説明

眼障害の治療のための組成物および方法

本発明は、LFA−1媒介性疾患を治療するための化合物および方法を提供する。詳細には、本明細書ではLFA−1アンタゴニストについて説明するが、これらのアンタゴニストはLFA−1媒介性疾患の治療に使用される。本発明の1つの態様は、LFA−1媒介性疾患の診断、および患者がLFA−1媒介性疾患を有すると診断された後に、LFA−1アンタゴニストの投与を提供する。一部の実施形態では、治療されるLFA−1媒介性疾患はドライアイ障害である。本明細書では、LFA−1アンタゴニストである化合物を同定するための方法もまた提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療を必要とする被験者においてドライアイ疾患を治療する方法であって、該被験者に有効量のリンパ球機能関連抗原−1(LFA−1)アンタゴニストまたはそれらの医薬上許容可能な塩もしくはエステルを投与する工程を含み、該LFA−1アンタゴニストはペプチド、有機低分子、またはそれらの組み合わせである、方法。
【請求項2】
前記LFA−1アンタゴニストは、LFA−1のαLサブユニットでICAM−1の結合と直接的に競合する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記LFA−1アンタゴニストは、式I:
【化1】

の化合物およびその医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含み、ここで式中、
およびRは、各々独立して水素、アミノ酸側鎖、mが0〜6である−(CHOH、−(CHアリール、−(CH2)ヘテロアリール、−CH(R1A)(OR1B)、−CH(R1A)(NHR1B)、U−T−Q、またはU−T−Q(式中、Uは存在しないか、または−O−、−S(O)0−2−、−SON(R1A)、−N(R1A)−、−N(R1A)C(=O)−、−N(R1A)C(=O)−O−、−N(R1A)C(=O)−N(R1B)−、−N(R1A)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、−C(=O)−N(R1A)−、−OC(=O)N(R1A)−、−C(=N−R1E)−、−C(=N−R1E)−O−、−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−O−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−O−、−N(R1A)C(=N−R1E)−N(R1B)−、−P(=O)(OR1A)−O−、もしくは−P(=O)(R1A)−O−であり;Tは存在しないか、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であり;そしてQは、水素、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、−OR1B;−SR1B;−N(R1B、−NHC(=O)OR1B、−NHC(=O)N(R1B、−NHC(=O)R1B、−NHSO1B、NHSON(R1B、−NHSONHC(=O)OR1B、−NHC(=O)NHSO1B、−C(=O)NHC(=O)OR1B、C(=O)NHC(=O)R1B、−C(=O)NHC(=O)N(R1B、−C(=O)NHSO1B、−C(=O)NHSON(R1B、C(=S)N(R1B、−SO1B、−SOOR1B、−SON(R1B、−SO−NHC(=O)OR1B、−OC(=O)−N(R1B、−OC(=O)R1B、−OC(=O)NHC(=O)R1B、−OC(=O)NHSO1B、−OSO1B、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールもしくはヘテロアリール部分である)で任意に置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族もしくはヘテロ脂環式部分であるか、またはRおよびRは一緒になって脂環式もしくは複素環式部分となるか、または一緒に
【化2】

(式中、R1AおよびR1Bの各出現は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−C(=O)R1C、もしくは−C(=O)NR1C1Dである;R1CおよびR1Dの各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、もしくは脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;およびR1Eは水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−CN、−OR1C、−NR1C1Dもしくは−SO1Cである)である;
は、−C(=O)OR3A、−C(=O)H、−CHOR3A、−CHOC(=O)−アルキル、−C(=O)NH(R3A)、−CH(式中、R3Aの各出現は、独立して水素、保護基、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリール、ヘテロアルキルヘテロアリール部分または医薬上許容可能な塩もしくはエステルであるか、またはR3AはRおよびRと一緒になって複素環式部分を形成する;Xは、F、BrもしくはIから選択されるハロゲンである)である;
各出現に関して、Rは、独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはGRG1(式中、Gは、−O−、−S−、NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、C(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−であり、そしてRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)である;
nは、0〜4の整数である;
ARは、単環式もしくは多環式アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、脂環式もしくは複素環式部分である;
A、B、DおよびEは、原子価が許容する限り、単結合もしくは二重結合のいずれかによって結合される;このときA、DおよびEの各出現は、独立してC=O、CRii、NR、CR、N、O、S、−S(=O)もしくはSO(式中、Rの各出現は独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)、または−GRG1(式中、Gは−O−、−S−、−NRG2、−CO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−である、ならびにRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、または一緒にされた任意の2つの隣接出現は、脂環式、ヘテロ脂環式、アリール、またはヘテロアリール部分を表す)である;
pは、0〜4の整数である;および
Lは、存在しないか、またはV−W−X−Y−Z(式中、V、W、X、YおよびZの各出現は独立して存在しないか、C=O、NRL1、−O−、−C(RL1)=、=C(RL1)−、−C(RL1)(RL2)、C(=N−ORL1)、C(=NRL1)、−N=、S(O)0−2;置換もしくは未置換C1−6アルケニリデンもしくはC2−6アルケニリジン鎖(式中、2つまでの非隣接メチレン単位は独立して−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(C=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、−NRL3NRL4C(=O)−、−NRL3C(=O)−、NRL3CO−、NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、−SONRL3、−NRL3SONRL4、−O−、−S−、もしくは−NRL3−によって任意に置き換えられ;RL3およびRL4の各出現は、独立して水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはアシルである);または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;そしてRL1およびRL2の各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、保護ヒドロキシル、アミノ、保護アミノ、チオ、保護チオ、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシアルキル、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、スルホンアミド、ベンズアミド、トシル、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはRL1およびRL2の1つまたは複数の出現は、一緒に、またはV、W、X、YもしくはZのうちの1つと一緒になって脂環式もしくは複素環式部分を形成するか、またはアリールもしくはヘテロアリール部分を形成する)である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記LFA−1アンタゴニストは式II:
【化3】

(式中、R27は、基:
【化4】

から選択される:
およびR28は、基:
【化5】

からなる群から選択される;
およびR29は水素である)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
式IIの化合物は、式II’:
【化6】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項5】
前記LFA−1アンタゴニストは、式IIA:
【化7】

(式中、R17は、水素を含む)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記LFA−1アンタゴニストは式III:
【化8】

(式中、
Cyは、ヒドロキシル、メルカプト、チオアルキル、ハロゲン、オキソ、チオ、アミノ、アミノアルキル、アミジン、グアニジン、ニトロ、アルキル、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された芳香族炭素環、芳香族複素環、または非芳香族複素環である;
は、−CH−NR10−[二価炭化水素鎖]−(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、ニトロ、オキソもしくはチオで任意で置換されている)である;
Kは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、オキソ、チオ、チオアルキル、アミノ、アミノアルキル、炭素環もしくは複素環、炭化水素、ハロ置換炭化水素、アミノ、アミジン、グアニジン、シアノ、ニトロ、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された複素環である;
は、[二価炭化水素鎖]−NR10−CH(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソもしくはチオで任意に置換されており、R10はHもしくはアルキルである)である;
は、H、OH、アミノ、O−炭素環、またはアミノ、炭素環、複素環で任意に置換されたアルコキシであるか、または医薬上許容可能な塩もしくはエステルである;
6−9は、独立してH、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、シアノ、アミノ、アミジン、グアニジン、ニトロもしくはアルコキシである;
10は、Hまたは、炭素環もしくは複素環で任意に置換された炭化水素鎖である)の化合物ならびにそれらの塩、溶媒和物および水和物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記LFA−1アンタゴニストは、式IV:
【化9】

(式中、
11は式:
【化10】

(式中、Aは、水素、ヒドロキシ、アミノ、もしくはハロゲンであり、Bはアミノ、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロゲン、低級アルキル、もしくは低級アルコキシである)の基である;
12は式:
【化11】

(式中、R13は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである)の基である;
nは0もしくは1である;
、V、およびWは、UとVとの両方が水素にはならないことを前提に独立して水素、ハロゲン、もしくは低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
はアミノ、置換アミノ、低級アルキル、もしくはシクロ低級アルキルのうちの1つまたは複数で置換されていてよい低級アルキレンであるか、またはYは低級アルケニレンもしくは低級アルキレンチオである;
kは0もしくは1である;
kが1である場合、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、アミノである;
kが0もしくは1である場合、Zは、1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イル、ヒドロキシ、フェニルメトキシ、2−クロロ−4−[[[(3−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ]カルボニル]フェニル、[2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]フェニルである;
kが0もしくは1である場合、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリール、またはその環が独立して同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリールを2もしくは3含有する縮合環系であり、それらの環のいずれかは未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルカンスルホニル、低級アルキルチオ、アセチル、アミノカルボニル、ヒドラジノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アセトキシのうちの少なくとも1つ、またはさらにアミノ低級アルキルで置換されていてよい;および
20は水素である)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
式IIIの化合物は、式III’:
【化12】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記LFA−1アンタゴニストは式V:
【化13】

(式中、
14は式:
【化14】

の基である;
15は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである;
、V、およびWは、独立して水素、ハロゲンである;
、V、およびWは、UおよびVの両方が水素にはならないことを前提に、低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
は、低級アルケニレン、低級アルキレンチオであるか、またはアミノ、アセチルアミノ、もしくはシクロ低級アルキルで置換されていてよい低級アルキレンである;
は0もしくは1である;
が1である場合は、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、もしくはアミノである;
が0もしくは1である場合は、Zは1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イルである;
が0もしくは1である場合は、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリール、またはそれらの環が同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有する独立してシクロアルキルもしくはアリールである2もしくは3個の環を含有する縮合環系であってよく、それらの環のいずれも未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、もしくはアセトキシのうちの少なくとも1つで置換されていてよい;および
21は水素である)の化合物、それらの医薬上許容可能な塩もしくはエステルである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記LFA−1アンタゴニストは、式VI:
【化15】

(式中、
は、単環式、二環式、もしくは三環式の飽和、不飽和、もしくは芳香族環であり、各環は環内に5、6もしくは7個の原子を有するが、このとき環内の原子は炭素であるか、または窒素、酸素、および硫黄の群から選択される1〜4個のヘテロ原子であり、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;
は:
−L−L−L−、
−L−L−L−L−、および
−L−L−L−L−L
(式中、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR32、R32、CR32het、NR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3434、CR34、hetNR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3535、CR35、hetNR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3636、CR36、NR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはL〜Lのうちの1つだけがhetであってよく、L〜Lのうちの1つがhetである場合は、他のL〜Lは不在であってよいことを前提にオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR3737、CR37、NR30およびN
(式中、
32、R32、R34、R34、R35、R35、R36、R36、R37およびR37’は各々、独立してR38、R39およびU−Q−V−Wから選択される、
任意で、R24およびR34は、個別もしくは一緒になってB上の置換基RPを介してBと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
任意で、R35およびR35は、個別もしくは一緒になっておよびR36およびR36は、個別もしくは一緒になってD上の置換基R31を介してDと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
さらに、L〜L中の各R32〜R37、NR30もしくはNはL〜L中の任意の他のR32〜R37、NR30もしくはNと一緒に飽和、不飽和もしくは芳香族いずれかの、N、OおよびSから選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を任意に含有する5、6もしくは7員の単素環もしくは複素環を形成してよいが、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;およびこのときsは0〜2である;Bは:
【化16】

は、5、6もしくは7個の原子を含有する縮合複素環もしくは単素環であり、環は不飽和、部分飽和もしくは芳香族であり、ヘテロ原子は1〜3個のO、SおよびNから選択される)から選択される)の群から選択される二価連結基である;
は、CHおよびNR30から選択される;nは0〜3である;
は、水素およびC−Cアルキルから選択され、任意でGはTと一緒になって、−V−Wで任意に置換されたC−Cシクロアルキルを形成してよい;
は、天然型α−アミノ酸側鎖、
およびU−Q−V−W
(式中、
は、C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q、C−Cアルケニル−Q、およびC−Cアルキニル−Q(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38である)の群から選択される任意に置換された二価ラジカルである;
は、不在であるか、または−O−、−S(O)−、−SO−N(R30)−、−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−、−N(R30)−C(=O)−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−O−、−N(R30)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−het−、−C(=O)−N(R30)−、−O−C(=O)−N(R30)−、−PO(OR30)O−および−P(O)O−
(式中、
sは0〜2である、および
hetは単環式もしくは二環式の5、6、7、9もしくは10員の複素環であり、各環はN、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有しており、このとき複素環は飽和、部分飽和、もしくは芳香族であってよく、任意のNもしくはSは任意に酸化されていてよく、複素環は0〜3個のR41で置換されている)の群から選択される;
は、不在であるか、またはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキル−C−C10アリール、およびC−Cアルキル−het(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される任意に置換された二価基である;
は、水素、OR33、SR42、NR3030、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−NR、NH−C(=O)−R43、NH−SO−R37、NH−SO−NR3030、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−C(=O)−NR3030、C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−SO−NR3030、C(=S)−NR3030、SO−R37、SO−O−R37、SO−NR3737、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−NR3030、SO−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NR3030、O−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−SO46およびO−SO−R37の群から選択される;
44は、C(=O)−R45、C(=O)−H、CH(OH)、およびCHO−C(=O)−C−Cアルキルから選択される;
38は、R38’または1〜3個のR38’で置換されたR38’’(式中、
38は、水素、ハロ(F、Cl、Br、I)、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシ−C−C11アルキル、アミノ、アミノ−C−Cアルキル、アミノカルボニル、カルボキサミド、カルバモイル、カルバモイルオキシ、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、イミダゾイル、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、メルカプト、スルホンアミド、het、フェノキシ、フェニル、ベンズアミド、トシル、モルホリノ、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリニル、イミダゾリル、およびインドリルの群から選択される;
38’’は、C−C10アルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルケニル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルキニル−Q−C−Cアルキル、C−C11シクロアルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10シクロアルケニル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−C−C12アリール−Q−C−Cアルキル、C−C10アリール−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−het−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−het−C−Cアルキル、het−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−C−C12アリール、および−Q−C−Cアルキルの群から選択される)である;
43は、水素および置換もしくは未置換のC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリールおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
31は、R40およびR41から選択される;
41は、OH、OCF、OR43、SR42、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、NO、CF、C−Cアルキル−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−R38、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキルオキシカルボニル、フェニル−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、SO−het、−O−C−C12アリール、−SO−C−C12アリール、−SO−C−Cアルキルおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニルは、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、ニトロ、アミノおよびアミノカルボニルから選択される1〜3個の基で任意に置換されてよく、そして任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜2個のヒドロキシ、ハロ(F、Cl、Br、I)、CF、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロおよびアミノである)の群から選択される;
42は、S−C−Cアルキル、C(=O)−C−Cアルキル、C(=O)−NR3030、C−Cアルキル、ハロ(F、Cl、Br、I)−C−Cアルキル、ベンジルおよびフェニルから選択される;
30は、R43、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NHR43、NH−SO−R46、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−O−R43、C(=O)−R43、C(=O)−NHR43、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−SO−R46、C(=O)−NH−SO−NHR37、SO−R37、SO−O−R37、SO−N(R43、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−O−R43およびSO−NH−C(=O)−R43の群から選択される;
30は、水素、ヒドロキシおよび置換もしくは未置換のC−C11アルキル、C−C11アルコキシ、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−C10アリール−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリール、het、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cシクロアルキルカルボニル、C−Cシクロアルコキシカルボニル、C−C11アリールオキシカルボニル、C−C11アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、およびC−C10アリールスルホニル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール、hetもしくはヘテロアリール上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
30およびR30は、それにそれらが結合している共通の窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペラジニル、チアモルホリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、チアゾリジニルおよびアザビシクロノニル(式中、置換基は1〜3個のR38である)から選択される任意に置換された複素環を形成してよい;
33は、水素および置換もしくは未置換のC−Cアルキル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよびベンゾイル(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール上の置換基は1〜3個のR40である)から選択される;
40は、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、OR43、SR42、SOR43、NO、CF、R43、NR3030、NR30C(=O)−O−R43、NRC(=O)−R43、C−Cアルキル−SO−R43、C−Cアルキル−SO−NR3030、C(=O)−R43、O−C(=O)−R43、C(=O)−O−R43、およびC(=O)−NR3030(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)の群から選択される;
46は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキル−hetおよびhet−C−Cアルキル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である;
45は、ヒドロキシ、C−C11アルコキシ、C−C12シクロアルコキシ、C−C12アラルコキシ、C−C12アルシクロアルコキシ、C−C10アリールオキシ、C−C10アルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C10シクロアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C12アリールカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、(R30)(R30)N(C−C10アルコキシ)−、
【化17】

(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である)の群から選択される)の化合物およびそれらの医薬上許容可能な塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記投与は、液滴、洗浄液、ゲル剤、軟膏剤、スプレー剤、およびリポソーム剤からなる群から選択される担体ビヒクルによる前記化合物の局所投与を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記局所投与は、ポンプ・カテーテルシステム、持続的もしくは選択的放出器具、およびコンタクトレンズからなる群から選択される器具による前記眼への前記化合物の注入を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記投与は、治療有効量の前記化合物が全身吸収および循環を介して前記被験者の眼に接触するように、前記被験者の口腔もしくは鼻咽頭気管へ点鼻剤もしくはスプレー式点鼻薬または噴霧状の液体によって前記化合物の液体もしくは懸濁液を全身投与する工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記投与は、治療有効量の前記化合物が全身吸収および循環を介して前記被験者の眼に接触するように、経口形の前記化合物を全身投与する工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記投与は、胃保持型経口製剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記投与を、治療有効量の前記化合物が全身吸収および循環を介して前記被験者の涙腺組織に接触するように、注射形の前記化合物を投与する工程によって遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記投与を、治療有効量の前記化合物が全身吸収および循環を介して前記被験者の涙腺組織に接触するように、坐剤形の前記化合物を投与する工程によって遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記投与を、ゲル剤、クリーム剤、散剤、フォーム剤、結晶剤、リポソーム剤、スプレー剤もしくは懸濁液の形状の前記化合物の術中点滴注入を投与する工程によって遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記化合物を、それらの約1×10−7モル/L〜約1×10−1モル/Lの濃度を達成するために十分な量で前記被験者の眼表面に投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
必要とする被験者におけるドライアイ障害を治療する方法であって、LFA−1アンタゴニストもしくはその医薬上許容可能な塩もしくはエステル;および医薬上許容可能なビヒクルを含む有効量の医薬組成物を該被験者の眼に投与する工程を含み、それにより該投与が該被験者における該眼における涙液分泌もしくはムチン産生を促進するのに有効である方法。
【請求項23】
前記LFA−1アンタゴニストは、式I:
【化18】

(式中、
およびRは、各々独立して水素、アミノ酸側鎖、−(CHOH、−(CHアリール、−(CH2)ヘテロアリール(式中、mは0〜6である)、−CH(R1A)(OR1B)、−CH(R1A)(NHR1B)、U−T−Q、またはU−T−Q(式中、Uは不在であっても以下:−O−、−S(O)0−2−、−SON(R1A)、−N(R1A)−、−N(R1A)C(=O)−、−N(R1A)C(=O)−O−、−N(R1A)C(=O)−N(R1B)−、−N(R1A)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、−C(=O)−N(R1A)−、−OC(=O)N(R1A)−、−C(=N−R1E)−、−C(=N−R1E)−O−、−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−O−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−O−、−N(R1A)C(=N−R1E)−N(R1B)−、−P(=O)(OR1A)−O−、もしくは−P(=O)(R1A)−O−のうちの1つであってもよい;Tは不在であるか、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;およびQは、水素、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、−OR1B;−SR1B;−N(R1B、−NHC(=O)OR1B、−NHC(=O)N(R1B、−NHC(=O)R1B、−NHSO1B、NHSON(R1B、−NHSONHC(=O)OR1B、−NHC(=O)NHSO1B、−C(=O)NHC(=O)OR1B、C(=O)NHC(=O)R1B、−C(=O)NHC(=O)N(R1B、−C(=O)NHSO1B、−C(=O)NHSON(R1B、C(=S)N(R1B、−SO1B、−SOOR1B、−SON(R1B、−SO−NHC(=O)OR1B、−OC(=O)−N(R1B、−OC(=O)R1B、−OC(=O)NHC(=O)R1B、−OC(=O)NHSO1B、−OSO1B、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールもしくはヘテロアリール部分である)で任意に置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族もしくはヘテロ脂環式部分であるか、またはRおよびRは一緒になって脂環式もしくは複素環式部分となるか、または一緒に
【化19】

(式中、R1AおよびR1Bの各出現は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−C(=O)R1C、もしくは−C(=O)NR1C1Dである;R1CおよびR1Dの各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、もしくは脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;およびR1Eは水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−CN、−OR1C、−NR1C1Dもしくは−SO1Cである)である;
は、−C(=O)OR3A、−C(=O)H、−CHOR3A、−CHOC(=O)−アルキル、−C(=O)NH(R3A)、−CH(式中、R3Aの各出現は、独立して水素、保護基、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリール、ヘテロアルキルヘテロアリール部分または医薬上許容可能な塩もしくはエステルであるか、またはR3AはRおよびRと一緒になって複素環式部分を形成する;Xは、F、BrもしくはIから選択されるハロゲンである)である;
は、各出現について、独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはGRG1(式中、Gは、−O−、−S−、NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、C(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−であり、そしてRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)である;
nは、0〜4の整数である;
ARは、単環式もしくは多環式アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、脂環式もしくは複素環式部分である;
A、B、DおよびEは、原子価が許容する限り、単結合もしくは二重結合のいずれかによって結合される;このときA、DおよびEの各出現は、独立してC=O、CRii、NR、CR、N、O、S、−S(=O)もしくはSO(式中、Rの各出現は独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)、または−GRG1(式中、Gは−O−、−S−、−NRG2、−CO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−である、ならびにRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、または一緒にされた任意の2つの隣接出現は、脂環式、ヘテロ脂環式、アリール、またはヘテロアリール部分を表す)である;
pは、0〜4の整数である;および
Lは、不在であるか、またはV−W−X−Y−Z(式中、V、W、X、YおよびZの各出現は独立して不在、C=O、NRL1、−O−、−C(RL1)=、=C(RL1)−、−C(RL1)(RL2)、C(=N−ORL1)、C(=NRL1)、−N=、S(O)0−2;置換もしくは未置換C1−6アルケニリデンもしくはC2−6アルケニリジン鎖(式中、2つまでの非隣接メチレン単位は独立して−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(C=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、−NRL3NRL4C(=O)−、−NRL3C(=O)−、NRL3CO−、NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、−SONRL3、−NRL3SONRL4、−O−、−S−、もしくは−NRL3−によって任意に置き換えられている;RL3およびRL4の各出現は、独立して水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはアシル;または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;ならびにRL1およびRL2の各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、保護ヒドロキシル、アミノ、保護アミノ、チオ、保護チオ、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシアルキル、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、スルホンアミド、ベンズアミド、トシル、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはRL1およびRL2の1つまたは複数の出現は、一緒になって、またはV、W、X、YもしくはZのうちの1つと一緒になって脂環式もしくは複素環式部分を形成するか、またはアリールもしくはヘテロアリール部分を形成する)である)の化合物およびその医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記LFA−1アンタゴニストは式II:
【化20】

(式中、R27は、基:
【化21】

から選択される;
およびR28は、基:
【化22】

からなる群から選択される;
およびR29は水素である)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
式IIの化合物は、式II’:
【化23】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記LFA−1アンタゴニストは式IIA:
【化24】

(式中、R17は、水素を含む)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記LFA−1アンタゴニストは、式III:
【化25】

(式中、
Cyは、ヒドロキシル、メルカプト、チオアルキル、ハロゲン、オキソ、チオ、アミノ、アミノアルキル、アミジン、グアニジン、ニトロ、アルキル、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された芳香族炭素環、芳香族複素環、または非芳香族複素環である;
は、−CH−NR10−[二価炭化水素鎖]−(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、ニトロ、オキソもしくはチオで任意で置換されている)である;
Kは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、オキソ、チオ、チオアルキル、アミノ、アミノアルキル、炭素環もしくは複素環、炭化水素、ハロ置換炭化水素、アミノ、アミジン、グアニジン、シアノ、ニトロ、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された複素環である;
は、[二価炭化水素鎖]−NR10−CH(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソもしくはチオで任意に置換されており、R10はHもしくはアルキルである)である;
は、H、OH、アミノ、O−炭素環、またはアミノ、炭素環、複素環で任意に置換されたアルコキシであるか、または医薬上許容可能な塩もしくはエステルである;
6−9は、独立してH、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、シアノ、アミノ、アミジン、グアニジン、ニトロもしくはアルコキシである;
10は、Hまたは、炭素環もしくは複素環で任意に置換された炭化水素鎖である)の化合物ならびにそれらの医薬上許容可能な塩、溶媒和物および水和物を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
前記LFA−1アンタゴニストは、式IV:
【化26】

(式中、
11は式:
【化27】

(式中、Aは、水素、ヒドロキシ、アミノ、もしくはハロゲンであり、Bはアミノ、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロゲン、低級アルキル、もしくは低級アルコキシである)の基である;
12は式:
【化28】

(式中、R13は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである)の基である;
nは0もしくは1である;
、V、およびWは、UおよびVの両方が水素にはならないことを前提に独立して水素、ハロゲン、もしくは低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
はアミノ、置換アミノ、低級アルキル、もしくはシクロ低級アルキルのうちの1つまたは複数で置換されていてよい低級アルキレンであるか、またはYは低級アルケニレンもしくは低級アルキレンチオである;
kは0もしくは1である;
kが1である場合、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、アミノである;
kが0もしくは1である場合、Zは、1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イル、ヒドロキシ、フェニルメトキシ、2−クロロ−4−[[[(3−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ]カルボニル]フェニル、[2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]フェニルである;
kが0もしくは1である場合、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリール、またはその環が独立して同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有する独立してシクロアルキルもしくはアリールである2個もしくは3個の環を含有する縮合環系であり、それらの環のいずれかは未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルカンスルホニル、低級アルキルチオ、アセチル、アミノカルボニル、ヒドラジノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アセトキシのうちの少なくとも1つ、またはさらにアミノ低級アルキルで置換されていてよい;および
20は水素である)の化合物およびその医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
式IVの化合物は、式IV’:
【化29】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記LFA−1アンタゴニストは、式V:
【化30】

(式中、
14は式:
【化31】

の基である;
15は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである;
、V、およびWは、独立して水素、ハロゲンである;
、V、およびWは、UおよびVの両方が水素にはならないことを前提に、低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
は、低級アルケニレン、低級アルキレンチオであるか、またはアミノ、アセチルアミノ、もしくはシクロ低級アルキルで置換されていてよい低級アルキレンである;
は0もしくは1である;
が1である場合は、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、もしくはアミノである;
が0もしくは1である場合は、Zは1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イルである;
が0もしくは1である場合は、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリールであるか、または同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有する独立してシクロアルキルもしくはアリールである2もしくは3個の環を含有する縮合環系であり、それらの環のいずれも未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、もしくはアセトキシのうちの少なくとも1つで置換されていてよい;および
21は水素である)の化合物、それらの医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項33】
前記LFA−1アンタゴニストは式VI:
【化32】

(式中、
は、単環式、二環式、もしくは三環式の飽和、不飽和、もしくは芳香族環であり、各環は環内に5、6もしくは7個の原子を有するが、このとき環内の原子は炭素であるか、または窒素、酸素、および硫黄の群から選択される1〜4個のヘテロ原子であり、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;
は:
−L−L−L−、
−L−L−L−L−、および
−L−L−L−L−L
(式中、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR32、R32、CR32het、NR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3434、CR34、hetNR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3535、CR35、hetNR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3636、CR36、NR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはL〜Lのうちの1つだけがhetであってよく、L〜Lのうちの1つがhetである場合は、他のL〜Lは不在であってよいことを前提にオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR3737、CR37、NR30およびNから選択される、
(式中、
32、R32、R34、R34、R35、R35、R36、R36、R37およびR37’は各々、独立してR38、R39およびU−Q−V−Wから選択される、
任意で、R24およびR34は、個別もしくは一緒にB上の置換基RPを介してBと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、該縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
任意で、R35およびR35は、個別もしくは一緒に、ならびにR36およびR36は、個別もしくは一緒にD上の置換基R31を介してDと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、該縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
さらに任意で、L〜L中の各R32〜R37、NR30もしくはNはL〜L中の任意の他のR32〜R37、NR30もしくはNと一緒になって飽和、不飽和もしくは芳香族いずれかの、N、OおよびSから任意に選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を任意に含有する5、6もしくは7員の単素環もしくは複素環を形成してよいが、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;およびこのときsは0〜2である;Bは:
【化33】

は、5、6もしくは7個の原子を含有する縮合複素環もしくは単素環であり、該環は不飽和、部分飽和もしくは芳香族であり、ヘテロ原子は1〜3個のO、SおよびNから選択される)から選択される)の群から選択される二価連結基である;
は、CHおよびNR30から選択される;nは0〜3である;
は、水素およびC−Cアルキルから選択され、任意でGはTと一緒になって、−V−Wで任意に置換されたC−Cシクロアルキルを形成してよい;
は、天然型α−アミノ酸側鎖、
およびU−Q−V−W
(式中、
は、C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q、C−Cアルケニル−Q、およびC−Cアルキニル−Q(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38である)の群から選択される任意に置換された二価ラジカルである;
は、不在であるか、または−O−、−S(O)−、−SO−N(R30)−、−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−、−N(R30)−C(=O)−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−O−、−N(R30)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−het−、−C(=O)−N(R30)−、−O−C(=O)−N(R30)−、−PO(OR30)O−および−P(O)O−
(式中、
sは0〜2である、および
hetは単環式もしくは二環式の5、6、7、9もしくは10員の複素環であり、各環はN、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有しており、このとき複素環は飽和、部分飽和、もしくは芳香族であってよく、任意のNもしくはSは任意に酸化されていてよく、複素環は0〜3個のR41で置換されている)の群から選択される;
は、不在であるか、またはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキル−C−C10アリール、およびC−Cアルキル−het(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される任意に置換された二価基である;
は、水素、OR33、SR42、NR3030、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−NR、NH−C(=O)−R43、NH−SO−R37、NH−SO−NR3030、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−C(=O)−NR3030、C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−SO−NR3030、C(=S)−NR3030、SO−R37、SO−O−R37、SO−NR3737、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−NR3030、SO−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NR3030、O−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−SO46およびO−SO−R37の群から選択される;
44は、C(=O)−R45、C(=O)−H、CH(OH)、およびCHO−C(=O)−C−Cアルキルから選択される;
38は、R38’または1〜3個のR38で置換されたR38’’(式中、
38は、水素、ハロ(F、Cl、Br、I)、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシ−C−C11アルキル、アミノ、アミノ−C−Cアルキル、アミノカルボニル、カルボキサミド、カルバモイル、カルバモイルオキシ、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、イミダゾイル、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、メルカプト、スルホンアミド、het、フェノキシ、フェニル、ベンズアミド、トシル、モルホリノ、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリニル、イミダゾリル、およびインドリルの群から選択される;
38’’は、C−C10アルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルケニル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルキニル−Q−C−Cアルキル、C−C11シクロアルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10シクロアルケニル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−C−C12アリール−Q−C−Cアルキル、C−C10アリール−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−het−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−het−C−Cアルキル、het−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−C−C12アリール、および−Q−C−Cアルキルの群から選択される)である;
43は、水素および置換もしくは未置換のC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリールおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
31は、R40およびR41から選択される;
41は、OH、OCF、OR43、SR42、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、NO、CF、C−Cアルキル−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−R38、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキルオキシカルボニル、フェニル−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、SO−het、−O−C−C12アリール、−SO−C−C12アリール、−SO−C−Cアルキルおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニルは、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、ニトロ、アミノおよびアミノカルボニルから選択される1〜3個の基で任意に置換されてよく、そして任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜2個のヒドロキシ、ハロ(F、Cl、Br、I)、CF、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロおよびアミノである)の群から選択される;
は、S−C−Cアルキル、C(=O)−C−Cアルキル、C(=O)−NR3030、C−Cアルキル、ハロ(F、Cl、Br、I)−C−Cアルキル、ベンジルおよびフェニルから選択される;
30は、R43、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NHR43、NH−SO−R46、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−O−R43、C(=O)−R43、C(=O)−NHR43、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−SO−R46、C(=O)−NH−SO−NHR37、SO−R37、SO−O−R37、SO−N(R43、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−O−R43およびSO−NH−C(=O)−R43の群から選択される;
30は、水素、ヒドロキシおよび置換もしくは未置換のC−C11アルキル、C−C11アルコキシ、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−C10アリール−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリール、het、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cシクロアルキルカルボニル、C−Cシクロアルコキシカルボニル、C−C11アリールオキシカルボニル、C−C11アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、およびC−C10アリールスルホニル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール、hetもしくはヘテロアリール上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
30およびR30は、それにそれらが結合している共通窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペラジニル、チアモルホリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、チアゾリジニルおよびアザビシクロノニル(式中、置換基は1〜3個のR38である)から選択される任意に置換された複素環を形成してよい;
33は、水素および置換もしくは未置換のC−Cアルキル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよびベンゾイル(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール上の置換基は1〜3個のR40である)から選択される;
40は、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、OR43、SR42、SOR43、NO、CF、R43、NR3030、NR30C(=O)−O−R43、NRC(=O)−R43、C−Cアルキル−SO−R43、C−Cアルキル−SO−NR3030、C(=O)−R43、O−C(=O)−R43、C(=O)−O−R43、およびC(=O)−NR3030(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)の群から選択される;
46は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキル−hetおよびhet−C−Cアルキル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である;
45は、ヒドロキシ、C−C11アルコキシ、C−C12シクロアルコキシ、C−C12アラルコキシ、C−C12アルシクロアルコキシ、C−C10アリールオキシ、C−C10アルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C10シクロアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C12アリールカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、(R30)(R30)N(C−C10アルコキシ)−、
【化34】

(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である)の群から選択される)の化合物およびその医薬上許容可能な塩を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項34】
LFA−1アンタゴニスト、医薬上許容可能な担体、および医薬上許容可能な賦形剤を含む眼用医薬製剤。
【請求項35】
前記LFA−1アンタゴニストは、ペプチドもしくは有機低分子を含む、請求項35に記載の医薬製剤。
【請求項36】
保存料をさらに含まない、請求項34に記載の医薬製剤。
【請求項37】
少なくとも1種の保存料をさらに含む、請求項34に記載の医薬製剤。
【請求項38】
増粘剤をさらに含む、請求項34に記載の医薬製剤。
【請求項39】
前記LFA−1アンタゴニストは式I:
【化35】

(式中、
およびRは、各々独立して水素、アミノ酸側鎖、−(CHOH、−(CHアリール、−(CH2)ヘテロアリール(式中、mは0〜6である)、−CH(R1A)(OR1B)、−CH(R1A)(NHR1B)、U−T−Q、またはU−T−Q(式中、Uは不在であっても以下:−O−、−S(O)0−2−、−SON(R1A)、−N(R1A)−、−N(R1A)C(=O)−、−N(R1A)C(=O)−O−、−N(R1A)C(=O)−N(R1B)−、−N(R1A)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、−C(=O)−N(R1A)−、−OC(=O)N(R1A)−、−C(=N−R1E)−、−C(=N−R1E)−O−、−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−O−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−O−、−N(R1A)C(=N−R1E)−N(R1B)−、−P(=O)(OR1A)−O−、もしくは−P(=O)(R1A)−O−のうちの1つであってもよい;Tは不在であるか、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;およびQは、水素、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、−OR1B;−SR1B;−N(R1B、−NHC(=O)OR1B、−NHC(=O)N(R1B、−NHC(=O)R1B、−NHSO1B、NHSON(R1B、−NHSONHC(=O)OR1B、−NHC(=O)NHSO1B、−C(=O)NHC(=O)OR1B、C(=O)NHC(=O)R1B、−C(=O)NHC(=O)N(R1B、−C(=O)NHSO1B、−C(=O)NHSON(R1B、C(=S)N(R1B、−SO1B、−SOOR1B、−SON(R1B、−SO−NHC(=O)OR1B、−OC(=O)−N(R1B、−OC(=O)R1B、−OC(=O)NHC(=O)R1B、−OC(=O)NHSO1B、−OSO1B、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールもしくはヘテロアリール部分である)で任意に置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族もしくはヘテロ脂環式部分であるか、またはRおよびRは一緒になって脂環式もしくは複素環式部分となるか、または一緒に
【化36】

(式中、R1AおよびR1Bの各出現は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−C(=O)R1C、もしくは−C(=O)NR1C1Dである;R1CおよびR1Dの各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、もしくは脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;およびR1Eは水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分、−CN、−OR1C、−NR1C1Dもしくは−SO1Cである)である;
は、−C(=O)OR3A、−C(=O)H、−CHOR3A、−CHOC(=O)−アルキル、−C(=O)NH(R3A)、−CH(式中、R3Aの各出現は、独立して水素、保護基、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリール、ヘテロアルキルヘテロアリール部分または医薬上許容可能な塩もしくはエステルであるか、またはR3AはRおよびRと一緒になって複素環式部分を形成する;Xは、F、BrもしくはIから選択されるハロゲンである)である;
は、各出現について、独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはGRG1(式中、Gは、−O−、−S−、NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、C(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−であり、そしてRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)である;
nは、0〜4の整数である;
ARは、単環式もしくは多環式アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、脂環式もしくは複素環式部分である;
A、B、DおよびEは、原子価が許容する限り、単結合もしくは二重結合のいずれかによって結合される;このときA、DおよびEの各出現は、独立してC=O、CRii、NR、CR、N、O、S、−S(=O)もしくはSO(式中、Rの各出現は独立して水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である)、または−GRG1(式中、Gは−O−、−S−、−NRG2、−CO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−もしくは−SONRG2−である、ならびにRG1およびRG2は、独立して水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、または一緒にされた任意の2つの隣接出現は、脂環式、ヘテロ脂環式、アリール、またはヘテロアリール部分を表す)である;
pは、0〜4の整数である;および
Lは、不在であるか、またはV−W−X−Y−Z(式中、V、W、X、YおよびZの各出現は独立して不在、C=O、NRL1、−O−、−C(RL1)=、=C(RL1)−、−C(RL1)(RL2)、C(=N−ORL1)、C(=NRL1)、−N=、S(O)0−2;置換もしくは未置換C1−6アルケニリデンもしくはC2−6アルケニリジン鎖(式中、2つまでの非隣接メチレン単位は独立して−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(C=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、−NRL3NRL4C(=O)−、−NRL3C(=O)−、NRL3CO−、NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、−SONRL3、−NRL3SONRL4、−O−、−S−、もしくは−NRL3−によって任意に置き換えられている;RL3およびRL4の各出現は、独立して水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはアシル;または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分である;ならびにRL1およびRL2の各出現は、独立して水素、ヒドロキシル、保護ヒドロキシル、アミノ、保護アミノ、チオ、保護チオ、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシアルキル、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、スルホンアミド、ベンズアミド、トシル、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールもしくはアルキルヘテロアリール部分であるか、またはRL1およびRL2の1つまたは複数の出現は、一緒に、またはV、W、X、YもしくはZのうちの1つと一緒に脂環式もしくは複素環式部分を形成するか、またはアリールもしくはヘテロアリール部分を形成する)である))の化合物を含む、請求項34に記載の医薬製剤。
【請求項40】
前記LFA−1アンタゴニストは式II:
【化37】

(式中、R27は、
【化38】

の群から選択される:
およびR28は、
【化39】

からなる群から選択される;
およびR29は水素である)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項38】
式IIの化合物は、式II’:
【化40】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項37に記載の製剤。
【請求項41】
前記LFA−1アンタゴニストは式IIA:
【化41】

(式中、R17は、水素を含む)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項44】
前記LFA−1アンタゴニストは式III:
【化42】

(式中、
Cyは、ヒドロキシル、メルカプト、チオアルキル、ハロゲン、オキソ、チオ、アミノ、アミノアルキル、アミジン、グアニジン、ニトロ、アルキル、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された芳香族炭素環、芳香族複素環、または非芳香族複素環である;
は、−CH−NR10−[二価炭化水素鎖]−(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、ニトロ、オキソもしくはチオで任意で置換されている)である;
Kは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、オキソ、チオ、チオアルキル、アミノ、アミノアルキル、炭素環もしくは複素環、炭化水素、ハロ置換炭化水素、アミノ、アミジン、グアニジン、シアノ、ニトロ、アルコキシもしくはアシルで任意に置換された複素環である;
は、[二価炭化水素鎖]−NR10−CH−(式中、該二価炭化水素鎖は、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソもしくはチオで任意に置換されており、R10はHもしくはアルキルである)である;
は、H、OH、アミノ、O−炭素環、またはアミノ、炭素環、複素環で任意に置換されたアルコキシであるか、または医薬上許容可能な塩もしくはエステルである;
6〜9は、独立してH、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、シアノ、アミノ、アミジン、グアニジン、ニトロもしくはアルコキシである;
10は、Hまたは、炭素環もしくは複素環で任意に置換された炭化水素鎖である)の化合物ならびにそれらの塩、溶媒和物および水和物を含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項45】
前記LFA−1アンタゴニストは式IV:
【化43】

(式中、R11は式:
【化44】

(式中、Aは、水素、ヒドロキシ、アミノ、もしくはハロゲンであり、Bはアミノ、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロゲン、低級アルキル、もしくは低級アルコキシである)の基である;
12は式:
【化45】

(式中、R13は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである)の基である;
nは0もしくは1である;
、V、およびWは、UおよびVの両方が水素にはならないことを前提に独立して水素、ハロゲン、もしくは低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
はアミノ、置換アミノ、低級アルキル、もしくはシクロ低級アルキルのうちの1つまたは複数で置換されてよい低級アルキレンであるか、またはYは低級アルケニレンもしくは低級アルキレンチオである;
kは0もしくは1である;
kが1である場合、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、アミノである;
kが0もしくは1である場合、Zは、1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イル、ヒドロキシ、フェニルメトキシ、2−クロロ−4−[[[(3−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ]カルボニル]フェニル、[2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]フェニルである;
kが0もしくは1である場合、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリール、またはその環が独立して同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有する独立してシクロアルキルもしくはアリールである2個もしくは3個の環を含有する縮合環系であり、それらの環のいずれかは未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルカンスルホニル、低級アルキルチオ、アセチル、アミノカルボニル、ヒドラジノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アセトキシのうちの少なくとも1つ、またはさらにアミノ低級アルキルで置換されてよい;および
20は水素である)の化合物、医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項46】
式IVの化合物は、式IV’:
【化46】

におけるような立体化学構造をさらに含む、請求項45に記載の製剤。
【請求項47】
前記LFA−1アンタゴニストは式V:
【化47】

(式中、
14は式:
【化48】

の基である;
15は、水素、カルボキシ、もしくは低級アルキルである;
、V、およびWは、独立して水素、ハロゲンである;
、V、およびWは、UおよびVの両方が水素にはならないことを前提に、低級アルキルである;
は、カルボニル、フェニル置換低級アルキレン、イミノ、置換イミノ、もしくはスルホニルである;
は、低級アルケニレン、低級アルキレンチオであるか、またはアミノ、アセチルアミノ、もしくはシクロ低級アルキルで置換されていてよい低級アルキレンである;
は0もしくは1である;
が1である場合は、Zは、水素、低級アルキルチオ、−COOH、−CONH、もしくはアミノである;
が0もしくは1である場合は、Zは1−アダマンチル、ジフェニルメチル、3−[[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]カルボニル]ピラジン−2−イルである;
が0もしくは1である場合は、Zは、同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルもしくはアリール、または同一もしくは相違していてよい0〜3個のヘテロ原子を含有する独立してシクロアルキルもしくはアリールである2もしくは3個の環を含有する縮合環系であってよく、それらの環のいずれも未置換、またはハロゲン、シアノ、アミノ、置換アミノ、アミノスルホニル、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、未置換低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、もしくはアセトキシのうちの少なくとも1つで置換されてよい;および
21は水素である)の化合物、それらの医薬上許容可能な塩もしくはエステルを含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項48】
前記LFA−1アンタゴニストは式VI:
【化49】

(式中、
は、単環式、二環式、もしくは三環式の飽和、不飽和、もしくは芳香族環であり、各環は環内に5、6もしくは7個の原子を有するが、このとき環内の原子は炭素であるか、または窒素、酸素、および硫黄の群から選択される1〜4個のヘテロ原子であり、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;
は:
−L−L−L−、
−L−L−L−L−、および
−L−L−L−L−L
(式中、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR32、R32、CR32het、NR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3434、CR34、hetNR30およびNから選択される、
は、オキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3535、CR35、hetNR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、C(=N−O−R33)、CR3636、CR36、NR30およびNから選択される、
は、不在であるか、またはL〜Lのうちの1つだけがhetであってよく、L〜Lのうちの1つがhetである場合は、他のL〜Lは不在であってよいことを前提にオキソ(−O−)、S(O)、C(=O)、CR3737、CR37、NR30およびN
(式中、
32、R32、R34、R34、R35、R35、R36、R36、R37およびR37’は各々、独立してR38、R39およびU−Q−V−Wから選択される、
任意で、R24およびR34は、個別もしくは一緒にB上の置換基RPを介してBと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、該縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
任意で、R35およびR35は、個別もしくは一緒に、ならびにR36およびR36は、個別もしくは一緒にD上の置換基R31を介してDと飽和、不飽和もしくは芳香族縮合環を形成することができ、該縮合環は環内に5、6もしくは7個の原子を含有しており、さらにO、SおよびNの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含有しており、このときSもしくはNのいずれかは任意に酸化されていてよい;
さらに任意で、L〜L中の各R32〜R37、NR30もしくはNはL〜L中の任意の他のR32〜R37、NR30もしくはNと一緒に飽和、不飽和もしくは芳香族いずれかの、N、OおよびSから任意に選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を任意に含有する5、6もしくは7員の単素環もしくは複素環を形成してよいが、このとき任意の炭素もしくは硫黄環原子は任意に酸化されていてよく、各環は0〜3個のR31で置換されている;およびこのときsは0〜2である;Bは:
【化50】

は、5、6もしくは7個の原子を含有する縮合複素環もしくは単素環であり、該環は不飽和、部分飽和もしくは芳香族であり、ヘテロ原子は1〜3個のO、SおよびNから選択される)から選択される)の群から選択される二価連結基である;
は、CHおよびNR30から選択される;nは0〜3である;
は、水素およびC−Cアルキルから選択され、任意でGはTと一緒になって、−V−Wで任意に置換されたC−Cシクロアルキルを形成してよい;
は、天然型α−アミノ酸側鎖、
およびU−Q−V−W
(式中、
は、C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q、C−Cアルケニル−Q、およびC−Cアルキニル−Q(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38である)の群から選択される任意に置換された二価ラジカルである;
は、不在であるか、または−O−、−S(O)−、−SO−N(R30)−、−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−、−N(R30)−C(=O)−N(R30)−、−N(R30)−C(=O)−O−、−N(R30)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−het−、−C(=O)−N(R30)−、−O−C(=O)−N(R30)−、−PO(OR30)O−および−P(O)O−
(式中、
sは0〜2である、および
hetは単環式もしくは二環式の5、6、7、9もしくは10員の複素環であり、各環はN、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有しており、このとき複素環は飽和、部分飽和、もしくは芳香族であってよく、任意のNもしくはSは任意に酸化されていてよく、該複素環は0〜3個のR41で置換されている)の群から選択される;
は、不在であるか、またはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキル−C−C10アリール、およびC−Cアルキル−het(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される任意に置換された二価基である;
は、水素、OR33、SR42、NR3030、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−NR、NH−C(=O)−R43、NH−SO−R37、NH−SO−NR3030、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−C(=O)−NR3030、C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−NH−SO−NR3030、C(=S)−NR3030、SO−R37、SO−O−R37、SO−NR3737、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−NR3030、SO−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NR3030、O−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−C(=O)−R43、O−C(=O)−NH−SO46およびO−SO−R37の群から選択される;
44は、C(=O)−R45、C(=O)−H、CH(OH)、およびCHO−C(=O)−C−Cアルキルから選択される;
38は、R38’または1〜3個のR38で置換されたR38’’(式中、
38は、水素、ハロ(F、Cl、Br、I)、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシ−C−C11アルキル、アミノ、アミノ−C−Cアルキル、アミノカルボニル、カルボキサミド、カルバモイル、カルバモイルオキシ、ホルミル、ホルミルオキシ、アジド、ニトロ、イミダゾイル、ウレイド、チオウレイド、チオシアナト、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、メルカプト、スルホンアミド、het、フェノキシ、フェニル、ベンズアミド、トシル、モルホリノ、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリニル、イミダゾリル、およびインドリルの群から選択される;
38’’は、C−C10アルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルケニル−Q−C−Cアルキル、C−C10アルキニル−Q−C−Cアルキル、C−C11シクロアルキル−Q−C−Cアルキル、C−C10シクロアルケニル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−C−C12アリール−Q−C−Cアルキル、C−C10アリール−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−het−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−het−C−Cアルキル、het−C−Cアルキル−Q−C−Cアルキル、C−Cアルキル−Q−C−C12アリール、および−Q−C−Cアルキルの群から選択される)である;
43は、水素および置換もしくは未置換のC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリールおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
31は、R40およびR41から選択される;
41は、OH、OCF、OR43、SR42、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、NO、CF、C−Cアルキル−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−NR3030、C−Cアルキル−C(=O)−R38、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキルオキシカルボニル、フェニル−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、SO−het、−O−C−C12アリール、−SO−C−C12アリール、−SO−C−Cアルキルおよびhet(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニルは、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、ニトロ、アミノおよびアミノカルボニルから選択される1〜3個の基で任意に置換されてよく、そして任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜2個のヒドロキシ、ハロ(F、Cl、Br、I)、CF、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロおよびアミノである)の群から選択される;
は、S−C−Cアルキル、C(=O)−C−Cアルキル、C(=O)−NR3030、C−Cアルキル、ハロ(F、Cl、Br、I)−C−Cアルキル、ベンジルおよびフェニルから選択される;
30は、R43、NH−C(=O)−O−R43、NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NHR43、NH−SO−R46、NH−SO−NH−C(=O)−R43、NH−C(=O)−NH−SO−R37、C(=O)−O−R43、C(=O)−R43、C(=O)−NHR43、C(=O)−NH−C(=O)−O−R43、C(=O)−NH−C(=O)−R43、C(=O)−NH−SO−R46、C(=O)−NH−SO−NHR37、SO−R37、SO−O−R37、SO−N(R43、SO−NH−C(=O)−O−R43、SO−NH−C(=O)−O−R43およびSO−NH−C(=O)−R43の群から選択される;
30は、水素、ヒドロキシおよび置換もしくは未置換のC−C11アルキル、C−C11アルコキシ、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C11シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−Cアルキル−C−C12アリール、C−C10アリール−C−C−アルキル、C−C10アリール−C−Cアルキルオキシ、C−Cアルキル−het、het−C−Cアルキル、C−C12アリール、het、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cシクロアルキルカルボニル、C−Cシクロアルコキシカルボニル、C−C11アリールオキシカルボニル、C−C11アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、およびC−C10アリールスルホニル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール、hetもしくはヘテロアリール上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される;
30およびR30は、それにそれらが結合している共通窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペラジニル、チアモルホリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、チアゾリジニルおよびアザビシクロノニル(式中、置換基は1〜3個のR38である)から選択される任意に置換された複素環を形成してよい;
33は、水素および置換もしくは未置換のC−Cアルキル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよびベンゾイル(式中、任意のアルキル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリール上の置換基は1〜3個のR40である)から選択される;
40は、OH、ハロ(F、Cl、Br、I)、CN、イソシアネート、OR43、SR42、SOR43、NO、CF、R43、NR3030、NR30C(=O)−O−R43、NRC(=O)−R43、C−Cアルキル−SO−R43、C−Cアルキル−SO−NR3030、C(=O)−R43、O−C(=O)−R43、C(=O)−O−R43、およびC(=O)−NR3030(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)の群から選択される;
46は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、C−Cアルキル−フェニル、フェニル−C−Cアルキル、C−Cアルキル−hetおよびhet−C−Cアルキル(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である;
45は、ヒドロキシ、C−C11アルコキシ、C−C12シクロアルコキシ、C−C12アラルコキシ、C−C12アルシクロアルコキシ、C−C10アリールオキシ、C−C10アルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C10シクロアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10シクロアルコキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルアルキルオキシ、C−C12アリールオキシカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C12アリールカルボニルオキシアルキルオキシ、C−C10アルコキシアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、(R30)(R30)N(C−C10アルコキシ)−、
【化51】

(式中、任意のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル上の置換基は1〜3個のR38であり、任意のアリールもしくはhet上の置換基は1〜3個のR31である)から選択される置換もしくは未置換基である)の群から選択される)の化合物およびその医薬上許容可能な塩を含む、請求項34に記載の製剤。
【請求項49】
前記製剤は、点滴注入、注射、経口、鼻腔内、局所的、またはイオン導入療法によって投与するのに適切である、請求項34に記載の製剤。
【請求項50】
注射用投与に適切である前記注射用製剤は、皮下、結膜下、球後、または眼房内に注射される、請求項45に記載の製剤。
【請求項51】
前記製剤は、液剤、懸濁剤、軟膏剤、パック、または眼インサートを含む、請求項31に記載の製剤。
【請求項52】
LFA−1アンタゴニストを同定する方法であって、該化合物はLFA−1:ICAM相互作用の競合的阻害剤であり:
結合アッセイにおいて既知の濃度のアンタゴニスト候補分子を、ICAM−1、s−ICAM−1、およびLFA−1を含む群から選択されるリガンドに結合させる工程と;
1セットの濃度の標識された化合物を添加する工程であって、該化合物は、LFA−1のα鎖のIドメイン上でLFA−1とICAMとの相互作用の阻害剤であることが既知である工程と;
結合曲線を入手する工程と;
各セットの結合競合についてEC50値を決定する工程と;
該EC50値に基づいて該候補分子の拮抗特性を決定する工程とを含む方法。
【請求項53】
前記標識された化合物は式VII:
【化52】

の化合物を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
被験者におけるドライアイ疾患を治療する方法であって、
該被験者にドライアイ診断テストを実施する工程と;
該診断工程の結果に基づいて該被験者がドライアイ疾患に罹患しているかどうかを決定する工程と;
該ドライアイ疾患の診断を受けて、該被験者に有効量のリンパ球機能関連抗原1(LFA−1)アンタゴニストまたはそれらの医薬上許容可能な塩もしくはエステルを投与する工程とを含む方法。
【請求項55】
前記診断工程を、前記被験者の眼をイメージングする工程、または前記被験者の眼の生物学的サンプルの分析によって実施する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
ヒトの疾患を治療するのに有用な化合物を同定する方法であって:
事前に選択した群の細胞系においてsiRNA細胞活性データを入手する工程と;
該siRNAを用いて処理した該細胞系中での増殖の調節パターンを、潜在的治療薬を用いて処理した場合の該細胞系中の増殖の調節パターンと比較する工程と;
該治療薬を該細胞系に投与する場合にsiRNAに実質的に類似する細胞活性パターンを提示する治療薬を活性であると同定する工程とを含む方法。
【請求項57】
前記LFA−1アンタゴニストは有機低分子である、請求項1に記載の方法。
【請求項58】
前記LFA−1アンタゴニストは
【化53】

からなる群から選択される、請求項1もしくは22に記載の方法または請求項34に記載の製剤。
【請求項59】
前記LFA−1アンタゴニストは:
【化54】

【化55】

【化56】

【化57】

からなる群から選択される、請求項1もしくは22に記載の方法または請求項34に記載の製剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−545656(P2008−545656A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512519(P2008−512519)
【出願日】平成18年5月17日(2006.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2006/019327
【国際公開番号】WO2006/125119
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(507379979)サーコード コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】