説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度に半導体装置を製造する。
【解決手段】ゲート配線5と、ソース配線6と、ゲート配線5及びソース配線6に接続された薄膜トランジスタ12と、薄膜トランジスタ12に接続された絵素電極11とを備えた半導体装置1を製造する場合に、絵素電極11とソース配線6とを同時にパターン形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば液晶表示装置等に用いられる半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アクティブマトリクス駆動される液晶表示装置は、半導体装置であるアクティブマトリクス基板を有している。アクティブマトリクス基板には、液晶表示装置の絵素を駆動するスイッチング素子である薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する)が複数形成されている。図37は、液晶表示装置のアクティブマトリクス基板100に形成されたTFT101を示す平面図である。
【0003】
TFT101は、マトリクス状に配置された複数の絵素102毎にそれぞれ設けられており、例えばボトムゲート型に形成されている。アクティブマトリクス基板100には、図37において、上下方向に延びるソース配線103と、左右方向に延びるゲート配線104と、ゲート配線104に平行に延びる容量線105とが、それぞれ形成されている。
【0004】
TFT101は、ゲート配線104に重畳する活性層106と、ソース配線103に接続されたソース部107と、ドレイン部108を有している。一方、各絵素102には、容量線105に重畳するように容量電極109が形成されている。上記ドレイン部108は、容量電極109及び活性層106の双方に重畳するように形成されている。さらに、ソース部107及びドレイン部108を覆う層間絶縁膜が形成されると共に、その層間絶縁膜の表面には、コンタクトホール110を介してドレイン部108に接続された絵素電極111が形成されている。
【0005】
次に、図38〜図42を参照して、上記TFT101の製造方法について説明する。図38は、TFT101を拡大して示す平面図である。図39〜図42は各製造工程を示す平面図である。
【0006】
まず、図39に示すように、洗浄した基板上に金属材料の層をスパッタリングし、その金属材料層をフォトリソグラフィによってパターニングし、ゲート配線104と、容量線105とを形成する。このとき、1枚目のフォトマスクを使用する。
【0007】
続いて、図40に示すように、ゲート絶縁層、真性半導体層及び半導体層を順に堆積した後に、フォトリソグラフィによって真性半導体層及び半導体層をパターニングし、活性層106及び容量電極109を形成する。このとき、2枚目のフォトマスクを使用する。
【0008】
次に、図41に示すように、金属材料の層を堆積して形成した後に、その層をフォトリソグラフィによってパターニングし、ソース配線103、ソース部107及びドレイン部108を形成する。この工程で、3枚目のフォトマスクを使用する。
【0009】
次に、図42に示すように、上記ソース配線103等を覆うように堆積させた層間絶縁膜に対し、容量電極109及びドレイン部108の上方位置にコンタクトホール110をフォトリソグラフィによって形成する。このことにより、4枚目のフォトマスクを使用する。
【0010】
その後、図38に示すように、層間絶縁膜の表面に透明導電膜を堆積し、その透明導電膜をフォトリソグラフィによりパターニングすることによって、絵素電極111を形成する。このとき、5枚目のフォトマスクを使用する。
【0011】
このように、上記TFT101を安定して製造する場合には、通常、合計で5枚のフォトマスクが必要となる。しかし、工程数の低減やコストの低下を図るためには、フォトリソグラフィの回数を低減すること、つまり使用するフォトマスクの枚数を低減することが望ましい。
【0012】
そこで、例えば特許文献1に開示されるように、フォトマスクの枚数を4枚に減らしてTFTを製造することが知られている。すなわち、この特許文献1では、真性半導体膜状にレジストをパターニングした後に、外因性半導体膜及びソースドレイン層を堆積し、上記レジストをリフトオフして取り除くことによって、外因性半導体膜及びソースドレイン層をパターニングするようにしている。
【特許文献1】特開平5−299436号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上記特許文献1の製造方法では、レジストの側壁にソースドレイン膜が形成されないようにすることは、実際のところ非常に困難である。また、レジストの形状によっては、ソースドレイン膜におけるレジストが除去された部分にオーバーハングが生じて、その後の高精度の膜形成が困難になる虞れがある。
【0014】
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度に半導体装置を製造可能にしようとすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的を達成するために、この発明では、半導体装置の絵素電極とソース配線とを同時に形成するようにした。
【0016】
具体的に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上にゲート配線を形成する第1工程と、上記ゲート配線を覆うように、ゲート絶縁層、真性半導体層及び層間絶縁膜をこの順に積層する第2工程と、上記層間絶縁膜をフォトリソグラフィによりパターニングして上記真性半導体層の一部を露出させる第3工程と、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、ソース領域及びドレイン領域を形成すると共に、上記ソース領域、上記ドレイン領域及び上記層間絶縁膜を覆う導電膜を形成する第4工程と、少なくとも上記導電膜、上記層間絶縁膜及び上記真性半導体層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、絵素電極となる領域及びソース配線となる領域を含む中間体領域を形成する第5工程と、上記中間体領域の上記導電膜を、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間でフォトリソグラフィにより分離することによって、上記絵素電極と上記ソース配線とを同時に形成する第6工程とを含んでいる。
【0017】
上記第1工程では、上記基板上にフォトリソグラフィにより容量線を上記ゲート配線と同時に形成し、上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記容量線に重畳する容量電極をさらに形成してもよい。
【0018】
上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記容量電極と上記ドレイン領域とを接続するドレイン配線領域をさらに形成してもよい。
【0019】
上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記ソース領域に接続されるソース配線領域を、上記ソース配線が形成される領域にさらに形成してもよい。
【0020】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、ゲート配線と、ソース配線と、上記ゲート配線及び上記ソース配線に接続された薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタに接続された絵素電極とを備えた半導体装置を製造する方法であって、上記絵素電極と上記ソース配線とを同時にパターン形成する。
【0021】
上記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型に構成されていることが好ましい。
【0022】
上記半導体装置は、上記絵素電極と同じ大きさで該絵素電極に重畳する第1半導体層と、上記ソース配線と同じ大きさで該ソース配線に重畳すると共に、上記第1半導体層と同じ層に形成された第2半導体層とを有していることが望ましい。
【0023】
上記第1半導体層及び上記第2半導体層は、真性半導体層を有していることが好ましい。
【0024】
また、本発明に係る半導体装置は、ゲート配線と、ソース配線と、上記ゲート配線及び上記ソース配線に接続された薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタに接続された絵素電極とを備えた半導体装置であって、上記絵素電極と同じ大きさで該絵素電極に重畳する第1半導体層と、上記ソース配線と同じ大きさで該ソース配線に重畳すると共に、上記第1半導体層と同じ層に形成された第2半導体層とを有している。
【0025】
上記第1半導体層及び上記第2半導体層は、真性半導体層を有していることが好ましい。
【0026】
上記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型に構成されていることが好ましい。
【0027】
上記ゲート配線に沿って延びる容量線と、上記容量線に対向する容量電極とを有し、上記容量電極は、上記第1半導体層の一部に不純物元素が拡散して形成されていてもよい。
【0028】
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
【0029】
本発明に係る半導体装置を製造する場合には、まず第1工程において、基板上にフォトリソグラフィによりゲート配線を形成する。このとき、1枚目のフォトマスクを使用する。第1工程では、基板上にフォトリソグラフィによって、ゲート配線に沿って延びる容量線をゲート配線と同時に形成してもよい。
【0030】
次に、第2工程において、上記ゲート配線を覆うように、ゲート絶縁層、真性半導体層及び層間絶縁膜をこの順に積層する。続いて、第3工程において、上記層間絶縁膜をフォトリソグラフィによりパターニングして上記真性半導体層の一部を露出させる。このとき、2枚目のフォトマスクを使用する。
【0031】
その後、第4工程において、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、ソース領域及びドレイン領域を形成すると共に、ソース領域、ドレイン領域及び層間絶縁膜を覆う導電膜を形成する。
【0032】
この第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、容量線に重畳する容量電極をさらに形成してもよい。この容量電極は上記ソース領域等と同じ工程で形成されるため、上記容量線及び容量電極は工程数を増加させることなく形成される。
【0033】
この場合、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、容量線とドレイン領域とを接続するドレイン配線領域をさらに形成することが可能である。このドレイン配線領域も、上記ソース領域等と同じ工程で形成される。また、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、ソース領域に接続されるソース配線領域を、ソース配線が形成される領域にさらに形成することも可能である。このソース配線領域も、上記ソース領域等と同じ工程で形成される。
【0034】
次に、第5工程において、少なくとも導電膜、層間絶縁膜及び真性半導体層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、絵素電極となる領域及びソース配線となる領域を含む中間体領域を形成する。このとき、3枚目のフォトマスクを使用する。
【0035】
次に、第6工程において、上記中間体領域の導電膜を、ソース領域とドレイン領域との間でフォトリソグラフィにより分離することによって、絵素電極とソース配線とを同時に形成する。このとき、4枚目のフォトマスクを使用する。
【0036】
こうして製造された半導体装置は、ゲート配線と、ソース配線と、上記ゲート配線及びソース配線に接続された例えばボトムゲート型の薄膜トランジスタと、薄膜トランジスタに接続された絵素電極とを備える。
【0037】
このように、本発明によると、絵素電極とソース配線とが同時にパターン形成されるため、通常、半導体装置を安定して製造するために必要な5枚のフォトマスクよりも少ない4枚のフォトマスクによって、半導体装置を製造することが可能になる。そのことに加え、簡単な工程を行うことにより、各薄膜を精度良く形成することが可能になる。すなわち、本発明によると、フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度に半導体装置が製造される。
【0038】
そして、第5工程において、導電膜、層間絶縁膜及び真性半導体層をフォトリソグラフィによってパターニングして上記中間体領域を形成していることから、絵素電極と同じ大きさで絵素電極に重畳する第1半導体層と、ソース配線と同じ大きさでソース配線に重畳する第2半導体層とがそれぞれ形成され、これら第1半導体層及び第2半導体層は、互いに同じ層に形成されることとなる。上記第1半導体層及び第2半導体層は、例えば、上記真性半導体層を含んで形成される。また、例えば、上記容量電極は、第1半導体層の一部に不純物元素を拡散させることにより形成される。
【発明の効果】
【0039】
本発明によれば、半導体装置の絵素電極とソース配線とを同時に形成するようにしたので、フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度に半導体装置を製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0041】
《発明の実施形態1》
図1〜図18は、本発明の実施形態1を示している。
【0042】
図1は、半導体装置であるアクティブマトリクス基板1を拡大して示す平面図である。図2は、1つの絵素の一部をさらに拡大して示す平面図である。図6、図7、図11及び図15は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す拡大平面図である。図3、図8、図12及び図16は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。図4、図9、図13及び図17は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図2のB−B断面に相当する断面図である。図5、図10、図14及び図18は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図2のC−C断面に相当する断面図である。
【0043】
アクティブマトリクス基板1は、図示を省略するが、透過表示を行う液晶表示装置を構成している。すなわち、液晶表示装置は、アクティブマトリクス基板1と、このアクティブマトリクス基板1に対向して配置された対向基板と、これらの基板の間にシール部材によって封入された液晶層とを有している。また、対向基板の液晶層とは反対側に、光源である図示省略のバックライトユニットが配置されている。
【0044】
アクティブマトリクス基板1は、拡大断面図である図3に示すように、例えばガラス基板等の絶縁性の透明基板4を有し、その透明基板4には、図1に示すように、互いに平行に延びるゲート配線5と、各ゲート配線5に直交して延びる複数のソース配線6と、ゲート配線5に沿って平行に延びる容量線7とが形成されている。ゲート配線5及び容量線7は、例えばAl、Mo及びTi等の金属材料により形成されている。そして、ゲート配線5及びソース配線6により矩形状に区画された領域によって、絵素10が構成されている。すなわち、アクティブマトリクス基板1は、マトリクス状に配置された複数の絵素10を有している。
【0045】
各絵素10には、上記液晶層を駆動する絵素電極11と、絵素電極11をスイッチング駆動するスイッチング素子である薄膜トランジスタ(以降、TFTと略称する)12と、容量素子23とがそれぞれ形成されている。
【0046】
TFT12は、例えばボトムゲート型に構成され、図1に示すように、ゲート配線5に重畳するように配置されると共に、絵素電極11、ゲート配線5及びソース配線6に接続されている。また、TFT12は、図3に示すように、透明基板4に形成されたゲート配線(ゲート電極)5と、ゲート配線5を覆うゲート絶縁層13と、ゲート絶縁層13を覆う半導体層14とを有している。
【0047】
半導体層14は、例えばアモルファスシリコンやポリシリコン等からなる真性半導体層15と、真性半導体層15に局部的に例えばAs等の不純物元素が拡散されることにより形成されたソース領域16、ドレイン領域17及び容量電極27とを有している。ソース領域16及びドレイン領域17は、図1に示すように、ゲート配線5に重畳するように配置され、互いに所定の間隔をおいて形成されている。そうして、真性半導体層15におけるソース領域16とドレイン領域17との間の領域がチャネル領域18となっている。また、容量電極27は、図1、図4及び図5に示すように、容量線7に対向するように配置されている。容量線7と容量電極27との間には、ゲート絶縁層13及び真性半導体層15がこの順に設けられている。
【0048】
半導体層14は、例えばSiNx等の層間絶縁膜19によって覆われている。層間絶縁膜19には、図3に示すように、ソース領域16及びドレイン領域17が形成されている領域に開口部20が形成され、図4に示すように、容量電極27が形成されている領域に開口部30が形成されている。
【0049】
そうして、層間絶縁膜19の表面には、例えばITO等の透明導電膜6,11が形成されている。層間絶縁膜19の表面からソース領域16の表面に連続して形成された透明導電膜6がソース配線6を構成している。すなわち、ソース配線6は直接にソース領域16に接続されている。
【0050】
また、層間絶縁膜19の表面から容量電極27及びドレイン領域17の表面に連続して形成された透明導電膜11が絵素電極11を構成している。すなわち、絵素電極11は、ドレイン領域17及び容量電極27に直接に接続されている。つまり、絵素電極11の一部はドレイン配線を兼ねている。こうして、容量素子23は、互いに対向する容量電極27と容量線7との間に静電容量を形成するようになっている。
【0051】
上記半導体層14は、第1半導体層24の領域と第2半導体層25の領域とを含んでいる。すなわち、透明基板4には、ゲート絶縁層13の上に絵素電極11と同じ大きさで絵素電極11に重畳する第1半導体層24と、ソース配線6と同じ大きさでソース配線6に重畳する第2半導体層25とが形成されている。第2半導体層25は、図3〜図5に示すように、第1半導体層24と同じ層に形成され、それぞれ上記真性半導体層15を有している。さらに、第1半導体層24と第2半導体層25とは、TFT12のチャネル領域18において一体に繋がっている。したがって、第1半導体層24の一部には、上記容量電極27及びドレイン領域17が形成される一方、第2半導体層25の一部には、上記ソース領域16が形成されることとなる。
【0052】
また、図4に示すように、上記ソース配線6、層間絶縁膜19、及び第2半導体層25の各側面は、透明基板4の法線方向に延びる略同一の平面を形成している。一方、上記絵素電極11、層間絶縁膜19、及び第1半導体層24の各側面についても、図3〜図5に示すように、透明基板4の法線方向に延びる略同一の平面を形成している。
【0053】
こうして、上記アクティブマトリクス基板1のTFT12は、ゲート配線5から走査信号が供給されて、ソース領域16とドレイン領域17との間に電流が流通可能な流れるオン状態としたときに、画像信号をソース配線6からドレイン領域17を介して絵素電極11及び容量電極27へ供給して、当該絵素10における液晶層を駆動制御し、透過表示を行うようになっている。
【0054】
−製造方法−
次に、上記アクティブマトリクス基板1の製造方法について、図2〜図18を参照して説明する。本実施形態における製造方法の特徴は、後述するように、絵素電極11とソース配線6とを同時にパターン形成する点にある。
【0055】
本実施形態1では以下に示す第1工程から第6工程を行う。まず、第1工程では、図6に示すように、透明基板4の上にフォトリソグラフィにより複数のゲート配線5及び容量線7を同時に形成する。尚、例えばグラビア印刷法等によっても、ゲート配線5及び容量配線7を形成することが可能である。
【0056】
すなわち、予め洗浄(ウェット洗浄及びドライ洗浄等)した透明基板4の表面に、Al、Mo及びTi等の金属材料をスパッタリングして、約400nmの厚みで堆積させる。その後、フォトリソグラフィによって、上記金属材料層の表面にレジストを所定のパターンに形成し、上記レジストから露出している金属材料層をエッチング(ウェットエッチング又はドライエッチング)する。その後、上記レジストをウェット法又はドライ法によって除去する。そのことにより、各ゲート配線5を互いに平行となるように形成すると共に、各容量電極27をゲート配線5に平行に延びるように形成する。このとき、1枚目のレジストであるフォトマスクを使用する。
【0057】
次に、第2工程では、ゲート配線5及び容量線7を覆うように、ゲート絶縁層13、真性半導体層15(半導体層14)及び層間絶縁膜19をこの順に積層する。すなわち、ゲート配線5及び容量線7が形成された透明基板4に対し、ゲート絶縁層13をプラズマCVD法によって約400nmの厚みで形成する。続いて、真性半導体層15をプラズマCVD法によって約300nmの厚みで形成する。次に、層間絶縁膜19をプラズマCVD法によって約1000nmの厚みで形成する。
【0058】
その後、第3工程では、図7〜図10に示すように、層間絶縁膜19をフォトリソグラフィによりパターニングして真性半導体層15の一部を露出させる。すなわち、フォトリソグラフィを行い、層間絶縁膜19を例えば反応性イオンエッチング(RIE)する。そうして、層間絶縁膜19に開口部20,30をそれぞれ形成し、開口部20においてソース領域16及びドレイン領域17を形成する真性半導体層15の領域を露出させると共に、開口部30において容量電極27を形成する真性半導体層15の領域を露出させる。このとき、2枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0059】
次に、第4工程では、図7〜図10に示すように、露出した上記真性半導体層15に不純物元素を拡散して、ソース領域16、ドレイン領域17、及び容量線7に重畳する容量電極27を形成すると共に、ソース領域16、ドレイン領域17、容量電極27及び層間絶縁膜19を覆う透明導電膜21を形成する。
【0060】
すなわち、開口部20,30で露出している真性半導体層15に例えばAs等の不純物元素を拡散させる。不純物元素の拡散は、固相拡散、気相拡散、又はイオン注入によって行うことが可能である。Asをイオン注入する場合には、例えば、注入エネルギーを30KeVとし、ドーズ量を1.0×1016atoms/cmとする。その後、開口部20,30を形成した際に用いたレジストをウェット法又はドライ法によって除去する。続いて、不純物を拡散させた半導体層14をアニールする。このとき、例えば、600℃の温度下で約60秒間のランプアニールを行うことが好ましい。そうして、半導体層14にソース領域16、ドレイン領域17及び容量電極27をそれぞれ島状に形成する。
【0061】
その後、図11〜図14に示すように、上記真性半導体層15、ソース領域16、ドレイン領域17及び容量電極27の表面に透明導電膜21を約200nmの厚みで一様に形成する。この透明導電膜21の形成は、例えばプラズマCVD法やスパッタ法によって行うことができる。
【0062】
次に、第5工程では、図11〜図14に示すように、少なくとも透明導電膜21、層間絶縁膜19及び真性半導体層15をフォトリソグラフィによりパターニングすることにより、絵素電極11となる領域及びソース配線6となる領域を含む中間体領域32を形成する。中間体領域32は、絵素電極11とソース配線6とがTFT12のチャネル領域18の上方の接続部分33において繋がった形状を有している。
【0063】
まず、中間体領域32にレジストを形成した状態でウェットエッチングを行うことにより、中間体領域32の周りの透明導電膜21を除去する。さらに、上記レジストを残したまま、中間体領域32の周りの層間絶縁膜19、真性半導体層15、及びゲート絶縁層13の上側部分を反応性イオンエッチングによって除去する。その後、上記レジストをウェット法又はドライ法によって中間体領域32上から除去する。このとき、3枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0064】
次に、第6工程では、中間体領域32の透明導電膜21を、ソース領域16とドレイン領域17との間でフォトリソグラフィにより分離することによって、絵素電極11とソース配線6とを同時に形成する。
【0065】
すなわち、図15〜図18に示すように、中間体領域32におけるソース配線6と絵素電極11とを繋いでいる接続部分33のみにおいて開口するレジスト34を基板全体に形成する。そうして、上記接続部分33をウェットエッチング又はドライエッチングによって除去し、絵素電極11及びソース配線6を形成する。その後、上記レジストをウェット法又はドライ法によって除去する。このとき、4枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0066】
こうして、以上の第1工程〜第6工程を行うことにより、図1〜図5に示すアクティブマトリクス基板1が製造される。
【0067】
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、絵素電極11とソース配線6とが第5工程及び第6工程において同時にパターン形成することができる。したがって、通常、アクティブマトリクス基板1を安定して製造するために必要な5枚のフォトマスクよりも少ない4枚のフォトマスクによって、そのアクティブマトリクス基板1を製造することができる。
【0068】
そのことに加え、フォトマスクの数を低減するために、積層された複数の膜と共にレジストをリフトオフするような比較的難しい膜形成技術ではなくて、所定のパターンを確実に形成できる容易な膜形成技術を用いるようにしたので、簡単な工程により各薄膜を精度良く形成することができる。すなわち、本実施形態1によると、フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度にアクティブマトリクス基板1を製造することができる。
【0069】
さらに言えば、フォトマスクの数が20%減少するため、アクティブマトリクス基板1の製造単価やリードタイムを20%近く低減させることが可能になる。また、工程数が減少することから、プロセスマージンが増大して歩留まりの向上を図ることが可能になる。
【0070】
《発明の実施形態2》
図19〜図36は、本発明の実施形態2を示している。尚、以降の各実施形態では、図1〜図18と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0071】
図19は、アクティブマトリクス基板1を拡大して示す平面図である。図20は、1つの絵素の一部をさらに拡大して示す平面図である。図24、図25、図29及び図33は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す拡大平面図である。図21、図26、図30及び図34は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図20のA−A断面に相当する断面図である。図22、図27、図31及び図35は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図20のB−B断面に相当する断面図である。図23、図28、図32及び図36は、アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す図20のC−C断面に相当する断面図である。
【0072】
本実施形態2は、上記実施形態1において第1半導体層24及び第2半導体層25の構成が異なっており、第1半導体層24にソース配線領域35を形成すると共に、第2半導体層25にドレイン配線領域36を形成するようにしたものである。
【0073】
本実施形態2のアクティブマトリクス基板1では、図19に示すように、第1半導体層24にドレイン領域17と、容量電極27と、これらドレイン領域17及び容量電極27を接続するドレイン配線領域36とが、連続する一つの領域として形成されている。また、第2半導体層25には、ソース領域16と、ソース配線6に沿って延びると共にソース領域に接続されるソース配線領域35とが、連続する一つの領域として形成されている。ソース配線領域35は、ソース配線6よりも狭い幅に形成されると共に、ソース配線6に重畳するように形成されている。
【0074】
−製造方法−
上記アクティブマトリクス基板1を製造する場合には、上記実施形態1と同様に、第1工程を行い、図24に示すように、透明基板4の上にフォトリソグラフィにより複数のゲート配線5及び容量線7を同時に形成する。このとき、1枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0075】
次に、第2工程では、上記実施形態1と同様に、ゲート配線5及び容量線7を覆うように、ゲート絶縁層13、真性半導体層15(半導体層14)及び層間絶縁膜19をこの順に積層する。
【0076】
続いて、第3工程では、図25〜図28に示すように、層間絶縁膜19をフォトリソグラフィによりパターニングして真性半導体層15の一部を露出させる。そうして、層間絶縁膜19に開口部41,42をそれぞれ形成し、開口部41においてソース領域16及びソース配線領域35を形成する真性半導体層15の領域を露出させると共に、開口部42においてドレイン領域17、ドレイン配線領域36及び容量電極27を形成する真性半導体層15の領域を露出させる。このとき、2枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0077】
次に、第4工程では、図25〜図28に示すように、開口部41で露出している真性半導体層15(第2半導体層25)に不純物元素を拡散して、ソース領域16を形成すると共に、ソース配線6が形成される領域にソース配線領域35をさらに形成する。これと同時に、開口部42で露出している真性半導体層15(第1半導体層24)に不純物元素を拡散して、ドレイン領域17及び容量電極27を形成すると共に、これらを繋ぐドレイン配線領域36をさらに形成する。また、ソース領域16、ソース配線領域35、ドレイン領域17、ドレイン配線領域36、容量電極27及び層間絶縁膜19を覆う透明導電膜21を形成する。不純物元素の拡散は、上記実施形態1と同様に行う。
【0078】
次に、第5工程では、図29〜図32に示すように、透明導電膜21、層間絶縁膜19、真性半導体層15、及びゲート絶縁層13の上側部分をフォトリソグラフィによって、上記実施形態1と同様にパターニングして、絵素電極11となる領域及びソース配線6となる領域を含む中間体領域32を形成する。このとき、3枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0079】
次に、第6工程では、上記実施形態1と同様に、図33〜図36に示すように、中間体領域32の接続部分33のみにおいて開口するレジスト34を基板全体に形成し、その接続部分33において中間体領域32の透明導電膜21をフォトリソグラフィにより分離する。そのことにより、絵素電極11とソース配線6とを同時に形成する。このとき、4枚目のフォトマスク(レジスト)を使用する。
【0080】
以上の第1工程〜第6工程を行うことにより、図19〜図23に示すアクティブマトリクス基板1を製造する。
【0081】
したがって、この実施形態2によっても、絵素電極11とソース配線6とを同時にパターン形成するようにしたので、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。そのことに加え、ソース配線領域35は、ソース配線6が一部断線した場合の冗長配線として利用することができる。
【0082】
《その他の実施形態》
上記実施形態1及び2では、液晶表示装置を構成するアクティブマトリクス基板を、半導体装置の例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば有機EL表示装置等の他の表示装置を構成するアクティブマトリクス基板についても同様に適用することができる。さらに、ソース配線、ゲート配線、薄膜トランジスタ及び絵素電極を有する他の半導体装置に適用することができる。
【0083】
また、上記実施形態1及び2では、透過型の液晶表示装置を構成するアクティブマトリクス基板を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、反射表示を行う液晶表示装置等についても同様に適用することが可能である。この場合、絵素電極11は、透明導電膜ではなく、周囲光を反射する導電膜によって構成する。さらに、ソース配線6を絵素電極11と同じ材料によって形成する。このようにしても、上記実施形態1及び2と同様の効果を得ることが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0084】
以上説明したように、本発明は、例えば液晶表示装置等に用いられる半導体装置及びその製造方法について有用であり、特に、フォトマスクの枚数を低減しながらも、容易且つ高精度に半導体装置を製造する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】実施形態1のアクティブマトリクス基板を拡大して示す平面図である。
【図2】実施形態1の絵素の一部をさらに拡大して示す平面図である。
【図3】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図4】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のB−B断面に相当する断面図である。
【図5】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のC−C断面に相当する断面図である。
【図6】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図7】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図8】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図9】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のB−B断面に相当する断面図である。
【図10】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のC−C断面に相当する断面図である。
【図11】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図12】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図13】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のB−B断面に相当する断面図である。
【図14】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のC−C断面に相当する断面図である。
【図15】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図16】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図17】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のB−B断面に相当する断面図である。
【図18】実施形態1のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図2のC−C断面に相当する断面図である。
【図19】実施形態2のアクティブマトリクス基板を拡大して示す平面図である。
【図20】実施形態2の絵素の一部をさらに拡大して示す平面図である。
【図21】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のA−A断面に相当する断面図である。
【図22】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のB−B断面に相当する断面図である。
【図23】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のC−C断面に相当する断面図である。
【図24】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図25】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図26】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のA−A断面に相当する断面図である。
【図27】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のB−B断面に相当する断面図である。
【図28】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のC−C断面に相当する断面図である。
【図29】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図30】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のA−A断面に相当する断面図である。
【図31】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のB−B断面に相当する断面図である。
【図32】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のC−C断面に相当する断面図である。
【図33】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す拡大平面図である。
【図34】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のA−A断面に相当する断面図である。
【図35】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のB−B断面に相当する断面図である。
【図36】実施形態2のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す図20のC−C断面に相当する断面図である。
【図37】従来のアクティブマトリクス基板に形成されたTFTを示す平面図である。
【図38】従来のアクティブマトリクス基板の一部を拡大して示す平面図である。
【図39】従来のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す平面図である。
【図40】従来のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す平面図である。
【図41】従来のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す平面図である。
【図42】従来のアクティブマトリクス基板の製造工程を示す平面図である。
【符号の説明】
【0086】
1 アクティブマトリクス基板(半導体装置)
5 ゲート配線
6 ソース配線(導電膜)
7 容量線
10 絵素
11 絵素電極(導電膜)
12 TFT(薄膜トランジスタ)
13 ゲート絶縁層
14 半導体層
15 真性半導体層
16 ソース領域
17 ドレイン領域
18 チャネル領域
19 層間絶縁膜
21 透明導電膜
23 容量素子
24 第1半導体層
25 第2半導体層
27 容量電極
32 中間体領域
33 接続部分
35 ソース配線領域
36 ドレイン配線領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上にゲート配線を形成する第1工程と、
上記ゲート配線を覆うように、ゲート絶縁層、真性半導体層及び層間絶縁膜をこの順に積層する第2工程と、
上記層間絶縁膜をフォトリソグラフィによりパターニングして上記真性半導体層の一部を露出させる第3工程と、
露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、ソース領域及びドレイン領域を形成すると共に、上記ソース領域、上記ドレイン領域及び上記層間絶縁膜を覆う導電膜を形成する第4工程と、
少なくとも上記導電膜、上記層間絶縁膜及び上記真性半導体層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、絵素電極となる領域及びソース配線となる領域を含む中間体領域を形成する第5工程と、
上記中間体領域の上記導電膜を、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間でフォトリソグラフィにより分離することによって、上記絵素電極と上記ソース配線とを同時に形成する第6工程とを含んでいる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
請求項1において、
上記第1工程では、上記基板上にフォトリソグラフィにより容量線を上記ゲート配線と同時に形成し、
上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記容量線に重畳する容量電極をさらに形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、
上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記容量電極と上記ドレイン領域とを接続するドレイン配線領域をさらに形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項4】
請求項1において、
上記第4工程では、露出した上記真性半導体層に不純物元素を拡散して、上記ソース領域に接続されるソース配線領域を、上記ソース配線が形成される領域にさらに形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項5】
ゲート配線と、ソース配線と、上記ゲート配線及び上記ソース配線に接続された薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタに接続された絵素電極とを備えた半導体装置を製造する方法であって、
上記絵素電極と上記ソース配線とを同時にパターン形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項6】
請求項5において、
上記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型に構成されている
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
請求項5において、
上記半導体装置は、上記絵素電極と同じ大きさで該絵素電極に重畳する第1半導体層と、上記ソース配線と同じ大きさで該ソース配線に重畳すると共に、上記第1半導体層と同じ層に形成された第2半導体層とを有している
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項8】
請求項7において、
上記第1半導体層及び上記第2半導体層は、真性半導体層を有している
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項9】
ゲート配線と、ソース配線と、上記ゲート配線及び上記ソース配線に接続された薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタに接続された絵素電極とを備えた半導体装置であって、
上記絵素電極と同じ大きさで該絵素電極に重畳する第1半導体層と、
上記ソース配線と同じ大きさで該ソース配線に重畳すると共に、上記第1半導体層と同じ層に形成された第2半導体層とを有している
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項8において、
上記第1半導体層及び上記第2半導体層は、真性半導体層を有している
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項11】
請求項8において、
上記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型に構成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項12】
請求項8において、
上記ゲート配線に沿って延びる容量線と、
上記容量線に対向する容量電極とを有し、
上記容量電極は、上記第1半導体層の一部に不純物元素が拡散して形成されている
ことを特徴とする半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2008−108899(P2008−108899A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290183(P2006−290183)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】