説明

炎症及び免疫に関連する用途に用いる化合物

【課題】免疫抑制、及び/又は炎症疾患や免疫疾患の治療又は予防に有用な化合物の提供。
【解決手段】式(I)(VII)及び(XI)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグであって、式中、X、X、X、Y、Z、L、R、R、R、R18及びnが本明細書で定義される。これらの化合物は免疫抑制剤として、並びに炎症性疾患、アレルギー性疾患及び免疫疾患の治療及び予防に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)によって表される化合物
【化1】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Lは共有結合、−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NRC(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NRC(S)−、−C(S)−NR−からなる群から選択されるリンカーであり、
及びXは各々独立にCH又はNであり、
はCH、CR10又はNであり、
Zは各々独立に低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から選択され、
Rは各々独立に、−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORから選択され、
及びRは各々独立に、ハロ、ハロアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロアルコキシ基であり、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクリル又は5員環若しくは6員環の、任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
あるいはR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又はC(O)NRであり、
10は低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−P(O)(OR、−OP(O)(OR又は−P(O)(Rであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
pは各々独立に1又は2である。)
【請求項2】
Lが−NRC(O)−である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
18が、任意に置換されてもよいピリジニル、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいモルホリニル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基である、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
18が、非置換であるか、又は低級アルキル、ハロ、低級ハロアルキル、アミノ、低級ジアルキルアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルコキシ及び低級アルキルスルファニル基からなる群から選択される1種類以上の置換基によって置換されている、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
化合物が、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−ピロール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(モルホリノ−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−{2’−メチル−5’−[5−(N,N−ジメチルアミノ)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ビフェニル−4−イル}−N−メチル−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−{2’−メチル−5’−[5−(N,N−ジメチルアミノ)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ビフェニル−4−イル}−ベンズアミド、
並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物及びプロドラッグから選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
18がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項2記載の化合物。
【請求項7】
18が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項5記載の化合物。
【請求項8】
化合物が式(II)によって表される、請求項1に記載の化合物
【化2】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Rはハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、又はエステル、アミド若しくはカルボン酸の生物等配体である。)
【請求項9】
nが0である、請求項8記載の化合物。
【請求項10】
Zは各々独立に、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、ハロ、シアノ又はハロアルキル基であり、nは1又は2である、請求項8記載の化合物。
【請求項11】
Lが−NHC(O)−である、請求項8記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物が式(III)によって表される、請求項11記載の化合物
【化3】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項13】
及びRが各々独立にハロ基である、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
が5員環のヘテロアリール基である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項16記載の化合物。
【請求項18】
がハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項14記載の化合物。
(式中Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項19】
及びRが各々フルオロ基である、請求項14記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物が式(IV)によって表される、請求項11に記載の化合物
【化4】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項21】
及びRが各々独立にハロ基である、請求項20記載の化合物。
【請求項22】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
が5員環のヘテロアリール基である、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項24記載の化合物。
【請求項26】
が、ハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項22記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
及びR12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項27】
及びRが各々フルオロ基である、請求項22記載の化合物。
【請求項28】
前記化合物が式(V)によって表される、請求項11記載の化合物
【化5】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項29】
及びRが各々独立にハロ基である、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項29記載の化合物。
【請求項31】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項30記載の化合物。
【請求項32】
が5員環のヘテロアリール基である、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項32記載の化合物。
【請求項34】
が、ハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項30記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
及びR12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項35】
及びRが各々フルオロ基である、請求項30記載の化合物。
【請求項36】
前記化合物が式(VI)によって表される、請求項11記載の化合物
【化6】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項37】
及びRが各々独立にハロ基である、請求項36記載の化合物。
【請求項38】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項37記載の化合物。
【請求項39】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
が5員環のヘテロアリール基である、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
がハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項38記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
及びR12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項43】
及びRが各々フルオロ基である、請求項38記載の化合物。
【請求項44】
前記化合物が、
4’−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
6−クロロ−4’−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−ビフェニル−3−(カルボン酸2−メトキシエチルエステル)、
2,6−ジフルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−ベンズアミド、
4’−[(3,5−ジフルオロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
N−[4−(5−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−2,6−ジフルオロ−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−(2’−メトキシ−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−クロロ−5’−(オキサゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−トリフルオロメチル−チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−クロロ−5’−(チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
からなる群から選択される請求項8に記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項45】
式(VII)によって表される化合物
【化7】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Lは共有結合、−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NRC(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NRC(S)−、−C(S)−NR−からなる群から選択されたリンカーであり、
はCH又はNであり、
各Zは低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から独立に選択され、
Rは各々独立に−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORであり、
はハロ、ハロアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロアルコキシ基であり、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロシクリル、又は任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロアリール基であり、
は各々独立に水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル若しくは任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
又はR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に−H、ハロアルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又は−C(O)NRであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
及びpは各々独立に1又は2である。)
【請求項46】
Lが−NRC(O)−である、請求項45記載の化合物。
【請求項47】
18が、任意に置換されてもよいピリジニル、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいモルホリニル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基である、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
18が非置換であるか、又は低級アルキル、ハロ、低級ハロアルキル、アミノ、低級ジアルキルアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルコキシ及び低級アルキルスルファニル基からなる群から選択される1種以上の置換基によって置換されている、請求項47記載の化合物。
【請求項49】
化合物が、
3−メチル−N−[5’−(ピリジン−3−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メトキシ−5’−(フラン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(チエン−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
からなる群から選択された請求項45に記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項50】
18がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項46記載の化合物。
【請求項51】
18が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項50記載の化合物。
【請求項52】
化合物が式(VI)によって表される、請求項45記載の化合物
【化8】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Rはハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、又はエステル、アミド若しくはカルボン酸の生物等配体である)。
【請求項53】
nが0である、請求項52記載の化合物。
【請求項54】
Zが各々独立に低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、ハロ、シアノ又はハロアルキル基であり、nが1又は2である、請求項52記載の化合物。
【請求項55】
Lが−NHC(O)−である、請求項52記載の化合物。
【請求項56】
前記化合物が式(IX)によって表される請求項55記載の化合物
【化9】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項57】
が低級アルキル又はハロ基である、請求項56記載の化合物。
【請求項58】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
が低級アルキル基である請求項58記載の化合物。
【請求項60】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項58記載の化合物。
【請求項61】
が5員環のヘテロアリール基である、請求項60記載の化合物。
【請求項62】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項61記載の化合物。
【請求項63】
がハロ、−C(O)R、−S(O)PR11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項58記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項64】
がフルオロ又はメチル基である、請求項58記載の化合物。
【請求項65】
前記化合物が式(X)によって表される、請求項55記載の化合物
【化10】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項66】
が低級アルキル又はハロ基である、請求項65記載の化合物。
【請求項67】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項66記載の化合物。
【請求項68】
が低級アルキル基である、請求項67記載の化合物。
【請求項69】
がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項67記載の化合物。
【請求項70】
が5員環ヘテロアリール基である、請求項69記載の化合物。
【請求項71】
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項70記載の化合物。
【請求項72】
が、ハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項67記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項73】
がフルオロ又はメチル基である、請求項67記載の化合物。
【請求項74】
請求項38記載の化合物が、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−チアゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
4’−[(3−フルオロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−チアゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−(2’−クロロ−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[4−(5−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
からなる群から選択される請求項38記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項75】
式(XI)によって表される化合物
【化11】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Yは任意に置換されてもよい5又は6員環のヘテロアリール基であり、
Lは共有結合−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NRC(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NRC(S)−、−C(S)−NR−からなる群から選択されるリンカーであり、
Zは各々低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から独立に選択され、
Rは各々独立に−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORから選択され、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクリル又は5員環若しくは6員環の、任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
あるいはR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又はC(O)NRであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
pは各々独立に1又は2である。)
【請求項76】
Yが、任意に置換されてもよい5員環のヘテロアリール基である、請求項75記載の化合物。
【請求項77】
Yが、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基からなる群から選択される、請求項76記載の化合物。
【請求項78】
前記化合物が式(XII)によって表される、請求項77記載の化合物
【化12】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、R19は水素原子、ハロ、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルコキシ又は任意に置換されてもよいアルキルスルファニル基である。)
【請求項79】
19がハロ又は低級アルキル基である、請求項78記載の化合物。
【請求項80】
nが0である、請求項78記載の化合物。
【請求項81】
Lが−NHC(O)−である、請求項78記載の化合物。
【請求項82】
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基である、請求項81記載の化合物。
【請求項83】
18が、任意に置換されてもよいピリジニル、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいモルホリニル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基である、請求項81記載の化合物。
【請求項84】
18が非置換であるか、又は低級アルキル、ハロ、低級ハロアルキル、アミノ、低級ジアルキルアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルコキシ及び低級アルキルスルファニル基からなる群から選択される1種以上の置換基で置換されている、請求項83記載の化合物。
【請求項85】
18がエステル、アミド又はカルボン酸の生物等配体である、請求項81記載の化合物。
【請求項86】
18が5員環のヘテロアリール基である、請求項85記載の化合物。
【請求項87】
18が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項86記載の化合物。
【請求項88】
18がハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項81記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項89】
前記化合物が、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(ピリジン−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(ピリジン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メトキシ−5’−(オキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(イソオキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
からなる群から選択される請求項78に記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項90】
細胞に請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる、免疫細胞活性化の阻害方法。
【請求項91】
前記化合物を患者に投与することによって、患者の体内での免疫細胞活性化を阻害する、請求項90記載の方法。
【請求項92】
前記患者がヒトである、請求項91記載の方法。
【請求項93】
細胞に請求項1、請求項45又は請求項75の化合物を投与することを含む、細胞内でのサイトカインの産生の阻害方法。
【請求項94】
前記患者に前記化合物を投与することによって、患者の体内でのサイトカインの産生を阻害する、請求項93記載の方法。
【請求項95】
前記患者がヒトである、請求項94記載の方法。
【請求項96】
前記サイトカインがIL−2、IL−4、IL−5、IL−13、GM−CSF、IFN−γ、TNF−α及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項94記載の方法。
【請求項97】
前記サイトカインがIL−2である、請求項96記載の方法。
【請求項98】
イオンチャネルが免疫細胞活性化に関与する場合における、細胞内の前記イオンチャネルの調節方法であって、請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項99】
前記イオンチャネルが患者体内に存在し、患者に前記化合物を投与することによってそれが調節される、請求項98記載の方法。
【請求項100】
前記患者がヒトである、請求項99記載の方法。
【請求項101】
前記イオンチャネルがCa2+放出活性化型Ca2+チャネル(CRAC)である、請求項99記載の方法。
【請求項102】
抗原に反応したT細胞及び/又はB細胞の増殖の阻害方法であって、細胞に請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項103】
患者に前記化合物を投与することで、患者体内でT細胞及び/又はB細胞の増殖が阻害される、請求項102記載の方法。
【請求項104】
前記患者がヒトである、請求項103記載の方法。
【請求項105】
免疫不全の治療又は予防を必要とする患者における、免疫疾患の治療又は予防方法であって、患者に有効量の請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項106】
前記患者がヒトである、請求項105記載の方法。
【請求項107】
前記疾患が多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン−バレー症候群、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血、自己免疫性血小板減少、側頭動脈炎、抗リン脂質症候群、ヴェゲナー肉芽腫症などの脈管炎、ベーチェット病、乾癬、疱疹状皮膚炎、尋常性天疱瘡及び白斑、クローン病、潰瘍性大腸炎、原発性胆汁性肝硬変、自己免疫肝炎、1型又は免疫性糖尿病、バセドウ病、橋本病、自己免疫性卵巣炎、自己免疫性睾丸炎、副腎自己免疫不全、慢性関節リウマチ、全身エリテマトーデス、硬皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、強直性脊椎炎及びシェーグレン症候群からなる群から選択される、請求項105記載の方法。
【請求項108】
患者に有効量の請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる、患者の炎症性疾患の治療又は予防方法。
【請求項109】
前記患者がヒトである、請求項108記載の方法。
【請求項110】
前記疾患が、移植拒否、皮膚移植拒否、関節炎、慢性関節リウマチ、骨関節炎及び骨吸収増加に関連する骨疾患、回腸炎、潰瘍性大腸炎、バレット症候群及びクローン病などの炎症性腸疾患、喘息、成人呼吸窮迫症候群及び慢性閉塞性気道疾患などの炎症性肺疾患、角膜ジストロフィー、トラコーマ、オンコセルカ症、ブドウ膜炎、交感性眼炎及び眼内炎、歯肉炎、歯周炎、結核、ハンセン病、尿毒合併症、糸球体腎炎、ネフローゼ、硬化性皮膚炎、乾癬、湿疹、神経系の慢性脱髄疾患、多発性硬化症、エイズ関連の神経変性、アルツハイマー病、伝染性髄膜炎、脳脊髄炎、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症、ウィルス性又は自己免疫性脳炎自己免疫疾患、免疫複合体脈管炎、全身性狼瘡及び紅斑性狼瘡、全身性エリテマトーデス(SLE)、心筋症、虚血性心疾患、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、子癇前症、慢性肝不全、脳及び脊髄外傷、並びに癌から選択される、請求項108記載の方法。
【請求項111】
患者に有効量の請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる、患者の免疫系の抑制方法。
【請求項112】
前記患者がヒトである、請求項111記載の方法。
【請求項113】
アレルギー性疾患の治療又は予防を必要とする患者におけるアレルギー性疾患の治療又は予防方法であって、患者に有効量の請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項114】
前記患者がヒトである、請求項113記載の方法。
【請求項115】
前記疾患が、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎、慢性又は再発性中耳炎、薬物反応、昆虫刺傷反応、ラテックス反応、結膜炎、蕁麻疹、アナフィラキシーとアナフィラキシー様反応、アトピー性皮膚炎、喘息又は食物アレルギーである、請求項113記載の方法。
【請求項116】
薬理学的に許容できる担体、及び請求項1、請求項45又は請求項75記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
【請求項117】
1種以上の付加的な治療薬を更に含んでなる、請求項116記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記付加的な治療薬が、免疫抑制剤、消炎剤及びそれらの適切な混合物からなる群から選択される、請求項117記載の医薬組成物。
【請求項119】
前記付加的な治療薬が、ステロイド、非ステロイド系消炎剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤及びそれらの適切な混合物からなる群から選択される、請求項118記載の医薬組成物。

【図1】
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【公表番号】特表2008−526866(P2008−526866A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550457(P2007−550457)
【出願日】平成18年1月6日(2006.1.6)
【国際出願番号】PCT/US2006/000296
【国際公開番号】WO2006/083477
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(504151848)シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション (72)
【Fターム(参考)】