説明

C型肝炎ウイルス複製の新規な阻害剤

本発明の実施形態は、一般式Iの化合物、ならびに対象化合物を含む医薬組成物を含む組成物を提供する。本発明の実施形態は、それを必要とする個体に有効量の対象化合物または組成物を投与することを一般に含む、C型肝炎ウイルス感染症を治療する方法を含む治療方法をさらに提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、
nは0〜3の整数であり、
R1は、H、-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルからなる群から選択されるか、またはZ2がOまたはSである場合、R1は存在せず、nは0であり、
ここで、R1が-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルまたは-C(O)-ヘテロシクリルアラルキルである場合には、nは0ではなく、
A1およびA2は、任意選択で置換されたアリールおよび任意選択で置換されたヘテロアリールからなる群から独立に選択され、
L1は、オキシ、C1〜6アルコキシ、-NR5C(O)-アルキル-、-NR5C(O)CH2S-、-NR5CH2-であるか、または存在せず、
L2は、-CR3aR3b-、-CR3aR3bCR3aR3b-、-CR3a=CR3a-であるか、または存在せず、
各R3aおよび各R3bは、H、ハロ、ヒドロキシ、NH3+、-NHC(O)NH2、-NHC(O)OR9、-NHC(O)R9、および任意選択で置換された:C1〜6アルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクリル-アルキル、ヘテロアラルキル、アラルキルもしくはアリールからなる群から独立に選択されるか、またはR3aとR3bは一緒になってオキソを形成しており、
R3aは、R2と一緒になって任意選択で置換されたシクロアルキルまたは任意選択で置換されたヘテロシクリルを任意選択で形成しており、
Yは、H、ハロ、エチニル、-C(O)H、-CN、-C(O)OR4、-C(O)NR5R6、-C(O)NHSO2R9、-PO3H2、1H-テトラゾール-5-イル、1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル、1H-ピラゾール-5-イル、1,2-ジヒドロ-1,2,4-トリアゾール-3-オン-5-イルおよび1,2-ジヒドロ-ピラゾール-3-オン-5-イルからなる群から選択され、
ここで、YがHである場合には、
少なくとも1つのR3aもしくはR3bは任意選択で置換されたアリールであるか、または、
R1は-A1-L1-A2または任意選択で置換された:アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルであり、
R7は、H、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルからなる群から選択され、
R10は、H、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、もしくは存在せず、またはR7とR10は一緒になって任意選択で置換された環または環系を形成しており、
R11は、H、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、または存在せず、
各Z1は独立にCまたはNであり、
Z2は、CH、N、OまたはSであり、
Z3はCまたはNであり、
R2は、H、-C(O)OR4、-C(O)NR5R6、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、-C(O)NHCH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:アルキル、-C(O)-アルキル、アリール、-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルまたはヘテロアラルキルからなる群から選択され、
ここで、R1が-A1-L1-A2または任意選択で置換された:アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルでない場合には、
R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、-CH2-(任意選択で置換されたヘテロアリール)および任意選択で置換された-C(O)-アラルキルからなる群から選択され、
少なくとも1つのR3aまたはR3bは任意選択で置換されたヘテロアラルキルであり、
Yは-C(O)OHもしくは-C(O)Hであり、少なくとも1つのZ1はNであるか、
Yは-C(O)OHもしくは-C(O)Hであり、R10はフェニルもしくは-O-ベンジルであるか、
Yは-C(O)OHもしくは-C(O)Hであり、R11は-O-(任意選択で置換されたフェニル)であるか、または
Yは-C(O)OHもしくは-C(O)Hであり、R7は-O-ベンジルであり、R10は-O-メチルであり、
R4はHまたは任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアラルキルであり、
R5およびR6は、H、CN、および任意選択で置換された:C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、ヘテロシクリル、-ヘテロシクリル-C(O)OR4、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルもしくはシクロアルキルアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択されるか、またはR5とR6は一緒になって任意選択で置換された環または環系を形成しており、
R9は、アルキル、シクロアルキルおよびアリールからなる群から選択され、
ただし、
R1が、ピリジン、ピリミジンもしくはキノリンであるか、またはR1がナフタレンであり、nが0ではない場合、YはCO2Hではなく、
R1が非置換フェニルである場合、Yは、-C(O)OMe、-C(O)OEt、-C(O)O-t-Bu、-C(O)OBn、-C(O)NMe2、-C(O)NEt2または-C(O)N(i-Pr)2ではなく、
nが3未満であり、R1が非置換フェニルまたは非置換ビフェニルであり、Yが-C(O)OHである場合、R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルもしくはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、またはR7は-OBnもしくはBrであり、
Yが-C(O)OHであり、R1が、単一のハロゲン、-SO2Me、-OCF3、-OCF2CF3、-OCF2CF2H、-NC(O)CH2Br、-Me、-SCH3もしくは-t-Buで置換されたフェニルであるか、またはR1がジオキソラン環と縮合したフェニルである場合、R7は-OBnまたはBrであり、
Yが-C(O)OMeであり、R1が単一のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
Yが-C(O)OEtであり、R1が、単一のハロゲン、-SO2Me、-NH2、-OH、-OCH3もしくは-NO2または2個のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
Yが-C(O)O-(置換フェニル)であり、R1が2個のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
Yが-C(O)O-アルキル-フェニルであり、R1が非置換フェニルまたは単一のBrで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
nが0であり、R1が非置換フェニルまたは単一のメチルで置換されたフェニルである場合、R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルもしくはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、またはR7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1がメトキシであり、A1が非置換フェニルであり、A2が単一のCF3で置換されたフェニルであり、Yが-C(O)OHである場合、R7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1が存在せず、A1がベンゾフランであり、A2がチアゾールであり、Yが-C(O)OHである場合、R7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1がメトキシであるかまたは存在せず、A1が非置換フェニルであり、A2が非置換フェニルであり、R2がアルキルであり、Yが-C(O)O-アルキルである場合、R7は-OBnである)
の構造を有する化合物または薬剤として許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
式I:
【化2】

(式中、
nは0〜3の整数であり、
R1は、H、-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキル、-C(O)-ヘテロアリールもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルからなる群から選択されるか、またはZ2がOまたはSである場合、R1は存在せず、nは0であり、
R1が、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルまたは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルである場合、nは0ではなく、
A1およびA2は、任意選択で置換されたアリールおよび任意選択で置換されたヘテロアリールからなる群から独立に選択され、
L1は、オキシ、C1〜6アルコキシ、-NR5C(O)-アルキル-、-NR5C(O)CH2S-、-NR5CH2-、-NR5であるか、または存在せず、
L2は、-CR3aR3b-、-CR3aR3bCR3aR3b-、-CR3a=CR3a-であるか、または存在せず、
各R3aおよび各R3bは、H、ハロ、ヒドロキシ、NH3+、-NHC(O)NH2、-NHC(O)OR9、-NHC(O)R9、-C(O)R4および任意選択で置換された:C1〜6アルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクリル-アルキル、ヘテロアラルキル、アラルキルもしくはアリールからなる群から独立に選択されるか、またはR3aとR3bは一緒になってオキソを形成しており、
R3aは、R2と一緒になって任意選択で置換されたシクロアルキルまたは任意選択で置換されたヘテロシクリルを任意選択で形成しており、
Yは、H、ハロ、エチニル、-C(O)H、-CN、-C(O)OR4、-C(O)NR5R6、-C(O)NHSO2R9、-C(O)NHOR4、-C(O)OCH3OC(O)R4、-NHC(O)R4、-C(O)NHOR4、-C(O)OCH3OR4、-PO3H2、1H-テトラゾール-5-イル、1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル、1H-ピラゾール-5-イル、1,2-ジヒドロ-1,2,4-トリアゾール-3-オン-5-イルおよび1,2-ジヒドロ-ピラゾール-3-オン-5-イルからなる群から選択され、
ここで、YがHである場合には、
少なくとも1つのR3aまたはR3bは任意選択で置換されたアリールであるか、あるいは、R1は-A1-L1-A2または任意選択で置換された:アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルであり、
R7は、H、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルからなる群から選択され、
R10は、H、ハロ、-CN、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルからなる群から選択され、もしくは存在しないか、またはR7とR10は一緒になって任意選択で置換された環または環系を形成しており、
R11は、H、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHSO2R9、-CH2NHC(O)R4、および任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、または存在せず、
各Z1は独立にCまたはNであり、
Z2は、CH、N、OまたはSであり、
Z3はCまたはNであり、
R2は、H、-C(O)OR4、-C(O)NR5R6、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、-C(O)NHCH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:アルキル、-C(O)-アルキル、アリール、-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルまたはヘテロアラルキルからなる群から選択され、
R1が-A1-L1-A2または任意選択で置換された:アリール、ヘテロアリール、-C(O)-アリール、-C(O)-アラルキルもしくは-C(O)-ヘテロシクリル-アラルキルでない場合、
R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、-CH2-(任意選択で置換されたヘテロアリール)および任意選択で置換された-C(O)-アラルキルからなる群から選択され、
少なくとも1つのR3aまたはR3bは任意選択で置換されたヘテロアラルキルであり、
Yは-C(O)OHまたは-C(O)Hであり、少なくとも1つのZ1はNであるか、
Yは-C(O)OHまたは-C(O)Hであり、R10はフェニル、1つもしくは複数のアミノで置換されたフェニルまたは-O-ベンジルであるか、
Yは-C(O)OHまたは-C(O)Hであり、R11は-O-(任意選択で置換されたフェニル)であるか、あるいは
Yは-C(O)OHまたは-C(O)Hであり、R7は-O-ベンジルであり、R10は-O-メチルであり、
R4は、Hまたは任意選択で置換された:アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアラルキルであり、
R5およびR6は、H、CN、および任意選択で置換された:C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、ヘテロシクリル、-ヘテロシクリル-C(O)OR4、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルもしくはシクロアルキル-アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択されるか、またはR5とR6は一緒になって任意選択で置換された環または環系を形成しており、
R9は、アルキル、シクロアルキルおよびアリールからなる群から選択され、ただし、
R1が、ピリジン、ピリミジンもしくはキノリンであるか、またはR1がナフタレンであり、nが0でない場合、YはCO2Hではなく、
R1が非置換フェニルである場合、Yは、-C(O)OMe、-C(O)OEt、-C(O)O-t-Bu、-C(O)OBn、-C(O)NMe2、-C(O)NEt2または-C(O)N(i-Pr)2ではなく、
nが3未満であり、R1が非置換フェニルまたは非置換ビフェニルであり、Yが-C(O)OHである場合、R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルもしくはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、またはR7は-OBn、Brまたは1つもしくは複数のアミノで置換されたフェニルであり、
Yが-C(O)OHであり、R1が、単一のハロゲン、-SO2Me、-OCF3、-OCF2CF3、-OCF2CF2H、-NC(O)CH2Br、-Me、-SCH3または-t-Buで置換されたフェニルであるか、またはR1がジオキソラン環と縮合したフェニルである場合、R7は-OBnまたはBrであり、
Yが-C(O)OMeであり、R1が単一のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
Yが-C(O)OEtであり、R1が、単一のハロゲン、-SO2Me、-NH2、-OH、-OCH3もしくは-NO2、または2個のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであるか、またはR10は1つもしくは複数のニトロで置換されたフェニルであり、
Yが-C(O)O-(置換フェニル)であり、R1が2個のClで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
Yが-C(O)O-アルキル-フェニルであり、R1が非置換フェニルまたは単一のBrで置換されたフェニルである場合、R7は-OBnであり、
nが0であり、R1が非置換フェニルまたは単一のメチルで置換されたフェニルである場合、R2は、-C(O)-A1-L1-A2、-CH2-A1-L1-A2、-C(O)CH2-A1-L1-A2、および任意選択で置換された:-C(O)-アリール、アラルキル、-C(O)-アラルキルもしくはヘテロアラルキルからなる群から選択されるか、またはR7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1がメトキシであり、A1が非置換フェニルであり、A2が単一のCF3で置換されたフェニルであり、Yが-C(O)OHである場合、R7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1が存在せず、A1がベンゾフランであり、A2がチアゾールであり、Yが-C(O)OHである場合、R7は-OBnであり、
R1が-A1-L1-A2であり、L1がメトキシであるかまたは存在せず、A1が非置換フェニルであり、A2が非置換フェニルであり、R2がアルキルであり、Yが-C(O)O-アルキルである場合、R7は-OBnである)
の構造を有する化合物または薬剤として許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくはプロドラッグ。
【請求項3】
R1が任意選択で置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R1が任意選択で置換されたヘテロアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
R1が-A1-L1-A2である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
A1およびA2が任意選択で置換されたフェニルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Yが-C(O)OR4である、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
Yが-C(O)OHである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R7がHではない、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R7が、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4および-CH2NHC(O)R4からなる群から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
R7が臭素または-O-ベンジルである、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
R2が-C(O)NR5R6である、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R2が任意選択で置換されたヘテロアラルキルである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
R2が-C(O)NHCH2-A1-L1-A2および-C(O)-A1-L1-A2からなる群から選択される、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
A1およびA2が任意選択で置換されたフェニルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R10がHではない、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
R10が、ハロ、-CH=CH-C(O)OR4、-OR4、-SR4、-CH2NHC(O)OR4、-CH2NHC(O)R4、任意選択で置換されたアリールおよび任意選択で置換されたヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
少なくとも1つのR3aまたはR3bが任意選択で置換されたアラルキルである、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
本明細書に記載した表1から表39の化合物の式からなる群から選択される式を有する、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物がプロドラッグである、請求項1から19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物および薬剤として許容される賦形剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項22】
NS3/NS4ヘリカーゼを、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物または請求項21に記載の組成物と接触させることを含むNS3/NS4ヘリカーゼ活性の阻害方法。
【請求項23】
前記接触をインビボで実施する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
C型肝炎感染症に罹患した対象を特定する工程と、前記化合物または組成物を前記対象に、前記感染症を治療するのに有効な量で投与する工程とをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記接触をエクスビボで実施する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
持続性ウイルス応答が達成される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
個体に有効量のヌクレオシド類似体を投与する工程をさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記ヌクレオシド類似体が、リバビリン、レボビリン、ビラミジン、L-ヌクレオシドおよびイサトリビンから選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
一日に約400mg〜約3600mgの量で経口投与されるピルフェニドンまたはピルフェニドン類似体を個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
有効量のNS3プロテアーゼ阻害剤を個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項31】
有効量のNS5B RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤を個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項32】
エタネルセプト、インフリキシマブおよびアダリムマブからなる群から選択される有効量の腫瘍壊死因子アンタゴニストを個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項33】
有効量のリトナビルを個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項34】
有効量のインターフェロン-γ(IFN-γ)を個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項35】
前記IFN-γを約10μg〜約300μgの量で皮下投与する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
有効量のインターフェロン-α(IFN-α)を個体に投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項37】
前記IFN-αがINFERGENコンセンサスIFN-αである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
3'-アジドチミジン、2',3'-ジデオキシイノシン、2',3'-ジデオキシシチジン、2-,3-ジデヒドロ-2',3'-ジデオキシチミジン、コンビビル、アバカビル、アデホビルジポキシル、シドホビル、リトナビルおよびイノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤から選択される有効量の薬剤を投与する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項39】
塩である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が塩である、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項41】
有効量の界面活性剤を前記溶液に加える工程を含む溶液中のNS3のプロテアーゼ活性を増大させる方法。
【請求項42】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
Triton X100を加える、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記増大したNS3のプロテアーゼ活性が、基礎NS3プロテアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
有効量の界面活性剤を前記溶液に加える工程を含む溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を増大させる方法。
【請求項49】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
Triton X100を加える、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記増大したNS3のヘリカーゼ活性が、基礎NS3ヘリカーゼ活性の少なくとも200%である、請求項48に記載の方法。
【請求項55】
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加える工程を含む溶液中のNS3のプロテアーゼ活性を増大させる方法。
【請求項56】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項60】
Triton X100を加える、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記増大したNS3のプロテアーゼ活性が、基礎NS3プロテアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項55に記載の方法。
【請求項63】
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加える工程を含む溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を増大させる方法。
【請求項64】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
Triton X100を加える、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記増大したNS3のヘリカーゼ活性が、基礎NS3ヘリカーゼ活性の少なくとも200%である、請求項63に記載の方法。
【請求項71】
溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を測定する方法であって、
有効量の界面活性剤を前記溶液に加えてNS3のヘリカーゼ活性を増大させる工程と、
二本鎖オリゴヌクレオチドを前記溶液に加える工程であって、前記オリゴヌクレオチドが、一方の鎖上にある検出可能なマーカーと、他方の鎖上にある前記検出可能なマーカーからのシグナルをクエンチする部分とを含む工程と、
NS3がオリゴヌクレオチドを巻き戻し、その結果、2つの鎖が分離されるようにする工程と、
前記検出可能なマーカーによって発生したシグナルを測定する工程と
を含む方法。
【請求項72】
前記検出可能なマーカーを含む鎖に相補的な捕獲オリゴヌクレオチドを加える工程をさらに含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記オリゴヌクレオチドの(+)鎖が検出可能なマーカーを含み、(-)鎖がクエンチング部分を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記検出可能なマーカーが蛍光マーカーである、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
前記蛍光マーカーが赤味シフト染料である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記赤味シフト染料がMR121およびAtto647からなる群から選択され、クエンチング部分が3つの連続したグアノシン残基である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記クエンチング部分がビオチン標識をさらに含む、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
ストレプトアビジンを前記溶液に加えてビオチン標識と結合させ、検出可能なマーカーによって生成されたシグナルをさらにクエンチする、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項71に記載の方法。
【請求項80】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
Triton X100を加える、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記増大したNS3のヘリカーゼ活性が、基礎NS3ヘリカーゼ活性の少なくとも200%である、請求項71に記載の方法。
【請求項85】
溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を阻害する化合物の能力を測定する方法であって、
前記化合物を前記溶液に加える工程と、
有効量の界面活性剤を前記溶液に加えてNS3のヘリカーゼ活性を増大させる工程と、
二本鎖オリゴヌクレオチドを前記溶液に加える工程であって、前記オリゴヌクレオチドが、一方の鎖上にある検出可能なマーカーと、他方の鎖上にある前記検出可能なマーカーからのシグナルをクエンチする部分とを含む工程と、
NS3がオリゴヌクレオチドを巻き戻し、その結果、2つの鎖が分離されるようにする工程と、
前記検出可能なマーカーによって発生したシグナルを測定する工程と、
前記シグナルと前記化合物の不存在下で生成したシグナルとを比較して、前記化合物がNS3のヘリカーゼ活性を阻害する能力を判定する工程と
を含む方法。
【請求項86】
検出可能なマーカーを含む鎖に相補的な捕獲オリゴヌクレオチドを加える工程をさらに含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記オリゴヌクレオチドの(+)鎖が検出可能なマーカーを含み、(-)鎖がクエンチング部分を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
前記検出可能なマーカーが蛍光マーカーである、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記蛍光マーカーが赤味シフト染料である、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記赤味シフト染料がMR121およびAtto647からなる群から選択され、クエンチング部分が3つの連続したグアノシン残基である、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記クエンチング部分がビオチン標識をさらに含む、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
ストレプトアビジンを前記溶液に加えてビオチン標識と結合させ、検出可能なマーカーによって生成されたシグナルをさらにクエンチする、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項85に記載の方法。
【請求項94】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
Triton X100を加える、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記増大したNS3のヘリカーゼ活性が、基礎NS3ヘリカーゼ活性の少なくとも200%である、請求項85に記載の方法。
【請求項99】
溶液中のNS3のATPアーゼ活性を測定する方法であって、
有効量の界面活性剤を前記溶液に加えてNS3のATPアーゼ活性を増大させる工程と、
ATP基質を前記溶液に加える工程と、
ADPに特異的な抗体を前記溶液に加える工程と、
検出可能なマーカーと結合したADPを前記溶液に加える工程と、
前記溶液をインキュベートして、NS3に、ATPをADPへ脱リン酸化させる工程と、
前記抗体と結合した検出可能なマーカーの量を測定する工程であって、前記検出可能なマーカーからの減少したシグナルを、増大したNS3のATPアーゼ活性と相関させる工程と
を含む方法。
【請求項100】
前記検出可能なマーカーからのシグナルを測定する前に、停止液を加えてNS3のATPアーゼ活性を停止させる、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記検出可能なマーカーが蛍光標識である、請求項99に記載の方法。
【請求項102】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項99に記載の方法。
【請求項103】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項102に記載の方法。
【請求項105】
Triton X100を加える、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記増大したNS3のATPアーゼ活性が、基礎NS3ATPアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項99に記載の方法。
【請求項108】
溶液中のNS3のATPアーゼ活性を阻害する化合物の能力を測定する方法であって、
前記化合物を前記溶液に加える工程と、
有効量の界面活性剤を前記溶液に加えてNS3のATPアーゼ活性を増大させる工程と、
ATP基質を前記溶液に加える工程と、
ADPに特異的な抗体を前記溶液に加える工程と、
検出可能なマーカーと結合したADPを前記溶液に加える工程と、
前記溶液をインキュベートして、NS3に、ATPをADPへ脱リン酸化させる工程と、
前記抗体と結合した検出可能なマーカーの量を測定する工程であって、前記検出可能なマーカーからの減少したシグナルを、増大したNS3のATPアーゼ活性と相関させる工程と、
前記シグナルと前記化合物の不存在下で生成したシグナルとを比較して、前記化合物がNS3のヘリカーゼ活性を阻害する能力を判定する工程と
を含む方法。
【請求項109】
前記検出可能なマーカーからのシグナルを測定する前に、停止液を加えてNS3のATPアーゼ活性を停止させる、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記検出可能なマーカーが蛍光標識である、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
前記界面活性剤がLDAOである、請求項108に記載の方法。
【請求項112】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される第2の界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項111に記載の方法。
【請求項114】
Triton X100を加える、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記増大したNS3のATPアーゼ活性が、基礎NS3ATPアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項108に記載の方法。
【請求項117】
溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を測定する方法であって、
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加えてNS3のヘリカーゼ活性を増大させる工程と、
二本鎖オリゴヌクレオチドを前記溶液に加える工程であって、前記オリゴヌクレオチドが、一方の鎖上にある検出可能なマーカーと、他方の鎖上にある前記検出可能なマーカーからのシグナルをクエンチする部分とを含む工程と、
NS3がオリゴヌクレオチドを巻き戻し、その結果、2つの鎖が分離されるようにする工程と、
前記検出可能なマーカーによって発生したシグナルを測定する工程と
を含む方法。
【請求項118】
前記検出可能なマーカーを含む鎖に相補的な捕獲オリゴヌクレオチドを加える工程をさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記オリゴヌクレオチドの(+)鎖が検出可能なマーカーを含み、(-)鎖がクエンチング部分を含む、請求項117に記載の方法。
【請求項120】
前記検出可能なマーカーが蛍光マーカーである、請求項117に記載の方法。
【請求項121】
前記蛍光マーカーが赤味シフト染料である、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記赤味シフト染料がMR121およびAtto647からなる群から選択され、クエンチング部分が3つの連続したグアノシン残基である、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記クエンチング部分がビオチン標識をさらに含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
ストレプトアビジンを前記溶液に加えてビオチン標識と結合させ、検出可能なマーカーによって生成されたシグナルをさらにクエンチする、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項117に記載の方法。
【請求項126】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項117に記載の方法。
【請求項127】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項129】
Triton X100を加える、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記増大したNS3のプロテアーゼ活性が、基礎NS3プロテアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項117に記載の方法。
【請求項132】
溶液中のNS3のヘリカーゼ活性を阻害する化合物の能力を測定する方法であって、
前記化合物を前記溶液に加える工程と、
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加えてNS3のヘリカーゼ活性を増大させる工程と、
二本鎖オリゴヌクレオチドを前記溶液に加える工程であって、前記オリゴヌクレオチドが、一方の鎖上にある検出可能なマーカーと、他方の鎖上にある前記検出可能なマーカーからのシグナルをクエンチする部分とを含む工程と、
NS3がオリゴヌクレオチドを巻き戻し、その結果、2つの鎖が分離されるようにする工程と、
前記検出可能なマーカーによって発生したシグナルを測定する工程と、
前記シグナルと前記化合物の不存在下で生成したシグナルとを比較して、前記化合物がNS3のヘリカーゼ活性を阻害する能力を判定する工程と
を含む方法。
【請求項133】
前記検出可能なマーカーを含む鎖に相補的な捕獲オリゴヌクレオチドを加える工程をさらに含む、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記オリゴヌクレオチドの(+)鎖が検出可能なマーカーを含み、(-)鎖がクエンチング部分を含む、請求項132に記載の方法。
【請求項135】
前記検出可能なマーカーが蛍光マーカーである、請求項132に記載の方法。
【請求項136】
前記蛍光マーカーが赤味シフト染料である、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記赤味シフト染料がMR121およびAtto647からなる群から選択され、クエンチング部分が3つの連続したグアノシン残基である、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記クエンチング部分がビオチン標識をさらに含む、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
ストレプトアビジンを前記溶液に加えてビオチン標識と結合させ、検出可能なマーカーによって生成されたシグナルをさらにクエンチする、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項132に記載の方法。
【請求項141】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項132に記載の方法。
【請求項142】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項132に記載の方法。
【請求項144】
Triton X100を加える、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
前記増大したNS3のヘリカーゼ活性が、基礎NS3ヘリカーゼ活性の少なくとも200%である、請求項132に記載の方法。
【請求項147】
溶液中のNS3のATPアーゼ活性を測定する方法であって、
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加えてNS3のATPアーゼ活性を増大させる工程と、
ATP基質を前記溶液に加える工程と、
ADPに特異的な抗体を前記溶液に加える工程と、
検出可能なマーカーと結合したADPを前記溶液に加える工程と、
前記溶液をインキュベートして、NS3に、ATPをADPへ脱リン酸化させる工程と、
前記抗体と結合した検出可能なマーカーの量を測定する工程であって、前記検出可能なマーカーからの減少したシグナルを、増大したNS3のATPアーゼ活性と相関させる工程と
を含む方法。
【請求項148】
前記検出可能なマーカーからのシグナルを測定する前に、停止液を加えてNS3のATPアーゼ活性を停止させる、請求項147に記載の方法。
【請求項149】
前記検出可能なマーカーが蛍光標識である、請求項147に記載の方法。
【請求項150】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項147に記載の方法。
【請求項151】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項147に記載の方法。
【請求項152】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項147に記載の方法。
【請求項154】
Triton X100を加える、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
前記増大したNS3のATPアーゼ活性が、基礎NS3ATPアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項147に記載の方法。
【請求項157】
溶液中のNS3のATPアーゼ活性を阻害する化合物の能力を測定する方法であって、
前記化合物を前記溶液に加える工程と、
有効量のアミンオキシドを前記溶液に加えてNS3のATPアーゼ活性を増大させる工程と、
ATP基質を前記溶液に加える工程と、
ADPに特異的な抗体を前記溶液に加える工程と、
検出可能なマーカーと結合したADPを前記溶液に加える工程と、
前記溶液をインキュベートして、NS3に、ATPをADPへ脱リン酸化させる工程と、
前記抗体と結合した検出可能なマーカーの量を測定する工程であって、前記検出可能なマーカーからの減少したシグナルを、増大したNS3のATPアーゼ活性と相関させる工程と、
前記シグナルと前記化合物の不存在下で生成したシグナルとを比較して、前記化合物がNS3のヘリカーゼ活性を阻害する能力を判定する工程と
を含む方法。
【請求項158】
前記検出可能なマーカーからのシグナルを測定する前に、停止液を加えてNS3のATPアーゼ活性を停止させる、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記検出可能なマーカーが蛍光標識である、請求項157に記載の方法。
【請求項160】
前記アミンオキシドが、N,N-ジメチルヘキシルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルオクチルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルノニルアミンN-オキシド、N,N-ジメチルデシルアミンN-オキシドおよびN,N-ジメチルドデシルアミンN-オキシドからなる群から選択される、請求項157に記載の方法。
【請求項161】
前記アミンオキシドがLDAOである、請求項157に記載の方法。
【請求項162】
前記LDAOが、前記溶液中に0.1mM〜1.0mMの濃度で存在する、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
Tween20、Triton X100、Pluronic F127、CHAPS、β-オクチルグルコシド、ラウリルマルトシド、N-ラウロイルサルコシンおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドからなる群から選択される界面活性剤を加える工程をさらに含む、請求項157に記載の方法。
【請求項164】
Triton X100を加える、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
Triton X100が、前記溶液中に0.01%〜0.10%の濃度で存在する、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
前記増大したNS3のATPアーゼ活性が、基礎NS3ATPアーゼ活性の少なくとも200%である、請求項157に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【公表番号】特表2010−518125(P2010−518125A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549295(P2009−549295)
【出願日】平成20年2月11日(2008.2.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/053617
【国際公開番号】WO2008/100867
【国際公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(506125960)インターミューン・インコーポレーテッド (15)
【出願人】(506125971)アレイ・バイオファーマ・インコーポレーテッド (10)
【Fターム(参考)】