説明

不揮発性メモリ素子及びその製造方法

【課題】チャンネル長を効果的に延ばしつつも高集積化の可能な不揮発性メモリ素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ素子において、半導体基板105は、素子分離膜110により限定された活性領域112を備える。活性領域112は、少なくとも一つの突出部115を備える。1対の制御ゲート電極155aは、少なくとも一つの突出部115の両側面を覆って互いに離隔される。そして、1対の電荷保存層135aは、少なくとも一つの突出部115の両側面及び制御ゲート電極155aの間に介在される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体素子に係り、特に電荷保存層を利用してデータを保存する不揮発性メモリ素子及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
不揮発性メモリ素子、例えば、フラッシュメモリ素子の集積度が増大するにつれてチャンネル長が縮小している。このようなチャンネル長の縮小は、いわゆる、短チャンネル効果を誘発する。例えば、パンチスルーによってフラッシュメモリ素子のオフ電流が大きく増大し、しきい電圧が大きく減少する。
【0003】
このような短チャンネル効果を抑制するために、ボディの不純物濃度を増大させて使用できる。しかし、これは接合漏れ電流を増大させ、その結果、チャンネルブースティングを妨害しうる。したがって、フラッシュメモリ素子のプログラム効率が大きく低下する。
【0004】
さらに、フラッシュメモリ素子のデータ容量を増やすためにマルチレベルセル(MLC)動作方式を適用する場合に、このような短チャンネル問題はさらに深刻になる。チャンネル長が縮小するにつれて電荷保存層の面積も縮小し、したがって、一つのセルに保存できる電荷の数が大きく減少する。したがって、一つのセルに保存された電荷の数を制御し難くなり、その結果、MLC動作方式を制御し難くなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、チャンネル長を効果的に延ばしつつも高集積化の可能な不揮発性メモリ素子を提供するところにある。
【0006】
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、前記不揮発性メモリ素子の経済的な製造方法を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を達成するための本発明の一形態による不揮発性メモリ素子が提供される。半導体基板は、素子分離膜により限定された活性領域を備える。前記活性領域は、少なくとも一つの突出部を備える。1対の制御ゲート電極は、前記少なくとも一つの突出部の両側面を覆って互いに離隔される。そして、1対の電荷保存層は前記少なくとも一つの突出部の両側面及び前記制御ゲート電極間に介在される。
【0008】
前記不揮発性メモリ素子において、前記1対の制御ゲート電極は、前記少なくとも一つの突出部の上面で互いに離隔し、前記少なくとも一つの突出部上に延びる。
【0009】
前記不揮発性メモリ素子は、前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記少なくとも一つの突出部両側の前記活性領域に限定されたソース領域及びドレイン領域をさらに備えることができる。
【0010】
前記不揮発性メモリ素子において、前記少なくとも一つの突出部は、水平に配列された複数の突出部を備えることができる。さらに、複数の制御ゲート電極は、前記複数の突出部の両側面をそれぞれ覆って互いに離隔され、複数の電荷保存層は、前記複数の突出部の両側面及び前記複数の制御ゲート電極間にそれぞれ介在されうる。
【0011】
前記他の技術的課題を達成するための一形態による不揮発性メモリ素子の製造方法が提供される。素子分離膜により限定された活性領域に少なくとも一つの突出部を形成する。前記少なくとも一つの突出部の両側面をそれぞれ覆う1対の電荷保存層を形成する。そして、前記少なくとも一つの突出部の両側面を覆って、互いに離隔した1対の制御ゲート電極を前記1対の電荷保存層上に形成する。
【0012】
前記不揮発性メモリ素子の製造方法は、前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記少なくとも一つの突出部両側の前記活性領域にソース領域及びドレイン領域を限定する工程をさらに含むことができる。前記ソース領域及び前記ドレイン領域は、前記1対の制御ゲート電極から露出された、前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記活性領域に不純物イオンを注入して形成できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明による不揮発性メモリ素子によれば、突出部に沿ってチャンネル領域が長く形成され、したがって、短チャンネル効果が抑制されつつも高集積化できる。これにより、接合漏れ電流及びオフ電流を低めることができ、チャンネルブースティング電圧が効率的に印加されうる。したがって、不揮発性メモリ素子の動作信頼性が高くなる。
【0014】
また、本発明による不揮発性メモリ素子によれば、電荷保存層の面積を大きくできて、したがって電荷保存層に保存された電荷の数を増やすことができる。したがって、本発明による不揮発性メモリ素子はMLC動作に有効であり、したがって、マルチビットで動作できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付した図面を参照して本発明による望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる多様な形態で具現され、ただし、本実施形態は本発明の開示を完全にし、当業者に本発明の範ちゅうを完全に知らせるために提供されるものである。図面で構成要素は説明の便宜のためにその大きさが誇張されていることがある。
【0016】
本発明の実施形態による不揮発性メモリ素子は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)素子またはフラッシュメモリ素子を含むことができるが、本発明の範囲はこのような名称に制限されない。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子を示す斜視図である。
【0018】
図1を参照すれば、半導体基板105は、素子分離膜110により限定された活性領域112を備える。例えば、半導体基板105は、バルク半導体ウェーハ、例えば、シリコン、ゲルマニウム、またはシリコン−ゲルマニウムのウェーハを備えることができる。他の例として、半導体基板105は、バルク半導体ウェーハ上に半導体エピタキシャル層をさらに備えることもある。
【0019】
素子分離膜110は、半導体基板105の表面から所定深さまで延びる。例えば、素子分離膜110は、適切な絶縁層、例えば、酸化膜または窒化膜を備えることができる。活性領域112は、素子分離膜110によって限定され、したがって、素子分離膜110の形態によって一つに提供されるか、または複数に分離されることもある。複数に分離された活性領域112は、それぞれビットラインの一部として利用されうる。
【0020】
活性領域112は、半導体基板105から上向きに配された一つまたはそれ以上の突出部115を備えることができる。例えば、突出部115は、活性領域112に沿って一列に配列されうる。活性領域112が複数のラインに限定される場合、相異なるラインの突出部115は、素子分離膜110によって離隔されうる。したがって、突出部115は、マトリックスアレイに配列されうる。しかし、突出部115の数は適切に選択され、したがって、本発明の範囲を制限しない。
【0021】
複数の制御ゲート電極155aは、突出部115の両側面をそれぞれ覆うように配されうる。例えば、一つの突出部115の両側面には1対の制御ゲート電極155aがそれぞれ配されうる。制御ゲート電極155aは、互いに離隔して配されうる。例えば、制御ゲート電極155aは、突出部115の上面及び突出部115両側の活性領域112上で互いに離隔されうる。
【0022】
これにより、制御ゲート電極155aは、突出部115の両側壁にスペーサ形態に配されうる。例えば、制御ゲート電極155aは、突出部115の両側壁にL字状に配されうる。制御ゲート電極155aは、突出部115の両側面から突出部115上にさらに延びうる。また、制御ゲート電極155aは、素子分離膜110を横切ってさらに延びるようにラインタイプに配されうる。
【0023】
このような制御ゲート電極155aの配置は、不揮発性メモリ素子の集積度向上に大きく寄与できる。なぜなら、制御ゲート電極155aが突出部115の両側面に沿って3次元形態に配されるために、平面上の面積を大きく縮小させることができるためである。この実施形態の不揮発性メモリ素子は、通例的な平面構造に比べてほぼ2倍大きい集積度を持つことができる。
【0024】
例えば、制御ゲート電極155aは、第1導電層145a及び第2導電層150aを備えることができる。例えば、第1導電層145aは金属窒化層を備え、第2導電層150aはポリシリコン層または金属層を備えることができる。
【0025】
突出部115の両側面及び制御ゲート電極155a間には、複数の電荷保存層135aがそれぞれ介在されうる。例えば、一つの突出部115の両側面を覆うように、1対の電荷保存層135aが配されうる。電荷保存層135aは、ポリシリコン、シリコン窒化膜、量子ドットまたはナノクリスタルを備えることができる。量子ドットまたはナノクリスタルは、金属または半導体物質の微細結晶を含むことができる。
【0026】
突出部115の両側面及び電荷保存層135aの間には、複数のトンネリング絶縁層130aがそれぞれさらに介在されうる。トンネリング絶縁層130aは、電荷のトンネリングを許すように適切な厚さを持つことができる。電荷保存層135a及び制御ゲート電極155aの間には複数のブロッキング絶縁層140aがそれぞれさらに介在されうる。ブロッキング絶縁層140aは、電荷の逆トンネリングを防止するように適切な厚さを持つことができる。
【0027】
例えば、トンネリング絶縁層130a及びブロッキング絶縁層140aは、酸化膜、窒化膜、または高誘電率膜を備えることができる。高誘電率膜は、酸化膜及び窒化膜より誘電定数がさらに大きい絶縁層に限定されうる。
【0028】
制御ゲート電極155a上には、複数のワードライン電極160aがさらに配されうる。しかし、制御ゲート電極155aとワードライン電極160aとはセル領域内ではほぼ類似した配置を持つために、互いに区分されないこともある。したがって、制御ゲート電極155a及びワードライン電極160aを混用して呼ぶこともできる。層間絶縁層180は、制御ゲート電極155a及び/またはワードライン電極160aの間を埋め込むように、半導体基板105上にさらに配されうる。
【0029】
ソース領域175は突出部115の上面に限定され、ドレイン領域170は突出部115両側の活性領域112に所定深さに限定されうる。例えば、ソース領域175は、制御ゲート電極155a間の突出部115の上面に限定され、ドレイン領域170は、制御ゲート電極155a間の活性領域112に限定される。
【0030】
しかし、ソース領域175及びドレイン領域170の一部分は制御ゲート電極155aの下にさらに延びることもある。したがって、この実施形態で、ソース領域175及びドレイン領域170が制御ゲート電極155aの間に限定されるといっても、その全体領域が制御ゲート電極155aの間に完全に限定されるという意味ではない。さらに、ソース領域175及びドレイン領域170は互いに入れ替わって呼ばれてもよく、またはいずれか一つのみに呼ばれてもよい。
【0031】
チャンネル領域178は、ソース領域175とドレイン領域170との間に活性領域112の表面付近に沿って限定されうる。したがって、チャンネル領域178の相当部分は突出部115の側面に沿って延びる。特に、突出部115の高さを高くすることで、チャンネル領域178の長さはさらに長くなる。したがって、チャンネル領域178を半導体基板105に垂直して長く配することによって、短チャンネル効果を抑制しつつも不揮発性メモリ素子の集積度を高めることができる。
【0032】
また、短チャンネル効果が抑制されるにつれて、接合漏れ電流を減少させるために活性領域112の不純物濃度を高める必要がない。したがって、チャンネルブースティング電圧が効果的に印加されうる。したがって、この実施形態による不揮発性メモリ素子は、高いプログラム動作効率を持つことができる。
【0033】
さらに、チャンネル領域178の長さが長くなるにつれて、電荷保存層135aの面積も広くなる。したがって、電荷保存層135aに保存される電荷の数が従来より増加しうる。したがって、この実施形態の不揮発性メモリ素子は、MLC動作を利用したマルチビット動作に有効である。
【0034】
この実施形態で、不揮発性メモリ素子はNANDタイプで構成される。この場合、一つのNANDストリングは、一列に配列された突出部115を備える活性領域112で構成されうる。したがって、ビットラインの電流は、ドレイン領域170、チャンネル領域178及びソース領域175を通じて流れうる。複数のストリングは素子分離膜110によって分離されうる。
【0035】
しかし、本発明の他の実施形態で、ソース領域175及びドレイン領域170が省略されることもある。この場合、制御ゲート電極155aによるフリンジング電界(fringing field)によってチャンネル領域178が互いに連結されうる。
【0036】
本発明のさらに他の実施形態で、不揮発性メモリ素子は、NORタイプで構成されるように変形されることもできる。
【0037】
図2は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の電圧−電流特性を示すグラフである。
【0038】
図1及び図2を共に参照すれば、制御ゲート電極155aのうち一つに電圧Vを印加し、残りにパス電圧、例えば、約6Vを印加した。ビットライン、すなわち、ソース領域175とドレイン領域170との間には高い動作電圧、例えば、約1.5Vを印加して電流IDSを測定した。このような高い動作電圧は、通例的な低い動作電圧、例えば約0.7Vと比較できる。
【0039】
電圧Vが0である場合、すなわち、オフ状態の電流IDSは、高い動作電圧1.5Vにもかかわらず約2×10−11Aと非常に小さいということが分かる。したがって、ソース領域175とドレイン領域170との間に高い動作電圧、1.5Vが印加されるにもかかわらず、パンチスルーが発生しないということが分かる。また、チャンネル領域178は、パス電圧が印加された隣接した制御ゲート電極155aにより影響されないということが分かる。
【0040】
このような低いオフ状態の電流IDSは、チャンネル領域178が長いためであると解釈される。また、ビットラインに高い動作電圧、1.5Vを印加できるために、オン状態の電流IDS値が約2〜3×10−6Aと非常に高いということが分かる。
【0041】
図3ないし図8は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【0042】
図3を参照すれば、半導体基板105に素子分離膜110を形成して、活性領域112を限定する。例えば、半導体基板105にトレンチ(図示せず)を形成し、このトレンチを絶縁層で埋め込んで素子分離膜110を形成できる。素子分離膜110は、活性領域112の表面に合せてさらに平坦化されうる。例えば、平坦化は、エッチバックまたは化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法を利用して行える。
【0043】
次いで、活性領域112及び素子分離膜110を横切るようにトレンチ120を形成する。これにより、活性領域112内には、半導体基板105上に延びた突出部115が限定されうる。
【0044】
この実施形態の変形された例で、トレンチ120を先ず形成してから素子分離膜110を形成することもできる。
【0045】
図4を参照すれば、突出部115を覆うように半導体基板105上にトンネル絶縁層130、電荷保存層135及びブロッキング絶縁層140を順に形成する。例えば、トンネル絶縁層130は、活性領域112上に熱酸化法を利用して選択的に形成するか、または活性領域112及び素子分離膜110上に化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition:CVD)法を利用して一つの層で形成できる。
【0046】
電荷保存層135はトンネル絶縁層130上に形成し、ブロッキング絶縁層140は電荷保存層135上に形成できる。例えば、電荷保存層135及びブロッキング絶縁層140はCVD法を利用して形成できる。
【0047】
図5を参照すれば、ブロッキング絶縁層140上に制御ゲート電極層155を形成する。選択的に、制御ゲート電極層155上にワードライン電極層160をさらに形成できる。
【0048】
例えば、制御ゲート電極層155は、第1導電層145及び第2導電層150を備えることができる。第1導電層145は、第2導電層150に比べて所定のエッチング選択比を持つことが望ましい。例えば、第1導電層145は金属窒化膜を備え、第2導電層150は、ポリシリコン、または金属を含むことができる。ワードライン電極層160は、金属または金属シリサイドを含むことができる。
【0049】
図6を参照すれば、トレンチ165を形成して、複数のワードライン電極160a、複数の制御ゲート電極155a、複数のブロッキング絶縁層140a、複数の電荷保存層135a及び複数のトンネリング絶縁層130aをそれぞれ互いに分離させて形成する。制御ゲート電極155aは、複数に分離された第1導電層145a及び第2導電層150aを備えることができる。
【0050】
例えば、トレンチ165は、突出部115の上面の一部分及び突出部115の両側の活性領域112の一部分を露出させるように、ワードライン電極層160、制御ゲート電極層155、ブロッキング絶縁層140、電荷保存層135、及びトンネリング絶縁層130をエッチングして分離することによって形成できる。トレンチ165を形成する時、第1導電層145aはエッチング停止膜として機能できる。この場合、トレンチ165は第1導電層145aによって自己整列されうる。
【0051】
図7を参照すれば、トレンチ165から露出された活性領域112に不純物イオンを注入してソース領域175及びドレイン領域170を形成する。例えば、ソース領域175は、突出部115の上面の一部分に限定され、ドレイン領域170は、突出部115の両側の活性領域112の一部分に限定されうる。例えば、半導体基板105が第1導電型の不純物でドーピングされた場合、ソース領域175及びドレイン領域170はその逆の第2導電型の不純物でドーピングされうる。第1導電型及び第2導電型は、n型及びp型でそれぞれ選択されたいずれか一つでありうる。
【0052】
ソース領域175及びドレイン領域170に注入された不純物は、以後に熱処理によって活性化されて広がりうる。したがって、ソース領域175及びドレイン領域170は、制御ゲート電極155a下の活性領域112にさらに延びうる。
【0053】
チャンネル領域178は、ソース領域175とドレイン領域170との間の活性領域112の表面に限定されうる。
【0054】
しかし、この実施形態の変形された例で、ソース領域175及びドレイン領域170が省略され、チャンネル領域178がさらに延びて互いに連結されることもある。
【0055】
図8を参照すれば、制御ゲート電極155a及び/またはワードライン電極160aの間を埋め込むように、半導体基板105上に層間絶縁層180を形成できる。例えば、層間絶縁層180はCVD法を利用して形成でき、さらに平坦化されうる。
【0056】
次いで、当業者に公知の方法によって不揮発性メモリ素子を完成できる。
【0057】
発明の特定実施形態についての以上の説明は、例示及び説明を目的に提供された。本発明は前記実施形態に限定されず、当業者によって前記実施形態を組み合わせて実施するなど色々な多くの修正及び変更が可能であるということは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、メモリ素子関連の技術分野に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の電圧−電流特性を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子の製造方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0060】
105 半導体基板
110 素子分離膜
112 活性領域
115 突出部
130a トンネル絶縁層
135a 電荷保存層
140a ブロッキング絶縁層
145a 第1導電層
150a 第2導電層
155a 制御ゲート電極
160a ワードライン電極
170 ドレイン領域
175 ソース領域
178 チャンネル領域
180 層間絶縁層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
素子分離膜により限定された活性領域を備え、前記活性領域は少なくとも一つの突出部を備える半導体基板と、
前記少なくとも一つの突出部の両側面をそれぞれ覆って互いに離隔した1対の制御ゲート電極と、
前記少なくとも一つの突出部の両側面及び前記制御ゲート電極間に介在された1対の電荷保存層と、を備えることを特徴とする不揮発性メモリ素子。
【請求項2】
前記1対の制御ゲート電極は、前記少なくとも一つの突出部の上面で互いに離隔したことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項3】
前記1対の制御ゲート電極は、前記少なくとも一つの突出部の両側面で前記少なくとも一つの突出部上に延びたことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項4】
前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記少なくとも一つの突出部両側の前記活性領域に限定されたソース領域及びドレイン領域をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項5】
前記ソース領域は、前記1対の制御ゲート電極から露出された前記少なくとも一つの突出部の上面に限定され、前記ドレイン領域は、前記1対の制御ゲート電極から露出された前記活性領域に限定されたことを特徴とする請求項4に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項6】
前記少なくとも一つの突出部の両側面及び前記1対の電荷保存層間に介在された1対のトンネリング絶縁層と、
前記1対の電荷保存層及び前記1対の制御ゲート電極間に介在された1対のブロッキング絶縁層と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項7】
前記1対の制御ゲート電極は、前記素子分離膜を横切って延びたことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項8】
前記1対の制御ゲート電極間を埋め込むように、前記半導体基板上に形成された層間絶縁層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項9】
前記少なくとも一つの突出部は、水平に配列された複数の突出部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項10】
前記複数の突出部の両側面を覆って互いに離隔した複数の制御ゲート電極と、
前記複数の突出部の両側面及び前記複数の制御ゲート電極間に介在された複数の電荷保存層と、をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項11】
前記複数の制御ゲート電極は、前記複数の突出部の上面及び前記複数の突出部両側の前記活性領域上で、互いに離隔したことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項12】
前記複数の制御ゲート電極間の前記複数の突出部の上面及び前記複数の突出部両側の前記活性領域に限定されたソース領域及びドレイン領域をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項13】
前記複数の突出部の両側面及び前記複数の電荷保存層間に介在された複数のトンネリング絶縁層と、
前記複数の電荷保存層及び前記複数の制御ゲート電極間に介在された複数のブロッキング絶縁層と、をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項14】
前記複数の制御ゲート電極は、前記素子分離膜を横切って延びたことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項15】
前記複数の制御ゲート電極上に、前記素子分離膜を横切って延びるように配された複数のワードライン電極をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ素子。
【請求項16】
素子分離膜により限定された活性領域に少なくとも一つの突出部を形成する工程と、
前記少なくとも一つの突出部の両側面をそれぞれ覆う1対の電荷保存層を形成する工程と、
前記少なくとも一つの突出部の両側面をそれぞれ覆って、互いに離隔した1対の制御ゲート電極を前記1対の電荷保存層上に形成する工程と、を含むことを特徴とする不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項17】
前記1対の制御ゲート電極は、前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記少なくとも一つの突出部両側の前記活性領域上で、互いに離隔したことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項18】
前記少なくとも一つの突出部を形成する工程は、前記活性領域に前記素子分離膜を横切る複数のトレンチを形成することを含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項19】
前記1対の電荷保存層を形成する工程及び前記1対の制御ゲート電極を形成する工程は、
前記活性領域上に前記少なくとも一つの突出部を覆うように電荷保存層を形成する工程と、
前記電荷保存層上に制御ゲート電極層を形成する工程と、
前記電荷保存層及び前記制御ゲート電極層を前記少なくとも一つの突出部上の及び前記活性領域上で一対に分離する工程と、を含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項20】
前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記少なくとも一つの突出部両側の前記活性領域にソース領域及びドレイン領域を限定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項21】
前記ソース領域及び前記ドレイン領域は、前記1対の制御ゲート電極から露出された、前記少なくとも一つの突出部の上面及び前記活性領域に不純物イオンを注入して形成することを特徴とする請求項20に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項22】
前記少なくとも一つの突出部の両側面及び前記1対の電荷保存層間に1対のトンネリング絶縁層をそれぞれ形成する工程と、
前記1対の電荷保存層及び前記1対の制御ゲート電極間に、1対のブロッキング絶縁層をそれぞれ形成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項23】
前記1対の制御ゲート電極は、前記素子分離膜を横切って延びることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項24】
前記1対の制御ゲート電極上に前記素子分離膜を横切って延びるように、複数のワードライン電極をそれぞれ形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項25】
前記1対の制御ゲート電極間を埋め込むように、前記半導体基板上に層間絶縁層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【請求項26】
前記少なくとも一つの突出部は、水平に配列された複数の突出部を備えることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−199018(P2008−199018A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−28045(P2008−28045)
【出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】