説明

炎症性疾患および細菌性疾患の処置のための化合物

本発明は、式(I)の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物または異性体に関し、これらは、MMP、アグリカナーゼ、ADMP、LpxC、ADAM、TACE、TNF−αまたはこれらの組合せによって媒介される疾患または状態の治療に有用でありうる。多くの実施態様において、本発明は、LpxC、TACE、ADMP、アグリカナーゼ、TNF−α、MMP、ADAMの産生、またはこれらの任意の組合せの阻害剤としての、新規なクラスの化合物、そのような化合物を製造する方法、そのような化合物を1種以上含む医薬組成物、そのような化合物を1種以上含む医薬製剤を製造する方法、およびそのような化合物または医薬組成物を用いる、LpxC、TACE、ADMP、アグリカナーゼ、TNF−α、MMP、ADAMまたはこれらの任意の組合せに関連する1以上の疾患の治療、予防、抑制または改善方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1−1】

【化1−2】

【化1−3】

【化1−4】

【化1−5】

【化1−6】

【化1−7】

【化1−8】

【化1−9】

【化1−10】

【化1−11】

【化1−12】

【化1−13】

【化1−14】

【化1−15】

【化1−16】

【化1−17】

【化1−18】

【化1−19】

【化1−20】

【化1−21】

【化1−22】

【化1−23】

【化1−24】

からなる群から選択される化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステル。
【請求項2】
化合物が、
【化2−1】

【化2−2】

【化2−3】

から選択される化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
活性成分として、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを含む医薬組成物。
【請求項4】
さらに、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体を含む、請求項3記載の医薬組成物。
【請求項5】
腫瘍壊死因子−α−変換酵素(TACE)、アグリカナーゼ、アグレカン分解メタロプロテアーゼ(ADMP)、UDP−3−O−(R−3−ヒドロキシミリストイル)−N−アセチルグルコサミンデアセチラーゼ(LpxC)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ディスインテグリンおよびメタロプロテアーゼ(ADAM)、またはこれらの任意の組合せに関連する障害を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを含む医薬組成物を投与することを含む方法。
【請求項6】
TACE、LpxC、アグリカナーゼ、ADMP、TNF−α、MMP、ADAM、またはこれらの任意の組合せに関連する障害を治療する医薬組成物を製造する方法であって、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体とを密接に接触させることを含む方法。
【請求項7】
TACE、アグリカナーゼ、ADMP、TNF−α、MMP、ADAMまたはこれらの任意の組合せに関連する障害の治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む、対象におけるTACE、アグリカナーゼ、ADMP、TNF−α、MMP、ADAMまたはこれらの任意の組合せに関連する障害を治療するための医薬組成物。
【請求項8】
精製された形態での請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステル。
【請求項9】
対象におけるTACE、LpxC、MMP、ADMP、TNF−α、アグリカナーゼまたはこれらの任意の組合せによって媒介される状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする該対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項10】
前記アグリカナーゼが、アグリカナーゼ1、アグリカナーゼ2、アグリカナーゼ3またはアグリカナーゼ4である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
対象におけるリウマチ関節炎、骨関節炎、歯周炎、歯内炎、角膜潰瘍、二次転移による固体腫瘍増殖および腫瘍浸潤、血管新生緑内障、炎症性大腸疾患、多発性硬化症および乾癬からなる群から選択される状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項12】
対象における、発熱、心血管疾患状態、出血、凝固、悪液質、食欲不振、アルコール依存症、急性期反応、急性感染、ショック、移植片対宿主反応、自己免疫疾患およびHIV感染から選択される状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする該対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項13】
対象における、敗血症性ショック、血行動態ショック、敗血症症候群、虚血後再灌流傷害、マラリア、マイコ細菌感染、髄膜炎、乾癬、うっ血性心不全、線維性疾患、悪液質、移植片拒絶反応、皮膚T細胞性リンパ腫などの癌、不適当な血管形成に関与する疾患、自己免疫疾患、皮膚炎症性疾患、クローン病および大腸炎などの炎症性腸疾患、骨およびリウマチ関節炎、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、成人スチル病、ウレイチス、ウェゲナー肉芽腫症、ベーチェット病、シェーグレン症候群、サルコイドーシス、多発性筋炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、坐骨神経痛、複合性局所疼痛症候群、放射線傷害、高酸素肺胞傷害、歯周病、HIV、インシュリン非依存型糖尿病、全身性エリテマトーデス、緑内障、サルコイドーシス、特発性肺線維症、気管支肺異形成、網膜疾患、強皮症、骨粗鬆症、腎臓虚血、心筋梗塞、脳卒中、脳虚血、腎炎、肝炎、糸球体腎炎、特発性線維症、乾癬、移植拒絶反応、アトピー性皮膚炎、血管炎、アレルギー、季節性アレルギー性鼻炎、可逆性気道閉塞、成人呼吸窮迫症候群、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および気管支炎からなる群から選択される状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする該対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項14】
COPDと関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項15】
リウマチ関節炎と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項16】
クローン病と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項17】
乾癬と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項18】
強直性脊椎炎と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項19】
坐骨神経痛と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項20】
複合性局所疼痛症候群と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項21】
乾癬性関節炎と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項22】
多発性硬化症と関連する状態または疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の、少なくとも1種の請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを、アボネックス(登録商標)、ベタセロン、コパクソンまたは多発性硬化症の治療用であることが示されている他の化合物からなる群から選択される化合物と組み合わせて投与することを含む方法。
【請求項23】
さらに、前記対象に、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)、NSAID、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、免疫応答調節剤(BRM)、抗炎症剤およびH1拮抗剤からなる群から選択される治療的有効量の少なくとも1種の医薬品を投与することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項24】
さらに、前記対象に、DMARD、NSAID、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、BRM、抗炎症剤およびH1拮抗剤からなる群から選択される治療的有効量の少なくとも1種の医薬品を投与することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項25】
さらに、前記対象に、DMARD、NSAID、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、BRM、抗炎症剤およびH1拮抗剤からなる群から選択される治療的有効量の少なくとも1種の医薬品を投与することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項26】
哺乳類における微生物感染症を治療する方法であって、該哺乳類に、治療的有効量の、請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物またはエステルを投与することを含む方法。
【請求項27】
前記感染症が、グラム陰性感染症である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記感染症が、グラム陽性感染症である、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
さらに、1種以上の追加の抗細菌剤を投与することを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記抗細菌剤が、グラム陰性菌に対して活性である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記抗細菌剤が、グラム陽性菌に対して活性である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記微生物感染症が、
【数1】

【数2】

からなる群から選択される少なくとも1種の微生物によって引き起こされる、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
微生物が、
【数3】

からなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項34】
前記微生物感染症が真菌感染症である、請求項26に記載の方法。
【請求項35】
UDP−3−O−(R−3−ヒドロキシミリストイル)−N−アセチルグルコサミンデアセチラーゼ(LpxC)に関連する障害を治療する方法であって、該方法が、そのような治療を必要とする対象に、治療的有効量の少なくとも1種の式(I):
【化3】

(式中、Aは、
【化4】

および−COからなる群から選択され;
dは0〜4であり;
Jは、O、SおよびNRからなる群から選択され;
Eは、O、SおよびNRからなる群から選択され;
Tは、OまたはSであり;
およびRは、同一または異なり、それぞれ独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、およびヘテロアリールからなる群から選択され;あるいはRおよびRが、該RおよびRが結合することが示されているNと一緒になって、前記Nを含む1〜3個のヘテロ原子を有する4〜8員複素環式環を表し、該複素環式環は、任意選択的に、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルで縮合され、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールおよび4〜8員複素環式環はそれぞれ、非置換であってよく、または任意選択的に、独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下のR70部分の群から選択される)で置換されていてよく;
10は、H、アルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され;
20は、H、アルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され;
30は、Hまたはアルキルであり、あるいは、R30およびR40は、R40が式(I)において結合していることが示されているNと一緒になって、4〜7員複素環式環を形成し、該複素環式環は非置換、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下のR70部分の群から選択される)で置換され;
40は、Hまたはアルキルであり;
50は、Hまたはアルキルであり;
Wは、−(CR13−(式中、nは0〜5である)または共有結合、あるいは2個のR13基が縮合し、3〜8員シクロアルキルを形成してよく、該3〜8員シクロアルキルは、非置換であってよく、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下のR基の群から選択される)で置換されていてよく;
Xは、存在しないあるいは存在し、存在する場合は、Xは、共有結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であってよく、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下のR70部分の基から選択される)で置換されていてよく;
Yは、存在しないあるいは存在し、存在する場合は、Yは、共有結合、−[C(R−(式中、nは1または2である)、−O−、−S−、−NR−、−SO−(式中、vは1〜2である)、−SO(CR−(式中、nは1または2であり、pは1〜4である)、−O(CR−または−(CRO−(式中、qは1〜4である)、−N(R)S(O)−または−S(O)N(R)−(式中、nは1または2である)、および−N(R)C(O)−または−C(O)N(R)−からなる群から選択され;
Zは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、任意選択的に、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルで縮合され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、非置換であってよく、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は独立して、以下のR70部分の基から選択される)で置換されていてよく;
は、水素、アルキルおよびアルキルアリールからなる群から選択され;
各Rは、同一または異なり、独立して、水素、ハロゲン、−SR15、−S(O)15(式中、qは1〜2である)、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルコキシル、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アミノカルボニル、アルキルカルボニルおよびアルコキシカルボニルからなる群から選択され;
各Rは、同一または異なり、独立して、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルキルカルボニルおよびアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルはそれぞれ、非置換であってよく、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下のR70部分の群から選択される)で置換されていてよく;
13は、同一または異なり、独立して、水素、ハロゲン、−OH、−OR14、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、アルキルアミノおよびアルキルカルボニルからなる群から選択され;
14は、アルキルであり;
各R70は、示される場合は、Hの置換基であり、同一または異なり、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)(式中、qは1〜2である)、−C(=NOR15)R16、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R17)S(O)N(R16)(R15)、N(R17)S(O)N(R16)(R15)、−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−CH−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16および−S(O)15(式中、qは1〜2である)からなる群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルはそれぞれ、独立して、非置換、またはアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−N(R15)(R16)、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)および−N(R15)S(O)R16からなる群から独立して選択される1〜5個の基で置換され;
15、R16およびR17はそれぞれ、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、あるいはR15およびR16は、これらが結合することが示されているNと一緒になって、4〜8員複素環式環を形成し、該4〜8員シクロアルキルは、非置換であってよく、または任意選択的に独立して、1以上の部分(これらは同一または異なっていてよく、それぞれの部分は、独立して、以下に記載するR75部分の群から選択される)で置換され;
各R75は、独立して、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルからなる群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルはそれぞれ、独立して、非置換、またはアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR19、−N(R19、−C(O)OR19、−C(O)N(R19および−N(R19)S(O)R19からなる群から独立して選択される1〜5個の基で置換され;
各R19は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される。)
で表される化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物を投与することを含む方法。
【請求項36】
前記障害が、微生物感染症である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記微生物感染症が、細菌感染症または真菌感染症である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記細菌感染症が、グラム陰性感染症である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記細菌感染症が、グラム陽性感染症である、請求項37に記載の方法。

【公表番号】特表2009−518294(P2009−518294A)
【公表日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543439(P2008−543439)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/045773
【国際公開番号】WO2007/064749
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】