説明

オレキシンアンタゴニストとしてのアミノアミド

本発明は、式(I):[式中、Ar、Ar及びArは、互いに独立して、非置換であるか、あるいは置換されているアリール又はヘテロアリールであり;R、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;R/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいはRとRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;Rは、水素又は低級アルキルであり;Rは、水素又は低級アルキルであり;Rは、水素又はシアノであり;nは、0、1、2又は3であり;oは、1、2又は3であり;pは、0、1又は2である]で示される化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物に関する。式(I)の化合物がオレキシン受容体アンタゴニストであり、そして関連化合物が、睡眠障害のようなオレキシン経路が関与する障害の処置において有用でありうることが見出された。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化428】


[式中、
Ar、Ar及びArは、互いに独立して、非置換であるか、あるいは置換されているアリール又はヘテロアリールであり;
、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;
/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいは
とRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又はシアノであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、1、2又は3であり;
pは、0、1又は2である]で示される化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項2】
式I−1:
【化429】


[式中、
Arは、ヘテロアリールであり;
、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;
/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいは
とRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又はシアノであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、1、2又は3であり;
pは、0、1又は2である]で示される請求項1記載の化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項3】
又はRの一方が水素であり、そして他方が低級アルキルである、請求項2記載の式I−1の化合物。
【請求項4】
化合物が、以下:
(S,R)−2−[(R,S)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−N−メチル−2−[(R,S)−1−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−7−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミド、
2−[1−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
2−[1−(3−イソプロピル−イソオキサゾール−5−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
2−[1−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−クロマン−6−イル−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−N−メチル−2−[(S)−1−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−7−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−3−(4−メトキシ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−N−メチル−2−[(R,S)−1−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−メトキシ−ピリジン−2−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−N−メチル−2−[(S,R)−1−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミド、又は
(S,R)−N−メチル−2−[(R,S)−1−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミドである、
請求項3記載の式I−1の化合物。
【請求項5】
式I−2:
【化430】


[式中、
、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;
/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいは
とRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又はシアノであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、1、2又は3であり;
pは、0、1又は2である]で示される請求項1記載の化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項6】
又はRの一方が水素であり、そして他方が低級アルキルである、請求項5記載の式I−2の化合物。
【請求項7】
化合物が、以下:
(R)−2−[(S又はR)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S又はR)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(R又はS)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−エチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−プロピオンアミド(ジアステレオ異性体1)、
(S,R)−2−(4−クロロ−フェニル)−2−[(S,R)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(2−クロロ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(2−クロロ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−(4−クロロ−フェニル)−2−[(S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(2−クロロ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−メトキシ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド塩酸塩、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−p−トリル−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド塩酸塩、
(S)−2−[(R)−1−(3−メトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド塩酸塩、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−フェニル−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R,S)−2−(4−クロロ−フェニル)−2−[(S,R)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−アセトアミド、
(R,S)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R,S)−2−[(S,R)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R,S)−2−[(S,R)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−p−トリル−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−p−トリル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−3−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、又は
(R)−2−[(S)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−p−トリル−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミドである、
請求項6記載の式I−2の化合物。
【請求項8】
又はRの一方が水素であり、そして他方が(CH−シクロアルキルである、請求項5記載の式I−2の化合物。
【請求項9】
化合物が、(R)−N−シクロプロピルメチル−2−[(R又はS)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミドである、請求項8記載の式I−2の化合物。
【請求項10】
式I−3:
【化431】


[式中、
Arは、ヘテロアリールであり;
、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;
/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいは
とRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又はシアノであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、1、2又は3であり;
pは、0、1又は2である]で示される請求項1記載の化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項11】
又はRの一方が水素であり、そして他方が低級アルキルである、請求項10記載の式I−3の化合物。
【請求項12】
化合物が、以下:
(R)−2−[(S)−1−(5−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−クロロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−N−メチル−2−フェニル−2−[(S,R)−1−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−(4−クロロ−フェニル)−2−[(R,S)−1−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−(4−クロロ−フェニル)−2−[(R,S)−1−(4−ジフルオロメトキシ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3−クロロ−4−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ジメチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(S,R)−1−(3−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3−メトキシ−4−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
2−[1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R)−2−[(S)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
2−[1−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−3−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(5−クロロ−ピラジン−2−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(S,R)−2−[(R,S)−1−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−3−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−フェニル−アセトアミド、
(R,S)−2−[(S,R)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−メチル−2−p−トリル−アセトアミド、
(R,S)−N−エチル−2−[(S,R)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミド、
(R,S)−2−[(S,R)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−(4−メトキシ−フェニル)−N−メチル−アセトアミド、又は
(R)−2−[(S)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−2−フェニル−アセトアミドである、
請求項11記載の式I−3の化合物。
【請求項13】
又はRの一方が水素であり、そして他方がヒドロキシにより置換されている低級アルキルである、請求項10記載の式I−3の化合物。
【請求項14】
化合物が、(R,S)−2−[(S,R)−1−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−2−フェニル−アセトアミドである、請求項13記載の式I−3の化合物。
【請求項15】
式I−4:
【化432】


[式中、
Ar及びArは、ヘテロアリールであり;
、R及びRは、互いに独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、3−ヒドロキシ−オキセタン−3−イル、SO−低級アルキル又はジ−低級アルキルアミノであり;
/Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、−(CH−N−(低級アルキル)、(CH−シクロアルキル、(CH−アリール(ここで、アリール環は、ハロゲンにより置換されていてもよい)であるか、あるいは
とRは、それらが結合しているN原子と一緒に、場合により、N、O又はSより選択されるさらなる環ヘテロ原子と一緒に、複素環を形成してもよく;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又は低級アルキルであり;
は、水素又はシアノであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、1、2又は3であり;
pは、0、1又は2である]で示される請求項1記載の化合物、あるいはその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項16】
又はRの一方が水素であり、そして他方が低級アルキルである、請求項15記載の式I−4の化合物。
【請求項17】
化合物が、
(S,R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−2−[(R,S)−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−アセトアミド、又は
(R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−2−[(S)−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−3−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−プロピルアミノ]−アセトアミドである、
請求項16記載の式I−4の化合物。
【請求項18】
式Iの化合物の調製方法であって、
式VI:
【化433】


[式中、Rは、低級アルキルである]で示される化合物中のエステル基を、水性塩基性条件下で開裂し、そして対応する酸をカップリング条件下、式:
NHR
のアミンで、式I:
【化434】


[式中、置換基は、上記のとおりである]で示されるアミノアミドに変換する工程、及び
所望であれば、得られた化合物を、薬学的に許容しうる酸付加塩に変換する工程を含む、方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法により又は同等の方法により調製される、請求項1記載の式Iの化合物。
【請求項20】
一つ以上の式Iの化合物及び薬学的に許容しうる賦形剤を含有する医薬。
【請求項21】
睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害、下肢静止不能症候群を含む睡眠障害、不安、鬱病、躁鬱病、強迫性障害、情動性神経症、抑鬱性神経症、不安神経症、気分障害、譫妄、パニック発作障害、心的外傷後ストレス障害、性機能不全、統合失調症、精神病、認知障害、アルツハイマー病及びパーキンソン病、認知症、精神遅滞、ハンチントン病及びトゥレット症候群などのジスキネジア、中毒、薬物乱用に関連する欲求、発作性障害、癲癇を含む精神、神経性及び神経変性障害、肥満、糖尿病などの代謝疾患、食欲不振及び過食症を含む摂食障害、喘息、片頭痛、頭痛疼痛、神経因性疼痛、精神、神経性及び神経変性障害に関連する睡眠障害、神経因性疼痛、痛覚過敏症、灼熱痛、及び異痛症などの疼痛に対する亢進した又は過剰な感受性、急性疼痛、熱傷痛、背痛、複合性局所疼痛症候群I及びII、関節痛、脳卒中後疼痛、術後疼痛、神経痛、HIV感染に関連する疼痛、化学療法後疼痛、抗精神病薬により誘発される錐体外路症状、又は過敏性腸症候群の処置のための、請求項20記載の医薬。
【請求項22】
睡眠障害が、睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群及び神経精神病に関連する睡眠障害である、睡眠障害の処置のための請求項21記載の医薬。
【請求項23】
睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害、下肢静止不能症候群を含む睡眠障害、不安、鬱病、躁鬱病、強迫性障害、情動性神経症、抑鬱性神経症、不安神経症、気分障害、譫妄、パニック発作障害、心的外傷後ストレス障害、性機能不全、統合失調症、精神病、認知障害、アルツハイマー病及びパーキンソン病、認知症、精神遅滞、ハンチントン病及びトゥレット症候群などのジスキネジア、中毒、薬物乱用に関連する欲求、発作性障害、癲癇を含む精神、神経性及び神経変性障害、肥満、糖尿病などの代謝疾患、食欲不振及び過食症を含む摂食障害、喘息、片頭痛、頭痛疼痛、神経因性疼痛、精神、神経性及び神経変性障害に関連する睡眠障害、神経因性疼痛、痛覚過敏症、灼熱痛、及び異痛症などの疼痛に対する亢進した又は過剰な感受性、急性疼痛、熱傷痛、背痛、複合性局所疼痛症候群I及びII、関節痛、脳卒中後疼痛、術後疼痛、神経痛、HIV感染に関連する疼痛、化学療法後疼痛、抗精神病薬により誘発される錐体外路症状、又は過敏性腸症候群の処置用の医薬の調製のための、請求項1記載の式Iの化合物の使用。
【請求項24】
睡眠障害が、睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害又は神経疾患に関連する睡眠障害である、請求項23記載の式Iの化合物の使用。
【請求項25】
本明細書に上記の発明。

【公表番号】特表2010−520252(P2010−520252A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552167(P2009−552167)
【出願日】平成20年2月25日(2008.2.25)
【国際出願番号】PCT/EP2008/052245
【国際公開番号】WO2008/107335
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】