二環式アリールスフィンゴシン1−リン酸類似体
1つ以上のS1P受容体に対するアゴニスト活性を有する化合物が提供される。この化合物は、リン酸化後にS1P受容体に対するアゴニストとして作用するスフィンゴシン類似体である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
の化合物であって、式中:
A1が-CX1=,−C(X1)2−,-N=,-NX1−,−O−,−S−または結合であり;
A2が-CX2=,−C(X2)2−,-N=,-NX2−,−O−または−S−であり;
A3が-CX3=,−C(X3)2−,-N=,-NX3−,−O−,−S−または結合であり;
A4が-CX4=,−C(X4)2−,-N=,-NX4−,−O−,−S−または結合であり;
A5が-CX5=,−C(X5)2−,-N=,-NX5−,−O−または−S−であり;
A6が-CX6=,−C(X6)2−,-N=,-NX6−,−O−,−S−または結合であり;
A7が−C(R3)=、−C(R3Rf)−または−NR3−であり;
A8が−C(−W−Cy)=、−C(−W−Cy)(Rf)−または−N(−W−Cy)−であり;
B1が
【化2】
であり;
B2が
【化3】
であり;
ただし、A1、A3、A4およびA6のうちの1つ以下が結合であり;
ただし、B1およびB2の両方が同時には
【化4】
でなく;かつ
ただし、A1〜A8およびB1〜B2の4個以下の環原子がN、OまたはSであり;
X1,X2,X3,X4,X5およびX6が、それぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシ、アシル、アミノアシル、-N(RfRg),-N(Rf)SO2Rg,-SO2Rf,-S(O)2N(RfRg),-CO2Rf、トリアルキルアミノ、アリールまたはヘテロアリールであり;
Wが-C(RfRg)-, -N(Rf)-, -O-, -S-, -S(O)-または−S(O)2−であり;
Cyがシクロアルキル、スピロシクロアルキル、シクロアルケニル、スピロシクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;Cyはハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−N(RfRg)、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択される1〜6個の置換基により任意に置換されており;
R3が−L1−J−L2−T1であり;
L1が-C(O)-,-S(O)2-,-N(Rf)C(O)-,−N(Rf)−,−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfRg)−または結合であり;
Jが−[C(RfRg)]n−、−N(Rf)−[C(RfRg)]n−もしくは結合であって、nがそれぞれ独立して0〜5の整数であるか;またはJが
【化5】
であって、式中、
D1およびD3は、それぞれ独立して
【化6】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmが0、1、2もしくは3であり;ただし
D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOであり;
L2が−C(RfRg)−,−C(RfG)−,−C(G)2−,−C(RfRg)−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfG)−,-C(RfRg)-C(G)2−または結合であり;
ただし、L1、JおよびL2の少なくとも1つが結合ではなく;
T1が−C(O)(ORf)、−C(O)N(Rf)S(O)2Rf、テトラゾリル、-S(O)2ORf,-C(O)NHC(O)-Rf,-Si(O)OH,-B(OH)2,-N(Rf)S(O)2Rf,-S(O)2NRf,-O-P(O)(ORf)ORfまたは−P(O)2(ORf)であり;
Gがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり;
Rfがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはNH2であり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されており;
Rgがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環はそれぞれ、ハロ、オキソ、-CN, -CHO, -CG3, -OH, -NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されている、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
A7が−CR3=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化7】
であり、かつB2が
【化8】
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNであり、かつA1〜A6の残りの環原子がそれぞれCである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、かつA6が−CX6=である、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、かつA5が−CX5=である、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、A6が−CX6=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化9】
であり、B2が
【化10】
であり、かつA3、A7、A4およびA5がそれぞれ:
−NX3−、−C(R3Rf)−、結合および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−NR3−、−C(X4)2−および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−C(R3Rf)−、−NX4−および−C(X5)2−;
−N=、−CR3=、−CX4=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−N=;
−NX3−、−CR3=、結合および−CX5=;または
−CX3=、−CR3=、結合および−NX5−
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、A5が−CX5=であり、A7が−CR3=であり、B1が
【化11】
であり、B2が
【化12】
であり、かつA2、A1、A8およびA6がそれぞれ:
−CX2=、−CX1=、−C(−W−Cy)および−N=;
−CX2=、−N=、−C(−W−Cy)および−N=;
−NX2−、−CX1=、−C(−W−Cy)=および結合;
−NX2−、結合、−C(−W−Cy)=および−CX6=;または
−CX2=、結合、−C(−W−Cy)=および−NX6−
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
A1,A2,A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化13】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化14】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNまたはOである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
X6が電子求引基である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
Cyが式:
【化15】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
Z1が−CH2CH2−である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
Z2が−CH2−である、請求項19に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
Z3が結合である、請求項20に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
X2がメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
Wが−O−である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
式(IIa)、(IIIa)または(IIIb):
【化16】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
A2が−CX2=であり、かつX2がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
A1がCHであり;
A3がCHであり;
A4がCHであり;
A5がCHであり;
A6がCHであり;
A7がC(R3)であり;
A8がC(−W−Cy)であり;
B1が
【化17】
であり;かつ
B2が
【化18】
である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
A1,A2,A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化19】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化20】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
RfおよびRgがそれぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項33】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
X6が電子求引基である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項35】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項36】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項37】
Cyが式:
【化21】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項38】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項39】
Z1が−CH2CH2−である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項40】
Z2が−CH2−である、請求項39に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項41】
Z3が結合である、請求項40に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項42】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項43】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項44】
X2がメチルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項45】
Wが−O−である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項46】
S1P5アンタゴニストまたはアゴニスト活性を示す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項47】
S1P4アンタゴニストまたはアゴニスト活性を示す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項48】
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)プロパンアミド;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)プロパンアミド;
2−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)ブタン酸;
2−(((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)(メチル)アミノ)酢酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−(((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)(メチル)アミノ)プロパン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)ピロリジン−3−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−2,2−ジフルオロプロパン酸;
2,2−ジフルオロ−3−((6−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
2−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酢酸;
4−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酪酸;
4−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酪酸;
(R)−1−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(S)−1−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
4−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)酪酸;
5−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ペンタン酸;
6−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ヘキサン酸;
4−(6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ブタン酸;
4−(6−(cis−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ブタン酸;
2−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)エチルホスホン酸;
2−(2−(5−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)インドリン−1−イル)−2−オキソエチルアミノ)エチルホスホン酸;
3−アミノ−4−(5−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)インドリン−1−イル)−4−オキソ−ブタン酸;
3−{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−プロピオン酸;
{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−酢酸;
4−{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−酪酸;
1−[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アゼチジン−3−カルボン酸;および
1−[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボキシラート
からなる群より選択される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項49】
薬学的に許容される担体と式(I):
【化22】
の化合物とを含む医薬組成物であって、式中:
A1が-CX1=,−C(X1)2−,-N=,-NX1−,−O−,−S−または結合であり;
A2が-CX2=,−C(X2)2−,-N=,-NX2−,−O−または−S−であり;
A3が-CX3=,−C(X3)2−,-N=,-NX3−,−O−,−S−または結合であり;
A4が-CX4=,−C(X4)2−,-N=,-NX4−,−O−,−S−または結合であり;
A5が-CX5=,−C(X5)2−,-N=,-NX5−,−O−または−S−であり;
A6が-CX6=,−C(X6)2−,-N=,-NX6−,−O−,−S−または結合であり;
A7が−C(R3)=、−C(R3Rf)−または−NR3−であり;
A8が−C(−W−Cy)=、−C(−W−Cy)(Rf)−または−N(−W−Cy)−であり;
B1が
【化23】
であり;
B2が
【化24】
であり;
ただし、A1、A3、A4およびA6のうちの1つ以下が結合であり;
ただし、B1およびB2の両方が同時には
【化25】
でなく;かつ
ただし、A1〜A8およびB1〜B2のうちの4個以下の環原子がN、OまたはSであり;
X1,X2,X3,X4,X5およびX6がそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシ、アシル、アミノアシル、-N(RfRg),-N(Rf)SO2Rg,-SO2Rf,-S(O)2N(RfRg),-CO2Rf、トリアルキルアミノ、アリールまたはヘテロアリールであり;
Wが−C(RfRg)−、−N(Rf)−、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−であり;
Cyがシクロアルキル、スピロシクロアルキル、シクロアルケニル、スピロシクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;Cyがハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−N(RfRg)、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択される1〜6個の置換基で任意に置換されており;
R3が−L1−J−L2−T1であり;
L1が-C(O)-,-S(O)2-,-N(Rf)C(O)-,−N(Rf)−,−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfRg)−または結合であり;
Jが−[C(RfRg)]n−、−N(Rf)−[C(RfRg)]n−もしくは結合であり、式中、nはそれぞれ独立して0〜5までの整数であるか;またはJが
【化26】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化27】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつD4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOであり;
L2が−C(RfRg)−,−C(RfG)−,−C(G)2−,−C(RfRg)−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfG)−,-C(RfRg)-C(G)2−または結合であり;
ただし、L1、JおよびL2のうちの少なくとも1つが結合ではなく;
T1が−C(O)(ORf)、−C(O)N(Rf)S(O)2Rf、テトラゾリル、-S(O)2ORf,-C(O)NHC(O)-Rf,-Si(O)OH,-B(OH)2,-N(Rf)S(O)2Rf,-S(O)2NRf,-O-P(O)(ORf)ORfまたは−P(O)2(ORf)であり;
Gがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり;
Rfがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはNH2であり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されており;
Rgがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されている、医薬組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項50】
A7が−CR3=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化28】
であり、かつB2が
【化29】
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項51】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNである、請求項50に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項52】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNであり、かつA1〜A6の残りの環原子がそれぞれCである、請求項50に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項53】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、かつA6が−CX6=である、請求項52に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項54】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、かつA5が−CX5=である、請求項52に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項55】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、A6が−CX6=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化30】
であり、B2が
【化31】
であり、かつA3、A7、A4およびA5がそれぞれ:
−NX3−、−C(R3Rf)−、結合および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−NR3−、−C(X4)2−および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−C(R3Rf)−、−NX4−および−C(X5)2−;
−N=、−CR3=、−CX4=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−N=;
−NX3−、−CR3=、結合および−CX5=;または
−CX3=、−CR3=、結合および−NX5−
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項56】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、A5が−CX5=であり、A7が−CR3=であり、B1が
【化32】
であり、B2が
【化33】
であり、かつA2、A1、A8およびA6がそれぞれ:
−CX2=、−CX1=、−C(−W−Cy)および−N=;
−CX2=、−N=、−C(−W−Cy)および−N=;
−NX2−、−CX1=、−C(−W−Cy)=および結合;
−NX2−、結合、−C(−W−Cy)=および−CX6=;または
−CX2=、結合、−C(−W−Cy)=および−NX6−
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項57】
A1、A2、A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項58】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化34】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化35】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつD4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項59】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項60】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項61】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf),−O−P(O)(ORf)ORf,−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項62】
X6が電子求引基である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項63】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項64】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項65】
Cyが式:
【化36】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項66】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項67】
Z1が−CH2CH2−である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項68】
Z2が−CH2−である、請求項67に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項69】
Z3が結合である、請求項68に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項70】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項71】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項72】
X2がメチルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項73】
Wが−O−である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項74】
A2が−CX2=であり、かつX2がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項75】
A1がCHであり;
A3がCHであり;
A4がCHであり;
A5がCHであり;
A6がCHであり;
A7がC(R3)であり;
A8がC(−W−Cy)であり;
B1が
【化37】
であり;かつ
B2が
【化38】
である、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項76】
A1、A2、A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項77】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化39】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化40】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項78】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項79】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項80】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項81】
X6が電子求引基である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項82】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項83】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項84】
Cyが式:
【化41】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項85】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項86】
Z1が−CH2CH2−である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項87】
Z2が−CH2−である、請求項86に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項88】
Z3が結合である、請求項87に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項89】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項90】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項91】
X2がメチルである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項92】
Wが−O−である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項93】
式(IIa)、(IIIa)または(IIIb):
【化42】
である、請求項49に記載の組成物。
【請求項94】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、スフィンゴシン1−リン酸受容体の活性が関連し、かつそのような活性のアゴニズムが望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項95】
前記病的状態が多発性硬化症、自己免疫疾患、慢性炎症性疾患、喘息、炎症性神経障害、関節炎、移植、クローン病、潰瘍性大腸炎、エリテマトーデス、乾癬、虚血再灌流傷害、固形腫瘍、腫瘍転移、血管新生関連疾患、血管疾患、疼痛状態、急性ウイルス性疾患、炎症性腸状態、インスリン依存性または非インスリン依存性糖尿病である、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記病的状態が神経障害性疼痛である、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記病的状態が自己免疫疾患である、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
前記哺乳動物に、副腎皮質ステロイド剤、気管支拡張剤、抗喘息剤、抗炎症剤、抗リウマチ剤、免疫抑制剤、抗代謝剤、免疫調節剤、抗乾癬剤および抗糖尿病剤からなる群より選択される、有効量の薬物を投与することをさらに含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記自己免疫疾患が、ブドウ膜炎、1型糖尿病、関節リウマチ、炎症性腸疾患または多発性硬化症である、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
前記自己免疫疾患が多発性硬化症である、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記病的状態の予防または治療が、リンパ球輸送を変化させることである、請求項94に記載の方法。
【請求項102】
リンパ球輸送を変化させることが同種移植片生着の延長をもたらす、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記同種移植片が移植のためである、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、S1Pリアーゼの活性が関連し、かつS1Pリアーゼの阻害が望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項105】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、スフィンゴシン1−リン酸受容体の活性が関連し、かつそのような活性の拮抗作用が望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項106】
前記病的状態が、多発性硬化症、自己免疫疾患、慢性炎症性障害、喘息、炎症性神経障害、関節炎、移植、クローン病、潰瘍性大腸炎、エリテマトーデス、乾癬、虚血再灌流傷害、固形腫瘍、腫瘍転移、血管新生関連疾患、血管疾患、疼痛状態、急性ウイルス性疾患、炎症性腸状態、インスリン依存性もしくは非インスリン依存性糖尿病、細胞遊走阻害、エフェクターサイトカインの過増殖および過分泌、または抑制性サイトカインIL−10の分泌欠如である、請求項105に記載の方法。
【請求項1】
式(I)
【化1】
の化合物であって、式中:
A1が-CX1=,−C(X1)2−,-N=,-NX1−,−O−,−S−または結合であり;
A2が-CX2=,−C(X2)2−,-N=,-NX2−,−O−または−S−であり;
A3が-CX3=,−C(X3)2−,-N=,-NX3−,−O−,−S−または結合であり;
A4が-CX4=,−C(X4)2−,-N=,-NX4−,−O−,−S−または結合であり;
A5が-CX5=,−C(X5)2−,-N=,-NX5−,−O−または−S−であり;
A6が-CX6=,−C(X6)2−,-N=,-NX6−,−O−,−S−または結合であり;
A7が−C(R3)=、−C(R3Rf)−または−NR3−であり;
A8が−C(−W−Cy)=、−C(−W−Cy)(Rf)−または−N(−W−Cy)−であり;
B1が
【化2】
であり;
B2が
【化3】
であり;
ただし、A1、A3、A4およびA6のうちの1つ以下が結合であり;
ただし、B1およびB2の両方が同時には
【化4】
でなく;かつ
ただし、A1〜A8およびB1〜B2の4個以下の環原子がN、OまたはSであり;
X1,X2,X3,X4,X5およびX6が、それぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシ、アシル、アミノアシル、-N(RfRg),-N(Rf)SO2Rg,-SO2Rf,-S(O)2N(RfRg),-CO2Rf、トリアルキルアミノ、アリールまたはヘテロアリールであり;
Wが-C(RfRg)-, -N(Rf)-, -O-, -S-, -S(O)-または−S(O)2−であり;
Cyがシクロアルキル、スピロシクロアルキル、シクロアルケニル、スピロシクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;Cyはハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−N(RfRg)、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択される1〜6個の置換基により任意に置換されており;
R3が−L1−J−L2−T1であり;
L1が-C(O)-,-S(O)2-,-N(Rf)C(O)-,−N(Rf)−,−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfRg)−または結合であり;
Jが−[C(RfRg)]n−、−N(Rf)−[C(RfRg)]n−もしくは結合であって、nがそれぞれ独立して0〜5の整数であるか;またはJが
【化5】
であって、式中、
D1およびD3は、それぞれ独立して
【化6】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmが0、1、2もしくは3であり;ただし
D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOであり;
L2が−C(RfRg)−,−C(RfG)−,−C(G)2−,−C(RfRg)−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfG)−,-C(RfRg)-C(G)2−または結合であり;
ただし、L1、JおよびL2の少なくとも1つが結合ではなく;
T1が−C(O)(ORf)、−C(O)N(Rf)S(O)2Rf、テトラゾリル、-S(O)2ORf,-C(O)NHC(O)-Rf,-Si(O)OH,-B(OH)2,-N(Rf)S(O)2Rf,-S(O)2NRf,-O-P(O)(ORf)ORfまたは−P(O)2(ORf)であり;
Gがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり;
Rfがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはNH2であり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されており;
Rgがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環はそれぞれ、ハロ、オキソ、-CN, -CHO, -CG3, -OH, -NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されている、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
A7が−CR3=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化7】
であり、かつB2が
【化8】
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNであり、かつA1〜A6の残りの環原子がそれぞれCである、請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、かつA6が−CX6=である、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、かつA5が−CX5=である、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、A6が−CX6=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化9】
であり、B2が
【化10】
であり、かつA3、A7、A4およびA5がそれぞれ:
−NX3−、−C(R3Rf)−、結合および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−NR3−、−C(X4)2−および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−C(R3Rf)−、−NX4−および−C(X5)2−;
−N=、−CR3=、−CX4=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−N=;
−NX3−、−CR3=、結合および−CX5=;または
−CX3=、−CR3=、結合および−NX5−
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、A5が−CX5=であり、A7が−CR3=であり、B1が
【化11】
であり、B2が
【化12】
であり、かつA2、A1、A8およびA6がそれぞれ:
−CX2=、−CX1=、−C(−W−Cy)および−N=;
−CX2=、−N=、−C(−W−Cy)および−N=;
−NX2−、−CX1=、−C(−W−Cy)=および結合;
−NX2−、結合、−C(−W−Cy)=および−CX6=;または
−CX2=、結合、−C(−W−Cy)=および−NX6−
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
A1,A2,A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化13】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化14】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNまたはOである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
X6が電子求引基である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
Cyが式:
【化15】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
Z1が−CH2CH2−である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
Z2が−CH2−である、請求項19に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
Z3が結合である、請求項20に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
X2がメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
Wが−O−である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
式(IIa)、(IIIa)または(IIIb):
【化16】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
A2が−CX2=であり、かつX2がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
A1がCHであり;
A3がCHであり;
A4がCHであり;
A5がCHであり;
A6がCHであり;
A7がC(R3)であり;
A8がC(−W−Cy)であり;
B1が
【化17】
であり;かつ
B2が
【化18】
である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
A1,A2,A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化19】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化20】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
RfおよびRgがそれぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項33】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
X6が電子求引基である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項35】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項36】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項37】
Cyが式:
【化21】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項38】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項39】
Z1が−CH2CH2−である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項40】
Z2が−CH2−である、請求項39に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項41】
Z3が結合である、請求項40に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項42】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項43】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項37に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項44】
X2がメチルである、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項45】
Wが−O−である、請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項46】
S1P5アンタゴニストまたはアゴニスト活性を示す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項47】
S1P4アンタゴニストまたはアゴニスト活性を示す、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項48】
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)プロパンアミド;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)プロパンアミド;
2−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)ブタン酸;
2−(((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)(メチル)アミノ)酢酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−(((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)(メチル)アミノ)プロパン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)ピロリジン−3−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
3−((6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)−2,2−ジフルオロプロパン酸;
2,2−ジフルオロ−3−((6−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ナフタレン−2−イル)メチルアミノ)プロパン酸;
2−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酢酸;
4−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酪酸;
4−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)酪酸;
(R)−1−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(S)−1−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
4−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)酪酸;
5−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ペンタン酸;
6−((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)ヘキサン酸;
4−(6−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ブタン酸;
4−(6−(cis−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ブタン酸;
2−(((2−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)ナフタレン−6−イル)メチル)アミノ)エチルホスホン酸;
2−(2−(5−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)インドリン−1−イル)−2−オキソエチルアミノ)エチルホスホン酸;
3−アミノ−4−(5−(trans−4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)インドリン−1−イル)−4−オキソ−ブタン酸;
3−{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−プロピオン酸;
{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−酢酸;
4−{[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アミノ}−酪酸;
1−[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−アゼチジン−3−カルボン酸;および
1−[6−(4−tert−ブチル−シクロヘキシルオキシ)−8−メチル−ナフタレン−2−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボキシラート
からなる群より選択される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項49】
薬学的に許容される担体と式(I):
【化22】
の化合物とを含む医薬組成物であって、式中:
A1が-CX1=,−C(X1)2−,-N=,-NX1−,−O−,−S−または結合であり;
A2が-CX2=,−C(X2)2−,-N=,-NX2−,−O−または−S−であり;
A3が-CX3=,−C(X3)2−,-N=,-NX3−,−O−,−S−または結合であり;
A4が-CX4=,−C(X4)2−,-N=,-NX4−,−O−,−S−または結合であり;
A5が-CX5=,−C(X5)2−,-N=,-NX5−,−O−または−S−であり;
A6が-CX6=,−C(X6)2−,-N=,-NX6−,−O−,−S−または結合であり;
A7が−C(R3)=、−C(R3Rf)−または−NR3−であり;
A8が−C(−W−Cy)=、−C(−W−Cy)(Rf)−または−N(−W−Cy)−であり;
B1が
【化23】
であり;
B2が
【化24】
であり;
ただし、A1、A3、A4およびA6のうちの1つ以下が結合であり;
ただし、B1およびB2の両方が同時には
【化25】
でなく;かつ
ただし、A1〜A8およびB1〜B2のうちの4個以下の環原子がN、OまたはSであり;
X1,X2,X3,X4,X5およびX6がそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシ、アシル、アミノアシル、-N(RfRg),-N(Rf)SO2Rg,-SO2Rf,-S(O)2N(RfRg),-CO2Rf、トリアルキルアミノ、アリールまたはヘテロアリールであり;
Wが−C(RfRg)−、−N(Rf)−、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−であり;
Cyがシクロアルキル、スピロシクロアルキル、シクロアルケニル、スピロシクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;Cyがハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−N(RfRg)、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択される1〜6個の置換基で任意に置換されており;
R3が−L1−J−L2−T1であり;
L1が-C(O)-,-S(O)2-,-N(Rf)C(O)-,−N(Rf)−,−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfRg)−または結合であり;
Jが−[C(RfRg)]n−、−N(Rf)−[C(RfRg)]n−もしくは結合であり、式中、nはそれぞれ独立して0〜5までの整数であるか;またはJが
【化26】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化27】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつD4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOであり;
L2が−C(RfRg)−,−C(RfG)−,−C(G)2−,−C(RfRg)−C(RfRg)−,−C(RfRg)−C(RfG)−,-C(RfRg)-C(G)2−または結合であり;
ただし、L1、JおよびL2のうちの少なくとも1つが結合ではなく;
T1が−C(O)(ORf)、−C(O)N(Rf)S(O)2Rf、テトラゾリル、-S(O)2ORf,-C(O)NHC(O)-Rf,-Si(O)OH,-B(OH)2,-N(Rf)S(O)2Rf,-S(O)2NRf,-O-P(O)(ORf)ORfまたは−P(O)2(ORf)であり;
Gがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり;
Rfがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはNH2であり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されており;
Rgがそれぞれ独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環がそれぞれハロ、オキソ、−CN、−CHO、−CG3、−OH、−NO2、アルキル、−OCG3、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アルキルスルホニル、アルキルアミノスルホニルおよびジアルキルアミノスルホニルからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で任意に置換されている、医薬組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項50】
A7が−CR3=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化28】
であり、かつB2が
【化29】
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項51】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNである、請求項50に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項52】
A1〜A6の0、1または2個の環原子がNであり、かつA1〜A6の残りの環原子がそれぞれCである、請求項50に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項53】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、かつA6が−CX6=である、請求項52に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項54】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、かつA5が−CX5=である、請求項52に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項55】
A1が−CX1=であり、A2が−CX2=であり、A6が−CX6=であり、A8が−C(−W−Cy)=であり、B1が
【化30】
であり、B2が
【化31】
であり、かつA3、A7、A4およびA5がそれぞれ:
−NX3−、−C(R3Rf)−、結合および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−NR3−、−C(X4)2−および−C(X5)2−;
−C(X3)2−、−C(R3Rf)−、−NX4−および−C(X5)2−;
−N=、−CR3=、−CX4=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−CX5=;
−N=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−CX4=および−N=;
−CX3=、−CR3=、−N=および−N=;
−NX3−、−CR3=、結合および−CX5=;または
−CX3=、−CR3=、結合および−NX5−
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項56】
A3が−CX3=であり、A4が−CX4=であり、A5が−CX5=であり、A7が−CR3=であり、B1が
【化32】
であり、B2が
【化33】
であり、かつA2、A1、A8およびA6がそれぞれ:
−CX2=、−CX1=、−C(−W−Cy)および−N=;
−CX2=、−N=、−C(−W−Cy)および−N=;
−NX2−、−CX1=、−C(−W−Cy)=および結合;
−NX2−、結合、−C(−W−Cy)=および−CX6=;または
−CX2=、結合、−C(−W−Cy)=および−NX6−
である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項57】
A1、A2、A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項58】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化34】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化35】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつD4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項59】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項60】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項61】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf),−O−P(O)(ORf)ORf,−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項62】
X6が電子求引基である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項63】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項64】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項65】
Cyが式:
【化36】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項66】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項67】
Z1が−CH2CH2−である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項68】
Z2が−CH2−である、請求項67に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項69】
Z3が結合である、請求項68に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項70】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項71】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項65に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項72】
X2がメチルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項73】
Wが−O−である、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項74】
A2が−CX2=であり、かつX2がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチルである、請求項49に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項75】
A1がCHであり;
A3がCHであり;
A4がCHであり;
A5がCHであり;
A6がCHであり;
A7がC(R3)であり;
A8がC(−W−Cy)であり;
B1が
【化37】
であり;かつ
B2が
【化38】
である、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項76】
A1、A2、A5〜A8およびB1〜B2の環原子がそれぞれCであり、かつA3およびA4がそれぞれ独立してCまたはNである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項77】
L1が−C(RfRg)−であり、かつJが−NRf−または
【化39】
であって、式中、
D1およびD3はそれぞれ独立して
【化40】
であり;
D2は-[C(RfRg)]k−,-[C(RfRg)]k−N(Rf)-,-[C(RfRg)]k−O-,-N(Rf)-もしくは−N(Rf)−[(CRfRg)]k−であり;かつ
D4は−[C(RfRg)]m−であり;
式中、kは1もしくは2であり;かつmは0、1、2もしくは3であり;
ただし、D1〜D4の2個以下の環原子はNもしくはOである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項78】
RfおよびRgが、それぞれ独立して水素またはアルキルである、請求項74に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項79】
T1が−C(O)(ORf)である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項80】
T1が−C(O)N(Rf)S(O2Rf)、−O−P(O)(ORf)ORf、−P(O2)(ORf)、テトラゾリルまたは−S(O)2ORfである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項81】
X6が電子求引基である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項82】
X6がハロ、アルキルまたはハロアルキルである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項83】
Gがそれぞれ独立してフルオロまたはヒドロキシである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項84】
Cyが式:
【化41】
を有し、式中:
Z1が結合、−[C(RdRe)]x−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z2が結合、−[C(RdRe)]y−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
Z3が結合、−[C(RdRe)]z−、−CRd=CRe−、−O−または−NRf−であり;
x、yおよびzがそれぞれ独立して1、2または3であり;
Rdがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
Reがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシまたはシクロアルキルであり;
R1aおよびR1bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR1bが、一緒になった場合、C2〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R2aおよびR2bがそれぞれ独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRg、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、アシル、シクロアルキルアシル、シクロアルケニルアシル、ヘテロシクリルアシル、アリールアシル、ヘテロアリールアシル、チオアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリールであるか;または
R1aおよびR2aが、一緒になった場合、C1〜C5アルキレンもしくはC2〜C5アルケニレンであり;
R1a、R1b、R2aおよびR2bがそれぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、−NRfRgまたは−CO2Rfから選択される0〜5個の置換基で置換されている、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項85】
R1aおよびR2aが共に水素である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項86】
Z1が−CH2CH2−である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項87】
Z2が−CH2−である、請求項86に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項88】
Z3が結合である、請求項87に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項89】
R1bがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、ネオペンチルオキシ、シクロペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはシクロヘキシルオキシである、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項90】
WがOであり、Z1が−[C(RdRe)]x−であり、Z2が−[C(RdRe)]y−であり、かつZ3が−[C(RdRe)]z−である、請求項84に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項91】
X2がメチルである、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項92】
Wが−O−である、請求項75に記載の組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項93】
式(IIa)、(IIIa)または(IIIb):
【化42】
である、請求項49に記載の組成物。
【請求項94】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、スフィンゴシン1−リン酸受容体の活性が関連し、かつそのような活性のアゴニズムが望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項95】
前記病的状態が多発性硬化症、自己免疫疾患、慢性炎症性疾患、喘息、炎症性神経障害、関節炎、移植、クローン病、潰瘍性大腸炎、エリテマトーデス、乾癬、虚血再灌流傷害、固形腫瘍、腫瘍転移、血管新生関連疾患、血管疾患、疼痛状態、急性ウイルス性疾患、炎症性腸状態、インスリン依存性または非インスリン依存性糖尿病である、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記病的状態が神経障害性疼痛である、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記病的状態が自己免疫疾患である、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
前記哺乳動物に、副腎皮質ステロイド剤、気管支拡張剤、抗喘息剤、抗炎症剤、抗リウマチ剤、免疫抑制剤、抗代謝剤、免疫調節剤、抗乾癬剤および抗糖尿病剤からなる群より選択される、有効量の薬物を投与することをさらに含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記自己免疫疾患が、ブドウ膜炎、1型糖尿病、関節リウマチ、炎症性腸疾患または多発性硬化症である、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
前記自己免疫疾患が多発性硬化症である、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記病的状態の予防または治療が、リンパ球輸送を変化させることである、請求項94に記載の方法。
【請求項102】
リンパ球輸送を変化させることが同種移植片生着の延長をもたらす、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記同種移植片が移植のためである、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、S1Pリアーゼの活性が関連し、かつS1Pリアーゼの阻害が望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項105】
哺乳動物における病的状態または症状の予防または治療のための方法であって、スフィンゴシン1−リン酸受容体の活性が関連し、かつそのような活性の拮抗作用が望まれ、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項106】
前記病的状態が、多発性硬化症、自己免疫疾患、慢性炎症性障害、喘息、炎症性神経障害、関節炎、移植、クローン病、潰瘍性大腸炎、エリテマトーデス、乾癬、虚血再灌流傷害、固形腫瘍、腫瘍転移、血管新生関連疾患、血管疾患、疼痛状態、急性ウイルス性疾患、炎症性腸状態、インスリン依存性もしくは非インスリン依存性糖尿病、細胞遊走阻害、エフェクターサイトカインの過増殖および過分泌、または抑制性サイトカインIL−10の分泌欠如である、請求項105に記載の方法。
【公表番号】特表2013−501074(P2013−501074A)
【公表日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−523962(P2012−523962)
【出願日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/044607
【国際公開番号】WO2011/017561
【国際公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/044607
【国際公開番号】WO2011/017561
【国際公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]