説明

半導体装置

【課題】作製プロセスに起因する特性劣化を生ぜず、ボンディングパッドの電位変化による特性変化を受け難い小型化した半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、アクティブ領域12と、アクティブ領域12を覆う第1の絶縁層13と、第1の絶縁層13上に形成されるフローティング導体14と、第1の絶縁層13上およびフローティング導体14上に形成される第2の絶縁層15と、第2の絶縁層17上に形成されたボンディングパッド18と、アクティブ領域12とボンディングパッド18を電気的に接続する導通ビア19,20と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に、トランジスタ等の能動素子が配置されているアクティブ領域の上にボンディングパッドを備えた半導体装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、種々の装置の小型化に伴い、それらの装置に組み込まれる半導体装置の小型化が求められている。特に、パワー半導体装置がスイッチング素子として利用されるスイッチング電源装置の高パワー密度化に伴い、シリコンに比べて高電圧、大電流をスイッチングできる化合物半導体装置の小型化が求められている。しかしながら、トランジスタ等の能動素子や集積回路が設けられるアクティブ領域をある程度小さくすることはできるが、トランジスタ等の能動素子や集積回路とパッケージや実装基板とをワイヤーボンディング等で接続するためのボンディングパッドは、アクティブ領域の周囲の領域に設けられており、ワイヤーボンディング等を行うために比較的大きな金属面が必要であるため、半導体装置全体としての小型化は、容易ではなかった。
【0003】
これまで、半導体装置の小型化のためのボンディングパッドの配置として2通りの方法が考えられている。一つは、ボンディングパッドの一部を基板の裏側に設けるようにする方法(例えば、特許文献1参照)であり、もう一つは、ボンディングパッドの一部をアクティブ領域の上方に設けるようにする方法(例えば、特許文献2,3参照)である。
【0004】
まず、ボンディングパッドの一部を基板の裏側に設けるようにする方法を説明する。この方法では、半導体装置は、導電性基板上に化合物半導体層が形成された構造を有している。そして、ボンディングパッドの数を減らしチップを小型化するために、化合物半導体層を貫通して導電性基板に到達する溝が形成されている。さらに、溝の内部には化合物半導体層のソース領域と導電性基板とに接続されるソース電極と、ソース電極とソース領域以外の化合物半導体層とを絶縁する絶縁層とが形成されている。このような構造を有する半導体装置によれば、導電性基板の裏面に裏面電極を形成することにより、その裏面電極をソース電極のボンディングパッドとして利用することができるため、半導体装置を小型化することができる。
【0005】
次に、ボンディングパッドの一部をアクティブ領域の上方に設けるようにする方法を説明する。この方法では、半導体装置は、アクティブ領域とアクティブ領域を分離する第1の絶縁層を形成する半導体基板と、アクティブ領域と第1の絶縁層を含む半導体基板上に形成される第2の絶縁層と、第2の絶縁層上に形成される配線層と、第2の絶縁層上および配線層上に形成される第3の絶縁層と、アクティブ領域と配線層を電気的に接続する導通ビアと、第1の絶縁層上または半導体基板上の第2の絶縁層までに形成される1または2以上の第1の強度補強用ビアと、アクティブ領域上に形成されたパッシベーション層とボンディングパッドとを有している。この半導体装置では、アクティブ領域上にボンディングパッドを配置する構造とすることにより、ボンディングパッド分の面積を削減し小型化を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−124002号公報
【特許文献2】特開2005−166959号公報
【特許文献3】特開2006−5202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のボンディングパッドの一部を基板の裏側に設ける構造を利用した半導体装置では、化合物半導体層を貫通して導電性基板に到達する溝の内部に形成された絶縁層の一部をエッチングしてソース電極を形成する必要がある。そのとき、絶縁層のドライエッチング(RIE)が必須の工程であるが、絶縁層のドライエッチングを精度良く行うことが困難であり、精度良くエッチングができない場合は、半導体装置の特性劣化を引き起こす懸念がある。すなわち、ドライエッチングによる絶縁層のエッチング量が不足していれば、化合物半導体層のソース領域とソース電極の間に絶縁層の一部が残ることでソース電極の接触抵抗が増大してしまうという問題点がある。また、ドライエッチングによる絶縁層のエッチング量が過剰であれば、化合物半導体層の表面にエッチングダメージが生じ、チャネル抵抗の増大や電流コラプスの発生を引き起こしてしまうという問題点がある。
【0008】
また、従来のボンディングパッドの一部をアクティブ領域の上方に設ける構造を利用した半導体装置では、上方に設けられたボンディングパッドの電位変化により、下方に存在するアクティブ領域の半導体層が影響を受けてしまい、半導体装置の特性が変化してしまうという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、作製プロセスに起因する特性劣化を生ぜず、ボンディングパッドの電位変化による特性変化を受け難い小型化した半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る半導体装置は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
【0011】
第1の半導体装置(請求項1に対応)は、アクティブ領域と、アクティブ領域を覆う第1の絶縁層と、第1の絶縁層上に形成されるフローティング導体と、第1の絶縁層上およびフローティング導体上に形成される第2の絶縁層と、第2の絶縁層上に形成されたボンディングパッドと、アクティブ領域と前記ボンディングパッドを電気的に接続する導通ビアと、を有することを特徴とする。
第2の半導体装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第2の絶縁層上に形成される配線層と、第2の絶縁層上および配線層上に形成される第3の絶縁層と、ボンディングパッドは、第3の絶縁層上に形成され、導通ビアはアクティブ領域と配線層とボンディングパッドを電気的に接続することを特徴とする。
第3の半導体装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、アクティブ領域が、第1及び第2の主電極を有する半導体素子が形成された領域であり、配線層が、第1の主電極に接続する第1の配線層と第2の主電極に接続する第2の配線層とを有し、ボンディングパッドが、第1の主電極に接続する第1のボンディングパッドと第2の主電極に接続する第2のボンディングパッドとを有し、導通ビアが、第1の主電極と第1の配線層とを接続する第1の導通ビアと、第2の主電極と第2の配線層とを接続する第2の導通ビアと、を有することを特徴とする。
第4の半導体装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1の配線層が、平面形状が第1の導通ビアに近づくに従って幅広になる形状を有し、第2の配線層が、平面形状が第2の導通ビアに近づくに従って幅広になる形状を有することを特徴とする。
第5の半導体装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、フローティング導体が、第1の絶縁層上において所定の間隔で配置された複数の導体片からなることを特徴とする。
第6の半導体装置(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、フローティング導体が、複数の導体片からなる第1のフローティング導体と、絶縁層を介して第1のフローティング導体と対向するように形成されかつ複数の導体片からなる第2のフローティング導体と、から構成されることを特徴とする。
第7の半導体装置(請求項7に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1の主電極が、第2の主電極に向かって延伸する第1のフィールドプレートを備え、第2の主電極が、第1の主電極に向かって延伸する第2のフィールドプレートを備え、複数の導体片が、第1のフィールドプレートと第2のフィールドプレートとの間に形成されることを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、作製プロセスに起因する特性劣化を生ぜず、ボンディングパッドの電位変化による特性変化を受け難い半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図2と図3で示す第3層L3の平面図である。
【図5】図2と図3で示す第2層L2の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図2は、図1のA−A断面図であり、図3は、図1のB−B断面図である。また、図4は、図2と図3で示す第3層L3の平面図であり、図5は、図2と図3で示す第2層L2の平面図である。
【0016】
半導体装置10は、図示しない基板上に設けられたアクティブ領域12と、アクティブ領域12を覆う第1の絶縁層13と、第1の絶縁層13上に形成されるフローティング導体14と、第1の絶縁層13上およびフローティング導体14上に形成される第2の絶縁層15と、第2の絶縁層15上に形成される配線層16と、第2の絶縁層15上および配線層16上に形成される第3の絶縁層17と、第3の絶縁層17上に形成されたボンディングパッド18と、アクティブ領域12と配線層16とボンディングパッド18を電気的に接続する導通ビア19,20と、を有している。
【0017】
アクティブ領域12は、図示しない基板上に積層されたキャリア走行層11a及びキャリア供給層11bとソース電極21とドレイン電極22とゲート電極23を有するトランジスタT1が形成された領域である。トランジスタT1は、例えば、窒化ガリウム(GaN)、アルミニウム窒化ガリウム(AlGaN)または窒化インジウム(InN)等のIII族窒化物半導体系の化合物半導体から成るトランジスタである。ソース電極21とドレイン電極22に用いる金属として、例えば、チタン、アルミニウム、金、またはニッケルの合金を含むがこれらの制限されない異なる材料を用いることができる。ゲート電極23に用いる金属は、金、ニッケル、パラジウム、イリジウム、チタン、クロム、チタンとタングステンの合金、または白金シリサイドを含むがこれらに制限されない異なる材料を用いることができる。
【0018】
第1の絶縁層13と第2の絶縁層15と第3の絶縁層17には、誘電率が小さいSiOやSiNまたはポリイミド等の絶縁体が用いられる。第2の絶縁層15の厚さは、第2層L2のフィールドプレート32,33およびフローティング導体14と第3層L3の配線層16との静電容量を下げるために、厚くする必要がある。例えば、第2の絶縁層15の厚さは、1μm以上の厚さにし、好ましくは2μmの厚さにする。また、第3の絶縁層17の厚さは、上部にボンディングパッド18が形成されるため、機械的強度を考慮して、厚くする。例えば、1μm〜3μmとし、好ましくは3μmとする。特に、アクティブ領域12に形成されるトランジスタT1が窒化物半導体系の化合物半導体トランジスタである場合、400V以上の高耐圧を得ることが必要なことを考慮して、各絶縁層の厚さが決定される。
【0019】
配線層16は、図4に示すように、ソース配線24とドレイン配線25を備えている。ソース配線24とドレイン配線25に用いる金属は、アルミニウム、銅またはチタン等である。ソース配線24とドレイン配線25は、平面形状がボンディングパッド18に電気的に接続する導通ビア20に近づくに従って連続的または段階的に幅広になる形状を有する。これにより、ボンディングパッド18に電気的に接続する導通ビア20付近における電流集中およびそれに伴う電圧降下を抑制することができる。
【0020】
ボンディングパッド18は、図1に示すように、ソースパッド26とドレインパッド27を備えている。ソースパッド26とドレインパッド27に用いる金属は、アルミニウム、銅またはチタン等である。ボンディングパッド18の厚さは、機械的強度を得るために十分厚いものとし、例えば、5μmの厚さとする。
【0021】
ソース電極21とソース配線24は、ソース電極ソース配線導通ビア28によって電気的に接続されている。ドレイン電極22とドレイン配線25は、ドレイン電極ドレイン配線導通ビア29によって電気的に接続されている。ソース配線24とソースパッド26は、ソース配線ソースパッド導通ビア30によって電気的に接続されている。ドレイン配線25とドレインパッド27は、ドレイン配線ドレインパッド導通ビア31によって電気的に接続されている。これらの導通ビアは、絶縁層を貫通する孔にアルミニウム、銅またはチタン等の金属を埋め込むことによって形成されている。
【0022】
また、ソース電極21は、図5に示すように、アルミニウム、銅またはチタン等の金属からなるソースフィールドプレート32と接続され、ドレイン電極22は、アルミニウム、銅またはチタン等の金属からなるドレインフィールドプレート33と接続されている。フローティング導体14は、ソースフィールドプレート32とドレインフィールドプレート33の間に形成され、同一平面上に所定の間隔で配置された複数のアルミニウム、銅またはチタン等の金属からなる導体片14aからなる。このフローティング導体14により、ボンディングパッド18の電位変化によるアクティブ領域12に設けられたトランジスタへの影響を低減することができる。
【0023】
上記のような構造を有する半導体装置10では、図1〜図3に示すように、アクティブ領域12の上方にソース電極21およびドレイン電極22を引き出すボンディングパッド18を形成する(これらのボンディングパッドをアクティブパッドと言う)。これにより、従来のようなアクティブ領域12の周囲への比較的大きいソースパッドおよびドレインパッドを形成するスペースが不要になり、従来の構造よりも半導体装置を小型化できる。また、上記のような構造は、周知の多層配線技術により構成でき、複雑なプロセスを必要としないため、電気的特性の劣化を防止することができる。
【0024】
また、フローティング導体14を形成することで、ボンディングパッド18の下方のアクティブ領域12に形成される化合物半導体層に電荷の影響を及ぼすことを緩和できる。従って、ボンディングパッドの電位による電界の偏りの影響や外来イオンの影響による耐圧劣化、電流コラプス発生を抑制することができる。
【0025】
さらに、ソース配線24とドレイン配線25を、ボンディングパッド18に電気的に接続する導通ビア20に近づくに従って幅広にすることで、導通ビア20付近における電流集中を緩和することができる。
【0026】
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置を説明する。第2実施形態に係る半導体装置39では、図6に示すように、フローティング導体40は、2層構造を有し、同一平面上に所定の間隔で配置された複数の第1の導体片40aと、第1の導体片40aの間隔に設けられた第2の導体片40bからなる。それ以外は、第1実施形態と同様であるため、同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0027】
第1及び第2の導体片40a,40bは、第1の実施形態における導体片14aと同様に、アルミニウム、銅またはチタン等の金属から成る。第1及び第2の導体片40a,40bは、平面的に見て、互いに重なる部分を有するようにパターニングされる。また、このとき、第1及び第2の導体片40a,40bの間の絶縁層に誘電率の高い絶縁体、例えばTa等を用いることにより、フローティング導体40の結合容量を増やし高耐圧化を図ることができ、よりフローティング導体40の効果を高めることができるようになる。
【0028】
以上のように、本実施形態によれば、作製プロセスに起因する特性劣化を生ぜず、ボンディングパッドの電位変化による特性変化を受け難い小型化した半導体装置を提供することができる。
【0029】
次に、本発明の第3実施形態に係る半導体装置を説明する。第3実施形態に係る半導体装置50では、図7に示すようにフローティング導体51は、3層構造を有し、第1の同一平面上に所定の間隔で配置された複数の第1の導体片51aと、間隔に設けられた複数の第2の導体片51bと、第1の同一平面とは別の第2の同一平面上に配置された複数の第3の導体片51cからなること以外は、第1または第2実施形態で説明した半導体装置と同様である。そのため、第1実施形態と同一である構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0030】
第1、第2及び第3の導体片51a,51b,51cは、第1の実施形態における導体片14aと同様に、アルミニウム、銅またはチタン等の金属から成る。第1、第2及び第3の導体片51a,51b,51cは、平面的に見て、互いに重なる部分を有するようにパターニングされる。さらに、このとき、第1、第2、及び第3の導体片51a,51b,51cの間の絶縁層に誘電率の高い絶縁体、例えばTa等を用いることができる。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、作製プロセスに起因する特性劣化を生ぜず、ボンディングパッドの電位変化による特性変化を受け難い小型化した半導体装置を提供することができる。
【0032】
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。また、実施例同士を組み合わせても良い。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る半導体装置は、高周波・高耐圧動作の電力素子としての半導体装置等に利用される。
【符号の説明】
【0034】
10 半導体装置
11 基板
12 アクティブ領域
13 第1の絶縁層
14 フローティング導体
15 第2の絶縁層
16 配線層
17 第3の絶縁層
18 ボンディングパッド
19 導通ビア
20 導通ビア
21 ソース電極
22 ドレイン電極
23 ゲート電極
24 ソース配線
25 ドレイン配線
26 ソースパッド
27 ドレインパッド
28 ソース電極ソース配線導通ビア
29 ドレイン電極ドレイン配線導通ビア
30 ソース配線ソースパッド導通ビア
31 ドレイン配線ドレインパッド導通ビア
32 ソースフィールドプレート
33 ドレインフィールドプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクティブ領域と、
前記アクティブ領域を覆う第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層上に形成されるフローティング導体と、
前記第1の絶縁層上およびフローティング導体上に形成される第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層上に形成されたボンディングパッドと、
前記アクティブ領域と前記ボンディングパッドを電気的に接続する導通ビアと、
を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記第2の絶縁層上に形成される配線層と、
前記第2の絶縁層上および前記配線層上に形成される第3の絶縁層と、
前記ボンディングパッドは、前記第3の絶縁層上に形成され、
前記導通ビアは前記アクティブ領域と前記配線層と前記ボンディングパッドを電気的に接続することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記アクティブ領域は、第1及び第2の主電極を有する半導体素子が形成された領域であり、
前記配線層は、前記第1の主電極に接続する第1の配線層と前記第2の主電極に接続する第2の配線層とを有し、
前記ボンディングパッドは、前記第1の主電極に接続する第1のボンディングパッドと前記第2の主電極に接続する第2のボンディングパッドとを有し、
前記導通ビアは、前記第1の主電極と前記第1の配線層とを接続する第1の導通ビアと、
前記第2の主電極と前記第2の配線層とを接続する第2の導通ビアと、を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の配線層は、平面形状が前記第1の導通ビアに近づくに従って幅広になる形状を有し、
前記第2の配線層は、平面形状が前記第2の導通ビアに近づくに従って幅広になる形状を有することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記フローティング導体は、前記第1の絶縁層上において所定の間隔で配置された複数の導体片からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記フローティング導体は、複数の導体片からなる第1のフローティング導体と、絶縁層を介して前記第1のフローティング導体と対向するように形成されかつ複数の導体片からなる第2のフローティング導体と、から構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1の主電極は、前記第2の主電極に向かって延伸する第1のフィールドプレートを備え、
前記第2の主電極は、前記第1の主電極に向かって延伸する第2のフィールドプレートを備え、
前記複数の導体片は、前記第1のフィールドプレートと前記第2のフィールドプレートとの間に形成されることを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−33837(P2012−33837A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−174255(P2010−174255)
【出願日】平成22年8月3日(2010.8.3)
【出願人】(000106276)サンケン電気株式会社 (982)
【Fターム(参考)】