説明

細菌感染、ウイルス感染、および寄生虫感染の治療のためのテトラサイクリン誘導体

本発明は、少なくとも一部において、式(I):(式中、Xは、CHC(R13Y’Y)、CR6’、C=CR6’、S、NR、またはOであり;Eは、NR7d7e、OR7fまたは(CH0−1C(=W’)WR7gであり;Wは、O、S、NR7hまたはCR7i7jであり;W’は、O、SまたはNR7kである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩に関する。これらのテトラサイクリン化合物は、数多くのテトラサイクリン化合物応答性状態、たとえば、細菌感染および新生物を治療するために使用することができる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化207】

の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
(式中、
Xは、CHC(R13Y’Y)、CR6’、C=CR6’、S、NR、またはOであり;
Eは、NR7d7e、OR7fまたは(CH0−1C(=W’)WR7gであり;
Wは、O、S、NR7hまたはCR7i7jであり;
W’は、O、SまたはNR7kであり;
、R2’、R4’、R4aおよびR4bは、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素またはプロドラッグ部分であり;
は、NR4a4b、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
およびR5’は、それぞれ、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、ヘテロ芳香族、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
およびR6’は、それぞれ独立して、水素、メチレン、非存在、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R7f、R7g、R7h、R7i、R7jおよびR7kは、それぞれ独立して、水素、アリル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシル、アリール、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル、またはアリールカルボニルオキシ、あるいはR7cおよびR7d、またはR7cおよびR7fは、結合して環を形成し;
は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
は、水素、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アミノアルキル、アミド、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、または−(CH0−3(NR9c0−1C(=Z’)ZR9aであり;
Zは、CR9d9e、S、NR9b、またはOであり;
Z’は、O、S、またはNR9fであり;
9a、R9b、R9c、R9d、R9eおよびR9fは、それぞれ独立して、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;および
Y’およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。)
【請求項2】
Xは、CR6’であり、Rは、NR4a4bであり、R4aおよびR4bは、それぞれ、アルキルであり、そしてR、R2’、R、R4’、R5’、R6’、R、R、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素である、請求項1の化合物。
【請求項3】
7aおよびR7bは、水素である、請求項2の化合物。
【請求項4】
Eは、OR7fである、請求項3の化合物。
【請求項5】
7cは、水素である、請求項4の化合物。
【請求項6】
7fは、アルキルである、請求項5の化合物。
【請求項7】
前記アルキルは、非置換アルキルである、請求項6の化合物。
【請求項8】
前記非置換アルキルは、エチル、イソプロピル、またはt−ブチルである、請求項7の化合物。
【請求項9】
前記アルキルは、置換アルキルである、請求項6の化合物。
【請求項10】
前記置換アルキルは、アルコキシ置換アルキルである、請求項9の化合物。
【請求項11】
前記アルコキシ置換アルキルは、メトキシエチルである、請求項10の化合物。
【請求項12】
前記置換アルキルは、ハロゲン置換アルキルである、請求項9の化合物。
【請求項13】
前記ハロゲン置換アルキルは、フッ素置換アルキルである、請求項12の化合物。
【請求項14】
前記フッ素置換アルキルは、FCHCH−;FCHCH−;CFCH−;またはCFH−である、請求項13の化合物。
【請求項15】
7fは、アリルである、請求項5の化合物。
【請求項16】
前記置換アルキルは、アルキルカルボニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、またはカルボキシレートアルキルである、請求項9の化合物。
【請求項17】
前記アルキルカルボニルアルキルは、CHCO(CH−であり、nは、0と6との間の整数である、請求項16の化合物。
【請求項18】
nは1である、請求項17の化合物。
【請求項19】
前記アルコキシカルボニルアルキルは、CHOCO(CH−であり、mは、0と6との間の整数である、請求項16の化合物。
【請求項20】
mは1である、請求項19の化合物。
【請求項21】
前記カルボキシレートアルキルは、HOOC(CH−であり、qは、0と6との間の整数である、請求項16の化合物。
【請求項22】
qは1である、請求項21の化合物。
【請求項23】
7cおよびR7fは結合し、環を形成する、請求項4の化合物。
【請求項24】
前記環は、5員または6員環である、請求項13の化合物。
【請求項25】
前記環は、
【化208】

である、請求項18の化合物。
【請求項26】
7cは、アルキルである、請求項4の化合物。
【請求項27】
前記アルキルは、メチルである、請求項26の化合物。
【請求項28】
7fは、アルキルである、請求項27の化合物。
【請求項29】
前記アルキルは、メチルまたはエチルである、請求項28の化合物。
【請求項30】
前記アルキルは、エチルである、請求項26の化合物。
【請求項31】
7fは、アルキルである、請求項30の化合物。
【請求項32】
前記アルキルは、エチルである、請求項31の化合物。
【請求項33】
Eは、NR7d7eである、請求項3の化合物。
【請求項34】
7cは、アルキルである、請求項33の化合物。
【請求項35】
前記アルキルは、エチルである、請求項34の化合物。
【請求項36】
7dは、水素である、請求項35の化合物。
【請求項37】
7eは、アルキルである、請求項36の化合物。
【請求項38】
前記アルキルは、エチルである、請求項37の化合物。
【請求項39】
Eは、−(CH0−1C(=W’)WR7gである、請求項3の化合物。
【請求項40】
Eは、−C(=W’)WR7gである、請求項39の化合物。
【請求項41】
Wは、酸素である、請求項40の化合物。
【請求項42】
W’は、酸素である、請求項41の化合物。
【請求項43】
7gは、アルコキシである、請求項42の化合物。
【請求項44】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項43の化合物。
【請求項45】
7cは、アリルである、請求項44の化合物。
【請求項46】
Eは、-CH(C=W’)WR7gである、請求項39の化合物。
【請求項47】
Wは、CR7i7jである、請求項46の化合物。
【請求項48】
7i、R7jおよびR7gは、それぞれ、水素である、請求項47の化合物。
【請求項49】
W’は、NR7kである、請求項48の化合物。
【請求項50】
7kは、アルコキシである、請求項49の化合物。
【請求項51】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項50の化合物。
【請求項52】
7cは、アルキルである、請求項51の化合物。
【請求項53】
前記アルキルは、メチルである、請求項52の化合物。
【請求項54】
7gは、アルキルカルボニルオキシアルキルである、請求項42の化合物。
【請求項55】
前記アルキルカルボニルオキシアルキルは、R7ga7gb7gcCOO(CH−であり、ここで、rは、1と5との間の整数であり、R7ga7gb7gcは、それぞれ独立して、アルキルまたは水素である、請求項54の化合物。
【請求項56】
7ga7gb7gcは、それぞれ独立して、アルキルまたは水素である、請求項55の化合物。
【請求項57】
7ga7gb7gcは、それぞれ、アルキルである、請求項56の化合物。
【請求項58】
前記アルキルは、メチルである、請求項56の化合物。
【請求項59】
rは1である、請求項58の化合物。
【請求項60】
7cは、水素またはアルキルである、請求項59の化合物。
【請求項61】
前記アルキルは、シクロアルキルである、請求項60の化合物。
【請求項62】
前記シクロアルキルは、シクロプロピルである、請求項61の化合物。
【請求項63】
前記置換テトラサイクリン化合物は、
【化209】

【化210】

【化211】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項1の化合物。
【請求項64】
式II:
【化212】

の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
(式中、
Xは、CHC(R13Y’Y)、CR6’、C=CR6’、S、NR、またはOであり;
Jは、NR7m7n、OR7o、またはヘテロアリ−ルであり;
、R2’、R4’4aおよびR4bは、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素またはプロドラッグ部分であり;
は、NR4a4b、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
およびR5’は、それぞれ独立して、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、ヘテロ芳香族、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
およびR6’は、それぞれ独立して、水素、メチレン、非存在、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
7l、R7m、R7nおよびR7oは、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
は、水素、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アミノアルキル、アミド、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、または−(CH0−3(NR9c0−1C(=Z’)ZR9aであり;
Zは、CR9d9e、S、NR9b、またはOであり;
Z’は、O、S、またはNR9fであり;
9a、R9b、R9c、R9d、R9eおよびR9fは、それぞれ独立して、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;および
Y’およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。)
【請求項65】
Xは、CR6’であり、RはNR4a4bであり、R4aおよびR4bは、それぞれ、アルキルであり、そしてR、R2’、R、R4’、R、R5’、R、R6’、R、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素である、請求項64の化合物。
【請求項66】
Jは、OR7oである、請求項65の化合物。
【請求項67】
は、水素である、請求項66の化合物。
【請求項68】
7oは、アルキルである、請求項67の化合物。
【請求項69】
前記アルキルは、エチルまたはt−ブチルである、請求項68の化合物。
【請求項70】
7lは、アルキルである、請求項69の化合物。
【請求項71】
前記アルキルは、メチルである、請求項70の化合物。
【請求項72】
7lは、アミノアルキルである、請求項69の化合物。
【請求項73】
前記アミノアルキルは、ジアルキルアミノアルキルである、請求項72の化合物。
【請求項74】
前記ジアルキルアミノアルキルは、ジメチルアミノエチルである、請求項73の化合物。
【請求項75】
は、アミノである、請求項66の化合物。
【請求項76】
7lは、アルキルである、請求項75の化合物。
【請求項77】
前記アルキルは、メチルである、請求項76の化合物。
【請求項78】
7oは、アルキルである、請求項77の化合物。
【請求項79】
前記アルキルは、非置換アルキルである、請求項78の化合物。
【請求項80】
前記非置換アルキルは、エチルまたはt−ブチルである、請求項79の化合物。
【請求項81】
前記アルキルは、置換アルキルである、請求項78の化合物。
【請求項82】
前記置換アルキルは、ハロゲン置換アルキルである、請求項81の化合物。
【請求項83】
前記ハロゲン置換アルキルは、フッ素置換アルキルである、請求項82の化合物。
【請求項84】
前記フッ素置換アルキルは、CFCH−である、請求項83の化合物。
【請求項85】
は、アミノアルキルである、請求項66の化合物。
【請求項86】
前記アミノアルキルは、t−ブチルアミノメチルである、請求項85の化合物。
【請求項87】
7oは、アルキルである、請求項86の化合物。
【請求項88】
前記アルキルは、エチルである、請求項87の化合物。
【請求項89】
7lは、アルキルである、請求項88の化合物。
【請求項90】
前記アルキルは、メチルである、請求項89の化合物。
【請求項91】
Jは、NR7m7nである、請求項65の化合物。
【請求項92】
は、水素である、請求項91の化合物。
【請求項93】
7lおよびR7mは、それぞれ、水素である、請求項92の化合物。
【請求項94】
7nは、アルキルである、請求項93の化合物。
【請求項95】
前記アルキルは、t−ブチルである、請求項94の化合物。
【請求項96】
Jは、ヘテロアリ−ルである、請求項65の化合物。
【請求項97】
前記ヘテロアリ−ルは、ピロリルである、請求項96の化合物。
【請求項98】
およびR7lは、それぞれ、水素である、請求項97の化合物。
【請求項99】
前記置換テトラサイクリン化合物は、
【化213】

【化214】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項64の化合物。
【請求項100】
式(IIIa):
【化215】

(式中、
4pは、−N(CHまたは水素であり;
7p’は、水素、アミノ、アシル、ヘテロアリ−ル、アミノアルキルであり;
10a’は、水素、ヘテロアリ−ル、アルコキシカルボニル、カルボキシレート、シアノ、アルキル、またはアルコキシである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項101】
4pは、−N(CHである、請求項100の化合物。
【請求項102】
10a’は、水素である、請求項101の化合物。
【請求項103】
7p’は、アシル、ヘテロアリ−ル、またはアミノアルキルである、請求項102の化合物。
【請求項104】
前記アシルは、CHCO−である、請求項103の化合物。
【請求項105】
前記ヘテロアリ−ルは、ピリミジニルまたはピラジニルである、請求項103の化合物。
【請求項106】
前記アミノアルキルは、ピペリジニルアルキルである、請求項103の化合物。
【請求項107】
前記ピペリジニルアルキルは、4−メチルピペリジニルメチルである、請求項106の化合物。
【請求項108】
7p’は、ジメチルアミノである、請求項101の化合物。
【請求項109】
10a’は、ヘテロアリ−ル、アルコキシカルボニル、カルボキシレート、またはシアノである、請求項108の化合物。
【請求項110】
前記ヘテロアリ−ルは、オキサゾリルまたはピラゾリルである、請求項109の化合物。
【請求項111】
前記アルコキシカルボニルは、メトキシカルボニルである、請求項109の化合物。
【請求項112】
7p’は、水素である、請求項101の化合物。
【請求項113】
10a’は、アルコキシカルボニルまたはアルキルである、請求項112の化合物。
【請求項114】
前記アルコキシカルボニルは、メトキシカルボニルである、請求項113の化合物。
【請求項115】
前記アルキルは、メチルである、請求項113の化合物。
【請求項116】
4p’は、水素である、請求項100の化合物。
【請求項117】
7p’は、ジメチルアミノである、請求項116の化合物。
【請求項118】
10a’は、アルキルまたはアルコキシである、請求項117の化合物。
【請求項119】
前記アルキルは、メチルである、請求項118の化合物。
【請求項120】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項118の化合物。
【請求項121】
前記置換テトラサイクリン化合物が、
【化216】

【化217】

【化218】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項100の化合物。
【請求項122】
式(IVa):
【化219】

(式中、
は、O、NH、またはSであり;
Mは、N、CH、またはCR7ps’’であり;
7ps’’は、アミノアルキルである)の置換テトラサイクリン化合物およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項123】
Mは、Nである、請求項122の化合物。
【請求項124】
は、Sである、請求項123の化合物。
【請求項125】
は、Oである、請求項123の化合物。
【請求項126】
Mは、CHである、請求項122の化合物。
【請求項127】
Lは、NHである、請求項126の化合物。
【請求項128】
Lは、Oである、請求項122の化合物。
【請求項129】
Mは、CR7ps’’である、請求項128の化合物。
【請求項130】
7ps’’は、アミノアルキルである、請求項129の化合物。
【請求項131】
前記アミノアルキルは、−(CHNR7pa7pbであり、ここで、tは、0〜5の整数であり、R7paは、水素またはアルキルであり、そしてR7pbは、アルキルまたはアルコキシカルボニルである、請求項130の化合物。
【請求項132】
tは、1である、請求項131の化合物。
【請求項133】
7paは、アルキルである、請求項132の化合物。
【請求項134】
前記アルキルは、メチルである、請求項133の化合物。
【請求項135】
7pbは、アルキルまたはアルコキシカルボニルである、請求項133の化合物。
【請求項136】
前記アルキルは、メチルである、請求項135の化合物。
【請求項137】
前記アルコキシカルボニルは、メトキシカルボニルである、請求項135の化合物。
【請求項138】
7paは、水素である、請求項132の化合物。
【請求項139】
7pbは、アルキルである、請求項138の化合物。
【請求項140】
前記アルキルは、メチル、イソプロピル、またはt-ブチルである、請求項139の化合物。
【請求項141】
前記化合物は、
【化220】

【化221】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項122の化合物。
【請求項142】
式(Va):
【化222】

(式中、
Qは、−CHまたは−C=CHであり;
は、水素であり;
4’は、水素またはアルキルアミノであり;
5a’は、水素またはヒドロキシルであり;
7qaは、−N(CHまたは水素であり;
9qは、CR9g’NR9h’またはCR9i’9j’NR9k’9l’であり;
9g’、R9h’、R9i’、R9j’、R9k’およびR9l’は、それぞれ独立して、水素、アルキル、ヒドロキシル、アミノ、ウレア、またはアルコキシであり、あるいはR9k’およびR9l’は、結合して環を形成する)の化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項143】
Qは−C=CHであり、R4’はアルキルアミノであり、R5a’はヒドロキシルであり、そしてR7qaは水素である、請求項142の化合物。
【請求項144】
9qは、CR9i’9j’NR9k’9l’である、請求項143の化合物。
【請求項145】
9i’およびR9j’は、それぞれ、水素である、請求項144の化合物。
【請求項146】
9k’はアルキルであり、そしてR9l’はアルコキシである、請求項145の化合物。
【請求項147】
前記アルキルは、メチルである、請求項146の化合物。
【請求項148】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項146の化合物。
【請求項149】
Qは、−CHである、請求項142の化合物。
【請求項150】
4’およびR5a’は、それぞれ、水素であり、そしてR7qaは、−N(CHである、請求項149の化合物。
【請求項151】
9qは、CR9g’NR9h’である、請求項150の化合物。
【請求項152】
9g’は、アルキルである、請求項151の化合物。
【請求項153】
前記アルキルは、メチルである、請求項152の化合物。
【請求項154】
9h’は、アルコキシである、請求項153の化合物。
【請求項155】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項154の化合物。
【請求項156】
4’はアミノアルキルであり、R5a’およびR7qaは、それぞれ、水素である、請求項149の化合物。
【請求項157】
9qは、CR9i’9j’NR9k’9l’である、請求項156の化合物。
【請求項158】
9i’およびR9j’は、それぞれ、水素である、請求項157の化合物。
【請求項159】
9k’は、水素である、請求項158の化合物。
【請求項160】
9l’は、アルコキシである、請求項159の化合物。
【請求項161】
前記アルコキシは、エトキシである、請求項160の化合物。
【請求項162】
9k’は、アルキルである、請求項158の化合物。
【請求項163】
前記アルキルは、メチルである、請求項162の化合物。
【請求項164】
9l’は、アルコキシである、請求項163の化合物。
【請求項165】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項164の化合物。
【請求項166】
4’はアルキルアミノであり、R5a’は水素であり、そしてR7qaは−N(CHである、請求項149の化合物。
【請求項167】
9qは、CR9g’NR9h’である、請求項166の化合物。
【請求項168】
9g’は、水素である、請求項167の化合物。
【請求項169】
9h’は、アルコキシである、請求項168の化合物。
【請求項170】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項169の化合物。
【請求項171】
9g’はアルキルであり、そしてR9l’はアルコキシである、請求項167の化合物。
【請求項172】
前記アルキルは、メチルである、請求項171の化合物。
【請求項173】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項171の化合物。
【請求項174】
9qは、CR9i’9j’NR9k’9l’である、請求項166の化合物。
【請求項175】
9i’およびR9j’は、それぞれ、水素である、請求項174の化合物。
【請求項176】
9k’は、水素である、請求項175の化合物。
【請求項177】
9l’は、アルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、またはアルキルウレアである、請求項176の化合物。
【請求項178】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項177の化合物。
【請求項179】
前記アルキルカルボニルアミノは、t−ブチルカルボニルアミノである、請求項177の化合物。
【請求項180】
前記アルキルウレアは、t−ブチルウレアである、請求項177の化合物。
【請求項181】
9k’はアルキルであり、そしてR9l’はアルコキシである、請求項175の化合物。
【請求項182】
前記アルキルは、メチルである、請求項181の化合物。
【請求項183】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項181の化合物。
【請求項184】
前記化合物は、
【化223】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項142の化合物。
【請求項185】
式(VI):
【化224】

の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
(式中、
Xは、CHC(R13Y’Y)、CR6’、C=CR6’、S、NR、またはOであり;
pは、単結合または二重結合であり;
Qは、pが二重結合の場合、CR7sであり、あるいはpが単結合の場合、Qは、CR7s’7s’’であり;
、R2’、R4’4aおよびR4bは、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素またはプロドラッグ部分であり;
は、NR4a4b、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
およびR5’は、それぞれ独立して、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、ヘテロ芳香族、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
およびR6’は、それぞれ独立して、水素、メチレン、非存在、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
7s、R7s’およびR7s’’は、それぞれ、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノ、アリール、アシル、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
は、水素、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アミノアルキル、アミド、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ−(CH0−3(NR9c0−1C(=Z’)ZR9aであり;
Zは、CR9d9e、S、NR9b、またはOであり;
Z’は、O、S、またはNR9fであり;
9a、R9b、R9c、R9d、R9eおよびR9fは、それぞれ独立して、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、ヘテロ芳香族、またはプロドラッグ部分であり;
13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;および
Y’およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。)
【請求項186】
XはCR6’であり、RはNR4a4bであり、R4aおよびR4bは、それぞれ、アルキルであり、そしてR、R2’、R、R4’、R、R5’、R、R6’、R、R、R10、R11およびR12は、それぞれ、水素である、請求項185の化合物。
【請求項187】
pは二重結合であり、そしてQはCR7sである、請求項186の化合物。
【請求項188】
7sは、アミノである、請求項187の化合物。
【請求項189】
7sは、アルキルアミノである、請求項188の化合物。
【請求項190】
前記アルキルアミノは、メチルアミノである、請求項189の化合物。
【請求項191】
前記アルキルアミノは、ジアルキルアミノである、請求項190の化合物。
【請求項192】
前記ジアルキルアミノは、ジメチルアミノである、請求項191の化合物。
【請求項193】
前記置換テトラサイクリン化合物は、
【化225】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項185の化合物。
【請求項194】
式(VIIa):
【化226】

の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
(式中、
Xは、CR6*’6*であり;
5*は、水素であり;
5*’は、水素、ヒドロキシルであり;
6*’は、水素またはアルキルであり;
6*は、水素であり;
7r*は、水素、アルキル、ヘテロアリ−ル、アシル、またはアルキルアミノであり;
9m*は、アミノアルキル、複素環部分、アリール、−CONR9ma9mb、−COR9m*’、−COOR9m*’’、アルキル、シクロアルキル、または水素であり;
9m*’は、アミノアルキル、アリール、またはアルキルであり;
9m*’’は、アルキル、アルコキシアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
9maおよびR9mbは、それぞれ、水素、ヒドロキシル、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、またはアルコキシであり、あるいはこれらは結合して環を形成する。)
【請求項195】
5*’はヒドロキシルであり、R6*’はアルキルであり、そしてR7r*は水素である、請求項194の化合物。
【請求項196】
9m*は、ヘテロアリ−ルである、請求項195の化合物。
【請求項197】
前記アリールは、オキサゾリルである、請求項197の化合物。
【請求項198】
5*’およびR6*’は、それぞれ、水素である、請求項194の化合物。
【請求項199】
7r*は、アルキルアミノである、請求項198の化合物。
【請求項200】
前記アルキルアミノは、ジメチルアミノである、請求項199の化合物。
【請求項201】
9m*は、アミノアルキル、複素環部分、アリール、−CONR9ma9mb、−COR9m*’、−COOR9m*’’、アルキル、またはシクロアルキルである、請求項200の化合物。
【請求項202】
前記アミノアルキルは、ジメチルアミノプロピルである、請求項201の化合物。
【請求項203】
前記複素環部分は、ジヒドロピラニルである、請求項201の化合物。
【請求項204】
前記アリールは、フェニル、ベンズアミド、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、チアゾリル、メチルピラゾリル、メチルイミダゾリル、オキサジアゾリル、フラニル、またはピロリルである、請求項201の化合物。
【請求項205】
前記オキサジアゾリルは、アルキル置換されている、請求項204の化合物。
【請求項206】
前記アルキルは、メチルまたはイソプロピルである、請求項205の化合物。
【請求項207】
前記フラニルは、カルボキシレート置換されている請求項204の化合物。
【請求項208】
前記アルキルは、メチル、エチル、イソプロピル、ネオペンチル、またはトリフルオロメチルである、請求項201の化合物。
【請求項209】
前記シクロアルキルは、シクロプロピルである、請求項201の化合物。
【請求項210】
9maは、水素である、請求項201の化合物。
【請求項211】
9mbは、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、フェニル、またはアルキルである、請求項210の化合物。
【請求項212】
前記ヒドロキシアルキルは、ヒドロキシエチルである、請求項211の化合物。
【請求項213】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項211の化合物。
【請求項214】
前記アルキルは、t−ブチルである、請求項211の化合物。
【請求項215】
9maは、アルキルである、請求項201の化合物。
【請求項216】
前記アルキルは、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項215の化合物。
【請求項217】
9mbは、アルキルまたはヒドロキシルである、請求項216の化合物。
【請求項218】
前記アルキルは、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項216の化合物。
【請求項219】
9maおよびR9mbは、結合し、環を形成する、請求項201の化合物。
【請求項220】
前記環は、5または6員環である、請求項219の化合物。
【請求項221】
9m*’’は、アルキル、アルコキシアルキル、またはヒドロキシアルキルである、請求項201の化合物。
【請求項222】
前記アルキルは、メチル、エチル、またはネオペンチルである、請求項221の化合物。
【請求項223】
前記アルコキシアルキルは、メトキシエチルである、請求項221の化合物。
【請求項224】
前記ヒドロキシアルキルは、ヒドロキシエチルである、請求項221の化合物。
【請求項225】
9m*’は、アルキル、アミノアルキル、またはフェニルである、請求項201の化合物。
【請求項226】
前記アルキルは、エチルまたはネオペンチルである、請求項225の化合物。
【請求項227】
前記アミノアルキルはジメチルアミノエチルであり、そしてR9m*は水素である、請求項225の化合物。
【請求項228】
7r*は、アルキル、ヘテロアリ−ル、またはアシルである、請求項227の化合物。
【請求項229】
前記アルキルは、メチルまたはイソプロピルである、請求項228の化合物。
【請求項230】
前記ヘテロアリ−ルは、オキサゾリルである、請求項228の化合物。
【請求項231】
前記化合物は、
【化227】

【化228】

【化229】

【化230】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項194の化合物。
【請求項232】
式(VIIIa):
【化231】

の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
(式中、
は、NまたはCHであり;
4*は、水素またはアルキルアミノであり;
7ta*は、水素またはハロゲンであり;
7tb*は、水素、−CH=CHCN、ヒドロキシアルキル、−CONR7tba7tbb、−NHCOR7tbdであり;
7tbaおよびR7tbbは、結合して環を形成し;あるいはR7tbaは、水素またはアルキルであり、そしてR7tbbは、水素、アルコキシ、アルキル、または−(CH7tbcであり;
7tbcは、アミノ、アルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシ、ヒドロキシル、アリール、複素環部分、またはアルコキシカルボニルアミノであり;
7tbdは、−(CH7tbe(式中、R7tbeはアミノである)であり;
7tc*は、水素、−O(CHtca、−CONHRtcb、または−NHCOR7td(式中、Rtcbは、−(CHtccであり、RtcaおよびRtccは、それぞれ、アミノである)であり;
7tdは、アルコキシであり;あるいは
7tb*およびR7tc*は、結合して環を形成し;
w、x、yおよびzは、それぞれ独立して、0と5との間の整数である。)
【請求項233】
はCHであり、そしてR4*はアルキルアミノである、請求項232の化合物。
【請求項234】
7ta*およびR7tc*は、それぞれ、水素である、請求項233の化合物。
【請求項235】
7tb*は、−CH=CHCNである、請求項234の化合物。
【請求項236】
7tb*は、ヒドロキシアルキルである、請求項234の化合物。
【請求項237】
前記ヒドロキシアルキルは、ヒドロキシプロピルである、請求項236の化合物。
【請求項238】
7tb*は、−CONR7tba7tbbである、請求項234の化合物。
【請求項239】
7tbaは、水素である、請求項238の化合物。
【請求項240】
7tbbは、水素、アルコキシ、またはアルキルである、請求項239の化合物。
【請求項241】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項240の化合物。
【請求項242】
前記アルキルは、ブチルである、請求項240の化合物。
【請求項243】
7tbbは、−(CH7tbcである、請求項240の化合物。
【請求項244】
xは、1である、請求項243の化合物。
【請求項245】
7tbcは、アリールである、請求項244の化合物。
【請求項246】
前記アリールは、フラニルである、請求項245の化合物。
【請求項247】
xは、2である、請求項243の化合物。
【請求項248】
7tbcは、アミノ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、または複素環部分である、請求項247の化合物。
【請求項249】
前記アミノは、−NH、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、またはジイソプロピルアミノである、請求項248の化合物。
【請求項250】
前記アルコキシカルボニルは、エトキシカルボニルである、請求項248の化合物。
【請求項251】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項248の化合物。
【請求項252】
前記アルキルカルボニルアミノは、メチルカルボニルアミノである、請求項248の化合物。
【請求項253】
前記複素環部分は、ピペリジニルまたはモルホリニルである、請求項248の化合物。
【請求項254】
xは、3である、請求項243の化合物。
【請求項255】
7tbcは、アミノまたはアルコキシである、請求項254の化合物。
【請求項256】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項255の化合物。
【請求項257】
前記アルコキシは、メトキシである、請求項255の化合物。
【請求項258】
xは、4である、請求項243の化合物。
【請求項259】
7tbcは、アミノである、請求項258の化合物。
【請求項260】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項259の化合物。
【請求項261】
7tbaは、アルキルである、請求項238の化合物。
【請求項262】
前記アルキルは、メチルである、請求項261の化合物。
【請求項263】
7tbbは、−(CH7tbcである、請求項262の化合物。
【請求項264】
xは、2である、請求項263の化合物。
【請求項265】
7tbcは、アミノである、請求項264の化合物。
【請求項266】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項265の化合物。
【請求項267】
7tbaおよびR7tbbは結合し、環を形成する請求項238の化合物。
【請求項268】
前記環は、5員または6員環である、請求項267の化合物。
【請求項269】
前記環は、
【化232】

である、請求項268の化合物。
【請求項270】
7tb*は、−NHCOR7tbdである、請求項234の化合物。
【請求項271】
7tbdは、−(CH7tbcである、請求項270の化合物。
【請求項272】
yは、2または4であり、そしてR7tbcはアミノである、請求項271の化合物。
【請求項273】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項272の化合物。
【請求項274】
7tc*は、水素である、請求項233の化合物。
【請求項275】
7ta*は、ハロゲンである、請求項274の化合物。
【請求項276】
前記ハロゲンは、フッ素である、請求項275の化合物。
【請求項277】
7tb*は、−CONR7tba7tbbである、請求項276の化合物。
【請求項278】
7tbaは、水素である、請求項277の化合物。
【請求項279】
7tbbは、−(CH7tbcである、請求項278の化合物。
【請求項280】
xは2であり、そしてR7tbcはアミノである、請求項279の化合物。
【請求項281】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項280の化合物。
【請求項282】
はCHであり、そしてR4*は水素である、請求項232の化合物。
【請求項283】
7ta*およびR7tc*は、それぞれ、水素である、請求項282の化合物。
【請求項284】
7tb*は、−CONR7tba7tbbである、請求項283の化合物。
【請求項285】
7tbaは、水素である、請求項284の化合物。
【請求項286】
7tbbは、−(CH7tbcである、請求項285の化合物。
【請求項287】
xは、2である、請求項286の化合物。
【請求項288】
7tbcは、アミノである、請求項287の化合物。
【請求項289】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項288の化合物。
【請求項290】
7ta*およびR7tb*は、それぞれ、水素である、請求項233の化合物。
【請求項291】
7tc*は、−CONHRtcbである、請求項290の化合物。
【請求項292】
tcbは、−(CHtccである、請求項291の化合物。
【請求項293】
wは、2である、請求項292の化合物。
【請求項294】
7tc*は、−NHCOR7td(式中、R7tdはアルコキシである)である、請求項290の化合物。
【請求項295】
前記アルコキシは、ハロゲン置換アルコキシである、請求項294の化合物。
【請求項296】
前記ハロゲン置換アルコキシは、−CHCHFである、請求項295の化合物。
【請求項297】
はNであり、そしてR4*はアルキルアミノである、請求項232の化合物。
【請求項298】
7ta*は、水素である、請求項297の化合物。
【請求項299】
7b*およびR7c*は、結合し、環を形成する、請求項298の化合物。
【請求項300】
前記環が、
【化233】

である、請求項299の化合物。
【請求項301】
7ta*およびR7tb*は、それぞれ、水素である、請求項297の化合物。
【請求項302】
7tc*は、−O(CHtcaである、請求項297の化合物。
【請求項303】
zは、3である、請求項302の化合物。
【請求項304】
前記化合物は、
【化234】

【化235】

【化236】

【化237】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項232の化合物。
【請求項305】
式(IXa):
【化238】

(式中、
7u*は、水素であり;
7u*’は、アルキルまたは−(CH7ua(式中、dは、0と5との間の整数であり、そしてR7uaはアミノである)であり;あるいは
7u*およびR7u*’は、結合して環を形成する)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項306】
7u*は、水素である、請求項305の化合物。
【請求項307】
7u*’は、アルキルである、請求項306の化合物。
【請求項308】
前記アルキルは、シクロアルキル部分、t−ブチル、またはイソプロピルであり、ここで、該シクロアルキル部分は、シクロプロピルまたはシクロペンチルである、請求項307の化合物。
【請求項309】
7u*’は、−(CH7uaである、請求項306の化合物。
【請求項310】
dは4であり、そしてR7uaはアミノである、請求項309の化合物。
【請求項311】
前記アミノは、ジメチルアミノである、請求項311の化合物。
【請求項312】
7u*およびR7u*’は、結合して環を形成する、請求項305の化合物。
【請求項313】
前記環は、5または6員環である、請求項312の化合物。
【請求項314】
前記環は、
【化239】

である、請求項313の化合物。
【請求項315】
前記化合物は、
【化240】

【化241】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項305の化合物。
【請求項316】
式(Xa):
【化242】

(式中、
7v*は、アルキル、水素、またはアリルであり;
7v*’は、アリールアルキル、または−COO(CH7vaであり;あるいは
7v*およびR7v*’は、結合して環を形成し;
fは、0と5との間の整数であり;
7vaは、アルキルカルボニルオキシである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項317】
7v*は、水素である、請求項316の化合物。
【請求項318】
7v*’は、アリールアルキルである、請求項317の化合物。
【請求項319】
前記アリールアルキルは、ベンジルである、請求項318の化合物。
【請求項320】
前記ベンジルは、2,6−ジフルオロベンジルである、請求項319の化合物。
【請求項321】
7v*は、アルキルまたはアリルである、請求項316の化合物。
【請求項322】
前記アルキルは、メチルである、請求項321の化合物。
【請求項323】
7v*’は、−COO(CH7vaである、請求項322の化合物。
【請求項324】
fは1であり、そしてR7vaはt−ブチルカルボニルオキシである、請求項323の化合物。
【請求項325】
7v*およびR7v*’は、結合して環を形成する、請求項316の化合物。
【請求項326】
前記環は、5または6員脂肪族または芳香族環である、請求項325の化合物。
【請求項327】
前記環は、
【化243】

である、請求項326の化合物。
【請求項328】
前記置換テトラサイクリン化合物は、
【化244】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項315の化合物。
【請求項329】
【化245】

【化246】

からなる群より選択される置換テトラサイクリン化合物、およびこれらの医薬的に許容しうる塩。
【請求項330】
式XIa:
【化247】

(式中、
7w*は、シクロアルキルであり;
9w*は、水素または−CHNR9wa9wbであり;
9waは、アルキルであり、そしてR9wbはアリルである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項331】
前記シクロアルキルは、シクロプロピルである、請求項330の化合物。
【請求項332】
9w*は、水素である、請求項331の化合物。
【請求項333】
9w*は、−CHNR9wa9wbである、請求項331の化合物。
【請求項334】
9waは、メチルである、請求項333の化合物。
【請求項335】
前記化合物は、
【化248】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項330の化合物。
【請求項336】
式(XIII):
【化249】

(式中、
hは、0と5との間の整数であり;
9*は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アミノアルキル、アミド、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、カルボキシレート、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、またはアミノカルボニルである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項337】
hは、2または3である、請求項336の化合物。
【請求項338】
前記アミノは、アルキルアミノである、請求項337の化合物。
【請求項339】
前記アルキルアミノは、ジメチルアミノである、請求項338の化合物。
【請求項340】
前記化合物は、
【化250】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項336の化合物。
【請求項341】
式XIV:
【化251】

(式中、
Zは、−C=CHまたは−CHであり;
5yは、水素またはヒドロキシルであり;
7yは、水素またはジメチルアミノであり;
9yは、水素であり;
9y’は、−CH−シクロアルキル、または−CH−置換アリールであり;あるいは
9yおよびR9y’は結合して、置換ピペリジニル環またはテトラシクロピリジニル環を形成する)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項342】
Zは、−C=CHであり、R5yはヒドロキシルであり、そしてR7yは水素である、請求項341の化合物。
【請求項343】
9yおよびR9y’は、結合して置換ピペリジニル環をつくる請求項342の化合物。
【請求項344】
前記置換ピペリジニル環は、ハロゲン置換ピペリジニルである、請求項343の化合物。
【請求項345】
前記ハロゲンは、フッ素である、請求項344の化合物。
【請求項346】
前記置換ピペリジニル環は、
【化252】

である、請求項344の化合物。
【請求項347】
ZはCHであり、R5yおよびR7yは、それぞれ、水素である、請求項341の化合物。
【請求項348】
9yおよびR9y’は、結合して置換ピペリジニル環を形成する、請求項347の化合物。
【請求項349】
前記置換ピペリジニル環は、ハロゲン置換ピペリジニルである、請求項348の化合物。
【請求項350】
前記ハロゲンは、フッ素である、請求項349の化合物。
【請求項351】
前記置換ピペリジニル環は、
【化253】

である、請求項349の化合物。
【請求項352】
ZはCHであり、R5yは水素であり、そしてR7yはジメチルアミノである、請求項341の化合物。
【請求項353】
9yは、水素である、請求項352の化合物。
【請求項354】
9y’は、−CH−シクロアルキルである、請求項353の化合物。
【請求項355】
前記シクロアルキルは、シクロプロピルである、請求項354の化合物。
【請求項356】
9y’は、−CH−置換アリールである、請求項352の化合物。
【請求項357】
前記置換アリールは、ヒドロキシル置換フェニルである、請求項356の化合物。
【請求項358】
前記ヒドロキシル置換フェニルは、2,3−ジフェノリルである、請求項357の化合物。
【請求項359】
9yおよびR9y’は、結合して置換ピペリジニル環を形成する、請求項352の化合物。
【請求項360】
前記ピペリジニル環は、
【化254】

である、請求項359の化合物。
【請求項361】
9yおよびR9y’は、結合してテトラヒドロピリジニル環を形成する、請求項352の化合物。
【請求項362】
前記テトラヒドロピリジニル環は、
【化255】

である、請求項361の化合物。
【請求項363】
前記化合物は、
【化256】

【化257】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項341の化合物。
【請求項364】
式XV:
【化258】

(式中、
9zは、水素であり;
9z’は、ハロゲン置換アルキルであり;あるいは
9zおよびR9z’は、結合して置換ピペリジニル環を形成する)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項365】
9zは水素であり、そしてR9z’はハロゲン置換アルキルである、請求項364の化合物。
【請求項366】
前記ハロゲン置換アルキルは、CF(CH−(式中、pは、0〜5の整数である)である、請求項365の化合物。
【請求項367】
pは1である、請求項366の化合物。
【請求項368】
9zおよびR9z’は、結合して置換ピペリジニル環を形成する、請求項364の化合物。
【請求項369】
前記置換ピペリジニル環は、アルキル置換ピペリジニル環である、請求項368の化合物。
【請求項370】
前記アルキル置換ピペリジニル環は、メチル置換ピペリジニル、またはトリフルオロメチル置換ピペリジニルである、請求項369の化合物。
【請求項371】
前記アルキル置換ピペリジニル環は、
【化259】

である、請求項370の化合物。
【請求項372】
前記化合物は、
【化260】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項364の化合物。
【請求項373】
式XVI:
【化261】

(式中、
9z*は、−(CH9zaであり;
tは、0〜1の整数であり;
9zaは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アミノアルキル、アミド、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、カルボキシレート、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、またはアミノカルボニルである)の置換テトラサイクリン化合物、およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項374】
tは1であり、そしてR9zaはアミノである、請求項373の化合物。
【請求項375】
前記アミノは、ジメチルアミノ、またはトリメチルアンモニウムである、請求項374の化合物。
【請求項376】
前記化合物は
【化262】

およびこれらの医薬的に許容しうる塩である、請求項373の化合物。
【請求項377】
対象におけるテトラサイクリン応答性状態を治療する方法であって、該対象に、有効量の請求項1〜376のいずれか1つのテトラサイクリン化合物を、該対象が治療されるように、投与することを含む、方法。
【請求項378】
前記テトラサイクリン応答性状態は、細菌感染、ウィルス感染、または寄生虫感染である、請求項377の方法。
【請求項379】
前記細菌感染は、E.Coliに関連する、請求項378の方法。
【請求項380】
前記細菌感染は、S.aureusに関連する、請求項378の方法。
【請求項381】
前記細菌感染は、S.pneumoniaに関連する、請求項378の方法。
【請求項382】
前記細菌感染は、他のテトラサイクリン抗生物質に対し耐性がある、請求項378の方法。
【請求項383】
前記テトラサイクリン応答性状態は、マラリアである、請求項377の方法。
【請求項384】
前記テトラサイクリン応答性状態は、炎症のプロセスである、請求項377の方法。
【請求項385】
前記テトラサイクリン応答性状態は、ざ瘡である、請求項377の方法。
【請求項386】
前記テトラサイクリン応答性状態は、赤鼻である、請求項377の方法。
【請求項387】
前記テトラサイクリン応答性状態は、多発性硬化症である、請求項377の方法。
【請求項388】
前記対象は、ヒトである、請求項377の方法。
【請求項389】
前記テトラサイクリン化合物を、医薬的に許容しうる担体とともに投与する、請求項377〜389のいすれか1つの方法。
【請求項390】
治療有効量の請求項1〜376のいずれか1つのテトラサイクリン化合物と、医薬的に許容しうる担体とを含む、医薬組成物。
【請求項391】
前記治療有効量は、テトラサイクリン化合物応答性状態を治療するのに有効である、請求項390の医薬組成物。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−513527(P2010−513527A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542938(P2009−542938)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2007/026178
【国際公開番号】WO2008/079339
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(500127209)パラテック ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】