説明

カリウムチャンネルモジュレーターとしてのCBXカンナビノイド受容体モジュレーターの使用

本発明は、CBモジュレーター(ここで、CBモジュレーターは、CBアゴニスト;CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物からなる群から選択される)少なくとも1種及びこれらの混合物を、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の予防、治療、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制のためのKATPチャンネルモジュレーターとして使用することを目的としている。更に本発明は、KATPチャンネル調節特性を有するCBモジュレーター少なくとも1種を、それを必要とする患者に適用することならなる、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症を包含する種々の疾患状態を治療、防止、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制する方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、KATPチャンネルモジュレーターとしてのCBモジュレーターの新規使用に関する。更に本発明は、それを必要とする患者に、有効量のKATPチャンネルモジュレーターとしてのCBモジュレーター少なくとも1種を適用することからなる、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症を治療、防止、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制する方法にも関する。
【0002】
背景技術
本発明における肥満症とは、体重増加の結果をもたらす体脂肪の増加を意味するが、肥満症の医学的定義のみに限定されるものではない。即ち、本発明による肥満症には、非医学的、例えば美容上の過体重も含まれる。従って本発明は、非医学的体重減少にも関し、例えば美容上の体重減少及び一般的な身体外見の改良にも関する。より狭義の意味で肥満症とは、通常、理想的体重を20%越える体重を意味すると理解されている。西洋社会では、このより狭義な意味での肥満症が健康上の重要な関心事である。米国の大人の約9千7百万人が過体重又は肥満であると概算されている。肥満症は、大抵は、エネルギー消費に対するカロリー吸収の割合の増加の結果としての、正のエネルギーバランスの結果である。食物摂取と体重を調節する分子的要因は完全には理解されていないが、いくつかの遺伝的要因が確認されている。
【0003】
疫学的研究は、過体重及び肥満の増加の度合いは、平均余命の減少の重要な予告であることを示している。肥満は、独立の及び他の疾病と組み合わされた多くの健康問題を惹起又は悪化している。重症で寿命−脅威となりうる肥満症と結びついた医学的問題には、一般に次のものが包含される:高血圧;II型糖尿病;高血漿インシュリン濃度;インシュリン抵抗性;異常脂肪血症;過脂肪血症;子宮内膜症;乳癌;前立腺癌及び結腸癌;骨関節炎;呼吸合併症、例えば睡眠時呼吸障害;胆石症;胆石;細動脈硬化症;心臓疾患;心拍不全;及び心臓不整脈。更に肥満症は、脳卒中、心筋梗塞、鬱血性心不全、環状動脈疾患からの時期早尚死亡及び死亡率及び病態の重大な増加及び突然死と結びついている。
【0004】
肥満症は、屡々、食物摂取の減少又はそのエクササイズレベルの増加及びそれに伴うエネルギ−排出の増加による患者の体重減少を促進することによって、治療されている。体重の5%〜10%の持続的体重減少は、肥満と結びついている合併疾病、例えば糖尿病及び高血圧を改良すること示しており、肥満関連症状、例えば骨関節炎、睡眠時呼吸障害及び肺並びに心臓機能障害の改良をもたらすことができる。
【0005】
肥満症の治療のための単独治療で慣用されている体重減少剤は、限られた効力及び副作用を有している。6ヶ月を越える慢性治療期間の間に、大抵の薬剤の効力は低下して、対照と比較して10%を下回って体重減少させる。肥満症の人は、容易に150kgを越える重量を有することがあり、従って通常の体重に戻すためには、その体重の50%以上を消失させることが必要である。
【0006】
用語「メタボリックシンドローム」は、−中心性肥満以外に−主として高血圧、特に動脈高血圧;インシュリン抵抗性;特にII型糖尿病;糖不耐性;異常リポ蛋白血症、特に低下したHDL−コレステロールを伴って起こる異常リポ蛋白血症を合併している高トリグリセリド血症及び痛風をもたらしうる高尿酸血症をも含む、複合した臨床像を包含することを意味する。
【0007】
米国心臓学会(American Heart Association)からの情報によれば、メタボリックシンドロームは、インシュリン抵抗性と緊密に結びついている。ある人々は、遺伝的にインシュリン抵抗性に罹りやすい。後天的要因、例えば過体重脂肪及び運動不足は、これらの人々のインシュリン抵抗性及びメタボリックシンドロームを誘発することができる。インシュリン抵抗性を有する大抵の人は、中心性肥満を有する。インシュリン抵抗性とメタボリック危険要因との間の分子レベルでの生物学的メカニズムは完全には理解されておらず、複雑であることは明らかである。メタボリックシンドロームを生じるリスクを有する群の人々は、インシュリン作用の欠陥を有し、彼等の血液中の糖の適切な濃度を保持できない糖尿病を有する人々である。他に、主として高血圧を有し、非糖尿病でインシュリン抵抗性を有するが、インシュリンを多量に分泌することによって埋め合わせている人々がいる。この状態は、高インシュリン血症として知られている。第3の群は、心臓発作生存者であり、彼等は高血圧とは異なり、異常な糖濃度を有しない高インシュリン血症を有する人々である。メタボリックシンドロームは、米国のような高開発国で一般的に増加しており、米国成人の約20〜25%がそれを有すると概算されている。メタボリックシンドロームを診断するための良好に容認されている基準はない。
【0008】
National Cholesterol Education Program(NCEP) Expert Panel on Detection, Evaluation,and Treatment of High Blood Cholesterol in Adultsの第3レポート(Adult Treatment Panel III)により提案されている基準が最も通用しており、広く使用されている。このATPIII基準によれば、メタボリックシンドロームは次の要素の3つ以上の存在によって同定されている:
a.ウエスト周りで測定される中心性肥満(男性−40インチ以上;女性−35インチ以上)、
b.空腹時の血中トリグリセリド 150mg/dL以上、
c.血中HDLコレステロール(男性−40mg/dL以下;女性−50mg/dL以下)、
d.血圧 130/85mmHg以上、
e.空腹時のグルコース 110mg/dL以上 。
【0009】
用語「シンドロームX」は、用語「メタボリックシンドローム」と緊密に関連しており、通常は、同じ疾患又は症状を呼称すると考えられている。しかしながら、米国心臓協会(American Heart Association)からの情報によれば、用語「シンドロームX」は、付加的に胸部疼痛及び虚血性心臓疾患を示す心電図変化を示すが、冠状動脈疾患の血管造影所見のない心臓症状にも関連している。心臓シンドロームXを有する患者は、時折、脂質異常をも有している。
【0010】
従って本発明の1課題は、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び交接不能症のより有効及び/又はより選択的な治療を提供することであった。
【0011】
ATP−敏感なカリウムチャンネル(KATPチャンネル)調節は、糖尿病、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応性、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び交接不能症を包含する臨床でいくつかの可能な用途に結びついている(Jahangir et al. J.Mol. Cell. Cardiology, 2005,39,99-112及びそこに引用されている参考文献参照)。
【0012】
ATPチャンネルオープナー及びインシュリン分泌の抑制及び/又はメタボリック不全症の治療におけるそれらの可能な使用は、例えば刊行物US6492130;WO 02/00223;WO 02/00665又はR.D.Carr et al. Diabetes 52(2003)2513-2518又はJ.B.Hansen et al. Current Medicinal Chemistry 11(2004) 1595-1615から公知である。
【0013】
特にメタボリックシンドロームの治療における特異的なKATPチャンネルオープナー ジアゾキシドの有益な役割は公知であり、例えば刊行物US5284845又はUS6197765又はR.Alemzadeh et al. Endocrinology 133(2)(1993)705-712又はR. Alemzadeh et al., Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism 83(6) (1998) 1911-1915から公知である。
【0014】
ATPチャンネルは、グルコース代謝をインシュリン分泌に結びつける。KATPチャンネル活性の不完全な調整が、タイプ2の糖尿病の病因学に寄与することが報告されている(Ashcroft, J. Clin. Investig. 2005, 115(8),2047-2057及びその中に引用されている参考文献参照)。KATPチャンネルは、Kir6.x(x=1又は2)4個と調整SURyサブユニット(y=1、2A又は2B)4個とのオクタマー錯体である。SUR1調整サブユニットは、特に、膵臓及び脳中に存在する(Aguilar-Bryan et al. Science 1995, 268,423-426参照)。KATPKir6.2/SUR1組み合わせは、膵臓中に存在する。その構造は、最近決定された(Mikhailov,EMBO Journal,2005,24,(23),4166-4175参照)。ATP−敏感カリウムチャンネルオープナーの発見の最近の進歩が報告されている(Pirotte et al.,EXP.Opin. Ther. Patents 2005. 15(5),497-504参照)。
【0015】
インシュリンは、血中グルコース恒常性に関係している。インシュリンは、糖血症の調整に関与し、結果としてI型及びII型糖尿病に関連している。加えてインシュリンは、脂肪生成及び体重取得に関係し、それが脳内で作用する場合に飽満感を惹起するので、無食欲を惹起させる(Juan-Pico et al., Cell Calcium 2006, 39, 155-163及びその中に引用されている参考文献参照)。
【0016】
従って、インシュリン分泌の調整は、I型糖尿病、II型糖尿病、肥満症、メタボリックシンドローム及びシンドロームX等の疾病の治療で有用になる。
【0017】
エンドカンナビノイド系((a)De Petrocellis,L.et al.,Br. J. Pharmacol. 2004,141, 765-774;(b)Di Marzo,V. et al.,Nature Rev. Drug Discov.2004,3,771-784;(c)Lambert,D.M. and Fowler,C.J. J.Med. Chem. 2005,48,5059-5087参照)が、食物摂取、エネルギーバランス及び糖及び脂質代謝の生理学的調整に役割を果たしていることが報告されている。二つのカンナビノイドCB及びCB受容体の存在が、膵臓内分泌物中で説明されている。内因性CB1/2受容体アゴニスト 2−アラキドノイルグリセロール(2−AG)(図2)は、CB受容体を介して、膵臓内分泌物中でβ−細胞中の[Ca2+]i信号を調整し、結果として(Juan-Pico et al.により推断されているように)、これはインシュリン分泌を減少させるこがを報告されている(Juan-Pico et al., Cell Calcium 2006,39,155-163参照)。CB受容体リガンドの分野での最近の進歩は、Raitio 等によって報告されている(Curr.Med. Chem. 2005,12,1217-1237参照)。
【0018】
ところで意外にも、前記の症候でのCBモジュレーターの使用時に観察された量的作用効果は、CB調節の単独メカニズムで予期されかつ説明可能であるよりも大きいことが発見された。より徹底的な研究によると、CBモジュレーターがKATPチャンネルモジュレーターとして作用することが証明された。従ってCBモジュレーターはKATPチャンネルの開放を必要とする全ての病気及び疾病のため及びそれに対して使用することができる。より明確に、CBモジュレーターは、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応性、喘息、神経保護、癲癇、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の治療、予防、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制のために使用することができる。
【0019】
発明の概要
第1局面で本発明は、CBアゴニスト、CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物の群から選択されるCBモジュレーター少なくとも1種及びこれらの混合物を、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の予防、治療、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制のためのKATPチャンネルモジュレーターとして使用することに関する。
【0020】
第2局面で本発明は、それを必要とする患者に有効量のCBモジュレーターを適用することからなる、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応性、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症を治療、防止、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制する方法に関し、ここでCBモジュレーターは、CBアゴニスト、CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物少なくとも1種及びこれらの混合物の群から選択され、このCBモジュレーターはKATPチャンネル調節特性を有している。
【0021】
発明の詳細な説明
本発明の1態様では、CBモジュレーターが、KATPチャンネルモジュレーターとして、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応性、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調節、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の予防、治療、進行遅延化、発症遅延化及び/又は抑制のために使用される。より明確には、このCBモジュレーターがメタボリックシンドローム及び/又はシンドロームXの予防、治療、進行遅延、発症遅延化及び/又は抑制のために使用される場合に、このメタボリックシンドローム及び/又はシンドロームXは、高血圧、特に動脈高血圧;インシュリン抵抗性、特にII型糖尿病;糖不耐性;異常リポ蛋白血症、特に低HDL−コレステロール及び高尿酸血症と一緒に起こる異常リポ蛋白血症を合併している高トリグリセリド血症からなる群から選択される病気又は疾病からなると理解されている。
【0022】
好適なKATPチャンネルモジュレーターは、好ましくはKir6.2/SUR1KATPチャンネル及び/又はKir6.2/SUR2KATPチャンネルの完全又は部分的オープナーとしての作用効果を有する化合物である。SUR1及び/又はSUR2のラット及び/又はヒトアイソフォーム、例えば以下に準備されている試験モデルのスルホニル尿素(=SUR)及びカリウムチャンネルオープナー部位(=KCO)に結合する化合物の親和性に関する試験で、50を下回るIC50値[μモル]を示す化合物が有効である。Kir6.2/SUR1KATPチャンネルの完全又は部分的オープナーとして、特にKir6.2/SUR1KATPチャンネルの選択的オープナーとして有効である化合物が有利である。Kir6.2/SUR1KATPチャンネルの完全又は部分的オープナーとしての作用効果を有する化合物は、前記の結合試験で測定されるようなKir6.2/SUR1KATPチャンネルでのそのIC50値が、同じ化合物のKir6.2/SUR2KATPチャンネルでのそのIC50値の1/2を下回る、より好ましくは1/4である場合に選択されるべきであると理解されている。
【0023】
意外にも、明確な構造群からのCBモジュレーターは、有効かつSUR1/SUR2選択的KATPKir6.2チャンネルモジュレーターとして作用することが発見された。本発明におけるCBモジュレーターは、CBアゴニスト;CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物;及びこれらの混合物である。KATPチャンネルモジュレーターは、好ましくはSUR1/KATPKir6.2チャンネルモジュレーター、特にSUR1/KATPKir6.2チャンネルモジュレーター又は部分的SUR1/KATPKir6.2チャンネルモジュレーターである。有利なCBモジュレーターは、Kir6.2/SUR1KATPチャンネル、Kir6.2/SUR2BKATPチャンネル、Kir6.1/SUR2BKATPチャンネル及び/又はKir6.2/SUR2AKATPチャンネルの所でモジュレーターとして作用する化合物である。
【0024】
本発明の有利な1実施態様で、KATPチャンネルモジュレーターは、KATPチャンネルオープナーである。
【0025】
本発明におけるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適であるCBモジュレーターは、限定的ではないが、次の化合物の群から選択される:3(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;N−{1,3,3,−トリメチル−エンド−(1S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル}−1−[1−(4−メチル)−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;3−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−9−ヒドロキシメチル−6,6−ジメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−エンゾ[c]クロメン−1−オール;イコサ−5,8,11,14−テトラエン酸2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルエステル;1−アジリジン−1−イル−ヘニコサ−6,9,12,15−テトラエン−2−オン;ノラジンエーテル;4,4,4−トリフルオロ−ブタン−1−スルフィン酸3−(2−ヒドロキシメチル−インダン−4−イルオキシ)−フェニルエステル、アルデヒド形を有する化合物;7−メトキシ−2−オキソ−8−ペンチルオキシ−1,2−ジヒドロ−キノリン−3−カルボン酸(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−アミド;N−(1−{4−[4−クロロ−2−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−ベンゼンスルホニル]−フェニル}−エチル)−メタンスルホンアミド;[6−ヨード−2−メチル−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;(2−メチル−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール;(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−メタノン;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−[ビス−(4−クロロ−フェニル)−メチル]−3−[(3,5−ジフルオロ−フェニル)−メタンスルホニル−メチレン]−アゼチジン;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルフォンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;N−{[3(−4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−4−トリヒルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メトキシアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−N,N−ジメチル−スルホンアミド;アゼパン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン)−ベンゼンスルホンアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボキサミジン;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−4−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−メチレンアミド;N,N−ジエチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルスルファニル−メチレンアミド;2−アミノ−1−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−プロパン−1−オン;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N,N−ジメチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−エチルアミノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(4−ピロリジン−1−イル−ブチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;1−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−3−(1H−インドール−2−イル)−2−メチルアミノ−プロパン−1−オン;2−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−5−エチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−プロピルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;N,N−ジメチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル;8−クロロ−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,3a,4,5,6,10b−ヘキサヒドロ−1,2−ジアザ−ベンゾ[e]アズレン−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−メタンスルホニル−ビニル]−4−メチル−1H−ピラゾール;ピペリジン−1−カルボン酸[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;
1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(1,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(1,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1−ピリジン−2−イル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メタンスルホニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メタンスルフィニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;N−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ベンズアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イルメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ヘキサン−2−オール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−ペンチル−1H−イミダゾール;2,5−ジメチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−チアゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−「1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピロリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−カルボン酸(ヘキサヒドロ−2,5−メタノ−ペンタレン−3a−イル)−アミド;4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボン酸(ヘキサヒドロ−2,5−メタノ−ペンタレン−3a−イル)−アミド;1−{(4−クロロ−ベンゼン−スルホニルイミノ)−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチル}−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチルアミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−シアノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼン−スルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(メトキシ−メチル−アミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(ピペリジン−4−イルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;及びモルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(シクロプロピルメチル−アミノ)−メチレンアミド。
【0026】
本発明のもう一つの態様で、本発明におけるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適であるCBモジュレーターは、次の化合物の群から選択される:3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;N−{1,3,3−トリメチル−エンド−(1S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル}−1−[1−(4−メチル)−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;3−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−9−ヒドロキシメチル−6,6−ジメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−エンゾ[c]クロメン−1−オール;イコサ−5,8,11,14−テトラエン酸2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルエステル;1−アジリジン−1−イル−ヘニコサ−6,9,12,15−テトラエン−2−オン;ノラジンエーテル;4,4,4−トリフルオロ−ブタン−1−スルフィン酸3−(2−ヒドロキシメチル−インダン−4−イルオキシ)−フェニルエステル、アルデヒド形を有する化合物;7−メトキシ−2−オキソ−8−ペンチルオキシ−1,2−ジヒドロ−キノリン−3−カルボン酸(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−アミド;N−(1−{4−[4−クロロ−2−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−ベンゼンスルホニル]−フェニル}−エチル)−メタンスルホンアミド;[6−ヨード−2−メチル−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;(2−メチル−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール;(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−[ビス−4−クロロ−フェニル)−メチル]−3−[(3,5−ジフルオロ−フェニル)−メタンスルホニル−メチレン]−アゼチジン。
【0027】
本発明のもう一つの態様では、本発明におけるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適であるCBモジュレーターは、次の化合物の群から選択される:
4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メトキシアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−N,N−ジメチル−スルホンアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;モルホリン−4−スルホン酸[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−エチルアミノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;N−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジヒドロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ベンズアミド;2−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ヘキサン−2−オール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−ペンチル−1H−イミダゾール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−チアゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イル−アミド;1−{(4−クロロ−ベンゼン−スルホニルイミノ)−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチル}−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチルアミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−シアノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼン−スルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(メトキシ−メチル−アミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(シクロプロピルメチル−アミノ)−メチレンアミド。
【0028】
本発明におけるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適であるCBアゴニスト又はCBアゴニストは、限定的ではないが次の化合物の群から選択される:L759633;L759656;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ−[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール(=HU308);JWH015;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン(=AM−1241);3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]−クロメン(JWH133);N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;6,6,9−トリメチル−3−ペンチル−6a,7,8,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン−1−オール;(ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イルアミノ)−(5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−メタン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール(=CP−55,940);(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザ−アセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン(=WIN−55,212−2);ACEA;ACPA;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;メタナンダミド;アナンダミド;2−アラキドノイルグリセロール;2−イコサ−5,8,11,14−テトラエニルオキシ−プロパン−1,3−ジオール(=ノラジンエーテル);BAY38−7271;SAB−378;BAY59−3074;O−1057;GW−1000;PRS−211375;PRS−211359;PRS−211355;PRS−211096;PXS−2076;AM−577;GW−842166X;及びこれらの混合物。
【0029】
本発明の有利な1実施態様で、CBアゴニストは選択的CBアゴニストであり、次の化合物の群から選択される:3−(1,1−ジメイル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン(=JWH133);L759633;L759656;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール(=HU308);JWH015;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン(=AM−1241);及びこれらの混合物。
【0030】
本発明におけるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適であるCBアンタゴニスト又はCB逆アゴニストは、次の化合物の群から選択される:(1)刊行物WO01/0588869、PCT/EP2006/060009、WO2004/014825;EP1142877;US2002/0072529;WO02/062750;US6509352に記載の化合物;及び(2)次の群から選択される化合物:1−[1−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−エタノイル−1.3.3−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イルアミン(=SR−144528)、JTE−907、AM630及びこれらの混合物;及び(3) (1)及び(2)から選択される化合物の混合物。
【0031】
CBアゴニストとCBアゴニストとの双方であり、本発明によるKATPチャンネルモジュレーターとして使用するために好適である2元作用化合物は、次の群から選択される:2−イコサ−5,8,11,14−テトラエニルオキシ−プロパン−1,3−ジオール(=ノラジンエーテル);及びこれらの混合物。
【0032】
本発明の有利な1態様で、CBモジュレーターは、次の化合物の群から選択される:6,6,9−トリメチル−3−ペンチル−6a,7,8,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン−1−オール;(ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イルアミノ)−(5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−メタン;3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;SR144528;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;及びこれらの混合物。
【0033】
ATPSUR1及びSUR2調整サブユニット(ハムスター)上への親和性を有する一連の代表的CBモジュレーターそれぞれが、第1表中に記載されている。(2−クロロ−4−メチル−7,7−ジオキソ−4,7−ジヒドロ−1,7ラムダ−ジチア−4,6−ジアザ−インデン−5−イル)−(1−メチル−シクロプロピル)−アミン及び7−クロロ−3−メチル−2H−ベンゾ[1,2,4]チアジアジン 1,1−ジオキドは、当業者に公知であるKATP/SUR1活性参照化合物としての役目を有している。比較の理由で、第1表は、CBアゴニスト、CBアゴニスト、CB部分アゴニスト、CBアンタゴニスト、CB逆アゴニスト及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物としてのそれらの活性を立証するために、種々の化合物のCB及び/又はCB活性をも記録している。
【0034】
薬物学的試験法の記載
1.囓歯動物KATPチャンネルへの試験化合物のインビトロ結合親和性
ハムスターSUR1上でのスルホニル尿素及びKATPチャンネルオープナー(=KCOs)の結合部位に関する試験化合物の親和性を特徴付けるために、競合結合実験を実施した。スルホニル尿素部位に関する親和性を評価するために、一時的にハムスターSUR1を発現するCOS−細胞からの膜を、[H]グリベンクラミドの存在下に、増加性濃度の試験化合物と一緒にインキュベートした。付加的なATP100μMの存在下でのインキュベーションにより、KCO部位への結合の親和性を評価した(Schwanstecher M. et al. Naunyn Schmiedeberg’s Arch.Pharmacol. 343(1991) 83-89及びSchwanstecher M. et al. EMBO J. 17(1998) 5529-5535(= Schwanstecher et al. 1998) 参照)。各々の試験化合物について 4つのディスプレースメントカーブを測定した(ヒト及びハムスターアイソフォームからの+/−MgATP)。カーブ9−15によって、適切な範囲をカバーしている明確な濃度が試験された。全ての測定を、独立実験で少なくとも5回繰り返した。
【0035】
SUR1(前記参照)と同様に、ラットSUR2A上でのスルホニル尿素及びKCOsの結合部位に関する試験化合物の親和性を特徴付けるために、競合結合を実施した。SUR2A上でのKCO部位への親和性を、[H]P1075のディスプレースメントによって評価した(Schwanstecher et al.1998;Doerschner H. et al. Mol. Pharmacol. 55(1999) 1060-1066(=Doerschner et al. 1999)参照)。しかしながら、ヒトSUR2アイソフォームに関する[H]グリベンクラミドの親和性は、濾過検定を用いる結合の直接検査を可能とするためには弱過ぎる。従って、SUR2A上でのスルホニル尿素部位への結合を検査するためには2つの戦略を使用することができる。第1には、[H]P1075のアロステリックディスプレースメント(Doerschner et al.,1999)によって結合を間接的に検査することができる。第2には、そのトレーサーの直接ディスプレースメントを許容する[H]グリベンクラミドへの増加した親和性を有する突然変異SUR2A(SUR2AY1205S、前記参照)を使用することができる。KCO部位とのアロステリック及び競合的相互作用の間の識別を可能とし、かつアロステリックディスプレースメントを誘導しないリガンドの結合を見逃さないことを確実にするために、この第2の方法を選択した。
【0036】
一時的にラットSUR2Aを発現するCOS−細胞からの膜を、ラジオリガンドの存在下に、増加性濃度の前記の試験化合物と一緒にインキュベートした。付加的なMgATP100μMの存在下でのインキュベーシヨンにより、KCO部位への結合の親和性を評価した(Schwanstecher et al.1991及び1998)。各々の試験化合物に関して4つのディスプレースメントカーブを測定した(野生型受容体のラットアイソフォームからの[H]P1075のディスプレースメント及びSUR2AY1205Sのラットアイソフォームからの[H]グリベンクラミドのディスプレースメント)。カーブ9−15によって、適切な範囲をカバーしている明確な濃度が試験された。全ての測定を、独立実験で少なくとも5回繰り返した。
【0037】
H]P1075(特異活性116Ciミリモル-1)は、Amersham Buchler (Braunschweig,Germany)から購入した。[H]グリベンクラミド(特異活性51Ciミリモル-1)は、NEN(Dreieich, Germany)から入手した。好適な場合には、ストック溶液を、ジメチルスルホキシド中で1%を下回る媒体中の最終溶媒濃度で製造した。
【0038】
SUR−又はKir6.xアイソフォームは、pcDNA(ハムスターSUR1、マウスKir6.2)中で又はpCMVベクター(ラットSUR2A、SUR2B)中でサブクローン化されて使用された。
【0039】
囓歯動物SUR−アイソフォーム及びKATPチャンネルは、記載のようにCOS−1細胞中に一時的に発現された(Schwanstecher et al.1998);Doerschner et al.,1999);Uhdel. et al.J.Biol Chem 274(1999) 28079-28082; Gross l. et al. Mol. Pharmcol. 56(1999) 1370-1373;Markworth E.,Diabetes 49(2000) 1413-1418)。[H]グリベンクラミドのディスプレースメントによってこのアイソフォームのスルホニル尿素部位への結合の検査を可能とするために、位置1205にセリン置換されたフェニルアラニン残基を有するSUR2アイソフォーム(SUR2Y1205S)の突然変異形を使用した(Uhde L.,Dissertation 2001)。簡単に、10%子牛胎児血清(FCS)で補充されたDMEM HG(10mMグルコース)中で培養されたCOS−1細胞を、1皿(94mm)当たり細胞5×10の密度で配置し、一晩接触させた。トランスフェクションのために、細胞を、DNA(5〜10μg/ml)+DEAE−デキストラン(1mg/ml)を含有しているTris−緩衝塩溶液中で4時間、HEPES−緩衝塩溶液+ジメチルスルホキシド(10%)中で2分間及びDMEM−HG+クロロキン(100μM)中で4時間インキュベートした。次いで細胞を、DMEM−HG+10%FCSに戻した。膜が、記載のようなトランスフェクシヨン後60−72時間に作成された(Schwanstecher M et al.、Br. J. Pharmacol. 106 (1992) 295-301 (=Schwanstecher et al.,1992))。結合実験のために再懸濁された膜(最終蛋白質濃度5〜50μg/ml)を、[H]グリベンクラミド(最終濃度0.3nM又は3nM及びそれぞれSUR1又はSUR2Y1205S−アイソフォームに対する100nM又は1μMグリベンクラミドにより定義される非特異的結合)又は[H]P1075(最終濃度3nM、100μMピナシジルで定義される非特異的結合)及び増加性濃度の試験化合物を含有している"Tris−緩衝液"(50mM、pH7.4)中でインキュベートした。遊離のMg2+濃度を0.7mM付近に保持した。KCO(例えばジアゾキシド、[H]P1075)結合を可能とするために、インキュベーション媒体にATP(0.1mM)を添加した(Schwanstecher et al.,1998 参照)。室温で1時間インキュベーシヨンを実施し、Whatman GF/Bフィルターを通す急速濾過により終結させた。
【0040】
試験物質の阻害定数(K値)を、それぞれのIC50値から計算し、その負の対数値(pK)として記載した。
【0041】
2.CB受容体への試験化合物のインビトロ結合親和性
本発明の化合物のカンナビノイドCBに関する親和性を、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞の膜標本(ここで、ヒトカンナビノイドCB受容体は、ラジオリガンドとしての[H]CP−55940と関連して安定してトランスフェクトされる)を用いて測定することができる。[H]−リガンドを有し、本発明の化合物を添加して又は添加せずに新たに製造された細胞膜標本のインキュベーシヨンの後に、結合又は遊離リガンドの分離を、ガラスファイバーフィルターを通す濾過により実施する。このフィルター上の放射能を、液体シンチレーシヨン計数により測定する。
【0042】
3.CB受容体への試験化合物のインビトロ結合親和性
本発明の化合物のカンナビノイドCB受容体に関する親和性を、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞の膜標本(ここで、ヒトカンナビノイドCB受容体は、ラジオリガンドとしての[H]CP−55940と関連して安定してトランスフェクトされる)を用いて測定することができる。[H]−リガンドを有し、本発明の化合物を添加して又は添加せずに新たに製造された細胞膜標本のインキュベーシヨンの後に、結合又は遊離リガンドの分離を、ガラスファイバーフィルターを通す濾過により実施する。このフィルター上の放射能を、液体シンチレーシヨン計数により測定する。
【0043】
第1表−CB及び/又はCB受容体上の親和性を有するCBモジュレーター
親和性(前記の方法によりCHO細胞中に発現されたクローン化されたヒトカンナビノイド(それぞれCB及びCB)受容体)が、pK値として表示されている。
【0044】
【表1】

【0045】
【表2】

【0046】
【表3】

【0047】
【表4】

【0048】
【表5】

【0049】
【表6】

【0050】
【表7】

【0051】
【表8】

【0052】
【表9】

【0053】
【表10】

【0054】
【表11】

【0055】
【表12】

【0056】
【表13】

【0057】
【表14】

【0058】
【表15】

【0059】
【表16】

【0060】
【表17】

【0061】
第1表中のデータは、試験されたCBモジュレーターがSUR1サブユニット上に及び/又はSUR2サブユニット上に選択的に作用することを示している。
【0062】
4.ラット灌流膵島中のインシュリン分泌による化合物のKATPオープン効果の測定
動物:体重範囲175〜200gの雄ウイスターラットを、21±2℃の温度及び55±10%の湿度で標準動物ケージ中にグループで収容した。動物を、標準囓歯動物餌(B&K Universal Ltd 標準ラット及びマウス餌(BK 001P)、Beekay Feeds,B&K Universal Ltd, Hull,East Riding of Yorkshire)及び飲み水の自由摂取下に、12時間明−暗サイクル(点灯06.00〜18.00h)に保持した。ラットを、実験前少なくとも1週間この条件に慣れさせた。
【0063】
実験法:ラットを殺した後に、肝臓及び膵臓中の導管の十二指腸端部に通じている胆管の分枝部を締め付け、胆管中への氷冷コラーゲナーゼ溶液0.9mg/mlの注入によって膵臓を膨張させた。次いで、膵臓を取り出し、37℃で10〜20分間静かにインキュベートした。このインキュベーシヨンに引き続き、冷緩衝液10mlを添加し、懸濁液を手で1分間激しく振動させた。膵島を氷上に5分間静置し、氷冷緩衝液を用いて3回洗浄した。3ラットからの良好な形及び良好な寸法の膵島を手で取り出し(低電力顕微鏡下で)、プールし、かつ膵島の最終選択分を灌流装置に移した。他の記載のない限り、子牛血清アルブミン1mg/ml及びグルコース4mMを含有している、酸素添加された(O95%/CO5%)Gey & Gey 緩衝液を、この実験全体で使用した(更なる詳細については、Dickinson et al.,Eur. J. Pharmacol. 1997;339:69-76を参照)。
【0064】
化合物を推奨濃度で試験するか又は溶解度を実験条件下に測定し、かつ最大可溶な薬剤濃度をこの実験のために使用した(溶媒としてDMSO又はエタノールを、検定緩衝液中最大0.1%で使用する)。
【0065】
各々充分な数のチェンバーを有する灌流装置の同じ独立した2つのセット中で、2つの実験を平行して実施した。各チェンバーに手で取り出した20個の膵島を置いた。膵島を、先ずグルコース4mMを含有している媒体中で30分間灌流させた。次いで灌流液を、2分間隔でこの実験の残りの時間に渡り捕集した。実験の最初の10分(基線インシュリン値を集めるため)の後に、各チェンバー中の媒体を、グルコース11mM及び関連薬剤濃度/ビヒクル/ジアゾキシド濃度を含有しているものに切り換え、かつ灌流液を更に62分間集めて、1チェンバー当たり合計36フラクシヨンを得た。次いで、灌流液試料をプールして、次のように、1チェンバー当たり3サンプルを作った:基線(4mM):サンプル1−5(最初の10分間);0〜30分(グルコース11mM):サンプル6−21;30〜60分(グルコース11mM):サンプル22−36。灌流液フラクシヨンを、インシュリン検定のために要求されるまで−75℃で貯蔵した。フラクシヨンのインシュリン含分を、96−ウエルELISA検定(Mercodia)を用いて検定した。最初のインシュリン検定を、各チェンバーからの3プールフラクシヨンで三重に実施した。
【0066】
薬剤:全ての化学品をSigma(又は他の適当な市場提供者)から得た。
【0067】
結果:3膵島標本は、一貫した度合のグルコース依存インシュリン分泌を示した。グルコース11mMでの平均インシュリン分泌は、0−30分及び30−60分で、それぞれ98.3±12.6pg/膵島/分及び130.4±22.0pg/膵島/分であった。グルコース4mMの存在時にこれは極めて低く、0−30分及び30−60分で、それぞれ、3.8±0.6pg/膵島/分及び3.4±0.1pg/膵島/分であった。従って、グルコース11mMの場合には、0−30分及び3−60分でそれぞれ、26倍及び38倍もインシュリン分泌が増加された。データは、先ずインシュリン分泌の3実験の単純平均(pg/膵島/分)として表現されており、治療の可能な重要な作用効果を測定するために、多重t−試験(相応するビヒクル期間に対する)を用いた。選択的に、データは各実験日に関するビヒクル効果(%)としても計算された。この後者のことは、膵島からのインシュリン放出の1日毎の変動を補正すると、より有効な分析であると考えられた。ジアゾキシドはインシュリン分泌を、平均55.3%(0−30分)及び58.9%(30−60分)も有意義に阻害した。
【0068】
第2表−前記の方法によるKATPチャンネルオープナーは、%としての阻害を示した。
【0069】
【表18】

【0070】
【表19】

【0071】
【表20】

【0072】
この試験は、選択された候補化合物が、それらのKATPチャンネルの親和性に基づき、グルコース−刺激インシュリン分泌を抑制することを証明している。結果として、候補化合物は、前記の条件下でKATPチャンネルオープナーとして機能していると云える。
【0073】
ここで引用されている刊行物、特許出願、特許を包含する全ての参考文献は、各参考文献がここで参考文献として考慮されることが個々にかつ詳細に示されており、かつその中に全体が開示されていると同じ範囲に関して、参考文献をもって開示されているものとする。
【0074】
用語"a"及び"an"及び"the"並びにこの明細書記載の類似の関連用語の使用(殊に後記の請求の範囲において)は、他の記載がない限り又は文脈で明らかな矛盾がない限り、単数及び複数の双方を包含すると解釈されるべきである。ここに記載の全ての方法は、他に記載のない限り又は文脈に明らかの矛盾がない限り、任意の好適な順序で実施することができる。ここに提案されている任意の及び全ての実施例又は例示的用語(例えば、有利な、好ましくは等)の使用は、記載の内容を更に説明するためであって、特許請求の範囲上での限定を主張するものではない。明細書中に記載されていない用語は、本発明の実施にとって重要であるとしては請求されていない要素を示していると解釈されるべきである。
【0075】
請求されている発明の選択的な態様は、請求されている発明を実施するために発明者に公知である最良の方式を包含している。それらの内で記載の態様の変更は、先の記載を読んだ当業者には明らかであろう。発明者は、当業者がそのような変更を適切に使用することを予期しており、かつ発明者は、そこに詳細に記載されていること以外も実施できることを予定している。
【0076】
従って本発明には、法律で許されているような従属請求の範囲に記載の課題の全ての変更及び均等物が包含されている。更に、前記の要素の全ての可能な変更の任意の組み合わせも、他に記載のない限り又は文脈に明らかな矛盾がない限り、本発明に包含されている。
【0077】
個々の数値の使用は、数値の前に「約」又は「ほぼ」なる語が前置されているように、近似値として記載されている。同様に、この明細書中に記載されている種々の範囲の数値は、他の記載がない限り、記載の範囲内の最小及び最大値が、共に「約」又は「ほぼ」なる語が前置されているように、近似値として記載されている。このように、記載範囲を上回る又は下回る変動は、本質的に範囲内の値と同じ結果に到達するように使用することができる。ここで使用されているように、数値に関連している場合の用語「約」及び「ほぼ」は、記載の対象が直近の関連している文献に又は当該範囲又は当該要素に関連した技術分野に精通している人にとって、明瞭なかつ通常の意味を有する。厳密な数値限界から拡がる量は、多くの要因に依存する。例えば考えられうる要因のいくつかには、要素及び/又は効果の危険性が包含され、請求されている課題の性能並びに当業者に公知の他の要件の考慮の上に、所定の変更量が包含される。ここで使用されているように、異なる数値の顕著なアラビア数字の異なる量の使用は、用語「約」又は「ほぼ」の使用が特定の数値を拡大する作用をすることを限定することを意味しない。従って、一般に「約」又は「ほぼ」は、数値を拡大する。範囲の記載は、最小値と最大値との間の各々の値を包含している連続範囲にプラスして用語「約」及び「ほぼ」の使用により許容されうる範囲の拡大も意図されている。従って、この明細書中の値の範囲の記載は、他に記載がない限り、単に、関連する個々の値が別々にこの範囲内に入ることを短縮記載法として使用することを意図しており、各々別々の値は、ここで個々に記載されているように明細書中に開示されているものとする。
【0078】
ここに記載のデータから形成されうる又はデータから誘導されうる範囲、割合及び割合の範囲は、本発明の記載の更なる態様を表しており、それらが明らかに前記されている記載の一部分として包含されていることが理解できる。形成されうる範囲には、有限の上限及び/又は下限を包含する又は包含しない範囲が包含される。従って、特定の範囲、割合又は割合の範囲に最も近く関連している分野に精通している当業者は、このような値がここに存在するデータから明白に誘導可能であることを認めるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CBアゴニスト;CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物からなる群から選択されるCBモジュレーター少なくとも1種及びこれらの混合物を、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の予防、治療、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制のためのKATPチャンネルモジュレーターとして使用する、CBモジュレーターの使用。
【請求項2】
CBアゴニスト;CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物からなる群から選択されるCBモジュレーター少なくとも1種及びこれらの混合物を、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症の予防、治療、進行遅延化及び発症遅延化及び/又は抑制のための薬剤の製造のためのKATPチャンネルモジュレーターとして使用する、CBモジュレーターの使用。
【請求項3】
メタボリックシンドローム及び/又はシンドロームXは、高血圧、特に動脈高血圧;インシュリン抵抗性、特にII型糖尿病;グルコース不耐性;異常リポ蛋白血症、特に低HDL−コレステロール及び高尿酸血症と共に起こる異常リポ蛋白血症を合併している高トリグリセリド血症からなる群から選択される不調又は疾患からなっている、請求項1又は2のいずれかに記載の使用。
【請求項4】
それを必要とする患者に、有効量のCBモジュレーター(ここで、CBモジュレーターは、CBアゴニスト;CBアゴニスト;CB部分アゴニスト;CBアンタゴニスト;CB逆アゴニスト;及びCBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物からなる群から選択されており、ここで、CBモジュレーターはKATPチャンネル調節特性を有している)少なくとも1種を適用することからなる、肥満症、糖尿病、メタボリックシンドローム、シンドロームX、膵島細胞腫、家族性過インシュリン低血糖症、男性型禿げ、圧迫筋過反応、喘息、神経保護、癲癇症、痛覚麻痺、心臓保護、狭心症、心臓麻痺、不整脈、冠状動脈痙攣、末梢血管疾患、脳血管痙攣、食欲調整、神経縮退、疼痛−神経痛及び慢性痛を包含−及び哺乳動物及びヒトの交接不能症を治療、防止、進行遅延化、発症遅延化及び/又は抑制する方法。
【請求項5】
ATPチャンネルモジュレーターは、Kir6.2/SUR1KATPチャンネル、Kir6.2/SUR2BKATPチャンネル、Kir6.1/SUR2BKATPチャンネル及びKir6.2/SUR2AKATPチャンネルからなる群から選択される少なくとも1つのチャンネルのモジュレーターである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の使用又は請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ATPチャンネルモジュレーターはKATPチャンネルオープナーである、請求項1から3まで5及びのいずれか1項に記載の使用又は請求項4及び5に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1種のCBモジュレーターは、3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;N−{1,3,3,−トリメチル−エンド−(1S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル}−1−[1−4−メチル)−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;3−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−9−ヒドロキシメチル−6,6−ジメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−エンゾ[c]クロメン−1−オール;イコサ−5,8,11,14−テトラエン酸2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルエステル;1−アジリジン−1−イル−ヘニコサ−6,9,12,15−テトラエン−2−オン;ノラジンエーテル;4,4,4−トリフルオロ−ブタン−1−スルフィン酸3−(2−ヒドロキシメチル−インダン−4−イルオキシ)−フェニルエステル、アルデヒド形を有する化合物;7−メトキシ−2−オキソ−8−ペンチルオキシ−1,2−ジヒドロ−キノリン−3−カルボン酸(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−アミド;N−(1−{4−[4−クロロ−2−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−ベンゼンスルホニル]−フェニル}−エチル)−メタンスルホンアミド;[6−ヨード−2−メチル−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;(2−メチル−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール;(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−[ビス−(4−クロロ−フェニル)−メチル]−3−[(3,5−ジフルオロ−フェニル)−メタンスルホニル−メチレン]−アゼチジン;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルフォンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メトキシアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−N,N−ジメチル−スルホンアミド;アゼパン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボキサミジン;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−4−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−メチレンアミド;N,N−ジエチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルスルファニル−メチレンアミド;2−アミノ−1−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−プロパン−1−オン;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N,N−ジメチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレンアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;ピペリジン−1−スルホン酸[1−(4−クロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−フルオロ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−エチルアミノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(4−ピロリジン−1−イル−ブチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;1−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−3−(1H−インドール−2−イル)−2−メチルアミノ−プロパン−1−オン;2−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−5−エチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−プロピルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;N,N−ジエチルアミノ−1−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル;8−クロロ−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,3a,4,5,6,10b−ヘキサヒドロ−1,2−ジアザ−ベンゾ[e]アズレン−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−メタンスルホニル−ビニル]−4−メチル−1H−ピラゾール;ピペリジン−1−カルボン酸[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;
1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(1,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;4−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(1,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イル)−5−エチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−エチル−2−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1−ピリジン−2−イル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メタンスルホニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メタンスルフィニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;N−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ベンズアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イルメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ヘキサン−2−オール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−ペンチル−1H−イミダゾール;2,5−ジメチル−1−フェニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−チアゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピロリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−カルボン酸(ヘキサヒドロ−2,5−メタノ−ペンタレン−3a−イル)−アミド;4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボン酸(ヘキサヒドロ−2,5−メタノ−ペンタレン−3a−イル)−アミド;1−{(4−クロロ−ベンゼン−スルホニルイミノ)−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチル}−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチルアミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−シアノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼン−スルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(メトキシ−メチル−アミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(ピペリジン−4−イルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;及びモルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(シクロプロピルメチル−アミノ)−メチレンアミドからなる群から選択される、請求項1から3まで、5及び6のいずれか1項に記載の使用又は請求項4から6までに記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1種のCBモジュレーターは、3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;N−{1,3,3−トリメチル−エンド−(1S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル}−1−[1−(4−メチル)−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;(2−ヨード−5ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;3−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−9−ヒドロキシメチル−6,6−ジメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−エンゾ[c]クロメン−1−オール;イコサ−5,8,11,14−テトラエン酸2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルエステル;1−アジリジン−1−イル−ヘニコサ−6,9,12,15−テトラエン−2−オン;ノラジンエーテル;4,4,4−トリフルオロ−ブタン−1−スルフィン酸3−(2−ヒドロキシメチル−インダン−4−イルオキシ)−フェニルエステル、アルデヒド形を有する化合物;7−メトキシ−2−オキソ−8−ペンチルオキシ−1,2−ジヒドロ−キノリン−3−カルボン酸(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−アミド;N−(1−{4−[4−クロロ−2−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−ベンゼンスルホニル]−フェニル}−エチル)−メタンスルホンアミド;[6−ヨード−2−メチル−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;(2−メチル−1−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール;(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−ブロモ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−[ビス−(4−クロロ−フェニル)−メチル]−3−[(3,5−ジフルオロ−フェニル)−メタンスルホニル−メチレン]−アゼチジンからなる群から選択される、請求項1から3まで、5から7までのいずれか1項に記載の使用又は請求項4から7までに記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1種のCBモジュレーターは、4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メトキシアミノ−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−フルオロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチルアミノ−メチレン}−N,N−ジメチル−スルホンアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;モルホリン−4−スルホン酸[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−メチルアミノ−メチレンアミド;N−{アミノ−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチレン}−4−クロロ−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−エチルアミノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[(ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−ブロモ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−エチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ペンチルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸アゼパン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロメチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸シクロヘキシルアミド;N−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジヒドロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ベンズアミド;2−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−ヘキサン−2−オール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−ペンチル−1H−イミダゾール;1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;2−(2−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;5−(4−クロロ−フェニル)−4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−チアゾール−2−カルボン酸ピペリジン−1−イルアミド;1−(4−クロロ−フェニル)−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸ピペリジン−1−イル−アミド;1−{(4−クロロ−ベンゼン−スルホニルイミノ)−[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−メチル}−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;4−クロロ−N−{[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチルアミノ]−メチレン}−ベンゼンスルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(2−シアノ−エチルアミノ)−メチレン]−ベンゼン−スルホンアミド;4−クロロ−N−[[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(メトキシ−メチル−アミノ)−メチレン]−ベンゼンスルホンアミド;モルホリン−4−スルホン酸[3−(4−クロロ−フェニル)−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−(シクロプロピルメチル−アミノ)−メチレンアミドからなる群から選択される、請求項1から3まで及び5から8までのいずれか1項に記載の使用又は請求項8に記載の方法。
【請求項10】
CBアゴニスト又はCBアゴニストは、L759633;L759656;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ−[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール(=HU308);JWH015;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン(=AM−1241);3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]−クロメン(JWH133);N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;6,6,9−トリメチル−3−ペンチル−6a,7,8,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン−1−オール;(ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イルアミノ)−(5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−メタン;5−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−シクロヘキシル]−フェノール(=CP−55940);(2−メチル−3−モルホリン−4−イルメチル−3,4−ジヒドロ−5−オキサ−2a−アザ−アセナフチレン−1−イル)−ナフタレン−1−イル−メタノン(=WIN−55212−2);ACEA;ACPA;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;メタアナンダミド;アナンダミド;2−アラキドノイルグリセロール;2−イコサ−5,8,11,14−テトラエニルオキシ−プロパン−1,3−ジオール(=ノラジンエーテル);BAY38−7271;SAB−378;BAY59−3074;O−1057;GW−1000;PRS−211375;PRS−211359;PRS−211355;PRS−211096;PXS−2076;AM−577;GW−842166X;及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から3まで、5及び6のいずれか1項に記載の使用又は請求項4から6までに記載の方法。
【請求項11】
CBアゴニストは選択的CBアゴニストであり、3−(1,1−ジメイル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン(=JWH133);L759633;L759656;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール(=HU308);JWH015;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン(=AM−1241);及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の使用又は方法。
【請求項12】
CBアンタゴニスト又はCB逆アゴニストは、(1)刊行物WO01/0588869、PCT/EP2006/060009、WO2004/014825;EP1142877;US2002/0072529;WO02/062750;US6509352に記載の化合物;及び(2)N−{1,3,3−トリメチル−エンド−(1S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル}−1−[1−(4−メチル)−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(=SR−144528)、JTE−907、AM630からなる群から選択される化合物及びこれらの混合物;及び(3) (1)及び(2)から選択される化合物の混合物からなる群から選択される、請求項1から3まで、5、6、10から11までのいずれか1項に記載の使用又は請求項4、5、6、10から11までに記載の方法。
【請求項13】
CBアゴニストとCBアゴニストとの双方である二元作用化合物は、2−イコサ−5,8,11,14−テトラエニルオキシ−プロパン−1,3−ジオール(=ノラジンエーテル);及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から3まで、5、6、10から12までのいずれか1項に記載の使用又は請求項4、5、6、10から12までに記載の方法。
【請求項14】
CBモジュレーターは、6,6,9−トリメチル−3−ペンチル−6a,7,8,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン−1−オール;N−(エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イルアミノ)−5−ペンチル−4−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;3−(1,1−ジメチル−ブチル)−6,6,9−トリメチル−6a,7,10,10a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[c]クロメン;N−アダマンチル−4−ペンチル−5−フェニル−チアゾール−2−カルボキサミド;1−[1−ベンジル−5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−エタノニル−1,3,3−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]−ヘプチ−2−イルアミン;(2−ヨード−5−ニトロ−フェニル)−[1−(1−メチル−ピペリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]−メタノン;{4−[4−(1,1−ジメチル−ヘプチル)−2,6−ジメトキシ−フェニル]−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプテ−2−エン−2−イル}−メタノール;及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から3まで、5、6、10から13までのいずれか1項に記載の使用又は請求項4、5、6、10から13までに記載の方法。

【公表番号】特表2009−534440(P2009−534440A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507043(P2009−507043)
【出願日】平成19年4月20日(2007.4.20)
【国際出願番号】PCT/EP2007/053915
【国際公開番号】WO2007/125049
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(391027619)ゾルファイ ファーマスーティカルズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (46)
【氏名又は名称原語表記】Solvay Pharmaceuticals GmbH
【住所又は居所原語表記】Hans−Boeckler−Allee 20, D−30173 Hannover,Germany
【Fターム(参考)】