説明

二重ゲート電極構造を含む半導体装置及びその製造方法

【課題】漏洩電流発生を最小化すると同時にオン電流(On current)を増加させ得る二重ゲート電極構造を含む半導体装置及びその製造方法が提供される。
【解決手段】本発明による半導体装置は、基板に配置されるゲート電極と、前記ゲート電極の両端に各々隣接するように前記基板に配置される第1不純物注入領域及び第2不純物注入領域と、前記第1不純物注入領域と前記第2不純物注入領域との間に配置されるチャンネル領域を含み、前記ゲート電極は前記第1不純物注入領域に隣接する第1サブゲート電極と前記第2不純物注入領域に隣接する第2サブゲート電極と、を含み、前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極とは前記チャンネル領域の上に配置される。この半導体装置では1つのチャンネル領域が2つのサブゲートによって独立的に制御されて漏洩電流発生を最小化できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
小型化、多機能化及び/又は低い製造単価等の特性によって半導体素子は電子産業で重要な要素として脚光を浴びている。しかし、電子産業が高度に発展することによって、半導体素子の高集積化傾向が深化している。半導体素子の高集積化のために、半導体素子のパターンの線幅が段々微細化されている。しかし、近年のパターンの微細化は新しい露光技術及び/又は高い費用の露光技術等を必要とするので、半導体素子の高集積化が段々難しくなっている。これにしたがって、近年、新しい集積技術に対する多くの研究が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国特許公開第10−2011−0001261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は漏洩電流発生を最小化すると同時にオン電流(On current)を増加させ得る半導体装置を提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は前記半導体装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を達成するための発明による半導体装置は、基板に配置されるゲート電極と、前記ゲート電極の両端に各々隣接するように前記基板に配置される第1不純物注入領域及び第2不純物注入領域と、前記第1不純物注入領域と前記第2不純物注入領域との間に配置されるチャンネル領域とを含み、前記ゲート電極は前記第1不純物注入領域に隣接する第1サブゲート電極と前記第2不純物注入領域に隣接する第2サブゲート電極と、を含み、前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極とは前記チャンネル領域の上に配置される。
【0007】
本発明の一実施形態において、前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極とは前記基板の上部面の上に並べて配置され得る。この時、前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極とは各々前記基板の上を横切るように延長されて第1サブワードラインと第2サブワードラインとを構成でき、前記第1サブワードラインと前記第2サブワードラインとの端部の幅は前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極との幅より広いことがあり得る。
【0008】
本発明の他の実施形態において、前記第1サブゲート電極は前記基板内に配置してもよく、前記第2サブゲート電極は前記基板内で前記第1サブゲート電極の上に配置してもよい。
【0009】
前記第1不純物注入領域及び前記第2不純物注入領域は前記基板の表面から前記基板内へ延長され得る。この時、前記第1不純物注入領域の下部面は前記第2不純物注入領域の下部面より低くてもよく、前記第2不純物注入領域の下部面は前記第2サブゲート電極の下部面より高くてもよい。
【0010】
前記第1不純物注入領域と前記第2不純物注入領域との中で少なくとも1つの幅は5nm〜20nmであり得る。
【0011】
前記半導体装置は、前記基板の上で前記第1不純物注入領域及び前記第2不純物注入領域と各々接する第1導電パッド及び第2導電パッドをさらに包含でき、前記第1導電パッドと前記第2導電パッドとは、前記第1不純物注入領域と前記第2不純物注入領域との中で少なくとも1つの幅より広い幅を有し得る。
【0012】
また、前記第2不純物注入領域は前記基板の表面に隣接して配置してもよく、前記第1不純物注入領域は前記第1サブゲート電極より低い位置に配置してもよい。
【0013】
前記半導体装置は、前記基板の上に配置され、前記第1不純物注入領域と電気的に連結されるビットラインと、前記基板を貫通して前記ビットラインと前記第1不純物注入領域と同時に接し、前記ゲート電極から絶縁されるコンタクトと、をさらに包含できる。
【0014】
前記基板はセルアレイ領域と周辺回路領域とを包含してもよい。この時、前記半導体装置は、前記周辺回路領域に配置される周辺回路ゲート電極をさらに包含してもよく、前記周辺回路ゲート電極は前記ビットラインと同一な物質を包含してもよい。
【0015】
前記半導体装置は、前記基板内で前記第1不純物注入領域と接するビットラインをさらに包含してもよい。
【0016】
前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極とは各々前記基板内部を横切るように延長されて第1サブワードラインと第2サブワードラインとを構成でき、前記第1サブワードラインの端部の側壁は前記第2サブワードラインの端部の側壁と垂直的に重畳されなくてもよい。
【0017】
前記第1サブワードラインの端部と第2サブワードラインの端部とは'L'字形状を有し、前記第1サブワードラインの端部の上部面は前記第2サブワードラインの上部面と共面を成し得る。
【0018】
また、前記第1サブワードラインと第2サブワードラインとの端部は前記基板の上へ延長されて互いに階段形状を成し得る。
【0019】
前記第1サブゲート電極と第2サブゲート電極とは半円断面を有し得る。
【0020】
前記半導体装置は、前記第2不純物注入領域の上に配置され、前記第2不純物注入領域と電気的に連結されるデータ格納要素をさらに包含できる。前記データ格納要素はキャパシターでもよく、前記半導体装置はDRAMでもよい。前記キャパシターに格納されたデータを維持している(待機モード)間に、前記第1サブゲートと前記第2サブゲートには互いに異なる電圧が印加され得る。前記第1サブゲートへ印加される電圧は、望ましくは前記第2サブゲートへ印加される電圧より低い。具体的には、前記第1サブゲートへ印加される電圧は0Vより小さくてもよく、前記第2サブゲートへ印加される電圧は0V以上でもよい。
【0021】
一実施形態において、前記半導体装置は、前記第1サブゲート電極と前記基板との間に介在する第1ゲート絶縁膜と、前記第2サブゲート電極と前記基板の間に介在する第2ゲート絶縁膜と、をさらに包含でき、この時、前記第2ゲート絶縁膜又は前記第1ゲート絶縁膜は延長されて前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極との間に介在され得る。
【0022】
他の実施形態において、前記半導体装置は、前記第1サブゲート電極と前記基板と間に介在する第1ゲート絶縁膜をさらに包含でき、前記第1ゲート絶縁膜は延長されて前記第2サブゲート電極と前記基板との間、及び前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極との間に介在され得る。
【0023】
前記他の課題を達成するための発明による半導体装置の製造方法は、基板に互いに分離された第1サブゲートと第2サブゲートとを形成する段階と、前記第1サブゲートに隣接する前記基板に第1不純物注入領域を形成する段階と、前記第2サブゲートに隣接する前記基板に第2不純物注入領域を形成する段階と、を含む。
【0024】
本発明の一実施形態による半導体装置は、互いに分離されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、を包含できる。この時、前記制御ゲート構造は、前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極、及び前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域上の第2ゲート電極を含み、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁され得る。
【0025】
本発明の他の実施形態による半導体装置は、互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板、前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造、及び前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結されるデータ格納キャパシターを包含できる。この半導体メモリ装置の動作方法は、書込み/読出し電圧を前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間に前記チャンネル領域を通じて電流が流れるようにする段階と、前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記第1ソース/ドレーン領域、前記チャンネル領域、及び前記第2ソース/ドレーン領域を通じて前記データ格納キャパシターへ書込み信号を印加して前記データ格納キャパシターをチャージ/ディスチャージすることにより前記データ格納キャパシターにデータ値を書き込む段階と、前記書込み信号を印加した後に、前記チャンネル領域に隣接する前記制御ゲート構造の他の部分へ異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加して前記データ格納キャパシターのデータ値を維持する段階と、を包含できる。
【0026】
本発明のその他の実施形態による半導体メモリ装置は、互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結されたデータ格納キャパシターと、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域に連結されたコントローラと、を包含できる。この時、前記コントローラは前記第1及び第2ソース/ドレーン領域と連結され、前記コントローラは前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ書込み/読出し電圧を印加し、前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記第1ソース/ドレーン領域、前記チャンネル領域、及び前記第2ソース/ドレーン領域を通じて前記データ格納キャパシターへ書込み信号を印加して前記データ格納キャパシターをチャージ/ディスチャージし、それによって、前記データ格納キャパシターにデータ値を書き込み、前記書込み信号を印加した後に、前記チャンネル領域に隣接する前記制御ゲート構造の他の部分へ互いに異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加して前記データ格納キャパシターの前記データ値を維持できる。
【0027】
本発明のその他の実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板に互いに離隔された第1及び第2ソース/ドレーン領域を形成して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間にチャンネル領域を定義する段階と、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域の上に制御ゲート構造を形成する段階と、を包含できる。この時、前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上に第1ゲート電極と前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上に第2ゲート電極とを包含できる。前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁され得る。
【0028】
本発明のその他の実施形態による半導体装置は、互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板、及び前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、を含み、前記チャンネル領域を含む前記半導体基板の表面は実質的に平らであり、前記制御ゲート構造は、前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極、及び前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極を包含できる。この時、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁され得る。
【0029】
本発明のその他の実施形態による半導体装置は、トレンチと第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、前記トレンチ内の制御ゲート構造と、を含み、前記トレンチは前記半導体基板内に位置し、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域は前記トレンチの両側面の上に配置されて前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記トレンチに隣接する前記半導体基板の部分を通じてチャンネル領域を定義し、前記制御ゲート構造は前記トレンチ内の前記チャンネル領域の上に第1及び第2ゲート電極を含み、前記第2ゲート電極は前記第1ゲート電極と前記半導体基板の表面との間に位置し、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁され得る。
【0030】
本発明のその他の実施形態による半導体装置は、トレンチと第1及び第2ソース/ドレーン領域とを含む半導体基板と、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域の上の前記トレンチ内の制御ゲート構造と、を含み、前記トレンチは前記半導体基板内で第1及び第2側壁を包含するように位置し、前記第1ソース/ドレーン領域は前記トレンチの前記第1側壁に隣接する前記半導体基板の表面に位置し、前記第2ソース/ドレーン領域は前記トレンチの底に隣接し、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で定義されるチャンネル領域は前記第1側壁に沿って位置し、前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極と、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極と、を含み、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁され得る。
【0031】
本発明のその他の実施形態による半導体装置は、互いに離隔されてその間に第1チャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域と、互いに離隔されてその間に第2チャンネル領域を定義する第3及び第4ソース/ドレーン領域とを含む半導体基板と、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記第1チャンネル領域の上の第1制御ゲート構造と、前記第3及び第4ソース/ドレーン領域の間で前記第2チャンネル領域の上の第2制御ゲート構造と、を含み、前記第1ゲート構造は、前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第1ゲート電極、及び前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第2ゲート電極を含み、前記第1及び第2ゲート電極は互いに電気的に絶縁され、前記第2制御ゲート構造は前記第3及び第4ソース/ドレーン領域の間で延長される前記第2チャンネル領域の上の連続的なゲート電極を包含できる。
【0032】
本発明のその他の実施形態による半導体装置は、共通チャンネル領域を制御する第1及び第2ワードラインを含む。
【発明の効果】
【0033】
本発明の一実施形態による半導体装置ではゲート電極が第1サブゲート電極と第2サブゲート電極とを包含することによって、チャンネル領域が2つのサブゲートによって独立的に制御され得る。前記第1サブゲート電極と前記第2サブゲート電極に互いに異なる電圧を印加することによって、GIDL現象による漏洩電流発生を最小化すると同時にオン電流を増加させ得る。
【0034】
また、不純物注入領域の幅を減少させてサブゲートパターンの幅を相対的に広くするので、サブ閾値特性を改善し、散布を減少させ得る。また、幅を減少させた前記不純物注入領域の上に相対的に広い幅を有するパッドを形成することによって、前記パッドによるコンタクト形成工程が容易に行われ、コンタクト抵抗を減少させ得る。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は本発明の一実施形態による半導体装置の回路図を示す。
【図2】本発明の一実施形態による半導体装置の断面図を示す。
【図3A】本発明の他の実施形態による半導体装置の断面図である。
【図3B】本発明のその他の実施形態による半導体装置の断面図である。
【図4】本発明の実施形態1による半導体装置の平面図を示す。
【図5】図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。
【図6A】本発明の実施形態1の単位セル記憶素子の回路図を示す。
【図6B】本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生される漏洩電流量を示すグラフである。
【図6C】本発明の構造(a)とゲート電極が1つである構造(b)とで発生される漏洩電流量をシミュレーションした図である。
【図6D】本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生されるソース−ドレーンの間の電流量を示すグラフである。
【図6E】本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生されるソース−ドレーンの間の電流量を示すグラフである。
【図6F】本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生されるソース−ドレーンの間の電流量を示すグラフである。
【図7】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図8】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図9】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図10】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図11】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図12】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図13】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図14】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図15】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図16】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図17】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図18】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図19】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図20】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図21】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図22】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図23】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図24】図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図25】本発明の実施形態2によって図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。
【図26】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図27】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図28】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図29】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図30】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図31】図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図32】本発明の実施形態3によって図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。
【図33】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図34】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図35】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図36】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図37】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図38】図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図39】本発明の実施形態4による半導体装置の平面図である。
【図40】図39をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【図41】図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図42】図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図43】図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図44】図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図45】図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図46】本発明の実施形態5によって図39をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【図47】図46の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図48】図46の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図49】図46の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図50】図46の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図51】本発明の実施形態6による半導体装置の平面図である。
【図52】図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【図53】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図54】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図55】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図56】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図57】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図58】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図59】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図60】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図61】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図62】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図63】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図64】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図65】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図66】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図67】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図68】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図69】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図70】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図71】図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図72】本発明の実施形態7によって図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【図73】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図74】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図75】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図76】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図77】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図78】図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図79】本発明の実施形態8によって図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【図80】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図81】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図82】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図83】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図84】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図85】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図86】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図87】図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図88】本発明の実施形態9による半導体装置の平面図である。
【図89】図88をD−D'線、E−E'線、F−F'線及びG−G'線に沿って切断した断面図を示す。
【図90】実施形態9による半導体装置の単位セルトランジスターの斜視図を示す。
【図91】図89の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図92】図89の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図93】図89の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図94】図89の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【図95】本発明の実施形態10によって図88をD−D'線、E−E'線、F−F'線及びG−G'線に沿って切断した断面図を示す。
【図96】本発明の実施形態11による半導体装置の平面図である。
【図97】本発明の実施形態11によって図96をH−H'線、I−I'線、J−J'線及びK−K'線に沿って切断した断面図を示す。
【図98】実施形態11による半導体装置の単位セルトランジスターの斜視図を示す。
【図99】本発明の技術的思想に基づいた半導体素子を含む電子装置を図式的に説明したブロック図である。
【図100】本発明の技術的思想に基づいた半導体素子を含むメモリシステムを図式的に説明したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び長所は、添付された図面と関連された以下の望ましい実施形態を通じて容易に理解できる。しかし、本発明はここで説明される実施形態に限定されることなく他の形態に具体化できる。ここで紹介される実施形態は本発明の思想の実施例を開示し、当業者に本発明の思想が十分に伝達できるようにするために提供される。
【0037】
本明細書で、ある膜(又は層)が他の膜(又は層)又は基板の上にあったと言及される場合に、それは他の膜(又は層)又は基板の上に直接形成できるか、又はそれらの間に第3の膜(又は層)が介在され得る。また、ゲート電極がチャンネル領域の上にあると言及される場合、それはゲート電極がチャンネル領域の上又は横に配置され得ることを意味する。また、図面において、構成の大きさ及び厚さ等は明確性のために誇張されていることがある。また、本明細書の多様な実施形態で第1、第2、第3等の用語が多様な領域、膜(又は層)等を記述するために使用されるが、これらの領域、膜(又は層)はこのような用語によって限定されない。これらの用語は単なる所定の領域、膜(又は層)を他の領域、膜(又は層)と区別するために使用されただけである。したがって、いずれか一つの実施形態で第1膜質として言及された膜質が、他の実施形態では第2膜質として言及されることもあり得る。ここに説明され、例示される各実施形態はその相補的な実施形態も含む。本明細書で'及び/又は'という表現は前後に並べた構成要素の中で少なくとも1つを含む意味に使用される。明細書全体において同一な参照番号で表示された部分は同一な構成要素を示す。
【0038】
図1は本発明の一実施形態による半導体装置の回路図を示す。
【0039】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態による半導体装置に含まれる1つのトランジスターでは第1ソース/ドレーンSD1と第2ソース/ドレーンSD2との間に配置されるチャンネル領域Cを調節するゲートGが第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2とで構成される。前記チャンネル領域Cは前記第1サブゲートSG1に隣接する第1チャンネル領域C1と前記第2サブゲートSG2に隣接する第2チャンネル領域C2とを含む。前記第1サブゲートSG1は前記第1ソース/ドレーンSD1に隣接し、前記第2サブゲートSG2は前記第2ソース/ドレーンSD2に隣接する。前記第1チャンネル領域C1は前記第1サブゲートSG1へ印加される電圧によって調節され、前記第2チャンネル領域C2は前記第2サブゲートSG2へ印加される電圧によって調節され得る。前記第1ソース/ドレーンSD1と前記第2ソース/ドレーンSD2との間の電荷移動は前記第1チャンネル領域C1から前記第2チャンネル領域C2へ進行するか、或いは反対に前記第2チャンネル領域C2から前記第1チャンネル領域C1へ進行され得る。前記第1サブゲートSG1へ印加する電圧と前記第2サブゲートSG2へ印加する電圧とを互いに独立的に調節することによって、前記サブゲートSG1、SG2によって前記ソース/ドレーンSD1、SD2に発生する漏洩電流を最小化できる。また、前記トランジスターの閾値以下での特性(サブ閾値特性)を改善できる。図1に示すような回路構造を有するトランジスターは閾値電圧を低くするように設計できる。このようにして、オン電流を増加させることができる。
【0040】
図1の回路構造を有するトランジスターは多様な半導体装置に適用され得る。例えば、DRAMやSRAMのセルアレイ領域や周辺回路領域に配置されるMOSトランジスターに応用され得る。また、不揮発性メモリ素子においてストリング選択トランジスター又は接地選択トランジスターのような選択トランジスターとしても応用され得る。
【0041】
具体的な一実施形態として、図1の回路構造を有するトランジスターはロジック回路において'AND'ゲートのように動作できる。表1は前記サブゲートSG1、SG2を含むトランジスターの論理表である。
【0042】
【表1】

【0043】
表1を参照すれば、前記サブゲートSG1、SG2の両方がオンである場合、前記全体ゲートGはオンになる。しかし、前記サブゲートSG1、SG2の中で少なくとも1つがオフである場合、前記全体ゲートGはオフになる。
【0044】
次に図1の回路構造を有するトランジスターを具現した例を説明する。
【0045】
図2は本発明の一実施形態による半導体装置の断面図を示す。
【0046】
図2を参照すれば、基板1の上にゲートGが配置される。前記基板1は半導体物質を包含できる。前記基板1は例えばシリコン単結晶を包含できる。前記ゲートGの両側の前記基板1内には各々第1不純物注入領域10と第2不純物注入領域20とが配置される。前記第1不純物注入領域10と前記第2不純物注入領域20とは各々図1の第1ソース/ドレーンSD1と第2ソース/ドレーンSD2に対応され得る。前記ゲートGは第1サブゲートパターンSG1と第2サブゲートパターンSG2とを包含できる。前記第1サブゲートパターンSG1は前記第1不純物注入領域10に隣接するように配置される。前記第2サブゲートパターンSG2は前記第2不純物注入領域20に隣接するように配置される。前記サブゲートパターンSG1、SG2は前記不純物注入領域10、20の間のチャンネル領域の上に配置される。前記第1ゲート不純物注入領域10は前記第1サブゲートパターンSG1の下部へ延長され得るが、前記第2サブゲートパターンSG2の下部まで至らない。即ち、前記第1ゲート不純物注入領域10は前記第2サブゲートパターンSG2と垂直的に重畳されない。また、前記第2ゲート不純物注入領域20は前記第2サブゲートパターンSG2の下部へ延長され得るが、前記第1サブゲートパターンSG1の下部まで至らない。即ち、前記第2ゲート不純物注入領域20は前記第1サブゲートパターンSG1と垂直的に重畳されない。
【0047】
前記サブゲートパターンSG1、SG2はドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン、ドーピングされたゲルマニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタニウム、窒化タンタル等)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)、金属−半導体化合物(例えば、タングステンシリサイド、コバルトシリサイド、チタニウムシリサイド等)等を含むグループから選択された少なくとも1つを包含できる。
【0048】
前記第1サブゲートパターンSG1と前記基板1との間には第1ゲート絶縁膜32が介在され、前記第2サブゲートパターンSG2と前記基板1との間には第2ゲート絶縁膜42が介在する。前記第2ゲート絶縁膜42は延長されて前記第1サブゲートパターンSG1と前記第2サブゲートパターンSG2との間に介在する。図2では前記第2ゲート絶縁膜42が延長されて前記第1サブゲートパターンSG1と前記第2サブゲートパターンSG2との間に介在するが、前記第2ゲート絶縁膜42の代わりに、前記第1ゲート絶縁膜32が延長されて前記第1サブゲートパターンSG1と前記第2サブゲートパターンSG2との間に介在することも可能である。前記ゲート絶縁膜32、42はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及び高誘電物質等を含むグループから選択される少なくとも1つを包含できる。仮に、前記サブゲートパターンSG1、SG2の中で少なくとも1つが金属含有膜で形成されれば、そのサブゲートパターンと基板1との間に介在するゲート絶縁膜は高誘電膜で形成され得る。
【0049】
前記第1サブゲートパターンSG1と前記第2サブゲートパターンSG2の上にはキャッピング膜パターン50が配置され、前記第1サブゲートパターンSG1の一側面と前記第2サブゲートパターンSG2の他の側面は絶縁スペーサー52で覆われる。前記キャッピング膜パターン50はシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、又はシリコン酸化窒化膜を包含できる。
【0050】
図2では図1の回路構造を有するトランジスターが基板1の上に配置される構造を説明した。次に図1の回路構造を有するトランジスターが基板1内に配置される構造に対して説明する。
【0051】
図3Aは本発明の他の実施形態による半導体装置の断面図である。
【0052】
図3Aを参照すれば、基板1に素子分離膜3、STIが配置されて活性領域が定義される。前記基板1内に前記素子分離膜3と離隔されるように第1サブゲートパターンSG1と第2サブゲートパターンSG2が配置される。前記基板1は例えばP形不純物でドーピングされ得る。前記第1サブゲートパターンSG1は前記第2サブゲートパターンSG2の下部に配置される。前記第2サブゲートパターンSG2の上にはキャッピング膜パターン50が配置される。前記キャッピング膜パターン50は前記基板1の上部面と同一な高さの上部面を有し得る。前記第1サブゲートパターンSG1の側面と前記基板1との間、及び前記第1サブゲートパターンSG1の下部面と前記基板1との間には第1ゲート絶縁膜32が介在する。前記第2サブゲートパターンSG2の側面と前記基板1との間、及び前記第1サブゲートパターンSG1と前記第2サブゲートパターンSG2との間には第2ゲート絶縁膜42が介在する。前記第1サブゲートパターンSG1の両側に隣接する前記基板1には第1不純物注入領域10と第2不純物注入領域20とが配置される。前記第1不純物注入領域10と前記第2不純物注入領域20とは例えばN形不純物でドーピングされ得る。前記第1不純物注入領域10と前記第2不純物注入領域20との中で少なくとも1つの幅は5nm〜20nmであり得る。
【0053】
前記第1不純物注入領域10の深さは前記第2不純物注入領域20と異なってもよい。前記第1不純物注入領域10は前記基板1の表面から前記第1サブゲートパターンSG1の上部面の深さより深く延長できる。前記第2不純物注入領域20の深さD2は前記第1不純物注入領域10の深さD1より浅いことがあり得る。前記第2不純物注入領域20の下部面は前記第2サブゲートパターンSG2の下部面より高いことがあり得る。前記第1不純物注入領域10と前記第2不純物注入領域20との間のチャンネル領域CはU字形状を有し得る。
【0054】
前記基板1の上には第1パッド61と第2パッド62とが互いに離隔されるように配置される。前記第1パッド61は前記第1不純物注入領域10と接し、前記第2パッド62は前記第2不純物注入領域20と接する。前記第1パッド61と前記第2パッド62とは例えばポリシリコン膜に前記第1及び第2不純物注入領域10、20と同一なN形不純物がドーピングされることによって形成され得る。また、前記第1及び第2パッド61、62は導電膜で形成され得る。前記第1及び第2パッド61、62の幅W1は前記第1及び第2不純物注入領域10、20の中で少なくともいずれか1つの幅W2より広いことが望ましい。
【0055】
図3Aの半導体装置は基板1内に埋め込まれた(buried)ゲート構造を有する。図3Aの半導体装置では前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2に互いに異なる電圧を印加することによって、GIDL(Gate−induced drain leakge)現象による漏洩電流を防止できる。また、前記サブゲートSG1、SG2を含むトランジスターの閾値電圧を低くなるように設計することによって、動作状態でオン電流を増加させ得る。これを以下で具体的に説明する。
【0056】
一般的な、RCAT(Recessed Channel Array Transistor)やBCAT(Buried Channel Array Transistor)では少なくとも1つのゲートの一部が基板内に埋め込まれた構造を有する。これは図3Aで第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2とが、間に介在するゲート絶縁膜42無しで1つに連結された形態と類似であり得る。このような構造でソースとドレーンとは基板表面に配置され得る。したがって、ソース/ドレーンと前記ゲートは前記基板内で水平的に重畳されるようになる。ソース/ドレーンとゲートが水平的に重なる面積が広くなるほど、GIDL現象による漏洩電流が発生する確率が大きくなる。GIDL現象は前記ソース/ドレーンに隣接する前記ゲートへ印加する電圧と前記ソース/ドレーンへ印加する電圧との間の差異が大きいほど、発生し易い。例えば、ソース/ドレーンへ第1電圧V1が印加され、前記ゲートへ第2電圧V2が印加されれば、前記ソース/ドレーンと前記ゲートとの間の電圧差はV2−V1になる。
【0057】
しかし、図3Aに示したように、本発明ではゲートが第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2とに分けられる。例えば、前記第2不純物注入領域20へ第1電圧V1が印加され、前記第1サブゲートSG1へ第2電圧V2が印加されれば、前記第2不純物注入領域20に隣接する前記第2サブゲートSG2へは前記第1電圧V1と前記第2電圧V2との間の電圧が印加され得る。もし、前記第2サブゲートSG2へ(V2+V1)/2の電圧が印加されれば、前記第2サブゲートSG2と前記第2不純物注入領域20との間の電圧差は(V2−V1)/2になり、ゲート電極が1つである構造より小さくなる。したがって、GIDL現象の発生を最小化できる。
【0058】
また、BCAT(Buried Channel Array Transistor)構造では1つのゲート電極が基板内に埋め込まれる。仮に、GIDL現象のみを最小化するために、ゲート電極がソース/ドレーンと離れるように前記基板内に埋め込まれれば、ゲートによる電界の影響が下がることによって、ソース/ドレーン抵抗が増加する問題点がある。
【0059】
しかし、本発明の図3Aの構造で前記第2サブゲートSG2が前記第2不純物注入領域20と水平的に重畳されるので、ソース/ドレーン抵抗の増加を防止できる。一方、本発明の図3Aの構造は閾値電圧を低くするように設計できる。閾値電圧を低くすることによって、動作状態でオン電流を増加させ得る。閾値電圧を低くする場合、漏洩電流が発生する確率が大きくなる。しかし、上のように前記サブゲートSG1、SG2へ互いに異なる電圧を印加することによって、漏洩電流発生を最小化できる。したがって、漏洩電流の発生を最小化すると同時に閾値電圧が低くなるように設計することによって、動作状態でオン電流を増加させ得る。
【0060】
また、半導体装置の高集積化によって、一般的なBCAT構造でもゲートCD(Critical dimension)が減少することによって、トランジスターの特性が低下し、閾値電圧分布が増加する。しかし、本発明では、サブゲートの幅を広くし、不純物注入領域10、20の幅を5nm水準まで減らすことによって、相対的にチャンネルの長さが長くなり、閾値電圧以下での電圧−電流グラフの勾配特性(又は、サブ閾値特性)を向上させることができ、閾値電圧分布も改善させ得る。また、前記不純物注入領域10、20の幅を5nm〜20nm水準まで減らす代わりに、これより広い幅を有する第1及び第2パッド61、62を上部に配置することによって、後の前記パッド61、62の上にコンタクトを形成する工程を容易にし、形成されたコンタクト抵抗を減少させ得る。
【0061】
図3Bは本発明のその他の実施形態による半導体装置の断面図である。図3Bは本発明の概念をVCAT(Vertical Channel Array Transistor)構造に適用した一実施形態を示す。
【0062】
図3Bを参照すれば、基板1の表面に第2不純物注入領域20が配置され、前記第2不純物注入領域20の下部の前記基板1内に第1不純物注入領域10が配置される。前記第2不純物注入領域20と前記第1不純物注入領域10との間のチャンネル領域Cは前記基板1内で垂直になる方向に配置される。前記チャンネル領域に隣接するように前記基板1内に第1サブゲートパターンSG1と第2サブゲートパターンSG2とが垂直的に重畳されるように配置される。前記第1不純物注入領域10の上部面は前記第1サブゲートパターンSG1の上部面より低い。前記第2不純物注入領域20の下部面は前記第2サブゲートパターンSG2の下部面より高い。
【0063】
図3Bで素子分離膜とゲート絶縁膜に対する図示は省略する。前記基板1は前記第1不純物注入領域10の下部及び前記サブゲートパターンSG1、SG2の両側面方向へ延長される。前記チャンネル領域Cは前記基板1の下部に連結され得る。前記2つのサブゲートパターンSG1、SG2は前記チャンネル領域Cの上に(または横に)形成される。
【0064】
次により具体的に本発明の概念を適用した実施形態を説明する。
【0065】
<実施形態1>
図4は本発明の実施形態1による半導体装置の平面図を示す。図5は図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。図6は本発明の実施形態1の単位セルトランジスターの回路図を示す。本実施形態1による半導体装置は基板内に埋め込まれたゲートとU字形チャンネル構造とを有するDRAM装置であり得る。
【0066】
具体的に、図4及び5を参照すれば、基板1に素子分離膜FOX(3)が配置されて活性領域ARが定義される。前記基板1はセルアレイ領域CARと周辺回路領域PCRとを含む。前記セルアレイ領域CARで基板1の上には平面的に第1方向Xへ延長される複数個の互いに平行なビットラインBL(80b)が配置される。前記基板1内には平面的に前記第1方向Xと直交する第2方向Yへ延長される複数個の互いに平行なワードラインWLが配置される。前記ワードラインWLと前記ビットラインBLとが交差する地点で前記活性領域ARが配置される。前記活性領域ARは平面的にバー(bar)形状を有し、前記第1方向Xと第2方向Yとの両方に対して非垂直になる(non−perpendicular)第3方向Sへ長く配置され得る。第4方向Zは前記第1乃至第3方向X、Y、Sの全てに対して垂直になる方向である。図5でA−A'線に対する断面はZ−S断面を示し、B−B'線に対する断面はZ−Y断面を示し、そしてC−C'線に対する断面はZ−X断面を示す。前記ワードラインWLの各々は垂直に重畳された第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2とを含む。
【0067】
続いて、第1サブゲートSG1は前記第2方向Yへ延長されて前記第1サブワードラインSWL1を構成する。第2サブゲートSG2は前記第2方向Yへ延長されて前記第2サブワードラインSWL2を構成する。前記第1サブゲートSG1は前記第2サブゲートSG2の下部に配置される。前記第1サブゲートSG1と前記基板1との間には第1ゲート絶縁膜32が介在する。前記第2サブゲートSG2と前記基板1との間には第2ゲート絶縁膜42が介在する。前記第2ゲート絶縁膜42は延長されて前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との間に介在する。
【0068】
前記第2サブゲートSG2の両側面に隣接する前記基板1には各々第1不純物注入領域SD1(10)と第2不純物注入領域SD2(20)とが配置される。前記第1不純物注入領域SD1(10)と前記第2不純物注入領域SD2(20)との深さは同一でもよい。しかし、望ましくは、前記第1不純物注入領域SD1(10)は前記基板1の表面から内部へ、前記第2不純物注入領域SD2(20)より深く延長される。即ち、前記第1不純物注入領域SD1(10)の下部面は望ましくは前記第2不純物注入領域SD2(20)の下部面より低い。前記第1不純物注入領域SD1(10)の下部面は前記第1サブゲートSG1の上部面より低い。したがって、前記第1不純物注入領域SD1(10)の下部面は前記第1サブゲートSG1の側壁に隣接するように配置される。前記第2不純物注入領域SD2(20)の下部面は第2サブゲートSG2の下部面より高い。前記第1不純物注入領域SD1(10)と前記第2不純物注入領域SD2(20)との中で少なくとも1つの幅は望ましくは5nm〜20nmであり得る。前記基板1には例えばP形のドーパントがドーピングされ得る。前記第1及び第2不純物注入領域10、20には例えばN形のドーパントがドーピングされ得る。本発明では、不純物注入領域10、20の幅を5nm水準まで減らすことによって、相対的にサブゲートSG1、SG2の幅を広くすることができるので、相対的にチャンネルの長さが長くなって、閾値電圧の下での勾配(又はサブ閾値特性)や閾値電圧分布を改善させ得る。
【0069】
前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2とは導電物質で形成され得る。例えば、前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2とはドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン、ドーピングされたゲルマニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタニウム、窒化タンタル等)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)、金属−半導体化合物(例えば、タングステンシリサイド、コバルトシリサイド、チタニウムシリサイド等)等から選択された少なくとも1つを包含できる。前記ゲート絶縁膜32、42は酸化物、窒化物及び/又は酸化窒化物等から形成され得る。前記第2サブゲートSG2の上には第1キャッピング膜パターン50が配置される。前記第1キャッピング膜パターン50の上部面は前記基板1の上部面と共面を成し得る。前記第1キャッピング膜パターン50はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化窒化膜のような絶縁膜を包含できる。
【0070】
本実施形態で、前記第1キャッピング膜パターン50の下部面は前記第2ゲート絶縁膜42の上部面と接し、前記第1キャッピング膜パターン50の側面は前記基板1及び/又は前記素子分離膜3に接する。しかし、他の例として、前記第2ゲート絶縁膜42が延長されて前記第1キャッピング膜パターン50と前記基板1との間、及び/又は前記第1キャッピング膜パターン50と前記素子分離膜3との間に介在し得る。特に、この場合に望ましくは、前記第1キャッピング膜パターン50がシリコン窒化膜で形成され、前記第2ゲート絶縁膜42がシリコン酸化膜で形成される。この時、前記第1キャッピング膜パターン50と前記基板1との間に介在された前記第2ゲート絶縁膜42はシリコン単結晶である基板1とシリコン窒化膜である前記第1キャッピング膜パターン50との間のストレスを緩和するバッファ膜の役割を果たし得る。
【0071】
図5のB−B'断面を参照すれば、前記第1サブワードラインSWL1の第2方向Yへの長さは、前記第2サブワードラインSWL2の第2方向Yへの長さより長いことがあり得る。前記第1サブワードラインSWL1の端部の側壁は前記第2サブワードラインSWL2の端部の側壁に整列されない。前記第2サブワードラインSWL2の端部は前記第1サブワードラインSWL1の端部を覆わず露出させる。前記キャッピング膜パターン50は前記第2サブワードラインSWL2の端部の側壁と前記第1サブワードラインSWL1の上部面とを覆うことができる。
【0072】
再び、図5のA−A'断面を見れば、前記基板1の上に前記第1不純物注入領域SD1(10)と接する第1パッド61が配置され、前記第2不純物注入領域SD2(20)と接する第2パッド62が配置される。前記第1パッド61と前記第2パッド62とは不純物がドーピングされたポリシリコン、又は導電膜で形成され得る。前記第1パッド61と前記第2パッド62との幅は前記第1及び第2不純物注入領域10、20の幅より望ましくは大きい。したがって、前記不純物注入領域10、20の幅を5nm〜20nm水準まで減らす代わりに、これより広い幅を有する第1及び第2パッド61、62を上部に配置することによって、前記パッド61、62の上にコンタクト(下部電極コンタクト65とビットラインコンタクト80eと)を形成する後続工程が容易になり、このように形成されたコンタクト抵抗を減少させ得る。
【0073】
本実施形態で、前記第1パッド61と前記第2パッド62とは前記素子分離膜3の上へ突出しているが、前記第1パッド61と前記第2パッド62とが素子分離膜3より低い位置に配置されて前記第1パッド61と前記第2パッド62とが前記素子分離膜3の上部面と同一または類似な位置の上部面を有することもあり得る。
【0074】
前記パッド61、62の上には第1層間絶縁膜70が配置される。ビットラインBL(80b)は前記第1層間絶縁膜70の上に配置される。前記ビットラインBL(80b)は前記第1層間絶縁膜70を貫通して前記第1パッド61と接するビットラインコンタクト80eに連結され得る。前記ビットラインBL(80b)と前記ビットラインコンタクト80eとは1つの膜に連結された一体形であるか、又は分離されて互いに異なる膜で構成され得る。前記ビットラインBL(80b)と前記ビットラインコンタクト80eとはドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン、ドーピングされたゲルマニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタニウム、窒化タンタル等)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)、金属−半導体化合物(例えば、タングステンシリサイド、コバルトシリサイド、チタニウムシリサイド等)等から選択された少なくとも1つを包含できる。前記ビットラインBL(80b)の上には第2キャッピング膜パターン81bが配置され得る。前記ビットラインBL(80b)の側壁は第1絶縁スペーサー82bに覆われる。前記第1層間絶縁膜70は前記周辺回路領域PCRで周辺回路トランジスターPTRの周辺には配置されないことがあり得る。
【0075】
一方、前記ビットラインBL(80b)の端部に隣接する前記周辺回路領域PCRには前記ビットラインBL(80b)へ電圧を印加するための周辺回路トランジスターPTRが配置され得る。前記周辺回路トランジスターPTRは周辺ゲート絶縁膜71とその上に配置される周辺ゲートPGとを含む。前記周辺ゲートPGは第1周辺ゲート膜パターン72aとその上に配置される第2周辺ゲート膜パターン80aとを包含できる。前記第2周辺ゲート膜パターン80aは前記ビットラインBL(80b)と同一な物質を包含できる。また、前記第2周辺ゲート膜パターン80aと前記ビットラインBLとは同一な高さと同一な厚さとで配置され得る。
【0076】
前記周辺ゲートPGの上には第3キャッピング膜パターン81aが配置され得る。前記第3キャッピング膜パターン81aは前記第2キャッピング膜パターン81bと同一な物質であり得る。前記周辺ゲートPGの側壁は第2絶縁スペーサー82aに覆われる。前記第2絶縁スペーサー82aと前記第1絶縁スペーサー82bとは同一な物質を包含できる。前記周辺回路領域PCRで前記基板1には前記周辺ゲートPGに隣接するように第1周辺ソース/ドレーン領域83aと第2周辺ソース/ドレーン領域83bとが配置される。前記絶縁スペーサー82a、82b側壁は第2層間絶縁膜73で覆われる。前記セルアレイ領域CARで、前記第2層間絶縁膜73は前記第1層間絶縁膜70の上部面を覆うと同時に、前記周辺回路領域PCRでは前記基板1の上部面を覆うことができる。前記第1層間絶縁膜70と前記第2層間絶縁膜73とはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン酸化窒化膜系列の物質で形成され得る。前記第2層間絶縁膜73の上部面は前記第2及び第3キャッピング膜パターン81a、81bの上部面と共面を成し得る。
【0077】
前記セルアレイ領域CARで下部電極コンタクト65は前記第2層間絶縁膜73と前記第1層間絶縁膜70とを貫通して前記第2パッド62と接するように配置される。前記第2層間絶縁膜73の上には前記下部電極コンタクト65と接するデータ格納要素が配置され得る。本実施形態で、前記データ格納要素にキャパシターCAを例として説明する。しかし、前記データ格納要素はMRAM(磁気抵抗メモリ)のMTJ(磁気トンネル結合)であり得る。前記キャパシターは下部電極93と上部電極91及びその間に介在する誘電膜92とを包含できる。前記下部電極93はカップ形状を有し得る。前記上部電極91は側面へ延長されて隣接する下部電極93を全て覆う共通電極であり得る。前記上部電極91と前記第2層間絶縁膜73との間には支持膜74が配置され得る。前記支持膜74は前記下部電極93の下部に位置して前記下部電極93が倒れることを防止し、支持する役割を果たし得る。前記支持膜74は絶縁物質を包含できる。図5で前記支持膜74は前記下部電極93の下部に配置されているが、前記下部電極93の中間及び/又は上部に追加して又は単独で配置されることもあり得る。
【0078】
前記誘電膜92は側面へ延長されて前記支持膜74と前記上部電極91との間に介在することができる。前記支持膜74は前記周辺回路領域PCRで前記第2層間絶縁膜73を覆うことができる。
【0079】
第1サブワードライン端部コンタクト76と第2サブワードライン端部コンタクト75とは前記支持膜74、前記第2層間絶縁膜73、前記第1層間絶縁膜70及び前記第1キャッピング膜パターン50を貫通して各々前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部とに連結される。図示されていないが、前記第1サブワードラインコンタクト76と前記第2サブワードラインコンタクト75とは、各々互いに分離されて独立的に動作する周辺回路トランジスターに連結されて前記第1サブワードラインSWL1と前記第2サブワードラインSWL2に各々互いに独立的に電圧が印加される通路として使用され得る。
【0080】
ビットライン端部コンタクト77は前記支持膜74と前記第2キャッピング膜パターン81bとを貫通して前記ビットラインBL(80b)の端部に連結される。前記周辺回路領域PCRで、前記支持膜74の上に前記ビットライン端部コンタクト77と連結されるビットライン電圧印加配線84が配置される。周辺コンタクト78は前記支持膜74及び前記第2層間絶縁膜73を貫通して前記第1周辺ソース/ドレーン領域83aと前記ビットライン電圧印加配線84とを連結する。前記コンタクト75、76、77、78は同時に形成されることもあり得る。
【0081】
図4及び図5のDRAM装置では2つの隣接する単位セル記憶素子が1つのビットラインコンタクト80eと第1不純物注入領域SD1(10)とを共有し、対称的に配置される。本実施形態によるDRAM装置で1つの単位セル記憶素子は1つのトランジスターと1つのキャパシターとを有し得る。
【0082】
図6Aは本発明の実施形態1の単位セル記憶素子の回路図を示す。
【0083】
図6Aで、前記第1不純物注入領域SD1はビットラインノードに対応され得る。前記第2不純物注入領域SD2はストレージノードに対応され得る。
【0084】
図5及び図6Aを参照して、本発明によるDRAM装置において、動作方法を説明する。先ず、回路コントローラCCによって、表2のように、読出し、書込み'1'、書込み'0'及び維持(又は事前充電)の状態で、選択された単位セル記憶素子の第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2とビットラインBLへ電圧が印加される。前記回路コントローラCCは例えば、同一の集積回路基板の上で図6Aの全ての要素を含む集積回路DRAM装置の周辺回路領域に配置され得る。
【0085】
【表2】

【0086】
表2を参照すれば、読出しと書込みの段階において、選択された単位セル記憶素子の第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2には同一な電圧(高電圧Vpp)が印加される。この時、前記高電圧Vppは例えば約3.0Vであり得る。データ'1'の書込み動作の場合、前記ビットラインBLへは電源電圧Vccが印加され、例えば約2.0Vが印加され得る。この時、前記キャパシターCAには例えば、約2.0Vの電源電圧Vccが印加され得る。基板1へは常に第1バックバイアス電圧Vbb1(例えば、−0.4V)が印加され得る。
【0087】
動作前の維持(または待機)状態で第1サブワードラインSWL1には第2バックバイアス電圧Vbb2として、例えば負電圧(さらに具体的な例としては−0.4V)が印加され、第2サブワードラインSWL2には前記第2バックバイアス電圧より絶対値が小さい電圧(例えば0V)が印加され得る。この時、例えば、前記キャパシターに書き込まれた電源電圧Vcc(例えば、2V)がストレージノードに該当する前記第2不純物注入領域SD2(20)へ印加され得る。この時、前記第2サブワードラインSWL2と前記第2不純物注入領域SD2との間の電圧差は前記電源電圧Vcc(例えば、2V)とほぼ等しくなり得る。
【0088】
一方、前記第1サブワードラインSWL1と前記第2サブワードラインSWL2とが共に1つのワードラインで構成された構造では、前記第2サブワードラインSWL2にも第2バックバイアス電圧(例えば、−0.4V)が印加されるので、前記第2サブワードラインSWL2と前記第2不純物注入領域SD2との間の電圧差は電源電圧Vcc+(第2バックバイアス電圧Vbb2の絶対値)であり、例えば、約2.4Vとなり得る。これは本発明の構造の電圧差である電源電圧Vcc(例えば、2V)より大きいので、GIDL現象が発生する危険が大きくなる。このようにキャパシターの下部に位置する前記第2不純物注入領域SD2(20)に漏洩電流が発生されれば、前記キャパシターに格納された電荷も消失されてデータが消失される。
【0089】
しかし、本発明では前記第2サブワードラインSWL2へ前記第2バックバイアス電圧Vbb2より高い電圧が印加されるため、前記第2サブワードラインSWL2と前記第2不純物注入領域SD2(20)との間の電圧差が小さくなる。したがって、本発明の構造ではGIDL現象による漏洩電流が発生する危険が小さくなる。したがって、キャパシターのデータ格納能力も向上されて信頼性を向上させ得る。
【0090】
これをより具体的に説明する。下説明で本発明で第2不純物注入領域SD2(20)はストレージノードSに対応され得る。第1不純物注入領域SD1(10)はビットラインノードDに対応され得る。
【0091】
図6B及び図6Cは本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生される漏洩電流量を示すグラフである。
【0092】
図6Bを参照すれば、横軸のVGSはゲートGとストレージノードSとの間の電圧差異を意味する。ゲート電極が1つである場合は上述したようにVGSがVcc+│Vbb2│(Vbb2の絶対値)になり、本発明ではVGSがVccに該当し得る。したがって、ソース領域でのGIDL現象による漏洩電流量は減少し、データ維持性能が改善され得る。
【0093】
図6Cは本発明の構造(a)とゲート電極が1つである構造(b)とで発生される漏洩電流量をシミュレーションした図である。
【0094】
図6Cを参照すれば、本発明の構造(a)でサブゲートSG1、SG2の線幅は約40nmであり、不純物注入領域SD1、SD2の幅は約8nmである。第1サブゲートSG1へは約−0.4Vを、第2サブゲートSG2へは約0.2Vを印加し、第2不純物注入領域SD2へは約2.0Vを印加する場合、前記第2不純物注入領域SD2の'A'部分に微弱に漏洩電流が発生する。一方、ゲートが1つである構造(b)で、ゲートGの線幅は約20nmであり、不純物注入領域SD1、SD2の幅は約20nmである。前記ゲートGへ約−0.4Vを印加し、前記第2不純物注入領域SD2へ約2.0Vを印加した場合、前記第2不純物注入領域SD2の'B'部分に相対的に多い漏洩電流が発生される。具体的に、この時の漏洩電流量と最大バンド屈曲率(最大BB率)とは表3の通りである。ここで、最大BB率とは、漏洩電流が発生した場合の正孔の個数を言い、即ち漏洩電流発生時の、正孔発生率を意味する。最大BB率が低いほど、漏洩電流量が減少する。
【0095】
【表3】

【0096】
表3を参照すれば、本発明の構造(a)で発生する漏洩電流量は、ゲート電極が1つである構造(b)で発生する漏洩電流量より著しく少ないことが理解され得る。
【0097】
一方、本発明の図5の構造では読出し/書込みのような動作状態でオン電流を増加させるために閾値電圧を低く設計できる。閾値電圧を低くする場合、維持状態で漏洩電流が発生する確率が大きくなる。しかし、上述のように前記サブゲートSG1、SG2へ互いに異なる電圧を印加することによって、漏洩電流発生を減少できる。したがって、維持状態で漏洩電流の発生を最小化すると同時に、動作状態でオン電流を増加させ得る。
【0098】
これをより具体的に説明する。
【0099】
図6D乃至図6Fは本発明の構造とゲート電極が1つである構造とで発生されるビットラインノード−ストレージノードの間の電流量IDSを示すグラフである。
【0100】
図6Dを参照すれば、第1グラフG1はゲート電極が1つであり、特定閾値電圧Vthを有する構造でのVGSとIDSとの間の関係を示し、第2グラフG2は本発明の構造で閾値電圧Vthを△V程度低くした時のVGSとIDSとの間の関係を示す。前記第2グラフG2は前記第1グラフG1を横軸に△V程度平行移動する場合に対応され得る。第1グラフG1と第2グラフG2とでデータ'1'の書込み電圧である高電圧Vppを印加する時、ビットラインノード−ストレージノードの間の電流量IDSが△IDS程度増加するようになる。これは対数グラフより線型グラフで見ると、さらに分かり易い。したがって、本発明では閾値電圧を低く設計することによって、書込み動作のような動作状態でオン電流(On−Current)を増加させることが理解され得る。
【0101】
図6Eは図6Cの本発明の構造(a)とゲート電極が1つである構造(b)とでVGSとIDSとの間の関係をシミュレーションした結果を示したグラフである。例えば、VGSが約1Vである時、本発明の構造ではビットラインノードとストレージノードの間の電流量IDSはゲート電極が1つである時より△IDS程度増加する。
【0102】
図6Fは図6Cの本発明の構造(a)とゲート電極が1つである構造(b)とでVDSとIDSとの間の関係をシミュレーションした結果を示したグラフである。例えば、VDSが約1Vである時、本発明の構造ではビットラインノードとストレージノードの間の電流量IDSはゲート電極が1つである時より△IDS程度増加する。
【0103】
図6D乃至図6Fにより、本発明の構造はゲートが1つである構造より、ビットラインノードとストレージノードの間の電流量IDS、即ち動作状態のオン電流(On−current)が増加することが理解され得る。
【0104】
図6Cに示す本発明の構造(a)とゲート電極が1つである構造(b)について電気的特性をシミュレーションした結果を表4に示す。
【0105】
【表4】

【0106】
表4を参照すれば、本発明の構造における閾値電圧は、ゲート電極が1つである構造より減少した。また、閾値電圧以下での勾配(サブ閾値勾配)は、本発明の構造では134であり、ゲート電極が1つである構造での値159より小さい。閾値電圧以下での勾配は、閾値電圧の電流値において電流が10分の1に減少するために必要な電圧量を意味する。閾値電圧以下での勾配値が小さいほど、トランジスター性能が良くなる。したがって、本発明の構造においてサブ閾値特性は向上することが理解される。また、本発明の構造においてVGSが3.0Vである時の飽和電流値IDSATはゲート電極が1つである構造より増加することが理解される。
【0107】
図7乃至24は図5の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0108】
図7を参照すれば、基板1に素子分離膜3を形成して活性領域ARを定義する。前記素子分離膜3は例えばSTI(Shallow Trench Isolation)方法を利用して形成され得る。前記素子分離膜3はシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸化窒化膜等を利用して形成され得る。イオン注入工程を進行して前記セルアレイ領域CARで前記基板1の前記活性領域ARの全面に第2不純物注入領域20を形成する。前記第2不純物注入領域20は例えばN形の不純物がドーピングされ得る。前記第2不純物注入領域20を形成する前に、図示されていないが、前記基板1に複数のウェル領域を形成できる。
【0109】
図8を参照すれば、前記基板1の上に第1マスクパターンM1を形成する。前記第1マスクパターンM1はサブワードラインSWL1、SWL2が配置される領域を定義する第1開口部99を有するように形成される。前記第1マスクパターンM1はシリコン窒化膜のようなハードマスクパターンであるか、又はフォトレジストパターンであり得る。前記第1マスクパターンM1をエッチングマスクとして利用して前記セルアレイ領域CARで前記基板1と素子分離膜3とをエッチングして第2方向Yへ延長される複数個のライン形状のグルーブ5を形成する。
【0110】
図9を参照すれば、前記第1マスクパターンM1を除去する。前記第1マスクパターンM1がフォトレジストパターンである場合、アッシング工程等によって除去できる。前記第1マスクパターンM1がシリコン窒化膜で形成される場合、燐酸等を利用する洗浄工程によって除去できる。前記グルーブ5が形成された前記基板1の上に第1ゲート絶縁膜32を形成する。前記第1ゲート絶縁膜32は熱酸化工程、原子薄膜蒸着(Atomic layer deposition)又は化学的気相蒸着(Chemical vapor deposition)工程等を利用して形成されてもよく、例えばシリコン酸化膜で形成されてもよい。前記第1ゲート絶縁膜32が形成された前記基板1の全面の上に第1サブゲート膜30をコンフォーマルに形成する。前記第1サブゲート膜30は少なくとも後に形成される第1サブゲートSG1の厚さ以上の厚さを有するように形成され得る。
【0111】
図10を参照すれば、前記基板1の上に第1犠牲膜7を形成して前記グルーブ5を満たす。前記第1犠牲膜7は前記第1サブゲート膜30に対してエッチング選択比を有する物質で形成できる。前記第1犠牲膜7は例えば酸化物で形成され得る。前記第1犠牲膜7に対して平坦化エッチング工程を進行して前記第1犠牲膜7の上部面の高さを前記第1サブゲート膜30の上部面と同一またはそれより低くなるようにする。
【0112】
図11を参照すれば、前記第1犠牲膜7と前記第1サブゲート膜30とを概ね1対1でエッチングできるようにエッチング工程レシピを調節して前記第1犠牲膜7と前記第1サブゲート膜30とを全面的に同じ割合でエッチングする。前記エッチング工程において前記第1犠牲膜7は前記グルーブ5内に位置する前記第1サブゲート膜30がエッチングされることを防止し、保護する役割を果たす。前記グルーブ5内に残る前記第1サブゲート膜30が望ましい厚さになるまで前記エッチング工程は継続され得る。前記グルーブ5内に残る前記第1サブゲート膜30の上部面は望ましくは前記第2不純物注入領域20の下部面より低い。前記エッチング工程で前記第1犠牲膜7は全て除去され、前記グルーブ5内に第1サブゲートSG1(又は第1サブワードラインSWL1)が形成される。また、前記第1サブゲートSG1に覆われずに露出された前記第1ゲート絶縁膜32はエッチング損傷を受けているので、除去され得る。したがって、前記素子分離膜3及び前記基板1の上部面が露出され得る。
【0113】
図12を参照すれば、前記基板1の全面に第2ゲート絶縁膜42をコンフォーマルに形成する。前記第2ゲート絶縁膜42は熱酸化工程、原子薄膜蒸着(Atomic layer deposition)又は化学的気相蒸着(Chemical vapor deposition)工程等を利用して形成してもよく、例えばシリコン酸化膜で形成してもよい。前記第2ゲート絶縁膜42は前記第1ゲート絶縁膜32と同一または同程度の厚さに形成され得る。前記第2ゲート絶縁膜42上に第2サブゲート膜40をコンフォーマルに形成する。前記第2サブゲート膜40は少なくとも後に形成される第2サブゲートSG2の厚さ以上の厚さを有するように形成され得る。
【0114】
図13を参照すれば、前記基板1の上に第2犠牲膜9を形成して前記グルーブ5を満たす。前記第2犠牲膜9は前記第2サブゲート膜40に対してエッチング選択比を有する物質で形成できる。前記第2犠牲膜9は例えば酸化物で形成され得る。前記第2犠牲膜9に対して平坦化エッチング工程を進行して前記第2犠牲膜9の上部面の高さを前記第2サブゲート膜40の上部面と同じまたはそれ以下とする。
【0115】
図14を参照すれば、前記第2犠牲膜9と前記第2サブゲート膜40を概ね1:1にエッチングできるようにエッチング工程レシピを調節して前記第1犠牲膜7と前記第2サブゲート膜40とを全面的に同時にエッチングする。前記エッチング工程の間に前記第2犠牲膜9は前記グルーブ5内に位置する前記第2サブゲート膜40がエッチングされることを防止し、保護する役割を果たす。前記グルーブ5内に残る前記第2サブゲート膜40が望ましい厚さになるまで前記エッチング工程は継続され得る。前記エッチング工程で前記第2犠牲膜9は全て除去され、前記グルーブ5内に第2サブゲートSG2(又は第2サブワードラインSWL2)が形成される。また、前記第2サブゲートSG2に覆われず露出された前記第2ゲート絶縁膜42はエッチング損傷を受けるので、除去され得る。したがって、前記素子分離膜3及び前記基板1の上部面が露出され得る。
【0116】
図15でB−B'断面を参照すれば、前記基板1の上に第2マスクパターンM2を形成する。前記第2マスクパターンM2は前記第2サブゲートSG2の端部(即ち、第2サブワードラインSWL2の端部)を露出させる第2開口部98を有する。前記第2マスクパターンM2はシリコン窒化膜のようなハードマスクパターンであるか、又はフォトレジストパターンであり得る。前記第2マスクパターンM2をエッチングマスクとして利用して前記セルアレイ領域CARで前記第2サブワードラインSWL2の端部をエッチングする。この時、前記第2ゲート絶縁膜42も一部除去されて前記第1サブワードラインSWL1の端部の上部面が露出され得る。
【0117】
図16を参照すれば、前記第2マスクパターンM2を除去する。前記第2マスクパターンM2がフォトレジストパターンである場合、アッシング工程等によって除去できる。前記第2マスクパターンM2がシリコン窒化膜で形成される場合、燐酸等を利用する洗浄工程によって除去できる。そして、前記基板1の全面の上に第1キャッピング膜を形成し、平坦化エッチング工程等を進行して前記グルーブ内に第1キャッピング膜パターン50を形成する。前記第1キャッピング膜パターン50はシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、及びシリコン酸化窒化膜を含むグループから選択される少なくとも1つの物質で形成され得る。
【0118】
図17を参照すれば、前記基板1の上に第3マスクパターンM3を形成する。前記第3マスクパターンM3は第1不純物注入領域SD1(10)が形成される位置に第3開口部97を有し得る。前記第3マスクパターンM3はイオン注入工程のマスクとして使用され得る。イオン注入工程を進行して前記第3開口部97を通じて露出された前記基板1へ不純物を注入して隣接する2つの第2サブワードラインSWL2との間に第1不純物注入領域10を形成する。前記第1不純物注入領域10は前記第2不純物注入領域20と同一なN形の不純物でドーピングされ得る。この時、前記第1不純物注入領域10の下部面は前記第2不純物注入領域20の下部面より低くなり、さらに前記第1サブゲートSG1の上部面より低くなり得る。
【0119】
図18を参照すれば、前記第3マスクパターンM3を除去する。前記基板1の上に不純物がドーピングされたポリシリコン膜、不純物がドーピングされたシリコン単結晶膜又は導電膜を形成し、パターニングして第1パッド61と第2パッド62とを形成する。前記第1パッド61は前記第1不純物注入領域SD1(10)に接するように形成され、前記第2パッド62は前記第2不純物注入領域SD2(20)に接するように形成される。前記第1パッド61と前記第2パッド62は、不純物がドーピングされたポリシリコン膜又はシリコン単結晶膜によって形成される場合、前記第1パッド61と前記第2パッド62は前記第1及び第2不純物注入領域10、20と同一なタイプの不純物がドーピングされ得る。
【0120】
図19を参照すれば、前記基板1の全面の上に第1層間絶縁膜70を積層し、パターニングして前記周辺回路領域PCRの前記基板1の表面を露出させる。前記露出された周辺回路領域PCRの基板1の上に周辺ゲート絶縁膜71を形成する。そして、前記周辺ゲート絶縁膜71の上に第1周辺ゲート膜72を形成する。前記第1周辺ゲート膜72は不純物がドーピングされたポリシリコンや金属含有膜で形成され得る。
【0121】
図20を参照すれば、前記第1周辺ゲート膜72に対してエッチング工程を進行して前記セルアレイ領域CARで前記第1層間絶縁膜70の上部面を露出させると同時に前記周辺回路領域PCRで前記第1周辺ゲート膜72を残す。前記エッチング工程は例えば、全面エッチバック工程又は化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing)工程であり得る。
【0122】
図21を参照すれば、前記第1層間絶縁膜70を一部パターニングして前記第1パッド61を露出させるビットラインコンタクトホール70aを形成する。前記ビットラインコンタクトホール70aを形成する時、前記第1パッド61の面積が広いので、誤整列が発生する危険が減る。前記基板1の全面の上にビットライン膜80を形成する。前記ビットライン膜80は望ましくは金属含有膜で形成され得る。前記ビットライン膜80は前記ビットラインコンタクトホール70a内を満たすように形成される。前記ビットライン膜80の上に第2キャッピング膜81を形成する。
【0123】
図22を参照すれば、前記セルアレイ領域CARで前記第2キャッピング膜81及び前記ビットライン膜80をパターニングしてビットライン80bとその上に配置される第2キャッピング膜パターン81bを形成する。この時、前記ビットラインコンタクトホール70a内にはビットラインコンタクト80eが形成される。前記周辺回路領域PCRで前記第2キャッピング膜81、前記ビットライン膜80、前記第1周辺ゲート膜72をパターニングして順に積層された第1周辺ゲート膜パターン72a、第2周辺ゲート膜パターン80a、及び第3キャッピング膜パターン81aを形成する。前記第3キャッピング膜パターン81aをイオン注入マスクとして利用して前記周辺回路領域PCRで前記基板1に第1及び第2周辺不純物注入領域83a、83bを形成する。前記第2周辺ゲート膜パターン80aと前記ビットライン80bとは同一な物質で同時に形成され得る。
【0124】
図23を参照すれば、前記基板1の全面の上に絶縁スペーサー膜をコンフォーマルに積層し、異方性エッチングして前記ビットライン80bの側壁を覆う第1絶縁スペーサー82bと前記周辺ゲートPGの側壁を覆う第2絶縁スペーサー82aとを形成する。前記第1及び第2絶縁スペーサー82b、82aは例えばシリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜及びシリコン酸化膜の中で1つに形成され得る。
【0125】
図24を参照すれば、前記基板1の上に第2層間絶縁膜73を形成し、平坦化エッチングして前記第2及び第3キャッピング膜パターン81b、81aの上部面を露出させる。前記セルアレイ領域CARで前記第2層間絶縁膜73及び前記第1層間絶縁膜70を貫通して前記第2パッド62と接する下部電極コンタクト65を形成する。前記下部電極コンタクト65を形成するときにも、前記第2パッド62の面積が広いので、誤整列が発生する危険が減る。前記第2層間絶縁膜73の上に支持膜74を形成する。前記支持膜74はシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、又はシリコン酸化窒化膜で形成され得る。前記支持膜74を貫通して前記下部電極コンタクト65と接する下部電極93を形成する。前記下部電極93はカップ形状に形成され得る。
【0126】
続いて図5を再び参照して、前記セルアレイ領域CARに前記下部電極93をコンフォーマルに覆う誘電膜92と上部電極91とを形成してキャパシターCAを完成する。前記支持膜74、前記第2層間絶縁膜73、前記第1層間絶縁膜70、及び前記第1キャッピング膜パターン50を貫通して第1サブワードライン端部コンタクト76と第2サブワードライン端部コンタクト75とが形成されて各々前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部とに連結される。ビットライン端部コンタクト77は前記支持膜74と前記第2キャッピング膜パターン81bとを貫通して形成されて前記ビットラインBL(80b)の端部に連結される。前記周辺回路領域PCRで、周辺コンタクト78は前記支持膜74及び前記第2層間絶縁膜73を貫通して形成されて前記第1周辺ソース/ドレーン領域83aに接する。前記支持膜74の上に前記ビットライン端部コンタクト77と前記周辺コンタクト78とを連結するビットライン電圧印加配線84を形成する。上記の結果として、図5の半導体装置を完成できる。
【0127】
<実施形態2>
図25は本発明の実施形態2によって図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。
【0128】
図25のB−B'断面を参照すれば、第1サブワードラインSWL1の端部と第2サブワードラインSWL2との端部はグルーブ5の外の前記基板1の表面へ延長できる。そして、前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部とは階段形状を成し得る。第1キャッピング膜パターン50は前記第1サブワードラインSWL1の端部の上部面と側面を覆うと同時に前記第2サブワードラインSWL2の端部の上部面と側面を覆う。前記第1サブワードラインSWL1の端部に隣接する前記第1キャッピング膜パターン50は第1層間絶縁膜70に接しておらず第2層間絶縁膜73と支持膜74に同時に接し得る。第1サブワードライン端部コンタクト76と第2サブワードライン端部コンタクト75とは、それぞれ前記支持膜74と前記第1キャッピング膜パターン50を貫通して、それぞれ前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部に連結される。その他の構成及び動作方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0129】
図26乃至31は図25の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0130】
図26を参照すれば、図10の状態のように第1犠牲膜7を形成してグルーブ5を満たし、平坦化エッチングした後に、前記第1サブワードラインSWL1の端部を形成する領域の前記第1サブゲート膜30上に第4マスクパターンM4を形成する。前記第4マスクパターンM4は前記グルーブ5の縁の前記基板1と所定距離重畳されるように形成される。
【0131】
図27を参照すれば、前記第4マスクパターンM4をエッチングマスクとして利用して前記第1サブゲート膜30と前記第1犠牲膜7とを異方性エッチングする。この時、前記第1犠牲膜7と前記第1サブゲート膜30に対してエッチング選択比が無いエッチング工程レシピを使用できる。したがって、前記グルーブ5内に第1サブワードラインSWL1、SG1が形成される。前記第1サブワードラインSWL1、SG1の端部は前記第4マスクパターンM4の下で保護されてエッチングされないので、前記基板1の上に突出されるように形成される。前記第4マスクパターンM4を除去する。
【0132】
図28を参照すれば、前記基板1の上に第2絶縁膜42と第2サブゲート膜40とをコンフォーマルに形成する。そして、第2犠牲膜9を形成して前記グルーブ5を満たす。前記第2犠牲膜9に対して平坦化エッチング工程を進行して前記第2サブゲート膜40の上部面を露出させる。前記第1サブワードラインSWL1の端部が前記基板1表面の上へ突出されるので、この部分の上から前記第2サブゲート膜40の高さが最も高くなる。したがって、前記平坦化エッチング工程で、この部分の上の前記第2サブゲート膜40の上部面が露出される。
【0133】
図29を参照すれば、前記露出された前記第2サブゲート膜40の上部面の上に第5マスクパターンM5を形成する。前記第5マスクパターンM5は前記第4マスクパターンM4より狭い幅を有するように形成され得る。
【0134】
図30を参照すれば、前記第5マスクパターンM5をエッチングマスクとして利用して前記第2サブゲート膜40と前記第2犠牲膜9とを異方性エッチングして前記グルーブ5内に第2サブワードラインSWL2、SG2を形成する。前記第2サブワードラインSWL2の端部は前記第1サブワードラインSWL1の端部を露出させるように形成される。前記第5マスクパターンM5を除去する。
【0135】
図31を参照すれば、前記基板1の全面の上に第1キャッピング膜パターン50を形成する。前記第1サブワードラインSWL1と前記第2サブワードラインSWL2との端部を覆う第6マスクパターンM6を形成する。前記第6マスクパターンM6をエッチングマスクとして利用して全面異方性エッチバック工程を進行して前記グルーブ5内に第1キャッピング膜パターン50を形成する。前記第1キャッピング膜パターン50は前記第1及び第2サブワードラインSWL1、SWL2の端部をコンフォーマルに覆うように形成され得る。
【0136】
続いて、前記第6マスクパターンM6を除去する。そして、実施形態1と同一または類似な工程を進行して図25の半導体装置を形成できる。
【0137】
<実施形態3>
図32は本発明の実施形態3によって図4をA−A'、B−B'及びC−C'線に沿って切断した断面図を示す。
【0138】
図32のB−B'断面を参照すれば、第1サブワードラインSW1及び第2サブワードラインSWL2の端部が全てグルーブ5内に位置し、前記基板1の表面の上へ突出されない。前記第1サブワードラインSWL1及び前記第2サブワードラインSWL2の端部は'L'字形断面を有し得る。また、前記第1サブワードラインSWL1の端部の上部面は前記第2サブワードラインSWL2の端部の上部面と共面を成し得る。前記第2サブワードラインSWL2の端部は第1キャッピング膜パターン50で覆わなくて第2犠牲膜9が残存できる。第1サブワードライン端部コンタクト76と第2サブワードライン端部コンタクト75とは、前記支持膜74、前記第2層間絶縁膜73及び前記第1層間絶縁膜70を貫通して各々前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部とに連結される。その他の構成及び動作方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0139】
図33乃至38は図32の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0140】
図33を参照すれば、図10の状態のように第1犠牲膜7を形成してグルーブ5を満たし、平坦化エッチングした後に、前記第1犠牲膜7と第1サブゲート膜30に対して平坦化エッチング工程を進行して前記基板1と前記素子分離膜3の上部面を露出させると同時に前記グルーブ5内に前記第1犠牲膜7と前記第1サブゲート膜30を残存させる。したがって、前記第1サブゲート膜30の端部の上部面は前記基板1の上部面と共面を成し得る。
【0141】
図34を参照すれば、前記基板1の上に第7マスクパターンM7を形成する。前記第7マスクパターンM7は前記周辺回路領域PCRと前記第1サブゲート膜30との端部を覆うように形成される。前記第7マスクパターンM7をエッチングマスクとして利用して前記第1サブゲート膜30と前記第1犠牲膜7とを異方性エッチングして前記グルーブ5内に第1サブゲートSG1、又は第1サブワードラインSWL1を形成する。
【0142】
図35を参照すれば、前記第7マスクパターンM7を除去する。前記基板1の上に第2ゲート絶縁膜42と第2サブゲート膜40とをコンフォーマルに形成する。そして、第2犠牲膜9を形成して前記グルーブ5内を満たす。
【0143】
図36を参照すれば、前記第2犠牲膜9と前記第2サブゲート膜40に対して平坦化エッチング工程を進行して前記基板1と前記素子分離膜3の表面を露出させると同時に前記グルーブ5内に前記第2犠牲膜9と前記第2サブゲート膜40とを残存させる。したがって、前記第2サブゲート膜40の端部の上部面は前記基板1の上部面と共面を成し得る。
【0144】
図37を参照すれば、前記基板1の上に第8マスクパターンM8を形成する。前記第8マスクパターンM8は前記周辺回路領域PCRと前記第2サブゲート膜40端部とを覆うように形成される。前記第8マスクパターンM8をエッチングマスクとして利用して前記第2サブゲート膜40と前記第2犠牲膜9に対して異方性エッチング工程を進行して前記グルーブ5内に第2サブゲートSG2又は第2サブワードラインSWL2を形成する。
【0145】
図38を参照すれば、前記第8マスクパターンM8を除去する。そして、前記基板1の上に第1キャッピング膜を積層し、平坦化エッチングして前記グルーブ5内に第1キャッピング膜パターン50を形成すると同時に前記第1及び第2サブワードラインSWL1、SWL2の上部面を露出させる。この時、前記第8マスクパターンM8の下部にある第2犠牲膜9は除去されず残存してもよい。
【0146】
その以外の形成過程は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0147】
<実施形態4>
図39は本発明の実施形態4による半導体装置の平面図である。図40は図39をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。本実施形態4による半導体装置は水平方向にチャンネルが形成されるDRAM装置であり得る。
【0148】
図39及び図40を参照すれば、基板1に素子分離膜FOX(3)が配置されて活性領域ARを定義する。図39及び40にはセルアレイ領域のみを図示した。本実施形態4で周辺回路領域に対する部分は実施形態1と同一または類似であるので、これに対する図示を省略した。前記基板1の上には平面的に第1方向Xへ延長される複数個の互いに平行なビットラインBL(80b)が配置される。前記基板1の上には平面的に前記第1方向Xと直交する第2方向Yへ延長される複数個の互いに平行なワードラインWLが配置される。前記ワードラインWLと前記ビットラインBLとが交差する地点で前記活性領域ARが配置される。前記活性領域ARは平面的にバー(bar)形状を有し、前記第1方向Xと第2方向Yとの両方に対して非垂直である(non−perpendicular)第3方向Sへ長く配置され得る。第4方向Zは前記第1乃至第3方向X、Y、Sの全てに対して垂直になる方向である。図40でA−A'線に対する断面はZ−S断面を示す。前記ワードラインWLの各々は側面に並べて配列された第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2とを含む。
【0149】
続いて、第1サブゲートSG1は前記第2方向Yへ延長されて前記第1サブワードラインSWL1を構成する。第2サブゲートSG2は前記第2方向Yへ延長されて前記第2サブワードラインSWL2を構成する。前記第1サブゲートSG1は前記第2サブゲートSG2の片側に配置される。前記第1サブゲートSG1と前記基板1との間には第1ゲート絶縁膜32が介在する。前記第2サブゲートSG2と前記基板1との間には第2ゲート絶縁膜42が介在する。前記第2ゲート絶縁膜42は延長されて前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との間に介在する。隣接する2つのワードラインWLは互いに対称となる構造を有し得る。前記第1サブワードラインSWL1の端部の幅W4は前記第1サブワードラインSWL1の幅W3より広い。前記第2サブワードラインSWL2の端部の幅は前記第2サブワードラインSWL2の幅より広い。前記第1サブワードラインSWL1の長さは前記第2サブワードラインSWL2の長さと異なり得る。例えば、前記第1サブワードラインSWL1は前記第2サブワードラインSWL2より長いことがあり得る。前記第1サブワードラインSWL1の端部と前記第2サブワードラインSWL2の端部とはジグザグに配置され得る。前記第1及び第2サブワードラインSWL1、SWL2の端部の幅と配置とは後の前記第1及び第2サブワードラインSWL1、SWL2へ電圧を印加するためのコンタクト形成の時、工程をより容易にする。
【0150】
続いて、隣接する2つの第1サブゲートSG1の間の前記基板1内には第1不純物注入領域SD1(10)が配置される。前記第2サブゲートSG2に隣接する前記基板1内には第2不純物注入領域SD2(20)が配置される。前記ワードラインWLの上には第1キャッピング膜パターン50が配置され、その側壁は第1絶縁スペーサー52に覆われる。隣接するワードラインWLの間の前記基板の上には第1パッド61と第2パッド62とが配置される。前記第1及び第2パッド61、62は前記第1絶縁スペーサー52の側壁を覆う。その他の構造及び動作方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0151】
図41乃至45は図40の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0152】
図41を参照すれば、基板1の上に素子分離膜3を形成して活性領域を定義する。前記基板1の上に第1ゲート絶縁膜32を形成する。前記第1ゲート絶縁膜32は熱酸化工程で形成され得る。前記第1ゲート絶縁膜32の上に第1サブゲート膜を積層し、パターニングして前記基板1を横切る複数個の互いに平行な第1サブワードライン(又は第1サブゲート)SG1を形成する。前記第1サブワードラインSG1はドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン、ドーピングされたゲルマニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタニウム、窒化タンタル等)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)、金属−半導体化合物(例えば、タングステンシリサイド、コバルトシリサイド、チタニウムシリサイド等)等から選択された少なくとも1つから形成され得る。
【0153】
前記パターニング工程で前記第1ゲート絶縁膜32は前記基板1と前記素子分離膜3の上部面が露出され得る。
【0154】
図42を参照すれば、前記第1サブワードラインSG1が形成された前記基板1の全面の上に第2ゲート絶縁膜42と第2サブゲート膜40とをコンフォーマルに形成する。前記第2ゲート絶縁膜42は原子薄膜蒸着工程のような蒸着過程を通じて形成され得る。前記第2サブゲート膜40は前記第1サブゲート膜30と同一または類似な膜で形成され得る。
【0155】
図43を参照すれば、前記第2サブゲート膜40に対して平坦化エッチング工程を進行して前記第1サブワードラインSG1の上部面を露出させると同時に前記第2サブゲート膜40の上面が前記第1サブワードラインSG1の上部面と共面をなすように形成する。
【0156】
図44を参照すれば、前記第1サブワードラインSG1と前記第2サブゲート膜40との上に第1キャッピング膜パターン50を形成する。前記第1キャッピング膜パターン50をエッチングマスクとして利用して前記第2サブゲート膜40をエッチングして第2サブゲートSG2を形成する。前記エッチング過程の間に前記第2ゲート絶縁膜42もエッチングされ得る。前記第2ゲート絶縁膜42は'L'字形状を有し、前記第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2との間に介在され得る。
【0157】
図45を参照すれば、前記第1キャッピング膜パターン50をイオン注入マスクとして利用して前記基板1内に不純物をドーピングして第1不純物注入領域10と第2不純物注入領域20とを同時に形成する。そして、前記サブゲートSG1、SG2側壁に絶縁スペーサー52を形成する。
【0158】
続いて、図40を参照して、前記基板1の上に導電膜を積層し、平坦化エッチング及びパターニング工程を進行して前記ワードラインWL間の前記活性領域ARに自己整列された第1及び第2パッド61、62を形成する。実施形態1のような方法で、ビットラインBLとキャパシターCA等を形成できる。
【0159】
<実施形態5>
図46は本発明の実施形態5によって図39をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【0160】
図46を参照すれば、本実施形態による半導体装置では、第1サブゲートSG1と前記基板1との間に第1ゲート絶縁膜32が介在する。第2サブゲートSG2と前記基板1との間には第2ゲート絶縁膜42が介在する。前記第1ゲート絶縁膜32が'L'字断面を有し、第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2との間に介在する。その他の構成及び動作方法は実施形態4と同一または類似であり得る。
【0161】
図47乃至図50は図46の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0162】
図47を参照すれば、基板1の上に素子分離膜3を形成して活性領域を定義する。前記基板1の上に第2ゲート絶縁膜42を形成する。前記第2ゲート絶縁膜42は熱酸化工程で形成され得る。前記第2ゲート絶縁膜42の上に第2サブゲート膜を積層し、パターニングして前記基板1を横切る複数個の互いに平行な第2サブワードライン(又は第2サブゲート)SG2を形成する。前記パターニング工程で前記第2ゲート絶縁膜42がパターニングされて前記基板1と前記素子分離膜3との上の上部面も露出され得る。
【0163】
図48を参照すれば、前記第2サブワードラインSG2が形成された前記基板1の全面の上に第1ゲート絶縁膜32と第1サブゲート膜30とをコンフォーマルに形成する。前記第1ゲート絶縁膜32は原子薄膜蒸着工程のような蒸着工程で形成され得る。
【0164】
図49を参照すれば、前記第1サブゲート膜30に対して平坦化エッチング工程を進行して前記第2サブワードラインSG2の上部面を露出させると同時に前記第1サブゲート膜30の上面が前記第2サブワードラインSG2の上部面と共面をなすように形成する。
【0165】
図50を参照すれば、前記第2サブワードラインSWL2と前記第1サブゲート膜30との上に第1キャッピング膜パターン50を形成する。前記第1キャッピング膜パターン50をエッチングマスクとして利用して前記第1サブゲート膜30をエッチングして第1サブゲートSG1を形成する。前記エッチング過程の間に前記第1ゲート絶縁膜32もエッチングされ得る。前記第1ゲート絶縁膜32は'L'字形状を有し、前記第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2との間に介在され得る。続いて実施形態4と同一または類似な工程を進行して図46の断面を有する半導体装置を形成できる。
【0166】
<実施形態6>
図51は本発明の実施形態6による半導体装置の平面図である。図52は図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。本実施形態では垂直にチャンネルが形成されたDRAM装置を例示的に説明する。
【0167】
図51及び図52を参照すれば、基板1に素子分離膜FOX(3)が配置されて活性領域ARを定義する。図51及び図52にはセルアレイ領域のみを図示した。本実施形態6で周辺回路領域に対する部分は実施形態1と同一または類似であるので、これに対する図示を省略した。前記基板1の上には平面的に第1方向Xへ延長される複数個の互いに平行なビットラインBL(80b)が配置される。前記基板1内には平面的に前記第1方向Xと直交する第2方向Yへ延長される複数個の互いに平行なワードラインWLが配置される。前記ワードラインWLと前記ビットラインBLとが交差する地点で前記活性領域ARが配置される。前記活性領域ARは平面的にバー(bar)形状を有し、前記第1方向Xと第2方向Yとの両方に対して非垂直である(non−perpendicular)第3方向Sへ長く配置され得る。第4方向Zは前記第1乃至第3方向X、Y、Sの全てに対して垂直になる方向である。図52でA−A'線に対する断面はZ−S断面を示す。前記ワードラインWLの各々は垂直に重畳された第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2とを含む。
【0168】
続いて、第1サブゲートSG1は前記第2方向Yへ延長されて前記第1サブワードラインSWL1を構成する。第2サブゲートSG2は前記第2方向Yへ延長されて前記第2サブワードラインSWL2を構成する。前記第1サブゲートSG1は前記第2サブゲートSG2下部に配置される。第1ゲート絶縁膜32は前記第1サブゲートSG1と前記基板1との間、前記第2サブゲートSG2と前記基板1との間、そして前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との間に介在する。前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2とは同一な物質で同時に形成され得る。前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2とは半円形状の断面を有し得る。
【0169】
前記第2サブゲートSG2に隣接する前記基板1の表面には第2不純物注入領域SD2(20)が配置される。前記第1サブゲートSG1の下部の前記基板1には第1不純物注入領域SD1(10)が配置される。前記第2不純物注入領域SD2(20)の下部面は前記第2サブゲート電極SG2の下部面より高い。前記第1不純物注入領域SD1(10)の上部面は前記第1サブゲート電極SG1の上部面より低い。前記素子分離膜FOX(3)の下部面は前記第1不純物注入領域SD1(10)の下部面より低い。
【0170】
隣接するワードラインWLは互いに対称となる構造を有する。隣接する2つのワードラインの間にはビットラインコンタクト39aが配置される。前記ビットラインコンタクト39aは前記基板1を貫通して前記第1不純物注入領域SD1(10)に接する。前記ビットラインコンタクト39aと前記ワードラインWLとの間には埋め込み絶縁スペーサーパターン37aが介在する。前記基板1の上には第4キャッピング膜パターン41が配置される。前記ビットラインコンタクト39aは前記基板1の上に突出され、前記第4キャッピング膜パターン41の上部面と同一な高さの上部面を有し得る。前記ビットラインコンタクト39aの上にはビットラインBL(80b)が配置される。前記ビットラインBL(80b)の上には第2キャッピング膜パターン81bが配置され、その側壁には第1絶縁スペーサー82bが配置される。前記第4キャッピング膜パターン41の上には層間絶縁膜73が配置され、前記第1絶縁スペーサー82bの側壁を覆う。下部電極コンタクト65は前記層間絶縁膜73と前記第4キャッピング膜パターン41とを貫通して前記第2不純物注入領域20に接する。その他の構成及び動作方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0171】
図53乃至71は図52の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0172】
図53を参照すれば、基板1に素子分離膜3を形成して活性領域ARを定義する。前記基板1の上に第9マスクパターンM9を形成する。前記第9マスクパターンM9は隣接する素子分離膜3間の中心部分を一部露出する開口部96を有する。前記開口部96は前記第2方向Yへ延長するライン形状を有し得る。
【0173】
図54を参照すれば、前記第9マスクM9をエッチングマスクとして利用して、前記開口部96を通じて露出された前記基板1と前記素子分離膜3とを一部エッチングしてライン形状の第1グルーブ12を形成する。前記第1グルーブ12は第5深さD5と第5幅W5を有するように形成される。前記第1グルーブ12の側壁を覆い、前記第1グルーブ12の底を露出させる第1エッチング保護スペーサー13と第2エッチング保護スペーサー14とを形成する。前記第1及び第2エッチング保護スペーサー13、14は蒸着と異方性エッチング工程で形成され得る。前記第1エッチング保護スペーサー13は前記第2エッチング保護スペーサー14とエッチング選択比を有する物質で形成する。
【0174】
図55を参照すれば、前記エッチング保護スペーサー13、14をエッチングマスクとして使用して前記第1グルーブ12の底面を異方性エッチングして前記第1グルーブ12の下に第6深さD6及び第6幅W6を有する第2グルーブ15を形成する。前記第6深さD6は前記第5深さD5より深いし、前記第6幅W6は前記第5幅W5より狭いことがあり得る。
【0175】
図56を参照すれば、前記第9マスクパターンM9及び前記エッチング保護スペーサー13、14をエッチングマスクとして使用して前記第2グルーブ15によって露出された前記基板1に対して等方性エッチング工程を進行する。したがって、前記第6幅W6より広い第7幅W7と前記第6深さD6より深い第7深さD7を有する第3グルーブ16が形成される。前記第3グルーブ16は第1アンダーカット領域UC1を含む。前記第3グルーブ16の内部と底は丸い断面を有するように形成される。前記第3グルーブ16は図示されていないが、前記第2方向Yに沿って前記素子分離膜3内にも形成される。この時、前記素子分離膜3は熱酸化膜と窒化膜ライナーを包含できる。したがって、前記等方性エッチング工程を進行する時、前記熱酸化膜と前記窒化膜は部分的に順序に従って除去されなければならない。
【0176】
したがって、前記等方性エッチング工程は少なくとも2回進行され得る。このような等方性エッチング工程で前記エッチング保護スペーサー13、14によって覆っている前記第1グルーブ12の側面はエッチングされずに保護されなければならないので、前記エッチング保護スペーサー13、14は互いに異なる物質で形成されることが望ましい。例えば、前記第1エッチング保護スペーサー13は前記熱酸化膜に対してエッチング選択比を有する物質で形成し、第2エッチング保護スペーサー14は前記窒化膜ライナーに対してエッチング選択比を有する物質で形成してもよい。例えば、前記第2エッチング保護スペーサー14は酸化膜で形成し、前記第1エッチング保護スペーサー13は窒化物及び/又は酸化窒化物で形成してもよい。
【0177】
図57を参照すれば、前記エッチング保護スペーサー13、14を順序に従って除去する。これによって、前記基板1に垂直的に重畳された前記第3グルーブ16と前記第1グルーブ12とが形成される。このように形成された前記第1グルーブ12と前記第3グルーブ16とは、下部が膨らみ上部が狭い水瓶形状の断面を有し得る。
【0178】
図58を参照すれば、前記第1グルーブ12と前記第3グルーブ16との側壁を覆う第3エッチング保護スペーサー17と第4エッチング保護スペーサー18とを含む。前記第3エッチング保護スペーサー17は前記第1エッチング保護スペーサー13のように窒化物及び/又は酸化窒化物で形成され得る。前記第4エッチング保護スペーサー18は前記第2エッチング保護スペーサー14のように酸化膜で形成され得る。
【0179】
図59を参照すれば、前記第9マスクパターンM9と前記エッチング保護スペーサー17、18とをエッチングマスクとして利用して前記第3グルーブ16の底面を一部エッチングして第8深さD8と第8幅W8を有する第4グルーブ19を形成する。前記第8幅W8は第6幅W6と概ね同一であり得る。前記第8深さD8は前記第7深さD7より深い。
【0180】
図60を参照すれば、前記第9マスクパターンM9及び前記エッチング保護スペーサー17、18をエッチングマスクとして使用して前記第4グルーブ19によって露出された前記基板1に対して等方性エッチング工程を進行して第5グルーブ21を形成する。前記第5グルーブ21は第9深さD9と第9幅W9とを有し得る。前記第9深さD9は前記第8深さD8より深い。前記第9幅W9は概ね前記第7幅W7と同一であり得る。前記第5グルーブ21の内部側壁は丸い断面を有し得る。
【0181】
図61を参照すれば、前記エッチング保護スペーサー17、18を順に除去する。これによって、前記基板1に垂直的に重畳された第5グルーブ21、第3グルーブ16及び前記第1グルーブ12が形成される。前記第5グルーブ21は水平方向にリセスされた第2アンダーカット領域UC2を含む。
【0182】
図62を参照すれば、前記基板1に第1ゲート絶縁膜32をコンフォーマルに形成する。また、前記第1ゲート絶縁膜32の上にサブゲート膜35をコンフォーマルに形成する。前記サブゲート膜35は少なくとも前記第3グルーブ16と前記第5グルーブ21とのアンダーカット領域UC1、UC2を満たす程度の厚さに形成される。
【0183】
図63を参照すれば、前記サブゲート膜35の上に第1犠牲膜36を形成して前記グルーブ21、16、12を満たす。そして、前記第1犠牲膜36は前記第9マスクパターンM9と前記サブゲート膜35とに対してエッチング選択比を有する物質で形成され得る。前記第1犠牲膜36は例えば酸化物で形成され得る。前記第1犠牲膜36の上部を選択的にリセスさせて前記第1犠牲膜36の上部面が前記第3グルーブ16の入口より高く位置するようにする。
【0184】
図64を参照すれば、前記第1犠牲膜36の上部面より上に位置した前記サブゲート膜35の一部分を除去する。この時、前記サブゲート膜35の前記アンダーカット領域UC1、UC2を満たす部分及び前記第1犠牲膜36の下に位置した部分は残存される。前記サブゲート膜35の一部分は等方性エッチング工程で除去され得る。
【0185】
図65を参照すれば、前記第1犠牲膜36を除去する。前記第9マスクパターンM9をエッチングマスクとして利用して前記サブゲート膜35に対して異方性エッチング工程を進行して前記アンダーカット領域UC1、UC2内に位置した前記サブゲート膜35を残存させると同時に前記第5グルーブ21の底を露出させる。したがって、前記第1アンダーカット領域UC1に第2サブゲートSG2が形成され、前記第2アンダーカット領域UC2に第1サブゲートSG1が形成される。
【0186】
図66を参照すれば、前記基板1の上に埋め込み絶縁スペーサー膜37をコンフォーマルに形成する。前記埋め込み絶縁スペーサー膜37の上に第2犠牲膜38を積層して、前記グルーブ21、16、12を満たす。前記第2犠牲膜38に対して平坦化エッチング工程を進行して前記埋め込み絶縁スペーサー膜37の上部面を露出させると同時に前記グルーブ21、16、12内に前記第2犠牲膜38を残存させる。前記埋め込み絶縁スペーサー膜37の上に第10マスクパターンM10を形成する。前記第10マスクパターンM10は前記活性領域ARの前記基板1に位置する前記第2犠牲膜38は露出させ、前記素子分離膜3内に位置する前記第2犠牲膜38は覆うように形成される。
【0187】
図67を参照すれば、前記第10マスクパターンM10をエッチングマスクとして利用して前記第2犠牲膜38及び前記埋め込み絶縁スペーサー膜37を異方性エッチングする。したがって、前記サブゲートSG1、SG2の内部側壁を覆う埋め込み絶縁スペーサーパターン37aが形成されると同時に、前記活性領域ARの前記基板1を露出させるビットラインコンタクトホール95が形成される。前記ビットラインコンタクトホール95の下部に露出された前記基板1へ不純物を注入して第1不純物注入領域10を形成する。
【0188】
図68を参照すれば、前記基板1の全面の上にビットラインコンタクト膜39を積層して前記ビットラインコンタクトホール95を満たす。前記ビットラインコンタクト膜39はドーピングされた半導体物質(例えば、ドーピングされたシリコン、ドーピングされたゲルマニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタニウム、窒化タンタル等)、金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)、金属−半導体化合物(例えば、タングステンシリサイド、コバルトシリサイド、チタニウムシリサイド等)等から選択された少なくとも1つから形成される。
【0189】
図69を参照すれば、平坦化エッチング工程を進行して前記第9マスクパターンM9の上の前記埋め込み絶縁スペーサー膜37、前記第10マスクパターンM10、及び前記ビットラインコンタクト膜39を除去し、前記ビットラインコンタクトホール95内にビットラインコンタクト39aを形成する。
【0190】
図70を参照すれば、前記第9マスクパターンM9を除去して前記基板1の上部面を露出させる。この時、前記埋め込み絶縁スペーサーパターン37aと前記ビットラインコンタクト39aとの上部面は前記基板1の上に突出される。露出された前記基板1の表面に不純物をドーピングして第2不純物注入領域20を形成する。
【0191】
図71を参照すれば、前記基板1の上に第4キャッピング膜を形成し、平坦化エッチング工程を進行して前記ビットラインコンタクト39aの両側に第4キャッピング膜パターン41を形成し、前記ビットラインコンタクト39aの上部面を露出させる。
【0192】
続いて図52を参照して、前記第4キャッピング膜パターン41の上に前記ビットラインコンタクト39aに接するようにビットラインBL(80b)を実施形態1と同一または類似な方法で形成する。そして、実施形態1と同一または類似な方法にキャパシターCAを形成して図52の半導体装置を完成できる。
【0193】
その他の製造方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0194】
<実施形態7>
図72は本発明の実施形態7によって図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【0195】
図72を参照すれば、本実施形態による半導体装置において、第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との離隔距離D4は図52での第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との離隔距離D3より長い。第1ゲート絶縁膜32は埋め込み絶縁スペーサーパターン37aの平らな外側壁を覆う部分が図52に比べて多い。
【0196】
その他の構成は実施形態6と同一または類似である。
【0197】
図73乃至図78は図72の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0198】
図73を参照すれば、図58の段階の後に、第9マスクパターンM9とエッチング保護スペーサー17、18とをエッチングマスクとして利用して前記第3グルーブ16の底面を一部エッチングして第8深さD8と第8幅W8とを有する第4グルーブ19aを形成する。この時、前記第8深さD8は図59の第8深さD8より非常に浅い。
【0199】
図74を参照すれば、前記エッチング保護スペーサー17、18を順に除去して第1グルーブ12及び第3グルーブ16の側壁及び第4グルーブ19aの側壁と底を露出させる。
【0200】
図75を参照すれば、第1グルーブ12、第3グルーブ16、及び第4グルーブ19aの側壁を覆う第5エッチング保護スペーサー22及び第6エッチング保護スペーサー23を形成する。前記第5エッチング保護スペーサー22及び第6エッチング保護スペーサー23は各々の第3エッチング保護スペーサー17及び第4エッチング保護スペーサー18と同一な物質で形成され得る。
【0201】
図76を参照すれば、前記第9マスクパターンM9とエッチング保護スペーサー22、23とをエッチングマスクとして利用して前記第4グルーブ19aの底面を一部エッチングして第9深さD9と第9幅W9とを有する第5グルーブ24を形成する。前記第9幅W9は図73の第8幅W8より狭いことがあり得る。前記第9深さD9は前記第8深さD8より深い。
【0202】
図77を参照すれば、前記第9マスクパターンM9及び前記エッチング保護スペーサー22、23をエッチングマスクとして使用して前記第5グルーブ24によって露出された前記基板1に対して等方性エッチング工程を進行して第6グルーブ25を形成する。前記第6グルーブ25は第10深さD10と第10幅W10とを有し得る。前記第10深さD10は前記第9深さD9より深い。前記第10幅W10は図56の前記第7幅W7と概ね同一または類似であり得る。
【0203】
図78を参照すれば、前記第5及び6エッチング保護スペーサー22、23を除去する。そして、実施形態6で説明した方法と同一または類似にサブゲートSG1、SG2、ビットラインBL(80b)及びキャパシターCAを形成して図72の半導体装置を完成できる。
【0204】
その他の製造方法は実施形態6と同一または類似であり得る。
【0205】
<実施形態8>
図79は本発明の実施形態8によって図51をA−A'線に沿って切断した断面図を示す。
【0206】
図79を参照すれば、本実施形態8による半導体装置では第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2とが互いに異なる過程を通じて形成される。また、第1ゲート絶縁膜32と第2ゲート絶縁膜42とが互いに異なる過程を通じて形成される。前記第1ゲート絶縁膜32は前記第1サブゲートSG1と前記基板1との間に介在され、前記第2ゲート絶縁膜42は前記第2サブゲートSG2と前記基板1との間、そして前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との間に介在する。その他の構成及び動作方法は実施形態6と同一または類似であり得る。
【0207】
図80乃至図87は図79の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0208】
図80を参照すれば、図54の状態で、第1及び第2エッチング保護スペーサー13、14と第9マスクパターンM9とをエッチングマスクとして使用して第1グルーブ12の底面を異方性エッチングして前記第1グルーブ12下に第6深さD6及び第6幅W6を有する第2グルーブ15aを形成する。前記第6深さD6は図55の第6深さD6より相対的に非常に深いことがあり得る。図80で前記第6深さD6は、2つのサブワードラインがチャージする空間を鑑みて調節され得る。
【0209】
図81を参照すれば、前記第9マスクパターンM9及び前記エッチング保護スペーサー13、14をエッチングマスクとして使用して前記第2グルーブ15aによって露出された前記基板1に対して等方性エッチング工程を進行して第3グルーブ16aを形成する。前記第3グルーブ16aは第7深さD7と第7幅W7を有し得る。前記第7深さD7は前記第6深さD6より深い。前記第7幅W7は前記第6幅W6より広い。前記第3グルーブ16aは側面にリセスされた第1アンダーカット領域UC1を含む。
【0210】
図82を参照すれば、前記第1及び第2エッチング保護スペーサー13、14を除去して第1グルーブ12の側壁を露出させる。
【0211】
図83を参照すれば、前記基板1の上に第1ゲート絶縁膜32と第1サブゲート膜30をコンフォーマルに形成する。前記第1ゲート絶縁膜32は熱酸化工程で形成され得る。前記第1サブゲート膜30は前記第1アンダーカット領域UC1を満たす程度の厚さに形成され得る。
【0212】
図84を参照すれば、前記第1サブゲート膜30の上に第1犠牲膜7を積層して前記第3グルーブ16aを満たす。前記第1犠牲膜7を選択的にリセスさせて前記第3グルーブ16a内に一部残存させて前記第1サブゲート膜30の下部を保護する。
【0213】
図85を参照すれば、前記第1サブゲート膜30に対して全面異方性エッチング工程を進行して前記第1グルーブ12の側壁と前記第3グルーブ16aの上部側壁を露出させると同時に前記第3グルーブ16aの下部に前記第1サブゲート膜30を残存させる。
【0214】
図86を参照すれば、前記第1犠牲膜7を選択的に除去する。そして、前記基板1の上に第2ゲート絶縁膜42と第2サブゲート膜40とをコンフォーマルに形成する。
【0215】
図87を参照すれば、第2犠牲膜(不図示)を形成して前記グルーブ12、16aを満たす。そして、平坦化エッチング工程を進行して前記第1マスクパターンM9の上の前記第2サブゲート膜40を除去すると同時に前記第1マスクパターンM9の上部面を露出させる。前記第1マスクパターンM9をエッチングマスクとして利用して前記第2サブゲート膜40、前記第2ゲート絶縁膜42、前記第1サブゲート膜30及び前記第1ゲート絶縁膜32を異方性エッチングして前記第3グルーブ16aの第1アンダーカット領域UC1に第1サブゲートSG1と第2サブゲートSG2とを形成すると同時に前記基板1を露出させる第4グルーブ43を形成する。
【0216】
続いて実施形態6と同一または類似な工程を進行して前記第4グルーブ43内にビットラインコンタクト39aと埋め込み絶縁スペーサーパターン37aとを形成する。そして、ビットラインBLとキャパシターCA等を形成して図79の半導体装置を形成できる。
【0217】
その他の製造方法は実施形態7と同一または類似であり得る。
【0218】
<実施形態9>
図88は本発明の実施形態9による半導体装置の平面図である。図89は図88をD−D'線、E−E'線、F−F'線及びG−G'線に沿って切断した断面図を示す。図90は実施形態9による半導体装置の単位セルトランジスターの斜視図を示す。本実施形態では垂直にチャンネルが形成され、ビットラインが基板内部に埋め込んだ構造のDRAM装置を例示的に説明する。
【0219】
図88乃至90を参照して、基板1に第1素子分離膜FOX1(3)、第2素子分離膜FOX2(4)、及び第3素子分離膜FOX3(37b)が配置されて垂直活性チャンネル領域VCを定義する。図88乃至90にはセルアレイ領域のみを図示した。本実施形態9で周辺回路領域に対する部分は実施形態1と同一または類似なので、これに対する図示を省略した。前記基板1内には平面的に第1方向Xへ延長される複数個の互いに平行なビットラインBL(2)が配置される。前記基板1内には平面的に前記第1方向Xと直交する第2方向Yへ延長される複数個の互いに平行なワードラインWLが配置される。前記ワードラインWLと前記ビットラインBLとが交差する地点で前記垂直活性チャンネル領域VCが配置される。前記垂直活性チャンネル領域VCは突出されたピラー形状を有し得る。第3方向Zは前記第1方向X及び第2方向Yの全てに対して垂直になる方向である。図89でD−D'線とF−F'線に対する断面はZ−X断面を示す。図89でE−E'線とG−G'線に対する断面はZ−Y断面を示す。前記ワードラインWLの各々は垂直に重畳された第1サブワードラインSWL1と第2サブワードラインSWL2とを含む。
【0220】
続いて、第1サブゲートSG1は前記第2方向Yへ延長されて前記第1サブワードラインSWL1を構成する。第2サブゲートSG2は前記第2方向Yへ延長されて前記第2サブワードラインSWL2を構成する。前記第1サブゲートSG1は前記第2サブゲートSG2の下部に配置される。第1ゲート絶縁膜32は前記第1サブゲートSG1と前記基板1との間に配置される。前記第2ゲート絶縁膜42は前記第2サブゲートSG2と前記基板1との間、そして前記第1サブゲートSG1と前記第2サブゲートSG2との間に介在する。
【0221】
前記第2サブゲートSG2に隣接する前記基板1の表面には第2不純物注入領域SD2(20)が配置される。前記第1サブゲートSG1下部の前記基板1には第1不純物注入領域SD1(10)が配置される。前記第1不純物注入領域SD1(10)の下部に埋め込んだビットラインBL(2)が配置される。前記埋め込んだビットラインBL(2)は前記基板1に不純物でドーピング層(又は領域)であり得る。前記第1素子分離膜FOX1(3)の下部面の深さは前記ビットラインBL(2)の下部面の深さより深いことがあり得る。前記第2素子分離膜FOX2(4)の下部面の深さは前記ビットラインBL(2)の上部面の深さと同一または類似であり得る。前記第3素子分離膜FOX3(37b)の下部面は前記ビットラインBL(2)の上部面のような高さであるか、或いはより高いことがあり得る。
【0222】
隣接するワードラインWLは互いに対称となる構造を有し得る。前記基板1の上には層間絶縁膜73が配置される。下部電極コンタクト65は前記層間絶縁膜73を貫通して前記第2不純物注入領域20に接する。
【0223】
図示されていないが、前記垂直活性チャンネル領域VC側面に正孔(electron hole)を排出するための通路として、前記基板1の下部に連結されるボディーコンタクト(body contact)を追加に配置できる。前記ボディーコンタクトによって、前記垂直活性チャンネル領域VCのボディーフローティング現象を解決できる。
【0224】
その他の構成及び動作方法は実施形態1と同一または類似であり得る。
【0225】
図91乃至94は図89の断面を有する半導体装置を製造する過程を順序に従って示す工程断面図である。
【0226】
図91を参照すれば、イオン注入工程を進行して基板1内の所定の深さにビットライン層2を形成する。前記イオン注入工程は前記基板の前記セルアレイ領域の全面に対して進行され得る。前記ビットライン層2は例えばN形のドーパントをドーピングすることによって形成され得る。前記ビットライン層2は前記基板1の上に形成された金属含有膜のような導電膜であり得る。前記ビットライン層2を形成した後に、再びイオン注入工程を進行して前記基板1内の所定の深さに第1不純物注入領域10を形成する。前記第1不純物注入領域10の下部面は前記ビットライン層2の下部面より高いことがあり得る。
【0227】
図92を参照すれば、前記基板1の上に第11マスクパターン11を形成する。前記第11マスクパターン11は第1素子分離膜FOX1(3)を定義する開口部を含む。前記第11マスクパターン11をエッチングマスクとして利用して前記基板1をパターニングして前記基板1に第1トレンチT1を形成する。前記第1トレンチT1は前記第1方向Xへ延長される複数個のライン形状のグルーブであり得る。前記第1トレンチT1の深さは前記ビットライン層2の下部面の深さより深く形成される。前記第1トレンチT1の形成によって前記ビットライン層2は前記第1方向Xへ延長される複数個の互いに平行なビットライン2aに分離される。
【0228】
図93を参照すれば、前記第1トレンチT1を絶縁膜で満たし、第1素子分離膜3を形成する。前記第1素子分離膜3は前記ビットライン2aの間で第1方向Xへ延長されるライン形状を有し得る。
【0229】
図94を参照すれば、前記基板1と前記第1素子分離膜3とを第2方向Yへ延長されるライン形状にパターニングして第2トレンチT2を形成する。前記第2トレンチT2は前記ビットライン2aの上部面を露出させるように形成され得る。前記第2トレンチT2を絶縁膜で満たされて第2素子分離膜4を形成する。前記第2素子分離膜4は前記第2方向Yへ延長され複数個の互いに平行なライン形状を有するように形成される。
【0230】
続いて、図89を参照して、実施形態8と同一または類似な方法でサブゲートSG1、SG2を形成する。図87の段階で第4グルーブ43内にビットラインコンタクト39aを形成せず前記第4グルーブ43を第3素子分離膜37bで満たす。そして、キャパシターCA等を形成して図89の半導体装置を形成できる。
【0231】
その他の製造方法は実施形態8と同一または類似であり得る。
【0232】
<実施形態10>
図95は本発明の実施形態10によって図88をD−D'線、E−E'線、F−F'線及びG−G'線に沿って切断した断面図を示す。
【0233】
図95を参照すれば、本実施形態10で、実施形態9の第3素子分離膜37b位置に第2素子分離膜4が配置される。第1ゲート絶縁膜32は第1サブゲートSG1と基板1との間に、そして前記第1サブゲートSG1と前記第2素子分離膜4との間に介在する。第2ゲート絶縁膜42は第2サブゲートSG2と基板1との間、前記第2サブゲートSG2と第1サブゲートSG1との間、そして前記第2サブゲートSG2と前記第2素子分離膜4との間に介在する。前記第2サブゲートSG2の上には第1キャッピング膜パターン50が配置される。その他の構成及び動作方法は実施形態9と同一または類似であり得る。
【0234】
図95の半導体装置の形成過程は実施形態9と実施形態1を応用して形成され得る。即ち、実施形態9と同様に第1素子分離膜3と第2素子分離膜4とを形成して垂直活性チャンネル領域VCを定義し、実施形態1と同様にサブゲートSG1、SG2を形成する。
【0235】
その他の形成過程は実施形態1及び9と同一または類似であり得る。
【0236】
<実施形態11>
図96は本発明の実施形態11による半導体装置の平面図である。図97は本発明の実施形態11によって図96をH−H'線、I−I'線、J−J'線及びK−K'線に沿って切断した断面図を示す。図98は実施形態11による半導体装置の単位セルトランジスターの斜視図を示す。
【0237】
図96乃至98を参照すれば、垂直活性チャンネル領域VCの下端部が基板1の下端部と連結される。したがって、ボディーフローティング現象を解決でき、正孔排出に有利である。ビットラインBLは第1不純物注入領域SD1の側面と接しながら、第1方向Xへ行く。前記第1不純物注入領域SD1の下部面は前記基板1に接する。その他の構成及び動作方法は実施形態9と同一または類似であり得る。
【0238】
上述された実施形態で開示された半導体素子は多様な形態の半導体パッケージ(semiconductor package)に具現され得る。例えば、本発明の実施形態による半導体素子はPoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、 Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In−Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)等の方式にパッケージングされ得る。
【0239】
本発明の実施形態による半導体素子が実装されたパッケージは前記半導体素子を制御するコントローラ及び/又は論理素子等をさらに包含し得る。
【0240】
図99は本発明の技術的思想に基づいた半導体素子を含む電子装置を図式的に説明したブロック図である。
【0241】
図99を参照すれば、本発明の実施形態による電子装置1300はPDA、ラップトップ(laptop)コンピューター、携帯用コンピューター、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機、携帯電話、デジタル音楽再生器(digital music player)、有無線電子機器又はこれらの中で少なくとも1つを含む複合電子装置の中で1つであり得る。電子装置1300はバス1350を通じて互いに接続された制御器1310、入出力装置1320(例えばキーパッド、キーボード、ディスプレイなど)、メモリ1330、無線インターフェイス1340を包含できる。制御器1310は例えば1つ以上のマイクロプロセッサー、デジタル信号プロセッサー、マイクロコントローラなどを包含できる。メモリ1330は例えば制御器1310によって実行されるコマンドを格納するのに使用され得る。メモリ1330は使用者のデータを格納するのにも使用され得る。メモリ1330は本発明の実施形態による垂直形チャンネルトランジスターを含む半導体素子を少なくとも1つ包含できる。電子装置1300は無線周波数信号を用いて無線通信ネットワークとの間でデータを送受信するために無線インターフェイス1340を使用できる。例えば、無線インターフェイス1340はアンテナ、無線トランシーバー等を包含できる。電子装置1300は例えばCDMA、GSM、NADC、E−TDMA、WCDAM、CDMA2000といった第3世代通信システムのような通信インターフェイスプロトコルで使用され得る。
【0242】
図100は本発明の技術的思想に基づいた半導体素子を含むメモリシステムを図式的に説明したブロック図である。
【0243】
図100を参照すれば、本発明の実施形態による半導体素子はメモリシステム(memory system)を具現するために使用され得る。メモリシステム1400は大容量のデータを格納するためのメモリ1410及びメモリコントローラ1420を包含できる。メモリコントローラ1420はホスト1430の読出し/書込み要請に応答してメモリ素子1410から格納されたデータを読み出し又は書き込むようにメモリ素子1410を制御する。メモリコントローラ1420はホスト1430(例えばモバイル機器又はコンピューターシステムなど)から提供されるアドレスをメモリ素子1410の物理的なアドレスにマッピングするためのアドレスマッピングテーブル(Address mapping table)を構成できる。メモリ1410は本発明の実施形態による垂直形チャンネルトランジスターを含む半導体素子を少なくとも1つ包含できる。
【0244】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明はその技術的思想や必須的な特徴を変えることなく、他の具体的な形態で実施されることもあり得る。したがって、以上で記述した実施形態は全ての面で例示的なものであり、限定的でないものとして理解しなければならない。
【符号の説明】
【0245】
AR 活性領域、
VC 垂直活性チャンネル領域、
WL ワードライン、
BL、2、80b ビットライン、
SG1 第1サブゲート、
SG2 第2サブゲート、
SWL1 第1サブワードライン、
SWL2 第2サブワードライン、
32 第1ゲート絶縁膜、
42 第2ゲート絶縁膜、
SD1、10 第1不純物注入領域、
SD2、20 第2不純物注入領域、
CA キャパシター、
FOX、FOX1、FOX2、FOX3、3、4、37b 素子分離膜、
61 第1パッド、
62 第2パッド、
80e、39a ビットラインコンタクト、
65 下部電極コンタクト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離隔されてその間に第1チャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記第1チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、を含み、
前記制御ゲート構造は、
前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第1ゲート電極と、
前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第2ゲート電極と、を含み、
前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記チャンネル領域の上の前記第1ゲート電極の少なくとも一部分は前記第2ソース/ドレーン領域から離隔され、前記第1チャンネル領域の上の前記第2ゲート電極の少なくとも一部分は前記第1ソース/ドレーン領域から離隔されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記制御ゲート構造は前記第1ゲート電極と前記第1チャンネル領域との間、そして前記第2ゲート電極と前記第1チャンネル領域との間にゲート絶縁膜構造を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ゲート絶縁膜構造は、
前記第1ゲート電極と前記第1チャンネル領域との間の第1ゲート絶縁膜と、
前記第2ゲート電極と前記第1チャンネル領域との間の第2ゲート絶縁膜と、を含み、
前記第1及び第2ゲート絶縁膜の中で少なくとも1つは前記第1及び第2ゲート電極の間へ延長されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体基板は互いに離隔されてその間に第2チャンネル領域を定義する第3及び第4ソース/ドレーン領域及び前記第1及び第2チャンネル領域を分離する絶縁膜をさらに含み、
前記第1及び第2ゲート電極は前記第1チャンネル領域から前記第2チャンネル領域に前記絶縁膜を横切って延長されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記半導体基板は前記第1ソース/ドレーン領域と離隔されて前記第1ソース/ドレーン領域との間に第2チャンネル領域を提供する第3ソース/ドレーン領域をさらに含み、
前記半導体装置は、前記第1及び第3ソース/ドレーン領域の間の前記第2チャンネル領域の上の第2制御ゲート構造をさらに含み、
前記第2制御ゲート構造は、
前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2チャンネル領域の上の第3ゲート電極と、
前記第3ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2チャンネル領域の上の第4ゲート電極と、を含み、
前記第3及び第4ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1ソース/ドレーン領域に連結されたビットラインと、
前記第2ソース/ドレーン領域に連結されたデータ格納要素と、をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域及び前記第1チャンネル領域は前記半導体基板の平らな表面の上に提供されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記半導体基板はその表面にトレンチを含み、前記第1及び第2ゲート電極は前記トレンチの側壁に隣接するように配置され、前記第2ゲート電極は前記第1ゲート電極と前記半導体基板の表面との間に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域は前記トレンチの両側面の上の前記半導体基板の表面に配置され、前記第2ゲート電極は前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の一部分の間に配置し、前記第1ゲート電極は前記第1ソース/ドレーン領域の一部分に隣接するように配置され、前記第1ゲート電極は前記第2ソース/ドレーン電極から離隔されるように配置されることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記半導体基板内へ延長される前記第1ソース/ドレーン領域の深さは前記半導体基板内へ延長される第2ソース/ドレーン領域の深さより深いことを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記トレンチは第1及び第2側壁とその間の底面を含み、前記第1ソース/ドレーン領域は前記トレンチの底面に隣接し、前記第2ソース/ドレーン領域は前記第1側壁に隣接し、前記第1及び第2ゲート電極各々の部分は前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記第1側壁に沿って前記トレンチ内に位置することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記半導体基板は前記トレンチの前記第2側壁に隣接し、前記第1ソース/ドレーン領域から離隔された第3ソース/ドレーン領域を含み、前記第1及び第3ソース/ドレーン領域はその間の第2チャンネル領域を定義し、
前記半導体基板は互いに離隔された前記第1及び第3ソース/ドレーン領域の間の前記第2チャンネル領域の上の前記トレンチ内の第2制御ゲート構造を含み、
前記第2制御ゲート構造は、
前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2チャンネル領域の上の第3ゲート電極と、
前記第3ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2チャンネル領域の上の第4ゲート電極と、を含み、
前記第3及び第4ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記第1ソース/ドレーン領域に連結され、前記第1及び第3ゲート電極の間、そして前記第2及び第4ゲート電極の間の前記トレンチを通じて延長されたビットラインコンタクトと、
前記ビットラインコンタクトを通じて前記第1ソース/ドレーン領域に電気的に連結されるビットラインと、
前記第2ソース/ドレーン領域に連結される第1データ格納要素と、
前記第3ソース/ドレーン領域に連結される第2データ格納要素と、をさらに含む請求項13に記載の半導体装置。
【請求項15】
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の中で少なくとも1つは前記半導体基板の表面に平行な方向に約5〜20nmの幅を有することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項16】
前記第2ソース/ドレーン領域は前記半導体基板の表面に平行な方向に第1幅を有し、
前記半導体装置は、前記第2ソース/ドレーン領域の上に、前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結される導電パッドをさらに含み、
前記導電パッドは前記半導体基板の表面に平行な方向に第2幅を有し、
前記第2幅は前記第1幅より大きいことを特徴とする請求項9〜15のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項17】
前記第1及び第2ゲート電極に電気的に連結されるコントローラをさらに含み、
前記コントローラは前記第1及び第2ゲート電極へ各々異なる第1及び第2電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記第1チャンネル領域を通じる電流の流れを遮断することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項18】
前記第2電圧は前記第1電圧より大きいことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
【請求項19】
前記第1電圧は前記半導体装置の接地電圧より小さくて前記第2電圧は前記半導体装置の接地電圧より大きいことを特徴とする請求項17または請求項18に記載の半導体装置。
【請求項20】
互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板、前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造、及び前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結されるデータ格納キャパシターを含む半導体メモリ装置の動作方法において、
書込み/読出し電圧を前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間に前記チャンネル領域を通じて電流が流れるようにする段階と、
前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記第1ソース/ドレーン領域、前記チャンネル領域、及び前記第2ソース/ドレーン領域を通じて前記データ格納キャパシターへ書込み信号を印加して前記データ格納キャパシターをチャージ/ディスチャージすることによって前記データ格納キャパシターにデータ値を書き込む段階と、
前記書込み信号を印加した後に、前記チャンネル領域に隣接する前記制御ゲート構造の他の部分へ異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加することによって前記データ格納キャパシターのデータ値を維持する段階と、を含む半導体メモリ装置の動作方法。
【請求項21】
前記異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加する段階は、前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記制御ゲート構造の一部分へ第1スタンバイ電圧を印加する段階と、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記制御ゲート構造の一部分へ第2スタンバイ電圧を印加する段階と、を含むことを特徴とする請求項20に記載の半導体メモリ装置の動作方法。
【請求項22】
前記第2スタンバイ電圧は前記第1スタンバイ電圧と前記書込み/読出し電圧との間の電圧であることを特徴とする請求項21に記載の半導体メモリ装置の動作方法。
【請求項23】
前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極と前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極とを含み、前記異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加する段階は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1ゲート電極へ第1スタンバイ電圧を印加する段階と、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2ゲート電極へ前記第2スタンバイ電圧を印加する段階と、を含むことを特徴とする請求項20〜22のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置の動作方法。
【請求項24】
前記異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加する段階の後に、前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ前記書込み/読出し電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記チャンネル領域を通じて電流を流れるようにする段階と、
前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記データ格納キャパシターのデータ値を読み出す段階とを含むことを特徴とする請求項20〜23のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置の動作方法。
【請求項25】
互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、
前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結されたデータ格納キャパシターと、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域に連結されたコントローラと、を含み、
前記コントローラは、前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ書込み/読出し電圧を印加し、前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記第1ソース/ドレーン領域、前記チャンネル領域、及び前記第2ソース/ドレーン領域を通じて前記データ格納キャパシターへ書込み信号を印加して前記データ格納キャパシターをチャージ/ディスチャージすることによって、前記データ格納キャパシターにデータ値を書き込み、前記書込み信号を印加した後に、前記チャンネル領域に隣接する前記制御ゲート構造の他の部分へ互いに異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加することによって前記データ格納キャパシターの前記データ値を維持することを特徴とする半導体メモリ装置。
【請求項26】
前記コントローラは前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記制御ゲート構造の一部分へ前記第1スタンバイ電圧を印加し、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記制御ゲート構造の一部分へ前記第2スタンバイ電圧を印加することを特徴とする請求項25に記載の半導体メモリ装置。
【請求項27】
前記第2スタンバイ電圧は前記第1スタンバイ電圧と前記書込み/読出し電圧との間であることを特徴とする請求項26に記載の半導体メモリ装置。
【請求項28】
前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極と前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極とを含み、前記コントローラは前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1ゲート電極へ前記第1スタンバイ電圧を印加し、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記第2ゲート電極へ第2スタンバイ電圧を印加することを特徴とする請求項25〜27のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置。
【請求項29】
前記コントローラは前記異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加した後に、前記チャンネル領域にまたがる前記制御ゲート構造へ前記書込み/読出し電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記チャンネル領域を通じて電流を流れるようにし、前記書込み/読出し電圧を印加する間に前記データ格納キャパシターのデータ値を読み出すことを特徴とする請求項25〜28のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置。
【請求項30】
半導体基板に互いに離隔された第1及び第2ソース/ドレーン領域を形成して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間にチャンネル領域を定義する段階と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域の上に制御ゲート構造を形成する段階と、を含み、
前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上に第1ゲート電極と前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上に第2ゲート電極とを含み、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項31】
前記制御ゲート構造を形成する段階は、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域を形成する段階の前に進行され、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域を形成する段階は、前記制御ゲート構造をドーピングマスクとして利用して前記制御ゲート電極構造の両側面の上に前記第1及び第2ソース/ドレーン領域をドーピングする段階を含むことを特徴とする請求項30に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項32】
前記制御ゲート構造を形成する段階の前に、前記半導体基板にトレンチを形成する段階を含み、
前記制御ゲート構造を形成する段階は前記トレンチの片側に前記第1及び第2ゲート電極を形成する段階を含むことを特徴とする請求項30または請求項31に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項33】
互いに離隔されてその間にチャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域を含む半導体基板と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記チャンネル領域の上の制御ゲート構造と、を含み、
前記チャンネル領域を含む前記半導体基板の表面は実質的に平らであり、
前記制御ゲート構造は、
前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極と、
前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極と、を含み、
前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする半導体装置。
【請求項34】
前記チャンネル領域の上の前記第1ゲート電極の少なくとも一部分は前記第2ソース/ドレーン領域から離隔され、前記チャンネル領域の上の前記第2ゲート電極は前記第1ソース/ドレーン領域から離隔されたことを特徴とする請求項33に記載の半導体装置。
【請求項35】
前記第1及び第2ゲート電極に電気的に連結されたコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記第1及び第2ゲート電極へ異なる第1及び第2電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域を通じる電流の流れを遮断することを特徴とする請求項33または請求項34に記載の半導体装置。
【請求項36】
トレンチと第1及び第2ソース/ドレーン領域とを含む半導体基板と、
前記トレンチ内の制御ゲート構造と、を含み、
前記トレンチは前記半導体基板内に位置し、前記第1及び第2ソース/ドレーン領域は前記トレンチの両側面の上に配置されて前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記トレンチに隣接する前記半導体基板の部分を通じてチャンネル領域を定義し、
前記制御ゲート構造は前記トレンチ内の前記チャンネル領域の上に第1及び第2ゲート電極を含み、
前記第2ゲート電極は前記第1ゲート電極と前記半導体基板の表面との間に位置し、前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする半導体装置。
【請求項37】
前記トレンチに隣接する前記半導体基板内への前記第1ソース/ドレーン領域の深さは前記トレンチに隣接する前記半導体基板内への前記第2ソース/ドレーン領域の深さより深く、前記チャンネル領域の上の前記第1ゲート電極の一部分は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接し、前記第1ゲート電極は前記第2ソース/ドレーン領域から離隔されることを特徴とする請求項36に記載の半導体装置。
【請求項38】
前記第1及び第2ゲート電極に電気的に連結されたコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記第1及び第2ゲート電極へ互いに異なる第1及び第2電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域を通じる電流の流れを遮断することを特徴とする請求項36または請求項37に記載の半導体装置。
【請求項39】
トレンチと第1及び第2ソース/ドレーン領域とを含む半導体基板と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で定義されるチャンネル領域の上の前記トレンチ内にある制御ゲート構造と、を含み、
前記トレンチは前記半導体基板内で第1及び第2側壁を包含するように位置し、前記第1ソース/ドレーン領域は前記トレンチの前記第1側壁に隣接する前記半導体基板の表面に位置し、前記第2ソース/ドレーン領域は前記トレンチの底に隣接し、前記チャンネル領域は前記第1側壁に沿って位置し、
前記制御ゲート構造は前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第1ゲート電極と、前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記チャンネル領域の上の第2ゲート電極と、を含み、
前記第1及び第2ゲート電極は電気的に絶縁されることを特徴とする半導体装置。
【請求項40】
前記チャンネル領域の上の前記第1ゲート電極の少なくとも一部分は前記第2ソース/ドレーン領域から離隔され、前記チャンネル領域の上の前記第2ゲート電極の少なくとも一部分は前記第1ソース/ドレーン領域から離隔されることを特徴とする請求項39に記載の半導体装置。
【請求項41】
前記第1及び第2ゲート電極に電気的に連結されたコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記第1及び第2ゲート電極へ互いに異なる第1及び第2電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域を通じる電流の流れを遮断することを特徴とする請求項39または請求項40に記載の半導体装置。
【請求項42】
互いに離隔されてその間に第1チャンネル領域を定義する第1及び第2ソース/ドレーン領域と、互いに離隔されてその間に第2チャンネル領域を定義する第3及び第4ソース/ドレーン領域とを含む半導体基板と、
前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記第1チャンネル領域の上の第1制御ゲート構造と、
前記第3及び第4ソース/ドレーン領域の間で前記第2チャンネル領域の上の第2制御ゲート構造と、を含み、
前記第1ゲート構造は、
前記第1ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第1ゲート電極と、
前記第2ソース/ドレーン領域に隣接する前記第1チャンネル領域の上の第2ゲート電極と、を含み、
前記第1及び第2ゲート電極は互いに電気的に絶縁され、
前記第2制御ゲート構造は前記第3及び第4ソース/ドレーン領域の間で延長される前記第2チャンネル領域の上の連続的なゲート電極を含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項43】
前記第1及び第3ソース/ドレーン領域の間で電気的に連結されるビットラインと、
前記第2ソース/ドレーン領域に電気的に連結されるデータ格納キャパシターと、をさらに含むことを特徴とする請求項42に記載の半導体装置。
【請求項44】
前記第4ソース/ドレーン領域、前記第1及び第2ゲート電極、及び前記連続的なゲート電極に連結されたコントローラをさらに含み、
前記コントローラは前記第1及び第2ゲート電極へ書込み/読出し電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記第1チャンネル領域を通じる電流が流れるようにし、前記第4ソース/ドレーン領域、前記第2チャンネル領域、前記第3ソース/ドレーン領域、前記ビットライン、前記第1ソース/ドレーン領域、前記第1チャンネル領域、及び前記第2ソース/ドレーン領域を通じて前記データ格納キャパシターへ書込み信号を印加して前記データ格納キャパシターをチャージ/ディスチャージすることによって、前記書込み/読出し電圧を印加する間に、前記データ格納キャパシターにデータ値を書き込み、前記書込み信号を印加した後に前記第1チャンネル領域に隣接する前記第1制御ゲート構造の他の部分へ異なる第1及び第2スタンバイ電圧を印加することによってデータ格納キャパシターの前記データ値を維持することを特徴とする請求項43に記載の半導体装置。
【請求項45】
前記チャンネル領域の上の前記第1ゲート電極の少なくとも一部分は前記第2ソース/ドレーン領域から離隔され、前記チャンネル領域の上の前記第2ゲート電極の少なくとも一部分は前記第1ソース/ドレーン領域から離隔されることを特徴とする請求項42〜44のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項46】
共通チャンネル領域を制御する第1及び第2ワードラインを含む半導体装置。
【請求項47】
前記第1及び第2ワードラインは第1及び第2ソース/ドレーン領域の間の前記共通チャンネル領域を制御し、
前記半導体装置は、
前記第1及び第2ワードラインに電気的に連結されたコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記第1及び第2ワードラインへ異なる第1及び第2電圧を印加して前記第1及び第2ソース/ドレーン領域の間で前記チャンネル領域を通じる電流の流れを遮断することを特徴とする請求項46に記載の半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【図100】
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【公開番号】特開2012−248841(P2012−248841A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−118686(P2012−118686)
【出願日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】