説明

アシル尿素およびスルホニル尿素が結合したヒドロキサマート

本発明は、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤であるヒドロキサマート化合物に関する。特に、本発明はアシル尿素/スルホニル尿素を含む化合物及びそれらの製造方法に関する。これらの化合物は、ヒストンデアセチラーゼ活性を持つ酵素に伴って生じるか、それに関するか、またはそれに関連する他の疾患と同様に、増殖性障害の治療用医薬として有用であり得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】


(式中、
Rは、結合部分であり;
は、H、C−Cアルキルおよびアシルからなる群から選択され;
Mは、O、S、NH、NR、NOHおよびNORからなる群から選択され;
は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロアリールヘテロアルキル、アリールヘテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアリール、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、フェノキシ、ベンジルオキシ、COOR、CONHR、NHCOR、NHCOOR、NHCONHR、C(=NOH)R、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アミノスルホニル、アミノスルフィニル、SRおよびアシルからなる群から選択され;それぞれは、場合により、置換されていてもよく、
または
は、それが結合する窒素およびRの一部と一緒になって、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基を形成し;
は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキルへテロアルキル、ヘテロアリールへテロアルキル、アリールへテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアリール、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、フェノキシ、ベンジルオキシ、COOR、CONHR、NHCOR、NHCOOR、NHCONHR、C(=NOH)R、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アミノスルホニル、アミノスルフィニル、SRおよびアシルからなる群から選択され;それぞれは、場合により、置換されていてもよく;
Qは、−S(O)−、−C(=O)−および−C(=S)−からなる群から選択され;
Gは、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、および置換されていてもよいヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
各Rは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびアシルからなる群から独立して選択され、それぞれは、場合により、置換されていてもよい)
の化合物、
あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項2】
式(2)
【化2】


(式中、
は、H、C−Cアルキルおよびアシルからなる群から選択され;
Lは、単結合であるか、または二重結合および三重結合から独立して選択される0〜2の多重結合を含んでいてもよいC−C炭化水素鎖であり、式中、該鎖は、−O−、−S−、−S(O)−および−S(O)−のうち少なくとも1つによって中断されていてもよく、そして該鎖は、C−Cアルキルからなる群から独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよく;
Zは、単結合、N(R)、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され;
Aは、単結合、置換されていてもよいアリーレン、置換されていてもよいヘテロアリーレン、置換されていてもよいシクロアルキレンおよび置換されていてもよいヘテロシクロアルキレンからなる群から選択され;
Bは、単結合、置換されていてもよいアミノアシル、置換されていてもよいアリーレン、置換されていてもよいヘテロアリーレン、置換されていてもよいアリールアルキレン、置換されていてもよいヘテロアリールアルキレン、置換されていてもよいアルキルアリーレン、置換されていてもよいアルキルヘテロアリーレン、置換されていてもよいC−Cアルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、置換されていてもよいヘテロシクロアルキレンおよび置換されていてもよい(CH−C(O)−N(R)−(CH−からなる群から選択され、式中、nは0〜6の整数であり、mは0〜6の整数であり;
Mは、O、S、NH、NR、NOHおよびNORからなる群から選択され;
は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロアリールヘテロアルキル、アリールヘテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアリール、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、フェノキシ、ベンジルオキシ、COOR、CONHR、NHCOR、NHCOOR NHCONHR、C(=NOH)R、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アミノスルホニル、アミノスルフィニル、SRおよびアシルからなる群から選択され;それぞれは、場合により、置換されていてもよく、
または
は、それが結合する窒素およびBの一部と一緒になって、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基を形成し;
は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキルへテロアルキル、ヘテロアリールヘテロアルキル、アリールヘテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアリール、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、フェノキシ、ベンジルオキシ、COOR、CONHR、NHCOR、NHCOOR、NHCONHR、C(=NOH)R、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アミノスルホニル、アミノスルフィニル、SRおよびアシルからなる群から独立して選択され;それぞれは、場合により、置換されていてもよく;
Qは、−S(O)−、−C(=O)−および−C(=S)−からなる群から選択され;
Gは、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいアリールアルキルおよび置換されていてもよいヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
各Rは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびアシルからなる群から独立して選択され、それぞれは、場合により、置換されていてもよい)
を持つ請求項1記載の化合物、
あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項3】
式(2a)
【化3】


(式中、
は、H、C−Cアルキルおよびアシルからなる群から選択され;
Lは、単結合であるか、または二重結合および三重結合から独立して選択される0〜2の多重結合を含んでいてもよいC−C炭化水素鎖であり、式中、該鎖は、−O−、−S−、−S(O)−および−S(O)−のうち少なくとも1つによって中断されていてもよく、そして該鎖は、C−Cアルキルからなる群から独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよく;
Zは、単結合、N(R)、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され;
Aは、単結合、置換されていてもよいアリーレン、置換されていてもよいヘテロアリーレン、置換されていてもよいシクロアルキレンおよび置換されていてもよいヘテロシクロアルキレンからなる群から選択され;
Bは、単結合、置換されていてもよいアミノアシル、置換されていてもよいアリーレン、置換されていてもよいヘテロアリーレン、置換されていてもよいアリールアルキレン、置換されていてもよいヘテロアリールアルキレン、置換されていてもよいアルキルアリーレン、置換されていてもよいアルキルヘテロアリーレン、置換されていてもよいC−Cアルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、置換されていてもよいヘテロシクロアルキレンおよび置換されていてもよい(CH−C(O)−N(R)−(CH−からなる群から選択され、式中、nは0〜6の整数であり、mは0〜6の整数であり;
Mは、O、S、NH、NR、NOHおよびNORからなる群から選択され;
は、H、C−C10アルキル、アルケニル、ヘテロアルキル、ハロアルキル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、C−Cへテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキル(例、シクロプロピルメチル)、アリールアルキル(例、ベンジル)、ヘテロアリールアルキル(例、ピリジルメチル)、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、フェノキシ、アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−C(O)OR、−CONHR、−NHCONHR、C(=NOH)Rおよびアシルからなる群から選択され;
は、H、C−C10アルキル、アルケニル、ヘテロアルキル、ハロアルキル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、C−Cへテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキル(例、シクロプロピルメチル)、アリールアルキル(例、ベンジル)、ヘテロアリールアルキル(例、ピリジルメチル)、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、フェノキシ、アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−C(O)OR、−CONHR、−NHCONHR、C(=NOH)Rおよびアシルからなる群から選択され;
Qは、−S(O)−、−CO−および−C(=S)−からなる群から選択され;
Gは、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいアリールアルキルおよび置換されていてもよいヘテロアリールアルキルから選択され、該置換基は、X、Y、R、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、フェノキシ、アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−C(O)OR、−C(O)OH、−SH、−CONHR、−NHCONHRおよびC(=NOH)Rからなる群から独立して選択され;
は、C−Cアルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびアシルからなる群から選択され;
XおよびYは、同一または異なって、H、ハロ、C−Cアルキル、NO、OR、SR、C(O)RおよびNRからなる群から独立して選択され;
は、C−Cアルキルであり;
およびRは、同一または異なって、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cへテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択される)
を持つ請求項1または2記載の化合物、
あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項4】
式(2b)
【化4】


を持つ請求項2または3記載の化合物、
あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項5】
式(2c)
【化5】


を持つ請求項2〜4のいずれか1項に記載の化合物、
あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項6】
Aが、置換されていてもよいアリーレンである、請求項2〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Aが、1,4−フェニレンおよび1,3−フェニレンからなる群から選択される、請求項2〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
Aが、1,4−フェニレンである、請求項2〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Lが、単結合、−CH−、−(CH−および−CH=CH−からなる群から選択される、請求項2〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Lが、結合である、請求項2〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
Lが、式−CH−の基である、請求項2〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Lが、式−CH=CH−の基である、請求項2〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Bが、単結合、メチレン、エチレン、プロピレン、アルキルアリーレンおよびヘテロアルキレンからなる群から選択される、請求項2〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Bが、メチレンである、請求項2〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Bが、単結合である、請求項2〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
Bが、エチレンである、請求項2〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
Bが、プロピレンである、請求項2〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
基BAZLが、式−(CH−の基であり、式中、nは1〜7の整数である、請求項2または3記載の化合物。
【請求項19】
基BAZが、式−(CH−フェニル−の基である、請求項2または3記載の化合物。
【請求項20】
基BAZLが、
【化6】


からなる群から選択される、請求項2または3記載の化合物。
【請求項21】
およびBの一部が、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキレンを形成する、請求項2〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
ヘテロシクロアルキレンが、1,4−ピペラジニレンである、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
=Hである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Mが、Oである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
Mが、Sである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
Qが、S(O)である、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
Qが、COである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
Gが、置換されていてもよいアリールである、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
Gが、フェニルである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
Gが、4−メチルフェニルである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
が、H、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいアリールヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルアルキルおよび置換されていてもよいヘテロシクロアルキルアルキルからなる群から選択される、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
が、H、2−(1H−インドール−3−イル)−エチル、2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル、ピリジン−3−イルメチル、3−ヒドロキシ−プロピル、2−ピリジン−2−イル−エチル、2−ピリジン−3−イル−エチル、ピリジン−3−イルメチル、2−ピリジン−4−イル−エチル、ベンジル、3−フェニル−プロピル、2−フェノキシ−エチル、モルホリン−4−イル、ピリジン−2−イル、フェネチル、2−(4−ブロモ−フェニル)−エチル、2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル、3−イミダゾール−1−イル−プロピル、2−(1H−イミダゾール−4−イル)−エチル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イルメチル、2−ピペリジン−1−イル−エチル、2−ピロリジン−1−イル−エチル、2−シクロヘキサ−1−エニル−エチル、2−エチル−ヘキシル、2−チオフェン−2−イル−エチル、3,3−ジフェニル−プロピル、2−ビフェニル−4−イル−エチル、−(4−フェノキシ−フェニル、2−(3−フェノキシ−フェニル)−エチル、2−(2,3−ジメトキシ−フェニル、2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−エチル、シクロヘキシルメチル、ヘキシル、イソブチル、3−イソプロポキシ−プロピル、2−フェノキシ−エチル、2−イソプロポキシ−エチル、3−メトキシ−ベンジル、4−[1,2,3]チアジアゾール−4−イル−ベンジル、2,4−ジクロロ−ベンジル、2−(2−メトキシ−フェニル)−エチル、2−(3−フルオロ−フェニル)−エチル、2−(2−フルオロ−フェニル)−エチル、2,2−ジフェニル−エチル、2−(4−メトキシ−フェニル)−エチル、2−(3−クロロ−フェニル)−エチル、4−フェニル−ブチル、3−フェニル−プロピル、3,3−ジフェニル−プロピル、3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル、3−モルホリン−4−イル−プロピル、3−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−プロピル、3−ピロリジン−1−イル−プロピル、テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル、1,5−ジメチル−ヘキシル、2−ジエチルアミノ−エチルおよび2−ジメチルアミノ−エチルからなる群から選択される、請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
が、H、2−(1H−インドール−3−イル)−エチル、2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル、ピリジン−3−イルメチル、3−ヒドロキシ−プロピル、2−ピリジン−2−イル−エチル、2−ピリジン−3−イル−エチル、ピリジン−2−イルメチル、ピリジン−3−イルメチル、2−ピリジン−4−イル−エチル、ベンジル、3−フェニル−プロピル、2−フェノキシ−エチル、2−モルホリノエチル、2−フェニルエチル、2−(4−ブロモ−フェニル)−エチル、2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル、3−イミダゾール−1−イル−プロピル、2−(1H−イミダゾール−4−イル)−エチル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イルメチル、2−ピペリジン−1−イル−エチルおよび2−ピロリジン−1−イル−エチルからなる群から選択される、請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
が、H、2−(1H−インドール−3−イル)−エチル、2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル、2−フェニルエチル、2−ピペリジン−1−イル−エチルおよび2−ピロリジン−1−イル−エチルからなる群から選択される、請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
任意の置換基が、ハロゲン、=O、=S、−CN、−NO、−CF、−OCF、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルケニル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキルへテロアルキル、ヘテロシクロアルキルへテロアルキル、アリールへテロアルキル、ヘテロアリールへテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシシクロアルキル、アルコキシヘテロシクロアルキル、アルコキシアリール、アルコキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルケニルオキシ、アリールオキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアルキル、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、スルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、スルフィニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アミノスルフィニルアミノアルキル、−COOH、−COR、−C(O)OR、CONHR、NHCOR、NHCOOR、NHCONHR、C(=NOH)R、−SH、−SR、−ORおよびアシルからなる群から選択され、
式中、各Rは、それぞれ置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびアシルからなる群から独立して選択される、
請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
以下
【化7】


【化8】


【化9】


【化10】


【化11】


【化12】


【化13】


からなる群から選択される、請求項1記載の化合物、あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項37】
以下
【化14】


【化15】


からなる群から選択される、請求項1記載の化合物、あるいは医薬的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
【請求項38】
請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物および医薬的に許容される希釈剤、賦形剤または担体を含む、医薬組成物。
【請求項39】
細胞増殖および/または血管新生の破壊に起因するか、関連するか、あるいは付随して起こる障害の治療用医薬の製造における、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項40】
障害が、増殖性障害である、請求項39記載の使用。
【請求項41】
増殖性障害が、癌である、請求項40記載の使用。
【請求項42】
癌が、乳癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、頭頸部癌、腎臓癌、胃癌、結腸癌、膵臓癌および脳腫瘍から選択される、請求項41記載の使用。
【請求項43】
患者における、細胞増殖および/または血管新生の破壊に起因するか、関連するか、あるいは付随して起こる障害の治療方法であって、治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、方法。
【請求項44】
障害が、増殖性障害である、請求項43記載の方法。
【請求項45】
増殖性障害が、癌である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
癌が、乳癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、頭頸部癌、腎臓癌、胃癌、結腸癌、膵臓癌および脳腫瘍から選択される、請求項45記載の方法。
【請求項47】
デアセチラーゼ活性を修飾するための、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物または請求項38記載の医薬組成物の使用。
【請求項48】
デアセチラーゼ活性が、ヒストンデアセチラーゼ活性である、請求項47記載の使用。
【請求項49】
デアセチラーゼ活性が、クラスIヒストンデアセチラーゼ活性である、請求項47記載の使用。
【請求項50】
ヒストンデアセチラーゼが、HDAC1である、請求項48または49記載の使用。
【請求項51】
ヒストンデアセチラーゼが、HDAC8である、請求項48または49記載の使用。
【請求項52】
デアセチラーゼを、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を含む、デアセチラーゼ活性を修飾する方法。
【請求項53】
デアセチラーゼ活性が、ヒストンデアセチラーゼ活性である、請求項52記載の方法。
【請求項54】
デアセチラーゼ活性が、クラスIヒストンデアセチラーゼ活性である、請求項52記載の方法。
【請求項55】
ヒストンデアセチラーゼが、HDAC1である、請求項53または54記載の方法。
【請求項56】
ヒストンデアセチラーゼが、HDAC8である、請求項53または54記載の方法。
【請求項57】
患者における、デアセチラーゼ活性の阻害により治療されうる障害の治療方法であって、治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、方法。
【請求項58】
デアセチラーゼ活性が、ヒストンデアセチラーゼ活性である、請求項57記載の方法。
【請求項59】
患者における、ヒストンデアセチラーゼ活性によって仲介される障害の治療方法であって、治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、方法。
【請求項60】
障害が、増殖性障害(例、癌);ハンチントン病、ポリグルタミン病、パーキンソン病、アルツハイマー病、てんかん、線条体黒質変性症、進行性核上麻痺、捻転ジストニア、痙性斜頸および運動障害、家族性振戦、ジル・ド・ラ・トゥレット症候群、びまん性レヴィー小体病、進行性核上麻痺、ピック病、脳内出血、原発性側索硬化症、脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、肥厚性間質性ポリニューロパシー、網膜色素変性症、遺伝性視神経萎縮、遺伝性痙性対麻痺、進行性失調症ならびにシャイ・ドレーガー症候群を含む、神経変性疾患;2型糖尿病を含む、代謝性疾患;緑内障、加齢性黄斑変性症、血管新生緑内障、間質性角膜炎、糖尿病性網膜症を含む、眼の変性疾患;関節リウマチ(RA)、変形性関節症、若年性慢性関節炎、移植片対宿主病、乾癬、喘息、脊椎関節症、クローン病、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、アルコール性肝炎、糖尿病、シェーグレン症候群、多発性硬化症、強直性脊椎炎、膜性糸球体症、椎間板起因の痛み、全身性エリテマトーデスを含む、炎症性障害および/または免疫系疾患;癌、乾癬、関節リウマチを含む、血管新生を含む疾患;双極性障害、統合失調症、躁病、うつ病および認知症を含む、心理学的障害;心不全、再狭窄および動脈硬化症を含む、循環器疾患;肝線維症、嚢胞性線維症および血管線維腫を含む、線維症;カンジダ・アルビカンスのような真菌感染症、細菌感染症、単純ヘルペスのようなウイルス感染症、マラリア、リーシュマニア感染症、トリパノソーマ・ブルーセイ感染症、トキソプラズマ症およびコクシジウム症のような原虫感染症を含む、感染症、ならびに、地中海貧血、貧血症および鎌状赤血球貧血を含む、造血性障害からなる群から選択される、請求項57〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項61】
有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、細胞増殖を阻害する方法。
【請求項62】
治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、患者における、神経変性障害の治療方法。
【請求項63】
神経変性障害が、ハンチントン病である、請求項62記載の方法。
【請求項64】
治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、患者における、炎症性疾患および/または免疫系障害の治療方法。
【請求項65】
炎症性疾患および/または免疫系障害が、関節リウマチである、請求項64記載の方法。
【請求項66】
炎症性疾患および/または免疫系障害が、全身性エリテマトーデスである、請求項64記載の方法。
【請求項67】
癌の治療用医薬の製造における、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項68】
癌が、血液悪性腫瘍である、請求項67記載の使用。
【請求項69】
血液悪性腫瘍が、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫および白血病からなる群から選択される、請求項68記載の使用。
【請求項70】
癌が、固形腫瘍である、請求項67記載の使用。
【請求項71】
固形腫瘍が、乳癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、頭頸部癌、腎臓癌、胃癌、結腸癌、膵臓癌および脳腫瘍からなる群から選択される、請求項70記載の使用。
【請求項72】
治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、患者における、増殖性障害の治療方法。
【請求項73】
治療有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物を、患者に投与することを含む、患者における、癌の治療方法。
【請求項74】
癌が、血液悪性腫瘍である、請求項73記載の方法。
【請求項75】
血液悪性腫瘍が、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫および白血病からなる群から選択される、請求項74記載の方法。
【請求項76】
癌が、固形腫瘍である、請求項73記載の使用。
【請求項77】
固形腫瘍が、乳癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、頭頸部癌、腎臓癌、胃癌、結腸癌、膵臓癌および脳腫瘍からなる群から選択される、請求項76記載の方法。
【請求項78】
腫瘍細胞のアポトーシスの誘導のための医薬の製造における、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項79】
細胞を、有効量の、請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を含む、細胞のアポトーシスを誘導する方法。


【公表番号】特表2007−509930(P2007−509930A)
【公表日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−537946(P2006−537946)
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【国際出願番号】PCT/SG2004/000353
【国際公開番号】WO2005/040101
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(506096349)エス*バイオ プライベート リミティッド (10)
【Fターム(参考)】