説明

半導体装置

【課題】隣接するゲート電極間がショートすることを防止して、半導体装置の製造歩留まりを向上させる。
【解決手段】メモリセル領域に溝型ゲート電極構造のMOS型トランジスタ、周辺回路領域にはプレーナー型ゲート電極構造又は溝型ゲート電極構造のMOS型トランジスタが形成されるDRAMにおいて、ダミートランジスタ及び電界効果型トランジスタを第2の方向21に配列して、ダミートランジスタは第2の方向21に関して少なくとも一方の端に配置し、ダミートランジスタのゲート電極の埋設部36が電界効果トランジスタのゲート電極の埋設部36よりも第2方向21の幅が短い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の高集積化に伴い、半導体装置に使用される半導体素子の微細化が進展している。また、近年の半導体装置においては、素子分離領域として、半導体層の溝内に絶縁膜を充填して形成したSTI(Shallow Trench Isolation)が用いられることが多い。このSTIの微細化に伴い、STIの形成時に溝内にCVD法等で絶縁膜を充填するのが困難となる。このため、STIの形成方法として、ポリシラザン等の塗布により膜形成が形成可能なSOD(Spin On Dielectrics)膜と、CVD法で形成したシリコン酸化膜(SiO2)等の2層構造により溝内部を埋め込む方法が提案されている(特許文献1)。
【0003】
また、微細化に伴い、MOS型トランジスタとして、従来のプレーナー型のトランジスタに代えて、新しいタイプのトランジスタが用いられるようになってきている。このトランジスタとしては、短チャネル効果の防止効果の高い溝型ゲート電極やゲート電極用の溝の側面部分にチャネル層を設けたトランジスタが用いられている(特許文献2)。
【0004】
そこで、微細化に対応可能で、半導体チップ上にメモリセル領域とそれ以外の周辺回路領域とを備えたDRAM等の半導体装置としては、メモリセル領域内に、特許文献1のような2層構造のSTIの素子分離領域と、溝型ゲート電極構造のトランジスタを形成したものが考えられる。
【特許文献1】特開2002−203895号公報
【特許文献2】特開2007−158269号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、溝型ゲート電極構造のトランジスタを配置した半導体装置では、次に説明するような問題点の生じることを見出した。
以下の説明では半導体装置として、2層構造のSTIの素子分離領域を備えたメモリセルを有するDRAMを例にして説明を行う。
図1は、関連するDRAMのメモリセルの端部領域における素子分離領域の配置を模式的に示した平面図である。101はメモリセルを形成する活性領域(不純物拡散層領域)で、所定の規則に従い複数の活性領域が配列されている。各活性領域は半導体基板(図示せず)にSTIで形成した素子分離領域100を設けて区画することにより形成されている。101aはメモリセル領域の端部に配置された活性領域を示す。
【0006】
102はメモリセル領域と周辺回路領域の境界部分に設けられた活性領域で、メモリセル領域の基板電位(ウェル電位)を固定するため等に使用される。端部の活性領域101aと活性領域102の間に位置する素子分離領域をD1、メモリセル領域内部の各活性領域101の間の素子分離領域をD2で示す。また、端部メモリセルの活性領域101aと隣接する活性領域の間の素子分離領域も同様にD2で示す。
【0007】
図1のA−A’断面での、素子分離領域100の形成方法を図2、図3を用いて説明する。
図2に示すように、半導体基板200上に、シリコン窒化膜(Si34)105を用いて活性領域を覆うようにマスクパターンを形成し、エッチングを行うことで半導体基板200に溝104を形成する。この溝104内にはライナー膜106としてシリコン窒化膜を形成する。次に、ポリシラザン等のSOD領域107を充填した後に、高温の酸化性雰囲気中で熱処理を行い、緻密な膜へ転化(改質)する。
【0008】
この後に溝104内にSOD領域107を残存させるように一部のみをウェットエッチングで除去する。また、露出したライナー膜106も除去する。メモリセル端部に位置する素子分離領域D1では、メモリセル領域内の素子分離領域D2よりもSOD領域107の緻密な膜への転化が進行し易い。
【0009】
この理由は、素子分離領域D1の溝の開口幅が素子分離領域D2よりも広く、熱処理時のSOD領域への酸素供給が行われ易いためである。従って、SOD領域107の一部除去に際して、素子分離領域D1よりも素子分離領域D2でのSOD領域のエッチング速度が速く、メモリセル領域端部の素子分離領域D1のSOD領域107は、メモリセル領域内の素子分離領域D2よりも残存量(溝底部からの膜厚)が大きくなる。
【0010】
次に、図3に示したように、溝内のSOD領域107の上部に、CVD法で形成したシリコン酸化膜108等の絶縁膜を充填する。この後に、CMP法により、その表面を平坦化してマスク用のシリコン窒化膜105を除去する。さらにウェットエッチングを行ってシリコン酸化膜108を一部除去し、表面を平坦化して素子分離領域を完成させる。
【0011】
次に、メモリセル領域にワード線として機能する、MOS型トランジスタの溝型ゲート電極を形成する。図4にゲート電極用の溝110の配置を平面図で示す。溝110は端部の活性領域101aを含めてすべての活性領域101と完全に交差するように配置されている。
【0012】
この溝パターン形成状態でのA−A’部断面を図5に、B−B’部断面を図6、図7に示す。図5において、115は溝110をエッチングで形成する際のマスクとして用いるシリコン窒化膜で、溝110の位置に開口が設けられている。図6では、マスク用のシリコン窒化膜115で覆われていない部分に溝110が形成される。この溝の形成時に、半導体基板200がエッチングされると同時に、素子分離領域の絶縁膜もエッチングにより除去される。ただし、エッチング選択比の違いによって、半導体基板の方が多くエッチングされる。
【0013】
メモリセル領域端部の素子分離領域D1においては、エッチング開始前の状態でのシリコン酸化膜108の膜厚が薄くなる。このため、溝の形成時には、下層のSOD領域107が露出するまでエッチングが進行し、これに伴いライナー膜106も露出する。一方、メモリセル領域の素子分離領域D2では、シリコン酸化膜108の膜厚が厚くなる。このため、SOD領域107およびライナー膜106は露出しない。
【0014】
次に、図7に示したようにマスク用のシリコン窒化膜115をウェットエッチングにより除去する。この際、メモリセル領域端部の素子分離領域D1では、ライナー膜106として用いられているシリコン窒化膜が露出している。このため、ライナー膜106も除去され、凹部120が形成される。このライナー膜106のエッチングは素子分離領域と活性領域の境界部に沿って横方向にも進行する。このため、隣接する溝110の間にも凹部120が形成される。
【0015】
本発明者は、この状態でゲート絶縁膜を形成した後に、ゲート電極用の溝110内に多結晶シリコン等の導電膜を充填すると、ライナー膜106が除去されて形成された凹部120に沿って導電膜が残存して除去困難となることを見出した。このように、凹部120に沿って導電膜が残存すると、隣接するゲート電極間でショート(短絡)が発生する。図18はこの状態を表す上面図である。図18において凹部に残存した導電膜は121、122で表される。図18に示すように、2つの溝110の間には導電膜122が存在する。この溝110内には、後の工程で、導電材料が堆積されてゲート電極が形成される。このため、この2つの溝110内に形成されたゲート電極は、導電膜122によりショートすることとなる。従って、関連する方法によりメモリセル領域を備えた半導体装置を製造しようとすると、製造歩留まりが低下すると言う問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、1以上の上記課題を解決するか、又は上記課題を少なくとも部分的に改良する。
【0017】
一実施形態は、
素子領域と、
半導体部と、
前記素子領域において、第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域及び複数の突起状の第2の半導体領域が第2の方向に周期的に配列された半導体領域の配列であって、前記第1の半導体領域は第2の方向に関して前記半導体部との距離が最も短い半導体領域を構成する半導体領域の配列と、
前記半導体部と前記第1の半導体領域間に設けられた第1の素子分離領域と、
隣り合う前記第1と第2の半導体領域間及び隣り合う前記第2の半導体領域間に設けられた、前記第1の素子分離領域よりも第2の方向の幅が短い第2の素子分離領域と、
前記第1および第2の素子分離領域を構成する溝の内壁上に設けられたライナー膜と、
前記第1および第2の素子分離領域を構成する溝内の前記ライナー膜上に設けられたSOD領域と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と接触するように設けられたゲート絶縁膜と、
第2の半導体領域内の、第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、
を有し、
前記第2の半導体領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜及びソース/ドレイン領域は、電界効果型トランジスタを構成し、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置に関する。
【0018】
他の一実施形態は、
第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域及び複数の突起状の第2の半導体領域が、第2の方向に配列された半導体領域の配列であって、第1の半導体領域は第2の方向に関して少なくとも一方の端の半導体領域を構成する半導体領域の配列と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と接触するように設けられたゲート絶縁膜と、
前記第2の半導体領域内の、第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、
を有し、
前記第2の半導体領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜及びソース/ドレイン領域は、電界効果型トランジスタを構成し、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置に関する。
【0019】
他の一実施形態は、
第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域を有するダミートランジスタと、
前記第1の方向に延在する突起状の第2の半導体領域と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と、前記第2の半導体領域内の埋設部に接触するように設けられたゲート絶縁膜と、前記第2の半導体領域内の第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、を有する電界効果型トランジスタと、
を有し、
前記ダミートランジスタ及び電界効果型トランジスタは前記第2の方向に配列された配列を構成すると共に、前記ダミートランジスタは第2の方向に関して前記配列の少なくとも一方の端に配置されており、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置に関する。
【0020】
他の一実施形態は、
突起状の半導体領域と前記半導体領域内に埋め込まれた溝型のゲート電極とを有する、複数の電界効果型トランジスタを、第2の方向に周期的に配列した素子領域を有し、
前記電界効果型トランジスタのうち、第2の方向に関して端に位置する1又は2の第1の電界効果型トランジスタ内に埋め込まれた前記溝型のゲート電極の前記第2の方向の幅は、前記第1の電界効果型トランジスタ以外の第2の電界効果型トランジスタの半導体領域内に埋め込まれた前記溝型のゲート電極の第2の方向の幅よりも短いことを特徴とする半導体装置に関する。
【0021】
なお、「素子領域」とは、第1及び第2の半導体領域又は半導体領域が形成された一定の面積を占める領域のことを表す。
「半導体部」とは、素子領域と隣り合うように形成された、半導体から構成され一定の面積を占める領域のことを表す。
「第1の素子分離領域」及び「第2の素子分離領域」は、一定の面積を占める絶縁性の領域であれば良く、第1の素子分離領域と第2の素子分離領域、及び第2の素子分離領域同士は、その一部が連結されていても良い。
「第1及び第2の半導体領域の第1の方向に関して中間の部分」とは、第1及び第2の半導体領域の第1の方向に関して端部以外の部分を表す。
【0022】
また、第1及び第2の素子分離領域の第2の方向の幅が、それぞれ第1及び第2の素子分離領域の深さ方向(第1及び第2の方向に垂直な方向に相当する)に変化する場合の、図14の半導体装置のB−B’断面図を図19に示す。この場合、図19に示すように、高さA、B、C等の深さ方向123に関して何れの高さにおいても、第2の素子分離領域の第2の方向の幅が、第1の素子分離領域の第2の方向の幅よりも短いときに、「第2の素子分離領域は、第1の素子分離領域よりも第2の方向の幅が短い」とする。
【0023】
また、第1及び第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部が、それぞれ第1及び第2の半導体領域の深さ方向(第1及び第2の方向に垂直な方向に相当する)に変化する場合の、図14の半導体装置のB−B’断面図を図20に示す。図20に示すように、高さA、B、C等の深さ方向123に関して何れの高さにおいても、第1の半導体領域内の埋設部の第2の方向の幅が、第2の半導体領域内の埋設部の第2の方向の幅よりも短いときに、「第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短い」とする。
【0024】
上記各実施形態では、ゲート電極の埋設部を形成する際に、端部の半導体領域に隣接する素子分離領域において、内部のライナー膜が露出せず、ライナー膜の除去に起因した凹部が形成されない。従って、ゲート電極用の導電体が凹部に残存して、隣接するゲート電極間がショートすることを防止できる。
【発明の効果】
【0025】
半導体領域の配列において端部の半導体領域と、この半導体領域に隣接する素子分離領域の境界部分に凹部が残存し、この凹部内に形成された導電膜によって隣接するゲート電極間がショートすることを防止できる。この結果、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
メモリセルを備えた半導体装置として、DRAMを例にして本発明の説明を行う。なお、これらの実施例は、本発明のより一層の深い理解のために示される具体例であって、本発明は、これらの具体例に何ら限定されるものではない。
【0027】
図8は、DRAMのメモリセル領域の端部を含む領域(素子領域に相当する)、および周辺回路領域を模式的に示した平面図で、活性領域(不純物拡散層領域)のレイアウトを示している。1はメモリセルを形成する突起状の活性領域(第2の半導体領域に相当する。以下、単に「活性領域」と記載する場合がある)で第1の方向22に延在している。また、活性領域1は所定の規則に従って第2の方向21に周期的に配置されている。各活性領域1は半導体基板(図示せず)にSTIで形成した素子分離領域20を設けて区画することにより形成されている。1aはメモリセル領域の端部に配置された突起状の活性領域(第1の半導体領域に相当する。以下、単に「活性領域」と記載する場合がある)を示す。
【0028】
2はメモリセル領域と周辺回路領域の境界部分に設けられた活性領域(半導体部に相当する)で、メモリセル領域の基板電位(ウェル電位)を固定するため等に使用される。3は周辺回路領域に設けられた活性領域を示す。メモリセル領域端部の活性領域1aと、活性領域2の間に位置する第1の素子分離領域をD1(以下、単に「素子分離領域」と記載する場合がある)で表す。また、メモリセル領域内部の各活性領域1の間に位置する第2の素子分離領域をD2(以下、単に「素子分離領域」と記載する場合がある)で示す。また、メモリセル領域端部の活性領域1aと隣接する活性領域1の間の素子分離領域も同様にD2で示す。
【0029】
この半導体装置では、メモリセル領域に溝型ゲート電極構造のMOS型トランジスタ、周辺回路領域にはプレーナー型ゲート電極構造又は溝型ゲート電極構造のMOS型トランジスタが形成される。また、メモリセル領域端部の活性領域1aはダミーセルとなる。すなわち、DRAMの回路動作には寄与しないメモリセルとなる。具体的には、このダミーセル中のソース領域又はドレイン領域に接続したビット線をセンスアンプには接続せずに、接地状態とするか、或いは所定電位に固定することによって、活性領域1aをダミーセルとすることができる。
【0030】
フォトリソグラフィを用いてパターンを形成する際に、メモリセル領域の端部ではパターンが不連続になることに起因して、所望の形状のパターンを形成することが難しい。そこで、本実施例ではメモリセル領域の端部にダミーセルを設けることにより、隣接するメモリセル(回路動作に寄与するメモリセル)のパターンを所望の形状とすることができる。
【0031】
なお、ダミーセルは、メモリセル最外周の1個だけでなく、メモリセル領域の端部から2個以上を配置してもかまわない。メモリセル領域の端部から2個以上のダミーセルを配置する場合には、最端部に位置するダミーセルに対してのみ、以下に説明する本発明のゲート電極配置を適用すればよい。また、上記半導体領域の配列について、第2の方向の両方の端部に第1の半導体領域を設け、両方の端部をダミーセルとしても良い。
【0032】
メモリセル領域端部における素子分離領域D1の幅は、メモリセル領域内部の素子分離領域D2の幅よりも大きくなるように形成されている。この素子分離領域は、従来と同様の方法により形成されている。
【0033】
図8のA−A’部での断面を図9に示す。素子分離領域20aは、シリコンからなるP型の半導体基板200に形成した第2の溝の内部にライナー膜6としてシリコン窒化膜を設けた後、塗布絶縁膜としてSOD領域7を形成する。次に、SOD領域7の上部にシリコン酸化膜8を積層して充填することで2層構造となるように形成されている。このライナー膜6と半導体基板200の間には、シリコン酸化膜の薄膜を設けてもよい。
【0034】
同様に、素子分離領域20bは、第1の溝の内部にライナー膜6としてシリコン窒化膜を設けた後、塗布絶縁膜としてSOD領域7と、その上部にシリコン酸化膜8を2層に積層して充填することで形成されている。
【0035】
SOD領域7としてはポリシラザン等が使用できる。このSOD領域7は、塗布によって溝内部を充填した後、酸化性雰囲気で熱処理を行うことによって緻密な膜に転化(改質)している。
【0036】
シリコン酸化膜8はHDP(High Density Plasma)−CVD法等を用いて、溝内のSOD領域7の上部を充填するように形成されている。
【0037】
メモリセル領域端部の素子分離領域D1は、メモリセル領域内部の素子分離領域D2よりも幅が広くなっている。このため、STI上層のシリコン酸化膜8の膜厚は、D1の方がD2よりも薄く形成されている。
【0038】
図10にメモリセル領域に形成する溝型ゲート電極のパターンを示す。溝10の部分をエッチングで除去することにより、ゲート電極用の溝パターンを設ける。1つの活性領域1、1aに対して2本の平行に配置された溝10が設けられる。
【0039】
本実施例では、ゲート電極用の溝10はメモリセル領域端部の活性領域とは完全には交差せず、図10に示したように溝10の終端C1が、メモリセル領域端部の活性領域1aの内側に位置するように形成される。また、本実施例では、周辺回路領域にはプレーナー型MOSトランジスタを形成するため、周辺回路領域の活性領域3上には溝は形成されていない。
【0040】
ゲート電極用の溝パターン形成状態での図10A−A’部での断面を図11に、B−B’部での断面を図12、図13に示す。図11では、15はゲート電極用の溝をエッチングで形成するときにマスクとして使用されるシリコン窒化膜を示す。シリコン窒化膜15はフォトリソグラフィ技術を用いて、溝10に対応した位置に開口が設けられている。
【0041】
図12では、マスク用のシリコン窒化膜15の開口の境界(溝10の端部の位置C1)は、ダミーセルである端部の活性領域1a内に位置している。この構造では、シリコン窒化膜15で覆われてない領域の半導体基板200および素子分離領域のシリコン酸化膜8がエッチングで除去されて、溝10が形成される。溝10を形成する際に、図12に示したように、素子分離領域20a、20bの側壁部分に半導体基板200のシリコン層が薄膜状に残存するようにする。半導体領域1内の薄膜状のシリコン層は側部23を構成し、MOS型トランジスタのチャネル層として使用することができる。
【0042】
また、溝10の側面部分に薄膜状のシリコン層を残さずに、溝型のゲート電極を形成してもよい。その場合には、トランジスタのオン状態において、溝と半導体基板の境界部分に沿ってチャネル層が形成される。図21は、このような電界効果型トランジスタとして、後述する図14のC−C’断面図を示したものである。図21に示すように、この場合、矢印36の方向に沿ってチャネル層が形成される。
【0043】
次に、図13に示したように、マスク用のシリコン窒化膜15を除去し、シリコン酸化膜等でゲート絶縁膜(図示せず)を形成した後に、溝10の内部を充填するように多結晶シリコン膜16を形成する。本実施例では、ゲート電極用の溝10の端部C1が、メモリセル領域端部に位置するダミーセルの活性領域1a内に位置している。このため、メモリセル領域端部の幅の広い素子分離領域D1のライナー膜6が、溝10の形成時に露出しない。従って、ライナー膜6が除去されて、図7に示されるような凹部120が形成されることが無い。
【0044】
多結晶シリコン膜16はゲート電極となるので、抵抗値を下げるためにリン等の不純物を導入すると共に、上部にタングステン(W)等の高融点金属膜を積層する。
【0045】
次に、溝型のゲート電極のパターニングと、メモリセル領域以外(周辺回路領域)に配置されているプレーナー型のMOS型トランジスタのゲート電極のパターニングとを同時に行う。
【0046】
図14にこの状態の平面図を示す。30は溝10を覆う位置に設けられたメモリセル領域用のゲート電極のパターン(30の内部を残すパターン)である。ゲート電極30は、溝10と同じ位置に設けられるが、端部C2が活性領域1aの外部にまで延在するように配置される。溝10の端部の位置をC1で示す。
【0047】
このようにゲート電極の端部C2を活性領域1aの外部にまで延在するように配置することにより、端部に位置するメモリセルをパターン変形防止のダミーセルとして有効に活用することができる。すなわち、回路動作に寄与するメモリセルとできるだけ同一の形状となるようにダミーセルを配置することにより、後の工程で活性領域に接続するコンタクトプラグを加工する場合等において、パターンの変形が隣接するメモリセル(回路動作に寄与するメモリセル)に影響するのを最小限に抑制することができる。31はメモリセルの活性領域間に配置されたダミーのゲート電極で、メモリセル用のゲート電極30と平行になるように同じ幅で配置される。ダミーのゲート電極31は下部に溝パターンが存在しないので、必ずしも配置しなくてもよい。
【0048】
32は周辺回路領域に配置されたプレーナー型トランジスタのゲート電極で、先に形成したゲート絶縁膜を介して活性領域3の上部に設けられる。ゲート電極30、31、32は、各パターンを覆うマスクとしてフォトレジストを用いて、先に形成したゲート電極用の導電体をエッチングで除去することにより形成される。
【0049】
図15にゲート電極パターニング後のB−B’部での断面図を示す。17は多結晶シリコン16上に積層した高融点金属膜である。ゲート電極は、半導体領域1及び1a内に埋め込まれた埋設部36と、第2の方向21に延在して各埋設部36を連結する延在部37とから構成されている。多結晶シリコン膜16と高融点金属膜17との間には窒化タングステン(WN)等の膜を介在させてもよい。
【0050】
溝10の端部C1はダミーセルの活性領域1a内に位置し、ゲート電極30の端部は活性領域1aの外部の素子分離領域D1上に位置している。MOS型トランジスタのソース/ドレイン領域を形成するために、活性領域内にN型またはP型の不純物を導入した後に、ゲート電極パターンを覆う層間絶縁膜をシリコン酸化膜等で形成する。
【0051】
次に、図16の平面図に示したように、メモリセル領域の活性領域1上にコンタクトプラグ57、58、59を形成する。コンタクトプラグの形成に際しては、ゲート電極30、31のパターンを利用してセルフアライン方式で形成してもよい。ダミーセルの活性領域1a上においても、ゲート電極30が他のメモリセルと同様に活性領域と完全に交差するように配置されている。このため、セルフアライン方式とする場合にも、他のメモリセルと同様にコンタクトプラグ57a、58a、59aを形成することができる。
【0052】
最終状態まで形成したメモリセルのE−E’部での断面を図17に示す。200はP型シリコンからなる半導体基板で、さらにボロン等のP型不純物を導入してP型ウェルを形成してもよい。41はMOS型トランジスタで、ゲート電極30を備えている。ゲート電極30の下層部は半導体基板200に形成した溝部を充填するように設けられている。ゲート電極30はワード線として機能する。ゲート電極の側面部分にはシリコン窒化膜等でサイドウォールを形成してもよい。
【0053】
活性領域1の表面部分にはN型不純物層55が形成されており、MOS型トランジスタのソース/ドレイン領域として機能し、コンタクトプラグ57、58、59と接触している。コンタクトプラグ57、58、59の材料としては、リンを導入した多結晶シリコンを用いることができる。コンタクトプラグ57は、別に設けたコンタクトプラグ60を介して、ビット線として機能する配線層61に接続している。
【0054】
配線層61はゲート電極30のパターンと交差する方向に延在するように配置される。配線層61は直線形状では無く、湾曲した形状としてもよい。配線層61の材料としてはタングステン(W)等を用いることができる。
【0055】
また、コンタクトプラグ58と59はそれぞれ、別に設けたコンタクトプラグ70、71を介してキャパシター素子80と接続している。65、66、67、68は各配線間を絶縁するための層間絶縁膜である。キャパシター素子80は、2つの電極間に酸化アルミニウム(Al23)や酸化ジルコニウム(ZrO2)等の絶縁膜を挟んで形成されている。85はアルミや銅等を用いて形成された、上層に位置する配線層で、86は表面保護膜である。
【0056】
MOS型トランジスタ41をオン状態にすることで、キャパシター素子80に蓄積した電荷の有無の判定をビット線(配線層61)を介して行うことができ、情報の記憶動作を行うことが可能なDRAMのメモリセルとして動作する。
【0057】
周辺回路領域については、メモリセル領域の形成とは別の工程で、活性領域3に接続するコンタクトプラグと配線層を設けて、MOS型トランジスタを形成する。コンタクトプラグや配線層の一部を、メモリセル領域と周辺回路領域で共通の製造工程で形成してもよい。周辺回路領域のゲート電極32の側面にサイドウォールを形成して、LDD構造のトランジスタとしてもよい。メモリセル領域と周辺回路領域の境界に位置する活性領域2についても同様に、コンタクトプラグ介して接続する配線層を設ける。
【0058】
なお、上記説明では、半導体装置としてDRAMを例に挙げて説明した。しかし、本発明は、DRAM以外にもメモリセルを備えた半導体装置に適用することができる。
【0059】
本発明は上記実施形態に限定されるわけではなく、本発明の範囲を逸脱することなく本発明の修正又は変更できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図2】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図3】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図4】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図5】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図6】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図7】関連する半導体装置の製造方法の一工程を説明する図である。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図11】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図12】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図13】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図14】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図15】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図16】本発明の半導体装置の製造方法の一例の一工程を説明する図である。
【図17】本発明の半導体装置の一例を説明する図である。
【図18】関連する半導体装置の課題を説明する図である。
【図19】第1と第2の素子分離領域の第2の方向の幅の関係を説明する図である。
【図20】第1と第2の半導体領域の第2の方向の幅の関係を説明する図である。
【図21】本発明の半導体装置の一例を構成する電界効果型トランジスタを説明する図である。
【符号の説明】
【0061】
1、1a、3 活性領域
2 活性領域
6 ライナー膜
7 SOD領域
8 シリコン酸化膜
10 溝
15 シリコン窒化膜
16 多結晶シリコン膜
17 高融点金属膜
20a,20b 素子分離領域
21 第2の方向
22 第1の方向
23 側部
30、32 ゲート電極
31 ダミーゲート電極
33 素子分離領域
34 ソース/ドレイン領域
35 ゲート絶縁膜
36 埋設部
37 延在部
41 MOS型トランジスタ
57、57a、58、58a、59、59a、60 コンタクトプラグ
61 配線層
65、66、67、68 層間絶縁膜
80 キャパシター素子
85 配線層
86 表面保護膜
101、101a、102 活性領域
104 溝
105 シリコン窒化膜
106 ライナー膜
107 SOD領域
108 シリコン酸化膜
110 溝
115 シリコン窒化膜
120 凹部
121、122 凹部に残存した導電膜
123 深さ方向
200 半導体基板
D1 第1の素子分離領域
D2 第2の素子分離領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
素子領域と、
半導体部と、
前記素子領域において、第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域及び複数の突起状の第2の半導体領域が第2の方向に周期的に配列された半導体領域の配列であって、前記第1の半導体領域は第2の方向に関して前記半導体部との距離が最も短い半導体領域を構成する半導体領域の配列と、
前記半導体部と前記第1の半導体領域間に設けられた第1の素子分離領域と、
隣り合う前記第1と第2の半導体領域間及び隣り合う前記第2の半導体領域間に設けられた、前記第1の素子分離領域よりも第2の方向の幅が短い第2の素子分離領域と、
前記第1および第2の素子分離領域を構成する溝の内壁上に設けられたライナー膜と、
前記第1および第2の素子分離領域を構成する溝内の前記ライナー膜上に設けられたSOD領域と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と接触するように設けられたゲート絶縁膜と、
第2の半導体領域内の、第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、
を有し、
前記第2の半導体領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜及びソース/ドレイン領域は、電界効果型トランジスタを構成し、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記ゲート電極は、更に前記第1の素子分離領域上まで延在することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1及び第2の素子分離領域は、更に前記SOD領域および前記ライナー膜の上部を覆うように絶縁膜を有し、
前記ゲート電極は、前記第1及び第2の素子分離領域内の前記SOD領域及びライナー膜が露出しないように前記第1及び第2の半導体領域のエッチングを行った後、ゲート電極材料を堆積させることによって形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域及び複数の突起状の第2の半導体領域が、第2の方向に配列された半導体領域の配列であって、第1の半導体領域は第2の方向に関して少なくとも一方の端の半導体領域を構成する半導体領域の配列と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と接触するように設けられたゲート絶縁膜と、
前記第2の半導体領域内の、第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、
を有し、
前記第2の半導体領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜及びソース/ドレイン領域は、電界効果型トランジスタを構成し、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
前記第1の半導体領域と隣接し、前記第2の方向に関して、前記第1の半導体領域が前記第2の半導体領域に対向している側と反対側に位置する第1の素子分離領域を備え、
前記第1の素子分離領域は、前記第1の素子分離領域を構成する溝の内壁上にライナー膜と、前記溝内のライナー膜上に設けられた塗布絶縁膜と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ゲート電極は、その端部が前記第1の素子分離領域上に位置するように延在していることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
第1の方向に延在する突起状の第1の半導体領域を有するダミートランジスタと、
前記第1の方向に延在する突起状の第2の半導体領域と、
前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して中間の部分に埋め込まれた埋設部と、前記埋設部を連結して前記第1及び第2の半導体領域の前記中間の部分上を前記第2の方向に延在する延在部と、を有するゲート電極と、
前記第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域内に埋め込まれた前記ゲート電極の埋設部と、前記第2の半導体領域内の埋設部に接触するように設けられたゲート絶縁膜と、前記第2の半導体領域内の第1の方向に関して前記ゲート電極の埋設部を挟んだ両側に設けられたソース/ドレイン領域と、を有する電界効果型トランジスタと、
を有し、
前記ダミートランジスタ及び電界効果型トランジスタは前記第2の方向に配列された配列を構成すると共に、前記ダミートランジスタは第2の方向に関して前記配列の少なくとも一方の端に配置されており、
前記第1の半導体領域内のゲート電極の埋設部は、前記第2の半導体領域内のゲート電極の埋設部よりも、第2の方向の幅が短いことを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
前記延在部は更に、前記第1の半導体領域内の埋設部上から、第2の方向に沿って第1の半導体領域から第2の半導体領域に向かう方向と反対側の方向に延在することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
更に、前記第1の半導体領域に対して、これが前記第2の半導体領域と対向する側と反対側に第1の半導体領域とは電気的に絶縁されるように設けられた半導体部を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1及び第2の半導体領域は、それぞれ、前記第1及び第2の半導体領域の前記第1の方向に関して前記中間の部分に位置し、かつ前記第1及び第2の半導体領域内に埋め込まれた前記埋設部の第1の方向と平行な側面に対向するように設けられた側部を有し、
前記ゲート絶縁膜は、前記第2の半導体領域の側部と接触していることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項11】
更に、前記電界効果型トランジスタに接続されたキャパシター及びビット線を有し、
前記キャパシター及び前記電界効果型トランジスタは、メモリセルを構成し、
前記半導体装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を構成することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項12】
突起状の半導体領域と前記半導体領域内に埋め込まれた溝型のゲート電極とを有する、複数の電界効果型トランジスタを、第2の方向に周期的に配列した素子領域を有し、
前記電界効果型トランジスタのうち、第2の方向に関して端に位置する1又は2の第1の電界効果型トランジスタ内に埋め込まれた前記溝型のゲート電極の前記第2の方向の幅は、前記第1の電界効果型トランジスタ以外の第2の電界効果型トランジスタの半導体領域内に埋め込まれた前記溝型のゲート電極の第2の方向の幅よりも短いことを特徴とする半導体装置。
【請求項13】
前記第1の電界効果型トランジスタは、ソース領域又はドレイン領域が接地されているか、或いは所定電位に固定されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記SOD領域は、ポリシラザンを含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項15】
前記ライナー膜がシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項16】
更に、前記第2の電界効果型トランジスタに接続されたキャパシター及びビット線を有し、
前記キャパシター及び第2の電界効果型トランジスタは、メモリセルを構成し、
前記半導体装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を構成することを特徴とする請求項12〜15の何れか1項に記載の半導体装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公開番号】特開2010−109229(P2010−109229A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−281093(P2008−281093)
【出願日】平成20年10月31日(2008.10.31)
【出願人】(500174247)エルピーダメモリ株式会社 (2,599)
【Fターム(参考)】