説明

ドアホン装置及びドアホン装置の訪問者報知方法

【課題】 モニタ室内機のユーザはモニタ表示部の訪問者の映像を見なければ、訪問者が誰であるかを認識することができない。
【解決手段】 訪問者を検知する子機2と、訪問者を検知すると、訪問者の来訪を報知するスピーカ51を備えた親機3とを有するテレビドアホン装置1であって、訪問者を識別するQRコード毎に、訪問者を識別報知する音楽情報を記憶しておき、子機2側の近接センサ11にてQRコードを記録した訪問者の携帯電話機100を検知すると、子機2側のCCDカメラ13にて携帯電話機100に表示中のQRコードの撮像動作を開始し、親機側のシステム制御部70にて、このCCDカメラにて撮像したQRコードに対応する音楽情報を読み出し、この音楽情報をスピーカ出力するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄関外側に配置され、訪問者を検知する、例えばテレビドアホン子機等の室外ドアホンと、この室外ドアホンにて訪問者を検知すると、訪問者の来訪を報知出力する、ために室内に配置された、例えばテレビドアホン親機等のモニタ室内機とを有する、例えばテレビドアホン装置等のドアホン装置及びドアホン装置の訪問者報知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般住宅への押し込み強盗や押し売り販売等の犯罪行為が増加している中、このような犯罪行為を未然に防ぐために、様々な防犯システムが開発されている。
【0003】
そこで、このような防犯システムの一つとしてドアホン装置があげられる。
【0004】
従来、このようなドアホン装置としては、玄関外側に配置され、CCDカメラを内蔵した室外ドアホンと、モニタを備えたモニタ室内機とを有し、モニタ室内機は、室外ドアホンにて訪問者を検知すると、CCDカメラにて訪問者を撮像し、この訪問者の撮像映像をモニタに表示するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
このような特許文献1のドアホン装置によれば、室外ドアホンにて訪問者を検知すると、CCDカメラの撮像動作を開始し、このCCDカメラにて撮像した訪問者の映像をモニタ室内機のモニタに表示するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、玄関に赴かなくても、訪問者に応対することなく、モニタ表示で訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0006】
また、近年ではクイックレスポンスコード(以下、単にQRコードと称する)等の二次元コードが広く普及しつつあるが、このような二次元コードを利用した防犯システムとして、玄関ドアの電気錠装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0007】
この特許文献2の電気錠装置は、玄関ドアを施錠又は解錠する電気錠と、この電気錠を駆動制御する電気錠装置本体とを有し、電気錠の鍵情報を二次元コードで記録した記録媒体をユーザに予め携帯させ、電気錠装置本体は、記録媒体から二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った二次元コードから鍵情報を検出し、この鍵情報と予め定めた照合情報とを比較し、鍵情報が照合情報と合致していると判定されると、電気錠を解錠すると共に、鍵情報が照合情報と合致してないと判定されると、電気錠の解錠を禁止する電気錠制御手段とを有している。
【0008】
この特許文献2の電気錠装置によれば、二次元コードが、例えば6mm角のシンボルに多数の文字を格納することができることに着目し、文字列の組み合わせである鍵情報を二次元コードで生成するようにしたので、安価で、しかも防犯効果に優れた電気錠装置を提供することができる。
【特許文献1】特開2000−36954号公報(図1及び要約書参照)
【特許文献2】特開2002−147081号公報(図1及び要約書参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来のドアホン装置によれば、室外ドアホンにて訪問者の来訪を検知すると、室外ドアホンのCCDカメラにて撮像した訪問者の映像をモニタ室内機のモニタに表示するようにしたが、モニタ室内機のユーザは、モニタの映像表示を見なければ、訪問者が誰であるかを認識することができない。
【0010】
また、安価で防犯効果に優れた二次元コードを使用したタイプのドアホン装置が未だに提案されていないのが現状である。
【0011】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モニタ室内機のユーザが、撮像した映像のモニタ表示を見なくても、訪問者が誰であるかを認識することができる防犯効果に優れたドアホン装置及びドアホン装置の訪問者報知方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために本発明のドアホン装置は、訪問者を検知する室外ドアホンと、前記室外ドアホンにて前記訪問者を検知すると、前記訪問者の来訪を報知する訪問者報知手段を備えたモニタ室内機とを有するドアホン装置であって、前記訪問者を識別する訪問者識別情報毎に個人識別報知情報を記憶管理する記憶手段と、前記訪問者識別情報を記録した前記訪問者の記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検知手段にて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体に記録された前記訪問者識別情報を検出する訪問者識別情報検出手段と、前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別報知情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御する制御手段とを有するようにした。
【0013】
本発明のドアホン装置の訪問者報知方法は、訪問者を識別する二次元コードに対応付けて、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報をモニタ室内機内の記憶手段に記憶するステップと、前記二次元コードを記録した前記訪問者の記録媒体を室外ドアホン側で検知するステップと、前記室外ドアホンにて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体の撮像動作を開始するステップと、前記撮像した前記記録媒体の映像から前記二次元コードを検出するステップと、前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出すステップと、前記個人識別音声情報を読み出すと、この読み出した個人識別音声情報に基づき、前記訪問者の来訪を報知出力するステップとを有するようにした。
【発明の効果】
【0014】
上記のように構成された本発明のドアホン装置によれば、訪問者を識別する訪問者識別情報、例えば二次元コード毎に訪問者を識別報知する個人識別報知情報、例えばテーマ音楽や個人音声等を予め記憶しておき、訪問者の記録媒体を検知すると、訪問者の訪問者識別情報を検出し、この訪問者識別情報に対応した記憶中の個人識別報知情報を読み出し、この個人識別報知情報を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、個人識別報知情報の報知内容に基づき、例えばモニタ表示の撮影映像を見なくても、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、利便性に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0015】
本発明のドアホン装置の訪問者報知方法によれば、訪問者を識別する二次元コードに対応付けて、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報、例えばテーマ音楽や個人音声等を記憶しておき、室外ドアホンにて訪問者の記録媒体を検知すると、記録媒体の撮像動作を開始し、この撮像した記録媒体の映像から二次元コードを検出し、この二次元コードに対応した個人識別音声情報を読み出し、この個人識別音声情報に基づき、前記訪問者の来訪を音声出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、個人識別音声情報を受聴することで、モニタ表示の撮影映像を見なくても、訪問者が誰であるかを認識することができ、利便性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本願請求項1記載のドアホン装置は、訪問者を検知する室外ドアホンと、前記室外ドアホンにて前記訪問者を検知すると、前記訪問者の来訪を報知する訪問者報知手段を備えたモニタ室内機とを有するドアホン装置であって、前記訪問者を識別する訪問者識別情報毎に個人識別報知情報を記憶管理する記憶手段と、前記訪問者識別情報を記録した前記訪問者の記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検知手段にて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体に記録された前記訪問者識別情報を検出する訪問者識別情報検出手段と、前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別報知情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御する制御手段とを有するようにした。
【0017】
従って、本願請求項1記載のドアホン装置によれば、訪問者を識別する訪問者識別情報毎に個人識別報知情報を記憶管理しておき、訪問者の記録媒体を検知すると、記録媒体から訪問者の訪問者識別情報を検出し、この訪問者識別情報に対応した個人識別報知情報を読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、例えばモニタ表示の撮影映像を目視しなくても、個人識別報知情報の報知内容に基づき、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、防犯効果に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0018】
本願請求項2記載のドアホン装置は、本願請求項1記載の構成において、前記個人識別報知情報が、前記訪問者個人を音声識別する個人識別音声情報に相当し、前記制御手段は、前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別音声情報を音声出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御するようにした。
【0019】
尚、個人識別音声情報としては、訪問者個人を識別する、例えばテーマ音楽、訪問者個人の音声、訪問者個人の名前の読み上げ音声等の音声情報があげられる。
【0020】
従って、本願請求項2記載のドアホン装置によれば、訪問者の記録媒体を検知すると、この記録媒体から訪問者の訪問者識別情報を検出し、この訪問者識別情報に対応した、例えば訪問者を識別するテーマ音楽や訪問者個人の音声等の個人識別音声情報を読み出し、この個人識別音声情報を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、例えばモニタ表示の撮影映像を目視しなくても、テーマ音楽や音声等の個人識別音声情報を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0021】
本願請求項3記載のドアホン装置は、本願請求項1又は2記載の構成において、前記個人識別報知情報が、前記訪問者個人を画像識別する個人識別表示情報に相当し、前記制御手段は、前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別表示情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別表示情報を表示出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御するようにした。
【0022】
従って、本願請求項3記載のドアホン装置によれば、訪問者の記録媒体を検知すると、この記録媒体から訪問者の訪問者識別情報を検出し、この訪問者識別情報に対応した、例えばLED表示や訪問者個人の名称表示等の個人識別表示情報を表示出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、例えばCCDカメラにて撮像した訪問者の映像を見なくても、例えば個人名称表示やLED表示等の個人識別表示情報を見ることで、訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0023】
本願請求項4記載のドアホン装置は、本願請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、前記記憶手段に訪問者識別情報が記憶更新されると、前記訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、前記記憶更新された訪問者識別情報を電子メールで提供する電子メール提供手段を有するようにした。
【0024】
従って、本願請求項4記載のドアホン装置によれば、訪問者識別情報が記憶更新されると、この訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、更新された訪問者識別情報を電子メールで提供するようにしたので、例えば訪問者識別情報の新規登録又は変更登録等の記憶更新に際し、その作業を簡易化することができる。
【0025】
本願請求項5記載のドアホン装置は、本願請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、前記記憶手段に訪問者識別情報が記憶更新されると、前記訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、前記記憶更新された訪問者識別情報をウェブで提供するウェブ提供手段を有するようにした。
【0026】
従って、本願請求項5記載のドアホン装置によれば、訪問者識別情報が記憶更新されると、この訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、この記憶更新された訪問者識別情報をウェブで提供するようにしたので、例えば訪問者識別情報の新規登録又は変更登録等の記憶更新があって、しかも、特定多数の訪問者に対して同一内容の訪問者識別情報を提供するような場合、例えば各訪問者がパソコンや携帯電話機を使用してウェブ経由でモニタ室内機にアクセスし、記憶更新された訪問者識別情報を各自ダウンロードさせることで、特定多数の訪問者に対する、記憶更新された訪問者識別情報の提供作業を大幅に簡易化することができる。
【0027】
本願請求項6記載のドアホン装置は、本願請求項1乃至5の何れかに記載の構成において、前記訪問者識別情報検出手段が、前記訪問者の携帯端末機に画面表示される前記訪問者識別情報を検出するようにした。
【0028】
従って、本願請求項6記載のドアホン装置によれば、訪問者の携帯電話機等の携帯端末機に画面表示される訪問者識別情報を検出するようにしたので、訪問者は、訪問者識別情報を携帯端末機に登録しておき、この携帯端末機の表示部に訪問者識別情報を表示させ、この携帯端末機の表示部に表示した訪問者識別情報を訪問者識別情報検出手段に近づけて検出させるだけで済むため、訪問者の操作負担を軽減することができる。
【0029】
本願請求項7記載のドアホン装置は、本願請求項1乃至6の何れかに記載の構成において、前記訪問者識別情報が、前記訪問者を識別する二次元コードに相当し、前記訪問者識別情報検出手段は、前記二次元コードを記録した記録媒体から前記二次元コードを検出する二次元コード検出手段を有し、前記制御手段は、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記個人識別報知情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御するようにした。
【0030】
従って、本願請求項7記載のドアホン装置によれば、訪問者識別情報を二次元コードで構成し、訪問者の記録媒体を検知すると、この記録媒体から訪問者の二次元コードを検出し、この二次元コードに対応した個人識別報知情報を読み出し、この個人識別報知情報を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、例えばモニタ表示の撮影映像を目視しなくても、個人識別報知情報の報知内容に基づき、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、二次元コードを使用することで安価で、かつ防犯効果に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0031】
本願請求項8記載のドアホン装置は、訪問者を検知すると、撮像動作を開始する撮像手段を備えた室外ドアホンと、前記室外ドアホンにて前記訪問者を検知すると、前記訪問者の来訪を報知すると共に、前記撮像手段にて撮像した映像を表示する訪問者報知手段を備えたモニタ室内機とを有するドアホン装置であって、前記室外ドアホンは、前記訪問者を識別する二次元コードを記録した前記訪問者の記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検知手段にて前記記録媒体を検知すると、前記撮像手段にて前記記録媒体の撮像動作を開始し、前記撮像手段にて撮像した前記記録媒体の映像から前記二次元コードを検出する二次元コード検出手段とを有し、前記モニタ室内機は、前記二次元コード毎に、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報を記憶管理する記憶手段と、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別音声情報を音声出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御する制御手段とを有するようにした。
【0032】
従って、本願請求項8記載のドアホン装置によれば、訪問者を識別する二次元コード毎に訪問者を音声識別する、例えばテーマ音楽や訪問者個人の音声等の個人識別音声情報を記憶しておき、室外ドアホン側で訪問者の記録媒体を検知すると、前記撮像手段にて前記記録媒体の撮像動作を開始し、この撮像した映像から二次元コードを検出し、この二次元コードに対応した個人識別音声情報を読み出し、この個人識別音声情報を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、モニタ表示の撮影映像を目視しなくても、例えばテーマ音楽や個人音声等の個人識別音声情報を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、二次元コードを使用することで、安価で、かつ防犯効果に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0033】
本願請求項9記載のドアホン装置は、本願請求項8記載の構成において、前記モニタ室内機が、前記訪問者を識別する新規の二次元コードを入力する二次元コード入力手段を有し、前記制御手段は、前記二次元コード入力手段による前記新規の二次元コードの入力を検出すると、前記新規の二次元コードを前記記憶手段に記憶するようにした。
【0034】
従って、本願請求項9記載のドアホン装置によれば、例えばパソコンで作成した新規の二次元コードを二次元コード入力手段にて入力し、この新規の二次元コードを記憶手段に記憶するようにしたので、訪問者に対応した二次元コードを順次登録更新することができる。
【0035】
本願請求項10記載のドアホン装置は、本願請求項9記載の構成において、前記モニタ室内機が、前記記憶手段に二次元コードが記憶更新されると、前記二次元コードに該当する訪問者に対して、前記記憶更新された二次元コードを電子メールで提供する電子メール提供手段を有するようにした。
【0036】
従って、本願請求項10記載のドアホン装置によれば、二次元コードが記憶更新されると、この二次元コードに該当する訪問者に対して、前記記憶更新された二次元コードを電子メールで提供するようにしたので、例えば二次元コードの新規登録又は変更登録等の記憶更新があったとしても、訪問者に対して記憶更新された二次元コードを提供する作業を簡易化することができる。
【0037】
本願請求項11記載のドアホン装置は、本願請求項9又は10記載の構成において、前記モニタ室内機が、前記記憶手段に二次元コードが記憶更新されると、前記二次元コードに該当する訪問者に対して、前記記憶更新された二次元コードをウェブで提供するウェブ提供手段を有するようにした。
【0038】
従って、本願請求項11記載のドアホン装置によれば、二次元コードが記憶更新されると、この二次元コードに該当する訪問者に対して、この記憶更新された二次元コードをウェブで提供するようにしたので、例えば二次元コードの新規登録又は変更登録等の記憶更新があって、しかも、特定多数の訪問者に対して同一内容の二次元コードを提供するような場合、各訪問者がパソコンや携帯電話機を使用してウェブ経由でモニタ室内機にアクセスし、記憶更新された二次元コードを各自ダウンロードさせることで、特定多数の訪問者に対する、記憶更新された二次元コードの提供作業を大幅に簡易化することができる。
【0039】
本願請求項12記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至11の何れかに記載の構成において、前記記憶手段が、前記二次元コード毎に同二次元コードの有効期限を示す有効期限情報を記憶管理し、前記モニタ室内機は、現在日時を計時する計時手段と、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記有効期限情報を前記記憶手段から読み出し、前記計時手段の計時結果に基づき、この読み出した有効期限情報が有効期限内であるか否かを判定する有効期限判定手段とを有し、前記制御手段は、前記有効期限判定手段にて前記有効期限情報が有効期限内であると判定されると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出すと共に、前記有効期限判定手段にて前記有効期限情報が有効期限内でないと判定されると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報の読み出し動作を禁止するようにした。
【0040】
従って、本願請求項12記載のドアホン装置によれば、二次元コード毎に同二次元コードの有効期限を示す有効期限情報を記憶管理しておき、二次元コードを検出すると、この二次元コードに対応した有効期限情報が有効期限内であるか否かを判定し、有効期限内であると判定されると、二次元コードに対応した個人識別音声情報を読み出すと共に、有効期限内でないと判定されると、二次元コードに対応した個人識別音声情報の読出出力を禁止するようにしたので、二次元コードの有効期限を定めることで、防犯システムの安全性を確保することができる。
【0041】
本願請求項13記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至12の何れかに記載の構成において、前記個人識別音声情報に使用する音楽情報をインターネット経由でダウンロードする音楽情報ダウンロード手段を有し、前記制御手段は、前記音楽情報ダウンロード手段にてダウンロードした前記音楽情報を、前記二次元コードと対応付けて、前記個人識別音声情報として前記記憶手段に記憶するようにした。
【0042】
従って、本願請求項13記載のドアホン装置によれば、インターネット経由で音楽情報をダウロードし、このダウンロードした音楽情報を二次元コードと対応付けて個人識別音声情報として記憶管理するようにしたので、個人識別音声情報としてバリエーションに富んだ音楽情報を簡単に取得することができる。
【0043】
本願請求項14記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至13の何れかに記載の構成において、前記記憶手段が、前記モニタ室内機に対して着脱可能な記憶媒体で構成するようにした。
【0044】
従って、本願請求項14記載のドアホン装置によれば、記憶手段をモニタ室内機に対して着脱可能な記憶媒体で構成するようにしたので、他の記憶媒体、あるいは他装置でのダウンロードデータも活用でき、さらに内蔵メモリ容量の制約を受けることがなくなる。
【0045】
本願請求項15記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至14の何れかに記載の構成において、前記記憶手段が、前記二次元コード毎に、ドアに配置した電気錠の解錠及び施錠を制御する電気錠情報とを記憶管理し、前記制御手段は、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記電気錠情報を前記記憶手段から読み出し、この電気錠情報に基づき、前記電気錠を制御するようにした。
【0046】
従って、本願請求項15記載のドアホン装置によれば、二次元コード毎に電気錠情報を記憶管理し、二次元コードを検出すると、この二次元コードに対応した電気錠情報を読み出し、この電気錠情報に基づき電気錠を制御するようにしたので、電気錠の解錠又は施錠操作を自動的に行うことができる。
【0047】
本願請求項16記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至14の何れかに記載の構成において、前記室外ドアホンが、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、この検出結果を報知出力する検出結果報知手段を有するようにした。
【0048】
従って、本願請求項16記載のドアホン装置によれば、室外ドアホン側に二次元コードが検知されると、その検出結果を報知出力するようにしたので、室外ドアホン側にいる訪問者は、その報知出力に基づき、二次元コードが正常に検出されたことを認識することができる。
【0049】
本願請求項17記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至16の何れかに記載の構成において、前記モニタ室内機が、前記撮像手段にて撮像した映像を録画する録画手段を有し、前記制御手段は、前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記撮像手段にて撮像した映像の録画を禁止すべく、前記録画手段を制御するようにした。
【0050】
従って、本願請求項17記載のドアホン装置によれば、二次元コードを検出すると、撮像手段にて二次元コードを撮像することになるが、この撮像した二次元コードの映像を録画しても無駄なことから、同映像の録画を禁止するようにしたので、録画容量の大幅節減を図ることができる。
【0051】
本願請求項18記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至17の何れかに記載の構成において、前記記憶手段が、前記二次元コードを識別する識別番号毎に、少なくとも前記個人識別音声情報と、前記二次元コードとを記憶管理するテーブルを有するようにした。
【0052】
従って、本願請求項18記載のドアホン装置によれば、二次元コードを識別する識別番号毎に、少なくとも個人識別音声情報及び二次元コードを記憶管理するテーブルを記憶手段に持たせるようにしたので、個人識別音声情報を識別番号毎に記憶管理することができる。
【0053】
本願請求項19記載のドアホン装置は、本願請求項8乃至19の何れかに記載の構成において、前記二次元コードをクイックレスポンスコードとした。
【0054】
従って、本願請求項19記載のドアホン装置によれば、クイックレスポンスコードを検出すると、このクイックレスポンスコードに対応した個人識別音声情報を読み出し、この個人識別音声情報を音声出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、モニタ表示を目視しなくても、訪問者を識別報知する、例えばテーマ音楽等の個人識別音声情報を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、クイックレスポンスコードを使用することで防犯効果に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0055】
本願請求項20記載のドアホン装置の訪問者報知方法は、訪問者を識別する二次元コードに対応付けて、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報をモニタ室内機内の記憶手段に記憶するステップと、前記二次元コードを記録した前記訪問者の記録媒体を室外ドアホン側で検知するステップと、前記室外ドアホンにて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体の撮像動作を開始するステップと、前記撮像した前記記録媒体の映像から前記二次元コードを検出するステップと、前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出すステップと、前記個人識別音声情報を読み出すと、この読み出した個人識別音声情報に基づき、前記訪問者の来訪を報知出力するステップとを有するようにした。
【0056】
従って、本願請求項20記載のドアホン装置の訪問者報知方法によれば、訪問者を識別する二次元コードに対応付けて個人識別音声情報を記憶しておき、室外ドアホンにて訪問者の記録媒体を検知すると、この記録媒体の撮像動作を開始し、この撮像した記録媒体の映像から訪問者の二次元コードを検出し、この二次元コードに対応した個人識別音声情報を読み出し、この読み出した個人識別音声情報に基づく、前記訪問者の訪問を報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、モニタ表示を目視しなくても、個人識別音声情報を受聴することで、訪問者を認識することができ、しかも、二次元コードを使用することで、より一層の防犯効果の向上を取得することができる。
【0057】
以下、図面に基づいて本発明のドアホン装置における実施の形態を示すテレビドアホン装置について説明する。図1は本実施の形態を示すテレビドアホン装置全体の概略構成を示すブロック図である。
【0058】
図1に示すテレビドアホン装置1は、玄関ドア外側に配置されたテレビドアホン子機(以下、単に子機と称する)2と、室内3Aに配置されたテレビドアホン親機(以下、単に親機と称する)3と、玄関ドアを施解錠する電気錠4とを有している。
【0059】
子機2は、訪問者の記録媒体、例えば携帯電話機100を静電的に検知する近接センサ11と、訪問者の来訪を室内3Aの親機3に通知するための呼出ボタン12と、被写体の撮像動作を開始するCCDカメラ13とを備えている。尚、近接センサ11は、例えば静電容量型近接センサに相当し、CCDカメラ13の近傍に携帯電話機100の表示部100Aがかざされたことを検知するセンサである。
【0060】
親機3は、子機2の呼出ボタン12のボタン操作を検出すると、訪問者の来訪を報知すべく、呼出音を音声出力するスピーカ51と、呼出ボタン12のボタン操作に伴うCCDカメラ13からの訪問者の映像を画面表示するモニタ表示部52とを有している。
【0061】
また、親機3は、後述するが、子機2の呼出ボタン12のボタン操作を検出しなくても、近接センサ11にて訪問者の携帯電話機100を検知すると、訪問者の来訪を報知すべく、訪問者に対応した、例えばテーマ音楽等の音楽情報を音声出力するものである。
【0062】
親機3は、子機2と接続する接続ライン5、電気錠4と接続する接続ライン10及び、パソコン(以下、単にPCと称する)6と接続するPCケーブル7の接続インタフェースを司る外部インタフェース(後述する)と、インターネット8上のADSL回線8AのADSLルータ8Bと接続するLAN回線9の接続インタフェースを司るネットワーク接続インタフェース(後述する)とを有している。
【0063】
PC6は、後述する訪問者を識別するクイックレスポンドコード(QRコード)等の各種情報を作成し、このQRコード等の各種情報を親機3に伝送するものである。また、親機3では、PC6にて作成した訪問者のQRコード等の各種情報を記憶管理するものである。
【0064】
また、親機3は、ネットワーク接続インタフェースを通じてインターネット8経由で、例えば訪問者の携帯電話機100に通信アクセスし、例えば電子メールで新規のQRコードを訪問者の携帯電話機100に提供するものである。
【0065】
訪問者の携帯電話機100は、親機3からのQRコードを取得すると、このQRコードを表示部100Aに表示可能にすべく、このQRコードを記憶保持するものである。
【0066】
図2は本実施の形態に関わる子機2内部の概略構成を示すブロック図である。
【0067】
図2に示す子機2は、近接センサ11、呼出ボタン12及び、レンズ部13Aを備えたCCDカメラ13と、室外に音声出力するスピーカ14と、室外の音声を収音するマイクロホン15と、スピーカ14にて音声出力する音声信号を増幅する音源アンプ16と、CCDカメラ13にて撮像した映像信号に画像処理を施す画像処理部17と、マイクロホン15及びスピーカ14に関わる音声信号及び、CCDカメラ13にて撮像した映像信号等を重畳する信号重畳部18と、親機3との接続インタフェースを司る親子間インタフェース19と、青色LED20Aと、赤色LED20Bと、これら青色LED20A及び赤色LED20Bを駆動制御するLEDドライバ20と、子機2全体を制御する子機側制御部21と、近接センサ11、呼出ボタン12、音源アンプ16、画像処理部17、親子間インタフェース19、LEDドライバ20及び子機側制御部21間相互にデータ通信を行う子機側データバス22とを有している。
【0068】
CCDカメラ13は、呼出ボタン12のボタン操作を検出すると、被写体、例えば訪問者の撮像動作を開始すると共に、呼出ボタン12のボタン操作を検出しなくても、近接センサ11にて訪問者の携帯電話機100を検知すると、この携帯電話機100の表示したQRコードを撮像すべく、QRコード撮像用設定内容に設定変更し、QRコードの撮像動作を開始するものである。尚、訪問者は、携帯電話機100の表示部100Aに表示したQRコードをCCDカメラ13のレンズ部13Aにかざすものとする。
【0069】
信号重畳部18は、映像信号と音声信号とを重畳し、これら重畳された映像信号及び音声信号を、接続ライン5を通じて親機3に伝送すると共に、親機3からの音声信号を、接続ライン5を通じて音源アンプ16に供給するものである。
【0070】
画像処理部17は、CCDカメラ13にて撮像した映像信号に画像処理を施す、例えばQRコードの映像信号の場合、画像キャプチャリング処理やQRコード事前認識処理等を実行するものである。
【0071】
尚、画像キャプチャリング処理は、CCDカメラ13にて撮像した映像信号からQRコードの認識に必要な画像領域を抽出する処理である。また、QRコード事前認識処理は、画像キャプチャリング処理にて抽出した画像に対して、サイズ補正、コントラスト補正、角度補正、歪補正及び色補正等の補正処理を施すことで、QRコードを正常に認識するための事前処理である。
【0072】
図3は本実施の形態に関わる親機3内部の概略構成を示すブロック図である。
【0073】
図3に示す親機3は、スピーカ51及びモニタ表示部52の他に、ADSLルータ8Bと接続するLAN回線9との通信インタフェースを司るネットワーク接続インタフェース53と、子機2と接続する接続ライン5、電気錠4と接続する接続ライン10及び、PC6と接続するPCケーブル7の接続インタフェースを司る外部インタフェース54と、子機2側の近接センサ11の検知状況を監視する近接センサ監視部55と、子機2側のCCDカメラ13にて撮像した映像信号を一時記憶するカメラ画像処理メモリ56と、モニタ表示部52を制御するモニタ表示制御部57と、親機3に対してSDカード58AやUSBメモリ58B等の記憶媒体58を着脱可能とし、この記憶媒体58を記憶制御する記憶媒体制御部59と、カメラ画像処理メモリ56に一時記憶したQRコードの映像信号に対してQRコード認識処理を実行するQRコード認識処理部60と、カメラ画像処理メモリ56に一時記憶した映像信号を録画する録画メモリ61と、音楽情報を記憶する音楽情報メモリ62と、この音楽情報メモリ62にて記憶した音楽情報をスピーカ51に増幅出力する音源アンプ63と、外部インタフェース54を制御する外部インタフェース制御部64と、ネットワーク接続インタフェース53を通じてWeb通信を実行するWebサーバ部65と、インターネット通信プロトコルのTCP/IP(IPv4/IPv6)、HTTP/STMP/POP等のIP処理を実行するIPプロトコル処理部66と、ネットワーク接続インタフェース53を通じて電子メール通信を実行する電子メール制御部67と、後述するQRコードを含むコード認識情報等の各種情報を記憶管理するQR管理情報テーブル68と、カメラ画像処理メモリ56、録画メモリ61、音楽情報メモリ62及びQR管理情報テーブル68を制御するメモリ制御部69と、この親機3全体を制御するシステム制御部70と、親機3内のデータ伝送路である親機側データバス71とを有している。尚、音楽情報メモリ62に記憶する音楽情報は、例えばMP3等の音楽データに相当するものである。
【0074】
図4は本実施の形態に関わるQR管理情報テーブル68のテーブル内容を示す説明図である。
【0075】
図4に示すQR管理情報テーブル68は、QRコードを識別するQR識別番号81毎に、訪問者を識別するQRコードを含むコード認識情報82と、例えば訪問者の氏名を示す名称情報83と、QRコードの有効期限を示す有効期限情報84と、訪問者の音楽情報を記憶する音声情報メモリ62のアドレス番号を示す音楽情報番号85とを記憶管理している。
【0076】
コード認識情報82は、このQRコードを付与する訪問者の電話発信番号91と、メール送信アドレス92と、QR識別番号93と、例えば訪問者の名称を示す属性情報94と、電気錠4を自動的に解錠するか否かを示す電気錠解錠情報95と、QRコード96とを有している。
【0077】
例えば“お父さん”の場合、図4に示すように、QR識別番号81は“0001”、名称情報83は“お父さん”、有効期限情報84は“なし”、音楽情報番号85は“AA”、コード認識情報82内の電話発信番号91は“お父さん”の携帯電話機100の電話番号“090×××○○○”、メール送信アドレス92は“お父さん”の携帯電話機100のメールアドレス“×××@AAA”、QR識別番号93は“0001”、属性情報94は“お父さん”、電気錠解錠情報95は“Yes”、お父さんのQRコード96が記憶管理されているものである。
【0078】
また、“友人1”の場合、QR識別番号81は“0006”、名称情報83は“友人1”、有効期限情報84は“2004.8.15〜8.20”、音楽情報番号85は“DD”、コード認識情報82内の電話発信番号91は“友人1”の携帯電話機100の電話番号“090○○○○○○”、メール送信アドレス92は“友人1”の携帯電話機100のメールアドレス“BBB@DDD”、QR識別番号93は“0006”、属性情報94は“友人1”、電気錠解錠情報95は“No”、友人1のQRコード96が記憶管理されているものである。
【0079】
図1に示すPC6は、QRコード登録アプリケーションを使用して、QRコードを提供する訪問者の電話発信番号91、メール送信アドレス92、QR識別番号93、属性情報94及び電気錠解錠情報95を入力し、これら電話発信番号91、メール送信アドレス92、QR識別番号93、属性情報94及び電気錠解錠情報95に基づきQRコード96を生成し、このQRコード96を含むコード認識情報82を生成するものである。
【0080】
PC6は、QRコード96を含むコード認識情報82を生成すると、QRコード96の有効期限を指定することで有効期限情報84を生成すると共に、QRコード96に対応した所望の音楽情報をインターネット8経由で取得し、これらコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を親機3に伝送するものである。
【0081】
親機3では、PC6からのコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を受信すると、コード認識情報82内のQR識別番号93に基づき同QR管理情報テーブル68内のQR識別番号81に対応付けて、同コード認識情報82及び有効期限情報84を記憶すると共に、PC6からの音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶し、このアドレス番号を音楽情報番号85としてQR管理情報テーブル68に記憶するものである。また、親機3では、同QR識別番号に対応付けて、コード認識情報82内の属性情報94に基づき名称情報82をQR管理情報テーブル68に記憶管理するものである。
【0082】
親機3は、子機2側のCCDカメラ13にて撮像した訪問者の映像は録画メモリ61に録画するが、撮像した映像がQRコードの場合は同QRコードの映像の録画メモリ61への録画を禁止するものである。
【0083】
尚、請求項記載のドアホン装置はテレビドアホン装置1、室外ドアホンは子機2、モニタ室内機は親機3、記録媒体は携帯電話機100、記録媒体検知手段は近接センサ11、訪問者報知手段はスピーカ51やモニタ表示部52、記憶手段は音楽情報メモリ62及びQR管理情報テーブル68、訪問者識別情報検出手段及び二次元コード検出手段はCCDカメラ13及びQRコード認識処理部60、制御手段、計時手段及び有効期限判定手段はシステム制御部70、電子メール提供手段は電子メール制御部67、ウェブ提供手段はWebサーバ部65、撮像手段はCCDカメラ13、二次元コード入力手段は外部インタフェース54、音楽情報ダウンロード手段はWebサーバ部65及びPC6、検出結果報知手段は子機側制御部21、青色LED20A及び赤色LED20B、録画手段は録画メモリ61及びメモリ制御部69、訪問者識別情報はQRコード、個人識別報知情報(個人識別音声情報)は音楽情報、電気錠情報は電気錠解錠情報に相当するものである。
【0084】
次に本実施の形態を示すテレビドアホン装置1の動作について説明する。図5は本実施の形態に関わる訪問者QRコード生成処理に関わるPC6の処理動作を示すフロー図である。
【0085】
図5に示す訪問者QRコード生成処理とは、PC6にて訪問者識別用のQRコードを含むコード認識情報等の情報を作成し、QRコードを含むコード認識情報等の情報を親機3に伝送する処理である。
【0086】
図5においてPC6は、訪問者識別用のQRコードを作成するためのQRコード登録アプリケーションを起動すると(ステップS11)、QRコード付与相手になる訪問者の電話発信番号91、メール送信アドレス92、QR識別番号93、属性情報94及び電気錠解錠情報95等の情報を入力するための訪問者QRコード入力欄を画面表示する(ステップS12)。
【0087】
PC6は、訪問者QRコード入力欄に対する訪問者の情報入力が完了したか否かを判定する(ステップS13)。PC6は、訪問者QRコード入力欄に対する訪問者の情報入力が完了したのであれば、これら入力情報に基づき、QR識別番号を含むコード認識情報82を生成する(ステップS14)。
【0088】
PC6は、コード認識情報82に基づきQRコード96を生成し(ステップS15)、QRコード96の有効期限情報84の指定操作を検出したか否かを判定する(ステップS16)。尚、有効期限情報84の指定操作とは、QRコード96の有効期限、例えば2004年11月3日の午前9時30分から2004年11月4日の午後9時30分までといった具合に期間設定や有効期限なしを指定するものである。
【0089】
PC6は、有効期限情報84の指定操作を検出したと判定されると、その指定操作に基づきQRコード96の有効期限情報84を生成し(ステップS17)、このQRコードに対応したユーザ(訪問者)の音楽情報の指定操作を検出したか否かを判定する(ステップS18)。尚、音楽情報の指定操作とは、例えば所望の音楽情報を他のサイトからダウンロードする操作に相当するものである。
【0090】
PC6は、音楽情報の指定操作を検出したのであれば、他のサイトからの音楽情報のダウンロード動作を開始し(ステップS19)、音楽情報のダウンロード取得が完了したか否かを判定する(ステップS20)。
【0091】
PC6は、QRコード96を含むコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を親機3に伝送することで(ステップS21)、この処理動作を終了する。
【0092】
図5に示す訪問者QRコード生成処理によれば、PC6の設定操作でQRコード96を含むコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を作成し、このコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を親機3に伝送するようにしたので、親機3のユーザは、PC6を使用した簡単な操作で新規訪問者のQRコード96を含むコード認識情報82、有効期限情報84や音楽情報を変更することができる。
【0093】
訪問者QRコード生成処理によれば、QRコードを提供する訪問者の電話発信番号91、メール送信アドレス92、QR識別番号93、属性情報94及び電気錠解錠情報95等の入力情報に基づきQRコード96を生成するようにしたので、同入力情報を変えることで訪問者毎に異なる様々なQRコードを簡単に作成することができる。
【0094】
図6は本実施の形態の親機側QRコード登録処理に関わる親機3内のシステム制御部70の処理動作を示すフロー図である。
【0095】
図6に示す親機側QRコード登録処理とは、PC6からQRコード96を含むコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を受信すると、これらコード認識情報82及び有効期限情報84をQR管理情報テーブル68に記憶すると共に、音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶する処理である。
【0096】
図6に示す親機3のシステム制御部70は、外部インタフェース54を通じてPC6からQRコード96を含むコード識別情報82、有効期限情報84及び音楽情報を受信したか否かを判定する(ステップS31)。
【0097】
システム制御部70は、PC6からのコード識別情報82、有効期限情報84及び音楽情報を受信したと判定されると、メモリ制御部69を通じて、コード認識情報82内のQR識別番号93の同QR識別番号81に対応付けて、同コード認識情報82及び有効期限情報84をQR管理情報テーブル68に記憶する(ステップS32)。尚、コード認識情報82内の属性情報94を名称情報83とし、QR識別番号81に対応付けてQR管理情報テーブル68に記憶管理するものである。
【0098】
さらに、システム制御部70は、メモリ制御部69を通じて、PC6からの音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶する(ステップS33)。
【0099】
システム制御部70は、音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶すると、この音楽情報メモリ62のアドレス番号を音楽情報番号85としてQR識別番号81に対応付けてQR管理情報テーブル68に記憶する(ステップS34)。その結果、QR管理情報テーブル68には、名称情報83、有効期限情報84、音楽情報番号85及びコード認識情報82が記憶管理されたことになる。
【0100】
システム制御部70は、これら名称情報83、有効期限情報84、音楽情報番号85及びコード認識情報82がQR管理情報テーブル68に記憶管理されると、このQR管理情報テーブル68からQR識別番号81に対応したコード認識情報82内のメール送信アドレス92及びQRコード96を読み出し、電子メール制御部67を通じて、メール送信アドレス92に基づき電子メールの添付ファイルで同QRコード96を配信し(ステップS35)、この処理動作を終了する。尚、親機3は、訪問者の携帯電話機100に対して同訪問者のQRコードを電子メールで提供することができる。
【0101】
図6に示す親機側QRコード登録処理によれば、PC6からQRコード96を含むコード認識情報82、有効期限情報84及び音楽情報を受信すると、コード認識情報82及び有効期限情報84をQR管理情報テーブル68に記憶すると共に、音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶し、この音楽情報メモリ62のアドレス番号を音楽情報番号85としてQR管理情報テーブル68に記憶するようにしたので、新規の訪問者のQRコードや音楽情報を新規登録又は変更登録することができる。
【0102】
また、図6に示す親機側QRコード登録処理においては、ステップS35にて電子メールの添付ファイルでQRコード付与相手の携帯電話機100に新規のQRコードを個別配信するようにしたが、例えば団地の集会場のように、例えば団地住人等の特定多数の相手(訪問者)の来訪を報知すべく、同一内容のQRコードを付与するような場合、各訪問者は、自分の携帯電話機100を利用して親機3のWebサーバ部65にアクセスし、このWebサーバ部65から同QRコードを各自ダウンロードするようにしても良いことは言うまでもなく、この場合、特定多数の訪問者に対するQRコードの提供作業を大幅に簡易化することができる。
【0103】
図7は本実施の形態の子機側訪問者QRコード検出処理に関わる子機2内部の子機側制御部21の処理動作を示すフロー図である。
【0104】
図7に示す子機側訪問者QRコード検出処理とは、近接センサ11にて訪問者の携帯電話機100を検知すると、この訪問者の携帯電話機100の表示部100Aに表示されたQRコードをCCDカメラ13にて撮像し、この撮像したQRコードの映像を親機3側に伝送する処理である。
【0105】
図7において子機側制御部21は、近接センサ11がONしたか否かを判定する(ステップS41)。尚、近接センサ11は、訪問者が携帯電話機100をCCDカメラ13のレンズ部13Aにかざすと、この携帯電話機100を静電的に検知してON作動するものである。
【0106】
子機側制御部21は、近接センサ11がON作動したのであれば、訪問者の携帯電話機100を検知したものと判断し、訪問者の携帯電話機100の表示部100Aに表示したQRコードを撮像すべく、CCDカメラ13に対して画像処理部17で画像キャプチャリング処理を実行する(ステップS42)。
【0107】
子機側制御部21は、画像処理部17で画像キャプチャリング処理を実行した後、CCDカメラ13に対してQRコード事前認識処理を実行する(ステップS43)。
【0108】
子機側制御部21は、画像処理部17でQRコード事前認識処理を実行した後、CCDカメラ13にて訪問者の携帯電話機100の表示画面からQRコードの撮像動作を開始する(ステップS44)。尚、訪問者は、子機2側のCCDカメラ13のレンズ部13Aに、自分の携帯電話機100の表示部100Aに表示中のQRコードをかざすものとする。
【0109】
子機側制御部21は、CCDカメラ13にて撮像したQRコードの映像に対してQRコード認識処理を実行する(ステップS45)。尚、QRコード認識処理とは、携帯電話機100の表示画面上から撮像したQRコードがQRコードとして正常認識することができるか否かを判定するための処理である。
【0110】
子機側制御部21は、QRコード認識処理にてQRコードが認識OKであるか否かを判定する(ステップS46)。
【0111】
子機側制御部21は、QRコードが認識OKであると判定されると、青色LED20Aを点灯表示し(ステップS47)、この認識OKとされたQRコードの映像を親機3に伝送することで(ステップS48)、この処理動作を終了する。尚、訪問者は、青色LED20Aの点灯表示で携帯電話機100の表示画面上のQRコードが正常に撮像されたこと、すなわち認識OKを認識することができる。
【0112】
また、子機側制御部21は、ステップS46にてQRコードが認識OKでないと判定されると、QRコードの認識がNGであると判断し(ステップS49)、赤色LED20Bを点灯表示し(ステップS50)、再度、QRコードの撮像動作を実行すべく、ステップS41に移行する。尚、訪問者は、赤色LED20Bの点灯表示で携帯電話機100の表示画面上のQRコードが正常に撮像されなかったこと、すなわち認識NGを認識することができる。
【0113】
図7に示す子機側訪問者QRコード検出処理によれば、近接センサ11にて訪問者の携帯電話機100を検知すると、CCDカメラ13にて訪問者の携帯電話機100の表示部100Aに表示中のQRコードの撮像動作を開始し、この撮像したQRコードがQRコードとして正常認識されると、このQRコードの映像を親機3に伝送するようにしたので、CCDカメラ13にて訪問者の携帯電話機100の表示部100AからQRコードを自動的に検出することができる。
【0114】
また、子機側訪問者QRコード検出処理によれば、CCDカメラ13にて撮像したQRコードの映像が認識OKであると判定されると、青色LED20Aを点灯表示するようにしたので、訪問者は、QRコードが正常に認識されたことを認識することができる。尚、青色LED20Aの点灯表示でQRコードの認識OKを訪問者に通知するようにしたが、アラーム音等の音声で通知するようにしても良い。
【0115】
また、子機側訪問者QRコード検出処理によれば、CCDカメラ13にて撮像したQRコードの映像が認識NGであると判定されると、赤色LED20Bを点灯表示するようにしたので、訪問者はQRコードが正常に認識されなかったことを認識することができる。尚、赤色LED20Bの点灯表示でQRコードの認識NGを訪問者に通知するようにしたが、アラーム音等の音声で通知するようにしても良い。
【0116】
図8は本実施の形態の親機側訪問者報知処理に関わる親機3内部のシステム制御部70の処理動作を示すフロー図である。
【0117】
図8に示す親機側訪問者報知処理とは、子機2のCCDカメラ13にて撮像した訪問者のQRコードの映像を受信すると、このQRコードに対応するQRコードがQR管理情報テーブル68内にあるか否かを判定し、同QRコードがあると判定されると、QRコードに対応する音楽情報を音楽情報メモリ62から読み出し、この音楽情報をスピーカ51から音声出力する処理である。
【0118】
図8においてシステム制御部70は、外部インタフェース54を通じて子機2から訪問者のQRコードの映像を受信したか否かを判定する(ステップS61)。尚、システム制御部70は、子機2から受信した映像をカメラ画像処理メモリ56に一時記憶し、QRコード認識処理部60を通じてカメラ画像処理メモリ56上で映像からQRコードを認識するものである。
【0119】
システム制御部70は、ステップS61にてQRコードの映像を受信したのであれば、メモリ制御部69を通じて、同QRコードに対応したQR識別番号81がQR管理情報テーブル68内にあるか否かを判定する(ステップS62)。
【0120】
システム制御部70は、メモリ制御部69を通じて、QRコードに対応したQR識別番号81があると判定されると、このQR識別番号81をQR管理情報テーブル68から読み出し(ステップS63)、QR識別番号81に対応した有効期限情報84がQR管理情報テーブル68内にあるか否かを判定する(ステップS64)。
【0121】
システム制御部70は、メモリ制御部69を通じて、QR識別番号81に対応した有効期限情報84があると判定されると、現在日時が有効期限内であるか否かを判定する(ステップS65)。尚、有効期限情報84が“なし”と設定されている場合、有効期限は無期限であると判断するものである。
【0122】
システム制御部70は、現在日時が有効期限内であると判定されると、このQRコードが有効であるものと判断し、QR識別番号81に対応した音楽情報番号85をQR管理情報テーブル68から読み出し(ステップS66)、この音楽情報番号85に対応した音楽情報を音楽情報メモリ62から読み出す(ステップS67)。
【0123】
システム制御部70は、音楽情報メモリ62から音楽情報を読み出すと、この音楽情報にデコード処理を施し(ステップS68)、音源アンプ63を通じて音楽再生動作を開始する(ステップS69)。尚、この際、スピーカ51からは訪問者のテーマ音楽が音声出力されることになるため、親機3のユーザは、このテーマ音楽を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0124】
さらに、システム制御部70は、この再生動作を終了したか否かを判定する(ステップS70)。システム制御部70は、この再生動作が終了したのであれば、QR管理情報テーブル68内のQR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“Yes”であるか否かを判定する(ステップS71)。
【0125】
システム制御部70は、電気錠解錠情報95が“Yes”であると判定されると、外部インタフェース54を通じて電気錠4に対して電気錠解錠を指示するコマンドを伝送することで(ステップS72)、この処理動作を終了する。尚、電気錠4は、電気錠解錠指示コマンドを検出すると、解錠動作を実行するものである。つまり、親機3のユーザは、訪問者に応対しなくても、自動的に電気錠4を解錠することができるものである。
【0126】
また、システム制御部70は、ステップS61にてQRコードを受信したのでなければ、この処理動作を終了する。
【0127】
システム制御部70は、ステップS62にてQRコードに対応したQR識別番号81がQR管理情報テーブル68内にないと判定されると、又はステップS65にて現在日時が有効期限内でないと判定されると、外部インタフェース54を通じて、子機2に対して赤色LED20Bを点滅させる点滅コマンドを指示し(ステップS73)、この処理動作を終了する。尚、子機2は、親機3からの点滅コマンドを検出すると、赤色LED20Bを点滅表示させる。従って、訪問者は、子機2の赤色LED20Bの点滅表示で、携帯電話機100に画面表示中のQRコードが無効であることを認識することができる。
【0128】
また、システム制御部70は、ステップS71にてQR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“Yes”でない、すなわち“No”であると判定されると、電気錠4の施錠を維持したまま、この処理動作を終了する。
【0129】
図8に示す親機側訪問者報知処理によれば、子機2から訪問者のQRコードを受信すると、このQRコードに対応したQR識別番号81がQR管理情報テーブル68内にあるか否かを判定し、QR識別番号81があると判定されると、このQR識別番号81に対応した音楽情報番号85を読み出し、この音楽情報番号85に対応した音楽情報を音楽情報メモリ62から読み出し、この音楽情報を音声出力するようにしたので、親機3のユーザは、訪問者に応対しなくても、音声出力中の音楽情報を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0130】
また、親機側訪問者報知処理によれば、訪問者のQRコードに対応したQR識別番号81がQR管理情報テーブル68内にあったとしても、QRコードの有効期限が切れている場合、同QRコードが無効と判断し、子機2側の赤色LED20Bを点滅表示するようにしたので、訪問者は、子機2の赤色LED20Bの点滅表示を目視することで、QRコードが無効であることを認識することができる。
【0131】
この親機側訪問者報知処理によれば、訪問者のQRコードに対応したQR識別番号81がQR管理情報テーブル68内にないと判定されると、同QRコードが無効と判断し、子機2側の赤色LED20Bを点滅表示するようにしたので、訪問者は、子機2の赤色LED20Bの点滅表示を目視することで、QRコードが無効であることを認識することができる。
【0132】
この親機側訪問者報知処理によれば、訪問者のQRコードに対応したQR識別番号81に関わる音楽情報がスピーカ51から音声出力され、QR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“OK”であると判定されると、電気錠4を自動的に解錠するようにしたので、親機3のユーザは、訪問者に応対しなくても、特定の操作を行わずに、電気錠4を自動的に解錠することができる。例えば訪問者が家族(例えば“お父さん”)の場合は自動的に解錠しても良い場合が多いため、このような場合には電気錠解錠情報95を“Yes”に設定しておくと良い。
【0133】
また、親機側訪問者報知処理によれば、訪問者のQRコードに対応したQR識別番号81に関わる音楽情報がスピーカ51から音声出力されたとしても、QR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“No”であると判定されると、電気錠4の施錠を維持するようにしたので、親機2のユーザには、安易に電気錠4を解錠するような事態を確実に防止することができる。例えば訪問者が家族ではなく、QRコードを予め付与した友人(例えば“友人1”)や宅配人の場合は勝手に電気錠4を解錠して宅内に入れるのも困るため、この様な場合には電気錠解錠情報95を“No”に設定しておくと良い。
【0134】
親機側訪問者報知処理によれば、電気錠解錠情報95が“Yes”であったとしても、QRコードの有効期限が切れている場合には、電気錠4の解錠を禁止するようにしたので、安全性の確保を図ることができる。
【0135】
本実施の形態によれば、訪問者を識別するQRコードのQR識別番号81毎に訪問者を音声識別する、例えばテーマ音楽や訪問者個人の音声等の音楽情報を記憶しておき、訪問者が携帯電話機100に表示中のQRコードを子機2側のCCDカメラ13にかざすと、子機2の近接センサ11にて携帯電話機100を検知し、CCDカメラ13の撮像動作を開始し、この撮像した映像から訪問者のQRコードを検出し、このQRコードのQR識別番号81に対応した音楽情報番号85を読み出し、この音楽情報番号85に対応した音楽情報を読み出し、この音楽情報をスピーカ出力するようにしたので、親機3のユーザは、モニタ表示の撮影映像を見なくても、例えばテーマ音楽や個人音声等の音楽情報を受聴することで、訪問者が誰であるかを認識することができ、さらには、QRコードを使用することで、利便性に優れたドアホン装置を提供することができる。
【0136】
本実施の形態によれば、PC6で訪問者に付与するQRコードを含むコード認識情報82、有効期限情報84及び電気錠解錠情報95を生成し、これらQRコードを含む情報をQR管理情報テーブル68に記憶するようにしたので、親機3のユーザは、PC6を使用して訪問者に対応したQRコードを順次作成し、この訪問者に対応したQRコード等の情報を登録更新することができる。
【0137】
本実施の形態によれば、PC6にて新規の訪問者に付与するQRコードを作成し、このQRコードを含む情報等がQR管理情報テーブル68に記憶更新されると、このQRコードに該当する訪問者の携帯電話機100に対して、更新されたQRコードを電子メールの添付ファイルで提供するようにしたので、QRコードの新規登録や変更登録等の記憶更新に際し、その作業を大幅に簡易化することができる。
【0138】
本実施の形態によれば、PC6にて新規の訪問者に付与するQRコードを作成し、このQRコードを含む情報等がQR管理情報テーブル68に記憶更新されると、この記憶更新されたQRコードに該当する訪問者に対してQRコードをWeb経由で提供するようにしたので、例えば特定多数の訪問者に対して同一内容のQRコードを提供するような場合、例えば各訪問者がパソコンや携帯電話機を使用してWeb経由で親機3のWebサーバ部65にアクセスし、この記憶更新されたQRコードを各自ダウンロードさせることで、特定多数の訪問者に対するQRコードの提供作業を大幅に簡易化することができる。
【0139】
本実施の形態によれば、訪問者の携帯電話機100に画面表示されるQRコードを検出するようにしたので、訪問者は、QRコードを携帯電話機100に登録しておき、この携帯電話機100の表示部100AにQRコードを表示させ、この携帯電話機100の表示部100Aに表示したQRコードを子機2のCCDカメラ13に近づけて検出させるだけ済むため、訪問者の操作負担を軽減することができる。
【0140】
本実施の形態によれば、QR識別番号81毎にQRコードの有効期限を示す有効期限情報84を記憶管理しておき、訪問者からのQRコードを受信すると、有効期限情報84に基づきQRコードが有効期限内であるか否かを判定し、有効期限内であると判定されると、QR識別番号81に対応した音楽情報を読み出し、この音楽情報をスピーカ出力すると共に、有効期限が切れていると判定されると、音楽情報の読み出し動作を禁止し、子機側2の赤色LED20Bを点滅表示するようにしたので、QRコードの有効期限を定めることで、防犯システムの安全性を確保することができる。
【0141】
本実施の形態によれば、音楽情報メモリ62に記憶管理する訪問者のQRコードに対応した音楽情報はインターネット8経由でダウンロードするようにしたので、バリエーションに富んだ音楽情報を簡単に取得することができる。
【0142】
本実施の形態によれば、QRコード識別番号81毎に電気錠解錠情報95を記憶管理しておき、訪問者からのQRコードを受信すると、このQRコードのQR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“Yes”であるか否かを判定し、電気錠解錠情報95が“Yes”であると判定されると、電気錠4を解錠するようにしたので、親機3のユーザは、訪問者に応対しなくても、電気錠4を自動的に解錠することができる。
【0143】
また、本実施の形態によれば、QR識別番号81に対応した電気錠解錠情報95が“No”であると判定されると、電気錠4の施錠を維持するようにしたので、親機3のユーザは、訪問者に応対しなくても、電気錠4の施錠を維持することで安全性を確保することができる。
【0144】
本実施の形態によれば、子機2側のQRコード認識動作が正常であると判定されると、青色LED20Aを点灯表示すると共に、子機2側のQRコード認識動作が正常でないと判定されると、赤色LED20Bを点灯表示するようにしたので、訪問者は、これら子機2の青色LED20A及び赤色LED20Bの点灯表示を目視することで、自分のQRコードが正常に検出されたか否かを認識することができる。
【0145】
本実施の形態によれば、呼出ボタン12のボタン操作を検出すると、子機2側のCCDカメラ13の撮像動作を開始し、このCCDカメラ13にて撮像した訪問者の映像を親機3側の録画メモリ61に録画するようにしたが、CCDカメラ13にてQRコードを撮像した場合、このQRコードの映像を録画しても無駄なことから、同映像の録画を禁止するようにしたので、録画メモリ61の録画容量を大幅に節減することができる。
【0146】
尚、上記実施の形態においては、QRコードに関わる音楽情報番号に対応付けて、音楽情報メモリ62に記憶する音楽情報を読み出し、この音楽情報を音声出力することで、訪問者が誰であるかを認識することができるようにしたが、音楽情報の代わりに、例えば訪問者の個人名称等のテキスト画像情報、例えば名称情報83をモニタ表示部52に画面表示するようにしても良く、この場合、親機3のユーザは、CCDカメラ13にて撮像した訪問者の映像ではなく、モニタ表示部52に表示中の個人名称を見ることで、訪問者が誰であるかを認識することができる。
【0147】
また、上記実施の形態においては、親機3の音楽情報メモリ62に記憶する音楽情報をPC6からダウンロードし、音楽情報番号85毎に音楽情報を音楽情報メモリ62に記憶するようにしたが、例えば他の機器で音楽情報を、持ち運びに便利なUSBメモリ58BやSDカード58A等の記憶媒体58に記憶しておき、この記憶媒体58を親機3に装着することで、この記憶媒体58に記憶した音楽情報のアドレス番号をQR管理情報テーブル68内の音楽情報番号85として記憶管理するようにしても良く、この場合、音楽情報のメモリ容量増大に対応することができる。
【0148】
また、親機3には、Webサーバ部65を備えているため、このWebサーバ部65を利用して他のサーバから所望の音楽情報をダウンロードし、この音楽情報を音楽情報メモリ62にQR識別番号81と対応付けて記憶するようにしても良い。
【0149】
また、上記実施の形態においては、訪問者のQRコードを作成すると、同QRコードを訪問者に電子メールの添付ファイルで配信するようにしたが、例えば宅配業者の訪問がある場合は、予め宅配業者からの訪問予定日の電話を受け付け、同宅配業者に対応したQRコードを作成し、このQRコードを宅配業者に電子メールで配信するようにすれば、より一層の防犯効果をあげることができる。
【0150】
また、上記実施の形態においては、QRコードを記録する記録媒体として訪問者の携帯電話機100を例にあげて説明したが、例えば携帯電話機100に限らず、QRコードを画面表示可能とするモバイル端末や、QRコードを印刷したカード等であっても良いことは言うまでもない。
【0151】
また、上記実施の形態においては、図7に示す子機側訪問者QRコード検出処理におけるステップS45のQRコード認識処理及びステップS46のQRコード認識OKであるか否かを判定する処理を子機2側で実行するようにしたが、例えば子機2側ではCCDカメラ13の映像に対するピント処理だけを実行して同映像をそのまま親機3に伝送し、親機3側でQRコード認識処理やQRコード認識OKであるか否かを判定する処理を実行させるようにしても良く、この場合には、親機3側でQRコード認識OKであると判定されると、子機2側に青色LED20Aを点灯させるコマンドを伝送し、親機3側でQRコード認識NGであると判定されると、子機2側に赤色LED20Bを点灯させるコマンドを伝送する構成とすれば、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0152】
本発明のドアホン装置は、訪問者を識別する訪問者識別情報毎に訪問者を識別報知するテーマ音楽等の個人識別報知情報を記憶しておき、室外ドアホンにて訪問者を検知すると、この訪問者の訪問者識別情報を検出し、この検出した訪問者識別情報に対応する個人識別報知情報を読み出し、この個人識別報知情報をモニタ室内機から報知出力するようにしたので、モニタ室内機のユーザは、個人識別報知情報の報知内容に基づき、モニタ表示を見なくても、訪問者が誰であるかを認識することができるため、防犯性に優れた集合住宅や宅内等のテレビドアホン装置に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0153】
【図1】本発明のドアホン装置に関わる実施の形態を示すテレビドアホン装置全体の概略構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態に関わる子機内部の概略構成を示すブロック図
【図3】本実施の形態に関わる親機内部の概略構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態に関わる親機内部のQR管理情報テーブルのテーブル内容の一例を示す説明図
【図5】本実施の形態に関わる訪問者QRコード生成処理に関わるPCの処理動作を示すフロー図
【図6】本実施の形態に関わる親機側QRコード登録処理に関わる親機内部のシステム制御部の処理動作を示すフロー図
【図7】本実施の形態に関わる子機側訪問者QRコード検出処理に関わる子機内部の子機側制御部の処理動作を示すフロー図
【図8】本実施の形態に関わる訪問者報知処理に関わる親機内部のシステム制御部の処理動作を示すフロー図
【符号の説明】
【0154】
1 テレビドアホン装置(ドアホン装置)
2 テレビドアホン子機(子機:室外ドアホン)
3 テレビドアホン親機(親機:モニタ室内機)
4 電気錠
6 パソコン(PC:音楽情報ダウンロード手段)
11 近接センサ(記録媒体検知手段)
13 CCDカメラ(訪問者識別情報検出手段、二次元コード検出手段及び撮像手段)
20A 青色LED(検出結果報知手段)
20B 赤色LED(検出結果報知手段)
21 子機側制御部(検出結果報知手段)
51 スピーカ(訪問者報知手段)
52 モニタ表示部(訪問者報知手段)
54 外部インタフェース(二次元コード入力手段)
60 QRコード認識処理部(訪問者識別情報検出手段及び二次元コード検出手段)
61 録画メモリ(録画手段)
62 音楽情報メモリ(記憶手段)
65 Webサーバ部(ウェブ提供手段及び音楽情報ダウンロード手段)
67 電子メール制御部(電子メール提供手段)
68 QR管理情報テーブル(記憶手段)
69 メモリ制御部(録画手段)
70 システム制御部(制御手段、有効期限判定手段及び計時手段)
100 携帯電話機(記録媒体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
訪問者を検知する室外ドアホンと、前記室外ドアホンにて前記訪問者を検知すると、前記訪問者の来訪を報知する訪問者報知手段を備えたモニタ室内機とを有するドアホン装置であって、
前記訪問者を識別する訪問者識別情報毎に個人識別報知情報を記憶管理する記憶手段と、
前記訪問者識別情報を記録した前記訪問者の記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、
前記記録媒体検知手段にて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体に記録された前記訪問者識別情報を検出する訪問者識別情報検出手段と、
前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別報知情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするドアホン装置。
【請求項2】
前記個人識別報知情報は、前記訪問者個人を音声識別する個人識別音声情報に相当し、
前記制御手段は、
前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別音声情報を音声出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御することを特徴とする請求項1記載のドアホン装置。
【請求項3】
前記個人識別報知情報は、前記訪問者個人を画像識別する個人識別表示情報に相当し、
前記制御手段は、
前記訪問者識別情報検出手段にて前記訪問者識別情報を検出すると、前記訪問者識別情報に対応した前記個人識別表示情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別表示情報を表示出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のドアホン装置。
【請求項4】
前記記憶手段に訪問者識別情報が記憶更新されると、前記訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、前記記憶更新された訪問者識別情報を電子メールで提供する電子メール提供手段を有することを特徴とする請求項1,2又は3記載のドアホン装置。
【請求項5】
前記記憶手段に訪問者識別情報が記憶更新されると、前記訪問者識別情報に該当する訪問者に対して、前記記憶更新された訪問者識別情報をウェブで提供するウェブ提供手段を有することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のドアホン装置。
【請求項6】
前記訪問者識別情報検出手段は、
前記訪問者の携帯端末機に画面表示される前記訪問者識別情報を検出することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のドアホン装置。
【請求項7】
前記訪問者識別情報は、前記訪問者を識別する二次元コードに相当し、
前記訪問者識別情報検出手段は、
前記二次元コードを記録した記録媒体から前記二次元コードを検出する二次元コード検出手段を有し、
前記制御手段は、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記個人識別報知情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別報知情報を報知出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御することを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のドアホン装置。
【請求項8】
訪問者を検知すると、撮像動作を開始する撮像手段を備えた室外ドアホンと、前記室外ドアホンにて前記訪問者を検知すると、前記訪問者の来訪を報知すると共に、前記撮像手段にて撮像した映像を表示する訪問者報知手段を備えたモニタ室内機とを有するドアホン装置であって、
前記室外ドアホンは、
前記訪問者を識別する二次元コードを記録した前記訪問者の記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、
前記記録媒体検知手段にて前記記録媒体を検知すると、前記撮像手段にて前記記録媒体の撮像動作を開始し、前記撮像手段にて撮像した前記記録媒体の映像から前記二次元コードを検出する二次元コード検出手段とを有し、
前記モニタ室内機は、
前記二次元コード毎に、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報を記憶管理する記憶手段と、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した個人識別音声情報を音声出力させるべく、前記訪問者報知手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするドアホン装置。
【請求項9】
前記モニタ室内機は、
前記訪問者を識別する新規の二次元コードを入力する二次元コード入力手段を有し、
前記制御手段は、
前記二次元コード入力手段による前記新規の二次元コードの入力を検出すると、前記新規の二次元コードを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項8記載のドアホン装置。
【請求項10】
前記モニタ室内機は、
前記記憶手段に二次元コードが記憶更新されると、前記二次元コードに該当する訪問者に対して、前記記憶更新された二次元コードを電子メールで提供する電子メール提供手段を有することを特徴とする請求項9記載のドアホン装置。
【請求項11】
前記モニタ室内機は、
前記記憶手段に二次元コードが記憶更新されると、前記二次元コードに該当する訪問者に対して、前記記憶更新された二次元コードをウェブで提供するウェブ提供手段を有することを特徴とする請求項9又は10記載のドアホン装置。
【請求項12】
前記記憶手段は、
前記二次元コード毎に同二次元コードの有効期限を示す有効期限情報を記憶管理し、
前記モニタ室内機は、
現在日時を計時する計時手段と、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記有効期限情報を前記記憶手段から読み出し、前記計時手段の計時結果に基づき、この読み出した有効期限情報が有効期限内であるか否かを判定する有効期限判定手段とを有し、
前記制御手段は、
前記有効期限判定手段にて前記有効期限情報が有効期限内であると判定されると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出すと共に、前記有効期限判定手段にて前記有効期限情報が有効期限内でないと判定されると、前記二次元コードに対応した前記個人識別音声情報の読み出し動作を禁止することを特徴とする請求項8,9,10又は11記載のドアホン装置。
【請求項13】
前記個人識別音声情報に使用する音楽情報をインターネット経由でダウンロードする音楽情報ダウンロード手段を有し、
前記制御手段は、
前記音楽情報ダウンロード手段にてダウンロードした前記音楽情報を、前記二次元コードと対応付けて、前記個人識別音声情報として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項8,9,10、11又は12記載のドアホン装置。
【請求項14】
前記記憶手段は、
前記モニタ室内機に対して着脱可能な記憶媒体で構成することを特徴とする請求項8,9,10,11,12又は13記載のドアホン装置。
【請求項15】
前記記憶手段は、
前記二次元コード毎に、ドアに配置した電気錠の解錠及び施錠を制御する電気錠情報とを記憶管理し、
前記制御手段は、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した前記電気錠情報を前記記憶手段から読み出し、この電気錠情報に基づき、前記電気錠を制御することを特徴とする請求項8,9、10、11、12,13又は14記載のドアホン装置。
【請求項16】
前記室外ドアホンは、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、この検出結果を報知出力する検出結果報知手段を有することを特徴とする請求項8,9,10,11,12,13,14又は15記載のドアホン装置。
【請求項17】
前記モニタ室内機は、
前記撮像手段にて撮像した映像を録画する録画手段を有し、
前記制御手段は、
前記二次元コード検出手段にて前記二次元コードを検出すると、前記撮像手段にて撮像した映像の録画を禁止すべく、前記録画手段を制御することを特徴とする請求項8,9,10,11,12,13,14,15又は16記載のドアホン装置。
【請求項18】
前記記憶手段は、
前記二次元コードを識別する識別番号毎に、少なくとも前記個人識別音声情報と、前記二次元コードとを記憶管理するテーブルを有することを特徴とする請求項8,9,10,11,12,13,14,15、16又は17記載のドアホン装置。
【請求項19】
前記二次元コードは、クイックレスポンスコードであることを特徴とする請求項8,9,10,11,12,13,14,15、16、17又は18記載のドアホン装置。
【請求項20】
訪問者を識別する二次元コードに対応付けて、前記訪問者を音声識別する個人識別音声情報をモニタ室内機内の記憶手段に記憶するステップと、
前記二次元コードを記録した前記訪問者の記録媒体を室外ドアホン側で検知するステップと、
前記室外ドアホンにて前記記録媒体を検知すると、前記記録媒体の撮像動作を開始するステップと、
前記撮像した前記記録媒体の映像から前記二次元コードを検出するステップと、
前記二次元コードを検出すると、前記二次元コードに対応した個人識別音声情報を前記記憶手段から読み出すステップと、
前記個人識別音声情報を読み出すと、この読み出した個人識別音声情報に基づき、前記訪問者の来訪を報知出力するステップとを有することを特徴とするドアホン装置の訪問者報知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−54591(P2006−54591A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−233592(P2004−233592)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】