説明

移動体用情報端末

【課題】待ち合わせをしている相手に目的地の到着予想時間を連絡することができる移動体用情報端末を提供する。
【解決手段】現在地検出装置14によって現在地を検出する。現在地を出発地点として目的地までの経路演算を行う。目的地の到着予想時間を算出する。到着予想時間が予め入力した待ち合わせ時間に間に合うか判定する。間に合わない場合は、到着予定時間を入力する入力画面を表示モニタ16に表示し、到着時間を入力する。このとき、途中寄り道などする場合は寄り道にかかる時間など加味して到着時刻を入力する。携帯電話接続部114を介して、到着予定時間を携帯電話120に出力する。携帯電話120から、待ち合わせの相手の携帯電話へ電子メールで到着時間を知らせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地で待ち合わせをしている相手に到着予定時刻を連絡する移動体用情報端末に関する。
【背景技術】
【0002】
目的地までの経路探索で算出した目的地の到着時間を、目的地の待ち人に対して定期的に送信するナビゲーションシステムが従来技術として知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−141478号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1のナビゲーション装置において目的地へ行く途中に昼食を取るなど、寄り道をして目的地に向かう場合、算出される目的地の予想到着時刻は刻々と変わる。そのため、目的地の待ち人はどの予想到着時刻を信じたらよいのかわからなくなり、いらいらしてしまうという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明の移動体用情報端末は、到着予想時間が待ち合わせ時間を越えた旨を画面表示または音声によって出力する出力手段と、いずれかの出力に応答するユーザの指示により、待ち合わせ時間に遅れることを連絡する連絡手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の移動体用情報端末において、出力手段は、タッチパネルが設けられた表示モニタにおける画面表示による出力であり、連絡手段は、タッチパネルから入力された遅れ情報を連絡することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載の移動体用情報端末において、タッチパネルから入力された文字、数値などの遅れ情報を認識する認識手段をさらに有し、連絡手段は、認識手段によって認識された情報を文字情報として連絡することを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動体用情報端末において、連絡手段は、電子メールによる連絡であることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項4に記載の移動体用情報端末において、タッチパネルから入力された遅れ情報が到着予想時間である場合、連絡手段は、予め作成し記憶されている定型文に到着予想時間を合成してメールを作成するメール作成手段を含むことを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の移動体用情報端末において、タッチパネルから入力された遅れ情報が到着予想時間である場合、待ち合わせ時間をこの到着予想時間で更新する更新手段をさらに有することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項2に記載の移動体用情報端末において、連絡手段は、タッチパネルから入力された文字、数値などの遅れ情報を画像情報として連絡することを特徴とする。
(8)請求項8の発明の移動体用情報端末において、到着予想時間を待ち合わせ時間と比較する比較手段と、到着予想時間が待ち合わせ時間を越えると、到着予想時間入力画面を出力して変更後の到着予想時間を先方に連絡するための画面をタッチパネルを設けた表示モニタに出力する出力手段と、タッチパネル上から手書きで入力された時間を文字認識する認識手段と、予め設定した定型句と認識手段によって認識した時間とを合成して通知メールを作成して相手方に連絡する連絡手段とを備えることを特徴とする。
(9)請求項9の発明は、請求項8に記載の移動体用情報端末において、認識手段によって認識した時間で待ち合わせ時間を更新する更新手段をさらに有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、目的地で待ち合わせをしている相手に、待合せ時間を越えた場合に、ユーザの指示に基づいて、目的地への到着の遅れ、あるいは到着予想時間を連絡するようにした。したがって、目的地で待ち合わせをしている相手に煩わしさを与えるおそれが低減される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、表示モニタ16の表示画面に描かれた手書き文字を認識し、携帯電話120を通じて認識した文字情報を第三者に送信することができる。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画面メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、タッチパネル18、ディスクドライブ110、文字認識部112および携帯電話接続部114を有している。ディスクドライブ110には、地図データが記録されたDVD−ROM111が装填される。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM111に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS( Global Positioning System )衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ110によって読み込まれるDVD−ROM111に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いて地図表示など行うことができる。
【0010】
ディスクドライブ110は、装填されたDVD−ROM111から地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM111以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0011】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。入力装置17は、ユーザが各種コマンドの設定などするための操作キーを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示に従って入力装置17を手動で操作することにより、目的地を選択して設定する。
【0012】
目的地が設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0013】
タッチパネル18は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル18を通して表示される。タッチパネル18は、タッチパネル18上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部19に送出し、タッチパネルコントロール部19はタッチパネル18の押圧位置を算出する。
【0014】
表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル18が押圧される。タッチパネル18は入力装置17と同様に入力機能を有する。表示モニタ16に表示された地図画面や各種ボタン、表示メニューなどを指で押圧するとタッチパネル18が押圧され、タッチパネルコントロール部19によって押圧位置が算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、目的地を設定したり、各種ボタンや表示メニューに対応する機能を実行させたりする。また、タッチパネル18に描いた文字をナビゲーション装置1に入力することができる。
【0015】
文字認識部112は、タッチパネル18を押圧して手書きで描いた文字を認識する。手書き文字の認識は以下のように行う。手書きで描いた文字の入力パターンを辞書113に登録している文字パターンと照合する。そして、最も類似度の高い文字パターンを抽出する。抽出した文字パターンに係る文字が手書きで入力した文字に該当するとして、手書き文字が認識される。
【0016】
携帯電話接続部114は、携帯電話120からのデータ送受信用コードと接続されている。これにより、ナビゲーション装置1は、携帯電話120を介してから電子メールや電子データを送信したり、電話番号の出力により携帯電話120を発呼したりすることができる。
【0017】
次に、本発明の実施形態のナビゲーション装置1における目的地で待ち合わせをしている相手に目的地に到着する予想時刻を連絡するための連絡操作について、図2〜5を参照して説明する。
【0018】
目的地で待ち合わせをしている相手に目的地に到着する予定時刻を連絡する場合、予め目的地に対して目的地登録情報を入力する。図2は、目的地登録情報の入力を説明するための図である。目的地登録情報は、入力装置17を操作して目的地登録情報入力画面20より入力する。目的地登録情報入力画面20には、目的地の名称21、目的地の住所22、目的地で待ち合わせをしている相手のアドレス23および待ち合わせ時間24を入力する。入力が完了した後、登録ボタン25を押圧すると入力した内容がRAM13に記憶され、登録される。目的地登録情報入力画面20は、地図26上に表示された目的地のアイコン27を押圧することによって表示させることができる。 ユーザは、待ち合わせ時間として午前11を入力したものとする。
【0019】
図3において、符号31は推奨経路を示し、符号32は自車位置を示す。推奨経路31を探索した後、経路誘導が始まると、ナビゲーション装置1は自車位置32を出発地として目的地までの経路演算を定期的に行う。そして、図3に示すように、経路演算のときに算出した目的地までの距離33と目的地までの到着予想時間34とを表示モニタ16の道路地図26に重ねて表示する。
【0020】
目的地までの到着予想時間34が、目的地登録情報入力画面20より入力した待ち合わせ時間24よりも遅くなると、図4に示すように遅延情報送信画面40が表示される。遅延情報送信画面40には「到着予定時刻を越えました」という警告文41とともに、手書き文字入力欄42と送信ボタン43とが表示される。手書き文字入力欄42は、指やタッチペンなどでタッチパネル18を押圧しながら手書きで文字を入力する入力領域である。送信ボタン43は、手書き文字入力欄42に入力した文字を、目的地で待ち合わせをしている相手の携帯電話に電子メールとして送信するためのボタンである。
【0021】
図4に示す例では、到着予想時刻34が11:30と表示されており、昼食の時間帯に目的地に到着することになる。以下の説明では、ユーザは目的地27に到着する前に昼食を取ることにし、待ち合わせをしている相手に対して、13:00に目的地に到着することを伝えるものとする。ここで、13:00とは、寄り道をして昼食を取る時間を到着予想時刻に加味した時間である。
【0022】
すなわち、図5に示すように、ユーザは文字入力欄42に手書きで「1300」と入力し、送信ボタン43を押圧する。入力された文字は文字認識部112において、「1300」と認識される。制御回路11において、予め、DVD−ROM111などに記憶されている「到着は***になります。」という定型文章と、認識した文字「1300」とが合成されて、「到着は13:00になります。」という連絡文章が作成される。作成された連絡文章は、目的地登録情報入力画面20より入力したアドレス23とともに携帯電話120に出力される。そして携帯電話120から目的地登録情報入力画面20より入力したアドレス23に向かって、電子メールで連絡文章が送信される。
【0023】
電子メールが送信されると、図6に示すように、待ち合わせの相手の携帯電話60に「到着は13:00になります。」という情報が届く。したがって、目的地で待ち合わせをしている相手は、待ち合わせ時間である午前11時に到着できないこと、および目的地に13:00頃、到着することを知ることができる。
【0024】
また、ユーザは文字入力欄42に手書きで「1300」と入力し、送信ボタン43を押圧すると、図2で示す目的地登録情報入力画面20から入力された待ち合わせ時間24が手書きで入力した時間「13:00」に更新される。これより、目的地までの到着予想時間34が手書きで入力した時間「13:00」よりも遅くなると、再び図4に示す遅延情報送信画面40が表示される。万が一、連絡した到着時間に遅れる場合があっても、ユーザは目的地で待ち合わせをしている相手に対して、連絡した時間に到着できないこと、および目的地の到着時間を連絡することができる。
【0025】
次に、図7のフローチャートを参照して、目的地に到着する予想時刻を連絡する通報処理を説明する。図7の処理は、制御回路11において経路誘導と同時にスタートするプログラムを実行して行われる。ここで、ナビゲーション装置1には、目的地登録情報である目的地の名称21、目的地の住所22、目的地で待ち合わせをしている相手のアドレス23および待ち合わせ時間24が予め入力されているものとする。
【0026】
ステップS701では、現在地検出装置14によって現在地を検出する。ステップS702では、現在地を出発地点として目的地までの経路演算を行う。ステップS703では、目的地の到着予想時間を算出する。到着予想時間は、経路演算で算出される目的地までの所要時間に現在の時刻を加算することによって算出する。
【0027】
ステップS704では、到着予想時間が目的地登録情報入力画面20で入力した待ち合わせ時間に間に合うか判定する。間に合わない場合はステップS704が否定判定され、ステップS705へ進む。間に合う場合は、ステップS701へ戻る。ステップS705では、遅延情報送信画面40を表示モニタ16に表示する。ステップS706では、送信ボタン43が押圧されたか判定する。押圧された場合はステップS706が肯定判定され、ステップ707へ進む。押圧されていない場合はステップS706を繰り返す。
【0028】
ステップS707では、手書き文字入力欄42に入力された文字を文字認識部112で認識する。ステップS708では、予め記憶してDVD−ROM111などに記憶したある定型文章と、認識された文字とを合成して連絡文章を作成する。ステップS709では、目的地登録情報入力画面20で入力したアドレスとともに連絡文章を携帯電話120に出力する。携帯電話120は、目的地登録情報入力画面20で入力したアドレスに対して、連絡文章の電子メールを送信する。ステップS710では、目的地登録情報入力画面20で入力した待合せ時間24を、手書き文字入力欄42に入力され、文字認識部112で認識された時間に更新する。
【0029】
以上の実施の形態によるナビゲーション装置では、
(a)到着予想時間を繰り返し演算して待ち合わせ時間と比較し、
(b)到着予想時間が待ち合わせ時間を越えると、到着予想時間入力画面を出力して変更後の到着予想時間の入力を促し、
(c)タッチパネル上からで手書きで入力された時間を文字認識し、
(c)予め設定した定型句と認識した時間とを合成して通知メールを作成して相手方に連絡するようにし、
(d)タッチパネル上から手書きで入力され、文字認識された時間に、待合せ時間を更新する。
したがって、次のような効果を奏する。
(1)到着予想時間が変更されても待ち合わせ時間を越えない場合は到着予想時間入力画面が表示されないので無用に変更時間を連絡することがない。その結果、頻繁に到着予想時間変更の電子メールが送信されないので、相手方に煩わしさを与えることがない。
(2)到着予想時間が待ち合わせ時間を越えると、到着予想時間入力画面により変更時間の連絡を促すようにした。その結果、連絡忘れを防止できる。
(3)手書き入力で変更時間をタッチパネルから入力できるので、操作が簡単である。
(4)到着予想時間の変更後、待ち合わせの相手に連絡した目的地の到着時間にさらに間に合わなくなった場合、新たな目的地の到着時間を知らせることができ、利便性が向上する。
【0030】
以上の実施の形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)予め、記憶されている定型文章と、認識した文字とを合成して連絡文章を作成し、送信したが、認識した文字をそのまま送信するようにしてもよい。
【0031】
(2)手書き入力した文字を画像データとして送信するようにしてもよい。この場合、手書きの文字が乱れて文字認識できない場合も相手に送信でき、ユーザの利便性が向上する。また、手書き入力した文字を文字認識できた場合は文字認識したデータを送信し、文字認識できなかった場合は画像データを送信するようにしてもよい。
【0032】
(3)待ち合わせの相手に知らせる目的地の到着時間の入力は手書き入力に限定されない。たとえば、図8に示すようにリスト80から入力できるようにしてもよい。このとき、リスト80の中からユーザが容易に目的地の到着時間を選択できるようにするため、リスト80の一番上の欄には経路演算より算出された到着予想時間に最も近い時間が表示される。また、リスト80のほかにテンキーから入力できるようにしてもよい。
【0033】
(4)電子メールによって待ち合わせの相手に間に合わない旨の連絡をしたが、音声で連絡できるようにしてもよい。
【0034】
(5)無線通信手段によって待ち合わせの相手に間に合わない旨の連絡をするものであれば、携帯電話120による連絡に限定されない。たとえば、無線LAN( Local Area Network )を使用した連絡でもよい。また、携帯電話120を介さず、直接、ナビゲーション装置1から無線通信手段で通信できるようにしてもよい。この場合、ナビゲーション装置本体に電話機能、無線通信機能、衛星通信機能を付加する必要がある。
【0035】
(6)目的地までの到着予想時間34が、目的地登録情報入力画面20より入力した待ち合わせ時間24よりも遅くなると、「到着予定時刻を越えました」という警告文41によって、到着予想時間34が待合せ時間24よりも遅くなる旨をユーザに報知したが、音声によって到着予想時間34が待合せ時間24よりも遅くなる旨をユーザに報知してもよい。
【0036】
(7)移動体用情報端末であれば、ナビゲーション装置に限定されない。たとえば、携帯電話やPDA( Personal Digital Assistance )などでもよい。
【0037】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本願発明の出力手段は制御回路11および表示モニタ16に対応し、連絡手段は、制御回路11、タッチパネル18、タッチパネルコントロール部19および携帯電話接続部114に対応する。認識手段は文字認識部112に対応し、メール作成手段および更新手段は制御回路11に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】目的地登録情報入力画面を説明するための図である。
【図3】経路誘導しているときの表示モニタの表示画面を説明するための図である。
【図4】遅延情報送信画面を説明するための図である。
【図5】遅延情報送信画面における入力操作を説明するための図である。
【図6】待ち合わせの相手の携帯電話における連絡文の受信を説明するための図である。
【図7】目的地に到着する予想時刻を連絡する通報処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】リストからの目的地到着時間の入力操作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0039】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
13 RAM
14 現在地検出装置
16 表示モニタ
18 タッチパネル
60,120 携帯電話
111 DVD−ROM
112 文字認識部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
到着予想時間が待ち合わせ時間を越えた旨を画面表示または音声によって出力する出力手段と、
前記いずれかの出力に応答するユーザの指示により、待ち合わせ時間に遅れることを連絡する連絡手段とを備えることを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項2】
請求項1に記載の移動体用情報端末において、
前記出力手段は、タッチパネルが設けられた表示モニタにおける画面表示による出力であり、
前記連絡手段は、前記タッチパネルから入力された遅れ情報を連絡することを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項3】
請求項2に記載の移動体用情報端末において、
前記タッチパネルから入力された文字、数値などの遅れ情報を認識する認識手段をさらに有し、
前記連絡手段は、前記認識手段によって認識された情報を文字情報として連絡することを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動体用情報端末において、
前記連絡手段は、電子メールによる連絡であることを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項5】
請求項4に記載の移動体用情報端末において、
前記タッチパネルから入力された遅れ情報が到着予想時間である場合、
前記連絡手段は、予め作成し記憶されている定型文に前記到着予想時間を合成してメールを作成するメール作成手段を含むことを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項6】
請求項2乃至5のいずれか1項に記載の移動体用情報端末において、
前記タッチパネルから入力された遅れ情報が到着予想時間である場合、
前記待ち合わせ時間をこの到着予想時間で更新する更新手段をさらに有することを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項7】
請求項2に記載の移動体用情報端末において、
前記連絡手段は、前記タッチパネルから入力された文字、数値などの遅れ情報を画像情報として連絡することを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項8】
到着予想時間を待ち合わせ時間と比較する比較手段と、
到着予想時間が待ち合わせ時間を越えると、到着予想時間入力画面を出力して変更後の到着予想時間を先方に連絡するための画面をタッチパネルを設けた表示モニタに出力する出力手段と、
前記タッチパネル上から手書きで入力された時間を文字認識する認識手段と、
予め設定した定型句と前記認識手段によって認識した時間とを合成して通知メールを作成して相手方に連絡する連絡手段とを備えることを特徴とする移動体用情報端末。
【請求項9】
請求項8に記載の移動体用情報端末において、
前記認識手段によって認識した時間で前記待ち合わせ時間を更新する更新手段をさらに有することを特徴とする移動体用情報端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−178279(P2007−178279A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377605(P2005−377605)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】