説明

コンタクトスペーサを備えるコンタクト構造体の形成方法及びそれを用いた半導体素子の製造方法

【課題】コンタクトスペーサを備えるコンタクト構造体の形成方法及びそれを用いた半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のコンタクト構造体の形成方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜をパターニングして半導体基板の所定領域を露出させるコンタクトホールを形成する工程と、半導体基板の主表面に対して傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いてコンタクトホールの側壁にコンタクトスペーサを形成する工程と、を有する。このとき、蒸着方向は主表面と主表面に対する法線との間に位置する。それと共に、このコンタクト構造体の形成方法を用いた半導体素子の製造方法も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体素子の製造方法に関し、より詳しくは、コンタクトスペーサを備えるコンタクト構造体の形成方法及びそれを用いた半導体素子の製造方法(Method of forming a contact structure with a contact spacer and method of fabricating a semiconductor device using the same)に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、半導体素子は、トランジスタ、抵抗体及びキャパシタのような個別素子(discrete devices)で構成される集積回路を含む。個別素子は層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールを介して互いに電気的に接続することができる。
【0003】
半導体素子の集積度が増加するにつれ、コンタクトホールの大きさ及びそれらの間の間隔はますます減少する。従って、コンタクトホール及びコンタクトホールを埋め込む配線を形成するための工程マージンが減少して半導体素子の収率を改善するのに限界がある。
【0004】
図1乃至図3は、従来のコンタクト構造体を形成する方法を説明するための工程断面図である。
【0005】
図1に示すように、半導体基板10の所定領域に素子分離膜14を形成して複数個の活性領域12を限定することができる。活性領域12を有する半導体基板10上に層間絶縁膜16を形成する。層間絶縁膜16はシリコン酸化膜で形成することができる。続いて、層間絶縁膜16上に開口部を有するマスクパターン、例えば、フォトレジストパターン19を形成することができる。フォトレジストパターン19をエッチングマスクとして用いて層間絶縁膜16をエッチングして活性領域12を露出させるコンタクトホール18を形成する。このとき、エッチングは炭素及びフッ素を含むエッチングガスを用いる乾式エッチングで行うことができる。この場合、コンタクトホール18の側壁は半導体基板10に対して垂直のプロファイルではない傾斜したプロファイルを有するように形成することができる。これは乾式エッチング過程で生成されたポリマー(polymer)がコンタクトホール18の側壁に付着するという理由からである。更に、コンタクトホール18が高い縦横比(aspect ratio)を有する場合に、コンタクトホール18のそれぞれは下部領域よりも上部領域で最も大きな幅を有するプロファイルを有することができる。
【0006】
図2に示すように、洗浄液20を用いコンタクトホール18を介して露出した活性領域12の上部面に対し洗浄工程を行う。洗浄液20はフッ酸を含む溶液を用いることができる。洗浄工程の進行中に、洗浄液20はコンタクトホール18に隣接した層間絶縁膜16をエッチングすることができる。上述のように、半導体素子の集積度が増加するにつれて互いに隣接したコンタクトホール18間の間隔が減少し、コンタクトホール18との間の層間絶縁膜16の幅もまた縮小する。これにより、層間絶縁膜16がオーバーエッチングされた場合、コンタクトホール18間の層間絶縁膜16から側方向にこれを貫通する開口部Oが形成される。
【0007】
図3に示すように、フォトレジストパターン19を除去した後、コンタクトホール18を有する半導体基板10全面に導電膜を蒸着する。続いて、層間絶縁膜16の上部面を露出させるように導電膜を平坦化してコンタクトホール18を埋め込む導電膜パターン22を形成する。導電膜パターン22のそれぞれは、その間の層間絶縁膜16によって電気的に絶縁されなければならないが、開口部Oを介して短絡(short)する。これにより、半導体素子の信頼性が低下するという問題点がある。
【0008】
他の例として、従来のコンタクト構造体を備える半導体素子の製造方法が、特許文献1に「半導体素子のコンタクトホール形成方法(Method of forming contact hole of semiconductor device)」という名称で開示されている。特許文献1によれば、半導体基板の所定領域を露出するコンタクトホールを形成する前に、予備的に層間絶縁膜にトレンチを形成する。トレンチの側壁にスペーサを形成し、その後、スペーサを有するトレンチに沿って層間絶縁膜をエッチングしてコンタクトホールを形成する。しかし、コンタクトホールはスペーサの幅ほど減少した下部面積を有することによってコンタクトホールを埋め込むコンタクトプラグと半導体基板間のコンタクト抵抗が増加する。
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第2005−0066369号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、互いに隣接したコンタクト間の短絡を防止して半導体素子の信頼性を向上させるのに寄与するコンタクト構造体の形成方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、互いに隣接したコンタクト間の短絡を防止して半導体素子の信頼性を向上させるのに寄与する半導体素子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるコンタクト構造体の形成方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜をパターニングして前記半導体基板の所定領域を露出させるコンタクトホールを形成する工程と、前記半導体基板の主表面に対して傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いて前記コンタクトホールの側壁にコンタクトスペーサを形成する工程と、を有する。このとき、前記蒸着方向は前記主表面と前記主表面に対する法線(normal)との間に位置する。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記コンタクトスペーサは前記コンタクトホールの上部側壁に形成することができる。
【0013】
他の実施形態において、前記蒸着法は物理的気相蒸着法により行うことができる。前記物理的気相蒸着法は電子ビーム蒸着法(e−beam evaporation)又はスパッタリングを用いることができる。
【0014】
更に他の実施形態において、前記コンタクトスペーサを形成する工程は、水平面に対して垂直をなす前記蒸着方向を有し、前記半導体基板の主表面が前記水平面に対して傾斜するようにして行うことができる。
【0015】
更に他の実施形態において、前記コンタクトスペーサを形成する工程は前記半導体基板を回転させながら行うことができる。
【0016】
更に他の実施形態において、前記コンタクトスペーサを形成する間に、前記コンタクトスペーサから延長されて前記層間絶縁膜の上部面を覆うスペーサ延長膜を形成することができる。
【0017】
更に他の実施形態において、前記コンタクトスペーサは前記層間絶縁膜に対してエッチング選択比を有する物質膜で形成することができる。
【0018】
更に他の実施形態において、前記コンタクトホールを有する半導体基板に湿式洗浄を行うことができる。
【0019】
更に他の実施形態において、前記コンタクトホールは乾式エッチングを用いて形成することができる。
【0020】
上記他の目的を達成するためになされた本発明の一特徴による半導体素子の製造方法は、半導体基板上に下部層間絶縁膜を形成する工程と、前記下部層間絶縁膜をパターニングして前記半導体基板の所定領域を露出させる第1及び第2パッドコンタクトホールを形成する工程と、前記半導体基板の主表面に対して傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いて前記第1及び第2パッドコンタクトホールの側壁にそれぞれ第1及び第2パッドコンタクトスペーサを形成し、このとき前記蒸着方向を前記主表面と前記主表面に対する法線との間に位置させる工程と、前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサを有する第1及び第2パッドコンタクトホール内にそれぞれ第1及び第2導電性パッドを形成する工程と、前記第1及び第2導電性パッド及び前記下部層間絶縁膜を覆う中間層間絶縁膜を形成する工程と、前記中間層間絶縁膜上に配線パターンを形成し、このとき前記配線パターンが前記中間層間絶縁膜を貫通する配線コンタクトホールを介して前記第1導電性パッドに電気的に接続されるように形成する工程と、前記配線パターン及び前記中間層間絶縁膜を覆う上部層間絶縁膜を形成する工程と、前記上部層間絶縁膜及び前記中間層間絶縁膜を貫通して前記第2導電性パッドの上部面を露出させるノードコンタクトホールを形成する工程と、を有する。
【0021】
本発明の一実施形態において、前記下部層間絶縁膜を形成する前に、前記半導体基板上に導電膜パターン及び該導電膜パターンの側壁上に導電膜パターンスペーサを順に形成することができる。前記第1及び第2パッドコンタクトホールを形成する工程は、前記導電膜パターン及び前記導電膜パターンスペーサをエッチングマスクとして用いて前記下部層間絶縁膜をエッチングすることができる。ここで、前記導電膜パターンのそれぞれは順に積層された導電性パターン及びキャッピングパターンを備えるように形成することができる。それと共に、前記導電膜パターンはワードラインパターンであり、前記配線パターンはビットラインパターンであって、前記ビットラインパターンは前記ワードラインパターンの上部を横切るように形成することができる。
【0022】
他の実施形態において、前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサは、前記下部層間絶縁膜に対してエッチング選択比を有する物質膜で形成することができる。
【0023】
更に他の実施形態において、前記第1及び第2導電性パッドを形成する前に、前記第1及び第2パッドコンタクトホールを有する半導体基板に湿式洗浄を行うことができる。
【0024】
更に他の実施形態において、前記ノードコンタクトホールを形成する工程は、前記上部層間絶縁膜及び前記中間層間絶縁膜を順にパターニングして前記第2導電性パッドの上部面を露出させるノードコンタクトホールを形成する工程を含むことができる。続いて、等方性エッチング工程を用いて前記ノードコンタクトホールを拡張することができる。
【0025】
更に他の実施形態において、前記配線パターンを形成する前に、前記第1導電性パッド上に金属シリサイド膜を形成することができる。このとき該金属シリサイド膜は前記第1パッドコンタクトスペーサによって囲まれるように形成することができる。
【0026】
更に他の実施形態において、前記ノードコンタクトホール内にストレージノードコンタクトプラグ又はストレージノード電極を形成することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いて層間絶縁膜内に形成されたコンタクトホールの側壁上にコンタクトスペーサを形成することにより、コンタクトスペーサを備えるコンタクトホールに対して洗浄工程を行う場合にコンタクトホールとの間の層間絶縁膜がエッチングされることを防止することができる。その結果、コンタクトホールを埋め込むコンタクトプラグとの間の短絡を防止して半導体素子の信頼性を確保することができる。
【0028】
更に、層間絶縁膜内には導電膜パターン及びその側壁上の導電膜パターンスペーサを形成することができる。コンタクトホールは導電膜パターン及び導電膜パターンスペーサをエッチングマスクとして用いて形成することができる。この場合、導電膜パターン及び導電膜パターンスペーサの上部がエッチングされることによって導電膜パターンを構成する導電膜を露出させることができる。露出した導電膜上にコンタクトスペーサを形成することによって半導体素子の信頼性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明のコンタクト構造体の形成方法及びそれを用いた半導体素子の製造方法を実施するための最良の形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明する実施形態に限定されるわけではなく、他の形態で具体化することができる。従って、ここで開示される実施形態は発明の開示を完全なものとすると共に、当業者に本発明の思想を十分に伝えるために提供されるものである。
【0030】
なお、説明の都合上、図面において、層及び領域の厚みは誇張されており、図示する形態が実際とは異なる場合がある。また、ある層が、他の層又は基板(substrate)の「上」にあると記載した場合、これは他の層又は基板の「直上に」直接形成される場合に限らず、それらの間に第3の層が介在する場合も含む。明細書の全体において同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。
【0031】
図4乃至図20を参照して、本発明の一実施例による半導体素子の製造方法について説明する。図4は、本発明の方法により適用可能なDRAM素子のセルアレイ領域の一部分を示す平面図である。図5乃至図19(奇数番目)は、本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図であり、図6乃至図20(偶数番目)は、本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。本発明によるコンタクト構造体の形成方法は、図4に示すDRAMセルアレイ領域を備えるDRAM素子に限定されず、コンタクト構造体を有するすべての半導体素子、例えば、フラッシュメモリ素子や相転移メモリ素子(PRAM)に適用される。
【0032】
図4、図5及び図6に示すように、半導体基板100の所定領域に素子分離膜104を形成して第1活性領域102a及び第2活性領域102bを画定する。半導体基板100はバルク(bulk)基板やSOI(Silicon On Insulator)基板で形成することができる。素子分離膜104は、高密度プラズマ酸化膜(HDP oxidee)と絶縁膜で形成することができる。第1及び第2活性領域102a、102bを有する半導体基板100上に通常知られている方法を用いて活性領域102a、102b及び素子分離膜104の上部を横切る導電膜パターン114を形成する。導電膜パターン114は、図4に示すようにDRAMセルのワードラインパターン114に相当するものとすることができる。ワードラインパターン114のそれぞれは順に積層されたゲート絶縁膜106、ワードライン110及びワードラインキャッピングパターン112を備えるように形成することができる。ワードライン110はドーピングされたポリシリコン膜で形成することができる。
【0033】
続いて、ワードラインパターン114及び素子分離膜104をイオン注入マスクとして用いて活性領域102a、102b内に不純物イオンを注入して共通ドレイン領域116d、第1ソース領域117s及び第2ソース領域118sを形成する。共通ドレイン領域116dは第1及び第2活性領域102a、102bの中心部内に形成することができ、第1及び第2ソース領域117s、118sはそれぞれ第1及び第2活性領域102a、102bの第1端部及び第2端部内に形成することができる。図6において、共通ドレイン領域116d、第1ソース領域117s及びこれらの間のチャネル領域上部のワードライン110は第1アクセストランジスタを構成し、共通ドレイン領域116d、第2ソース領域118s及びこれらの間のチャネル領域上部のワードライン110は第2アクセストランジスタを構成することができる。
【0034】
ワードラインパターン114の側壁上に導電膜パターンスペーサ115、即ち、ワードラインパターンスペーサ115を形成する。ワードラインキャッピングパターン112及びワードラインパターンスペーサ115は半導体素子の層間絶縁膜において広く用いられるシリコン酸化膜に対してエッチング選択比を有する絶縁膜、例えばシリコン窒化膜で形成することができる。ワードラインパターンスペーサ115を有する半導体基板100上に下部層間絶縁膜119を形成する。下部層間絶縁膜119はシリコン酸化膜で形成することができる。
【0035】
図4、図7及び図8に示すように、下部層間絶縁膜119上に所定領域を露出させる開口部を有するマスクパターン、例えば、フォトレジストパターン30を形成することができる。続いて、フォトレジストパターン30、ワードラインキャッピングパターン112及びワードラインパターンスペーサ115をエッチングマスクとして用いて下部層間絶縁膜119をエッチングすることができる。即ち、エッチングは自己整列コンタクト技術(self−aligned contact technique)を用いて行うことができる。このとき、エッチングは乾式エッチングで行うことができ、乾式エッチングは炭素及びフッ素を含むエッチングガス32を用いることができる。この場合に、エッチングは下部層間絶縁膜119に第1及び第2パッドコンタクトホール120、122が位置するように形成することができる。第1パッドコンタクトホール120は共通ドレイン領域116dを露出することができる。第2パッドコンタクトホール122は第1及び第2ソース領域117s、118sを露出することができる。第1及び第2パッドコンタクトホール120、122は互いに隣接するようにワードラインパターン114間に形成することができる。図7に示すように、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122を形成する過程において乾式エッチングで生成したポリマーが第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の下部側壁に付着するように、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の側壁は傾斜したプロファイルを有するように形成することができる。それと共に、図8に示すように、エッチングマスクとして用いたワードラインキャッピングパターン112及びワードラインパターンスペーサ115は乾式エッチング過程において一部がエッチングされるようにすることができる。その結果、ワードラインパターン114の一部を露出することができる。
【0036】
図4、図9及び図10に示すように、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122を有する半導体基板100の主表面Sに対して傾斜した方向を有する蒸着法36を用いて第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の側壁を覆う第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125を形成することができる。これを形成する間に、下部層間絶縁膜119の上部面を覆いながら第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125からそれぞれ延長されるスペーサ延長膜123を形成することができる。このとき、蒸着方向Dは、主表面Sと主表面Sに対する数学的な法線Nとの間に位置する。具体的に、蒸着方向Dは、主表面Sから所定の角度Aを有し、角度Aは主表面Sに対する法線Nの角度よりも小さい値を有する。即ち、角度Aは主表面Sに対して0度より大きく、90度より小さい値を有する。例えば、蒸着方向Dは水平面に対して垂直になるように設定することができ、半導体基板100の主表面Sが水平面に対して傾斜するようにすることで、蒸着方向Dが主表面Sから所定の角度Aを有することができる。更に、角度Aを調節することによって第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125を第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の側壁の全部又は上部側壁上に形成することができる。第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125が第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の上部側壁上に形成される場合には、共通ドレイン領域116d及び第1及び第2ソース領域117s、118sの露出面積が減少しない。
【0037】
蒸着法には、物理的気相蒸着法(physical vapor deposition;PVD)を用いることができる。これは物理的気相蒸着法が一定方向性で原子が蒸着される特徴を有するからである。物理的気相蒸着法は、例えば、電子ビーム蒸着法又はスパッタリングで行うことができる。スパッタリングが用いられる場合には、装備のチャンバ内においてシリコン窒化膜の固体ターゲット(target)を半導体基板100の主表面S上部に配置することができる。それと共に、第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125を第1及び第2パッドコンタクトホール120、122の両側壁に形成するために物理的気相蒸着装備内の回転可能な支持部34を用いて半導体基板100を回転することができる。
【0038】
一方、図10に示すように、第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125はワードラインパターンスペーサ115上に形成されて露出したワードライン110を覆うように形成することができる。上述の第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125及びスペーサ延長膜123はシリコン窒化膜又はシリコン酸化膜で形成することができるが、好ましくは、湿式又は乾式エッチングの進行中に下部層間絶縁膜119に対するエッチング選択比を有する絶縁膜として、例えば、シリコン窒化膜で形成することができる。
【0039】
図4、図11及び図12に示すように、共通ドレイン領域116d及び第1及び第2ソース領域117s、118sの露出面積を拡張させるとともに、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122内の汚染物質(contaminants)を除去するために、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122を有する半導体基板100に対して湿式洗浄工程を行うことができる。湿式洗浄工程はフッ酸を含む洗浄液38を用いて行うことができる。
【0040】
第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125がシリコン窒化膜で形成される場合に、第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125は洗浄液30に対して下部層間絶縁膜よりも低いエッチング率を有する絶縁膜なので、これに囲まれた下部層間絶縁膜119はエッチングされない。よって、図11に示すように、湿式洗浄工程を行う間に互いに隣接した第1及び第2パッドコンタクトホール120、122との間の下部層間絶縁膜119内に側方向にこれを貫通する開口部が形成されない。
【0041】
図10の説明と同じく、第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125は、露出したワードライン110を覆うように図12のように形成することができる。よって、湿式洗浄工程の進行中に、ワードラインパターン114は第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125の存在によってこれ以上露出されない。
【0042】
図4、図13及び図14に示すように、第1及び第2パッドコンタクトホール120、122を有する半導体基板100上に導電性パッド膜を形成することができる。続いて、導電性パッド膜を平坦化して第1及び第2パッドコンタクトホール120、122内にそれぞれ第1導電性パッド126及び第2導電性パッド128を形成することができる。平坦化工程は化学機械的研磨(chemical mechanical polishing:CMP)工程又はエッチバック(etch back)工程を採用することができる。化学機械的研磨工程の場合にスペーサ延長膜123は停止膜として用いることができる。続いて、下部層間絶縁膜119の上部面を露出させるように平坦化工程を用いてスペーサ延長膜123を除去することができる。しかし、スペーサ延長膜123を除去する工程は省略することもできる。
【0043】
一方、第1及び第2導電性パッド126、128はドーピングされたシリコン膜で形成することができる。第1導電性パッド126は共通ドレイン領域116dに電気的に接続されるように形成することができ、第2導電性パッド128は第1及び第2ソース領域117s、118sに電気的に接続されるように形成することができる。即ち、第1導電性パッド126はDRAMセルのビットラインコンタクトパッドに相当するものとすることができ、第2導電性パッド128はDRAMセルのストレージノードコンタクトパッドに相当するものとすることができる。図11を参照して説明したように、第1及び第2パッドコンタクトスペーサ124、125の存在によって下部層間絶縁膜119内に側方向にこれを貫通する開口部が形成されない。これにより、第1及び第2導電性パッド126、128間の短絡を防止することができる。それと共に、図12を参照して説明したように、ワードライン110が露出しないことから、ワードラインパターン114と第1及び第2導電性パッド126、128との間の短絡を防止することができる。
【0044】
図4、図15及び図16に示すように、第1及び第2導電性パッド126、128を有する半導体基板100上に中間層間絶縁膜130を形成する。中間層間絶縁膜130は下部層間絶縁膜119と実質的に同一の絶縁膜で形成することができる。
【0045】
続いて、中間層間絶縁膜130をパターニングして第1導電性パッド126を露出させる配線コンタクトホール132を形成することができる。配線コンタクトホール132の側壁に配線コンタクトスペーサ134を形成することができる。配線コンタクトスペーサ134はシリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜とすることができる。
【0046】
続いて、配線コンタクトホール132の内壁及び中間層間絶縁膜130上を覆う金属膜を積層することができる。金属膜はタングステン(W)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、及びタンタル(Ta)のうち少なくとも一つとすることができる。金属膜を有する半導体基板100を熱処理して第1導電性パッド126上に金属シリサイド膜126sを形成することができる。続いて、反応後の金属膜を除去する。即ち、シリサイド化工程を用いて配線コンタクトホール132下部の第1導電性パッド126内に金属シリサイド膜126sを形成することができる。この場合に、金属シリサイド膜126sは第1パッドコンタクトスペーサ124によって囲まれるように形成することができる。
【0047】
続いて、配線コンタクトホール132を埋め込み、中間層間絶縁膜130を覆う導電膜を積層することができる。その結果、配線コンタクトホール132内に配線コンタクトプラグ136を形成することができる。配線コンタクトプラグ136を含む導電膜は、タングステンのような金属膜で形成することができる。続いて、導電膜上にキャッピング膜パターン140を形成することができる。キャッピング膜パターン140はワードラインパターン114の上部を横切って形成することができる。キャッピング膜パターン140はシリコン窒化膜のような絶縁膜で形成することができる。キャッピング膜パターン140をエッチングマスクとして用いて導電膜をエッチングして導電性パターン138を形成することができる。その結果、順に積層された配線コンタクトプラグ136、導電性パターン138及びキャッピング膜パターン140を備える配線パターン142が形成される。即ち、配線パターン142は配線コンタクトホール132を介して第1導電性パッド126に電気的に接続されるようにすることができる。それと共に、配線パターン142は図4に示すように、それぞれDRAMセルでビットラインパターンとして採用することができる。次に、このビットラインパターン142の側壁にビットラインスペーサ144を形成することができる。ビットラインスペーサ144は中間層間絶縁膜に対してエッチング選択比を有する絶縁膜、例えば、シリコン窒化膜で形成することができる。続いて、ビットラインパターン142及びビットラインスペーサ144を有する半導体基板100上を覆う上部層間絶縁膜146を形成することができる。上部層間絶縁膜146はシリコン酸化膜で形成することができる。
【0048】
図4、図17及び図18に示すように、上部層間絶縁膜146を有する半導体基板100上にフォトレジストパターン(図示せず)を形成することができる。フォトレジストパターンは、図4に示すワードラインパターン114と重畳するように形成することができる。フォトレジストパターン、ビットラインパターン142、ビットラインスペーサ144をエッチングマスクとして用いて上部層間絶縁膜146及び中間層間絶縁膜130をエッチングして第2導電性パッド128を露出させるノードコンタクトホール148を形成することができる。
【0049】
続いて、第2導電性パッド128の露出した面積を極大化し、ノードコンタクトホール148内の汚染物質を除去するために、ノードコンタクトホール148を有する半導体基板100に湿式エッチング工程を適用することができる。湿式エッチング工程はフッ酸溶液を含む酸化膜エッチング溶液を用いて実施することができる。その結果、中間層間絶縁膜130及び上部層間絶縁膜146が等方性エッチングされて拡張されたノードコンタクトホール148を形成することができる。拡張されたノードコンタクトホール148を形成するための湿式エッチング工程の間に、図17に示すように、第1導電性パッド126に隣接した下部層間絶縁膜119がリセスされても、第1パッドコンタクトスペーサ124はエッチング阻止膜の役割をすることができる。湿式エッチング工程の間に、第1導電性パッド126上の金属シリサイド膜126sは第1パッドコンタクトスペーサ124の存在により露出されない。即ち、第1パッドコンタクトスペーサ124は拡張されたノードコンタクトホール148を形成するための湿式エッチング工程の間に金属シリサイド膜126sの損傷又は除去されることを防止する。
【0050】
拡張されたノードコンタクトホール148の側壁上にノードコンタクトスペーサ150を更に形成することができる。拡張されたノードコンタクトホール148を形成する間に中間層間絶縁膜130及び上部層間絶縁膜146のオーバーエッチングにより金属シリサイド膜126sの上部面及びビットライン138が露出される可能性がある。この場合に、ノードコンタクトスペーサ150は、金属シリサイド膜126s及びビットライン138が後続工程でノードコンタクトホール148内に形成される導電性パターンに電気的に接続されることを防止するために形成される。
【0051】
続いて、ノードコンタクトスペーサ150を有する半導体基板100上に、拡張されたノードコンタクトホール148を介して第2導電性パッド128と電気的に接続される導電性パターン、DRAMの場合として、例えば、ストレージノードコンタクトプラグ152を形成することができる。ストレージノードコンタクトプラグ152は当業界でよく知られた通常の方法を用いて形成することができる。
【0052】
図4、図19及び図20に示すように、ストレージノードコンタクトプラグ152上に情報保存要素(data storage elements)154を形成することができる。DRAMセルの場合として、例えば、情報保存要素154は順に積層されたストレージノード電極、誘電体膜及び上部電極(共に図示せず)を備えるように形成することができる。他の実施例においては、導電性パターンとしてストレージノードコンタクトプラグ152の代りに、ノードコンタクトホール148内に、第2導電性パッド128に電気的に接続されるストレージノード電極(図示せず)を形成することができる。
【0053】
以上、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】従来のコンタクト構造体の形成方法を説明するための工程断面図である。
【図2】従来のコンタクト構造体の形成方法を説明するための工程断面図である。
【図3】従来のコンタクト構造体の形成方法を説明するための工程断面図である。
【図4】本発明の方法で適用可能なDRAM素子のセルアレイ領域の一部分を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図6】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図7】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図8】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図9】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図10】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図11】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図12】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図13】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図14】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図15】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図16】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図17】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図18】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【図19】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線I−I’による工程断面図である。
【図20】本発明の一実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図4の切断線II−II’による工程断面図である。
【符号の説明】
【0055】
10、100 半導体基板
12 活性領域
14、104 素子分離膜
16 層間絶縁膜
18 コンタクトホール
19、30 フォトレジストパターン
20、38 洗浄液
22 導電膜パターン
32 エッチングガス
34 支持部
36 蒸着法
102a、102b 第1及び第2活性領域
106 ゲート絶縁膜
110 ワードライン
112 ワードラインキャッピングパターン
114 ワードラインパターン(導電膜パターン)
115 ワードラインパターンスペーサ(導電膜パターンスペーサ)
116d 共通ドレイン領域
117s、118s 第1及び第2ソース領域
119 下部層間絶縁膜
120、122 第1及び第2パッドコンタクトホール
123 スペーサ延長膜
124、125 第1及び第2パッドコンタクトスペーサ
126、128 第1及び第2導電性パッド
126s 金属シリサイド膜
130 中間層間絶縁膜
132 配線コンタクトホール
134 配線コンタクトスペーサ
136 配線コンタクトプラグ
138 ビットライン(導電性パターン)
140 キャッピング膜パターン
142 ビットラインパターン(配線パターン)
144 ビットラインスペーサ
146 上部層間絶縁膜
148 ノードコンタクトホール
150 ノードコンタクトスペーサ
152 ストレージノードコンタクトプラグ
154 情報保存要素
A 角度
D 蒸着方向
N 法線
O 開口部
S 主表面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、
前記層間絶縁膜をパターニングして前記半導体基板の所定領域を露出させるコンタクトホールを形成する工程と、
前記半導体基板の主表面に対して傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いて前記コンタクトホールの側壁にコンタクトスペーサを形成する工程と、を有し、
前記蒸着方向は前記主表面と前記主表面に対する法線との間に位置することを特徴とするコンタクト構造体の形成方法。
【請求項2】
前記コンタクトスペーサは、前記コンタクトホールの上部側壁に形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項3】
前記蒸着法は、物理的気相蒸着法により行うことを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項4】
前記物理的気相蒸着法は、電子ビーム蒸着法又はスパッタリングを用いることを特徴とする請求項3に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項5】
前記蒸着方向は水平面に対して垂直の方向を有し、前記半導体基板の主表面は前記水平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項6】
前記コンタクトスペーサを形成する工程は、前記半導体基板を回転させながら行うことを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項7】
前記コンタクトスペーサを形成する間に、前記コンタクトスペーサから延長されて前記層間絶縁膜の上部面を覆うスペーサ延長膜を形成する工程を更に有することを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項8】
前記コンタクトスペーサは、前記層間絶縁膜に対してエッチング選択比を有する物質膜で形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項9】
前記コンタクトホールを有する半導体基板に湿式洗浄を行う工程を更に有することを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項10】
前記コンタクトホールは、乾式エッチングを用いて形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト構造体の形成方法。
【請求項11】
半導体基板上に下部層間絶縁膜を形成する工程と、
前記下部層間絶縁膜をパターニングして前記半導体基板の所定領域を露出させる第1及び第2パッドコンタクトホールを形成する工程と、
前記半導体基板の主表面に対して傾斜した蒸着方向を有する蒸着法を用いて前記第1及び第2パッドコンタクトホールの側壁にそれぞれ第1及び第2パッドコンタクトスペーサを形成し、その際前記蒸着方向を前記主表面と前記主表面に対する法線との間に位置させる工程と、
前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサを有する第1及び第2パッドコンタクトホール内にそれぞれ第1及び第2導電性パッドを形成する工程と、
前記第1及び第2導電性パッド及び前記下部層間絶縁膜を覆う中間層間絶縁膜を形成する工程と、
前記中間層間絶縁膜上に配線パターンを形成し、その際該配線パターンが前記中間層間絶縁膜を貫通する配線コンタクトホールを介して前記第1導電性パッドに電気的に接続されるように形成する工程と、
前記配線パターン及び前記中間層間絶縁膜を覆う上部層間絶縁膜を形成する工程と、
前記上部層間絶縁膜及び前記中間層間絶縁膜を貫通して前記第2導電性パッドの上部面を露出させるノードコンタクトホールを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体素子の製造方法。
【請求項12】
前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサは、それぞれ前記第1及び第2コンタクトホールの上部側壁に形成されることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項13】
前記蒸着方向は水平面に対して垂直の方向を有し、前記半導体基板の主表面は前記水平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項14】
前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサを形成する工程は、前記半導体基板を回転させながら行うことを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項15】
前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサを形成する間に、前記第1及び第2パッドコンタクトスペーサから延長されて前記下部層間絶縁膜の上部面をそれぞれ覆うスペーサ延長膜を形成する工程を更に有することを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項16】
前記下部層間絶縁膜を形成する前に、前記半導体基板上に導電膜パターン及び該導電膜パターンの側壁上に導電膜パターンスペーサを順に形成する工程を更に有し、
前記第1及び第2パッドコンタクトホールを形成する工程は、前記導電膜パターン及び前記導電膜パターンスペーサをエッチングマスクとして用いて前記下部層間絶縁膜をエッチングする工程を含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項17】
前記導電膜パターンのそれぞれは、順に積層された導電性パターン及びキャッピングパターンを備えるように形成されることを特徴とする請求項16に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項18】
前記導電膜パターンはワードラインパターンであり、前記配線パターンはビットラインパターンであって、前記ビットラインパターンは前記ワードラインパターンの上部を横切るように形成されることを特徴とする請求項16に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項19】
前記第1及び第2導電性パッドを形成する前に、前記第1及び第2パッドコンタクトホールを有する半導体基板に湿式洗浄を行う工程を更に有することを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
【請求項20】
半導体基板上に下部層間絶縁膜を形成する工程と、
前記下部層間絶縁膜をパターニングして第1及び第2パッドコンタクトホールを形成する工程と、
前記第1及び第2パッドコンタクトホールの側壁にそれぞれ第1及び第2パッドコンタクトスペーサを形成する工程と、
前記第1及び第2パッドコンタクトホール内にそれぞれ第1及び第2導電性パッドを形成する工程と、
前記第1及び第2導電性パッド及び前記下部層間絶縁膜を覆う中間層間絶縁膜を形成する工程と、
前記中間層間絶縁膜上に配線パターンを形成し、その際該配線パターンが前記中間層間絶縁膜を貫通する配線コンタクトホールを介して前記第1導電性パッドに電気的に接続されるように形成する工程と、
前記配線パターンが形成される前に、前記第1導電性パッド上に金属シリサイド膜を形成し、その際該金属シリサイド膜を前記第1パッドコンタクトスペーサに囲まれるように形成する工程と、
前記配線パターン及び前記中間層間絶縁膜を覆う上部層間絶縁膜を形成する工程と、
前記上部層間絶縁膜及び前記中間層間絶縁膜を順にパターニングして前記第2導電性パッドの上部面を露出させるノードコンタクトホールを形成する工程と、
前記ノードコンタクトホールにエッチング工程を行って前記ノードコンタクトホールを大きく拡大する工程と、
前記ノードコンタクトホール内にストレージノードコンタクトプラグ及びストレージノード電極のうち少なくとも一つを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体素子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2009−21598(P2009−21598A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−180566(P2008−180566)
【出願日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】