説明

化合物

本発明は、a5b1機能を阻害する化合物、それらの製造方法、それらを活性成分として含有する医薬組成物、薬剤としてのそれらの使用、およびヒトなどの温血動物での充実性腫瘍の処置のためのような、有意の血管新生または血管の成分を有する疾患の処置に用いるための薬剤の製造におけるそれらの使用に関する。本発明は、更に、a5b1を阻害する、そして更に、他のインテグリンに対して一つまたは複数の適当な選択性プロフィールを示す化合物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、Qは、
(i)部分式(ai)
【化2】

{式中、Yは、(C−C)アルキレン基であり、
Zは、水素または(C−C)アルキル基であり、
は、水素、または(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルまたは(C−C)アルカノイルより選択される置換されていてもよい基であり、ここにおいて、任意の置換基は、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルチオ、(1−6C)アルキルアミノ、ジ−[(1−6C)アルキル]アミノ、N−(1−6C)アルキルカルバモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]カルバモイル、(2−6C)アルカノイル、(2−6C)アルカノイルオキシ、(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキルスルファモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]スルファモイル、(1−6C)アルカンスルホニルアミノおよびN−(1−6C)アルキル−(1−6C)アルカンスルホニルアミノより選択される1個またはそれを超える基である}
を有する基であり、または
は、
(ii)部分式(bi):
【化3】

{式中、「----」は、結合であるかまたは不存在であり;
は、結合または(C−C)アルキレンであり;
は、
(a)H、または(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ヘテロシクリル(C−C)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルより選択される置換されていてもよい基;
(b)
【化4】

[式中、「
【化5】

」は、結合点を示し、そして
は、置換されていてもよい(C−C)アルキレン、(C−C)アルケニレン、(C−C)アルキニレンであり、または不存在であり、そして
は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキレン、ヘテロシクリル(C−C)アルキレン、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルより選択される置換されていてもよい基である];
(c)
【化6】

[式中、「
【化7】

」は、結合点を示し、そして
は、置換されていてもよい(C−C)アルキレン、(C−C)アルケニレン、(C−C)アルキニレン、NR(C−C)アルキレン(式中、Rは、Hまたは(C−C)アルキルである)であり、または不存在であり、そして
は、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキレン、ヘテロシクリル(C−C)アルキレン、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはNR’R”(式中、R’およびR”は、各々独立して、H、または(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキレン、ヘテロシクリル(C−C)アルキレン、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり、またはR’およびR”は、それらが結合している窒素と一緒になって、置換されていてもよい3員、4員、5員、6員または7員環を形成する)より選択される置換されていてもよい基である]
であり;またはRは、
(d)R1aO−(C−C)アルキレンであり、ここにおいて、
1aは、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、(C−C)アルキル−C(=O)−、R1b1cN−C(=O)−[式中、R1bおよびR1cは、各々独立して、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキレン、ヘテロシクリル(C−C)アルキレン、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルであり、またはR1bおよびR1cは、それらが結合している窒素と一緒になって、置換されていてもよい3員、4員、5員、6員または7員環を形成する]であり;
nおよびmは、各々独立して、0、1または2であり;
2a、R2bおよびR2cは、各々独立して、H、ハロ、ヒドロキシ、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシであり、またはR2a、R2bおよびR2cの内二つが、同じ炭素に結合している場合、それらはオキソを形成してよい}
を有する基であり;
3a、R3b、R3cおよびR3dは、各々独立して、水素、ハロ、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシであり;
は、水素、(1−6C)アルキル、アリール、アリール−(1−6C)アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1−6C)アルキルおよびヘテロシクリル−(1−6C)アルキルより選択されるが、それはいずれも、同じであってよいしまたは異なっていてよい1個またはそれを超える置換基R21を炭素上に有していてよく、
は、アリールであって、(C−C)アルキル、ハロゲンおよびハロ−(1−3C)アルキルより選択される少なくとも1個の基でオルト置換されているものであり、そしてそれは、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、イソシアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、(1−6C)アルキル、(2−8C)アルケニル、(2−8C)アルキニル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルオキシ、(2−6C)アルキニルオキシ、(1−6C)アルキルチオ、(1−6C)アルキルスルフィニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ−[(1−6C)アルキル]アミノ、(1−6C)アルコキシカルボニル、N−(1−6C)アルキルカルバモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]カルバモイル、(2−6C)アルカノイル、(2−6C)アルカノイルオキシ、(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(2−6C)アルカノイルアミノ、(3−6C)アルケノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(3−6C)アルケノイルアミノ、(3−6C)アルキノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(3−6C)アルキノイルアミノ、N−(1−6C)アルキルスルファモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]スルファモイル、(1−6C)アルカンスルホニルアミノおよびN−(1−6C)アルキル−(1−6C)アルカンスルホニルアミノより、または式:
13−X
[式中、Xは、直接結合であり、またはO、S、SO、SO、N(R14)、CO、CH(OR14)、CON(R14)、N(R14)CO、SON(R14)、N(R14)SO、OC(R14、SC(R14およびN(R14)C(R14より選択され、ここにおいて、R14は、水素または(1−6C)アルキルであり、そして
13は、アリール、アリール−(1−6C)アルキル、(3−7C)シクロアルキル、(3−7C)シクロアルキル−(1−6C)アルキル、(3−7C)シクロアルケニル、(3−7C)シクロアルケニル−(1−6C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1−6C)アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−(1−6C)アルキルである]
を有する基より選択される1個または2個の基で更に置換されていてよく;そして
21は、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、(1−6C)アルキル、(2−8C)アルケニル、(2−8C)アルキニル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルオキシ、(2−6C)アルキニルオキシ、(1−6C)アルキルチオ、(1−6C)アルキルスルフィニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ−[(1−6C)アルキル]アミノ、(1−6C)アルコキシカルボニル、N−(1−6C)アルキルカルバモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]カルバモイル、(2−6C)アルカノイル、(2−6C)アルカノイルオキシ、(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキルスルファモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]スルファモイル、(1−6C)アルカンスルホニルアミノおよびN−(1−6C)アルキル−(1−6C)アルカンスルホニルアミノより、または式:
−X−R16
[式中、Xは、直接結合であり、またはO、COおよびN(R16)より選択され、ここにおいて、R16は、水素または(1−6C)アルキルであり、そして
16は、ハロ−(1−6C)アルキル、ヒドロキシ−(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ−(1−6C)アルキル、シアノ−(1−6C)アルキル、アミノ−(1−6C)アルキル、(1−6C)アルキルアミノ−(1−6C)アルキル、ジ−[(1−6C)アルキル]アミノ−(1−6C)アルキル、(2−6C)アルカノイルアミノ−(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシカルボニルアミノ−(1−6C)アルキルである]
を有する基より、または式:
−X−Q
[式中、Xは、直接結合であり、またはO、S、SO、SO、N(R17)、CO、CH(OR17)、CON(R17)、N(R17)CO、SON(R17)、N(R17)SO、OC(R17、SC(R17およびN(R17)C(R17より選択され、ここにおいて、R17は、水素または(1−6C)アルキルであり、そして
は、アリール、アリール−(1−6C)アルキル、(3−7C)シクロアルキル、(3−7C)シクロアルキル−(1−6C)アルキル、(3−7C)シクロアルケニル、(3−7C)シクロアルケニル−(1−6C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1−6C)アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−(1−6C)アルキルである]
を有する基より選択され、そしてここにおいて、
21は、1個またはそれを超えるR18を炭素上に有していてよく、そしてここにおいて、
21中のいずれかのヘテロアリール基またはヘテロシクリル基が、−NH−部分を含有する場合、該部分の窒素は、R19より選択される基を有していてよく、そしてここにおいて、
置換基R21中のいずれのヘテロシクリル基も、1個または2個のオキソまたはチオキソ置換基を有していてよく;
18は、各々独立して、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、(3−6C)シクロアルキル、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルアミノおよびジ−[(1−6C)アルキル]アミノより選択され;
19は、カルバモイル、スルファモイル、(1−6C)アルキル、(2−8C)アルケニル、(2−8C)アルキニル、(1−6C)アルキルスルホニル、N−(1−6C)アルキルカルバモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]カルバモイル、(2−6C)アルカノイル、N−(1−6C)アルキルスルファモイルおよびN,N−ジ−[(1−6C)アルキル]スルファモイルより、または式:
−X−Q
[式中、Xは、直接結合であり、またはCO、SO、CON(R20)およびSON(R20)より選択され、ここにおいて、R20は、水素または(1−6C)アルキルであり、そして
は、(3−7C)シクロアルキルまたは(3−7C)シクロアルキル−(1−6C)アルキルである]
を有する基より選択される)
を有する化合物、またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
が、部分式(iii)
【化8】

{式中、R10は、ハロ、(1−3C)アルキルおよびハロ−(1−3C)アルキルより選択され;
sは、0、1、2または3であり、
12は各々、同じであってよいしまたは異なっていてよく、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、イソシアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、(1−6C)アルキル、(2−8C)アルケニル、(2−8C)アルキニル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルオキシ、(2−6C)アルキニルオキシ、(1−6C)アルキルチオ、(1−6C)アルキルスルフィニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ−[(1−6C)アルキル]アミノ、(1−6C)アルコキシカルボニル、N−(1−6C)アルキルカルバモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]カルバモイル、(2−6C)アルカノイル、(2−6C)アルカノイルオキシ、(2−6C)アルカノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(2−6C)アルカノイルアミノ、(3−6C)アルケノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(3−6C)アルケノイルアミノ、(3−6C)アルキノイルアミノ、N−(1−6C)アルキル−(3−6C)アルキノイルアミノ、N−(1−6C)アルキルスルファモイル、N,N−ジ−[(1−6C)アルキル]スルファモイル、(1−6C)アルカンスルホニルアミノおよびN−(1−6C)アルキル−(1−6C)アルカンスルホニルアミノより、または式:
13−X
[式中、R13およびXは、式(I)に関して定義の通りである]
を有する基より選択され、そして
11は、水素、またはR12について上に挙げられた基より選択される}
を有する基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
10が、クロロである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、YがC1−3アルキレン基であり、そしてZが、水素またはC1−3アルキル基である部分式(ai)を有する基である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
が、水素、または未置換の(C−C)アルキルまたは未置換の(C−C)アルキルスルホニルまたはアセチルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、部分式(bi)を有する基である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
が、結合またはメチレン基である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
「----」が、不存在である、請求項6または請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
m+nの合計が、0、1、2または3に等しい、請求項4〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−ピペリジン−4−イル−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(2S)−ピロリジン−2−イルメチル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[2−(メチルアミノ)エチル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−(1−メチルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−1−メチルピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−(1−グリコロイルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
O−[(3R)−1−アセチルピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−1−グリコロイルピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
O−{3−[アセチル(メチル)アミノ]プロピル}−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−{[(2R)−1−アセチルピロリジン−2−イル]メチル}−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2−イル]メチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{[(2S)−1−グリコロイルピロリジン−2−イル]メチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{[(2S)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−イル]メチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{[(2R)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−イル]メチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]エチル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジメチルベンゾイル)−O−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2−クロロ−6−メチルベンゾイル)−O−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2−クロロ−4,5−ジメトキシベンゾイル)−O−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロ−3−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロ−3−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
O−[1−(2,1−ベンゾイソオキサゾール−3−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロ−3−メチルベンゾイル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(キノリン−4−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(4−フルオロ−3−メチルベンゾイル)ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
O−[(3S)−1−(2,1−ベンゾイソオキサゾール−3−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{1−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{(3R)−1−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロベンジル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロベンジル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(1H−インドール−5−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アゼチジン−3−イル]−L−チロシン;
O−{1−[3−(アミノカルボニル)ベンジル]アゼチジン−3−イル}−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−[1−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)アゼチジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−[1−(4−シアノベンジル)アゼチジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{1−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アゼチジン−3−イル}−L−チロシン;
O−[(3S)−1−ベンジルピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−[(3S)−1−ベンジルピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−((3R)−1−{4−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ベンジル}ピロリジン−3−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(4−フルオロベンジル)ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(4−メトキシベンジル)ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(4−メチルベンジル)ピロリジン−3−イル]−L−チロシン;
O−[(3R)−1−(4−シアノベンジル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{(3S)−1−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]ピロリジン−3−イル}−L−チロシン;
O−[(3R)−1−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−1−(4−メチルベンジル)ピペリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3R)−1−(4−メチルベンジル)ピペリジン−3−イル]−L−チロシン;
O−[(3S)−1−(4−クロロベンジル)ピペリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−[(3S)−1−ベンジルピペリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
O−[(3S)−1−(4−シアノベンジル)ピペリジン−3−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−((3R)−1−{4−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ベンジル}ピペリジン−3−イル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(4−メトキシベンジル)ピペリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[(3S)−1−(2,5−ジフルオロベンジル)ピペリジン−3−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{(3S)−1−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]ピペリジン−3−イル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(2−メトキシベンジル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
O−[1−(3−クロロベンジル)ピペリジン−4−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{1−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(2,4−ジフルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
O−[1−(3−シアノベンジル)ピペリジン−4−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−[1−(キノリン−8−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−L−チロシン;
N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−O−{1−[4−(メチルスルホニル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−L−チロシン;または
O−[1−(4−クロロ−3−メトキシベンジル)ピペリジン−4−イル]−N−(2,6−ジクロロベンゾイル)−L−チロシン
である化合物;またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項11】
医薬組成物であって、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる担体、希釈剤または賦形剤と一緒に含む医薬組成物。
【請求項12】
病理学的血管新生疾患、血栓症、心筋梗塞、冠状動脈性心疾患、動脈硬化症、腫瘍、骨粗鬆症、炎症または感染を制御するのに有用なインテグリン阻害剤である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
a5b1によって媒介される疾患または状態を処置する方法であって、このような処置を必要としている患者に、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。
【請求項14】
疾患または状態が癌である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、次の方法(a)〜(h)(ここにおいて、可変部分は、特に断らない限り、上に定義の通りである):
方法(a)式(V):
【化9】

(式中、R3a、R3b、Rc、R3d、RおよびRは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する化合物と、式(VI):
−OH VI
(式中、Qは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する化合物とをカップリングさせること;または
方法(b)(b’)Rが、式RS(O)−を有する基であるかまたは、(b”)Rが、Rについて請求項1に定義のような置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基である式Iの化合物の製造について、式Ia:
【化10】

[式中、Qは、部分式(ai)または(bi)
【化11】

(式中、YおよびZは、本明細書中に定義の通りである)
【化12】

(式中、X、R2a、R2b、R2c、mおよびnは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する基である]
を有する式Iの化合物と、式VII:
【化13】

[式中、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、方法(b’)の場合、Rx’は、請求項1に定義の通りである基Rであり、または方法(b”)の場合、Rx’は、Rについて上に挙げられた任意の置換基より選択される1個またはそれを超える基で置換されていてもよいアルキル基であり、そして
Lgは、脱離基である]
を有する化合物との、好都合には、適する塩基の存在下における反応;または
方法(c)(c’)Rが、式RC(O)−を有する基であるかまたは、(c”)Rが、上に定義のような置換されていてもよい(C−C)アルカノイル基である式Iの化合物の製造について、方法(b)に関して本明細書中の前に定義の式Iaを有する式Iの化合物と、式VIII:
y’COOH 式VIII
[式中、方法(c’)の場合、Ry’は、請求項1に定義の基Rであり、または(c”)の場合、Ry’は、Rについて定義された任意の置換基より選択される1個またはそれを超える基で置換されていてもよいC-1−5アルキル基であり、但し、いずれの反応性基も、保護されていてよいという条件付きである]
を有する化合物またはその反応性誘導体との、好都合には、適する塩基の存在下におけるカップリング;または
方法(d)Qが、部分式(bi)を有する基であり、そして式Iの化合物中の「-----」が不存在である式Iの化合物の製造について、「-----」が結合である式Iの化合物の還元;または
方法(e)式IX:
【化14】

(式中、Q、R3a、R3b、R3c、R3d、R、X、mおよびnは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する化合物と、式X
COOH X
(式中、Rは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する化合物またはその反応性誘導体とのカップリング;または
方法(f)(f’)Rが、置換されていてもよい(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ヘテロシクリル(C−C)アルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであるかまたは、(f”)Rが、(C−C)アルキル基である式Iの化合物の製造について、方法(b)に関して本明細書中の前に定義の式Iaの化合物と、式XI:
1’−Lg XI
[式中、(f’)の場合、R1’は、置換されていてもよい(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ヘテロシクリル(C−C)アルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり、または(f”)の場合、R1’は、Rについて上に定義のような置換されていてもよい(C−C)アルキルであり:そして
Lgは、適する脱離基である]
を有する化合物との、好都合には、適する塩基の存在下における反応;または
方法(g)RまたはRが、式R’HNC(O)−を有する基である式Iの化合物の製造について、方法(b)に関して本明細書中の前に定義の式Iaの化合物と、式XII:
R’N=C(O) XII
(式中、R’は、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、本明細書中の前に定義の通りである)
を有するイソシアネートとの反応;または
方法(h)RまたはRが、アリールまたはヘテロアリールである式Iの化合物の製造について、方法(b)に関して本明細書中の前に定義の式Iaを有する式Iの化合物と、アリールまたはヘテロアリールボロン酸またはそのエステルとの、適する触媒の存在下におけるカップリング
のいずれか一つ;そしてその後、必要ならば(いずれの順序でも):
(i)式Iの化合物を、式Iの別の化合物へと変換すること;
(ii)いずれの保護基も除去すること;および
(iii)式Iの化合物の薬学的に許容しうる塩を形成すること
を含む方法。

【公表番号】特表2009−526032(P2009−526032A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553824(P2008−553824)
【出願日】平成19年2月7日(2007.2.7)
【国際出願番号】PCT/GB2007/000404
【国際公開番号】WO2007/091046
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】