説明

半導体装置及びその形成方法

【課題】半導体装置及びその形成方法を提供する。
【解決手段】セルゲートパターン及び周辺ゲートパターン周辺に互いに異なる絶縁パターンをそれぞれ配置してセルゲートパターン及び周辺ゲートパターン周辺に互いに異なる熱処理負担(Heat Budget)をそれぞれ与えるための方策を提供する。そのために、セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を準備する。セルアレイ領域に第1及び第2セルゲートパターンが配置される。周辺回路領域に位置して第2セルゲートパターンに隣り合う周辺ゲートパターンが形成される。第1及び第2セルゲートパターン周辺に埋め込み絶縁パターンが配置される。周辺ゲートパターンの周辺に平坦化絶縁パターンが配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその形成方法に係り、より詳しくは、セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンの周辺に互いに異なる絶縁パターンをそれぞれ有する半導体装置及びその形成方法(Semiconductor Devices and Methods of Forming the Same)に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、半導体装置はセルアレイ領域と周辺回路領域とに区分される半導体基板を有して製造される。この場合、半導体基板は、セルアレイ領域にセルゲートパターン、及び周辺回路領域に周辺ゲートパターンを複数個有する。セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンは半導体製造工程の単純化のために半導体基板上に同時に形成される。セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンは半導体基板に位置する不純物拡散領域と重なるように形成される。そして、セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンは半導体製造工程の単純化のために選択された絶縁膜で覆われる。これにより、選択された絶縁膜の使用は、セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンに同一の熱処理負担を与えて半導体装置の電気的特性を容易にコントロールするための方策を提供する。
【0003】
しかし、単純化のために選択された絶縁膜の使用は、デザインルールの縮小に従い半導体装置の電気的特性を容易にコントロールできなくなる。なぜなら、半導体装置は高集積化を実現するために半導体基板上にセル及び周辺ゲートパターンの大きさ、そして半導体基板においてそのパターンと重なる不純物拡散領域の大きさをデザインルールの縮小以前に比べて小さくしなければならないからである。この場合、選択された絶縁膜の使用は、セル及び/又は周辺ゲートパターン下で不純物拡散領域の大きさをデザインルールの縮小以前と比べて小さくできない。よって、選択された絶縁膜の使用は半導体装置の高集積化を実現するのに妨害となるという問題点がある。
【0004】
上記選択的絶縁膜を有する半導体集積回路装置が特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、ロジック部及びDRAM部を有する半導体基板が用意される。半導体基板のロジック部及びDRAM部にゲート電極及び半導体領域が形成される。半導体領域はロジック部及びDRAM部でゲート電極と重なるように形成される。半導体領域は不純物拡散領域である。ゲート電極を覆うように半導体基板上に酸化シリコン膜が配置される。これにより、酸化シリコン膜はゲート電極及び半導体領域と共に半導体集積回路装置を構成する。
【0005】
しかし、上記半導体集積回路装置は、酸化シリコン膜を形成する間、ロジック部及び/又はDRAM部でゲート電極の下の半導体領域の大きさをデザインルールの縮小以前と比べて小さくすることができない。なぜなら、酸化シリコン膜はロジック部及びDRAM部に同時に覆われて半導体領域に同じ熱処理負担を与えるからである。よって、半導体領域は、デザインルールの縮小以前と同じぐらいにゲートの下方に拡散される可能性がある。これにより、酸化シリコン膜の使用は、継続的に縮小されるデザインルールに対応することができず、半導体集積回路装置の高集積化を実現するのに妨害となっているという問題点がある。
【特許文献1】特開平11−017129号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、セルアレイ領域及び周辺回路領域にそれぞれ配置された互いに異なる絶縁パターンを有する半導体装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、セルアレイ領域及び周辺回路領域に互いに異なる絶縁パターンをそれぞれ形成してその領域に互いに異なる熱処理負担をそれぞれ与えることができるようにする半導体装置の形成方法を提供することにある。
【0008】
本発明の技術的課題は、上記の技術的課題に制限されず、上記に記載されてない他の技術的課題は、以下の記載によって当業者なら明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記技術的課題のうちの一つを実現するため、本発明はセルアレイ領域及び周辺回路領域にそれぞれ配置された互いに異なる絶縁パターンを有する半導体装置を提供する。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴による半導体装置は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を備える。前記セルアレイ領域に第1及び第2セルゲートパターンが配置される。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セルアレイ領域の中心からその領域の外部に向かって順に配列される。前記周辺回路領域に周辺ゲートパターンが配置される。前記セルアレイ領域と周辺回路領域との間に位置して前記セルアレイ領域を囲む限定パターンが配置される。前記第1セルゲートパターンの周辺、前記第1セルゲートパターンと前記第2セルゲートパターンドとの間、及び前記第2セルゲートパターンと前記限定パターンとの間に埋め込み絶縁パターンが配置される。前記限定パターンと周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に平坦化絶縁パターンが配置される。
【0011】
本発明の選択された実施形態による半導体装置は、前記セルアレイ領域及び前記周辺回路領域に配置されて前記セルアレイ領域のセル活性領域及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を更に備える。前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有する。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ位置する。前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置するように順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有する。
【0012】
本発明の他の実施形態による半導体装置は、前記第1及び第2セルゲートパターンの側壁にそれぞれ配置されるセルスペーサ、及び前記周辺ゲートパターンの側壁に配置される周辺スペーサパターンを更に備える。また、半導体装置は、前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間に位置して埋め込み絶縁パターン及び平坦化絶縁パターンと接触する他の周辺スペーサパターンを更に備える。ここで、前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間の前記素子分離膜上に位置するセルスペーサパターンである。該セルスペーサパターンは前記他の周辺スペーサパターンの下に位置する。
【0013】
本発明の更に他の実施形態による半導体装置は、前記限定パターンの側壁にそれぞれ配置される他のセルスペーサ及び他の周辺スペーサパターンを更に備える。ここで、前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間の前記素子分離膜上に位置するダミーゲートパターンである。該ダミーゲートパターンは順に積層されたダミー下部ゲート、ダミー上部ゲート、及びダミーキャッピングパターンである。
【0014】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の特徴による半導体装置は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を備える。前記セルアレイ領域に第1及び第2セルゲートパターンが配置される。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セルアレイ領域の中心からその領域の外部に向かって順に配列される。前記周辺回路領域に周辺ゲートパターンが配置される。前記第1セルゲートパターンの周辺、及び前記第1セルゲートパターンと前記第2セルゲートパターンとの間に埋め込み絶縁パターンが配置される。前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に平坦化絶縁パターンが配置される。
【0015】
本発明の選択された実施形態による半導体装置は、前記セルアレイ領域及び前記周辺回路領域に配置されて前記セルアレイ領域のセル活性領域及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を更に備える。前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有する。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ位置する。
【0016】
本発明の更に他の実施形態によれば、前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置するように順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有する。半導体装置は、前記第1セルゲートパターンの側壁、及び前記第2セルゲートパターンの一側壁にそれぞれ配置されるセルスペーサと、前記第2セルゲートパターンの他の側壁、及び前記周辺ゲートパターンの側壁にそれぞれ配置される周辺スペーサパターンと、を更に備える。
【0017】
上記技術的課題中の他の一つを実現するために、本発明はセルアレイ領域及び周辺回路領域に互いに異なる絶縁パターンをそれぞれ形成してその領域に互いに異なる熱処理負担をそれぞれ与えることができるようにする半導体装置の形成方法を提供する。
【0018】
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴による半導体装置の形成方法は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を準備する工程を有する。前記半導体基板上に第1及び第2セルゲートパターン、及び周辺予備ゲートパターンを形成する。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セルアレイ領域に形成される。前記周辺予備ゲートパターンは前記第2セルゲートパターンに隣り合うように前記セルアレイ領域から延長されて前記周辺回路領域に形成される。前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンの側壁にセルスペーサをそれぞれ形成する。前記第1セルゲートパターンの周辺、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン間に埋め込み絶縁パターンを形成する。前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン上にマスクパターンをそれぞれ形成する。前記マスクパターンに整列するように前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間に限定パターン、及び前記周辺回路領域に周辺ゲートパターンを形成する。前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと周辺ゲートパターンとの間に位置するように形成される。前記周辺ゲートパターンを囲む平坦化絶縁パターンを形成する。
【0019】
本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法は、前記セルアレイ領域のセル活性領域、及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を形成する工程を更に有する。ここで、前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ形成される。前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有するように形成される。前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有するように形成される。前記周辺予備ゲートパターンは前記素子分離膜及び前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部導電膜、周辺上部導電膜、及び周辺キャッピング膜を有するように形成される。
【0020】
本発明の選択された実施形態によれば、前記マスクパターンを形成する工程は、前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、を含む。ここで、該フォトレジストパターンのうちの一つは前記セルアレイ領域を覆いながら前記第2セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間に端が位置するように形成される。そして、前記フォトレジストパターンのうちの他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺活性領域と重なるように形成される。
更に、前記マスクパターンを形成する工程は、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜を順にエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、を更に含む。
【0021】
本発明の選択された実施形態によれば、前記限定パターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記セルアレイ領域で前記セルスペーサを部分的にエッチングし、前記限定パターンでセルスペーサパターンを形成する工程と、前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺回路領域で前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記周辺キャッピングパターン及び前記周辺上部ゲートを前記セルスペーサパターンと共に同時に形成する工程と、を含む。
一方、前記上部及び中部マスクパターンは、前記周辺キャッピングパターン、前記周辺上部ゲート、及びセルスペーサパターンを形成する間に下部マスクパターンから除去される。そして、前記限定パターン及び周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記下部マスクパターン及び前記セルスペーサパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記周辺上部ゲートの下に前記周辺下部ゲートを形成する工程を更に含む。
【0022】
本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法は、前記セルアレイ領域の前記限定パターン上に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記埋め込み絶縁パターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有する。前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記下部マスクパターン、及び前記周辺スペーサ上に平坦化工程を遂行する工程と、を含む。
【0023】
本発明の更に他の実施形態によれば、前記マスクパターンを形成する工程は、前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、を含む。ここで、該フォトレジストパターンのうちの一つは前記セルアレイ領域から延長されて前記周辺予備ゲートパターンを部分的に覆う。前記フォトレジストパターンのうちの他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺活性領域と重なるように形成される。
更に、前記マスクパターンを形成する工程は、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜を順にエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、を更に含む。
【0024】
本発明の更に他の実施形態によれば、前記限定パターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記セルアレイ領域と周辺回路領域との間に順に積層されたダミー上部ゲート及びダミーキャッピングパターン、及び前記周辺回路領域に順に積層された前記周辺上部ゲート及び前記周辺キャッピングパターンを形成する工程を含む。
一方、前記上部及び中部マスクパターンは、前記ダミーキャッピングパターン、前記ダミー上部ゲート、前記周辺キャッピングパターン、及び前記周辺上部ゲートを形成する間に前記下部マスクパターンから除去される。そして、前記限定パターン及び周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記ダミー上部ゲートの下にダミー下部ゲート、及び前記周辺上部ゲートの下に前記周辺下部ゲートを形成する工程を更に含む。
【0025】
本発明の更に他の実施形態による半導体装置の形成方法は、前記セルアレイ領域に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記ダミーゲートパターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有する。前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、前記ダミーゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、前記第1及び第2セルゲートパターン、前記ダミーゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記下部マスクパターン、及び前記周辺スペーサ上に平坦化工程を遂行する工程と、を含む。
【0026】
本発明の更に他の実施形態によれば、前記埋め込み絶縁パターンを形成する工程は、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン間を埋め込んで前記セルスペーサを覆うように埋め込み絶縁膜を形成する工程と、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンを露出させるように前記埋め込み絶縁膜上に平坦化工程を遂行する工程と、を含む。
本発明の更に他の実施形態によれば、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、前記半導体基板上に下部導電膜、上部導電膜、及びキャッピング膜を順に形成する工程と、前記キャッピング膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、を含む。ここで、該フォトレジストパターン中の一部は前記セルアレイ領域に位置して前記第1及び第2セルゲートパターンとそれぞれ重なる。そして、前記フォトレジストパターン中の残りは前記周辺回路領域を覆って前記周辺予備ゲートパターンと重なるように形成される。
そして、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記キャッピング膜、前記上部導電膜、及び前記下部導電膜を順にエッチングする工程と、前記フォトレジストパターンを前記半導体基板から除去する工程と、を更に含む。
【0027】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の特徴による半導体装置の形成方法は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を準備する工程を有する。前記セルアレイ領域に第1セルゲートパターン、及び該第1セルゲートパターンに隣り合うように前記セルアレイ領域から延長されて前記周辺回路領域に周辺予備ゲートパターンを形成する。前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンの側壁にセルスペーサをそれぞれ形成する。前記第1セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間、及び前記第1セルゲートパターンの周辺に埋め込み絶縁パターンを形成する。前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターン上にマスクパターンを形成する。前記マスクパターンに整列するように、前記セルアレイ領域に第2セルゲートパターン、及び周辺回路領域に周辺ゲートパターンを形成する。前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に平坦化絶縁パターンを形成する。
【0028】
本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法は、前記セルアレイ領域のセル活性領域、及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を形成する工程を更に有する。前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ形成される。前記第1セルゲートパターンは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有するように形成される。前記第2セルゲートパターンは順に積層された他のセル下部ゲート、他のセル上部ゲート、及び他のセルキャッピングパターンを有するように形成される。前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有するように形成される。前記周辺予備ゲートパターンは前記素子分離膜及び前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部導電膜、周辺上部導電膜、及び周辺キャッピング膜を有するように形成される。
【0029】
本発明の選択された実施形態によれば、前記マスクパターンを形成する工程は、前記第1セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、を含む。ここで、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域に位置して前記第1セルゲートパターンから延長されて前記周辺予備ゲートパターンを部分的に覆うように形成される。前記フォトレジストパターン中の他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺予備ゲートパターンを露出させるように形成される。
前記マスクパターンを形成する工程は、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜をエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、を更に含む。
【0030】
本発明の選択された実施形態によれば、前記第2セルゲートパターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記セルアレイ領域に順に積層された前記他のセル上部ゲート及び前記他のセルキャッピングパターン、及び前記周辺回路領域に順に積層された前記周辺上部ゲート及び前記周辺キャッピングパターンを形成する工程を含む。
一方、前記上部及び中部マスクパターンは、前記他のセル上部ゲート、前記他のセルキャッピングパターン、前記周辺上部ゲート、及び前記周辺キャッピングパターンを形成する間に前記下部マスクパターンから除去される。また、前記第2セルゲートパターン及び周辺ゲートパターンを形成する工程は、前記下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記他のセル下部ゲート及び前記周辺下部ゲートを形成する工程を更に含む。
【0031】
本発明の更に他の実施形態による半導体装置の形成方法は、前記セルアレイ領域に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記第2セルゲートパターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有する。
本発明の更に他の実施形態によれば、前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記下部マスクパターン、及び前記周辺スペーサ上に平坦化工程を遂行する工程と、を含む。
【0032】
本発明の更に他の実施形態によれば、前記埋め込み絶縁パターンを形成する工程は、前記第1セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間を埋め込んで前記第1セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、及び前記セルスペーサを覆うように埋め込み絶縁膜を形成する工程と、前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンを露出させるように前記埋め込み絶縁膜上に平坦化工程を遂行する工程と、を含む。
本発明の更に他の実施形態によれば、前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、前記半導体基板上に下部導電膜、上部導電膜、及びキャッピング膜を順に形成する工程と、前記キャッピング膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、を含む。ここで、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域に位置して前記第1セルゲートパターンと重なる。前記フォトレジストパターン中の残りは前記周辺回路領域を覆って前記周辺予備ゲートパターンと重なるように形成される。
そして、前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記キャッピング膜、前記上部導電膜、及び前記下部導電膜を順にエッチングする工程と、前記フォトレジストパターンを前記半導体基板から除去する工程と、を更に含む。
【0033】
その他の実施形態については詳細な説明及び図面に記載されている。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、セルアレイ領域及び周辺回路領域にそれぞれ配置された互いに異なる絶縁パターンを有する半導体装置を提供することができる。半導体装置はセルゲートパターン及び周辺ゲートパターンの周辺に埋め込み絶縁パターン及び平坦化絶縁パターンをそれぞれ配置することで、デザインルールの縮小に伴う半導体基板上の構成要素の配置許容限界を増加するための方策を提供することができる。
【0035】
また、本発明よれば、セルアレイ領域及び周辺回路領域に互いに異なる絶縁パターンをそれぞれ形成してその領域に互いに異なる熱処理負担をそれぞれ与えることができるようにする半導体装置の形成方法を提供することができる。半導体装置の形成方法はセルアレイ領域に半導体熱処理工程を伴わない埋め込み絶縁パターン、及び周辺回路領域に半導体熱処理工程を伴わない平坦化絶縁パターンを配置することで、周辺ゲートパターン下での不純物拡散領域の拡散を抑制するための方策を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、本発明の半導体装置及びその形成方法を実施するための最良の形態の具体例を、図面を参照しながら詳しく説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明する実施形態に限られず、他の形態で具体化されることもある。むしろ、ここで紹介される実施形態は開示される発明が完成されていることを示すと共に、当業者に本発明の思想を十分に伝えるために提供するものである。例えば、第1、第2、…などの用語が多くの構成要素を説明するために、ここで用いられるが、これらの構成要素はこのような用語に限定されるものではない。単に、これらの用語はある構成要素と他の構成要素とを区別するために用いられる。例えば、本発明の領域から脱せずに、第1構成要素は第2構成要素と称することができ、また第2構成要素は第1構成要素と称することができる。又、「及び/又は」の用語は一つ以上に関して列挙した項目に対して類推できるすべての組み合わせをも含む。「上部、下及び上に」などのように特別に相対的な用語は選択された構成要素、他の構成要素とある形象との相対的な関係、又は図面に示す形状を簡単に説明するため、また説明の簡素化のために用いられる。そして、ここで用いられた専門用語は、特別な様態を説明するためであって本発明を限定するものではない。
【0037】
次に、本発明による半導体装置を、図面を参照しながらより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による半導体装置の一例を示す配置図であり、図2、図14及び図16は、それぞれ、図1の切断線I−I’による本発明のそれぞれ異なる実施形態による半導体装置を示す断面図である。そして、図2、図14及び図16の同じ参照番号は、同様の構成要素を示す。
【0038】
図1、図2、図14及び図16を参照すると、本発明の実施形態による半導体装置183、186、189のそれぞれは図1のセルアレイ領域C及び周辺回路領域Pを有する半導体基板5を含む。半導体基板5は導電性を有する。セルアレイ領域Cは周辺回路領域Pで囲まれている。周辺回路領域Pはセルアレイ領域Cと異なる導電性を有することができる。周辺回路領域Pはセルアレイ領域Cと同一の導電性を有することもできる。半導体装置183、186、189は揮発性又は不揮発性メモリ素子とすることができる。セルアレイ領域Cは半導体基板5上に位置することのできる行(Row)及び列(Column)に従って同一形状のセルゲートパターンを有することができる。周辺回路領域Pは半導体回路設計に対応するように半導体基板5の一部分において規則的、又はその半導体基板5の全体にかけて不規則的に位置する周辺ゲートパターンを有することができる。
【0039】
本発明を簡単に説明するために、セルアレイ領域Cに配置された第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺回路領域Pに配置された選択された一つの周辺ゲートパターン76だけを図1のように示すものとする。本発明の実施形態によれば、第1及び第2セルゲートパターン73、74はセルアレイ領域Cの中心からその領域の外部に向かって順に配列することができる。第1及び第2セルゲートパターン73、74のそれぞれは順に積層されたセルゲート53及びセルキャッピングパターン63を図2、図14及び図16のように有することができる。ここで、セルゲート53は順に積層されたセル下部ゲート34及びセル上部ゲート44を有することができる。周辺ゲートパターン76は順に積層された周辺ゲート56及び周辺キャッピングパターン68を図2、図14及び図16のように有することができる。ここで、周辺ゲート56は周辺下部ゲート38及び周辺上部ゲート48を有することができる。周辺キャッピングパターン68はセルキャッピングパターン63と同一絶縁物質とすることができる。周辺上部ゲート48はセル上部ゲート44と同一導電物質とすることができる。周辺下部ゲート38はセル下部ゲート34と同一導電物質とすることができる。
【0040】
本発明の実施形態によって、セルアレイ領域Cと周辺回路領域Pとの間に限定パターン89が図1のように配置される。限定パターン89はセルアレイ領域Cを囲むように配置される。本発明の選択された実施形態によって、限定パターン89は図2のようにセルスペーサパターン88とすることができる。セルスペーサパターン88はセルキャッピングパターン63と同一物質とすることができる。セルスペーサパターン88の上面は第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺ゲートパターン76の上面よりも低いレベルに位置することができる。本発明の他の実施形態によって、限定パターン89はセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間に位置する図14のダミーゲートパターン79とすることができる。ダミーゲートパターン79は順に積層されたダミー下部ゲート39、ダミー上部ゲート49及びダミーキャッピングパターン69を図12のように有することができる。ダミーゲートパターン79の上面は第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺ゲートパターン76の上面と実質的に同一レベルとすることができる。本発明の更に他の実施形態によって、限定パターン89はセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間に図16のように配置されないこともある。
【0041】
また図1、図2、図14及び図16を参照すると、本発明の実施形態によってセルアレイ領域Cに埋め込み絶縁パターン108が図2、図14及び図16のように配置される。埋め込み絶縁パターン108は半導体熱処理工程により形状が容易に変形し安定状態となるシリコンオキサイド膜とすることができる。埋め込み絶縁パターン108は半導体熱処理工程により形状が容易に変形し安定状態となれるようにシリコンオキサイドの格子内の金属及び/又は非金属原子を介在した絶縁膜とすることができる。本発明の選択された実施形態によって、埋め込み絶縁パターン108のうちの一部は第1セルゲートパターン73の周辺、第1及び第2セルゲートパターン73、74間に図2のように配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りは第2セルゲートパターン74及びセルスペーサパターン88間に配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りはセルアレイ領域Cに向けるようにセルスペーサパターン88に沿って配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りの上面はセルスペーサパターン88の上面よりも高いレベルに配置される。なお、図2、図14及び図16で表示されていない部分の埋め込み絶縁パターン108については、後述する半導体装置の形成方法で説明する。
【0042】
本発明の他の実施形態によって、埋め込み絶縁パターン108中の一部は第1セルゲートパターン73の周辺、第1及び第2セルゲートパターン73、74間に図14のように配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りは第2セルゲートパターン74及びダミーゲートパターン79間に配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りはセルアレイ領域Cに向けるようにダミーゲートパターン79に沿って配置される。埋め込み絶縁パターン108中の残りの上面はダミーゲートパターン79の上面と実質的に同一レベルに配置される。本発明の更に他の実施形態によって、埋め込み絶縁パターン108は第1セルゲートパターン73の周辺、第1及び第2セルゲートパターン73、74間に図16のように配置される。
【0043】
本発明の実施形態によれば、周辺回路領域Pに平坦化絶縁パターン168が図2、図14及び図16のように配置される。平坦化絶縁パターン168はシリコンオキサイド膜や、シリコンオキサイドの格子内の金属及び/又は非金属原子を介在した絶縁膜とすることができる。本発明の選択された実施形態によって、平坦化絶縁パターン168は周辺ゲートパターン76の周辺、周辺ゲートパターン76及びセルスペーサパターン88間に図2のように配置される。セルスペーサパターン88及び周辺ゲートパターン76間の平坦化絶縁パターン168は周辺回路領域Pに向けるようにセルスペーサパターン88に沿って配置される。セルスペーサパターン88及び周辺ゲートパターン76間の平坦化絶縁パターン168の上面はセルスペーサパターン88の上面よりも高いレベルに配置される。
【0044】
本発明の他の実施形態によって、平坦化絶縁パターン168は周辺ゲートパターン76の周辺、周辺ゲートパターン76及びダミーゲートパターン79間に図14のように配置される。周辺ゲートパターン76及びダミーゲートパターン79間の平坦化絶縁パターン168は周辺回路領域Pに向けるようにダミーゲートパターン79に沿って配置される。ダミーゲートパターン79及び周辺ゲートパターン76間の平坦化絶縁パターン168の上面はダミーゲートパターン79の上面と実質的に同一レベルに配置することもできる。本発明の更に他の実施形態によって、平坦化絶縁パターン168は周辺ゲートパターン76の周辺、周辺ゲートパターン76及び第2セルゲートパターン74間に図16のように配置される。周辺ゲートパターン76及び第2セルゲートパターン74間の平坦化絶縁パターン168はセルアレイ領域Cを囲むように配置される。周辺ゲートパターン76及び第2セルゲートパターン74間の平坦化絶縁パターン168の上面は第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺ゲートパターン76の上面と実質的に同一レベルに配置される。
【0045】
本発明の実施形態によって、セルアレイ領域C及び周辺回路領域Pに素子分離膜10が図2、図14及び図16のように配置される。素子分離膜10は少なくとも一つの絶縁膜とすることができる。素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14及び周辺回路領域Pの周辺活性領域18を画定することができる。本発明の選択された実施形態によって、セル活性領域14上に第1セルゲートパターン73、素子分離膜10上に第2セルゲート74及びセルスペーサパターン88、そして周辺活性領域18上に周辺ゲートパターン76が図2のように配置される。本発明の選択された実施形態の変形として、素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14及び周辺回路領域Pの周辺活性領域18、そしてセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間にダミー活性領域16を画定することもできる。ダミー活性領域16はセルアレイ領域Cを画定するようにセルスペーサパターン88下に図1のように配置される。
【0046】
本発明の実施形態によって第1セルゲートパターン73及びダミー活性領域16間の距離は第1セルゲートパターン73の長軸に沿って所定距離L1を図1のように有することができる。そして、第2セルゲートパターン74及びダミー活性領域16間の距離は第2セルゲートパターン74の長軸に沿って第1セルゲートパターン73と同様に所定距離L1(図示せず)を有することができる。第2セルゲートパターン74及び限定パターン89間、そして限定パターン89及び周辺ゲートパターン76間の距離は第2セルゲートパターン74の短軸に沿って図1のように所定長さL2及びL3を有するようにそれぞれ形成する。第1セルゲートパターン73及び限定パターン89間の距離は第1セルゲートパターン73の長軸に沿って所定距離L4を図1のように有することができる。そして、第2セルゲートパターン74及び限定パターン89間の距離は第2セルゲートパターン74の長軸に沿って所定距離L4を図1のように有することができる。限定パターン89は本発明の選択された実施形態によってセルスペーサパターン88又は本発明の他の実施形態によってダミーゲートパターン79とすることができる。
【0047】
本発明の他の実施形態によって、セル活性領域14上に第1セルゲートパターン73、素子分離膜10上に第2セルゲート74及びダミーゲートパターン79、そして周辺活性領域18上に周辺ゲートパターン76が図14のように配置される。本発明の他の実施形態の変形として、素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14及び周辺回路領域Pの周辺活性領域18、そしてセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間にダミー活性領域16を画定することもできる。ダミー活性領域16はセルアレイ領域Cを画定するようにダミーゲートパターン79下に図1のように配置される。本発明の更に他の実施形態によって、セル活性領域14上に第1セルゲートパターン73、素子分離膜10上に第2セルゲート74、そして周辺活性領域18上に周辺ゲートパターン76が図16のように配置される。本発明の更に他の実施形態の変形として、素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14及び周辺回路領域Pの周辺活性領域18、そしてセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間にダミー活性領域16を画定することもできる。ダミー活性領域16はセルアレイ領域Cを画定するように図1のように配置される。
【0048】
また図1、図2、図14及び図16を参照すると、本発明の実施形態によってセルアレイ領域C及び周辺回路領域Pにセルスペーサ84及び周辺スペーサパターン148が配置される。周辺スペーサパターン148はセルスペーサ84と同一物質とすることができる。本発明の選択された実施形態によって、セルスペーサ84は第1及び第2セルゲートパターン73、74の側壁に図2のように配置される。周辺スペーサパターン148中の一つはセルアレイ領域Cで埋め込み絶縁パターン108及び平坦化絶縁パターン168間に位置するようにセルスペーサパターン88上に配置される。周辺スペーサパターン148中の残りは周辺ゲートパターン76の側壁に配置される。
【0049】
本発明の他の実施形態によって、セルスペーサ84は第1及び第2セルゲートパターン73、74の側壁、そしてダミーゲートパターン79の一側壁に図14のように配置される。周辺スペーサパターン148中の一つはダミーゲートパターン79の他の側壁に配置される。周辺スペーサパターン148中の残りは周辺ゲートパターン76の側壁に配置される。本発明の更に他の実施形態によって、セルスペーサ84は第1セルゲートパターン73の両側壁及び第2セルゲートパターン74の一側壁に図16のように配置される。そして、周辺スペーサパターン148中の一つは第2セルゲートパターン74の他の側壁に配置される。周辺スペーサパターン148中の残りは周辺ゲートパターン76の側壁に配置される。
【0050】
本発明の実施形態によって、セルアレイ領域Cにセルエッチングバッファパターン98及び周辺回路領域Pに周辺エッチングバッファパターン158が図2、図14及び図16のように配置される。セルエッチングバッファパターン98及び周辺エッチングバッファパターン158はセルスペーサ84と同一物質とすることができる。本発明の選択された実施形態によって、セルエッチングバッファパターン98はセルスペーサ84上に位置し、そして第2セルゲートパターン74及びセルスペーサパターン88間に位置するように図2のように配置される。第2セルゲートパターン74及びセルスペーサパターン88間のセルエッチングバッファパターン98は埋め込み絶縁パターン108及び周辺スペーサパターン148下に配置される。周辺回路領域Pにおいて、周辺エッチングバッファパターン158は周辺ゲートパターン76の一側壁及びセルスペーサパターン88間、そして周辺ゲートパターン76の他の側壁及び平坦化絶縁パターン168間に配置される。周辺ゲートパターン76の一側壁及びセルスペーサパターン88間の周辺エッチングバッファパターン158は埋め込み絶縁パターン108及び平坦化絶縁パターン168間の周辺スペーサパターン148と接触して平坦化絶縁パターン168下に位置するように配置される。
【0051】
本発明の他の実施形態によって、セルエッチングバッファパターン98はセルスペーサ84上に位置し、そして第2セルゲートパターン74及びダミーゲートパターン79間に位置するように図14のように配置される。第2セルゲートパターン74及びダミーゲートパターン79間のセルエッチングバッファパターン98は埋め込み絶縁パターン108下に位置するように配置される。周辺回路領域Pにおいて、周辺エッチングバッファパターン158は周辺ゲートパターン76の一側壁及びダミーゲートパターン79間、そして周辺ゲートパターン76の他の側壁及び平坦化絶縁パターン168間に配置される。周辺ゲートパターン76の一側壁及びダミーゲートパターン79間の周辺エッチングバッファパターン158は平坦化絶縁パターン168下に位置するように配置される。
【0052】
本発明の更に他の実施形態によって、セルエッチングバッファパターン98は第1セルゲートパターン73のセルスペーサ84及び第2セルゲートパターン74の一側壁のセルスペーサ84上に図16のように配置される。周辺回路領域において、周辺エッチングバッファパターン158は第2セルゲートパターン74の他の側壁及び周辺ゲートパターン76の一側壁間、周辺ゲートパターン76の他の側壁の周辺スペーサパターン148及び平坦化絶縁パターン168間に配置される。第2セルゲートパターン74の他の側壁及び周辺ゲートパターン76の一側壁間の周辺エッチングバッファパターン158は平坦化絶縁パターン168下に位置するように配置される。
【0053】
更に、図1、図2、図14及び図16を参照すると、本発明の実施形態によってセルアレイ領域C及び周辺回路領域Pにゲート絶縁膜25が図2、図14及び図16のように配置される。ゲート絶縁膜25は第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺ゲートパターン76下に位置するように配置される。周辺ゲートパターン76と重なるように半導体基板5に不純物拡散領域139が配置される。不純物拡散領域139のそれぞれは低濃度不純物拡散領域133及び高濃度不純物拡散領域136を図2のように有することができる。不純物拡散領域139はLDD(Lightly Doped Drain)構造を有することができる。不純物拡散領域139は半導体基板5と同一導電性を有するか、もしくは半導体基板5と異なる導電性を有することができる。
【0054】
本発明の実施形態によって、第1及び第2セルゲートパターン73、74の周辺にセルゲート電気ノード118、そして周辺ゲートパターン76の周辺に周辺ゲート電気ノード178が図2、図14及び図16のように配置される。セルゲート電気ノード118はセルアレイ領域Cにおいて埋め込み絶縁パターン108、セルエッチングバッファパターン98及びゲート絶縁膜25に配置される。周辺ゲート電気ノード178は周辺回路領域Pにおいて平坦化絶縁パターン168、周辺エッチングバッファパターン158及びゲート絶縁膜25に配置される。セルゲート電気ノード118及び周辺ゲート電気ノード178は導電物質とすることができる。セルゲート電気ノード118はセル活性領域14と接触するように配置される。周辺ゲート電気ノード178は周辺活性領域18の不純物拡散領域139と接触するように配置される。
【0055】
次に、本発明による半導体装置の形成方法を説明する。
【0056】
図3乃至図6は、それぞれが図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【0057】
図1、図3及び図4を参照すると、本発明の実施形態によって図1のセルアレイ領域C及び周辺回路領域Pを有する半導体基板5を図3のように準備する。半導体基板5は導電性を有する。半導体基板5に素子分離膜10を図3のように形成する。素子分離膜10はセルアレイ領域C及び周辺回路領域Pにかけて形成される。ここで、素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14及び周辺回路領域Pの周辺活性領域18を画定するように形成される。本発明の実施形態の変形として、素子分離膜10はセルアレイ領域Cのセル活性領域14、周辺回路領域Pの周辺活性領域18及び図1のダミー活性領域16を画定するように形成される。素子分離膜10は少なくとも一つの絶縁膜を用いて形成される。
【0058】
本発明の実施形態によって、セルアレイ領域C及び周辺回路領域Pにゲート絶縁膜25を形成する。ゲート絶縁膜25はシリコンオキサイドとすることができる。ゲート絶縁膜25はシリコンオキサイドの格子内の金属及び/又は非金属原子を介在させた絶縁物質とすることができる。ここで、ゲート絶縁膜25はセル活性領域14及び周辺活性領域18上に形成される。セルアレイ領域C及び周辺回路領域Pに下部導電膜32、上部導電膜42及びキャッピング膜62を図4のように順に形成する。下部導電膜32は素子分離膜10、セル活性領域14、周辺活性領域18を覆うように形成される。下部導電膜32はドーピングされたポリシリコン膜とすることができる。上部導電膜42は金属シリサイド膜や少なくとも一つの金属膜とすることができる。キャッピング膜62はシリコンオキサイド及び/又はナイトライドを有する絶縁膜とすることができる。
【0059】
本発明の実施形態の変形として、ゲート絶縁膜25はセル活性領域14、ダミー活性領域16及び周辺活性領域18上に形成することもできる。そして、下部導電膜32、上部導電膜42及びキャッピング膜62はセル活性領域14、ダミー活性領域16及び周辺活性領域18上に順に形成することもできる。
【0060】
図1及び図5を参照すると、本発明の実施形態によって図4のキャッピング膜62上にフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストパターンは当業者によく知られている半導体フォト工程を用いて形成される。フォトレジストパターン中の一部はセルアレイ領域Cに位置してセル活性領域14によって同一形状を有するように形成される。フォトレジストパターン中の残りは周辺回路領域Pに位置してセルアレイ領域Cを囲むように形成される。フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いてキャッピング膜62、上部導電膜42及び下部導電膜32を順にエッチングしてセルアレイ領域Cに図1及び図5の第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺回路領域Pに図5の周辺予備ゲートパターン67を形成する。
【0061】
第1及び第2セルゲートパターン73、74のそれぞれは順に積層されたセルゲート53及びセルキャッピングパターン63を有するように図5のように形成される。セルゲート53は順に積層されたセル下部ゲート34及びセル上部ゲート44を有するように形成される。第1セルゲートパターン73はセル活性領域14に位置するように形成される。第2セルゲートパターン74は素子分離膜10上に位置するように形成される。周辺予備ゲートパターン67は順に積層された周辺下部導電膜36、周辺上部導電膜46及び周辺キャッピング膜66を有するように図5のように形成される。周辺予備ゲートパターン67は第2セルゲートパターン74に隣り合うように周辺活性領域18から延長されて素子分離膜10上に形成される。
【0062】
本発明の実施形態によって、第1及び第2セルゲートパターン73、74が形成された後に、半導体基板5からフォトレジストパターンを除去する。次いで、第1及び第2セルゲートパターン73、74、及び周辺予備ゲートパターン67の側壁にセルスペーサ84を図5のようにそれぞれ形成する。セルスペーサ84は図4のキャッピング膜62と同一物質を用いて形成される。第1及び第2セルゲートパターン73、74、及び周辺予備ゲートパターン67をコンフォーマルに覆うように素子分離膜10、ゲート絶縁膜25及びセルスペーサ84上にセルエッチングバッファ膜94を図5のように形成する。セルエッチングバッファ膜94はセルスペーサ84と同一物質を用いて形成される。そして、第1及び第2セルゲートパターン73、74、及び周辺予備ゲートパターン67間を埋め込んでセルスペーサ84を覆うようにセルエッチングバッファ膜94上に埋め込み絶縁膜104を図5のように形成する。埋め込み絶縁膜104は、半導体熱処理工程により形状が容易に変形し安定状態となるシリコンオキサイド膜とすることができる。埋め込み絶縁膜104は半導体熱処理工程で形状が容易に変形し安定状態になれるようにシリコンオキサイドの格子内の金属及び/又は非金属原子を介在させた絶縁膜とすることができる。
【0063】
図1及び図6を参照すると、本発明の実施形態によって図5の埋め込み絶縁膜104上に平坦化工程を遂行する。平坦化工程は第1及び第2セルゲートパターン73、74、及び周辺予備ゲートパターン67を露出させるまで遂行してセルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108を図6のように形成する。セルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108は、第1セルゲートパターン73の周辺、第1及び第2セルゲートパターン73、74、及び周辺予備ゲートパターン67間に形成される。平坦化工程は化学機械的研磨又はエッチングバック(Etching Back)の技術を用いて遂行することができる。次いで、第1及び第2セルゲートパターン73、74間にセル埋め込みホール114を図1及び図6のように形成する。セル埋め込みホール114は埋め込み絶縁パターン108、セルエッチングバッファパターン98及びゲート絶縁膜25に位置してセル活性領域14を露出するように形成される。
【0064】
本発明の実施形態によって、セル埋め込みホール114をそれぞれ埋め込むセルゲート電気ノード118を図6のように形成する。セルゲート電気ノード118は導電物質とすることができる。第1及び第2セルゲートパターン73、74、周辺予備ゲートパターン67を覆うように、そして、セルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108、及びセルゲート電気ノード118上に、下部マスク膜124、中部マスク膜134及び上部マスク膜144を図6のように順に形成する。更に詳しく説明すると、下部マスク膜124はセルエッチングバッファパターン98と異なるエッチング率を有する絶縁膜とすることができる。下部マスク膜124は埋め込み絶縁パターン108と同一エッチング率を有する絶縁膜とすることができる。中部マスク膜134は下部マスク膜124と異なるエッチング率を有する絶縁膜とすることができる。中部マスク膜134は炭素膜(Carbon Layer)とすることができる。上部マスク膜144は中部マスク膜134と異なるエッチング率を有する絶縁膜とすることができる。上部マスク膜144はシリコンオキシナイトライド(SiON)膜とすることができる。
【0065】
図7、9、11及び13は、それぞれが図1の切断線I−I’による本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。図8、10、12及び14は、それぞれが図1の切断線I−I’による本発明の他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。そして、図7乃至図14の同一部材には同一参照番号を用いる。
【0066】
図1及び図7を参照すると、本発明の選択された実施形態によって図6の上部マスク膜144上にフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストパターンは当業者によく知られている半導体フォト工程を用いて形成される。フォトレジストパターン中の一つは、セルアレイ領域Cを覆いながら第2セルゲートパターン74と周辺予備ゲートパターン67との間に端が位置するように形成される。フォトレジストパターン中の他の一つは、周辺回路領域Pに位置して周辺活性領域18と重なるように形成される。フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて上部及び中部マスク膜144、134を順にエッチングして上部マスクパターン(図示せず)及び図7の中部マスクパターン138を形成する。フォトレジストパターンは中部マスクパターン138を形成する間に上部マスクパターンから除去される。そして、上部マスクパターン及び中部マスクパターン138をエッチングマスクとして用いて下部マスク膜124をエッチングして下部マスクパターン128を図7のように形成する。
【0067】
上部マスクパターン、中部マスクパターン138及び下部マスクパターン128は、第2セルゲートパターン74及び周辺予備ゲートパターン67間の埋め込み絶縁パターン108、セルエッチングバッファパターン98及びセルスペーサ84を露出させ、そして周辺予備ゲートパターン67を露出させるように形成する。下部マスク膜124が埋め込み絶縁パターン108と同一エッチング率を有する場合に、第2セルゲートパターン74及び周辺予備ゲートパターン67間の埋め込み絶縁パターン108は下部マスクパターン128が形成される間に、図7のように部分的に除去される。次いで、本発明の選択された実施形態によって、上部マスクパターン、中部マスクパターン138及び下部マスクパターン128をエッチングマスクとして用いて周辺キャッピング膜66を図7のように部分的にエッチングする。この際に、周辺キャッピング膜66がそのキャッピング膜66の上面から所定深さD1ほど除去される間に、セルエッチングバッファパターン98及びセルスペーサ84は部分的に除去される。更に、上部マスク膜144は図6に示す所定厚さT1ほどエッチングされて半導体基板5から図7のように除去される。
【0068】
図1及び図8を参照すると、本発明の他の実施形態によって図6の上部マスク膜144上にフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストパターンは当業者によく知られている半導体フォト工程を用いて形成される。フォトレジストパターン中の一つはセルアレイ領域Cから延長して周辺予備ゲートパターン67と部分的に重なるように形成される。そして、フォトレジストパターン中の他の一つは周辺回路領域Pに位置して周辺活性領域18と重なるように形成される。フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて上部及び中部マスク膜144、134を順にエッチングして上部マスクパターン(図示せず)及び図8の中部マスクパターン138を形成する。フォトレジストパターンは中部マスクパターン138を形成する間に上部マスクパターンから除去される。そして、上部マスクパターン及び中部マスクパターン138をエッチングマスクとして用いて下部マスク膜124をエッチングして下部マスクパターン128を図8のように形成する。
【0069】
上部マスクパターン、中部マスクパターン138及び下部マスクパターン128は周辺予備ゲートパターン67を露出させるように形成する。次いで、本発明の他の実施形態によって、上部マスクパターン、中部マスクパターン138及び下部マスクパターン128をエッチングマスクとして用いて周辺キャッピング膜66を図8のように部分的にエッチングする。この際に、周辺キャッピング膜66がそのキャッピング膜66の上面から所定深さD2ほど除去される間に、上部マスク膜144は図6に示す所定厚さT1ほどエッチングされて半導体基板5から図8のように除去される。
【0070】
図1及び図9を参照すると、本発明の選択された実施形態によって図7の中部及び下部マスクパターン138、128をエッチングマスクとして用いて周辺キャッピング膜66及び周辺上部導電膜46を継続的にエッチングして周辺回路領域Pに周辺キャッピングパターン68及び周辺上部ゲート48を図9のように形成する。更に、セルアレイ領域C及び周辺回路領域P間で中部及び下部マスクパターン138、128をエッチングマスクとして用いてセルスペーサ84、セルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108を部分的にエッチングして図1の限定パターン89を形成する。この際に、セルスペーサ84及びセルエッチングバッファパターン98は周辺キャッピング膜68及び周辺上部導電膜46がエッチングされる間に図9のように部分的に除去される。埋め込み絶縁パターン108はセルエッチングバッファパターン98、セルスペーサ84、周辺キャッピング膜66及び周辺上部導電膜46が除去される間に図9のように部分的に除去される。そして、中部マスク膜138は、周辺上部導電膜46、周辺キャッピング膜66、セルスペーサ84、セルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108がエッチングされる間に下部マスクパターン128から図9のように除去される。
【0071】
一方、限定パターン89はセルアレイ領域Cの中部及び下部マスクパターン138、128に自己整列して形成される。限定パターン89は本発明の選択された実施形態を説明する間、セルスペーサパターン88と称する。セルスペーサパターン88は第2セルゲートパターン74及び周辺ゲートパターン76間の素子分離膜10上に位置するように形成される。本発明の選択された実施形態の変形として、セルスペーサパターン88は図1のダミー活性領域16上に形成される。セルスペーサパターン88はセルアレイ領域Cを囲むように形成される。そして、埋め込み絶縁パターン108はセルアレイ領域C内に位置して限定パターン89及びセルエッチングバッファパターン98を露出させるように形成される。
【0072】
図1及び図10を参照すると、本発明の他の実施形態によって図8の中部及び下部マスクパターン138、128をエッチングマスクとして用いて周辺キャッピング膜66及び周辺上部導電膜46を継続的にエッチングしてセルアレイ領域C及び周辺回路領域P間にダミーキャッピングパターン69及びダミー上部ゲート49、周辺回路領域Pに周辺キャッピングパターン68及び周辺上部ゲート48を図10のように形成する。この際に、中部マスク膜138は周辺キャッピング膜66及び周辺上部導電膜46が順にエッチングされる間に下部マスクパターン128から図10のように除去される。
【0073】
図1及び図11を参照すると、本発明の選択された実施形態によって図9の周辺上部ゲート48、周辺キャッピングパターン68、スペーサパターン88、セルエッチングバッファパターン98、埋め込み絶縁パターン108及び下部マスクパターン128をエッチングバッファ膜として用いて周辺下部導電膜36をエッチングして周辺下部ゲート38を図11のように形成する。これにより、周辺下部ゲート38、周辺上部ゲート48及び周辺キャッピングパターン68は周辺回路領域Pに形成される。周辺下部ゲート38及び周辺上部ゲート48は周辺ゲート56を構成することができる。周辺ゲート56及び周辺キャッピングパターン68は周辺ゲートパターン76を図1又は図11のように構成することができる。周辺ゲートパターン76は周辺回路領域Pの素子分離膜10及びゲート絶縁膜25を露出させるように形成する。
【0074】
本発明の選択された実施形態によってセルアレイ領域Cのセルスペーサパターン88、セルエッチングバッファパターン98、埋め込み絶縁パターン108及び下部マスクパターン128、そして、周辺回路領域Pの素子分離膜10、周辺ゲートパターン76及び下部マスクパターン128をマスクとして用いて周辺活性領域18に低濃度不純物拡散領域133を図11のように形成する。低濃度不純物拡散領域133は周辺ゲートパターン76と重なるように形成される。低濃度不純物拡散領域133は半導体基板5と同一導電性を有することができる。低濃度不純物拡散領域133は半導体基板5と異なる導電性を有することもできる。次いで、セルアレイ領域Cの下部マスクパターン128、埋め込み絶縁パターン108及びセルスペーサパターン88の側壁、周辺回路領域Pの下部マスクパターン128及び周辺ゲートパターン76の側壁に周辺スペーサ144aを図11のように形成する。周辺スペーサ144aはセルスペーサパターン88と同一物質を用いて形成される。セルアレイ領域Cの周辺スペーサ144aはセルエッチングバッファパターン98及びセルスペーサパターン88上に位置するように形成される。
【0075】
また、図1及び図11を参照すると、本発明の選択された実施形態によってセルアレイ領域Cのセルスペーサパターン88、下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144a、そして周辺回路領域Pの素子分離膜10、下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144aをマスクとして用いて周辺活性領域18に高濃度不純物拡散領域136を図11のように形成する。高濃度不純物拡散領域136は低濃度不純物拡散領域133とそれぞれ重なるように形成される。高濃度不純物拡散領域136は低濃度不純物拡散領域133と同一導電性を有するように形成される。高濃度不純物拡散領域136は低濃度不純物拡散領域133と共に、不純物拡散領域139を図11のように構成することができる。不純物拡散領域139は周辺ゲートパターン76下で有効チャンネル距離L5を形成する。セルアレイ領域Cの下部マスクパターン128、周辺スペーサ144a及びセルスペーサパターン88、そして周辺回路領域Pの下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144aをコンフォーマルに覆うように素子分離膜10及びゲート絶縁膜25上に周辺エッチングバッファ膜154を図11のように形成する。周辺エッチングバッファ膜154は周辺スペーサ144aと同一物質を用いて形成される。
【0076】
本発明の選択された実施形態によってセルアレイ領域Cの第2セルゲートパターン74及び周辺回路領域Pの周辺ゲートパターン76間を埋め込んで周辺エッチングバッファ膜154を覆う平坦化絶縁膜164を図11のように形成する。平坦化絶縁膜164はシリコンオキサイド膜やシリコンオキサイド格子内の金属及び/又は非金属原子を介在した絶縁膜とすることができる。平坦化絶縁膜164は埋め込み絶縁パターン108と異なる物質とすることができる。また、平坦化絶縁膜164は埋め込み絶縁パターン108と同一物質とすることもできる。平坦化絶縁膜164は半導体基板5の上部に蒸着させた後に半導体基板5の上部を平坦化させるために半導体熱処理工程を適用していない。よって、平坦化絶縁膜164は周辺ゲートパターン76下の不純物拡散領域139に熱処理負担を与えない。これによって、平坦化絶縁膜164は本発明の選択された実施形態によって不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L5に影響を与えない。
【0077】
図1及び図12を参照すると、本発明の他の実施形態によって図10の周辺上部ゲート48、ダミー上部ゲート49、周辺キャッピングパターン68、ダミーキャッピングパターン69及びマスクパターン128をエッチングバッファ膜として用いて周辺下部導電膜36をエッチングしてダミー上部ゲート49下にダミー下部ゲート39及び周辺上部ゲート48下に周辺下部ゲート38を図12のように形成する。これにより、ダミー下部ゲート39、ダミー上部ゲート49及びダミーキャッピングパターン69はセルアレイ領域Cと周辺回路領域Pとの間に形成される。ダミー下部ゲート39及びダミー上部ゲート49はダミーゲート59を構成することができる。ダミーゲート59及びダミーキャッピングパターン69はダミーゲートパターン79を図12のように構成することができる。ダミーゲートパターン79は図1の限定パターン89とすることができる。よって、ダミーゲートパターン79は第2セルゲートパターン74と周辺ゲートパターン76との間の素子分離膜10上に形成される。本発明の他の実施形態の変形として、ダミーゲートパターン79は図1のダミー活性領域16上に形成される。そして、周辺下部ゲート38、周辺上部ゲート48及び周辺キャッピングパターン68は周辺回路領域Pで形成される。周辺下部ゲート38及び周辺上部ゲート48は周辺ゲート56を構成することができる。周辺ゲート56及び周辺キャッピングパターン68は周辺ゲートパターン76を図1又は図12のように構成することができる。周辺ゲートパターン76及びダミーゲートパターン79は素子分離膜10及びゲート絶縁膜25を露出させるように形成される。
【0078】
本発明の他の実施形態によってセルアレイ領域Cのダミーゲートパターン79及び下部マスクパターン128、そして周辺回路領域Pの素子分離膜10、周辺ゲートパターン76及び下部マスクパターン128をマスクとして用いて周辺活性領域18に低濃度不純物拡散領域133を図12のように形成する。低濃度不純物拡散領域133は周辺ゲートパターン76と重なるように形成される。次いで、周辺ゲートパターン76、ダミーゲートパターン79及び下部マスクパターン128の側壁に周辺スペーサ144aを図12のように形成する。
【0079】
また、図1及び図12を参照すると、本発明の他の実施形態によって周辺ゲートパターン76、ダミーゲートパターン79、下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144aをマスクとして用いて周辺活性領域18に高濃度不純物拡散領域136を図12のように形成する。高濃度不純物拡散領域136は低濃度不純物拡散領域133とそれぞれ重なるように形成される。高濃度不純物拡散領域136は低濃度不純物拡散領域133と共に、不純物拡散領域139を図12のように構成することができる。不純物拡散領域139は周辺ゲートパターン76下で有効チャンネル距離L6を形成する。下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144aをコンフォーマルに覆うように素子分離膜10及びゲート絶縁膜25上に周辺エッチングバッファ膜154を図12のように形成する。
【0080】
本発明の他の実施形態によって周辺ゲートパターン76及びダミーゲートパターン79間を埋め込んで周辺エッチングバッファ膜154を覆う平坦化絶縁膜164を図12のように形成する。平坦化絶縁膜164は半導体基板5の上部に蒸着させた後、半導体基板5の上部を平坦化させるために半導体熱処理工程を適用していない。よって、平坦化絶縁膜164は周辺ゲートパターン76下の不純物拡散領域139に熱処理負担を与えない。これにより、平坦化絶縁膜164は本発明の他の実施形態によって不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L6に影響を与えない。
【0081】
図1及び図13を参照すると、本発明の選択された実施形態によって図11の平坦化絶縁膜164、周辺エッチングバッファ膜154及び下部マスクパターン128上に平坦化工程を順に遂行して周辺スペーサパターン148、周辺エッチングバッファパターン158及び平坦化絶縁パターン168を図13のように形成する。この際に、平坦化工程はセルアレイ領域Cの第1セルゲートパターン73、第2セルゲートパターン74、セルスペーサ84、セルエッチングバッファパターン98及びセルゲート電気ノード118を露出させるように形成する。そして、平坦化工程は周辺回路領域Pの周辺ゲートパターン76を露出させるように遂行することができる。これにより、第2セルゲートパターン74とセルスペーサパターン88との間、そしてセルスペーサパターン88と周辺ゲートパターン76との間の距離は図1及び図13のように所定長さL2及びL3を有するようにそれぞれ形成される。
【0082】
一方、平坦化絶縁パターン168は周辺ゲートパターン76の周辺を囲むように形成される。そして、セルアレイ領域Cの周辺スペーサパターン148はセルスペーサパターン88上に位置して埋め込み絶縁パターン108と平坦化絶縁パターン168との間に形成される。周辺エッチングバッファパターン158はセルスペーサパターン88及び周辺ゲートパターン76間で平坦化絶縁パターン168下に位置し、そして周辺ゲートパターン76と平坦化絶縁パターン168との間に位置するように形成される。周辺回路領域Pの周辺スペーサパターン148は周辺ゲートパターン76の側壁に位置するように周辺ゲートパターン76と周辺エッチングバッファパターン158との間に形成される。
【0083】
次に、本発明の選択された実施形態によって周辺ゲートパターン76の周辺に周辺埋め込みホール174を図1及び図13のように形成する。周辺埋め込みホール174は平坦化絶縁パターン168、周辺エッチングバッファパターン158及びゲート絶縁膜25を通って不純物拡散領域139をそれぞれ露出させるように形成される。周辺埋め込みホール174に周辺ゲート電気ノード178を図13のようにそれぞれ形成する。周辺ゲート電気ノード178は導電物質とすることができる。周辺ゲート電気ノード178が形成される間に、不純物拡散領域139は周辺ゲートパターン76下で有効チャンネル距離L7を有することができる。この際に、周辺ゲート電気ノード178と接触する不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L7は図11の不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L5と実質的に同一とすることができる。これにより、周辺回路領域Pに周辺ゲート電気ノード178、不純物拡散領域139及び周辺ゲートパターン76、セルアレイ領域Cと周辺回路領域Pとの間にセルスペーサパターン88、そしてセルアレイ領域Cにセルゲート電気ノード118、第1及び第2セルゲートパターン73、74を含むように本発明の選択された実施形態による半導体装置183を形成する。
【0084】
図1及び図14を参照すると、本発明の他の実施形態によって図12の平坦化絶縁膜164、周辺エッチングバッファ膜154及び下部マスクパターン128上に平坦化工程を順に遂行して周辺スペーサパターン148、周辺エッチングバッファパターン158及び平坦化絶縁パターン168を図14のように形成する。この際に、平坦化工程はセルアレイ領域Cの第1セルゲートパターン73、第2セルゲートパターン74、セルスペーサ84、セルエッチングバッファパターン98及びセルゲート電気ノード118を露出させるように形成する。また、平坦化工程はセルアレイ領域Cと周辺回路領域Pとの間のダミーゲートパターン79、そして周辺回路領域Pの周辺ゲートパターン76を露出させるように遂行することができる。これにより、第2セルゲートパターン74とダミーゲートパターン79との間、そしてダミーゲートパターン79と周辺ゲートパターン76との間の距離は図1及び図14のように所定長さL2及びL3を有するようにそれぞれ形成される。
【0085】
一方、平坦化絶縁パターン168は周辺ゲートパターン76の周辺を囲むように形成される。周辺スペーサパターン148はダミーゲートパターン79の選択された側壁及び周辺ゲートパターン76の両側壁に形成される。そして、周辺エッチングバッファパターン158は平坦化絶縁パターン168の下にそれぞれ位置するように平坦化絶縁パターン168と周辺スペーサパターン148との間に位置するように形成される。
【0086】
次に、本発明の他の実施形態によって周辺ゲートパターン76の周辺に周辺埋め込みホール174を図1及び図14のように形成する。周辺埋め込みホール174は平坦化絶縁パターン168、周辺エッチングバッファパターン158及びゲート絶縁膜25を通って不純物拡散領域139をそれぞれ露出させるように形成される。周辺埋め込みホール174に周辺ゲート電気ノード178を図14のようにそれぞれ形成する。周辺ゲート電気ノード178が形成される間に、不純物拡散領域139は周辺ゲートパターン76下で有効チャンネル距離L8を有することができる。この際に、周辺ゲート電気ノード178と接触する不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L8は図12の不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L6と実質的に同一とすることができる。これにより、周辺回路領域Pに周辺ゲート電気ノード178、不純物拡散領域139及び周辺ゲートパターン76、セルアレイ領域Cと周辺回路領域Pとの間にダミーゲートパターン79、そしてセルアレイ領域Cにセルゲート電気ノード118、第1及び第2セルゲートパターン73、74を含むように本発明の他の実施形態による半導体装置186を形成する。
【0087】
図15及び図16は、それぞれが図1の切断線I−I’による本発明の更に他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。本発明の更に他の実施形態は図1乃至図4を有しており、これをもとに半導体装置の形成方法を説明する。そして、本発明の更に他の実施形態は、図5乃至図14と同一部材に対して同一参照符号を用いる。
【0088】
図1及び図15を参照すると、本発明の更に他の実施形態によって図4のキャッピング膜62上にフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストパターンは当業者によく知られている半導体フォト工程を用いて形成される。フォトレジストパターン中の一つはセルアレイ領域Cに位置してセル活性領域14と重なるように形成される。フォトレジストパターン中の残りは周辺回路領域Pに位置してセルアレイ領域Cを囲むように形成される。フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いてキャッピング膜62、上部導電膜42及び下部導電膜32を順にエッチングしてセルアレイ領域Cに第1セルゲートパターン73、そしてセルアレイ領域Cから延長されて周辺回路領域Pを覆うように第1セルゲートパターン73に隣り合う周辺予備ゲートパターン68を図15のように形成する。
【0089】
一方、第1セルゲートパターン73は順に積層されたセルゲート53及びセルキャッピングパターン63を図15のように形成する。これにより、セルゲート53は順に積層されたセル下部ゲート34及びセル上部ゲート44を有するように形成される。周辺予備ゲートパターン67は順に積層された周辺下部導電膜36、周辺上部導電膜46及び周辺キャッピング膜66を有するように図15のように形成される。周辺予備ゲートパターン68は第1セルゲートパターン73に隣り合うように周辺活性領域18から延長して素子分離膜10上に形成される。
【0090】
本発明の更に他の実施形態によって、第1セルゲートパターン73が形成された後に、半導体基板5からフォトレジストパターンを除去する。次いで、第1セルゲートパターン73、そして周辺予備ゲートパターン67の側壁にセルスペーサ84を図15のようにそれぞれ形成する。第1セルゲートパターン73及び周辺予備ゲートパターン67をコンフォーマルに覆うように素子分離膜10、ゲート絶縁膜25、及びセルスペーサ84上にセルエッチングバッファ膜94を図15のように形成する。そして、第1セルゲートパターン73及び周辺予備ゲートパターン67間を埋め込んでセルスペーサ84を覆うように埋め込み絶縁膜104を図15のように形成する。
【0091】
図1乃至図16を参照すると、本発明の更に他の実施形態によって図6のようにセルアレイ領域Cにセルエッチングバッファパターン98及び埋め込み絶縁パターン108を形成した後に、下部、中部及び上部マスク膜124、134、144を順に形成する。そして、上部マスク膜144上にフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストパターンは当業者によく知られている半導体フォト工程を用いて形成される。フォトレジストパターン中の一つはセルアレイ領域Cに位置して第1セルゲートパターン73から延長されて周辺予備ゲートパターン68と部分的に重なるように形成される。そして、フォトレジストパターン中の他の一つは周辺回路領域Pに位置して周辺活性領域18と重なるように形成される。
【0092】
フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて図8のように上部及び中部マスク膜144、134をエッチングして上部マスクパターン(図示せず)及び中部マスクパターン138を形成する。この際に、フォトレジストパターンは中部マスクパターン138が形成される間に上部マスクパターンから除去される。次いで、上部及び中部マスクパターン148、138をエッチングマスクとして用いて図10のように下部マスク膜124をエッチングして下部マスクパターン128を形成する。そして、上部、中部及び下部マスクパターン148、138、128をエッチングマスクとして用いて周辺キャッピング膜66、周辺上部導電膜46及び周辺下部導電膜36を順にエッチングしてセルアレイ領域Cに第2セルゲートパターン74及び周辺回路領域Pに周辺ゲートパターン76を形成する。
【0093】
第2セルゲートパターン74及び周辺ゲートパターン76が形成される間に、中部マスクパターン138は下部マスクパターン128から図10のように除去される。そして、第2セルゲートパターン74及び周辺ゲートパターン76は図12の第2セルゲートパターン74及び周辺ゲートパターン76と同一構成要素を有することができる。セルアレイ領域Cの下部マスクパターン128及び第2セルゲートパターン74の側壁、そして周辺回路領域Pの下部マスクパターン128及び周辺ゲートパターン76の側壁に周辺スペーサ144aを図12のように形成する。この際に、周辺スペーサ144aの形成の前/後に、周辺ゲートパターン76と重なる不純物拡散領域139を半導体基板5に図12のように形成することができる。
【0094】
また、図1乃至図16を参照すると、本発明の更に他の実施形態によって第2セルゲートパターン74及び周辺ゲートパターン76間を埋め込むように素子分離膜10、ゲート絶縁膜25、下部マスクパターン128及び周辺スペーサ144a上に周辺エッチングバッファ膜154及び平坦化絶縁膜164を図12のように順に形成する。第1及び第2セルゲートパターン73、74、そして周辺ゲートパターン76を露出させるように平坦化絶縁膜164、周辺エッチングバッファ膜154及び下部マスクパターン128上に平坦化工程を順に遂行して周辺スペーサパターン148、周辺エッチングバッファパターン158及び平坦化絶縁パターン168を図16のように形成する。周辺エッチングパターン158及び平坦化絶縁パターン168は第2セルゲートパターン74と周辺ゲートパターン76との間、そして周辺ゲートパターン76の周辺に形成される。周辺スペーサパターン148は第2セルゲートパターン74の選択された側壁及び周辺ゲートパターン76の両側壁に形成される。
【0095】
本発明の更に他の実施形態によって周辺ゲートパターン76の周辺に、周辺埋め込みホール174を図1及び図16のように形成する。周辺埋め込みホール174は平坦化絶縁パターン168、周辺エッチングバッファパターン158及びゲート絶縁膜25を通って不純物拡散領域139をそれぞれ露出させるように形成される。周辺埋め込みホール174に周辺ゲート電気ノード178をそれぞれ形成する。周辺ゲート電気ノード178が形成される間に、不純物拡散領域139は周辺ゲートパターン76下で有効チャンネル距離L9を有することができる。この際に、周辺ゲート電気ノード178と接触する不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L9は図13又は図14の不純物拡散領域139の有効チャンネル距離L7又はL8と実質的に同一とすることができる。これにより、周辺回路領域Pに周辺ゲート電気ノード178、不純物拡散領域139及び周辺ゲートパターン76、そしてセルアレイ領域Cにセルゲート電気ノード118、第1及び第2セルゲートパターン73、74を含むように本発明の更に他の実施形態による半導体装置189を形成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明の半導体装置は、セルアレイ領域と周辺回路領域とを有するすべての半導体メモリ及び非メモリ素子に適用できる構造及び製造方法として、高集積回路半導体素子、プロセッサ、MEM’s(Micro Electro Mechanical)素子、光電子(optoelectronic)素子、ディスプレイ素子(display device)などの微細電子素子であって、この半導体素子を使用するコンピュータ、モバイル電子製品又はその他の多様な産業分野で広く用いられる。特に、本発明で開示された半導体素子の形成方法は安定した特性が要求されるメモリ素子、CPU(Central Processor Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、CPUとDSPの組み合わせ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ロジック素子及びその素子を用いる電子製品などに最も有用となる。但し、上記記載の素子などは例示的なものに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】本発明の実施形態による半導体装置の一例を示す配置図である。
【図2】図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【図3】図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図4】図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図5】図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図6】図1の切断線I−I’による本発明の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図7】図1の切断線I−I’による本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図8】図1の切断線I−I’による本発明の他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図9】図1の切断線I−I’による本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図10】図1の切断線I−I’による本発明の他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図11】図1の切断線I−I’による本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図12】図1の切断線I−I’による本発明の他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図13】図1の切断線I−I’による本発明の選択された実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図14】図1の切断線I−I’による本発明の他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図15】図1の切断線I−I’による本発明の更に他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【図16】図1の切断線I−I’による本発明の更に他の実施形態による半導体装置の形成方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
【0098】
C セルアレイ領域
P 周辺回路領域
5 半導体基板
10 素子分離膜
14 セル活性領域
16 ダミー活性領域
18 周辺活性領域
25 ゲート絶縁膜
32 下部導電膜
34 セル下部ゲート
38 周辺下部ゲート
39 ダミー下部ゲート
42 上部導電膜
44 セル上部ゲート
46 周辺上部導電膜
48 周辺上部ゲート
49 ダミー上部ゲート
53 セルゲート
56 周辺ゲート
59 ダミーゲート
62 キャッピング膜
63 セルキャッピングパターン
66 周辺キャッピング膜
67 周辺予備ゲートパターン
68 周辺キャッピングパターン
69 ダミーキャッピングパターン
73 第1セルゲートパターン
74 第2セルゲートパターン
76 周辺ゲートパターン
79 ダミーゲートパターン
84 セルスペーサ
88 セルスペーサパターン
89 限定パターン
94 セルエッチングバッファ膜
98 セルエッチングバッファパターン
104 埋め込み絶縁膜
108 埋め込み絶縁パターン
114 セル埋め込みホール
118 セルゲート電気ノード
124 下部マスク膜
128 下部マスクパターン
133 低濃度不純物拡散領域
134 中部マスク膜
136 高濃度不純物拡散領域
138 中部マスクパターン
139 不純物拡散領域
144 上部マスク膜
144a 周辺スペーサ
148 周辺スペーサパターン
154 周辺エッチングバッファ膜
158 周辺エッチングバッファパターン
164 平坦化絶縁膜
168 平坦化絶縁パターン
174 周辺埋め込みホール
178 周辺ゲート電気ノード
183、186、189 半導体装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板と、
前記セルアレイ領域に配置され、前記セルアレイ領域の中心からその領域の外部に向かって順に配列される第1及び第2セルゲートパターンと、
前記周辺回路領域に配置される周辺ゲートパターンと、
前記セルアレイ領域と周辺回路領域との間に配置されて前記セルアレイ領域を囲む限定パターンと、
前記第1セルゲートパターンの周辺、前記第1セルゲートパターンと前記第2セルゲートパターンとの間、及び前記第2セルゲートパターンと前記限定パターンとの間に位置する埋め込み絶縁パターンと、
前記限定パターンと前記周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に位置する平坦化絶縁パターンと、
を備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記セルアレイ領域及び前記周辺回路領域に配置されて前記セルアレイ領域のセル活性領域及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有し、前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ位置し、前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置するように順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1及び第2セルゲートパターンの側壁にそれぞれ配置されるセルスペーサと、
前記周辺ゲートパターンの側壁に配置される周辺スペーサパターンと、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間に位置して埋め込み絶縁パターン及び平坦化絶縁パターンと接触する他の周辺スペーサパターンを更に備え、
前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間の前記素子分離膜上に位置するセルスペーサパターンであり、該セルスペーサパターンは前記他の周辺スペーサパターンの下に位置することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記限定パターンの側壁にそれぞれ配置される他のセルスペーサ及び他の周辺スペーサパターンを更に備え、
前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間の前記素子分離膜上に位置するダミーゲートパターンであり、該ダミーゲートパターンは順に積層されたダミー下部ゲート、ダミー上部ゲート、及びダミーキャッピングパターンであることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項7】
セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板と、
前記セルアレイ領域に配置され、前記セルアレイ領域の中心からその領域の外部に向かって順に配列される第1及び第2セルゲートパターンと、
前記周辺回路領域に配置される周辺ゲートパターンと、
前記第1セルゲートパターンの周辺、及び前記第1セルゲートパターンと前記第2セルゲートパターンとの間に位置する埋め込み絶縁パターンと、
前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に位置する平坦化絶縁パターンと、
を備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
前記セルアレイ領域及び前記周辺回路領域に配置されて前記セルアレイ領域のセル活性領域及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有し、前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ位置し、前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置するように順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1セルゲートパターンの側壁、及び前記第2セルゲートパターンの一側壁にそれぞれ配置されるセルスペーサと、
前記第2セルゲートパターンの他の側壁、及び前記周辺ゲートパターンの側壁にそれぞれ配置される周辺スペーサパターンと、
を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
【請求項11】
セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を準備する工程と、
前記半導体基板上に第1及び第2セルゲートパターン、及び周辺予備ゲートパターンを形成し、前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セルアレイ領域に形成され、前記周辺予備ゲートパターンは前記第2セルゲートパターンの隣に前記セルアレイ領域を囲むように前記周辺回路領域に形成される工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンの側壁にセルスペーサをそれぞれ形成する工程と、
前記第1セルゲートパターンの周辺、前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン間に埋め込み絶縁パターンを形成する工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン上にマスクパターンを形成する工程と、
前記マスクパターンに整列するように前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間に限定パターン、及び前記周辺回路領域に周辺ゲートパターンを形成し、前記限定パターンは前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間に位置するように形成される工程と、
前記周辺ゲートパターンを囲む平坦化絶縁パターンを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の形成方法。
【請求項12】
前記セルアレイ領域のセル活性領域、及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を形成する工程を更に有し、
前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ形成され、前記第1及び第2セルゲートパターンのそれぞれは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有するように形成され、前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有するように形成され、前記周辺予備ゲートパターンは前記素子分離膜及び前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部導電膜、周辺上部導電膜、及び周辺キャッピング膜を有するように形成されることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項13】
前記マスクパターンを形成する工程は、
前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、
前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成し、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域を覆いながら前記第2セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間に端が位置し、前記フォトレジストパターン中の他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺活性領域と重なるように形成する工程と、
前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜を順にエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、
前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項14】
前記限定パターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、
前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記セルアレイ領域で前記セルスペーサを部分的にエッチングし、前記限定パターンでセルスペーサパターンを形成する工程と、
前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺回路領域で前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記周辺キャッピングパターン及び前記周辺上部ゲートを前記セルスペーサパターンと共に同時に形成し、前記上部及び中部マスクパターンを、前記周辺キャッピングパターン、前記周辺上部ゲート、及び前記セルスペーサパターンを形成する間に前記下部マスクパターンから除去する工程と、
前記下部マスクパターン及び前記セルスペーサパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記周辺上部ゲートの下に前記周辺下部ゲートを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項15】
前記セルアレイ領域の前記限定パターン上に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記埋め込み絶縁パターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有することを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項16】
前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、
前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記下部マスクパターン、及び前記周辺スペーサ上に平坦化工程を遂行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項17】
前記マスクパターンを形成する工程は、
前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、
前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成し、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域から延長されて前記周辺予備ゲートパターンと部分的に重なり、前記フォトレジストパターン中の他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺活性領域と重なるように形成する工程と、
前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜を順にエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、
前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項18】
前記限定パターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、
前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間に順に積層されたダミー上部ゲート及びダミーキャッピングパターン、及び前記周辺回路領域に順に積層された前記周辺上部ゲート及び前記周辺キャッピングパターンを形成し、前記上部及び中部マスクパターンを、前記ダミーキャッピングパターン、前記ダミー上部ゲート、前記周辺キャッピングパターン、及び前記周辺上部ゲートを形成する間に前記下部マスクパターンから除去する工程と、
前記下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記ダミー上部ゲートの下にダミー下部ゲート、及び前記周辺上部ゲートの下に前記周辺下部ゲートを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項19】
前記セルアレイ領域に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記ダミーゲートパターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項20】
前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、
前記ダミーゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、前記ダミーゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記下部マスクパターン、及び前記周辺スペーサ上に平坦化工程を遂行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項19に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項21】
前記埋め込み絶縁パターンを形成する工程は、
前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターン間を埋め込んで前記セルスペーサを覆うように埋め込み絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンを露出させるように前記埋め込み絶縁膜上に平坦化工程を遂行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項22】
前記第1及び第2セルゲートパターン、及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、
前記半導体基板上に下部導電膜、上部導電膜、及びキャッピング膜を順に形成する工程と、
前記キャッピング膜上にフォトレジストパターンを形成し、該フォトレジストパターン中の一部は前記セルアレイ領域に位置して前記第1及び第2セルゲートパターンとそれぞれ重なり、前記フォトレジストパターン中の残りは前記周辺回路領域を覆って前記周辺予備ゲートパターンと重なるように形成する工程と、
前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記キャッピング膜、前記上部導電膜、及び前記下部導電膜を順にエッチングする工程と、
前記フォトレジストパターンを前記半導体基板から除去する工程と、
を含むことを特徴とする請求項21に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項23】
セルアレイ領域及び周辺回路領域を有する半導体基板を準備する工程と、
前記セルアレイ領域に第1セルゲートパターン、及び該第1セルゲートパターンの隣に前記セルアレイ領域を囲むように前記周辺回路領域に周辺予備ゲートパターンを形成する工程と、
前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンの側壁にセルスペーサをそれぞれ形成する工程と、
前記第1セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間、及び前記第1セルゲートパターンの周辺に埋め込み絶縁パターンを形成する工程と、
前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターン上にマスクパターンを形成する工程と、
前記マスクパターンに整列するように、前記セルアレイ領域に第2セルゲートパターン、及び前記周辺回路領域に周辺ゲートパターンを形成する工程と、
前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間、及び前記周辺ゲートパターンの周辺に平坦化絶縁パターンを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の形成方法。
【請求項24】
前記セルアレイ領域のセル活性領域、及び前記周辺回路領域の周辺活性領域を画定する素子分離膜を形成する工程を更に有し、
前記第1及び第2セルゲートパターンは前記セル活性領域及び前記素子分離膜上にそれぞれ形成され、前記第1セルゲートパターンは順に積層されたセル下部ゲート、セル上部ゲート、及びセルキャッピングパターンを有するように形成され、前記第2セルゲートパターンは順に積層された他のセル下部ゲート、他のセル上部ゲート、及び他のセルキャッピングパターンを有するように形成され、前記周辺ゲートパターンは前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部ゲート、周辺上部ゲート、及び周辺キャッピングパターンを有するように形成され、前記周辺予備ゲートパターンは前記素子分離膜及び前記周辺活性領域上に位置して順に積層された周辺下部導電膜、周辺上部導電膜、及び周辺キャッピング膜を有するように形成されることを特徴とする請求項23に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項25】
前記マスクパターンを形成する工程は、
前記第1セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、前記埋め込み絶縁パターン、及び前記セルスペーサを覆う下部マスク膜、中部マスク膜、及び上部マスク膜を順に形成する工程と、
前記上部マスク膜上にフォトレジストパターンを形成し、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域に位置して前記第1セルゲートパターンから延長されて前記周辺予備ゲートパターンと部分的に重なり、前記フォトレジストパターン中の他の一つは前記周辺回路領域に位置して前記周辺活性領域と重なるように形成する工程と、
前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記上部及び中部マスク膜をエッチングして上部及び中部マスクパターンを形成し、前記フォトレジストパターンを、前記中部マスクパターンを形成する間に前記上部マスクパターンから除去する工程と、
前記上部及び中部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記下部マスク膜をエッチングして下部マスクパターンを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項26】
前記第2セルゲートパターン及び前記周辺ゲートパターンを形成する工程は、
前記上部、中部及び下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺キャッピング膜及び前記周辺上部導電膜をエッチングし、前記セルアレイ領域に順に積層された前記他のセル上部ゲート及び前記他のセルキャッピングパターン、及び前記周辺回路領域に順に積層された前記周辺上部ゲート及び前記周辺キャッピングパターンを形成し、前記上部及び中部マスクパターンを、前記他のセル上部ゲート、前記他のセルキャッピングパターン、前記周辺上部ゲート、及び前記周辺キャッピングパターンを形成する間に前記下部マスクパターンから除去する工程と、
前記下部マスクパターンをエッチングマスクとして用いて前記周辺下部導電膜をエッチングし、前記他のセル下部ゲート及び前記周辺下部ゲートを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項25に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項27】
前記セルアレイ領域に位置するように選択された下部マスクパターン及び前記第2セルゲートパターンの側壁、及び前記周辺回路領域に位置するように他の下部マスクパターン及び前記周辺ゲートパターンの側壁に周辺スペーサを形成する工程を更に有することを特徴とする請求項26に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項28】
前記平坦化絶縁パターンを形成する工程は、
前記第2セルゲートパターンと前記周辺ゲートパターンとの間を埋め込んで前記周辺スペーサ及び前記下部マスク膜を覆う平坦化絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2セルゲートパターン、前記周辺ゲートパターン、及び前記埋め込み絶縁パターンを露出させるように前記平坦化絶縁膜、前記周辺スペーサ、及び前記下部マスクパターン上に平坦化工程を遂行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項27に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項29】
前記埋め込み絶縁パターンを形成する工程は、
前記第1セルゲートパターンと前記周辺予備ゲートパターンとの間を埋め込んで前記第1セルゲートパターン、前記周辺予備ゲートパターン、及び前記セルスペーサを覆うように埋め込み絶縁膜を形成する工程と、
前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンを露出させるように前記埋め込み絶縁膜上に平坦化工程を遂行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項28に記載の半導体装置の形成方法。
【請求項30】
前記第1セルゲートパターン及び前記周辺予備ゲートパターンを形成する工程は、
前記半導体基板上に下部導電膜、上部導電膜、及びキャッピング膜を順に形成する工程と、
前記キャッピング膜上にフォトレジストパターンを形成し、該フォトレジストパターン中の一つは前記セルアレイ領域に位置して前記第1セルゲートパターンと重なり、前記フォトレジストパターン中の残りは前記周辺回路領域を覆って前記周辺予備ゲートパターンと重なるように形成する工程と、
前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いて前記キャッピング膜、前記上部導電膜、及び前記下部導電膜を順にエッチングする工程と、
前記フォトレジストパターンを前記半導体基板から除去する工程と、
を含むことを特徴とする請求項29に記載の半導体装置の形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−283186(P2008−283186A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−122243(P2008−122243)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】