説明

ナンセンス抑制のための化合物およびその使用方法

本発明は、本発明の化合物または組成物を投与することにより、mRNAのナンセンス変異に関連する疾患を治療または予防するための方法、化合物および組成物に関する。さらに特定すると、本発明は、mRNAのナンセンス変異に関連する未熟な翻訳終結を抑制するための方法、化合物および組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
体細胞変異から生じる疾患を治療または予防する方法であって、それを必要とする患者に、効果的な量の式1の化合物:
【化1】

[式中、
は、C、CHまたはNであり、
VおよびXは、NまたはCから独立して選択され、
Wは、N、CまたはCHから選択され、
ここでV、WまたはXの少なくとも一つはNであり、またWがNのとき、VまたはXの少なくとも一つもNであり、
YおよびZは、N、C、C−R、C=O、C=Sから独立して選択され、ここでRはH、CH、またはNHであるが、ただし、YまたはZの一方がC=OまたはC=Sであるとき、他方はNH、SまたはOから選択することもでき、
は、カルボキシ、シアノ、またはカルボニル基(C−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよい)であり、
は、存在しないか、またはニトロであり、
Arは、R基で任意に置換されていてもよいC−Cアルキル;一つ、二つまたは三つの独立して選択されたR基で任意に置換されていてもよいC−C10アリール;一つ、二つまたは三つの独立して選択されたR基で任意に置換されていてもよい5〜10員ヘテロ環であるか、ArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−2から選択される環構造を形成するか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−3から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−2から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−3から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、またはC−Cチオアルキルであり、そのいずれもAとともに4〜7員の炭素環またはヘテロ環を形成し、
Rは、水素、−R基、または二つのR基であり、Rがオキシ基を含んでもよい場合、それらが結合するフェニル基またはヘテロ環とともに、RRから選択される環構造を形成し、
ここで、
Ar1−2およびAr1−3は、11〜14員のへテロ三環式構造から選択され、該へテロ三環式構造は、一つ以上のハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基(ハロゲンまたはC−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよい)、C−Cハロアルコキシ基、またはアミノ基(C−Cアルキル基で置換されるカルボニル基で任意に置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよく、
RRは、9〜10員の二環式構造であり、該二環式構造は、一つ以上のハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、オキソ基、またはC−Cハロアルコキシ基で任意に置換されていてもよく、
は、ヒドロキシ基;ハロゲン;一つ以上の独立して選択されたハロゲンまたはヒドロキシ基で任意に置換されていてもよいC−Cアルキル基;一つ以上の独立して選択されたハロゲンまたはフェニル基で任意に置換されていてもよいC−Cアルコキシ基;一つ以上の独立して選択されたC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基;−R基;−O−R基;一つ以上の独立して選択されたC−Cアルキル、オキソまたは−R基で任意に置換されていてもよい4〜6員のへテロ環;二つの環構造を有する9〜10員のへテロ環;ヒドロキシ、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよいカルボニル基;一つまたは二つのC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよいカルバモイル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよいチオ基;ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよいスルホニル基;または一つまたは二つの独立して選択されたC−Cアルキル、スルホニルまたはカルボニル基で任意に置換されていてもよいアミノ基(ここで、アミノスルホニル基は、ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよく、アミノカルボニル基は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ベンゾキシ、またはアミノ基(−R基で置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよい)からなる群から選択され、
ここで、−Rは、C−Cアリールであり、該アリールは、一つ以上の次の基:ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、またはアミノ基(一つ以上のC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよい]
または前記式1の化合物の薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体を投与することを含んでなる、上記方法。
【請求項2】
前記化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体または多形体が、該化合物および製薬上許容される担体または稀釈剤を含む組成物として投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記投与が静脈内である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
式1の化合物が式1−Aの化合物:
【化2】

[式中、A、A、A、AおよびAは、N、CおよびCHから独立して選択され、Arは存在しないか、または水素であり、nは0、1または2である]
である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
が存在せず、A、A、A、AおよびAがCおよびCHから独立して選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
がカルボキシ基である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
式1の化合物が式1−Bの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化3】

【請求項8】
がカルボキシ基である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
式1の化合物が式1−Cの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化4】

【請求項10】
Arがチエニル基である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
がカルボキシ基である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
式1の化合物が式1−Dの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化5】

【請求項13】
Arが存在しない、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
Arが水素である、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
がカルボキシ基である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
式1の化合物が式1−Eの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化6】

【請求項17】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記一つまたは二つのR基が、C−Cアルキル基およびハロゲンから独立して選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
がカルボキシ基である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
式1の化合物が式1−Fの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化7】

【請求項21】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記一つまたは二つのR基がC−Cアルキル基、ハロゲン、C−Cハロアルキル基、およびメタンスルホニル基から独立して選択されるか、または二つのR基が一緒になってキノリン基を形成する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
がカルボキシ基である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
式1の化合物が式1−Gの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化8】

【請求項25】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記一つまたは二つのR基がC−Cアルキル基およびシアノ基から独立して選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
がカルボキシ基である、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
式1の化合物が式1−Hの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化9】

【請求項29】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記一つまたは二つのR基がC−Cアルキル基である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
がカルボキシ基である、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
式1の化合物が式1−Iの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化10】

【請求項33】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記一つまたは二つのR基がC−Cアルキル基である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
がカルボキシ基である、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
式1の化合物が式1−Jの化合物である、請求項1に記載の方法。
【化11】

【請求項37】
Arが一つまたは二つのR基で任意に置換されていてもよいフェニル基である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記一つまたは二つのR基がC−Cアルキル基である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
がカルボキシ基である、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
自己免疫疾患、血液疾患、膠原病、糖尿病、神経変性疾患、心血管疾患、肺疾患、炎症性疾患または中枢神経系疾患を治療または予防する方法であって、それを必要とする患者に、効果的な量の式1の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体を投与することを含んでなる、上記方法。
【請求項41】
前記投与が静脈内である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
自己免疫疾患が慢性関節リウマチまたは移植片対宿主病である、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
炎症性疾患が関節炎である、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
中枢神経系疾患が多発性硬化症、筋ジストロフィー症、ジュシェンヌ型筋ジストロフィー、アルツハイマー病、神経変性疾患またはパーキンソン病である、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
血液疾患が血友病、フォン・ヴィレブランド病またはβ型サラセミアである、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
膠原病が骨形成不全症または肝硬変である、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
家族性赤血球増加症、免疫不全症、腎疾患、嚢胞性線維症、家族性高脂血症、網膜色素変性症、アミロイド症、血友病、アルツハイマー病、テイ・サックス病、ニーマン・ピック病、パーキンソン病、アテローム性動脈硬化症、巨人症、小人症、甲状腺機能亢進症、老化、肥満症、ジュシェンヌ型筋ジストロフィー症またはマルファン症候群を治療または予防する方法であって、それを必要とする患者に、効果的な量の式1の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体を投与することを含んでなる、上記方法。
【請求項48】
前記投与が静脈内である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
ヒトの癌を治療または予防する方法であって、それを必要とするヒトに、効果的な量の式1の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体を投与することを含んでなる、上記方法。
【請求項50】
前記投与が静脈内である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記癌が頭部頸部、眼、皮膚、口、喉、食道、胸、骨、血液、肺、結腸、S字結腸、直腸、胃、前立腺、乳房、卵巣、腎臓、肝臓、膵臓、脳、腸、心臓または副腎の癌である、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体が製薬上許容される担体または稀釈剤を含む、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記癌が固形腫瘍である、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記癌が肉腫、癌腫、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、滑膜腫、中皮腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌、膵癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性肺癌、腎細胞癌、肝臓癌、胆管癌、絨毛癌、精上皮腫、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頸癌、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、グリオーマ、星細胞腫、髄芽種、頭蓋咽頭腫、上衣腫、カポジ肉腫、松果体腫、血管芽種、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、血液の腫瘍または多発性骨髄腫である、請求項49に記載の方法。
【請求項55】
前記癌が急性リンパ性白血病、急性リンパ性β細胞白血病、急性リンパ性T細胞白血病、急性骨髄芽球性白血病、急性前骨髄芽球性白血病、急性単芽球性白血病、急性赤白血病、急性巨核芽球性白血病、急性骨髄単球性白血病、急性非リンパ性白血病、急性未分化白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、有毛細胞白血病または多発性骨髄腫である、請求項49に記載の方法。
【請求項56】
p53遺伝子の突然変異に関連した疾患を治療または予防する方法であって、それを必要とする患者に、効果的な量の式1の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体を投与することを含んでなる、上記方法。
【請求項57】
前記投与が静脈内である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記疾患が肉腫、癌腫、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、髄索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、中皮腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌、膵癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌、乳糖腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性肺癌、腎細胞癌、肝臓癌、胆管癌、絨毛癌、精上皮癌、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頸癌、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、グリオーマ、星細胞腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、カポジ肉腫、松果体腫、血管芽腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫または網膜芽細胞腫である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
癌細胞の増殖を阻止する方法であって、癌細胞を、効果的な量の式1の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体に接触させることを含んでなる、上記方法。
【請求項60】
哺乳類においてタンパク質を選択的に生産する方法であって、哺乳類においてナンセンス変異を含む遺伝子を転写させ、効果的な量の本発明の化合物を前記哺乳類に提供して、ナンセンス変異を含む前記遺伝子からタンパク質を産生させることを含んでなる、上記方法。
【請求項61】
式1の化合物:
【化12】

[式中、
は、C、CHまたはNであり、
VおよびXは、NまたはCから独立して選択され、
Wは、N、CまたはCHから選択され、
ここでV、WまたはXの少なくとも一つがNであり、またWがNのとき、VまたはXの少なくとも一つもNであり、
YおよびZは、N、C、C−R、C=O、C=Sから独立して選択され、ここでRはH、CH、またはNHであるが、ただし、YまたはZの一方がC=OまたはC=Sであるとき、他方はNH、SまたはOから選択することもでき、
は、カルボキシ、シアノ、またはカルボニル基(C−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよい)であり、
は、存在しないか、またはニトロであり、
Arは、R基で任意に置換されていてもよいC−Cアルキル;一つ、二つまたは三つの独立して選択されたR基で任意に置換されていてもよいC−C10アリール;一つ、二つまたは三つの独立して選択されたR基で任意に置換されていてもよい5〜10員ヘテロ環であるか、ArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−2から選択される環構造を形成するか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−3から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−2から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはArおよびArとArが結合するヘテロ環とともに、Ar1−3から選択される環構造を形成し、
Arは、存在しないか、またはC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、またはC−Cチオアルキルであり、そのいずれもAとともに4〜7員の炭素環またはヘテロ環を形成し、
Rは、水素、−R基、または二つのR基であり、Rがオキシ基を含んでもよい場合、それらが結合するフェニル基またはヘテロ環とともに、RRから選択される環構造を形成し、
ここで、
Ar1−2およびAr1−3は、11〜14員のへテロ三環式構造から選択され、該へテロ三環式構造は、一つ以上のハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基(ハロゲンまたはC−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよい)、C−Cハロアルコキシ基、またはアミノ基(C−Cアルキル基で置換されるカルボニル基で任意に置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよく、
RRは、9〜10員の二環式構造であり、該二環式構造は、一つ以上のハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、オキソ基、またはC−Cハロアルコキシ基で任意に置換されていてもよく、
は、ヒドロキシ基;ハロゲン;一つ以上の独立して選択されたハロゲンまたはヒドロキシ基で任意に置換されていてもよいC−Cアルキル基;一つ以上の独立して選択されたハロゲンまたはフェニル基で任意に置換されていてもよいC−Cアルコキシ基;一つ以上の独立して選択されたC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基;−R基;−O−R基;一つ以上の独立して選択されたC−Cアルキル、オキソまたは−R基で任意に置換されていてもよい4〜6員のへテロ環;二つの環構造を有する9〜10員のへテロ環;ヒドロキシ、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシ基で任意に置換されていてもよいカルボニル基;一つまたは二つのC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよいカルバモイル基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよいチオ基;ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよいスルホニル基;または一つまたは二つの独立して選択されたC−Cアルキル、スルホニルまたはカルボニル基で任意に置換されていてもよいアミノ基(ここで、アミノスルホニル基は、ヒドロキシ、C−Cアルキルまたは−R基で任意に置換されていてもよく、アミノカルボニル基は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ベンゾキシ、またはアミノ基(−R基で置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよい)からなる群から選択され、
ここで、−Rは、C−Cアリールであり、該アリールは、一つ以上の次の基:ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、またはアミノ基(一つ以上のC−Cアルキル基で任意に置換されていてもよい)で任意に置換されていてもよい]
または前記式1の化合物の薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包椄体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体。
【請求項62】
Arが存在しない、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
前記化合物が表Xの化合物から選択される、請求項61に記載の化合物。
【請求項64】
下記式(化合物番号1)を有する化合物。
【化13】


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−515990(P2008−515990A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−536865(P2007−536865)
【出願日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【国際出願番号】PCT/US2005/036761
【国際公開番号】WO2006/044502
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(503369705)ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド (31)
【Fターム(参考)】