説明

ヘテロ環化合物を含有する新規な抗真菌剤




〔式中、Aは、置換基を有していてもよい3−ピリジル基、置換基を有していてもよいキノリル基等を意味する;Xは、式−NH−C(=O)−で表される基または式−C(=O)−NH−で表される基等を意味する;Eは、フリル基、チエニル基、ピロリル基、フェニル基、ピリジル基、テトラゾリル基、チアゾリル基またはピラゾリル基を意味する;ただし、Aは、置換基を1ないし3個有していてもよく、Eは、置換基を1または2個有する。〕で表される抗真菌剤を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

〔式中、Aは、少なくとも1つの窒素原子を含む5〜10員ヘテロ環式基を意味する;
Xは、式−NH−C(=Y)−(CH−で表される基、式−C(=Y)−NH−(CH−で表される基、式−C(=Z)−(CH−で表される基、式−CH−NH−(CH−で表される基、式−NH−CH−(CH−で表される基または式−Z−CH−(CH−で表される基を意味する;
Yは、酸素原子、硫黄原子またはNR(ここでRは、C1−6アルコキシ基またはシアノ基を意味する。)を意味する;
Zは、酸素原子または硫黄原子を意味する;
nは、0ないし3の整数を意味する;
Eは、フリル基、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基、テトラゾリル基、チアゾリル基、ピラゾリル基またはフェニル基を意味する;
ただし、Aは、以下の置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよく、Eは、以下の置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1または2個有する;
[置換基群a−1]
ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキリデンC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C3−8シクロアルコキシ基、C6−10アリールオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC1−6アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、C2−6アルケニルチオ基、C2−6アルキニルチオ基、C3−8シクロアルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキルチオ基、C6−10アリールC1−6アルキルチオ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルチオ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、モノ−C2−6アルケニルアミノ基、モノ−C2−6アルキニルアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルC1−6アルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基、モノ−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、N−C2−6アルケニル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C2−6アルキニル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C3−8シクロアルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリール−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C3−8シクロアルキルC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、C1−6アルキルカルボニル基、C1−6アルコキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、式−C(=N−Ra1)Ra2で表される基(式中、Ra1は、水酸基またはC1−6アルコキシ基を意味する;Ra2は、C1−6アルキル基を意味する。)、C6−10アリールオキシC1−6アルキル基および5〜10員ヘテロ環オキシC1−6アルキル基;
[置換基群a−2]
1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C3−8シクロアルコキシ基、C6−10アリールオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC6−1アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、C2−6アルケニルチオ基、C2−6アルキニルチオ基、C3−8シクロアルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキルチオ基、C6−10アリールC1−6アルキルチオ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルチオ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、モノ−C2−6アルケニルアミノ基、モノ−C2−6アルキニルアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルC1−6アルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基、モノ−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、N−C2−6アルケニル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C2−6アルキニル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C3−8シクロアルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリール−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C3−8シクロアルキルC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、N−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、C6−10アリールオキシC1−6アルキル基および5〜10員ヘテロ環オキシC1−6アルキル基;
ただし、置換基群a−2に記載の各基は、以下の置換基群bから選ばれる置換基を1ないし3個有する;
[置換基群b]
ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基、C1−6アルコキシ基、C6−10アリールオキシ基、5〜10員ヘテロ環オキシ基、C1−6アルキルカルボニル基、C1−6アルコキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、アミノ基またはアミノスルホニル基を1個有していてもよいモノ−C6−10アリールアミノ基およびアミノ基を1個有していてもよいN−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基〕
で表される化合物もしくはその塩またはそれらの水和物を含有する抗真菌剤。
【請求項2】
Xが、式−NH−C(=Y)−CH−で表される基、式−C(=Y)−NH−CH−で表される基、式−CH−NH−で表される基または式−NH−CH−で表される基(式中、Yは、前記定義と同意義を意味する。)である請求項1記載の抗真菌剤。
【請求項3】

【化2】

〔式中、Aは、3−ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピラゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、イミダゾピリジル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、ピロロピリジル基、チエノピリジル基、フロピリジル基、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基またはベンゾチアジアゾリル基を意味する;
は、式−NH−C(=Y)−で表される基または式−C(=Y)−NH−で表される基を意味する;
は、酸素原子、硫黄原子またはNRY1(ここでRY1は、C1−6アルコキシ基またはシアノ基を意味する。)を意味する;
Eは、フリル基、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基、テトラゾリル基、チアゾリル基、ピラゾリル基またはフェニル基を意味する;
ただし、Aは、前記置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよく、Eは、前記置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1または2個有する。〕で表される化合物
〔ただし、(1)Eが、式
【化3】

(式中、RA1は、ハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、C1−6アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基を有するフェニル基を意味する。)で表される基である化合物、
(2)Eが、式
【化4】

(式中、RA2は、ハロゲン原子またはメトキシ基を意味する;RA3は、カルボキシル基を有するC1−6アルキル基、カルボキシル基を有するC3−8シクロアルキル基またはカルボキシル基を有するフェニル基を意味する。)で表される基である化合物、
(3)Aが、式
【化5】

(式中、RA4は、水素原子またはハロゲン原子を意味する;Arは、置換基を有していてもよいフェニル基を意味する。)であり、かつXが、式−C(=O)−NH−で表される基である化合物、
(4)Aが、式
【化6】

(式中、RA5は、水素原子、C1−6アルキル基またはトリフルオロメチル基を意味する;RA6は、水素原子またはトリフルオロメチル基を意味する;Arは、置換基を有していてもよいフェニル基を意味する。)であり、かつXが、式−C(=O)−NH−で表される基である化合物および
(5)Aが、式
【化7】

(式中、RA7は、水素原子、ハロゲン原子またはC1−6アルキル基を意味する;Arは、置換基を有していてもよいフェニル基を意味する。)であり、かつXが、式−C(=O)−NH−で表される基または式−NH−C(=O)−で表される基である化合物を除く。〕もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項4】
が、3−ピリジル基、キノリル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、イミダゾピリジル基、ベンゾチアゾリル基、ピロロピリジル基、チエノピリジル基またはフロピリジル基(ただし、Aは、前記置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい。)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項5】
が、3−ピリジル基(ただし、Aは、以下の置換基群c−1およびc−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい。)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
[置換基群c−1]
ハロゲン原子、アミノ基、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC1−6アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、モノ−C2−6アルケニルアミノ基、モノ−C2−6アルキニルアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルC1−6アルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基、モノ−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルアミノ基、C1−6アルキルカルボニル基および式−C(=N−OH)Ra2で表される基(式中、Ra2は、前記定義と同意義を意味する。);
[置換基群c−2]
1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC1−6アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、モノ−C2−6アルケニルアミノ基、モノ−C2−6アルキニルアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C3−8シクロアルキルC1−6アルキルアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基およびモノ−5〜10員ヘテロ環C1−6アルキルアミノ基;
ただし、置換基群c−2に記載の各基は、以下の置換基群dから選ばれる置換基を1ないし3個有する;
[置換基群d]
ハロゲン原子、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、C1−6アルコキシ基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、アミノ基またはアミノスルホニル基を1個有していてもよいモノ−C6−10アリールアミノ基、アミノ基を1個有していてもよいN−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、シアノ基、C6−10アリール基、5〜10員ヘテロ環式基およびC1−6アルコキシカルボニル基
【請求項6】
が、式
【化8】

〔式中、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なって、前記置換基群c−1およびc−2から選ばれる置換基を意味する。〕で表される基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項7】
が、式
【化9】

〔式中、RおよびRは、それぞれ前記定義と同意義を意味する;RおよびRは、それぞれ同一または異なって、水素原子、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基または式−CHR−(CHn1−Rで表される基(式中、Rは、水素原子、カルボキシル基またはC1−6アルコキシカルボニル基を意味する;Rは、水酸基、カルボキシル基、カルバモイル基、C3−8シクロアルキル基、フリル基、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラヒドロフリル基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルコキシカルボニル基、モノ−C1−6アルキルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、前記置換基群dから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいフェニル基、アミノ基を1個有していてもよいモノ−C6−10アリールアミノ基またはアミノ基を1個有していてもよいN−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基を意味する;n1は、0ないし3の整数を意味する。)を意味する。〕で表される基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項8】
が、式
【化10】

(式中、R11は、水素原子または式−CHR12−(CHn2−R13で表される基(式中、R12は、水素原子またはカルボキシル基を意味する;R13は、カルボキシル基または前記置換基群dから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいフェニル基を意味する;n2は、0ないし3の整数を意味する。)を意味する。)で表される基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項9】
が、式
【化11】

(式中、R14は、C1−6アルコキシ基を1個有するC1−6アルキル基を意味する。)で表される基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項10】
が、6−キノリル基、[1,5]ナフチリジン−2−イル基、6−キノキサリニル基、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル基、ベンゾチアゾール−6−イル基、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル基、チエノ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、チエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル基またはフロ[3,2−b]ピリジン−6−イル基(ただし、Aは、前記置換基群c−1およびc−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項11】
が、6−キノリル基、[1,5]ナフチリジン−2−イル基、6−キノキサリニル基、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル基、ベンゾチアゾール−6−イル基、ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル基、アミノ基を1個有していてもよい1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、アミノ基を1個有していてもよいチエノ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、アミノ基を1個有していてもよいチエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル基またはアミノ基を1個有していてもよいフロ[3,2−b]ピリジン−6−イル基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項12】
が、6−キノリル基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項13】
が、[1,5]ナフチリジン−2−イル基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項14】
が、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項15】
が、ベンゾチアゾール−6−イル基である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項16】
が、3−ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、キノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、イミダゾピリジル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、ピロロピリジル基、チエノピリジル基、フロピリジル基、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基またはベンゾチアジアゾリル基(ただし、Aは、前記置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項17】
が、3−ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、キノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、イミダゾピリジル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、ピロロピリジル基、チエノピリジル基、フロピリジル基、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基またはベンゾチアジアゾリル基(ただし、Aは、前記置換基群c−1およびc−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項18】
が、3−ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、キノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、イミダゾピリジル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、ピロロピリジル基、チエノピリジル基、フロピリジル基、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基またはベンゾチアジアゾリル基(ただし、Aは、下記置換基群c’−1およびc’−2から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
[置換基群c’−1]
アミノ基、C1−6アルキル基およびモノ−C1−6アルキルアミノ基;
[置換基群c’−2]
1−6アルキル基およびモノ−C1−6アルキルアミノ基;
ただし、置換基群c’−2に記載の各基は、以下の置換基群d’から選ばれる置換基を1ないし3個有する;
[置換基群d’]
ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキシル基およびC1−6アルコキシ基
【請求項19】
が、式−C(=O)−NH−で表される基または式−NH−C(=O)−で表される基である請求項3〜18いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項20】
が、式−C(=O)−NH−で表される基である請求項3〜18いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項21】
Eが、フリル基、チエニル基、ピロリル基、フェニル基またはピリジル基(ただし、Eは、前記置換基群a−1およびa−2から選ばれる置換基を1または2個有する。)である請求項3〜20いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項22】
Eが、フリル基、チエニル基、ピロリル基、フェニル基またはピリジル基(ただし、Eは、以下の置換基群e−1およびe−2から選ばれる置換基を1または2個有する。)である請求項3〜20いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
[置換基群e−1]
ハロゲン原子、水酸基、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C6−10アリール基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキリデンC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC1−6アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、C6−10アリールチオ基、C6−10アリールC1−6アルキルチオ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリール−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、C6−10アリールオキシC1−6アルキル基および5〜10員ヘテロ環オキシC1−6アルキル基;
[置換基群e−2]
1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C6−10アリール基、C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、C6−10アリールC1−6アルキル基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C2−6アルキニルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、C6−10アリールC1−6アルコキシ基、5〜10員ヘテロ環C1−6アルコキシ基、C6−10アリールチオ基、C6−10アリールC1−6アルキルチオ基、モノ−C6−10アリールアミノ基、モノ−C6−10アリールC1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリール−N−C1−6アルキルアミノ基、N−C6−10アリールC1−6アルキル−N−C1−6アルキルアミノ基、C6−10アリールオキシC1−6アルキル基および5〜10員ヘテロ環オキシC1−6アルキル基;
ただし、置換基群e−2に記載の各基は、以下の置換基群fから選ばれる置換基を1ないし3個有する;
[置換基群f]
ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、C3−8シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C6−10アリールオキシ基、5〜10員ヘテロ環オキシ基、C1−6アルキルカルボニル基、C1−6アルコキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、モノ−C6−10アリールアミノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基およびC1−6アルキル基
【請求項23】
Eが、フリル基、チエニル基、ピロリル基、フェニル基またはピリジル基(ただし、Eは、以下の置換基群g−1およびg−2から選ばれる置換基を1個有する。)である請求項3〜20いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
[置換基群g−1]
3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、フェニルC1−6アルキル基、フリルC1−6アルキル基、チエニルC1−6アルキル基、ベンゾフリルC1−6アルキル基、ベンゾチエニルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、フェノキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、フェニルC1−6アルコキシ基、フリルC1−6アルコキシ基、チエニルC1−6アルコキシ基、ピリジルC1−6アルコキシ基、フェノキシC1−6アルキル基およびピリジルオキシC1−6アルキル基;
[置換基群g−2]
3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、フェニルC1−6アルキル基、フリルC1−6アルキル基、チエニルC1−6アルキル基、ベンゾフリルC1−6アルキル基、ベンゾチエニルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、フェノキシ基、C3−8シクロアルキルC1−6アルコキシ基、フェニルC1−6アルコキシ基、フリルC1−6アルコキシ基、チエニルC1−6アルコキシ基、ピリジルC1−6アルコキシ基、フェノキシC1−6アルキル基およびピリジルオキシC1−6アルキル基;
ただし、置換基群g−2に記載の各基は、以下の置換基群hから選ばれる置換基を1ないし3個有する;
[置換基群h]
ハロゲン原子、水酸基、シアノ基およびC1−6アルキル基
【請求項24】
Eが、2−フリル基、2−チエニル基、3−ピロリル基、フェニル基、2−ピリジル基または3−ピリジル基(ただし、Eは、前記置換基群g−1およびg−2から選ばれる置換基を1個有する。)である請求項3〜20いずれか1項記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項25】
が、式−C(=O)−NH−で表される基であり、かつAが式
【化12】

(式中、R、RおよびRは、それぞれ前記定義と同意義を意味する。)で表される基であり、かつEが、2−フリル基、2−チエニル基、3−ピロリル基、フェニル基、2−ピリジル基または3−ピリジル基(ただし、Eは、前記置換基群g−1またはg−2から選ばれる置換基を1個有する。)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項26】
が、式
【化13】

(式中、R、R、RおよびRは、それぞれ前記定義と同意義を意味する。)で表される基である請求項25記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項27】
が、式
【化14】

(式中、R11は、前記定義と同意義を意味する。)で表される基である請求項25記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項28】
が、式
【化15】

(式中、R14は、前記定義と同意義を意味する。)で表される基である請求項25記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項29】
が、式−C(=O)−NH−で表される基であり、かつAが、6−キノリル基、[1,5]ナフチリジン−2−イル基、6−キノキサリニル基、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル基、ベンゾチアゾール−6−イル基、ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル基、アミノ基を1個有していてもよい1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、アミノ基を1個有していてもよいチエノ[2,3−b]ピリジン−5−イル基、アミノ基を1個有していてもよいチエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル基またはアミノ基を1個有していてもよいフロ[3,2−b]ピリジン−6−イル基であり、かつEが、2−フリル基、2−チエニル基、3−ピロリル基、フェニル基または2−ピリジル基(ただし、Eは、前記置換基群g−1またはg−2から選ばれる置換基を1個有する。)である請求項3記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項30】
が、6−キノリル基である請求項29記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項31】
が、[1,5]ナフチリジン−2−イル基である請求項29記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項32】
が、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル基である請求項29記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項33】
が、ベンゾチアゾール−6−イル基である請求項29記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項34】

【化16】

〔式中、Aは、6−キノリル基、4−キナゾリニル基またはアミノ基を有していてもよいピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル基を意味する;
は、式−O−CH−で表される基、式−S−CH−で表される基、式−C(=O)−CH−で表される基、式−NH−CH−で表される基または式−CH−NH−で表される基を意味する;
10は、C1−6アルキル基、C6−10アリールオキシ基またはC6−10アリールC1−6アルコキシ基を意味する。〕で表される化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項35】
が、式−NH−CH−で表される基または式−CH−NH−で表される基である請求項34記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項36】
請求項3または34記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物を含有する医薬組成物。
【請求項37】
請求項3または34記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物を有効成分とする抗真菌剤。
【請求項38】
請求項3または34記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物の薬理学的有効量を投与して、真菌感染症を予防または治療する方法。
【請求項39】
抗真菌剤の製造のための請求項3または34記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物の使用。
【請求項40】
請求項1記載の抗真菌剤の薬理学的有効量を投与して、真菌感染症を予防または治療する方法。

【国際公開番号】WO2005/033079
【国際公開日】平成17年4月14日(2005.4.14)
【発行日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−514417(P2005−514417)
【国際出願番号】PCT/JP2004/014063
【国際出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【出願人】(506137147)エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 (215)
【Fターム(参考)】