説明

層間導電性コンタクトを含む半導体素子及びその形成方法

【課題】半導体素子及びその形成方法を提供する。
【解決手段】半導体素子は、半導体素子の下部コンタクト領域(underlying contact region)上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜を貫通する第1開口部110a、110b内に配置され、第1幅W1aの上部を有する第1導電パターン113a、113bと、第1導電パターン113a、113bの上部面と接触され、第1幅W1aより狭い第2幅W2aの下部を有する第2導電パターン125a、125bと、を含み、第1導電パターン113a、113bの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、第1導電パターン113a、113bの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低い。第2導電パターン125a、125bが第1導電パターン113a、113bの上部面と接続される。第2導電パターンの下部は、第1幅より狭い第2幅を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体素子及びその形成方法に関し、特に、層間導電性コンタクトを含む半導体素子及びその形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子が高集積化されるにつれて、半導体素子に対する高速化、低消費電力化など、半導体素子に対する要求が増加しつつある。このような要求に応えるために、半導体素子は、低キャパシタンス化及び低抵抗化を進める必要がある。また、半導体素子の形成に使用されるパターンがますます小さくなっていることから、隣接したパターン間の間隔(space)がますます小さくなっており、これに伴って、隣接したパターン及び半導体素子の要素間に漏れる漏れ電流の増加の可能性が指摘されている。
【0003】
例えば、現在の半導体素子に対する共通した形状(configuration)によると、タングステンからなる層間コンタクトは、第1層間誘電膜内に形成され、エッチング停止膜(例えば、シリコン窒化物)が第1層間誘電膜上に形成され、第2層間誘電膜が前記エッチング停止膜上に形成される。次に、ビットラインパターンが前記第2層間誘電膜内に形成されて、その下にある層間コンタクトと接続される。エッチング停止膜と第1層間誘電膜との間の接着力は、通常弱くなる。その結果、前記ビットラインパターンが銅で形成されるときには、前記エッチング停止膜と第1層間誘電膜との間の界面(interface)に沿って銅の拡散が発生しうる。前記エッチング停止膜を使用しない場合には、銅の拡散が第1層間誘電膜及び第2層間誘電膜間の界面に沿って発生しうる。
【0004】
半導体素子がますます高集積化されるにつれて、隣接したビットラインパターンは、互いに極めて近接されてきており、また、隣接したビットラインパターン間の漏れ電流の可能性は増加している。特に、エッチング停止膜及び第1層間誘電膜間の界面又は第1及び第2層間誘電膜間の界面に沿って銅が拡散することによって、前記隣接したビットラインパターン間の漏れ電流の可能性が増加するおそれがある。その上、前記ビットラインコンタクト及び層間コンタクト間の距離が減少することによって、前記ビットラインパターンとその下にある層間コンタクトとの間のミスアライメントが増加するおそれもある。これにより、層間コンタクトと隣接したビットラインパターンとの間の第2形態の漏れ電流が発生するおそれがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、隣接した配線ライン間又はその下にある層間コンタクトプラグ及び隣接した配線間の漏れ電流を最小化することができる半導体素子及びその形成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成すべく、本発明の一実施の形態による半導体素子は、半導体素子の下部コンタクト領域(underlying contact region)上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜を貫通する第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンと、前記第1導電パターンの上部面と接触され、前記第1幅より狭い第2幅の下部を有する第2導電パターンと、を含むことができる。前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低い。
【0007】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンは、前記第1導電パターンの上部に位置した導電性バリア膜を含むことができる。
【0008】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1層間絶縁膜上に配置された第2層間絶縁膜をさらに含むことができる。前記第2導電パターンは、前記第2層間絶縁膜を貫通する第2開口部内に配置される。
【0009】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第2開口部の側壁に位置した絶縁性ライナースペーサをさらに含むことができ、このとき、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭い。
【0010】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第2開口部の側壁に位置した絶縁性ライナースペーサをさらに含むことができる。このとき、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅より広いことができる。
【0011】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1層間絶縁膜上に配置され、前記第2導電パターンに水平方向に隣接する第3導電パターンをさらに含むことができる。前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下にあり、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の漏れ電流の通路(path)は、前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することが好ましい。
【0012】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1層間絶縁膜上に配置され、前記第2導電パターンに水平方向に隣接する第3導電パターンをさらに含むことができ、このとき、前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンに相対的に下にあり、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することが好ましい。
【0013】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1層間絶縁膜及び前記第2層間絶縁膜間に介在したエッチング停止膜をさらに含むことができる。
【0014】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つでありうる。前記第2導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つでありうる。
【0015】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1導電パターンの上部面上の前記第1開口部の側壁上に配置された側壁スペーサをさらに含むことができる。
【0016】
一実施の形態によると、前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0017】
前記半導体素子は、例えば、不揮発性記憶素子、揮発性記憶素子、DRAM素子(DRAM device)、SRAM素子(SRAM device)、NAND型フラッシュ記憶素子(NAND−type flash memory device)、NOR型フラッシュ記憶素子(NOR−type flash memory device)、PRAM素子(PRAM device)、MRAM素子(MRAM device)及びRRAM素子(RRAM device)のうち、何れか一つでありうる。
【0018】
また、上記の目的を達成すべく、本発明の他の実施の形態による半導体素子は、半導体素子の下部コンタクト領域上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜を貫通する第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンと、前記第1層間絶縁膜上に配置された第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜を貫通して前記第1導電パターンの上部面と接触し、前記第1幅より小さな第2幅の下部を有する第2導電パターンと、前記第2層間絶縁膜を貫通して前記第1層間絶縁膜上に配置され、水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンと、を含むことができる。前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有する。
【0019】
この実施の形態によると、前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされ、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低い請求項13に記載の半導体素子。
【0020】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンは、前記第1導電パターンの上部に位置した導電性バリア膜を含むことができる。
【0021】
一実施の形態によると、前記第2導電パターンは、前記第2層間絶縁膜を貫通する第2開口部内に配置されうる。
【0022】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第2開口部の側壁に配置された絶縁性ラインスペーサをさらに含むことができるが、このとき、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭いことができる。
【0023】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第2開口部の側壁に配置された絶縁性ラインスペーサをさらに含むことができ、このとき、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅より広いことができる。
【0024】
一実施の形態によると、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び第3導電パターン間の漏れ電流の通路は、前記第1導電パターン及び第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することができる。
【0025】
この実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1層間絶縁膜及び第2層間絶縁膜間に介在したエッチング停止膜をさらに含むことができる。
【0026】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つでありうる。前記第2導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つでありうる。
【0027】
一実施の形態によると、前記半導体素子は、前記第1導電パターンの上部面上の前記第1開口部の側壁上に配置された側壁スペーサをさらに含むことができる。
【0028】
一実施の形態によると、前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0029】
上記の目的を達成すべく、半導体素子の形成方法を提供する。この方法は、半導体基板の下部コンタクト領域上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜を提供するステップと、前記第1層間絶縁膜内に前記下部コンタクト領域を露出させる第1開口部を形成するステップと、
前記第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンを提供するステップと、前記第1導電パターンの上部面と接触し、前記第1幅より狭い第2幅の下部を有する第2導電パターンを提供するステップと、を含むことができる。前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低い。
【0030】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンを提供するステップは、前記第1導電パターンの上部に導電性バリア膜を提供するステップを含むことができる。
【0031】
一実施の形態によると、前記第2導電パターンを提供するステップは、前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を提供するステップと、前記第2層間絶縁膜内に前記第1導電パターンの上部面を露出させる第2開口部を形成するステップと、前記第2開口部内に前記第1導電パターンの上部面と接触する前記第2導電パターンを提供するステップと、を含むことができる。
【0032】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第2開口部の側壁に絶縁性ラインスペーサを形成するステップをさらに含むことができ、このとき、前記第2開口部の下部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭いことができる。
【0033】
この実施の形態によると、前記方法は、前記第2開口部の側壁に絶縁性ラインスペーサを形成するステップをさらに含むことができ、このとき、前記第2開口部の下部の幅は、前記第1幅より広いことができる。
【0034】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第1層間絶縁膜上に水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンを提供するステップをさらに含むことができる。このとき、前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の漏れ電流の通路は、前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することが好ましい。
【0035】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第1層間絶縁膜上に水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンを提供するステップをさらに含むことができる。このとき、前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することが好ましい。
【0036】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第2層間絶縁膜を提供する前に、前記第1層間絶縁膜上にエッチング停止膜を提供するステップをさらに含むことができ、このとき、前記第1層間絶縁膜内に第1開口部を形成するステップ及び前記第1開口部内に前記第1導電パターンを提供するステップは、前記エッチング停止膜を提供する前に行われることができる。
【0037】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第2層間絶縁膜を提供する前に、前記第1層間絶縁膜上にエッチング停止膜を提供するステップをさらに含むことができ、このとき、前記第1層間絶縁膜内に第1開口部を形成するステップ及び前記第1開口部内に前記第1導電パターンを提供するステップは、前記エッチング停止膜を形成した後に行われることができる。
【0038】
一実施の形態によると、前記第1導電パターンを提供するステップは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインを提供するステップと、導電性プラグを提供するステップのうち、何れか一つを含み、前記第2導電パターンを提供するステップは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインを提供するステップと、導電性プラグを提供するステップとのうち、何れか一つを含むことができる。
【0039】
一実施の形態によると、前記方法は、前記第1導電パターンの上部面上に位置した前記第1開口部の側壁上に側壁スペーサを提供するステップをさらに含むことができる。
【0040】
一実施の形態によると、前記方法は、前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つでありうる。
【発明の効果】
【0041】
本発明によると、第1導電パターンの上部面は、第1層間絶縁膜の上部面より低く、第2導電パターンの下部の第2幅は、前記第1導電パターンの上部の第1幅より狭い。これにより、第1導電パターンと、第2導電パターンに水平方向に隣接した第3導電パターン間の漏れ電流の通路が増加する。また、第2導電パターン及び第3導電パターン間の拡散通路が増加する。その結果、従来の漏れ電流を最小化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を詳しく説明する。しかし、本発明は、ここで説明される実施の形態に限定されるものではなく、他の形態に具体化されることもできる。むしろ、ここで紹介される実施の形態は、開示された内容が徹底的に完全になるように、そして当業者に本発明の思想を十分に伝達するために提供されるものである。図面において、層(又は膜)及び領域の厚さは、明確性のために誇張されて示されている。また、層(又は膜)が他の層(又は膜)又は基板「上」にあると説明される場合、それは、他の層(又は膜)又は基板上に直接的に形成されるか、又はそれらの間に第3の層(又は膜)が介在されうる。明細書全般にわたって同じ参照番号で表示された部分は、同じ構成要素を示す。
【0043】
図1Aは、本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続された隣接した配線ラインを含む半導体素子を示す平面図で、図1Bは、図1AのI−I’線に沿う断面図であり、図2A、図2B及び図2Cは、本発明の一実施の形態による半導体素子の形成方法を説明するための断面図である。
【0044】
図1A、図1B及び図2Aを参照すると、半導体基板100内に隔離領域102が提供される。素子の活性領域104又はコンタクトされる他の領域が前記隔離領域102の間に画定される。例えば、前記活性領域104の上部は、不純物によりドーピングされる。参照符号106は、ドーピングされた領域106に該当する。
【0045】
これとは異なり、層間導電パターンにより接触される他のタイプのコンタクト領域が適用されうる。例えば、前記領域104、106は、トランジスタの端子(例えば、ゲート、ソース又はドレイン)又は前記トランジスタの端子上のシリサイド領域でありうる。
【0046】
図2A〜図2Cに示すように、第1層間絶縁膜108が下部構造上に形成される。一実施の形態によると、前記第1層間絶縁膜108は、酸化シリコンを含むことができる。前記第1層間絶縁膜108がパターニングされて、前記第1層間絶縁膜108内に第1開口部110aが形成される。前記第1開口部110aは、下にある活性領域104を露出させる。この例において、図1に示したように、前記第1開口部110aは、幅W1aを有する。前記第1開口部110aの上部は、前記幅W1aを有することができる。前記第1開口部110aは、完全に垂直な側壁を有しなくても良い。例えば、エッチング工程の特性によって、前記第1開口部110aは、傾いた側壁を有することもできる。前記開口部110a内の導電パターンから金属元素が前記第1層間絶縁膜108に拡散するのを防止するために、前記開口部110a内にバリア膜(barrier layer)が形成されうる。
【0047】
上述した結果の構造物に導電膜を提供する。前記導電膜は、前記開口部110aを満たし、前記活性領域104と接触される。一実施の形態によると、前記導電膜は、物理気相成長法(PVD)、化学気相蒸着法(CVD)又は無電解メッキ法(electroless plating method)を使用して蒸着されたタングステン膜を含むことができる。次に、前記導電膜を平坦化する。その結果、前記第1開口部110a内に第1導電パターン112aが形成される。前記導電膜は、高集積製造工程のための安定な導電物質から形成されうる。例えば、前記導電膜は、アルミニウム又は銅のように低い比抵抗を有する金属を含むことができる。また、前記導電膜は、ウェット膜(wetting layer)又はバリア膜を含むことができる。例えば、前記ウェット膜又はバリア膜は、チタニウム、タンタル、モリブデン、窒化チタニウム(Ti)、窒化タンタル(Ta)、チタニウム−ジルコニウム(TiZr)、窒化チタニウム−ジルコニウム(TiZr)、窒化ニオブ(Nb)、窒化ジルコニウム(Zr)、窒化タングステン(W)、窒化バナジウム(V)、窒化ハフニウム(Hf)、窒化モリブデン(Mo)、窒化レニウム(Re)及び窒化チタニウム−シリコン(TiSi)のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0048】
図2Bに示すように、前記第1導電パターン112aの上部が前記第1開口部110a内にリセス(recessed)される。前記リセス工程は、化学的機械的研磨工程(CMP process、Chemical−Mechanical polishing process)、エッチバック工程(etch−back process)又はドライエッチング工程(dryetch process)により行われうる。前記リセス工程が化学的機械的研磨工程により行われる場合に、前記第1導電パターン112aの上部を除去することに対し、前記第1層間絶縁膜108の上部のエッチングを最小化するか、又はエッチングを防止するスラリーが選択されうる。結果的に、リセスされた導電パターン112aは、前記第1層間絶縁膜108の上部面より下に位置し、前記第1開口部110a内に配置される。また、前記リセスされた第1導電パターン113aは、前記第1開口部110aの幅W1aと同一であるか、又はマージン(margin)分だけ狭くすることができる。
【0049】
バリア膜パターン114が前記リセスされた第1導電パターン113aの上部面上に提供される。前記バリア膜パターン114は、前記リセスされた第1導電パターン113a及びその上に形成された導電物質125(図2Cを参照)間の反応を防止する機能を果たすことができる。例えば、前記バリア膜パターン114は、化学気相蒸着法(CVD)、原子層積層法(ALD)又は無電解メッキ法により形成されたCoWP、CoP及びCoBのうち少なくとも一つを含むことができる。前記バリア膜パターン114が適用される場合に、前記バリア膜パターン114の上部面は、前記第1層間絶縁膜108の上部面より下に配置される。これにより、結合された前記リセスされた第1導電パターン113a及びバリア膜パターン114は、前記第1開口部110a内にリセスされる。すなわち、前記結合されたリセスされた第1導電パターン113a及びバリア膜パターン114の上部面は、前記第1層間絶縁膜108の上部面より下に配置される。
【0050】
上述した結果の構造物上にエッチング停止膜116が供給される。前記エッチング停止膜116は、コンフォーマルに形成される。これにより、前記エッチング停止膜116は、前記第1開口部110aの露出した上部側壁をコーティング(coating)することができる。一実施の形態によると、前記エッチング停止膜116は、窒化シリコン(SiN)、炭化シリコン(SiC)及び窒化炭化シリコン(SiCN)のうち少なくとも一つからなる単一層又は多層を含むことができる。前記エッチング停止膜116は、後続に形成される第2層間絶縁膜118に対して、エッチング選択比を有する絶縁物質から形成されることが好ましい。前記第1層間絶縁膜108が前記第2層間絶縁膜118に対してエッチング選択比を有する場合に、前記エッチング停止膜116は省略できる。
【0051】
続いて図2Bに示すように、第2層間絶縁膜118が上述した結果の構造物上に供給される。前記第1層間絶縁膜108は、隣接したパターン間の干渉を減少させうる低誘電物質(low−k material)を含むことが好ましい。例えば、前記第1層間絶縁膜108は、シリコン酸化物(silicon oxide)又はSiCOHなどを含むことができる。前記第2層間絶縁膜118をパターニングして、前記第2層間絶縁膜118内に第2開口部120a、120bを形成する。この場合に、前記第2開口部120a、120bのうち、第1番目の第2開口部120aは、前記リセスされた第1導電パターン113a又は前記リセスされた第1導電パターン113a上の前記バリア膜パターン114を露出させる。前記第1番目の第2開口部120aは、幅W2aを有する。前記第1番目の第2開口部120aの幅W2aは、前記第1開口部110aの幅W1aより狭い。前記第1番目の第2開口部120aに隣接した第2番目の第2開口部120bは、前記第1層間絶縁膜108の上部面を露出させることができる。バリア膜(図示せず)が前記第2開口部120a、120b内に形成されうる。前記第2開口部120a、120b内のバリア膜は、金属元素(例えば、銅元素)が前記第2開口部120a、120b内の導電パターンから前記第2層間絶縁膜118に拡散するのを防止する。前記第2開口部120a、120b内のバリア膜は、窒化チタニウム(TiN)、窒化タンタル(TaN)、タンタル(Ta)及び窒化タングステンのうち、少なくとも一つを含む単一層又は多層を含むことができる。
【0052】
図2Cに示すように、金属シード層(metal seed layer)が物理気相成長法等によって前記第2開口部120a、120bを含む構造物上に提供されうる。前記金属シード層は、例えば、銅シード層でありうる。次に、低い電気的比抵抗を有する導電物質125を前記第2開口部120a、120bが満たされるまで供給する。例えば、前記導電物質125は、電気メッキ法による銅又は初臨界流体(super−critical fluid)による銅などを含むことができる。次に、化学的機械的研磨工程を用いて導電物質125を導電パターン125a、125bに分離させる。例えば、素子のビットラインを分離させることができる(前記導電パターン125a、125bは、ビットラインでありうる。)第1番目の第2導電パターン125aは、前記第1番目の第2開口部120a内に配置され、第2番目の第2導電パターン125bは、前記第2番目の第2開口部120b内に配置される。
【0053】
図1Bに示すように、最終的な素子は、前記第1層間絶縁膜108の上部面より低い上部面を有し、前記幅W1aを有するリセスされた第1導電パターン113a、又は前記第1層間絶縁膜108の上部面より低い上部面を有し、前記幅W1aを有する前記結合されたリセスされた第1導電パターン/バリア膜パターン113a/114を有する。以下、説明の便宜のために、前記リセスされた第1導電パターン113aの実施の形態及び前記結合されたリセスされた第1導電パターン/バリア膜パターン113a/114の実施の形態は、総括的に「リセスされた第1導電パターン113a」と称する。すなわち、以下の説明において「リセスされた第1導電パターン113a」ということは、前記リセスされた第1導電パターン113aの実施の形態又は前記結合されたリセスされた第1導電パターン/バリア膜パターン113a/114の実施の形態を意味する。
【0054】
前記第1番目の第2導電パターン125aの底面は、前記リセスされた第1導電パターン113aの上部面と接触される。さらに詳細に説明すると、前記第1番目の第2導電パターン125aの底面は、前記第1リセスされた導電パターン113aの上部面と共に前記第1層間絶縁膜108の上部面より低い位置で接触面を形成する。また、前記第1番目の第2導電パターン125aの底面、底部又は下部は、前記幅W2aを有する。このとき、前記幅W2aは、前記リセスされた第1導電パターン113aの幅W1aより狭い。隣接した前記第2番目の第2導電パターン125bは、前記リセスされた第1導電パターン113aから水平方向に第1距離S1aで離隔している。また、隣接した前記第2番目の第2導電パターン125bは、前記第1番目の第2導電パターン125aから水平方向に第2距離S2aで離隔している。前記幅W1aが前記幅W2aより広いので、前記第1距離S1aは、前記第2距離S2aに比べて狭い。
【0055】
上述した本発明の実施の形態によるコンタクト形状は、隣接した前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン125a、125b間の拡散通路長DLを有する。前記拡散通路長DLは、前記隣接した第2導電パターン125a、125b間の水平方向の前記第2距離S2aより長い。これは、前記拡散通路長DLが水平方向の前記第2距離S2aだけでなく、前記第1番目の第2導電パターン125aの底面及び前記リセスされた第1導電パターン113aの上部面間の接触面がリセスされたことによるリセス距離も含むため、前記リセス距離は、垂直でありうる。前記リセス距離は、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン125a、125b間の前記拡散通路長DLを効果的に増加させる。増加した前記拡散通路長DLは、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン125a、125b間の漏れ電流を効果的に減少させる。これにより、半導体素子のデザイン制約を緩和させ、かつさらに高集積化した半導体素子を具現できる。
【0056】
これと共に、本発明の実施の形態によるコンタクト形状は、水平方向の前記第1距離S1aより長い前記リセスされた第1導電パターン113a及び前記第2番目の第2導電パターン125b間の漏れ電流の通路長を有する。これは、前記漏れ電流の通路長が前記第1距離S1aだけでなく、前記第1導電パターン113aの上部面が前記第1開口部110a内でリセスされたことによるリセス距離(すなわち、垂直距離)を含むためである。前記リセス距離は、前記漏れ電流の通路長を効果的に増加させる。これにより、半導体素子のデザイン制約を緩和させることができ、かつさらに高集積化した半導体素子を具現できる。
【0057】
本実施の形態において、前記「リセスされた第1導電パターン」は、プラグ形態(plug−type)のコンタクト及びライン形態(line−type)のコンタクトのすべてに使用されうる。また、前記「第2導電パターン」も、プラグ形態のコンタクト及びライン形態のコンタクトのすべてに使用されうる。例えば、前記第1又は第2導電パターンがライン形態のコンタクトを含む場合に、前記第1及び第2導電パターンは、素子の水平方向に延びた半導体記憶素子のビットラインを含むことができる。
【0058】
他の実施の形態によると、前記第1層間絶縁膜108内に前記第1開口部110aを形成する前に、図2Bのエッチング停止膜116が前記第1層間絶縁膜108の上部面上に提供されうる。図2Aに示すように、次に、前記第1開口部110aは、前記エッチング停止膜116及び第1層間絶縁膜108を連続的に貫通して、前記活性領域104を露出させるように形成されうる。次に、前記導電膜が前記第1開口部110a内に提供され、これを平坦化して、前記導電パターン112aを形成する。このとき、前記導電パターン112aは、前記エッチング停止膜116及び第1層間絶縁膜108を連続的に貫通する。次に、図2Bに参照して説明したものと同じ方法により、前記第1開口部110a内に前記リセスされた導電パターン113aを形成する。次に、上述したように、バリア膜パターン114を前記リセスされた導電パターン113aの上部面上に提供することができる。以後の工程は、図2B及び図2Cを参照して上述した第2層間絶縁膜118の形成、第2開口部120a、120bの形成、導電物質125の形成及び第2導電パターン125a、125bの形成と同様に行うことができる。この実施の形態によると、前記エッチング停止膜116は、前記リセスされた第1導電パターン113aの上部面上の前記第1開口部110aの側壁上に存在しない。その代わりに、前記第2層間絶縁膜118の物質が前記リセスされた第1導電パターン113a上の前記第1開口部110aを満たす。
【0059】
図3は、本発明の他の実施の形態による半導体素子を説明するために、図1AのI−I’線に沿う断面図である。この実施の形態は、第2開口部120a、120bの側壁にライナースペーサ160が存在する点以外に、図1B及び図2A〜図2Cを参照して説明した実施の形態と似ている。この実施の形態によると、前記第2開口部120a、120bを形成した後に、ライナースペーサ160が前記第2開口部120a、120b内及び前記第2開口部120a、120bの側壁に提供される。一実施の形態によると、前記ライナースペーサ160は、絶縁物質(例えば、酸化シリコン又は窒化シリコン等)をコンフォーマルに蒸着すること及び前記リセスされた第1導電パターン113aが露出するまで、前記蒸着された絶縁物質をエッチングすることによって形成されうる。前記ライナースペーサ160が前記第2開口部120a、120b内に存在することによって、第2導電パターン125a’、125b’は、図1B及び図2A〜図2Cを参照した上述した実施の形態に比べて、さらに減少した幅W2a’を有することができる。これによって、第1水平距離S1a’及び第2水平距離S2a’の臨界距離を増加させる。これにより、隣接した第1番目及び第2番目の第2導電パターン125a’、125b’間の拡散通路距離(図2BのDL)をさらに効果的に増加させうる。また、前記リセスされた第1導電パターン113aと隣接した第2番目の第2導電パターン125b’との間の漏れ電流の通路長をさらに効果的に増加させうる。
【0060】
図4は、本発明のさらに他の実施の形態による半導体素子を説明するための図1AのI−I’線に沿う断面図である。この実施の形態は、第2開口部120a’、120b’の幅Wgが前記リセスされた第1導電パターン113aの第1幅W1aと同一であるか、又は広いことを除き、上述した図3の実施の形態と実質的に似ている。この実施の形態によると、前記第2開口部120a’、120b’を形成した後に、図3のライナースペーサ160より広いライナースペーサ160’が前記第2開口部120a’、120b’内及び前記第2開口部120a’、120b’の側壁に提供される。上述したように、前記ライナースペーサ160’は、絶縁物質(例えば、酸化シリコン又は窒化シリコン等)をコンフォーマルに蒸着すること及び前記リセスされた第1導電パターン113aが露出するまで前記蒸着された絶縁物質をエッチングすることによって形成されうる。図3を参照して説明したように、前記第2開口部120a’、120b’内の前記ライナースペーサ160’によって、第2導電パターン125a、125bの幅は減少することができる。したがって、本実施の形態は、図3に開示された効果を得ることができる。
【0061】
図5は、本発明のさらに他の実施の形態による半導体素子を説明するための図1AのI−I’線に沿う断面図である。この実施の形態は、前記第1開口部110aの側壁に配置された側壁スペーサ150を除き、図1B及び図2A〜図2Cを参照して説明した実施の形態と似ている。この実施の形態によると、前記リセスされた第1導電パターン113aを形成した後に、前記リセスされた導電パターン113aの上部面上の前記第1開口部110aの上部側壁に側壁スペーサ150を提供する。前記側壁スペーサ150は、前記第1開口部110a内に配置される。一実施の形態によると、前記側壁スペーサ150は、絶縁物質(例えば、酸化シリコン又は窒化シリコン等)をコンフォーマルに蒸着すること及び前記リセスされた第1導電パターン113aが露出するまで、前記蒸着された絶縁物質を異方性エッチングすることによって形成されうる。前記蒸着された絶縁物質を異方性エッチングするとき、前記側壁スペーサ150の幅を調節することができる。前記第1開口部110a内の前記側壁スペーサ150によって、前記第1番目の第2導電パターン125a及び前記リセスされた第1導電パターン113a間のミスアライメントを調節させることができる。例えば、前記第1番目の第2導電パターン125aのための第2オープニング120aが、前記リセスされた第1導電パターン113aの左側又は右側に偏る場合に、前記側壁スペーサ150は、前記第1番目の第2導電パターン125a及び前記リセスされた第1導電パターン113a間の接触面を前記リセスされた第1導電パターン113aの外部エッジから離隔させる。これにより、上述した本発明の効果を得ることができる。
【0062】
図6Aは、本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続され、ビットラインパターンの形態を有する隣接した配線ラインを含む不揮発性記憶素子を示す平面図であり、図6Bは、図6AのII−II’線に沿う断面図である。図6Cは、本発明の他の実施の形態による不揮発性記憶素子を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。図6Dは、図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【0063】
図7A−1〜図7E−1は、図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図であり、図7A−2〜図7E−2は、図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【0064】
図6A〜図6Dの実施の形態において、不揮発性記憶素子は、半導体基板200に形成された第1及び第2活性領域204a、204bを含む。前記第1及び第2活性領域204a、204bは、隔離領域202によって画定される(図7A−1及び7A−2参照)。第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bは、第1及び第2層間絶縁膜208、212内の第1開口部214a、214bを介して延びるように形成される。前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bは、前記第1及び第2活性領域204a、204bのドーピング領域206dと接触される(図7B−1及び7B−2参照)。前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bの上部面は、幅W1bを有し、前記第2層間絶縁膜212の上部面より相対的にリセスされる(図7C−1及び図7C−2参照)。バリア膜パターン220a、220bは、前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bの上部面上に含まれることができる。第1番目及び第2番目の第2導電パターン228a、228bは、第3層間絶縁膜224を貫通する第2開口部226a、226b内にそれぞれ形成されて、前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bとそれぞれ接触される(図7D−1及び図7D−2参照)。エッチング停止膜222は、第2層間絶縁膜212の上部面上に提供されうる(図7E−1及び図7E−2参照)。
【0065】
ワードラインWL、接地選択ラインGSL、共通ソースラインCSL及びストリング選択ラインSSLは、素子の第1水平方向に延びる。前記ワードラインWLは、基板とゲート電極との間に介在するトンネル膜、電荷格納膜及びブロッキング絶縁膜を含む。前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン228a、228bは、前記素子の第2水平方向に延びたビットラインを含む。NAND型不揮発性記憶素子の構造は、上述した図面に示されている。これと同じ原理は、NOR型不揮発性記憶素子及び他の不揮発性記憶素子の形状に同様に適用されうる。
【0066】
上述した実施の形態によると、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン228a、228bの幅W2bは、前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン218a、218bの幅W1bに比べて狭い。その結果、隣接した前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン228a、228b間の拡散通路長は、前記パターン228a、228b間の水平距離S2bより長い。また、前記第1番目の第1導電パターン218a及び前記第2番目の第2導電パターン228b間の漏れ電流の通路長は、前記パターン218a、228b間の水平距離S1bより長い。したがって、上述した実施の形態において説明した効果及び形状を得ることができる。
【0067】
図6Cの実施の形態によると、図5を参照した実施の形態と同じ方法により、側壁スペーサ250は、第1開口部214a、214bの上部内に提供される。したがって、図5を参照して説明した効果を得ることができる。
【0068】
図8Aは、本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続され、ビットラインの形状を有する隣接した配線ラインを含む揮発性記憶素子を示す平面図である。図8Bは、図8AのIV−IV’線に沿う断面図であり、図8Cは、図8AのV−V’線に沿う断面図であり、図8Dは、図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。図8E及び図8Fは、本発明の他の実施の形態による揮発性記憶素子を説明するためのそれぞれ図8AのIV−IV’及びV−V’線に沿う断面図である。
【0069】
図9A−1〜図9C−1は、図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するために、図8AのIV−IV’線に沿う断面図であり、図9A−2〜図9C−2は、図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのV−V’線に沿う断面図であり、図9A−3〜図9C−3は、図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。
【0070】
図8A〜図8Fの実施の形態によると、揮発性記憶素子は、半導体基板300内に形成された第1及び第2活性領域304a、304bを含む。前記第1及び第2活性領域304a、304bは、隔離領域302により画定される(図9A−1、図9A−2、図9A−3参照)。ゲートライン構造306は、結果物及びドーピング領域308a、308b上に形成される。前記ドーピング領域308a、308bは、前記ゲートライン構造306間の活性領域に画定される。ビットラインパッド310a、310bは、前記第1及び第2活性領域304a、304b上に形成されて、前記活性領域304a、304bのドーピング領域308a、308bと接触される(図9B−1、図9B−2、図9B−3参照)。第1番目及び第2番目の第1導電パターン318a、318bは、第1層間絶縁膜314内に形成された第1開口部316a、316bを介して延びて、下にある前記ビットラインパターン310a、310bと接触される。前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン318a、318bの上部面は、幅W1cを有し、前記第1層間絶縁膜314の上部面より相対的にリセスされる(図9C−1、図9C−2、図9C−3)。本実施の形態において、バリア膜パターン321a、321bが前記第1番目及び第2番目のリセスされた第1導電パターン320a、320bの上部面上にそれぞれ含まれることができる。もちろん、前記バリア膜パターン321a、321bの上部面も、前記第1層間絶縁膜314の上部面より相対的に低い。上述したように、第1番目及び第2番目の第2導電パターン328a、328bは、第2層間絶縁膜324を貫通する第2開口部326a、326bを介して延びて、前記第1番目及び第2番目のリセスされた第1導電パターン320a、320bとそれぞれ接触される。エッチング停止膜322は、前記第2層間絶縁膜324の上部面上に提供されうる。キャッピングパターン330a、330bは、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン328a、328b上に提供されうる。前記キャッピングパターン330a、330bの上部面は、前記第2層間絶縁膜314の上部面と共面をなすことができる。
【0071】
ストレージノードコンタクト336は、前記第2及び第1層間絶縁膜324、314を連続的に貫通するコンタクト孔332を介して、下にあるビットラインパッド310aと接触される。次に、下部電極構造338は、結果物上に形成されて、前記ストレージノードコンタクト336の上部と接触される。キャパシタ誘電膜340は、結果物上に形成され、上部電極構造342は、結果物上に形成される。
【0072】
トランジスタゲートラインGL1、GL2は、素子の第1水平方向に延び、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン328a、328bは、素子の第2水平方向に延びたビットラインパターンを含む。上述した図面においてDRAM型揮発性記憶素子の構造を開示する。これと同じ原理は、他の揮発性記憶素子の形状に適用されうる。
【0073】
上述した実施の形態において、前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン328a、328bの幅W2cは、前記第1番目及び第2番目の第1導電パターン320a、320bの幅W1cに比べて狭い。結果的に、隣接した前記第1番目及び第2番目の第2導電パターン328a、328b間の拡散通路長は、前記パターン328a、328b間の水平距離S2cに比べて長い。また、前記第1番目の第1導電パターン320a及び前記第2番目の第2導電パターン328b間の漏れ電流の通路長は、前記パターン320a、328b間の水平距離S1cより長い。したがって、本発明による形状及び上述した実施の形態の効果を得ることができる。
【0074】
図8E及び図8Fの実施の形態によると、図5の実施の形態と関連した上述した方法によって、側壁スペーサ350は、前記第1開口部316a、316bの上部内に提供される。したがって、図5を参照した効果を得ることができる。
【0075】
図10は、本発明の実施の形態による層間コンタクトを採用した記憶素子を含む記憶システムを示すブロックダイヤグラム(block diagram)である。前記記憶システム400は、メモリ制御機402及びメモリモジュール404を含む。前記メモリ制御機402は、命令及びアドレス信号C/Aを生成し、メモリモジュール404は、複数の記憶素子406を含む。前記メモリモジュール404は、前記メモリ制御機402から命令及びアドレス信号C/Aを受信して、前記記憶素子406のうち、少なくとも一つにデータを格納して求める(DATA I/O)。各記憶素子は、アドレスで呼び出すことができる複数の記憶セル及びデコーダを含む。前記デコーダは、前記命令及びアドレス信号を受信し、また、前記デコーダは、プログラミング動作及び読み出し動作のうち、前記記憶セルのうち、少なくとも一つをアクセスするための熱信号及び行信号を生成する。前記制御機402、前記モジュール404及び記憶素子406を含む前記記憶システム400の各要素は、本発明による層間導電パターンの形状を採用できる。
【0076】
上述した本発明による多様な実施の形態は、多様な半導体素子に供給されうる。例えば、上述した本発明による多様な実施の形態は、DRAM素子、SRAM素子、NAND型フラッシュ記憶素子、NOR型フラッシュ記憶素子、PRAM素子、MRAM素子及びRRAM素子等のような不揮発性記憶素子又は揮発性記憶素子のうち、何れか一つに適用されうる。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、DRAM素子、SRAM素子、NAND型フラッシュ記憶素子、NOR型フラッシュ記憶素子、PRAM素子、MRAM素子及びRRAM素子等のような不揮発性記憶素子又は揮発性記憶素子に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1A】本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続された隣接した配線ラインを含む半導体素子を示す平面図である。
【図1B】図1AのI−I’線に沿う断面図である。
【図2A】本発明の一実施の形態による半導体素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図2B】本発明の一実施の形態による半導体素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図2C】本発明の一実施の形態による半導体素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態による半導体素子を説明するための図1AのI−I’線に沿う断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態による半導体素子を説明するための図1AのI−I’線に沿う断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態による半導体素子を説明するための図1AのI−I’線に沿う断面図である。
【図6A】本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続され、ビットラインパターンの形態を有する隣接した配線ラインを含む不揮発性記憶素子を示す平面図である。
【図6B】図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図6C】本発明の他の実施の形態による不揮発性記憶素子を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図6D】図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図7A−1】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図7B−1】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図7C−1】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図7D−1】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図7E−1】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのII−II’線に沿う断面図である。
【図7A−2】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図7B−2】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図7C−2】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図7D−2】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図7E−2】図6A〜図6Dの不揮発性記憶素子の形成方法を説明するための図6AのIII−III’線に沿う断面図である。
【図8A】本発明の一実施の形態による、下にある層間コンタクトプラグに接続され、ビットラインの形状を有する隣接した配線ラインを含む揮発性記憶素子を示す平面図である。
【図8B】図8AのIV−IV’線に沿う断面図である。
【図8C】図8AのV−V’線に沿う断面図である。
【図8D】図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。
【図8E】本発明の他の実施の形態による揮発性記憶素子を説明するための図8AのIV−IV’及びV−V’線に沿う断面図である。
【図8F】本発明の他の実施の形態による揮発性記憶素子を説明するための図8AのIV−IV’及びV−V’線に沿う断面図である。
【図9A−1】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのIV−IV’線に沿う断面図である。
【図9B−1】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのIV−IV’線に沿う断面図である。
【図9C−1】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのIV−IV’線に沿う断面図である。
【図9A−2】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのV−V’線に沿う断面図である。
【図9B−2】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのV−V’線に沿う断面図である。
【図9C−2】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのV−V’線に沿う断面図である。
【図9A−3】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。
【図9B−3】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。
【図9C−3】図8A〜図8Fの素子の形成方法を説明するための図8AのVI−VI’線に沿う断面図である。
【図10】本発明の実施の形態による層間コンタクトを採用した記憶素子を含む記憶システムを示すブロックダイヤグラム(block diagram)である。
【符号の説明】
【0079】
100 半導体基板、
102 隔離領域、
104 活性領域、
106 ドーピングされた領域、
108 第1層間絶縁膜、
110a 第1開口部、
112a 第1導電パターン、
114 バリア膜パターン、
116 エッチング停止膜、
118 第2層間絶縁膜、
120a、120b 第2開口部
125 導電物質、
125a、125b 導電パターン、
400 記憶システム、
402 メモリ制御機、
404 メモリモジュール
406 記憶素子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体素子の下部コンタクト領域上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜と、
前記第1層間絶縁膜を貫通する第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンと、
前記第1導電パターンの上部面と接触され、前記第1幅より狭い第2幅の下部を有する第2導電パターンと、を含み、
前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低いことを特徴とする半導体素子。
【請求項2】
前記第1導電パターンは、前記第1導電パターンの上部に位置した導電性バリア膜を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項3】
前記第1層間絶縁膜上に配置された第2層間絶縁膜をさらに含み、前記第2導電パターンは、前記第2層間絶縁膜を貫通する第2開口部内に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項4】
前記第2開口部の側壁に位置した絶縁性ライナースペーサをさらに含み、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭いことを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
【請求項5】
前記第2開口部の側壁に位置した絶縁性ライナースペーサをさらに含み、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅より広いことを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
【請求項6】
前記第1層間絶縁膜上に配置され、前記第2導電パターンに水平方向に隣接する第3導電パターンをさらに含み、
前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下にあり、
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の漏れ電流の通路は、前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
【請求項7】
前記第1層間絶縁膜上に配置され、前記第2導電パターンに水平方向に隣接する第3導電パターンをさらに含み、
前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下にあり、
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
【請求項8】
前記第1層間絶縁膜及び前記第2層間絶縁膜間に介在したエッチング停止膜をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
【請求項9】
前記第1導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つであり、
前記第2導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項10】
前記第1導電パターンの上部面上の前記第1開口部の側壁上に配置された側壁スペーサをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項11】
前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項12】
前記半導体素子は、不揮発性記憶素子、揮発性記憶素子、DRAM素子、SRAM素子、NAND型フラッシュ記憶素子、NOR型フラッシュ記憶素子、PRAM素子、MRAM素子及びRRAM素子のうち、何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項13】
半導体素子の下部コンタクト領域上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜と、
前記第1層間絶縁膜を貫通する第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンと、
前記第1層間絶縁膜上に配置された第2層間絶縁膜と、
前記第2層間絶縁膜を貫通して前記第1導電パターンの上部面と接触し、前記第1幅より小さな第2幅の下部を有する第2導電パターンと、
前記第2層間絶縁膜を貫通して前記第1層間絶縁膜上に配置され、水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンと、を含み、
前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする半導体素子。
【請求項14】
前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低いことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項15】
前記第1導電パターンは、前記第1導電パターンの上部に位置した導電性バリア膜を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項16】
前記第2導電パターンは、前記第2層間絶縁膜を貫通する第2開口部内に配置されたことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項17】
前記第2開口部の側壁に配置された絶縁性ラインスペーサをさらに含み、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭いことを特徴とする請求項16に記載の半導体素子。
【請求項18】
前記第2開口部の側壁に配置された絶縁性ラインスペーサをさらに含み、前記第2開口部の底部の幅は、前記第1幅より広いことを特徴とする請求項16に記載の半導体素子。
【請求項19】
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び第3導電パターン間の漏れ電流の通路は、前記第1導電パターン及び第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする請求項16に記載の半導体素子。
【請求項20】
前記第1層間絶縁膜及び第2層間絶縁膜間に介在したエッチング停止膜をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項21】
前記第1導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つであり、
前記第2導電パターンは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインと、導電性プラグのうち、何れか一つであることを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項22】
前記第1導電パターンの上部面上の前記第1開口部の側壁上に配置された側壁スペーサをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項23】
前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項24】
半導体基板の下部コンタクト領域上に配置され、上部面を有する第1層間絶縁膜を提供するステップと、
前記第1層間絶縁膜内に前記下部コンタクト領域を露出させる第1開口部を形成するステップと、
前記第1開口部内に配置され、第1幅の上部を有する第1導電パターンを提供するステップと、
前記第1導電パターンの上部面と接触し、前記第1幅より狭い第2幅の下部を有する第2導電パターンを提供するステップと、を含み、
前記第1導電パターンの上部面は、前記第1層間絶縁膜の上部面に対して相対的にリセスされて、前記第1導電パターンの上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さは、前記第1層間絶縁膜の上部面の前記下部コンタクト領域に相対的な高さより低いことを特徴とする半導体素子の形成方法。
【請求項25】
前記第1導電パターンを提供するステップは、前記第1導電パターンの上部に導電性バリア膜を提供するステップを含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項26】
前記第2導電パターンを提供するステップは、
前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を提供するステップと、
前記第2層間絶縁膜内に前記第1導電パターンの上部面を露出させる第2開口部を形成するステップと、
前記第2開口部内に前記第1導電パターンの上部面と接触する前記第2導電パターンを提供するステップと、を含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項27】
前記第2開口部の側壁に絶縁性ラインスペーサを形成するステップをさらに含み、前記第2開口部の下部の幅は、前記第1幅と同一であるか、又は狭いことを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項28】
前記第2開口部の側壁に絶縁性ラインスペーサを形成するステップをさらに含み、前記第2開口部の下部の幅は、前記第1幅より広いことを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項29】
前記第1層間絶縁膜上に水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンを提供するステップをさらに含み、
前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の漏れ電流の通路は、前記第1導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項30】
前記第1層間絶縁膜上に水平方向に前記第2導電パターンと隣接する第3導電パターンを提供するステップをさらに含み、
前記第1導電パターンは、前記第3導電パターンより相対的に下に配置され、
前記第1層間絶縁膜の上部境界に沿って延びる前記第2導電パターンの底面及び前記第3導電パターンの底面間の拡散通路は、前記第2導電パターン及び前記第3導電パターン間の水平距離より長い長さを有することを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項31】
前記第2層間絶縁膜を提供する前に、前記第1層間絶縁膜上にエッチング停止膜を提供するステップをさらに含み、前記第1層間絶縁膜内に第1開口部を形成するステップ及び前記第1開口部内に前記第1導電パターンを提供するステップは、前記エッチング停止膜を提供する前に行われることを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項32】
前記第2層間絶縁膜を提供する前に、前記第1層間絶縁膜上にエッチング停止膜を提供するステップをさらに含み、前記第1層間絶縁膜内に第1開口部を形成するステップ及び前記第1開口部内に前記第1導電パターンを提供するステップは、前記エッチング停止膜を形成した後に行われることを特徴とする請求項26に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項33】
前記第1導電パターンを提供するステップは、半導体素子の水平方向に延び、前記下部コンタクト領域より相対的に上に配置された配線ラインを提供するステップと、導電性プラグを提供するステップのうち、何れか一つを含み、
前記第2導電パターンを提供するステップは、半導体素子の水平方向に延び、前記第1導電パターンより相対的に上に配置された配線ラインを提供するステップと、導電性プラグを提供するステップとのうち、何れか一つを含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項34】
前記第1導電パターンの上部面上に位置した前記第1開口部の側壁上に側壁スペーサを提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子の形成方法。
【請求項35】
前記下部コンタクト領域は、基板、基板のドーピングされた領域、エピタキシャル層、トランジスタのゲート電極、シリサイド領域及び導電性コンタクトのうち、少なくとも一つであることを特徴とする請求項24に記載の半導体素子の形成方法。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図6D】
image rotate

【図7A−1】
image rotate

【図7B−1】
image rotate

【図7C−1】
image rotate

【図7D−1】
image rotate

【図7E−1】
image rotate

【図7A−2】
image rotate

【図7B−2】
image rotate

【図7C−2】
image rotate

【図7D−2】
image rotate

【図7E−2】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図8C】
image rotate

【図8D】
image rotate

【図8E】
image rotate

【図8F】
image rotate

【図9A−1】
image rotate

【図9B−1】
image rotate

【図9C−1】
image rotate

【図9A−2】
image rotate

【図9B−2】
image rotate

【図9C−2】
image rotate

【図9A−3】
image rotate

【図9B−3】
image rotate

【図9C−3】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2008−288594(P2008−288594A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−129880(P2008−129880)
【出願日】平成20年5月16日(2008.5.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】