説明

空隙を有する半導体デバイスの形成方法および該方法によって形成された構造

【課題】半導体デバイスの形成方法および該方法によって形成されたデバイスを提供すること。
【解決手段】第1の誘電材料(12a〜f)と第2の誘電材料(14a〜f)の互層を付着させる。ここで、第1の誘電材料と第2の誘電材料は異なる速度で選択的にエッチング可能である。誘電材料の互層内に第1のフィーチャ(22、24)を形成する。誘電材料の互層を選択的にエッチングして、第1の誘電材料を有するそれぞれの層内の第1の誘電材料の少なくとも一部分(26)を除去し、第2の誘電材料は本質的にエッチングされていないままにしておく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に半導体デバイスに関し、詳細には、配線レベル(配線高さ)内に空隙を有する半導体デバイスの形成方法および該方法によって形成された構造に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスが縮小し続けるにつれデバイス・フィーチャ間の距離は短くなる。金属配線層内においてフィーチャ間の距離が短くなると静電容量が増大する。したがって半導体デバイス業界では、デバイス・フィーチャ間の距離を短くしても低い静電容量を維持することができ、上記の問題およびその他の問題を解決する、半導体デバイスの形成方法が求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、金属配線レベル内に空隙を有し上述の問題を解決する半導体デバイスの形成方法および該方法によって形成された構造に関する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様は、第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層を付着させるステップであって、第1の誘電材料と第2の誘電材料が異なる速度で選択的にエッチング可能であるステップと、誘電材料の交互層内に第1のフィーチャを形成するステップと、誘電材料の交互層を選択的にエッチングして、第1の誘電材料を有するそれぞれの層内の第1の誘電材料の全部でない少なくとも一部分を除去し、第2の誘電材料を本質的にエッチングされていないままにしておくステップとを含む、半導体デバイスの形成方法を提供する。
【0005】
本発明の第2の態様は、第1の絶縁材料と第2の絶縁材料の交互層を付着させるステップと、ダマシン・フィーチャを形成するステップと、第1の絶縁材料の層内に開口を形成するステップとを含む、半導体デバイスの形成方法を提供する。
【0006】
本発明の第3の態様は、第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層を有し、第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層内に形成された第1のフィーチャを有する金属配線レベルと、第1の誘電材料内の複数の開口とを含む半導体デバイスを提供する。
【0007】
本発明の第4の態様は、交互層をなす複数の第1および第2の絶縁層であって、第1の絶縁層と第2の絶縁層のエッチング速度が異なる複数の絶縁層と、第1および第2の絶縁層内に形成された第1のフィーチャと、選択エッチング中に形成された複数の第1の絶縁層内の複数の開口とを含む半導体デバイスを提供する。
【0008】
本発明の上記の特徴および利点ならびに他の特徴および利点は、本発明の実施形態の以下のより詳細な説明から明白となろう。
【0009】
次に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。それらの図面では同様の符号が同様の要素を指示する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明のあるいくつかの実施形態を示し詳細に説明するが、それらの実施形態には、添付の請求項の範囲を逸脱しないさまざまな変更および修正を加えることができることを理解されたい。本発明の範囲は、本明細書に記載された構成要素の数、構成要素の材料、構成要素の形状、構成要素の相対的な配置等に限定されない。図面は本発明を例示することを目的としているが、それらの図面は一様な尺度で描かれているわけではない。
【0011】
図1に、その上に第1の絶縁層12aが形成されたプリメタル誘電体(pre−metal dielectric:PMD)10の断面図を示す。PMD10はSiOベースの材料などの1種または数種の誘電材料、すなわちSiO、PSG、BPSG、SiCOH(OSG)、SiLK(商標)(ダウ・ケミカル社(Dow Chemical Corp.))、SiN、SiC、SiCN、C−H等を含む。第1の絶縁層12aは誘電材料を含み、この例ではポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、パリレン(NまたはF)、Teflon、これらの膜の多孔質膜などの有機誘電材料を含む。使用する有機誘電材料のタイプは、使用する付着技法に応じて決定することができる。例えば、化学蒸着(CVD)またはプラズマ化学蒸着(PECVD)を使用して第1の絶縁層12aを形成する場合には、パリレン(NまたはF)、Teflonまたはこれらの膜の多孔質膜を使用することができる。しかし、スピンオン付着を使用して第1の絶縁層12aを形成する場合には、SiLK(商標)を使用することができる。第1の絶縁層12aは5〜10nmの厚さに形成することができる。
【0012】
次いで、図2に示すように、第1の絶縁層12a上に第2の絶縁層14aを形成する。第2の絶縁層14aは誘電材料を含み、この例ではSiCOH(OSG)、SiO、フッ素化SiO(FSG)、メチルシルセスキオキサン(MSQ)、これらの材料の多孔質膜などの無機誘電材料を含む。第1の絶縁層12aと同様に、第2の絶縁層14aは、CVD、PECVD、スピンオン付着または他の同様の付着技法を使用して形成することができる。第2の絶縁層14aは5〜10nmの厚さに形成することができる。
【0013】
図3に示すように、第2の絶縁層14a上に第3の絶縁層12bを形成する。第3の絶縁層12bは第1の絶縁層12aと同様の有機誘電材料を含む。第3の絶縁層12bは第1の絶縁層12aと同様の技法を使用して形成され、第1の絶縁層12aと同様の厚さを有する。
【0014】
図4に示すように、第3の絶縁層12b上に第4の絶縁層14bを形成する。第4の絶縁層14bは第2の絶縁層14aと同様の無機誘電材料を含む。第4の絶縁層14bは第2の絶縁層14aと同様の技法を使用して形成され、第2の絶縁層14aと同様の厚さを有する。
【0015】
このようにして、基板10上に、図5に示すような有機誘電材料と無機誘電材料の交互層を、第1の金属配線レベル20として望ましい厚さに形成することができる。この例では層12c〜12fが、第1および第3の絶縁層12a、12bと同様の有機誘電材料を含む。同様に層14c〜14fは、第2および第4の絶縁層14a、14bと同様の無機誘電材料を含む。本発明において描かれる層の数は単に例示のためのものであって、限定を意図したものではなく、少なくとも1つの有機層と少なくとも1つの無機層が存在すればよい。同様に、この例において有機誘電材料を最初に付着させたのは単に例示のためであることに留意されたい。最初に付着させるのは無機誘電材料でもまたは有機誘電材料でもよい。
【0016】
また、この有機絶縁材料と無機絶縁材料の交互層をin−situで付着させることが望ましい場合があることにも留意されたい。例えば、単一のPECVD室を使用し、この室から外に出すことなく、無機層と有機層の両方を付着させることができる。また、スピン塗布トラックを使用し、この交互層の付着と硬化の両方を同じ室内で実施することもできる。あるいは、いずれかの技法を使用して、所望の厚さの2倍の厚さを有する第1の絶縁層12aを付着させることもできる。その後、第1の絶縁層12aをプラズマ処理または熱処理にかけ、第1の絶縁層12aの上部を、第2の絶縁層14aにおいて必要な材料に転化させる。これらの方法は、有機絶縁層と無機絶縁層の間の厚さの不ぞろいを低下させるのに役立ち、有機絶縁層と無機絶縁層の間の付着力を増大させることができる。
【0017】
第1の配線レベル20として望ましい厚さを達成した後、図6に示すように、第1の配線レベル20内に、第1のフィーチャ22およびこの例では第2のフィーチャ24を形成する。第1および第2のフィーチャ22、24は配線ライン用のワイヤ・トレンチであり、従来のパターン形成技法および従来のエッチング技法を使用して形成することができる。
【0018】
第1および第2のフィーチャ22、24の形成に続いて、第1の配線レベル20内の有機誘電材料の少なくとも一部分、この例では層12a〜12f内の有機誘電材料の少なくとも一部分を除去するための選択エッチングを実行する(図7)。有機誘電材料がp−SiLK(商標)を含み、無機誘電材料がp−OSGを含むこの例では、Nプラズマ、Hプラズマまたは他の同様のプラズマ・エッチングを使用して、この有機誘電材料を選択的に除去することができる。このNまたはHエッチングは、約3〜200mTの圧力範囲において、平行プレートまたは高密度プラズマの一般的なパワーおよびフロー条件で実施することができる。あるいは、100:1DHFなどの湿式エッチング剤を使用して無機誘電材料(p−OSG)の部分をエッチングし、層12a〜12f内のSiLK(商標)材料を残してもよい。
【0019】
層12a〜12f内の有機誘電材料の選択エッチングの結果、図7に示すように開口ないし空隙26が形成される。層12a〜12fの有機誘電材料のエッチング速度は層14a〜14fの無機誘電材料のエッチング速度よりも大きいため、空隙26は、層12a〜12fの有機誘電材料内に形成され、層14a〜14fの無機誘電材料内には形成されない。第1の配線レベル20内の空隙26はデバイス全体の静電容量を低減させる。空隙26のサイズは、有機誘電材料の全部でない一部分を除去するようにこの選択エッチングを調整することによって決定する。デバイスの機械的破損、例えば無機誘電層14a〜14fの崩壊を防ぐため、この選択エッチング後に少なくとも一部の有機誘電材料が残っていなければならない。
【0020】
下表1に、さまざまな有機および無機材料を使用したデバイスの、空隙26がある場合とない場合の静電容量値の推定による比較を示す。具体的にはこれらのデータは、ワイヤ幅が約100nm、ワイヤ間隔が約100nmであり、このワイヤ間隔内の100nmの有機誘電体のうち約33nmが除去された第1の配線レベル20を有するサンプルからモデル化したものである。この比較によればKeff(デバイスの有効誘電率)は約20%低減し、Keffはデバイスの静電容量に比例するため、この値はデバイスの静電容量の約20%の低減に相当する。
【0021】
【表1】

【0022】
空隙26を形成した後、次のステップで付着させる金属が空隙26内へ漏れることを防ぐため、第1の金属配線層20の表面28を密封する。これは異なるいくつかの方法で実施することができる。例えば、低誘電率を有する誘電体などの共形ライナ30、すなわちSiCOH、SiO、SiN、SiC、およびSiCNなどを付着させて第1の金属配線レベル20の表面28を覆う(図8)。ライナ30は、PECVD、HDPCVD、SACVD、APCVD、THCVDまたは他の同様の付着技法を使用して、約1〜10nmの厚さに付着させることができる。
【0023】
あるいは、空隙26が小さい場合、例えば空隙26が約1〜10nmである場合、空隙26を密封する目的には、次のステップで付着させる金属で十分である。物理蒸着(PVD)、化学蒸着(CVD)、原子層付着(ALD)、または他の同様の付着技法を使用して、空隙26に実際に侵入する金属イオンがごくわずかとなるように金属を付着させることもできる。
【0024】
上記のとおりに別個の密封プロセスを使用した場合には、空隙26を密封した後に、第1の配線レベル20の表面28を覆う導電材料32を付着させて、第1および第2のフィーチャ22、24を埋める(図9)。導電材料32は、当技術分野で知られているタンタルなどの薄い耐熱性金属ライナで内張りされた銅、または同様に使用される他の材料を含むことができる。従来の技法を使用して第1の配線レベル20の表面28を研磨して、第1および第2のフィーチャ22、24内の導電材料32を残し余分な導電材料32を除去し、第1のワイヤ34および第2のワイヤ36を形成する(図10)。
【0025】
この例に示された第1の金属配線レベル20はシングル・ダマシン配線レベルである。図11〜17に示すように、本発明は、デュアル・ダマシン配線レベルと共に使用するようにも設計される。図11に示すように、第1の配線レベル20の表面28を覆う絶縁層38を付着させることができる。絶縁層38は、(後に形成する)空隙を形成するために使用する後続のエッチング・プロセス中に除去されにくい低誘電率の1種または数種の誘電材料を含むことができる。例えば絶縁層38は、多孔質SiCOH(p−OSG)、SiO、フッ素化SiO(FSG)、SiCOH(OSG)、メチルシルセスキオキサン(MSQ)、またはこれらの全ての材料の多孔質膜を含む。絶縁層38は、CVD、PECVD、スピンオン付着または他の同様の付着技法を使用して形成することができ、SiN、SiC、FSGなどの複数の層からなることができる。絶縁層38は、最終的なバイアの高さにほぼ等しい厚さ、例えば0.1から1.0ミクロンの厚さに形成することができる。
【0026】
絶縁層38の表面40に、有機誘電材料40a〜40fと無機誘電材料42a〜42fの交互層を図12に示すように付着させて、第2の配線レベル50を形成する。この交互層は、第1の金属配線レベル20内に形成された交互層と同様の交互層(すなわち有機誘電材料、無機誘電材料、有機誘電材料、無機誘電材料等)であり、同様の方法で形成される。
【0027】
第2の配線レベル50を形成した後、有機誘電材料40a〜40fと無機誘電材料42a〜42fの交互層および絶縁層38内に、第1のデュアル・ダマシン・フィーチャ44を形成する。図13に示すように、第1のデュアル・ダマシン・フィーチャ44はバイア・トレンチである。バイア・トレンチ44は、従来のパターン形成技法および従来のエッチング技法を使用して、第1の金属配線レベル20まで形成する。
【0028】
図14に示すように、有機誘電材料40a〜40fと無機誘電材料42a〜42fの交互層内に、第2のデュアル・ダマシン・フィーチャ46および第2のトレンチ48を形成する。第2のデュアル・ダマシン・フィーチャ46もワイヤ・トレンチであり、従来のパターン形成技法および従来のエッチング技法を使用して絶縁層38の表面40まで形成する。あるいは、当技術分野で知られているトレンチ・ファースト・バイア・セカンド・プロセス(trench first−via second process)を使用してもよい。同様に、上部ハードマスク内に第1のダマシン・フィーチャをパターン形成しこれをエッチングする、当技術分野で知られている多層ハードマスクを使用してもよい。
【0029】
第1および第2のデュアル・ダマシン・フィーチャ44、46、48を形成した後、第2の配線レベル50内の有機誘電材料40a〜40fの少なくとも一部分を除去する選択エッチングを実行する。前述のとおり、有機誘電材料がp−SiLK(商標)を含み、無機誘電材料がp−OSGを含む場合には、Nプラズマ、Hプラズマまたは他の同様のプラズマ・エッチングを使用して、この有機誘電材料を選択的に除去することができる。このNまたはHエッチングは、約3〜200mTの圧力範囲において、平行プレートまたは高密度プラズマの一般的なパワーおよびフロー条件で実施することができる。
【0030】
この選択エッチングの結果、図15に示すように、第2の配線レベル50内に開口ないし空隙52が形成される。デバイス全体に機械強度および安定性を追加するため、この例の絶縁層38内には空隙52が形成されないことに留意されたい。次いで、次のステップで付着させる金属が空隙52内へ漏れることを防ぐため、第2の金属配線レベル50の表面に共形ライナ53を形成して、第2の金属配線レベル50を密封する。
【0031】
第2の配線レベル50の表面を覆う導電材料54を付着させて、バイア・トレンチ44およびトレンチ46、48を埋める(図16)。導電材料54は、薄い耐熱性金属ライナ、例えばタンタルで内張りされた銅、または同様に使用される他の材料を含むことができる。従来の技法を使用して第2の配線レベル50の表面を研磨して、バイア・トレンチ44およびワイヤ・トレンチ46、48内の導電材料54を残し余分な導電材料54を除去し、導電性デュアル・ダマシン・フィーチャ60および導電性シングル・ダマシン・フィーチャ62を形成する(図17)。
【産業上の利用可能性】
【0032】
金属配線レベル内に空隙を形成する本発明の方法はデバイスの全体的な静電容量を低減させる。デバイスはますます小型化し、デバイス・フィーチャ間の距離は短くなり続けているため、このことは特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】プリメタル誘電層およびその上の第1の絶縁層を含む、本発明の実施形態に基づくデバイスの断面図である。
【図2】第2の絶縁層をその上に有する図1のデバイスを示す図である。
【図3】第3の絶縁層をその上に有する図2のデバイスを示す図である。
【図4】第4の絶縁層をその上に有する図3のデバイスを示す図である。
【図5】第1の金属配線レベルを形成する複数の絶縁層をその上に有する図4のデバイスを示す図である。
【図6】一対のダマシン・フィーチャがその中に形成された図5のデバイスを示す図である。
【図7】選択された絶縁層内に複数の空隙が形成された図6のデバイスを示す図である。
【図8】それを覆う共形ライナが形成された図7のデバイスを示す図である。
【図9】導電層をその上に付着させた図8のデバイスを示す図である。
【図10】研磨後の図9のデバイスを示す図である。
【図11】第1の金属配線レベルを覆う絶縁層が形成された図10のデバイスを示す図である。
【図12】第2の金属配線レベルを形成する複数の絶縁層を有する図11のデバイスを示す図である。
【図13】第1のダマシン・フィーチャがその中に形成された図12のデバイスを示す図である。
【図14】第2のダマシン・フィーチャがその中に形成された図13のデバイスを示す図である。
【図15】選択された絶縁層内に複数の空隙が形成された図14のデバイスを示す図である。
【図16】導電層をその上に付着させた図15のデバイスを示す図である。
【図17】研磨後の図16のデバイスを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層を付着させるステップであって、前記第1の誘電材料と前記第2の誘電材料が異なる速度で選択的にエッチング可能であるステップと、
誘電材料の前記交互層内に第1のフィーチャを形成するステップと、
誘電材料の前記交互層を選択的にエッチングして、前記第1の誘電材料を有するそれぞれの層内の前記第1の誘電材料の全部でない少なくとも一部分を除去し、前記第2の誘電材料を本質的にエッチングされていないままにしておくステップと
を含む、半導体デバイスの形成方法。
【請求項2】
前記第1の誘電材料が、前記第2の誘電材料よりも選択的にエッチングされる材料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の誘電材料が有機誘電材料を含み、前記第2の誘電材料が無機誘電材料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の誘電材料が、ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、パリレン(N)、パリレン(F)、Teflon、多孔質ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、多孔質パリレン(N)、多孔質パリレン(F)および多孔質Teflonからなるグループから選択された有機誘電材料を含み、前記第2の誘電材料が、OSG、SiO、FSG、MSQ、多孔質OSG、多孔質SiO、多孔質FSGおよび多孔質MSQからなるグループから選択された無機誘電材料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のフィーチャがシングル・ダマシン・フィーチャまたはデュアル・ダマシン・フィーチャを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の誘電材料の部分が、前記デュアル・ダマシン・フィーチャのワイヤ・トレンチ部分から除去され、前記デュアル・ダマシン・フィーチャのバイア・トレンチ部分からは除去されない、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
誘電材料の前記交互層を選択的にエッチングする前記ステップの後にさらに、
誘電材料の前記交互層の表面を覆う共形ライナを付着させて、前記交互層を密封するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記共形ライナが、SiCOH、SiO、SiN、SiCおよびSiCNからなるグループから選択された材料を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
共形ライナを付着させる前記ステップの後にさらに、
前記デバイスの表面を覆う導電材料層を付着させて、前記第1のフィーチャを埋めるステップと、
前記デバイスの前記表面を研磨して、前記第1のフィーチャ内の前記導電材料を残し前記デバイスの前記表面の余分な導電材料を除去するステップと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
第1の絶縁材料と第2の絶縁材料の交互層を付着させるステップと、
前記第1の絶縁材料と前記第2の絶縁材料の前記交互層内に第1のフィーチャを形成するステップと、
前記第1の絶縁材料の前記層内に開口を形成するステップと
を含む、半導体デバイスの形成方法。
【請求項11】
前記第1の絶縁材料が、前記第2の絶縁材料よりも選択的にエッチングされる材料を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の絶縁材料が、ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、パリレン(N)、パリレン(F)、Teflon、多孔質ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、多孔質パリレン(N)、多孔質パリレン(F)および多孔質Teflonからなるグループから選択された有機誘電材料を含み、前記第2の絶縁材料が、OSG、SiO、FSG、MSQ、多孔質OSG、多孔質SiO、多孔質FSGおよび多孔質MSQからなるグループから選択された無機誘電材料を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のフィーチャがシングル・ダマシン・フィーチャまたはデュアル・ダマシン・フィーチャを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の絶縁材料が、前記デュアル・ダマシン・フィーチャのワイヤ・トレンチ部分から除去され、バイア・トレンチ部分からは除去されない、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の絶縁材料層内に開口を形成する前記ステップの後にさらに、
絶縁材料の前記交互層の表面を覆う共形ライナを付着させて、前記交互層を密封するステップ
を含み、前記共形ライナが、SiCOH、SiO、SiN、SiCおよびSiCNからなるグループから選択された材料を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項16】
第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層を有し、第1の誘電材料と第2の誘電材料の前記交互層内に形成された第1のフィーチャを有する金属配線レベルと、
前記第1の誘電材料内の複数の開口と
を含む半導体デバイス。
【請求項17】
前記第1の誘電材料が、前記第2の誘電材料よりも選択的にエッチングされる材料を含む、請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項18】
前記第1の誘電材料が、ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、パリレン(N)、パリレン(F)、Teflon、多孔質ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、多孔質パリレン(N)、多孔質パリレン(F)および多孔質Teflonからなるグループから選択された有機誘電材料を含み、前記第2の誘電材料が、OSG、SiO、FSG、MSQ、多孔質OSG、多孔質SiO、多孔質FSGおよび多孔質MSQからなるグループから選択された無機誘電材料を含む、請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項19】
前記第1の誘電材料が、デュアル・ダマシン・フィーチャのワイヤ・トレンチ部分から除去され、バイア・トレンチ部分からは除去されない、請求項18に記載の半導体デバイス。
【請求項20】
誘電材料の前記交互層を密封するために前記交互層の表面を覆う共形ライナ
をさらに含み、前記共形ライナが、SiCOH、SiO、SiN、SiCおよびSiCNからなるグループから選択された材料を含む、
請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項21】
前記第1のフィーチャ内の導電材料
をさらに含む、請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項22】
第1の誘電材料と第2の誘電材料の交互層を有し、前記金属配線レベル上に形成され、自体の前記第1の誘電材料内に開口を有する第2の金属配線レベルと、
前記第2の金属配線レベルの第1の誘電材料と第2の誘電材料の前記交互層内に形成された第2のフィーチャと、
前記第2の配線レベルの前記第1の誘電材料内の複数の開口と
をさらに含む、請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項23】
交互層をなす複数の第1および第2の絶縁層であって、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層のエッチング速度が異なる複数の絶縁層と、
前記第1および第2の絶縁層内に形成された第1のフィーチャと、
選択エッチング中に形成された前記複数の第1の絶縁層内の複数の開口と
を含む半導体デバイス。
【請求項24】
前記第1の絶縁層が、前記第2の絶縁層よりも選択的にエッチングされる材料を含む、請求項23に記載の半導体デバイス。
【請求項25】
前記第1の絶縁層が有機誘電材料を含み、前記第2の絶縁層が無機誘電材料を含む、請求項23に記載の半導体デバイス。
【請求項26】
前記第1の絶縁層が、ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、パリレン(N)、パリレン(F)、Teflon、多孔質ポリアリーレンエーテル(SiLK(商標))、多孔質パリレン(N)、多孔質パリレン(F)および多孔質Teflonからなるグループから選択された有機誘電材料を含み、前記第2の絶縁層が、OSG、SiO、FSG、MSQ、多孔質OSG、多孔質SiO、多孔質FSGおよび多孔質MSQからなるグループから選択された無機誘電材料を含む、請求項23に記載の半導体デバイス。
【請求項27】
前記第1のフィーチャがシングル・ダマシン・フィーチャまたはデュアル・ダマシン・フィーチャを含む、請求項23に記載の半導体デバイス。
【請求項28】
前記開口が前記デュアル・ダマシン・フィーチャのワイヤ・トレンチ部分内にあり、バイア・トレンチ部分内にはない、請求項27に記載の半導体デバイス。
【請求項29】
前記交互層をなす絶縁層を密封するために前記交互層をなす層の表面を覆う共形ライナ
をさらに含み、前記共形ライナが、SiCOH、SiO、SiN、SiCおよびSiCNからなるグループから選択された材料を含む、
請求項23に記載の半導体デバイス。
【請求項30】
前記第1のフィーチャ内の導電材料
をさらに含む、請求項23に記載の半導体デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2008−502140(P2008−502140A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515228(P2007−515228)
【出願日】平成17年5月23日(2005.5.23)
【国際出願番号】PCT/US2005/018050
【国際公開番号】WO2005/117085
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】