説明

金属酸化物膜の製造方法、積層体、及び、電子デバイス

【課題】十分に結晶配向度の高い金属酸化物膜を、簡易、低コスト、かつ、基材及び金属酸化物膜に損傷を殆ど与えずに得ることが可能な金属酸化物膜の製造方法、積層体、及び電子デバイスを提供することを目的とする。
【解決手段】基材10上に(111)結晶面を有する金属膜14を形成する工程と、金属膜14の(111)結晶面に金属酸化物膜20を形成する工程と、金属膜14の(111)結晶面に形成された金属酸化物膜20の温度を25〜600℃に維持し、金属酸化物膜20に対して紫外線を照射する工程と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属酸化物膜の製造方法、積層体、及び、電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子デバイスの製造等においては、電極膜等の基材上に結晶配向度の高い金属酸化膜を形成することが求められている。金属酸化物としては、例えば、Ba及びTiを含む金属酸化物(BaTiO等)等が例示できる。
【0003】
基材上に結晶配向度の高い金属酸化物膜を形成する方法としては、単結晶基板上や、結晶配向度の高いバッファ膜や電極膜上に、金属酸化物膜をエピタキシャル成長させる方法(例えば特許文献1〜3、非特許文献1参照)が知られている。また、600℃以上にされた基材上に金属酸化物をスパッタ法により成膜させる方法も知られている。さらに、CVD法やゾルゲル法によって形成した非晶質の金属酸化膜に対して紫外線やレーザ光を照射して結晶化することも知られている(例えば、特許文献4〜6参照)。
【特許文献1】特許3608459号公報
【特許文献2】特許2834355号公報
【特許文献3】特許2916116号公報
【特許文献4】特開平6−140385号公報
【特許文献5】特開平9−157855号公報
【特許文献6】特開平5−247658号公報
【非特許文献1】J. Appl. Phys., Vol. 65, (1998), pp1666-1670
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、単結晶基板は高価であり、また、結晶配向度の高い電極膜やバッファ膜を得る事も困難であり、また、600℃以上の高温下で基材上に金属酸化物を成膜すると基材の酸化や、基材と金属酸化物膜との熱膨張率の差等により基材及び金属酸化物膜を含む積層体にダメージを与えるおそれがあり、基材の選択の幅を狭めることでデバイスの可能性を小さくしてしまっている。さらに、非晶質の金属酸化物膜に紫外線やレーザ光を照射するだけでは、十分に結晶配向度の高い金属酸化物膜を得ることは困難である。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、十分に結晶配向度の高い金属酸化物膜を、簡易、低コスト、かつ、基材及び金属酸化物膜に損傷を殆ど与えずに得ることが可能な金属酸化物膜の製造方法、積層体、及び電子デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる金属酸化物膜の製造方法は、基材上に(111)結晶面を有する金属膜を形成する工程と、金属膜の(111)結晶面上に金属酸化物膜を直接形成する工程と、金属酸化物膜の温度を25〜600℃に維持し、金属酸化物膜に対して紫外線を照射する工程と、を備える。
【0007】
本発明によれば、基材の種類を問わず金属酸化物膜の結晶配向度を十分に高めることができる。また、温度がそれほど高くないので基材や金属酸化物膜に対して損傷を与えにくい。
【0008】
ここで、金属酸化物膜がBa及びTiを含む金属酸化物膜であることが好ましい。特に、ペロブスカイト型金属酸化物膜であることが好ましい。この場合には、金属酸化物膜において、特に(100)結晶面を膜面と平行に優先配向させることが可能である。
【0009】
また、紫外線の波長は、100〜500nmであることが好ましい。また、紫外線はレーザ光であることが好ましい。特に紫外線が、パルスレーザ光であることが好ましい。
【0010】
そして、パルスレーザ光のエネルギーが、1パルスあたり40〜400mJ/cm、好ましくは、60〜300mJ/cmであることが好ましい。
【0011】
また、パルスレーザ光のパルス周波数は1〜1000Hz、好ましくは、1〜100Hzであることが好ましい。
【0012】
本発明に係る積層体は、(111)結晶面を有する金属膜と、金属膜の(111)結晶面上に直接設けられた金属酸化物膜と、を備え、金属酸化物膜のX線回折チャートにおける(100)結晶面の回折線のピーク強度をI(100)とし、(110)結晶面の回折線のピーク強度をI(110)としたとき、ピーク強度比(I(100)/I(110))が2以上、好ましくは2.1以上、より好ましくは2.2以上である。なお、上述のピーク強度比を結晶配向度Fとする。
【0013】
このような積層体は上述の製造方法により容易に作製される。
【0014】
ここで、金属酸化物膜はBa及びTiを含む金属酸化物膜であることが好ましい。
【0015】
また、本発明に係る電子デバイスは、上述の積層体を有する電子デバイスである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、十分に結晶配向度の高い金属酸化物膜を、簡易、低コスト、かつ、基材に損傷を殆ど与えずに得ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、図1を参照しつつ、本実施形態に係る金属酸化物膜の製造方法、及び、積層体について説明する。
【0018】
まず、基材10を用意する。基材10は特に限定されず、単層基材でもよく、多層積層基材でもよい。例えば、単結晶材料、多結晶材料、非晶質材料等の基板が使用できる。基板の組成も特に限定されず、例えば、Si、GaAs、GaP、InP、SiC等の半導体基板、SiO、Al,MgO,SrTiO等の金属酸化物基板、Cu,Ni等の金属基板、LTCC(Low Temperature Co−fired Ceramics)、アルミナ等のセラミックス基板等が挙げられる。
【0019】
また、このような基板に、MgO、ITO、ZnO、SnO等の金属酸化物膜、Au、Pt、Ag、Ir、Ru、Co、Ni、Fe、Cu、Al等の金属膜等の下地膜を1層又は複数層形成した基材10も使用できる。これらの下地層は、基板自体の酸化や、スパッタ法等により容易に形成できる。
【0020】
具体的には、基材10としては、例えば、図1に示すように、Si等の半導体基板11上に、バッファ膜として、SiO等の金属酸化物膜12、及び、TiO等の金属酸化物膜13を積層したものが好ましい。SiO膜は、Si基板を酸化性雰囲気中で高温にすることにより形成できる。また、TiO膜はスパッタ等により形成できる。
【0021】
続いて、基材10の表面に、(111)結晶面が配向した金属膜14を形成する。例えば、基材10の表面に、スパッタ法等により、0.01〜30μm程度のPt,Ni,Cu等の金属膜を形成すると、表面が(111)結晶面に配向した金属膜14を容易に得ることができる。
【0022】
続いて、金属膜14の(111)結晶面上に金属酸化物膜20を直接形成する。金属酸化物の組成は特に限定されないが、例えば、チタン酸バリウム(BT)、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)等のBa及びTiを含む金属酸化物が好ましい。
【0023】
金属酸化物膜20を形成する方法は特に限定されない。例えば、いわゆる化学溶液法、すなわち、金属アルコキシド、金属有機酸塩や無機金属塩等を含む溶液を、例えば、スピンコート法等によって金属膜14上に塗布し、乾燥により溶媒を蒸発させ、仮焼きにより金属アルコキシド、金属有機酸塩や無機金属塩等を分解することにより金属酸化物膜20を作成することができる。原料となる金属化合物としては、金属アルコキシド(例えば、Ti(OC、Ba(OC、Zr(OC、Pb(OC、Sr(OC等)、有機酸金属塩(例えば、2−エチルヘキサン酸バリウム、2−エチルヘキサン酸ジルコニル、2−エチルヘキサン酸チタン、2−エチルヘキサン酸鉛、2−エチルヘキサン酸ストロンチウム等、ラウリン酸塩、アセチルアセトナート等)等が挙げられ、無機金属塩としては、金属硝酸塩(例えば、Ba(NO)、Sr(NO))、金属酢酸塩(例えば、Ba(CHCOO)・HO、Pb(CHCOO))・3HO)、金属炭酸塩(BaCO、SrCO)等が挙げられる。
【0024】
また、金属酸化物膜20を、金属酸化物をターゲットとしたスパッタリング法やCVD、レーザーアブレーション法等のいわゆる気相法により製造することもできる。この場合の成膜温度は室温〜500℃が好ましい。
【0025】
金属酸化物膜20の膜厚は、例えば、0.01〜30μmとすることが好ましい。
【0026】
なお、上述のようにして形成された金属酸化物膜20は結晶配向度が殆ど無い非晶質(アモルファス)状態か、あるいは、結晶配向度があってもその程度は極めて低く、各種電子デバイスの誘電体に対して要求される十分な比抵抗が通常発現しにくい。
【0027】
続いて、この金属酸化物膜20を、25〜600℃程度、好ましくは、25〜500℃程度に維持し、その状態でこの金属酸化物膜20に対して紫外線を照射する。紫外線の波長は、例えば、100〜500nm、好ましくは、100〜400nmである。紫外線としては、ArF(193nm)、XeCl(308nm)、KrF(248nm)等のレーザ光であることが好ましい。また、レーザ光の中でも、パルスレーザ光が好ましい。1パルスあたりのエネルギーは、40〜400mJ/cmであることが好ましく、パルス周波数(1秒間に照射するパルスの数)は1〜100Hz程度とすることが好ましい。なお、1パルスの照射時間は、例えば、10〜100nsとすることができる。また、金属酸化物膜の各場所に対して照射する総パルス数は例えば、5〜50000とすることができる。
【0028】
具体的には、例えば、図2のような装置を用いることができる。加熱ステージ110上に基材10を載せて基材10上の金属酸化物膜20を25〜500℃に維持し、この金属酸化物膜20に対してレーザ光源200からレーザ光を照射すればよい。
【0029】
なお、パルス光でなく連続光でも実施は可能であり、また、レーザ光でなくても水銀ランプ等の紫外線ランプの光を照射しても実施は可能である。また、図2以外の装置によって金属酸化物膜20を加熱しても良いのは言うまでもない。
【0030】
そして、上述の温度条件下で、金属酸化物に対して紫外線を照射すると、金属酸化物膜20の結晶配向度が顕著に向上する。
【0031】
特に、金属膜14の表面が(111)結晶面であり、この金属膜14の(111)結晶面上に金属酸化物膜20が直接形成されており、さらに、金属酸化物膜20がBa及びTiを含む金属酸化物から形成された膜である場合には、上述の温度条件下での紫外線照射により、金属酸化物の(100)結晶面を膜面と平行に特に優先配向させることができて特に好ましい。具体的には、金属酸化物膜20のX線回折チャートにおける(100)結晶面の回折線のピーク強度をI(100)とし、(110)結晶面の回折線のピーク強度をI(110)としたとき、結晶配向度F、すなわち、ピーク強度比F=(I(100)/I(110))を2以上とすることが容易である。このような構造の金属膜14及び金属酸化物膜20を有する積層体50は従来得られなかったものである。ここで、X線回折チャートにおける(100)結晶面の回折線は擬立方晶として指数付けしたものであってよい。擬立方晶とは、例えば、(100)結晶面と(001)結晶面との格子定数の差が小さくなり、X線回折による解析では分離困難であることを意味する。金属膜14の膜厚は、0.01〜500μm程度であることが好ましい。
【0032】
また、上述のような金属酸化物膜の形成工程と、この金属酸化物膜を所定の温度に維持しつつ紫外線を照射する金属酸化物処理工程と、を含む一連の工程を複数回繰り返すことにより、図3に示すように結晶配向度の優れた金属酸化物膜20を多数積層して比較的厚みのある金属酸化物膜20Aを形成してもよい。
【0033】
続いて、この様にして得られた金属酸化物膜を用いた電子デバイスの例として、誘電体膜として金属酸化物膜20を含む薄膜コンデンサ素子1について、図4を参照して詳細に説明する。
【0034】
この薄膜コンデンサ素子1は、Si等の基板11上に、バッファ(密着)層として、SiO等の金属酸化物膜12及びTiO等の金属酸化物膜13を形成し、Au、Pt、Ag、Ir、Ru、Co、Ni、Fe、Cu、Al等の金属膜(電極膜)14を形成し、金属酸化物層20又は20Aを形成し、さらに、金属酸化物膜20又は20A上にさらに電極としての金属膜14を形成したものである。
【0035】
基板11の厚みは例えば0.1〜5mm、バッファ層の厚みは例えば5〜2000nm、金属膜14の厚みは例えば0.01〜500μm、金属酸化物膜20又は20Aの厚みは例えば100〜1000nmとすることができる。
【0036】
このような薄膜コンデンサ素子1においては、金属酸化物膜20の結晶配向度が高いので、金属酸化物膜20の膜厚が薄くても好適な性能を発揮し得る。なお、このような金属酸化物膜20を一対の金属膜14で挟んだ構造の積層体を有する電子デバイスは、薄膜コンデンサに限られず、FeRAM、チューナブルフィルタ等のデバイスにも使用可能である。
【実施例】
【0037】
次に、具体的な実施例を示し更に詳細に本願発明について説明する。なお、本願発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0038】
(実施例1)
まず基材を用意した。まず、表面に熱酸化膜が500nm形成された多結晶のSi基板上にスパッタ法によりTiO膜を20nm形成し、さらに、TiO膜上にスパッタ法によりPt膜を200nm形成した。Pt膜の表面は(111)結晶面に配向していた。
【0039】
続いて、7wt%のチタン酸バリウム膜形成用のチタン、及び、バリウムを含む金属化合物原料液を、スピンコータ(3000rpm、15sec)でPt膜上に塗布し、ホットプレート上で150℃10分間乾燥させ、その後、ホットプレートで400℃10分間仮焼きを行ってPt膜上にほぼ非晶質のチタン酸バリウム膜(膜厚約110nm)を金属酸化物膜として形成した。
【0040】
続いて、ホットプレート上で金属酸化物膜を400℃に維持しながら、KrFパルスレーザ源から、1パルスあたりの照射エネルギーが70mJ/cm、合計パルス数が1000、パルス周波数(1秒間に照射されるパルスの数)が10Hzとなるように紫外線パルスレーザを各場所に照射し、その後金属酸化物膜を常温に戻した。
【0041】
(実施例2〜5)
実施例2〜5では、合計パルス数をそれぞれ2000,3000,4000,6000とする以外は実施例1と同様とした。
【0042】
(実施例6〜7)
実施例6〜7では、金属酸化物膜として、チタン酸バリウム膜に代えて、(Ba,Sr)TiO膜(膜厚約120nm)を形成し、金属酸化物膜のレーザ照射時の温度を300℃とし、紫外線パルスレーザのパルス周波数を30Hzとし、1パルスのエネルギーを実施例6では80mJ/cmとし実施例7では90mJ/cmとする以外はそれぞれ実施例1と同様とした。なお、金属酸化物膜におけるBaとSrとの元素モル比は7:3である。
【0043】
(実施例8)
実施例8では、金属酸化物膜の形成及び当該金属酸化物に対する所定温度条件下での紫外線照射処理を含む工程を合計2回繰り返す以外は実施例1と同様にした。
【0044】
(比較例1)
紫外線照射をせずに、仮焼き後にさらに、800℃で金属酸化物膜の焼成を行った以外は実施例1と同様にして金属酸化物膜を得た。
【0045】
図6に実施例1〜5における金属酸化物膜のX線回折チャートを、図7に実施例6〜7における金属酸化物膜のX線回折チャートを、図8に実施例8における金属酸化物膜のX線回折チャートを、図9に比較例3における金属酸化物膜のX線回折チャートを図示する。
【0046】
実施例1〜8においては、金属酸化物膜がX線回折チャートにおいて(100)の十分な結晶配向を有することがわかった。一方、比較例1においては、(100)の結晶配向はほとんど認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る金属酸化物膜の製造方法を説明するための概略断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に係る金属酸化物膜の製造方法を説明するための図1に続く概略断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係る金属酸化物膜の製造方法を説明するための概略断面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態に係る電子デバイスを説明するための概略断面図である。
【図5】図5は、実施例1〜8及び比較例1の金属酸化物膜の製造方法及びその結果を示す表である。
【図6】図6は、実施例1〜5における金属酸化物膜のX線回折チャートである。
【図7】図7は、実施例6〜7における金属酸化物膜のX線回折チャートである。
【図8】図8は、実施例8における金属酸化物膜のX線回折チャートである。
【図9】図9は、比較例1における金属酸化物膜のX線回折チャートである。
【符号の説明】
【0048】
1…薄膜コンデンサ素子(電子デバイス)、10…基材、20…金属酸化物膜、14…金属膜、50…積層体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材上に、(111)結晶面を有する金属膜を形成する工程と、
前記金属膜の(111)結晶面上に金属酸化物膜を直接形成する工程と、
前記金属酸化物膜の温度を25〜600℃に維持し、前記金属酸化物膜に対して紫外線を照射する工程と、を備える金属酸化物膜の製造方法。
【請求項2】
前記金属酸化物膜はBa及びTiを含む金属酸化物である請求項1に記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項3】
前記紫外線の波長は、100〜500nmである請求項1又は2記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項4】
前記紫外線はレーザ光である請求項1〜3のいずれかに記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項5】
前記レーザ光はパルスレーザ光である請求項4に記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項6】
前記パルスレーザ光のエネルギーは、1パルスあたり40〜400mJ/cmである請求項5に記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項7】
前記パルスレーザ光のパルス周波数は1〜1000Hzである請求項5又は6に記載の金属酸化物膜の製造方法。
【請求項8】
(111)結晶面を有する金属膜と、
前記金属膜の(111)結晶面上に直接設けられた金属酸化物膜と、を備え、
前記金属酸化物膜のX線回折チャートにおける(100)結晶面の回折線のピーク強度をI(100)とし、(110)結晶面の回折線のピーク強度をI(110)としたとき、ピーク強度比(I(100)/I(110))が2以上である積層体。
【請求項9】
前記金属酸化物はBa及びTiを含む金属酸化物である請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
請求項8又は9の積層体を有する電子デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−28381(P2008−28381A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−161753(P2007−161753)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【出願人】(000003067)TDK株式会社 (7,238)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【Fターム(参考)】