説明

フィールドプログラマブルゲートアレイを構成するためのプログラム可能な相互接続セル

本発明は、制御ゲート電位のノードと、ドレイン、ソース、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラム可能なノードに接続されると共に、第2のプログラム可能なノードに接続されたドレイン、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのフローティングゲートに接続されたフローティングゲート、制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを有するプログラム可能な相互接続セル切り替え回路構造を備え、それによって、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのソースまたはドレインが、プログラム動作の間、セルの外でアースに接続されることを必要とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)集積回路に関するものである。更に特に、本発明は、再プログラム可能なFPGAデバイスに関すると共に、再プログラム可能なFPGAデバイスにおいて利用者回路を構成するためのプログラム可能な相互接続セルデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
FPGA集積回路は、当該技術において知られている。FPGAデバイスは、2つのカテゴリのうちの1つに分類されることができる。FPGAデバイスの1つのカテゴリは、一度だけプログラム可能(one-time programmable)であると共に、プログラム可能な接続を形成するために、アンチヒューズ(antifuse)のような素子を使用する。FPGAデバイスのもう一方のカテゴリは、プログラム可能であると共に、プログラム可能な接続を形成するために、トランジスタスイッチを使用する。
【0003】
一般的に、FPGAが利用者によって定義された関数を有する集積回路に構成され得るように、FPGAは、論理素子の配列、及び多くの何十万ものプログラム可能な相互接続セルによる配線相互接続を有している。各プログラム可能な相互接続セル、またはスイッチは、配線相互接続を形成するか、または配線相互接続を切断するために、もしくは、関数、または論理素子の関数を設定するために、集積回路内において2つの回路ノードを接続することができる。
【0004】
再プログラム可能なFPGAデバイスは、プログラム可能な素子を制御するのに使用されるプログラム情報を記憶するために、いくつかの手段を備えている。“EPROM”、“EEPROM”、“不揮発性RAM”、及び“フラッシュメモリ装置”のような不揮発性メモリデバイスは、FPGAアプリケーションの類におけるプログラミング情報を記憶するために全て提案されたか、あるいはFPGAアプリケーションの類におけるプログラミング情報を記憶するために使用される。
【0005】
理想的なメモリデバイスは、密度を最適化し、重要なメモリを不揮発性の状態に維持すると共に、プログラム及び再プログラムすることが容易で、かつ迅速に読み取られる。いくつかの不揮発性メモリデバイスは、他のものより上述の要求を更に満たす。例えば、“EPROM”は高密度であるが、しかしながら、それらは消去のために紫外光にさらされなければならない。“EEPROM”は、電気的にバイト消去できるが、しかし、あまり信頼できないと共に、最も低い密度を有する。しかしながら、フラッシュメモリデバイスは、高速の構造に帰着する、低コスト、高密度、低電力、高信頼性のデバイスである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プログラム可能な相互接続セルに関する技術において、低コストで、高密度を有し、低い電力消費を有し、かつ非常に信頼できるメモリ要素を有する必要性がある。同様に、FPGAセルに関する技術において、前述の能力を備えるスイッチ素子、及び検知素子を有する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、制御ゲート電位のノードと、ドレイン、ソース、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのフローティングゲートに接続されたフローティングゲート、制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを有するプログラム可能な相互接続セル切り替え回路構造を備え、それによって、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのソースまたはドレインが、プログラム動作の間、セルの外でアースに接続されることを必要とする。
【0008】
本発明の特徴、及び利点の更に良い理解は、発明、及び発明の原理が利用される実例となる実施例を示した添付図面の以下の詳細な記述の参照によって獲得されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
当業者は、本発明の以下の記述が実例となるだけで、何らかの方法で制限しないことを認識することになる。本発明の他の実施例は、そのような当業者に容易に提案されることになる。
【0010】
本発明は、プログラム可能な論理回路において使用するためのプログラム可能な相互接続を開示する。更に明確には、本発明は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のためのプログラム可能な相互接続を開示する。プログラム可能な相互接続の各々は、第1の回路ノード及び第2の回路ノードにそれぞれ接続されたソース/ドレインを備えるスイッチトランジスタと、セルのメモリ素子を形成する検知トランジスタとを有することができる。
【0011】
図1は、本発明のプログラム可能な相互接続セル10の図である。プログラム可能な相互接続セル10は、スイッチトランジスタ20、及び検知トランジスタ30を備える。スイッチトランジスタ20は、トランジスタのスイッチのソース領域21、及びトランジスタのスイッチのドレイン領域22を更に有する。プログラム可能な相互接続セル10は、利用者回路の要求に従って、スイッチトランジスタがプログラムされたか、もしくはプログラムされない状態のままとされたかに応じて、プログラム可能な交点15において、スイッチトランジスタ20を通じて2つの経路指定トラック51と経路指定トラック52との間の接続を形成するか、または切断する。スイッチのソース領域21は、経路指定トラック51に接続されていると共に、スイッチの検知領域(ドレイン領域)22は、経路指定トラック52に接続されている。スイッチトランジスタ20は、フローティングゲート23を備えている。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23は、検知トランジスタ30のフローティングゲート33に接続されると共に、以下の更なる詳細において論じられることになる。
【0012】
検知トランジスタ30は、ソース領域31、及びドレイン領域32を備えている。検知トランジスタ30のソース31は、同様にソース列ライン(source column line)41に接続されていると共に、ドレイン32は、ドレイン列ライン(drain column line)42に接続されている。列ライン41、及び列ライン42は、それぞれ、列内の検知トランジスタ30の全てのソース領域、及びドレイン領域に接続されている。検知トランジスタ30は、フローティングゲート33を備えている。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23、及び検知トランジスタ30のフローティングゲート33は、一緒に接続される。
【0013】
スイッチトランジスタ20は、チャンネル領域25を備える。検知トランジスタ30は、チャンネル領域35を備える。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23とチャンネル25との間に“Fowler-Nordham”トンネリング領域26がある。検知トランジスタ30のフローティングゲート33とチャンネル35との間に“Fowler-Nordham”トンネリング領域36がある。“Fowler-Nordham”トンネリングは、当業者に良く知られていると共に、開示を過度に複雑にし、その結果本発明を不明瞭にすることを回避するために、ここでは論じられない。
【0014】
スイッチトランジスタの制御ゲート24、及び検知トランジスタの制御ゲート34は、行ライン(row line)44に接続されている。行ライン44は、行の中において、全てのセル10の全ての制御ゲート24、及び制御ゲート34を接続する。スイッチデバイス20と、検知デバイス30の両方は、トリプル構造p−ウェル48に位置している。トリプル構造p−ウェル48は、配列の中の全てのセル10に対して全体的である。全てのスイッチトランジスタ20のバルク接続28、及び全ての検知トランジスタ30のバルク接続38は、従ってトリプル構造p−ウェルノード48に接続されている。トリプル構造p−ウェル48は、n−ウェル49内に位置していると共に、p−ウェルからn−ウェルに対するダイオード47によって図の中に表される。
【0015】
接地トランジスタ60は、ソース領域61、ドレイン領域62、ゲート63、及びバルク68を備えている。このトランジスタ60のソース領域61、及びバルク68は、アース(グランド)に接続されている。トランジスタ60のゲート63は、全体的な消去/プログラムモード信号ライン73に接続されている。スイッチトランジスタ20のソース領域21か、またはドレイン領域22のいずれかの内の少なくとも1つは、経路指定の構造を超えて、接地トランジスタ60のドレイン領域63に接続される必要がある。図1において示されたように、接地トランジスタ60のドレイン領域63は、この要求を満たすために、スイッチトランジスタ20のドレイン領域22に接続する経路指定トラック52に接続されている。別の実施例において、接地トランジスタ60のドレイン領域63は、経路指定トラック51に接続されることができる。更にもう一つの実施例において、接地トランジスタ60のドレイン領域63は、経路指定トラック52に接続されることができると共に、別の接地トランジスタ60の別のドレイン領域63は、経路指定トラック51に接続されることができる。
【0016】
一実施例があるが、しかしながら、全てのセルが(セルのソース側か、またはドレイン側のいずれかにおいて)接地トランジスタに接続される必要はない。この実施例において、ソース側か、またはドレイン側のいずれかは、アースに配線接続されるか、もしくは供給電圧に配線接続されると共に、メモリ動作の間、アースに接続される。この場合、少なくともセルの一方の側は、“0”ボルトである。
【0017】
図2は、図1のプログラム可能な相互接続素子の平面図である。図2は、更に、スイッチトランジスタ220及び検知トランジスタ230を備えるプログラム可能な相互接続セル210の配置を説明する。ポリシリコンのフローティングゲート243は、トランジスタ220と、トランジスタ230の両方を覆うが、しかしセル210の端部には及ばず、一方自己整合されたポリシリコンの制御ゲート244は、フローティングゲート243の全体を覆うと共に、セル210の端部に及ぶ。自己整合されたポリシリコンの制御ゲート244は、同じ行の中において、隣接のセル210のポリシリコンの制御ゲート244に接続する。
【0018】
FPGAの利用者が設定可能な回路の回路ノードを形成する接点251、及び接点252は、回路ノードと接触するために、スイッチトランジスタ220のソース領域221及びドレイン領域222に対して供給される。回路ノードを形成する接点241、及び接点242は、検知トランジスタ230のソース領域231及びドレイン領域232に接続される。全てのセルのスイッチトランジスタ220、及び検知トランジスタ230の両方は、同じ高電圧のトリプル構造p−ウェル248に位置している。高電圧のトリプル構造p−ウェル248は、高電圧のn−ウェル249の中に位置している。
【0019】
図3は、図2のプログラム可能な相互接続セル210のスイッチトランジスタ220と、検知トランジスタ230の両方を貫く縦軸に沿った、プログラム可能な相互接続素子セル110の横断面図である。プログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のn−ウェル149の内部に蒸着された、高電圧のトリプル構造のp−ウェル148を備える。全てのプログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のn−ウェル149に設置される高電圧のトリプル構造のp−ウェル148に位置している。プログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のp−ウェル148内に作られたスイッチトランジスタ120、及び検知トランジスタ130を備える。ソース/ドレイン移植片(source/drain implants)によって形成されるスイッチトランジスタ120のソース領域121及びドレイン領域122は、酸化物アイソレーション領域(oxide isolation region)180によって、検知トランジスタ130のソース領域131及びドレイン領域132から水平に分離される。スイッチトランジスタ120のフローティングゲート123、及び検知トランジスタ130のフローティングゲート133は、ポリシリコン沈澱物(polysilicon deposit)143によって接続される。スイッチトランジスタ120の制御ゲート124、及び検知トランジスタ130の制御ゲート134は、ポリシリコン沈澱物144によって接続される。
【0020】
図4は、消去/プログラミング/読み取り、及び論理動作に関するそれぞれの電圧を説明するテーブルである。消去は、個々の行に関して選択的に実行され得るか、もしくは全配列に関して全体的に実行され得る。各個々のセルは、行及び列を選択することによってプログラムされることができる。セルは、行及び列を選択することによって個々に読み取られることができる。FPGAの動作の間、全ての行、及び一部の列は、同じ電圧でバイアスをかけられると共に、各個々のセルは、FPGA回路におけるその個々の機能を備えており、それにより、セルのフローティングゲートの電圧状態が、2つのネットの間の相互接続を形成するか、または切断するかを決定する。消去、プログラミング、または読み取りの間に選択された行は、用語“SR”によって示され、一方選択されない行は用語“UR”によって示される。プログラミング、または読み取りの間に選択された列は、用語“SC”によって示され、一方選択されない列は、用語“UC”によって示される。テーブルにおいて供給された電圧は、ほぼ0.16[um]程度のスイッチトランジスタ及び検知トランジスタのチャンネルの長さと、ほぼ8〜10[nm]程度のトンネル酸化物の厚さとに関する概算値である。
【0021】
ここで、図1及び図4を参照すると、消去、プログラミング、読み取り、及びプログラム可能な相互接続セル10の動作のための電圧が説明される。n−ウェルノード49は、常にp−ウェルノード48より更に高い電圧、または等しい電圧でなければならない。これは、n−ウェルノード49を“0[V]”に接続することによって最も容易に達成され得る。
【0022】
プログラム可能な相互接続セル10を消去するために、プログラム可能な相互接続セル10の選択された行ライン44は、“−16”ボルトまで下げられ、一方、p−ウェルノード49、列ライン41と列ライン42との内の少なくとも1つ、及びスイッチ20のソース領域21とドレイン領域22との内の少なくとも1つはアースに接続される。第2の列ライン41、または第2の列ライン42、及びスイッチトランジスタ20の第2のソース領域21、または第2のドレイン領域22は、同様にアースに接続されるか、またはフローティング状態のいずれかであることができる。この状態の間、フローティングゲートノード43からの電子は、トンネリング領域26、及びトンネリング領域36を通じて除去されることになる。消去の後で、制御ゲート電圧が“0[V]”に戻るように切り替えられる時、正電荷がフローティングゲートノード43上に残ることになる。消去の間、選択されなかった列ラインは“0V”を維持すると共に、これらの行におけるセル10のフローティングゲート43は、電子を解き放すことなく、それらの状態を変えないことになる。
【0023】
プログラム可能な相互接続セル10をプログラムするために、選択された行ライン44(“SR”)に“+8”ボルトが印加され、一方全ての他の選択されない行ライン44(“UR”)は“0[V]”で保持される。p−ウェルノード48は、“−8[V]”でバイアスをかけられることになる。選択された列(“SC”)の列ライン41及び列ライン42の内の少なくとも1つは、“−8[V]”でバイアスされ、一方列ライン41及び列ライン42の内の他方は、“−8[V]”でバイアスされるか、またはフローティング状態にされるかのいずれかにされることができる。選択されない列(“UC”)の列ライン41及び列ライン42の内の少なくとも1つは、“0[V]”でバイアスされ、一方選択されない列(“UC”)の列ライン41及び列ライン42の内の他方は、“0[V]”でバイアスされるか、またはフローティング状態にされるかのいずれかにされることができる。配列における各スイッチ20のソース領域21、及びドレイン領域22の内の少なくとも1つは、接地トランジスタ60によって“0[V]”でバイアスされなければならない。これは、消去/プログラミングモード信号73に“1.5[V]”の正の電圧を適用することにより全てのトランジスタ60をターンオンすることによって達成される。この状態において、電子は、選択された行及び選択された列における選択されたセルの検知デバイス30のチャンネル35から検知デバイス30のフローティングゲート33まで、トンネリング領域36を通じて通り抜けることになる。選択されない列の全てのチャンネル35が“0[V]”であると共に、選択されない行の全ての制御ゲートが“0[V]”であるので、選択されない行“UR”、または選択されない列“UC”の中の選択されないセルには、目立つトンネリングがない。選択された行、選択された列、及びp−ウェルノードを“0[V]”に戻すように切り替えた後で、選択されたセルのフローティングゲートノード43上には残された負電荷があることになり、一方選択されないセルのフローティングゲートノード43の状態は、プログラム動作の間に変わらなかったことになる。
【0024】
読み取り動作の間に、選択された列のソース列ライン41は、“0[V]”に接続されると共に、選択されない行は、全ての検知トランジスタ30をそれらの状態(最初のフローティングゲート電圧)とは無関係にターンオフするために、ほぼ“−6[V]”程度の負電圧でバイアスをかけられる。選択された行の電圧が印加されることになる。選択されたセル10のフローティングゲートノード43の初期電圧に応じて、検知デバイス30は、ターンオンされるか、またはターンオフされるかのいずれかとなる。外部の検知回路は、ドレイン列ライン42に、ほぼ“1[V]”程度の電圧でバイアスをかけて、電流を検知するか、または選択された列のドレイン列ライン42に電流を強制的に流して、ドレイン列ライン42における電圧を検知するかのいずれかを行うと共に、その結果(セルのフローティングゲートの初期電圧に基づいてプログラムされた、または消去された)セルの状態を読み取る。選択された行電圧を変えることによって、プログラムされた状態と消去された状態との間のフローティングゲートの初期電圧の検知トリップポイント(sense trip point)は変えられ得る。
【0025】
FPGAの機能的な動作の間、FPGAの性能を最適化するために、全ての行ライン44は、全ての列ライン41及び列ライン42と同様に、“1.5[V]”のような中間の電圧でバイアスされることができる。
【0026】
説明されたプログラム可能な相互接続セルは、スイッチトランジスタ20の制御ゲート24とフローティングゲート23との間に60[%]の一般的な結合比率を有し、スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23とソース21との間、ドレイン22とチャンネル領域25との間に35[%]の結合比率を有していると共に、検知トランジスタ30のフローティングゲート33とソース31との間、ドレイン32とチャンネル領域35の間に5[%]の結合比率を有している。
【0027】
本発明の実施例、及びアプリケーションが示されると共に説明される一方、上述の内容より更に多くの修正が、ここに示された発明概念からはずれずに可能であるということが、当業者にとっては明白である。従って、本発明は、付加されたクレームの精神を除いて制限されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】フィールドプログラマブルゲートアレイ構造において使用される、本発明によるプログラム可能な相互接続セルの単純化された構成図である。
【図2】図1のプログラム可能な相互接続セルのセル構造の平面図である。
【図3】図2の平面図の垂直線に沿ったプログラム可能な相互接続セルの横断面図である。
【図4】消去、プログラミング、読み取り、及びプログラム可能な相互接続セルの動作を目的として、本発明のプログラム可能な相互接続セルに印加され得る代表的な電位を示すチャートである。
【符号の説明】
【0029】
10 相互接続セル
15 プログラム可能な交点
20 スイッチトランジスタ
21 ソース領域
22 ドレイン領域
23 フローティングゲート
24 制御ゲート
25 チャンネル領域
26 “Fowler-Nordham”トンネリング領域
28 バルク接続
30 検知トランジスタ
31 ソース領域
32 ドレイン領域
33 フローティングゲート
34 制御ゲート
35 チャンネル領域
36 “Fowler-Nordham”トンネリング領域
38 バルク接続
41 ソース列ライン
42 ドレイン列ライン
44 行ライン
47 ダイオード
48 トリプル構造p−ウェル
49 n−ウェル
51 経路指定トラック
52 経路指定トラック
60 接地トランジスタ
61 ソース領域
62 ドレイン領域
63 ゲート
68 バルク
73 消去/プログラムモード信号ライン
110 相互接続素子セル
120 スイッチトランジスタ
121 ソース領域
122 ドレイン領域
123 フローティングゲート
124 制御ゲート
130 検知トランジスタ
131 ソース領域
132 ドレイン領域
133 フローティングゲート
134 制御ゲート
143 ポリシリコン沈澱物
144 ポリシリコン沈澱物
148 p−ウェル
149 n−ウェル
180 酸化物アイソレーション領域
210 相互接続セル
220 スイッチトランジスタ
221 ソース領域
222 ドレイン領域
230 検知トランジスタ
231 ソース領域
232 ドレイン領域
241 接点
242 接点
243 フローティングゲート
244 制御ゲート
248 トリプル構造p−ウェル
249 n−ウェル
251 接点
252 接点
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)集積回路に関するものである。更に特に、本発明は、再プログラム可能なFPGAデバイスに関すると共に、再プログラム可能なFPGAデバイスにおいて利用者回路を構成するためのプログラム可能な相互接続セルデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
FPGA集積回路は、当該技術において知られている。FPGAデバイスは、2つのカテゴリのうちの1つに分類されることができる。FPGAデバイスの1つのカテゴリは、一度だけプログラム可能(one-time programmable)であると共に、プログラム可能な接続を形成するために、アンチヒューズ(antifuse)のような素子を使用する。FPGAデバイスのもう一方のカテゴリは、プログラム可能であると共に、プログラム可能な接続を形成するために、トランジスタスイッチを使用する。
【0003】
一般的に、FPGAが利用者によって定義された関数を有する集積回路に構成され得るように、FPGAは、論理素子の配列、及び多くの何十万ものプログラム可能な相互接続セルによる配線相互接続を有している。各プログラム可能な相互接続セル、またはスイッチは、配線相互接続を形成するか、または配線相互接続を切断するために、もしくは、関数、または論理素子の関数を設定するために、集積回路内において2つの回路ノードを接続することができる。
【0004】
再プログラム可能なFPGAデバイスは、プログラム可能な素子を制御するのに使用されるプログラム情報を記憶するために、いくつかの手段を備えている。“EPROM”、“EEPROM”、“不揮発性RAM”、及び“フラッシュメモリ装置”のような不揮発性メモリデバイスは、FPGAアプリケーションの類におけるプログラミング情報を記憶するために全て提案されたか、あるいは再プログラム可能なFPGAアプリケーションにおけるプログラミング情報を記憶するために使用される。
【0005】
理想的なメモリデバイスは、密度を最適化し、重要なメモリを不揮発性の状態に維持すると共に、プログラム及び再プログラムすることが容易で、かつ迅速に読み取られる。いくつかの不揮発性メモリデバイスは、他のものより上述の要求を更に満たす。例えば、“EPROM”は高密度であるが、しかしながら、それらは消去のために紫外光にさらされなければならない。“EEPROM”は、電気的にバイト消去できるが、しかし、あまり信頼できないと共に、最も低い密度を有する。しかしながら、フラッシュメモリデバイスは、高速の構造に帰着する、低コスト、高密度、低電力、高信頼性のデバイスである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プログラム可能な相互接続セルに関する技術において、低コストで、高密度を有し、低い電力消費を有し、かつ非常に信頼できるメモリ要素を有する必要性がある。同様に、FPGAセルに関する技術において、前述の能力を備えるスイッチ素子、及び検知素子を有する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、制御ゲート電位のノードと、ドレイン、ソース、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのフローティングゲートに接続されたフローティングゲート、制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを有するプログラム可能な相互接続セル切り替え回路構造を備え、それによって、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタのソースまたはドレインが、プログラム動作の間、セルの外でアースに接続されることを必要とする。
【0008】
本発明の特徴、及び利点の更に良い理解は、発明、及び発明の原理が利用される実例となる実施例を示した添付図面の以下の詳細な記述の参照によって獲得されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
当業者は、本発明の以下の記述が実例となるだけで、何らかの方法で制限しないことを認識することになる。本発明の他の実施例は、そのような当業者に容易に提案されることになる。
【0010】
本発明は、プログラム可能な論理回路において使用するためのプログラム可能な相互接続を開示する。更に明確には、本発明は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のためのプログラム可能な相互接続を開示する。プログラム可能な相互接続の各々は、第1の回路ノード及び第2の回路ノードにそれぞれ接続されたソース/ドレインを備えるスイッチトランジスタと、セルのメモリ素子を形成する検知トランジスタとを有することができる。
【0011】
図1は、本発明のプログラム可能な相互接続セル10の図である。プログラム可能な相互接続セル10は、スイッチトランジスタ20、及び検知トランジスタ30を備える。スイッチトランジスタ20は、トランジスタのスイッチのソース領域21、及びトランジスタのスイッチのドレイン領域22を更に有する。プログラム可能な相互接続セル10は、利用者回路の要求に従って、スイッチトランジスタがプログラムされたか、もしくはプログラムされない状態のままとされたかに応じて、プログラム可能な交点15において、スイッチトランジスタ20を通じて2つの経路指定トラック51と経路指定トラック52との間の接続を形成するか、または切断する。スイッチのソース領域21は、経路指定トラック51に接続されていると共に、スイッチの検知領域(ドレイン領域)22は、経路指定トラック52に接続されている。スイッチトランジスタ20は、フローティングゲート23を備えている。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23は、検知トランジスタ30のフローティングゲート33に接続されると共に、以下の更なる詳細において論じられることになる。
【0012】
検知トランジスタ30は、ソース領域31、及びドレイン領域32を備えている。検知トランジスタ30のソース31は、同様にソース列ライン(source column line)41に接続されていると共に、ドレイン32は、ドレイン列ライン(drain column line)42に接続されている。列ライン41、及び列ライン42は、それぞれ、列内の検知トランジスタ30の全てのソース領域、及びドレイン領域に接続されている。検知トランジスタ30は、フローティングゲート33を備えている。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23、及び検知トランジスタ30のフローティングゲート33は、一緒に接続される。
【0013】
スイッチトランジスタ20は、チャンネル領域25を備える。検知トランジスタ30は、チャンネル領域35を備える。スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23とチャンネル25との間に“Fowler-Nordham”トンネリング領域26がある。検知トランジスタ30のフローティングゲート33とチャンネル35との間に“Fowler-Nordham”トンネリング領域36がある。“Fowler-Nordham”トンネリングは、当業者に良く知られていると共に、開示を過度に複雑にし、その結果本発明を不明瞭にすることを回避するために、ここでは論じられない。
【0014】
スイッチトランジスタの制御ゲート24、及び検知トランジスタの制御ゲート34は、行ライン(row line)44に接続されている。行ライン44は、行の中において、全てのセル10の全ての制御ゲート24、及び制御ゲート34を接続する。スイッチデバイス20と、検知デバイス30の両方は、トリプル構造p−ウェル48に位置している。トリプル構造p−ウェル48は、配列の中の全てのセル10に対して全体的である。全てのスイッチトランジスタ20のバルク接続28、及び全ての検知トランジスタ30のバルク接続38は、従ってトリプル構造p−ウェルノード48に接続されている。トリプル構造p−ウェル48は、n−ウェル49内に位置していると共に、p−ウェルからn−ウェルに対するダイオード47によって図の中に表される。
【0015】
接地トランジスタ60は、ソース領域61、ドレイン領域62、ゲート63、及びバルク68を備えている。このトランジスタ60のソース領域61、及びバルク68は、アース(グランド)に接続されている。トランジスタ60のゲート63は、全体的な消去/プログラムモード信号ライン73に接続されている。スイッチトランジスタ20のソース領域21か、またはドレイン領域22のいずれかの内の少なくとも1つは、経路指定の構造を超えて、接地トランジスタ60のドレイン領域62に接続される必要がある。図1において示されたように、接地トランジスタ60のドレイン領域62は、この要求を満たすために、スイッチトランジスタ20のドレイン領域22に接続する経路指定トラック52に接続されている。別の実施例において、接地トランジスタ60のドレイン領域62は、経路指定トラック51に接続されることができる。更にもう一つの実施例において、接地トランジスタ60のドレイン領域62は、経路指定トラック52に接続されることができると共に、第2の接地トランジスタのドレイン領域は、経路指定トラック51に接続されることができる(図示せず)。
【0016】
一実施例があるが、しかしながら、全てのセルが(セルのソース側か、またはドレイン側のいずれかにおいて)接地トランジスタに接続される必要はない。この実施例において、ソース側か、またはドレイン側のいずれかは、アースに配線接続されるか、もしくは供給電圧に配線接続されると共に、メモリ動作の間、アースに接続される。この場合、少なくともセルの一方の側は、“0”ボルトである。
【0017】
図2は、図1のプログラム可能な相互接続素子の平面図である。図2は、更に、スイッチトランジスタ220及び検知トランジスタ230を備えるプログラム可能な相互接続セル210の配置を説明する。ポリシリコンのフローティングゲート243は、トランジスタ220と、トランジスタ230の両方を覆うが、しかしセル210の端部には及ばず、一方自己整合されたポリシリコンの制御ゲート244は、フローティングゲート243の全体を覆うと共に、セル210の端部に及ぶ。自己整合されたポリシリコンの制御ゲート244は、同じ行の中において、隣接のセル210のポリシリコンの制御ゲート244に接続する。
【0018】
FPGAの利用者が設定可能な回路の回路ノードを形成する接点251、及び接点252は、回路ノードと接触するために、スイッチトランジスタ220のソース領域221及びドレイン領域222に対して供給される。回路ノードを形成する接点241、及び接点242は、検知トランジスタ230のソース領域231及びドレイン領域232に接続される。全てのセルのスイッチトランジスタ220、及び検知トランジスタ230の両方は、同じ高電圧のトリプル構造p−ウェル248に位置している。高電圧のトリプル構造p−ウェル248は、高電圧のn−ウェル249の中に位置している。
【0019】
図3は、図2のプログラム可能な相互接続セル210のスイッチトランジスタ220と、検知トランジスタ230の両方を貫く縦軸に沿った、プログラム可能な相互接続素子セル110の横断面図である。プログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のn−ウェル149の内部に蒸着された、高電圧のトリプル構造のp−ウェル148を備える。全てのプログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のn−ウェル149に設置される高電圧のトリプル構造のp−ウェル148に位置している。プログラム可能な相互接続セル110は、高電圧のp−ウェル148内に作られたスイッチトランジスタ120、及び検知トランジスタ130を備える。ソース/ドレイン移植片(source/drain implants)によって形成されるスイッチトランジスタ120のソース領域121及びドレイン領域122は、酸化物アイソレーション領域(oxide isolation region)180によって、検知トランジスタ130のソース領域131及びドレイン領域132から水平に分離される。スイッチトランジスタ120のフローティングゲート123、及び検知トランジスタ130のフローティングゲート133は、ポリシリコン沈澱物(polysilicon deposit)143によって接続される。スイッチトランジスタ120の制御ゲート124、及び検知トランジスタ130の制御ゲート134は、ポリシリコン沈澱物144によって接続される。
【0020】
図4は、セルの消去、プログラミング、読み取り、及び論理動作の実行に関して、スイッチセルに印加されるそれぞれの電圧を説明するテーブルである。消去は、個々の行に関して選択的に実行され得るか、もしくは全配列に関して全体的に実行され得る。各個々のセルは、行及び列を選択することによってプログラムされることができる。セルは、行及び列を選択することによって個々に読み取られることができる。FPGAの動作の間、全ての行、及び一部の列は、同じ電圧でバイアスをかけられると共に、各個々のセルは、FPGA回路におけるその個々の機能を備えており、それにより、セルのフローティングゲートの電圧状態が、2つのネットの間の相互接続を形成するか、または切断するかを決定する。消去、プログラミング、または読み取りの間に選択された行は、用語“SR”によって示され、一方選択されない行は用語“UR”によって示される。プログラミング、または読み取りの間に選択された列は、用語“SC”によって示され、一方選択されない列は、用語“UC”によって示される。テーブルにおいて供給された電圧は、ほぼ0.16[um]程度のスイッチトランジスタ及び検知トランジスタのチャンネルの長さと、ほぼ8〜10[nm]程度のトンネル酸化物の厚さとに関する概算値である。
【0021】
セルは、消去動作410により、消去されるべきセルの行ラインに“−16”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“0”ボルト印加し、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“0”ボルト印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にすることによって、消去される。
【0022】
以下の動作では、選択されたセル、または選択された複数のセルをプログラムするために、連結されたセルに電圧が印加される。プログラム動作420は、選択された行、及び選択された列におけるセルに電圧を印加する。プログラム動作420において、以下の電圧がセルに印加される。消去されるべきセルの行ラインに“8”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“−8”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“−8”ボルトを印加するか、あるいはソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つをフロート状態にし、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“0〜8”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。プログラム動作430は、選択された行、及び任意抽出の列におけるセルに電圧を印加する。プログラム動作430において、以下の電圧が指定されたセルに印加される。消去されるべきセルの行ラインに“8”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、あるいはソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つをフロート状態にし、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“−8”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。プログラム動作440は、任意抽出の行、及び選択された列におけるセルに電圧を印加する。プログラム動作440において、以下の電圧が指定されたセルに印加される。消去されるべきセルの行ラインに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“−8”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“−8”ボルトを印加するか、あるいはソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つをフロート状態にし、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“−8”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。プログラム動作450は、任意抽出の行、及び任意抽出の列におけるセルに電圧を印加する。プログラム動作450において、以下の電圧が指定されたセルに印加される。消去されるべきセルの行ラインに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、あるいはソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つをフロート状態にし、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“−8”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。
【0023】
読み取り動作は、以下の方法において実行される。読み取り動作460は、選択された行、及び選択された列におけるセルに電圧を印加する。読み取り動作460は、指定されたセルに以下の電圧を印加する。セルの行ラインに“Vt”を印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“1”ボルトを印加し、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。読み取り動作470は、任意抽出の行、及び選択された列におけるセルに電圧を印加する。読み取り動作470は、指定されたセルに以下の電圧を印加する。セルの行ラインに“−6”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“0”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“1”ボルトを印加し、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。
【0024】
論理動作480は、セルのプログラムされた動作を実行するために、セルに電圧を印加する。論理動作480は、指定されたセルに以下の電圧を印加する。セルの行ラインに“1.5”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインのいずれかの内の1つに“1.5”ボルトを印加し、ソース列ラインまたはドレイン列ラインの内のもう1つに“1.5”ボルトを印加し、セルのp−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、セルのn−ウェルノードに“0”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のまず1つに“0〜1.5”ボルトを印加し、スイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つに“0〜1.5”ボルトを印加するか、またはスイッチトランジスタのソースとドレインの内のもう1つをフロート状態にする。
【0025】
ここで、図1及び図4を参照すると、消去、プログラミング、読み取り、及びプログラム可能な相互接続セル10の動作のための電圧が説明される。n−ウェルノード49は、常にp−ウェルノード48より更に高い電圧、または等しい電圧でなければならない。これは、n−ウェルノード49を“0[V]”に接続することによって最も容易に達成され得る。
【0026】
プログラム可能な相互接続セル10を消去するために、プログラム可能な相互接続セル10の選択された行ライン44は、“−16”ボルトまで下げられ、一方、p−ウェルノード49、列ライン41と列ライン42との内の少なくとも1つ、及びスイッチ20のソース領域21とドレイン領域22との内の少なくとも1つはアースに接続される。第2の列ライン41、または第2の列ライン42、及びスイッチトランジスタ20の第2のソース領域21、または第2のドレイン領域22は、同様にアースに接続されるか、またはフローティング状態のいずれかであることができる。この状態の間、フローティングゲートノード43からの電子は、トンネリング領域26、及びトンネリング領域36を通じて除去されることになる。消去の後で、制御ゲート電圧が“0[V]”に戻るように切り替えられる時、正電荷がフローティングゲートノード43上に残ることになる。消去の間、選択されなかった列ラインは“0V”を維持すると共に、これらの行におけるセル10のフローティングゲート43は、電子を解き放すことなく、それらの状態を変えないことになる。
【0027】
プログラム可能な相互接続セル10をプログラムするために、選択された行ライン44(“SR”)に“+8”ボルトが印加され、一方全ての他の選択されない行ライン44(“UR”)は“0[V]”で保持される。p−ウェルノード48は、“−8[V]”でバイアスをかけられることになる。選択された列(“SC”)の列ライン41及び列ライン42の内の少なくとも1つは、“−8[V]”でバイアスされ、一方列ライン41及び列ライン42の内の他方は、“−8[V]”でバイアスされるか、またはフローティング状態にされるかのいずれかにされることができる。選択されない列(“UC”)の列ライン41及び列ライン42の内の少なくとも1つは、“0[V]”でバイアスされ、一方選択されない列(“UC”)の列ライン41及び列ライン42の内の他方は、“0[V]”でバイアスされるか、またはフローティング状態にされるかのいずれかにされることができる。配列における各スイッチ20のソース領域21、及びドレイン領域22の内の少なくとも1つは、接地トランジスタ60によって“0[V]”でバイアスされなければならない。これは、消去/プログラミングモード信号73に“1.5[V]”の正の電圧を適用することにより全てのトランジスタ60をターンオンすることによって達成される。この状態において、電子は、選択された行及び選択された列における選択されたセルの検知デバイス30のチャンネル35から検知デバイス30のフローティングゲート33まで、トンネリング領域36を通じて通り抜けることになる。選択されない列の全てのチャンネル35が“0[V]”であると共に、選択されない行の全ての制御ゲートが“0[V]”であるので、選択されない行“UR”、または選択されない列“UC”の中の選択されないセルには、目立つトンネリングがない。選択された行、選択された列、及びp−ウェルノードを“0[V]”に戻すように切り替えた後で、選択されたセルのフローティングゲートノード43上には残された負電荷があることになり、一方選択されないセルのフローティングゲートノード43の状態は、プログラム動作の間に変わらなかったことになる。
【0028】
読み取り動作の間に、選択された列のソース列ライン41は、“0[V]”に接続されると共に、選択されない行は、全ての検知トランジスタ30をそれらの状態(最初のフローティングゲート電圧)とは無関係にターンオフするために、ほぼ“−6[V]”程度の負電圧でバイアスをかけられる。選択された行の電圧が印加されることになる。選択されたセル10のフローティングゲートノード43の初期電圧に応じて、検知デバイス30は、ターンオンされるか、またはターンオフされるかのいずれかとなる。外部の検知回路は、ドレイン列ライン42に、ほぼ“1[V]”程度の電圧でバイアスをかけて、電流を検知するか、または選択された列のドレイン列ライン42に電流を強制的に流して、ドレイン列ライン42における電圧を検知するかのいずれかを行うと共に、その結果(セルのフローティングゲートの初期電圧に基づいてプログラムされた、または消去された)セルの状態を読み取る。選択された行電圧を変えることによって、プログラムされた状態と消去された状態との間のフローティングゲートの初期電圧の検知トリップポイント(sense trip point)は変えられ得る。
【0029】
FPGAの機能的な動作の間、FPGAの性能を最適化するために、全ての行ライン44は、全ての列ライン41及び列ライン42と同様に、“1.5[V]”のような中間の電圧でバイアスされることができる。
【0030】
説明されたプログラム可能な相互接続セルは、スイッチトランジスタ20の制御ゲート24とフローティングゲート23との間に60[%]の一般的な結合比率を有し、スイッチトランジスタ20のフローティングゲート23とソース21との間、ドレイン22とチャンネル領域25との間に35[%]の結合比率を有していると共に、検知トランジスタ30のフローティングゲート33とソース31との間、ドレイン32とチャンネル領域35の間に5[%]の結合比率を有している。
【0031】
本発明の実施例、及びアプリケーションが示されると共に説明される一方、上述の内容より更に多くの修正が、ここに示された発明概念からはずれずに可能であるということが、当業者にとっては明白である。従って、本発明は、付加されたクレームの精神を除いて制限されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】フィールドプログラマブルゲートアレイ構造において使用される、本発明によるプログラム可能な相互接続セルの単純化された構成図である。
【図2】図1のプログラム可能な相互接続セルのセル構造の平面図である。
【図3】図2の平面図の垂直線に沿ったプログラム可能な相互接続セルの横断面図である。
【図4】消去、プログラミング、読み取り、及びプログラム可能な相互接続セルの動作を目的として、本発明のプログラム可能な相互接続セルに印加され得る代表的な電位を示すチャートである。
【符号の説明】
【0033】
10 相互接続セル
15 プログラム可能な交点
20 スイッチトランジスタ
21 ソース領域
22 ドレイン領域
23 フローティングゲート
24 制御ゲート
25 チャンネル領域
26 “Fowler-Nordham”トンネリング領域
28 バルク接続
30 検知トランジスタ
31 ソース領域
32 ドレイン領域
33 フローティングゲート
34 制御ゲート
35 チャンネル領域
36 “Fowler-Nordham”トンネリング領域
38 バルク接続
41 ソース列ライン
42 ドレイン列ライン
44 行ライン
47 ダイオード
48 トリプル構造p−ウェル
49 n−ウェル
51 経路指定トラック
52 経路指定トラック
60 接地トランジスタ
61 ソース領域
62 ドレイン領域
63 ゲート
68 バルク
73 消去/プログラムモード信号ライン
110 相互接続素子セル
120 スイッチトランジスタ
121 ソース領域
122 ドレイン領域
123 フローティングゲート
124 制御ゲート
130 検知トランジスタ
131 ソース領域
132 ドレイン領域
133 フローティングゲート
134 制御ゲート
143 ポリシリコン沈澱物
144 ポリシリコン沈澱物
148 p−ウェル
149 n−ウェル
180 酸化物アイソレーション領域
210 相互接続セル
220 スイッチトランジスタ
221 ソース領域
222 ドレイン領域
230 検知トランジスタ
231 ソース領域
232 ドレイン領域
241 接点
242 接点
243 フローティングゲート
244 制御ゲート
248 トリプル構造p−ウェル
249 n−ウェル
251 接点
252 接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラム可能な切り替え回路構造であって、
制御ゲート電位のノードと、
ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、アース電位に接続されたソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、
第1のプログラミングノードに電気的に接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと
を備えることを特徴とするプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項2】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインが、フローティング状態にある
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項3】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースが、トランジスタを通じて前記アース電位に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項4】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインが、トランジスタを通じて前記アース電位に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項5】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された1つのプログラミング方法であって、
制御ゲート電位のノードと、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、アース電位に接続されたソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに電気的に接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの内の1つにアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの内の1つにプログラミング電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードにプログラミング電位を印加する処理と
を含むことを特徴とするプログラミング方法。
【請求項6】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された行の消去方法であって、
制御ゲート電位のノードと、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、アース電位に接続されたソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに電気的に接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに消去電位を印加する処理と
を含むことを特徴とする消去方法。
【請求項7】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された1つの読み取り方法であって、
制御ゲート電位のノードと、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、アース電位に接続されたソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに電気的に接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースにアース電位を印加すると共に、前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインにアース電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに読み取り電位を印加する処理と
を含むことを特徴とする読み取り方法。
【請求項8】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された1つの動作方法であって、
制御ゲート電位のノードと、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、アース電位に接続されたソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、第1のプログラミングノードに電気的に接続されると共に、第2のプログラミングノードに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位及び動作電位のいずれかを印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースに動作電位を印加すると共に、前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインに動作電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに動作電位を印加する処理と
を含むことを特徴とする動作方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラム可能な切り替え回路構造であって、
制御ゲート電位のノードと、
ドレイン、フローティングゲート、制御ゲート、及びソースを有する第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタと、
ソース、ドレイン、フローティングゲート、及び制御ゲートを有する第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタとを備え、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記制御ゲートが前記制御ゲート電位のノードに接続され、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースがアース電位に接続されると共に、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースが第1の経路指定トラックに電気的に接続され、前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインが第2の経路指定トラックに接続され、前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートが前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続され、前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記制御ゲートが前記制御ゲート電位のノードに接続される
ことを特徴とするプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項2】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインが、フローティング状態にある
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項3】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースが、トランジスタを通じて前記アース電位に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項4】
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインが、トランジスタを通じて前記アース電位に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム可能な切り替え回路構造。
【請求項5】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された行のプログラミング方法であって、
制御ゲート電位のノード、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタ、及び第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にプログラミング電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードにプログラミング電位を印加する処理とを含み、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、及びアース電位に接続されたソースを備え、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、第1の経路指定トラックに電気的に接続されたソース、第2の経路指定トラックに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、及び前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを備える
ことを特徴とするプログラミング方法。
【請求項6】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された行の消去方法であって、
制御ゲート電位のノード、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタ、及び第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに消去電位を印加する処理とを含み、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、及びアース電位に接続されたソースを備え、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、第1の経路指定トラックに電気的に接続されたソース、第2の経路指定トラックに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、及び前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを備える
ことを特徴とする消去方法。
【請求項7】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された行の読み取り方法であって、
制御ゲート電位のノード、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタ、及び第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースにアース電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインにアース電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに読み取り電位を印加する処理とを含み、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、及びアース電位に接続されたソースを備え、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、第1の経路指定トラックに電気的に接続されたソース、第2の経路指定トラックに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、及び前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを備える
ことを特徴とする読み取り方法。
【請求項8】
行と列の配列に配置されたプログラム可能な切り替え回路構造の選択された行の動作方法であって、
制御ゲート電位のノード、第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタ、及び第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタを備えるプログラミング切り替え構造を提供する処理と、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソース、及び前記ドレインの各々にアース電位及び動作電位の内の少なくとも1つを印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ソースに動作電位を印加する処理と、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記ドレインに動作電位を印加する処理と、
前記制御ゲート電位のノードに動作電位を印加する処理とを含み、
前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、ドレイン、フローティングゲート、前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲート、及びアース電位に接続されたソースを備え、
前記第2のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタが、第1の経路指定トラックに電気的に接続されたソース、第2の経路指定トラックに接続されたドレイン、前記第1のフローティングゲートフラッシュメモリトランジスタの前記フローティングゲートに接続されたフローティングゲート、及び前記制御ゲート電位のノードに接続された制御ゲートを備える
ことを特徴とする動作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−515474(P2006−515474A)
【公表日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−560733(P2004−560733)
【出願日】平成15年12月5日(2003.12.5)
【国際出願番号】PCT/US2003/039028
【国際公開番号】WO2004/055866
【国際公開日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【出願人】(591099555)アクテル・コーポレイシヨン (14)
【Fターム(参考)】