説明

β−アミロイドインヒビターとしてのα−(N−スルホンアミド)アセトアミド誘導体

【課題】本発明は、β−アミロイドペプチド産生の阻害活性を有する新規なα−(N−スルホンアミド)アセトアミド化合物またはその非毒性の医薬的に許容し得る塩を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、式(Ia):


[式中、R、RおよびRは本明細書中に定義する通りである]で示される新規なα−(N−スルホンアミド)アセトアミド化合物またはその非毒性の医薬的に許容し得る塩に関する。本発明はまた、上記化合物を医薬的に許容し得る担体または希釈剤と合わせて含有するアルツハイマー疾患またはダウン症候群の処置のための医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ia):
【化1】

で示される化合物、またはその非毒性の医薬的に許容し得る塩。
[式中、
は、
(a)場合によりヒドロキシ、C3〜7シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオおよびハロゲンからなる群から選ばれる置換基で置換された直鎖または分枝のC1〜6アルキルまたはC2〜6アルケニル;および、
(b)場合によりヒドロキシまたはハロゲンで置換されたC3〜7シクロアルキル、
からなる群から選ばれ;
は、
(a)場合によりハロゲン、C1〜4アルコキシおよびNRからなる群から選ばれる置換基で置換された直鎖または分枝のC1〜6アルキルまたはC3〜6アルケニル;
(b)場合によりアミノ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、C1〜4アルキルC(=O)NH−およびC1〜4アルキルOC(=O)NH−からなる群から選ばれる置換基によって置換されたC3〜7シクロアルキルメチル;
(c)直鎖または分枝のC1〜6アルキル−C(=O)−A;
(d)−B−ナフチル;および、
(g)−B−(ピペリジン−4−イル)(ここで、該ピペリジン−4−イルは場合により直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、CHC(=O)フェニル、フェニルおよびフェニルメチル(ここで、該C1〜6アルキルおよび該フェニルは場合により、シアノ、ハロゲン、ベンズイミダゾール−2−イル、ピリジルおよびテトラヒドロフラン−2−イルからなる群から選ばれる)、並びに−C(=O)W'(ここで、W'はC1〜4アルコキシ、Rおよび−NRからなる群から選ばれる)からなる群から選ばれる置換基で置換される)
からなる群から選ばれ;
Aは、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシまたはNRであり;
Bは、直鎖または分枝のC1〜6アルキルまたはC3〜6アルケニルであり;
は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−およびハロゲンCH−からなる群から選ばれる置換基で置換されたフェニルまたはピリジルであり;
およびRは各々独立して、水素、直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、C3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルメチル、C1〜4アルコキシ、フェニル、ベンジル、ピリジル、ピペリジン−4−イル、インダン−1−イル、インダン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、またはピロリジン−3−イル(各々は場合により、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−、ハロゲンCH−、ヒドロキシメチル、ベンジルオキシメチル、フェニル、ピリジル、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、(ハロゲン)C−O−、(ハロゲン)CH−O−、C1〜4アルキルチオ、アミノ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−(C1〜6アルキル)ピペラジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−1−イル、4−ピリジルピペラジン−1−イル、COH、CO1〜4アルキル、C(=O)NHC1〜4アルキルおよびC(=O)N(C1〜4アルキル)からなる群から選ばれる置換基で置換される)であるか、あるいは、
およびRは一緒になって、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル、デカヒドロキノリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、[1,4]−オキサアゼパン−4−イル、アゼチジン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル、または2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル(各々は場合により、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−、ハロゲンCH−、フェニル、ピリジル、ベンジル、C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオ、アミノ、(C1〜4)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、COH、CO1〜4アルキル、C(=O)NHC1〜4アルキルおよびC(=O)N(C1〜4アルキル)からなる群から選ばれる置換基で置換される)であり得て;
は、直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、C3〜6アルケニル、ベンジルまたはフェニル(各々は場合により、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、(C1〜4アルキル)(フェニル)N−、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イルおよび4−(C1〜6アルキル)ピペラジン−1−イルからなる群から選ばれる置換基で置換される)であり;
は、水素、または直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキルであり;
は、直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、フェニル、ピリジルまたはフラニル(各々は場合により、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イルおよび4−(C1〜6アルキル)ピペラジン−1−イルからなる群から選ばれる置換基で置換される)であり;
は、直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、C3〜6アルケニル、ベンジル、フェニル、オキサゾリルまたはピリジル(各々は場合により、ハロゲン、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−、ハロゲンCH−、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、および4−(C1〜6アルキル)ピペラジン−1−イルからなる群から選ばれる置換基で置換される)である]
【請求項2】
は、場合によりヒドロキシ、C3〜7シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオおよびハロゲンからなる群から選ばれる置換基で置換されたC1〜6アルキルまたはC2〜6アルケニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
は、場合によりヒドロキシまたはハロゲンで置換されたC3〜7シクロアルキルである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
は、場合によりC3〜7シクロアルキルで置換された直鎖または分枝のC1〜6アルキルである、請求項2記載の化合物。
【請求項5】
は、場合によりハロゲンで置換された直鎖または分枝のC1〜6アルキルである、請求項2記載の化合物。
【請求項6】
は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−およびハロゲンCH−からなる群から選ばれる置換基で置換されたフェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、(ハロゲン)C−、(ハロゲン)CH−およびハロゲンCH−からなる群から選ばれる置換基で置換されたピリジルである、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
は、場合によりハロゲンで置換されたフェニルである、請求項6記載の化合物。
【請求項9】
は、場合によりハロゲン、C1〜4アルコキシおよびNRからなる群から選ばれる置換基で置換された直鎖または分枝のC1〜6アルキルまたはC3〜6アルケニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
は、場合によりアミノ、(C1〜4アルキル)NH−、ジ(C1〜4アルキル)N−、C1〜4アルキルC(=O)NH−およびC1〜4アルキルOC(=O)NH−からなる群から選ばれる置換基で置換されたC3〜7シクロアルキルメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
は直鎖または分枝のC1〜6アルキル−C(=O)−Aである、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
は−B−ナフチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
は、−B−(ピペリジン−4−イル)であり、該ピペリジン−4−イルは場合により、直鎖もしくは分枝のC1〜6アルキル、CHC(=O)フェニル、フェニルまたはフェニルメチル(ここで、該C1〜6アルキルおよび該フェニルは場合により、シアノ、ハロゲン、ベンイミダゾール−2−イル、ピリジルおよびテトラヒドロフラン−2−イルからなる群から選ばれる置換基で置換される)、および−C(=O)W(ここで、WはC1〜4アルコキシ、Rおよび−NRからなる群から選ばれる)からなる群から選ばれる置換基で置換された、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
Bは直鎖のC1〜4アルキルである、請求項12または13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
アルツハイマー疾患またはダウン症候群の処置のための医薬組成物であって、治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を医薬的に許容し得る担体または希釈剤と合わせて含有する、該医薬組成物。

【公開番号】特開2009−102435(P2009−102435A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−27648(P2009−27648)
【出願日】平成21年2月9日(2009.2.9)
【分割の表示】特願2003−554629(P2003−554629)の分割
【原出願日】平成14年12月20日(2002.12.20)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】