説明

ポリウレタン組成物及びそれから製造される物品、並びにその製造方法

本発明は、次の、少なくとも1種のオレフィンマルチブロックインターポリマー、少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタン、及び少なくとも1種のポリジエン系及び/又はポリジオール系ポリウレタンを含む組成物に関する。これらの組成物は、極性材料(例えば、ポリエステル、ポリカーボネート及びポリ乳酸)と非極性材料との間の接着の促進及びその他の物の中から、フィルム、繊維、シート及び結合層、チューブ、接着剤、分散物、防護服、履物、被覆剤、ラミネート及フォームの製造に適している。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の、
A)少なくとも1種のオレフィンマルチブロックインターポリマー;
B)少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタン;及び
C)少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタン
を含む組成物。
【請求項2】
前記オレフィンマルチブロックインターポリマーが、エチレン/α−オレフィンマルチブロックインターポリマーであって、次の1つ又はそれ以上の特徴を有するエチレン/α−オレフィンマルチブロックインターポリマーである、請求項1に記載の組成物。
(1)0よりも大きく且つ最大約1.0までの平均ブロックインデックス及び約1.3よりも大きい分子量分布Mw/Mn;
(2)TREFを使用して分別した場合に40℃〜130℃の間で溶出する少なくとも1つの分子画分であって、該画分が少なくとも0.5且つ最大約1までのブロックインデックスを有することを特徴とする少なくとも1つの分子画分;
(3)約1.7〜約3.5のMw/Mn、少なくとも1つの融点Tm(℃)、及び密度d(g/cm)〔この場合に、Tm及びdの数値は、次の関係に対応する〕;
Tm>−2002.9+4538.5(d)−2422.2(d)
(4)約1.7〜約3.5のMw/Mn〔及び融解熱ΔH(J/g)及び最大DSCピークと最大CRYSTAFピークの間の温度差として定義されるデルタ量ΔT(℃)によって特徴付けられ、この場合にΔT及びΔHの数値は、次の関係を有し、
ΔHが0より大きく且つ最大130 J/gまでの場合には、ΔT>−0.1299(ΔH)+62.81
ΔHが130 J/gより大きい場合には、ΔT≧48℃
前記CRYSTAFピークは累積ポリマーの少なくとも5%を使用して決定され、且つ前記ポリマーの5%未満が、特定可能なCRYSTAFピークを有する場合には、前記CRYSTAF温度は30℃である〕;
(5)前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーの圧縮成形フィルムを用いて測定される300%歪及び1サイクルにおける弾性回復率(Re)(%)及び密度d(g/cm)〔この場合に、Re及びdの数値は、前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが実質的に架橋相を有していない場合には、次の関係を満たす〕;
Re>1481−1629(d)
(6)TREFを用いて分別した場合に40℃〜130℃の間で溶出する分子画分であって、前記温度と同じ温度の間で溶出する比較ランダムエチレンインターポリマー画分のコモノマーモル含有率よりも少なくとも5%高いコモノマーモル含有率を有することを特徴とする分子画分〔この場合に、前記比較ランダムエチレンインターポリマーは、同じコモノマー(1種又は複数)を有し且つメルトインデックス、密度、及び前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーのコモノマーモル含有率(全ポリマーを基準とする)の10%以内のコモノマーモル含有率を有する〕;又は、
(7)25℃での貯蔵弾性率G’(25℃)及び100℃での貯蔵弾性率G’(100℃)〔この場合に、G’(25℃)とG’(100℃)の比は、約1:1〜約9:1の範囲にある〕
【請求項3】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが組成物の全重量に基づいて20重量%以下の量で存在する、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが組成物の全重量に基づいて10重量%以下の量で存在する、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが0.90g/cc〜1.3g/ccの密度を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが1g/10分〜300g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが500g/モル〜1,000,000g/モルの数平均分子量を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが、組成物の全重量に基づいて15〜40重量%のジイソシアネートを含む組成物から形成される、請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
ジイソシアネートが芳香族ジイソシアネートである、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが、組成物の全重量に基づいて50〜75重量%のポリジエンジオールを含む組成物から形成される、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
【請求項11】
少なくとも1種のポリジエン系ポリウレタンが、組成物の全重量に基づいて5〜15重量%の連鎖延長剤を含む組成物から形成される、請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
【請求項12】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の芳香族ジイソシアネート又は少なくとも1種の脂肪族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項13】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の芳香族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の脂肪族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン及び1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンの混合物とから誘導される化学単位を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項16】
1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンと1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンとの重量比が約1:1である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
ポリエステルがカプロラクトンから形成される、請求項12に記載の組成物。
【請求項18】
熱可塑性ポリウレタンがカプロラクトンから誘導されるモノマー単位を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項19】
熱可塑性ポリウレタンが、N−オクチルピロリドンから誘導されるジオール誘導体から誘導されるモノマー単位を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項20】
熱可塑性ポリウレタンが、ポリテトラメチレンエーテルグリコールから誘導されるモノマー単位を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項21】
熱可塑性ポリウレタンが、ポリエーテルから誘導されるモノマー単位を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項22】
熱可塑性ポリウレタンがPELLETHANE(商標)ポリウレタンである、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
【請求項23】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが0.90g/cc〜1.3g/ccの密度を有する、請求項1〜22のいずれかに記載の組成物。
【請求項24】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが1g/10分〜10g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、請求項1〜23のいずれかに記載の組成物。
【請求項25】
さらに1種又はそれ以上の添加剤を含む、請求項1〜24のいずれかに記載の組成物。
【請求項26】
さらに、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエーテルイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ乳酸、及びポリアミドエステルからなる群より選択される極性ポリマーを含む、請求項1〜25のいずれかに記載の組成物。
【請求項27】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む物品。
【請求項28】
物品が、シート、カーペット、接着剤、ワイヤーシース、ケーブル、防護服、自動車部品、履物要素、被覆剤、又はフォームラミネート、自動車スキン、オーニング、防水シート、屋根葺用品、ステアリングホイール、粉体塗料、粉末スラッシュ成形物、耐久消費財、グリップ、ハンドル、コンピュータ構成要素、ベルト、アップリケ、履物要素、コンベヤー又はタイミングベルト、あるいは織物である、請求項27に記載の物品。
【請求項29】
物品が、押出しシート間の結合層、押出しフィルム間の結合層、押出し形材間の結合層、キャストシート間の結合層、キャストフィルム間の結合層、又はキャスト形材間の結合層である、請求項27に記載の物品。
【請求項30】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される押出しシート。
【請求項31】
シートが30ダイン/cm以上、好ましくは33ダイン/cm以上、さらに好ましくは35ダイン/cm以上の表面エネルギーを有する、請求項30に記載の押出しシート。
【請求項32】
シートが10ミル〜1000ミル、好ましくは15ミル〜500ミル、さらに好ましくは20ミル〜100ミルの厚みを有する、請求項30又は請求項31に記載の押出しシート。
【請求項33】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成されるものである塗装支持体。
【請求項34】
塗料が、アクリルポリマー、アルキド樹脂、セルロース系材料、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、カーバメート樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリオール及びアルコールからなる群より選択される少なくとも1つの添加剤を含む、請求項33に記載の塗装支持体。
【請求項35】
塗料が水性塗料である、請求項33又は請求項34に記載の塗装支持体。
【請求項36】
塗料が有機溶媒系である、請求項33又は請求項34に記載の塗装支持体。
【請求項37】
次の、(a)極性ポリマーを含む組成物から形成される支持体と、(b)請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される成形オーバーレイとを含むオーバーモールド品。
【請求項38】
極性ポリマーがポリカーボネートである、請求項37に記載のオーバーモールド品。
【請求項39】
次の、(a)請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される支持体と、(b)極性ポリマーを含む組成物から形成される成形オーバーレイとを含むオーバーモールド品。
【請求項40】
物品がグリップ、ハンドル又はベルトの形状である、請求項37〜39のいずれかに記載のオーバーモールド品。
【請求項41】
第一の層と第二の層とを含む積層構造物であって、第一の層が請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成されるものであり、及び第二の層が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものである、積層構造物。
【請求項42】
前記層の一つがフォームの形態である、請求項41に記載の積層構造物。
【請求項43】
前記層の一つが織物の形態である、請求項41又は請求項42に記載の積層構造物。
【請求項44】
積層構造物がオーニング、防水シート又は自動車スキン又はステアリングホイールの形態である、請求項41〜43のいずれかに記載の積層構造物。
【請求項45】
第二の層が、ポリカーボネートを含む組成物から形成される、請求項41〜44のいずれかに記載の積層構造物。
【請求項46】
第一の構成要素と第二の構成要素を含む成形品であって、第一の構成要素が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものであり、及び第二の構成要素が請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成されるものである、成形品。
【請求項47】
物品が自動車スキン、アップリケ、履物要素、コンベヤーベルト、タイミングベルト又は耐久消費財である、請求項46に記載の成形品。
【請求項48】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物を含む分散物。
【請求項49】
分散物が、さらに、アクリルポリマー、アルキド樹脂、セルロース系材料、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、カーバメート樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ、ポリオール、アルコール、及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種の添加剤を含む、請求項48に記載の分散物。
【請求項50】
分散物が水性分散物である、請求項48又は請求項49に記載の分散物。
【請求項51】
分散物が有機溶媒系分散物である、請求項48又は請求項49に記載の分散物。
【請求項52】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む射出成形品。
【請求項53】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含むRF溶接品。
【請求項54】
第一の構成要素と第二の構成要素を含む成形品であって、第一の構成要素が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものであり、及び第二の構成要素が請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成されるものである、成形品。
【請求項55】
物品が自動車スキン、アップリケ、履物要素、コンベヤーベルト、タイミングベルト、合成皮革又は耐久消費財である、請求項54に記載の成形品。
【請求項56】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む履物用品。
【請求項57】
物品が、靴アウトソール、靴ミッドソール、靴ユニットソール、オーバーモールド品、天然皮革製品、合成皮革製品、靴の甲、積層品、被覆製品、ブーツ、サンダル、雨靴、プラスチック靴、及びこれらの組合せからなる群より選択される、請求項56に記載の履物用品。
【請求項58】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの層を含む熱成形シート。
【請求項59】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの層を含む自動車部品。
【請求項60】
部品が計器パネル又はドアパネルである、請求項59に記載の自動車部品。
【請求項61】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む合成皮革。
【請求項62】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む人工芝。
【請求項63】
請求項1〜26のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む接着剤。
【請求項64】
請求項63に記載の接着剤と、ケブラーから形成される少なくとも1つの構成要素を含む被覆支持体。
【請求項65】
成分A、成分B及び成分Cを溶融混合することを含む、請求項1〜26のいずれかに記載の組成物の製造方法。
【請求項66】
成分A、成分B及び成分Cを同時に混合する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
成分A、成分B及び成分Cを連続的に任意の順序で混合する、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
溶融混合を押出機で行う、請求項65〜67のいずれかに記載の方法。
【請求項69】
溶融混合を「インライン」配合法で行う、請求項65〜68のいずれかに記載の方法。
【請求項70】
以下の、
A)少なくとも1種のオレフィンマルチブロックインターポリマー;
B)少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタン;及び
C)少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタン
を含む組成物。
【請求項71】
前記オレフィンマルチブロックインターポリマーが、エチレン/α−オレフィンマルチブロックインターポリマーであって、次の1つ又はそれ以上の特徴を有するエチレン/α−オレフィンマルチブロックインターポリマーである、請求項70に記載の組成物。
(1)0よりも大きく且つ最大約1.0までの平均ブロックインデックス及び約1.3よりも大きい分子量分布Mw/Mn;
(2)TREFを使用して分別した場合に40℃〜130℃の間で溶出する少なくとも1つの分子画分であって、該画分が少なくとも0.5且つ最大約1までのブロックインデックスを有することを特徴とする少なくとも1つの分子画分;
(3)約1.7〜約3.5のMw/Mn、少なくとも1つの融点Tm(℃)、及び密度d(g/cm)〔この場合に、Tm及びdの数値は、次の関係に対応する〕;
Tm>−2002.9+4538.5(d)−2422.2(d)
(4)約1.7〜約3.5のMw/Mn〔及び融解熱ΔH(J/g)及び最大DSCピークと最大CRYSTAFピークの間の温度差として定義されるデルタ量ΔT(℃)によって特徴付けられ、この場合にΔT及びΔHの数値は、次の関係を有し、
ΔHが0より大きく且つ最大130 J/gまでの場合には、ΔT>−0.1299(ΔH)+62.81
ΔHが130 J/gより大きい場合には、ΔT≧48℃
前記CRYSTAFピークは累積ポリマーの少なくとも5%を使用して決定され、且つ前記ポリマーの5%未満が、特定可能なCRYSTAFピークを有する場合には、前記CRYSTAF温度は30℃である〕;
(5)前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーの圧縮成形フィルムを用いて測定される300%歪及び1サイクルにおける弾性回復率(Re)(%)及び密度d(g/cm)〔この場合に、Re及びdの数値は、前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが実質的に架橋相を有していない場合には、次の関係を満たす〕;
Re>1481−1629(d)
(6)TREFを用いて分別した場合に40℃〜130℃の間で溶出する分子画分であって、前記温度と同じ温度の間で溶出する比較ランダムエチレンインターポリマー画分のコモノマーモル含有率よりも少なくとも5%高いコモノマーモル含有率を有することを特徴とする分子画分〔この場合に、前記比較ランダムエチレンインターポリマーは、同じコモノマー(1種又は複数)を有し且つメルトインデックス、密度、及び前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーのコモノマーモル含有率(全ポリマーを基準とする)の10%以内のコモノマーモル含有率を有する〕;又は、
(7)25℃での貯蔵弾性率G’(25℃)及び100℃での貯蔵弾性率G’(100℃)〔この場合に、G’(25℃)とG’(100℃)の比は、約1:1〜約9:1の範囲にある〕
【請求項72】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが組成物の全重量に基づいて20重量%以下の量で存在する、請求項70又は請求項71のいずれかに記載の組成物。
【請求項73】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが組成物の全重量に基づいて10重量%以下の量で存在する、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが0.90g/cc〜1.3g/ccの密度を有する、請求項70〜73のいずれかに記載の組成物。
【請求項75】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが1g/10分〜300g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、請求項70〜74のいずれかに記載の組成物。
【請求項76】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが500g/モル〜1,000,000g/モルの数平均分子量を有する、請求項70〜75のいずれかに記載の組成物。
【請求項77】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが組成物の全重量に基づいて15〜40重量%のジイソシアネートを含む組成物から形成される、請求項70〜76のいずれかに記載の組成物。
【請求項78】
ジイソシアネートが芳香族ジイソシアネートである、請求項77に記載の組成物。
【請求項79】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが、組成物の全重量に基づいて50〜75重量%のポリジエンジオールを含む組成物から形成される、請求項70〜78のいずれかに記載の組成物。
【請求項80】
少なくとも1種のポリジオール系ポリウレタンが、組成物の全重量に基づいて5〜15重量%の連鎖延長剤を含む組成物から形成される、請求項70〜79のいずれかに記載の組成物。
【請求項81】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の芳香族ジイソシアネート又は少なくとも1種の脂肪族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項82】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の芳香族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項83】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、少なくとも1種の脂肪族ジイソシアネートとから誘導される化学単位を含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項84】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが、ポリエステルと、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン及び1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンの混合物とから誘導される化学単位を含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項85】
1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンと1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンとの重量比が約1:1である、請求項84に記載の組成物。
【請求項86】
ポリエステルがカプロラクトンから形成される、請求項81に記載の組成物。
【請求項87】
熱可塑性ポリウレタンがカプロラクトンから誘導されるモノマー単位を含む、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項88】
熱可塑性ポリウレタンが、N−オクチルピロリドンから誘導されるジオール誘導体から誘導されるモノマー単位を含む、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項89】
熱可塑性ポリウレタンが、ポリテトラメチレンエーテルグリコールから誘導されるモノマー単位を含む、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項90】
熱可塑性ポリウレタンが、ポリエーテルから誘導されるモノマー単位を含む、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項91】
熱可塑性ポリウレタンがPELLETHANE(商標)ポリウレタンである、請求項70〜80のいずれかに記載の組成物。
【請求項92】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが0.90g/cc〜1.3g/ccの密度を有する、請求項70〜91のいずれかに記載の組成物。
【請求項93】
少なくとも1種の熱可塑性ポリウレタンが1g/10分〜10g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、請求項70〜92のいずれかに記載の組成物。
【請求項94】
さらに1種又はそれ以上の添加剤を含む、請求項70〜93のいずれかに記載の組成物。
【請求項95】
さらに、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエーテルイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ乳酸、及びポリアミドエステルからなる群より選択される極性ポリマーを含む、請求項70〜94のいずれかに記載の組成物。
【請求項96】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む物品。
【請求項97】
物品が、シート、カーペット、接着剤、ワイヤーシース、ケーブル、防護服、自動車部品、履物要素、被覆剤、又はフォームラミネート、自動車スキン、オーニング、防水シート、屋根葺用品、ステアリングホイール、粉体塗料、粉末スラッシュ成形物、耐久消費財、グリップ、ハンドル、コンピュータ構成要素、ベルト、アップリケ、履物要素、コンベヤー又はタイミングベルト、あるいは織物である、請求項96に記載の物品。
【請求項98】
物品が、押出しシート間の結合層、押出しフィルム間の結合層、押出し形材間の結合層、キャストシート間の結合層、キャストフィルム間の結合層、又はキャスト形材間の結合層である、請求項96に記載の物品。
【請求項99】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される押出しシート。
【請求項100】
シートが30ダイン/cm以上、好ましくは33ダイン/cm以上、さらに好ましくは35ダイン/cm以上の表面エネルギーを有する、請求項99に記載の押出しシート。
【請求項101】
シートが10ミル〜1000ミル、好ましくは15ミル〜500ミル、さらに好ましくは20ミル〜100ミルの厚みを有する、請求項99又は請求項100に記載の押出しシート。
【請求項102】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成されるものである塗装支持体。
【請求項103】
アクリルポリマー、アルキド樹脂、セルロース系材料、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、カーバメート樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリオール及びアルコールからなる群より選択される少なくとも1つの添加剤を含む、請求項102に記載の塗装支持体。
【請求項104】
塗料が水性塗料である、請求項102又は請求項103に記載の塗装支持体。
【請求項105】
塗料が有機溶媒系である、請求項102又は請求項103に記載の塗装支持体。
【請求項106】
次の、(a)極性ポリマーを含む組成物から形成される支持体と、(b)請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される成形オーバーレイを含むオーバーモールド品。
【請求項107】
極性ポリマーがポリカーボネートである、請求項106に記載のオーバーモールド品。
【請求項108】
次の、(a)請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される支持体と、(b)極性ポリマーを含む組成物から形成される成形オーバーレイを含むオーバーモールド品。
【請求項109】
物品がグリップ、ハンドル又はベルトの形状である、請求項106〜108のいずれかに記載のオーバーモールド品。
【請求項110】
第一の層と第二の層を含む積層構造物であって、第一の層が請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成されるものであり、及び第二の層が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものである積層構造物。
【請求項111】
前記層の一つがフォームの形態である、請求項110に記載の積層構造物。
【請求項112】
前記層の一つが織物の形態である、請求項110又は請求項111に記載の積層構造物。
【請求項113】
積層構造物がオーニング、防水シート又は自動車スキン又はステアリングホイールの形態である、請求項110〜112のいずれかに記載の積層構造物。
【請求項114】
第二の層が、ポリカーボネートを含む組成物から形成される、請求項110〜113のいずれかに記載の積層構造物。
【請求項115】
第一の構成要素と第二の構成要素を含む成形品であって、第一の構成要素が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものであり、及び第二の構成要素が請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成されるものである、成形品。
【請求項116】
物品が自動車スキン、アップリケ、履物要素、コンベヤーベルト、タイミングベルト又は耐久消費財である、請求項115に記載の成形品。
【請求項117】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物を含む分散物。
【請求項118】
分散物が、さらに、アクリルポリマー、アルキド樹脂、セルロース系材料、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、カーバメート樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ、ポリオール、アルコール、及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種の添加剤を含む、請求項117に記載の分散物。
【請求項119】
分散物が水性分散物である、請求項117又は請求項118に記載の分散物。
【請求項120】
分散物が有機溶媒系分散物である、請求項117又は請求項118に記載の分散物。
【請求項121】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む射出成形品。
【請求項122】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含むRF溶接品。
【請求項123】
第一の構成要素と第二の構成要素とを含む成形品であって、第一の構成要素が極性ポリマーを含む組成物から形成されるものであり、及び第二の構成要素が請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成されるものである、成形品。
【請求項124】
物品が自動車スキン、アップリケ、履物要素、コンベヤーベルト、タイミングベルト、合成皮革又は耐久消費財である、請求項123に記載の成形品。
【請求項125】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む履物製品。
【請求項126】
製品が、靴のアウトソール、靴のミッドソール、靴のユニットソール、オーバーモールド品、天然皮革製品、合成皮革製品、靴の甲、積層品、被覆製品、ブーツ、サンダル、雨靴、プラスチック靴、及びこれらの組合せからなる群より選択される、請求項125に記載の履物製品。
【請求項127】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの層を含む熱成形シート。
【請求項128】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの層を含む自動車部品。
【請求項129】
部品が計器パネル又はドアパネルである、請求項128に記載の自動車部品。
【請求項130】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む合成皮革。
【請求項131】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む人工芝。
【請求項132】
請求項70〜95のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を含む接着剤。
【請求項133】
請求項132に記載の接着剤と、ケブラーから形成される少なくとも1つの構成要素を含む被覆支持体。
【請求項134】
成分A、成分B及び成分Cを溶融混合することを含む、請求項70〜95のいずれかに記載の組成物の製造方法。
【請求項135】
成分A、成分B及び成分Cを同時に混合する、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
成分A、成分B及び成分Cを連続的に任意の順序で混合する、請求項134に記載の方法。
【請求項137】
溶融混合を押出機で行う、請求項134〜136のいずれかに記載の方法。
【請求項138】
溶融混合を「インライン」配合法で行う、請求項134〜137のいずれかに記載の方法。
【請求項139】
さらにスチレンブロックコポリマーを含む、請求項1〜26及び70〜95のいずれかに記載の組成物。
【請求項140】
スチレンブロックコポリマーがスチレン−ブタジエン−スチレンブロック又は水素化スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーである、請求項139に記載の組成物。
【請求項141】
さらに少なくとも1種の架橋剤を含む、請求項139又は140に記載の組成物。
【請求項142】
架橋剤が少なくとも1種の過酸化物、アゾ化合物、光開始剤及びビニルシランである、請求項141に記載の組成物。
【請求項143】
組成物をe−光線又はx−線照射又は湿分架橋条件に供する、請求項141に記載の組成物。
【請求項144】
請求項139〜143のいずれかに記載の組成物から形成される少なくとも1種の構成要素を含む物品。
【請求項145】
物品がフィルム、シート、繊維、チューブ、織物、フォーム、接着剤、被覆剤、ワイヤ又はケーブルシース、防護服、自動車部品、履物要素、ラミネート、粉体塗料、粉末スラッシュ成形物、又は耐久消費財からなる群より選択される、請求項144に記載の物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−508424(P2010−508424A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535442(P2009−535442)
【出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【国際出願番号】PCT/US2007/083163
【国際公開番号】WO2008/057886
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(502141050)ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド (1,383)
【Fターム(参考)】