説明

ヒストンデアセチラーゼの阻害剤

本発明は、ヒストンデアセチラーゼの阻害に関する。本発明は、ベンズアミドの誘導体であって、ヒストンデアセチラーゼ酵素活性を阻害するための方法において適切である化合物を提供する。本発明は、細胞増殖性疾患及び状態を治療するための組成物及び方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化1】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、フェニル、チエニル、ピリジル、又はピリミジルであり、そのそれぞれは、ハロ、−CN、−CH=N(OH)、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、−O−C〜Cアルキル、−(CH0〜3−N(R)(R)、メトキシ、又はモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルから独立に選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、フェニル、チエニル、又はピリジルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又は複素環を場合によって形成し、シクロアルキル又は複素環は、オキソ、アルキル、及び−C(O)−O−アルキル−ヘテロアリールで場合によって置換されており、
Yは、−NH又はOHであり、
は、H又はハロ(好ましくはF)であり、
Zは、結合、フェニル、フリル、ベンゾフリル、ピリジル、−C〜Cアルキル−フェニル、−フェニル−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル、−フェニル−アルケニル−、−フェニル−アルキル−、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群より選択され、そのそれぞれは、C〜Cアルキル、−OMe、又はハロで場合によって置換されており、
Rは、H、−(CH0〜3−N(R)(R)、−(CH)−C(O)−N(R)(R)、−(CH0〜2−C(O)−O−(CH2〜3−N(R)(R)、−(CH0〜2−C(O)O−(CH0〜3−ヘテロアリール、−(CH0〜2−C(O)−O−(CH0〜3−アリール、−SO−(CH0〜3−アリール、−SO−N(R)(R)、−SO−(CH0〜3−ヘテロアリール、−SO−(CH0〜3−ヘテロシクリル、インドール、シクロオクタ−インコール、−(CH2〜3−ヘテロシクリル、−(CH0〜3−アリール、−(CH0〜3−ヘテロアリール、−(CH1〜3−O−C(O)−C1〜6アルキル(アルキルは、−N(R30)(R31)、−(CR3233−N(R30)(R31)、−Y31−X30、及び−O−(CH2〜3−N(R)(R)からなる群より選択される部分で場合によって置換されており、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、それぞれ場合によって置換されている)からなる群より選択されるか、或いは
−Z−Rは、それぞれ場合によって置換されている、−C〜Cアルキル、−フェニル−ヘテロシクリル、−フェニル−ジベンゾ−オキサゼピン、−ベンゾフリル−ヘテロシクリル、−ベンゾフリル−O−(CH2〜3−ヘテロシクリル、−ベンゾチエニル−O−(CH2〜3−ヘテロシクリル、又は−ベンゾフリル−O−(CH2〜3−N(R)(R)からなる群より選択され、
及びRは、H、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−OR、アリール、ヘテロアリール、−ヘテロアリール−ヘテロアリール、−ヘテロアリール−アリール、−アリール−ヘテロアリール、−C(O)−アリール、−C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、−C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−NR、−CH−C(CH−NRからなる群より独立に選択され、アリール及びヘテロアリールは、1、2、又は3個のアミノ、メトキシ、ヒドロキシル、−S−CH−ヘテロアリール、−NRS(O)−C〜Cアルキルで場合によって置換されているか、或いは
及びRは、それらの両方が結合した窒素とともに、1又は2個の環ヘテロ原子(R及びRが結合した窒素を含む)を有する4又は6員のヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリルは、H、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、−N=C(NR、1、2、又は3個のC〜Cアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、−C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、−C〜C−アルキル−SR、−C〜C−アルキル−OH、−C〜C−アルキル−O−C〜C−アルキル、−C〜C−シクロアルキル、−C〜C−アルキル−N(R)−C(O)−C〜Cアルキル、−C0〜3アルキル−N(R)−C(O)−トリハロメチル、−C〜C−アルキル−NRC(O)O−C〜Cアルキル−アリール、−C〜C−アルキル−CF、−C〜C−アルキル−NRC(O)O−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、及び−C〜C−アルキル−N(R)(R)からなる群より独立に選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されており、前記ヘテロシクリルは、アリール又はヘテロアリールと場合によって縮合しており、
、R、R、及びRは、−H、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−ヘテロアリール、−C〜C−アルキル−ヘテロシクリル、−C〜C−アルキル−シクロアルキル、及びC〜C−アルキルから独立に選択され、
sは、0(この場合、窒素は置換されている部分に直接的に結合している)〜6の整数であり、
32及びR33は、水素、ハロ、ヒドロキシル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−シクロアルキル、及びC〜Cアルキルからなる群よりそれぞれ独立に選択され、
30及びR31は、水素、シアノ、オキソ、ヒドロキシル、−C〜Cアルキル、C〜Cヘテロアルキル、C〜Cアルケニル、カルボキサミド、C〜Cアルキル−カルボキサミド−、カルボキサミド−C〜Cアルキル−、アミジノ、C〜Cヒドロキシアルキル−、C〜Cアルキルアリール−、アリール−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキルヘテロアリール−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキルヘテロシクリル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル、C〜Cアルキルシクロアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル−、C〜Cアルコキシカルボニル−、アリールオキシカルボニル、アリール−C〜Cアルコキシカルボニル−、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリール−C〜Cアルコキシカルボニル−、C〜Cアシル、C〜Cアルキル−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−カルボニル−、C〜Cアルキル−NH−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−NH−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−NH−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−NH−カルボニル−、C〜Cアルキル−O−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、C〜Cアルキルスルホニル−、アリールアルキルスルホニル−、アリールスルホニル−、ヘテロアリールアルキルスルホニル−、ヘテロアリールスルホニル−、C〜Cアルキル−NH−スルホニル−、アリールアルキル−NH−スルホニル−、アリール−NH−スルホニル−、ヘテロアリールアルキル−NH−スルホニル−、ヘテロアリール−NH−スルホニル−、アロイル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C〜Cアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、及び保護基からなる群よりそれぞれ独立に選択され、前述のそれぞれは、ハロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、ホルミル、ニトロ、アミノ、アミジノ、及びグアニジノから選択されるもう1つの部分で場合によってさらに置換されているか、或いは
30及びR31は、それらが結合したNとともに、ハロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、ホルミル、ニトロ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、保護基、及び(X30−Y31−)からなる群より選択される1〜3個の置換基でそれぞれ場合によって置換されているヘテロシクリル又はヘテロアリールを形成し、前記ヘテロシクリルはまた、(メチレン、エチレン、又はプロピレン架橋を有する二環式部分を形成して)架橋していてもよく、
30は、C〜Cアルキル−、C〜Cアルケニル−、C〜Cアルキニル−、C〜Cアルキル−C〜Cアルケニル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−C〜Cアルキニル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−、HO−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−N(R30)−C〜Cアルキル−、N(R30)(R31)−C〜Cアルキル−、N(R30)(R31)−C〜Cアルケニル−、N(R30)(R31)−C〜Cアルキニル−、(N(R30)(R31))−C=N−、C〜Cアルキル−S(O)0〜2−C〜Cアルキル−、CF−C〜Cアルキル−、C〜Cヘテロアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C〜Cアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、及びN(R30)(R31)−ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−からなる群より選択され、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは、ハロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、ホルミル、ニトロ、アミノ、アミジノ、及びグアニジノからの1〜3個の置換基で場合によって置換されており、
31は、直接結合、−O−、−N(R30)−、−C(O)−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−N(R30)−C(O)−、−C(O)−N(R30)−、−N(R30)−C(S)−、−C(S)−N(R30)−、−N(R30)−C(O)−N(R31)−、−N(R30)−C(NR30)−N(R31)−、−N(R30)−C(NR31)−、−C(NR31)−N(R30)、−N(R30)−C(S)−N(R31)−、−N(R30)−C(O)−O−、−O−C(O)−N(R31)−、−N(R30)−C(S)−O−、−O−C(S)−N(R31)−、−S(O)0〜2−、−SON(R31)−、−N(R31)−SO−、及び−N(R30)−SON(R31)−からなる群より選択され、
但し、Y31とX30とが連結して−O−O−や−O−N−を形成することはない]。
【請求項2】
式Iの化合物
【化2】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)であり、
Yは、−NHであり、
Zは、ピリジル(好ましくは、ピリド−3−イル)、フリル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、−C(=NH)(N(R)(R))、−C(NH)(=NOMe)、−C(NH)(=NOH)、−NRSONR、−CC−C〜Cアルキル−NR、−C〜Cアルキル−アリール、又は−C〜Cアルキル−(5又は6員のヘテロシクリル)であり、それらはC〜C−アルキル又は−N(R)(R)で場合によって置換されており、
、R、及びRは、請求項1で定義された通りである]。
【請求項3】
式Iの化合物:
【化3】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニル(好ましくは、チエニル−2−イル)、フェニル、又はピリジルであり、そのそれぞれは、C〜Cアルキル又はハロで場合によって置換されており、
Yは、−NHであり、
Zは、フェニル、ピリジル(好ましくは、ピリド−2−イル)、フリル、チエニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、場合によって置換されている−C〜Cアルキル−アリール、−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−N(R)−アリール、−C〜Cアルキル−(5又は6員のアリール又はヘテロアリール)(好ましくは、1〜3個のC〜C−アルコキシで場合によって置換されている)であり、
、Rは、請求項1で定義された通りである]。
【請求項4】
式Iの化合物:
【化4】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、フェニル、ピリジル、又はピリジル−N−酸化物であり、チエニルはまた、ハロ又はCNで場合によって置換されていてもよく、フェニル及びピリジル部分は、1個又は複数のハロで場合によって置換されており、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、アリール、5〜9員のヘテロシクリル、ヘテロアリール、又はシクロアルキルであり、そのそれぞれは、ハロ、オキソ、CN、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、又はモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルから選択される1又は2個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又は複素環を場合によって形成し、
Rは、H、ハロ、ヒドロキシル、C〜Cアルキル−OH、シアノ、アルコキシ、−C〜Cアルキル−N(R)(R)、−C〜Cアルキル−N(R)−C〜Cアルキル−CH(OH)−CHOH、−C〜C−アルキル−アリール、又は−C〜C−アルキル−(5又は6員のヘテロアリール又はヘテロシクリル)であり、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは、メチル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ−、−Y31−X30、又は−(CR3233−N(R30)(R31)からなる群より選択される1〜3個の独立に選択された部分で場合によって置換されており、
、R、R30、R31、R32、R33、s、Y31、及びX30は、請求項1で定義された通りである]。
【請求項5】
式Iの化合物:
【化5】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)であり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、フェニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、−(CH)−N(R)(R)であり、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、(5又は6員のヘテロアリール)−C〜C−アルキル−であるか、或いは
及びRは、それらの両方が結合した窒素とともに、1又は2個の環ヘテロ原子(R及びRが結合した窒素を含む)を有する5又は6員のヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリルは、ヒドロキシ、オキソ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルオキシ、−N(R)(R)、C〜CアルキルオキシC〜Cアルキル、−NR−C(O)−C〜C−アルキル、NR−C〜C−アルキル、又は(5又は6員のアリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)−C〜C−アルキルから独立に選択される少なくとも1つ(好ましくは、1、2、又は3つ)の部分で場合によって置換されており、
、R、R、及びRは、−H及びC〜C−アルキルから独立に選択される]。
【請求項6】
式Iの化合物:
【化6】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、1、2、又は3個のハロ、アミノ、又はメトキシで場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、又はフェニルであり、
Yは、−NH又は−OHであり、
Zは、フェニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、N(R)(R)−C〜C−アルキル−若しくはN(R)(R)−C〜C−アルキル−S−、N(R30)(R31)−(CR3233−、又はX30−Y31−であり、
及びRは、独立に、−H、−C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル−アリール、アリール、−ヘテロアリール−アリール、−アリール−ヘテロアリール、アリール、又はヘテロアリールであり、1、2、又は3個のハロ、CF、アミノ、又はヒドロキシルで場合によって置換されているか、或いは
及びRは、それらの両方が結合した窒素とともに、1又は2個の環ヘテロ原子(R及びRが結合した窒素を含む)を有する5又は6員のヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリルは、C〜Cアルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル−、−N=C(NR、−C(O)O−C〜Cアルキル−アリール、−C(O)O−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、ヒドロキシル、−N(R)(R)、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−(5又は6員のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)、−NH−アリール、又は−NH−(5又は6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)で場合によって置換されており、
及びRは、独立に、H、−C〜Cアルキル−アリール、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、−SO−Me、−C(O)−C〜Cアルキル、又はC〜C−アルキルであり、
、R30、R31、R32、R33、s、Y31、及びX30は、請求項1で定義された通りである]。
【請求項7】
式Iの化合物:
【化7】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニル(好ましくは、チエニル−2−イル)、フェニル、ピリミジル、又はピリジルであり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、ピリミド−5−イル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、C〜C−アルコキシ又は−N(R)(R)であり、
及びRは、それらの両方が結合した窒素とともに、1又は2個の環ヘテロ原子(R及びRが結合した窒素を含む)を有する5若しくは6員のヘテロシクリル又は架橋ヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリルは、アミノ、ヒドロキシル、C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−アリール、又は−C〜C−アルキル−(5又は6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)で場合によって置換されており、アリールは、ハロ、メトキシ、CF、CN、及びアルキルからなる群より選択される1〜3個の独立に選択された置換基で場合によって置換されている]。
【請求項8】
式Iの化合物:
【化8】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、アミノで場合によって置換されている、アリール又は5若しくは6員のヘテロアリールであり、
Yは、−NH又はNHSONHであり、
は、H又はFであり、
Zは、フェニル、チエニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、C〜C−アルコキシ、アリール、又は5若しくは6員のヘテロアリールである]。
【請求項9】
式Iの化合物:
【化9】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、1又は2個の独立に選択されるハロ又はCNで場合によって置換されている、アリール又は5若しくは6員のヘテロアリールであり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、フェニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、メチル又はオキソで場合によって置換されている、−C〜C−アルキル−(アリール、ヘテロアリール、又は5〜10員のヘテロシクリル)である]。
【請求項10】
式Iの化合物:
【化10】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニルであり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、それぞれ−OHで場合によって置換されている、フェニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、R−C(O)−C〜C−アルキル−又はAc−NH−であり、
は、−OH、HO−NH−、又はCH−O−である]。
【請求項11】
式Iの化合物:
【化11】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、オキソ又はヒドロキシで場合によって置換されているシクロペンテニルであり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、ベンジル、−C〜Cアルキル−フェニルヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、−C〜Cアルキル−モルホリニルである]。
【請求項12】
式Iの化合物:
【化12】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、1、2、又は3個の独立に選択されるヒドロキシル、−O−C〜Cアルキル、アミノ、−NR、−CN、−CF、−C〜Cアルキル、−S(O)0〜2、−O−CF、又はハロで場合によって置換されている、アリール又は5若しくは6員のヘテロアリールであり、
Yは、−NH又は−OHであり、
は、H又はFであり、
Zは、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、R−(C0〜6アルキル)N−C(O)−N(H)−(CH−、C0〜6アルキル−S(O)−N(H)−フェニル−C(O)−N(H)−(CH−、R−O−C(O)−N(H)−(CH−、又はR−O−C−(O)−(CH−(式中、tは0〜2である)であり、
は、R10−C〜C−アルキル−であり、
10は、アリール、5若しくは6員のヘテロシクリル若しくはヘテロアリール、又はN(X)(X)−C0〜3アルキル−であり、
及びXは、独立に、H、C〜C−アルキル、又は5若しくは6員のヘテロアリールであるか、
或いは、
及びXは、それらが結合したNとともに、5又は6員のヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリル及びヘテロアリールはアルキルで場合によって置換されており、
但し、R10が、N原子によって結合されたヘテロシクリルである場合、Rは、R10−C−アルキル−であり、
及びRは、請求項1で定義された通りである]。
【請求項13】
式Iの化合物:
【化13】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、ヒドロキシ、オキソ、又は1若しくは2個のハロで場合によって置換されている、アリール、又は5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、若しくはヘテロアリールであり、
Yは、−OH又は−NHであり、
Zは、ヒドロキシ、OMe、又は1若しくは2個のハロで場合によって置換されている、フェニル、ピリジル、ベンゾフリル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、フェニル又はベンゾフリルの隣接する原子に結合した2つの任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成し、
Rは、−OH、−OMe、−O−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル、又は−OAcであり、
は、請求項1で定義された通りである]。
【請求項14】
式Iの化合物:
【化14】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、チエニルであり、
Yは、−NHであり、
は、Hであり、
Zは、フェニル、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルであり、
Rは、R20−C(O)−(C〜C−アルキル又はC〜C−アルケニル)−であり、
20は、HO−、HO−NH−、又はMeO−である]。
【請求項15】
式Iの化合物:
【化15】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、ピリジルであり、
Yは、−NHであり、
は、H又はFであり、
Zは、フェニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル、又はヘテロアリールであり、フェニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル、又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アルキルオキシ、又はハロで場合によって置換されており、
Rは、−O−C〜C−アルキル又は−O−C〜C−アルキル−ヘテロシクリルである]。
【請求項16】
式Iの化合物:
【化16】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、アリール、−アリール−ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ヘテロアリール−アリール、又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、場合によって置換されており、
Yは、NHであり、
は、H又はハロゲンであり、
Zは、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、ハロ、CN、及びアミノから独立に選択される1個又は複数の基で場合によって置換されている、ベンゾフリル、−ベンゾフリル−アリール、ベンゾフリル−ヘテロアリール、ベンゾチオフェン、又はフェニルであり、
Rは、H、−(CR3233−N(R30)(R31)、−Y31−X30、−O−ヘテロシクリル、−O−C〜Cアルキル−N(R30)(R31)、−(CH−N(R30)(R31)、又は−O−C〜Cアルキルであり、
30、R31、R32、R33、s、Y31、及びX30は、請求項1で定義された通りである]。
【請求項17】
Zは、
【化17】


[式中、A及びAは、独立に、CR11又はNであり、
11は、−OH、アルキル、アルケニル、アルキニル、又はアリールであり、
n1及びn2は、それぞれ独立に、0〜3であり、
但し、n1及びn2が0である場合、A及びAはいずれもNでない]
である、請求項1から16までのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
Zは、隣接しない炭素環原子間に0〜3個の炭素架橋を含む、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Zは、
【化18】


からなる群より選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Zは、
【化19】


[式中、A及びAは、独立に、CR11又はNであり、
11は、−OH、アルキル、アルケニル、アルキニル、又はアリールであり、
n1及びn2は、それぞれ独立に、0〜3であり、
Rは、R20−X50−であり、
20は、アリール、−アルキル−アリール、ヘテロアリール、−アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、−アルキル−シクロアルキル、−アルキル−ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルであり、
50は、C〜C−アルキル−X51−C〜Cアルキルであり、
51は、−SO−、−NH−SO−、−C(O)−、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−C(S)−、−NH−C(S)−、−O−C(S)−、−NH−C(O)−NH−、−O−C(O)−NH−、及び−NH−C(O)−Oからなる群より選択され、但し、n1及びn2が0である場合、A及びAはいずれもNでない]
である、請求項1から16までのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
Zは、隣接しない炭素環原子間に0〜3個の炭素架橋を含む、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
Zは、
【化20】


からなる群より選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Zは、
【化21】


からなる群より選択される、請求項1から22までのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
Xは、実施形態(I)に関して記載したように、それぞれ場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、ピリジル(好ましくは、ピリド−3−イル又は4−イル)、又はフェニルであり、及び/或いは、
Rは、モルホリニル、ピロリジニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アゼチジン、ピペリジニル、又はピペラジニル(好ましくは、ピペラジン−4−イル)であり、そのそれぞれは、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、又はNR−C〜C−アルキルで場合によって置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
−Z−Rは、場合によってオキソ置換されている、−フェニル−ヘテロシクリルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
一般構造
【化22】


を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
Rは、
【化23】


からなる群より選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項28】
Xは、
【化24】


からなる群より選択され、並びに/又は
Rは、
【化25】


からなる群より選択される、請求項1から27までのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
Xは、チエン−2−イルであり、
Zは、ピリド−3−イルであり、
Rは、ピロリジニル(好ましくは、ピロリジン−1−イル)、ピペリジニル(好ましくは、ピペリジン−1−イル)、又はピペラジニル(好ましくは、ピペラジン−1−イル)であり、そのそれぞれは、C〜C−アルキル、ジアルキルアミノ(好ましくは、ジメチルアミノ)、又はモルホリノで場合によって置換されている、
請求項2に記載の化合物。
【請求項30】
Xは、チエン−2−イルであり、
Zは、フェニル又はピリジン−2−イルであり、
Rは、1〜3個のC〜C−アルコキシ(好ましくは、メトキシ)で場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、1H−ピラゾリル(好ましくは、1H−ピラゾリ−4−イル)、又はフェニルである、
請求項3に記載の化合物。
【請求項31】
Xは、チエン−2−イルであり、
Zは、フェニル、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、ピリジル(好ましくは、ピリド−2−イル、−3−イル、又は−4−イル)、フリル(好ましくは、フラン−2−イル)であり、
Rは、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)、ピロリジニル−C〜C−アルキル(ピロリジン−2−イルエチル)、モルホリノ−C〜C−アルキル、ピロリル(好ましくは、ピロール−1−イル)、ピラゾリル(好ましくは、ピラゾール−1−イル)、ハロ、又はシアノである、
請求項4に記載の化合物。
【請求項32】
Xは、チエニル−2−イルであり、
Rは、ヒドロキシ、オキソ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルオキシ、−N(R)(R)、C〜CアルキルオキシC〜Cアルキル、−NR−C(O)−C〜C−アルキル、NR−C〜C−アルキル、及び(5又は6員のアリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)−C〜C−アルキルから独立に選択される少なくとも1つ(好ましくは、1、2、又は3つ)の部分で場合によって置換されている、−(CH)−(ピペリジニル、ピペラジニル、又はピロリジニル)である、
請求項5に記載の化合物。
【請求項33】
Xは、ハロで場合によって置換されている、チエニル−2−イルであり、
Rは、それぞれC〜Cアルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル−、−N=C(NR、−C(O)O−C〜Cアルキル−アリール、−C(O)O−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、ヒドロキシル、−N(R)(R)、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−(5又は6員のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)、−NH−アリール、又は−NH−(5又は6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)で場合によって置換されている、ピペリジニル(好ましくは、ピペリジン−1−イル)、ピペラジニル、又はピロリジニルである、
請求項6に記載の化合物。
【請求項34】
Xは、チオフェン−2−イルであり、
Rは、モルホリノ、又は、それぞれアミノ、ヒドロキシル、C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−アリール、若しくは−C〜C−アルキル−(5又は6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール)で場合によって置換されている、ピペリジニル若しくはピペラジニルであり、アリールは、ハロ、メトキシ、CF、CN、及びアルキルからなる群より選択される1〜3個の独立に選択された置換基で場合によって置換されている、
請求項7に記載の化合物。
【請求項35】
Xは、それぞれアミノで場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、フェニル、ピロリル(好ましくは、ピロール−2−イル)、又は1H−ピラゾリル(好ましくは、1H−ピラゾール−4−イル)であり、
Yは、アミノ又はFであり、
Rは、メトキシ又はピリジル(好ましくは、ピリジン−1−イル)である、
請求項8に記載の化合物。
【請求項36】
Xは、それぞれハロで場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、フェニル、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)、又はフリルであり、
Rは、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)、場合によってメチルでN置換されているピペリジニル、又はモルホリノメチルである、
請求項9に記載の化合物。
【請求項37】
Xは、1又は2個のハロで場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2又は3−イル)、フェニル、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)であり、
Yは、−NHであり、
10は、−N(C〜C−アルキル)(C〜C−アルキル)(好ましくは、ジメチルアミノ)である、
請求項12に記載の化合物。
【請求項38】
Xは、それぞれ1又は2個のハロで場合によって置換されている、チエニル(好ましくは、チエン−2−イル)、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)、3−オキソ−シクロペンタ−1−イル、又はフェニルであり、
Yは、−NH又は−OHである、
請求項13に記載の化合物。
【請求項39】
Rは、R20−C(O)−エチル又はR20−C(O)−エテニルである、
請求項14に記載の化合物。
【請求項40】
Rは、
HO−C(O)−CH=CH−、
HO−NH−C(O)−CH=CH−、
MeO−C(O)−CH−CH−、及び
HO−C(O)−CH−CH
からなる群より選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項41】
Xは、それぞれ場合によって置換されている、フェニル又はピリジルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項42】
Rは、H、アルコキシ、−O−(CH2〜3−複素環、又は−O−(CH2〜3−N(R)(R)であり、好ましくは、複素環部分は、モルホリン又はピペリジンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項43】
Xは、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、NH−、−N(C〜Cアルキル)、−CN、−S(O)0〜2−C〜Cアルキル、−CF、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1、2、又は3個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、フェニル、チエニル、又はピリジルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成する、
請求項1に記載の化合物。
【請求項44】

【化26】


[式中、
Xは、アリール、−アリール−ヘテロアリール、ヘテロアリール−アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、1〜3個のアルキル、ハロ、CN、アルキルオキシ、アルキル−OH、−OH、アルキル−NH、−N(アルキル)、アルキル−O−アルキル、−S(O)0〜2アルキル、−C〜Cアルキル−NRC(O)アルキル、−C(O)NRアルキル、−アルキル−CN、CF、−O−CF、−C〜Cアルキル−C(O)OR、−C〜Cアルキル−NRC(O)Oアルキル、−C(O)Oアルキル、−S(O)NHアルキル、又は−S(O)NHで場合によって置換されている]
を有する、請求項16に記載の化合物。
【請求項45】
式:
【化27】


[式中、
Xは、アリール、−アリール−ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール−アリール、又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、1〜3個のアルキル、ハロ、CN、アルキルオキシ、アルキル−OH、−OH、アルキル−NH、−N(アルキル)、アルキル−O−アルキル、−S(O)0〜2アルキル、−C〜Cアルキル−NRC(O)アルキル、−C(O)NRアルキル、−アルキル−CN、CF、−O−CF、−C〜Cアルキル−C(O)OR、−C〜Cアルキル−NRC(O)Oアルキル、−C(O)Oアルキル、−S(O)NHアルキル、又は−S(O)NHで場合によって置換されている]
を有する、請求項16に記載の化合物。
【請求項46】
式(II)を有する化合物:
【化28】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Zは、N又はCHであり、
Rは、−CHOR、−C〜Cアルキル−N(R)−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−N(R)−C〜Cアルキル−アリール、−(CH−アリール、−(CH−ヘテロアリール、又は(5又は6員のヘテロアリール)−(CH−であり、アリール及びヘテロアリール環は、1、2、又は3個のメトキシで場合によって置換されており、
mは、0又は1であり、
は、請求項1で定義された通りである]。
【請求項47】
Rは、ピリジル(好ましくは、ピリジン−2−イル)、フェニル、又はモルホリノである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
【化29】


部分は、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、NH−、−N(C〜Cアルキル)、−CN、−S(O)0〜2−C〜Cアルキル、−CF、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1、2、又は3個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、フェニル、チエニル、又はピリジルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成する、請求項46に記載の化合物。
【請求項49】
式IIIを有する化合物
【化30】


並びに、そのN−酸化物、水和物、溶媒和物、薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は複合体、並びに、そのラセミ及びスケールミック混合物、ジアステレオマー及び鏡像異性体
[式中、
Xは、それぞれ場合によって置換されている、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、
Arは、それぞれ場合によって置換されている、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクリルであり、
は、H又はハロであり、
、R、及びRは、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、又はハロであるか、或いは、
及びRは、それらは、結合した原子とともに、それぞれ1〜3個の置換基で場合によって置換されている、1又は2個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成し、
Yは、−NH又は−OHであり、
は、−N−又は−CH−であり、
は、直接結合、−O−、−N(R34)−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−N(R34)−C(O)−、−C(O)−N(R34)−、−N(R34)−C(S)−、−C(S)−N(R34)−、−N(R34)−C(O)−N(R35)−、−N(R34)−C(NR34)−N(R35)−、−N(R34)−C(NR35)−、−C(NR35)−N(R34)−、−N(R34)−C(S)−N(R35)−、−N(R34)−C(O)−O−、−O−C(O)−N(R34)−、−N(R34)−C(S)O−、−O−C(S)−N(R35)−、−S(O)0〜2−、−SON(R35)−、−N(R35)−SO−、N(R34)−S(O)−N(R35)−、−O−C〜Cアルキル−、−N(R34)−C〜Cアルキル−、−C(O)−C〜Cアルキル−、又は−O−C(O)−C〜Cアルキル−であり、
は、C〜Cアルキル−、C〜Cアルケニル−、C〜Cアルキニル−、C〜Cアルキル−C〜Cアルケニル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−C〜Cアルキニル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−、HO−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−N(R34)−C〜Cアルキル−、N(R34)(R35)−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−S(O)0〜2−C〜Cアルキル−、CF−C〜Cアルキル−、CFH−C〜Cアルキル−、C〜Cヘテロアルキル−、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C〜Cアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、アリール−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、N(R34)(R35)−ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−ヘテロシクリル−、又はC〜Cアルキル−CH(N(R34)(R35))−C(O)−N(R34)−アリール−であり、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは、1〜3個の独立に選択される置換基で場合によって置換されているか、
或いは、
−Y−は、H−、ハロ−、HO−、HS−、HC(O)−、HOC(O)−、C〜Cアルキル−、HN−、(R34)(R35)N−、C〜Cアルキル−NH−、(C〜Cアルキル)−N−、HC(O)N(R34)−、(R34)(R35)N−S(O)−N(R36)−、(R34)(R35)N−C(O)−、HN−C(O)−、HC(S)N(R34)−、(R34)(R35)N−C(S)−、HN−C(S)−、(R34)(R35)N−C(O)−O−、(R34)(R35)N−C(S)−O−、(R34)(R35)N−C(O)−N(R36)−、(C〜CアルキルN)−C=N−、(R34)(R35)N−C(NR37)−N(R36)−、(R34)(R35)N−C(NR36)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−C(NR36)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−C(NR36)−、アリール−C〜Cアルキル−C(NR36)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−C(NR36)−、C〜Cアルキル−C(NR36)−、C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、CF−C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、CF−C〜Cアルキル−C(O)−N(R36)−、アリール−C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−S(O)−N(R36)−、C〜Cアルキル−O−C(O)−NH−、C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、C〜Cアルキル−NH−C(O)−O−、C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、Me−C(O)−O−、Me−C(O)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(C〜Cアルキル)−、アリール−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(C〜Cアルキル)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(C〜Cアルキル)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(C〜Cアルキル)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−O−、アリール−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−O−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、アリール−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−NH−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−O−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、HO−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(R)−、HO−C〜Cアルキル−O−、HO−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、HO−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−N(H)C(S)−N(H)−、C〜Cアルキル−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、HO−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、HO−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−C(O)−O−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(NH)−N(H)−、(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−N(H)−、(C〜C

アルキル)N−C〜Cアルキル−O−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−N(H)−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、(C〜Cアルキル)N−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、(C〜Cアルキル)−O−C(O)C〜Cアルキル−C(O)−(H)−、HO−C(O)C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、HO−NH−C(O)C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(R)−、CF−C〜Cアルキル−O−、CF−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、CF−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(H)C(O)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、CF−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、CF−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、CF−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−O−、CFH−C〜Cアルキル−S(O)0−2−、CFH−C〜Cアルキル−O−C(O)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−N(H)C(O)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−N(H)−C(O)−O−、CFH−C〜Cアルキル−O−C(S)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−N(H)−、CFH−C〜Cアルキル−N(H)−C(S)−O−、CFH−C〜Cアルキル−C(S)−N(H)−、(H)(R34)N−C〜Cアルキル−、(H)(R34)N−C〜Cアルキル−、HO−C〜Cアルキル−、(H)(R34)N−S(O)−N(R35)−、(H)(R35)N−S(O)−、(H)(R34)N−C(S)−O−、(H)(R34)N−C(O)−O−、(H)(R34)N−C(S)−N(R35)−、(H)(R34)N−C(NR35)−、(H)(R34)N−C(NR34)−N(R38)−、(H)(R34)N−C(O)−N(R35)−、HO−C(O)−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキル−S(O)−NH−及び((R34)(R35)N)−C=N−からなる群より選択され、
m及びnは、独立に、0、1、2、又は3であり、
qは、0、1、又は2であり、
34、R35、R36、及びR37は、それぞれ独立に、水素、シアノ、オキソ、ヒドロキシル、−C〜Cアルキル、C〜Cヘテロアルキル、C〜Cアルケニル、カルボキサミド、C〜Cアルキル−カルボキサミド−、カルボキサミド−C〜Cアルキル−、アミジノ、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルキルアリール−、アリール−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキルヘテロアリール−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキルヘテロシクリル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルキルシクロアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、C〜Cアルコキシ−、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル−、C〜Cアルコキシカルボニル−、アリールオキシカルボニル−、アリール−C〜Cアルコキシカルボニル−、ヘテロアリールオキシカルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルコキシカルボニル−、C〜Cアシル、C〜Cアルキル−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−カルボニル−、C〜Cアルキル−N(H)−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−N(H)−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−N(H)−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−N(H)−カルボニル−、C〜Cアルキル−O−カルボニル−、アリール−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−O−カルボニル−、C〜Cアルキルスルホニル−、アリールアルキルスルホニル−、アリールスルホニル−、ヘテロアリールアルキルスルホニル−、ヘテロアリールスルホニル−、C〜Cアルキル−N(H)−スルホニル−、アリールアルキル−N(H)−スルホニル−、アリール−N(H)−スルホニル−、ヘテロアリールアルキル−N(H)−スルホニル−、ヘテロアリール−N(H)−スルホニル、アロイル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C〜Cアルキル−、シクロアルキル−C〜Cアルキル−、ヘテロシクリル−C〜Cアルキル−、ヘテロアリール−C〜Cアルキル−、及び保護基からなる群より選択され、前述のそれぞれは、もう1つの部分で場合によってさらに置換されているか、或いは
34及びR35は、それらが結合したNとともに、それぞれ1〜3個の置換基で場合によって置換されている、ヘテロシクリル又はヘテロアリールを形成し、ヘテロシクリルは、(メチレン、エチレン、又はプロピレン架橋を有する二環式部分を形成して)架橋していてもよく、
但し、1)YがNである場合、Y内のN、S、若しくはOを介して、Yを含む環にYが結合されていれば、mは0でなく、又は、2)m及びnがいずれも0である場合、Yは−CH−である]。
【請求項50】
Xは、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、NH−、−N(C〜Cアルキル)、−CN、−S(O)0〜2−C〜Cアルキル、−CF、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1、2、又は3個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、フェニル、チエニル、又はピリジルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成する、
請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
Xは、フェニル、ピリジル、チエニル、及びフリルからなる群より選択され、そのそれぞれは、1、2、又は3個の独立に選択される置換基で場合によって置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項52】
Xは、フェニル、ピリジル、チエニル、及びフリルからなる群より選択され、そのそれぞれは、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、NH−、−N(C〜Cアルキル)、−CN、−S(O)0〜2−C〜Cアルキル、−CF、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1、2、又は3個の置換基で場合によって置換されているか、或いは、フェニル、チエニル、又はピリジルの隣接する原子に結合した2個の任意選択の置換基がある場合、それらは、結合した原子とともに、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又はヘテロアルキルを場合によって形成する、請求項49に記載の化合物。
【請求項53】
Arは、ハロ、ニトロ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1又は2個の置換基で場合によって置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項54】
Arは、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、チエニル、及びフラニルからなる群より選択され、そのそれぞれは、1又は2個の置換基で場合によって置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項55】
Arは、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、チエニル、及びフラニルからなる群より選択され、そのそれぞれは、ハロ、ニトロ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、メトキシ、HalCH−O−、HalCH−O−、HalC−O−(好ましくは、FC−O−)、及びモノ−、ジ−、若しくはトリ−ハロ置換アルキルからなる群より独立に選択される1又は2個の置換基で場合によって置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項56】
は、部分を含み、そのそれぞれは、1〜3個の独立に選択される置換基で場合によって置換されている、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルからなる群より選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項57】
は、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルからなる群より選択される部分を含み、そのそれぞれは、−OH、−NH、−O−C〜CアルキルCH、ハロ、オキソ、−C(O)NH、−NHC(O)CHからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項58】
−Y−は、CH−SO−、CF−C(O)−NH−、CH−C(O)−NH−、((CHN)−C=N−、(CHN−、CH−O−CH−C(O)−NH−、(CHN−CH−C(O)−NH−、CHCH−N(CH)−、CFCH−NH−、H−、HO−、CH−O−C(O)−NH−、HN−、CHCH−NH−、HN−C(O)−、フェニル−CH−O−C(O)−N(CHCH)−、CHCH−NH−、F、CH−O−CH−C(O)−NH−、ヘテロシクリル−ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−ヘテロアリール、アリール−NH−、ヘテロアリール−NH−、(CHN−CH−C(O)−NH−、及びHO−CHCH−NH−からなる群より選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項59】
化合物は、
【化31】


からなる群より選択される式によって表される、
請求項49に記載の化合物。

【公表番号】特表2009−536615(P2009−536615A)
【公表日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504474(P2009−504474)
【出願日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/066045
【国際公開番号】WO2007/118137
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(504098163)メシルジーン インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】