説明

モノアミン再取り込み阻害剤としてのシクロアルキルアミン

本発明は、新規シクロヘキシルアミン誘導体、鬱病、不安、統合失調症および睡眠障害などの中枢神経系(CNS)疾患の処置および/または予防における前記誘導体の使用、ならびに前記誘導体を合成する方法に関する。本発明は、本発明の化合物を含有する医薬組成物、およびシナプス間隙からの、ドーパミン、セロトニンおよびノルエピネフリンなどの内因性モノアミンの再取り込みを阻害する方法、ならびに1種以上のモノアミン輸送体を変調する方法にも関連する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の構造を有する化合物
【化1】

(式中、
nは0〜2の整数であり、
sは1〜3の整数であり、
mは0〜12の整数であり、但し、nが0であるとき、mは8以下であり、nが1であるとき、mは10以下であり、
Arは、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび縮合環系からなる群から選択されるメンバーであり、
各Xは、H、ハロゲン、CN、CF、OR、SR、アシル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)、S(O)NR、NR、NRS(O)、NRC(O)R、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、
各R、RおよびRは、H、アシル、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリールおよび置換または非置換ヘテロアリールからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、R、RおよびRの2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成し、
各RおよびRは、H、ハロゲン、CN、CF、OR、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、Rは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
およびRは、H、OR、アシル、C(O)OR、S(O)、N=N、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、但し、RおよびRの1つのメンバーがN=Nであるとき、他のメンバーは存在せず、
ここで、Rは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
ここで、R、R、R、RおよびXの少なくとも2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成し、
、R、RおよびRの少なくとも1個は、任意にArと結合して5〜7員環を形成する)
およびその任意の薬学的に許容できる塩、溶媒和物、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、ラセミ混合物、鏡像異性体富化混合物および鏡像異性体純型。
【請求項2】
前記化合物がキラルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(II)および式(III)からなる群から選択されるメンバーである式を有する請求項1に記載の化合物。
【化2】

【請求項4】
前記化合物が
【化3】

(式中、XおよびXは、H、OR、SR、ハロゲン、CN、CF、S(O)、NR、NRS(O)、NRC(O)R、アシル、置換または非置換C〜Cアルキルおよび置換または非置換C〜Cヘテロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、R、R、R、XおよびXの少なくとも2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成する)
からなる群から選択されるメンバーである式を有する請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
およびXが、H、メチル、エチル、n−プロピル、OH、OMe、OEt、F、Cl、CN、CHOH、CHOMeおよびCFからなる群から独立して選択されるメンバーである請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、Hあるいは置換または非置換C〜Cアルキルである請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
およびRが、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーである請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
Arが、置換または非置換フェニルおよび置換または非置換ナフチルからなる群から選択されるメンバーである請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
Arが
【化4】

(式中、
Y、Z、YおよびZは、H、ハロゲン、CF、CN、OR11、SR11、NR1213、NR12S(O)11、NR12C(O)R11、S(O)11、アシル、C(O)OR11、C(O)NR1213、S(O)NR1213、NR12S(O)11、NR12C(O)R11、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、
Y、Z、YおよびZの2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して5〜7員環を形成し、
各R11、R12、R13は、H、アシル、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
11、R12、R13の2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成する)
からなる群から選択されるメンバーである構造を有する請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Y、Z、YおよびZが、H、CF、OR11、SR11、OCF、ハロゲンおよびCNからなる群から独立して選択されるメンバーである請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
【化5】

【請求項12】
請求項1に記載の化合物の第1の立体異性体および少なくとも1種の追加の立体異性体を含む組成物であって、前記第1の立体異性体が前記少なくとも1種の追加の立体異性体を基準にして少なくとも80%のジアステレオ異性体過剰で存在する前記組成物。
【請求項13】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容できるキャリアを含む医薬組成物。
【請求項14】
モノアミン輸送体リガンドをモノアミン輸送体に結合することを阻害する方法であって、前記モノアミン輸送体と請求項1に記載の化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項15】
少なくとも1種のモノアミン輸送体の活性を阻害する方法であって、前記モノアミン輸送体と請求項1に記載の化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項16】
前記モノアミン輸送体がセロトニン輸送体(SERT)、ドーパミン輸送体(DAT)、ノルエピネフリン輸送体(NET)およびそれらの組み合わせからなる群から選択されるメンバーである請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が少なくとも2種の異なるモノアミン輸送体の活性を阻害する請求項15に記載の方法。
【請求項18】
細胞による少なくとも1種のモノアミンの取り込みを阻害する方法であって、前記細胞と請求項1に記載の化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項19】
前記モノアミンがセロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるメンバーである請求項18に記載の方法。
【請求項20】
少なくとも2種の異なるモノアミン。
【請求項21】
前記細胞が神経細胞である請求項18に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1種のモノアミン輸送体の活性を阻害することにより鬱病を処置する方法であって、請求項1に記載の化合物を被験哺乳動物に投与することを含む、前記方法。
【請求項23】
前記被験哺乳動物がヒトである請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記化合物が少なくとも2種の異なるモノアミン輸送体の前記活性を阻害する請求項22に記載の方法。
【請求項25】
中枢神経系疾患を処置する方法であって、治療的有効量の請求項1に記載の化合物を、処置を必要とする被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項26】
前記被験者がヒトである請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記中枢神経系疾患が、鬱病、認識欠損、線維筋肉痛、疼痛、睡眠障害、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥活動性障害(ADHD)、下肢静止不能症候群、統合失調症、不安、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、月経前失調症および神経変性疾患からなる群から選択されるメンバーである請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記鬱病が、大鬱病性障害(MDD)、単極性鬱病、双極性障害、季節的情動障害(SAD)および気分変調からなる群から選択されるメンバーである請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記神経変性疾患がパーキンソン病である請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記睡眠障害が睡眠無呼吸である請求項27に記載の方法。
【請求項31】
疼痛。
【請求項32】
【化6】

からなる群から選択されるメンバーである構造を有する化合物(式中、
nは0〜2の整数であり、
pは0〜2の整数であり、
mは0〜12の整数であり、但し、nが0であるとき、mは8以下であり、nが1であるとき、mは10以下であり、
Arは、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび縮合環系からなる群から選択されるメンバーであり、
各Xは、H、ハロゲン、CN、CF、OR、SR、アシル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)、S(O)NR、NR、NRS(O)、NRC(O)R、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、
各R、RおよびRは、H、アシル、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリールおよび置換または非置換ヘテロアリールからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、R、RおよびRの2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成し、
各RおよびRは、H、ハロゲン、CN、CF、OR、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択されるメンバーであり、
ここで、Rは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
ここで、
、RおよびXの少なくとも2個は、それらが結合している原子と一緒に、任意に結合して3〜7員環を形成し、
およびRの少なくとも1個は、任意にArと結合して5〜7員環を形成する)
およびその任意の塩、溶媒和物、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、ラセミ混合物、鏡像異性体富化混合物および鏡像異性体純型。
【請求項33】
pが0である請求項32に記載の化合物。

【公表番号】特表2009−531277(P2009−531277A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−549588(P2008−549588)
【出願日】平成19年1月5日(2007.1.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/000376
【国際公開番号】WO2007/081857
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(502337516)セプラコア インコーポレーテッド (14)
【Fターム(参考)】