説明

半導体膜形成方法及び薄膜半導体装置の製造方法

【課題】 本発明の目的は、基板上に高品質な半導体膜を形成するための半導体膜形成方法を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、バイアス触媒CVD,高密度バイアス触媒CVD,バイアス減圧CVD,バイアス常圧CVDを利用して、基板に半導体膜を形成する半導体膜形成方法である。真空容器1に原料ガスを供給し、真空容器1中に配置された基板10と電極3aとの間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、基板10上に、少なくとも錫、ゲルマニウム、鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、絶縁膜と、を形成することを含む工程と、この半導体膜および絶縁膜にレーザーを照射してアニールする工程と、このアニールする工程の後工程であって、水蒸気でアニールを行う工程と、を備える。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用して、基板に半導体膜を形成する半導体膜形成方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記基板上に少なくとも錫、ゲルマニウム、鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜を形成することを含む半導体膜形成工程と、前記形成された半導体膜にレーザーを照射し、前記形成された半導体膜をレーザーでアニールするレーザーアニール工程と、を備えたことを特徴とする半導体膜形成方法。
【請求項2】 前記半導体膜形成工程の前から、前記真空容器に水素を含むキャリアガスを常時供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程を備え、前記クリーニング工程と、前記半導体膜形成工程とを行うことを特徴とする請求項1記載の半導体膜形成方法。
【請求項3】 前記半導体膜形成工程の前から、前記真空容器に水素を含むキャリアガスを供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程と、前記キャリアガスの供給を、前記半導体膜形成工程の前,途中,後の少なくとも一つで増減する工程と、前記半導体膜形成工程と、を行うことを特徴とする請求項1記載の半導体膜形成方法。
【請求項4】 前記真空容器内の成膜室で前記半導体膜形成工程を行い、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール工程を行い、前記半導体膜形成工程と前記レーザーアニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項1記載の半導体膜形成方法。
【請求項5】 前記成膜室で、前記レーザーでアニールされた半導体膜上に絶縁膜を成膜し、前記半導体膜形成工程と前記レーザーアニール工程と前記絶縁膜の成膜とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項1記載の半導体膜形成方法。
【請求項6】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用して、基板に半導体膜を形成する半導体膜形成方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記基板上に、少なくとも錫、ゲルマニウム、鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、絶縁膜と、を形成することを含む半導体膜および絶縁膜形成工程と、前記形成された半導体膜および絶縁膜にレーザーを照射し、前記形成された半導体膜および絶縁膜をレーザーでアニールするレーザーアニール工程と、を備えたことを特徴とする半導体膜形成方法。
【請求項7】 前記真空容器とは異なるレーザーアニール装置内で前記レーザーアニール工程を行うことを特徴とする請求項1または6記載の半導体膜形成方法。
【請求項8】 前記真空容器内の成膜室で半導体膜および絶縁膜形成工程を行い、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール工程を行い、前記半導体膜および絶縁膜形成工程と前記レーザーアニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項6記載の半導体膜形成方法。
【請求項9】 前記真空容器内の半導体膜成膜室で半導体膜を形成し、前記真空容器内の絶縁膜成膜室で絶縁膜を形成し、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール工程を行い、前記半導体膜の形成と前記絶縁膜の形成と前記レーザーアニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項6記載の半導体膜形成方法。
【請求項10】 前記半導体膜形成工程または前記半導体膜および絶縁膜形成工程では、前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記レーザーアニール工程では、前記半導体膜をレーザーアニールして、該半導体膜の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項1または6記載の半導体膜形成方法。
【請求項11】 前記バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを、バイアス減圧CVDまたはバイアス常圧CVDとした場合における前記半導体膜形成工程または前記半導体膜および絶縁膜形成工程での前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記レーザーアニール工程で、前記半導体膜をレーザーアニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項1または6記載の半導体膜形成方法。
【請求項12】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用して、基板に半導体膜を形成する半導体膜形成方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記基板上に、少なくとも錫、ゲルマニウム、鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、絶縁膜と、を形成することを含む半導体膜および絶縁膜形成工程と、前記形成された半導体膜および絶縁膜を水蒸気でアニールする水蒸気アニール工程と、を備えたことを特徴とする半導体膜形成方法。
【請求項13】 前記真空容器とは異なる水蒸気アニール装置内で前記水蒸気アニール工程を行うことを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項14】 前記真空容器内の成膜室で半導体膜および絶縁膜形成工程を行い、前記真空容器内の水蒸気アニール室で前記水蒸気アニール工程を行い、前記半導体膜および絶縁膜形成工程と前記水蒸気アニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項15】 前記真空容器内の半導体膜成膜室で半導体膜を形成し、前記真空容器内の絶縁膜成膜室で絶縁膜を形成し、前記真空容器内の水蒸気アニール室で前記水蒸気アニール工程を行い、前記半導体膜の形成と前記絶縁膜の形成と前記水蒸気アニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項16】 前記半導体膜および絶縁膜形成工程では、前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記水蒸気アニール工程では、前記半導体膜を水蒸気アニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項17】 前記バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを、バイアス減圧CVDまたはバイアス常圧CVDとした場合における前記半導体膜および絶縁膜形成工程での前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記水蒸気アニール工程で、前記半導体膜を水蒸気アニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項18】 前記半導体膜が単結晶シリコンである場合、少なくともシリコン膜形成領域に段差を形成し、前記段差を含むシリコン膜形成領域に単結晶シリコン膜をグラフォエピタキシャル成長させることを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項19】 前記半導体膜が単結晶シリコンである場合、少なくともシリコン膜形成領域に単結晶シリコンと格子整合の良い物質層を形成し、該物質層を含むシリコン膜形成領域に単結晶シリコン膜をヘテロエピタキシャル成長させることを特徴とする請求項12記載の半導体膜形成方法。
【請求項20】 前記単結晶シリコンと格子整合の良い物質層は、サファイアまたはスピネル構造体またはフッ化カルシウムを含む群より選ばれた、少なくとも一種以上の物質よりなることを特徴とする請求項19記載の半導体膜形成方法。
【請求項21】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用して、基板に半導体膜を形成する半導体膜形成方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記基板上に、少なくとも錫、ゲルマニウム、鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、絶縁膜と、を形成することを含む半導体膜および絶縁膜形成工程と、前記形成された半導体膜および絶縁膜にレーザーを照射し、前記形成された半導体膜および絶縁膜をレーザーでアニールするレーザーアニール工程と、該レーザーアニール工程の後工程であって、水蒸気でアニールを行う水蒸気アニール工程と、を備えたことを特徴とする半導体膜形成方法。
【請求項22】 前記半導体膜および絶縁膜形成工程の前から、前記真空容器に水素を含むキャリアガスを常時供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程を備え、前記クリーニング工程と、前記半導体膜および絶縁膜形成工程とを行うことを特徴とする請求項6,12,21いずれか記載の半導体膜形成方法。
【請求項23】 前記半導体膜および絶縁膜形成工程の前から、前記真空容器に水素を含むキャリアガスを供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程と、前記キャリアガスの供給を、前記半導体膜および絶縁膜形成工程の前,途中,後の少なくとも一つで増減する工程と、前記半導体膜および絶縁膜形成工程と、を行うことを特徴とする請求項6,12,21いずれか記載の半導体膜形成方法。
【請求項24】 前記真空容器とは異なるレーザーアニール装置内で前記レーザーアニール工程を行い、前記真空容器とは異なる水蒸気アニール装置内で前記水蒸気アニール工程を行うことを特徴とする請求項21記載の半導体膜形成方法。
【請求項25】 前記真空容器内の成膜室で半導体膜および絶縁膜形成工程を行い、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール工程を行い、前記真空容器内の水蒸気アニール室で前記水蒸気アニール工程を行い、前記半導体膜および絶縁膜形成工程と前記レーザーアニール工程と前記水蒸気アニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項21記載の半導体膜形成方法。
【請求項26】 前記真空容器内の半導体膜成膜室で半導体膜を形成し、前記真空容器内の絶縁膜成膜室で絶縁膜を形成し、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール工程を行い、前記真空容器内の水蒸気アニール室で前記水蒸気アニール工程を行い、前記半導体膜の形成と前記絶縁膜の形成と前記レーザーアニール工程と前記水蒸気アニール工程とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項21記載の半導体膜形成方法。
【請求項27】 前記半導体膜および絶縁膜形成工程では、前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記水蒸気アニール工程では、前記半導体膜を水蒸気アニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とし、前記レーザーアニール工程では、前記半導体膜をレーザーアニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項21記載の半導体膜形成方法。
【請求項28】 前記バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを、バイアス減圧CVDまたはバイアス常圧CVDとした場合における前記半導体膜および絶縁膜形成工程での前記半導体膜として、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上である半導体膜を形成し、前記水蒸気アニール工程で、前記半導体膜を水蒸気アニールして、該半導体膜の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とし、前記レーザーアニール工程で、前記半導体膜をレーザーアニールして、該半導体膜内の少なくともキャリアチャンネル領域における酸素,炭素,窒素のそれぞれの濃度が1×1019atoms/cm以下、水素濃度が0.01原子%/cm以上の半導体膜とすることを特徴とする請求項21記載の半導体膜形成方法。
【請求項29】 前記バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを、バイアス減圧CVDまたはバイアス常圧CVDとしたことを特徴とする請求項1,6,12,21いずれか記載の半導体膜形成方法。
【請求項30】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してトップゲート型TFTを製造する製造方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、基板上に、保護膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、ゲート絶縁膜と、を連続成膜して多結晶半導体膜とし、その後、前記半導体膜をレーザーアニール処理し、次いで、ソース/トップゲート/ドレイン電極を形成してなることを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項31】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してボトムゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、保護膜とを連続成膜し、その後で、前記半導体膜をレーザーアニール処理して多結晶半導体膜とし、次いで、ソース/ドレイン電極を形成してなることを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項32】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してデュアルゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、トップゲート絶縁膜とを連続成膜し、その後、前記半導体膜をレーザーアニール処理して多結晶半導体膜とし、次いで、ソース/トップゲート/ドレイン電極を形成してなることを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項33】 前記真空容器とは異なるレーザーアニール装置内で前記レーザーアニール処理を行うことを特徴とする請求項30,31,32いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項34】 前記真空容器内の成膜室で前記半導体膜および前記絶縁膜を成膜し、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール処理を行い、前記半導体膜および絶縁膜の成膜と前記レーザーアニール処理とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項30,31,32いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項35】 前記真空容器内の半導体膜成膜室で前記半導体膜を成膜し、前記真空容器内の絶縁膜成膜室で前記絶縁膜を形成し、前記真空容器内のレーザーアニール室で前記レーザーアニール処理を行い、前記半導体膜の形成と前記絶縁膜の形成と前記レーザーアニール処理とを前記真空容器内で連続して行うことを特徴とする請求項30,31,32いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項36】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してトップゲート型TFTを製造する製造方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、前記基板上に、保護膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、ゲート絶縁膜と、を連続成膜し、その後、ソース/トップゲート/ドレイン電極を形成し、次いで、低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ソース/トップゲート/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項37】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してボトムゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、保護膜とを連続成膜し、その後、ソース/ドレイン電極を形成し、次いで、低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ボトムゲート電極および前記ソース/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項38】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してデュアルゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、トップゲート絶縁膜とを連続成膜し、その後、ソース/トップゲート/ドレイン電極を形成し、次いで、低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ボトムゲート電極および前記ソース/トップゲート/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項39】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してトップゲート型TFTを製造する製造方法であって、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、基板上に、保護膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、ゲート絶縁膜と、を連続成膜し、その後、前記半導体膜をレーザーアニール処理して多結晶半導体膜とし、次いでソース/トップゲート/ドレイン電極を形成し、次いで低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ソース/トップゲート/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項40】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してボトムゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、保護膜とを連続成膜し、その後で、前記半導体膜をレーザーアニール処理して多結晶半導体膜とし、次いでソース/ドレイン電極を形成し、次いで低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ボトムゲート電極および前記ソース/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項41】 バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを利用してデュアルゲート型TFTを製造する製造方法であって、基板上にボトムゲート電極を形成し、真空容器に少なくとも原料ガスを供給し、前記真空容器中に配置された前記基板と電極との間にグロー放電開始電圧以下の電界を印加して、前記真空容器中で、ボトムゲート電極上に保護膜と、ボトムゲート絶縁膜と、少なくとも錫,ゲルマニウム,鉛のいずれか一つ以上を含有する半導体膜と、トップゲート絶縁膜とを連続成膜し、その後、前記半導体膜をレーザーアニール処理して多結晶半導体膜とし、次いで、ソース/トップゲート/ドレイン電極を形成し、次いで、低圧高温又は高圧高温で、水蒸気アニール処理を行い、その後、前記ボトムゲート電極および前記ソース/トップゲート/ドレイン電極のプラズマクリーニング又はスパッタクリーニングを行うことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項42】 前記バイアス触媒CVDまたは高密度バイアス触媒CVDを、バイアス減圧CVDまたはバイアス常圧CVDとしたことを特徴とする請求項30,31,32,36,37,38,39,40,41いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項43】 前記真空容器に水素を含むキャリアガスを常時供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程を備え、前記膜の成膜と前記クリーニング工程とを繰り返し、或いは前記クリーニング工程の後で前記膜の成膜を繰り返すことを特徴とする請求項30,31,32,36,37,38,39,40,41いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。
【請求項44】 前記真空容器に水素を含むキャリアガスを供給し、該供給されたキャリアガスで発生した活性化水素イオンHで前記基板上をクリーニングするクリーニング工程と、前記キャリアガスの供給を、前記膜を形成する前,途中,後の少なくとも一つで増減する工程と、前記膜の形成と、を行うことを特徴とする請求項30,31,32,36,37,38,39,40,41いずれか記載の薄膜半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図8】
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【図18】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図19】
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【図20】
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【図6】
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【図7】
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【図17】
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【図22】
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【図23】
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【図26】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図27】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図38】
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【図15】
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【図16】
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【図24】
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【図25】
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【図28】
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【図29】
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【図31】
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【図21】
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【図30】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【公開番号】特開2001−176806(P2001−176806A)
【公開日】平成13年6月29日(2001.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−358184
【出願日】平成11年12月16日(1999.12.16)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】