説明

置換ビフェニルGPR40調節因子

本発明は、例えば対象の代謝性疾患を治療するために有用な化合物を提供する。このような化合物は、一般式I


(式中、変数の定義は本明細書で与えられる。)を有する。本発明はまた、この化合物を含む組成物、並びに薬剤を調製においてこの化合物を用いる方法、及び例えば2型糖尿病のような代謝障害を治療する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

の化合物若しくはその製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物
(式中、
Gは、N又はCR11aから選択され、
Jは、N又はCR11bから選択され、
Lは、N又はCR11cから選択され、
Kは、N又はCR11dから選択され、
G、J、L、及びKのうち0又は1個はNであり、
Aは、−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−OH、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルケニル、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルケニル、−O−(C−C12)アルキル、−O−(C−C12)アルケニル、−O−(C−C)アルキル−アリール、−S−(C−C12)アルキル、−S−(C−C12)アルケニル、−S(O)−(C−C12)アルキル、−S(O)−(C−C12)アルケニル、−S(O)−(C−C12)アルキル、−S(O)−(C−C12)アルケニル、環員のうち1又は2個がN、O、又はSから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含む複素環であって、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される複素環、(C−C)アルキル−ヘテロシクリルであって、前記(C−C)アルキル−ヘテロシクリルのヘテロシクリルが、環員のうち1又は2個がN、O、又はSから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含み、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される(C−C)アルキル−ヘテロシクリル、又は−O−ヘテロシクリルであって、前記−O−ヘテロシクリルのヘテロシクリルが、環員のうち1又は2個がN、O、又はSから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含み、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される−O−ヘテロシクリルから選択され、更に、−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−O−H、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルケニル、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルケニル、−O−(C−C12)アルキル、−O−(C−C12)アルケニル、及び−O−(C−C)アルキル−アリールのアルキル及びアルケニル基は、非置換又は、−F、−Cl、−OH、−(=O)、−NH、−NH(C−C)アルキル、−N((C−C)アルキル)、アリール、非置換(C−C)アルキル、又は非置換−O−(C−C)アルキルから選択される1から4個の置換基で置換され、
Xは、O、S、又はNRであり、ここでRは、−H又は−(C−C)アルキル基から選択され、
W、Y、及びZは、N又はCR13から選択され、ここでW、Y、及びZのうち0、1、又は2個はNであり、更にRが−Fである場合、ZはNではなく、
は、−H、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールから選択され、
1aは、−H及び−(C−C)アルキルから選択され、
又はR及びR1aは、一緒になって、0、1、又は2個のヘテロ原子がO、N、又はSから選択される3から7員環を形成することができ、
は、−H、−F、−CF、又は−O−(C−C)アルキルから選択され、
は、−H、−F、−Cl、−OH、−(C−C)アルキル、−O−(C−C)アルキル、又は−S−(C−C)アルキルであり、
及びRは、独立して、−H及び−(C−C)アルキルから選択され、
及びR10は、独立して、−H及び−(C−C)アルキルから選択され、
11a、R11b、R11c、及びR11dはそれぞれ、独立して、−H、−F、−Cl、−(C−C)アルキル、又は−O−(C−C)アルキルから選択され、GがNである場合R11aは存在せず、JがNである場合R11bは存在せず、LがNである場合R11cは存在せず、又はKがNである場合R11dは存在せず、
12a、R12b、及びR12cはそれぞれ、独立して、−H、−F、−Cl、−(C−C)アルキル、又は−O−(C−C)アルキルから選択され、
13は、−H、−F、−(C−C)アルキル、及び−O−(C−C)アルキルから選択され、ならびに
qは1又は2である。)。
【請求項2】
XがOである、請求項1の化合物。
【請求項3】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、ならびにKがCR11dである、請求項1又は2の化合物。
【請求項4】
が−OH、−O(C−C)アルキル、又は−S(C−C)アルキルから選択される、請求項1からから3のいずれか一項の化合物。
【請求項5】
がメトキシである、請求項4の化合物。
【請求項6】
が−F、−Cl、−OCHF、−OCHCF、−OCF、−O−シクロプロピル、−CF、又は−CHFから選択される、請求項1からから3のいずれか一項の化合物。
【請求項7】
が−F、−CF、又は(C−C)アルコキシから選択される、請求項1から6のいずれか一項の化合物。
【請求項8】
qが1である、請求項1から7のいずれか一項の化合物。
【請求項9】
1aがHである、請求項1から8のいずれか一項の化合物。
【請求項10】
W、Y、及びZが全てC−Hである、請求項1から9のいずれか一項の化合物。
【請求項11】
W及びZがC−Hであり、ならびにYがNである、請求項1から9のいずれか一項の化合物。
【請求項12】
Aが(C−C10)アルキル又は(C−C10)アルケニルから選択される、請求項1から11のいずれか一項の化合物。
【請求項13】
Aが式A’
【化2】

(式中、波線は結合点を示し、
、R、及びRは、独立して、H、F、(C−C)アルキルから選択され、R、R、及びRのうちの少なくとも2個はH以外であり、又はR、R、及びRのうち2個若しくは3個は、一緒になって、置換されていてもよい、飽和若しくは部分的に不飽和3から8員単環又は二環を形成する。)
の基である、請求項1から11のいずれか一項の化合物。
【請求項14】
Aが−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−OH、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−O−(C−C12)アルキル、−O−(C−C12)アルケニル、環員のうち1又は2個がN、又はOから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含む複素環であって、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される複素環、−(C−C)アルキル−ヘテロシクリルであって、前記−(C−C)アルキル−ヘテロシクリルのヘテロシクリルが、環員のうち1又は2個がN、又はOから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含み、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される−(C−C)アルキル−ヘテロシクリル、又は−O−ヘテロシクリルであって、前記−O−ヘテロシクリルのヘテロシクリルが、環員のうち1又は2個がN、又はOから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含み、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有し、非置換又は1から4個の(C−C)アルキル基で置換される−O−ヘテロシクリルから選択され、更に、−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−O−H、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−O−(C−C12)アルキル、又は−O−(C−C12)アルケニルのアルキル及びアルケニル基は、非置換又は、−F、−Cl、−OH、(=O)、−NH、−NH(C−C)アルキル、−N((C−C)アルキル)、アリール、非置換−O−(C−C)アルキル、非置換−(C−C)アルキルから選択される1から4個の置換基で置換される、請求項1から11のいずれか一項の化合物。
【請求項15】
Aが−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−OH、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−O−(C−C12)アルキル、又は−O−(C−C12)アルケニルから選択され、−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−(C−C12)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルキル−O−H、−(C−C12)アルケニル−O−(C−C)アルキル、−(C−C12)アルケニル−OH、−O−(C−C12)アルキル、又は−O−(C−C12)アルケニルのアルキル及びアルケニル基が、非置換又は、−F、−Cl、−OH、(=O)、−NH、−NH(C−C)アルキル、又は−N((C−C)アルキル)、非置換−O−(C−C)アルキル、又は非置換−(C−C)アルキルから選択される1から4個の置換基で置換される、請求項14の化合物。
【請求項16】
Aが−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキル−OH、−(C−C)アルケニル−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルケニル−OHであり、−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキル−OH、−(C−C)アルケニル−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルケニル−OHのアルキル及びアルケニル基は、それぞれ、非置換、又は−OH、非置換−O−(C−C)アルキル、又は非置換−(C−C)アルキルから選択される1個の置換基で置換される、請求項14の化合物。
【請求項17】
Aが、
【化3】


から選択される、請求項14の化合物。
【請求項18】
Aが、
【化4】

である、請求項14の化合物。
【請求項19】
Aが、1、2、3、若しくは4個のメチル基によって置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル基又は(C−C)シクロアルケニル基である、請求項14の化合物。
【請求項20】
Aが式
【化5】

(式中、mは1、2、又は3であり、ならびに破線は一重結合又は二重結合を示す。)
を有する、請求項19の化合物。
【請求項21】
Aが式
【化6】

(式中、mは1、2、又は3である。)
を有する、請求項20の化合物。
【請求項22】
Aが
【化7】

から選択される、請求項20の化合物。
【請求項23】
がH又はFである、請求項1から22のいずれか一項の化合物。
【請求項24】
がFである、請求項23の化合物。
【請求項25】
がブトキシである、請求項1から22のいずれか一項の化合物。
【請求項26】
及びRが両方Hである、請求項1から25のいずれか一項の化合物。
【請求項27】
及びR10が両方Hである、請求項1から26のいずれか一項の化合物。
【請求項28】
が(C−C)アルキルである、請求項1から27のいずれか一項の化合物。
【請求項29】
がメチル、エチル、又はプロピルである、請求項27の化合物。
【請求項30】
が−CH−シクロプロピル、又は1若しくは2個のメチル基によって置換されていてもよいシクロプロピル若しくはシクロブチル基である、請求項27の化合物。
【請求項31】
が(C−C)アルケニルである、請求項1から27のいずれか一項の化合物。
【請求項32】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、KがR11dであり、R11a、R11b、R11c、R11d、R12a、R12b、及びR12cが、全てHであり、R1aがHであり、WがC−Hであり、YがC−Hであり、ZがC−Hであり、RがFであり、Rがメトキシであり、RがHであり、RがHであり、RがHであり、R10がHであり、XがOであり、ならびにqが1である、請求項1の化合物。
【請求項33】
化合物が、式II
【化8】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項1の化合物。
【請求項34】
KがNであり、GがCR11aであり、JがCR11bであり、ならびにLがCR11cである、請求項1の化合物。
【請求項35】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、KがCR11dであり、R11aがH又はFであり、R11b、R11c及びR11dがHであり、R1aがHであり、WがC−Hであり、ZがC−Hであり、RがFであり、Rがメトキシであり、RがHであり、RがHであり、RがHであり、R10がHであり、XがOであり、qが1であり、ならびにR12a、R12b、及びR12cのうち2個がHであり、ならびにR12a、R12b、及びR12cのうち他のものがFである、請求項1の化合物。
【請求項36】
化合物が、式III
【化9】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項1の化合物。
【請求項37】
化合物が、式III’
【化10】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項1の化合物。
【請求項38】
化合物が、式III’’
【化11】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項1の化合物。
【請求項39】
がメトキシである、請求項36から38のいずれか一項の化合物。
【請求項40】
がFである、請求項36から39のいずれか一項の化合物。
【請求項41】
11aがFであり、R11bがHであり、R11cがHであり、ならびにR11dがHである、請求項1から34又は36から40のいずれか一項の化合物。
【請求項42】
11aがHであり、R11bがHであり、R11cがHであり、ならびにR11dがHである、請求項1から34又は36から40のいずれか一項の化合物。
【請求項43】
12cがHである、請求項36から42のいずれか一項の化合物。
【請求項44】
12cがFである、請求項36から42のいずれか一項の化合物。
【請求項45】
12aがHであり、ならびにR12bがHである、請求項36から44のいずれか一項の化合物。
【請求項46】
化合物が塩である、請求項1から45のいずれか一項の化合物。
【請求項47】
製薬上許容できる担体、希釈剤、又は賦形剤、及び請求項1から46のいずれか一項の化合物を含む医薬組成物。
【請求項48】
疾患又は症状を治療する方法であって、それを必要とする対象に、治療的に有効な量の請求項1から46のいずれか一項の化合物を投与することを含み、前記疾患又は症状が、2型糖尿病、肥満、高血糖症、耐糖能障害、インスリン耐性、高インスリン血症、高コレステロール血症、高血圧、高リポ蛋白血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、異脂肪血症、メタボリックシンドローム、X症候群、心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、腎臓病、ケトアシドーシス、血栓障害、腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、性機能障害、皮膚症、消化不良、低血糖症、癌及び浮腫から成る群から選択される方法。
【請求項49】
疾患又は症状が2型糖尿病である、請求項48の方法。
【請求項50】
化合物が第2の治療剤と組み合わせて投与される、請求項48又は49の方法。
【請求項51】
第2の治療剤が、メトホルミンである、チアゾリジンジオンである、又はDPP−IV阻害剤である、請求項50の方法。
【請求項52】
2型糖尿病、肥満、高血糖症、耐糖能障害、インスリン耐性、高インスリン血症、高コレステロール血症、高血圧、高リポ蛋白血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、異脂肪血症、メタボリックシンドローム、X症候群、心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、腎臓病、ケトアシドーシス、血栓障害、腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、性機能障害、皮膚症、消化不良、低血糖症、癌、及び浮腫から成る群から選択される、疾患又は症状を治療する薬剤の調製における、請求項1から46のいずれか一項の化合物の使用。
【請求項53】
疾患又は症状が2型糖尿病である、請求項52の使用。
【請求項54】
化合物が、GPR40受容体に結合された以下の式
【化12】

の化合物を置換しない、請求項1から46のいずれか一項の化合物。
【請求項55】
化合物が、以下の式
【化13】

の化合物とは異なる、GPR40受容体上の部位に結合する、請求項1から46のいずれか一項の化合物。
【請求項56】
式I
【化14】

の化合物、若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物
(式中、
Gは、N又はCR11aから選択され、
Jは、N又はCR11bから選択され、
Lは、N又はCR11cから選択され、
Kは、N又はCR11dから選択され、
G、J、L、及びKのうち0又は1個はNであり、
Aは、−(C−C12)アルキル、−(C−C12)アルケニル、−O−(C−C12)アルキル、−O−(C−C12)アルケニル、−O−(C−C)アルキル−アリール、又は、環員のうち1又は2個がN又はOから選択されるヘテロ原子である4から7個の環員を含む複素環であって、前記複素環が環員間に0又は1個の二重結合を有する複素環から選択され、
Xは、O又はSであり、
W、Y、及びZは、N又はCR13から選択され、ここでW、Y、及びZのうち0又は1個はNであり、更にRがFである場合、ZはNではなく、
は、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールから選択され、
1aは、H及び(C−C)アルキルから選択され、
は、H、F、CF、又は(C−C)アルコキシから選択され、
は、H、−OH、−O−(C−C)アルキル、又は−S−(C−C)アルキルであり、
及びRは、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択され、
及びR10は、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択され、
11a、R11b、R11c、及びR11dはそれぞれ、独立して、H、F、Cl、(C−C)アルキル、又は(C−C)アルコキシから選択され、GがNである場合R11aは存在せず、JがNである場合R11bは存在せず、LがNである場合R11cは存在せず、又はKがNである場合R11dは存在せず、
12a、R12b、及びR12cはそれぞれ、独立して、H、F、Cl、(C−C)アルキル、又は(C−C)アルコキシから選択され、
13は、H、F、(C−C)アルキル、及び−O−(C−C)アルキルから選択され、ならびに
qは1又は2である。)。
【請求項57】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、KがCR11dである、請求項56の化合物。
【請求項58】
が−OH、−O(C−C)アルキル、又は−S(C−C)アルキルから選択される、請求項56又は57の化合物。
【請求項59】
がF、CF、又は(C−C)アルコキシから選択される、請求項56から58のいずれか一項の化合物。
【請求項60】
11a、R11b、R11c、R11d、R12a、R12b、及びR12cのそれぞれがHである、請求項46から59のいずれか一項の化合物。
【請求項61】
qが1である、請求項56から60のいずれか一項の化合物。
【請求項62】
1aがHである、請求項56から61のいずれか一項の化合物。
【請求項63】
W、Y、及びZが全てC−Hである、請求項56から62のいずれか一項の化合物。
【請求項64】
Aが(C−C10)アルキル又は(C−C10)アルケニルから選択される、請求項56から63のいずれか一項の化合物。
【請求項65】
Aが式A’
【化15】

(式中、波線は結合点を示し、
、R、及びRは、独立して、H、F、(C−C)アルキルから選択され、R、R、及びRのうちの少なくとも2個はH以外であり、又はR、R、及びRのうち2個若しくは3個は、一緒になって、置換されていてもよい、飽和若しくは部分的に不飽和3から8員単環又は二環を形成する。)
の基である、請求項56から63のいずれか一項の化合物。
【請求項66】
がH又はFである、請求項56から65のいずれか一項の化合物。
【請求項67】
がFである、請求項66の化合物。
【請求項68】
がブトキシである、請求項56から65のいずれか一項の化合物。
【請求項69】
がメトキシである、請求項56から68のいずれか一項の化合物。
【請求項70】
XがOである、請求項56から69のいずれか一項の化合物。
【請求項71】
及びRが両方Hである、請求項56から70のいずれか一項の化合物。
【請求項72】
及びR10が両方Hである、請求項56から71のいずれか一項の化合物。
【請求項73】
が(C−C)アルキルである、請求項56から72のいずれか一項の化合物。
【請求項74】
がメチル、エチル、又はプロピルである、請求項73の化合物。
【請求項75】
が置換されていてもよいシクロプロピル又はシクロブチル基である、請求項73の化合物。
【請求項76】
が(C−C)アルケニルである、請求項56から22のいずれか一項の化合物。
【請求項77】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、KがCR11dであり、R11a、R11b、R11c、R11d、R12a、R12b、及びR12cが、全てHであり、R1aがHであり、WがC−Hであり、YがC−Hであり、ZがC−Hであり、RがFであり、Rがメトキシであり、RがHであり、RがHであり、RがHであり、R10がHであり、XがOであり、ならびにqが1である、請求項56の化合物。
【請求項78】
Aが分岐鎖(C−C)アルキル基である、請求項77の化合物。
【請求項79】
Aがt−ブチル基である、請求項78の化合物。
【請求項80】
Aが、置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル基又は置換されていてもよい(C−C)シクロアルケニル基である、請求項56の化合物。
【請求項81】
(C−C)シクロアルキル基又は(C−C)シクロアルケニル基が、1、2、3、又は4個のメチル基によって置換される、請求項80の化合物。
【請求項82】
Aが式
【化16】

(式中、mは1、2、又は3であり、ならびに破線は一重結合又は二重結合を示す。)
を有する、請求項56の化合物。
【請求項83】
Aが式
【化17】

(式中、mは1、2、又は3である。)
を有する、請求項82の化合物。
【請求項84】
Aが−O−(C−C10)アルキル又は−O−(C−C10)アルケニルである、請求項56の化合物。
【請求項85】
化合物が、式II
【化18】

若しくは製薬上許容できる塩、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項56から85のいずれか一項の化合物。
【請求項86】
GがCR11aであり、JがCR11bであり、LがCR11cであり、KがCR11dであり、R11a、R11b、R11c及びR11dがHであり、R1aがHであり、WがC−Hであり、ZがC−Hであり、RがFであり、Rがメトキシであり、RがHであり、RがHであり、RがHであり、R10がHであり、XがOであり、qが1であり、ならびにR12a、R12b、及びR12cのうち2個がHであり、ならびにR12a、R12b、及びR12cのうち他のものがFである、請求項56の化合物。
【請求項87】
化合物が、式III
【化19】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項56の化合物。
【請求項88】
化合物が、式III’
【化20】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項87の化合物。
【請求項89】
化合物が、式III’’
【化21】

若しくは製薬上許容できる塩、立体異性体、C−Cアルキルエステル、又はこれらの混合物である、請求項87の化合物。
【請求項90】
がメトキシである、請求項87から89のいずれか一項の化合物。
【請求項91】
がFである、請求項87から90のいずれか一項の化合物。
【請求項92】
11aがFであり、R11bがHであり、R11cがHであり、R11dがHである、請求項56から59又は87から91のいずれか一項の化合物。
【請求項93】
12cがFである、請求項56から59又は87から92のいずれか一項の化合物。
【請求項94】
12aがHであり、R12bがHである、請求項56から59又は87から93のいずれか一項の化合物。
【請求項95】
化合物が塩である、請求項56から94のいずれか一項の化合物。
【請求項96】
製薬上許容できる担体、希釈剤、又は賦形剤、及び請求項56から95のいずれか一項の化合物を含む医薬組成物。
【請求項97】
製薬上許容できる担体、希釈剤、又は賦形剤、及び請求項86から95のいずれか一項の化合物を含む医薬組成物。
【請求項98】
疾患又は症状を治療する方法であって、それを必要とする対象に、治療的に有効な量の請求項56から95のいずれか一項の化合物を投与することを含み、前記疾患又は症状が、2型糖尿病、肥満、高血糖症、耐糖能障害、インスリン耐性、高インスリン血症、高コレステロール血症、高血圧、高リポ蛋白血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、異脂肪血症、メタボリックシンドローム、X症候群、心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、腎臓病、ケトアシドーシス、血栓障害、腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、性機能障害、皮膚症、消化不良、低血糖症、癌及び浮腫から成る群から選択される方法。
【請求項99】
疾患又は症状が2型糖尿病である、請求項98の方法。
【請求項100】
化合物が第2の治療剤と組み合わせて投与される、請求項98から99のいずれか一項の方法。
【請求項101】
第2の治療剤が、メトホルミンである、チアゾリジンジオンである、又はDPP−IV阻害剤である、請求項100の方法。
【請求項102】
2型糖尿病、肥満、高血糖症、耐糖能障害、インスリン耐性、高インスリン血症、高コレステロール血症、高血圧、高リポ蛋白血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、異脂肪血症、メタボリックシンドローム、X症候群、心臓血管疾患、アテローム性動脈硬化症、腎臓病、ケトアシドーシス、血栓障害、腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、性機能障害、皮膚症、消化不良、低血糖症、癌、及び浮腫から成る群から選択される、疾患又は症状を治療する薬剤の調製における、請求項56から95のいずれか一項の化合物の使用。
【請求項103】
疾患又は症状が2型糖尿病である、請求項47の使用。
【請求項104】
化合物が、GPR40受容体に結合された以下の式
【化22】

の化合物を置換しない、請求項56から95のいずれか一項の化合物。
【請求項105】
化合物が、以下の式
【化23】

の化合物とは異なる、GPR40受容体上の部位に結合する、請求項56から95のいずれか一項の化合物。
【請求項106】
ヒト対象に投与されたとき、前記化合物がGLP−1分泌を刺激する、請求項1から46又は56から95のいずれか一項の化合物。
【請求項107】
請求項1から46又は56から95のいずれか一項の化合物を対象に投与することを含む、対象の血漿中のGLP−1濃度を増加させる方法。
【請求項108】
対象が糖尿病患者である、請求項107の方法。
【請求項109】
対象の血漿中のGLP−1濃度を増加させるための、請求項1から46又は56から95のいずれか一項の化合物の使用。
【請求項110】
式Vの化合物を水素化する方法であって、前記方法が、式Vの化合物を、遷移金属又は遷移金属錯体の存在下で、Hと反応させて、式VIAの化合物、式VIBの化合物、又は式VIAの化合物と式VIBの化合物との混合物を形成することを含み、前記式V、VIA、及びVIBの化合物が、以下の構造:
【化24】


(式中、
12aは、−H、ハロ、−(C−C)アルキル基、又は−O−(C−C)アルキル基から選択され、
12bは、−H、ハロ、−(C−C)アルキル基、又は−O−(C−C)アルキル基から選択され、
12Cは、−H、ハロ、−(C−C)アルキル基、又は−O−(C−C)アルキル基から選択され、
14は、−H又は−OHであり、
15は、−H又は−(C−C)アルキル基から選択され、
16は、−H又は−(C−C)アルキル基から選択され、
17aは、−(C−C)アルキル基であり、ならびに
下付き文字nは1、2、又は3であり、
15又はR16の少なくとも1つは、−(C−C)アルキル基である。)
を有する、方法。
【請求項111】
遷移金属又は遷移金属錯体が、パラジウム、プラチナ、ニッケル、又はロジウムを含む、請求項110の方法。
【請求項112】
式Vの化合物を、少なくとも1個のキラル中心を含むホスフィン配位子の存在下で、Hと反応させることを更に含む、請求項110の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−500562(P2011−500562A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528867(P2010−528867)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/011422
【国際公開番号】WO2009/048527
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】