説明

インダン酢酸誘導体ならびに製薬学的薬剤としてのそれらの使用、中間体及び製造方法

【化1】


本発明は、糖尿病、肥満、高脂血症及びアテローム性動脈硬化疾患のような疾患の処置において有用な新規なインダン酢酸誘導体に関する。本発明はインダン酢酸誘導体の製造において有用な中間体及び式(I)の製造方法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
及びRは独立してH、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
Lはリンカーであり且つ
−(CH−X−、
−Y−(CH−X−、
及び
【化2】

から選ばれ、
ここで
Xは基O、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
Yは基O、NR、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
mは1、2又は3であり、
nは2、3又は4であり、
tは0又は1であり、
pは0、1、2又は3であり、
qは1、2、3又は4であり、
ここでp及びqの合計は1、2、3又は4であり;
Arは基フェニル及び最高で3個のN原子を含有する6−員ヘテロアリール環から選ばれ、
該Arは場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基により置換されていることができ、
且つ
場合により5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合していることができ、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;

・ヒドロキシ、
・SH、
・ハロ、
・CN、
・NO
・C(=O)OH、
・C(=O)−OC−Cアルキル、
・C(=O)−OC−Cシクロアルキル、
・NR
・C(=O)NR
・C(=S)NR
・場合によりハロ、OH、NR又はC−Cアルコキシで置換されていることができるC−Cアルキル、
・C−Cハロアルキル、
・C−Cアルコキシ、
・C−Cチオアルキル、
・C−Cアルケニル、
・C−Cハロアルコキシ、
・C−Cシクロアルキル、
・C−Cシクロアルコキシ、
・場合によりフェニル環上でハロ、C−Cアルキル又はC−Cアルコキシで置換されていることができるフェノキシ、ならびに
・a)場合により
5−もしくは6−員飽和もしくは部分的不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員飽和もしくは部分的不飽和複素環式環
に縮合していることができるフェニル、
b)場合により
5−もしくは6−員飽和もしくは部分的不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員飽和もしくは部分的不飽和複素環式環
に縮合していることができる、N、O又はSから選ばれる最高で4個のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環基
より成る群から選ばれる単もしくは二環式環基
から選ばれ、
該単もしくは二環式環基は場合により
・ハロ、
・ヒドロキシ、
・オキソ、
・CN、
・場合によりハロ、OH、NR又はC−Cアルコキシで置換されていることができるC−Cアルキル、
・C−Cハロアルキル、
・C−Cアルコキシ、
・C−Cチオアルキル、
・C−Cハロアルコキシ、
・C−Cシクロアルキル、
・C−Cシクロアルコキシ、
・C−Cアシル、
・C(=O)OH、
・CHC(=O)OH、
・NR
・C(=O)NR
・C(=O)OC−Cアルキル、及び
・C(=O)OC−Cシクロアルキル
から独立して選ばれる最高で5個の基で置換されていることができ;

・オキソ、
・ヒドロキシ、
・ハロ、
・CN、
・NR
・場合によりOH、NR又はC−Cアルコキシで置換されていることができるC−Cアルキル、
・C−Cハロアルキル、
・C−Cアルコキシ、
・C−Cチオアルキル、
・C−Cハロアルコキシ、
・C−Cシクロアルキル、及び
・C−Cシクロアルコキシ
から選ばれ;

・H、
・場合によりC−Cシクロアルキルで置換されていることができるC−Cアルキル、
・C−Cアシル、
・場合によりハロ、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル、CN、NH、N[(C−C)アルキル]、NO又はCFで置換されていることができるベンジル、
・C−Cシクロアルキル、及び
・C(=O)OC−Cアルキル
から選ばれ;
及びR
・H、
・場合によりC−Cシクロアルキルで置換されていることができるC−Cアルキル、
・C−Cアシル、
・場合によりハロ、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル、CN、NH、N[(C−C)アルキル]、NO又はCFで置換されていることができるベンジル、
・C−Cシクロアルキル、及び
・場合によりハロ、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル、CN、N[(C−C)アルキル]、NO又はCFで置換されていることができるフェニル
から独立して選ばれるか、
あるいは
及びRはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、場合によりNR又はOで中断されていることができる5−もしくは6−員複素環式環を形成することができ;
但し、Lが−Y−(CH−X−であり、XがOであり、YがOであり、且つArがフェニルである場合;Rはフェニル環上のLの結合点に関してメタ位におけるヒドロキシ基であることはできない]
の化合物ならびにその薬理学的に許容され得るエステル及び塩。
【請求項2】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lがリンカーであり且つ
−(CH−X−、及び
−Y−(CH−X−
から選ばれ、
ここで
Xは基O、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
Yは基O、NR、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
mは1、2又は3であり、
nは2、3又は4であり、
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基により置換されていることができ、
且つ
場合により5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合していることができる
フェニルであり、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;
そして
m、n、R、R、R、R及びRが請求項1で定義された通りである
請求項1の化合物。
【請求項3】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lがリンカーであり且つ
−(CH−X−、及び
−Y−(CH−X−
から選ばれ、
ここで
Xは基O、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
Yは基O、NR、S、S(=O)及びS(=O)から選ばれ、
mは1、2又は3であり、
nは2、3又は4であり、
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基により置換されていることができ、
且つ
場合により5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合していることができる
最高で3個のN原子を含有する6−員ヘテロアリール環であり、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;
そして
m、n、R、R、R、R及びRが請求項1で定義された通りである
請求項1の化合物。
【請求項4】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lが−Y−(CH−X−であり、
ここで
XはOであり、
YはOであり;
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基で置換されていることができるフェニルであり;
そして
n、R、R及びRが請求項1で定義された通りである
請求項1の化合物。
【請求項5】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lが−Y−(CH−X−であり、
ここで
XはOであり、
YはOであり;
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基で置換されていることができ、
且つ
5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合している
フェニルであり、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;
そして
n、R、R、R及びRが請求項1で定義された通りである
請求項1の化合物。
【請求項6】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lが−Y−(CH−X−であり、
ここで
XはOであり、
YはNRであり;
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基で置換されていることができる、最高で3個のN原子を含有する6−員ヘテロアリール環であり;そして
n、R、R、R及びRが請求項1で定義された通りである
請求項1の化合物。
【請求項7】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lが
【化3】

であり、
ここで
XはOであり;
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基により置換されていることができ、
且つ
場合により5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合していることができる
最高で3個のN原子を含有する6−員ヘテロアリール環であり、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;
そして
p、q、t、R、R、R及びRが請求項1で定義した通りである
請求項1の化合物。
【請求項8】
及びRが独立してH又はC−Cアルキルであり;
Lが−(CH−X−であり、
ここで
XはOであり;
Arが場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜5個のR基により置換されていることができ、
且つ
場合により5−もしくは6−員飽和炭素環式環、
5−もしくは6−員不飽和炭素環式環、又は
N、O及びSから選ばれる最高で3個の追加のヘテロ原子を含有する5−もしくは6−員複素環式環に縮合していることができる
最高で3個のN原子を含有する6−員ヘテロアリール環であり、
ここで
該縮合環は場合によりいずれかの利用可能な位置において、独立して選ばれる1〜4個のR基により置換されていることができ;
そして
m、R、R、R及びRが請求項1で定義した通りである
請求項1の化合物。
【請求項9】
((1S)−5−{2−[(3−メチル−7−プロピル−1,2−ベンズイソオキサゾール−6−イル)オキシ]エトキシ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)酢酸;
2−((1S)−5−{2−[6−(4−アセチルフェニル)(2−ピリジル)]エトキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(3,7−ジメチルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イルオキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(3−メチル−7−プロピルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イルオキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{5−[2−(6−(2H−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン−5−イル)(2−ピリジル)エトキシ](1S)インダニル}(2S)ブタン酸;
(2S)−2−((1S)−5−{2−[6−(4−エチルフェニル)(2−ピリジル)]エトキシ}インダニル)ブタン酸;
2−[(1S)−5−(3−{[2−(4−エチルフェニル)−5−メチルピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−((1S)−5−{3−[(2−(2H−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソレン−5−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル)メチルアミノ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)]フェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−({2−[4−(tert−ブチル)フェニル]−5−メチルピリミジン−4−イル}メチルアミノ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[2−プロピル−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(メチル{5−メチル−2−[4−(メチルエチル)フェニル]ピリミジン−4−イル}アミノ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{[2−(4−エトキシフェニル)−5−メチルピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{[2−(4−エトキシフェニル)−5−メチルピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{[5−フルオロ−2−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−({5−フルオロ−2−[4−(メチルエチル)フェニル]ピリミジン−4−イル}メチルアミノ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[(2−(2H−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン−5−イル)−5−フルオロピリミジン−4−イル)メチルアミノ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
((1S)−5−{3−[4−(4−エチル−1,3−チアゾール−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(5−アセチル−4−メチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{4−[4−(tert−ブチル)(1,3−チアゾール−2−イル)]−2−プロピルフェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−(4−{3−[(1S)−1−(カルボキシメチル)インダン−5−イルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(1S)−5−(3−{2−プロピル−4−[4−(トリフルオロメチル)(1,3−チアゾール−2−イル)]フェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロピル−4−(4,5,6−トリヒドロシクロペンタ[1,2−d]1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−(4−{3−[(1S)−1−(カルボキシメチル)インダン−5−イルオキシ]プロポキシ}フェニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4,5−ジメチル(1,3−チアゾール−2−イル))フェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−メトキシ(1,3−チアゾール−2−イル))フェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エトキシ(1,3−チアゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロピル−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エトキシ(1,3−チアゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4,5−ジメチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−メトキシ−4−(4,5,6−トリヒドロシクロペンタ[1,2−d]1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{2−メトキシ−4−[4−(メチルエトキシ)(1,3−チアゾール−2−イル)]フェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
[(1S)−5−(3−{[5−(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−2−ピリジニル]オキシ}プロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−メトキシ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(5−アセチル−4−メチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[5−(5−アセチル−4−メチル(1,3−チアゾール−2−イル))(2−ピリジルオキシ)]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[5−(4−エチル(1,3−チアゾール−2−イル))(2−ピリジルオキシ)]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾオキサゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[2−メトキシ−4−(4−メトキシ(1,3−チアゾール−2−イル))フェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{[2−(4−フルオロフェニル)−6−メチルピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−[2−(4−{3−[(1S)−1−(カルボキシメチル)インダン−5−イルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)−1,3−チアゾール−4−イル]酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エトキシ−5−メチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{4−[5−(N,N−ジメチルカルバモイル)−4−メチル(1,3−チアゾール−2−イル)]−2−プロピルフェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロピル−4−(5,6,7−トリヒドロ−2H−ピラノ[2,3−d]1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{[2−(4−シクロヘキシルフェニル)−6−メチルピリミジン−4−イル]メチルアミノ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−メトキシ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾオキサゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エチル(1,3−オキサゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロピル−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾオキサゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−[(1S)−5−(3−{4−[4−(メチルエトキシ)(1,3−チアゾール−2−イル)]−2−プロピルフェノキシ}プロポキシ)インダニル]酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロピル−4−(1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(5−アセチル−4−メチル(1,3−オキサゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エチル(1,3−オキサゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−メトキシ−4−(1,3−チアゾール−2−イル))フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(4−エトキシ−5−メチル(1,3−チアゾール−2−イル))−2−メトキシフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−メトキシ−4−(5,6,7−トリヒドロ−2H−ピラノ[2,3−d]1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(4−フェノキシ−2−プロピルフェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−((1S)−5−{3−[4−(5,5−ジメチル−7−オキソ(4,5,6−トリヒドロベンゾチアゾール−2−イル))−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}インダニル)酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(4−ベンゾチアゾール−2−イル−2−メトキシフェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−エトキシ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{(1S)−5−[3−(2−プロポキシ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;
2−{(1R)−5−[3−(2−プロピル−4−(5,6,7−トリヒドロ−2H−ピラノ[2,3−d]1,3−チアゾール−2−イル)フェノキシ)プロポキシ]インダニル}酢酸;及び
[(1S)−5−({3−[4−(6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,2−d][1,3]チアゾール−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]プロピル}スルファニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]酢酸
より成る群から選ばれる請求項1の化合物。
【請求項10】
製薬学的に許容され得る担体と組み合わされた1種もしくはそれより多い請求項1の化合物の治療的に有効な量を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項11】
製薬学的に許容され得る担体及び1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤と組み合わされた1種もしくはそれより多い請求項1の化合物の治療的に有効な量を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項12】
該製薬学的薬剤がPPARアゴニスト、スルホニルウレア薬、非−スルホニルウレア分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インスリン分泌促進薬、肝臓グルコース排出量低下性化合物、インスリン、抗−肥満薬、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、ニコチン酸、胆汁酸封鎖剤、フィブリン酸誘導体及び血圧降下薬より成る群から選ばれる請求項11の製薬学的組成物。
【請求項13】
不活性担体と組み合わされた1種もしくはそれより多い請求項1の化合物の有効量を含んでなる組成物。
【請求項14】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病の処置方法。
【請求項15】
該糖尿病が1型糖尿病、2型糖尿病、若年発症の成人型糖尿病、成人潜在性自己免疫糖尿病及び妊娠性糖尿病より成る群から選ばれる請求項14の方法。
【請求項16】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなるシンドロームXの処置方法。
【請求項17】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病−関連障害の処置方法。
【請求項18】
該糖尿病−関連障害が高血糖症、高インスリン血症、耐糖能障害(impaired glucose tolerance)、空腹時グルコース障害(impaired fasting glucose)、異脂肪血症、高トリグリセリド血症及びインスリン抵抗性より成る群から選ばれる請求項17の方法。
【請求項19】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる肥満の処置方法。
【請求項20】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる心臓血管病の処置方法。
【請求項21】
必要のある患者に1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤と組み合わされた請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病の処置方法。
【請求項22】
該製薬学的薬剤がPPARアゴニスト、スルホニルウレア薬、非−スルホニルウレア分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インスリン分泌促進薬、肝臓グルコース排出量低下性化合物、インスリン及び抗−肥満薬より成る群から選ばれる請求項21の方法。
【請求項23】
該糖尿病が1型糖尿病、2型糖尿病、若年発症の成人型糖尿病、成人潜在性自己免疫糖尿病及び妊娠性糖尿病より成る群から選ばれる請求項22の方法。
【請求項24】
必要のある患者に1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤と組み合わされた請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなるシンドロームXの処置方法。
【請求項25】
該製薬学的薬剤がPPARアゴニスト、スルホニルウレア薬、非−スルホニルウレア分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インスリン分泌促進薬、肝臓グルコース排出量低下性化合物、インスリン及び抗−肥満薬より成る群から選ばれる請求項24の方法。
【請求項26】
必要のある患者に1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤と組み合わされた請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病−関連障害の処置方法。
【請求項27】
該糖尿病−関連障害が高血糖症、高インスリン血症、耐糖能障害、空腹時グルコース障害、異脂肪血症、高トリグリセリド血症及びインスリン抵抗性より成る群から選ばれる請求項26の方法。
【請求項28】
該製薬学的薬剤がPPARアゴニスト、スルホニルウレア薬、非−スルホニルウレア分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インスリン分泌促進薬、肝臓グルコース排出量低下性化合物、インスリン及び抗−肥満薬より成る群から選ばれる請求項27の方法。
【請求項29】
必要のある患者に、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、ニコチン酸、胆汁酸封鎖剤、フィブリン酸誘導体及び血圧降下薬より成る群から選ばれる1種もしくはそれより多い薬剤と組み合わされた請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる、糖尿病、シンドロームX又は糖尿病−関連障害の処置方法。
【請求項30】
該糖尿病−関連障害が高血糖症、高インスリン血症、耐糖能障害、空腹時グルコース障害、異脂肪血症、高トリグリセリド血症及びインスリン抵抗性より成る群から選ばれる請求項29の方法。
【請求項31】
請求項1の化合物及び1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤を単一の製薬学的投薬調剤として投与する請求項21〜30のいずれか1つの方法。
【請求項32】
必要のある患者に請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病の二次的原因の処置又は予防方法。
【請求項33】
該二次的原因がグルココルチコイド過剰、成長ホルモン過剰、褐色細胞腫及び薬剤−誘導糖尿病より成る群から選ばれる請求項32の方法。
【請求項34】
必要のある患者に1種もしくはそれより多い製薬学的薬剤と組み合わされた請求項1の化合物の治療的に有効な量を投与する段階を含んでなる糖尿病の二次的原因の処置又は予防方法。
【請求項35】
該製薬学的薬剤がPPARアゴニスト、スルホニルウレア薬、非−スルホニルウレア分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インスリン分泌促進薬、肝臓グルコース排出量低下性化合物、インスリン及び抗−肥満薬より成る群から選ばれる請求項34の方法。
【請求項36】
必要のある患者に請求項1の化合物を投与することによる該患者におけるインスリン分泌の刺激方法。
【請求項37】
糖尿病及び糖尿病−関連障害の処置及び/又は予防のための請求項1に従う化合物。
【請求項38】
少なくとも1種の製薬学的に許容され得る製薬学的に安全な担体又は賦形剤と組み合わされた少なくとも1種もしくはそれより多い請求項1に従う化合物を含有する薬剤。
【請求項39】
糖尿病及び糖尿病−関連障害の処置及び/又は予防用の薬剤の製造のための請求項1に従う化合物の使用。
【請求項40】
糖尿病の処置及び/又は予防のための請求項38に従う薬剤。

【公表番号】特表2006−516251(P2006−516251A)
【公表日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−563903(P2004−563903)
【出願日】平成15年12月19日(2003.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/040842
【国際公開番号】WO2004/058174
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(503211596)バイエル・フアーマシユーチカルズ・コーポレーシヨン (46)
【Fターム(参考)】