説明

スフィンゴシン−1−リン酸−(S1P)受容体活性を調節するための方法および組成物

本発明は、S1P1受容体の活性を調節する化合物、S1P1受容体を介するシグナル伝達に関連する症状を治療するためのこれらの化合物の使用、およびこれらの化合物を含む医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式XII:
【化1】

[式中、
SEMは、選択性向上基を表し;
環A、B、C、Dは、独立して、置換または非置換炭素環および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択され;
1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C2、C3、D1、D2、およびD3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状脂肪族、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−OH、−C(O)−アルキル、−C(O)−ハロ−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロ−アルキル、−CONH2、−CONH−アルキル、−CON−ジアルキル、−CONH−ハロ−アルキル、−CON−ハロ−ジアルキル、−アルキル−CONH−アルキル、−アルキル−CON−ジアルキル、ハロ−アルキル−CONH−アルキル、ハロ−アルキル−CONH−ハロ−アルキル、アルキル−CONH−ハロ−ジアルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、置換または非置換アルキル−OR14、置換または非置換ハロアルキル−OR14、−OR14、およびN(R)R'からなる群から選択されるか;または、A3およびB3が一緒になって置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、C2およびD4が一緒になって置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
RおよびR'は、各々独立して、水素、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、RおよびR'が一緒になって置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、RおよびR'は、それらが結合しているNと一緒になって、置換されている直鎖または環状グアニル、直鎖または環状グアニジン、直鎖または環状尿素、直鎖または環状チオ尿素、直鎖または環状カルバメート、および直鎖または環状チオカルバメートからなる群から選択される基を形成することができ;
Zは、独立して、CまたはNからなる群から選択され;
1は、リン酸誘導体、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2およびR3は、各々独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、アルキル−OR9、ハロ−アルキル−OR9、アルコキシ−OR9、アルキル−OC(O)R9、ハロ−アルキル−OC(O)R9、アルコキシ−OC(O)R9、炭素環、複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができる)、アルキル−NR910、ハロ−アルキル−NR910、およびアルコキシ−NR910(これらは全て、OH、ハロゲン、NHR9、NR910、直鎖もしくは分枝状アルコキシ、直鎖もしくは分枝状ハロ−アルキル、直鎖もしくは分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、またはカルボキシ−アルキルで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R2およびR3が一緒になって置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R2およびA1が一緒になって置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
9およびR10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、−C(O)アルキル、−C(O)NH−アルキル、−C(O)N−ジアルキル、−C(O)アリール、−C(O)NH−アリール、−C(O)N−アルキル−アリール、−C(O)N−ジアリール、−C(O)ヘテロアリール、−C(O)NH−ヘテロアリール、−C(O)N−カルボサイクル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択されるか;または、R9およびR10が一緒になって置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R9またはR10がA1と一緒になって置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
Yは、独立して、(CR1112)nおよび(CR1112)nNR13からなる群から選択され;
11、R12、およびR13は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、および直鎖または分枝状アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、ならびに直鎖および分枝状ハロ−アルコキシで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R13は、R11またはR12のいずれかおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
nは、0〜3の整数であり;
Xは、
【化2】

からなる群から選択され;ここで、
mは、各々独立して、0〜6の整数から選択され;pは、各々独立して、0または1から選択され;X1は、各々独立して、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族およびそれらの組合せからなる群から選択され;RaおよびRbは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか、またはRaおよびRbは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜10員環を形成することができ;
1aおよびR2aは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R1aおよびR2aは、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜10員環を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、アルキル−SO2、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、Ra、Rb、R1aまたはR2aおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができる]
で示される化合物。
【請求項2】
1がL1−O−HまたはL1−O−L2であり、ここで、L1が連結基であり、L2が不安定基である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
1が−アルキル−OH、−ハロ−アルキル−OH、アルコキシ−OH、−アルキル−OCOR4、−ハロ−アルキル−OCOR4、−アルコキシ−OCOR4、−アルキル−OC(O)NR45、−ハロ−アルキル−OC(O)NHR45、−アルコキシ−OC(O)NR45、−(CH2)qCO26、および−(CH2)nCH2=CHC(O)OR6からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
4およびR5が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
6が、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項2記載の化合物。
【請求項4】
1が−(CH2)qOPO278、−(CH2)qOPO378、および−(CH2)qOPO2(S)R78からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項1記載の化合物。
【請求項5】
1が−L1−Z2であり、ここで、L1が連結基であり、Z2が、L1と共有結合している非加水分解性基である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
1が−(CH2)qCH2PO378、および−(CH2)qC(Y1)(Y2)PO378からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
1およびY2が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項5記載の化合物。
【請求項7】
PDMが
【化3】

からなる群から選択される、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
2およびR3が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C1〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成し、該環がハロゲンを少なくとも1個含有する、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
A、B、C、Dが、各々独立して、芳香環および芳香族複素環からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
Xが、独立して、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換芳香族、および置換または非置換複素芳香族からなる群から選択されるか;または、R15が、B2またはC1のいずれかと一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができる、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
Xが−CH2NR14−、−CH2NR14(CO)−、−CHFNR14−、−CHFNR14(CO)−、−CF2NR14−、−CF2NR14(CO)−、−CH2(CO)−、−CHF(CO)−、−CF2(CO)−、−(CO)CH2−、−(CO)CHF−、−(CO)CF2−、−CH2(CHOH)−、−CHF(CHOH)−、−CF2(CHOH)−、−(CHOH)CH2−、−(CHOH)CHF−、−(CHOH)CF2−、−NH(CO)−、−(CO)NH−、−(CO)−、−(CO)2−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CH2OCH2−、−OCH2CH2−、−OCH2O−、−CH2S−、−CH2SO−、−CH2SO2−、−OCH2−、−SCH2−、−SOCH2−、−SO2CH2−、−CHFO−、−CHFS−、−CHFSO−、−CHFSO2−、−OCHF−、−SCHF−、−SOCHF−、−SO2CHF−、−CF2O−、−CF2S−、−CF2SO−、−CF2SO2−、−OCF2−、−SCF2−、−SOCF2−、−SO2CF2−、−SO2CF2−、−NR14SO2−、−SO2NR14−、−CF2−、−CF2CF2−、芳香族基、および複素芳香族基からなる群から選択される、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
下記式:
【化4】

[式中、
SEMは、選択性向上基を表し;
環A、B、C、Dは、独立して、いずれもの5員または6員芳香族または複素芳香族ならびにその異性体および互変異性体からなる群から選択され;
1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C2、C3、D1、D2、およびD3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−OH、−CO2−アルキル、−CO2−ハロ−アルキル、−CONH2、−CONH−アルキル、−CON−ジアルキル、−CONH−ハロ−アルキル、−CON−ハロ−ジアルキル、−アルキル−CONH−アルキル、−アルキル−CON−ジアルキル、ハロ−アルキル−CONH−アルキル、ハロ−アルキル−CONH−ハロ−アルキル、アルキル−CONH−ハロ−ジアルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、およびN(R)R'からなる群から選択されるか;または、A3およびB3が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、C2およびD2が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
RおよびR'は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、RおよびR'が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、RおよびR'は、それらが結合しているNと一緒になって、置換されている直鎖または環状グアニル、直鎖または環状グアニジン、直鎖または環状尿素、直鎖または環状チオ尿素、直鎖または環状カルバメート、および直鎖または環状チオカルバメートからなる群から選択される基を形成することができ;
Zは、独立して、CまたはNからなる群から選択され;
1は、ホスフェート、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2およびR3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、アルキル−OR9、ハロ−アルキル−OR9、アルコキシ−OR9、アルキル−OC(O)R9、ハロ−アルキル−OC(O)R9、アルコキシ−OC(O)R9、アルキル−NR910、ハロ−アルキル−NR910、およびアルコキシ−NR910(これらは全て、OH、ハロゲン、NHR9、NR910、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、またはカルボキシ−C1〜C6−アルキルで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R2およびR3が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R2およびA1が一緒になって置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
9およびR10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択されるか;または、R9およびR10が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R9またはR10は、A1と一緒なって、置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
Xは、
【化5】

からなる群から選択され、ここで、
mは、各々独立して、0〜6の整数から選択され;pは、各々独立して、0または1から選択され;X1は、各々独立して、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、およびそれらのいずれもの組合せからなる群から選択され;RaおよびRbは、各々独立して、水素、シアノ、および直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、RaおよびRbは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
1aおよびR2aは、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、および直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R1aおよびR2aは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、Ra、Rb、R1a、またはR2aおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができる]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
1がL1−O−HまたはL1−O−L2であり、ここで、L1が連結基であり、L2が不安定基である、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
1が−アルキル−OH、−ハロ−アルキル−OH、アルコキシ−OH、−アルキル−OCOR4、−ハロ−アルキル−OCOR4、−アルコキシ−OCOR4、−アルキル−OC(O)NR45、−ハロ−アルキル−OC(O)NHR45、−アルコキシ−OC(O)NR45、−(CH2)qCO26、および−(CH2)nCH2=CHC(O)OR6からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
4およびR5が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
6が、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項13記載の化合物。
【請求項15】
1が、−(CH2)qOPO278、−(CH2)qOPO378、および−(CH2)qOPO2(S)R78からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
7およびR8は、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項12記載の化合物。
【請求項16】
1が−L1−Z2であり、ここで、L1が連結基であり、Z2が、L1と共有結合している非加水分解性基である、請求項12記載の化合物。
【請求項17】
1が、−(CH2)qCH2PO378、および−(CH2)qC(Y1)(Y2)PO378からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
1およびY2は、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
7およびR8は、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項16記載の化合物。
【請求項18】
PDMが
【化6】

からなる群から選択される、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
2およびR3が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C1〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成し、該環がハロゲンを少なくとも1個含有する、請求項12記載の化合物。
【請求項20】
A、B、C、Dは、各々独立して、芳香環および芳香族複素環からなる群から選択される、請求項12記載の化合物。
【請求項21】
Xが、独立して、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換芳香族、および置換または非置換複素芳香族からなる群から選択されるか;または、R15がB2またはC1のいずれかと一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができる、請求項12記載の化合物。
【請求項22】
Xが、−CH2NR14−、−CH2NR14(CO)−、−CHFNR14−、−CHFNR14(CO)−、−CF2NR14−、−CF2NR14(CO)−、−CH2(CO)−、−CHF(CO)−、−CF2(CO)−、−(CO)CH2−、−(CO)CHF−、−(CO)CF2−、−CH2(CHOH)−、−CHF(CHOH)−、−CF2(CHOH)−、−(CHOH)CH2−、−(CHOH)CHF−、−(CHOH)CF2−、−NH(CO)−、−(CO)NH−、−(CO)−、−(CO)2−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CH2OCH2−、−OCH2CH2−、−OCH2O−、−CH2S−、−CH2SO−、−CH2SO2−、−OCH2−、−SCH2−、−SOCH2−、−SO2CH2−、−CHFO−、−CHFS−、−CHFSO−、−CHFSO2−、−OCHF−、−SCHF−、−SOCHF−、−SO2CHF−、−CF2O−、−CF2S−、−CF2SO−、−CF2SO2−、−OCF2−、−SCF2−、−SOCF2−、−SO2CF2−、−SO2CF2−、−NR14SO2−、−SO2NR14−、−CF2−、−CF2CF2−、芳香族基、および複素芳香族基からなる群から選択される、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
下記式:
【化7】

[式中、
SEMは、選択性向上基を表し;
環Aは、いずれもの5員または6員芳香族または複素芳香族、ならびにその異性体および互変異性体からなる群から選択され;
1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C2、C3、D1、D2、およびD3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−OH、−CO2−アルキル、−CO2−ハロ−アルキル、−CONH2、−CONH−アルキル、−CON−ジアルキル、−CONH−ハロ−アルキル、−CON−ハロ−ジアルキル、−アルキル−CONH−アルキル、−アルキル−CON−ジアルキル、ハロ−アルキル−CONH−アルキル、ハロ−アルキル−CONH−ハロ−アルキル、アルキル−CONH−ハロ−ジアルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、およびN(R)R'からなる群から選択されるか;または、A3およびB3が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、C2およびD2が一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
RおよびR'は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、RおよびR'は一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、RおよびR'は、それらが結合しているNと一緒になって、置換されている直鎖または環状グアニル、直鎖または環状グアニジン、直鎖または環状尿素、直鎖または環状チオ尿素、直鎖または環状カルバメート、および直鎖または環状チオカルバメートからなる群から選択される基を形成することができ;
1は、ホスフェート、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2およびR3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、アルキル−OR9、ハロ−アルキル−OR9、アルコキシ−OR9、アルキル−OC(O)R9、ハロ−アルキル−OC(O)R9、アルコキシ−OC(O)R9、アルキル−NR910、ハロ−アルキル−NR910、およびアルコキシ−NR910(これらは全て、OH、ハロゲン、NHR9、NR910、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、またはカルボキシ−C1〜C6−アルキルで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R2およびR3は一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R2およびA1は一緒になって置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
9およびR10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択されるか;または、R9およびR10は一緒になって置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R9またはR10は、A1と一緒になって、置換もしくは非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
Xは、
【化8】

からなる群から選択され、ここで、
mは、各々独立して、0〜6の整数から選択され;pは、各々独立して、0または1から選択され;X1は、各々独立して、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、およびそれらのいずれもの組合せからなる群から選択され;RaおよびRbは、各々独立して、水素、シアノ、および直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、RaおよびRbは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
1aおよびR2aは、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、および直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R1aおよびR2aは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、SEM、Ra、Rb、R1a、またはR2aおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができる]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項24】
1がL1−O−HまたはL1−O−L2であり、ここで、L1が連結基であり、L2が不安定基である、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
1が、−アルキル−OH、−ハロ−アルキル−OH、アルコキシ−OH、−アルキル−OCOR4、−ハロ−アルキル−OCOR4、−アルコキシ−OCOR4、−アルキル−OC(O)NR45、−ハロ−アルキル−OC(O)NHR45、−アルコキシ−OC(O)NR45、−(CH2)qCO26、および−(CH2)nCH2=CHC(O)OR6からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
4およびR5が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
6が、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項24記載の化合物。
【請求項26】
1が、−(CH2)qOPO278、−(CH2)qOPO378、および−(CH2)qOPO2(S)R78からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項23記載の化合物。
【請求項27】
1が−L1−Z2であり、ここで、L1が連結基であり、Z2が、L1と共有結合している非加水分解性基である、請求項23記載の化合物。
【請求項28】
1が、−(CH2)qCH2PO378、および−(CH2)qC(Y1)(Y2)PO378からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
1およびY2が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
7およびR8は、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項27記載の化合物。
【請求項29】
PDMが
【化9】

からなる群から選択される、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
2およびR3が一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C1〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成し、該環がハロゲンを少なくとも1個含有する、請求項23記載の化合物。
【請求項31】
Aが芳香環および芳香族複素環からなる群から選択される、請求項23記載の化合物。
【請求項32】
Xが、独立して、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換芳香族、および置換または非置換複素芳香族からなる群から選択されるか;または、R15が、B2またはC1のいずれかと一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができる、請求項23記載の化合物。
【請求項33】
Xが、−CH2NR14−、−CH2NR14(CO)−、−CHFNR14−、−CHFNR14(CO)−、−CF2NR14−、−CF2NR14(CO)−、−CH2(CO)−、−CHF(CO)−、−CF2(CO)−、−(CO)CH2−、−(CO)CHF−、−(CO)CF2−、−CH2(CHOH)−、−CHF(CHOH)−、−CF2(CHOH)−、−(CHOH)CH2−、−(CHOH)CHF−、−(CHOH)CF2−、−NH(CO)−、−(CO)NH−、−(CO)−、−(CO)2−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CH2OCH2−、−OCH2CH2−、−OCH2O−、−CH2S−、−CH2SO−、−CH2SO2−、−OCH2−、−SCH2−、−SOCH2−、−SO2CH2−、−CHFO−、−CHFS−、−CHFSO−、−CHFSO2−、−OCHF−、−SCHF−、−SOCHF−、−SO2CHF−、−CF2O−、−CF2S−、−CF2SO−、−CF2SO2−、−OCF2−、−SCF2−、−SOCF2−、−SO2CF2−、−SO2CF2−、−NR14SO2−、−SO2NR14−、−CF2−、−CF2CF2−、芳香族基、および複素芳香族基からなる群から選択される、請求項32歳の化合物。
【請求項34】
下記式:
【化10】

[式中、
点線は、単結合または二重結合を表し;
SEMは、選択性向上基を表し;
1、A2、A3、B1、C1、およびD1は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−OH、−CO2−アルキル、−CO2−ハロ−アルキル、−CONH2、−CONH−アルキル、−CON−ジアルキル、−CONH−ハロ−アルキル、−CON−ハロ−ジアルキル、−アルキル−CONH−アルキル、−アルキル−CON−ジアルキル、ハロ−アルキル−CONH−アルキル、ハロ−アルキル−CONH−ハロ−アルキル、アルキル−CONH−ハロ−ジアルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、およびN(R)R'からなる群から選択されるか;または、A3およびB1は、一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか、または、C1およびD1は、一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
RおよびR'は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、RおよびR'は、一緒になって、置換もしくは非置換C3〜C10炭素環または置換もしくは非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、RおよびR'は、それらが結合しているNと一緒になって、置換されている直鎖または環状グアニル、直鎖または環状グアニジン、直鎖または環状尿素、直鎖または環状チオ尿素、直鎖または環状カルバメート、および直鎖または環状チオカルバメートからなる群から選択される基を形成することができ;
1、J2、J3、J4、およびJ5は、独立して、C、CH、N、NH、O、およびSからなる群から選択され;
1は、ホスフェート、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2aは、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、および直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、−OR9、または−OC(O)R9で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
3aおよびR3bは、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、R3aおよびR3bは、一緒になって、C3〜C6−カルボサイクルおよびC3〜C6−ハロ−カルボサイクルから選択される基を形成することができ;
9は、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択され;
1は、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、いずれもの5員または6員芳香族または複素芳香族、それらの異性体および互変異性体、ならびにそれらのいずれもの組合せからなる群から選択され;
aおよびRbは、各々独立して、水素、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−C1〜C6−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−C1〜C6−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリールからなる群から選択されるか;または、RaおよびRbは、各々、一緒になって、C3〜C6−カルボサイクル、C1〜C6−ハロ−カルボサイクル、置換または非置換C3〜C10炭素環および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、およびカルボキシ−C1〜C6−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、Ra、またはRb、およびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができる]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項35】
1がL1−O−HまたはL1−O−L2であり、ここで、L1が連結基であり、L2が不安定基である、請求項34記載の化合物。
【請求項36】
1が、−アルキル−OH、−ハロ−アルキル−OH、アルコキシ−OH、−アルキル−OCOR4、−ハロ−アルキル−OCOR4、−アルコキシ−OCOR4、−アルキル−OC(O)NR45、−ハロ−アルキル−OC(O)NHR45、−アルコキシ−OC(O)NR45、−(CH2)qCO26、および−(CH2)nCH2=CHC(O)OR6からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
4およびR5が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
6が、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項35記載の化合物。
【請求項37】
1が、−(CH2)qOPO278、−(CH2)qOPO378、および−(CH2)qOPO2(S)R78からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項34記載の化合物。
【請求項38】
1が−L1−Z2であり、ここで、L1が連結基であり、Z2が、L1と共有結合している非加水分解性基である、請求項34記載の化合物。
【請求項39】
1が、−(CH2)qCH2PO378、および−(CH2)qC(Y1)(Y2)PO378からなる群から選択される、ここで、
qが0〜4の整数であり;
1およびY2が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
7およびR8は、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項38記載の化合物。
【請求項40】
PDMが、
【化11】

からなる群から選択される、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
Aが、5員芳香環および5員芳香族複素環からなる群から選択される、請求項34
記載の化合物。
【請求項42】
下記式:
【化12】

[式中、
SEMは、選択性向上基を表し;
環Aは、いずれもの5員または6員芳香族または複素芳香族、ならびにその異性体および互変異性体からなる群から選択され;
1は、ホスフェート、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2は、−H、−F、−CN、−OH、−CH2OH、−CHFOH、CF2OH、CH(CH3)OH、CF(CH3)OH、CH(CF3)OH、−CH3、−CH2CH3、−CF3、CF2CF3、シクロプロピル、フッ素化シクロプロピル、−CH2OR9、−CH2OC(O)R9からなる群から選択され;
9は、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択され;
Xは、
【化13】

からなる群から選択され;ここで、
mは、各々独立して、0〜6の整数から選択され;pは、各々独立して、0または1から選択され;X1は、各々独立して、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、およびそれらのいずれもの組合せからなる群から選択され;RaおよびRbは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、RaおよびRbは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜10員環を形成することができ;
1aおよびR2aは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R1aおよびR2aは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって3〜10員環を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、アルキル−SO2、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、SEM、Ra、Rb、R1a、またはR2aおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
3aは、−H、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環および置換または非置換C3〜C10複素環、−C(O)アルキル、−C(O)NH−アルキル、−C(O)N−ジアルキル、−C(O)アリール、−C(O)NH−アリール、−C(O)N−アルキル−アリール、−C(O)N−ジアリール、−C(O)ヘテロアリール、−C(O)NH−ヘテロアリール、−C(O)N−カルボサイクルからなる群から選択され;
1、C1およびB1は、各々独立して、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−アルキル、−ハロ−アルキル、−CN、−COR16、−CH2OR16、−CHFOR16、CF2OR16、−OR16、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、直鎖または分枝状アルキレン、直鎖または分枝状アルケニル、直鎖または分枝状アルキニル、直鎖または分枝状アルケニレン、アリールアルキル、アルキルアリール、アルキレン−アリール、アルケニル−アリール、アルキニル−アリール、およびアルケニレン−アリール基、および−N(R16)R17、アリールからなる群から選択され;
16およびR17は、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、およびC1〜C6−アルキル−SO2からなる群から選択される]
で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項43】
1がL1−O−HまたはL1−O−L2であり、ここで、L1が連結基であり、L2が不安定基である、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
1が、−アルキル−OH、−ハロ−アルキル−OH、アルコキシ−OH、−アルキル−OCOR4、−ハロ−アルキル−OCOR4、−アルコキシ−OCOR4、−アルキル−OC(O)NR45、−ハロ−アルキル−OC(O)NHR45、−アルコキシ−OC(O)NR45、−(CH2)qCO26、および−(CH2)nCH2=CHC(O)OR6からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
4およびR5が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
6が、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項43記載の化合物。
【請求項45】
1が、−(CH2)qOPO278、−(CH2)qOPO378、および−(CH2)qOPO2(S)R78からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項42記載の化合物。
【請求項46】
1が−L1−Z2であり、ここで、L1が連結基であり、Z2が、L1と共有結合している非加水分解性基である、請求項42記載の化合物。
【請求項47】
1が、−(CH2)qCH2PO378、および−(CH2)qC(Y1)(Y2)PO378からなる群から選択され、ここで、
qが0〜4の整数であり;
1およびY2が、独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換C3〜C10炭素環、および置換または非置換C3〜C10複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択され;
7およびR8が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、置換または非置換アリール基、およびプロドラッグ誘導体化基(PDM)からなる群から選択される、
請求項46記載の化合物。
【請求項48】
SEMが、−F、−Cl、−Br、−I、−ハロ−アルキル、−CN、−COR18、−CH2OR18、−CHFOR18、CF2OR18、−OR、−N(R18)R19、アリール、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルケニル、直鎖または分枝状アルキニル、直鎖または分枝状アルケニル、アリールアルキル、アルキルアリール、アルケニル−アリール、およびアルキニル−アリール基からなる群から選択され;ここで、
18およびR19が、各々独立して、水素、直鎖または分枝状C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状C1〜C6−アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、ヒドロキシル−C1〜C6−アルキル、カルボキシ−C1〜C6−アルキルまたはC1〜C6−アルキル−SO2から選択される、
請求項42記載の化合物。
【請求項49】
PDMが、
【化14】

からなる群から選択される、請求項48記載の化合物。
【請求項50】
Aが、芳香環および芳香族複素環からなる群から選択される、請求項42記載の化合物。
【請求項51】
環Aが、
【化15】

からなる群から選択される、請求項50記載の化合物。
【請求項52】
下記式:
【化16】

[式中、SEM、B1、C1、D1、R1、R2、およびR3aは、請求項42における定義と同じである]
で示される、請求項42記載の化合物。
【請求項53】
【化17−1】

【化17−2】

【化17−3】

【化17−4】

【化17−5】

【化17−6】

【化17−7】

【化17−8】

【化17−9】

【化17−10】

【化17−11】

【化17−12】

【化17−13】

からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項54】
式XVII:
【化18】

[式中、
SEMは、選択性向上基を表し;
環B、C、Dは、独立して、置換または非置換炭素環および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択され;
1、B2、B3、C1、C2、C3、D1、D2、およびD3は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状脂肪族、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−OH、−C(O)−アルキル、−C(O)−ハロ−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロ−アルキル、−CONH2、−CONH−アルキル、−CON−ジアルキル、−CONH−ハロ−アルキル、−CON−ハロ−ジアルキル、−アルキル−CONH−アルキル、−アルキル−CON−ジアルキル、ハロ−アルキル−CONH−アルキル、ハロ−アルキル−CONH−ハロ−アルキル、アルキル−CONH−ハロ−ジアルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、置換または非置換アルキル−OR14、置換または非置換ハロアルキル−OR14、−OR14、およびN(R)R'からなる群から選択されるか;または、R2およびB3は、一緒になって、置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、C2およびD2は、一緒になって、置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
RおよびR'は、各々独立して、水素、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、RおよびR'は、一緒になって、置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、RおよびR'は、それらが結合しているNと一緒になって、置換されている直鎖または環状グアニル、直鎖または環状グアニジン、直鎖または環状尿素、直鎖または環状チオ尿素、直鎖または環状カルバメート、および直鎖または環状チオカルバメートからなる群から選択される基を形成することができ;
Zは、独立して、CまたはNからなる群から選択され;
1は、リン酸誘導体、リン酸摸倣体またはリン酸前駆体であり;
2およびR3は、各々独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、アルキル−OR9、ハロ−アルキル−OR9、アルコキシ−OR9、アルキル−OC(O)R9、ハロ−アルキル−OC(O)R9、アルコキシ−OC(O)R9、炭素環、複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができる)、アルキル−NR910、ハロ−アルキル−NR910、およびアルコキシ−NR910(これらは全て、OH、ハロゲン、NHR9、NR910、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、またはカルボキシ−アルキルで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R2およびR3は、一緒になって、置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができるか;または、R2およびRzは、一緒になって、置換または非置換C4〜C10縮合炭素環または置換もしくは非置換C4〜C10縮合複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
9およびR10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、−C(O)アルキル、−C(O)NH−アルキル、−C(O)N−ジアルキル、−C(O)アリール、−C(O)NH−アリール、−C(O)N−アルキル−アリール、−C(O)N−ジアリール、−C(O)ヘテロアリール、−C(O)NH−ヘテロアリール、−C(O)N−カルボサイクル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)からなる群から選択されるか;または、R9およびR10は、一緒になって、置換もしくは非置換炭素環または置換もしくは非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)を形成することができ;
Yは、独立して、(CR1112)nおよび(CR1112)nNR13からなる群から選択され;
11、R12、およびR13は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、および直鎖または分枝状アルキル(これらは全て、OH、ハロゲン、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、および直鎖または分枝状ハロ−アルコキシで置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R13は、R11またはR12のいずれかおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
nは、0〜3の整数であり;
Xは、
【化19】

からなる群から選択され;ここで、
mは、各々独立して、0〜6の整数から選択され;pは、各々独立して、0または1から選択され;X1は、各々独立して、いずれかの方向で、CR1415、NR14、S、およびO、−S(O)、−S(O)2、−OS(O)2、−OS(O)2O−、−C(O)、C(OH)、−C(O)O−、置換または非置換芳香族、置換または非置換複素芳香族、およびそれらのいずれもの組合せからなる群から選択され;RaおよびRbは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン(例えば、フルオロ)、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、RaおよびRbは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって、3〜10員環を形成することができ;
1aおよびR2aは、各々独立して、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロ−アルキル、−OH、−CO−、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル、−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−アルキル、−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、−ハロ−アルキル−ヒドロキシル−ハロ−アルキル、カルボキシ−アルキル、アルキル−SO2、アルキルカルボニル、チオエーテル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリール(これらは全て、OH、ハロゲン(例えば、フルオロ)、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖および分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、カルボキシ−アルキル、置換または非置換炭素環、および置換または非置換複素環(これは、ヘテロ原子を1個またはそれ以上含有することができ、飽和または不飽和であり得る)で置換されていてもよい)からなる群から選択されるか;または、R1aおよびR2aは、各々、それらが共に結合している炭素と一緒になって、3〜10員環を形成することができ;
14およびR15は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、アルキル−SO2、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、R14またはR15は、各々、B1、Ra、Rb、R1a、またはR2aおよびそれらが結合している原子と一緒になって3〜8員環を形成することができ;
zは、水素、シアノ、直鎖または分枝状アルキル、シクロアルキル、直鎖または分枝状アルコキシ、直鎖または分枝状ハロ−アルキル、ハロ−シクロアルキル、直鎖または分枝状ハロ−アルコキシ、アルコキシ−アルキル、ヒドロキシル−アルキル、アルキル−SO2、およびカルボキシ−アルキルからなる群から選択されるか;または、Rzは、B1、R2またはR3およびそれらが結合している原子と一緒になって、3〜8員環を形成することができる]
で示される化合物。
【請求項55】
各pおよびmの合計数が約10またはそれ以下である、請求項54記載の化合物。
【請求項56】
スフィンゴシン−1−リン酸関連障害に罹患している対象体の治療方法であって、該対象体がスフィンゴシン−1−リン酸関連障害について治療されるように該対象体に請求項1または54記載の化合物の有効量を投与することを含む、方法。
【請求項57】
スフィンゴシン−1−リン酸関連障害に罹患している対象体の治療方法であって、該対象体が請求項1または54記載の化合物によりスフィンゴシン−1−リン酸関連障害について治療されるように該対象体に化合物を投与することを含む、方法。
【請求項58】
スフィンゴシン−1−リン酸関連障害を選択的に治療する方法であって、対象体がスフィンゴシン−1−リン酸関連障害について選択的に治療されるように該対象体に請求項1または54記載の化合物の有効量を投与することを含む、方法。
【請求項59】
スフィンゴシン−1−リン酸関連障害を選択的に治療する方法であって、対象体が請求項1または54記載の化合物によりスフィンゴシン−1−リン酸関連障害について選択的に治療されるように該対象体に化合物を投与することを含む、方法。
【請求項60】
スフィンゴシン−1−リン酸関連障害がスフィンゴシン−1−リン酸−(1)関連障害である、請求項58記載の方法。
【請求項61】
スフィンゴシン−1−リン酸−(1)関連障害が過剰な免疫応答に関連する自己免疫障害または症状である、請求項60記載の方法。
【請求項62】
請求項1または54記載の化合物の治療上有効量および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。

【図1】
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【公表番号】特表2009−526053(P2009−526053A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−554260(P2008−554260)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2007/002353
【国際公開番号】WO2007/092190
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(399043691)プリーシス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (14)
【氏名又は名称原語表記】PRAECIS PHARMACEUTICALS,INC.
【Fターム(参考)】