説明

イメージセンサ及び電子機器

【課題】後の工程で形成される光電変換層を広く形成することができ、センサの受光面積(開口率)を上げることができる、インテリジェント化された新規な半導体装置を用いた表示装置を提供する。
【解決手段】イメージセンサは、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有するトランジスタを有し、トランジスタの上方に絶縁膜を有し、絶縁膜の上方にフォトダイオードを有する。トランジスタはフォトダイオードと重なる位置に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサ機能と、表示機能を有する装置に関して、特に、マトリクス
状に配置された複数の画素電極からなる画素部で構成された表示部を有するアクティブマ
トリクスパネルや、表示部を有する携帯端末機や、表示部を有するパソコン等の電子機器
およびその作製方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ポリシリコンTFTと呼ばれる多結晶シリコンを用いたTFT技術が鋭意研究さ
れている。その成果として、ポリシリコンTFTによって、シフトレジスタ回路等の駆動
回路を作製することが可能になり、画素部と、画素部を駆動する周辺駆動回路とを同一基
板上に集積したアクティブマトリクス型の液晶パネルが実用化に至っている。そのため、
液晶パネルが低コスト化、小型化、軽量化され、パーソナルコンピュータ、携帯電話、ビ
デオカメラやデジタルカメラ等の各種情報機器、携帯機器の表示部に用いられている。
【0003】
また、最近では、ノート型パソコンよりも携帯性に優れ、安価なポケットサイズの小型
携帯用情報処理端末装置が実用化されており、その表示部にはアクティブマトリクス型液
晶パネルが用いられている。このような情報処理端末装置は表示部からタッチペン方式で
データを入力可能となっているが、紙面上の文字・図画情報や、映像情報を入力するには
、スキャナーやデジタルカメラ等の画像を読み込むための周辺機器と接続することが必要
である。そのため、情報処理端末装置の携帯性が損なわれている。また、使用者に周辺機
器を購入するための経済的な負担をかけている。
【0004】
また、アクティブマトリクス型表示装置は、TV会議システム、TV電話、インターネ
ット用端末等の表示部にも用いられている。これらシステムや端末では、対話者や使用者
の映像を撮影するカメラ(CCDカメラ)を備えているが、表示部と読み取り部(センサ
部)は個別に製造されてモジュール化されている。そのため、製造コストが高いものとな
っていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上述した問題点を解消し、画素マトリクス、イメージセンサ、及びそ
れらを駆動するための周辺回路を有する、すなわち、撮像機能と表示機能とを兼ね備え、
インテリジェント化された新規な半導体装置を用いた表示装置を提供することにある。
【0006】
更に本発明の目的は、イメージセンサを画素マトリクス、周辺駆動回路と構造・製造プ
ロセスに整合性のあるものとすることにより、インテリジェント化された新規な半導体装
置を用いた表示装置を安価に作製することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、同一基板上に表示用半導体装置と、受光用半導
体装置とを設ける構成とした。そして、画素電極及び表示用半導体装置を含む液晶表示部
と、受光用半導体装置を含むセンサ部とを別々に配置するのではなく、1つの画素内に表
示用半導体装置と受光用半導体装置を有する新規な素子構成、すなわち、図1または図2
に示すように、1つの画素内に表示と受光の両方の制御を行う半導体装置(絶縁ゲート型
電界効果半導体装置)を有する構成とすることで、画像読み取り機能を有する表示装置を
小型化、コンパクト化する。
【0008】
本明細書で開示する発明の第1の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置からなる
センサ部とが同一基板表面上に設けられ、
前記基板の裏面からの光を前記センサ部で受光することを特徴とするイメージセンサ機
能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0009】
また、本発明の第2の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置からなる
センサ部とが同一基板表面上に設けられ、
前記表示部と前記センサ部は同じ画素サイズを有し、
前記基板の裏面からの光を前記センサ部で受光することを特徴とするイメージセンサ機
能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0010】
また、本発明の第3の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置からなる
センサ部とが同一基板上に設けられ、
前記第1の半導体装置と前記第2の半導体装置は同一マトリクス内に設けられ、
前記第1の半導体装置に接続されている画素電極は、前記第2の半導体装置の上方に存
在していることを特徴とするイメージセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0011】
また、本発明の第4の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置からなる
センサ部とが同一基板上に設けられ、
前記光電変換素子は、少なくとも上部電極と、光電変換層と、下部電極で構成され、
前記上部電極は、少なくとも可視光に対して反射性を有する金属からなり、
前記下部電極が透明性導電膜からなることを特徴とするイメージセンサ機能を有する一
体型液晶表示パネルである。
【0012】
また、本発明の第5の構成は、
マトリクス状に配置された画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスと、
光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置とを有する受光部を有
するイメージセンサと、が同一基板上に設けられたイメージセンサ機能を有する一体型液
晶表示パネルの作製方法であって、
前記基板上に、前記第1の半導体装置と前記第2の半導体装置とを作製する第1の工程と

前記第2の半導体装置と接続された透光性導電膜でなる下部電極を形成する第2の工程と

前記下部電極上に光電変換層を形成する第3の工程と、
前記光電変換層上に接する上部電極を形成する第4の工程と、を少なくとも有するイメー
ジセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルの作製方法である。
【0013】
また、本発明の第6の構成は、
マトリクス状に配置された画素電極と、前記画素電極に接続された第1の半導体装置を
有する画素マトリクスと、
光電変換素子と、前記光電変換素子に接続された第2の半導体装置とを有する受光部を有
するイメージセンサと、が同一基板上に設けられたイメージセンサ機能を有する一体型液
晶表示パネルの作製方法であって、
前記基板上に、前記第1の半導体装置と前記第2の半導体装置とを作製する第1の工程と

前記第1の半導体装置と前記第2の半導体装置とを少なくとも覆う第1の絶縁膜を形成す
る第2の工程と、
前記第1の絶縁膜上に透光性導電膜を形成する第3の工程と、
前記透光性導電膜をパターニングして、前記第2の半導体装置と接続された下部電極を形
成する第4の工程と、
前記下部電極上に光電変換層を形成する第5の工程と、
前記光電変換層上に接する上部電極を形成する第6の工程と、を少なくとも有するイメー
ジセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルの作製方法である。
【0014】
また、本発明の第7の構成は、
光電変換素子が、下部電極と、下部電極上に形成された光電変換層と、光電変換層上に
形成された上部電極で構成され、
前記光電変換素子に接続された少なくとも1つのアクティブ素子からなるセンサ部とが
絶縁基板上に設けられ、
前記上部電極は、少なくとも可視光に対して反射性を有する金属からなり、
前記下部電極が少なくとも可視光に対して透明性を有する導電膜からなることを特徴と
するイメージセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0015】
また、本発明の第8の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群からなる
センサ部とが同一基板表面上に設けられ、
前記基板の裏面からの光を前記センサ部で受光することを特徴とするイメージセンサ機
能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0016】
また、本発明の第9の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群からなる
センサ部とが同一基板表面上に設けられ、
前記表示部と前記センサ部は同じ画素サイズを有し、
前記基板の裏面からの光を前記センサ部で受光することを特徴とするイメージセンサ機
能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0017】
また、本発明の第10の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群からなる
センサ部とが同一基板上に設けられ、
前記アクティブ素子と前記アクティブ素子群は同一マトリクス内に設けられ、
前記アクティブ素子に接続されている画素電極は、前記アクティブ素子群の上方に存在
していることを特徴とするイメージセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルである。
【0018】
また、本発明の第11の構成は、
少なくともマトリクス状に画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスからなる表示部と、
少なくとも光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群からなる
センサ部とが同一基板上に設けられ、
前記光電変換素子は、少なくとも上部電極と、光電変換層と、下部電極で構成され、
前記上部電極は、少なくとも可視光に対して反射性を有する金属からなり、
前記下部電極が透明性導電膜からなることを特徴とするイメージセンサ機能を有する一
体型液晶表示パネル。
【0019】
上記第8乃至11の構成において、前記アクティブ素子群は、少なくとも増幅トランジ
スタと、リセットトランジスタと、選択トランジスタとで構成される。
【0020】
また、本発明の第12の構成は、
マトリクス状に配置された画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスと、
光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群とを有する受光部を有
するイメージセンサと、が同一基板上に設けられたイメージセンサ機能を有する一体型液
晶表示パネルの作製方法であって、
前記基板上に、前記アクティブ素子と前記アクティブ素子群とを作製する第1の工程と、
前記アクティブ素子群と接続された透光性導電膜でなる下部電極を形成する第2の工程と

前記下部電極上に光電変換層を形成する第3の工程と、
前記光電変換層上に接する上部電極を形成する第4の工程と、を少なくとも有するイメー
ジセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルの作製方法。
【0021】
また、本発明の第13の構成は、
マトリクス状に配置された画素電極と、前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有
する画素マトリクスと、
光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されたアクティブ素子群とを有する受光部を有
するイメージセンサと、が同一基板上に設けられたイメージセンサ機能を有する一体型液
晶表示パネルの作製方法であって、
前記基板上に、前記アクティブ素子と前記アクティブ素子群とを作製する第1の工程と、
前記アクティブ素子と前記アクティブ素子群とを少なくとも覆う第1の絶縁膜を形成する
第2の工程と、
前記第1の絶縁膜上に透光性導電膜を形成する第3の工程と、
前記透光性導電膜をパターニングして、前記アクティブ素子群と接続された下部電極を形
成する第4の工程と、
前記下部電極上に光電変換層を形成する第5の工程と、
前記光電変換層上に接する上部電極を形成する第6の工程と、を少なくとも有するイメー
ジセンサ機能を有する一体型液晶表示パネルの作製方法。
【0022】
また、本発明の第12の構成または第13の構成において、前記アクティブ素子群は、
少なくとも増幅トランジスタと、リセットトランジスタと、選択トランジスタで構成され
る。
【発明の効果】
【0023】
本発明の製造プロセスは、光電変換素子の作製工程以外、従来の表示装置と同じである
。よって、従来の製造プロセスを用いることができるので、容易に、且つ、安価に作製す
ることができる。また、本発明により作製した装置は、センサ機能を搭載しても、従来の
パネルと基板形状及び大きさは変化しない。そのため、小型化、軽量化することができる

【0024】
また、センサセルの受光面積は、表示セルの画素面積の概略同程度であり、単結晶CC
Dと比較して大きいため、本発明のセンサは高感度とすることができる。さらに、本構成
で消費される電力は僅かであり、またイメージセンサで消費される電力もCCD構造に比
較すれば小さいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の画素断面図
【図2】1つの画素の表面配置図及び裏面配置図の一例。
【図3】本発明の回路図
【図4】液晶パネル全体図
【図5】1つの画素にセンサ部と表示素子を形成する工程を示す図。
【図6】1つの画素にセンサ部と表示素子を形成する工程を示す図。
【図7】実施例2の画素断面図
【図8】実施例2における作製工程図
【図9】実施例2における作製工程図
【図10】実施例3の回路図
【図11】本発明の応用例
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に本発明を利用した代表的な形態を示す。本明細書で開示する発明では、図1に示
すように、基本的に1つの画素内に1つの表示用半導体装置(TFT)と少なくとも1つ
の受光用半導体装置(TFT)を有する新規な素子構成とする。そして、この素子の反射
電極上に形成された配向膜によって配向された液晶に電加を印加して、液晶表示面で表示
を行い、液晶表示面の裏面に入射する光信号をセンサ部で読み取り、映像を取り込む装置
とする。本発明のパネル構成図を図4(A)及び図4(B)に示す。また、本発明のパネ
ルおける回路図を簡略に示した図が図3である。
【0027】
図4(A)に示すように、液晶パネルには、表示部およびセンサ部402の周辺に、セ
ンサ部を駆動するセンサ駆動回路403と表示部を駆動する表示駆動回路404が設けら
れているパネル配置となっている。
【0028】
本発明は、センサ部が液晶表示面の裏面に入射する光信号データを読み取り、センサ端
子部406に接続される外部記憶装置等にデータを記憶させ、そのデータを画像表示用に
加工処理した後、表示引出端子部405から表示部へ入力させることによって、表示部4
02に映像を映し出すシステムとしている。また、メモリー回路等を同一基板上に形成し
て、これらのシステムを同一基板で行なう構成としてもよい。そして、センサ部で取り込
んだ動画像または静止画像を液晶パネルにおいて、ほぼリアルタイムで表示する。また、
表示部においては、装置外部からのデータを表示することが可能な構成としてもよい。
【0029】
図4(B)には、図4(A)中のA−B断面構造の簡略図を示した。素子基板400は
、シール材407で対向基板401と貼り合わされており、その間に液晶材料410を挟
持している。液晶表示面に入射する光を利用して映像を使用者に提供する。
【0030】
本発明は、裏面に取りつけられた光学系409と、カラーフィルター411を通り、さ
らに基板400を通り抜けた光信号をセンサ部で感知する。そのため、本発明で使用する
基板400は、可視光に対して極めて優れた透明性を有するものを用いることが好ましい

【0031】
そして、図4中の表示部およびセンサ部402を構成する1画素の断面図を図1に示し
、このような素子を用いた配置の一例を図2に示した。
【0032】
図2(A)は、表面上図を示しており、A−Bの断面図が図1に相当する。図2(A)
では、センサ部が反射電極121に覆われている。また、図2(A)では、配線106、
107、115、116上に反射電極121を形成しない構成とした。この反射電極12
1を用いて、液晶の表示を行う。ここで、液晶表示に関与する配線は、画素部TFT信号
線115と、画素部TFTゲイト線106である。
【0033】
一方、図2(B)は、図2(A)の裏面を示している。また、実際は、TFTの保護遮
光膜104、105が形成されているため、TFT部は観察できないが、便宜上、遮光膜
104、105の形成箇所のみを示した図面としている。加えて、配線106、107、
115、116上及び画素TFT上に光電変換層118を形成してもよいが、図2(B)
では、光電変換層118を形成しない構成とした。この光電変換層に入射される光信号を
読み取り、センサ部TFT信号線116にデータを送る。ここで、画像読み取りに関与す
る配線は、センサ部TFT信号線116と、センサ部TFTゲイト線107である。
【0034】
すなわち、本発明は、図1または図2に示すように、1画素内に2つのTFTを有して
いる構成となっているので受光マトリクスと表示マトリクスの画素ピッチ、ビット数は同
じになる。表示素子側の基板100上には、遮光膜104が設けられており、裏面から入
射する光からTFTを保護する構造としている。また、センサ素子側のTFTに遮光膜1
05を設ける構成としてもよい。また、この遮光膜は、基板の裏面に直接設ける構成とし
てもよい。
【0035】
この遮光膜104、105上に下地膜101を形成した後、表示または画像の読み取り
を行うためのTFTを複数形成する。ここでいう基板の裏面とは、TFTが形成されてい
ない基板面のことを指している。また、このTFTの構成は、トップゲート型TFTであ
ってもボトムゲート型TFTであっても構わない。
【0036】
そして、センサ素子側のTFTのドレイン電極112と接続する透明導電性膜117を
設ける。この導電性膜は、光電変換素子の下部電極をなす膜であり、表示素子のTFTの
上部以外の画素領域に形成する。この導電性膜上に光電変換層を設け、さらにその上に上
部電極119を設けることで、光電変換素子を完成させる。
【0037】
一方、表示素子側のTFTは、ドレイン配線114と接続する画素反射電極121を設
ける。この画素反射電極はセンサ部および配線を覆う構成としてもよい。また、配線を覆
う構成とした場合には、配線と画素反射電極との間に存在する絶縁膜を誘電体として、容
量が形成される。本発明は、反射型表示であるので画素電極には反射性を有する金属材料
を用いる。
【0038】
本発明の製造プロセスは、光電変換素子の作製工程以外、従来の表示装置の作製工程と
概略同じである。よって、従来の製造プロセスを用いることができるので、容易に、且つ
、安価に作製することができる。また、本発明により作製した装置は、センサ機能を搭載
しても、従来のパネルと形状及び大きさは変化しない。そのため、小型化、軽量化するこ
とができる。
【0039】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明がこの実施例に限定されないことは勿論で
ある。
【実施例1】
【0040】
本実施例においては、液晶表示面の裏面から受光するセンサ部を有する液晶パネルの作
製工程例を図5、6を用いて詳述する。
【0041】
まず、透明基板100全面に下地膜101を形成する。透明基板100としては、透明
性を有するガラス基板や石英基板を用いることができる。下地膜として、プラズマCVD
法によって、酸化珪素膜を150nmの厚さに形成した。本実施例では、この下地膜形成
工程前に、表示画素部TFTを裏面からの光から保護するための遮光膜104、受光セン
サ部TFTを裏面からの光から保護するための遮光膜105を設けた。本実施例では、ノ
イズおよび劣化を防止するために遮光膜を設けたが、開口率を優先するのであれば特に設
ける必要はない。
【0042】
次に、プラズマCVD法によって非晶質珪素膜を30〜100nm好ましくは30nm
の厚さに成膜し、エキシマレーザ光を照射して、多結晶珪素膜を形成した。なお、非晶質
珪素膜の結晶化方法として、SPCと呼ばれる熱結晶化法、赤外線を照射するRTA法、
熱結晶化とレーザアニールとの用いる方法等を用いてもよい。
【0043】
次に、多結晶珪素膜をパターニングして、TFT200、300のソース領域、ドレイ
ン領域、チャネル形成領域を構成する島状の半導体層102を形成する。そして、これら
半導体層を覆うゲイト絶縁膜103を形成する。ゲイト絶縁膜はシラン(SiH4 )とN
2 Oを原料ガスに用いて、プラズマCVD法で100nmの厚さに形成する。〔図5(A
)〕
【0044】
次に、導電膜を形成する。ここでは、導電膜材料として、アルミニウムを用いたが、チ
タン、または、シリコンを主成分とする膜、もしくは、それらの積層膜であってもよい。
本実施例では、スパッタ法でアルミニウム膜を200〜500nmの厚さ、代表的には3
00nmに形成する。ヒロックやウィスカーの発生を抑制するために、アルミニウム膜に
はスカンジウム(Sc)やチタン(Ti)やイットリウム(Y)を0.04〜1.0重量
%含有させる。
【0045】
次に、レジストマスクを形成し、アルミニウム膜をパターニングして、電極パターンを
形成し、画素ゲイト電極106、センサ部ゲイト電極107を形成する。
【0046】
次に、公知の方法によりオフセット構造を形成する。更に、公知の方法により、LDD
構造を形成してもよい。〔図5(B)〕
【0047】
そして、第1の層間絶縁膜113を形成し、N型高濃度不純物領域(ソース領域、ドレ
イン領域)に達するコンタクトホールを形成する。しかる後、金属膜を形成し、パターニ
ングして、配線112、114、115、116を形成する。
【0048】
本実施例では、第1の層間絶縁膜113を厚さ500nmの窒化珪素膜で形成する。第
1の層間絶縁膜として、窒化珪素膜の他に、酸化珪素膜、窒化珪素膜を用いることができ
る。また、これらの絶縁膜の多層膜としても良い。
【0049】
また、配線の出発膜となる金属膜として、本実施例では、スパッタ法で、チタン膜、ア
ルミニウム膜、チタン膜でなる積層膜を形成する。これらの膜厚はそれぞれ100nm、
300nm、100nmとする。
【0050】
以上のプロセスを経て、画素TFT200、受光部TFT300が同時に完成する。〔
図5(C)〕
【0051】
次に、第1の層間絶縁膜113に受光部TFTのドレイン配線112に接して透明導電
膜を形成する。透明導電膜を成膜し、パターニングして、光電変換素子の透明電極117
を形成する。透明導電膜117にはITOやSnO2 を用いることができる。本実施例で
は、透明導電膜として厚さ100nmのITO膜を形成する。
【0052】
一般的なアクティブ型のイメージセンサが上部電極を透明導電膜で形成しているのに対
し、本実施例のイメージセンサは下部電極を透明導電膜で形成している点で異なっている
。本発明においては、裏面から受光するため、下部電極を透明導電膜で形成する。〔図5
(D)〕
【0053】
次に、光電変換層として機能する、水素を含有する非晶質珪素膜118(以下、a−S
i:H膜と表記する)を基板全面に成膜する。そして、受光部だけにa−Si:H膜が残
存するようにパターニングをし、光電変換層とする。
【0054】
次に、基板全面に導電膜を形成する。本実施例では導電膜として厚さ200nmのチタ
ン膜をスパッタ法で成膜する。この導電膜をパターニングし、受光部TFTに接続された
上部電極119を形成する。この導電膜としてチタン、クロムを用いることができる。〔
図6(A)〕
【0055】
このセンサ部の受光有効箇所は、ゲイト配線106、107と信号配線115、116
で囲まれた1つの画素内の遮光膜104、105が形成されていない箇所となる。本実施
例での画素サイズは、表示部とセンサ部で同じであり、60×60μmとしたが、16×
16μm〜70×70μmの範囲であれば、特に限定されない。
【0056】
そして、第2の層間絶縁膜120を形成する。第3の層間絶縁膜を構成する絶縁被膜と
して、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル等の樹脂膜を形成すると平
坦な表面を得ることができるため、好ましい。あるいは積層構造とし、第3の層間絶縁膜
の上層は上記の樹脂膜、下層は酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素等の無機絶縁材料の単
層、多層膜を成膜してもよい。本実施例では、絶縁被膜として厚さ0.7μmのポリイミ
ド膜を基板全面に形成した。〔図6(B)〕
【0057】
更に、第2の層間絶縁膜にドレイン配線114に達するコンタクトホールを形成する。
再度、基板全面に導電膜を成膜し、パターニングして、画素TFTに接続された画素電極
121を形成する。本実施例では導電膜として厚さ200nmのチタン膜をスパッタ法で
成膜する。この導電膜としてチタン、クロム、アルミニウムを用いることができる。
【0058】
以上の工程を経て、図6(C)、または、図1に示すような素子基板が完成する。
【0059】
そして、この素子基板と、対向基板とをシール材とで貼り合わせ、液晶を封入して反射
型液晶パネルが完成する。液晶は液晶の動作モ─ド(ECBモード、ゲストホストモ─ド
)によって自由に選定することができる。また、この対向基板は、透過性基板上に透明導
電膜、配向膜を形成して構成される。これ以外にも必要に応じてブラックマスクやカラー
フィルターを設けることができる。
【0060】
続いて、図4(B)に示すように、この液晶パネルの裏面に、カラーフィルター411
と、光学系409と、光学系409を取りつけるための支持台408を設け、装置を作製
する。
【0061】
こうして、液晶表示面の裏面から受光するセンサ部を有する液晶パネルが完成する。ま
た、便宜上、2×2画素に簡略化した本実施例の回路図を図3に示す。この回路図で最も
特徴のある点は、液晶表示素子とセンサ素子が、お互いに独立している点である。
【0062】
液晶表示素子は、主に、液晶材料302と、容量314と、画素TFT303と、表示
ゲイトドライバ311に接続されたゲイト線と、表示信号ドライバ310と表示入力信号
線306、と固定電位線304で構成されている。
【0063】
センサ素子は、主に、フォトダイオードPD301と、センサTFT312と、センサ
の出力信号線と、センサ水平シフトレジスタ308と、センサ垂直シフトレジスタ309
、と固定電位線305で構成されている。
【実施例2】
【0064】
本実施例においては、液晶表示面の裏面から受光するセンサ部を有する液晶パネルの作
製工程例を図8、9を用いて詳述する。
1つの画素に、表示画素部TFTと、受光センサ部TFTとを有し、これらのTFTを
覆って層間膜を形成し、その上に光電変換層を設け、受光センサ部TFTと接続している
ことが本実施例の特徴である。そのため、実施例1と比較して、開口率が大きい。
【0065】
まず、透明基板全面に下地膜701を形成する。透明基板700としてガラス基板や石
英基板を用いることができる。下地膜として、プラズマCVD法によって、酸化珪素膜を
200nmの厚さに形成した。本実施例では、この下地膜形成工程前に、表示画素TFT
部を裏面からの光から守るための遮光膜703、受光センサTFT部を裏面からの光から
守るための遮光膜706を設けた。
【0066】
次に、プラズマCVD法によって非晶質珪素膜を30〜100nm好ましくは30nm
の厚さに成膜し、エキシマレーザ光を照射して、多結晶珪素膜を形成した。なお、非晶質
珪素膜の結晶化方法として、SPCと呼ばれる熱結晶化法、赤外線を照射するRTA法、
熱結晶化とレーザアニールとの用いる方法等を用いることができる。
【0067】
次に、多結晶珪素膜をパターニングして、TFT800、900のソース領域、ドレイ
ン領域、チャネル形成領域を構成する島状の半導体層702を形成する。次に、これら半
導体層を覆うゲイト絶縁膜704を形成する。ゲイト絶縁膜はシラン(SiH4 )とN2
Oを原料ガスに用いて、プラズマCVD法で120nmの厚さに形成する。〔図8(A)

【0068】
次に、導電膜を形成する。ここでは、導電膜材料として、アルミニウムを用いたが、チ
タン、または、シリコンを主成分とする膜、もしくは、それらの積層膜であってもよい。
本実施例では、スパッタ法でアルミニウム膜を300〜500nmの厚さ、代表的には3
00nmに形成する。ヒロックやウィスカーの発生を抑制するために、アルミニウム膜に
はスカンジウム(Sc)やチタン(Ti)やイットリウム(Y)を0.04〜1.0重量
%含有させる。
【0069】
次に、レジストマスクを形成し、アルミニウム膜をパターニングして、電極パターンを
形成し、ゲイト電極705、707を形成する。
【0070】
次に、公知の方法によりLDD構造709、710を形成する。更に、公知の方法によ
り、オフセット構造を形成してもよい。708、711は、高濃度不純物領域、712は
チャネル領域を示している。〔図8(B)〕
【0071】
そして、第1の層間絶縁膜713を形成し、N型高濃度不純物領域(ソース領域、ドレ
イン領域)に達するコンタクトホールを形成する。しかる後、金属膜を形成し、パターニ
ングして、配線714、715、722、723を形成する。
【0072】
本実施例では、第1の層間絶縁膜を厚さ500nmの窒化珪素膜で形成する。第1の層
間絶縁膜として、窒化珪素膜の他に、酸化珪素膜、窒化珪素膜を用いることができる。ま
た、これらの絶縁膜の多層膜としても良い。
【0073】
また、配線電極714、715、722、723の出発膜となる金属膜として、本実施
例では、スパッタ法で、チタン膜、アルミニウム膜、チタン膜でなる積層膜を形成する。
これらの膜厚はそれぞれ100nm、300nm、100nmとする。
【0074】
以上のプロセスを経て、画素TFT800、受光部TFT900が同時に完成する。〔
図8(C)〕
【0075】
次に、TFTを覆う、第2の層間絶縁膜716を形成する。実施例1と異なる主な点は
、この第2の層間絶縁膜を設けることにより、後の工程で形成される光電変換層を広く形
成することができる点である。こうすることによって、実施例1よりセンサの受光面積(
開口率)を上げることができる。第2の層間絶縁膜としては、下層の凹凸を相殺して、平
坦な表面が得られる樹脂膜が好ましい。このような樹脂膜として、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリイミドアミド、アクリルを用いることができる。また、第2の層間絶縁膜の表面
層は平坦な表面を得るため樹脂膜とし、下層は酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素等の無
機絶縁材料の単層、多層としても良い。本実施例では、第2の層間絶縁膜としてポリイミ
ド膜を1.5μmの厚さに形成する。
【0076】
次に、第2の層間絶縁膜716に受光部TFT900の配線723に達するコンタクト
ホールを形成した後、透明導電膜を形成する。透明導電膜にはITOやSnO2 を用いる
ことができる。本実施例では、透明導電膜として厚さ120nmのITO膜を形成する。
【0077】
次に、透明導電膜をパターニングし、受光部TFT900に接続された下側電極717
を形成する。〔図8(D)〕
【0078】
次に、光電変換層として機能する、水素を含有する非晶質珪素膜718(以下、a−S
i:H膜と表記する)を基板全面に成膜する。そして、受光部だけにa−Si:H膜が残
存するようにパターニングをし、光電変換層とする。
【0079】
次に、基板全面に導電膜を形成する。本実施例では導電膜として厚さ200nmのチタ
ン膜をスパッタ法で成膜する。この導電膜をパターニングし、受光部TFTに接続された
上部電極719を形成する。この導電膜としてチタン、クロムを用いることができる。
【0080】
一般的なアクティブ型のイメージセンサが上部電極を透明電極で形成しているのに対し
、本実施例のイメージセンサは下部電極を透明電極で形成している点で異なっている。本
発明においては、裏面から受光するため、下部電極を透明導電膜で形成する。〔図9(A
)〕
【0081】
そして、第3の層間絶縁膜720を形成する。第3の層間絶縁膜を構成する絶縁被膜と
して、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル等の樹脂膜を形成すると平
坦な表面を得ることができるため好ましい。あるいは第3の層間絶縁膜の表面層は上記の
樹脂膜とし、下層は酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素等の無機絶縁材料の単層、多層膜
を成膜してもよい。本実施例では、絶縁被膜として厚さ0.5μmのポリイミド膜を基板
全面に形成した。〔図9(B)〕
【0082】
また、ポリイミド成膜後の本発明の最高プロセス温度は、このポリイミドの耐熱温度3
20℃より低い温度になるようにする。
【0083】
更に、第3、第2の層間絶縁膜に配線に達するコンタクトホールを形成する。再度、基
板全面に導電膜を成膜し、パターニングして、画素TFTに接続された画素電極721を
形成する。本実施例では導電膜として厚さ200nmのチタン膜をスパッタ法で成膜する
。この導電膜としてチタン、クロムを用いることができる。
【0084】
以上の工程を経て、図9(C)、または、図7に示すような素子基板が完成する。
【0085】
この後は、実施例1と同様に、素子基板と、対向基板とをシール材とで貼り合わせ、液
晶を封入して反射型液晶パネルを完成させ、この液晶パネルの裏面に、カラーフィルター
411と、光学系409と、光学系409を取りつけるための支持台408を設け、装置
を作製する。
【0086】
こうして、液晶表示面の裏面から受光するセンサ部を有する液晶パネルが完成する。
【実施例3】
【0087】
実施例1、2では、非増幅型のイメージセンサを用いた例を示したが、本実施例では、
増幅型のイメージセンサに関し、より具体的には半導体装置をマトリクス状に配置したイ
メージセンサを用いた例を示す。
【0088】
この増幅型のイメージセンサを用いた液晶パネルの回路図を簡略化した図を図10に示
す。増幅型のイメージセンサは、リセットトランジスタT1 と増幅トランジスタT2 と選
択トランジスタT3 の3つのTFTを用いるものである。この回路図で最も特徴のある点
は、リセット線1012、電源線1113、センサ垂直周辺駆動回路1009、センサ水
平周辺駆動回路1008、固定電位線1115を有している点である。
【0089】
また、本実施例は、実施例1または2と同様に液晶表示素子の配線とセンサ素子の配線
が、お互いに独立している点が特徴である。液晶表示素子は、液晶1002と、画素TF
T1003と、容量1114と、固定電位線1004と、表示ゲイトドライバ1011に
接続されたゲイト線と、表示信号ドライバ1010と表示入力信号線1006で構成され
ている。
【0090】
一般的なアクティブ型のイメージセンサが上部電極を透明電極で形成しているのに対し
、本実施例のイメージセンサは下部電極を透明電極で形成している点で異なっている。
【0091】
本実施例のイメージセンサの動作方法は、1フレーム分の画像が検出されると、リセッ
ト線1012からリセットパルス信号が入力され、リセット線をゲイトに有するリセット
トランジスタT1 がオン状態になる。するとフォトダイオ─ドの上部電極および増幅トラ
ンジスタの電位が電源電位にリセットされる。リセットトランジスタT1 がオフ状態では
、増幅トランジスタT2 のゲイト電極は浮遊状態となる。この状態でフォトダイオードP
D1001において入射した光が電荷に変換され蓄積される。この電荷によりフォトダイ
オードの上部電極の電位が電源電位から微少に変化する。この電位の変動は増幅トランジ
スタT2 のゲイト電極の電位変動として検出され、増幅トランジスタT2 のドレイン電流
が増幅される。選択線1116から選択パルス信号が入力されると、選択トランジスタT
3 はオン状態とされ、増幅トランジスタT2 において増幅された電流を映像信号として信
号線1007に出力するしくみとなっている。
【実施例4】
【0092】
本実施例では、実施例1〜3に示すようなイメージセンサ機能を有する一体型液晶表示
パネルを備えた装置の例を示す。
【0093】
ここでは、図11(A)、(B)で示すようなデジタルスチールカメラの例を示す。図
11(A)、(B)は、見る角度を180度異ならせた場合のものである。
【0094】
図11(A)、(B)に示す構成は、本体1101に表示部1106とその裏面に配置
されたイメージセンサが配置された受光部1102、さらに操作スイッチ1105、シャ
ッター1104、ストロボ1103を備えている。
【0095】
受光部1102のイメージセンサで捉えた像は、信号処理されて、静止画または動画を
リアルタイムに表示またはメモリに取り込む。
【0096】
また、ここでは、図11(C)、(D)で示すようなセンサ機能を有する携帯電話の例
を示す。図11(C)、(D)は、見る角度を180度異ならせた場合のものである。
【0097】
図11(C)、(D)に示す構成は、本体1111に表示部1117とその裏面に配置
されたイメージセンサが配置された受光部1112、さらに操作スイッチを備えている。
【0098】
受光部1112のイメージセンサで捉えた像は、信号処理されて、静止画または動画を
リアルタイムに表示部1117で表示する。また、通信相手から画像データを受け取り表
示させる。さらに、受光部1112のイメージセンサで捉えた画像データをメモリに取り
込み、通信相手に画像データを送信する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0099】
100 基板
101 下地膜
102 島状の半導体層
103 ゲイト絶縁膜
104 遮光膜(画素部TFT)
105 遮光膜(センサ部TFT)
106 ゲイト電極(画素部TFT)
107 ゲイト電極(センサ部TFT)
108 ソース領域(高濃度不純物領域)
109 ドレイン領域
110 チャネル領域
112 ドレイン電極(センサ部)
113 第1層間絶縁膜
114 ソ─ス線(電極)
115 信号線(画素部)
116 信号線(センサ部)
117 透明導電性膜(下部電極)
118 光電変換層
119 上部電極
120 第2層間絶縁膜
121 画素電極
200 表示画素部
300 受光センサ部
700 基板
701 下地膜
702 島状の半導体層
703 ゲイト絶縁膜
704 遮光膜(画素部TFT)
705 ゲイト電極(画素部TFT)
706 遮光膜(センサ部TFT)
707 ゲイト電極(センサ部TFT)
708 ソース領域(高濃度不純物領域)
709 低濃度不純物領域
710 LDD領域(低濃度不純物領域)
711 ドレイン領域
712 チャネル領域
713 第1層間絶縁膜
716 第2層間絶縁膜
717 透明導電性膜(下部電極)
718 光電変換層
719 上部電極
720 第3層間絶縁膜
721 画素電極
800 表示画素部
900 受光センサ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランジスタを有し、
前記トランジスタの上方に絶縁膜を有し、
前記絶縁膜の上方にフォトダイオードを有し、
前記トランジスタは、前記フォトダイオードと重なる位置に設けられていることを特徴とするイメージセンサ。
【請求項2】
請求項1において、
前記トランジスタは、チャネル領域、ソース領域、及びドレイン領域を有し、
前記チャネル領域、前記ソース領域、及び前記ドレイン領域は、前記フォトダイオードと重なる位置に設けられていることを特徴とするイメージセンサ。
【請求項3】
請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のイメージセンサと、表示部と、を有することを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−8991(P2013−8991A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−184307(P2012−184307)
【出願日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【分割の表示】特願2010−186160(P2010−186160)の分割
【原出願日】平成9年10月20日(1997.10.20)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】