説明

アリールフェニルアミノ−、アリールフェニルアミド−、およびアリールフェニルエーテル−スルフィド誘導体

本発明は、一部式IおよびIII:
【化1】


の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグに関する。これらの化合物は、炎症性疾患および免疫疾患のような疾患の処置に有用であり得る。本発明はまたこれらの化合物を含む医薬組成物、および対象における炎症を阻害するまたは免疫応答を抑制する方法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

〔式中、
、R、R、R、Rは各々独立して水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択され、
ここで、Rはアルデヒド、アルカノイル、アルケニル、アルケンオキシ、アルコキシ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールカルボニル、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ケトン、ニトロ、ペルフルオロアルキル、置換アルキル、置換カルボキシアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリルアルキル、スルホニル、およびスルホネートから選択される。
ただし、RおよびRの少なくとも一方が下記:
A.
【化2】

(式中、RおよびRは各々独立して水素、アルデヒド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される)
として定義されるcis−シンナミドおよびtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化3】

(式中、D、B、YおよびZは各々独立して−CR31=、−CR3233−、−C(O)−、−O−、−SO−、−S−、−N=、および−NR34−から選択され;
nは0から3の整数であり;
31、R32、R33およびR34は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアルキルおよびカルボキシアルキルから選択される);および
C.
【化4】

(式中、R35、R36、R37、およびR38は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、およびジアルキルアミノカルボニルアルキルから選択される)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;
D. 式VIの置換基:
【化5】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);および
E. 式VIIのケイ皮酸:
【化6】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択され、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルキル、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホニル、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択されるか、または
10およびR11は、Nと一体となって、水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基を有するアリールおよびヘテロアリールから選択され、
が上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成でき、そしてRが上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成できる。
ただし、Rはアルキルが親化合物のNH基に結合している非置換アルキル、非置換飽和シクロアルキル、非置換カルボキシアルキル、またはアルキルが親化合物のNH基に結合している非置換ヘテロシクリルアルキルではない。〕
の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグ。
【請求項2】
式I:
【化7】

〔式中、
、R、R、R、Rは各々独立して水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択され、
は水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される。
ただし、RおよびRの少なくとも一方が下記:
A.
【化8】

(式中、RおよびRは各々独立して水素、アルデヒド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される)
として定義されるcis−シンナミドおよびtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化9】

(式中、D、B、YおよびZは各々独立して−CR31=、−CR3233−、−C(O)−、−O−、−SO−、−S−、−N=、および−NR34−;から選択され
nは0から3の整数であり;そして
31、R32、R33およびR34は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアルキルおよびカルボキシアルキルから選択される);
C.
【化10】

(式中、R35、R36、R37、およびR38は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、およびジアルキルアミノカルボニルアルキルから選択される)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;
D. 式VIの置換基:
【化11】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);および
E. 式VIIのケイ皮酸:
【化12】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択され、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択されるか、または
10およびR11はNと一体となって、水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基を有するアリールおよびヘテロアリールから選択され、そして
が上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成でき、そしてRが上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成できる。
ただし:
(i)Rが水素であるならば、R10またはR11がシクロアルキルであり;そして
(ii)Rはアルキルが親化合物のNH基に結合している非置換アルキル、非置換飽和シクロアルキル、非置換カルボキシアルキル、またはアルキルが親化合物のNH基に結合している非置換ヘテロシクリルアルキルではない。〕
の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグ。
【請求項3】

【化13】

〔式中、
はアルケニル、アルキニル、アリール、アミノ、カルボキシ、シアノ、エーテル、ヘテロシクリル、ケトン、ニトロ、
置換アルキル(該置換アルキルはアルキルチオ、アルデヒド、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の置換基を有する)、および
置換シクロアルキル(該置換シクロアルキルはアルキル、アルキルチオ、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の置換基を有する)から選択され;
はアルキル、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミノ、アミド、アリール、シクロアルキル、カルボキシアルキル、シアノ、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、およびケトンから選択され;
、R、R、およびRは各々独立して水素、アルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミノ、アミド、アリール、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ケトン、ニトロ、およびヘテロシクリルから選択されるか、またはRとR、またはRとRは、一体となって置換または非置換3から12員シクロアルキル環、または置換または非置換3から12員ヘテロシクリル環(これはN、O、およびSから選択される1個以上の原子を含む)を形成してよく、
該置換シクロアルキルまたはヘテロシクリル環は、アルキル、アルキルチオ、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルデヒド、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールカルボニル、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルカルボニル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の置換基を含み;
は水素、アルキル、アルカノイル、アルデヒド、アルケニル、アルコキシ、アルキニル、アミド、アミノ、アリール、アリールカルボニル、カルボキシ、シクロアルキル、シクロアルキルカルボニル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、およびケトンから選択され;そして
は水素、アルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、アルカノイル、アルデヒド、アルコキシ、アリール、アリールカルボニル、アリールチオ、アミド、カルボキシ、シクロアルキル、シクロアルキルカルボニル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される。〕
から選択される、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
式III:
【化14】

〔式中、
、R、R、R、およびRは各々独立して水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択され;
はアルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、およびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基;カルボキシ、シアノ、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ペルフルオロアルキル、置換アルキル、カルボキシアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、スルホニル、スルホネート、ならびにアルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基から選択され;
ただし、RおよびRの少なくとも一方が下記:
A.
【化15】

(式中、RおよびRは各々独立して水素、アルデヒド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される)
として定義されるcis−シンナミドおよびtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化16】

(式中、D、B、YおよびZは各々独立して−CR31=、−CR3233−、−C(O)−、−O−、−SO−、−S−、−N=、および−NR34−から選択され;
nは0から3の整数であり;そして
31、R32、R33およびR34は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアルキルおよびカルボキシアルキルから選択される);
C.
【化17】

(式中、R35およびR36は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、およびカルボキシアルキルから選択され、そして
37およびR38は各々独立して水素、アルキル、カルボキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、およびジアルキルアミノカルボニルアルキルから選択される)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;
D. 式VIの置換基:
【化18】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);および
E. 式VIIのケイ皮酸:
【化19】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択され、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択されるか、または
10およびR11はNと一体となって、水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基を有するアリールおよびヘテロアリールから選択され、そして
が上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成でき、そしてRが上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成できる。
ただし、Rが置換シクロアルキルであるとき、該置換基はカルボキシ基ではない。〕
の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグ。
【請求項5】
がアルキルチオ、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールチオ、アリールカルボニル、アリールオキシ、カルボキシ、シクロアルキルカルボニル、エーテル、エステル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ケトン、ニトロ、ペルフルオロアルキル、置換アルキル、置換カルボキシアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリルアルキル、スルホニル、スルホネート、およびチオールから選択される、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
がアルカノイル、アルカノイルアルキル、アミノ、アミド、アリール、アリールアルキル、アリールカルボニル、カルボキシシクロアルキルアルキル、シクロアルキルカルボニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルカルボニル、およびスルホニルから選択される、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
がカルボニル基に結合したアルキル基を含むアルカノイルであり、ここで、該アルキル基は、非置換であるか、またはアルキルチオ、アルデヒド、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の基で置換されている、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
が、アルコキシ、アルキル、アミノ、およびから選択される少なくとも1個の基で置換されたヘテロシクリルアルキル基を含むアルカノイルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
がアミノおよびヒドロキシから選択された少なくとも1個の基で置換されたアルカノイルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
が、アルキル、アルキルチオ、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択された少なくとも1個の基で置換されたシクロアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
がアルキル、カルボキシ、およびカルボキシアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されたシクロアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
が、非置換であるか、またはアルキル、アルキルチオ、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルデヒド、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールカルボニル、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルカルボニル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の基で置換されたヘテロシクリルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
がアルキル、アルカノイル、アミド、アリールカルボニル、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルカルボニル、エステル、ヘテロシクリルカルボニル、スルホニル、およびオキソから選択される少なくとも1個の基で置換されたヘテロシクリルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
がアリール、アルコキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシ、およびヒドロキシから選択される少なくとも1個の基で置換されたアルキルで置換されたヘテロシクリルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
がアルカノイルおよびエステルから選択される少なくとも1個の基で置換されたヘテロシクリルであり、ここで、該アルカノイルおよびエステルのカルボニルは、アルケンオキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、およびヒドロキシアルキルから選択される置換基に結合している、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
がアルキルチオ、アルデヒド、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の基で置換されたアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
がアミド、アミノ、アリール、アリールカルボニル、カルボキシシクロアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクリルから選択される少なくとも1個の基で置換されたアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
がアルキル、アルカノイル、およびアルコキシカルボニルから選択される少なくとも1個の基で置換されたヘテロシクリルで置換されたアルキル、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
がヒドロキシ基で置換されたアリールで置換されたアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
が水素、アルキルチオ、アルカノイル、アルケニル、アルコキシ、アルキル、アルキニル、アミド、アミノ、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択される少なくとも1個の基で置換されたアミドである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
がアルキル、アルカノイル、アリール、アリールアルキル、カルボキシアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、およびヒドロキシアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されたアミドである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
がチオアミドである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
がアルコキシ基で置換されたアルカノイルで置換されたアミドである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項24】
がアルカノイル、アルコキシカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、シクロアルキルカルボニル、エステル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、ヒドロキシアルキルカルボニル、およびチオカルボニルから選択される、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項25】
がアルキル、アミノ、アリール、アリールアルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、およびスルホニルアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されたスルホニルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
式V:
【化20】

〔式中、
、R、R、R、およびRは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される。
ただし、RおよびRの少なくとも一方が下記
A.
【化21】

(式中、RおよびRは各々独立して水素、アルデヒド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、チオ、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される)
として定義されるcis−シンナミドおよびtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化22】

(式中、D、B、YおよびZは各々独立して−CR31=、−CR3233−、−C(O)−、−O−、−SO−、−S−、−N=、および−NR34−から選択され;
nは0から3の整数であり;そして
31、R32、R33およびR34は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアルキルおよびカルボキシアルキルから選択される);
C.
【化23】

(式中、R35およびR36は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、およびカルボキシアルキルから選択され、そして
37およびR38は各々独立して水素、アルキル、カルボキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、およびジアルキルアミノカルボニルアルキルから選択される)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;
D. 式VIの置換基:
【化24】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);および
E. 式VIIのケイ皮酸:
【化25】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択され、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルキル、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホニル、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択されるか、または
10およびR11はNと一体となって、水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル,アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基を有するアリールおよびヘテロアリールから選択され、
が上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成でき、そしてRが上記で定義の通りであるシンナミド、式IVの置換基、式VIの置換基、式VIIの置換基、およびシクロプロピル誘導体から選択されるとき、RとR、RとR、およびRとRは一体となって5から7員シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル環を形成できる。〕
の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグ。
【請求項27】
式I:
【化26】

〔式中、
、R、R、R、Rは各々独立して水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される。
ただし、RおよびRの少なくとも一方が、下記:
A.
【化27】

(式中、Rはアルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アミノチオカルボニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択され、
およびRは各々独立して水素、アルデヒド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される)
として定義されるcis−シンナミドおよびtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化28】

(式中、D、B、YおよびZは各々−CR31=、−CR3233−、−C(O)−、−O−、−SO−、−S−、−N=、および−NR34−から成る群から独立してから選択され;
nは0から3の整数であり;そして
31、R32、R33およびR34は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアルキルおよびカルボキシアルキルから成る群から選択される);
C.
【化29】

(式中、R35、R36、R37、およびR38は各々独立して水素、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、モノアルキルアミノカルボニルアルキル、およびジアルキルアミノカルボニルアルキルから選択される)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;
D. 式VIの置換基:
【化30】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);および
E. 式VIIのケイ皮酸:
【化31】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択されるcis−シンナミドまたはtrans−シンナミドであり、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルキル、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、スルホニル、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択されるか、または
10およびR11はNと一体となって、水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arは水素、アルキル、アルケニル、アルケンオキシ、アルキニル、アルデヒド、アルカノイル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エーテル、エステル、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、ニトロ、オキソ、ペルフルオロアルキル、スルホニル、スルホネート、アルキルチオ、アリールチオおよびチオールから選択されるチオ基、ならびにアリールカルボニル、シクロアルキルカルボニルおよびヘテロシクリルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から独立して選択される少なくとも1個の置換基を有するアリールおよびヘテロアリールから選択される。〕
の化合物、およびその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
式I:
【化32】

〔式中、
、R、R、R、Rは各々独立して水素、アルキル、アミノ、ハロアルキル、およびハロゲンから選択され、
はアミド、エステル、ヘテロシクリル、スルホニル、スルホネート、置換アルキル、置換シクロアルキル;およびアミノアルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、およびヒドロキシアルキルカルボニルから選択されるカルボニル含有基から選択される。
ただし、RおよびRの少なくとも一方が下記:
A.
【化33】

(式中、RおよびRは各々水素である)
として定義されるcis−シンナミドまたはtrans−シンナミドから選択されるシンナミド;
B. 式IVの置換基:
【化34】

(式中、D、B、YおよびZは各々独立して−CH=および−N=から成る群から選択され、そして
nは1である);
C.
【化35】

(式中、R35、R36、R37、およびR38は各々水素である)
として定義されるcis−シクロプロパン酸、trans−シクロプロパン酸、cis−シクロプロパンアミドおよびtrans−シクロプロパンアミドから選択されるシクロプロピル誘導体;および
D. 式VIIのケイ皮酸:
【化36】

(式中、RおよびRは上記で定義の通りである);
から選択されるcis−シンナミドまたはtrans−シンナミドであり、ここで:
10およびR11は各々独立して水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、エステル、エーテル、およびヘテロシクリルから選択されるか、または
10およびR11はNと一体となって、水素、アルキル、アルデヒド、アルカノイル、アミド、アミノ、カルボキシ、エーテル、エステル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケトン、およびスルホニルから独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成し、そして
Arはフェニルである。
ただし、Rはルキルが親化合物のNH基に結合している非置換カルボキシアルキル、またはアルキルが親化合物のNH基に結合している非置換ヘテロシクリルアルキルではない。〕
の化合物、およびその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
およびRがハロアルキルであり、Rが“trans−シンナミド”であり、RおよびRが水素であり、そしてArがアリール環である、請求項1から28のいずれかに記載の化合物。
【請求項30】
が“cis−シンナミド”または“trans−シンナミド”であり、そしてRが“cis−シンナミド”または“trans−シンナミド”ではない、請求項1から29のいずれかに記載の化合物。
【請求項31】
が式IVの置換基であり、そしてRが式IVの置換基ではない、請求項1から30のいずれかに記載の化合物。
【請求項32】
がシクロプロピル誘導体であり、そしてRがシクロプロピル誘導体ではない、請求項1から31のいずれかに記載の化合物。
【請求項33】
が式VIの置換基であり、そしてRが式VIの置換基ではない、請求項1から32のいずれかに記載の化合物。
【請求項34】
が式VIIの置換基であり、そしてRが式VIIの置換基ではない、請求項1から33のいずれかに記載の化合物。
【請求項35】
およびRが水素、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、およびニトロから選択される、請求項1から34のいずれかに記載の化合物。
【請求項36】
およびRが各々独立して水素、アルデヒド、アルカノイル、アルキル、アルキルチオ、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アミド、アミノ、アリール、アリールカルボニル、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ケトン、ニトロ、スルホネート、スルホニル、およびチオールから選択され、そして
10およびR11がNと一体となって少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成しないとき、R10およびR11が各々独立して水素、アルキル、アルキルチオ、アルカノイル、アルケニル、アルキニル、アミド、アルコキシ、アリール、アリールチオ、アリールカルボニル、アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ケトン、ニトロ、およびスルホニルおよびチオールから選択される、請求項1から35のいずれかに記載の化合物。
【請求項37】
10およびR11が各々独立してアルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アリール、カルボキシアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアミノから選択される、請求項1から36のいずれかに記載の化合物。
【請求項38】
10およびR11がNと一体となって、アルキル、アルカノイル、アルカノイルオキシ、アルカノイルアミノ、アルカノイルオキシアルキル、アルカノイルアミノアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノ、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアミノカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、アミノアルキル、アミノアルカノイル、アミノカルボニル、アリールスルホニルアミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキシカルボニル、カルボキシアルデヒド、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルカノイル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシアルキル、ヘテロシクリルスルホニルアミノカルボニル、およびテトラゾリルから独立して選択される少なくとも1個の置換基に結合したヘテロシクリル基を形成する、請求項1から37のいずれかに記載の化合物。
【請求項39】
10およびR11がNと一体となってモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、およびチオモルホリニルから選択されるヘテロシクリル基を形成する、請求項1から38のいずれかに記載の化合物。
【請求項40】
化合物が、ICAM−1/LFA−1生化学的相互作用アッセイにより測定して約1.0μM未満またはそれに等しいIC50を有する、請求項1から39のいずれかに記載の化合物。
【請求項41】
化合物が、ICAM−1/LFA−1生化学的相互作用アッセイにより測定して約0.1μM未満またはそれに等しいIC50を有する、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
化合物が、ICAM−1/LFA−1生化学的相互作用アッセイにより測定して約0.01μM未満またはそれに等しいIC50を有する、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
化合物が、ICAM−1/LFA−1生化学的相互作用アッセイにより測定して約0.001μM未満またはそれに等しいIC50を有する、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
化合物が、T細胞増殖アッセイにより測定して、約3.0μM未満またはそれに等しいEC80を有する、請求項1から43のいずれかに記載の化合物。
【請求項45】
化合物が、T細胞増殖アッセイにより測定して、約0.3μM未満またはそれに等しいEC80を有する、請求項44記載の化合物。
【請求項46】
化合物が、T細胞増殖アッセイにより測定して、約0.03μM未満またはそれに等しいEC80を有する、請求項45記載の化合物。
【請求項47】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項48】
さらに薬学的に許容される担体を含む、請求項47記載の医薬組成物。
【請求項49】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、炎症性疾患の処置法。
【請求項50】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、免疫疾患の処置法。
【請求項51】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、炎症を阻害する方法。
【請求項52】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、免疫応答を抑制する方法。
【請求項53】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、ICAM−1とLFA−1の相互作用が関連する疾患の処置法。
【請求項54】
化合物がLFA−1の相互作用ドメインに結合する、請求項53記載の方法。
【請求項55】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、少なくとも一部がLFA−1により介在される疾患の処置法。
【請求項56】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、LFA−1阻害剤に応答する疾患の処置法。
【請求項57】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、乾癬の処置法。
【請求項58】
乾癬が慢性斑状乾癬である、請求項57記載の方法。
【請求項59】
乾癬が膿疱性乾癬である、請求項57記載の方法。
【請求項60】
乾癬が滴状乾癬である、請求項57記載の方法。
【請求項61】
乾癬が乾癬性紅皮症である、請求項57記載の方法。

【公表番号】特表2007−535554(P2007−535554A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511000(P2007−511000)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/014778
【国際公開番号】WO2005/105770
【国際公開日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(501384702)イコス・コーポレイション (2)
【氏名又は名称原語表記】ICOS CORPORATION
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】