説明

フロントゲート型SOI−MOSFETの製造方法

【課題】ソース/ドレイン拡張とフロントゲート(front gate)に自己整合させたバックゲートを含む、FD型SOI−CMOSデバイスの製造方法に関する。
【解決手段】
SOI−CMOS技術は、ポリシリコン、即ちポリSiバックゲートは、フロントゲート・デバイスの閾値電圧を制御するために使用され、nMOS及びpMOSバックゲートは、互いに独立に、及びフロントゲートと独立に、スイッチされる。
特に、バックゲートが、デバイスのフロントゲート及びソース/ドレイン拡張に自己整合されたバックゲートFD型CMOSデバイスの製造方法を提供する。バックゲートFD型CMOSデバイスは、SIMOX又は結合SOI−ウエハ、ウエハボンディングと薄膜化、ポリSiエッチング、LP−CVD、機械化学研磨(CMP)を用いて製造される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体デバイスの製造に関する。特に、ソース/ドレイン拡張(source/drain extensions)とフロントゲート(front gate)に自己整合させた(self-aligned)バックゲート(back-gate)を含む、完全に空乏化(depleted)された相補性金属酸化物半導体(CMOS)デバイスの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パフォーマンス・ロスを被らない低電力SOI(Silicon-On-Insulator)−CMOS設計のための供給電力(supply)及び閾値電圧の同時の削減は、最終的には、静的な電力消費(powerdissipation)が全電力方程式(total power equation)の実質部分になるにつれて利益(returns)を縮小する限界に到達する。回路/システムのアクティブ(active)の間ハイパフォーマンスと、アイドル期間の低電力との反対の要求を満たすために、動的な閾値電圧制御の仕組が必要である。
【0003】
SOI金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)のとって2つの動作が存在する。1)完全空乏型(FD型:Fully−Depleted)、2)部分空乏型(PD型:Partially−Depletedのチャネル領域(即ちボディー)である。
従来の強力に完全空乏化(fully depleted)されたSOIデバイスにおいては、シリコン膜の厚さは、通常バルクデバイスの空乏の幅の半分以下である。フロントとバックの界面(Interface)における表面電位(surface potential)は、それぞれ、互いに強力に結合し、フロントゲート誘電体と埋め込み酸化物を介して、容量的にフロントゲートと表面は結合する。
それ故、シリコン膜を通じて(throughout)の電位(ポテンシャル)及びその結果の電荷は、フロントゲートと基板の両方に関するバイアス条件によって決定される。
基板をバックゲートで取替えることによって、デバイスはディアル・ゲート(dual-gated)デバイスになる。
【0004】
FD型(fully depleted)設計は、SOIにとって特異である。なぜなら、フロントゲート及びバックゲートが、シリコン膜中の電荷の制御を有するからである。
強く部分空乏化された(Partially−Depleted)デバイスでは、バックゲートまたは基板は、フロント表面(前方表面)電位(frontsurface potential)に何の影響もない。中間の形態において、そのデバイスは、普通は部分的空乏(partially depleted)であり、バイアスの印可により完全空乏型(FD型)になり、その結果、依然として、フロントとバック表面の電位の結合が起きる。
【0005】
低パワーのバックゲート(back-gated)SOI−CMOS動作に対して、バックゲート電圧は最小化されなければならない。このことは、50nm程度(sub-50nm)のデバイスに対して、約3から6nmの厚さを有するバックゲート誘電体の利用が必要である。バックゲート構造をフロントゲート及びソース/ドレイン拡張に自己整合させ、よってこの容量を最小にして、次に(inturn)デバイスと回路性能を強化する場合以外は、不幸にも、薄いバックゲート誘電体は、ソース/ドレインの容量に対してゲートにおいて増加をもたらす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在のところ、デバイス・フロントゲート及びソース/ドレイン拡張にバックゲートが自己整合されるバックゲートFD型CMOSを製造できる適切な手段が与えられていない。上述した技術の観点から、バックゲート、フロントゲート、ソース/ドレイン領域の間を自己整合させたSOI MOSFETデバイスを提供する継続的な必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従って、本発明は、次のステップを含む半導体デバイスの製造方法を提供する。
キャリア・ウエハと、そのキャリア・ウエハの上に位置づけられた酸化物層と、その酸化物上に配置されたポリSiバックゲートと、そのポリSiバックゲート上に配置されたバックゲート誘電体と、そのバックゲート誘電体上に配置されたSi含有層とを含む、構造を与えるステップと、チャネル領域を前記Si含有層の部分に形成するステップと、前記チャネル領域上にフロントゲート誘電体と,フロントのポリSiと,犠牲スペーサ(sacrificial spacers)とを含むフロントゲート領域を形成するステップと、前記構造中にアンダーカットされた浅いトレンチ分離領域(undercuttingshallow trench isolation regions)を形成するステップと、前記犠牲スペーサを取除き、ソース/ドレイン拡張を前記チャネル領域に形成するステップと、ゲート・スペーサを前記チャネル領域の上面上に、ソース/ドレイン領域を前記チャネル領域に形成するステップとを備え、前記ポリSiバックゲートは、前記ポリSiゲート及び前記ソース/ドレイン拡張に自己整合することを特徴とする、半導体デバイスの製造方法である。
【0008】
好ましくは、前記ポリSiバックゲートは、熱成長プロセスまたは付着プロセスにより、前記バックゲート誘電体上に形成されたポリSi層にドーパントを注入し、前記注入ドーパントをアニールすることにより、形成される。
【0009】
好ましくは、前記バックゲート誘電体は、初期のSOI基板のSi含有層上に形成される。
【0010】
好ましくは、前記構造は、更に深いトレンチ(Deep Trench)分離領域を含む。その深いトレンチ分離領域の各々は、Si含有層の上部表面と同一平面の上部表面(upper surface)を有する。
【0011】
好ましくは、前記結合された構造の前記Si含有層は、平坦化プロセスによって薄くされる。
【0012】
好ましくは、前記結合された構造は、前記キャリア・ウエハを位置決めして前記酸化物層に接触させ、結合(ボンディング)するステップを実行することのより、形成される。
【0013】
好ましくは、前記結合(ボンディング)するステップは、1.5〜2.5時間の間、約900℃から1100℃の温度で加熱するステップを含む。
【0014】
好ましくは、前記結合ステップは、不活性環境において約18〜27℃の温度において実行される。
【0015】
好ましくは、前記チャネル領域はイオン注入とアニーリングにより形成される。
【0016】
好ましくは、前記イオン注入の前に、犠牲酸化物層はSi含有層上に形成される。
【0017】
好ましくは、前記犠牲スペーサは約50〜100nmの幅を有する。
【0018】
好ましくは、前記アンダーカットされた浅いトレンチ分離領域(undercutting shallow trench isolation regions)は化学エッチング、反応性イオンエッチング、酸化、第2の等方性エッチングのステップにより形成される。
【0019】
好ましくは、前記犠牲スペーサは化学エッチァントを利用して取除かれる。即ち
前記ゲート・スペーサが付着(deposition)及びエッチングにより、形成される。
【0020】
好ましくは、前記ソース/ドレイン領域が、注入マスク(implant mask.)としてゲート・スペーサを使用してイオン注入及びアニールにより形成される。
【0021】
好ましくは前記ソース/ドレイン領域が、付着及びエピSi又はSi層の付着、イオン注入し、及びアニールにより、形成されるし
【0022】
その方法は更に、隆起(レイズド:raised)ソース/ドレイン領域上にシリサイド領域を与えるステップを含む。
【0023】
その方法は更に、構造の上に導電的に充填されたコンタクト・ホールを有する絶縁層を形成するステップを含む。
【0024】
従って、本発明は、好ましくは、SOI CMOS技術を提供する。
それによって、ポリシリコン、即ちポリSiバックゲートは、フロントゲート・デバイスの閾値電圧を制御するために使用され、nMOS及びpMOSバックゲートは、互いに独立に、及びフロントゲートと独立に、スイッチされる。特に、本発明は、バックゲートが、デバイス・フロントゲート及びソース/ドレイン拡張に自己整合されたバックゲートFD型CMOSデバイスの製造方法を提供する。そのような構造は、デバイスと回路のパフォーマンスを強化しながら容量を最小にする。
【0025】
本発明のバックゲートFD型CMOSデバイスは、SIMOX(Separation by ImplantedOxygen)又は結合SOI(bonded SOI)ウエハ、ウエハボンディングと薄膜化(thinning)、ポリSiエッチング、LP−CVD(低圧CVD)、機械化学研磨(CMP)を用いて製造される。
【0026】
詳細には、本発明の方法は、好ましくは次のステップを含む。キャリア・ウエハ、そのキャリア・ウエハ上に位置づけされた酸化物層と、前記酸化物層上に配置されたポリSiバックゲートと、そのポリSiバックゲート上に配置されたバックゲート誘電体と、そのバックゲート誘電体上に配置されたSi含有層を与えるステップと、チャネル領域をそのSi含有層に形成するステップと、フロントゲート誘電体と、フロント・ポリSiと、前記チャネル領域上の犠牲スペーサとを含むフロントゲート領域を形成するステップと、アンダーカッテされた浅いトレンチ分離領域を前記構造中に形成するステップと、前記犠牲スペーサを取り除き、ソース/ドレイン拡張を前記チャネル領域に形成するステップと、前記チャネル領域の上面と前記チャネル領域内のソース/ドレイン領域上にゲートスペーサを形成するステップと、前記ポリSiバックゲートは、前記フロントゲートとソース/ドレイン拡張とに自己整合されることを特徴とする、バックゲートFD型CMOSデバイスである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
バックゲートがフロントゲートの閾値電圧を制御するバックゲートFD型CMOSデバイスの製造方法を提供する本発明は、添図面を参照しながらここで詳しく説明される。添付図面において、同一及び/または対応する要素が同一の参照番号により参照される。
【0028】
図1は、本発明において用いることができる最初のSOI基板を示す。
語句「SOI基板」及び「SOIウエハ」は、本発明において代替可能に使用できる。詳細には、図1の初期のSOI基板又はウエハは、電気的にSi含有基板10をSi含有層14から分離する埋め込み酸化物層12を含む。Si含有層14は、能動デバイスまたは活性デバイス(active device)領域が内部に形成できるSOI層である。ここでの使用されるように、語句「Si含有」は、少なくともシリコンを含む半導体材料を意味する。そのようなSi含有半導体材料の例示的は、Si,SiGe, SiC, SiGeC, Si/Si, Si/SiC , Si/SiGeCであるが、これらに限定されない。埋め込み酸化物領域12は、図1に示しように連続的な埋め込み酸化物領域であってもよい。又は 図示されていないが非連続的な、パターン化された、埋め込み酸化物領域でもよい。非連続的な埋め込み酸化物領域は離散的な、かつ、分離された領域、即ちSi含有層(例えば層10と14)により囲まれたアイランドである。
【0029】
本発明のこの時点において、Si含有層14は軽くNまたはP型のドーパントによりドーピングされる。語句「軽くドーピングされた(lightly doped)」は、ここでは約 1E14〜 5E15 atoms/cm3のドーパント濃度を意味するように使われる。
【0030】
SOI基板は、当業者に周知な従来のSIMOXプロセスを利用して、形成されてもよい。代りとして、SOI基板の材料は、例えば熱ボンディング(thermal bonding)とカッティングプロセスを含む他の従来のプロセスを使用して形成してもよい。
【0031】
上述の方法に追加して、本発明において使用する初期のSOI基板を、付着プロセス及び(パターン化された基板を製造するときに使用する)リソグラフィとエッチングにより、形成されてもよい。詳細には、初期の基板は、酸化膜をSi含有基板の表面上に付着してもよい。オプションとして、従来のリソグラフィとエッチングを使用することにより、酸化膜をパターニングし、その後に例えば、化学気相成長(CVD)、プラズマCVD(plasma-assisted CVD)、スパッタリング、蒸着(evaporation)、化学溶液付着(chemicalsolution deposition)、エピタキシャルSi成長などを含む、従来の付着プロセスを使用して、酸化物層上にSi含有層を形成してもよい。
【0032】
初期のSOI基板の各々の厚さは、同じもの(SOI)を作る時に用いられるプロセスに依存して変化してもよい。しかしながら、典型的には、Si含有層14は、約100〜200nmの厚さを有する。埋込み酸化物層(buried oxide layer)12の場合、その層は約100〜400nmの厚さを有する。Si含有基板層の厚さ、即ち層10は、本発明にとって重要度が低い。上で与えられた厚さの範囲は、例示であり本発明の範囲を限定するものではない。
【0033】
次に、バックゲート誘電体16は、従来の熱成長(thermal growing)プロセスを用いて、Si含有層14の表面上に形成される。代わりとして、バックゲート16は、従来の付着プロセスにより形成されてもよい。しかし、それに限定されず、CVD、プラズマCVD、化学溶液付着(chemicalsolution deposition,)、スパッタリング、蒸着(evaporation.)でも可能である。バックゲート誘電体16は、酸化物、及び、酸化物に優先して与えられる窒化物または酸窒化物(oxynitride)を含んでよい。バックゲート誘電体16の厚さは、同様なものを製造する場合に使用される技法に依存して変化させてもよい。しかしながら、典型的には、バックゲート誘電体16は、約1〜10nmの厚さを有する。図2に例えば、バックゲート誘電体16を含む最終的な構造は示される。図2において、他の図面と同様に、初期のSOIウエハのSi含有基板10は明確のために、省略されている。Si含有基板10は、図7における場合のように、Si含有基板10が取除かれるときは、例外である。しかしながら、Si含有基板10は、図2〜図6において存在すると意図されている。明確化のために、図2に描かれている層14の厚さは、図1の層14の元の厚さより厚く示されている。
【0034】
本発明の次のステップによると、ポリSi層18は、低圧CVD(LP−CVD)を利用してバックゲート誘電層16の上部露出表面上に形成される。語句「低圧」は、本願では、約5トル以下の圧力で実行されるCVDプロセスを意味する。形成されたポリSi層18は、典型的にはポリSi層18は約100〜200nmの厚さを有する。図3に、例えば、ポリSi層18を含む最終的な構造が示される。本発明のこの時点の幾つかの実施例において、オプションのパッド窒化物(図示せず)をポリSi層18上に形成してもよい。
【0035】
図4は、深いトレンチ分離領域20が図3に示された構造に形成された後の構造を示す。図示されているように、深いトレンチ分離領域20は、ポリSi層18とバックゲート誘電体16を介して形成れている。深いトレンチ分離領域の実際の数は、図面に示される数を超えてもよい。
【0036】
深いトレンチ分離領域20は、従来技術のリソグラフィ及びエッチングを用いることにより、形成される。トレンチに分離領域を形成する際に使用されるリソグラフィ・ステップは、フォトレジスト(図示せず)をポリSi層18(または、オプションのパッド窒化物)の露出表面に付着する(applying)ステップと、そのフォトレジストを輻射(radiation)パターンに露出(exposing)するステップと、従来のレジスト現像剤(resistdeveloper)を用いて前記パターンを前記露出されたフォトレジストに現像するステップとを含む。単一ステップまたは複数ステップにより実行されるエッチング・ステップは、従来のドライ・エッチング・プロセス(例えば、RIEエッチング、プラズマ・エッチング、イオン・ビーム・エッチング、化学湿式エッチング、これらの組合せなど)の使用を含む。エッチング・ステップは深いトレンチを構造に形成し、後でその構造は絶縁材料で充填される。深いトレンチ分離領域20は、典型的には、約140nm以上のトレンチ深さを有する。
【0037】
深いトレンチを形成された後に、構造は、オプショナルな酸化プロセスを受ける。そのプロセスは、Si含有材料から構成され、露出したトレンチ側壁上に薄いライナー(liner: not separately labeled)を形成する。そのトレンチは(ライナーのあるなしに拘わらず)、CVDまたはプラズマCVDなどの従来の付着プロセスを用いて、例えばTEOS(tetraethylorthosilicate)などの誘電材料で充填される。その後、その構造は、化学機械研磨(CMP)、即ち研磨(grind)され、オプションのパッド窒化物またはポリSi層18のどちらかの上面上において停止するプロセスなどの従来の平坦化プロセスを用いて平坦化される。オプションのち密化(densification)ステップをトレンチの充填後に行ってもよい。パッド窒化物が存在する実施例において、そのオプションのパッド窒化物は本発明のこの時点で取除かされる。
【0038】
図4は、バックゲート22の存在も示す。そのバックゲートは、2つの隣接した深いトレンチ分離領域の間に配置されたポリSi層18の一部分中に配置される。バックゲート22は、イオン注入(ion implanting)とアニーリングにより形成される。NMOSデバイスのためには、そのバックゲート22は、Nまたは好ましくはP型ドーパントをポリSi層にイオン注入することにより、形成される。PMOSデバイスのためには、Pまたは好ましくはN型ドーパントがイオン注入をポリSi層18にされる。
【0039】
イオン注入(図4の矢印23により示される)は、この技術分野の当業者に周知な従来技術を用いて実行される。しかしながら、アニーリングは、ドーパント領域を拡散させ、活性化(activate)させる条件の下で実行される。特に、アニーリングはAr、N2 、またはHeなどのガス環境において約800℃以上で約5秒以上の時間の間実行される。
【0040】
図5は、深いトレンチ分離領域20とポリSi層18(現在はバックゲート22)を含む構造であって、酸化物層24が図4に示された構造の上部表面の上に形成された後に形成された構造を示す。ハンドリング(即ちキャリア)ウエハ26は、既に形成された酸化物層24の上部表面に結合されたている。
【0041】
酸化物層24は、従来の付着プロセス、例えばCVDまたはプラズマCVDにより形成されるTEOS層である。酸化物層24の厚さは、付着プロセスの条件及び長さ(length)に依存して、変化知させてもよい。しかしながら、典型的には、酸化物層24は、約150〜250nmの厚さを有する。
【0042】
ハンドリング・ウエハ26(第2のSOIウエハとなりうる)は、Si含有基板版100、酸化物層110、Si含有層120を含む。代わりとして、ハンドリング・ウエハ26はバルク半導体基板またはウエハであってもよい。語句「Si含有」は、既に示した意味と同じある。本発明の方法に従うと、ハンドリング・ウエハは位置決めされ、Si含有層120は既に付着された酸化物層24と面する。ハンドリング・ウエハ26を位置決めされた後に、2つの構造が互いに接触されて、その後一体として結合される。
【0043】
一つの実施例において、 本発明の結合ステップは、約900〜1100℃の温度で、約1.5〜2.5時間の時間の間で2つのウエハを加熱するステップを含む。本発明の好ましい実施において、それらウエハは、約1050℃で約2時間の間一緒に結合される。
【0044】
本発明の別の実施例は、その結合するステップが、室温結合プロセスを用いて実行される。語句「室温結合プロセス(room temperature bonding process)」は、約18〜27℃(より好ましくは約20〜25℃)の温度で実行される、結合プロセスを意味する。室温結合プロセスは、典型的には、不活性環境(例えばHe,N2 またはArの環境)において実行され、外力を構造に加えて結合プロセスを助けることもできる。2つのウエハの結合に続き、図5に示される構造はトップとボトムを反転させると、例えば図6に示す構造が与えられる。
【0045】
次に、初期のウエハのSi含有基板10及び埋め込み酸化物領域12は、取除かれ、Si含有層14の表面上で停止する。その後、Si含有層14は平坦化され、深いトレンチ分離領域20の表面上で停止する。これらステップが実行された後に形成された最終的な構造は、例えば、図7に示される。詳しくは、初期ウエハのSi含有基板10及び埋め込み酸化物層12の除去は、当業者によく知られた従来のプロセスを用いて実行される。例えば、初期ウエハのSi含有基板10及び埋め込み酸化物層12は、単一の研磨ステップ(例えば、CMPまたは研磨(grinding))を用いて取除かれてもよく、または代りとして、様々な層は、区別・分離除去処理ステップ(distinct andseparate removal processing steps)を用いて取除かれる。本明細書においては、その区別・分離除去工程(distinct andseparate removal processing)の使用は好ましい。なぜなら、その使用は、選択的に多くの事態(it provides for more)に備えを提供でき、その除去工程がSi含有層14上において停止することを保障できる。
【0046】
本発明において、区別分離除去工程を使用する時に、初期ウエハのSi含有基板10は最初に除去され、酸化物と比較されるように、Si含有材料に対して高い選択性を有するCMPプロセスを用いて、埋め込み酸化物層12の上で停止する。次に、酸化物のみが結合されたウエハの露出表面の上に残ることを確実にするために、選択的に酸化プロセスを実行させてもよい。Si含有基板10の除去と任意の選択的に実行される酸化ステップの後に、Si含有材料と比較して、酸化物を除去するための高度な感応性を有する従来型の化学湿式エッチング・プロセスが、使用される。例えば、HFエッチング・プロセスは、結合構造から埋め込み酸化物層12を除去するために、使用できる。様々な除去プロセスが、初期のウエハのSi含有層14を露出することに注意する。その後Si含有層14は、平坦化プロセス(例えば、CMP)の実行により薄くされる。その平坦化プロセスがされた後のSi含有層14の厚さは、約25nm以下である。
【0047】
図8は、犠牲酸化物層28がSi含有層14及び深いトレンチ領域20の露出表面の上に形成された後に形成された最終的な構造を示す。犠牲酸化物層28は、熱酸化プロセスにより形成できる。または、代わりとして、犠牲酸化物層28が、従来の付着プロセス(例えば、CVDまたはプラズマCVD)により形成できる。犠牲酸化物層28の厚さは、本発明にとって重要ではない。しかし、典型的には、犠牲酸化物層28は約3〜10nmの厚さを有する。
【0048】
図8を参照すると)本発明の現時点において、イオン30(NまたはP型のどちらか)がSi含有層14の部分に注入される。注入されるイオンのタイプは、形成されるデバイスのタイプに依存する。Bは、典型的にはN型のドーパントとして使用される。一方PまたはAsはP型のドーパントとして使用される。イオン30が注入される領域は、ボディ即ちデバイス・チャネル32となる。マスクされたイオン注入プロセス(標準のイオン注入条件を利用する)が、ボディ32を形成する際に使用される。ボディ・インプランテーションに続いて、不活性環境において実行される従来のアニーリング・プロセスは、実行されてボディ32内のドーパントを活性化する。ボディ32内のドーパントを活性化する際に、様々なアニーリング温度と時間を使用できるが、約1000℃の温度で5秒の間アニールするのが好ましい。
【0049】
図9は、下地のボディ32、即ちSi含有層14とフロントゲート誘電体34を露出するように、構造(図8)から犠牲酸化物層28を取除いた後に形成される構造を示す。詳しくは、犠牲酸化物層28は、酸化物を取除く時に高い選択性のある化学エッチァントが使用される場合の従来の湿式エッチング・プロセスを用いて、取除かれる。例えば、HFを使用して構造から犠牲酸化物層を除去できる。
【0050】
次に、ゲート誘電体34は、ボディ32を含む、少なくとも露出されたSi含有表面上に形成される。ゲート誘電体34は、従来の熱成長プロセスを用いて、ボディ32及びSi含有層14の露出表面の上にも形成される。ゲート誘電体34は、フロントゲート誘電体として機能する、約1〜5nmの厚さを有する。ゲート誘電体34は従来の酸化物(例えば、SiO2, Al2O3, Ta2O3,TiO2,ペロブスカイト(perovskite)型酸化物 )から構成されてもよい。
【0051】
図10参照すると、ゲート誘電体34の形成に続いて、ポリシリコンのゲート36(フロント・サイドのゲート(front-side gate)として機能するものである)がゲート誘電体34の上に形成される。ポリSiゲート36(ドープされたポリシリコンから構成される)は、最初のポリシリコンを従来の付着プロセスを用いてゲート誘電体に上に付着しその後のリソグラフィにより形成され、エッチングが最後のゲート構造を形成する際に使用される。付着プロセスの間、ポリシリコンがそのままドープされるか、その代わりに、付着後にポリシリコン・ゲートは、従来のイオン注入とアニーリングによりドープできる。本発明のいくつかの実施例において、ソース/ドレイン領域が形成されるまで、ポリシリコン・ゲートドーピングを遅らせることができる。図10に、窒化物または酸窒化物から構成されたハードマスク38がポリシリコンゲート36の上部表面の上に形成されている場合1つの実装例が示される。
【0052】
その後、ポリシリコンゲート36は、垂直側壁の回りの酸化物ライナー(liner)40(ハードマスク38が存在しない場合は水平表面上にも)を形成することを可能にするゲート再酸化プロセスを受ける。再酸化(re-oxidation)プロセスは、酸化反応環境(例えばO2または空気中)の例えば約800℃以上の温度で約5分以下実行される。
【0053】
次に、犠牲スペーサ42は、従来の付着とエッチングを用いて、ポリSiゲート36の側壁の各々の周りに形成される。犠牲スペーサ42は、窒化物、酸窒化物またはそのコンビネーションを含む。例えば、犠牲スペーサ42を含む最終的な構造は、図11に示される。犠牲スペーサ42は、底面のところで測定すると約50〜100nmの幅の広いスペーサである。幅のあるスペーサは、本発明の次のステップにおいて過剰なアンダーカットを防ぐために要求される。犠牲スペーサ42は、後で形成されるゲート・スペーサより厚い。
【0054】
次に、図11に示されるように、続く技法により浅いトレンチ44が構造に形成される。図12に、例えば浅いトレンチ44を含む最終的な構造が示される。浅いトレンチ44のエッジ45の少なくとも一つが、既に形成されたポリSiゲート36のエッジ37の一つに整合することに、注意する。バックゲート22も、ポリSiゲート36のエッジ37に整合する。詳しくは、図12に示される構造は、最初に化学エッチング・ステップによって、犠牲スペーサ42とポリSiゲート36で保護せずしないゲート誘電体34の部分を除去することにより、形成される。
化学エッチング・ステップは、化学エッチャント(例えば、選択的にゲート誘電体34の露出部分を取除く希薄化されたフッ化水素酸)を利用する。このエッチング・ステップは下層のSi含有層14を露出させる。
【0055】
その後、バックゲート誘電体16の上で停止することが可能な化学エッチャントが使用される場合にSi含有層14の露出部分は、時間管理または調整された等方性反応性イオンエッチング(timed isotropic RIE)ステップを受ける。次にボディ32の露出した側壁部分は、急速な熱酸化プロセスを受ける。
典型的には、急速な熱酸化プロセスは、約5〜10秒の時間の間クラス800℃の温度で実行させる。急激な熱酸化プロセスは、薄い(約4nm以下のオーダ)の酸化膜46を、ボディ32の側壁上に形成する。その後、第2の時間調整等方性(timed isotropic)RIEまたは時間調整(timed )KOH湿式エッチングを実行して浅いトレンチ44のアンダーカットと形成とを完了する。浅いトレンチ44は、構造の上部表面かラッチ測ると、約50nm以下の深さを有する。
【0056】
浅いトレンチ44の形成に続き、浅いトレンチ44はトレンチ誘電体材料(例えばTEOS)で満たされ、その後構造は平坦化され、リセス(recessed)される。例えば、これら処理ステップが実行された後に形成された最終的構造が図13に示される。図13において、参照番号47は、本発明において形成される浅いトレンチ分離領域を示す。
【0057】
その後、犠牲スペーサ42(及びオプションのハードマスク38(存在する場合))は、選択的に犠牲スペーサ42(及びオプショナルのハードマスク38)を除去する化学エッチァント(例えば熱いリン酸(hot phosphoric acid))を使用して、図13に示される構造から除去される。犠牲スペーサ42の除去に続いて、ソース/ドレイン拡張が、従来のイオン注入とアニーリングを利用して、ボディ32内に形成される。オプションのハロ(halo)注入領域(図示せず)が形成されてもよい。アニーリングが様々な条件を利用して実施してもよいが、ソース/ドレイン拡張のイオン注入を、Ar中において約900℃の温度で5秒間アニールするこが好ましい。図14に、犠牲スペーサ42の除去しソース/ドレイン拡張48及びオプションのハロ形成の後の最終的な構造が示される。ソース/ドレイン拡張48は、フロント及びバックの両方のゲートのエッジに自己整合される。
【0058】
その後、窒化物、酸窒化物、またはその組合せにより構成されているスペーサ50は、ポリシリコンゲート36の垂直側壁の周りに形成される。スペーサ50は、エッチングは後で行われる絶縁材料の付着のより形成される。図15は、ポリシリコン・ゲート36の垂直側壁の周りにスペーサ50を有する最終構造を示す。
【0059】
スペーサの形成後、各スペーサ50に隣接するソース/ドレイン領域52(図16参照)が、従来のイオン・インプランテーションとアニーリング・プロセスを用いて、ボディ32に形成される。ソース/ドレイン拡張48は、ソース/ドレイン領域52の部分を形成するから、ソース/ドレイン領域52は、バックゲート22及びフロントゲート(即ちポリSiゲート36)に自己整合される。様々なアニーリング条件はまた使用できるが、約1000℃の温度で約5秒の時間の間アニーリングするのが好ましい。
【0060】
図16に描かれているように、隆起(Raised)ソース/ドレイン54が、従来の当業者に周知なプロセスを用いてソース/ドレイン領域52の表面上に形成される。詳細には、ソース/ドレイン領域52の露出表面は、HF浸漬または他の関連プロセスにより、最初に洗浄される。そのクリーン・ステップの後、エピ(epi)ポリシリコンまたはSiの層を露出ソース/ドレイン領域上に付着すること、イオン注入とアニーリングにより上述の付着されたエピSiまたはSiの層をドーピングすることにより、起ソース/ドレイン領域54が形成される。エピSiまたはSi56が、ポリSiゲート36の上に形成される。
【0061】
次に図17に示すように、図16に示されるデバイスが外部デバイスまたは構造内に存在する他のデバイスに接触するように、従来技術のBEOL処理ステップが実行できる。BEOL処理ステップには、次のステップが含まれる。従来のシリサイド化(salicidation)プロセスを使用して、隆起ソース/ドレイン領域54の一部分とゲートの上の層56とをシリサイド(silicide)領域58に変更するステップと、絶縁材料60(例えばBPSG:borondoped phosphorus silicate glass)の層を付着し平坦化することにより、形成するステップと、コンタクト開口(contactopenings)を、リソグラフィとエッチングにより絶縁層60に与えるステップと、そのコンタクト開口を導電材料62で充填するステップとである。使用される導電材料は、Cu、Al,W、ポリシリコンに限定されず、他の導電材料を含む。バックゲートの表面に延びるコンタクト開口は、バックゲート接触(コンタクト)であることに気付く。ソース/ドレイン領域に延びるコンタクト領域は、S/Dコンタクトと呼ばれる。
【0062】
図15、16、17に示される構造において、ポリSiバックゲート22はフロントゲート(即ちポリシリコン・ゲート36)の閾値電圧を制御できる。なぜなら、フロントゲートとバックゲートとの境での表面電位は、強く互いに結合して、それぞれ、容量的にフロントゲートとバックゲートの誘電体に結合されるからである。
それ故、シリコン膜を介する電位とその結果である電荷は、フロントゲートとバックゲートの両方に関するバイアス条件により決定される。言換えれば、イオン注入されたバックゲートは、フロントゲート・デバイスの閾値電圧を制御する。
【0063】
本発明は、単一基板上に複数のFD型CMOSデバイスを形成するために、使用できる。FD型CMOSデバイスの各々は、上述した特徴をするであろう。
【0064】
本発明は、詳しく好ましい実施例について表され説明されたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、周辺装置種々(形態の及び詳細)の変更可能であることはこの技術の当業者ならに理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明において最初に用いる開始のSOIを示す断面図である。
【図2】バックゲート誘電体がSOI基板の上部表面に形成された後の図1の構造を示す断面図である。
【図3】バックゲート誘電体上に形成されたポリSi層を含む図2の構造を示す断面図である。
【図4】分離領域の形成、バックゲート・イオン注入し、及びアニールの後の構造の断面図である。
【図5】図4に示される構造に保持(即ちキャリア)ウエハを結合した断面図である。
【図6】上面を底面にフリップするステップ(a top to bottomflipping)を実行した後の図5の構造の断面図である。
【図7】研磨、酸化物、エッチングのステップの後に形成された構造の断面図である。
【図8】デバイスチャネル、即ボディ、イオン注入し、アニーリングの後に、形成された構造の断面図である。
【図9】フロントゲートの形成後の構造の断面図である。
【図10】ポリSiゲート導電体の形成後の構造の断面図である。
【図11】犠牲スペーサ形成後の断面図である。
【図12】浅いトレンチ形成後の断面図である。
【図13】トレンチ充填、平坦化、リセス化(recessing)の後の断面図である。
【図14】犠牲スペーサの除去、ソース/ドレイン拡張とオプションのハロ(halo)のイオン注入、アニーリング後の断面図である。
【図15】ポリSiゲートに隣接するゲートスペーサを形成した後の構造の断面図 である。
【図16】ソース/ドレイン形成、及び隆起ソース/ドレインの形成後の構造の断面図である。
【図17】シリサイド化、誘電体付着、及びコンタクト形成の実行の後の本発明の最終的な構造を示した断面図である。
【0066】
14,24、120 Si含有層
12 イオン注入酸化物層
10,100 Si含有基板
16 バックゲート誘電体
20 深いトレンチ分離領域
18 ポリSi層
23,30 イオン注入
22 バックゲート
26 キャリア・ウエハ
110 酸化物層
28 犠牲酸化物層
34 フロントゲート
38 ハードマスク
36 ポリシリコンゲート
40 酸化物ライナー
42 犠牲スペーサ
32 ボディ
37 エッジ
44 浅いトレンチ
48 ソース/ドレイン拡張
50 スペーサ
52 ソース/ドレイン領域
54 隆起ソース/ドレイン領域
58 シリサイド領域
60 絶縁材料層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体デバイスの製造方法であって、
キャリア・ウエハと、前記キャリア・ウエハの上に位置づけられた酸化物層と、前記酸化物上に配置されたポリSiバックゲートと、前記ポリSiバックゲート上位に配置されたバックゲート誘電体と、そのバックゲート誘電体上に配置されたSi含有層とを含む、構造を与えるステップと、
チャネル領域を前記Si含有層の部分に形成するステップと、
前記チャネル領域上にフロントゲート誘電体、フロント・ポリSiゲート、及び犠牲スペーサを含むフロントゲート領域を形成するステップと、
前記構造中にアンダーカットされた浅いトレンチ分離領域を形成するステップと、
前記犠牲スペーサを取除き、ソース/ドレイン拡張を前記チャネル領域に形成するステップと、
ゲート・スペーサを前記チャネル領域の上面上に、ソース/ドレイン拡張を前記チャネル領域内に形成するステップとを備え、
前記ポリSiバックゲートは、前記ポリSiゲート及び前記ソース/ドレイン拡張に自己整合することを特徴とする半導体デバイスの製造方法である。
【請求項2】
前記ポリSiバックゲートは、ドーパントを前記バックゲート誘電体上に形成されたポリSi層に注入し、前記注入ドーパントをアニールすることにより、形成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記バックゲート誘電体は、熱成長プロセスまたは付着プロセスにより、初期のSOI基板のSi含有層上に形成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記構造は、更に深いトレンチ分離領域を含み、前記トレンチ分離領域の各々は、前記Si含有層の上部表面と同一平面の上部表面を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記構造の前記Si含有層は、平坦化プロセスによって薄くされることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記構造は、前記キャリア・ウエハを位置決めして前記酸化物層に接触させ、結合するステップを実行することにより、形成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記結合するステップは、1.5〜2.5時間の間、900℃から1100℃の温度で加熱するステップを含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記結合ステップは、不活性環境において18〜27℃の温度において実行されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記チャネル領域はイオン注入とアニーリングにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記イオン注入の前に、犠牲酸化物層が前記Si含有層上に形成され、
前記犠牲スペーサは50〜100nmの幅を有し、前記アンダーカットされた浅いトレンチ分離領域は、化学エッチング、等方性反応性イオンエッチング、酸化、第2の等方性エッチングのステップにより形成され、前記犠牲スペーサは、化学エッチァントを利用して取除かれ、前記ゲート・スペーサは、付着及びエッチングにより形成され、前記ソース/ドレイン領域が、注入マスク(implant mask.)としてゲート・スペーサを使用してイオン注入及びアニールにより形成され、前記ソース/ドレイン領域が、エピSi又はSi層の付着、イオン注入、及びアニールにより形成され、
更に、前記ソース/ドレイン領域上にシリサイド領域を与えるステップと、
前記構造の上に導電するように充填されたコンタクト・ホールを有する絶縁層を形成するステップとを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2007−534142(P2007−534142A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523016(P2006−523016)
【出願日】平成16年8月11日(2004.8.11)
【国際出願番号】PCT/EP2004/051772
【国際公開番号】WO2005/017976
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】