説明

半導体集積回路装置

【課題】 半導体基板上に形成されるSRAMのキャパシタ容量を増大することを可能にした半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】 半導体基板100上に形成されるSRAMに接続される下層配線で構成される下部容量電極H1と、下層配線の上面及び側面を覆うように形成される容量絶縁膜131と、容量絶縁膜131上に形成される上部容量電極132とでキャパシタを構成し、下部容量電極132は下層配線で構成されるノード配線N1,N2はもとより、下層接地配線UGNDL又は下層電源配線UVDDLの少なくとも一方を含む。電源配線や接地配線を利用してキャパシタC1〜C4を構成するので、ノード配線N1,N2のみでキャパシタC1,C2を構成する場合に比較してキャパシタ容量を増大し、α線等に対するソフトエラー耐性を向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は配線構造内に容量素子としてのキャパシタを備える半導体集積回路装置に関し、特にキャパシタにデータを記録するSRAM(Static Random Access Memory )に適用して好適な半導体集積回路装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の半導体集積回路装置では電源電圧を1.0 〜2.1 V程度に低電圧化することが進められており、これに伴い各種素子サイズや配線幅サイズの微細化が図られている。例えばSRAMではメモリセルサイズの縮小化やこれに接続される配線幅サイズの縮小化が図られている。このように配線幅サイズやメモリセルサイズが縮小化されると、素子間を接続する配線の抵抗値が低減されるため高速動作の点では有効になるが、逆に配線に寄生する容量値が増加して素子特性上の不利が生じることがある。例えば、図14に示す6個のMOSトランジスタQ1〜Q6で構成されるSRAMセルでは、相反的にオン・オフ動作する一対の駆動トランジスタQ3,Q4のゲートとドレインとを交差接続する配線N1,N2(以下、本明細書ではこれらの配線N1,N2をノード配線と称しており、このノード配線とは負荷トランジスタQ1と駆動トランジスタQ3の各ドレインが接続されるノードと、負荷トランジスタQ2と駆動トランジスタQ4の各ドレインが接続されるノードのそれぞれに接続される配線のことを意味する)に寄生する容量(以下、ノード容量と称する)を利用してデータの蓄積を行っている。しかしながら、メモリセルサイズや配線幅サイズの縮小に伴ってノード容量を形成する拡散層(ゲート面積)が小さくなり、ノード容量も低下されることになってソフトエラーの問題が生じる。このソフトエラーはメモリセルに対してα線や中性子線が照射されたときに、ノード容量によって蓄積されていたデータ電荷が半導体基板側に逃げてしまい、データが消失してしまうことである。
【0003】
このようなソフトエラーに対し、特許文献1に記載の技術では、メモリセルを構成している対をなす駆動トランジスタの各ノード配線(図14の例ではノード配線N1,N2)を一部において絶縁層を介して積層する構造とし、この積層した部分においてキャパシタを構成し、このキャパシタによりノード配線に寄生する容量、すなわちノード容量を増加させるというものである。ノード容量の増加によって蓄積されるデータ電荷も増加されるため、メモリサイズを大きくすることなく、ソフトエラー耐性の高いSRAMを得ることが可能になる。
【0004】
また、同様にメモリセルのノード容量を増加するために特許文献2の技術では、半導体基板上に形成した絶縁膜に溝を形成してこの溝内に導電膜を埋め込んでノード配線を形成するとともに、このノード配線の一部にプラグ状の第1電極を形成し、この第1電極の上端部を所要の高さにわたって露出した上で、この露出した部分を覆うように容量絶縁膜と第2電極とを順次形成する技術を提案している。この特許文献2では、第1電極の上面と側面を利用してキャパシタを構成しているので、第2電極との対向面積を大きくできノード容量を増加する上で有利になる。また、第1電極上においては容量絶縁膜及び第2電極が平坦となっているため、キャパシタを構成する容量絶縁膜を均一な膜厚に形成でき、キャパシタの信頼性を向上することが可能になる。
【0005】
これに近い技術として非特許文献1では、特許文献2と同様に絶縁膜に形成した一対のノード配線間に溝を形成し、この溝の表面に容量絶縁膜を形成し、さらに溝内に第2電極としての導電膜を埋め込むことで、一対のノード配線と第2電極との間にキャパシタを構成している。この技術では絶縁膜に設けた溝を覆うように第2電極が形成されるので、ノード配線が絶縁膜上に突出されることはなく、特許文献2に比較して表面の平坦化を図る上では有利である。
【特許文献1】特開平10−163440号公報
【特許文献2】特開2002−324855号公報
【非特許文献1】「Soft Error Immune 0.64um2 SRAM Cell with MIM Node Capacitor by 65nm CMOS Technology for Ultra High Speed SRAM 」0-7803-7873-3/03/$17.00(c)2003IEEE
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術では、対をなす駆動トランジスタの各ノード配線を積層構造にする必要があるため、ノード配線を2層に形成しなければならない。そのため、両ノード配線を同一層で形成しているこれまでのSRAMに比較すると、ノード配線のパターンを変更しなければならず、また、上層側に形成したノード配線をトランジスタと接続するためのコンタクトを製造する工程が必要となり、製造工程数が増加してしまうという問題が生じる。さらに、両ノード配線の交差領域でのみキャパシタが構成されるため、対向する電極の面積を大きくとることが難しく、ノード容量の増加には限界がある。
【0007】
特許文献2の技術では、対をなす駆動トランジスタの両ノード電極を同一層で形成しているため、従来のSRAMのノード配線のパターンを変更することなくノード容量の増加が可能になる。また、特許文献2及び非特許文献1のいずれも、ノード配線の上面と共にその側面と、これら上面及び側面を覆うように形成した第2電極との間にキャパシタを構成しているので、ノード配線の面積を拡大してキャパシタのノード容量を増大させる上では有効となる。しかしながら、これら特許文献2と非特許文献1はいずれもノード配線と第2電極とでのみキャパシタを構成しているので、ノード容量を決定するキャパシタの対向面積はノード配線の面積に依存することになり、ノード配線の配線幅のサイズを縮小化したときには対向面積が低減してしまい、ノード容量の容量を増加する上では不利になるという問題もある。さらに、非特許文献1では、第2電極をメモリセルの一部領域にのみに形成しているため、第2電極を形成している領域と形成していない領域との間に第2電極による段差が生じることになり、その上層に形成する配線層における段切れ等の問題が生じるおそれもある。特に、1つのメモリセル上にそれぞれ独立した複数の第2電極が存在すると、各第2電極の周辺部が全て段差として生じてしまい、その総延長の長さが極めて大きなものになる。
【0008】
また、半導体集積回路装置は製造後に種々の特性検査を実行するが、例えば絶縁耐圧を検査するためのCDM(Charged Device Model) 試験を行ったときには半導体集積回路装置に印加される静電気によって当該半導体集積回路装置が帯電した状態となる。そのため、前述のようなノード配線に対して薄い容量絶縁膜を介して容量電極を形成してノード容量を構成したSRAMが帯電されると、これと同時に容量電極が帯電しノード配線あるいは電源配線や接地配線との間で放電が起こり、容量絶縁膜が静電破壊されてしまう。容量絶縁膜が破壊されると、容量電極とノード配線が短絡してSRAMとして機能しなくなり、短絡されない場合でもノード容量が失われて前述したソフトエラー耐性が低下してしまうことになる。
【0009】
本発明の目的は、キャパシタの容量、特にSRAMのノード容量を増大することを可能にした半導体集積回路装置を提供するものである。また、本発明の他の目的はノード容量上における配線層ないし集積回路装置の平坦化を図った半導体集積回路装置を提供するものである。さらに、本発明の他の目的は容量絶縁膜の静電破壊を防止して高いソフトエラー耐性を確保することを可能にした半導体集積回路装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、半導体基板上に回路素子とキャパシタとを備える半導体集積回路装置であって、回路素子に接続される下層配線で構成される下部容量電極と、下層配線の上面及び側面を覆うように形成される容量絶縁膜と、容量絶縁膜上に形成される上部容量電極とでキャパシタを構成し、下部容量電極は下層配線で構成される電源配線又は接地配線の少なくとも一方を含んでいることを特徴とする。特に、下部容量電極は半導体基板上に形成された層間絶縁膜に形成された溝内に埋め込まれるとともにその上面及び側面の少なくとも一部が層間絶縁膜の表面上に露出され、容量絶縁膜は層間絶縁膜上に露出された下部容量電極の露出面を覆うように形成され、上部容量電極は少なくとも一部が下部容量電極の露出面に対向されることが好ましい。
【0011】
本発明における回路素子はSRAMのメモリセルであり、当該SRAMは少なくともゲートとドレインとを一対のノード配線によって交差接続した一対の駆動トランジスタを備えており、キャパシタは一対のノード配線にそれぞれ接続される一対のキャパシタであり、キャパシタの下部容量電極は各ノード配線と、下層接地配線又は下層電源配線の少なくとも一方で構成される。すなわち、上部容量電極は、ノード配線と、下層接地配線又は下層電源配線の少なくとも一方を覆う領域に形成される。
【0012】
本発明においては、上部容量電極はフローティング状態、電源電位状態、又は接地電位状態のいずれかとする。あるいは、本発明においては、上部容量電極はフローティング状態であり、当該上部容量電極には電源配線又は接地配線との間に保護素子が接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の半導体集積回路装置によれば、下層配線で構成される下部容量電極の上面及び側面を利用してキャパシタを構成するとともに、下部容量電極として電源配線や接地配線を利用してキャパシタを構成するので、キャパシタ容量を増大することができる。また、電源配線や接地配線上にも上部容量電極を延長して形成できるので、回路素子の全面にわたって上部容量電極が形成でき、上部容量電極による段差の発生を抑制して表面の平坦化が可能になり、その上に形成される上層配線層の平坦性も確保され、信頼性のある上層配線層が形成可能になる。
【0014】
特に、本発明の半導体集積回路装置をSRAMに適用した場合には、下部容量電極としてノード配線はもとより、下層電源配線や下層接地配線を下部容量電極として構成でき、SRAMのセルサイズを縮小し、配線幅サイズを縮小した場合でもノード容量が増大でき、データ蓄積電荷が増加され、α線等に対するソフトエラー耐性が向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明をSRAMに適用した場合には、上部容量電極はメモリセル領域のうち、上層配線との電気接続を行う領域以外の領域にわたって形成される。また、メモリセルは複数のメモリセルが半導体基板上に配列されており、上部容量電極は隣接するメモリセルの領域にわたって延長される。また、本発明のSRAMは、少なくとも1つ以上のメモリセルと、メモリセルを上層配線で構成される電源配線及び接地配線に電気接続するための吊り部とを配列した構成とされ、下層電源配線及び下層接地配線は吊り部の領域にまで延長され、この延長領域において電源線又は接地線に電気接続される。
【0016】
本発明における保護素子はSRAMを構成している転送トランジスタ、駆動トランジスタ、負荷トランジスタと同時に形成されたMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、ダイオードのいずれかで構成される。また、本発明の保護素子はメモリセルと吊り部とを一方向に配列したメモリセル列の少なくとも一側領域に配設される。この場合において、保護素子は1つのメモリセル列に対して1つの保護素子が接続される構成とする。あるいは、保護素子は複数のメモリセル列に共通に接続される構成とする。
【実施例1】
【0017】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明を6個のMOSトランジスタQ1〜Q6で構成したSRAMに適用した実施例の等価回路図である。同図に示すように、1本のワード線WLに対し2本のデジット線DL1,DL2が交差されており、これらの交差領域にメモリセルMCが構成されている。メモリセルMCはPチャネルMOSトランジスタからなる負荷トランジスタQ1,Q2と、NチャネルMOSトランジスタからなる駆動トランジスタQ3,Q4と、データをデジット線DL1,DL2に対して転送するNチャネルMOSトランジスタからなる転送トランジスタQ5,Q6とで構成されている。そして、負荷トランジスタQ1,Q2のソースは電源VDDに接続され、ドレインは駆動トランジスタQ3,Q4のドレインに接続され、ゲートは駆動トランジスタQ3,Q4のゲートに接続される。また、駆動トランジスタQ3,Q4のソースは接地GNDに接続される。前記駆動トランジスタQ3,Q4のドレインはそれぞれノード配線N1,N2によって対向する駆動トランジスタQ4,Q3のゲートに接続される。また、各駆動トランジスタQ3,Q4のドレインは転送トランジスタQ5,Q6を介してそれぞれデジット線DL1,DL2に接続されている。これら転送トランジスタQ5,Q6の各ゲートはワード線WLに接続されている。さらに、前記ノード配線N1,N2にはノード容量となるキャパシタC1,C2が接続され、これらキャパシタC1,C2に対して接地GNDと電源VDDとの間にそれぞれキャパシタC3,C4が接続されている。
【0018】
また、前記キャパシタC1,C2とキャパシタC3,C4が接続されている接続点N3には接地GNDとの間に保護素子が接続されている。この保護素子はNチャネルMOSトランジスタQ11で構成されており、当該MOSトランジスタQ11のドレインを前記接続点N3に接続し、ゲートとソースを接地GNDに接続した構成である。この保護素子としては、図2(a)のようにダイオード、あるいは図2(b)のようにNPN型バイポーラトランジスタをダイオード接続した構成としてもよい。
【0019】
図3(a)は本発明のSRAMを含む半導体チップCHの全体レイアウトを示す図であり、半導体チップCHには複数のセルアレイブロックCABが配設され、各セルアレイブロックCABはそれぞれ複数例のセルアレイCAが配設されている。各セルアレイCA内には後述するようにメモリセルMCと吊り部TUとが配列されており、また各セルアレイブロックCAB内の各セルアレイCAの端部領域にはそれぞれ前記した保護素子を有する保護部HOが配設されている。
【0020】
図4は前記セルアレイCAの一部のレイアウト図であり、図3(a)の破線Qで示す領域に相当する領域を示している。前記セルアレイCAは多数個のメモリセルMCがX方向及びY方向にマトリクス状に配列されている。また、各メモリセルMCのX方向には複数のメモリセル単位毎に各メモリセルMCを電源VDD、接地GNDに接続するための吊り部TUが配置されている。ここでは吊り部TUがセルアレイCAの一方の端部に配列したものとして図示している。前記各メモリセルMC上にはデジット線DL1,DL2がそれぞれ対をなしてY方向に延長され、前記吊り部TU上にはY方向に延びる電源線VDDLと、接地線GNDLが各1本ずつ配列される。なお、図1に示した前記ワード線WLは、図4には表れないが、下層領域においてポリシリコンからなるワード線がX方向に延長されるとともに、上層領域には下層のワード線に導通されているメタルからなるワード線がX方向に延長されている。
【0021】
前記SRAMのセルアレイCAのうち、図4の一点鎖線で囲った領域Rの1つのメモリセルMCと1つの吊り部TU、及びセルアレイCAの一端部に配設された保護部HOに付いて説明する。なお、吊り部TUと保護部HOとの境界は同時にセルアレイCAの一端部の境界であり、図4ではP点として示している。図5〜図8はそれぞれメリセルMCと吊り部TU、及び保護部HOにおける、拡散層及びゲート層、第1配線層、容量電極層、第2配線層のレイアウトである。また、図9〜図12は図8のA−A’線、B−B’線、C−C’線、D−D’線に沿う断面図である。
【0022】
図5は拡散層及びゲート層を示す平面図である。N型拡散層103とP型拡散層104とゲート電極106とでメモリセルMCにNチャネルMOSトランジスタQ3〜Q6とPチャネルMOSトランジスタQ1,Q2が形成される。なお、吊り部TUではN型拡散層103上に交差するようにゲート電極106の一部が形成されているが、ここにはトランジスタは形成されていない。また、保護部HOにはN型拡散層103とゲート電極107とで保護素子としてのNチャネルMOSトランジスタQ11が形成される。図5の構成について図9ないし図12の断面図を参照すると、シリコン基板100にフィールド絶縁膜101が形成され、このフィールド絶縁膜101で囲まれる領域に前記N型拡散層103と、P型拡散層104が形成される。この実施例ではN型シリコン基板100の一部にP型ウェル102が形成され、このP型ウェル102内に前記N型拡散層103が形成される。前記シリコン基板100の表面には薄いシリコン酸化膜が形成され、その上にポリシリコン膜が形成され、これらの膜を所要のパターンに形成することでゲート絶縁膜105と前記ゲート電極106が形成される。また、この実施例ではゲート電極106の両側面にはサイドウォール107が形成されており、MOSトランジスタはLDD構造のMOSトランジスタとして構成されているが、ここでは説明を簡略化するためにLDD層の図示は省略している。これにより、メモリセルMCでは、前記各拡散層とゲート電極とで前記6個のMOSトランジスタQ1〜Q6が形成される。同時に保護部HOではMOSトランジスタQ11が形成される。また、転送トランジスタQ5,Q6のゲート電極はX方向に延長されてワード線WLとして構成される。このワード線WLは吊り部をX方向に横切るように延長されている。
【0023】
図6は第1配線層を示す平面図である。前記MOSトランジスタQ1〜Q6及びQ11につながる第1ビアV1が複数箇所に形成され、この第1ビアV1により接続される第1配線層H1が所要のパターンに形成される。すなわち、図6の構成について図9ないし図12の断面図を参照すると、図5に示した前記ゲート電極106,107上には全面にわたって第1層間絶縁膜111が形成され、この第1層間絶縁膜111には前記各拡散層103,104及び吊り部TUでのゲート電極につながる複数の第1ビアV1が形成される。この第1ビアV1は前記第1層間絶縁膜111に開口したスルーホール内にTiN(窒化チタン)等のバリア金属膜112を形成し、その内部にW(タングステン)等の配線金属113を埋設し、表面をCMP法(化学的機械研磨法)によって第1層間絶縁膜111の表面と同一面になるように平坦化処理して形成する。さらに、その上に第2層間絶縁膜121が形成され、この第2層間絶縁膜121に図4に示した第1配線層H1が形成される。
【0024】
前記第1配線層H1はいわゆる埋め込み配線として形成されており、前記第2層間絶縁膜121にほぼ全厚さにわたって設けた所要パターンの溝内にTiN等のバリア金属膜122とW等の配線金属123を埋設して形成したものである。図6を参照すると、この第1配線層H1は、メモリセルMCにおいては一部において前記各トランジスタQ1〜Q6のソース、ドレイン及びゲートを相互に接続するノード配線N1,N2として形成される。すなわち、負荷トランジスタQ1のソースと駆動トランジスタQ3のソースと転送トランジスタQ5のソースをそれぞれ駆動トランジスタQ4のゲートに接続する第1のノード配線N1と、負荷トランジスタQ2のソースと駆動トランジスタQ4のソースと転送トランジスタQ6のソースをそれぞれ駆動トランジスタQ3のゲートに接続する第2のノード配線N2として形成される。また、第1配線層H1の他の一部は下層電源線UVDDLとして、及び下層接地線UGNDLとして構成される。さらに、第1配線層H1のさらに他の一部は、後述するように最上層に形成されるデジット線DL1,DL2に電気接続する中継電極T11として構成される。
【0025】
一方、図6に示すように、吊り部TUにおいては、前記第1配線層H1は前記メモリセルMCから延長されている下層電源線UVDDLと下層接地線UGNDLが配設され、他の一部は図には表れない上層のメタルワード線に電気接続する中継電極T12として構成される。また、保護部HOでは第1配線層H1の一部は前記ゲート電極107とソース(N型拡散層103)につながる下層接地線UGNDLとして構成され、他の一部はドレインにつながる中継電極T13として構成される。
【0026】
図7は第2配線層を示す平面図である。図7の構成について図9ないし図12の断面図を参照すると、バリア金属膜122と配線金属123からなる前記第1配線層H1の上面及び上部側面は第2層間絶縁膜121の表面上に露出されており、この露出された表面上にわたってシリコン窒化膜からなる容量絶縁膜131が薄く形成される。さらに、前記容量絶縁膜131上にW等の高融点金属からなる第2配線層H2が所要のパターンに形成され、上部容量電極132として構成されている。この第2配線層H2は前記第1配線層H1の露出された上部よりも十分に厚く成長されており、これにより形成された上部容量電極132は前記第1配線層H1間に生じている凹部を完全に埋め込むとともに、その表面は平坦に近いものとなる。前記第2配線層H2、すなわち上部容量電極132は、メモリセルMCにおいては前記中継配線T11が存在する領域を除くほぼメモリセルMCの全領域を覆うように形成される。また、吊り部TUでは後述するように最上層の電源線VDDLにつながる第2ビアV2と干渉することがない領域に形成される。さらに、前記第2配線層H2の一部は保護部HOにまで延長されている。
【0027】
ここで、前記第1配線層H1、容量絶縁膜131、第2配線層H2(上部容量電極132)の製造工程を簡単に説明する。図13(a)に示すように、前記第2層間絶縁膜121のほぼ全厚さにわたって所要パターンの溝121aを形成し、この溝内にTiN等のバリア金属膜122を形成し、その内部にW等の配線金属123を埋設し、表面をCMP法によって第2層間絶縁膜121の表面と同一面となるように平坦化処理する。これにより図13(b)に示すように第2層間絶縁膜121に埋設された第1配線層H1が形成される。しかる上で、図13(c)に示すように、前記第2層間絶縁膜121の表面を所要の深さまでエッチングし、前記第1配線層H1の上部を第2層間絶縁膜121の表面上に突出させる。これにより第1配線層H1の上面及び上部の側面が露呈される。しかる上でCVD法等によりシリコン窒化膜を所要の膜厚で全面に成長し、容量絶縁膜131を形成する。さらに、図13(d)に示すように、前記容量絶縁膜131上にスパッタ法等によりW膜を成長し、第2配線層H2を形成する。この第2配線層H2は前記第1配線層H1の露出された上部よりも十分に厚く成長させており、これにより成長されたW膜は第1配線層H1を完全に埋め込むことになる。その上で、前記第2配線層H2とその下層の容量絶縁膜131を所要のパターンとなるように選択的にエッチングする。また、必要に応じて第2配線層H2の表面を同図に破線で示すようにCMP法により研磨して平坦化する。
【0028】
これにより、第2配線層H2が形成された領域では、第2配線層H2からなる上部容量電極132と、その下層の容量絶縁膜131と、その下層の第1配線層H1とでキャパシタが構成される。このキャパシタとして、第1配線層H1のうちノード配線N1,N2として形成された領域にはキャパシタC1,C2が形成される。また、第1配線層H1のうち下層接地線UGNDLとして形成された領域にはキャパシタC3が形成され、第1配線層H1のうち下層電源線UVDDLとして形成された領域にはキャパシタC4が形成される。したがって、図1に示したように、ノード配線N1,N2にはそれぞれキャパシタC1,C2が接続され、さらにキャパシタC1,C2には第2配線層H2を介して下層接地線UGNDLと下層電源線UVDDLとの間にキャパシタC3,C4が直列に接続されることになる。
【0029】
再度図7を参照すると、前記第2配線層H2上には第2ビアV2が形成される。この第2ビアV2は、前記メモリセルMCにおいては前記中継電極T11上の位置に配設され、前記吊り部TUにおいては前記中継電極T12上、下層電源線UVDDL上、下層接地線UGNDL上にそれぞれ配設され、保護部HOにおいては前記第2配線層H2の延長領域と中継端子T13上に配設される。図9ないし図12に示すように、第2配線層H2上に第3層間絶縁膜141が形成され、この第3層間絶縁膜141に第2ビアV2が形成される。この第2ビアV2は第3層間絶縁膜141に開口したスルーホール内にTiN等のバリア金属膜142を形成し、その内部にW等の配線金属143を埋設し、表面を第3層間絶縁膜141の表面と同一面となるように平坦化処理する。
【0030】
図8は第3配線層を示す平面図である。この第3配線層H3は、メモリセルMCにおいてはデジット線DL1,DL2が形成される。また、吊り部TUにおいては電源線VDDL、接地線GNDL、さらに図には示されないが上層のメタルワード線に接続される中継電極T3が形成される。これらの配線層はそれぞれ前記第2ビアV2を介して下層の配線に電気接続されており、メモリセルMCにおいては、デジット線DL1,DL2は第2ビアV2、中継電極T11、第1ビアV1を介して転送トランジスタQ5,Q6の各ドレインに接続される。また、保護部HOにおいては、第3配線層H3によって前記上部容量電極132とMOSトランジスタQ11のドレインを接続する保護素子接続配線CNTが形成され、この保護素子接続配線CNTはそれぞれ第2ビアV2により上部容量電極132とMOSトランジスタQ11のドレインに接続される。すなわち、図8の構成について図9ないし図12の断面図を参照すると、前記第3層間絶縁膜141の表面上にTiN/Al(アルミニウム)/TiN等の多層構造の第3配線層H3を所要のパターンに形成する。電源線VDDLは第2ビアV2、下層電源線UVDDL、第1ビアV1を介して負荷トランジスタQ1,Q2の各ソースに接続される。接地線GNDLは第2ビアV2を介して下層接地線UGNDL、第1ビアV1を介して駆動トランジスタQ3,Q4のソースに接続される。第3配線層H3の中継電極T3は第2ビアV2、中継電極T11、第1ビアV1を介してワード線WLに接続され、ワード線WLを上層のメタルワード線MWLに接続してその低抵抗化を行っている。保護部HOでは保護素子接続配線CNTは一端部において第2ビアV2を介して上部容量電極132に接続され、他端部において第2ビアV2、中継電極T13、第1ビアV1を介してMOSトランジスタQ11のドレインに接続される。
【0031】
以上の構成のSRAMでは、第1配線層H1、すなわちノード配線N1,N2、下層接地線UGNDL、下層電源線UVDDLと、これら配線の上面及び上部の側面にわたって形成された容量絶縁膜131と、この容量絶縁膜131上に形成された第2配線層H2で構成される上部容量電極132とでキャパシタC1〜C4が構成される。そして、ノード配線N1,N2と上部容量電極132との間に構成されるキャパシタC1,C2は、同じ上部容量電極132を介して下層接地線UGNDLと下層電源線UVDDLとの間に構成されるキャパシタC3,C4に直列接続された上で接地GND又は電源VDDに接続されることになり、結局キャパシタC1〜C4は両駆動トランジスタQ3,Q4の各ソースにつながるノード配線N1,N2に並列に接続された構成となる。また、同時に各キャパシタC1〜C4の共通接続点N3である上部容量電極132はMOSトランジスタQ11のドレインに接続され、このMOSトランジスタQ11を介して下層接地線UGNDLに接続された構成となる。
【0032】
これにより、図1を参照すると、ノード配線N1にはキャパシタC1とC3が接地GNDとの間に接続され、キャパシタC1とC4が電源VDDとの間に接続される。また、ノード配線N2にはキャパシタC2とC3が接地GNDとの間に接続され、キャパシタC2とC4が電源VDDとの間に接続される。さらに、ノード配線N1,N2の間にキャパシタC1とC2が接続される。α線によりシリコン基板内で電子正孔対が発生し、電子(負)と正孔(正)がメモリセルにおけるデータ蓄積状態に影響を与えることになるが、これらの電子と正孔はそれぞれ前記したノード配線N1,N2と接地GND及び電源VDDの間に接続されたキャパシタC1〜C4によって増大された容量によりソフトエラー耐性が向上される。また、本実施例では、ノード配線N1とN2の間に接続されたキャパシタC1,C2によるノード間容量によってもソフトエラー耐性をさらに向上することが可能になる。さらに、対をなすノード配線N1,N2は特許文献1の技術のように2層に形成する必要がなく、単一層で構成できるためノード配線の製造が複雑化するようなことはない。
【0033】
また一方で、実施例においてはキャパシタC1〜C4の上部容量電極としての第2配線層H2は、ノード配線N1,N2はもとより下層接地線UGNDLや下層電源線UVDDLを含むメモリセルMCのほぼ全域にわたって形成されており、しかもその上面は平坦に形成されているので、メモリセルMCのほぼ全域にわたって上層の第3層間絶縁膜141及びその上の第3配線層H3を平坦に形成でき、これらの絶縁膜や配線を形成する際の段切れ等を未然に防止することができる。したがって、非特許文献1のように1つのメモリセルに複数の上部容量電極を配設した構成に比較して上部容量電極の周辺部の総延長の長さを短くでき、当該周辺部により生じる段差を低減することが可能になる。
【0034】
さらに、CDM試験等によってSRAMが帯電した場合に、上部容量電極132としての第2配線層H2に電荷が帯電するおそれがあるが、この上部容量電極132、すなわち図1の接続点N3には保護部HOの保護素子としてのMOSトランジスタQ11が接続されているので、第2配線層H2に帯電した電荷はMOSトランジスタQ11を介して下層接地線UGNDLに流れるため、上部容量電極132とその下層に配設されているノード配線N1,N2や下層接地線UGNDLとの間の放電による容量絶縁膜の静電破壊が防止される。これにより、上部容量電極132がノード配線N1,N2や下層接地線UGNDLに短絡することが防止され、ノード容量を確保して高いソフトエラー耐性を確保することができる。
【0035】
実施例1では第2配線層H2からなる上部容量電極をノード配線、下層接地線、下層電源層の各領域上にわたって形成しているが、下層接地線と下層電源線については少なくとも下層接地線の領域上にわたって形成すればよく、これだけでも従来技術のように単にノード配線の領域上に形成した構成に比較してノード容量を増大することが可能になる。
【0036】
また、実施例1では下層接地線や下層電源線の上部領域にわたって上部容量電極を形成するので、隣接するメモリセルにわたってまで上部容量電極を延長した状態に形成することができ、特にメモリセルを微細化する際に上部容量電極を形成する際のマスクパターンを微細化する必要がなく、マスク設計が容易になり、かつ上部容量電極の製造が容易になる。
【0037】
実施例1ではセルアレイCA毎に保護素子を配設しているが、図3(b)のように、複数のセルアレイCAで1つの保護部HOを兼用するようにし、これら複数のセルアレイCAの各上部容量電極を共通して保護部HOに電気接続するように構成してもよい。また、セルアレイCAの両側にそれぞれ保護部を配設してもよい。なお、上部容量電極に負電荷が帯電するおそれがある場合には保護部を電源線との間に接続してもよい。
【0038】
実施例1では本発明のキャパシタをSRAMに適用した例を示したが、半導体集積回路装置のキャパシタであればSRAMに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明を適用したSRAMの等価回路図である。
【図2】半導体チップにおけるメモリセルのレイアウト図である。
【図3】図2のQ領域の拡大図である。
【図4】図3のR領域の拡大レイアウト図である。
【図5】メリセルと吊り部の拡散層及びゲート電極のレイアウト図である。
【図6】メモリセルと吊り部の第1配線層のレイアウト図である。
【図7】メモリセルと吊り部の容量電極層のレイアウト図である。
【図8】メモリセルと吊り部の第2配線層のレイアウト図である。
【図9】図8のA−A’線に沿う断面図である。
【図10】図8のB−B’線に沿う断面図である。
【図11】図8のC−C’線に沿う断面図である。
【図12】図8のD−D’線に沿う断面図である。
【図13】キャパシタの製造工程を示す断面図である。
【図14】従来のSRAMの等価回路図である。
【符号の説明】
【0040】
100 半導体基板
101 フィールド絶縁膜
103 N型拡散層
104 P型拡散層
106 ゲート電極
111 第1層間絶縁膜
121 第2層間絶縁膜
131 容量絶縁膜
132 上部容量電極
141 第3層間絶縁膜
MC メモリセル
TU 吊り部
HO 保護部
Q1,Q2 負荷トランジスタ
Q3,Q4 駆動トランジスタ
Q5,Q6 転送トランジスタ
Q11 保護トランジスタ
N1,N2 ノード配線
C1〜C4 キャパシタ
DL1,DL2 デジット線
WL ワード線
VDDL 電源線
GNDL 接地線
UVDDL 下層電源線
UGNDL 下層接地線
H1 第1配線層
H2 第2配線層
H3 第3配線層
V1 第1ビア
V2 第2ビア
T11,T12,T13 中継電極(第1配線層)
T3 中継電極(第3配線層)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に回路素子とキャパシタとを備える半導体集積回路装置であって、前記回路素子に接続される下層配線で構成される下部容量電極と、前記下層配線の上面及び側面を覆うように形成される容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上に形成される上部容量電極とでキャパシタを構成し、前記下部容量電極は前記下層配線で構成される電源配線又は接地配線の少なくとも一方を含んでいることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項2】
前記下部容量電極は半導体基板上に形成された層間絶縁膜に形成された溝内に埋め込まれるとともにその上面及び側面の少なくとも一部が前記層間絶縁膜の表面上に露出され、前記容量絶縁膜は前記層間絶縁膜上に露出された前記下部容量電極の露出面を覆うように形成され、前記上部容量電極は少なくとも一部が前記下部容量電極の露出面に対向されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
【請求項3】
前記回路素子はSRAMのメモリセルであり、当該SRAMは少なくともゲートとドレインとを一対のノード配線によって交差接続した一対の駆動トランジスタを備えており、前記キャパシタは前記一対のノード配線にそれぞれ接続される一対のキャパシタであり、前記キャパシタの前記下部容量電極は前記各ノード配線と、下層接地配線又は下層電源配線の少なくとも一方で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
【請求項4】
前記SRAMは、前記一対のノード配線と一対のデジット線との間にそれぞれ接続される一対の転送トランジスタと、前記一対の駆動トランジスタにそれぞれ接続される一対の負荷トランジスタとを備える6トランジスタ構成のSRAMで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路装置。
【請求項5】
前記上部容量電極は、前記ノード配線と、前記下層接地配線又は下層電源配線の少なくとも一方を覆う領域に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体集積回路装置。
【請求項6】
前記上部容量電極はフローティング状態、電源電位状態、又は接地電位状態のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路装置。
【請求項7】
前記上部容量電極はフローティング状態であり、当該上部容量電極には電源配線又は接地配線との間に保護素子が接続されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路装置。
【請求項8】
前記上部容量電極はメモリセル領域のうち、上層配線との電気接続を行う領域以外の領域にわたって形成されていることを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
【請求項9】
前記保護素子は前記転送トランジスタ、駆動トランジスタ、負荷トランジスタと同時に形成されたMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、ダイオードで構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
【請求項10】
前記メモリセルは複数のメモリセルが半導体基板上に配列されており、前記上部容量電極は隣接するメモリセルの領域にわたって延長されていることを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
【請求項11】
前記SRAMは、少なくとも1つ以上のメモリセルと、前記メモリセルを上層配線で構成される電源配線及び接地配線に電気接続するための吊り部とを配列した構成とされ、前記下層電源配線及び前記下層接地配線は前記吊り部の領域にまで延長され、この延長領域において電源線又は接地線に電気接続されていることを特徴とする請求項3ないし11のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
【請求項12】
前記保護素子は前記メモリセルと前記吊り部とを一方向に配列したメモリセル列の少なくとも一側領域に配設されていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
【請求項13】
前記保護素子は1つのメモリセル列に対して1つの保護素子が接続されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
【請求項14】
前記保護素子は複数のメモリセル列に共通に接続されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
【請求項15】
前記メモリセルを構成するトランジスタ上に順次第1配線層、第2配線層、第3配線層が多層に形成され、前記第1配線層で前記ノード配線、下層電源配線、下層接地配線が構成され、前記第2配線層で前記上部容量電極が構成され、前記第3配線層で前記上層配線が構成されていることを特徴とする請求項7ないし14のいずれかに記載の半導体集積回路装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−245521(P2006−245521A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−108252(P2005−108252)
【出願日】平成17年4月5日(2005.4.5)
【出願人】(302062931)NECエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】