補が検索結果表示欄66にリスト表示されているとする。
【0045】
このように、表示範囲101の目的地候補が検索結果表示欄66にリスト表示された状態で、前ボタン74がタッチされると、ナビゲーション装置1は、リスト表示する目的地候補を昇方向に1件だけ切り替え、表示範囲102に含まれる1件目から7件目までの目的地候補を表示する。
一方、次ボタン77がタッチされると、ナビゲーション装置1は、リスト表示する目的地候補を降方向に1件だけ切り替え、表示範囲103に含まれる3番目から9番目の目的地候補をリスト表示する。
【0046】
このように、ナビゲーション装置1は、前ボタン74、次ボタン77がユーザによって選択されると、検索結果表示欄66にリスト表示する目的地候補を1件ずつ、それぞれ昇方向、降方向に切り替える。
【0047】
図7は、ページボタン75、76を用いて、ページごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
今、表示範囲104に含まれる32番目の目的地候補から38番目の目的地候補までの計7件の目的地候補が検索結果表示欄66にリスト表示されているとする。
このように、表示範囲104の目的地候補がリスト表示された状態で、ページボタン75がタッチされると、ナビゲーション装置1は、リスト表示する目的地候補を昇方向に7件だけ(即ち、ページ単位だけ)切り替え、表示範囲105に含まれる1件目から7件目までの目的地候補をリスト表示する。
【0048】
一方、ページボタン76がタッチされると、ナビゲーション装置1は、リスト表示する目的地候補を降方向に7件だけ(ページ単位だけ)切り替え、表示範囲106に含まれる39番目から45番目の目的地候補をリスト表示する。
このように、ナビゲーション装置1は、ページボタン75、76がユーザによって選択されると、検索結果表示欄66にリスト表示する目的地候補を7件ずつページ単位で、それぞれ昇方向、降方向に切り替える。
【0049】
図8は、区分を越えてリスト表示の切り替えを行う場合の制御を説明するための図である。
図8は、ページ単位でリスト表示を切り替えた場合を示している。
今、区分80bの表示範囲107(2番目から8番目までの目的地候補)を検索結果表示欄66でリスト表示しているとし、ページボタン76がタッチされた場合、ナビゲーション装置1は、降方向に隣接する表示範囲109にリスト表示を切り替える。
表示範囲107と表示範囲109は、共に区分80bに属するため、ナビゲーション装置1は、キャッシュメモリ31に読み込んだ区分の変更は行わない。
【0050】
一方、ページボタン75がタッチされると、ナビゲーション装置1は、昇方向に隣接する表示範囲108にリスト表示を切り替える。
表示範囲108は、区分80aに含まれる195番目の目的地候補から区分80bに含まれる1番目の目的地候補に渡っている。
この場合、ナビゲーション装置1は、区分80bの降方向に隣接する区分80cをキャッシュメモリ31から消去し、区分80aの昇方向に隣接する区分80xをキャッシュメモリ31にキャッシュする。
【0051】
このように、ナビゲーション装置1は、リスト表示する表示範囲が区分間を移動する場合、移動元区分に対して移動した方向と対抗する側に隣接する区分をキャッシュメモリ31から消去し、移動先区分の移動方向に隣接する区分をキャッシュメモリ31にキャッシュする。
【0052】
図9は、前区分ボタン78、次区分ボタン79を用いて、区分ごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
今、区分80bの表示範囲111に含まれる2番目の目的地候補から8番目の目的地候補までの計7件の目的地候補が検索結果表示欄66にリスト表示されているとする。
このように、表示範囲111の目的地候補が表示された状態で、前区分ボタン78がタッチされると、ナビゲーション装置1は、現在リスト表示している目的地候補が属する区分の昇方向に隣接する区分(この場合区分80a)の先頭から7件分(図では表示範囲112)を表示範囲に設定する。
【0053】
この結果、ユーザが前区分ボタン78をタッチすると、検索結果表示欄66にリスト表示する目的地候補の範囲は、表示範囲111から表示範囲112に切り替わる。
また、このように前区分ボタン78がタッチされると、リスト表示する区分が昇方向に隣接する区分に切り替わるため、ナビゲーション装置1は、区分80cをキャッシュメモリ31から消去し、区分80aの昇方向に隣接する区分をキャッシュメモリ31にキャッシュする。
【0054】
一方、次区分ボタン79がタッチされると、ナビゲーション装置1は、現在リスト表示している目的地候補が属する区分の降方向に隣接する区分(この場合区分80c)の先頭から7件分(図では表示範囲113)を表示範囲に設定する。
【0055】
この結果、ユーザが次区分ボタン79をタッチすると、検索結果表示欄66にリスト表示する目的地候補の範囲は、表示範囲111から表示範囲113に切り替わる。
また、このように次区分ボタン79がタッチされると、リスト表示する区分が降方向に隣接する区分に切り替わるため、ナビゲーション装置1は、区分80aをキャッシュメモリ31から消去し、区分80cの降方向に隣接する区分をキャッシュメモリ31にキャッシュする。
【0056】
図10は、候補表示画面60の変形例を説明するための図である。
候補表示画面60aは、候補表示画面60に中央ボタン90を追加したものである。
中央ボタン90は、表示範囲を現在検索結果表示欄66にリスト表示している目的地候補の属する区分80の中央付近に切り替えるボタンである。
このボタンには区分80のリスト中央に位置する目的地候補の地点名称が表示され、所望の目的地名称が区分80のどの辺りにあるのかをユーザが認識できるようになっている。
本実施の形態では、例えば、当該区分80の97番目〜103番目の目的地候補を表示範囲とする。
【0057】
また、現在リスト表示している表示範囲が2つの区分80に渡る場合、ナビゲーション装置1は、例えば、中央ボタン90をトーンダウンして表示してユーザからの操作を受け付けないようにする。
この場合、ユーザは、前ボタン74、次ボタン77などを操作して、表示範囲を降方向又は昇降に切り替えて、表示範囲が2つの区分80の何れかに属するようにリスト表示を切り替えてから中央ボタン90を操作する。
【0058】
このように、本変形例では、1件単位、ページ単位、及び区分単位のリスト表示に切り替えに加え、区分の中央付近のリスト表示の切り替えを設けることにより、ユーザは表示範囲の切り替えに関してより細かな操作を行うことができる。
【0059】
図11は、ナビゲーション装置1が行う目的地のリスト表示処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ナビゲーション装置1は、検索キー欄61の読み、エリア入力欄62のエリア、ジャンル入力欄64のジャンルを用いて目的地候補を目的地データファイル56から検索する(ステップ5)。
【0060】
このように、ナビゲーション装置1は、検索語(読みなど)を入力する検索語入力手段と、当該入力した検索語に対応する目的地候補を検索する検索手段を備えている。
そして、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補をRAM24に読み込むと共に、これらを降順に並べて、キャッシュする単位、即ち、200件ごとの区分を設定する。
このように、区分は200件単位で行い、一方検索結果表示欄66にリスト表示する目的地候補の件数は7件(1ページ)であるため、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補を(例えば、降順で)順序づけて所定件数(ここでは、ページ単位)よりも多い件数で区分する区分手段を備えている。
【0061】
次いで、ナビゲーション装置1は、先頭から7件を表示範囲に設定し、当該7件を含む区分と、その前後の区分をキャッシュメモリ31にキャッシュする。
ただし、最初のリスト表示は、先頭の7件であるため、当該7件を含む区分の昇方向の区分は存在しないため、ナビゲーション装置1は、当該区分と、降方向に隣接する区分をキャッシュする。
【0062】
次に、ナビゲーション装置1は、表示範囲に設定した目的地候補を検索結果表示欄66にリスト表示する(ステップ10)。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補を所定件数(ここでは7件)表示する表示手段を備えている。
そして、ナビゲーション装置1は、前区分ボタン78に現在リスト表示している区分の先端の目的地候補を表示し、次区分ボタン79に後端の目的地候補を表示する。
【0063】
これによって、区分の範囲が表示されるため、ナビゲーション装置1は、検索結果表示欄66に表示している目的地候補の属する区分の範囲を、当該範囲の両端の一方の端と他方の端によって表示する範囲表示手段を備えている。
【0064】
次に、ナビゲーション装置1は、前ボタン74又は次ボタン77がタッチされたか判断する(ステップ15)。
前ボタン74又は次ボタン77の何れかがタッチされた場合(ステップ15;Y)、ナビゲーション装置1は、ボタンに対応する方向にリスト表示を1件分切り替える(ステップ20)。この際、ナビゲーション装置1は、キャッシュする区分を入れ替える必要がある場合には入れ替えを行う。
【0065】
次に、リスト表示を1件分切り替えた場合(ステップ20)、又は前ボタン74と次ボタン77の何れもタッチされなかった場合(ステップ15;N)、ナビゲーション装置1は、ページボタン75又はページボタン76の何れかがタッチされたか判断する(ステップ25)。
ページボタン75又はページボタン76の何れかがタッチされた場合(ステップ25;Y)、ナビゲーション装置1は、ボタンに対応する方向にリスト表示をページ単位で7件分切り替える(ステップ30)。この際、ナビゲーション装置1は、キャッシュする区分を入れ替える必要がある場合には入れ替えを行う。
【0066】
次に、リスト表示をページ単位分切り替えた場合(ステップ30)、又はページボタン75とページボタン76の何れもタッチされなかった場合(ステップ25;N)、ナビゲーション装置1は、前区分ボタン78又は次区分ボタン79の何れかがタッチされたか判断する(ステップ35)。
前区分ボタン78又は次区分ボタン79の何れかがタッチされた場合(ステップ35;Y)、ナビゲーション装置1は、ボタンに対応する方向にリスト表示を区分単位で切り替える(ステップ40)。この際、ナビゲーション装置1は、キャッシュする区分を入れ替える。
【0067】
このように、前区分ボタン78、又は次区分ボタン79の何れかのタッチによって、当該ボタンで表示した一方の端と他方の端の何れかを選択する選択手段と、当該選択された端に隣接する区分に属する目的地候補に表示を区分単位で切り替える表示切替手段を備えている。
更に、先に候補表示画面60の変形例で示したように、当該選択手段は、表示した一方の端と他方の端、及び中央に位置する目的地候補の何れかを選択可能とし、当該表示切替手段は、当該中央に位置する目的地候補が選択された場合に、当該目的地候補に表示を切り替えるように構成することもできる。
【0068】
次に、リスト表示を区分単位で切り替えた場合(ステップ40)、又は前区分ボタン78と次区分ボタン79の何れもタッチされなかった場合(ステップ35;N)、ユーザによって目的地が設定されたか否かを判断する(ステップ45)。
ナビゲーション装置1は、検索結果表示欄66にリスト表示された目的地候補がユーザにタッチされた場合、当該目的地候補を目的地に設定し、これを検知することにより上記判断を行う。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補を目的地に設定する目的地設定手段を備えている。
【0069】
目的地が設定されていない場合(ステップ45;N)、ナビゲーション装置1は、ステップ15に戻り、検索結果表示欄66の表示の切り替え処理を続行する。
一方、目的地が設定された場合(ステップ45;Y)、ナビゲーション装置1は、リスト表示処理を終了する。
このように、ナビゲーション装置1は、区分単位でリスト表示を切り替えることにより目的地の設定を取得する目的地設定支援装置として機能している。
【0070】
以上に説明した本実施の形態により、次のような効果を得ることができる。
(1)検索した目的地候補を一定の範囲で区分に分け、区分ごとにリスト表示を切り替えることができる。
(2)検索した目的地候補をキャッシュする単位で区分わけし、現在リスト表示している目的地候補の属する区分と、これに隣接する区分をキャッシュすることにより、区分ごとのリスト表示切り替えを高速に行うことができる。
(3)前区分ボタン78、次区分ボタン79に現在リスト表示している区分の先頭と終端の目的地候補を表示することにより、ユーザに現在リスト表示している区分を提示することができる。
【0071】
なお、本実施の形態では、検索した目的地候補をキャッシュの単位で区分したが、これは一例であって、頭文字の五十音の文字ごととしたり、その他ユーザ本位により決定してよい。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】ナビゲーション装置のシステム構成図である。
【図2】目的地データファイルを説明するための図である。
【図3】目的地候補の区分を説明するための図である。
【図4】目的地候補を区分してキャッシュする方法を説明するための図である。
【図5】候補表示画面を説明するための図である。
【図6】1件ごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
【図7】ページごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
【図8】区分を越えてリスト表示の切り替えを行う場合の制御を説明するための図である。
【図9】区分ごとにリスト表示を切り替える場合の制御を説明するための図である。
【図10】候補表示画面の変形例を説明するための図である。
【図11】目的地のリスト表示処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0073】
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
31 キャッシュメモリ
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
56 目的地データファイル
60 候補表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索語を入力する検索語入力手段と、
前記入力した検索語に対応する目的地候補を検索する検索手段と、
前記検索した目的地候補を所定件数表示する表示手段と、
前記検索した目的地候補を順序づけて前記所定件数よりも多い件数で区分する区分手段と、
前記表示手段で表示する目的地候補を前記区分単位で切り替える表示切替手段と、
前記表示した目的地候補の選択を受け付け、当該選択を受け付けた目的地候補を目的地に設定する目的地設定手段と、
を具備したことを特徴とする目的地設定支援装置。
【請求項2】
前記表示している目的地候補の属する区分の範囲を表示する範囲表示手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の目的地設定支援装置。
【請求項3】
前記範囲表示手段は、前記範囲の両端の一方の端と他方の端を表示し、
前記表示した一方の端と他方の端の何れかを選択する選択手段を具備し、
前記表示切替手段は、前記選択された端に隣接する区分に属する目的地候補に表示を切り替えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地設定支援装置。
【請求項4】
前記範囲表示手段は、前記範囲の両端の一方の端と他方の端に加え前記範囲の中央に位置する目的地候補を表示し、
前記選択手段は、前記表示した一方の端と他方の端、及び中央に位置する目的地候補の何れかを選択可能であり、
前記表示切替手段は、前記中央に位置する目的地候補が選択された場合に、当該目的地候補に表示を切り替えることを特徴とする請求項3に記載の目的地設定支援装置。
【請求項5】
前記区分は、前記検索した目的地候補を記憶領域にキャッシュする単位であることを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の目的地設定支援装置。
【請求項6】
検索語を入力する検索語入力機能と、
前記入力した検索語に対応する目的地候補を検索する検索機能と、
前記検索した目的地候補の所定件数を表示する表示機能と、
前記検索した目的地候補を順序づけて前記所定件数よりも多い件数で区分する区分機能と、
前記表示機能で表示する目的地候補を前記区分単位で切り替える表示切替機能と、
前記表示した目的地候補の選択を受け付け、当該選択を受け付けた目的地候補を目的地に設定する目的地設定機能と、
をコンピュータに実現させるための目的地設定支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−216669(P2009−216669A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−63264(P2008−63264)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】