説明

MCH拮抗活性を有する新規カルボキサミド化合物、これらの化合物を含む医薬組成物及びそれらの製造方法

本発明は一般式(I)
【化1】


(式中、基A、B、W、X、Y、Z、R1、R2、R3、及びkは請求項1に示された意味を有する)
のカルボキサミド化合物に関する。また、本発明は前記カルボキサミド化合物の製造方法及び少なくとも一種の本発明のカルボキサミドを含む薬物に関する。本発明の薬物はそのMCH-受容体拮抗活性のために代謝障害及び/又は食事障害、特に肥満、多食症、拒食症、過食症、及び糖尿病を治療するのに適している。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式I
【化1】

のカルボキサミド化合物、これらの互変異性体、ジアステレオマー、鏡像体、混合物及びこれらの塩。
〔式中、
R1、R2は互いに独立にH、必要により基R11により置換されていてもよいC1-8-アルキル基もしくはC3-7-シクロアルキル基又は必要により基R12により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよいフェニル基を表し、又は
R1及びR2はC2-8-アルキレンブリッジを形成し、
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-CH=N-もしくは-CH=CH-により置換されていてもよく、かつ/又は
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-O-、-S-、-CO-、-C(=CH2)-もしくは-NR13-により置換されていてもよく、その結果、ヘテロ原子が互いに直接連結されず、
先に定義されたアルキレンブリッジ中で、1個以上のH原子はR14により置換されていてもよく、かつ/又は
先に定義されたアルキレンブリッジはアルキレンブリッジと基Cyの間の結合が
−単結合又は二重結合を介して、
−スピロ環式環系を形成する共通のC原子を介して、
−縮合二環式環系を形成する2個の共通の、隣接C原子及び/又はN原子を介して、又は
−ブリッジされた環系を形成する3個以上のC原子及び/又はN原子を介して
形成されるような様式で1個又は2個の同じ、又は異なる炭素環基又は複素環基により置換されていてもよく、
R3はH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-4-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル、C3-7-シクロアルケニル-C1-4-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-4-アルキル-、C1-3-アルコキシ-C2-6-アルキル-、アミノ-C2-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル-を表し、
Xは単結合又はC1-8-アルキレンブリッジを表し、
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-CH=CH-又は-C≡C-により置換されていてもよく、かつ/又は
−1個又は2個の-CH2-基は夫々の場合に2個のO原子、S原子もしくはN原子又は1個のO原子とS原子が互いに直接連結されないような様式で互いに独立に-O-、-S-、-(SO)-、-(SO2)-、-CO-又は-NR4-により置換されていてもよく、
1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は夫々の場合に1個又は2個の同じ、又は異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
そのアルキレンブリッジはR1及びXに連結されたN原子を含むようにR1に連結されて、複素環基を形成してもよく、
ZはC1-4-アルキレンブリッジを表し、付加的なC1-4-アルキレンブリッジを有する2個の隣接C原子は互いに連結されていてもよく、基Z中で、-CH2-基は-O-又は-NR5-により置換されていてもよく、かつ
そのアルキレンブリッジの1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基、C1-3-アルコキシ基、アミノ-C1-3-アルキル-基、C1-3-アルキル-アミノ-C1-3-アルキル-基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル-基及び/又は1個又は2個の同じ、又は異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
R3はR3に連結されたN原子を含むようにZに連結されて、複素環基を形成してもよく、
A、Yは互いに独立にCyについて示された意味の一つを有し、
R1は基X並びにR1及びXに連結されたN原子を含むようにYに連結されて、Yに縮合された複素環基を形成してもよく、かつ/又は
R3は基Z並びにR3及びZに連結されたN原子を含むようにYに連結されて、Yに縮合された飽和又は部分不飽和複素環基を形成してもよく、又は
A及びR3は式Iの基
【化2】

が部分式II
【化3】

の基を表し、かつ
Qが部分式IIIa〜IIIg
−CR6R7− IIIa
−CR6=CR7− IIIb
−N=CR8− IIIc
−N=N− IIId
−CO−NR9− IIIe
−CR8=N− IIIf
−CO− IIIg
から選ばれた基を表し、
L1、L2、L3が互いに独立にR20について示された意味の一つを表すような様式で互いに連結されてもよく、
BはC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-を表し(1個以上のC原子はハロゲンにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基はR20により一置換又は多置換されていてもよい)、又は
Cyについて示された意味の一つを有し、基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合は炭素環式部分又は必要により縮合されていてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、又は複素環部分のN原子もしくはC原子を介して形成され、
kが0である場合、基B及び基Aは互いに共通のC原子を介して連結されてスピロ環式環系を形成してもよく、又は
2個の共通の隣接原子を介して連結されて縮合二環式環系を形成してもよく、
Wは単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ-基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基を表し、
1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
定義アルキレン、オキシアルキレン及びアルキレンオキシアルキレンを有するWはまた二重結合を介してBに連結されてもよく、
kは0又は1を表し、
Cyは下記の意味
−飽和3〜7員炭素環式基、
−不飽和5〜7員炭素環式基、
−フェニル基、
−ヘテロ原子としてN原子、O原子又はS原子を有する飽和4〜7員又は不飽和5〜7員複素環基、
−ヘテロ原子として2個以上のN原子又は1個もしくは2個のN原子とO原子もしくはS原子を有する飽和又は不飽和5〜7員複素環基、
−N、O及び/又はSから選ばれた1個以上の同じ、又は異なるヘテロ原子を有する芳香族5又は6員複素環基
の一つから選ばれた炭素環式基又は複素環基を表し、
上記4、5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された、2個の共通の隣接C原子を介して連結されてもよく、かつ
上記5、6又は7員基中で、1個又は2個の非隣接-CH2-基は-CO-基、-C(=CH2)-基、-(SO)-基又は-(SO2)-基により置換されていてもよく、かつ
上記飽和6又は7員基はまたイミノブリッジ、N-(C1-4-アルキル)-イミノブリッジ、メチレンブリッジ、C1-4-アルキル-メチレンブリッジ又はジ-(C1-4-アルキル)-メチレンブリッジでブリッジされた環系として存在してもよく、かつ
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21により置換されていてもよく、
R4、R5は互いに独立にR16について示された意味の一つを有し、
R6、R7、R8、R9は互いに独立にH、C1-6-アルキル基、ω-C1-3-アルコキシ-C1-3-アルキル-基又はω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基を表し、またR6、R7、R8は互いに独立にハロゲンを表し、
R11はR15-O-、R15-O-CO-、R16R17N-、R18R19N-CO-又はCy-を表し、
R12はR20について示された意味の一つを有し、
R13はR17について示された意味の一つを有し、
R14はハロゲン、C1-6-アルキル、R15-O-、R15-O-CO-、R16R17N-、R18R19N-CO-、R15-O-C1-3-アルキル-、R15-O-CO-C1-3-アルキル-、R16R17N-C1-3-アルキル-、R18R19N-CO-C1-3-アルキル-又はCy-C1-3-アルキル-を表し、
R15はH、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル-又はピリジニルを表し、
R16はH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C4-7-シクロアルケニル、C4-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル-、ω-(C1-3-アルコキシ)-C2-3-アルキル-、アミノ-C1-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C1-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-6-アルキル-を表し、
R17はR16について示された意味の一つを有し、又はフェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、ピリジニル、ジオキソラン-2-イル、C1-3-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-3-アルキル-、C1-4-アルコキシカルボニル、C1-3-アルキルカルボニルアミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキルスルホニル-又はC1-3-アルキルスルホニルアミノ-C2-3-アルキル-を表し、
R18、R19は互いに独立にH又はC1-6-アルキルを表し、
R20はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、ヒドロキシ-C1-3-アルキル、R22-C1-3-アルキル-を表し、又はR22について示された意味の一つを有し、
R21はC1-3-アルキル、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、C1-3-アルキル-カルボニル、カルボキシ、C1-4-アルコキシ-カルボニル、C1-3-アルキルスルホニル、フェニルカルボニル又はフェニル-C1-3-アルキル-カルボニルを表し、
R22はピリジニル、フェニル、フェニル-C1-3-アルコキシ-、C1-3-アルコキシ、C1-3-アルキルチオ、カルボキシ、H-CO-、C1-3-アルキルカルボニル、C1-4-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-3-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル、C1-3-アルキル-スルホニル-、C1-3-アルキル-スルフィニル-、C1-3-アルキル-スルホニルアミノ-、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、フェニル-C1-3-アルキルアミノ-もしくはN-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ-、アセチルアミノ-、プロピオニルアミノ-、フェニルカルボニル、フェニルカルボニルアミノ-、フェニルカルボニルメチルアミノ-、ヒドロキシアルキルアミノカルボニル、(4-モルホリニル)カルボニル、(1-ピロリジニル)カルボニル、(1-ピペリジニル)カルボニル、(ヘキサヒドロ-1-アゼピニル)カルボニル、(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニル、メチレンジオキシ-、アミノカルボニルアミノ-又はアルキルアミノカルボニルアミノ-を表し、
基及び残基A、B、W、X、Y、Z、R1〜R9及びR11〜R22中で、夫々の場合に1個以上のC原子はFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子は互いに独立にCl又はBrにより一置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のフェニル環は互いに独立に基F、Cl、Br、I、C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、アセチルアミノ-、アミノカルボニル、CN、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ-C1-3-アルキル-、C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル-及びジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル-から選ばれた1個、2個又は3個の置換基を更に有し、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよく、かつ
存在するカルボキシ基のH原子又はN原子に結合されたH原子は夫々の場合に生体内で開裂し得る基により置換されていてもよい〕
【請求項2】
R3がH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-4-アルキル-、C1-3-アルコキシ-C2-6-アルキル-、アミノ-C2-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル-を表し、
BがCyについて示された意味の一つを有し、基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合が炭素環式部分又は必要により縮合されてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、又は複素環部分のN原子もしくはC原子を介して形成され、
kが0である場合、基B及び基Aが共通のC原子を介して互いに連結されてスピロ環式環系を形成してもよく、又は
2個の共通の隣接原子を介して連結されて縮合された、二環式環系を形成してもよく、
R15がH、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、フェニル又はフェニル-C1-3-アルキル-を表し、
R17がR16について示された意味の一つを有し、又はフェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、ジオキソラン-2-イル、C1-3-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-3-アルキル、C1-3-アルキルカルボニルアミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキルスルホニル-又はC1-3-アルキルスルホニルアミノ-C2-3-アルキル-を表し、
R22がフェニル、フェニル-C1-3-アルコキシ-、C1-3-アルコキシ、C1-3-アルキルチオ、カルボキシ、C1-3-アルキルカルボニル、C1-3-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-3-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル、C1-3-アルキル-スルホニル、C1-3-アルキル-スルフィニル、C1-3-アルキル-スルホニルアミノ-、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、フェニル-C1-3-アルキル-アミノ-もしくはN-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ-、アセチルアミノ-、プロピオニルアミノ-、フェニルカルボニル、フェニルカルボニルアミノ-、フェニルカルボニルメチルアミノ-、ヒドロキシアルキルアミノカルボニル、(4-モルホリニル)カルボニル、(1-ピロリジニル)カルボニル、(1-ピペリジニル)カルボニル、(ヘキサヒドロ-1-アゼピニル)カルボニル、(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニル、メチレンジオキシ、アミノカルボニルアミノ-又はアルキルアミノカルボニルアミノ-を表し、
基A、B、W、X、Y、Z、R1〜R9及びR11〜R22中で、夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよく、かつ
基A、W、X、Y、Z、R1、R2、R4〜R9、R11〜R14、R16及びR18〜R21並びにkが請求項1記載の意味を有し、かつ
存在するカルボキシ基のH原子又はN原子に結合されたH原子が夫々の場合に生体内で置換し得る基により置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1記載のカルボキサミド化合物、これらの互変異性体、ジアステレオマー、鏡像体、混合物及びこれらの塩。
【請求項3】
基Aが請求項1でCyについて示された意味を有することを特徴とする、請求項1又は2記載のカルボキサミド化合物。
【請求項4】
A及びR3は式Iの基
【化4】

が部分式II
【化5】

の基を表し、かつ
Qが部分式IIIa〜IIIg
−CR6R7− IIIa
−CR6=CR7− IIIb
−N=CR8− IIIc
−N=N− IIId
−CO−NR9− IIIe
−CR8=N− IIIf
−CO− IIIg
から選ばれた基を表し、かつ
L1、L2、L3、R6、R7、R8及びR9が請求項1に示された意味を有するような様式で互いに連結されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項5】
R1、R2が互いに独立にH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル、ω-(C1-3-アルコキシ)-C2-3-アルキル-、C1-4-アルコキシ-カルボニル-C1-3-アルキル、アミノ-C2-4-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-4-アルキル-もしくはジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-4-アルキル-、フェニル又はフェニル-C1-3-アルキル-を表し、
上記基及び残基中で、1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよく、かつ
フェニル基が請求項1に定義された基R12により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項6】
R1及びR2はR1R2N-がアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、2,5-ジヒドロ-1H-ピロール、1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン、2,3,4,7-テトラヒドロ-1H-アゼピニル、2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン、モルホリン、チオモルホリン、及びピペラジンから選ばれた基を形成するような様式で請求項1記載のアルキレンブリッジを形成し、遊離イミン官能基がR13で置換されていてもよく、
請求項1に従って、1個以上のH原子がR14により置換されていてもよく、かつ/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なる炭素環式基もしくは複素環基Cyで請求項1に明記された様式で置換されていてもよく、
R13、R14及びCyが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項7】

【化6】

が下記の部分式
【化7】

【化8】

【化9】

の一つに従う意味を有し、
基R1R2N-により形成された複素環の1個以上のH原子がR14により置換されていてもよく、かつ基R1R2Nにより形成された複素環に連結された環が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、またフェニル環の場合には更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ
R13、R14、R20、R21及びXが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項6記載のカルボキサミド化合物。
【請求項8】
Xが単結合又はC1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C2-6-アルキニレン、C1-6-アルキレンオキシ、カルボニル、カルボニル-C1-6-アルキレンもしくはC1-6-アルキレン-アミノから選ばれた非分岐ブリッジを表し、そのアミノ基がR4で置換されていてもよく、1個又は2個のC原子が請求項1に明記されたように置換されていてもよく、かつ/又はそのアルキレンブリッジが請求項1に明記されたようにR1に連結されてもよいことを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項9】
Xが単結合、カルボニル又はメチレン、1,2-エチレン、1,3-プロピレン及び1,4-ブチレンから選ばれたアルキレンブリッジを表し、
1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基で置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよいことを特徴とする、請求項8記載のカルボキサミド化合物。
【請求項10】
Zがメチレン、1,2-エチレン、1,3-プロピレン、1,4-ブチレン、メチレンオキシ、1,2-エチレンオキシ、1,3-プロピレンオキシ又は1,4-ブチレンオキシを表し、
1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基で置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個又は2個のC原子が互いに独立にCl又はBrにより一置換されていてもよく、かつ
R3がR3に結合されたN原子を含むようにZに連結されて複素環基を形成してもよいことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項11】
Zがブリッジ-CH2-、-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-、-CH2-C(CH3)2-、-CH(CH3)-CH2-、-C(CH3)2-CH2-及び-CH2-O-の群から選ばれ、又はZは部分式
【化10】

の基が1,3-ピロリジニレン、1,3-ピペリジニレン、1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-1,3-イレン及び3-ヒドロキシ-1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に結合されることを特徴とする、請求項10記載のカルボキサミド化合物。
【請求項12】
R3がメチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、2-ヒドロキシエチル、3-ヒドロキシ-n-プロピル及び2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル-の中から選ばれ(上記基中で、1個、2個又は3個のH原子がFにより置換されていてもよい)、又はH、アミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-3-アルキル-及びジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-3-アルキル-の中から選ばれることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項13】
基Yが2価の環式基1,2-シクロプロピレン、1,3-シクロブチレン、1,3-シクロペンチレン、1,3-シクロペンテニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキシレン、1,3-フェニレン、1,4-フェニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキセニレン、1,4-シクロヘプチレン、1,4-シクロヘプテニレン、1,3-ピロリジニレン、1,3-ピロリニレン、1,3-ピロリレン、1,4-ピペリジニレン、1,4-テトラヒドロピリジニレン、1,4-ジヒドロピリジニレン、2,4-及び2,5-ピリジニレン又は1,4-ピペラジニレンの中から選ばれ、
上記5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された2個の共通の、隣接C原子により連結されてもよく、
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、
R1が請求項1に明記されるようにYに連結されてもよく、かつ/又はR3がYに連結されてもよく、かつ
R1、R3、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項14】
R1は部分式
【化11】

の基が下記の部分式
【化12】

から選ばれた意味を有するような様式でYに結合されることを特徴とする、請求項13記載のカルボキサミド化合物。
【請求項15】
基Aが2価の環式基1,2-シクロプロピレン、1,3-シクロブチレン、1,3-シクロペンチレン、1,3-シクロペンテニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキシレン、1,3-及び1,4-フェニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキセニレン、1,4-シクロヘプチレン、1,4-シクロヘプテニレン、1,3-ピロリジニレン、1,3-ピロリニレン、1,3-ピロリレン、1,4-ピペリジニレン、1,4-テトラヒドロピリジニレン、1,4-ジヒドロピリジニレン、2,4-及び2,5-ピリジニレン、1,4-ピペラジニレン、7-アザ-ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン-2,7-ジイル及び8-アザ-ビシクロ〔3.2.1〕オクタン-3,8-ジイルの中から選ばれ、
上記5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された2個の共通の、隣接C原子により結合されてもよく、
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル環の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又はそれらが一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、かつ
R20、R21及びYが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1、2、3及び5から13のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項16】
基Bがシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキサノニル、シクロヘキセニル、フェニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロリル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピリジニル、ピリジニル、アゼパニル、ピペラジニル、1H-ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、モルホリニル、チオモルホリニル、インドリル、イソインドリル、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、イソキノリニル、フラニル及びチエニルの中から選ばれ、
基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合が炭素環式部分又は必要により縮合されていてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、或いは複素環部分のN原子又はC原子を介してなされ、又は
Bが二重結合により連結された基Wと一緒になって基シクロペンチリデン-メチル、シクロヘキシリデン-メチル及びシクロヘキサノン-4-イリデン-メチルから選ばれ、かつ
上記環式基が一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、かつ
R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項17】
基BがC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-の中から選ばれ、1個以上のC原子がハロゲンにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基がR20により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ
Wが単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基を表し、1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
kが0又は1を表し、かつ
R20が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項18】
kが0であり、かつ基Aが共通のC原子により基Bに結合されてスピロ環式環系を形成し、
基Aが飽和5〜7員炭素環式基又は複素環基を表し、かつ基Bが飽和4〜7員炭素環式基又は複素環基を表し、かつ
複素環基が夫々の場合にN原子、O原子又はS原子を含み、かつフェニル環又はピリジン環が2個の隣接C原子により5〜7員の基Bに縮合されてもよく、かつ
上記環式基が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、縮合されたフェニル環の場合にそれらが更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項19】
kが0であり、かつ基Bが2個の共通の、隣接原子により基Aに結合されて縮合された、二環式の飽和、不飽和又は芳香族の、8〜12員の炭素環式環系又は複素環系を形成し、
その複素環環系がN、O及び/又はSから選ばれた1個以上の同じ、又は異なるヘテロ原子を有し、かつ
その二環式環系が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、縮合されたフェニル環の場合にそれがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項20】
Wが単結合、-CH2-又は-CH=であることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項21】
Y、Aが互いに独立に2価の環式基1,4-フェニレン、1,4-シクロヘキシレン、1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ピペリジニレン、1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-1,4-イレン、2,5-ピリジニレン及び1,4-ピペラジニレンの中から選ばれ、Aがまた請求項3に従ってR3に連結されてもよく、かつ上記環式基が1個以上のC原子の位置でR20により一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21により置換されていてもよく、
Bがフェニル又はシクロヘキシルを表し、上記基がR20により一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はそのフェニル環が更にニトロにより一置換されていてもよく、R20が請求項1又は2に示された意味を有し、かつ
Wが単結合、-CH2-又は-CH=であり、かつ
Zが-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-、-CH2-C(CH3)2-、-CH(CH3)-CH2-、-C(CH3)2-CH2-又は-CH2-O-を表し、又は
式Iの部分式
【化13】

の基が1,3-ピロリジニレン及び1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に結合され、かつ
R3、R20及びR21が請求項1、2及び/又は12に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から20のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項22】
式I.1〜I.14
【化14】

【化15】

【化16】

(式中、
U、Vは互いに独立にC又はNを表し、
R23、R24は互いに独立にH、F、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ-プロピル又はn-プロピルを表し、
式I.1〜I.6中で、R24は部分式
【化17】

の基が1,3-ピロリジニレン及び1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に連結されてもよく、
R25、R26、R27は互いに独立に請求項1又は2に記載のR20について示された意味の一つを有し、又はフェニル基の場合にはまた単にニトロを表し、繰り返して現れる基R25、R26、R27は同じ、又は異なる意味を有してもよく、かつ
jは0、1、2、3又は4であり、かつ
m、nは互いに独立に0、1又は2を表し、かつ
L1、L2、L3、R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9、R20及びXは請求項1、2、5〜9及び/又は12に示された意味を有する)
の中から選ばれた請求項1から21のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項23】
式I.15
【化18】

(式中、
BはC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-の中から選ばれ、1個以上のC原子はハロゲンにより一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基はR20により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ
Wは単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ-基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ基を表し、1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基により置換されていてもよく、かつ
kは0又は1を表し、かつ
U、V、R23、R24、R26、R27、m、n、L1、L2、L3、R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9、R20及びXは請求項22に示された意味を有する)
により特徴づけられる、請求項1から22のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項24】
U及びVが夫々の場合にC原子を表すことを特徴とする、請求項22又は23記載のカルボキサミド化合物。
【請求項25】
R1、R2が互いに独立に請求項5及び/又は6記載の意味を有し、かつ
R3が請求項12記載の意味を有し、かつ
Xが請求項8又は9記載の意味を有し、
基R1R2N-X-がまた請求項7記載の意味を有してもよいことを特徴とする、請求項21、22、23又は24記載のカルボキサミド化合物。
【請求項26】
Xが-CH2-、-CH(CH3)-又は-C(CH3)2-であることを特徴とする、請求項21から25のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項27】
R25、R26、R27が互いに独立にF、Cl、Br、I、OH、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ又はイソ-プロポキシを表し、フェニル基の置換の場合にはそれらがまたニトロを表してもよく、繰り返して現れる基R25、R26、R27が同じ、又は異なる意味を有してもよく、かつ
jが0、1又は2であり、かつ
m、nが互いに独立に0又は1であることを特徴とする、請求項21から26のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項28】
R6、R7、R8及び/又はR9が互いに独立にH、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ-プロピル又はn-プロピルを表し、R6、R7の場合にはまたFを表すことを特徴とする、請求項1から27のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項29】

(1) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(2) 3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-p-トリル-3H-キナゾリン-4-オン
(3) 3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
(4) 7-(4-メトキシ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(5) 7-(3,4-ジクロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(6) 7-(4-フルオロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(7) 7-(4-エチル-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(8) 2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
(9) 2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-p-トリル-3H-キナゾリン-4-オン
(10) 7-(4-クロロ-フェニル)-2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(11) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-1H-キナゾリン-2,4-ジオン
(12) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-((S)-2-メトキシメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(13) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ジメチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(14) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピペリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(15) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(16) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(17) 5-(4-フルオロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-イソインドール-1,3-ジオン
(18) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(19) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(20) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピペリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(21) 4'-メトキシ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(22) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-メチル-アミド
(23) 4-(4-クロロ-フェニル)-シクロヘキサンカルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(24) 4-メチルフェニル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(25) 4-(4-クロロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(26) 4-(4-クロロ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(27) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-プロピル〕-アミド
(28) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-(4-ピロリジン-1-イルメチル-ベンジルオキシ)-アミド
(29) 4-シクロヘキシル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(30) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(3-メトキシ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(31) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔6-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-ピリジン-3-イル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(32) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-{2-〔6-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-ピリジン-3-イル〕-エチル}-アミド
(33) 7-(3-メトキシ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(34) 4-(4-オキソ-シクロヘキシル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(35) 4-シクロヘキシル-1-シクロヘキシルカルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(36) 4-ベンジル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(37) 4-シクロヘキシル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(38) 4-(4-クロロ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(39) 4-(4-フルオロ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(40) 4-(4-メトキシ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(41) 4-フェニル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(42) (4'-クロロ-ビフェニル-4-イル)-〔3-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-ピペリジン-1-イル〕-メタノン
(43) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-メチル-2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-プロピル〕-アミド
(44) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-シクロヘキシル)-エチル〕-アミド
(45) 4-ベンジル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(46) 4-(4-オキソ-シクロヘキシリデンメチル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(47) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(2-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(48) 5-(4-クロロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-2,3-ジヒドロ-イソインドール-1-オン
(49) 4-ピペリジン-1-イル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(50) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(4-ヒドロキシ-4-フェニル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(51) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(3-アザ-スピロ〔5.5〕ウンデカ-3-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(52) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(3-アザ-スピロ〔5.5〕ウンデカ-3-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(53) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(4-ヒドロキシ-4-フェニル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(54) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-(2-{4-〔4-(ピリジン-2-イルオキシ)-ピペリジン-1-イルメチル〕-フェニル}-エチル)-3H-キナゾリン-4-オン
(55) 6-(4-クロロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-2H-イソキノリン-1-オン
(56) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-ブロモ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(57) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-メチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(58) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1-エチル-ピペリジン-2-イル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(59) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(4-アセチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(60) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-アザ-ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト-5-エン-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(61) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(62) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸(2-{4-〔(ジイソプロピルアミノ)-メチル〕-フェニル}-エチル)-アミド
(63) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔3-ブロモ-4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(64) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-ジメチルアミノメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(65) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3-ジメチルアミノ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(66) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-ブロモ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(67) 4-ペント-1-インイル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(68) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(6-ピロリジン-1-イルメチル-ピリジン-3-イル)-エチル〕-アミド
(69) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(1-ピロリジン-1-イル-インダン-5-イル)-エチル〕-アミド
(70) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-ニトロ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(71) 2',4'-ジクロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(72) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3-アミノ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(73) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-アミノメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(74) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-2,6-ジアザ-スピロ〔3.4〕オクト-6-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(75) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(5-ピロリジン-1-イルメチル-ピリジン-2-イル)-エチル〕-アミド
(76) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-エチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(77) 4'-ブロモ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(78) 4-(5-クロロ-チオフェン-2-イル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(79) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-メチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(80) 4'-ブロモ-3-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔3-ブロモ-4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(81) 4'-クロロ-2-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(82) 4'-エチル-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(83) tert.ブチル〔1-(4-{2-〔(4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボニル)-アミノ〕-エチル}-ベンジル)-ピロリジン-2-イルメチル〕-カルバミネート
(84) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(85) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(86) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸(2-{4-〔(シクロプロピルメチル-アミノ)-メチル〕-フェニル}-エチル)-アミド
(87) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(88) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-{〔(2-ヒドロキシ-エチル)-メチル-アミノ〕-メチル}-フェニル)-エチル〕-アミド
(89) tert.ブチル〔1-(4-{2-〔(4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボニル)-アミノ〕-エチル}-ベンジル)-ピロリジン-3-イル〕-カルバミネート
(90) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,6-ジメチル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(91) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-アゼチジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(92) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(93) 4'-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(94) 4'-クロロ-3-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(95) 2'-フルオロ-4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(96) 5-(4-クロロ-フェニル)-ピリジン-2-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(97) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(98) 4'-ブロモ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(99) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1-ピロリジン-1-イルエチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
の中から選ばれた請求項1又は2記載のカルボキサミド化合物。
【請求項30】
式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、(30)、(47)及び(50)〜(99)の中から選ばれた請求項29記載のカルボキサミド化合物。
【請求項31】
式I
【化19】

(式中、A、B、W、X、Y、Z、R1、R2、R3及びkは請求項1から28に明記された意味の一つを有する)
のカルボキサミド化合物の調製方法であって、
Aが基Aに連結されていない基R3を表す場合、
a) Aが窒素原子を介してカルボキサミド基に連結された窒素複素環基(これはまた窒素原子に加えてN、O及びSから選ばれた1個以上のヘテロ原子を有してもよい)を表す場合に、式I-1
【化20】

(式中、R1、R2、R3、X、Y及びZは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のアミン化合物を溶媒又は溶媒の混合物中で少なくとも一種の塩基の存在下でCDT(1,1'-カルボニルジ-(1,2,4-トリアゾール))及び式I-2
【化21】

(式中、A、B、W及びkは先に示された意味を有し、かつ基Aは二級アミン機能を有する)
の少なくとも一種の二級アミン化合物と反応させ、また
b)その他の場合について、式I-3
【化22】

(式中、A、B、W及びkは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のカルボン酸化合物を溶媒又は溶媒の混合物中で少なくとも一種の塩基の存在下でTBTU(2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム-テトラフルオロボレート)及び式I-1
【化23】

(式中、R1、R2、R3、X、Y及びZは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のアミン化合物と反応させ、また
Bが基Aに連結された基R3である場合に、
a)意味-CR6R7-(IIIa)(R6及びR7は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ia.1
【化24】

(式中、R1、R2、X、Y及びZは明記された意味を有する)
のアミン化合物を式Ia.2
【化25】

(式中、R6、R7、W、B及びkは明記された意味を有する)
のo-ブロモメチル-安息香酸エステル誘導体と反応させ、
b)意味-CR6=CR7-(IIIb)(式中、R6及びR7は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ib.2
【化26】

(式中、R6、R7、W、B及びkは明記された意味を有する)
のイソキノリノン誘導体を式Ib.3
【化27】

(式中、Y及びZは明記された意味を有し、かつOMsは好適な脱離基、好ましくはメシレートを表す)
の求電子化合物と反応させて、式Ib.4
【化28】

(式中、R6、R7、W、B、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のイソキノリン誘導体を得、更に式Ib.4のイソキノリン誘導体を既知の方法により誘導体化して式Iの化合物を生成し、
c)意味-N=CR8-(IIIc)(式中、R8は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ic.4
【化29】

(式中、R8、W、B及びkは明記された意味を有する)
のフタラジノン誘導体を式Ic.5
【化30】

(式中、Y及びZは明記された意味を有し、かつOMsは脱離基、好ましくはメシレートを表す)
の求電子化合物と反応させて、式Ic.6
【化31】

(式中、R8、W、B、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のフタラジノン誘導体を生成し、こうして得られた式Ic.6のフタラジノン誘導体を既知の方法により更に誘導体化して式Iの化合物(式中、Qが-N=CR8-(IIIc)を表す)を生成し、
d)意味-N=N-(IIId)を有する基Qの場合、式Id.1
【化32】

(式中、R1、R2、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体を好適なニトリル化合物及び酸の存在下で反応させて式Iの化合物(式中、Qは-N=N-を表す)を生成し、
e)意味-CO-NR9-(IIIe)(式中、R9は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ie.1
【化33】

(式中、R1、R2、R9、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体をCDI(カルボニルジイミダゾール)の存在下で反応させて式Iの化合物(式中、Qは-CO-NR9-を表す)を生成し、
f)意味-CR8=N-(IIIf)(式中、R8は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式If.1
【化34】

(式中、R1、R2、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体をR8について明記された意味を有するカルボン酸R8COOH及び/又は相当する活性化カルボン酸誘導体と反応させて式Iのキナゾリノン誘導体(式中、Qは-CR8=N-を表す)を生成し、
g)意味-CO-(IIIg)を有する基Qの場合、式Ig.2
【化35】

(式中、W、B及びkは明記された意味を有する)
のイソベンゾフランジオン誘導体を式Ig.1
【化36】

(式中、R1、R2、X、Y及びZは明記された意味を有する)
のアミンと反応させて、式Iの化合物(式中、Qは-CO-を表す)を生成することを特徴とする上記式Iのカルボキサミド化合物の調製方法。
【請求項32】
請求項1から30のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物の生理学上許される塩。
【請求項33】
必要により一種以上の生理学上許される賦形剤と一緒に請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含むことを特徴とする組成物。
【請求項34】
必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項35】
哺乳類の食事挙動に影響するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項36】
哺乳類の体重を減少し、かつ/又は体重の増加を防止するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項37】
MCH-受容体拮抗活性を有する医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項38】
MCHにより引き起こされ、又はそれ以外にMCHと原因上関連している症候及び/又は疾患を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項39】
代謝障害及び/又は食事障害、特に肥満、多食症、神経性多食症、悪液質、拒食症、神経性食欲不振並びに過食症を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項40】
肥満と関連する疾患及び/又は障害、特に糖尿病、特にII型糖尿病、糖尿病の合併症(糖尿病性網膜症、糖尿病性ニューロパシー、糖尿病性腎症、インスリン耐性、病的グルコーストレランスを含む)、脳出血、心不全、心血管疾患、特に動脈硬化及び高血圧、関節炎並びに膝関節炎を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項41】
高脂血症、蜂巣炎、脂肪蓄積、悪性肥満細胞症、全身性肥満細胞症、情緒障害、感情障害、鬱病、不安、睡眠障害、生殖障害、性的障害、記憶障害、癲癇、痴呆の形態及びホルモン障害を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項42】
排尿障害、例えば、尿失禁、活動亢進の膀胱、切迫排尿、夜間多尿及び遺尿症を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項43】
請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を非化学的方法により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤に混入することを特徴とする、請求項33から38のいずれか1項に記載の医薬組成物の調製方法。
【請求項44】
必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に、
請求項1から30のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩から選ばれた第一活性物質、及び
糖尿病の治療のための活性物質、糖尿病の合併症の治療のための活性物質、肥満の治療のための活性物質、好ましくはMCHアンタゴニスト以外、高血圧の治療のための活性物質、動脈硬化を含む、高脂血症の治療のための活性物質、関節炎の治療のための活性物質、不安状態の治療のための活性物質及び鬱病の治療のための活性物質からなる群から選ばれた第二活性物質
を含むことを特徴とする医薬組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式I
【化1】

のカルボキサミド化合物、これらの互変異性体、ジアステレオマー、鏡像体、混合物及びこれらの塩。
〔式中、
R1、R2は互いに独立にH、必要により基R11により置換されていてもよいC1-8-アルキル基もしくはC3-7-シクロアルキル基又は必要により基R12により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよいフェニル基を表し、又は
R1及びR2はC2-8-アルキレンブリッジを形成し、
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-CH=N-もしくは-CH=CH-により置換されていてもよく、かつ/又は
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-O-、-S-、-CO-、-C(=CH2)-もしくは-NR13-により置換されていてもよく、その結果、ヘテロ原子が互いに直接連結されず、
先に定義されたアルキレンブリッジ中で、1個以上のH原子はR14により置換されていてもよく、かつ/又は
先に定義されたアルキレンブリッジはアルキレンブリッジと基Cyの間の結合が
−単結合又は二重結合を介して、
−スピロ環式環系を形成する共通のC原子を介して、
−縮合二環式環系を形成する2個の共通の、隣接C原子及び/又はN原子を介して、又は
−ブリッジされた環系を形成する3個以上のC原子及び/又はN原子を介して
形成されるような様式で1個又は2個の同じ、又は異なる炭素環基又は複素環基により置換されていてもよく、
R3はH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-4-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル、C3-7-シクロアルケニル-C1-4-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-4-アルキル-、C1-3-アルコキシ-C2-6-アルキル-、アミノ-C2-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル-を表し、
Xは単結合又はC1-8-アルキレンブリッジを表し、
−1個又は2個の-CH2-基は互いに独立に-CH=CH-又は-C≡C-により置換されていてもよく、かつ/又は
−1個又は2個の-CH2-基は夫々の場合に2個のO原子、S原子もしくはN原子又は1個のO原子とS原子が互いに直接連結されないような様式で互いに独立に-O-、-S-、-(SO)-、-(SO2)-、-CO-又は-NR4-により置換されていてもよく、
1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は夫々の場合に1個又は2個の同じ、又は異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
そのアルキレンブリッジはR1及びXに連結されたN原子を含むようにR1に連結されて、複素環基を形成してもよく、
ZはC1-4-アルキレンブリッジを表し、付加的なC1-4-アルキレンブリッジを有する2個の隣接C原子は互いに連結されていてもよく、基Z中で、-CH2-基は-O-又は-NR5-により置換されていてもよく、かつ
そのアルキレンブリッジの1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基、C1-3-アルコキシ基、アミノ-C1-3-アルキル-基、C1-3-アルキル-アミノ-C1-3-アルキル-基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル-基及び/又は1個又は2個の同じ、又は異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
R3はR3に連結されたN原子を含むようにZに連結されて、複素環基を形成してもよく、
A、Yは互いに独立にCyについて示された意味の一つを有し、
R1は基X並びにR1及びXに連結されたN原子を含むようにYに連結されて、Yに縮合された複素環基を形成してもよく、かつ/又は
R3は基Z並びにR3及びZに連結されたN原子を含むようにYに連結されて、Yに縮合された飽和又は部分不飽和複素環基を形成してもよく、又は
A及びR3は式Iの基
【化2】

が部分式II





【化3】

の基を表し、かつ
Qが部分式IIIa〜IIIg
−CR6R7− IIIa
−CR6=CR7− IIIb
−N=CR8− IIIc
−N=N− IIId
−CO−NR9− IIIe
−CR8=N− IIIf
−CO− IIIg
から選ばれた基を表し、
L1、L2、L3が互いに独立にR20について示された意味の一つを表すような様式で互いに連結されてもよく、
BはC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-を表し(1個以上のC原子はハロゲンにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基はR20により一置換又は多置換されていてもよい)、又は
Cyについて示された意味の一つを有し、基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合は炭素環式部分又は必要により縮合されていてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、又は複素環部分のN原子もしくはC原子を介して形成され、
kが0である場合、基B及び基Aは互いに共通のC原子を介して連結されてスピロ環式環系を形成してもよく、又は
2個の共通の隣接原子を介して連結されて縮合二環式環系を形成してもよく、
Wは単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ-基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基を表し、
1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-6-アルキル基により置換されていてもよく、かつ/又は
定義アルキレン、オキシアルキレン及びアルキレンオキシアルキレンを有するWはまた二重結合を介してBに連結されてもよく、
kは0又は1を表し、
Cyは下記の意味
−飽和3〜7員炭素環式基、
−不飽和5〜7員炭素環式基、
−フェニル基、
−ヘテロ原子としてN原子、O原子又はS原子を有する飽和4〜7員又は不飽和5〜7員複素環基、
−ヘテロ原子として2個以上のN原子又は1個もしくは2個のN原子とO原子もしくはS原子を有する飽和又は不飽和5〜7員複素環基、
−N、O及び/又はSから選ばれた1個以上の同じ、又は異なるヘテロ原子を有する芳香族5又は6員複素環基
の一つから選ばれた炭素環式基又は複素環基を表し、
上記4、5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された、2個の共通の隣接C原子を介して連結されてもよく、かつ
上記5、6又は7員基中で、1個又は2個の非隣接-CH2-基は-CO-基、-C(=CH2)-基、-(SO)-基又は-(SO2)-基により置換されていてもよく、かつ
上記飽和6又は7員基はまたイミノブリッジ、N-(C1-4-アルキル)-イミノブリッジ、メチレンブリッジ、C1-4-アルキル-メチレンブリッジ又はジ-(C1-4-アルキル)-メチレンブリッジでブリッジされた環系として存在してもよく、かつ
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21により置換されていてもよく、
R4、R5は互いに独立にR16について示された意味の一つを有し、
R6、R7、R8、R9は互いに独立にH、C1-6-アルキル基、ω-C1-3-アルコキシ-C1-3-アルキル-基又はω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル-基を表し、またR6、R7、R8は互いに独立にハロゲンを表し、
R11はR15-O-、R15-O-CO-、R16R17N-、R18R19N-CO-又はCy-を表し、
R12はR20について示された意味の一つを有し、
R13はR17について示された意味の一つを有し、
R14はハロゲン、C1-6-アルキル、R15-O-、R15-O-CO-、R16R17N-、R18R19N-CO-、R15-O-C1-3-アルキル-、R15-O-CO-C1-3-アルキル-、R16R17N-C1-3-アルキル-、R18R19N-CO-C1-3-アルキル-又はCy-C1-3-アルキル-を表し、
R15はH、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル-又はピリジニルを表し、
R16はH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C4-7-シクロアルケニル、C4-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル-、ω-(C1-3-アルコキシ)-C2-3-アルキル-、アミノ-C1-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C1-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-6-アルキル-を表し、
R17はR16について示された意味の一つを有し、又はフェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、ピリジニル、ジオキソラン-2-イル、C1-3-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-3-アルキル-、C1-4-アルコキシカルボニル、C1-3-アルキルカルボニルアミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキルスルホニル-又はC1-3-アルキルスルホニルアミノ-C2-3-アルキル-を表し、
R18、R19は互いに独立にH又はC1-6-アルキルを表し、
R20はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、ヒドロキシ-C1-3-アルキル、R22-C1-3-アルキル-を表し、又はR22について示された意味の一つを有し、
R21はC1-3-アルキル、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル-、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、C1-3-アルキル-カルボニル、カルボキシ、C1-4-アルコキシ-カルボニル、C1-3-アルキルスルホニル、フェニルカルボニル又はフェニル-C1-3-アルキル-カルボニルを表し、
R22はピリジニル、フェニル、フェニル-C1-3-アルコキシ-、C1-3-アルコキシ、C1-3-アルキルチオ、カルボキシ、H-CO-、C1-3-アルキルカルボニル、C1-4-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-3-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル、C1-3-アルキル-スルホニル-、C1-3-アルキル-スルフィニル-、C1-3-アルキル-スルホニルアミノ-、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、フェニル-C1-3-アルキルアミノ-もしくはN-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ-、アセチルアミノ-、プロピオニルアミノ-、フェニルカルボニル、フェニルカルボニルアミノ-、フェニルカルボニルメチルアミノ-、ヒドロキシアルキルアミノカルボニル、(4-モルホリニル)カルボニル、(1-ピロリジニル)カルボニル、(1-ピペリジニル)カルボニル、(ヘキサヒドロ-1-アゼピニル)カルボニル、(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニル、メチレンジオキシ-、アミノカルボニルアミノ-又はアルキルアミノカルボニルアミノ-を表し、
基及び残基A、B、W、X、Y、Z、R1〜R9及びR11〜R22中で、夫々の場合に1個以上のC原子はFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子は互いに独立にCl又はBrにより一置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のフェニル環は互いに独立に基F、Cl、Br、I、C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、アセチルアミノ-、アミノカルボニル、CN、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ-C1-3-アルキル-、C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル-及びジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル-から選ばれた1個、2個又は3個の置換基を更に有し、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよく、かつ
存在するカルボキシ基のH原子又はN原子に結合されたH原子は夫々の場合に生体内で開裂し得る基により置換されていてもよい〕
【請求項2】
R3がH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-4-アルキル-、C1-3-アルコキシ-C2-6-アルキル-、アミノ-C2-6-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル-又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル-を表し、
BがCyについて示された意味の一つを有し、基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合が炭素環式部分又は必要により縮合されてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、又は複素環部分のN原子もしくはC原子を介して形成され、
kが0である場合、基B及び基Aが共通のC原子を介して互いに連結されてスピロ環式環系を形成してもよく、又は
2個の共通の隣接原子を介して連結されて縮合された、二環式環系を形成してもよく、
R15がH、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、フェニル又はフェニル-C1-3-アルキル-を表し、
R17がR16について示された意味の一つを有し、又はフェニル、フェニル-C1-3-アルキル-、ジオキソラン-2-イル、C1-3-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-3-アルキル、C1-3-アルキルカルボニルアミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキルスルホニル-又はC1-3-アルキルスルホニルアミノ-C2-3-アルキル-を表し、
R22がフェニル、フェニル-C1-3-アルコキシ-、C1-3-アルコキシ、C1-3-アルキルチオ、カルボキシ、C1-3-アルキルカルボニル、C1-3-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-3-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル、C1-3-アルキル-スルホニル、C1-3-アルキル-スルフィニル、C1-3-アルキル-スルホニルアミノ-、アミノ、C1-3-アルキルアミノ-、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-、フェニル-C1-3-アルキル-アミノ-もしくはN-(C1-3-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ-、アセチルアミノ-、プロピオニルアミノ-、フェニルカルボニル、フェニルカルボニルアミノ-、フェニルカルボニルメチルアミノ-、ヒドロキシアルキルアミノカルボニル、(4-モルホリニル)カルボニル、(1-ピロリジニル)カルボニル、(1-ピペリジニル)カルボニル、(ヘキサヒドロ-1-アゼピニル)カルボニル、(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニル、メチレンジオキシ、アミノカルボニルアミノ-又はアルキルアミノカルボニルアミノ-を表し、
基A、B、W、X、Y、Z、R1〜R9及びR11〜R22中で、夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよく、かつ
基A、W、X、Y、Z、R1、R2、R4〜R9、R11〜R14、R16及びR18〜R21並びにkが請求項1記載の意味を有し、かつ
存在するカルボキシ基のH原子又はN原子に結合されたH原子が夫々の場合に生体内で置換し得る基により置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1記載のカルボキサミド化合物、これらの互変異性体、ジアステレオマー、鏡像体、混合物及びこれらの塩。
【請求項3】
基Aが請求項1でCyについて示された意味を有することを特徴とする、請求項1又は2記載のカルボキサミド化合物。
【請求項4】
A及びR3は式Iの基
【化4】

が部分式II
【化5】

の基を表し、かつ
Qが部分式IIIa〜IIIg
−CR6R7− IIIa
−CR6=CR7− IIIb
−N=CR8− IIIc
−N=N− IIId
−CO−NR9− IIIe
−CR8=N− IIIf
−CO− IIIg
から選ばれた基を表し、かつ
L1、L2、L3、R6、R7、R8及びR9が請求項1に示された意味を有するような様式で互いに連結されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項5】
R1、R2が互いに独立にH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル、ω-(C1-3-アルコキシ)-C2-3-アルキル-、C1-4-アルコキシ-カルボニル-C1-3-アルキル、アミノ-C2-4-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-4-アルキル-もしくはジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-4-アルキル-、フェニル又はフェニル-C1-3-アルキル-を表し、
上記基及び残基中で、1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよく、かつ
フェニル基が請求項1に定義された基R12により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項6】
R1及びR2はR1R2N-がアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、2,5-ジヒドロ-1H-ピロール、1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン、2,3,4,7-テトラヒドロ-1H-アゼピニル、2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン、モルホリン、チオモルホリン、及びピペラジンから選ばれた基を形成するような様式で請求項1記載のアルキレンブリッジを形成し、遊離イミン官能基がR13で置換されていてもよく、
請求項1に従って、1個以上のH原子がR14により置換されていてもよく、かつ/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なる炭素環式基もしくは複素環基Cyで請求項1に明記された様式で置換されていてもよく、
R13、R14及びCyが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項7】

【化6】

が下記の部分式
【化7】




【化8】




【化9】

の一つに従う意味を有し、
基R1R2N-により形成された複素環の1個以上のH原子がR14により置換されていてもよく、かつ基R1R2Nにより形成された複素環に連結された環が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、またフェニル環の場合には更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ
R13、R14、R20、R21及びXが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項6記載のカルボキサミド化合物。
【請求項8】
Xが単結合又はC1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C2-6-アルキニレン、C1-6-アルキレンオキシ、カルボニル、カルボニル-C1-6-アルキレンもしくはC1-6-アルキレン-アミノから選ばれた非分岐ブリッジを表し、そのアミノ基がR4で置換されていてもよく、1個又は2個のC原子が請求項1に明記されたように置換されていてもよく、かつ/又はそのアルキレンブリッジが請求項1に明記されたようにR1に連結されてもよいことを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項9】
Xが単結合、カルボニル又はメチレン、1,2-エチレン、1,3-プロピレン及び1,4-ブチレンから選ばれたアルキレンブリッジを表し、
1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基で置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個のC原子が互いに独立にClもしくはBrにより一置換されていてもよいことを特徴とする、請求項8記載のカルボキサミド化合物。
【請求項10】
Zがメチレン、1,2-エチレン、1,3-プロピレン、1,4-ブチレン、メチレンオキシ、1,2-エチレンオキシ、1,3-プロピレンオキシ又は1,4-ブチレンオキシを表し、
1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基で置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
夫々の場合に1個以上のC原子がFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個又は2個のC原子が互いに独立にCl又はBrにより一置換されていてもよく、かつ
R3がR3に結合されたN原子を含むようにZに連結されて複素環基を形成してもよいことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項11】
Zがブリッジ-CH2-、-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-、-CH2-C(CH3)2-、-CH(CH3)-CH2-、-C(CH3)2-CH2-及び-CH2-O-の群から選ばれ、又はZは部分式
【化10】

の基が1,3-ピロリジニレン、1,3-ピペリジニレン、1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-1,3-イレン及び3-ヒドロキシ-1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に結合されることを特徴とする、請求項10記載のカルボキサミド化合物。
【請求項12】
R3がメチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、2-ヒドロキシエチル、3-ヒドロキシ-n-プロピル及び2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル-の中から選ばれ(上記基中で、1個、2個又は3個のH原子がFにより置換されていてもよい)、又はH、アミノ-C2-3-アルキル-、C1-3-アルキル-アミノ-C2-3-アルキル-及びジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C2-3-アルキル-の中から選ばれることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項13】
基Yが2価の環式基1,2-シクロプロピレン、1,3-シクロブチレン、1,3-シクロペンチレン、1,3-シクロペンテニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキシレン、1,3-フェニレン、1,4-フェニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキセニレン、1,4-シクロヘプチレン、1,4-シクロヘプテニレン、1,3-ピロリジニレン、1,3-ピロリニレン、1,3-ピロリレン、1,4-ピペリジニレン、1,4-テトラヒドロピリジニレン、1,4-ジヒドロピリジニレン、2,4-及び2,5-ピリジニレン又は1,4-ピペラジニレンの中から選ばれ、
上記5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された2個の共通の、隣接C原子により連結されてもよく、
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、
R1が請求項1に明記されるようにYに連結されてもよく、かつ/又はR3がYに連結されてもよく、かつ
R1、R3、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項14】
R1は部分式
【化11】

の基が下記の部分式





【化12】

から選ばれた意味を有するような様式でYに結合されることを特徴とする、請求項13記載のカルボキサミド化合物。
【請求項15】
基Aが2価の環式基1,2-シクロプロピレン、1,3-シクロブチレン、1,3-シクロペンチレン、1,3-シクロペンテニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキシレン、1,3-及び1,4-フェニレン、1,3-及び1,4-シクロヘキセニレン、1,4-シクロヘプチレン、1,4-シクロヘプテニレン、1,3-ピロリジニレン、1,3-ピロリニレン、1,3-ピロリレン、1,4-ピペリジニレン、1,4-テトラヒドロピリジニレン、1,4-ジヒドロピリジニレン、2,4-及び2,5-ピリジニレン、1,4-ピペラジニレン、7-アザ-ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン-2,7-ジイル及び8-アザ-ビシクロ〔3.2.1〕オクタン-3,8-ジイルの中から選ばれ、
上記5、6又は7員基はフェニル環又はピリジン環と縮合された2個の共通の、隣接C原子により結合されてもよく、
上記環式基は一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル環の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又はそれらが一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、かつ
R20、R21及びYが請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1、2、3及び5から13のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項16】
基Bがシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキサノニル、シクロヘキセニル、フェニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロリル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピリジニル、ピリジニル、アゼパニル、ピペラジニル、1H-ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、モルホリニル、チオモルホリニル、インドリル、イソインドリル、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、イソキノリニル、フラニル及びチエニルの中から選ばれ、
基Wへの結合又は必要により基Aへの直接の結合が炭素環式部分又は必要により縮合されていてもよいフェニル環もしくはピリジン環のC原子を介して、或いは複素環部分のN原子又はC原子を介してなされ、又は
Bが二重結合により連結された基Wと一緒になって基シクロペンチリデン-メチル、シクロヘキシリデン-メチル及びシクロヘキサノン-4-イリデン-メチルから選ばれ、かつ
上記環式基が一つ以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は一つ以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、かつ
R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項17】
基BがC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-の中から選ばれ、1個以上のC原子がハロゲンにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基がR20により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ
Wが単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基を表し、1個又は2個のC原子が互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル-基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基で置換されていてもよく、かつ
kが0又は1を表し、かつ
R20が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項18】
kが0であり、かつ基Aが共通のC原子により基Bに結合されてスピロ環式環系を形成し、
基Aが飽和5〜7員炭素環式基又は複素環基を表し、かつ基Bが飽和4〜7員炭素環式基又は複素環基を表し、かつ
複素環基が夫々の場合にN原子、O原子又はS原子を含み、かつフェニル環又はピリジン環が2個の隣接C原子により5〜7員の基Bに縮合されてもよく、かつ
上記環式基が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、縮合されたフェニル環の場合にそれらが更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項19】
kが0であり、かつ基Bが2個の共通の、隣接原子により基Aに結合されて縮合された、二環式の飽和、不飽和又は芳香族の、8〜12員の炭素環式環系又は複素環系を形成し、
その複素環環系がN、O及び/又はSから選ばれた1個以上の同じ、又は異なるヘテロ原子を有し、かつ
その二環式環系が1個以上のC原子の位置でR20で一置換又は多置換されていてもよく、縮合されたフェニル環の場合にそれがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21で置換されていてもよく、R20及びR21が請求項1又は2に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項20】
Wが単結合、-CH2-又は-CH=であることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項21】
Y、Aが互いに独立に2価の環式基1,4-フェニレン、1,4-シクロヘキシレン、1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ピペリジニレン、1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-1,4-イレン、2,5-ピリジニレン及び1,4-ピペラジニレンの中から選ばれ、Aがまた請求項3に従ってR3に連結されてもよく、かつ上記環式基が1個以上のC原子の位置でR20により一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはそれらがまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のN原子の位置でR21により置換されていてもよく、
Bがフェニル又はシクロヘキシルを表し、上記基がR20により一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はそのフェニル環が更にニトロにより一置換されていてもよく、R20が請求項1又は2に示された意味を有し、かつ
Wが単結合、-CH2-又は-CH=であり、かつ
Zが-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-、-CH2-C(CH3)2-、-CH(CH3)-CH2-、-C(CH3)2-CH2-又は-CH2-O-を表し、又は
式Iの部分式
【化13】

の基が1,3-ピロリジニレン及び1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に結合され、かつ
R3、R20及びR21が請求項1、2及び/又は12に示された意味を有することを特徴とする、請求項1から20のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項22】
式I.1〜I.14































【化14】




【化15】




【化16】

(式中、
U、Vは互いに独立にC又はNを表し、
R23、R24は互いに独立にH、F、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ-プロピル又はn-プロピルを表し、
式I.1〜I.6中で、R24は部分式

【化17】

の基が1,3-ピロリジニレン及び1,3-ピペリジニレンから選ばれた意味を有するような様式でR3に連結されてもよく、
R25、R26、R27は互いに独立に請求項1又は2に記載のR20について示された意味の一つを有し、又はフェニル基の場合にはまた単にニトロを表し、繰り返して現れる基R25、R26、R27は同じ、又は異なる意味を有してもよく、かつ
jは0、1、2、3又は4であり、かつ
m、nは互いに独立に0、1又は2を表し、かつ
L1、L2、L3、R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9、R20及びXは請求項1、2、5〜9及び/又は12に示された意味を有する)
の中から選ばれた請求項1から21のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項23】
式I.15
【化18】

(式中、
BはC1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル-、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル-又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニル-の中から選ばれ、1個以上のC原子はハロゲンにより一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基はR20により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ
Wは単結合、-O-、C1-4-アルキレン基、C2-4-アルケニレン基、C2-4-アルキニレン基、C1-4-アルキレンオキシ-基、オキシ-C1-4-アルキレン-基、C1-3-アルキレン-オキシ-C1-3-アルキレン-基、イミノ基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-基、イミノ-C1-4-アルキレン-基、N-(C1-3-アルキル)-イミノ-C1-4-アルキレン-基、C1-4-アルキレン-イミノ-基又はC1-4-アルキレン-N-(C1-3-アルキル)-イミノ基を表し、1個又は2個のC原子は互いに独立にヒドロキシ基、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル基、ω-(C1-3-アルコキシ)-C1-3-アルキル基及び/又はC1-3-アルコキシ基及び/又は1個もしくは2個の同じ、もしくは異なるC1-4-アルキル基により置換されていてもよく、かつ
kは0又は1を表し、かつ
U、V、R23、R24、R26、R27、m、n、L1、L2、L3、R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9、R20及びXは請求項22に示された意味を有する)
により特徴づけられる、請求項1から22のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項24】
U及びVが夫々の場合にC原子を表すことを特徴とする、請求項22又は23記載のカルボキサミド化合物。
【請求項25】
R1、R2が互いに独立に請求項5及び/又は6記載の意味を有し、かつ
R3が請求項12記載の意味を有し、かつ
Xが請求項8又は9記載の意味を有し、
基R1R2N-X-がまた請求項7記載の意味を有してもよいことを特徴とする、請求項21、22、23又は24記載のカルボキサミド化合物。
【請求項26】
Xが-CH2-、-CH(CH3)-又は-C(CH3)2-であることを特徴とする、請求項21から25のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項27】
R25、R26、R27が互いに独立にF、Cl、Br、I、OH、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ又はイソ-プロポキシを表し、フェニル基の置換の場合にはそれらがまたニトロを表してもよく、繰り返して現れる基R25、R26、R27が同じ、又は異なる意味を有してもよく、かつ
jが0、1又は2であり、かつ
m、nが互いに独立に0又は1であることを特徴とする、請求項21から26のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項28】
R6、R7、R8及び/又はR9が互いに独立にH、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ-プロピル又はn-プロピルを表し、R6、R7の場合にはまたFを表すことを特徴とする、請求項1から27のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物。
【請求項29】

(1) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(2) 3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-p-トリル-3H-キナゾリン-4-オン
(3) 3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
(4) 7-(4-メトキシ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(5) 7-(3,4-ジクロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(6) 7-(4-フルオロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(7) 7-(4-エチル-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(8) 2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
(9) 2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-7-p-トリル-3H-キナゾリン-4-オン
(10) 7-(4-クロロ-フェニル)-2-メチル-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(11) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-1H-キナゾリン-2,4-ジオン
(12) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-((S)-2-メトキシメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(13) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ジメチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(14) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピペリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(15) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(16) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(17) 5-(4-フルオロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-イソインドール-1,3-ジオン
(18) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(19) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(20) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピペリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(21) 4'-メトキシ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(22) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ジエチルアミノメチル-フェニル)-エチル〕-メチル-アミド
(23) 4-(4-クロロ-フェニル)-シクロヘキサンカルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(24) 4-メチルフェニル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(25) 4-(4-クロロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(26) 4-(4-クロロ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(27) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-プロピル〕-アミド
(28) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-(4-ピロリジン-1-イルメチル-ベンジルオキシ)-アミド
(29) 4-シクロヘキシル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(30) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(3-メトキシ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(31) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔6-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-ピリジン-3-イル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(32) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-{2-〔6-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-ピリジン-3-イル〕-エチル}-アミド
(33) 7-(3-メトキシ-フェニル)-3-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-3H-キナゾリン-4-オン
(34) 4-(4-オキソ-シクロヘキシル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(35) 4-シクロヘキシル-1-シクロヘキシルカルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(36) 4-ベンジル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(37) 4-シクロヘキシル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(38) 4-(4-クロロ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(39) 4-(4-フルオロ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(40) 4-(4-メトキシ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(41) 4-フェニル-ピペリジン-1-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(42) (4'-クロロ-ビフェニル-4-イル)-〔3-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-ピペリジン-1-イル〕-メタノン
(43) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-メチル-2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-プロピル〕-アミド
(44) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-シクロヘキシル)-エチル〕-アミド
(45) 4-ベンジル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(46) 4-(4-オキソ-シクロヘキシリデンメチル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(47) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸-〔2-(2-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(48) 5-(4-クロロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-2,3-ジヒドロ-イソインドール-1-オン
(49) 4-ピペリジン-1-イル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(50) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(4-ヒドロキシ-4-フェニル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(51) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(3-アザ-スピロ〔5.5〕ウンデカ-3-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(52) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(3-アザ-スピロ〔5.5〕ウンデカ-3-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-ベンゾ〔d〕〔1,2,3〕トリアジン-4-オン
(53) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-{2-〔4-(4-ヒドロキシ-4-フェニル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-3H-キナゾリン-4-オン
(54) 7-(4-クロロ-フェニル)-3-(2-{4-〔4-(ピリジン-2-イルオキシ)-ピペリジン-1-イルメチル〕-フェニル}-エチル)-3H-キナゾリン-4-オン
(55) 6-(4-クロロ-フェニル)-2-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-2H-イソキノリン-1-オン
(56) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-ブロモ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(57) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-メチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(58) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1-エチル-ピペリジン-2-イル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(59) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(4-アセチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(60) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-アザ-ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト-5-エン-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(61) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(62) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸(2-{4-〔(ジイソプロピルアミノ)-メチル〕-フェニル}-エチル)-アミド
(63) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔3-ブロモ-4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(64) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-ジメチルアミノメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(65) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3-ジメチルアミノ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(66) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-ブロモ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(67) 4-ペント-1-インイル-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(68) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(6-ピロリジン-1-イルメチル-ピリジン-3-イル)-エチル〕-アミド
(69) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(1-ピロリジン-1-イル-インダン-5-イル)-エチル〕-アミド
(70) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-ニトロ-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(71) 2',4'-ジクロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(72) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3-アミノ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(73) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-アミノメチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(74) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-2,6-ジアザ-スピロ〔3.4〕オクト-6-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(75) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(5-ピロリジン-1-イルメチル-ピリジン-2-イル)-エチル〕-アミド
(76) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(3-エチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(77) 4'-ブロモ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(78) 4-(5-クロロ-チオフェン-2-イル)-N-〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-ベンズアミド
(79) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(2-メチル-4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(80) 4'-ブロモ-3-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔3-ブロモ-4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(81) 4'-クロロ-2-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(82) 4'-エチル-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(83) tert.ブチル〔1-(4-{2-〔(4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボニル)-アミノ〕-エチル}-ベンジル)-ピロリジン-2-イルメチル〕-カルバミネート
(84) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(85) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2-メチル-ピロリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(86) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸(2-{4-〔(シクロプロピルメチル-アミノ)-メチル〕-フェニル}-エチル)-アミド
(87) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(88) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-{〔(2-ヒドロキシ-エチル)-メチル-アミノ〕-メチル}-フェニル)-エチル〕-アミド
(89) tert.ブチル〔1-(4-{2-〔(4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボニル)-アミノ〕-エチル}-ベンジル)-ピロリジン-3-イル〕-カルバミネート
(90) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,6-ジメチル-ピペリジン-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(91) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-アゼチジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(92) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(93) 4'-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(94) 4'-クロロ-3-フルオロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(95) 2'-フルオロ-4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(96) 5-(4-クロロ-フェニル)-ピリジン-2-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(97) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(2,5-ジヒドロ-ピロール-1-イルメチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
(98) 4'-ブロモ-ビフェニル-4-カルボン酸〔2-(4-ピロリジン-1-イルメチル-フェニル)-エチル〕-アミド
(99) 4'-クロロ-ビフェニル-4-カルボン酸{2-〔4-(1-ピロリジン-1-イルエチル)-フェニル〕-エチル}-アミド
の中から選ばれた請求項1又は2記載のカルボキサミド化合物。
【請求項30】
式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、(30)、(47)及び(50)〜(99)の中から選ばれた請求項29記載のカルボキサミド化合物。
【請求項31】
式I
【化19】

(式中、A、B、W、X、Y、Z、R1、R2、R3及びkは請求項1から28に明記された意味の一つを有する)
のカルボキサミド化合物の調製方法であって、
Aが基Aに連結されていない基R3を表す場合、
a) Aが窒素原子を介してカルボキサミド基に連結された窒素複素環基(これはまた窒素原子に加えてN、O及びSから選ばれた1個以上のヘテロ原子を有してもよい)を表す場合に、式I-1
【化20】

(式中、R1、R2、R3、X、Y及びZは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のアミン化合物を溶媒又は溶媒の混合物中で少なくとも一種の塩基の存在下でCDT(1,1'-カルボニルジ-(1,2,4-トリアゾール))及び式I-2
【化21】

(式中、A、B、W及びkは先に示された意味を有し、かつ基Aは二級アミン機能を有する)
の少なくとも一種の二級アミン化合物と反応させ、また
b)その他の場合について、式I-3
【化22】

(式中、A、B、W及びkは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のカルボン酸化合物を溶媒又は溶媒の混合物中で少なくとも一種の塩基の存在下でTBTU(2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム-テトラフルオロボレート)及び式I-1
【化23】

(式中、R1、R2、R3、X、Y及びZは先に示された意味を有する)
の少なくとも一種のアミン化合物と反応させ、また
Bが基Aに連結された基R3である場合に、
a)意味-CR6R7-(IIIa)(R6及びR7は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ia.1



【化24】

(式中、R1、R2、X、Y及びZは明記された意味を有する)
のアミン化合物を式Ia.2
【化25】

(式中、R6、R7、W、B及びkは明記された意味を有する)
のo-ブロモメチル-安息香酸エステル誘導体と反応させ、
b)意味-CR6=CR7-(IIIb)(式中、R6及びR7は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ib.2
【化26】

(式中、R6、R7、W、B及びkは明記された意味を有する)
のイソキノリノン誘導体を式Ib.3
【化27】

(式中、Y及びZは明記された意味を有し、かつOMsは好適な脱離基、好ましくはメシレートを表す)
の求電子化合物と反応させて、式Ib.4
【化28】

(式中、R6、R7、W、B、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のイソキノリン誘導体を得、更に式Ib.4のイソキノリン誘導体を既知の方法により誘導体化して式Iの化合物を生成し、
c)意味-N=CR8-(IIIc)(式中、R8は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ic.4
【化29】

(式中、R8、W、B及びkは明記された意味を有する)
のフタラジノン誘導体を式Ic.5
【化30】

(式中、Y及びZは明記された意味を有し、かつOMsは脱離基、好ましくはメシレートを表す)
の求電子化合物と反応させて、式Ic.6









【化31】

(式中、R8、W、B、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のフタラジノン誘導体を生成し、こうして得られた式Ic.6のフタラジノン誘導体を既知の方法により更に誘導体化して式Iの化合物(式中、Qが-N=CR8-(IIIc)を表す)を生成し、
d)意味-N=N-(IIId)を有する基Qの場合、式Id.1
【化32】

(式中、R1、R2、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体を好適なニトリル化合物及び酸の存在下で反応させて式Iの化合物(式中、Qは-N=N-を表す)を生成し、
e)意味-CO-NR9-(IIIe)(式中、R9は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式Ie.1
【化33】

(式中、R1、R2、R9、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体をCDI(カルボニルジイミダゾール)の存在下で反応させて式Iの化合物(式中、Qは-CO-NR9-を表す)を生成し、
f)意味-CR8=N-(IIIf)(式中、R8は先に定義されたとおりである)を有する基Qの場合、式If.1

【化34】

(式中、R1、R2、W、B、X、Y、Z及びkは明記された意味を有する)
のo-アミノ-ベンズアミド誘導体をR8について明記された意味を有するカルボン酸R8COOH及び/又は相当する活性化カルボン酸誘導体と反応させて式Iのキナゾリノン誘導体(式中、Qは-CR8=N-を表す)を生成し、
g)意味-CO-(IIIg)を有する基Qの場合、式Ig.2
【化35】

(式中、W、B及びkは明記された意味を有する)
のイソベンゾフランジオン誘導体を式Ig.1
【化36】

(式中、R1、R2、X、Y及びZは明記された意味を有する)
のアミンと反応させて、式Iの化合物(式中、Qは-CO-を表す)を生成することを特徴とする上記式Iのカルボキサミド化合物の調製方法。
【請求項32】
請求項1から30のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物の生理学上許される塩。
【請求項33】
必要により一種以上の生理学上許される賦形剤と一緒に請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含むことを特徴とする組成物。
【請求項34】
必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項35】
請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含む、哺乳類の食事挙動に影響するための医薬組成物
【請求項36】
請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を含む、哺乳類の体重を減少し、かつ/又は体重の増加を防止するための医薬組成物
【請求項37】
MCH-受容体拮抗活性を有する医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項38】
MCHにより引き起こされ、又はそれ以外にMCHと原因上関連している症候及び/又は疾患を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項39】
代謝障害及び/又は食事障害、特に肥満、多食症、神経性多食症、悪液質、拒食症、神経性食欲不振並びに過食症を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項40】
肥満と関連する疾患及び/又は障害、特に糖尿病、特にII型糖尿病、糖尿病の合併症(糖尿病性網膜症、糖尿病性ニューロパシー、糖尿病性腎症、インスリン耐性、病的グルコーストレランスを含む)、脳出血、心不全、心血管疾患、特に動脈硬化及び高血圧、関節炎並びに膝関節炎を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項41】
高脂血症、蜂巣炎、脂肪蓄積、悪性肥満細胞症、全身性肥満細胞症、情緒障害、感情障害、鬱病、不安、睡眠障害、生殖障害、性的障害、記憶障害、癲癇、痴呆の形態及びホルモン障害を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項42】
排尿障害、例えば、尿失禁、活動亢進の膀胱、切迫排尿、夜間多尿及び遺尿症を予防し、かつ/又は治療するのに適している、医薬組成物を調製するための請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩の使用。
【請求項43】
請求項1から30のいずれか1項に記載の少なくとも一種のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩を非化学的方法により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤に混入することを特徴とする、請求項33から38のいずれか1項に記載の医薬組成物の調製方法。
【請求項44】
必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に、
請求項1から30のいずれか1項に記載のカルボキサミド化合物及び/又は請求項32記載の塩から選ばれた第一活性物質、及び
糖尿病の治療のための活性物質、糖尿病の合併症の治療のための活性物質、肥満の治療のための活性物質、好ましくはMCHアンタゴニスト以外、高血圧の治療のための活性物質、動脈硬化を含む、高脂血症の治療のための活性物質、関節炎の治療のための活性物質、不安状態の治療のための活性物質及び鬱病の治療のための活性物質からなる群から選ばれた第二活性物質
を含むことを特徴とする医薬組成物。

【公表番号】特表2006−507246(P2006−507246A)
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−535098(P2004−535098)
【出願日】平成15年8月16日(2003.8.16)
【国際出願番号】PCT/EP2003/009099
【国際公開番号】WO2004/024702
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(503137975)ベーリンガー インゲルハイム ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト (129)
【Fターム(参考)】