説明

H3受容体のテトラリン拮抗薬

本発明は、本明細書で規定される式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩;式(I)の化合物を含有する医薬組成物;式(I)の化合物の調製方法;ヒスタミンH3受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に上述のような式(I)の化合物を投与することを含む方法;ならびにうつ病、気分障害、統合失調症、不安障害、アルツハイマー病、注意欠陥多動性障害(ADHD)、精神病性障害、認知障害、睡眠障害、肥満、めまい、てんかん、動揺病、呼吸器疾患、アレルギー、アレルギーによって誘発される気道反応、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、アレルギー性うっ血、うっ血、低血圧、心血管疾患、消化管疾患、消化管の運動性および酸の分泌の過剰および低下からなる群から選択される障害または状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に上述のような式(I)の化合物を投与することを含む方法を対象とする。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本明細書に記載の式Iの化合物、そのような化合物を含む医薬組成物、ならびにそのような化合物を使用してヒスタミン3(H3)受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態の治療方法を対象とする。
【背景技術】
【0002】
ヒスタミンは、一般にヒスタミン拮抗薬または「抗ヒスタミン剤」で治療される過敏感反応(たとえばアレルギー、枯草熱、および喘息)のよく知られた介在物質である。ヒスタミン受容体が、H1およびH2受容体と呼ばれる少なくとも2種の異なる型で存在することも認められている。
【0003】
第3のヒスタミン受容体(H3受容体)は、中枢神経系での神経伝達において役割を果たすと考えられており、中枢神経系において、H3受容体は、ヒスタミン作動性神経終末上でシナプス前性に処理されると考えられている(Nature、第302環、S32〜837ページ(1983年))。H3受容体の存在は、選択的なH3受容体作動薬および拮抗薬の開発によって確証を得ており(Nature、第327巻、117〜123ページ(1987年))、後に、中枢神経系と、末梢臓器、特に肺、心臓血管系、および消化管の両方で、神経伝達物質の放出を調節することがわかっている。
【0004】
いくつかの疾患または状態は、ヒスタミン3受容体リガンドによって治療することができ、H3リガンドは、拮抗薬でも、作動薬でも、または部分作動薬でもよく、以下を参照されたい。(Imamuraら、Circ.Res.、(1996年)第78巻、475〜481ページ)、(Imamuraら、Circ.Res.、(1996年)第78巻、863〜869)、(Linら、Brain Res.(1990年)第523巻、325〜330ページ)、(Montiら、Neuropsychopharmacology(1996年)第15巻、31 35ページ)、(Sakaiら.、Life Sci.(1991年)第48巻、2397〜2404ページ)、(Mazurkiewiez−KwileckiおよびNsonwah、Can.J.Physiol.Pharmacol.(1989年)第67巻、75〜78ページ)、(Panula,P.ら、Neuroscience(1998年)第44巻、465〜481ページ)、(Wadaら、Trends in Neuroscience(1991年)第14巻、415ページ)、(Montiら、Eur.J.Pharmacol.(1991年)第205巻、283ページ)、(Mazurkiewicz−KwileckiおよびNsonwah、Can.J.Physiol.Pharmacol.(1989年)第67巻、75〜78ページ)、(Haasら、Behav.Brain Res.(1995年)第66巻、41〜44ページ)、(De AlmeidaおよびIzquierdo、Arch.Int.Pharmacodyn.(1986年)第283巻、193〜198ページ)、(Kameiら、Psychopharmacology(1990年)第102巻、312〜318ページ)、(KameiおよびSakata、Japan.J.Pharmacol.(1991年)第57巻、437〜482ページ)、(Schwartzら、「Psychopharmacology;The fourth Generation of Progress」、BloomおよびKupfer編、Raven Press、米国ニューヨーク(1995年)3 97)、(Shaywitzら、Psychopharmacology(1984年)第82巻、73〜77ページ)、(DumeryおよびBlozovski、Exp.Brain Res.(1987年)第67巻、61〜69ページ)、(Tedfordら、J.Pharmacol.Exp.Ther.(1995年)第275巻、598〜604ページ)、(Tedfordら、Soc.Neurosci.Abstr.(1996年)第22巻、22ページ)、(Yokoyamaら、Eur.J.Pharmacol.(1993年)第234巻、129ページ)、(Yokoyamaおよびlinuma、CNS Drugs(1996年)第5巻、321ページ)、(Onoderaら、Prog.Neurobiol.(1994年)第42巻、685ページ)、(LeursおよびTimmerman、Prog.Drug Res.(1992年)第39巻、127ページ)、(「The Histamine H3 Receptor」、LeursおよびTimmerman編、Elsevier Science、オランダ国アムステルダム(1998年)、(Leursら、Trends in Pharm. Sci.(1998年)第19巻、177〜183ページ)、(Phillipsら、Annual Reports in Medicinal Chemistry(1998年)第33巻、31〜40ページ)、(Matsubaraら、Eur.J.Pharmacol.(1992年)第224巻、145ページ)、(Rouleauら、J.Pharmacol.Exp.Ther.(1997年)第281巻、1085ページ)、(Adam Szelag、「Role of histamine H3−receptors in the proliferation of neoplastic cells in vitro」、Med.Sci.Monit.、第4巻(5):747〜755ページ(1998年))、(Fitzsimons,C.、H.Duran、F.Labombarda、B.Molinari、およびE.Rivera、「Histamine receptors signalling in epidermal tumor cell lines with H−ras gene alterations」、Inflammation Res.、第47巻(増刊1):S50〜S51(1998年))、(R.Leurs、R.C.Vollinga、およびH.Timmerman、「The medicinal chemistry and therapeutic potentials of ligand of the histamine H3 receptor」、Progress in Drug Research第45巻:170〜165ページ(1995年))、(R.LeviおよびN.C.E.Smith、「Histamine H3−receptors:A new frontier in myocardial ischemia」、J.Pharm.Exp.Ther.、第292巻:825〜830ページ(2000年))、(Hatta,E.、K Yasuda、およびR.Levi、「Activation of histamine H3 receptors inhibits carrier−mediated norepinephrine release in a human model of protracted myocardial ischemia」、J.Pharm.Exp.Ther.、第283巻:494〜500ページ(1997年)、(H.YokoyamaおよびK.linuma、「Histamine and Seizures:Implications for the treatment of epilepsy」、CNS Drugs、第5巻(5):321〜330ページ(1995年))、(K.Hurukami、H.Yokoyama、K.Onodera、K.linuma、およびT.Watanabe、AQ−0 145、「A newly developed histamine H3 antagonist,decreased seizure susceptibility of electrically induced convulsions in mice」、Meth.Find.Exp.Clin.Pharmacol.、第17巻(C):70〜73ページ(1995年)、(Delaunois A.、Gustin P.、Garbarg M.、およびAnsay M.、「Modulation of acetylcholine,capsaicin and substance P effects by histamine H3 receptors in isolated perfused rabbit lungs」、European Journal of Pharmacology第277巻(2−3):243〜50ページ(1995年))、および(Dimitriadouら、「Functional relationship between mast cells and C−sensitive nerve fibres evidenced by histamine H3−receptor modulation in rat lung and spleen」、Clinical Science第87巻(2):151〜63ページ(1994年))。そのような疾患または状態には、急性心筋梗塞などの心臓血管障害;アルツハイマー病や注意欠陥多動性障害などの、記憶プロセス、認知症、および認知障害;パーキンソン病、統合失調症、うつ病、てんかん、発作または痙攣などの神経障害;皮膚癌、甲状腺髄様癌、黒色腫などの癌;喘息などの呼吸器障害;ナルコレプシーなどの睡眠障害;メニエール病などの前庭機能不全;炎症、偏頭痛、動揺病、肥満、疼痛、敗血症ショックなどの消化器疾患が含まれる。
【0005】
H3受容体拮抗薬は、たとえば、WO03/050099、WO02/0769252、WO02/12224、および米国特許公開第2005/0171181 A1号に以前から記載されている。ヒスタミンH3受容体(H3R)は、ヒスタミン、ならびにセロトニンおよびアセチルコリンを含む他の神経伝達物質の放出を調節する。H3Rは、相対的にニューロン特異的であり、ヒスタミンなどの特定のモノアミンの放出を阻害する。H3R受容体への選択的な拮抗作用は、脳ヒスタミンレベルを上昇させ、食物消費などの活性を抑制する一方で、非特異的な末梢への影響を最小限に抑える。この受容体の拮抗薬は、大脳のヒスタミンおよび他のモノアミンの合成および放出を増大させる。この受容体拮抗薬は、この機序によって、覚醒の延長、認知機能の改善、食物摂取の減少、および前庭反射の正常化を誘発する。したがって、この受容体は、アルツハイマー病;注意欠陥多動性障害(ADHD)を含む気分および注意の調整、認知不全、肥満、めまい、統合失調症、てんかん、睡眠障害、ナルコレプシー、および動揺病、ならびに様々な形の不安における新しい治療の重要なターゲットである。
【0006】
ヒスタミンH3受容体拮抗薬の大多数はこれまで、たとえばWO96/38142に記載されているように、置換されていてもよいイミダゾール環を有する点でヒスタミンに似ている。βヒスタミンなどの非イミダゾール向神経活性化合物(Arrang、Eur.J.Pharm.1985年、第111巻:72〜84ページ)は、若干のヒスタミンH3受容体活性を示したが、効力が不十分であった。EP978512およびEP0982300A2は、非イミダゾールアルキルアミンをヒスタミンH3受容体拮抗薬として開示している。WO02/12224(Ortho McNeil Pharmaceuticals)は、非イミダゾール二環式誘導体をヒスタミンH3受容体リガンドとして記載している。他の受容体拮抗薬は、WO02/32893およびWO02/06233に記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、先行する段落で列挙した状態の治療に有用な本発明のヒスタミン3(H3)受容体拮抗薬を対象とする。本発明の化合物は、(他のヒスタミン受容体に対してよりも)H3受容体に高度に選択的であり、注目すべき薬物動態(drug disposition)特性(薬物動態(pharmacokinetics))を有する。特に、本発明の化合物は、他の受容体サブタイプのH1RおよびH2RからH3Rを選択的に識別する。当業界でヒスタミンH3受容体作動薬、逆作動薬、および拮抗薬への関心が高まっていることを考えると、ヒスタミンH3受容体と相互作用する新規な化合物は、当業界に大いに望ましく貢献するはずである。本発明は、新規なクラスのテトラリンアミンがヒスタミンH3受容体に対して高度かつ特異的な親和性を有するという知見に基づき、当業界にそのような貢献を果たす。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、式Iの化合物
【0009】
【化1】

または薬学的に許容できるその塩[式中、
Z、Y、Q、Xは、それぞれ独立に窒素または炭素であり、
およびRは、それぞれ独立に、水素、1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、または(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキルであり、各(C〜C)は、1個〜4個の(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、
またはRおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記ヘテロシクロアルキル環中の前記窒素から隔てられている前記ヘテロシクロアルキル環の炭素の1個は、O、S、NR、またはC=Oによって置き換えられていてもよく、Rは、水素、(C〜C)アルキル、または−C(=O)(C〜C)アルキルであり、前記ヘテロシクロアルキル環は、ハロ、1または2個の(C〜C)アルキル、フェニル、1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、または(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、各(C〜C)アルキルは、1個〜4個の(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、5〜6員アリール、5〜6員ヘテロアリール、ヒドロキシル、メチレンヒドロキシル、−(C=O)NR、およびS(O)(C〜C)アルキル(pは1または2である)であり、
およびRは、
水素、
1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
OH、1〜4個の(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ジアルキルアミノ;ハロゲンで置換されていてもよく、1〜2個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C10)アリールオキシで置換されていてもよい(C〜C14)アリール;ならびに(C〜C10)アリール基で置換されていてもよく、1〜3個の(C〜C)アルキル基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル基、
(C〜C)シクロアルキル、
(C〜C14)アリール、
(C〜C)アルキルで置換されていてもよい−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、
−(C〜C)アルキル−C(=O)O−(C〜C)アルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキル−カルボニル基で置換されていてもよい3〜8員ヘテロシクロアルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキルで置換されていてもよい(C〜C10)アリールスルホニル、
5〜10員ヘテロアリール、および
(C〜C14)アリール−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル[式中、各(C〜C)アルキルおよび各(C〜C)アルキレンは、1〜4個の(C〜Cアルキル)で置換されていてもよい]
からなる群からそれぞれ独立に選択され、
またはRおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記複素環中の前記窒素から隔てられている前記複素環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられていてもよく、Rは、水素、(C〜C)アルキル、または−C(=O)(C〜C)アルキルであり、前記複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、またはヒドロキシルで置換されていてもよく、
は水素であり、
またはRおよびRが、これらが結合している、Z、Y、Q、およびXを含む環中の2個の近接する原子と一緒になって、5員または6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記複素環中の前記窒素から隔てられている前記複素環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられていてもよく、Rは、水素または(C〜C)アルキルである]を対象とする。
【0010】
好ましい実施形態は、式Iの化合物を含み、本発明は、YおよびXが炭素であり、QおよびZが炭素または窒素であり、Rが水素であり、RおよびRが一緒になって、(C〜C)アルキルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、Rが、メトキシ、−(C=O)NR、およびS(O)(C〜C)アルキルからなる群から選択され、RおよびRが、それぞれ独立に水素または(C〜C)アルキルであり、pが1または2である式Iの化合物を対象とする。
【0011】
別の好ましい実施形態は、Z、Y、X、およびQが炭素であり、RおよびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、
が水素であり、
が−(C=O)NRであり、
およびRが、
水素、
1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
OH、1〜4個の(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ジアルキルアミノ;ハロゲンで置換されていてもよく、1〜2個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C10)アリールオキシで置換されていてもよい(C〜C14)アリール;ならびに(C〜C10)アリール基で置換されていてもよく、1〜3個の(C〜C)アルキル基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル基、
(C〜C)シクロアルキル、
(C〜C14)アリール、
(C〜C)アルキルで置換されていてもよい−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、
−(C〜C)アルキル−C(=O)O−(C〜C)アルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキル−カルボニル基で置換されていてもよい3〜8員ヘテロシクロアルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキルで置換されていてもよい(C〜C10)アリールスルホニル、
5〜10員ヘテロアリール、および
(C〜C14)アリール−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル[各(C〜C)アルキルおよび各(C〜C)アルキレンは、1〜4個の(C〜Cアルキル)で置換されていてもよい]
からなる群からそれぞれ独立に選択され、
またはRおよびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記ヘテロシクロアルキル環中の前記窒素から隔てられている前記ヘテロシクロアルキル環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられており、Rは水素または(C〜C)アルキルであり、前記ヘテロシクロアルキル環は、ハロ、(C〜C)アルキル、またはヒドロキシルで置換されていてもよい式Iの化合物を含む。
【0012】
別の好ましい実施形態は、Z、Y、X、およびQが炭素であり、
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、
が水素であり、
が−(C=O)NRであり、RおよびRは、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される式Iの化合物を含む。
【0013】
別の好ましい実施形態は、Z、Y、X、およびQが炭素であり、
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、
が水素であり、
が−(C=O)NRであり、RおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、前記ヘテロシクロアルキル環は、ハロ、ヒドロキシ、または(C〜C)アルキルで置換されていてもよい式Iの化合物を含む。
【0014】
別の好ましい実施形態は、X、Y、Zが炭素であり、
Qが窒素であり、
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員複素環を形成しており、Rが、水素、メチル、エチル、メトキシ、およびエトキシからなる群から選択され、Rが水素である式Iの化合物を含む。
【0015】
別の好ましい実施形態は、Xが炭素であり、ZおよびQが窒素であり、Rが、水素、メチル、エチル、メトキシ、およびエトキシからなる群から選択され、Rが水素である式Iの化合物を含む。
【0016】
別の好ましい実施形態は、次の構造
【0017】
【化2】

を有する式Iの化合物を含む。
【0018】
別の好ましい実施形態は、次の構造
【0019】
【化3】

を有する式Iの化合物を含む。
【0020】
別の好ましい実施形態は、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン、
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−イソブチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
N−(2−メトキシ−エチル)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミドメタノン、
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−シクロプロピル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−ベンズアミド、
5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−オキサゾール、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ベンズアミド、
N−(2−メトキシ−エチル)−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−イソブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
N,N−ジメチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン、
N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(+)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(−)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
2−メトキシ−5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
2−メトキシ−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
6−メトキシ−2−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
N−イソプロピル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェノール、
1−[6−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(S)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(S)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(R)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(S)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−イソプロピル−4−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
(S)−(−)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−(+)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
3−フルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン、
3,4−ジフルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(R,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(S,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン、
(S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン、
(R,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(S,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(R,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(S,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
1−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
およびこれらの薬学的に許容できる塩
からなる群から選択される式Iの化合物を含む。
【0021】
本発明は、式Iの化合物と、場合により薬学的に許容できる担体とを含む、ヒスタミン3受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態を治療するための医薬組成物を対象とする。
【0022】
本発明はまた、ヒスタミン3受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に式Iの化合物を投与することを含む方法を対象とする。
【0023】
本発明は、うつ病、気分障害、統合失調症、不安障害、認知障害、アルツハイマー病、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、精神病性障害、睡眠障害、肥満、めまい、てんかん、動揺病、呼吸器疾患、アレルギー、アレルギーによって誘発される気道反応、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、アレルギー性うっ血、うっ血、低血圧、心血管疾患、消化管疾患、消化管の運動性および酸分泌の過剰および低下からなる群から選択される障害または状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に式Iの化合物を投与することを含む方法を対象とする。
【0024】
本発明はまた、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、またはアレルギー性うっ血を治療するための医薬組成物であって、(a)H3受容体拮抗薬である式Iの化合物または薬学的に許容できるその塩と、(b)H1受容体拮抗薬または薬学的に許容できるその塩と、(c)薬学的に許容できる担体とを含み、活性成分(a)および(b)が、組成物をアレルギー性鼻炎、鼻づまり、またはアレルギー性うっ血の治療に有効なものする量で存在する組成物を対象とする。
【0025】
本発明はまた、ADD、ADHD、うつ病、気分障害、または認知障害を治療するための医薬組成物であって、(a)H3受容体拮抗薬である式Iの化合物または薬学的に許容できるその塩と、(b)神経伝達物質再取込み遮断薬または薬学的に許容できるその塩と、(c)薬学的に許容できる担体とを含み、活性成分(a)および(b)が、組成物をうつ病、気分障害、および認知障害の治療に有効なものにする量で存在する医薬組成物を対象とする。
【0026】
本発明による一般式Iでは、基が一置換または多置換されるとき、前記置換基は、別段の記述がない限り、任意の所望の位置に配置されていてよい。また、基が多置換されるとき、前記置換基は、別段の記述がない限り、同一でも異なっていてもよい。
【0027】
本発明のヒスタミン3(H3)受容体拮抗薬は、特に、ADD、ADHD、肥満、不安障害、および呼吸器疾患の治療に有用である。本発明によって治療することができる呼吸器疾患には、成人呼吸促拍症候群、急性呼吸促迫症候群、気管支炎、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症、喘息、気腫、鼻炎、および慢性副鼻腔炎が含まれる。
【0028】
本発明の医薬組成物および方法は、前段落に記載の障害または状態において再発の予防にも使用することができる。そのような再発の予防は、そのような予防を必要とする哺乳動物に上述のような式Iの化合物を投与することによって実現される。
【0029】
開示する化合物は、その別個の物質としての投与または単一送達系の中で組み合わせるものを含めて、一般式Iの有効量のヒスタミンH3拮抗薬化合物と、セチリジン(Zyrtec(商標))、クロルフェニラミン(Chlortrimeton(商標))、ロラチジン(loratidine)(Claritin(商標))、フェキソフェナジン(Allegra(商標))、デスロラタジン(Clarinex(商標))などの有効量のヒスタミンH1拮抗薬とを用いる、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、およびアレルギー性うっ血を治療するための併用療法の一環として使用することもできる。
【0030】
開示する化合物は、その別個の物質としての投与または単一送達系の中で組み合わせるものを含めて、有効量の一般式IのヒスタミンH3拮抗薬化合物および有効量の神経伝達物質再取込み遮断薬を用いる併用療法の一環として使用することもできる。神経伝達物質再取込み遮断薬の例には、セロトニン選択的再取込み阻害剤(SSRI)様セルトラリン(Zoloft(商標))、フルオキセチン(Prozac(商標))、およびパロキセチン(Paxil(商標))、またはADD、ADHD、うつ病、気分障害、または認知障害治療用の非選択的なセロトニン、ドーパミン、もしくはノルエピネフリン再取込み阻害剤が含まれる。
【0031】
本発明の化合物は、光学的な中心を有する場合もあり、したがって異なる鏡像異性の立体配置で存在することもある。上で示した式Iには、構造式Iで示す化合物のすべての鏡像異性体、ジアステレオ異性体、および他の立体異性体、ならびにそのラセミ混合物および他の混合物が含まれる。個々の異性体は、最終生成物またはその中間体の調製の際に、光学分割、光学的に選択的な反応、またはクロマトグラフィーによる分離などの既知の方法によって得ることができる。
【0032】
本発明はまた、1個または複数の原子が、原子質量または質量数が自然界で通常見られる原子質量または質量数と異なる原子によって置き換えられていることを除き、式Iで挙げるものと同一である同位体標識された化合物を含む。本発明の化合物に組み込むことのできる同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、亜リン酸、硫黄、フッ素、および塩素の同位体、たとえば、それぞれH、H、13C、11C、14C、15N、18O、17O、15O、31P、32P、35S、18F、および36Cl、123Iが含まれる。上述の同位体および/または他の原子の他の同位体を含んでいる本発明の化合物、そのプロドラッグ、ならびに前記化合物または前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩は、本発明の範囲内である。特定の同位体標識された本発明の化合物、たとえば、Hおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれているものは、薬物および/または基質の組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム、すなわちH、およびカーボン14、すなわち14C同位体は、調製および検出が容易であるために特に好ましい。さらに、ジュウテリウム、すなわちHなどのより重い同位体での置換は、代謝安定性がより高いために生じる特定の治療上の利点、たとえばin vivo半減期の延長または投与必要量の減少をもたらす場合があり、したがってある種の状況で好ましいといえる。
【0033】
11C、18F、15O、および13Nなどの陽電子放射同位体での置換は、基質受容体占有率を調べるための陽電子放射断層撮影(PET)研究において有用となり得る。
【0034】
不安障害には、たとえば、全般性不安障害、パニック障害、PTSD、および社会不安障害が含まれる。気分適応障害には、たとえば、抑うつ気分、不安と抑うつ気分の混合、挙動不審、および挙動不審と抑うつ気分の混合が含まれる。注意適応障害には、たとえば、ADHDに加え、注意欠陥障害、または一般の医学的状態による他の認知障害が含まれる。精神病性障害には、たとえば分裂感情障害および統合失調症が含まれ、睡眠障害には、たとえばナルコレプシーおよび遺尿症が含まれる。
【0035】
本発明の化合物、組成物、および方法によって治療することができる障害または状態の例はまた次のとおりである。すなわち、たとえば癌患者のうつ病、パーキンソン病患者のうつ病、心筋梗塞後のうつ病、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を有する患者のうつ病、亜症候群性症候性うつ病、不妊女性のうつ病、小児うつ病、大うつ病、単一エピソードうつ病、反復性うつ病、小児虐待によって誘発されるうつ病、産後うつ病、DSM−IV大うつ病、治療抵抗性大うつ病、重症うつ病、精神病性うつ病、脳卒中後うつ病、神経因性疼痛、混合型エピソードを伴う躁うつ病およびうつ病エピソードを伴う躁うつ病を含む躁うつ病、季節性情動障害、双極性うつ病BPI、双極性うつ病BPII、または情緒異常を伴う大うつ病を含むうつ病;情緒異常;たとえば広場恐怖、対人恐怖、または単純恐怖を含む恐怖;たとえば神経性拒食症または過食症を含む摂食障害;たとえばアルコール、コカイン、アンフェタミンおよび他の覚醒剤、モルヒネ、ヘロインおよび他のオピオイド作動薬、フェノバルビタールおよび他のバルビツレート、ニコチン、ジアゼパム、ベンゾジアゼピン、ならびに他の精神賦活性物質への嗜癖を含む化学物質依存症;たとえばパーキンソン病における認知症、神経弛緩薬によって誘発されるパーキンソニズム、または遅発性ジスキネジアを含むパーキンソン病;たとえば血管性障害に関連する頭痛を含む頭痛;禁断症候群;年齢に関連する学習および精神の障害;感情鈍麻;双極性障害;慢性疲労症候群;慢性または急性のストレス;行動障害;気分循環性障害;身体化障害、転換性障害、疼痛障害、心気症、身体醜形障害、鑑別不能型障害、身体表現性NOSなどの身体表現性障害;失禁;吸入障害;中毒障害;狂躁;反抗挑戦性障害;末梢性神経障害;外傷後ストレス障害;後期黄体期不快障害;特異的な発達障害;SSRI「poop out」症候群、すなわち良好な応答の最初の期間後に患者がSSRI療法に対して良好な応答を維持しなくなること;ならびにトゥーレット病を含むチック障害。
【0036】
一例として、治療または予防を必要とする哺乳動物は、ヒトでよい。別の例として、治療または予防を必要とする哺乳動物は、ヒト以外の哺乳動物でよい。
【0037】
式Iの化合物の薬学的に許容できる塩には、その酸付加塩および塩基の塩が含まれる。
【0038】
適切な酸付加塩は、非毒性の塩を形成する酸から生成するものである。例には、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、炭酸水素塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、ホウ酸塩、カンシル酸塩、クエン酸塩、エジシル酸塩、エシル酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ヒベンズ酸塩、塩酸塩/塩化物、臭化水素酸塩/臭化物、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフチル酸塩、2−ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オロト酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、糖酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、およびトリフルオロ酢酸塩が含まれる。
【0039】
適切な塩基の塩は、非毒性の塩を形成する塩基から生成するものである。例には、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジオールアミン、グリシン、リジン、マグネシウム、メグルミン、オールアミン、カリウム、ナトリウム、トロメタミン、および亜鉛の塩が含まれる。
【0040】
酸および塩基の半塩、たとえば半硫酸塩および半カルシウム塩を生成してもよい。
【0041】
適切な塩に関する総説については、StahlおよびWermuthによる「Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use」(Wiley−VCH、ドイツ国Weinheim、2002年)を参照されたい。
【0042】
本発明の化合物は、溶媒和していない形態と溶媒和した形態の両方で存在する場合がある。用語「溶媒和物」は、本明細書では、本発明の化合物と、化学量論量の1種または複数の薬学的に許容できる溶媒分子、たとえばエタノールとを含む分子の複合体について述べるのに使用する。用語「水和物」は、前記溶媒が水であるときに用いる。
【0043】
本発明による薬学的に許容できる溶媒和物には、結晶化の溶媒が、同位体によって置換されたもの、たとえばDO、d−アセトン、d−DMSOでよいものが含まれる。
【0044】
本発明の範囲内には、上述の溶媒和物とは対照的に、薬物およびホストが化学量論量または非化学量論量で存在するクラスレート、すなわち薬物−ホスト包接錯体などの複合体が含まれる。化学量論量でも非化学量論量でもよい2種以上の有機および/または無機の成分を含有する薬物の複合体も含まれる。得られる複合体は、イオン化していても、部分的にイオン化していても、またはイオン化していなくてもよい。そのような複合体の総説については、HaleblianによるJ Pharm Sci、第64巻(8)、1269〜1288ページ(1975年8月)を参照されたい。
【0045】
以下では、式Iの化合物へのすべての言及は、その塩、溶媒和物、および複合体、ならびにその塩の溶媒和物および複合体への言及を含む。
【0046】
本発明の化合物には、そのすべての多形体および晶癖を含めて、上で規定した式Iの化合物、以下で定義するそのプロドラッグおよび異性体(光学異性体、幾何異性体、および互変異性体を含む)、ならびに同位体標識された式Iの化合物が含まれる。
【0047】
示したとおり、式Iの化合物のいわゆる「プロドラッグ」も、本発明の範囲である。したがって、それ自体は薬理活性をほとんどまたは全くもたなくてもよい式Iの化合物の特定の誘導体は、身体中または身体上に投与されると、たとえば加水分解による切断によって所望の活性を有する式Iの化合物に変換され得る。そのような誘導体を「プロドラッグ」と呼ぶ。プロドラッグの使用についてのそれ以上の情報は、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」、第14巻、ACS Symposium Series(T.HiguchiおよびW.Stella)および「Bioreversible Carriers in Drug Design」、Pergamon Press、1987年(E.B Roche、米国薬剤師会編)で見ることができる。
【0048】
1個または複数の不斉炭素原子を含んでいる式Iの化合物は、2種以上の立体異性体として存在し得る。構造異性体が低いエネルギー障壁で相互変換可能である場合、互変異性体の異性(「互変異性」)が起こり得る。互変異性は、たとえばイミノ、ケト、またはオキシム基を含んでいる式Iの化合物ではプロトン互変異性、または芳香族部分を含んでいる化合物ではいわゆる原子価互変異性の形をとり得る。このため、単一化合物が1種類に留まらない異性を示す。
【0049】
1種類に留まらない異性を示す化合物およびその1種または複数の混合物を含めて、式Iの化合物のすべての立体異性体、幾何異性体、および互変異性体の形態は本発明の範囲内に含まれる。対イオンが光学活性のある酸付加塩または塩基の塩、たとえば、d−乳酸塩またはl−リジン、またはラセミ化合物、たとえばdl−酒石酸またはdl−アルギニンも含まれる。
【0050】
別段の指摘がない限り、用語「ハロ」は、本明細書では、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを含む。
【0051】
別段の指摘がない限り、用語「アルキル」は、本明細書では、直線状または分枝状の部分を有する飽和一価炭化水素基を含む。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびt−ブチルが含まれるがこの限りでない。
【0052】
別段の指摘がない限り、用語「アルコキシ」は、本明細書では、直鎖状および分枝状のアルコキシ基を含み、たとえば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、s−ブトキシ、およびt−ブトキシがこれに含まれる。
【0053】
別段の指摘がない限り、用語「アルキレン」は、本明細書では、直鎖状または分枝状のアルカンから派生する二価の基を含む。アルキレン基の例は、メチレン、エチレン(1,2−エチレンまたは1,1−エチレン)、トリメチレン(1,3−プロピレン)、テトラメチルエン(1,4−ブチレン)、ペンタメチレン、およびヘキサメチレンである。
【0054】
別段の指摘がない限り、用語「シクロアルキル」は、本明細書では、別段の指摘がない限り、非芳香族の飽和環状アルキル部分(アルキルは上で定義したとおりである)を含む。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルが含まれるがこの限りでない。
【0055】
別段の指摘がない限り、用語「ヘテロシクロアルキル」は、本明細書では、それぞれ好ましくは酸素、硫黄、および窒素から選択される1個または複数のヘテロ原子、好ましくは1個〜4個のヘテロ原子を含んでいる非芳香族の環状基を指す。本発明のヘテロシクロアルキル基には、1個または複数のオキソ部分で置換されている環系も含めることができる。非芳香族のヘテロシクロアルキル基の例は、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼピニル、ピペラジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、キノリジニル、キヌクリジニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル、1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノニル、1,4−ジオキサスピロ[4.3]オクチル、および1,4−ジオキサスピロ[4.2]ヘプチルである。
【0056】
別段の指摘がない限り、用語「アリール」は、本明細書では、フェニル、ナプチル(napthyl)、インデニル、フルロレニル(fluroenyl)などの、1個の水素の除去によって芳香族化合物から派生する有機の基を含む。「アリール」は、少なくとも1個の環が芳香族である縮合環基を含む。
【0057】
別段の指摘がない限り、用語「ヘテロアリール」は、本明細書では、それぞれ5〜9個および9〜14個の環員を有し、窒素、酸素、および硫黄から選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を含んでいる単環式または二環式のヘテロアリール基を含む。ヘテロアリール基は、無置換でも、一置換でも、または二置換でもよい。ヘテロアリール基の例には、チオフェニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピラニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チアジアジニル、イソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、クロメニル、インドリジニル、イソインドリル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリニル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ピロロピラジニル、ピロロピリジニル、およびイミダゾピリジニルが含まれるがこの限りでない。
【0058】
別段の指摘がない限り、用語「複素環」は、本明細書では、上で定義したヘテロアリール基およびヘテロシクロアルキル基の両方を指す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0059】
式Iの化合物は、以下で述べる方法、ならびに有機化学の分野で知られている合成法、または当業者によく知られている変更形態および派生形態によって調製することができる。好ましい方法には、以下で述べるものが含まれるがこの限りでない。
【0060】
以下の合成順序のいずれかの間に、関係のあるいずれかの分子上の感応性または反応性の基を保護することが必要であり、かつ/または望ましい場合もある。これは、T.W.Greene、「Protective Groups in Organic Chemistry」、John Wiley&Sons、1981年;およびT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、「Protective Groups in Organic Chemistry」、John Wiley&Sons、1991年に記載のものなどの従来の保護基によって実現することができ、これらの文献を参照により本明細書に援用する。
【0061】
式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩は、本明細書で以下に論述する以下の反応スキームIからIIに従って調製することができる。別段の指摘がない限り、X、Q、Y、Z、およびRからRは、上記のように規定される。生成物の単離および精製は、通常の技量の化学者に知られている標準の手順によって実現される。
【0062】
以下のスキームは、式Iの化合物の生成方法を例示するものである。
【0063】
スキームIは、R、R、R、Y、Q、Z、およびXが上記のように規定される式Iの基本構造を有する化合物の調製方法を例示する。
【0064】
スキームIに関して、式(III)の化合物は、式(I)のブロモ−テトラロン化合物を、CHClやDCEなどの溶媒中にて、−5℃から室温の範囲の温度、好ましくは室温付近で、適切に置換された式(II)のアミン試薬、およびNaHB(OAc)などの適切な還元剤で処理して、所望の式(III)のアミンを生成することにより調製できる。この反応に適する他の還元剤には、MeOHやEtOHなどの溶媒中のNaCNBHまたはNaBHが含まれる。この変換に適する他の条件には、式(I)の対応するテトラロンを、4A分子ふるい、およびTEAなどの塩基の存在下、室温にて、CHClまたはDCE中のアミン試薬(II)で処理した後、NaBHまたはNaHB(OAc)で処理するものが含まれる。次いで、式(III)の化合物は、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)塩化物などの適切なパラジウム触媒、および炭酸ナトリウムなどのアルカリ塩基の適切な水溶液の存在下、ジメトキシエタンなどの溶媒中にて、室温から約100℃の範囲の温度、好ましくは約90℃で、適切に置換された式(IV)のボロン酸で処理すると、所望の式(V)化合物を生成することができる。この変換に適する他の条件には、式(III)の化合物および適切に置換された式(IV)のボロン酸を、30℃〜110℃の範囲の温度、好ましくは還流温度付近で、エタノール/水混合物中のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および炭酸ナトリウムで処理して、対応する式(V)の化合物を生成するものが含まれる。
【0065】
【化4】

【0066】
スキームIIは、RがCONRであり、R、R、Y、Z、Q、およびXが上記のように規定される式Iの基本構造を有する化合物を調製する代替法を例示するものである。臭化物(III)と式(VI)の適切なボロン酸試薬とのカップリングを、スキームIで上述したとおりに実施すると、所望の式(VII)の化合物を生成することができる。式(VII)の対応するt−ブチルエステル誘導体を、塩化メチレン中にて室温でトリフルオロ酢酸処理すると、対応するカルボン酸(示さず)が生成する。HOBTやEDCIなどの適切なカップリング試薬、およびトリエチルアミンなどの第三級アミンの存在下、カルボン酸を式(VIII)のアミンで処理すると、式(IX)の所望の化合物を生成することができる。
【0067】
【化5】

【0068】
別法として、式の化合物(IX)は、カルボン酸と式(VIII)の適切なアミンを、塩化メチレンなどの溶媒中にて、2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリン塩化物およびジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基で処理することにより調製することもできる。
【0069】
以下の実施例および調製例は、本発明を例示するものである。しかし、本発明は、本明細書に十分に記載され、請求項で列挙されるので、以下の実施例の詳細によって限定されるものではないことを理解されたい。
【実施例】
【0070】
調製例1
1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン
丸底フラスコに入った、10.0g(43.84mmol)の6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オンを550mLの塩化メチレンに溶かした溶液に、5.5mLのピロリジン(65.76mmol)を室温で滴下した。溶液の色が暗紫色になった。溶液を0℃に冷却した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20.0g、87.68mmol)を少量ずつ加えた。反応混合物を室温に温め、終夜(15時間)攪拌した。次いで、反応を水(300mL)で失活させた。飽和炭酸水素ナトリウムを加えて(200mL)pHを7にする。反応液が塩基性(pH9)になるまで固体炭酸水素ナトリウムを加えた。有機層を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。
【0071】
次いで、粗生成物を酢酸エチル(200mL)に溶解させた。酢酸エチル中HClを加え、反応液を数分間攪拌し、次いで濾過して、砕けた固体を収集する。固体生成物を50:50のヘキサン/酢酸エチルで洗浄し、真空乾燥して、13.7g、収率98.4%の1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジンを得た。400MHz H NMR(CDOD)δ7.3(s,1H)、7.3(d,J=8.29Hz,1H)、7.1(d,J=8.29Hz,1H)、3.7(m,2H)、3.6(m,1H)、3.3(m,3H)、2.9〜3.0(m,3H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、2.1(m,2H)、1.9(m,1H)、MS(M+1)280.3、282.3。TLC(シリカゲルGF):塩化メチレン−メタノール(4:1)でR=0.50。
【0072】
調製例2
3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸t−ブチル
1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン(9.0g、28.417mmol)のジメトキシエタン(165mL)溶液に、3−t−ブトキシカルボニルフェニルボロン酸(9.465g、42.6255mmol)を加えた。次いで、この溶液に、2M炭酸ナトリウム溶液(71mL)および1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)塩化物(0.23g、0.248)を加えた。反応液を90℃に温め、6時間還流させた。LCMSおよびTLC分析では、出発材料がないことが示された。反応液を室温に冷却し、濃縮した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水×3、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮して、粗収量13.45gを得た。得られる固体を、塩化メチレン/メタノール/NHOH(10:1:0.1)を溶離液とする330gのシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を収集し、濃縮して、12.23gの3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸t−ブチルを得た。400MHz H NMR(CDCl)δ8.2(m,1H)、7.9(m,1H)、7.7(m,1H)、7.4〜7.5(m,1H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.1(m,1H)、2.7〜3.1(m,6H)、2.5(brs,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,3H)、1.7〜1.8(m,1H)、1.6(s,9H)、1.5(m,3H)。MS(M+1)378.3、379.2。
【0073】
調製例3
3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸
粗製の3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸t−ブチルを塩化メチレンに希釈した。トリフルオロ酢酸を加えた。反応液を終夜攪拌した。LCMSでは、出発材料がないことが示された。反応液を濃縮して、定量的収率(14.0g)の所望の3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸TFA塩を得た。400MHz H NMR(CDOD)δ8.2(s,1H)、8.0(d,J=7.88Hz,1H)、7.8(m,1H)、7.5(m,1H)、7.4〜7.5(m,2H)、7.3(d,J=7.8Hz,1H)、3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.3〜3.4(m,1H)、3.2〜3.3(m,2H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、2.0〜2.1(m,2H)、1.9〜2.0(m,1H)。MS(M+1)322.2、323.2。
【0074】
調製例3に記載した手順に従って調製した他の例
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−安息香酸
400MHz H NMR(CDOD)δ8.1(d,J=8.3Hz,2H)、7.7(d,J=8.7Hz,2H)、7.5(m,2H)、7.3(d,J=8.7Hz,1H)、3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.4(m,2H)、3.0〜3.2(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、1.9〜2.1(m,3H)。
【0075】
ボロン酸カップリング反応の一般手順
式(III)のブロモ−アミノ−テトラリン中間体(1当量)のジメトキシエタン溶液(0.18M)に、ボロン酸(1.5当量)を加えた。次いで、この溶液に、2M炭酸ナトリウム溶液(5当量)および1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)塩化物(0.01当量)を加えた。反応液を90℃に温め、6時間還流させた。LCMSおよびTLC分析によって反応をモニターした。反応液を室温に冷却し、濃縮した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。得られる固体を、塩化メチレン/メタノール/NHOH(10:1:0.1)を溶離液とするフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を収集し、濃縮して、所望の生成物を得た。
【0076】
(実施例1)
N,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド
1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン(10.0g、31.575mmol)のジメトキシエタン(180mL)溶液に、ボロン酸(9.14、47.36mmol)を加えた。次いで、この溶液に2M炭酸ナトリウム溶液(78mL、157.88mmol)およびPd(dppf)Cl(0.316g、0.3157 mmol)を加えた。反応液を100℃に温め、終夜(20時間)還流させた。LCMSおよびTLC分析では、出発材料がないことが示された。反応液を室温に冷却し、濃縮した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。得られる固体を、塩化メチレン/メタノール/NHOH(10:1:0.1)を溶離液とする330gのシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。画分30〜65が、7.72gの純粋なN,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド、収率70.3%を与えた。400MHz H NMR(CDCl)δ7.5〜7.6(m,2H)、7.4(m,1H)、7.3(m,3H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、3.1(s,3H)、2.7〜3.0(m,11H)、2.6(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,3H)、1.7〜1.8(m,2H)。MS(M+1)349.3。
【0077】
(実施例2)
N−エチル−N−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸(上で調製したもの、1.5g、3.44mmol)を27.5mLの塩化メチレンに溶かした溶液に、N−エチルメチルアミン(0.355mL、4.13mmol)を加えた後、HOBT(0.512g、3.79mmol)、EDCI(0.86g、4.478mmol)、およびトリエチルアミン(2.4mL、17.224mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応液を水で失活させ、塩化メチレンで抽出し(3回)、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られる固体を、塩化メチレン/メタノール/NHOH(10:1:0.1)を溶離液とする220gのシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を収集し、濃縮して、775mgのN,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド、収率62%を得た。400MHz H NMR(CDCl)δ7.6(m,2H)、7.4(m,1H)、7.3(m,3H)、7.1(d,J=7.8Hz,1H)、3.6(m,1H)、3.3(m,1H)、3.0〜3.1(s,3H)、2.7〜3.0(m,9H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)、1.1〜1.2(m,2H)。MS(M+1)363.3、364.3。TLC(シリカゲルGF):塩化メチレン/メタノール/NHOH(10:1:0.1)でR=0.25。
【0078】
N,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド調製の代替アミドカップリング条件
3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)安息香酸(上で調製したもの、11.35g、26.06mmol)を130mLの塩化メチレンに溶かした、0℃(反応が大規模であるため)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(22mL、130.3mmol)を加えた後、ジメチルアミンHCL(3.19g、39.1mmol)を加えた。塩化メチレンを使用して吸湿性の試薬を移動させながら、反応液に2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリン塩化物(4.4g)を少量ずつ加えた。反応液を氷浴から取り出し、室温で終夜(18時間)攪拌した。LCMSでは出発材料がないことが示された。反応液を濃縮し、次いで酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層をHOおよびブラインで洗浄し(3回)、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、3.9gの粗N,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミドを得た。400MHz H NMR(CDCl)δ7.5〜7.6(m,2H)、7.4(m,1H)、7.3(m,3H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、3.1(s,3H)、2.7〜3.0(m,11H)、2.6(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,3H)、1.7〜1.8(m,2H);349.3。
【0079】
一般の塩生成:
遊離塩基を酢酸エチルに溶解させた。溶液に酢酸エチル中飽和HClを加え、5分間攪拌し、次いで真空中で濃縮し、その結果として生じるHCL塩を得た。
【0080】
以下の実施例は、上述の手順および実施例を利用して調製した。
【0081】
(実施例3)
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ8.1(t,J=1.7Hz,1H)、7.8(m,2H)、7.5(d,J=7.9Hz,1H)、7.4(m,2H)、7.2〜7.3(d,J=7.9Hz,1H)、3.7〜3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.3〜3.4(m,1H)、3.2〜3.3(m,2H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、1.9〜2.1(m,3H)。
【0082】
(実施例4)
N−イソプロピル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.9(t,J=1.7Hz,1H)、7.6〜7.7(m,2H)、7.4〜7.5(t,J=7.6Hz,1H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、5.9〜6.0(m,1H)、4.2〜4.3(m,1H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7〜2.8(m,4H)、2.5(brs,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.7(m,1H)、1.2〜1.3(d,J=6.6Hz、6H)。
【0083】
(実施例5)
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.8(t,J=1.7Hz,1H)、7.6(m,1H)、7.5(m,1H)、7.4(t,J=7.6Hz,1H)、7.3(m,2H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、4.3(t,J=7.6Hz,2H)、4.2(t,J=7.6Hz,2H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.3〜2.4(m,2H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.7(m,1H)。
【0084】
(実施例6)
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.9(t,J=1.7Hz,1H)、7.6〜7.7(m,2H)、7.4〜7.5(t,J=7.4Hz,1H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.5Hz,1H)、6.3(d,J=7.5Hz,1H)、4.6(m,1H)、2.8〜3.1(m,4H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,3H)、2.2(m,1H)、1.7〜2.0(m,8H)。
【0085】
(実施例7)
N−イソブチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.9(t,J=1.7Hz,1H)、7.6〜7.7(m,2H)、7.4〜7.5(t,J=7.9Hz,1H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.5Hz,1H)、6.1(m,1H)、3.3(m,2H)、3.0〜3.1(dd,J=16.2,3.7Hz,1H)、2.8〜3.0(m,7H)、2.6(brs,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.8〜1.9(m,6H)、1.2〜1.3(d,J=6.6Hz,6H)。
【0086】
(実施例8)
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.6(m,2H)、7.4〜7.5(m,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、2.8〜3.1(m,4H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.7〜1.9(m,5H)。
【0087】
(実施例9)
N−(2−メトキシ−エチル)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ8.0(t,J=1.7Hz,1H)、7.6〜7.7(m,2H)、7.4〜7.5(t,J=7.6Hz,1H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.6(brs,1H)、3.6〜3.7(m,2H)、3.5〜3.6(m,2H)、3.4(s,3H)、2.8〜3.2(m,4H)、2.7〜2.8(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.8(m,1H)。
【0088】
(実施例10)
(3−フルオロ−アゼチジン−1−イル)−[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8(t,J=1.4Hz,1H)、7.6〜7.7(m,1H)、7.5(m,1H)、7.4〜7.5(t,J=7.7Hz,1H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、5.2〜5.4(m,1H)、4.2〜4.6(m,4H)、3.1(m,1H)、2.9〜3.0(m,3H)、2.7〜2.9(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.7〜1.8(m,1H)。
【0089】
(実施例11)
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.6(m,2H)、7.3〜7.5(m,4H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.9(brs,1H)、3.7(m,2H)、3.3〜3.5(m,1H)、2.7〜3.1(m,10H)、2.5(brs,1H)、2.2(m,1H)、1.6〜1.8(m,7H)。
【0090】
(実施例12)
N−シクロプロピル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.9(t,J=1.7Hz,1H)、7.6〜7.7(m,2H)、7.4〜7.5(t,J=7.7Hz,1H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.3(brs,1H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,4H)、2.7〜2.8(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.7〜1.8(m,1H)、0.8〜1.9(m,2H)、0.6〜0.7(m,2H)。
【0091】
(実施例13)
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.4〜7.5(m,1H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.1(m,1H)、7.0(d,J=8.3Hz,1H)、6.7〜6.8(2H)、6.1(brs,1H)、5.8(brs,1H)、2.7〜3.0(m,8H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.1〜2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)。
【0092】
(実施例14)
5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−オキサゾール
400MHz H NMR(CDCl)δ7.9(s,1H)、7.4(d,J=7.9Hz,2H)、7.3(s,1H)、7.0〜7.1(m,1H)、2.7〜3.1(m,4H)、2.6〜2.7(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)。
【0093】
(実施例15)
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8〜7.9(m,2H)、7.1(d,J=8.2Hz,1H)、7.0〜7.1(m,2H)、6.7〜6.8(m,2H)、3.0(s,3H)、2.7〜3.0(m,8H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)。
【0094】
(実施例16)
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.6(m,2H)、7.5(m,2H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.9(brs,1H)、3.7(m,2H)、3.4〜3.5(m,1H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.8〜3.0(m,8H)、2.6(brs,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.8〜1.9(m,6H)。
【0095】
(実施例17)
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)7.8(m,2H)、7.6(m,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.0(d,J=7.5Hz,1H)、4.2(m,1H)、4.0(m,2H)、3.5〜3.6(m,2H)、3.0〜3.1(dd,J=16.6,4.2Hz,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、2.0(dd,J=12.4,2.5Hz,2H)、1.5〜1.8(m,7H)。
【0096】
(実施例18)
N−(2−メトキシ−エチル)−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8(d,J=8.3Hz,2H)、7.6(d,J=8.3Hz,2H)、7.4(d,J=7.9Hz,1H)、7.3(s,1H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.6(m,1H)、3.6〜3.7(m,2H)、3.5〜3.6(m,2H)、3.4(s,3H)、2.9〜3.4(m,8H)、2.4(m,1H)、2.1〜2.2(m,5H)、1.8〜1.9(m,1H)。
【0097】
(実施例19)
N−イソブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8(m,2H)、7.6(m,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.6(t,J=5.8Hz,1H)、3.3(t,J=7.9Hz,2H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.1〜2.3(m,1H)、1.6〜1.9(m,6H)、1.0(d,J=6.6Hz,6H)。
【0098】
(実施例20)
1−[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.0(m,3H)、6.8〜6.9(m,2H)、6.7(m,1H)、6.6(m,1H)、3.8(s,3H)、3.0(m,1H)、2.7〜2.8(m,7H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.1〜2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)。
【0099】
(実施例21)
N,N−ジメチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.6(m,2H)、7.4〜7.5(m,2H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.5Hz,1H)、2.7〜3.1(m,12H)、2.4(m,1H)、2.2(m,1H)、1.6〜1.8(m,7H)。
【0100】
(実施例22)
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.6〜7.7(m,2H)、7.6(m,2H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、4.3〜4.4(d,J=7.7Hz,2H)、4.2(d,J=7.7Hz,2H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,4H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.2〜2.4(m,2H)、2.2(m,1H)、1.7〜1.8(m,5H)。
【0101】
(実施例23)
N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.5〜7.6(m,2H)、7.4(m,2H)、7.3(m,2H)、7.1〜7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.6(m,1H)、3.3(m,1H)、2.6〜3.1(m,10H)、2.4(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.7(m,2H)、1.1〜1.3(m,3H)。
【0102】
(実施例24)
(+)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.7(d,J=7.9Hz,1H)、7.6(d,J=7.5Hz,1H)、7.5(t,J=7.8Hz,1H)、7.4(m,2H)、7.3(m,1H)、7.2〜7.3(d,J=7.9Hz,1H)、3.7〜3.8(m,2H)、3.6(m,2H)、3.2〜3.3(m,3H)、3.0〜3.1(m,6H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、1.9〜2.0(m,3H)、1.2〜1.3(t,J=7.1Hz,1H)、1.1〜1.2(m,3H)。MS(M+1)363.4。[_]=(+)34.32。Chiralcel OJ、移動相 95/5のヘプタン/EtOH、T=15.162分。
【0103】
(実施例24)
(−)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.7(d,J=7.9Hz,1H)、7.6(d,J=7.5Hz,1H)、7.5(t,J=7.8Hz,1H)、7.4(m,2H)、7.3(m,1H)、7.2〜7.3(d,J=7.9Hz,1H)、3.7〜3.8(m,2H)、3.6(m,2H)、3.2〜3.3(m,3H)、3.0〜3.1(m,6H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、1.9〜2.0(m,3H)、1.2〜1.3(m,2H)、1.1〜1.2(m,2H)。MS(M+1)363.4。[_]=(−)31.56。Chiralcel OJ、移動相 95/5のヘプタン/EtOH、T=18.131分。
【0104】
(実施例25)
2−メトキシ−5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.3(dd,J=2.5,0.8Hz,1H)、7.7〜7.8(dd,J=8.3,2.5Hz,1H)、7.2〜7.3(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.8(m,1H)、4.0(s,3H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.7〜1.8(m,1H)。
【0105】
(実施例26)
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.8(d,J=1.7Hz,1H)、8.5(d,J=4.5Hz,1H)、7.8(m,1H)、7.3(m,3H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.7〜3.0(m,7H)、2.5(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.7〜1.9(m,5H)。
【0106】
(実施例27)
2−メトキシ−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.1(m,1H)、7.5〜7.6(m,1H)、7.3(m,1H)、7.2(d,J=1.7Hz,1H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(m,1H)、4.0(s,3H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.7〜1.8(m,1H)。
【0107】
(実施例28)
6−メトキシ−2−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.4(d,J=8.3Hz,1H)、7.1(d,J=7.7Hz,1H)、7.0(m,2H)、6.6(d,J=7.9Hz,1H)、3.9(s,3H)、3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.5(m,1H)、2.4(s,3H)、2.2(m,1H)、1.8〜1.9(m,4H)、1.7(m,1H)。
【0108】
(実施例29)
N−イソプロピル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8(d,J=8.3Hz,2H)、7.6(d,J=8.3Hz,2H)、7.3(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、6.0(d,J=7.5Hz,1H)、4.3(m,1H)、3.1(dd,J=15.8,4.1Hz,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.8(m,1H)、1.3(d,J=6.6Hz,6H)。
【0109】
(実施例30)
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ7.8(m,2H)、7.6(m,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.5Hz,1H)、6.2(d,J=7.9Hz,1H)、4.6(m,1H)、3.0〜3.1(m,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.4〜2.5(m,2H)、2.2(m,1H)、1.6〜2.0(m,10H)。
【0110】
(実施例31)
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェノール
400MHz H NMR(DMSO)δ7.4(m,2H)、7.2(m,2H)、(7.0m,1H)、6.8(m,2H)、2.5〜2.9(m,8H)、2.3brs,1H)、2.0(brs,1H)、1.5〜1.6(m,5H)。
【0111】
(実施例32)
1−[6−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.2(d,J=7.5Hz,1H)、6.9(m,2H)、6.6(s,2H)、3.7〜3.8(m,5H)、3.6(m,1H)、3.4(m,1H)、3.0〜3.1(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、2.1(m,2H)、1.9〜2.0(m,8H)。MS(M+1)336.4。
【0112】
(実施例33)
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.0(d,J=8.3Hz,2H)、7.7(d,J=8.3Hz,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.1〜3.2(m,1H)、3.1(s,3H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.8(m,4H)、2.5(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.7〜1.9(m,5H)。MS(M+1)356.3。
【0113】
(実施例34)
(R)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ8.0(m,2H)、7.7(m,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.1〜3.2(m,1H)、3.1(s,3H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.8(m,4H)、2.6(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、1.7〜1.9(m,5H);MS(M+1)356.2。Chiralcel OJ、移動相 30/70のヘプタン/EtOH、T=9.431分。
【0114】
(実施例35)
(S)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ8.0(d,J=8.3Hz,1H)、7.8〜7.9(d,J=8.3Hz,1H)、7.5(t,J=7.1Hz,1H)、7.3(m,3H)、7.1(d,J=8.3Hz,1H)、3.3〜3.8(m,5H)、2.9〜3.2(m,7H)、2.4(m,1H)、1.8〜2.2(m,5H);MS(M+1)356.4。Chiralcel OJ、移動相 30/70のヘプタン/EtOH、T=13.911分。
【0115】
(実施例36)
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDCl)δ8.1(s,1H)、7.7〜7.8(m,2H)、7.5(m,1H)、7.4(m,2H)、7.2(d,J=8.3Hz,1H)、3.1(m,1H)、2.7〜2.9(m,7H)、2.5(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H);MS(M+1)321.3、322.4。
【0116】
(実施例37)
(S)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
Chiralpak AS、移動相 80/20のヘプタン/EtOH、T=14.006分MS(M+1)321.4。
【0117】
(実施例38)
(R)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
Chiralpak AS、移動相 80/20のヘプタン/EtOH、T=9.253分MS(M+1)321.4。
【0118】
(実施例39)
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.5(m,2H)、7.2〜7.3(m,2H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、6.9〜7.0(m,2H)、3.8(s,3H)、3.0〜3.1(dd,J=16.2,3.7Hz,1H)、2.8〜3.0(m,3H)、2.7(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,1H)、1.8(m,4H)、1.6〜1.7(m,1H)。MS(M+1)308.2。
【0119】
(実施例40)
(R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
Chiralpak AS、移動相 80/20のヘプタン/EtOH、T=10.248分、MS(M+1)308.3。
【0120】
(実施例41)
(S)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
Chiralpak AS、移動相 80/20のヘプタン/EtOH、T=12.360分、MS(M+1)308.2。
【0121】
(実施例42)
1−イソプロピル−4−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.5(m,2H)、7.3(d,J=7.9Hz,2H)、7.1(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(m,2H)、3.8(s,3H)、2.6〜3.0(m,13H)、2.2(m,1H)、1.6(m,2H)、1.0(d,J=6.2Hz,6H)。MS(M+1)365.3。
【0122】
(実施例43)
(S)−(−)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.6(d,J=8.3Hz,2H)、7.4(d,J=8.7Hz,4H)、7.2(d,J=7.5Hz,1H)、3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.3(m,3H)、3.0〜3.1(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、2.0(m,2H);MS(M+1)312.3、313.4。[_]=(−)41.39。Chiralpak OJ、移動相 90/10のヘプタン/IPO、T=6.488分。
【0123】
(実施例44)
(R)−(+)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.6(m,2H)、7.3〜7.4(m,4H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.3(m,3H)、3.0〜3.1(m,4H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、2.0(m,2H);MS(M+1)312.3、313.4。[_]=(−)39.58。Chiralpak OJ、移動相 90/10のヘプタン/IPO、T=5.573分。
【0124】
(実施例45)
3−フルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.5(d,J=8.7Hz,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(d,J=8.7Hz,2H)、5.4〜5.6(m,1H)、3.9〜4.1(m,2H)、3.5〜3.7(m,3H)、3.3(m,4H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.3〜2.6(m,3H)、1.9〜2.0(m,1H);MS(M+1)326.3。
【0125】
(実施例46)
1−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン
400MHz H NMR(CDOD)δ8.0〜8.1(d,J=8.7Hz,2H)、7.7(d,J=8.3Hz,2H)、7.5(d,J=8.3Hz,2H)、7.3(J=7.5Hz,1H)、3.6(m,2H)、3.4〜3.5(dd,J=14.1,7.1Hz,1H)、3.0〜3.3(m,6H)、2.4〜2.6(m,4H)、1.9〜2.1(m,4H)、2.0(m,1H)。MS(M+1)320.4。
【0126】
(実施例47)
3,4−ジフルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.5(m,2H)、7.4(d,J=7.9Hz,1H)、7.3(s,1H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(m,2H)、5.6(m,1H)、5.5(m,1H)、3.8(s,3H)、3.7(m,1H)、3.2〜3.3(m,6H)、3.0〜3.1(m,2H)、2.4(m,1H)、2.0(m,1H)。MS(M+1)344.3。
【0127】
(実施例48)
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.5(d,J=8.7Hz,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(d,J=8.7Hz,2H)、3.8〜3.9(m,1H)、3.7(s,3H)、3.6(m,1H)、3.3〜3.4(m,3H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.3〜2.4(m,2H)、2.0〜2.1(m,2H)、1.8〜2.0(m,2H)、1.5(m,3H)。MS(M+1)322.4
【0128】
(実施例49)
(R,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.5(d,J=8.7Hz,2H)、7.3〜7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、7.0(d,J=8.7Hz,2H)、3.9(m,1H)、3.8(s,3H)、3.7(m,1H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.4(m,2H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.4(m,2H)、2.0〜2.1(m,2H)、1.8〜2.0(m,2H)、1.5(dd,J=6.6,2.1Hz,3H)。MS(M+1)322.4。Chiralcel OJ、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=13.213分。
【0129】
(実施例50)
(S,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
Chiralcel OJ、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=13.659分、MS(M+1)322.4
【0130】
(実施例51)
(R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン
Chiralcel OD、移動相 80/20のヘプタン/IPA、T=9.378分。
【0131】
(実施例52)
(S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン
Chrialcel OD、移動相 80/20のヘプタン/IPA、T=14.325分。
【0132】
(実施例53)
(R,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン
Chiralcel OD、移動相 85/15のヘプタン/IPO、T=19.591分。
【0133】
(実施例54)
(S,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.2(m,2H)、6.9(d,J=7.9Hz,1H)、2.6〜3.0(m,8H)、1.5〜2.1(m 5H)、1.4(m,1H)、1.0〜1.1(m,3H)。GCMS 293.0。Chiralcel OD、移動相 85/15のヘプタン/IPO、T=24.109分。
【0134】
(実施例55)
(R,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン
Chiralcel OD、移動相 85/15のヘプタン/IPO、T=18.050分。
【0135】
(実施例56)
(S,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDCl)δ7.2(m,2H)、6.9(d,J=7.9Hz,1H)、2.6〜3.0(m,8H)、1.5〜2.1(m 5H)、1.4(m,1H)、1.0〜1.1(m,3H)。GCMS 293.0。Chiralcel OD、移動相 85/15のヘプタン/IPO、T=20.109分。
【0136】
(実施例57)
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
Chiralcel OJ、移動相 90/10のヘプタン/EtOH、T=11.814分MS(M+1)349.3
【0137】
(実施例58)
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
Chiralcel OJ、移動相 90/10のヘプタン/EtOH、T=13.677分MS(M+1)349.3
【0138】
(実施例59)
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ9.0(d,J=1.2Hz,1H)、8.6〜8.7(m,2H)、7.9(m,1H)、7.6(m,2H)、7.4(d,J=8.3Hz,1H)、3.9(m,1H)、3.8(m,1H)、3.6(m,1H)、3.4(m,1H)、3.0〜3.2(m,4H)、2.3〜2.4(m,2H)、1.8〜2.1(m,4H)、1.5(d,J=6.6Hz,3H)。MS(M+1)293.4。Chiralpak AD、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=8.512分。
【0139】
(実施例60)
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ9.0(d,J=1.2Hz,1H)、8.6〜8.7(m,2H)、7.9(m,1H)、7.6(m,2H)、7.4(d,J=8.3Hz,1H)、3.9(m,1H)、3.8(m,1H)、3.6(m,1H)、3.4(m,1H)、3.0〜3.2(m,4H)、2.3〜2.4(m,2H)、1.8〜2.1(m,4H)、1.5(d,J=6.6Hz,3H)。MS(M+1)293.4。Chiralpak AD、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=6.445分。
【0140】
(実施例61)
1−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.9Hz,1H)、7.1(m,2H)、7.0(d,J=8.7Hz,1H)、3.9(s,3H)、3.8(s,3H)、3.3〜3.8(m,4H)、3.0(m,4H)、2.4(m,2H)、2.1(m,2H)、1.8〜2.0(m,2H)、1.5(m,3H)。MS(M+1)352.1。
【0141】
(実施例62)
1−[6−(3−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ7.3〜7.4(m,3H)、7.2(d,7.9Hz,1H)、7.1(m,2H)、3.9(s,3H)、3.8(m,1H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.4(m,2H)、3.0〜3.1(m,4H)、2.3〜2.4(m,2H)、1.8〜2.2(m,4H)、1.5(m,3H)。MS(M+1)340.1。
【0142】
(実施例63)
N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ7.8〜7.9(d,J=8.7Hz,2H)、7.7(d,J=8.7Hz,2H)、7.5(m,2H)、7.2〜7.3(d,J=7.9Hz,1H)、3.8(m,2H)、3.6(m,1H)、3.3〜3.4(dd,J=16.2,4.2Hz,1H)、3.2〜3.3(m,2H)、3.0〜3.1(m,3H)、2.9(s,3H)、2.4(m,1H)、2.2(m,2H)、1.9〜2.2(m,3H)。MS(M+1)335.4。
【0143】
(実施例64)
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ8.0(d,J=8.3Hz,2H)、7.7(d,J=8.3Hz,2H)、7.4(m,2H)、7.2(d,J=7.5Hz,1H)、2.8〜3.5(m,8H)、2.3(m,1H)、2.2(m,1H)、2.0(m,2H)、1.8(m,1H)、1.6(m,1H)、1.3(brs,3H)。MS(M+1)335.4。
【0144】
(実施例65)
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド
400MHz H NMR(CDOD)δ8.1〜8.2(m,1H)、7.8〜7.9(m,2H)、7.4〜7.6(m,3H)、7.2〜7.3(m,1H)、3.9(m,1H)、3.8(m,1H)、3.6(m,1H)、3.2〜3.4(m,1H)、3.0〜3.2(m,4H)、2.3〜2.4(m,2H)、1.8〜2.2(m,4H)、1.5(dd,J=6.6,2.9Hz,3H)。MS(M+1)335.4。
【0145】
(実施例66)
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド
Chiralpak AD、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=10.934分、MS(M+1)335.4
【0146】
(実施例67)
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド
Chiralpak AD、移動相 85/15のヘプタン/EtOH、T=14.219分、MS(M+1)335.4。
【0147】
(実施例68)
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン
400MHz H NMR(CDOD)δ8.0(d,J=8.3Hz,2H)、7.8〜7.9(d,J=8.7Hz,2H)、7.5(m,2H)、7.3(d,J=7.9Hz,1H)、3.7〜3.9(m,2H)、3.6(m,1H)、3.4(m,1H)、3.0〜3.2(m,7H)、2.3〜2.4(m,2H)、1.8〜2.1(m,4H)、1.5(m,3H)。MS(M+1)369.3。GCMS 369.0。
【0148】
以下の表の実施例も、上述の手順および実施例に従って調製した。
【0149】
【表1−1】

【0150】
【表1−2】

【0151】
【表1−3】

【0152】
【表1−4】

【0153】
【表1−5】

【0154】
【表1−6】

【0155】
【表1−7】

【0156】
【表1−8】

【0157】
【表1−9】

【0158】
【表1−10】

【0159】
【表1−11】

【0160】
【表1−12】

【0161】
【表1−13】

【0162】
【表1−14】

【0163】
【表1−15】

【0164】
【表1−16】

【0165】
【表1−17】

【0166】
【表1−18】

【0167】
本発明の組成物は、式Iの化合物と、場合により薬学的に許容できる担体とを含む組成物でよい。本発明の組成物は、式Iの化合物と、ヒスタミンH1拮抗薬と、場合により薬学的に許容できる担体とを含む組成物でもよい。本発明の組成物は、式Iの化合物と、神経伝達物質再取込み遮断薬と、場合により薬学的に許容できる担体とを含む組成物でもよい。
【0168】
本発明の組成物は、1種または複数の薬学的に許容できる担体を使用して、従来の方法によって製剤することができる。本発明の組成物は、経口、頬側、鼻腔内、非経口(たとえば、静脈内、筋肉内、腹腔内、または皮下もしくは植込錠によるもの)、経鼻、経膣、舌下、直腸、または局所投与用に、または吸入もしくはガス注入による投与に適する形態で製剤することができる。
【0169】
式Iの化合物の薬学的に許容できる塩は、次の3方法の1つまたは複数によって調製することができる。(i)式Iの化合物を所望の酸または塩基と反応させることによる方法、(ii)式Iの化合物の適切な前駆体から酸もしくは塩基に不安定な保護基を除去する、または所望の酸もしくは塩基を使用して、適切な環状前駆体、たとえばラクトンもしくはラクタムを開環することによる方法、または(iii)適切な酸もしくは塩基との反応によって、または適切なイオン交換カラムによって、式Iの化合物の塩を別の塩に変換することによる方法。
【0170】
3つの反応はすべて、通常は溶液中で実施される。得られる塩は、析出すれば、濾過によって収集してもよいし、または溶媒を蒸発させて回収してもよい。得られる塩のイオン化の程度は、完全にイオン化したものからほとんどイオン化していないものまで様々でよい。
【0171】
式Iの化合物の代謝産物、すなわち薬物が投与されるとin vivoで生成する化合物も、本発明の範囲内に含まれる。本発明による代謝産物の一部の例には、次のものが含まれる。(i)式(I)の化合物がメチル基を含んでいる場合、そのヒドロキシメチル誘導体(−CH→−CHOH)、(ii)式(I)の化合物がアルコキシ基を含んでいる場合、そのヒドロキシ誘導体(−OR→−OH)、(iii)式(I)の化合物が第三級アミノ基を含んでいる場合、その第二級アミノ誘導体(−NR→−NHRまたは−NHR)、(iv)式(I)の化合物が第二級アミノ基を含んでいる場合、その第一級誘導体(−NHR→−NH)、(v)式(I)の化合物がアミド基を含んでいる場合、そのカルボン酸誘導体(−CONR→COOH)。
【0172】
同位体標識された本発明の式Iの化合物は、一般に、同位体標識されていない試薬の代わりに容易に入手可能な同位体標識された試薬を用いることにより、前述のスキーム、および/または実施例および調製例で開示した手順を実施して調製することができる。
【0173】
経口投与については、医薬組成物は、たとえば、薬学的に許容できる賦形剤、たとえば、α化トウモロコシデンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤;ラクトース、微結晶セルロース、リン酸カルシウムなどの充填剤;ステアリン酸マグネシウム、タルク、シリカなどの滑沢剤;ジャガイモデンプンやナトリウムデンプングリコラートなどの崩壊剤;またはラウリル硫酸ナトリウムなどの湿潤剤を用いる従来の手段によって調製される錠剤またはカプセル剤の形をとり得る。錠剤は、当業界でよく知られている方法によってコーティングすることもできる。経口投与用の液体調製物は、たとえば溶液、シロップ、もしくは懸濁液の形をとることができ、または使用前に水もしくは他の適切な媒体で戻すための乾燥製品として提供してもよい。そのような液体調製物は、薬学的に許容できる添加剤、たとえば、ソルビトールシロップ、メチルセルロース、水素添加された食用脂などの懸濁化剤;レシチンやアカシアなどの乳化剤;扁桃油、油性エステル、エチルアルコールなどの非水性媒体;p−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸などの保存剤を用い、従来の手段によって調製することができる。
【0174】
頬側投与では、組成物は、従来の方法で製剤される錠剤またはトローチ剤の形をとり得る。
【0175】
本発明の組成物は、従来のカテーテル処置技術または注入の使用を含めて、注射による非経口投与用に製剤することができる。注射用の製剤は、単位剤形にして、たとえば、アンプルまたは多用量容器に入れ、保存剤を加えて提供することもできる。本発明の組成物は、油性または水性媒体中の懸濁液、溶液、または乳濁液などの形をとることができ、懸濁化剤、安定化剤、および/または分散剤などの製剤化剤(formulating agent)を含有していてもよい。別法として、使用前に適切な媒体、たとえば、発熱物質を含まない無菌水で戻すために、組成物中の1種または複数の活性成分を粉末形態にしてもよい。用語「活性成分」とは、本明細書では、式Iの化合物、ヒスタミンH1拮抗薬、または神経伝達物質再取込み遮断薬を指す。
【0176】
本発明の組成物は、たとえば、カカオ脂や他のグリセリドなどの従来の坐剤基剤を含有する坐剤や保持式浣腸などの直腸用組成物に製剤することもできる。経膣投与用の組成物は、1種または複数の活性成分に加えて、カカオ脂や坐剤ワックスなどの賦形剤を含有する場合もある坐剤であることが好ましい。経鼻投与または舌下投与用の組成物も、当業界でよく知られている標準の賦形剤を用いて調製することができる。
【0177】
鼻腔内投与または吸入による投与では、患者によって圧迫またはポンピングされるポンプスプレー容器から溶液または懸濁液の形で、または適切な噴射剤、たとえばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素、または他の適切な気体を使用し、加圧容器またはネブライザーからエアロゾルスプレー体裁として、組成物を好都合に送達することができる。加圧エアロゾルの場合では、バルブを設けて、計量された量を送達することにより、投与量単位を決定することができる。加圧容器またはネブライザーは、1種または複数の活性成分の溶液または懸濁液を含有していてよい。吸入器または注入器に入れて使用するための、1種または複数の活性成分とラクトースやデンプンなどの適切な粉末基剤の粉末混合物を含有する、たとえばゼラチン製のカプセルおよびカートリッジを製剤することができる。組成物中の1種または複数の活性成分は、大きさがナノ粒子から微小粒子の範囲に及ぶものでよい。
【0178】
本明細書で言及した状態を治療するために、式Iの化合物を含む本発明の組成物を平均的な成人に経口、非経口、または頬側投与するための好例となる用量は、単位用量あたり式Iの化合物約0.01〜約1000mgであり、これをたとえば1日1〜3回投与することができるはずである。
【0179】
本明細書で言及した状態を治療するために、式Iの化合物とヒスタミンH1拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬とを含む本発明の組成物を、平均的な成人に経口、非経口、または頬側投与するための好例となる用量は、単位用量あたり式Iの化合物約0.01〜約500mgとヒスタミンH拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬約0.01mg〜約500mgであり、これをたとえば1日1〜3回投与することができるはずである。
【0180】
平均的な成人において本明細書で言及した状態を治療するためのエアロゾル製剤は、エアロゾルの計量された各用量または「ひと吹き」が約20μg〜約1000μgの式Iの化合物を含有するように準備することが好ましい。エアロゾルの全体としての1日量は、約100μg〜約10mgの範囲内となろう。投与は、たとえば各回1、2、または3用量として毎日数回、たとえば2、3、4、または8回でよい。式Iの化合物とヒスタミンH1拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬とを含有するエアロゾル製剤は、エアロゾルの計量された各用量または「ひと吹き」が、約100μg〜約10000μgの式Iの化合物と約100μg〜約30000μgのヒスタミンH1拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬とを含有するように準備することが好ましい。投与は、たとえば各回1、2、または3用量として、毎日数回、たとえば1、3、4、または8回でよい。式Iの化合物とヒスタミンH1拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬とを含む本発明の組成物は、場合により薬学的に許容できる担体を含有していてもよく、錠剤、カプセル剤、ロゼンジ、トローチ、飴、粉末、スプレー、水性の懸濁液、注射用溶液、エリキシル、シロップなどの異なる様々な剤形として、1回および複数回のどちらの投与量で投与してもよい。薬学的に許容できる担体には、固体の希釈剤または充填剤、無菌水性媒質、ならびに様々な非毒性の有機溶媒などが含まれる。経口医薬製剤は、そのような目的のために通常用いられる種類の様々な薬品によって適切に甘味付けおよび/または味付けすることができる。一般に、式Iの化合物は、そのような剤形中に、全組成物の約0.1重量%〜約99.9重量%の範囲の濃度レベル、すなわち所望の単位投与量を提供するのに十分な量で存在し、ヒスタミンH拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬は、そのような剤形中に、全組成物の約0.1重量%〜約99.9重量%の範囲の濃度レベルで、すなわち所望の単位投与量を提供するのに十分な量で存在する。
【0181】
式Iの化合物およびヒスタミンH拮抗薬は、一緒にまたは別々に投与することができる。式Iの化合物およびヒスタミンH拮抗薬は、別々に投与するとき、いずれかの順序で投与することができるが、但し、2種の活性成分のうちの最初のものを投与した後、24時間以内、好ましくは12時間以内に次の活性成分を投与する。
【0182】
式Iの化合物および神経伝達物質再取込み遮断薬は、一緒にまたは別々に投与することができる。式Iの化合物および神経伝達物質再取込み遮断薬は、別々に投与するとき、いずれかの順序で投与することができるが、但し、2種の活性成分のうちの最初のものを投与した後、24時間以内、好ましくは12時間以内に次の活性成分を投与する。
【0183】
本明細書で言及した状態を治療するための、平均的な成人への経口、非経口、または頬側投与での式Iの化合物対ヒスタミンH拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬の好ましい用量比は、約0.001〜約1000、好ましくは約0.01〜約100である。
【0184】
組成物は、均質なものでよく、均質とは、1種または複数の活性成分が組成物中のいたるところに均等に分散しているので、組成物を、錠剤、丸剤、カプセル剤などの等しく有効な単位剤形に容易に細分できることを意味する。そこで、この固体組成物は、1種または複数の活性成分を約0.1〜約1000mg含有する本明細書に記載の種類の単位剤形に小分けする。典型的な単位剤形は、1種または複数の活性成分を約1〜約300mg、たとえば約1、2、5、10、25、50、または100mg含有する。この新規な組成物の錠剤または丸剤は、コーティングし、または別な形で配合すると、持続作用という利点をもたらす剤形となる。たとえば、錠剤または丸剤は、内側の剤形成分と外側の剤形成分とを、後者を前者に被さる外被の形にして含んでよい。2種の成分は、胃での分解を阻止するのに役立ち、内側の成分が無傷で十二指腸に移るのを可能にし、またはその放出を遅らせる腸溶性の層によって隔てることができる。そのような腸溶性の層またはコーティングには、様々な材料を使用することができ、そのような材料としては、いくつかの重合体の酸、ならびに重合体の酸と、セラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースといった材料の混合物が挙げられる。
【0185】
本発明の組成物および方法における1種または複数の活性成分の用量は様々でよい。しかし、そのような組成物中の1種または複数の活性成分の量は、適切な剤形が得られるようなものにすることが必要である。選択される投与量は、所望の治療効果、投与経路、投与する特定の化合物、治療期間、および他の要素に応じて決まる。本明細書で述べるすべての投与量範囲および投与量レベルは、本発明の医薬組成物中に存在する各活性成分、ならびに本発明の方法で使用する各活性成分を指す。一般に、1日約0.01〜約100mg/体重kgの投与量レベルがヒトおよび他の哺乳動物に投与される。ヒトにおける好ましい投与量範囲は、1日約0.1〜約50mg/体重kgであり、これを単一用量として投与してもよいし、または複数回の用量に分けてもよい。ヒト以外の哺乳動物における好ましい投与量範囲は、1日約0.01〜約10.0mg/体重kgであり、これを単一用量として投与してもよいし、または複数回の用量に分けてもよい。ヒト以外の哺乳動物におけるより好ましい投与量範囲は、1日約0.1〜約5.0mg/体重kgであり、これを単一用量として投与してもよいし、または複数回の用量に分けてもよい。
【0186】
式Iの化合物とヒスタミンH拮抗薬または神経伝達物質再取込み遮断薬とを含む医薬組成物では、式Iの化合物および第2の活性成分の治療有効量である投与量を、1回で、または数回に分けて投与することができる。
【0187】
任意の特定の患者のための詳細な治療有効量レベルは、治療対象となる障害およびその障害の重症度、用いる特定の化合物の活性、用いる特定の組成物、ならびに年齢を含む様々な要素に応じて決まる。しかし、治療を行う対象の状態に応じて、投与量の若干の差異は必然的に生じる。いずれにせよ、投与の責任者が、個々の対象のための適切な用量を決定することになる。
【0188】
この明細書および添付の請求項に記載の投与量は、たとえば、体重が約65kg〜約70kgである平均的なヒト対象に使用することができる。熟練した従業者ならば、対象の治療歴に基づき、体重が約65kg〜約70kgの範囲外にある対象に必要となるであろう投与量の任意の変量を容易に決定することができよう。医薬品の組合せは、1日6回まで、好ましくは1日1〜3回、たとえば1日2回または1日1回の投与計画で投与することができる。
【0189】
生物活性の測定
ラットまたはヒトヒスタミンH3受容体での本発明の化合物のin vitro親和性は、次の手順に従って測定することができる。凍結したラット前頭脳または凍結した死後のヒト前頭脳を、2mMのMgClを含有する20体積の冷50mMトリスHCl(4℃で7.4までのpH)中でホモジナイズする。次いで、ホモジネートを45000gで10分間遠心分離する。上清をデカントし、膜ペレットを、Polytronによって、2mMのMgClを含有する冷50mMトリスHCl(4℃で7.4までのpH)中に再懸濁し、再び遠心分離する。最終ペレットを、2mMのMgClを含有する50mMのトリスHCl(25℃で7.4までのpH)に12mg/mLの濃度で再懸濁する。化合物を10%DMSO/50mMトリス緩衝液(pH7.4)に(最終DMSO濃度が1%になる10×最終濃度で)希釈する。25μlの薬物希釈物および25μlの放射性リガンド(最終濃度1nMの3H−N−メチル−ヒスタミン)を含有する96ウェルV底ポリプロピレンプレートに膜(200μl)を加えて、インキュベートを開始する。1時間インキュベートした後、アッセイサンプルを、Skatron細胞ハーベスターを使用しながら、Whatman GF/Bフィルターで急速濾過し、氷冷50mMトリス緩衝液(pH7.4)ですすぐ。BetaPlateシンチレーション計数器を使用して放射能を定量化する。次いで、特異的結合の阻害パーセントを算出することができる。
【0190】
当業者ならば、上記手順を他のアッセイに適合させることができるはずである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iによる化合物
【化1】

または薬学的に許容できるその塩[式中、
Z、Y、Q、Xは、それぞれ独立に窒素または炭素であり、
およびRは、それぞれ独立に、水素、1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、または(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキルであり、各(C〜C)は、1個〜4個の(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、
またはRおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記ヘテロシクロアルキル環中の前記窒素から隔てられている前記ヘテロシクロアルキル環の炭素の1個は、O、S、NR、またはC=Oによって置き換えられていてもよく、Rは、水素、(C〜C)アルキル、または−C(=O)(C〜C)アルキルであり、前記ヘテロシクロアルキル環は、ハロ、1または2個の(C〜C)アルキル、フェニル、1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、または(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、各(C〜C)アルキルは、1個〜4個の(C〜C)アルキルで置換されていてもよく、
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、5〜6員アリール、5〜6員ヘテロアリール、ヒドロキシル、メチレンヒドロキシル、−(C=O)NR、およびS(O)(C〜C)アルキル(pは1または2である)であり、
およびRは、
水素、
1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
OH、1〜4個の(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ジアルキルアミノ;ハロゲンで置換されていてもよく、1〜2個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C10)アリールオキシで置換されていてもよい(C〜C14)アリール;ならびに(C〜C10)アリール基で置換されていてもよく、1〜3個の(C〜C)アルキル基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル基、
(C〜C)シクロアルキル、
(C〜C14)アリール、
(C〜C)アルキルで置換されていてもよい−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、
−(C〜C)アルキル−C(=O)O−(C〜C)アルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキル−カルボニル基で置換されていてもよい3〜8員ヘテロシクロアルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキルで置換されていてもよい(C〜C10)アリールスルホニル、
5〜10員ヘテロアリール、および
(C〜C14)アリール−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル[各(C〜C)アルキルおよび各(C〜C)アルキレンは、1〜4個の(C〜Cアルキル)で置換されていてもよい]
からなる群からそれぞれ独立に選択され、
またはRおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記複素環中の前記窒素から隔てられている前記複素環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられていてもよく、Rは、水素、(C〜C)アルキル、または−C(=O)(C〜C)アルキルであり、前記複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、またはヒドロキシルで置換されていてもよく、
は水素であり、
またはRおよびRが、これらが結合している、Z、Y、Q、およびXを含む環中の2個の近接する原子と一緒になって、5員または6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記複素環中の前記窒素から隔てられている前記複素環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられていてもよく、Rは、水素または(C〜C)アルキルである]。
【請求項2】
YおよびXが炭素であり、QおよびZが炭素または窒素であり、Rが水素であり、RおよびRが一緒になって、(C〜C)アルキルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、Rが、メトキシ、−(C=O)NR、およびS(O)p(C〜C)アルキルからなる群から選択され、RおよびRが、それぞれ独立に水素または(C〜C)アルキルであり、pが1または2である、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項3】
Z、Y、X、およびQが炭素であり、
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、
が水素であり、
が−(C=O)NRであり、
およびRは、
水素、
1〜4個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
OH、1〜4個の(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ジアルキルアミノ;ハロゲンで置換されていてもよく、1〜2個のハロゲンで置換されていてもよい(C〜C10)アリールオキシで置換されていてもよい(C〜C14)アリール;ならびに(C〜C10)アリール基で置換されていてもよく、1〜3個の(C〜C)アルキル基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル基、
(C〜C)シクロアルキル、
(C〜C14)アリール、
(C〜C)アルキルで置換されていてもよい−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、
−(C〜C)アルキル−C(=O)O−(C〜C)アルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキル−カルボニル基で置換されていてもよい3〜8員ヘテロシクロアルキル、
1個または複数の(C〜C)アルキルで置換されていてもよい(C〜C10)アリールスルホニル、
5〜10員ヘテロアリール、および
(C〜C14)アリール−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル[各(C〜C)アルキルおよび各(C〜C)アルキレンは、1〜4個の(C〜Cアルキル)で置換されていてもよい]
からなる群からそれぞれ独立に選択され、
またはRおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員複素環を形成していてもよく、少なくとも2個の原子によって前記ヘテロシクロアルキル環中の前記窒素から隔てられている前記ヘテロシクロアルキル環の炭素の1個は、OまたはNRによって置き換えられていてもよく、Rは、水素または(C〜C)アルキルであり、前記ヘテロシクロアルキル環は、ハロ、(C〜C)アルキル、またはヒドロキシルで置換されていてもよい、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項4】
およびRが、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員ヘテロシクロアルキル環を形成しており、前記ヘテロシクロアルキル環が、ハロ、ヒドロキシ、または(C〜C)アルキルで置換されていてもよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
X、Y、Zが炭素であり、Qが窒素であり、
およびRが、これらが結合している窒素と一緒になって、メチルで置換されていてもよい5員複素環を形成しており、Rが、水素、メチル、エチル、メトキシ、およびエトキシからなる群から選択され、Rが水素である、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項7】
Xが炭素であり、ZおよびQが窒素であり、Rが、水素、メチル、エチル、メトキシ、およびエトキシからなる群から選択され、Rが水素である、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項8】
次の構造を有する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【化2】

【請求項9】
次の構造を有する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【化3】

【請求項10】
N,N−ジメチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド、
N−エチル−N−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(2,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
2−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアルデヒド、
1−[6−(2−フェノキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2,3,4−トリメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−(6−フェノキサチイン−4−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノール、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンゾニトリル、
1−(6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
N,N−ジイソプロピル−2−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(4−メチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−(6−m−トリル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−[6−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−ニトロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−(6−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[2,2’]ビナフタレニル−6−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−エチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン、
1−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン、
1−[6−(2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン、
1−[6−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
ジメチル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−アミン、
[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノール、
1−[6−(2−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
[2−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノール、
1−(4−メチル−5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−[1,2’]ビナフタレニル−6’−イル)−ピロリジン、
N−[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−アセトアミド、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−安息香酸エチルエステル、
1−[6−(2−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−メチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−3−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンゾニトリル、
1−[6−(3,4−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−(6−ビフェニル−2−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−[6−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2−フルオロ−ビフェニル−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2−エチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェノール、
1−[6−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−ベンジルオキシ−2−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−イソプロポキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
3,5−ジメチル−1−[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール、
1−(5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−[1,2’]ビナフタレニル−6’−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−{6−[4−(1−メトキシ−エチル)−フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−ピロリジン、
1−[6−(3−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−1H−ピラゾール、
1−[6−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
2−イソプロピル−5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール、
1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
4−メトキシ−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアルデヒド、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンゾニトリル、
1−(6−ビフェニル−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
N−t−ブチル−2−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンゼンスルホンアミド、
2−メチル−1−(6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−チアントレン−1−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−p−トリル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(3−ニトロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
N,N−ジイソプロピル−2−メトキシ−6−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−[6−(2,6−ジメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
N,N−ジイソプロピル−2−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−[6−(4−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−m−トリル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−{6−[4−(4−メトキシ−フェノキシ)−フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(2,3,4−トリメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−o−トリル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−チオフェン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(4−フェノキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[2,2’]ビナフタレニル−6−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−エチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−(6−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−エトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−{3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−エタノン、
{4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−メタノール、
1−[6−(4−t−ブチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
{3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−メタノール、
1−[6−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−イソブチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(2−フェノキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−安息香酸イソプロピルエステル、
1−[6−(2,5−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−{2−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−エタノン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェノール、
2−メチル−1−(4−メチル−5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−[1,2’]ビナフタレニル−6’−イル)−ピロリジン、
1−[6−(2−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
{2−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−メタノール、
1−[6−(2−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−安息香酸エチルエステル、
1−(6−フラン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(3−メチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−3−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
{4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−カルバミン酸ベンジルエステル、
2−メチル−1−[6−(5−メチル−フラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−安息香酸エチルエステル、
2−メトキシ−5−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
1−(6−ビフェニル−2−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
N−{3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−アセトアミド、
1−[6−(2,6−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−(6−ジベンゾチオフェン−1−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−安息香酸ベンジルエステル、
1−[6−(2−フルオロ−ビフェニル−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンゾニトリル、
1−[6−(4−イソプロピル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(5−イソプロピル−2−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(4−ペンチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェノール、
2−メチル−1−[6−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−安息香酸、
1−[6−(2−エチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−ベンジルオキシ−2−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−ブチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−(5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−[1,2’]ビナフタレニル−6’−イル)−ピロリジン、
1−[6−(3−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−{3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−1H−ピラゾール、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−(6−ジベンゾフラン−4−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−イソプロポキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
3−クロロ−4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
1−[6−(3−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−メチル−1−[6−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
2−メチル−1−(6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピロリジン、
1−[6−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
3,5−ジメチル−1−{3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−1H−ピラゾール、
5−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリミジン、
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(4−エチルスルファニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−{6−[4−(1−メトキシ−エチル)−フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−ベンゼンスルホニル−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−1H−インドール、
1−[6−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−イソプロピル−5−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール、
2−[エチル−(6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−アミノ]−エタノール、
[1−(6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−メタノール、
3−(6−アゼチジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
4−(6−アゼチジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メトキシメチル−ピロリジン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メトキシメチル−ピロリジン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン、
1−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、
1−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メトキシメチル−ピロリジン、
2−メトキシ−5−[6−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
3−[6−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
1−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン、
4−[6−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
3−[6−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
4−[6−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N−メチル−ベンズアミド、
1−[6−(4−ジメチルカルバモイル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド、
3−[6−(2−フェニル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
3−(6−アゼチジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−イソプロピル−4−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン、
1−イソプロピル−4−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
1−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン−3−オール、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−4−イソプロピル−ピペラジン、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン−3−オール、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン、
4−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−チオモルホリン、
[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ジエチル−アミン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン−3−オール、
6−メトキシ−2−メチル−3−(6−ピペリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
ジエチル−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アミン、
4−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−3−メチル−モルホリン、
ジエチル−(6−ピリミジン−5−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−アミン、
4−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−チオモルホリン、
4−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−3−メチル−モルホリン、
4−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−3−メチル−モルホリン、
1−イソプロピル−4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−チオモルホリン、
5−[6−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリミジン、
4−[6−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−(6−ピリミジン−5−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピペリジン−3−オール、
1−イソプロピル−4−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
1−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン−3−オール、
5−(6−ピペリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリミジン、
4−[6−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
2−メトキシ−5−(6−ピペリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
1−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペリジン−3−オール、
4−(6−チオモルホリン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
3−[6−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
3−[6−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
3−[6−(2−イソプロピル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−6−メトキシ−2−メチル−ピリジン、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
2−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール、
2−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール、
1−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−イソプロピル−ピロリジン、
5−[6−(2−イソプロピル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリミジン、
4−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−モルホリン、
4−[6−(4−エタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−モルホリン、
4−[6−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−モルホリン、
4−(6−ピリミジン−5−イル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−モルホリン、
3−[6−(2−イソプロピル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン−3−オール、
4−[6−(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
2−メトキシ−5−[6−(3−フェニル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
3−[6−(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−モルホリン、
3−[6−(3−フェニル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
5−[6−(2−イソプロピル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メトキシ−ピリジン、
4−[6−(ベンジル−メチル−アミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド、
4−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−モルホリン、
1−[6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−3−フェニル−ピロリジン、
およびこれらの薬学的に許容できる塩
からなる群から選択される請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項11】
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン、
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−イソブチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
N−(2−メトキシ−エチル)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミドメタノン、
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−シクロプロピル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−ベンズアミド、
5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−オキサゾール、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ベンズアミド、
N−(2−メトキシ−エチル)−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−イソブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
N,N−ジメチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
アゼチジン−1−イル−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−メタノン、
N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(+)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(−)−N−エチル−N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
2−メトキシ−5−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
2−メトキシ−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
6−メトキシ−2−メチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ピリジン、
N−イソプロピル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
N−シクロブチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェノール、
1−[6−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(S)−1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(S)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(R)−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(S)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−イソプロピル−4−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピペラジン、
(S)−(−)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
(R)−(+)−1−[6−(4−クロロ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
3−フルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−フェニル]−エタノン、
3,4−ジフルオロ−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピロリジン、
1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(R,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(S,R)−1−[6−(4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
(R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン、
(S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン、
(R,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(S,R)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(R,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(S,S)−1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−2−メチル−ピロリジン、
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(R)−N,N−ジメチル−3−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ピリジン、
1−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
1−[6−(3−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
N−メチル−4−(6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−ベンズアミド、
4−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
(R,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
(S,R)−3−[6−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ベンズアミド、
1−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−2−メチル−ピロリジン、
およびこれらの薬学的に許容できる塩
からなる群から選択される請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項12】
請求項1に記載の式Iの化合物と、場合により薬学的に許容できる担体とを含む、ヒスタミン3受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態を治療するための医薬組成物。
【請求項13】
ヒスタミン3受容体に拮抗することによって治療することができる障害または状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に、請求項1に記載の式Iの化合物を投与することを含む方法。
【請求項14】
うつ病、気分障害、統合失調症、不安障害、認知障害、アルツハイマー病、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害、精神病性障害、睡眠障害、肥満、めまい、てんかん、動揺病、呼吸器疾患、アレルギー、アレルギーによって誘発される気道反応、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、アレルギー性うっ血、うっ血、低血圧、心血管疾患、消化管疾患、消化管の運動性および酸分泌の過剰および低下からなる群から選択され、そのような治療を必要とする哺乳動物に、請求項1に記載の式Iの化合物を投与することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
障害または状態が、不安障害、注意欠陥多動性障害、注意欠陥障害、呼吸器疾患、肥満、認知障害、および精神病性障害からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
障害または状態が、成人呼吸促迫症候群、急性呼吸促迫症候群、気管支炎、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症、喘息、気腫、鼻炎、および慢性副鼻腔炎からなる群から選択される呼吸器疾患である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
アレルギー性鼻炎、鼻づまり、またはアレルギー性うっ血を治療するための医薬組成物であって、
(a)式IのH3受容体拮抗薬化合物または薬学的に許容できるその塩と、
(b)H1受容体拮抗薬または薬学的に許容できるその塩と、
(c)薬学的に許容できる担体とを含み、
活性成分(a)および(b)が、組成物をアレルギー性鼻炎、鼻づまり、またはアレルギー性うっ血の治療に有効なものにする量で存在する組成物。
【請求項18】
前記H1受容体拮抗薬が、セチリジンクロルフェニラミン、ロラチジン(loratidine)、フェキソフェナジン、およびデスロラタジンからなる群から選択される、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項19】
注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害、うつ病、気分障害、または認知障害を治療するための医薬組成物であって、
a)式IのH3受容体拮抗薬化合物または薬学的に許容できるその塩と、
b)神経伝達物質再取込み遮断薬または薬学的に許容できるその塩と、
c)薬学的に許容できる担体とを含み、
活性成分(a)および(b)が、組成物をうつ病、気分障害、および認知障害の治療に有効なものにする量で存在する組成物。
【請求項20】
神経伝達物質再取込み遮断薬が、セルトラリン、フルオキセチン、およびパロキセチンからなる群から選択される、請求項19に記載の医薬組成物。

【公表番号】特表2009−539762(P2009−539762A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−558925(P2008−558925)
【出願日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際出願番号】PCT/IB2007/000536
【国際公開番号】WO2007/105053
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】