説明

ドライバ回路およびDC−DCコンバータ

【課題】デッドタイムを設けることなく貫通電流を抑制することができるとともに、貫通電流を抑制しつつ高周波化を図ることができるドライバ回路およびDC/DCコンバータを提供する。
【解決手段】電源端子と接地端子との間に直列形態に接続され、デッドタイムのない相補的な一対の制御信号によってオン、オフ駆動される第1のスイッチング素子(SW1)と第2のスイッチング素子(SW2)を備えるドライバ回路において、少なくとも前記第1のスイッチング素子の制御端子に、オン状態での制御電圧を制限するリミッタ回路(LMT1)を接続するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出力端子に接続された負荷を駆動するドライバ回路およびインダクタ(コイル)を駆動するドライバ回路を有するスイッチング・レギュレータ方式のDC−DCコンバータに関し、特に降圧型のDC−DCコンバータに適用して有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
直流入力電圧を変換して異なる電位の直流電圧を出力する回路としてスイッチング・レギュレータ方式のDC−DCコンバータがある。かかるDC−DCコンバータには、直流電源から供給される直流電圧をインダクタ(コイル)に印加して電流を流しコイルにエネルギーを蓄積させる駆動用スイッチング素子と、該駆動用スイッチング素子がオフされているエネルギー放出期間にコイルの電流を整流する整流用スイッチング素子と、これらのスイッチング素子をオン、オフ制御する制御回路を備えたDC−DCコンバータがある。
【0003】
上記DC−DCコンバータにおいては、駆動用スイッチング素子と整流用スイッチング素子とが電源端子と接地端子との間に直列に接続されたドライバ回路を構成している。かかるドライバ回路においては、ハイサイド側とローサイド側のスイッチング素子が同時にオンすると貫通電流が流れて無駄な消費電力が多くなるため、図7に示すように、スイッチング素子を切り替える際に2つの素子をオフ状態にするデッドタイムを設ける制御が行なわれている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2008−098920号公報
【特許文献2】特開2003−219637号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スイッチング・レギュレータ方式のDC−DCコンバータは、スイッチング周波数を高くすると、使用するインダクタの値を小さくして小型化を図ることができるため高周波化が進んでおり、近年では500kHz程度で動作するDC−DCコンバータが実用化されている。このような高周波数のDC−DCコンバータにおいて、出力部のドライバ回路の駆動信号にデッドタイムを設けると降圧比が充分にとれなくなるという課題がある。
【0005】
具体的には、例えば1MHzの周波数で制御する場合、信号の変化に要する時間を考慮するとデッドタイムとしては100ns程度とる必要があり、それ以下にするのは困難である。この場合、1周期(1μs)の1/10がデッドタイムになるので、降圧比は1/10以下にできないことになる。
【0006】
そのため、例えば30Vの入力電圧を降圧して1Vの電圧を出力したい場合には、2段階で降圧する必要が生じ、回路規模の増大を招くという課題がある。また、貫通電流を防止するためのデッドタイムを設ける場合、1MHz以上の周波数で制御することができないため、高周波化が充分に図れないということになる。なお、ドライバ回路における貫通電流を抑制するようにしたDC/DCコンバータに関する発明として、例えば特許文献2に記載されているものがある。
【0007】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、デッドタイムを設けることなく貫通電流を抑制することができるドライバ回路およびDC/DCコンバータを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、貫通電流を抑制しつつ高周波化を図ることができるドライバ回路およびDC/DCコンバータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するため、電源端子と接地端子との間に直列形態に接続され、デッドタイムのない相補的な一対の制御信号によってオン、オフ駆動される第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を備えるドライバ回路において、少なくとも前記第1のスイッチング素子の制御端子に、オン状態での制御電圧を制限するリミッタ回路を接続するようにした。
【0010】
上記のような構成によれば、リミッタ回路によって第1のスイッチング素子に流れる電流が抑制されるため、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子をデッドタイムなしに相補的にオン、オフ駆動させても貫通電流を抑え、回路の消費電力を減らすことができる。また、制御信号にデッドタイムを設ける必要がないため、高周波化が可能になる。
【0011】
また、望ましくは、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の制御端子に、その制御電圧を制限するリミッタ回路をそれぞれ接続するように構成する。これにより、第1のスイッチング素子がオンする際も第2のスイッチング素子がオンする際もオン電流が抑制されるため、より一層貫通電流を抑えることができるようになる。
【0012】
さらに、望ましくは、前記スイッチング素子は電界効果トランジスタであり、前記リミッタ回路は、対応するスイッチング素子のゲート電位点とソース電位点との間に直列に設けられた複数のダイオード接続のトランジスタにより構成する。これにより、リミッタ回路の構成を簡略化することができる。
【0013】
また、望ましくは、前記リミッタ回路を構成する複数のダイオード接続のトランジスタと直列に接続されたスイッチング・トランジスタと、対応するスイッチング素子のゲート電圧の上昇に応じて前記スイッチング・トランジスタのゲート電圧を一時的に持ち上げるブースト回路とを設ける。これにより、スイッチング素子の切り替わりの際に一時的にそのゲート電圧を制限して貫通電流を抑制できるとともに、その後はゲート電圧を制限しないためリミッタ回路に流れる無効電流をなくしてトータルの消費電力を低減することができる。
【0014】
また、本発明に係るDC−DCコンバータは、電圧変換用のインダクタと、直流電源から供給される直流入力電圧を前記インダクタに印加して電流を流しインダクタにエネルギーを蓄積させる第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子がオフされているエネルギー放出期間にオンされる第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子をデッドタイムなしに相補的にオン、オフさせる制御信号を生成し、前記第1のスイッチング素子のオン時間を制御することで出力電圧の制御を行なうスイッチング制御回路と、を備え、少なくとも前記第1のスイッチング素子の制御端子に、オン状態での制御電圧を制限するリミッタ回路を接続するようにした。
【0015】
上記のような構成によれば、リミッタ回路によって第1のスイッチング素子に流れる電流が抑制されるため、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子をデッドタイムなしに相補的にオン、オフ駆動させても貫通電流を抑えることができる。また、デッドタイムが不要であるのでスイッチング周波数を高めることができ、それによってインダクタンス値の小さなコイルを使用することができるようになるとともに、降圧比を高くとることができるため、多段に構成する必要がなく、装置の小型化を図ることができるようになる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に従うと、デッドタイムを設けることなく貫通電流を抑制することができるとともに、貫通電流を抑制しつつ高周波化を図ることができるドライバ回路およびDC/DCコンバータを実現できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、本発明を適用したドライバ回路を備えたスイッチング・レギュレータ方式のDC−DCコンバータの一実施形態を示す。
【0019】
この実施形態のDC−DCコンバータは、インダクタとしてのコイルL1、直流入力電圧Vinが印加される電圧入力端子INと上記コイルL1の一方の端子との間に接続されコイルL1に電流を流すNチャネルMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)からなるハイサイド側スイッチング素子としての駆動用トランジスタSW1、電圧入力端子INと接地点との間にSW1と直列に接続されたNチャネルMOSFETからなるローサイド側スイッチング素子としての整流用トランジスタSW2、これらのトランジスタSW1,SW2のオン、オフ制御信号を生成するスイッチング制御回路CNT、該制御信号に基づいてトランジスタSW1,SW2のゲート端子をオン、オフ駆動するインバータINV1,INV2、上記コイルL1の他方の端子と接地点との間に接続された平滑コンデンサC0を備える。
【0020】
図示しないが、スイッチング制御回路CNTは、出力のフィードバック電圧を分圧するブリーダ抵抗、このブリーダ抵抗で分圧された電圧と所定の参照電圧とを比較して電位差に応じた電圧を出力する誤差アンプ、該誤差アンプ出力と鋸歯(三角波)のような波形信号とを比較して出力電圧に応じたパルスを生成するPWMコンパレータなどから構成される。
【0021】
この実施形態のDC−DCコンバータにおいては、ハイサイド側とローサイド側のトランジスタSW1、SW2を相補的にオン、オフさせるような駆動パルスがスイッチング制御回路CNTにより生成されるようになっており、定常状態では、トランジスタSW1がオンされるとコイルL1に直流入力電圧Vinが印加されて出力端子へ向かう電流が流されて平滑用コンデンサC0が充電され、トランジスタSW1がオフされると代わってトランジスタSW2がオンされ、このオンされたトランジスタSW2を通してコイルL1に電流が流される。そして、SW1の制御端子(ゲート端子)に入力される駆動パルスのパルス幅を出力電圧に応じて制御することで、直流入力電圧Vinを所望の電位に降圧した直流出力電圧Voutが発生される。
【0022】
本実施形態では、上記トランジスタSW1、SW2のゲート端子にそれぞれゲート駆動信号の電圧レベルを制限するリミッタ回路LMT1,LMT2が設けられている。図2には、上記リミッタ回路LMT1,LMT2の具体的な回路例が示されている。
【0023】
図2に示すリミッタ回路LMT1は、ハイサイド側のトランジスタSW1のゲート駆動電圧Vg1がゲート端子およびドレイン端子に印加されるMOSFET(以下、MOSトランジスタと記す)Q11と、Q11のソース端子と出力ノードN1との間に直列に設けられたダイオード接続のMOSトランジスタQ12とから構成されている。また、リミッタ回路LMT2も同様に、ローサイド側のトランジスタSW2のゲート駆動電圧Vg2がゲート端子およびドレイン端子に印加されるMOSトランジスタQ21と、Q21のソース端子と接地端子(SW2のソース端子)との間に直列に設けられたダイオード接続のMOSトランジスタQ22とから構成されている。なお、Q11〜Q22は、Nチャネル型のMOSFETである。
【0024】
この実施例のリミッタ回路LMT1,LMT2は、Q11〜Q22のしきい値電圧をVthとすると、ゲート駆動電圧Vg1,Vg2がそれぞれハイレベルに変化された際に、トランジスタSW1,SW2のゲート・ソース間電圧Vgsを約2Vthに制限するように働く。そのため、実際にトランジスタSW1,SW2のゲート端子に印加される電圧は、図3に破線で示すように、Q11〜Q22を設けない場合よりも低くされる。
【0025】
その結果、SW1,SW2のゲート駆動信号にデッドタイムが設けられてなくても、SW1,SW2のそれぞれのオン状態におけるドレイン電流が制限され、貫通電流が抑制されるようになる。なお、リミッタ回路Q11〜Q22を構成するトランジスタQ11〜Q22の素子サイズはスイッチング・トランジスタSW1,SW2の素子サイズに比較するとはるかに小さくすることができ、Q11〜Q22に流れる電流(無効電流)はSW1,SW2の貫通電流に比べると無視できる大きさである。
【0026】
本発明者ら行なったシミュレーションでは、リミッタ回路LMT1,LMT2を設けない回路においてデッドタイムのないゲート駆動信号でSW1,SW2を駆動した場合に10mAの電流が流れていたものを、リミッタ回路LMT1,LMT2を設けることで、2mA程度に抑えることができることが分かった。
【0027】
次に、本発明の他の実施例を説明する。図4に示すリミッタ回路は、図2に示すリミッタ回路における上記無効電流を減少するための工夫をしたものである。具体的には、リミッタ回路LMT1,LMT2のMOSトランジスタQ11,Q12およびQ21,Q22と直列にそれぞれスイッチとして機能するMOSトランジスタQ13とQ23をそれぞれ設けるとともに、トランジスタ列Q11〜Q13と並列に、直列形態のコンデンサC1および抵抗R1を、また、トランジスタ列Q21〜Q23と並列に、直列形態のコンデンサC2および抵抗R2をそれぞれ設けたものである。
【0028】
この実施例のリミッタ回路においては、SW1,SW2のそれぞれのゲート駆動電圧Vg1,Vg2が各々ハイレベルに変化した直後に、コンデンサC1,C2がブースト回路として働くことによって、トランジスタQ13,Q23のゲート電圧が一時的に引き上げられてオン状態となり、Q13,Q23がオンしている間だけQ11,Q12とQ21,Q22によるリミッタの機能が働くようにされる。その後、抵抗R1,R2がプルダウン抵抗として働くことによって、Q13,Q23のゲート電位が下がるためQ13,Q23がオフし、無効電流のパスが遮断される。
【0029】
すなわち、図5に破線で示すように、SW1,SW2のゲート駆動電圧Vg1,Vg2は、ハイレベルに立ち上がる際に一時的に低い状態になり、その後はQ13,Q23がオフされるため本来のレベルまで上がる。貫通電流はSW1とSW2のオン、オフ状態が切り替わる際に一時的に流れる電流であるため、図5のようにVg1,Vg2が一時的に低い状態になることによって、SW1,SW2に流れる貫通電流を充分に抑制することができる上、その後オフされることでQ11〜Q22に流れる無効電流を減少させることができる。
【0030】
図6には、上記実施例のリミッタ回路の変形例を示す。このうち、図6(A)は図2の実施例において設けられているリミッタ回路LMT1,LMT2のうちハイサイド側のリミッタ回路LMT1を設けるようにしたもの、図6(B)は、ハイサイド側のトランジスタSW1としてPチャネル型のMOSトランジスタを使用するとともに、ハイサイド側にのみリミッタ回路を設けた場合の例である。
【0031】
図6(B)の変形例では、電源端子とトランジスタSW1のゲート端子との間に、ダイオード接続されたPチャネル型MOSトランジスタQ11’,Q12’からなるリミッタ回路LMT1が設けられている。この変形例のドライバ回路は、SW1のゲート駆動信号Vg1がハイレベルからロウレベルに変化してSW1がオン状態にされると、トランジスタQ11’,Q12’がオンしてSW1のゲート・ソース間電圧を制限し、デッドタイムがなくても貫通電流を抑制するように動作する。また、上記のようにハイサイド側のトランジスタSW1のゲート端子にのみリミッタ回路を設けてもある程度貫通電流を抑制する効果が得られる。
【0032】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態のリミッタ回路では、トランジスタSW1,SW2のゲート・ソース間に、ダイオード接続のMOSトランジスタを2個直列に接続しているが、その数は2個に限定されず、入力電圧Vinに応じて3個以上のMOSトランジスタを直列に接続するように構成しても良い。
【0033】
また、前記実施例では、リミッタ回路をダイオード接続のMOSトランジスタで構成しているが、MOSトランジスタの代わりにダイオード素子を使用してその順方向電圧でSW1,SW2のゲート電圧を制限するように構成しても良い。さらに、前記実施例では、ハイサイド側のリミッタ回路を構成するダイオード接続のMOSトランジスタQ12のソース端子を対応するスイッチング素子SW1のソース電位と同一の電位点に接続しているが、例えば定電圧回路に生成された定電位が供給される所定の定電位点に接続するように構成しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上の説明では、本発明を非絶縁型のDC−DCコンバータに適用した例を説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、トランスを有する絶縁型のDC−DCコンバータにおいてコイルを駆動するドライバ回路などにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明を適用したドライバ回路を備えたDC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。
【図2】リミッタ回路の具体例を示す回路図である。
【図3】図2のリミッタ回路を使用したドライバ回路のゲート駆動波形を示す波形図である。
【図4】リミッタ回路の他の実施例を示す回路図である。
【図5】図3のリミッタ回路を使用したドライバ回路のゲート駆動波形を示す波形図である。
【図6】(A)は図2のリミッタ回路の変形例を示す回路図、(B)はリミッタ回路の他の変形例を示す回路図である。
【図7】従来のドライバ回路のゲート駆動波形を示す波形図である。
【符号の説明】
【0036】
SW1 コイル駆動用トランジスタ(駆動用スイッチング素子)
SW2 整流用トランジスタ(整流用スイッチング素子)
LMT1,LMT2 リミッタ回路
L1 コイル(インダクタ)
C0 平滑コンデンサ
CNT スイッチング制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源端子と接地端子との間に直列形態に接続され、デッドタイムのない相補的な一対の制御信号によってオン、オフ駆動される第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を備えるドライバ回路であって、
少なくとも前記第1のスイッチング素子の制御端子には、オン状態での制御電圧を制限するリミッタ回路が接続されていることを特徴とするドライバ回路。
【請求項2】
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の制御端子に、その制御電圧を制限するリミッタ回路がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
【請求項3】
前記スイッチング素子は電界効果トランジスタであり、前記リミッタ回路は、対応するスイッチング素子のゲート電位点とソース電位点との間に直列に設けられた複数のダイオード接続のトランジスタからなることを特徴とする請求項1または2に記載のドライバ回路。
【請求項4】
前記リミッタ回路を構成する複数のダイオード接続のトランジスタと直列に接続されたスイッチング・トランジスタと、対応するスイッチング素子のゲート電圧の上昇に応じて前記スイッチング・トランジスタのゲート電圧を一時的に持ち上げるブースト回路とを備えることを特徴とする請求項3に記載のドライバ回路。
【請求項5】
電圧変換用のインダクタと、
直流電源から供給される直流入力電圧を前記インダクタに印加して電流を流しインダクタにエネルギーを蓄積させる第1のスイッチング素子と、
該第1のスイッチング素子がオフされているエネルギー放出期間にオンされる第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子をデッドタイムなしに相補的にオン、オフさせる制御信号を生成し、前記第1のスイッチング素子のオン時間を制御することで出力電圧の制御を行なうスイッチング制御回路と、
を備え、
少なくとも前記第1のスイッチング素子の制御端子には、オン状態での制御電圧を制限するリミッタ回路が接続されていることを特徴とするDC−DCコンバータ。
【請求項6】
前記スイッチング素子は電界効果トランジスタであり、前記リミッタ回路は、対応するスイッチング素子のゲート電位点とソース電位点との間に直列に設けられた複数のダイオード接続のトランジスタからなることを特徴とする請求項5に記載のDC−DCコンバータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−110071(P2010−110071A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−277652(P2008−277652)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【Fターム(参考)】