カンナビノイド受容体修飾因子
化学式(I)の一般構造を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルは、肥満、代謝性疾患、依存症、中枢神経系の疾患、心臓血管障害、呼吸器障害、および胃腸障害などの疾患、障害、または状態を治療する際に有用である。本発明は、少なくとも1種の化学式(I)の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、エステル、または立体異性体を含む、メタボリック症候群、肥満、腰回り、脂質プロフィール、インスリン感受性、神経炎症性障害、認知障害、精神病、常習行為、胃腸障害、および心臓血管状態を治療、減少、または改善するための組成物を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式(I):
【化1−1】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
mは0または1であり、nは1または2であり、そしてm+nは1または2であり;
化学式(I)における破線
【化1−2】
は価数の要件によって許容されるような単結合または二重結合を表し;
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;またはR1およびR2は、化学式(I)に示される、これらが結合する炭素原子と一緒になって、化学式(IA):
【化2】
に示される基Qを形成し、ここで、Qは
【化3】
からなる群より選択され;
Y1は−O−または−N(R7)−であり;
Y2は−O−または−N(R8)−であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−C(O)−R14、−アルキレン−O−R9、R14、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18;非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R22、−アルキレン−R23、−アルキレン−R24、−C(O)−R24、−アルキレン−O−R19、R24、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、1個以上のW1基で置換されたアリール;非置換ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換されたヘテロアリール、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−O−アルキレン−O−R24、−C(O)−O−アルキレン−O−R24;−C(O)−アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−アルキレン−O−アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換アリール、および1個以上のW1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R23は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、アルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−アルキレン−OR19、−アルキレン−NR19R19、−アルキレン−SR19、−アルキレン−R23、−アルキレン−R22、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換アリール、および1個以上のZ基で置換されたアリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
各Uは、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキレン−アリール、−O−アルキレン−O−アルキル、−O−アルキレン−O−ハロアルキル、−O−アルキレン−O−アリール、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−アルキル;ハロゲン;アルキル;−CN;−CF3;シクロアルキル;−アルキレン−OH;−アルキレン−O−アルキル;−OH、−O−アルキル、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アリール;−アルキレン−O−アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成する、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項2】
請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:mは0または1であり、nは1または2であり、そしてm+nは1または2であり;
化学式(I)における破線
【化4】
は価数の要件によって許容されるような単結合または二重結合を表し;
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、および−(C1−C6)アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;
またはR1およびR2は、化学式(I)に示される、これらが結合する炭素原子と一緒になって、化学式(IA):
【化5】
に示される基Qを形成し、ここで、Qは
【化6】
からなる群より選択され;
Y1は−O−または−N(R7)−であり;
Y2は−O−または−N(R8)−であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択され;
R7は、H、(C1−C6)アルキル、(C6−C12)アリール(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、−(C1−C6)アルキレン−N(R9)2、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、−(C1−C6)アルキレン−R12、−C(O)−R14、−(C1−C6)アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−(C1−C6)アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−(C1−C6)アルキレン−R13、−(C1−C6)アルキレン−R14、−C(O)−R14、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、R14、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合(C3−C7)シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のX1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R12は、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のX1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R13は、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のX4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C1−C6)アルキル、および1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、(C2−C6)アルケニル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、−(C1−C6)アルキレン−N(R18)2、−(C1−C6)アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−(C2−C6)アルケニル、−C(O)2R18、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−R22、−(C1−C6)アルキレン−R23、−(C1−C6)アルキレン−R24、−C(O)−R24、−(C1−C6)アルキレン−O−R19、R24、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合(C3−C7)シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のW1基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−C(O)−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24;−C(O)−(C1−C6)アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のW1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R23は、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のX4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C1−C6)アルキル、および1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−OR19、−(C1−C6)アルキレン−NR19R19、−(C1−C6)アルキレン−SR19、−(C1−C6)アルキレン−R23、−(C1−C6)アルキレン−R22、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、および−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)−(C1−C6)アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)(C1−C6)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたは(C1−C6)アルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、−O−(C3−C7)シクロアルキル、−O−(C3−C7)シクロアルキル(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R19、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換−O−(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C2−C7)アルケニル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R24、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)OR19、−O−(C1−C6)アルキル、−N(R25)2、−C(O)(C1−C6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−(C1−C6)アルキル、−C(O)O−(C3−C7)シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C2−C7)アルケニレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−O−(C1−C6)アルキレン−N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、および(C2−C7)アルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、−O−(C3−C7)シクロアルキル、−O−(C3−C7)シクロアルキル(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R19、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換−O−(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C2−C7)アルケニル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R24、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)OR19、−O−(C1−C6)アルキル、−N(R25)2、−C(O)(C1−C6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−(C1−C6)アルキル、−C(O)O−(C3−C7)シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C2−C7)アルケニレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−O−(C1−C6)アルキレン−N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、および(C2−C7)アルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)−(C1−C6)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)(C1−C6)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたは(C1−C6)アルキルであり;
各Uは、−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C6−C12)アリール、−O−(C1−C6)アルキレン−(C6−C12)アリール、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)ハロアルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、ハロゲン、−CN、(C3−C7)シクロアルキル、(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−(C1−C6)アルキル;ハロゲン;(C1−C6)アルキル;−CN;−CF3;(C3−C7)シクロアルキル;−(C1−C6)アルキレン−OH;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−OH、−O−(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−CN、(C3−C7)シクロアルキル、(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール;−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、および−O−(C1−C6)アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成する、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項3】
以下の化学式(II):
【化7】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項4】
以下の化学式(IIA):
【化8】
を有する、請求項3に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項5】
以下の化学式(IIB):
【化9】
を有する、請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項6】
請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、および−C(O)−O−R11からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;ならびに
各R15は、H、アルキル、アルケニル、−アルキレン−R12、および−O−アルケニルからなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1は1個以上のX1基で置換されたフェニルであり;
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
R7はHであり;および
R15はアルキルである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項8】
以下の化学式(III):
【化10】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項9】
以下の化学式(IIIA):
【化11】
を有する、請求項8に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R3およびR4は、各々独立して、Hまたはアルキルであり;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項10】
請求項9に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R3およびR4は、各々独立して、Hまたは−CH3であり;
Ar1は、非置換フェニル、または1個以上のハロゲンで置換されたフェニルであり;ならびに
Ar2は、非置換フェニル、1個以上のハロゲンで置換されたフェニル、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項11】
以下の化学式(IV):
【化12】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項12】
以下の化学式(IVA):
【化13】
を有する、請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R8は、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、およびR14からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;ならびに
各R18は、H、R12、およびR14からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R8は、−CH2−R12、−CH(CH3)−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、およびR14からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−CH2−R12、−CH(CH3)−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;ならびに
各R18は、独立して、H、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項14】
以下の化学式(V):
【化14】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項15】
以下の化学式(VA):
【化15】
を有する、請求項14に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R7は、Hまたは−アルキレン−R12であり;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項16】
以下の化学式(VI):
【化16】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項17】
以下の化学式(VIA):
【化17】
を有する、請求項16に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R3、R5、およびR6は、H、−O−R9、およびR11からなる群より各々独立して選択され;
R9は、Hまたはアルキルであり;
R11は、アルキル、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;ならびに
Ar2は、R12およびR13からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項18】
以下の化学式(VII):
【化18】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項19】
以下の化学式(VIIA):
【化19】
を有する、請求項18に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R16は−C(O)−R12であり;ならびに
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項20】
以下の化学式(VIII):
【化20】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項21】
以下の化学式(VIIIA):
【化21】
を有する、請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R3、R4、およびR5は、各々独立して、Hまたは−N(R16)2であり;
R9は、HおよびR11からなる群より選択され;
R11は、アルキル、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、アルキル、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項23】
以下の化学式(IB):
【化22】
を有する、請求項22に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
各R10は、H、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−アルキレン−O−R9、R14、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;ならびに
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項24】
以下の化学式(IC):
【化23】
を有する、請求項22に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R1は、−C(O)−N(R10)2または−C(O)−O−アルキルであり;
R2は、H、アルキル、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;
各R10は、H、−アルキレン−R12、および−C(O)−R14からなる群より独立して選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R15は、Hまたは−OHである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項25】
以下の化学式(ID):
【化24】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項26】
以下の化学式(IE):
【化25】
を有する、請求項25に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項27】
請求項25に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
ならびに
Ar1およびAr2は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルから選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項28】
請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
各X1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、および−O−アルキルからなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項29】
請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化26】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項30】
化学式(ID):
【化27】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
Ar1およびAr2は、非置換フェニルおよび1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化28】
【化29】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項31】
化学式(IE):
【化30】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
ならびに
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化31】
【化32】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項32】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NHC(O)R18、−NHC(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NHS(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R15は、
【化33】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R3およびR4は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項35】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R3およびR4は、H、
【化34】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項36】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項37】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R7は、
【化35】
である、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項38】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで、Ar1は1個以上のX1基で置換されたフェニルであり;ならびに
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項39】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各X1は、Cl、F、−CH3、
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項40】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
X1は、−OH、−CN、ハロゲン、−OTIPS、−OTf、アルキル、−O−アルキル、−O−アルキル−OH、およびヘテロアリールからなる群より選択され;ならびに
X2は、ハロゲンおよびシクロアルキルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項41】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
X1は、−OH、−CN、Cl、−OTIPS、−CH3、−OCH3、−OCH2CH3、−OTf、および
【化40】
からなる群より選択され;ならびに
X2は、Cl、Br、および
【化41】
からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項42】
以下の化学式(IF)または(IFa):
【化42】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項43】
以下の化学式(IG):
【化43】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項44】
以下の化学式(IH):
【化44】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項45】
以下からなる群より選択される、化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】
【化68】
【化69】
【化70】
【化71】
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】
【請求項46】
請求項1に記載の精製された化合物。
【請求項47】
以下の構造式:
【化81】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項48】
以下の構造式:
【化82】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項49】
以下の構造式:
【化83】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項50】
以下の構造式:
【化84】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項51】
以下の構造式:
【化85】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項52】
以下の構造式:
【化86】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項53】
以下の構造式:
【化87】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項54】
以下の構造式:
【化88】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項55】
以下の構造式:
【化89】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項56】
以下の構造式:
【化90】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項57】
以下の構造式:
【化91】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項58】
以下の構造式:
【化92】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項59】
以下の構造式:
【化93】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項60】
以下の構造式:
【化94】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項61】
以下の構造式:
【化95】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項62】
以下の構造式:
【化96】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項63】
以下の構造式:
【化97】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項64】
以下の構造式:
【化98】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項65】
以下の構造式:
【化99】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項66】
以下の構造式:
【化100】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項67】
以下の構造式:
【化101】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項68】
以下の構造式:
【化102】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項69】
以下の構造式:
【化103】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項70】
以下の構造式:
【化104】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項71】
以下の構造式:
【化105】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項72】
以下の構造式:
【化106】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項73】
以下の構造式:
【化107】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項74】
以下の構造式:
【化108】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項75】
組成物であって、
請求項1に記載の少なくとも1種の化学式(I)の化合物、または
その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル、ならびに
少なくとも1種のコレステロール低下化合物
を含む、組成物。
【請求項76】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤または少なくとも1種の5α−スタノール吸収阻害剤である、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種の置換アゼチジノン化合物、または置換β−ラクタム化合物、またはそのその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルである、請求項75に記載の組成物。
【請求項78】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物がエゼチミベである、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルの治療有効量を、疾患、障害、または状態を治療する必要がある患者に投与する工程を包含する、該疾患、障害、または状態を治療する方法であって、該疾患、障害、または状態が、以下からなる群より選択される方法:肥満、代謝性障害、依存症、中枢神経系の疾患、心臓血管障害、呼吸器障害、胃腸障害、体重減少の達成、腰回りの減少、異脂肪血症の治療、インスリン感受性、糖尿病、高トリグリセリド血症、摂食障害、アルコール依存症、炎症、精神障害、片頭痛、ニコチン依存症、パーキンソン病、精神病、統合失調症、睡眠障害、注意欠陥多動性障害、男性の性機能障害、早漏、月経前症候群、発作、てんかんおよび痙攣、非インスリン依存性糖尿病、認知症、大うつ病性障害、神経性大食症、薬物依存、敗血症性ショック、認知障害、内分泌障害、湿疹、嘔吐、アレルギー、緑内障、出血性ショック、高血圧、アンギナ、血栓症、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、高血圧、急性冠不全症候群、狭心症、不整脈、心不全、脳虚血、脳卒中、心筋梗塞、糸球体腎炎、血栓性および血栓塞栓性脳卒中、末梢血管疾患、神経変性疾患、骨粗鬆症、肺疾患、自己免疫疾患、高血圧、関節症、癌、脱髄疾患、アルツハイマー病、性的欲求低下障害、双極性障害、高脂血症、高血圧、麻酔薬依存症、ハンチントン舞踏病、疼痛、多発性硬化症、不安障害、骨障害、パジェット病、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、および炎症性腸症候群。
【請求項80】
前記疾患、障害、または状態が代謝性障害である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
少なくとも1種のさらなる活性成分の投与をさらに含む、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分がコレステロール低下化合物である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分が、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤または少なくとも1種の5α−スタノール吸収阻害剤である、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分、前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種の置換アゼチジノン化合物、または置換β−ラクタム化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルである、請求項81に記載の方法。
【請求項85】
前記さらなる活性成分がエゼチミベである、請求項81に記載の方法。
【請求項86】
化学式Va:
【化109】
の化合物を調製するためのプロセスであって、
ここで、Raは、Hまたは保護基であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−C(O)−R14、−アルキレン−O−R9、R14、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18;非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R22、−アルキレン−R23、−アルキレン−R24、−C(O)−R24、−アルキレン−O−R19、R24、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、1個以上のW1基で置換されたアリール;非置換ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換されたヘテロアリール、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−O−アルキレン−O−R24、−C(O)−O−アルキレン−O−R24;−C(O)−アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−アルキレン−O−アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換アリール、および1個以上のW1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R23は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、アルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−アルキレン−OR19、−アルキレン−NR19R19、−アルキレン−SR19、−アルキレン−R23、−アルキレン−R22、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換アリール、および1個以上のZ基で置換されたアリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
各Uは、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキレン−アリール、−O−アルキレン−O−アルキル、−O−アルキレン−O−ハロアルキル、−O−アルキレン−O−アリール、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−アルキル;ハロゲン;アルキル;−CN;−CF3;シクロアルキル;−アルキレン−OH;−アルキレン−O−アルキル;−OH、−O−アルキル、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アリール;−アルキレン−O−アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
以下の工程:
a)化学式Ia:
【化110】
の化合物を、化学式IIa
【化111】
の化合物とカップリングさせ、化学式IIIa
【化112】
の化合物を得る工程、
b)化学式IIIaの化合物を環化し、化学式IVa
【化113】
の化合物を得る工程、
c)エノラートを生成し、かつ求電子試薬を反応させて、化学式IIIaの化合物にR15基を導入する工程、および
d)化学式IVaの化合物の二重結合を還元して、化学式Va
【化114】
の化合物を得る工程
を包含する、
プロセス。
【請求項87】
前記Raが、H、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、パラ−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、アリルもしくはトリメチルシリル エチル(TMSE)、メトキシメチル(MOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、メトキシ、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、メトキシカルボニル、またはエトキシカルボニルである、請求項86に記載のプロセス。
【請求項88】
前記求電子試薬がヨウ化アルキルである、請求項86に記載のプロセス。
【請求項1】
化学式(I):
【化1−1】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
mは0または1であり、nは1または2であり、そしてm+nは1または2であり;
化学式(I)における破線
【化1−2】
は価数の要件によって許容されるような単結合または二重結合を表し;
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;またはR1およびR2は、化学式(I)に示される、これらが結合する炭素原子と一緒になって、化学式(IA):
【化2】
に示される基Qを形成し、ここで、Qは
【化3】
からなる群より選択され;
Y1は−O−または−N(R7)−であり;
Y2は−O−または−N(R8)−であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−C(O)−R14、−アルキレン−O−R9、R14、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18;非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R22、−アルキレン−R23、−アルキレン−R24、−C(O)−R24、−アルキレン−O−R19、R24、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、1個以上のW1基で置換されたアリール;非置換ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換されたヘテロアリール、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−O−アルキレン−O−R24、−C(O)−O−アルキレン−O−R24;−C(O)−アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−アルキレン−O−アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換アリール、および1個以上のW1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R23は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、アルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−アルキレン−OR19、−アルキレン−NR19R19、−アルキレン−SR19、−アルキレン−R23、−アルキレン−R22、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換アリール、および1個以上のZ基で置換されたアリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
各Uは、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキレン−アリール、−O−アルキレン−O−アルキル、−O−アルキレン−O−ハロアルキル、−O−アルキレン−O−アリール、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−アルキル;ハロゲン;アルキル;−CN;−CF3;シクロアルキル;−アルキレン−OH;−アルキレン−O−アルキル;−OH、−O−アルキル、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アリール;−アルキレン−O−アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成する、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項2】
請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:mは0または1であり、nは1または2であり、そしてm+nは1または2であり;
化学式(I)における破線
【化4】
は価数の要件によって許容されるような単結合または二重結合を表し;
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、および−(C1−C6)アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;
またはR1およびR2は、化学式(I)に示される、これらが結合する炭素原子と一緒になって、化学式(IA):
【化5】
に示される基Qを形成し、ここで、Qは
【化6】
からなる群より選択され;
Y1は−O−または−N(R7)−であり;
Y2は−O−または−N(R8)−であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択され;
R7は、H、(C1−C6)アルキル、(C6−C12)アリール(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、−(C1−C6)アルキレン−N(R9)2、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、−(C1−C6)アルキレン−R12、−C(O)−R14、−(C1−C6)アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−(C1−C6)アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−(C1−C6)アルキレン−R13、−(C1−C6)アルキレン−R14、−C(O)−R14、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、R14、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合(C3−C7)シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のX1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R12は、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のX1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R13は、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のX4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C1−C6)アルキル、および1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、(C2−C6)アルケニル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−(C1−C6)アルキレン−O−R9、−(C1−C6)アルキレン−N(R18)2、−(C1−C6)アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−(C2−C6)アルケニル、−C(O)2R18、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−R22、−(C1−C6)アルキレン−R23、−(C1−C6)アルキレン−R24、−C(O)−R24、−(C1−C6)アルキレン−O−R19、R24、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合(C3−C7)シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のW1基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−C(O)−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24;−C(O)−(C1−C6)アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のW1基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より選択され;
R23は、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換された(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のX4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、非置換(C1−C6)アルキル、および1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−OR19、−(C1−C6)アルキレン−NR19R19、−(C1−C6)アルキレン−SR19、−(C1−C6)アルキレン−R23、−(C1−C6)アルキレン−R22、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、および−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換(C6−C12)アリール、および1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)−(C1−C6)アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)(C1−C6)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたは(C1−C6)アルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、−O−(C3−C7)シクロアルキル、−O−(C3−C7)シクロアルキル(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R19、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換−O−(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C2−C7)アルケニル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R24、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)OR19、−O−(C1−C6)アルキル、−N(R25)2、−C(O)(C1−C6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−(C1−C6)アルキル、−C(O)O−(C3−C7)シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C2−C7)アルケニレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−O−(C1−C6)アルキレン−N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、および(C2−C7)アルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、非置換(C6−C12)アリール、1個以上のZ基で置換された(C6−C12)アリール、非置換(C2−C10)ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換された(C2−C10)ヘテロアリール、−O−(C3−C7)シクロアルキル、−O−(C3−C7)シクロアルキル(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−(C1−C6)アルキレン−O−R19、非置換(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された(C1−C6)アルキル、非置換−O−(C1−C6)アルキル、1個以上のU基で置換された−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C2−C7)アルケニル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−OR19、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)R24、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)OR19、−O−(C1−C6)アルキル、−N(R25)2、−C(O)(C1−C6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−(C1−C6)アルキル、−C(O)O−(C3−C7)シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−(C1−C6)アルキレン−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、−O−(C2−C7)アルケニレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−R24、−O−(C1−C6)アルキレン−N(R25)2、−O−(C1−C6)アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換(C3−C7)シクロアルキル、1個以上のW4基で置換された(C3−C7)シクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、および(C2−C7)アルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換された(C3−C5)ヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換(C3−C5)ヘテロシクロアルキル基は、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、(C3−C7)シクロアルキル、または(C3−C5)ヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキレン−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−C(O)−(C1−C6)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)(C1−C6)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−(C1−C6)アルキル、および−C(O)−O−(C1−C6)アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたは(C1−C6)アルキルであり;
各Uは、−OH、−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C6−C12)アリール、−O−(C1−C6)アルキレン−(C6−C12)アリール、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)ハロアルキル、−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール、ハロゲン、−CN、(C3−C7)シクロアルキル、(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−(C1−C6)アルキル;ハロゲン;(C1−C6)アルキル;−CN;−CF3;(C3−C7)シクロアルキル;−(C1−C6)アルキレン−OH;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−OH、−O−(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−CN、(C3−C7)シクロアルキル、(C3−C5)ヘテロシクロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキル;−(C1−C6)アルキレン−O−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール;−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−(C1−C6)ハロアルキル、(C6−C12)アリール、(C2−C10)ヘテロアリール、および−O−(C1−C6)アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−(C1−C6)アルキレン−O−(C6−C12)アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成する、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項3】
以下の化学式(II):
【化7】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項4】
以下の化学式(IIA):
【化8】
を有する、請求項3に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項5】
以下の化学式(IIB):
【化9】
を有する、請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項6】
請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、および−C(O)−O−R11からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;ならびに
各R15は、H、アルキル、アルケニル、−アルキレン−R12、および−O−アルケニルからなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1は1個以上のX1基で置換されたフェニルであり;
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
R7はHであり;および
R15はアルキルである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項8】
以下の化学式(III):
【化10】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項9】
以下の化学式(IIIA):
【化11】
を有する、請求項8に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R3およびR4は、各々独立して、Hまたはアルキルであり;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項10】
請求項9に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R3およびR4は、各々独立して、Hまたは−CH3であり;
Ar1は、非置換フェニル、または1個以上のハロゲンで置換されたフェニルであり;ならびに
Ar2は、非置換フェニル、1個以上のハロゲンで置換されたフェニル、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項11】
以下の化学式(IV):
【化12】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項12】
以下の化学式(IVA):
【化13】
を有する、請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
R8は、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、およびR14からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;ならびに
各R18は、H、R12、およびR14からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R8は、−CH2−R12、−CH(CH3)−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、およびR14からなる群より選択され;
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−CH2−R12、−CH(CH3)−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;ならびに
各R18は、独立して、H、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項14】
以下の化学式(V):
【化14】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項15】
以下の化学式(VA):
【化15】
を有する、請求項14に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R7は、Hまたは−アルキレン−R12であり;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項16】
以下の化学式(VI):
【化16】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項17】
以下の化学式(VIA):
【化17】
を有する、請求項16に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R3、R5、およびR6は、H、−O−R9、およびR11からなる群より各々独立して選択され;
R9は、Hまたはアルキルであり;
R11は、アルキル、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ピリジル、および1個以上のX2基で置換されたピリジルからなる群より選択され;ならびに
Ar2は、R12およびR13からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項18】
以下の化学式(VII):
【化18】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項19】
以下の化学式(VIIA):
【化19】
を有する、請求項18に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R16は−C(O)−R12であり;ならびに
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項20】
以下の化学式(VIII):
【化20】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項21】
以下の化学式(VIIIA):
【化21】
を有する、請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R3、R4、およびR5は、各々独立して、Hまたは−N(R16)2であり;
R9は、HおよびR11からなる群より選択され;
R11は、アルキル、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R1は、−C(O)−N(R10)2、−C(O)−O−アルキル、および−C(O)−R14からなる群より選択され;
R2は、H、アルキル、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項23】
以下の化学式(IB):
【化22】
を有する、請求項22に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R9は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
各R10は、H、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−アルキレン−O−R9、R14、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;ならびに
R14は、アルキル、非置換シクロアルキル、または1個以上のX4基で置換されたシクロアルキルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項24】
以下の化学式(IC):
【化23】
を有する、請求項22に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
R1は、−C(O)−N(R10)2または−C(O)−O−アルキルであり;
R2は、H、アルキル、1個以上の−OH基で置換されたアルキル、および−アルキレン−N(R10)2からなる群より選択され;
各R10は、H、−アルキレン−R12、および−C(O)−R14からなる群より独立して選択され;
R12は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
R15は、Hまたは−OHである、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項25】
以下の化学式(ID):
【化24】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項26】
以下の化学式(IE):
【化25】
を有する、請求項25に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項27】
請求項25に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
ならびに
Ar1およびAr2は、非置換フェニル、および1個以上のX1基で置換されたフェニルから選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項28】
請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
各X1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、および−O−アルキルからなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項29】
請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化26】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項30】
化学式(ID):
【化27】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
Ar1およびAr2は、非置換フェニルおよび1個以上のX1基で置換されたフェニルからなる群より選択され;ならびに
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化28】
【化29】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項31】
化学式(IE):
【化30】
の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、
ここで:
Y1はNHまたはN−Bocであり;
R3はHまたはアルキルであり;
R4はHまたはアルキルであり;
R15はアルキルであり;
ならびに
各X1は、−OCH3、−OH、−OTf、−CN、−OCH2CH3、−OCH(CH3)2、
【化31】
【化32】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項32】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NHC(O)R18、−NHC(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NHS(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R15は、
【化33】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R3およびR4は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より各々独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項35】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各R3およびR4は、H、
【化34】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項36】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項37】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
R7は、
【化35】
である、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項38】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで、Ar1は1個以上のX1基で置換されたフェニルであり;ならびに
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項39】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
各X1は、Cl、F、−CH3、
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
からなる群より独立して選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項40】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
X1は、−OH、−CN、ハロゲン、−OTIPS、−OTf、アルキル、−O−アルキル、−O−アルキル−OH、およびヘテロアリールからなる群より選択され;ならびに
X2は、ハロゲンおよびシクロアルキルからなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項41】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルであって、ここで:
Ar2は、1個以上のX1基で置換されたフェニル、または1個以上のX2基で置換されたピリジルであり;
X1は、−OH、−CN、Cl、−OTIPS、−CH3、−OCH3、−OCH2CH3、−OTf、および
【化40】
からなる群より選択され;ならびに
X2は、Cl、Br、および
【化41】
からなる群より選択される、
化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項42】
以下の化学式(IF)または(IFa):
【化42】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項43】
以下の化学式(IG):
【化43】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項44】
以下の化学式(IH):
【化44】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項45】
以下からなる群より選択される、化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】
【化68】
【化69】
【化70】
【化71】
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】
【請求項46】
請求項1に記載の精製された化合物。
【請求項47】
以下の構造式:
【化81】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項48】
以下の構造式:
【化82】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項49】
以下の構造式:
【化83】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項50】
以下の構造式:
【化84】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項51】
以下の構造式:
【化85】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項52】
以下の構造式:
【化86】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項53】
以下の構造式:
【化87】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項54】
以下の構造式:
【化88】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項55】
以下の構造式:
【化89】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項56】
以下の構造式:
【化90】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項57】
以下の構造式:
【化91】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項58】
以下の構造式:
【化92】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項59】
以下の構造式:
【化93】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項60】
以下の構造式:
【化94】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項61】
以下の構造式:
【化95】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項62】
以下の構造式:
【化96】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項63】
以下の構造式:
【化97】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項64】
以下の構造式:
【化98】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項65】
以下の構造式:
【化99】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項66】
以下の構造式:
【化100】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項67】
以下の構造式:
【化101】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項68】
以下の構造式:
【化102】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項69】
以下の構造式:
【化103】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項70】
以下の構造式:
【化104】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項71】
以下の構造式:
【化105】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項72】
以下の構造式:
【化106】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項73】
以下の構造式:
【化107】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項74】
以下の構造式:
【化108】
を有する化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル。
【請求項75】
組成物であって、
請求項1に記載の少なくとも1種の化学式(I)の化合物、または
その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステル、ならびに
少なくとも1種のコレステロール低下化合物
を含む、組成物。
【請求項76】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤または少なくとも1種の5α−スタノール吸収阻害剤である、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種の置換アゼチジノン化合物、または置換β−ラクタム化合物、またはそのその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルである、請求項75に記載の組成物。
【請求項78】
前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物がエゼチミベである、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルの治療有効量を、疾患、障害、または状態を治療する必要がある患者に投与する工程を包含する、該疾患、障害、または状態を治療する方法であって、該疾患、障害、または状態が、以下からなる群より選択される方法:肥満、代謝性障害、依存症、中枢神経系の疾患、心臓血管障害、呼吸器障害、胃腸障害、体重減少の達成、腰回りの減少、異脂肪血症の治療、インスリン感受性、糖尿病、高トリグリセリド血症、摂食障害、アルコール依存症、炎症、精神障害、片頭痛、ニコチン依存症、パーキンソン病、精神病、統合失調症、睡眠障害、注意欠陥多動性障害、男性の性機能障害、早漏、月経前症候群、発作、てんかんおよび痙攣、非インスリン依存性糖尿病、認知症、大うつ病性障害、神経性大食症、薬物依存、敗血症性ショック、認知障害、内分泌障害、湿疹、嘔吐、アレルギー、緑内障、出血性ショック、高血圧、アンギナ、血栓症、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、高血圧、急性冠不全症候群、狭心症、不整脈、心不全、脳虚血、脳卒中、心筋梗塞、糸球体腎炎、血栓性および血栓塞栓性脳卒中、末梢血管疾患、神経変性疾患、骨粗鬆症、肺疾患、自己免疫疾患、高血圧、関節症、癌、脱髄疾患、アルツハイマー病、性的欲求低下障害、双極性障害、高脂血症、高血圧、麻酔薬依存症、ハンチントン舞踏病、疼痛、多発性硬化症、不安障害、骨障害、パジェット病、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、および炎症性腸症候群。
【請求項80】
前記疾患、障害、または状態が代謝性障害である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
少なくとも1種のさらなる活性成分の投与をさらに含む、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分がコレステロール低下化合物である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分が、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤または少なくとも1種の5α−スタノール吸収阻害剤である、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記少なくとも1種のさらなる活性成分、前記少なくとも1種のコレステロール低下化合物が、少なくとも1種の置換アゼチジノン化合物、または置換β−ラクタム化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、またはエステルである、請求項81に記載の方法。
【請求項85】
前記さらなる活性成分がエゼチミベである、請求項81に記載の方法。
【請求項86】
化学式Va:
【化109】
の化合物を調製するためのプロセスであって、
ここで、Raは、Hまたは保護基であり;
R3、R4、R5、およびR6は、H、−O−R9、R11、および−N(R16)2からなる群より独立して選択され;
R7は、H、アルキル、アリールアルキル、アルケニル、−アルキレン−N(R9)2、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−R12、−C(O)−R14、−アルキレン−C(O)H、−C(O)−O−R11、およびBocからなる群より選択され;
R8は、H、−アルキレン−R12、−C(O)−R17、−S(O2)−R11、−S(O2)−R14、−C(O)−N(R18)2、R14、およびBocからなる群より選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R9は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR11からなる群より選択され;
各R10は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R12、−アルキレン−R13、−アルキレン−R14、−C(O)−R14、−アルキレン−O−R9、R14、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R11は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R12は、非置換アリール、および1個以上のX1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R13は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R14は、非置換シクロアルキル、1個以上のX4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R15は、H、−N3、ハロゲン、アルケニル、−アルキレン−R12、−アルキレン−O−R9、−アルキレン−N(R18)2、−アルキレン−C(O)H、−OH、−CN、−O−アルキル、−C(O)N(R18)2、−N(R18)2、−NR18C(O)R18、−NR18C(O)2R18、−NR18C(O)N(R18)2、−NR18S(O)2R18、−O−アルケニル、−C(O)2R18;非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−O−アルキレン−C(O)R18、または−C(O)R18からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R18)2において、両方のR18基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
R16は、R9および−C(O)−R12からなる群より選択され;
R17は、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−R12、−O−R9、およびR12からなる群より選択され;
各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキル、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
ただし、R18がNに結合する場合、各R18は、H、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−C(O)R21、R12、R13、およびR14からなる群より独立して選択され;
R19は、H、TBS、TIPS、Tf、およびR21からなる群より選択され;
各R20は、H、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−R22、−アルキレン−R23、−アルキレン−R24、−C(O)−R24、−アルキレン−O−R19、R24、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、およびベンゾ縮合シクロアルキルからなる群より独立して選択され;
R21は、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、非置換アリール、1個以上のW1基で置換されたアリール;非置換ヘテロアリール、1個以上のW2基で置換されたヘテロアリール、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−O−アルキレン−O−R24、−C(O)−O−アルキレン−O−R24;−C(O)−アルキレン−R23、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、および−アルキレン−O−アルキレン−O−R24からなる群より選択され、ただし、−O−O−はR21および該R21が結合する原子では形成できなく;
R22は、非置換アリール、および1個以上のW1基で置換されたアリールからなる群より選択され;
R23は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のW2基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
R24は、アルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、非置換アルキル、および1個以上のU基で置換されたアルキルからなる群より選択され;
各R25は、H、R22、R23、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−アルキレン−OR19、−アルキレン−NR19R19、−アルキレン−SR19、−アルキレン−R23、−アルキレン−R22、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換されたヘテロシクロアルキル、−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−R24、−C(O)−R22、−C(O)−R24、−C(O)−O−R22、−C(O)−O−R24、−NHR22、−NHR24、−S(O)2−R24、−C(O)−NH−R22、および−C(O)−NH−R24からなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R25)2において、両方のR25基は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各W1は、ハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より独立して選択され;
各W2は、ハロゲン、非置換アリール、および1個以上のZ基で置換されたアリールからなる群より独立して選択され;
各W3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2つのW3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各W4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
Ar1およびAr2は、R12およびR13からなる群より独立して選択され;
各X1は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X2は、ハロゲン、−CN、−O−R19、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、非置換アリール、1個以上のZ基で置換されたアリール、非置換ヘテロアリール、1個以上のZ基で置換されたヘテロアリール、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)N(R20)2、−O−アルキレン−O−R19、非置換アルキル、1個以上のU基で置換されたアルキル、非置換−O−アルキル、1個以上のU基で置換された−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキレン−O−アルキレン−OR19、−O−アルキレン−C(O)R24、−O−アルキレン−C(O)OR19、−O−アルキル、−N(R25)2、−C(O)アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)N(R25)2、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のW3基で置換された−ヘテロシクロアルキル、−O−アルケニレン−O−アルキレン−O−R24、−O−アルキレン−N(R25)2、−O−アルキレン−C(O)N(R25)2、非置換シクロアルキル、1個以上のW4基で置換されたシクロアルキル、−S(O)−R24、−S(O)2−R24、およびアルケニルからなる群より独立して選択され;
ただし、基−N(R20)2または−N(R25)2において、R20基またはR25基の両方は、それらが結合するN原子と一緒になって、非置換ヘテロシクロアルキル、1個以上のX3基で置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、または該置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル基は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルと縮合され;
各X3は、−OH、アルキル、−アルキレン−OH、−O−アルキル、−C(O)−アルキル、−C(O)NH2、−NHC(O)アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)−O−アルキル、および−C(O)−O−アルキルからなる群より独立して選択され;または
2個のX3基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
各X4は、独立して、ハロゲンまたはアルキルであり;
各Uは、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキレン−アリール、−O−アルキレン−O−アルキル、−O−アルキレン−O−ハロアルキル、−O−アルキレン−O−アリール、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、OTBS、OTIPS、およびOTfからなる群より独立して選択され;
ならびに
各Zは、−OH;−O−アルキル;ハロゲン;アルキル;−CN;−CF3;シクロアルキル;−アルキレン−OH;−アルキレン−O−アルキル;−OH、−O−アルキル、ハロゲン、−CN、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アルキル;−アルキレン−O−アルキレン−O−アリール;−アルキレン−O−アリール;ならびにハロゲン、−CN、−OH、−O−S(O)2−ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、および−O−アルキルからなる群より選択される1つ以上の基で置換された−アルキレン−O−アリールからなる群より独立して選択され;または
2つのZ基は、それらが結合する環の炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
以下の工程:
a)化学式Ia:
【化110】
の化合物を、化学式IIa
【化111】
の化合物とカップリングさせ、化学式IIIa
【化112】
の化合物を得る工程、
b)化学式IIIaの化合物を環化し、化学式IVa
【化113】
の化合物を得る工程、
c)エノラートを生成し、かつ求電子試薬を反応させて、化学式IIIaの化合物にR15基を導入する工程、および
d)化学式IVaの化合物の二重結合を還元して、化学式Va
【化114】
の化合物を得る工程
を包含する、
プロセス。
【請求項87】
前記Raが、H、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、パラ−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、アリルもしくはトリメチルシリル エチル(TMSE)、メトキシメチル(MOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、メトキシ、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、メトキシカルボニル、またはエトキシカルボニルである、請求項86に記載のプロセス。
【請求項88】
前記求電子試薬がヨウ化アルキルである、請求項86に記載のプロセス。
【公表番号】特表2009−528266(P2009−528266A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−551309(P2008−551309)
【出願日】平成19年1月16日(2007.1.16)
【国際出願番号】PCT/US2007/001024
【国際公開番号】WO2007/084450
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年1月16日(2007.1.16)
【国際出願番号】PCT/US2007/001024
【国際公開番号】WO2007/084450
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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