説明

パッド下に素子を備える手法によるウェハの有効利用

半導体構造(20)のパッドエリア(21)下に能動素子(25)を組み込むことにより、シリコンエリアのより効率的な利用を可能とする。パッドエリア(21)は、上方に第1の金属層(23)を備えた基板(22)を含む。第2の金属層(26)は第1の金属層(23)の下とする。能動素子(25)は基板内であって、第2の金属層(26)の下に備えられる。誘導体層(24)は第1の金属層(26)と第2の金属層(23)とを分離する。誘導体層(24)内のビア(27)は第1の金属層(23)と第2の金属層(26)とを電気的に接続する。ビア(27)は能動素子(25)と接続する。隣接金属層(424、425、426)を第1の金属層(23)と第2の金属層(26)の間に配置してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置設計の分野に関するものであり、特にパッド下に素子を備えることでウェハエリアをより効率的に利用する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体回路の設計技術および製造技術の発達により、フラッシュメモリ、集積回路、ならびに、論理回路等、きわめて複雑で集積度が高く、かつ低電圧で動作するデバイスがもたらされた。このような複雑かつ高密度な半導体チップの設計には固有のスケーリングがあり、それゆえ、性能や形状特性を損なうことなくシリコンエリアの有効部分を効率的に利用することが非常に重要になってきている。
【0003】
チップやウェハの設計には、パッドエリアを組み込むものがある。このパッドは通常、集積回路と、外部回路または外部システムとのインターフェース確立のために備えられる。チップと外部回路および/または外部システムとのインターフェースには、例えば、ボンディング、プロービング、パッケージングなどがある。こうしたインターフェースを効果的に確立するため、パッドエリアは通常、内部回路に比して広くとられる。それゆえ、パッドエリアはチップ内のシリコンにおいてかなりの領域を占有することになる。
【0004】
例えば、アドバンスト・フラッシュメモリの場合、パッドエリアは512キロビットの通常のメモリセクタの半分以上を占有する。通常のパッドサイズは約80マイクロメートル×80マイクロメートル、すなわち6400平方マイクロメートルである。パッドがチップ上に複数ある場合、例えば、フラッシュメモリチップに対してパッドが40個あるような場合、シリコンエリアにおけるパッドエリアの占有面積は甚大になる。この例では、フラッシュメモリチップ上の40個のパッドが各々6,400平方マイクロメートルであるため、パッド全体では、シリコン基板50万平方マイクロメートルのうち半分以上を占有することとなる。
【0005】
従来、パッドエリアはチップ内において他の回路とは分離して配置されていた。パッドとチップ内部回路を分離することでプロービング、ボンディング、パッケージングが容易になり、パッドを用いて、チップに悪影響をおよぼす恐れのある静電気放電(ESD)からチップを保護することが可能となる。チップ内部回路から分離されたパッドと、チップの動作に固有の回路および素子は、チップ内の何れの場所にも配置される。図1に従来技術における半導体構造10の配置を示す。パッド11と内部回路12の能動素子とは分離して配置されている。
【0006】
一方で、チップサイズと動作電圧の縮減に伴い、パッドエリアが占有するシリコンエリアの問題はより重要性を帯びてくる。通常、パッドには複数の金属層が含まれ、その最上層はボンディング、プロービング、パッケージングに使用される。下部層は通常、内部回路と、外部システム等との間においてパッド信号の送受信を行うのに使用される。金属層の最下部はチップを構成するシリコン基板と直接に接続されている。しかしながら、通常のパッド下の基板内には能動素子は存在していない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
より集積度が高く、複雑なチップが設計され、動作電圧が減少するのに従い、シリコンをより効率的に使用することが望まれる。本発明は、シリコンエリアをより効率的に使用することについて具体化している。本発明の実施形態において、ウェハなどの、フラッシュまたはSRAMメモリ、集積回路などを構成する個別ダイの半導体構造のパッド下には能動素子が組み込まれている。半導体構造の素子は、記憶機能、ロジック機能またはその他の機能を実行することができる。
【0008】
パッドエリアの下方に能動素子を有する半導体構造について開示する。実施形態において、半導体構造はパッドエリアと、パッドエリア下に配置される能動素子を有する。この能動素子には、例えばトランジスタまたは回路などがある。能動素子は、少なくとも一部分がパッドエリアに接する非パッドエリアを有した半導体構造における複数の素子のうち、一の素子でもあり得る。また、この能動素子は非パッドエリア内に配置された能動素子の一つでもあり得る。実施形態において、これらの素子は同様の機能を実行する。
【0009】
実施形態において、パッドエリアは、基板と、基板の上に配置される第1の金属層と、第1の金属層の下に配置される第2の金属層とを備える。能動素子は第2の金属層の下に配置されている。実施形態において、半導体構造はさらに第1の金属層と第2の金属層との間に誘電体層と、誘電体層の中に配置され、第1の金属層と第2の金属層を電気的に接続するビアを備える。ビアは能動素子に接続する。第1の金属層と第2の金属層との間に隣接金属層を配置することも可能である。
【0010】
実施形態において、半導体構造におけるパッドエリア装置は、金属層下の基板に配置される能動素子を備える。実施形態では、下方に能動素子を有するパッドエリアを備える半導体構造の製造方法を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
パッドエリアの下方に能動素子を有する半導体構造について、開示する。以下の本発明の詳細な説明において、本発明を十分に理解できるよう、数例について具体的に説明を行う。しかし、これらの具体例がなくとも、同等の内容のものがあれば、当業者が本発明を実施することは可能であろう。また、周知の方法、工程、手順、構成要素および回路については、本発明の態様を不必要に不明瞭にすることを避けるため、詳しくは説明しない。
【0012】
以下発明の実施形態について、製造工程を中心に詳細に説明していく。そのステップと手順については、工程(工程60、70、80、90、および100)について示した以下の図(図6乃至10)において具体的に開示されているが、これらは典型的な実施例であり、本発明の実施形態は他のステップや、下記フローチャート内のステップの変形例、および以下に示した以外の手順内のステップを実行するのに適している。
【0013】
はじめに、本発明における、パッドエリアの下方に能動素子を有する半導体構造に関して説明を行う。本半導体構造は、パッド下に素子を備えることにより、ウェハエリアを効率的に使用できるようにするものである。実施形態において、半導体構造は、パッドエリアと、パッドエリアの下に配置される半導体構造の能動素子を備える。パッドエリアの下に素子を組み込むことにより、本発明の実施形態において、シリコンエリア使用の効率性が増す。本発明の実施形態にかかる半導体構造の製造により、1つのウェハから得られるダイの数が増し、結果、経済的な利益がもたらされる。
【0014】
(構造の例)
図2に本発明の実施形態に係る半導体構造20の断面図を示す。半導体構造20は非パッドエリア28に隣接するパッドエリア21を有する。非パッドエリア28は、少なくとも一部分がパッドエリア21に接している。半導体構造20はパッドエリア21の下に配置される能動素子25を備える。能動素子25は例えば、トランジスタの場合もあり得る。能動素子25は半導体構造20の複数の構成物のうちの一つでもあり得る。例えば、別の素子29が非パッドエリア28の内に配置されるようにしてもよい。実施形態において、素子25、29は同様の機能を実行する。
【0015】
パッドエリア21は基板22を備える。基板22はその上方に配置される第1の金属層26を備える。基板22はまた、第1の金属層26の上方に配置される第2の金属層23を備える。能動素子25は第1の金属層26の下に配置されている。実施形態において、半導体構造20はまた、第1の金属層23と第2の金属層26の間に配置される誘電体層24を備える。実施形態において、ビア27は誘電体層24の内部に配置されている。ビア27は第1の金属層23と第2の金属層26とを電気的に接続する。実施形態において、ビア27は能動素子に接続されている。隣接金属層が第1の金属層23と第2の金属層26との間に配置されるようにしてもよい。
【0016】
実施形態において、基板22はシリコンからなる。実施形態において、誘電体層24は層間絶縁膜(ILD)であり、テトラエトキシシラン(TEOS)などの材料、類似の誘電体、または他の誘電体からなる。金属層23、26(およびその間に配置される金属層)とビア27は、銅、アルミニウム、金、銀、タングステンなどの導電性金属や、その他の導電性金属、または多結晶シリコン(POLY)やケイ化タングステンなどの導電性金属で構成されるようにしてもよい。
【0017】
図3は、本発明の実施形態に係る、パッドエリア21の下に能動素子(トランジスタ、回路等)を有する半導体構造20の上面図である。パッドエリア21は半導体構造20の非パッドエリア29の一部に接する。実施形態において、半導体装置20はフラッシュメモリを構成する。
【0018】
このようなフラッシュメモリにおいて、パッドサイズは約80マイクロメートル×80マイクロメートルであり、半導体装置20の縦方向の長さは約3,000マイクロメートルである。実施形態において、半導体構造20の非パッドエリア29には100個のダイ(個々の能動素子等)の個片が配置され、さらに3個の能動素子の個片がパッドエリア21の下に配置できる可能性がある。従って、本実施例では、パッドエリア下にこのような能動素子を配置しない半導体構造に比して、能動素子が3パーセント増加することになる。
【0019】
図4は本発明の実施形態に係る、能動素子25を下方に有するパッドエリア400の断面図である。パッドエリア400はシリコン基板22の上に配置され、シリコン基板22には能動素子25が配置されている。
【0020】
実施形態において、最上部金属層23はパッドエリア400の上面を形成している。別の実施形態において、最上部金属層23が、コーティング、酸化物等の別の素材から成る層で覆われるようにしてもよい。第2の金属層424は最上部金属層23の下に配置される。層間絶縁膜(ILD)24は最上部金属層23と第2の金属層424の間に配置される。最上金属層23と第2の金属層424は、ビア27により電気的に相互接続している。このビア27は、実施形態において複数のビアを備えて構成されている。
【0021】
第2の金属層424の下に、第3の金属層425が配置される。第4の金属層426は第3の金属層426の下に配置される。層間絶縁膜(ILD)24は第3の金属層425と第4の金属層426の間に配置される。第3の金属層425と第4の金属層426は、ビア27により電気的に相互接続している。このビア27は、実施形態において複数のビアを備えて構成されている。ビア27は第3の金属層425と第2の金属層424を電気的に接続することが可能である。
【0022】
最下部金属(M1)層26はシリコン基板22の上で、第4の金属層426の下に配置されている。実施形態において、最下部金属層26の上と、第4の金属層426の下には、任意の数の金属層を追加することが可能である。層間絶縁膜(ILD)24は、上記で追加された任意の金属層間、および/または任意の金属層のうち一の金属層と最下部金属層26および/または第4の金属層426の間、および/または第3の金属層425と第2の金属層424との間に配置することが可能である。
【0023】
ビア27により上記任意の金属層間を電気的に相互接続すること、あるいは上記任意の金属層を、最下部金属層26または第4の金属層426等、他の金属層に接続することが可能になる。ビア27は最下部金属層26を、その上に配置されるいずれの金属層とも接続させることができる。ビア27は能動素子25を、最下部金属層26またはその上に配置されている金属層等、いずれの金属層とも接続させることができる。
【0024】
図5は、能動素子として下方に2個のトランジスタ598、599を有する、本発明の実施形態に係るパッドエリア500の断面図である。トランジスタ598、599はパッドエリア500下方のシリコン基板22内に配置されている。パッドエリア500は基板22の上に配置される最下部金属(M1)層26を有する。
【0025】
トランジスタ598は、基板22において適切にドープされた箇所に配置されたソース領域501とドレイン領域502を備える。ソース領域501とドレイン領域502は各々、ビア527により、最下部金属層26(または別の金属層)と電気的に接続している。トランジスタ598はまた、ゲート503を備える。ゲート503には多結晶シリコンII(POLY−II)や、他のゲート材料が考えられ、ソース領域501とゲート領域502の上方かつ、それらの間であって、最下部金属層26の下に配置される。
【0026】
トランジスタ599は、基板22において適切にドープされた箇所に配置されたソース領域504とドレイン領域505を備える。ソース領域504とドレイン領域505は各々、ビア527により、最下部金属層26(または別の金属層)と電気的に接続している。トランジスタ599はまた、ゲート506を備える。ゲート506にはPOLY−IIや、他のゲート材料が考えられ、ソース領域504とゲート領域505の上方かつ、それらの間であって、最下部金属層26の下に配置される。
【0027】
実施形態において、最上部金属層23はパッドエリア500の上面を形成する。第2の金属層424は最上部金属層23の下に配置される。層間絶縁膜(ILD)24は最上部金属層23と第2の金属層424との間に配置される。最上部金属層23と第2の金属層424は、ビア27により電気的に相互接続している。このビア27は、実施形態において複数のビアを備えて構成されている。
【0028】
第2の金属層424の下に、第3の金属層425が配置される。第4の金属層426は第3の金属層426の下に配置される。層間絶縁膜(ILD)24は第3の金属層425と第4の金属層426との間に配置される。第3の金属層425と第4の金属層426は、ビア27により電気的に相互接続している。このビア27は、実施形態において、複数のビアを備えて構成されている。ビア27により、第3の金属層425と第2の金属層424とを電気的に接続することが可能である。
【0029】
最下部金属(M1)層26はシリコン基板22の上で、第4の金属層426の下に配置されている。実施形態において、最下部金属層26の上と、第4の金属層426の下には、任意の数の金属層を追加することが可能である。層間絶縁膜(ILD)24は、上記で追加された任意の金属層間、および/または任意の金属層のうち一の金属層と最下部金属層26および/または第4の金属層426の間、および/または第3の金属層425と第2の金属層424との間に配置することが可能である。ビア27により上記任意の金属層間を電気的に相互接続すること、あるいは上記任意の金属層を最下部金属層26、または第4の金属層426等、他の金属層に接続することが可能になる。ビア27は最下部金属層26を、その上に配置されるいずれの金属層とも接続させることができる。
【0030】
(工程の例)
以下に記載されている方法は、半導体構造と、半導体構造のパッドエリアの製造法について説明したものである。これらの方法を実施する際には、周知の技術を利用するが、本発明の実施形態の特徴が不明瞭となることを避けるため、そうした従来技術について、ここでは詳しく説明しない。例えば、工程80(図8)内のステップ81では、基板形成を行っている。基板形成は周知の技術であり、ステップ81の実行において、適用可能であれば何れの技術も使用する可能性がある。本発明を実施する際、必要に応じてこうした周知の技術を利用することとする。
【0031】
また、下記の処理を簡易かつ簡潔に述べるため、実施例の手順に挙げられているステップ毎に説明していく。そのステップと手順については、工程(工程60、70、80、90、および100)について示した以下の図(図6乃至10)ににおいて具体的に開示されているが、これらは典型的な実施例であり、本発明の実施形態は他のステップや、下記フローチャート内のステップの変形例、および以下に示した以外の手順内のステップを実行するのに適している。
【0032】
(半導体構造製造工程の例)
図6は、本発明の実施形態に係る半導体構造の製造工程60のフローチャートである。工程60はステップ61に始まり、該ステップ内で、パッドエリアが設けられる。ステップ62において、トランジスタ等の能動素子がパッドエリア下に配置され、工程60が完了する。
【0033】
図7は、本発明の実施形態に係る半導体構造の製造工程70のフローチャートである。工程70はステップ71に始まり、該ステップ内で、パッドエリアが設けられる。ステップ72において、能動素子がパッドエリア下に配置される。
【0034】
ステップ73において、非パッドエリアが設けられ、前記パッドエリアと少なくとも一部分が接するようにされる。ステップ74において、第2の素子(例えば、能動素子、回路等)が非パッドエリア内に配置され、工程70が完了する。
【0035】
(半導体構造のパッドエリア製造工程の例)
図8は、本発明の実施形態に係る半導体構造のパッドエリア製造工程80のフローチャートである。工程80はステップ81に始まり、該ステップ内で、基板が設けられる。工程82において、トランジスタ等の能動素子が基板内に配置される。
【0036】
ステップ83において、第1の金属層が基板の上に配置される。実施形態において、第2の金属層は基板上に配置された最下部金属(M1)層を含む。ステップ84において、第2の金属層が第1の金属層の上に配置され、工程80が完了する。
【0037】
図9は、本発明の実施形態に係る半導体構造のパッドエリア製造工程90のフローチャートである。工程90はステップ91に始まり、該ステップ内で基板が形成される。ステップ92において、トランジスタ等の能動素子が基板内に配置される。
【0038】
ステップ93において、第1の金属層が基板の上に配置される。第1の金属層は、実施形態において、基板を覆うように配置された最下部金属(M1)層を含む。ステップ94において、第2の金属層が第1の金属層の上に配置される。
【0039】
ステップ95において、層間絶縁膜(ILD)等の誘導体層が第1の金属層と第2の金属層との間に配置される。ステップ96において、ビアが誘導体層内に配置され、第1の金属層と第2の金属層を電気的に接続する。ステップ97において、ビアが基板内で、かつ第2の金属層の下に配置され、能動素子と金属層を電気的に接続し、工程90が完了する。
【0040】
図10は、本発明の実施形態に係る半導体構造のパッドエリア製造工程100のフローチャートである。工程100はステップ101に始まり、該ステップ内で基板が形成される。ステップ102において、トランジスタ等の能動素子が基板内に配置される。
【0041】
ステップ103において、第1の金属層は基板の上に配置される。第1の金属層は、実施形態において、基板を覆うように配置された最下部金属(M1)層を含む。ステップ104において、第2の金属層が第1の金属層の上に配置される。
【0042】
ステップ105において、実施形態では、第1の金属層と第2の金属層との間に隣接金属層が配置され、工程100が完了する。別の実施形態においては、絶縁層を配置し、金属層を電気的に分離する。さらに別の実施形態においては、ビアを上記誘導体層内に配置し、金属層を別の金属層および/または能動素子に電気的に接続させる。
【0043】
上記のとおり、本発明の実施例、パッド下に素子を有するウェハエリアのより効率的な利用法について、説明を行った。具体例に従って本発明について説明を行ったが、本発明は上記例に限定されるものではなく、請求の範囲に則って解釈すべきであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本明細書の一部分をなす以下の図は、本発明の実施例について説明したものであり、詳細な説明とともに、本発明の原理について説明するものである。本図面の縮尺率は一定ではない。
【図1】図1は従来の半導体構造の上面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に係る、パッドエリア下に能動素子を有する半導体構造の断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係る、パッドエリア下に能動素子を有する半導体構造の上面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態に係る、下に能動素子を有するパッドエリアの断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態に係る、能動素子として下に2個のトランジスタを有するパッドエリアの断面図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態に係る半導体構造の製造方法のフローチャートである。
【図7】図7は本発明の実施形態に係る半導体構造の製造方法のフローチャートである。
【図8】図8は本発明の実施形態に係るパッドエリアの製造方法のフローチャートである。
【図9】図9は本発明の実施形態に係るパッドエリアの製造方法のフローチャートである。
【図10】図10は本発明の実施形態に係るパッドエリアの製造方法のフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッドエリア(21)と、
前記パッドエリア(21)の下に配置される前記半導体構造(20)の能動素子(25)とを備えることを特徴とする半導体構造(20)。
【請求項2】
前記能動素子(25)にはトランジスタが含まれることを特徴とする請求項1に記載の半導体構造(20)。
【請求項3】
前記半導体構造(20)の構成要素(29)はロジック機能を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体構造(20)。
【請求項4】
前記半導体構造(20)の構成要素(29)はメモリ機能を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体構造(20)。
【請求項5】
前記能動素子(25)は第1の素子を含み、前記半導体構造(20)は、さらに、
少なくとも一部分が前記パッドエリア(21)と接する非パッドエリア(28)と、
前記非パッドエリア(28)内に配置される第2の素子(29)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体構造(20)。
【請求項6】
前記第1の素子(25)および前記第2の素子(29)は同様の機能を行うことを特徴とする請求項5に記載の半導体構造(20)。
【請求項7】
前記パッドエリア(21)は、
基板(22)と、
前記基板(22)の上に配置され前記能動素子(25)をその下に配置する第1の金属層(26)と、
前記第1の金属層(26)の上に配置される第2の金属層(23)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体構造(20)。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体構造であって、さらに、
前記第1の金属層(26)と前記第2の金属層(23)との間に配置される誘導体層(24)と、
前記誘導体層(25)内に配置され、前記第1の金属層(26)と前記第2の金属層(23)とを電気的に接続するビア(27)とを備えることを特徴とする半導体構造(20)。
【請求項9】
請求項7に記載の半導体構造であって、さらに、第1の金属層(26)と第2の金属層(23)との間に隣接金属層(424)を備えることを特徴とする半導体構造(20)。
【請求項10】
基板(22)と、
前記基板(22)の上に配置される第1の金属層(26)と、
前記第1の金属層(26)の上に配置される第2の金属層(23)と、
前記基板(22)に配置される能動素子(25)とを備えるパッドエリア装置(21)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2007−518269(P2007−518269A)
【公表日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−549303(P2006−549303)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/042879
【国際公開番号】WO2005/071749
【国際公開日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願人】(504378124)スパンション エルエルシー (229)
【Fターム(参考)】