説明

高圧ベベルエッチング処理

半導体基板が半導体基板支持部上に支持されたベベルエッチング装置内において、プラズマによる半導体基板のベベルエッジエッチングを行う際にアーク放電を防止する方法は、3〜100Torrの圧力までベベルエッチング装置を排気した状態で、ウェーハにおいて見られるRF電圧を、アーク放電が回避される十分に低い値に維持しつつ、ベベルエッチング装置においてプラズマによる半導体基板のベベルエッジエッチングを行うステップを備える。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、米国特許法第119条に基づき、出典を明記することによりその開示内容全体を本願明細書の一部とした2008年12月17日提出の米国仮特許出願第61/138,357号「高圧ベベルエッチング処理」に基づく優先権を主張するものである。
【発明の概要】
【0002】
本願明細書では、半導体基板を半導体基板支持部上に支持したベベルエッチング装置において、アーク放電を発生させない条件下で半導体のベベルエッジエッチングを行う方法を開示する。アーク放電を発生させないとは、ベベルエッチング処理後にアーク放電による損傷を示すものが10,000枚のウェーハのうち1枚未満であることを意味するものとする。方法は、3〜100Torrの圧力までベベルエッチング装置の排気を行い、ウェーハから見たRF電圧を、アーク放電が生じる閾値より下に維持するステップと、処理ガスをベベルエッチング装置に流入させるステップと、半導体基板の周囲で処理ガスを励起してプラズマにするステップと、プラズマにより半導体基板のベベルエッチングを行うステップとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】実施形態による、ベベルエッチング装置の概略断面図である。
【0004】
【図2】VCI電圧測定値に基づいてアーク放電を発生させない処理条件を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
ベベル洗浄モジュール(ベベルエッチング装置)、例えば、カリフォルニア州フレモントのLam Research Corporation製の2300CORONUSTM製品は、エッジ閉じ込めプラズマ技術を使用して、ウェーハのエッジ上の膜を除去する。65nm以下の技術以下において、デバイスの歩留まりを制限する主な原因は、ウェーハエッジから移送された欠陥に由来している。デバイスのパターニング中には、膜の堆積、リソグラフィ、エッチング、及び化学機械研磨の複雑な相互作用の結果として、ウェーハエッジ上には、不安定な積層膜が幅広く生じる。後続のステップにおいて、こうした膜層は、ウェーハのデバイス領域へ運ばれる欠陥を発生させる恐れがある。集積フローの選択されたポイントにおいて、こうした膜を除去することにより、欠陥は減少し、デバイスの歩留まりは高くなる。したがって、エッジ閉じ込めプラズマにより、デバイス製造処理中の複数のステップにおいて、ウェーハエッジ蓄積物が制御される。
【0006】
ベベルエッチングされたウェーハは、敏感なバックエンドオブライン(BEOL)ウェーハにおいて、マクロアーク放電、マイクロアーク放電、表面電荷及び放電の問題を示す場合がある。ウェーハにおけるRF電圧は、アーク放電の確率と相関することが分かっている。本願明細書において開示したように、ウェーハにおいて見られるRF電圧(VCIプローブにより測定)は、プラズマチャンバ内の圧力を増加させることにより、一定の電極電力設定に対して減少させることができる。したがって、高圧のレジームにおいて、アーク放電の問題を回避しつつ、電力設定及びガスの化学反応に関して、プロセスウィンドウを広くすることが可能となる。RF電圧は、デバイスの構造又はアーク放電に対するウェーハの感受性に応じて決まる閾値より下に維持することが好ましい。
【0007】
ベベルエッチング装置200におけるプラズマ処理、例えば、ベベルエッジ堆積物の半導体基板からの除去は、フッ素含有プラズマによりベベルエッジをエッチングすることを含む場合がある。半導体基板は、例えば、銅バックエンドオブライン(BEOL)ダマシン処理により作成したウェーハを含み得る。半導体基板は、約300mmの直径を有し得る。半導体基板は、ベベルエッジの内側に露出した銅を含む多層集積回路(IC)デバイス構造を取り囲んだベベルエッジ部(例えば、幅約2mmまで)を備え得る。露出した銅面には、ウェーハ全体に存在するタンタル含有シード層上の銅面が含まれる場合がある。
【0008】
次に図1を参照すると、出典を明記することによりその開示内容を本願明細書の一部とした、本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願公開番号第2008/0182412号において開示された、一実施形態による基板218のベベルエッジを洗浄するための基板エッチングシステム又はベベルエッチング装置200の概略断面図を示している。
【0009】
ベベルエッチング装置200は、限定ではないが、一般に軸対称形状を有しており、簡潔にするため、側断面図の半分のみを図1に示している。図示したように、ベベルエッチング装置200は、基板218の装着/取り出しを行う際に通過させるドア又はゲート242を有するチャンバ壁202と、上部電極組立体204と、上部電極組立体204を吊り下げる支持部208と、下部電極組立体206とを含む。支持部208には精密駆動機構(図1に図示せず)を取り付け、上部電極組立体204を上下(二重矢印の方向)に移動させて、上部電極組立体204と基板218との間の隙間が正確に制御されるようにする。
【0010】
金属ベローズ205を使用して、チャンバ壁202と支持部208との間に真空シールを形成する一方で、支持部208がチャンバ壁202に対して垂直移動することを可能にする。支持部208は、中央ガス供給部(通路)212及びエッジガス供給部(通路)220を有する。一方又は両方のガス供給部212、220は、ベベルエッジを洗浄するために励起されてプラズマとなる処理ガスを送給することができる。動作中、プラズマは、基板218のベベルエッジの周囲に形成され、全体としてリング形状を有する。プラズマが基板218の中央部に達するのを防止するために、上部電極組立体204の絶縁板216と基板218との間の空間は小さくなっており、処理ガスは、中央供給部から、一実施形態では段付き穴214を介して供給される。その後、ガスは、上部電極組立体204と基板218との間の隙間を基板の半径方向に向かって通り抜ける。各ガス供給部は、同一の処理ガス、又はパージガス等の他のガスを提供するために使用される。例えば、パージガスは中央ガス供給部212を介して注入し、一方、処理ガスはエッジガス供給部220を介して注入することができる。プラズマ/処理ガスは、チャンバ空間251から底部空間240へ、複数の穴(出口)241を介して引き出され、例えば、真空ポンプ243を使用して、洗浄動作中に底部空間240の排気を行うことができる。ベベル洗浄動作中、チャンバ圧は、3〜100Torrの圧力に維持される(例えば、3〜5Torr、5〜10Torr、10〜50Torr、又は50〜100Torr)。こうした圧力は、出典を明記することによりその開示内容を本願明細書の一部とした、本発明の譲受人に譲渡された米国特許公開番号第2008/0227301号、第2008/0050923号、第2008/0156772号、第2008/0190448号において開示された圧力の例よりも高い。
【0011】
処理ガスは、O2、N2O、CO、COS、及び/又はCO2等の酸素含有ガスを含むことができる。例えば、SF6、NF3、Cxy(例えば、CF4、C24、C26)、Cxyz(例えば、C3HF、CHF3、CH22、C224)等のフッ素含有ガスも、処理ガスに添加することができる。処理ガス内のフッ素含有ガスの量は、ベベル(エッジ)エッチングにより除去される特定の膜(群)に依存する場合がある。例えば、10体積%未満等の少量、或いは80体積%超又は90体積%超といった多量のフッ素含有ガスが、処理ガス中に存在する場合がある。異なる実施形態において、処理ガスは、例えば、約5体積%NF3/バランスCO2又は約10体積%CF4/バランスCO2を含むことができる。
【0012】
上部電極組立体204は、上部誘電体板又は上部誘電体要素216と、適切な締結機構により支持部208に固定され、支持部208を介して接地された上部金属要素210とを含む。上部金属要素210は、アルミニウム等の金属により形成され、陽極酸化処理を施し得る。上部金属要素210は、一本以上のエッジガス通路又はスルーホール222a、222bと、エッジガスプレナム224とを有し、エッジガス通路又はスルーホール222a、222bは、エッジガス供給部220に結合され、動作時に流体連通した状態となる。上部誘電体板216は、上部金属要素210に取り付けられており、セラミック等の誘電材料により形成される。望ましい場合、上部誘電体板216は、Y23のコーティングを有し得る。バルクY23又はY23被覆部品及びSiC、SiN、Si、AlN等のセラミックは、ウェーハ上の電荷を消滅させ、これにより、低いRF電圧測定値が示すようにアーク放電の確率を低減する能力のため、アルミナ又は陽極酸化アルミニウム部品よりも好適である。通常、Al23等の一部のセラミックには深い直線の穴を開けることが困難であるため、段付き穴214を深い直線の穴の代わりに使用することができる。上部誘電体板216は、単一の中心穴と共に図示されているが、上部誘電体板216は、任意の適切な数の出口を有してよく、例えば、望ましい場合には、出口をシャワーヘッド孔パターンに配置することができる。
【0013】
下部電極組立体206は、上部226a及び下部226bを有し、動作中、基板218を所定位置に保持するために真空チャックとして機能するように任意に動作可能な給電電極226と、基板218を上下に移動させるためのリフトピン230と、ピン操作ユニット232と、上部238a及び下部238bを有する底部誘電体リング238とを含む。一実施形態において、チャックは、静電チャックにすることができる。以降、給電電極という用語は、上部226a及び下部226bの一方又は両方を示す。同様に、底部誘電体リング238という用語は、上部238a及び下部238bの一方又は両方を示す。給電電極226は、高周波(RF)電源270に結合され、動作中にRF電力を受領する。
【0014】
リフトピン230は、円筒孔又は通路231内を上下方向に移動し、給電電極226内に位置決めされたピン操作ユニット232により、上方位置と下方位置との間で移動される。ピン操作ユニット232は、各リフトピンの周囲にハウジングを含み、ピンの周囲に真空シール環境を維持する。ピン操作ユニット232は、ロボットアーム233(例えば、各ハウジング内へ延びて各ピンに取り付けられたセグメントを有する水平アーム)及びアーム作動デバイス(図1に図示せず)といった、任意の適切なリフトピン機構を含む。簡潔にするため、ロボットアームのセグメントの先端部のみを図1に示している。3本又は4本のリフトピンを使用して、例えば300mmウェーハ等のウェーハを持ち上げることが可能だが、任意の適切な数のリフトピン230をベベルエッチング装置200において使用し得る。また、リフトベローズ等の任意の適切な機構を、ピン操作ユニット232として使用することができる。
【0015】
基板218は、下部電極上又は設定可能プラズマ排除区域(PEZ)リング260上に装着され、ここで、PEZという用語は、基板中心から、ベベルエッジを洗浄するためのプラズマを排除するべき領域の外縁部までの半径距離を示す。リング260は、好ましくは、誘電材料である。バルクY23又はY23被覆部品及びSiC、SiN、Si、AlN等のセラミックは、ウェーハ上の電荷を消滅させ、これにより、低いRF電圧測定値が示すようにアーク放電の確率を低減する能力のため、アルミナ又は陽極酸化アルミニウム部品よりも好適である。一実施形態において、給電電極226の上面、基板218の底面、及び下部設定可能PEZリング260の内周は、真空ポンプ236等の真空源と流体連通した、閉鎖された真空領域の陥凹部(真空領域)219を形成することができる。リフトピン230用の円筒孔又は通路は、真空ポンプ236が動作中に真空領域219の排気を行うガス通路として共用される。給電電極226a、226bは、プレナム234を含んでおり、真空領域219における一時的な圧力の変動を低減すると共に、複数のリフトピンが使用される場合に、各円筒孔に均一な吸引率をもたらす。
【0016】
基板218の上面には、集積回路があり、集積回路は、一連の処理により形成された、タンタル含有シード層上に存在し得る露出銅面を含む場合がある。1つ以上の処理は、基板に熱エネルギを伝達する可能性があるプラズマを使用して実行され、基板上に熱応力を発生させ、これによりウェーハに反りを発生させる場合がある。ベベル洗浄動作中、基板の反りは、基板218の上面と底面との間の圧力差を使用して減少させることができる。真空領域219内の圧力は、プレナム234に結合された真空ポンプ236により、動作中、真空下に維持される。上部誘電体板216と基板218の上面との間の隙間を調節することにより、処理ガス(群)の全体的な流量を変化させることなく、隙間内のガス圧を変化させることができる。したがって、隙間内のガス圧を制御することにより、基板218の上面と底面との間の圧力差を変化させることが可能であり、これにより、基板218に加わる曲げ力を制御することができる。
【0017】
底部誘電体リング238a、238bは、Al23、Y23等を含むセラミックのような誘電材料により形成され、給電電極226をチャンバ壁202から電気的に分離する。バルクY23又はY23被覆部品及びSiC、SiN、Si、AlN等のセラミックは、ウェーハ上の電荷を消滅させ、これにより、低いRF電圧測定値が示すようにアーク放電の確率を低減する能力のため、アルミナ又は陽極酸化アルミニウム部品よりも好適である。実施形態の底部誘電体リングの下部238bは、上面の内周に形成された段差252を有し、給電電極226の下縁部の窪みと接合する。実施形態の下部238bは、その外周に形成された段差250を有し、フォーカスリングと呼ばれる底部誘電体リングの上部238aの段付き面と接合する。段差250、252は、底部誘電体リング238を給電電極226に整合させる。段差250は、更に、その表面に沿って入り組んだ隙間を形成し、給電電極226とチャンバ壁202との間に直接的な見通し線が生じないようにすることで、給電電極226とチャンバ壁202との間での二次的なプラズマ点火の可能性を低減する。
【0018】
ベベルエッジ洗浄プラズマ処理は、例えばNF3又はCF4を含むガス混合物をベベルエッチング装置内へ供給すること、及びガス混合物を励起してプラズマ状態にすることを含むことができる。特に、ガス混合物は、NF3及びCO2又はCF4及びCO2を含み得る。例えば、ガス混合物は、約5体積%NF3/バランスCO2又は約10体積%CF4/バランスCO2を含み得る。ガス混合物は、半導体基板の周辺部及び/又は中心部において、ベベルエッチング装置内へ供給してよい。例えば、フッ素含有ガス混合物が半導体基板の周辺部においてベベルエッチング装置内へ供給される時に、N2ガスを半導体基板の中心部においてベベルエッチング装置内へ供給してよい。
【0019】
ベベルエッチングは、製造中のデバイスの歩留まりの損失につながるウェーハ外周でのアーク放電を引き起こす恐れがある。こうした歩留まりの損失は、ウェーハの歩留まりの3%を超える場合がある。したがって、ベベルエッジ洗浄ウェーハの外側領域におけるアーク放電を無くすことは、処理されたウェーハ上のデバイスの歩留まりを改善するために望ましい。
【0020】
一実施形態において、プラズマによる半導体基板の処理のための条件には、例えば約30秒等、約5秒より長い露出時間と、例えば50〜2000ワット等、約50ワットより大きなRF電力とが含まれる。一実施形態では、2〜60MHzの高いRF電力により、5〜3000sccmでチャンバに流入させた処理ガスからプラズマを生成する。
【0021】
図2は、10sccmのNF3、200sccmのCO2、及び500sccmのN2の処理ガスによりベベルエッチングを施されたテストウェーハを支持する底部電極へのRF供給部に接続されたVCIプローブにより測定したVCI電圧を示すグラフである。図2において確認できるように、2Torr以下の低圧では、500ワット及び600ワットの電力レベルにおいてアーク放電が発生した。アーク放電の問題は、これらと同一の電力設定に対して、チャンバ圧を5Torr及び9Torrに増加させた際には観測されなかった。アーク放電を発生させないプロセスウィンドウは、ウェーハにおいて見られるRF電圧を、アーク放電が回避される十分に低い値に維持する際に、チャンバ圧が少なくとも3Torrである範囲内に存在すると思われる。閾値は、デバイスの構造及びアーク放電に対するウェーハの感受性に応じて決まる。好適な実施形態において、ウェーハ電圧を監視するVCIプローブにより測定されるRF電圧は、約220ボルト以下である。チャンバ圧を上昇させた状態でのアーク放電の除去は、予期されなかったものであり、高圧ベベルエッジ洗浄処理の実現は、ベベル洗浄ウェーハ上での更なる処理工程を施された半導体デバイスの歩留まりを実質的に増加させることが期待できる。
【0022】
以上、様々な実施形態を説明してきたが、当業者には明らかとなるように、変更例及び変形例を利用し得ることが理解されるべきである。こうした変更例及び変形例は、本願明細書に添付の特許請求の範囲内に含まれると見做すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板が半導体基板支持部上に支持されたベベルエッチング装置内において、前記半導体基板に対してプラズマによるベベルエッジエッチングを行う方法であって、
3〜100Torrの圧力まで前記ベベルエッチング装置を排気した状態で、前記ベベルエッチング装置において前記プラズマにより前記半導体基板のベベルエッジエッチングを行うステップを備える方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
処理ガスは、5〜3000sccmでチャンバへ流入させ、
前記プラズマは、電極に供給された50〜2000ワット及び周波数2〜60MHzのRF電力により発生させ、
前記処理ガスは、CO2、CO、O2、N2、H2、He、Ar、Xe、NF3、Cxy、Cxyz、SF6、COS、及びN2Oのうち少なくとも1つを含む、方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、
前記処理ガスは、窒素、アルゴン、ヘリウム、キセノン、クリプトン、及びその混合物を含む、方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、
前記処理ガスは、フッ素及び酸素を含まない、方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法であって、
約10〜2000sccmの処理ガスを前記ベベルエッチング装置に流入させるステップと、
チャンバを3〜10Torrの圧力に維持するステップと、
を備える方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法であって、
前記ベベルエッチング装置においてY23部品を使用して前記基板上の電荷を消滅させるステップを備える、方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法であって、
前記基板は、300mmのBEOLウェーハである、方法。
【請求項8】
請求項1記載の方法であって、
前記ベベルエッジエッチングは、5〜15sccmのNF3と、100〜300sccmのCO2と、300〜700sccmのN2とを含むガスを励起するステップを含む、方法。
【請求項9】
請求項1記載の方法であって、
前記ベベルエッジエッチングは、300〜600sccmの4%H2含有He−H2ガス混合物と、100〜300sccmのN2とを前記ベベルエッチング装置に流入させるステップを含む、方法。
【請求項10】
請求項1記載の方法であって、
5〜20sccmのNF3と、100〜300sccmのCO2ガスとを、前記半導体基板の周辺部において、前記ベベルエッチング装置に流入させるステップを備える、方法。
【請求項11】
請求項1記載の方法であって、
VCIプローブを使用してウェーハ電圧を監視するステップと、
前記VCIプローブにより測定されたRF電圧を約220ボルトの閾値より下に維持するステップとを含む、方法。
【請求項12】
請求項1記載の方法であって、
65nm以下の技術ノードにおいて、外周部における2mm以下のエッジ除外、及び、前記ウェーハ上面の露出金属線を有する300mmウェーハのベベルエッチングを行うステップを備える、方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−512542(P2012−512542A)
【公表日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542121(P2011−542121)
【出願日】平成21年12月14日(2009.12.14)
【国際出願番号】PCT/US2009/006531
【国際公開番号】WO2010/077299
【国際公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【出願人】(592010081)ラム リサーチ コーポレーション (467)
【氏名又は名称原語表記】LAM RESEARCH CORPORATION
【Fターム(参考)】