化学化合物および炎症性疾患を処置するためにその化学化合物を含む薬学的組成物
本発明は、式(I)の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体に関し、これらは、MMP、ADAM、TACE、TNF−α、またはそれらの任意の組み合わせにより媒介される疾患または病気の治療に有用であり得る。その多くの実施態様では、本発明は、TACEの阻害剤、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせの産生の阻害剤としての新規種類の化合物、このような化合物を調製する方法、1種またはそれ以上のこのような化合物を含有する医薬組成物、1種またはそれ以上のこのような化合物を含有する医薬処方を調製する方法、およびこのような化合物または医薬組成物を使用してTACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した1種またはそれ以上の疾患を治療、予防、阻止または軽減する方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】
あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって、ここで:Aは、以下からなる群から選択される:
【化2】
および−CO2R1;
dは、0〜4である;
Jは、O、SおよびNR5からなる群から選択される;
Eは、以下からなる群から選択される:O、SおよびNR5;
Tは、OまたはSである;
R1およびR2は、同一または異なり、各々は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、およびヘテロアリールからなる群から選択される;あるいは、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルと縮合され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールおよび4員〜8員複素環の各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R10は、H、アルキル、およびフルオロアルキルからなる群から選択される;
R20は、H、アルキル、およびフルオロアルキルからなる群から選択される;
R30は、Hまたはアルキルであるか、あるいは、R30およびR40は、R40が式Iに結合して示されているNと一緒になって、結合されて、4員〜7員複素環を形成し、ここで、該複素環は、非置換であるか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換されており、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R40は、Hまたはアルキルである;
R50は、Hまたはアルキルである;
Wは、−(CR132)n−であり、ここで、nは、0〜5または共有結合であるか、あるいは、2個のR13基は、縮合されて、3員〜8員シクロアルキルを形成でき、ここで、該3員〜8員シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR6部分からなる群から選択される;
Xは、存在していないか存在しており、もし存在しているなら、Xは、共有結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
Yは、存在していないか存在しており、もし存在しているなら、Yは、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1または2である)、−O−、−S−、−NR1−、−SOv−(ここで、vは、1〜2である)、−SOn(CR62)p−(ここで、nは、1または2であり、そしてpは、1〜4である)、−O(CR62)q−または−(CR62)qO−(ここで、qは、1〜4である)、−N(R7)S(O)n−または−S(O)nN(R7)−(ここで、nは、1または2である)、および−N(R7)C(O)−または−C(O)N(R7)−からなる群から選択される;
Zは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールは、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルと縮合される;ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールの各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R5は、水素、アルキル、およびアルキルアリールからなる群から選択される;
各R6は、同一または異なり、そして別個に、水素、ハロゲン、−SR15、−S(O)qR15(ここで、qは、1〜2である)、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルコキシル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アミノカルボニル、アルキルカルボニル、およびアルコキシカルボニルからなる群から選択される;
各R7は、同一または異なり、そして別個に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルキルカルボニル、およびアルコキシカルボニルからなる群から選択され、ここで、該アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R13は、同一または異なり、そして別個に、水素、ハロゲン、−OH、−OR14、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、アルキルアミノ、およびアルキルカルボニルからなる群から選択される;
R14は、アルキルである;
各R70は、指示されたHに対する置換基であり、同一または異なり、そして別個に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)qN(R15)(R16)(ここで、qは、1〜2である)、−C(=NOR15)R16、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R17)S(O)2N(R16)(R15)、N(R17)S(O)N(R16)(R15)、−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−CH2−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、および−S(O)qR15(ここで、qは、1〜2である)からなる群から選択される;ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルの各々は、非置換であるか、または1個〜5個の基で置換されており、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR15、−N(R15)(R16)、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16);および−N(R15)S(O)R16からなる群から選択される;そして
各R15、R16およびR17は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択されるか、あるいは、R15およびR16は、それらが結合して示されているNと一緒になって、結合されて、4員〜8員複素環を形成し、ここで、該4員〜8員シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR75部分からなる群から選択される;
各R75は、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルの各々は、非置換であるか、または1個〜5個の基で置換されており、該基は、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR19、−N(R19)2、−C(O)OR19、−C(O)N(R19)2、および−N(R19)S(O)R19からなる群から選択される;そして
各R19は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択される、
化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
Aが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化3】
ここで、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、R70で置換されているか、あるいは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルと縮合されており、ここで、4員〜8員複素環は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項3】
Aが、以下である、請求項1に記載の化合物:
【化4】
ここで、R1およびR2は、同一または異なり、各々は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、およびヘテロアリールからなる群から選択される;ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキルおよびヘテロアリールは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項4】
Aが、以下である、請求項3に記載の化合物:
【化5】
【請求項5】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化6】
ここで、aは、0〜4である;そして
xは、0〜4である、
化合物。
【請求項6】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化7】
ここで、各xは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項7】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化8】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;
R11およびR12は、各R11およびR12が結合して示されている炭素と一緒になって、縮合ヘテロアリールまたは集合シクロアルキルであり、ここで、該縮合ヘテロアリールおよび縮合シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、ここで、xは、1より大きく、各R9部分は、同一または異なり、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項8】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化9】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される;そして
Gは、CH2、NR7、O、S、またはSO2からなる群から選択される、
化合物。
【請求項9】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化10】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
各R18は、同一または異なり、そして別個に、Hまたはアルキルである、
化合物。
【請求項10】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物:
【化11】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項11】
環が、−NR1R2から形成され、そして以下である、請求項2に記載の化合物:
【化12】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項12】
Jが、Oである、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
Eが、Oである、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
R10が、Hまたはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
R20が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
R30が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
R40が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項18】
R50が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項19】
R13が、Hまたはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
R13が、Hまたは−CH3である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R1およびR2が、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜6員複素環を表わし、該複素環が、前記Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環が、必要に応じて、R70で置換されており、ここで、R70が、アリールである、請求項2に記載の化合物。
【請求項22】
Yが、共有結合または−[C(R6)2]n−であり、ここで、nが、1〜2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項23】
Yが、共有結合、−CH2−、−C(H)(OH)−、−C(O)−および−O−からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項24】
Yが、共有結合または−CH2−である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
Yが、共有結合である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Wが、−(CR132)n−であり、ここで、nが、1〜5であり、そして各R13が、H、またはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項27】
Wが、−CH2−、−C(H)(CH3)−、−C(CH3)2−および−CH2CH2−からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項28】
Wが、−CH2−または−C(H)(CH3)−である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Xが、アルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項30】
Xが、フェニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Xが、フェニル、ピペリジニルおよびピリジニルからなる群から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Xが、以下からなる群から選択される、請求項29に記載の化合物:
【化13】
ここで、
xは、0〜4であり、ここで、xは、1より大きく、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される、
化合物。
【請求項33】
Xが、以下からなる群から選択される、請求項29に記載の化合物:
【化14】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項34】
Zが、H、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項35】
Zが、H、フェニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、チエニル、ピリジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピラジニル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびテトラジニルからなる群から選択され、ここで、該フェニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、チエニル、ピリジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピラジニル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびテトラジニルが、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分が、別個に、R70部分からなる群から選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項35に記載の化合物:
【化15】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項37】
Zが、フェニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
前記フェニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
Zが、チエニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項40】
前記チエニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
Zが、ピラゾリルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項42】
前記ピラゾリルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Zが、ピリジニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項44】
前記ピリジニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
Zが、イミダゾリルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項46】
前記イミダゾリルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化16】
ここで、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、1個またはそれ以上のR70で置換されているか、または必要に応じて、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルと縮合されており、ここで、該4員〜8員複素環は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;E、JおよびTは、同一であり、そしてOである;R10は、Hまたはアルキルである;R20、R30、R40およびR50は、同一であり、そしてHである;Wは、−(CR132)n−であり、ここで、nは、0〜5である;Xは、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択される;Yは、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1〜2である)、−O−、−S−、および−NR1−からなる群から選択される;そしてZは、以下からなる群から選択される:
【化17】
【請求項48】
【化18】
の前記−NR1R2が、以下である、請求項47に記載の化合物:
【化19】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項49】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、およびピラゾリルからなる群から選択される、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
Xが、フェニル、ピペリジニル、チエニル、およびピリジニルからなる群から選択され、そしてYが、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1〜2である)および−O−からなる群から選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
Xが、ピペリジニルであり、Yが、共有結合であり、そしてZが、2個の置換基を有するアリールまたはヘテロアリールであり、該置換基が、同一または異なり得、各部分が、別個に、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシおよびアミノからなる群から選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項52】
Wが、−CH2−、−C(H)CH3−、−C(CH3)2−からなる群から選択され、そしてYが、共有結合である、請求項47に記載の化合物。
【請求項53】
Wが、−CH2−または−C(H)(CH3)−であり、そしてYが、−CH2−である、請求項47に記載の化合物。
【請求項54】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、−[C(R6)2]n−であり、ここで、nが、1〜2である;そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化20】
【請求項55】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、−O−、−S−、および−NR1−からなる群から選択される;そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化21】
【請求項56】
Wが、−(CR132)n−であり、ここで、nが、1または2である;Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、共有結合であり、そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化22】
【請求項57】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項53に記載の化合物:
【化23】
【請求項58】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項54に記載の化合物:
【化24】
【請求項59】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項55に記載の化合物:
【化25】
【請求項60】
TACE、TNF−α、MMPまたはそれらの組み合わせの阻害活性を示す化合物(該化合物の鏡像異性体、立体異性体および互変異性体を含めて)、および該化合物の薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって、該化合物は、以下で列挙された構造の化合物から選択される:
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】
【化68】
【化69】
【化70】
【化71】
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】
【化81】
【化82】
【化83】
【化84】
【化85】
【化86】
【化87】
【化88】
【化89】
【化90】
【化91】
【化92】
【化93】
【化94】
【化95】
【化96】
【化97】
【化98】
【化99】
【化100】
【化101】
【化102】
【化103】
【化104】
【化105】
【化106】
【化107】
【化108】
【化109】
【化110】
【化111】
【化112】
【化113】
【化114】
【化115】
【化116】
【化117】
【化118】
【化119】
【化120】
【化121】
【化122】
【化123】
【化124】
【化125】
【化126】
【化127】
【化128】
【化129】
【化130】
【化131】
【化132】
【化133】
【化134】
【化135】
【化136】
【化137】
【化138】
【化139】
【化140】
【化141】
【請求項61】
前記化合物が、以下で列挙された構造の化合物から選択される、請求項60に記載の化合物:
【化142】
【化143】
【化144】
【化145】
【化146】
【化147】
【化148】
【化149】
【化150】
【化151】
【化152】
【化153】
【化154】
【化155】
【化156】
【化157】
【化158】
【化159】
【化160】
【化161】
【化162】
【化163】
【請求項62】
前記化合物が、以下で列挙された構造の化合物から選択される、請求項61に記載の化合物:
【化164】
【化165】
【化166】
【化167】
【請求項63】
活性成分として、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物を含有する、医薬組成物。
【請求項64】
少なくとも1種の薬学的に受容可能な担体をさらに含有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項65】
腫瘍壊死因子α−変換酵素(TACE)、腫瘍壊死因子α(TNF−α)、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)、ディスインテグリンおよびメタロプロテアーゼ(ADAM)またはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する方法であって、このような治療が必要な患者に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物の治療有効量を含有する医薬組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項66】
TACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項67】
TACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬組成物を調製する方法であって、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物と少なくとも1種の薬学的に受容可能な担体とを密接に接触させる工程を包含する、方法。
【請求項68】
被験体におけるTACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬組成物であって、このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程を包含する、組成物。
【請求項69】
精製した形態の請求項1に記載の化合物。
【請求項70】
被験体におけるTACE、MMP、TNF−α、アグレカナーゼ、またはそれらの任意の組み合わせに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項71】
前記アグレカナーゼが、アグレカナーゼ1またはアグレカナーゼ2である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
被験体における関節リウマチ、骨関節炎、歯周病、歯肉炎、角膜潰瘍、二次転移による固形腫瘍増殖および腫瘍浸潤、血管新生緑内障、炎症性腸疾患、多発性硬化症および乾癬からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項73】
被験体における発熱、心血管病、出血、凝血、悪液質、拒食症、アルコール依存症、急性期応答、急性伝染病、ショック、移植片対宿主反応、自己免疫疾患およびHIV感染からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項74】
被験体における敗血症ショック、血行動態ショック、敗血症症候群、虚血後再灌流傷害、マラリア、放線菌感染、髄膜炎、乾癬、鬱血性心不全、線維疾患、悪液質、移植片拒絶、癌(例えば、癌性T−細胞リンパ腫)、血管形成が関与している疾患、自己免疫疾患、皮膚炎症疾患、炎症性腸疾患(例えば、クローン病および大腸炎)、骨および関節リウマチ、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、成人スティル病、尿道炎、ウェジナー肉芽腫症、ベーチェット病、シェーグレン症候群、サルコイドーシス、多発性筋炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、坐骨神経症、複合性局所疼痛症候群、放射線障害、過酸素症肺胞傷害、歯周病、HIV、インシュリン非依存性糖尿病、全身性紅斑性狼瘡、緑内障、サルコイドーシス、特発性肺線維症、気管支肺異形成症、網膜症、強皮症、骨粗鬆症、腎虚血、心筋梗塞、脳卒中、脳虚血、腎炎、肝炎、糸球体腎炎、特発性線維化肺胞炎、乾癬、移植片拒絶、アトピー性皮膚炎、血管炎、アレルギー、季節性アレルギー性鼻炎、可逆性気道閉塞、成人性呼吸窮迫症候群、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および気管支炎からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項75】
COPDに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項76】
関節リウマチに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項77】
クローン病に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項78】
乾癬に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項79】
強直性脊椎炎に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項80】
坐骨神経症に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項81】
複合性局所疼痛症候群に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項82】
乾癬性関節炎に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項83】
多発性硬化症に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、アボネックス(登録商標)、ベタセロン、コパキソンまたは多発性硬化症治療用に指定された他の化合物からなる群から選択される化合物と併用して、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項84】
さらに、前記被験体に、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDS)、NSAID、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、生物学的応答調節物質(BRM)、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項71に記載の方法。
【請求項85】
さらに、前記被験体に、DMARDS、NSAIDs、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、BRMs、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項73に記載の方法。
【請求項86】
さらに、前記被験体に、DMARDS、NSAIDs、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、BRMs、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項75に記載の方法。
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】
あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって、ここで:Aは、以下からなる群から選択される:
【化2】
および−CO2R1;
dは、0〜4である;
Jは、O、SおよびNR5からなる群から選択される;
Eは、以下からなる群から選択される:O、SおよびNR5;
Tは、OまたはSである;
R1およびR2は、同一または異なり、各々は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、およびヘテロアリールからなる群から選択される;あるいは、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルと縮合され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールおよび4員〜8員複素環の各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R10は、H、アルキル、およびフルオロアルキルからなる群から選択される;
R20は、H、アルキル、およびフルオロアルキルからなる群から選択される;
R30は、Hまたはアルキルであるか、あるいは、R30およびR40は、R40が式Iに結合して示されているNと一緒になって、結合されて、4員〜7員複素環を形成し、ここで、該複素環は、非置換であるか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換されており、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R40は、Hまたはアルキルである;
R50は、Hまたはアルキルである;
Wは、−(CR132)n−であり、ここで、nは、0〜5または共有結合であるか、あるいは、2個のR13基は、縮合されて、3員〜8員シクロアルキルを形成でき、ここで、該3員〜8員シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR6部分からなる群から選択される;
Xは、存在していないか存在しており、もし存在しているなら、Xは、共有結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
Yは、存在していないか存在しており、もし存在しているなら、Yは、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1または2である)、−O−、−S−、−NR1−、−SOv−(ここで、vは、1〜2である)、−SOn(CR62)p−(ここで、nは、1または2であり、そしてpは、1〜4である)、−O(CR62)q−または−(CR62)qO−(ここで、qは、1〜4である)、−N(R7)S(O)n−または−S(O)nN(R7)−(ここで、nは、1または2である)、および−N(R7)C(O)−または−C(O)N(R7)−からなる群から選択される;
Zは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールは、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルと縮合される;ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールの各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R5は、水素、アルキル、およびアルキルアリールからなる群から選択される;
各R6は、同一または異なり、そして別個に、水素、ハロゲン、−SR15、−S(O)qR15(ここで、qは、1〜2である)、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルコキシル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アミノカルボニル、アルキルカルボニル、およびアルコキシカルボニルからなる群から選択される;
各R7は、同一または異なり、そして別個に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルキルカルボニル、およびアルコキシカルボニルからなる群から選択され、ここで、該アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR70部分からなる群から選択される;
R13は、同一または異なり、そして別個に、水素、ハロゲン、−OH、−OR14、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、アルキルアミノ、およびアルキルカルボニルからなる群から選択される;
R14は、アルキルである;
各R70は、指示されたHに対する置換基であり、同一または異なり、そして別個に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)qN(R15)(R16)(ここで、qは、1〜2である)、−C(=NOR15)R16、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R17)S(O)2N(R16)(R15)、N(R17)S(O)N(R16)(R15)、−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−CH2−N(R17)C(O)N(R16)(R15)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、および−S(O)qR15(ここで、qは、1〜2である)からなる群から選択される;ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルの各々は、非置換であるか、または1個〜5個の基で置換されており、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR15、−N(R15)(R16)、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16);および−N(R15)S(O)R16からなる群から選択される;そして
各R15、R16およびR17は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択されるか、あるいは、R15およびR16は、それらが結合して示されているNと一緒になって、結合されて、4員〜8員複素環を形成し、ここで、該4員〜8員シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、以下のR75部分からなる群から選択される;
各R75は、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルの各々は、非置換であるか、または1個〜5個の基で置換されており、該基は、別個に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR19、−N(R19)2、−C(O)OR19、−C(O)N(R19)2、および−N(R19)S(O)R19からなる群から選択される;そして
各R19は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択される、
化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
Aが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化3】
ここで、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、R70で置換されているか、あるいは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルと縮合されており、ここで、4員〜8員複素環は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項3】
Aが、以下である、請求項1に記載の化合物:
【化4】
ここで、R1およびR2は、同一または異なり、各々は、別個に、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、およびヘテロアリールからなる群から選択される;ここで、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアラルキルおよびヘテロアリールは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項4】
Aが、以下である、請求項3に記載の化合物:
【化5】
【請求項5】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化6】
ここで、aは、0〜4である;そして
xは、0〜4である、
化合物。
【請求項6】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化7】
ここで、各xは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項7】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化8】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;
R11およびR12は、各R11およびR12が結合して示されている炭素と一緒になって、縮合ヘテロアリールまたは集合シクロアルキルであり、ここで、該縮合ヘテロアリールおよび縮合シクロアルキルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、ここで、xは、1より大きく、各R9部分は、同一または異なり、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項8】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化9】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される;そして
Gは、CH2、NR7、O、S、またはSO2からなる群から選択される、
化合物。
【請求項9】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化10】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
各R18は、同一または異なり、そして別個に、Hまたはアルキルである、
化合物。
【請求項10】
環が、−NR1R2から形成され、そして該環が、以下からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物:
【化11】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項11】
環が、−NR1R2から形成され、そして以下である、請求項2に記載の化合物:
【化12】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項12】
Jが、Oである、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
Eが、Oである、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
R10が、Hまたはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
R20が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
R30が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
R40が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項18】
R50が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項19】
R13が、Hまたはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
R13が、Hまたは−CH3である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R1およびR2が、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜6員複素環を表わし、該複素環が、前記Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環が、必要に応じて、R70で置換されており、ここで、R70が、アリールである、請求項2に記載の化合物。
【請求項22】
Yが、共有結合または−[C(R6)2]n−であり、ここで、nが、1〜2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項23】
Yが、共有結合、−CH2−、−C(H)(OH)−、−C(O)−および−O−からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項24】
Yが、共有結合または−CH2−である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
Yが、共有結合である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Wが、−(CR132)n−であり、ここで、nが、1〜5であり、そして各R13が、H、またはアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項27】
Wが、−CH2−、−C(H)(CH3)−、−C(CH3)2−および−CH2CH2−からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項28】
Wが、−CH2−または−C(H)(CH3)−である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Xが、アルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項30】
Xが、フェニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Xが、フェニル、ピペリジニルおよびピリジニルからなる群から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Xが、以下からなる群から選択される、請求項29に記載の化合物:
【化13】
ここで、
xは、0〜4であり、ここで、xは、1より大きく、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される、
化合物。
【請求項33】
Xが、以下からなる群から選択される、請求項29に記載の化合物:
【化14】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項34】
Zが、H、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項35】
Zが、H、フェニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、チエニル、ピリジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピラジニル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびテトラジニルからなる群から選択され、ここで、該フェニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、チエニル、ピリジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピラジニル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびテトラジニルが、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分が、別個に、R70部分からなる群から選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項35に記載の化合物:
【化15】
ここで、
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R70部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R70部分の群からなる群から選択される、
化合物。
【請求項37】
Zが、フェニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
前記フェニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
Zが、チエニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項40】
前記チエニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
Zが、ピラゾリルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項42】
前記ピラゾリルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Zが、ピリジニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項44】
前記ピリジニルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
Zが、イミダゾリルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項46】
前記イミダゾリルが、少なくとも1個の置換基で置換されており、該置換基が、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アミノおよびテトラゾールからなる群から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
Aが、以下である、請求項2に記載の化合物:
【化16】
ここで、R1およびR2は、R1およびR2が結合して示されているNと一緒になって、4員〜8員複素環を表わし、該複素環は、該Nを含む1個〜3個のヘテロ原子を有し、該複素環は、必要に応じて、1個またはそれ以上のR70で置換されているか、または必要に応じて、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルと縮合されており、ここで、該4員〜8員複素環は、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;E、JおよびTは、同一であり、そしてOである;R10は、Hまたはアルキルである;R20、R30、R40およびR50は、同一であり、そしてHである;Wは、−(CR132)n−であり、ここで、nは、0〜5である;Xは、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択される;Yは、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1〜2である)、−O−、−S−、および−NR1−からなる群から選択される;そしてZは、以下からなる群から選択される:
【化17】
【請求項48】
【化18】
の前記−NR1R2が、以下である、請求項47に記載の化合物:
【化19】
ここで、
各R9は、指示されたHに対する置換基であり、そして同一または異なり得、各々は、別個に、−OH、−OR14、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、非置換であり得るか、または必要に応じて、別個に、同一または異なり得る1個またはそれ以上の部分で置換でき、各部分は、別個に、R70部分の群から選択される;そして
xは、0〜4であり、そしてxが1より大きいとき、各R9部分は、同一または異なり得、各部分は、別個に、R9部分の群から選択される、
化合物。
【請求項49】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、およびピラゾリルからなる群から選択される、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
Xが、フェニル、ピペリジニル、チエニル、およびピリジニルからなる群から選択され、そしてYが、共有結合、−[C(R6)2]n−(ここで、nは、1〜2である)および−O−からなる群から選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
Xが、ピペリジニルであり、Yが、共有結合であり、そしてZが、2個の置換基を有するアリールまたはヘテロアリールであり、該置換基が、同一または異なり得、各部分が、別個に、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシおよびアミノからなる群から選択される、請求項48に記載の化合物。
【請求項52】
Wが、−CH2−、−C(H)CH3−、−C(CH3)2−からなる群から選択され、そしてYが、共有結合である、請求項47に記載の化合物。
【請求項53】
Wが、−CH2−または−C(H)(CH3)−であり、そしてYが、−CH2−である、請求項47に記載の化合物。
【請求項54】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、−[C(R6)2]n−であり、ここで、nが、1〜2である;そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化20】
【請求項55】
Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、−O−、−S−、および−NR1−からなる群から選択される;そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化21】
【請求項56】
Wが、−(CR132)n−であり、ここで、nが、1または2である;Xが、フェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選択される;Yが、共有結合であり、そしてZが、以下からなる群から選択される、請求項47に記載の化合物:
【化22】
【請求項57】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項53に記載の化合物:
【化23】
【請求項58】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項54に記載の化合物:
【化24】
【請求項59】
Zが、以下からなる群から選択される、請求項55に記載の化合物:
【化25】
【請求項60】
TACE、TNF−α、MMPまたはそれらの組み合わせの阻害活性を示す化合物(該化合物の鏡像異性体、立体異性体および互変異性体を含めて)、および該化合物の薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって、該化合物は、以下で列挙された構造の化合物から選択される:
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】
【化68】
【化69】
【化70】
【化71】
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】
【化81】
【化82】
【化83】
【化84】
【化85】
【化86】
【化87】
【化88】
【化89】
【化90】
【化91】
【化92】
【化93】
【化94】
【化95】
【化96】
【化97】
【化98】
【化99】
【化100】
【化101】
【化102】
【化103】
【化104】
【化105】
【化106】
【化107】
【化108】
【化109】
【化110】
【化111】
【化112】
【化113】
【化114】
【化115】
【化116】
【化117】
【化118】
【化119】
【化120】
【化121】
【化122】
【化123】
【化124】
【化125】
【化126】
【化127】
【化128】
【化129】
【化130】
【化131】
【化132】
【化133】
【化134】
【化135】
【化136】
【化137】
【化138】
【化139】
【化140】
【化141】
【請求項61】
前記化合物が、以下で列挙された構造の化合物から選択される、請求項60に記載の化合物:
【化142】
【化143】
【化144】
【化145】
【化146】
【化147】
【化148】
【化149】
【化150】
【化151】
【化152】
【化153】
【化154】
【化155】
【化156】
【化157】
【化158】
【化159】
【化160】
【化161】
【化162】
【化163】
【請求項62】
前記化合物が、以下で列挙された構造の化合物から選択される、請求項61に記載の化合物:
【化164】
【化165】
【化166】
【化167】
【請求項63】
活性成分として、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物を含有する、医薬組成物。
【請求項64】
少なくとも1種の薬学的に受容可能な担体をさらに含有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項65】
腫瘍壊死因子α−変換酵素(TACE)、腫瘍壊死因子α(TNF−α)、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)、ディスインテグリンおよびメタロプロテアーゼ(ADAM)またはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する方法であって、このような治療が必要な患者に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物の治療有効量を含有する医薬組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項66】
TACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項67】
TACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬組成物を調製する方法であって、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物と少なくとも1種の薬学的に受容可能な担体とを密接に接触させる工程を包含する、方法。
【請求項68】
被験体におけるTACE、TNF−α、MMP、ADAMまたはそれらの任意の組み合わせに関連した障害を治療する医薬組成物であって、このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程を包含する、組成物。
【請求項69】
精製した形態の請求項1に記載の化合物。
【請求項70】
被験体におけるTACE、MMP、TNF−α、アグレカナーゼ、またはそれらの任意の組み合わせに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項71】
前記アグレカナーゼが、アグレカナーゼ1またはアグレカナーゼ2である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
被験体における関節リウマチ、骨関節炎、歯周病、歯肉炎、角膜潰瘍、二次転移による固形腫瘍増殖および腫瘍浸潤、血管新生緑内障、炎症性腸疾患、多発性硬化症および乾癬からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項73】
被験体における発熱、心血管病、出血、凝血、悪液質、拒食症、アルコール依存症、急性期応答、急性伝染病、ショック、移植片対宿主反応、自己免疫疾患およびHIV感染からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項74】
被験体における敗血症ショック、血行動態ショック、敗血症症候群、虚血後再灌流傷害、マラリア、放線菌感染、髄膜炎、乾癬、鬱血性心不全、線維疾患、悪液質、移植片拒絶、癌(例えば、癌性T−細胞リンパ腫)、血管形成が関与している疾患、自己免疫疾患、皮膚炎症疾患、炎症性腸疾患(例えば、クローン病および大腸炎)、骨および関節リウマチ、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、成人スティル病、尿道炎、ウェジナー肉芽腫症、ベーチェット病、シェーグレン症候群、サルコイドーシス、多発性筋炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、坐骨神経症、複合性局所疼痛症候群、放射線障害、過酸素症肺胞傷害、歯周病、HIV、インシュリン非依存性糖尿病、全身性紅斑性狼瘡、緑内障、サルコイドーシス、特発性肺線維症、気管支肺異形成症、網膜症、強皮症、骨粗鬆症、腎虚血、心筋梗塞、脳卒中、脳虚血、腎炎、肝炎、糸球体腎炎、特発性線維化肺胞炎、乾癬、移植片拒絶、アトピー性皮膚炎、血管炎、アレルギー、季節性アレルギー性鼻炎、可逆性気道閉塞、成人性呼吸窮迫症候群、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および気管支炎からなる群から選択される病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項75】
COPDに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項76】
関節リウマチに関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項77】
クローン病に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項78】
乾癬に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項79】
強直性脊椎炎に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項80】
坐骨神経症に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項81】
複合性局所疼痛症候群に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項82】
乾癬性関節炎に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項83】
多発性硬化症に関連した病気または疾患を治療する方法であって、該方法は、以下の工程を包含する:このような治療を必要とする該被験体に、アボネックス(登録商標)、ベタセロン、コパキソンまたは多発性硬化症治療用に指定された他の化合物からなる群から選択される化合物と併用して、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物または異性体の治療有効量を投与する工程。
【請求項84】
さらに、前記被験体に、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDS)、NSAID、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、生物学的応答調節物質(BRM)、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項71に記載の方法。
【請求項85】
さらに、前記被験体に、DMARDS、NSAIDs、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、BRMs、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項73に記載の方法。
【請求項86】
さらに、前記被験体に、DMARDS、NSAIDs、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制薬、BRMs、抗炎症薬およびH1アンタゴニストからなる群から選択される少なくとも1種の医薬の治療有効量を投与する工程を包含する、請求項75に記載の方法。
【公表番号】特表2008−501691(P2008−501691A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515501(P2007−515501)
【出願日】平成17年6月1日(2005.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/019131
【国際公開番号】WO2005/121130
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月1日(2005.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/019131
【国際公開番号】WO2005/121130
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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