説明

半導体装置及び製造方法

【課題】 ビアホール上にオーミック電極が形成された半導体装置において、装置の小型化を図ること。
【解決手段】 本半導体装置は、基板10と、基板10上に形成された半導体層12と、半導体層上12に形成されたソースまたはドレイン電極を構成するオーミック電極20と、を備え、基板10及び半導体層12には、基板10及び半導体層12を貫通するビアホール30が形成され、ビアホール30は、少なくとも半導体層を貫通する第1ビアホール32と、第1ビアホール32下の基板10に形成された、第1ビアホール32より開口断面積が大きい第2ビアホール34と、を含み、オーミック電極20は、第1ビアホール32の上に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
基板上に半導体層が形成され、基板及び半導体層を貫通するビアホールが形成された半導体装置が知られている。ビアホールを形成する際には、基板表面の半導体層上にビア受けパッドを形成し、基板の裏面から基板及び半導体層を一気にエッチングする方法が一般的である。また、基板の表面側におけるビアホールの開口部に、トランジスタの一部であるオーミック電極(例えば、ソース電極)が形成された半導体装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−98456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の半導体装置では、ビアホールの開口部を覆うようにオーミック電極を形成する必要があるため、装置を小型化することが難しかった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ビアホール上にオーミック電極が形成された半導体装置において、装置の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本半導体装置は、基板と、前記基板上に形成された半導体層と、前記半導体層上に形成されたソース又はドレイン電極を構成するオーミック電極と、を備え、前記基板及び前記半導体層には、前記基板及び前記半導体層を貫通するビアホールが形成され、前記ビアホールは、少なくとも前記半導体層を貫通する第1ビアホールと、前記第1ビアホール下の前記基板に形成された、前記第1ビアホールより開口断面積が大きい第2ビアホールと、を含み、前記オーミック電極は、前記第1ビアホールの上に設けられている。
【0007】
上記構成において、前記半導体層と前記オーミック電極との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの内側に位置する構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記半導体層と前記オーミック電極との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの外側に位置する構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記第2ビアホールは、前記基板を貫通し、前記半導体層の下面に達する構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記第2ビアホールは前記基板を貫通せず、前記半導体層の下面に達しない構成とすることができる。
【0011】
上記構成において、前記オーミック電極の下側における、前記第1ビアホールの開口部の内側に設けられたビア受けパッドを備える構成とすることができる。
【0012】
上記構成において、前記ビア受けパッドと前記半導体層との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの内側に位置する構成とすることができる。
【0013】
上記構成において、前記基板はSiC基板を含み、前記半導体層は窒化物半導体層を含む構成とすることができる。
【0014】
本半導体装置の製造方法は、基板の上面に半導体層が設けられた半導体装置の製造方法であって、前記半導体層の上側をエッチングし、前記半導体層を貫通する第1ビアホールを形成する工程と、前記半導体層上における前記第1ビアホールの開口部にソース又はドレイン電極を構成するオーミック電極を形成する工程と、前記基板をエッチングし、前記基板の下面から前記第1ビアホールに達する第2ビアホールを形成する工程と、を有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ビアホール上にオーミック電極が形成された半導体装置において、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、比較例に係る半導体装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す図である。
【図3】図3は、実施例1及びその変形例に係る半導体装置の構成を示す図である。
【図4】図4は、実施例1及び比較例に係る半導体装置の構成を示す上面図である。
【図5】図5は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図である。
【図6】図6は、実施例2及びその変形例に係る半導体装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(比較例)
最初に、比較例に係る半導体装置について説明する。
【0018】
図1(a)〜(b)は、比較例に係る半導体装置の断面模式図である。図1(a)に示すように、基板10上に半導体層12が形成され、基板10及び半導体層12を貫通するビアホール30が形成されている。以下の説明では、基板10の2つの主面のうち、半導体層12が形成された側の主面を上面、反対側の主面を下面と称する。
【0019】
半導体層12上におけるビアホール30の開口部には、開口部を覆うようにビア受けパッド22が形成されている。さらに、ビア受けパッド22を覆うようにオーミック電極20が形成されている。オーミック電極20は、例えばトランジスタを構成する電極の一部(例えば、ソース電極)である。オーミック電極20及び半導体層12は、ビア受けパッド22の周辺部において接触している。ビアホール30の内部及び基板10の下面はメタライズされ、金属層40が形成されている。金属層40は、ビア受けパッド22を介してオーミック電極20と電気的に接続されている。
【0020】
図1(b)は、オーミック電極20が図1(a)のビア受けパッド22を兼ねている例である。オーミック電極20は、ビアホール30の開口部を覆うように形成され、開口部の周辺部において半導体層12と接触している。
【0021】
図1(a)〜(b)のいずれの場合も、オーミック電極20はビアホール30の開口部より広い範囲に形成される。また、ビアホール30は基板10及び半導体層12を一気にエッチングすることにより形成されるため、ビアホールの上側と下側の開口断面積はほぼ等しくなる。すなわち、オーミック電極20の大きさは、ビアホール30の下側の開口断面積に依存する。ビアホール30の下側の開口断面積を小さくすることは、ビアホール30内のメタライズが悪化する場合があるため難しい。以上のことから、オーミック電極20の小型化及び半導体装置の小型化を図ることは難しい。
【実施例1】
【0022】
図2(a)〜(e)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す図である。図2(a)に示すように、基板10の上面に半導体層12が形成されている。基板10には、例えばSiCを材料とする基板を用いることができる。半導体層12は、例えば窒化物半導体層を含み、例えば、AlNを材料とする300nmのバッファ層、i−GaNを材料とする1000nmのチャネル層(電子走行層)、n−AlGaNを材料とする20nmの電子供給層、及びn−GaNを材料とする5nmのキャップ層が順に積層された構成を有する。窒化物半導体層には、他にも、GaN、AlN、InN、InGaN、AlGaN、InAlN、InAlGaN等を用いることができる。
【0023】
最初に、図2(a)に示すように、半導体層12の上側をエッチングし、半導体層12を貫通する第1ビアホール32を形成する。第1ビアホール32の形成は、例えばエッチングガスとして塩素系のガス(例えば、Cl)を用い、例えば反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)方式のドライエッチングにより行うことができる。
【0024】
次に、図2(b)に示すように、第1ビアホール32の内部及びその周辺の半導体層12を覆うように、ビア受けパッド22を形成する。ビア受けパッド22には、例えばNiを用いることができる。次に、図2(c)に示すように、ビア受けパッド22を覆うように、第1ビアホール32の上方にオーミック電極20(以下、ソース電極20と称する)を形成する。同時に、半導体層12上に、ゲート電極50及びドレイン電極60を形成する。ソース電極20、ゲート電極50、ドレイン電極60、及びチャネル層として機能する半導体層12により、電界効果型トランジスタが構成される。これらの電極材料には、例えばTi及びAlの積層体や、Ta及びAlの積層体を用いることができる。
【0025】
次に、図2(d)に示すように、基板10の下側をエッチングし、第2ビアホール34を形成する。第2ビアホール34は、基板10を貫通して半導体層12の下面に達する貫通孔であり、第1ビアホール32に比べて開口断面積が大きい。第2ビアホール34の形成は、例えばエッチングガスとしてフッ素系のガス(例えば、SF)を用い、例えばRIE方式のドライエッチングにより行うことができる。第1ビアホール32及び第2ビアホール34を合わせたビアホール30は、基板10及び半導体層12を貫通している。
【0026】
最後に、図2(e)に示すように、基板10の下面及びビアホール30の内部にメタライズを施し、金属層40を形成する。金属層40は、例えばNi及びAuを含むシード層上にAuを含むめっき層が形成された構成とすることができる。基板10上面のソース電極20と、基板10下面の金属層40とは、ビア受けパッド22を介して電気的に接続される。以上の工程により、実施例1に係る半導体装置が完成する。
【0027】
実施例1に係る半導体装置によれば、ビアホール30が、半導体層12を貫通する第1ビアホール32と、基板10を貫通する第2ビアホール34とを含む。第1ビアホール32及び第2ビアホール34を別々に形成することで、第1ビアホール32の開口断面積を第2ビアホール34の開口断面積より小さくすることができる。ソース電極20の大きさは、第1ビアホール32の開口断面積に依存するため、上記の構成により比較例に比べてソース電極20の大きさを小さくすることができる。その結果、半導体装置の小型化を図ることができる。
【0028】
図3(a)は、実施例1に係る半導体装置の構成を示す図であり、図3(b)〜(d)はその変形例を示す図である。図3(a)に示すように、実施例1において、ビア受けパッド22と半導体層12との接触領域の外周端は、基板10の厚み方向からみた場合に第2ビアホール34の内側に位置している。比較例(図1(a))では、上記の接触領域の外周端が第2ビアホール34の外側に位置しているため、本実施例(図3(a))の方がビア受けパッド22(及びソース電極20)が小型化されていることが分かる。一方、実施例1においても、ソース電極20と半導体層12との接触領域の外周端は、第2ビアホール34の外側に位置している。
【0029】
図3(b)は、第2ビアホール34をさらに小型化した例である。図3(a)と異なり、ソース電極20と半導体層12との接触領域の外周端は、基板10の厚み方向からみた場合に、第2ビアホール34の内側に位置している。本構成によれば、ソース電極20を小型化することにより、ソース電極20、ゲート電極50、及びドレイン電極60により構成されるトランジスタを小型化することができるため、半導体装置のさらなる小型化を図ることができる。一方、図3(a)のようにソース電極20をある程度の大きさに留めることで、ドレイン電極60(またはゲート電極50)からビアホール30内の金属層40へのリーク電流を抑制することができる。
【0030】
図3(c)は、ソース電極20が図3(a)のビア受けパッド22を兼ねる例である。ソース電極20の材料に、第2ビアホール34を形成する際に用いられるエッチャントに対して削られにくい性質の材料を用いることで、ビア受けパッド22を形成せずとも実施例1と同様の効果を得ることができる。本構成によれば、図2(b)に示したビア受けパッド22の形成工程を省略することができるため、製造工程数を削減することができる。また、ビア受けパッド22を設ける場合に比べて、ソース電極20を小さくすることができる。この場合、ソース電極20の材料には、例えばTi及びTaを用いることができる。ただし、上記メタルの場合はエッチング選択比が低いため、厚膜化する必要がある。
【0031】
図3(d)は、ソース電極20が図3(b)のビア受けパッド22を兼ねる例である。この場合も、図3(b)に示す例に比べて工程数を削減し、ソース電極20を小さくすることができる。製造方法及びソース電極20の材料に着いては図3(c)と共通のため、詳細な説明を省略する。
【0032】
図4(a)は実施例1に係る半導体装置を示す上面模式図であり、図3(b)の形態に対応している。図4(b)は比較例に係る半導体装置を示す上面模式図であり、図1(a)の形態に対応している。
【0033】
図4(a)に示すように、半導体装置は、ソース電極20、ゲート電極50、及びドレイン電極60を含む。ゲート電極50は、パッド52及びパッド52から分岐する複数のフィンガ54を含む。ドレイン電極60も同様に、パッド62及びパッド62から分岐する複数のフィンガ64を含む。ゲート電極50のフィンガ54は並行に配置され、フィンガ54の間の領域にソース電極20及びドレイン電極60のフィンガ64が交互に配置されている。ゲート電極50及びドレイン電極60は、互いに対向して配置されている。
【0034】
第1ビアホール32及び第2ビアホール34を、図中にて点線で示す。第1ビアホール32は、ソース電極20の形成領域の内部に位置する。一方、第2ビアホール34は、ソース電極20の形成領域の外部に位置する。すなわち、実施例1(図4(b))では、ソース電極20の形成領域は第2ビアホール34より小さくなっている。
【0035】
一方、比較例(図4(b))では、図4(a)の第2ビアホール34と同じ大きさを有するビアホール30が、ソース電極20の形成領域の内部に位置する。すなわち、ソース電極20の形成領域はビアホール30より大きくなっている。その結果、ソース電極20を挟んだ2つのゲート電極50間の距離は、実施例1に比べて大きくなっている。
【0036】
例えば、第2ビアホール34の幅方向(長手方向に交差する方向)の長さ(図4(a)の符号A)を50μmとした場合、比較例(図4(b))ではソース電極20の幅方向の長さ(符号B)は約80μmとなる。これに対し、実施例1の変形例(図4(a))ではその長さを約48μmとすることができる。また、実施例1(図3(a))の場合でも、その長さを約60μmとすることができる。このように、実施例1に係る半導体装置によれば、ビアホール上にオーミック電極が形成された半導体装置において、装置の小型化を図ることができる。
【実施例2】
【0037】
実施例2は、第1ビアホールを基板の途中まで形成する例である。
【0038】
図5(a)〜(e)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す図である。実施例1と共通する部分については、詳細な説明を省略する。図5(a)に示すように、基板10の上面に半導体層12が形成されている。
【0039】
最初に、図5(a)に示すように、半導体層12の上側をエッチングし、半導体層12を貫通する第1ビアホール32を形成する。このとき、半導体層12だけでなく、その先の基板10の一部が削れるまでエッチングを行う。基板10をSiC基板とし、半導体層12を窒化物半導体層とする場合、第1ビアホール32の形成は、窒化物半導体層のエッチングは例えばエッチングガスとして塩素系のガス(例えば、塩素(Cl))を用い、例えばRIE方式のドライエッチングにより行い、続いて基板10の一部のエッチングは例えばエッチングガスとしてフッ素系のガス(例えば、フッ化硫黄(SF))を用い、例えばRIE方式のドライエッチングにより行う、連続エッチングを行うことにより形成できる。
【0040】
次に、図5(b)に示すように、第1ビアホール32の内部及びその周辺の半導体層12を覆うように、ビア受けパッド22を形成する。次に、図5(c)に示すように、ビア受けパッド22を覆うようにソース電極20を形成すると共に、半導体層12上にゲート電極50及びドレイン電極60を形成する。
【0041】
次に、図5(d)に示すように、基板10の下側をエッチングし、第2ビアホール34を形成する。第2ビアホール34は、基板10の下側から第1ビアホール32に達する貫通孔であり、第1ビアホール32に比べて開口断面積が大きい。第2ビアホール34の形成は、例えばエッチングガスとしてフッ素系のガス(例えば、SF)を用い、例えばRIE方式のドライエッチングにより行うことができる。エッチングの時間を所定の時間に制御することで、ビア受けパッド22が露出する位置でエッチングを停止することができる。
【0042】
最後に、図5(e)に示すように、基板10の下面及びビアホール30の内部にメタライズを施し、金属層40を形成する。以上の工程により、実施例2に係る半導体装置が完成する。
【0043】
図6(a)は、実施例2に係る半導体装置の構成を示す図であり、図6(b)〜(d)はその変形例を示す図である。図6(a)〜(d)は、それぞれ実施例1の図3(a)〜(d)の形態に対応している。すなわち、図6(a)では、ソース電極20と半導体層12との接触領域の外周端が第2ビアホール34の外側に位置し、図6(b)では同領域が第2ビアホール34の内側に位置している。また、図6(c)及び図6(d)は、それぞれソース電極20がビア受けパッド22を兼ねる例である。
【0044】
実施例2に係る半導体装置によれば、実施例1と同様に、第1ビアホール32及び第2ビアホール34を別々に形成することで、ソース電極20の大きさを小さくし、半導体装置の小型化を図ることができる。また、第1ビアホール32を基板10の途中まで形成することで、第2ビアホール34が基板10を貫通せず、半導体層12の下面まで達しない構成となっている。これにより、第2ビアホール34と半導体層12との間が基板10により隔てられる構成となるため、ドレイン電極60(またはゲート電極50)からビアホール30内の金属層40へのリーク電流を抑制することができる。
【0045】
実施例1〜2では、基板10をSiC基板とし、半導体層12を窒化物半導体層とする例について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではない。例えば、基板10にSi基板やGaAs基板を用いてもよいし、半導体層12に窒化物半導体層以外の半導体層を用いてもよい。
【0046】
実施例1〜2では、フィンガ状の電極が配列されたトランジスタを構成するソース電極20の直下に、ビアホール30を形成したアイランドソースビア(ISV:Island Source Via)方式の半導体装置を例に説明した。本発明は上記構成に対し特に好適であるが、ドレイン電極の直下にビアホールを形成する場合についても同様に適用することができる。
【0047】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0048】
10 基板
12 半導体層
20 オーミック電極(ソース電極)
30 ビアホール
32 第1ビアホール
34 第2ビアホール
40 金属層
50 ゲート電極
60 ドレイン電極


【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板上に形成された半導体層と、
前記半導体層上に形成されたソース又はドレイン電極を構成するオーミック電極と、を備え、
前記基板及び前記半導体層には、前記基板及び前記半導体層を貫通するビアホールが形成され、
前記ビアホールは、少なくとも前記半導体層を貫通する第1ビアホールと、前記第1ビアホール下の前記基板に形成された、前記第1ビアホールより開口断面積が大きい第2ビアホールと、を含み、
前記オーミック電極は、前記第1ビアホールの上に設けられていることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記半導体層と前記オーミック電極との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記半導体層と前記オーミック電極との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2ビアホールは、前記基板を貫通し、前記半導体層の下面に達することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2ビアホールは前記基板を貫通せず、前記半導体層の下面に達しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項6】
前記オーミック電極の下側における、前記第1ビアホールの開口部の内側に設けられたビア受けパッドを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ビア受けパッドと前記半導体層との接触領域の外周端は、前記基板の厚み方向からみた場合に、前記第2ビアホールの内側に位置することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記基板はSiC基板を含み、前記半導体層は窒化物半導体層を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項9】
基板の上面に半導体層が設けられた半導体装置の製造方法であって、
前記半導体層の上側をエッチングし、前記半導体層を貫通する第1ビアホールを形成する工程と、
前記半導体層上における前記第1ビアホールの開口部にソース又はドレイン電極を構成するオーミック電極を形成する工程と、
前記基板をエッチングし、前記基板の下面から前記第1ビアホールに達する第2ビアホールを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−33690(P2012−33690A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−171715(P2010−171715)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000154325)住友電工デバイス・イノベーション株式会社 (291)
【Fターム(参考)】