説明

化合物半導体基板の製造方法

【課題】結晶欠陥の少ない化合物半導体層を種基板上にエピタキシャル成長できる化合物半導体基板の製造方法を提供する。
【解決手段】電解めっきにおいて種基板10を膜厚方向に貫通する貫通転位101〜105をそれぞれ通して種基板10の厚さ方向に電流を流すことにより、種基板10の第1の主面11上の貫通転位101〜105が存在する位置に金属膜201〜205を選択的に形成するステップと、金属膜201〜205の融点より低いエピタキシャル成長温度で、金属膜201〜205を覆うように種基板10の第1の主面11上に化合物半導体層30をエピタキシャル成長させるステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化合物半導体装置の製造方法に係り、特に種基板上に化合物半導体層をエピタキシャル成長させて基板を形成する化合物半導体基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体レーザや発光ダイオード(LED)等の発光素子やフォトダイオード等の受光素子、或いは高耐圧パワーデバイス等に、例えばIII−V族窒化物半導体等からなる、化合物半導体装置が使用されている。代表的なIII−V族窒化物半導体は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表され、例えば窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等である。
【0003】
化合物半導体装置の基板製造方法として、エピタキシャル成長によって種基板上に化合物半導体層を形成し、種基板から剥離した化合物半導体層を化合物半導体基板として使用する方法が用いられている。この場合、種基板の転位に起因する結晶欠陥の発生が少ない化合物半導体層を種基板上に成長させる必要がある。
【0004】
特定の金属材料をマスクとして種基板上にパターン形成することにより、エピタキシャル層を膜厚方向と垂直な横方向に成長させて金属材料を埋め込む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この方法では、横方向成長させたエピタキシャル層上に化合物半導体層をエピタキシャル成長させることで、欠陥の少ない化合物半導体基板が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−303136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記方法では、横方向に成長させることでマスクエリア以外の領域については転位が減少するものの、1×104個/cm2以上の転位が化合物半導体層に残留する。したがって、電子デバイス、特に縦型デバイスとして許容できる転位密度の化合物半導体層を、種基板上に成長させることができない。
【0007】
上記問題点に鑑み、本発明は、結晶欠陥の少ない化合物半導体層を種基板上にエピタキシャル成長できる化合物半導体基板の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、(イ)電解めっきにおいて種基板を膜厚方向に貫通する貫通転位を通して種基板の厚さ方向に電流を流すことにより、種基板の第1の主面上の貫通転位が存在する位置に金属膜を選択的に形成するステップと、(ロ)金属膜の融点より低いエピタキシャル成長温度で、金属膜を覆うように種基板の第1の主面上に化合物半導体層をエピタキシャル成長させるステップとを含む化合物半導体基板の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、結晶欠陥の少ない化合物半導体層を種基板上にエピタキシャル成長できる化合物半導体基板の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法を説明するための模式的な工程図である。
【図2】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法に使用可能な電解めっき方法を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法に使用可能な他の電解めっき方法を説明するための模式図である。
【図4】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法に使用可能な種基板の構成を示す模式図である。
【図5】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法に使用可能な種基板の構成を示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法に使用可能な種基板の他の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各部の長さの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0012】
又、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0013】
本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法は、図1(a)〜図1(c)に示すように、電解めっきにおいて種基板10を膜厚方向に貫通する貫通転位101〜105をそれぞれ通して種基板10の厚さ方向に電流を流すことにより、種基板10の第1の主面11上の貫通転位101〜105が存在する位置に金属膜201〜205を選択的に形成するステップと、金属膜201〜205の融点より低いエピタキシャル成長温度で、金属膜201〜205を覆うように種基板10の第1の主面11上に化合物半導体層30をエピタキシャル成長させるステップとを含む。なお、図1(d)に示すように、化合物半導体層30から種基板10を除去して、化合物半導体層30のみを化合物半導体基板として使用してもよい。
【0014】
種基板10には、例えば比抵抗が104Ωcm以上の高抵抗基板や絶縁性基板を使用する。これは、貫通転位101〜105以外における種基板10の電気抵抗を、貫通転位101〜105の電気抵抗よりも高くするためである。これにより、電解めっきにおいて、貫通転位101〜105を通して第1の主面11から第2の主面12に種基板10の厚さ方向のリーク電流が流れ、種基板10の他の領域では電流が流れない。その結果、リーク電流が流れる貫通転位101〜105の端部が表れている第1の主面11上の位置それぞれに、選択的に金属膜201〜205がめっきされる。つまり、種基板10の第1の主面11において、貫通転位101〜105の位置をマスクするように、金属膜201〜205が選択的に形成される。
【0015】
図2に、種基板10の第1の主面11上の貫通転位101〜105の位置に金属膜201〜205を選択的に形成する電解めっき方法の例を示す。
【0016】
図2に示すように、金属膜201〜205の材料である金属Mが溶けてイオン化している電解溶液50中に、種基板10と正電極200をそれぞれ浸す。正電極200は、金属膜201〜205の材料からなる金属板である。また、第1の主面11と対向する種基板10の第2の主面12に負電極300を配置する。正電極200と負電極300間に電解電圧Vを印加することにより、電解溶液50中の金属イオンM+は種基板10へと移動し、種基板10の第1の主面11上で元の金属Mに還元、析出される。このとき、貫通転位101〜105のみを通って、第1の主面11から第2の主面に向かって種基板10の厚さ方向の電流が流れている。このため、種基板10の第1の主面11における貫通転位101〜105の位置に、それぞれ金属膜201〜205が選択的に形成される。
【0017】
或いは、図3に示すように、負電極300を電解溶液50に浸らせずに、第1の主面11を下方に向けて種基板10の一部を電解溶液50に浸して、電解めっきしてもよい。図3に示した電解めっき方法によっても、第1の主面11の貫通転位101〜105の位置に、金属膜201〜205が選択的に形成される。
【0018】
或いは、図4に示すように、直流電源に代えてステップ電圧電源を用いてもよい。このステップ電圧電源は、正電極200と負電極300間に電解電圧Vを印加する期間と印加を停止する期間とを周期的に繰り返すように構成された周知の電源装置である。また、ステップ電圧電源は、電解電圧Vを印加する期間と負電圧を印加する期間とを周期的に繰り返すように構成されてもよい。図4に示した電解めっき方法によっても、第1の主面11の貫通転位101〜105の位置に、金属膜201〜205が選択的に形成される。更に、電解電圧Vを印加する期間を調整することで、金属膜201〜205の膜厚を均一化することができる。
【0019】
選択的に貫通転位101〜105の位置に金属膜201〜205をめっきするためには、種基板10の少なくとも化合物半導体層30と接する領域が高抵抗である必要がある。このため、種基板10には、鉄(Fe)、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)などのいずれかが、1×1018〜1021原子/cm3程度添加されたGaN基板などのIII−V族窒化物半導体基板を採用可能である。貫通転位101〜105のみを通って種基板10の厚さ方向に電流が流れるようにするために、種基板10の比抵抗を、例えば104〜107Ωcmとする。
【0020】
或いは、図5に示すように、シリコンカーバイト(SiC)層などの導電性又は半絶縁性基板である第1領域10a上に、高抵抗のIII−V族窒化物半導体からなる第2領域10bを形成したテンプレート基板を、種基板10に採用してもよい。第2領域10b上に金属膜201〜205及び化合物半導体層30が形成されるため、第2領域10bは、比抵抗が例えば104Ωcm以上の高抵抗である必要がある。このため、第2領域10bには、例えばFe、Mg、Znなどが添加されたGaN層などが採用される。一方、負電極300が配置される第1領域10aの絶縁性が高いと、電解めっきの際に貫通転位101〜105を貫通する電流が種基板10に流れない。このため、第1領域10aに絶縁性基板は採用できない。
【0021】
ただし、図6に示すように、第1領域10aと第2領域10bの間に導電体からなる第3領域10cが配置されている場合には、第1領域10aに絶縁性基板を採用できる。この場合、第3領域10cと負電極300とを電気的に接続して、電解めっきをすればよい。
【0022】
化合物半導体層30は、例えば、GaN層などのIII−V族窒化物半導体である。エピタキシャル成長によって種基板10上に化合物半導体層30を形成するため、所望の化合物半導体層30の材料に応じて、種基板10の材料は適宜選択される。
【0023】
金属膜201〜205には、種基板10上に化合物半導体層30をエピタキシャル成長させるエピタキシャル成長温度よりも融点が高い金属を採用する。例えば、GaN層のエピタキシャル成長温度は約1100℃である。このため、化合物半導体層30がGaN層である場合は、金属膜201〜205にクロム(Cr)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)などを採用する。
【0024】
図1(a)〜図1(d)及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る化合物半導体基板の製造方法の例を以下に説明する。以下では、種基板10であるGaN基板上に化合物半導体層30としてGaN層を成長させる場合を例示的に説明する。
【0025】
(イ)GaN層をエピタキシャル成長させる温度よりも融点の高い金属M、例えばCr、Ni、Ptなどが溶けてイオン化している電解溶液50を用意する。
【0026】
(ロ)図2に示すように、電解槽40に満たされた電解溶液50に、図1(a)に示す貫通転位101〜105を有する種基板10と、金属Mからなる正電極200とを浸す。種基板10の第2の主面12には、負電極300が配置されている。そして、所定の電圧値に設定した電解電圧Vを正電極200と負電極300間に印加する。その結果、図1(b)に示すように、種基板10の第1の主面11の貫通転位101〜105それぞれの位置に、金属Mからなる金属膜201〜205が選択的に形成される。金属膜201〜205の膜厚tmは、例えば数nm〜数十nm程度である。
【0027】
(ハ)種基板10を電解槽40から取り出した後、図1(c)に示すように、金属膜01〜205を覆うように種基板10の第1の主面11にGaN層を、化合物半導体層30としてエピタキシャル成長させる。化合物半導体層30の膜厚tsは、例えば数十μm〜数百μm程度である。化合物半導体層30のエピタキシャル成長には、例えばハイドライド気相成長(HVPE)法を用いる。
【0028】
(ニ)化合物半導体層30から種基板10を除去することにより、図1(d)に示すように、化合物半導体基板として化合物半導体層30が得られる。例えば、化合物半導体層30が露出するまで、種基板10を研磨して除去する。このとき、種基板10に続いて化合物半導体層30の底部を研磨することにより、化合物半導体層30から金属膜201〜205が除去される。或いは、化合物半導体層30から種基板10を剥離した後、化合物半導体層30の底部を研磨してもよい。
【0029】
なお、化合物半導体層30から種基板10を除去せずに、種基板10と化合物半導体層30とが積層された基板を化合物半導体基板として使用してもよい。
【0030】
上記では、金属膜201〜205がCr、Ni、Ptなどの高融点金属である例を示したが、化合物半導体層30をエピタキシャル成長させる工程で影響を受けることがなければ、金属膜201〜205が高融点金属でなくてもよい。
【0031】
化合物半導体層30のエピタキシャル成長条件は、膜厚方向にエピタキシャル層を成長させる一般的な条件でよい。このとき、種基板10の第1の主面11の金属膜201〜205が形成されていない領域にはエピタキシャル層が成長し、金属膜201〜205上にはエピタキシャル層は成長しない。つまり、金属膜201〜205は、種基板10の第1の主面11の貫通転位101〜105が表れている位置にエピタキシャル層を成長させないマスクである。このため、化合物半導体層30に、貫通転位101〜105に起因する転位は形成されない。
【0032】
金属膜201〜205の膜厚tmは数nm〜数十nmであり、横方向の大きさも膜厚tmと同程度である。化合物半導体層30の膜厚tsは数十μm〜数百μm程度であり、金属膜201〜205の膜厚tmよりも十分に厚い。このため、化合物半導体層30をエピタキシャル成長させた場合、金属膜201〜205の周囲に成長したエピタキシャル層が成長過程で互いに繋がる。このため、表面が平坦な化合物半導体層30が形成される。
【0033】
なお、化合物半導体層30のエピタキシャル成長には、HVPE法以外に、例えば有機金属気相成長(MOVPE)法、分子線エピタキシー(MBE)法、ナトリウム(Na)フラックス法、アモノサーマル法などを採用可能である。
【0034】
以上に説明したように、本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法では、種基板10の第1の主面11の貫通転位101〜105が表れている位置をマスクするように、第1の主面11上に金属膜201〜205が形成される。金属膜201〜205が形成された第1の主面11に化合物半導体層30を成長させることによって、種基板10の貫通転位101〜105の影響を受けずに、化合物半導体層30が形成される。これにより、結晶欠陥の少ない化合物半導体基板を得ることができる。
【0035】
したがって、本発明の実施形態に係る化合物半導体基板の製造方法によれば、結晶欠陥の少ない化合物半導体層30を種基板10上にエピタキシャル成長させる化合物半導体基板の製造方法を提供できる。
【0036】
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0037】
既に述べた実施形態の説明においては、GaN層などのIII−V族窒化物半導体層を化合物半導体層30として形成する場合を説明した。しかし、種基板10上にエピタキシャル成長により形成されるエピタキシャル層であれば、化合物半導体層30としてIII−V族窒化物半導体層以外の化合物半導体層を形成してもよい。例えばSiC基板を用いた種基板10上にSiC層をエピタキシャル成長させてもよい。これにより、結晶欠陥の少ないSiC基板が得られる。
【0038】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の化合物半導体基板の製造方法は、エピタキシャル成長により化合物半導体基板を製造する製造業を含む電子機器産業に利用可能である。
【符号の説明】
【0040】
10…種基板
11…第1の主面
12…第2の主面
30…化合物半導体層
40…電解槽
50…電解溶液
101〜105…貫通転位
200…正電極
201〜205…金属膜
300…負電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電解めっきにおいて種基板を膜厚方向に貫通する貫通転位を通して前記種基板の厚さ方向に電流を流すことにより、前記種基板の第1の主面上の前記貫通転位が存在する位置に金属膜を選択的に形成するステップと、
前記金属膜の融点より低いエピタキシャル成長温度で、前記金属膜を覆うように前記種基板の前記第1の主面上に化合物半導体層をエピタキシャル成長させるステップと
を含むことを特徴とする化合物半導体基板の製造方法。
【請求項2】
前記電解めっきにおいて、前記第1の主面と対向する前記種基板の第2の主面に負電極を配置することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項3】
前記化合物半導体層が、III−V族窒化物半導体層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項4】
前記金属膜が、クロム膜、ニッケル膜、白金膜のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項5】
前記種基板の少なくとも前記化合物半導体層と接する領域の比抵抗が、104Ωcm以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項6】
前記種基板が、鉄、マグネシウム、亜鉛のいずれかが添加されたIII−V族窒化物半導体基板であることを特徴とする請求項5に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項7】
前記種基板が、半絶縁性基板上に鉄、マグネシウム、亜鉛のいずれかが添加されたIII−V族窒化物半導体層を形成したテンプレート基板であることを特徴とする請求項5に記載の化合物半導体基板の製造方法。
【請求項8】
前記化合物半導体層から前記種基板を除去するステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の化合物半導体基板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−230975(P2011−230975A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105009(P2010−105009)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000106276)サンケン電気株式会社 (982)
【Fターム(参考)】