説明

半導体素子及び半導体素子のパターン形成方法

【課題】多様な幅を有するパターンを同時に形成しつつ、一部領域ではダブルパターニング技術によりパターン密度を倍加させる半導体素子のパターン形成工程及び該工程を容易に適用可能な構造の半導体素子を提供する。
【解決手段】半導体素子は、第1方向に相互平行に延びている複数のラインパターンを含む。複数のラインパターンのうちから選択される複数の第1ラインパターンは、第2方向に沿って交互に選択されて両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、素子領域の第1端部にさらに近い各端部に比べて、第1端部からさらに遠く位置する第1端部を有する。複数のラインパターンのうちから選択される複数の第2ラインパターンは、第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、第1端部にさらに近い各端部より、第1端部からさらに近く位置する第2端部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体素子及び半導体素子のパターン形成方法に係り、特に、多様な幅を有するパターンを同時に形成するための高密度パターン形成用の狭幅(narrow−width)ラインパターンとそれに連結されている広幅(wide−width)パターンとを利用することによって得られる構造を有する半導体素子と、前記狭幅ラインパターン及び広幅パターンを含むパターンを利用して半導体素子に必要な多様なパターンを形成する半導体素子のパターン形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
高度にスケーリングされた高集積半導体素子を製造するに当たって、微小幅を有し、微小ピッチで反復形成される微細パターンと比較的広幅のパターンを同時に利用して半導体素子の微細パターンを形成するために、フォトリソグラフィー工程の適用回数を減らしつつ、多様なパターンを同時に形成する技術が必要である。また、このような技術を適用しうる新たな配置構造を有する半導体素子が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、互に異なる幅を有するパターンを利用してフォトリソグラフィー工程での解像限界を超える微細パターンを形成するに当たって、パターンの幅差によるフォトリソグラフィー工程を追加せずとも具現可能な構造を有する半導体素子を提供することである。
【0004】
本発明の他の目的は、互に異なる幅を有するパターンを利用してフォトリソグラフィー工程での解像限界を超える微細パターンをダブルパターニング(double patterning)工程により具現するに当たって、パターンの幅差によるフォトリソグラフィー工程の追加が不要な半導体素子のパターン形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明による半導体素子は、基板上の素子領域の第1端部から離隔されている前記素子領域内のセンター部分で互に離隔された状態で第1方向に沿って相互平行に延びている複数のラインパターンと、前記複数のラインパターンのうち、前記第1方向に直交する第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記第1端部にさらに近い各端部に比べて前記第1端部からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1ラインパターンと、前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記第1端部にさらに近い各端部より前記第1端部からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2ラインパターンを含む。
【0006】
本発明による半導体素子において、前記複数のラインパターンで前記第1ラインパターン及び第2ラインパターンが1つずつ交互に配されうる。
【0007】
前記複数の第1ラインパターンの第1端部は、各々前記素子領域の第1端部から第1距離に位置され、前記複数の第2ラインパターンの第2端部は、各々前記素子領域の第1端部から前記第1距離よりさらに近い第2距離に位置されうる。
【0008】
前記複数のラインパターンは、最外側に位置する最外側ラインパターンをさらに含みうる。前記最外側ラインパターンは、それに隣接するラインパターンの両端部のうち、前記第1端部にさらに近い端部よりも、前記第1端部からさらに遠く位置する最外側端部を有することができる。
【0009】
前記素子領域は、前記センター部分を挟んで前記第1端部の反対側に位置する第2端部を含みうる。そして、前記複数の第1ラインパターンは、前記第1端部の反対側に位置する第3端部を有し、前記第3端部は、前記第1ラインパターンの両側で各々隣接している2つの第2ラインパターンの両端部のうち、前記第2端部にさらに近い各端部より前記第2端部からさらに遠く位置しうる。また、前記複数の第2ラインパターンは、前記第2端部の反対側に位置する第4端部を有し、前記第4端部は、前記第2ラインパターンの両側で各々隣接している2つの第1ラインパターンの両端部のうち、前記第2端部にさらに近い各端部より前記第2端部からさらに近く位置しうる。
【0010】
本発明による半導体素子は、前記素子領域のセンター領域で前記複数の第1ラインパターンのうちから選択された第1ラインパターンから前記第1方向に沿って第1距離ほど離隔された状態で、前記選択された第1ラインパターンと前記第1方向に隣接している第3ラインパターンと、前記素子領域のセンター領域で前記複数の第2ラインパターンのうちから選択された第2ラインパターンから前記第1方向に沿って第2距離ほど離隔された状態で、前記選択された第2ラインパターンと前記第1方向に隣接している第4ラインパターンとをさらに含みうる。前記第1距離は、前記第2距離よりさらに大きくありえる。また、前記第1距離及び第2距離は、各々前記複数のラインパターンで前記第2方向に沿うそれぞれの幅より大きくありえる。
【0011】
前記素子領域のセンター部分には、前記複数のラインパターンで前記第2方向に沿うそれぞれの幅より長く前記第1方向に沿って延び、前記ラインパターンのない非パターン領域を含みうる。前記非パターン領域は、前記選択された第1ラインパターン及び前記第3ラインパターンと、前記選択された第2ラインパターン及び前記第4ラインパターンにより前記第1方向に沿う幅が限定され、前記複数のラインパターンのうちから選択された2つのラインパターンにより前記第2方向に沿う幅が限定されうる。前記選択された2つのラインパターン間には、前記第3ラインパターン及び第4ラインパターンのうちから選択される少なくとも1つのラインパターンが複数個存在しうる。
【0012】
本発明による半導体素子で、前記第1ラインパターン及び第2ラインパターンは、前記第2方向に沿って相互等間隔に配されうる。
【0013】
前記複数のラインパターンは、各々前記素子領域に活性領域を定義するための素子分離膜でありうる。前記素子領域のセンター部分では前記複数のラインパターンにより前記複数のラインパターンそれぞれの間に位置する複数のラインタイプ活性領域が定義されうる。そして、前記素子領域のセンター領域で前記複数の第1ラインパターンのうちから選択された第1ラインパターンから前記第1方向に沿って第1距離ほど離隔された状態で、前記選択された第1ラインパターンと前記第1方向に隣接している第3ラインパターンと、前記素子領域のセンター領域で前記複数の第2ラインパターンのうちから選択された第2ラインパターンから前記第1方向に沿って第2距離ほど離隔された状態で、前記選択された第2ラインパターンと前記第1方向に隣接している第4ラインパターンとをさらに含みうる。前記素子領域のセンター部分で前記第1ラインパターン、第2ラインパターン、第3ラインパターン及び第4ラインパターンによりアイランド型活性領域の一部が定義されうる。前記アイランド型活性領域は、前記第1方向に沿う幅が互に異なる部分を含みうる。
【0014】
前記他の目的を達成するための本発明による半導体素子のパターン形成方法では、センター部分と前記センター部分を取り囲むエッジ部分を有する素子領域を含む基板上に第1層を形成する。前記第1層上にデュアルマスク層を形成する。前記デュアルマスク層をパターニングし、前記センター部分で第1方向に沿って相互平行に延びて前記第1方向に垂直な第2方向で第1間隔を挟んで互に離隔されており、前記第2方向で第1幅を各々有し、前記エッジ部分に対面する第1マスク端部を各々有する複数の第1マスクパターンと、前記エッジ部分に位置されて前記第1方向で前記第1幅より広い第2幅を有し、前記複数の第1マスクパターンの第1マスク端部に各々連結されている第2マスクパターンを含むマスクパターンを形成する。前記複数の第1マスクパターンの両側壁を覆う複数の第1スペーサと、前記第2マスクパターンの側壁を覆う複数の第2スペーサを含むスペーサを形成する。前記第1マスクパターンを除去する。前記第2マスクパターン、前記複数の第1スペーサ、及び前記複数の第2スペーサをエッチングマスクとして利用して前記素子領域で前記第1層をエッチングする。
【0015】
前記複数の第1マスクパターンのうちから選択される互に隣接する2つの第1マスクパターン間には互に隣接する2つの第1スペーサと1つの第2スペーサが形成され、前記互に隣接する2つの第1スペーサは前記1つの第2スペーサを通じて互に連結されうる。前記スペーサを形成した後、前記互に隣接する2つの第1マスクパターン間の空間を通じて前記第1層の露出上面が露出されうる。前記第1層の露出上面は、前記第2方向で前記第1幅と同じ幅を有することができる。
【0016】
前記マスクパターンを形成する段階で、前記マスクパターンが前記複数の第1マスクパターンと、前記第2マスクパターンと、前記センター部分のうち、一部領域に位置され、前記第2方向で前記第1幅より広い第3幅を有し、前記複数の第1マスクパターンのうちから選択された一部の第1マスクパターンと相互連結されている第3マスクパターンを含むように前記デュアルマスク層をパターニングしうる。ここで、前記第3マスクパターンは、前記エッジ部分に対面する第3マスク端部を有し、前記第3マスクパターンは前記第3マスク端部で前記複数の第1マスクパターンのうちから選択される1つの第1マスクパターンと相互連結されうる。または、前記第3マスクパターンは、前記エッジ部分に対面する第3マスク端部を有し、前記第3マスクパターンは前記第3マスク端部で前記複数の第1マスクパターンのうちから選択される複数の第1マスクパターンと相互連結されうる。
【0017】
本発明による半導体素子のパターン形成方法で、前記第1層のエッチングにより前記第1層には、前記センター部分で前記第2方向で前記第1間隔よりさらに小さな第2間隔を挟んで互に離隔された状態で、前記第1方向に沿って相互平行に延びている複数のラインパターンが転写され、前記複数のラインパターンは前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部に比べて前記エッジ部分からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1ラインパターンと、前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部より、前記エッジ部分からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2ラインパターンと、を含みうる。
【発明の効果】
【0018】
本発明による半導体素子は、互に異なる幅を有する複数のパターンを同時に形成するに当たって、パターンの幅差によって要求されるフォトリソグラフィー工程を追加せずとも前記パターンを容易に具現しうる構造を有する。
【0019】
本発明によるパターン形成方法によれば、多様な幅を有するパターンを同時に形成するに当たって、パターンの幅差による別途のフォトリソグラフィー工程を追加する必要がない。したがって、互に異なる幅及び互に異なるパターン密度を有する多様なパターンを単純化された工程により容易に形成し、工程コストを下げることによって、生産性を高めうる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明によるパターン形成方法を適用して具現する例示的な半導体素子のメモリシステムを概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明による半導体素子のパターン形成方法を具現するのに用いられる工程を説明するための一例による半導体素子の一部構成のレイアウトである。
【図3A】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3B】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3C】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3D】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3E】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3F】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3G】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図3H】本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図4A】本発明による半導体素子の製造に用いられる第2工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図4B】本発明による半導体素子の製造に用いられる第2工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図4C】本発明による半導体素子の製造に用いられる第2工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図4D】本発明による半導体素子の製造に用いられる第2工程を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図5A】本発明の第1実施例による半導体素子の一部構成を示すレイアウトである。
【図5B】本発明の方法によって、図5Aのレイアウトを有する活性領域をセルアレイ領域に定義するに当たって、セルアレイ領域のセンター部分でダブルパターニング工程を利用して、パターン密度が倍加された活性領域を定義するために、フォトリソグラフィー工程により1次的に形成可能なマスクパターンの形状を例示した平面図である。
【図6A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図6B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図6AのX1−X1’線の断面図である、
【図6C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図6AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図7A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図7B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図7AのX1−X1’線の断面図である、
【図7C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図7AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図8A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図8B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図8AのX1−X1’線の断面図である、
【図8C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図8AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図9A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図9B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図9AのX1−X1’線の断面図である、
【図9C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図9AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図10A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図10B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図10AのX1−X1’線の断面図である、
【図10C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図10AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図11A】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域を示す平面図である。
【図11B】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図11AのX1−X1’線の断面図である、
【図11C】図3Aないし図3Hの第1工程を利用して、図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図11AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図12A】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域のうち、図6Aで‘LOCAL1’及び‘LOCAL2’で表示した領域に対応する部分の平面図である。
【図12B】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図12AのX1−X1’線の断面図である。
【図12C】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図12AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図13A】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域のうち、図6Aで‘LOCAL1’及び‘LOCAL2’で表示した領域に対応する部分の平面図である。
【図13B】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図13AのX1−X1’線の断面図である。
【図13C】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図13AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図14A】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図5Aに示す半導体素子の一部領域のうち、図6Aで‘LOCAL1’及び‘LOCAL2’で表示した領域に対応する部分の平面図である。
【図14B】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図14AのX1−X1’線の断面図である。
【図14C】第2工程を利用して図5Aの半導体素子を製造する方法を説明するための図面であって、図14AのY1−Y1’線及びY2−Y2’線の断面図である。
【図15】本発明の第2実施例による半導体素子の一部構成を示すレイアウトである。
【図16】本発明の第3実施例による半導体素子の一部構成を示すレイアウトである。
【図17】本発明の方法によって図16のレイアウトを有する複数の配線ラインをセルアレイ領域に形成するに当たって、セルアレイ領域のセンター部分でダブルパターニング工程を利用して、パターン密度が倍加された配線ラインを形成するためにフォトリソグラフィー工程により1次的に形成可能なマスクパターンの形状を例示した平面図である。
【図18A】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18B】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18C】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18D】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18E】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18F】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【図18G】図16の半導体素子を製造する方法を説明するために工程順序によって示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次いで、本発明の望ましい実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明の実施例は多様な形態に変形でき、本発明の範囲が後述する実施例に限定されると解釈されてはならない。本発明の実施例は、本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。添付図面において、層及び領域それぞれの厚さ及び幅は、明細書の明確性のために誇張されている。添付図面で、同じ符号は同じ要素を示す。また、図面での多様な要素と領域は、概略的に示されたものである。したがって、本発明は、添付した図面に描かれた相対的な大きさや間隔により制限されない。
【0022】
図1は、本発明によるパターン形成方法を適用して具現しうる例示的な半導体素子のメモリシステム100を概略的に示すブロック図である。
【0023】
図1を参照すれば、半導体素子のメモリシステム100は、ホスト10、メモリコントローラ20、及びフラッシュメモリ30を備える。
【0024】
前記メモリコントローラ20は、ホスト10とフラッシュメモリ30との間のインターフェースの役割を行い、バッファメモリ22を含む。図示していないが、前記メモリコントローラ20は、CPU、ROM、RAM及びインターフェースブロックをさらに含みうる。
【0025】
前記フラッシュメモリ30は、セルアレイ32、デコーダ34、ページバッファ36、ビットライン選択回路38、データバッファ42、及び制御ユニット44をさらに含みうる。
【0026】
前記ホスト10からデータ及び書込み命令(write command)がメモリコントローラ20に入力され、前記メモリコントローラ20では入力された命令によってデータがセルアレイ32に書き込まれるようにフラッシュメモリ30を制御する。また、メモリコントローラ20は、ホスト10から入力される読出し命令(read command)によって、セルアレイ32に保存されているデータが読出されるようにフラッシュメモリ30を制御する。前記バッファメモリ22は、ホスト10とフラッシュメモリ30との間で伝送されるデータを臨時保存する役割を行う。
【0027】
前記フラッシュメモリ30のセルアレイ32は、複数のメモリセルで構成される。前記デコーダ34は、ワードラインWL0、WL1、...、WLnを通じてセルアレイ32と連結されている。前記デコーダ34は、メモリコントローラ20からアドレスを入力され、1つのワードラインWL0、WL1、...、WLnを選択するか、ビットラインBL0、BL1、...、BLmを選択するように選択信号Yiを発生させる。ページバッファ36は、ビットラインBL0、BL1、...、BLmを通じてセルアレイ32と連結される。
【0028】
図2は、本発明による半導体素子のパターン形成方法を具現するのに用いられる工程を説明するための半導体素子200の一部構成のレイアウトである。
【0029】
図2で、第1領域Aは、単位記憶素子が形成されるセルアレイ領域のセンター部分でありうる。例えば、第1領域Aには、図1に例示されたセルアレイ32が形成されうる。第2領域Bは、セルアレイ領域のエッジ部分になりうる。または、第2領域Bは、第1領域Aに形成された単位記憶素子を駆動させるための周辺回路が形成される周辺回路領域またはコア領域でありうる。または、第2領域Bは、セルアレイ領域の一部として比較的広幅のパターンが形成される部分でありうる。
【0030】
図2で、第1領域Aは、比較的小さな寸法の第1幅W1を有する2つの第1パターン210が比較的小さな寸法の第1間隔Dを挟んで互に隣接しているパターンを含む。前記第1領域Aで、形成しようとする単位素子の種類及び所望の特性によって第1幅W1及び第1間隔Dは任意に設計されうる。例えば、前記第1幅W1及び第1間隔Dは、同一でありえる。または、前記第1幅W1は、前記第1間隔Dより大きいか、小さくあり得る。
【0031】
前記第2領域Bには比較的大きな寸法の第2幅W2を有する第2パターン220が含まれている。
【0032】
例えば、前記第1パターン210は、セルアレイ領域のセンター部分の活性領域または導電層を構成しうる。前記第2パターン220は、セルアレイ領域のエッジ部分の活性領域、または周辺回路領域の活性領域を構成しうる。または、第2パターン220は、周辺回路領域またはセルアレイ領域の導電パターンを構成しうる。または、前記第2パターン220はアラインキー(align key)を構成しうる。前記第1パターン210及び第2パターン220は、図2に例示されたように、相互分離された配置とすることができる。または、図示していないが、前記第1パターン210及び第2パターン220がそれらの間に位置する連結部(図示せず)を通じて互に連結されて一体型構造にもなりうる。
【0033】
図3Aないし図3Hは、本発明による半導体素子の製造に用いられる第1工程を説明するために工程順序によって示した断面図である。図3Aないし図3Hで、第1領域Aには、図2のIIIA−IIIA’線の断面に対応する部分が示されており、第2領域Bには図2のIIIB−IIIB’線の断面に対応する部分が示されている。
【0034】
図3Aを参照すれば、基板300上の第1領域A及び第2領域Bに被エッチング膜310、デュアルマスク層320、及びエッチングマスク層330を順次に形成する。その後、前記エッチングマスク層330上にマスクパターン340を形成する。前記マスクパターン340は、前記第1領域Aで最終的に形成しようとする複数のパターン210(図2参照)のうち、相互隣接した2つのパターン間の第1間隔Dに対応する微細幅WD1を有する第1マスク部分340Aと、前記第2領域Bで最終的に形成しようとする第2パターン220の第2幅W2より小さな第3幅W3を有する第2マスク部分340Bとを含む。前記第1マスク部分340A及び第2マスク部分340Bは、1つのフォトマスクを利用する1回のフォトリソグラフィー工程を利用して同時に形成されうる。
【0035】
ここで、前記第3幅W3と前記微細幅WD1との差は、図3Dを参照して後述するような結果が得られる程度ならば十分である。前記第3幅W3と前記微細幅WD1との差が大きいほど、図3Dを参照して後述するような結果を得るのに有利である。
【0036】
前記基板300は、シリコン基板のような通常の半導体基板からなりうる。
【0037】
前記被エッチング膜310は、導電膜または絶縁膜であり、例えば、金属、半導体、または絶縁物質からなりうる。図2で、前記第1パターン210及び第2パターン220が各々基板300に形成される活性領域パターンである場合、前記被エッチング膜310は省略されうる。
【0038】
前記デュアルマスク層320は、前記第1領域A及び第2領域Bで相異なる役割を行う。前記デュアルマスク層320のうち、第1領域Aに形成される部分は、第1領域Aで、パターン密度が倍加された複数のエッチングマスクパターンを形成するための犠牲膜として用いられる。前記デュアルマスク層320のうち、第2領域Bに形成される部分は、第2領域Bで所望のパターンを形成するのに必要なエッチングマスクの一部を形成する。
【0039】
前記デュアルマスク層320は、被エッチング膜310の種類によって多様な膜質からなりうる。例えば、前記デュアルマスク層320は、ACL(amorphous carbon layer)または炭素含有膜からなりうる。または、前記デュアルマスク層320は、SiO、Si、SiCN、ポリシリコンのようなシリコン含有物質のうちから選択されるいずれか1つの物質からなりうる。
【0040】
前記デュアルマスク層320を形成するためにスピンコーティング(spin coating)またはCVD(chemical vapor deposition)工程を利用しうる。例えば、前記デュアルマスク層320を炭素含有膜で形成するための工程を例示すれば、次の通りである。まず、前記被エッチング膜310上に約1000〜5000Åの厚さの有機化合物層を形成する。この際、必要によってスピンコーティング工程または他の蒸着工程を利用しうる。前記有機化合物は、フェニル、ベンゼン、またはナフタレンのような芳香族環を含む炭化水素化合物またはその誘導体からなりうる。前記有機化合物は、その総重量を基準に約85〜99重量%の比較的高い炭素含有量を有する物質からなりうる。前記有機化合物層を約150〜350℃の温度下で1次ベーク(bake)して炭素含有膜を形成しうる。前記1次ベークは、約60秒間行われる。その後、前記炭素含有膜を約300〜550℃の温度下で2次ベークして硬化させる。前記2次ベークは、約30〜300秒間行われる。このように、前記炭素含有膜を2次ベーク工程により硬化させることによって、前記炭素含有膜上に他の膜質を形成する時、約400℃以上の比較的高温下で蒸着工程を行っても、蒸着工程中に前記炭素含有膜に悪影響を及ぼすことはない。
【0041】
前記エッチングマスク層330は、比較的広幅のパターンが形成される第2領域Bでのみエッチングマスクの役割を行うために形成するものである。前記エッチングマスク層330は、前記第1領域A及び第2領域Bで互に同じ厚さを有するように形成されうる。または、図示していないが、必要によって前記エッチングマスク層330の厚さが第2領域Bより第1領域Aでさらに小さくなるように、前記エッチングマスク層330を形成しても良い。前記エッチングマスク層330の厚さは、前記エッチングマスク層330を構成する材料、図3Cを参照して後述する後続のデュアルマスク層320エッチング工程時のエッチング条件、前記第1マスク部分340Aの幅WD1、及び前記第2マスク部分340Bの第3幅W3を考慮し、図3Dを参照して後述するような等方性エッチング工程の結果を得るのに十分な条件に設定しうる。これについてのさらに詳細な説明は図3C及び図3Dを参照して後述する。
【0042】
前記エッチングマスク層330は、前記デュアルマスク層320に対してエッチングマスクとして利用されるように、前記デュアルマスク層320とは異なるエッチング選択比を有する物質からなりうる。例えば、前記エッチングマスク層330は、SiON、SiO、Si、SiCN、ポリシリコンのようなシリコン含有物質のうちから選択されるいずれか1つの物質からなりうる。または、前記エッチングマスク層330は、金属または有機物からなりうる。例えば、前記デュアルマスク層320は、ポリシリコンからなり、前記エッチングマスク層330はSiOからなりうる。または、前記デュアルマスク層320は、炭素含有膜からなり、前記エッチングマスク層330は、SiOからなりうる。または、前記デュアルマスク層320は炭素含有膜からなり、前記エッチングマスク層330はSiONからなりうる。
【0043】
前記マスクパターン340は、フォトリソグラフィー工程を利用して形成されうる。前記マスクパターン340はフォトレジスト膜からなりうる。または、前記マスクパターン340は、有機物または無機物からなる反射防止膜とフォトレジスト膜の積層構造からなりうる。
【0044】
前記マスクパターン340で、第1領域Aに形成される第1マスク部分340Aの幅WD1は、形成しようとする半導体素子の最小フィーチャーサイズ(feature size:1F)に対応し、第2領域Bに形成される第2マスク部分340Bの第3幅W3は、前記最小フィーチャーサイズより広幅でありうる。例えば、前記第1マスク部分340Aの幅WD1は、数nmないし数十nmの寸法を有することができる。
【0045】
図3Bを参照すれば、第1領域A及び第2領域Bで、前記マスクパターン340をエッチングマスクとして利用して前記エッチングマスク層330をエッチングし、第1領域Aには犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを形成し、前記第2領域Bには前記広幅エッチングマスクパターン330Bを形成する。その結果、前記エッチングマスク層330に前記マスクパターン340の幅が転写され、第1領域Aに形成される犠牲膜エッチングマスクパターン330Aは、前記第1マスクパターン340Aの幅WD1に対応する幅を有し、第2領域Bに形成される広幅エッチングマスクパターン330Bは、第2マスク部分340Bの第3幅W3に対応する幅を有する。
【0046】
前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bの形成のためのエッチングマスク層330のエッチングがなされる間、前記マスクパターン340の厚さが減少しうる。
【0047】
図3Cを参照すれば、第1領域A及び第2領域Bで、前記マスクパターン340、犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bをエッチングマスクとして利用し、被エッチング膜310が露出されるまでデュアルマスク層320をエッチングし、第1領域Aには第1マスク部分340Aの微細幅WD1に対応する幅を有する第1マスクパターン320Aを形成し、第2領域Bには第2マスク部分340Bの第3幅W3に対応する幅を有する第2マスクパターン320Bを形成する。
【0048】
前記デュアルマスク層320がエッチングされる間、前記マスクパターン340は消耗されて除去される。図示していないが、前記デュアルマスク層320がエッチングされた後、第2領域Bでは前記広幅エッチングマスクパターン330B上に前記第2マスク部分340Bの一部が残留しうる。
【0049】
第1領域Aにある犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び第2領域Bにある広幅エッチングマスクパターン330Bは、前記デュアルマスク層320がエッチングされる間、図3Cで矢印a1、b1、c1、a2、b2、c2で示したように、基板300の主面(main surface)の延長方向に対して垂直方向から水平方向まで多様な方向でエッチング雰囲気による影響を受ける。その結果、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bでは、各々矢印c1及びc2で示したような基板300に対して垂直方向のみならず、矢印a1及びb1、a2及びb2で示したような傾斜方向にもエッチング雰囲気による影響を受け、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bそれぞれの側壁には図3Cに図示されたように、傾斜したエッチング面S1、S2が形成される。この際、犠牲膜エッチングマスクパターン330Aは、その微細幅WD1が広幅エッチングマスクパターン330Bの第3幅W3より狭いために、前記傾斜したエッチング面S1が形成された後、前記傾斜したエッチング面S1で矢印a1及びb1方向またはそれに近接した傾斜方向への消耗が進んでいくことによって、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの両側壁の傾斜したエッチング面S1が前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの上面で短時間内に互に合い、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの両側壁での消耗量が増加しつつ、上面で矢印c1方向への消耗量増加が加速される効果(以下、‘3次元エッチング効果’と称する)が得られる。一方、広幅エッチングマスクパターン330Bは、その第3幅W3が前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの微細幅WD1より大きいために、前記傾斜したエッチング面S2が形成された後、前記傾斜したエッチング面S2で矢印a2及びb2方向またはそれに近接した傾斜方向への消耗が進んでいっても、前記デュアルマスク層320のエッチングが完了するまでの前記広幅エッチングマスクパターン330Bの上面から矢印c2方向への消耗量は、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aでの3次元エッチング効果によるc1方向への消耗量に比べてはるかに少ない。
【0050】
したがって、第1領域A及び第2領域Bで互に同じ厚さを有するエッチングマスク層330を形成した場合にも、第1領域A及び第2領域Bに各々第1マスクパターン320A及び第2マスクパターン320Bが形成された後には、前記第1マスクパターン320A上に残っている犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの厚さTA1が前記第2マスクパターン320B上に残っている広幅エッチングマスクパターン330Bの厚さTB1に比べて小さくなる結果が得られる。前記第3幅W3と前記微細幅WD1との差が大きいほど、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの厚さTA1と広幅エッチングマスクパターン330Bの厚さTB1との差はさらに大きくなりうる。
【0051】
図3Cで、前記デュアルマスク層320をエッチングするためにドライエッチング工程を利用しうる。例えば、前記デュアルマスク層320が図3Aを参照して説明した炭素含有膜からなる場合、前記デュアルマスク層320をエッチングするために、O及びArの混合ガスを利用するプラズマエッチング工程を行える。
【0052】
前記第1マスクパターン320Aは、第1領域Aで微細パターン形成用ダブルパターニングのための犠牲膜として利用され、前記第2マスクパターン320Bは第2領域Bで比較的広幅である広幅パターンを形成するためのエッチング工程時にエッチングマスクの一部として用いられる。
【0053】
図3Cで、第2領域Bにある広幅エッチングマスクパターン330Bの第1厚さTB1を第1領域Aにある犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの幅WD1の1/2(すなわち、WD1/2)よりも大きくするために、図3Aを参照して説明した工程で、前記エッチングマスク層330の厚さを決定しうる。
【0054】
図3Dを参照すれば、前記第1マスクパターン320A上には犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが残っており、前記第2マスクパターン320B上には広幅エッチングマスクパターン330Bが残っている状態で、第1領域Aにある前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去する。このために、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが完全に除去されるまで前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bのみを選択的に等方性エッチングしうる。前記等方性エッチングは、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bがそれらの周辺の他の膜に対して高いエッチング選択比を有し、選択的にエッチングされうる条件下で行う。前記等方性エッチングのためにウェットまたはドライエッチングを利用しうる。例えば、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330BがSiOまたはSiONからなる場合、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bのみを選択的に等方性エッチングするためにHF洗浄液を使用しうる。
【0055】
第1領域Aにある前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが完全に除去されるまで前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bを等方性エッチングした結果、図3Dで点線及び矢印Rで示したように、第1領域A及び第2領域Bで、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bそれぞれの上面及び側壁から均一な厚さほどエッチングされる。すなわち、第1領域Aにある前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが完全に除去された時点で第2領域Bにある広幅エッチングマスクパターン330Bはその露出面から所定厚さ、例えば、少なくとも第1領域Aにある犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの幅WD1の1/2(すなわち、WD1/2)に該当する厚さほど消耗される。その結果、第1領域Aでは犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが完全に除去され、その下に位置する第1マスクパターン320Aの上面が露出され、第2領域Bでは前記第2マスクパターン320B上に広幅エッチングマスクパターン330Bで等方性エッチングにより消耗されて残った部分からなる残留エッチングマスクパターン330Cが残る。前記残留エッチングマスクパターン330Cは、前記広幅エッチングマスクパターン330Bの第1厚さTB1より小さな第2厚さTB2を有する。
【0056】
図3Eを参照すれば、第1領域Aにある第1マスクパターン320Aの露出面と、第2領域にある第2マスクパターン320B及び残留エッチングマスクパターン330Cの露出面と、前記被エッチング膜310の露出面とを覆うスペーサマスク層350を形成する。前記スペーサマスク層350は、第1領域A及び第2領域Bで均一な厚さを有することができる。
【0057】
前記スペーサマスク層350の厚さは、第1領域Aで形成しようとする第1パターン210(図2参照)の第1幅W1によって決定されうる。場合によって、前記スペーサマスク層350の厚さは、前記第1幅W1と同じ厚さで形成しうる。または、前記スペーサマスク層350の厚さは前記第1幅W1より小さいか、大きく形成しうる。
【0058】
前記スペーサマスク層350は、残留エッチングマスクパターン330C、第1マスクパターン320A及び第2マスクパターン320B、そして被エッチング膜310に対して相異なるエッチング選択比を有する物質からなりうる。例えば、前記スペーサマスク層350は、酸化膜からなりうる。前記基板300上に前記スペーサマスク層350を均一な厚さで形成させるためにALD(atomic layer deposition)工程を利用しうる。
【0059】
図3Fを参照すれば、第1領域Aで、前記第1マスクパターン320Aの上面と前記被エッチング膜310の上面とが露出されるまで前記スペーサマスク層350をエッチングし、第1領域Aには前記第1マスクパターン320Aの側壁を覆う第1スペーサ350Aを形成し、第2領域Bには前記第2マスクパターン320Bの側壁を覆う第2スペーサ350Bを形成する。図3Fに図示されたように、前記残留エッチングマスクパターン330Cの側壁にも第3スペーサ350Cが形成されうる。
【0060】
前記第1スペーサ350Aは、第1領域Aで、パターン密度を倍加させるためのエッチングマスクとして利用され、前記第2スペーサ350Bは第2領域Bに前記第1領域Aでのパターンの幅より広幅である広幅パターンを形成するためのエッチングマスクの一部として使われうる。
【0061】
図3Fの工程で、前記スペーサマスク層350をエッチングするために、例えばメインエッチングガスとしてCxFyガス(x及びyは、各々1ないし10の整数)またはCHxFyガス(x及びyは、各々1ないし10の整数)を使用しうる。または、前記メインエッチングガスにOガス及びArのうちから選択される少なくとも1つのガスを混合して使用しうる。CxFyガスとして例えばC、C、C、またはCを使用しうる。CHxFyガスとして、例えばCHFまたはCHを使用しうる。ここで、前記エッチングガスに添加されるOはエッチング工程のうち、発生するポリマ副産物を除去する役割と、CxFyエッチングガスを分解させる役割とを行う。また、前記エッチングガスに添加されるArはキャリアガスとして利用され、またイオン衝突(ion bombarding)を起こす役割を行う。前記スペーサマスク層350をエッチングするに当たって、エッチングチャンバ内で前記例示されたエッチングガスのうちから選択されるエッチングガスのプラズマを発生させ、前記プラズマ雰囲気でエッチングを行いうる。または、場合によって前記エッチングチャンバ内でプラズマを発生させず、イオンエネルギーのない状態で前記選択されたエッチングガス雰囲気でエッチングを行いうる。例えば、前記スペーサマスク層350をエッチングするためにC、CHF、O、及びArの混合ガスをエッチングガスとして使用しうる。この場合、C:CHF:O:Arの体積比が約1:6:2:14になるように、それぞれのガスを供給しつつ、約30mTの圧力下でプラズマ方式のドライエッチング工程を数秒ないし数十秒間行いうる。
【0062】
図3Gを参照すれば、第1領域Aで露出されている前記第1マスクパターン320Aを除去し、第1領域Aで相互隣接した2つの第1スペーサ350A間の空間を通じて被エッチング膜310を露出させる。
【0063】
第2領域Bで、前記第2マスクパターン320Bはその側壁が第2スペーサ350Bにより覆われており、その上面は残留エッチングマスクパターン330C及び第3スペーサ350Cにより覆われているので、第1領域Aで、前記第1マスクパターン320Aを除去するためのエッチング工程がなされる間、第2領域Bにある第2マスクパターン320Bは前記残留エッチングマスクパターン330C、第2スペーサ350B及び第3スペーサ350Cにより保護されてエッチング雰囲気による消耗を抑制しうる。前記第3スペーサ350Cが形成されず、前記第2マスクパターン320Bの側壁及び上面が第2スペーサ350B及び残留エッチングマスクパターン330Cのみで覆われた場合でも、前記第1マスクパターン320Aの等方性エッチング後、前記第2マスクパターン320Bは後続工程で下部膜エッチング時にエッチングマスクとして使用するのに十分な厚さを保持しうる。
【0064】
前記第1マスクパターン320Aの除去工程は、第1領域Aにある前記第1スペーサ350Aと、第2領域Bにある前記残留エッチングマスクパターン330C及び第2スペーサ350Bと、前記被エッチング膜310のエッチングが抑制される条件下で行いうる。
【0065】
前記第1マスクパターン320Aが図3Aを参照して説明した炭素含有膜からなる場合、前記第1マスクパターン320Aを除去するために、例えば、アッシング(ashing)及びストリップ工程を利用しうる。または、前記第1マスクパターン320Aの構成材料によって前記第1マスクパターン320Aをドライまたはウェットエッチング工程で除去することもできる。例えば、前記第1マスクパターン320Aをドライエッチング工程で除去するために、O及びArの混合ガスをエッチングガスとして利用しうる。一例として、O:Arの体積比が約1:4〜8になるように、O及びArを供給しつつ、約1〜30mTの圧力及び約−10〜40℃の温度下で数秒ないし数十秒間プラズマ方式のドライエッチング工程を行いうる。この場合、約400Wのソースパワー及び約150Wのバイアスパワーを利用しうる。
【0066】
図3Hを参照すれば、第1領域Aでは、複数の第1スペーサ350Aをエッチングマスクとして利用し、第2領域Bでは前記第2マスクパターン320Bとその側壁を覆っている第2スペーサ350Bをエッチングマスクとして利用して前記被エッチング膜310をエッチングし、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有する第1パターン310A及び第2パターン310Bを形成する。必要によって、前記第1パターン310A及び第2パターン310B上に残っている不要な膜を除去する。前記第1パターン310A及び第2パターン310Bは、各々図2のレイアウトに例示された第1パターン210及び第2パターン220を構成しうる。
【0067】
図3Aないし図3Hを参照して説明した第1工程によれば、パターン幅が比較的小さな領域である第1領域Aでは、第1マスクパターン320Aの側壁に形成される第1スペーサ350Aをエッチングマスクとして利用するダブルパターニング工程によりパターン密度を倍加させて狭幅の第1パターン310Aを形成しうる。また、第2領域Bでは、第1領域Aに形成されるパターンに比べて広幅である広幅のパターンを形成するに当たって、前記第1マスクパターン320Aと同時に形成される第2マスクパターン320Bと、前記第1スペーサ350Aと同時に形成される第2スペーサ350Bとをエッチングマスクとして利用して広幅の第2パターン310Bを形成する。この際、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有するパターンを同時に形成するに当たって、第1領域Aでは不要な犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去し、第2領域Bではエッチングマスクとして用いられる第2マスクパターン320Bを保護するための残留マスクパターン330Cを残すために、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bを等方式エッチングする工程を利用する。したがって、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有するパターンを同時に形成するに当たって、別途のフォトリソグラフィー工程が追加されない。
【0068】
図4Aないし図4Dは、本発明による半導体素子の製造に用いられる工程のうち、他の1つである第2工程を説明するために工程順序によって示した断面図である。図4Aないし図4Dで、第1領域Aには図2のIIIA−IIIA’線の断面に対応する部分が示されており、第2領域Bには図2のIIIB−IIIB’線の断面に対応する部分が示されている。
【0069】
図4Aを参照すれば、図3Aないし図3Cを参照して説明したような一連の工程を行った後、図3Eを参照して説明したような方法でスペーサマスク層350を形成する。但し、本工程では、前記スペーサマスク層350の形成工程は、前記第1マスクパターン320A上には犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが残っており、前記第2マスクパターン320B上には広幅エッチングマスクパターン330Bが残っている状態で行われ、前記スペーサマスク層350は前記第1マスクパターン320A、犠牲膜エッチングマスクパターン330A、第2マスクパターン320B、及び広幅エッチングマスクパターン330Bの露出面と、前記被エッチング膜310の露出面とを均一な厚さに覆うように形成される。
【0070】
図4Bを参照すれば、前記被エッチング膜310の上面が露出されるまで前記スペーサマスク層350をエッチングし、第1領域Aには前記第1マスクパターン320Aの側壁を覆う第1スペーサ350Aを形成し、第2領域Bには前記第2マスクパターン320Bの側壁を覆う第2スペーサ350Bを形成する。
【0071】
前記第1スペーサ350Aは、第1領域Aで、パターン密度を倍加させるためのエッチングマスクとして利用され、前記第2スペーサ350Bは第2領域Bに前記第1領域Aでのパターンの幅より広幅である広幅パターンを形成するためのエッチングマスクの一部として使われうる。
【0072】
前記スペーサマスク層350をエッチバックする間、第1領域Aでは前記スペーサマスク層350の傾斜面350Sによりスペーサマスク層350のエッチング速度が加速されて、第1領域Aでのスペーサマスク層350のエッチング率が第2領域Bでのスペーサマスク層350のエッチング率より大きくなりうる。そして、前記第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bが形成された後、前記第1マスクパターン320A上に残っている犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの厚さ減少率が前記第2マスクパターン320B上に残っている広幅エッチングマスクパターン330Bの厚さ減少率より大きくなって、前記広幅エッチングマスクパターン330Bの厚さTB2と犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの厚さTA2との差がさらに大きくなりうる。また、第1領域Aで被エッチング膜310上に形成された第1スペーサ350Aの高さH1は第2領域Bに形成された第2スペーサ350Bの高さH2より低くなりうる。これにより、第1領域Aでは犠牲膜エッチングマスクパターン330Aと第1スペーサ350Aとの間に離隔距離DA1が存在し、前記離隔距離DA1を通じて前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aと第1スペーサ350Aとの間で、前記第1マスクパターン320Aが露出されうる。
【0073】
一方、第2領域Bでは、前記広幅エッチングマスクパターン330Bの側壁付近での前記スペーサマスク層350のエッチング速度が第1領域Aでの傾斜面350S部分に比べて遅いので、第2領域Bで被エッチング膜310の上面から第2スペーサ350Bの高さH2は、被エッチング膜310の上面から広幅エッチングマスクパターン330Bの底面までの距離DMより大きくなり、図4Bで点線‘C2’で示したように、前記第2スペーサ350Bと広幅エッチングマスクパターン330Bが互に接している部分が存在しうる。これにより、第2領域Bでは前記第2マスクパターン320Bが第2スペーサ350Bと広幅エッチングマスクパターン330Bにより完全に覆われて外部に露出されなくなる。
【0074】
図4Bの工程で、前記スペーサマスク層350をエッチングするために、例えば、図3Fを参照して説明したようなエッチング条件を適用しうる。
【0075】
図4Cを参照すれば、第1領域Aにある第1マスクパターン320A及び第2領域Bにある第2マスクパターン320Bのうち、前記第1マスクパターン320Aのみその上面を外部に露出させるために、犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bのうち、第1領域Aにある犠牲膜エッチングマスクパターン330Aのみを選択的に除去する。
【0076】
前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去する時、前記第1マスクパターン320A及び第2マスクパターン320Bと、前記第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bと、前記被エッチング膜310とに対する前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aのエッチング選択比差を利用する。
【0077】
前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aは、前記広幅エッチングマスクパターン330Bに比べて、そのパターンサイズがさらに小さく、厚さもさらに小さいので、犠牲膜エッチングマスクパターン330A及び広幅エッチングマスクパターン330Bが同じ物質からなっても、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aのエッチング率が前記広幅エッチングマスクパターン330Bのエッチング率より大きい。したがって、第1領域Aにおける前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが完全に除去された時点で、第2領域Bにおける広幅エッチングマスクパターン330Bはその厚さが大きく減少することなく前記第2マスクパターン320Bの上面上に残るようになる。
【0078】
本工程で、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去するためにドライまたはウェットエッチング工程を利用しうる。例えば、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330AがSiONまたはSiからなる場合、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去するためにCHxFyガス(x及びyは、各々1ないし10の整数)をメインエッチングガスとして使用しうる。または、CxFyガス(x及びyは、各々1ないし10の整数)とCHxFyガス(x及びyは、各々1ないし10の整数)の混合ガスをメインエッチングガスとして使用しうる。必要によって、O、Ar、またはハロゲン族化合物をもさらに含みうる。例えば、前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去するために、CH、CHF、O、及びArの混合ガスをエッチングガスとして使用しうる。この場合、CH:CHF:O:Arの体積比が約4:1:5:9になるように、それぞれのガスを供給しつつ、約40mTの圧力下でプラズマ方式のドライエッチング工程を数秒ないし数十秒間行いうる。
【0079】
前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去するために、図3Eを参照して説明した第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの形成のためのスペーサマスク層350のエッチング工程に続いて連続して前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去しうる。この際、スペーサマスク層350のエッチング工程時のエッチング条件と同じエッチング条件下で同一チャンバ内でインサイチュ(in−situ)で前記犠牲膜エッチングマスクパターン330Aを除去することもできる。この場合にも、図3Fを参照して説明したような効果が得られる。
【0080】
図4Dを参照すれば、第1領域Aで露出されている前記第1マスクパターン320Aを除去し、第1領域Aで相互隣接した2つの第1スペーサ350A間の空間を通じて被エッチング膜310を露出させる。
【0081】
図4Dで点線‘C3’で示したように、第2領域Bでは前記第2スペーサ350Bと広幅エッチングマスクパターン330Bとが互に接している部分があるので、第2領域Bでは前記第2マスクパターン320Bが第2スペーサ350Bと広幅エッチングマスクパターン330Bにより完全に覆われて外部に露出されない。したがって、第1領域Aで、前記第1マスクパターン320Aが除去される間、第2領域Bにある第2マスクパターン320Bはその上面及び側壁が各々前記広幅エッチングマスクパターン330B及び第2スペーサ350Bにより保護されうる。
【0082】
前記第1マスクパターン320Aの除去工程は、第1領域Aにある前記第1スペーサ350Aと、第2領域Bにある前記広幅エッチングマスクパターン330B及び第2スペーサ350Bと、前記被エッチング膜310とのエッチングが抑制される条件下で行える。
【0083】
前記第1マスクパターン320Aが図3Aを参照して説明した炭素含有膜からなる場合、前記第1マスクパターン320Aを除去するために、例えば、アッシング及びストリップ工程を利用しうる。または、前記第1マスクパターン320Aの構成材料によって、前記第1マスクパターン320Aをドライまたはウェットエッチング工程で除去することもできる。例えば、前記第1マスクパターン320Aをドライエッチング工程で除去するために、O及びArの混合ガスをエッチングガスとして利用しうる。一例として、O:Arの体積比が約1:4〜8になるように、O及びArを供給しつつ、約1〜30mTの圧力及び約−10〜40℃の温度下で数秒ないし数十秒間プラズマ方式のドライエッチング工程を行いうる。この場合、約400Wのソースパワー及び約150Wのバイアスパワーを利用しうる。
【0084】
その後、図3Hを参照して説明したように、第1領域Aでは前記第1スペーサ350Aをエッチングマスクとして利用し、第2領域Bでは前記第2マスクパターン320Bとその側壁を覆っている第2スペーサ350Bをエッチングマスクとして利用して前記被エッチング膜310をエッチングし、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有する第1パターン310A及び第2パターン310Bを形成する。
【0085】
図4Aないし図4Dを参照して説明した第2工程によれば、パターンの幅が比較的小さな領域である第1領域Aでは、第1マスクパターン320Aの側壁に形成される第1スペーサ350Aをエッチングマスクとして利用するダブルパターニング工程によりパターン密度を倍加させて狭幅の第1パターン310Aを形成しうる。また、第2領域Bでは第1領域Aに形成されるパターンに比べて広幅である広幅のパターンを形成するに当たって、前記第1マスクパターン320Aと同時に形成される第2マスクパターン320Bと、前記第1スペーサ350Aと同時に形成される第2スペーサ350Bをエッチングマスクとして利用して広幅の第2パターン310Bを形成する。この際、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有するパターンを同時に形成するに当たって、比較的狭幅である第1パターン310Aが形成される第1領域Aでは、パターン幅が狭いために3次元エッチング効果の影響を受けやすく、一方、比較的広幅の第2パターン310Bが形成される第2領域Bでは3次元エッチング効果の影響をほとんど受けないという差を利用する。したがって、第1領域A及び第2領域Bで相異なる幅を有するパターンを同時に形成するに当たって、別途のフォトリソグラフィー工程を追加する必要がない。
【0086】
図5Aは、本発明の第1実施例による半導体素子500の一部構成を示すレイアウトである。
【0087】
図5Aには、図1に例示したメモリシステム100のセルアレイ30が形成されるセルアレイ領域530のうち一部領域で素子分離膜540により定義される活性領域532のレイアウトが例示されている。
【0088】
図5Aで、セルアレイ領域530は、前記セルアレイ領域530の端部で、前記セルアレイ領域530を取り囲むエッジ部分530Eと、前記エッジ部分530Eにより囲まれるセンター部分530Cとを含む。ここで、前記セルアレイ領域530の端部は図5Aでセルアレイ領域530の外郭線に該当しうる。図5Aには、前記セルアレイ領域530の上下部両端部と図5Aの右側から見られる右側方向端部を含む前記セルアレイ領域530の一部が示されている。
【0089】
セルアレイ領域530のセンター部分530C及びエッジ部分530Eでは、各々活性領域532が複数の素子分離膜540により定義されている。
【0090】
前記複数の素子分離膜540は、一定方向、例えば、図5Aでy方向に相互平行に延びる複数のラインパターン形状からなりうる。前記複数の素子分離膜540は各々前記ラインタイプ活性領域532Lの幅AD1と同じ幅ID1、ID2を有することができる。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、所望の配置設計によって前記ラインタイプ活性領域532Lの幅及び前記複数の素子分離膜540の幅を多様に設計しうる。
【0091】
前記複数の素子分離膜540は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eで、前記セルアレイ領域530の端部から比較的遠い距離D1ほど離隔されている第1端部542Eを有する複数の第1素子分離膜542と、前記第1素子分離膜542の第1端部542Eに比べて前記セルアレイ領域530の端部から比較的近い距離D2ほど離隔されている第2端部544Eを有する複数の第2素子分離膜544を含む。セルアレイ領域530で、前記第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544は1つずつ交互に配されつつ、相互平行に延びている。
【0092】
前記複数の第1素子分離膜542は一定方向、例えば、図5Aでy方向に一直線上に配されて所定距離AY1ほど離隔された状態で隣接している2つの第1素子分離膜542を含みうる。前記複数の第2素子分離膜544は一定方向、例えば、図5Aでy方向に一直線上に配されて所定距離AY2ほど離隔された状態で隣接している2つの第2素子分離膜544を含みうる。前記複数の第1素子分離膜542の間及び複数の第2素子分離膜544間で離隔された所定距離AY1、AY2に該当する領域は前記素子分離膜540が形成されていない非パターン領域になりうる。ここで、前記距離AY2は前記距離AY1よりさらに小さくあり得る。
【0093】
前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eには、エッジ活性領域532Eが定義されうる。
【0094】
前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、少なくとも一部領域には、前記複数の素子分離膜540により各々定義され、それらの間でライン状にy方向に線形に延びる複数のラインタイプ活性領域532Lが定義されうる。前記複数のラインタイプ活性領域532Lは互に等間隔に配されうる。前記複数のラインタイプ活性領域532Lは、セルアレイ領域530のセンター部分530Cで素子分離膜540を挟んで均一な幅AD1、AD2で微細ピッチPで反復形成されうる。
【0095】
前記複数のラインタイプ活性領域532L上には、複数のワードライン(図示せず)が延びている。前記複数のワードライン(図示せず)は、前記ラインタイプ活性領域532Lの延長方向と直交方向(図5Aでx方向)に延びうる。前記複数のラインタイプ活性領域532Lは、各々その上に位置する複数のワードライン(図示せず)により複数のセルストリングを形成しうる。
【0096】
また、前記セルアレイ領域530の他の一部領域、例えば、前記複数の第1素子分離膜542の間及び複数の第2素子分離膜544の間で離隔された所定距離AY1、AY2に該当する非パターン領域で、互に隣接する複数の第1素子分離膜542及び複数の第2素子分離膜544によりアイランド型活性領域532Iが定義されうる。前記アイランド型活性領域532Iは、前記複数のラインタイプ活性領域532Lの一部と相互連結されうる。前記アイランド型活性領域532Iは、前記複数の第1素子分離膜542のうち、y方向で一直線上に所定距離AY1を挟んで互に隣接して配された2つの第1素子分離膜542のそれぞれの互に対向する端部によりその幅(図5AでAY1)が制限されうる。また、前記アイランド型活性領域532Iは、前記複数の第2素子分離膜544のうち、y方向で一直線上に所定距離AY2を挟んで互に隣接して配された2つの第2素子分離膜544のそれぞれの互に対向する端部によりその幅(図5AでAY2)が制限されうる。したがって、前記アイランド型活性領域532Iは、所定方向(図5Aではy方向)に沿って互に異なる幅AY1、AY2を有する部分を含みうる。
【0097】
前記アイランド型活性領域532Iには、セルアレイ領域530内で複数のセルストリングが形成されるウェル(well)の電位を制御するための電位制御用ウェル(図示せず)が形成されうる。前記アイランド型活性領域532Iに形成される電位制御用ウェル(図示せず)には、電位制御線(図示せず)に連結されるコンタクト(図示せず)が形成されうる。図5Aのレイアウトを有する活性領域532を定義するに当たって、図6A、図6B及び図6Cないし図11A、図11B及び図11Cを参照して後述するような工程、または図12A、図12B及び図12Cないし図14A、図14B及び図14Cを参照して後述するような工程に前記活性領域532を定義することで、複雑なトリミング工程を行わずとも、電位制御用ウェルを形成するためのアイランド型活性領域532Iを簡単な工程により容易に定義しうる。
【0098】
図5Bは、本発明の方法によって図5Aのレイアウトを有する活性領域532をセルアレイ領域530に定義するに当たって、セルアレイ領域530のセンター部分530Cでダブルパターニング工程を利用してパターン密度が倍加された活性領域532を定義するためにフォトリソグラフィー工程により1次的に形成しうるマスクパターン340の形状を例示した平面図である。
【0099】
図5Bには、本発明の理解を助けるために、図5Aに例示した最終的に形成しようとする素子分離膜540が共に図示されている。
【0100】
セルアレイ領域530のセンター部分530Cで、メモリセルでの最小フィーチャーサイズ(minimum feature size)である1Fの幅を各々有する複数のラインタイプ活性領域532Lを定義するために、前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cで1Fの幅を有し、前記微細ピッチPの2倍であるピッチ2Pで反復形成される複数の第1マスク部分340Aを含むマスクパターン340を形成しうる。また、前記マスクパターン340は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eと前記アイランド型活性領域532Iが定義される部分に位置されて比較的広幅の第2マスク部分340Bを含みうる。
【0101】
図5Bに例示したマスクパターン340の構成は、図3Aないし図3Hを参照して説明した第1工程による方法と図4Aないし図4Dを参照して説明した第2工程による方法に対して各々同様に適用されうる。
【0102】
図6A、図6B及び図6Cないし図11A、図11B及び図11Cは、図3Aないし図3Hを参照して説明した第1工程を利用して図5Aの半導体素子500を製造する方法を説明するための図面である。特に、図6A、図7A、...、図11Aは、図5Aに示す半導体素子500の一部領域を示す平面図で、図6B、図7B、...、図11Bは、各々図6A、図7A、...、図11AのX1−X1’線の断面図であり、図6C、図7C、...、図11Cは、各々図6A、図7A、...、図11AのY1−Y1’線の断面図及びY2−Y2’線の断面図である。図6A、図6B及び図6Cないし図11A、図11B及び図11Cにおいて、図3Aないし図3Hと同じ参照符号は同一部材を示し、ここでは説明の簡略化のためにそれらについての詳細な説明を省略する。
【0103】
図6A、図6B及び図6Cを参照すれば、素子領域を有する基板600を準備する。本例で、前記素子領域は、図5Aに例示されたセルアレイ領域530に対応しうる。前記セルアレイ領域530は、エッジ部分530Eと、前記エッジ部分530Eにより取り囲まれるセンター部分530Cとを含む。
【0104】
前記基板600のセルアレイ領域530(図5A参照)上にパッド酸化膜602を形成する。そして、前記パッド酸化膜602上に第1ハードマスク層604、第2ハードマスク層606及びバッファマスク層610を順次に形成する。
【0105】
前記基板600は、シリコン基板のような通常の半導体基板からなりうる。
【0106】
前記第1ハードマスク層604及び第2ハードマスク層606は、各々単一層からなりうる。または、前記第1ハードマスク層604及び第2ハードマスク層606は、各々所定のエッチング条件下で互に異なるエッチング特性を有する2層以上の複数のハードマスク層が積層された多重層構造を有することもできる。例えば、前記第1ハードマスク層604は、シリコン窒化膜からなり、前記第2ハードマスク層606は、シリコン酸化膜からなりうる。場合によって、前記バッファマスク層610は省略可能である。前記バッファマスク層610を形成する場合、前記バッファマスク層610はシリコン窒化膜またはポリシリコン膜からなりうる。
【0107】
その後、図3Aの説明と同様に、前記バッファマスク層610上にデュアルマスク層320及びエッチングマスク層330を順次に形成し、前記エッチングマスク層330上にマスクパターン340を形成する。
【0108】
例えば、前記バッファマスク層610がシリコン窒化膜からなる場合、前記デュアルマスク層320はポリシリコン膜からなり、前記エッチングマスク層330はシリコン酸化膜からなりうる。または、前記バッファマスク層610がポリシリコン膜からなる場合、前記デュアルマスク層620は図3Aを参照して説明したような炭素含有膜からなり、前記エッチングマスク層330はシリコン酸化膜からなりうる。
【0109】
本発明の範囲内で、前記第1ハードマスク層604、第2ハードマスク層606、バッファマスク層610、デュアルマスク層320及びエッチングマスク層330それぞれの構成材料は、前記例示された材料に限定されるものではない。それぞれの膜で、相互隣接した膜同士で所定のエッチング条件に対して互に異なるエッチング選択比を有する物質からなれば十分である。
【0110】
前記マスクパターン340は、図5Bに例示したマスクパターン340の構造を有することができる。前記マスクパターン340は、複数の第1マスク部分340A及び複数の第2マスク部分340Bを含む。前記複数の第1マスク部分340Aは、セルアレイ領域530のセンター部分で基板600に最終的に形成しようとする素子分離用トレンチのピッチPより2倍大きいピッチ2Pを有するように形成されうる。そして、複数の第2マスク部分340Bは、セルアレイ領域530のエッジ部分530Eと、セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、アイランド型活性領域532Iが定義される部分を覆うように形成されうる。
【0111】
また、複数の第1マスク部分340Aそれぞれの幅WD1は、基板600に形成しようとする素子分離膜540のx方向での幅ID1、ID2(図5A参照)と同一に形成されうる。または、必要によって複数の第1マスク部分340Aそれぞれの幅WD1は、基板600に形成しようとする素子分離膜540の幅ID1、ID2(図5A参照)より大きいか、小さく形成しうる。第2マスク部分340Bは、x方向及びy方向で各々その形成位置によってセルアレイ領域530のエッジ部分530Eに形成されるエッジ活性領域532Eの幅EW1、EW2より小さな幅WD2、WD3を有するように形成されうる。そして、前記アイランド型活性領域532Iの幅AY1より小さな幅WD4を有するように形成されうる。
【0112】
ここで、前記第1マスク部分340Aの幅WD1と前記第2マスク部分340Bの幅WD2、WD3、WD4との差は、図3Dを参照して説明したように、第1領域Aにある犠牲膜エッチングマスクパターン330Aが等方性エッチング工程により完全に除去されても、第2領域Bにある広幅エッチングマスクパターン330Bはその露出面から一部厚さだけ消耗されて、第2領域Bで第2マスクパターン320B上に残留エッチングマスクパターン330Cが残る結果が得られる程度ならば十分である。前記第1マスク部分340Aの幅と前記第2マスク部分340Bの幅との差が大きいほど、図3Dの説明と同様にパターン幅差によるエッチング結果を得るのに有利である。
【0113】
図7A、図8A、...、図11Aには、図6Aで‘LOCAL1’及び‘LOCAL2’で表示した領域に対応する部分の平面図を示す。
【0114】
図7A、図7B及び図7Cを参照すれば、図3Bないし図3Fの説明と同様に、前記複数の第1マスクパターン320Aの側壁を覆う複数の第1スペーサ350Aと、前記複数の第2マスクパターン320Bの側壁を覆う複数の第2スペーサ350Bとを形成する。
【0115】
この際、図3Fに示したように、前記残留エッチングマスクパターン330Cの側壁にも第3スペーサ350Cが形成されうる。図3Dを参照して説明したような犠牲膜エッチングマスクパターン330Aの等方性エッチング時、広幅エッチングマスクパターン330Bの側壁から除去される量、すなわち、側方向除去厚さETは、図3Dを参照して説明する等方性エッチング工程での目標エッチング量(etch target)により決定されうる。したがって、前記第2マスクパターン320Bの上面上で残留エッチングマスクパターン330Cの側壁を覆う第3スペーサ350Cの幅は、前記目標エッチング量による側方向除去厚さETに依存する。
【0116】
前記第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bは、各々前記バッファマスク層610を幅SP1ほど覆うように形成されうる。
【0117】
セルアレイ領域530に形成される複数の第1スペーサ350Aは、前記第1ピッチ2P(図6A参照)の1/2の微細ピッチPで反復形成される構造を有することができる。
【0118】
前記第2マスクパターン320Bは、その側壁が第2スペーサ350Bにより覆われており、その上面は、残留エッチングマスクパターン330C及び第3スペーサ350Cにより覆われている。
【0119】
セルアレイ領域530のエッジ部分530Eにより取り囲まれるセンター部分530Cで、前記複数の第1スペーサ350A間のギャップ(gap)と第1スペーサ350A及び第2スペーサ350B間のギャップを通じて複数の第1マスクパターン320Aそれぞれの上面と前記バッファマスク層610の上面とが交互に露出される。前記複数の第1スペーサ350A間のギャップを通じて交互に露出される複数の第1マスクパターン320Aの露出部及びバッファマスク層610の露出部は、一定方向、すなわち図7Aでy方向に相互平行に延びる形態を有する。そして、複数の第1マスクパターン320Aの露出部のy方向での端部とバッファマスク層610の露出部のy方向での端部との垂直距離dLは、前記バッファマスク層610を覆う第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの幅SP1と同一になりうる。
【0120】
図8A、図8B及び図8Cを参照すれば、図3Gの説明と同様に、前記複数の第1マスクパターン320Aを除去し、相互隣接した2つの第1スペーサ350A間の空間を通じてバッファマスク層610を露出させる。
【0121】
セルアレイ領域530のエッジ部分530Eにより取り囲まれるセンター部分530Cで前記複数の第1スペーサ350A間のギャップと第1スペーサ350A及び第2スペーサ350B間のギャップを通じてバッファマスク層610の上面が露出される。前記バッファマスク層610の複数の露出部は、一定方向、すなわち図8Aでy方向に相互平行に延びる形態を有する。また、前記バッファマスク層610の複数の露出部は、それぞれのy方向での長さが交互に異なる。そして、y方向でバッファマスク層610の複数の露出部のうち、互に隣接する2つの露出部の各端部の垂直距離dLが第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの幅SP1と同一になりうる。
【0122】
図9A、図9B及び図9Cを参照すれば、セルアレイ領域530のエッジ部分530Eでエッジ活性領域532Eが形成される領域の周囲と、セルアレイ領域530のセンター部分530Cでアイランド型活性領域532Iが形成される領域の周囲では、前記第2マスクパターン320Bとその側壁を覆っている複数の第2スペーサ350Bをエッチングマスクとして利用し、セルアレイ領域530のセンター部分530Cで複数のラインタイプ活性領域532Lが形成される領域の周囲では、複数の第1スペーサ350Aをエッチングマスクとして利用して、前記バッファマスク層610をエッチングする。その結果、前記第2ハードマスク層606を露出させる複数の開口を有するバッファマスクパターン610Aが形成される。
【0123】
図示していないが、前記バッファマスクパターン610Aが形成された後、バッファマスクパターン610A上には、前記複数の第1スペーサ350Aの残留層と、前記第2マスクパターン320B及び第2スペーサ350Bの残留層が残りうる。
【0124】
前記バッファマスクパターン610Aの開口を通じて露出される前記第2ハードマスク層606の複数の露出部は、前記前記バッファマスクパターン610Aの複数の開口の形状と同一に、一定方向、すなわち、図9Aでy方向に相互平行に延びる形態を有する。また、前記第2ハードマスク層606の複数の露出部はそれぞれのy方向での長さが交互に異なる。そして、y方向で第2ハードマスク層606の複数の露出部のうち、相互隣接する2つの露出部の各端部の垂直距離dLが第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの幅SP1と同一になりうる。
【0125】
図10A、図10B及び図10Cを参照すれば、前記バッファマスクパターン610Aをエッチングマスクとして利用して前記第2ハードマスク層606及び第1ハードマスク層604を順次にエッチングし、第1ハードマスクパターン604A及び第2ハードマスクパターン606Aを形成する。ここで、前記第1ハードマスク層604をエッチングする時、前記第2ハードマスクパターン606Aがエッチングマスクの役割を行いうる。前記第1ハードマスク層604のエッチング時、前記パッド酸化膜602もエッチングされてパッド酸化膜パターン602Aが形成され、前記第1ハードマスクパターン604A及び第2ハードマスクパターン606Aを通じて基板600が露出されうる。
【0126】
図示していないが、前記第1ハードマスクパターン604A及び第2ハードマスクパターン606Aが形成された後、前記第2ハードマスクパターン606Aの上にはバッファマスクパターン610Aの残留層が残りうる。
【0127】
前記第2ハードマスクパターン606Aを通じて露出される前記基板600の複数の露出部は、一定方向、すなわち図10Aでy方向に相互平行に延びる形態を有する。また、前記基板600の複数の露出部は、それぞれのy方向での長さが交互に異なる。そして、y方向で基板600の複数の露出部のうち、相互隣接する2つの露出部の各端部の垂直距離dLが第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの幅SP1と同一になりうる。
【0128】
図11A、図11B及び図11Cを参照すれば、前記第1ハードマスクパターン604A及び第2ハードマスクパターン606Aをエッチングマスクとして使用して露出された基板600をエッチングして前記基板600に複数のトレンチ670を形成する。
【0129】
その後、前記複数のトレンチ670内部が完全に充填されるのに十分な厚さで前記基板600上に絶縁物質を蒸着した後、CMP(chemical mechanical polishing)工程により平坦化する工程を利用して前記複数のトレンチ670内に素子分離膜540を形成する。その後、前記基板600の上面が露出されるように、基板600上に残っている不要な膜を除去する。
【0130】
前記素子分離膜540は、一定方向、すなわち図11Aでy方向に相互平行に延びる複数のラインパターン形状からなる。また、前記素子分離膜540は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eで、前記セルアレイ領域530の端部から比較的遠い第1端部542Eを有する第1素子分離膜542と、前記第1素子分離膜542の第1端部542Eに比べて前記セルアレイ領域530の端部から比較的近く位置する第2端部544Eを有する第2素子分離膜544とを含む。セルアレイ領域530で、前記第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544は1つずつ交互に配される。
【0131】
前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cで互に隣接する第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544により複数のラインタイプ活性領域532L(図5A参照)が定義される。また、前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cで互に隣接する複数の第1素子分離膜542及び複数の第2素子分離膜544によりアイランド型活性領域532I(図5A参照)が定義されうる。前記アイランド型活性領域532Iは、前記複数のラインタイプ活性領域532Lのうち、一部のラインタイプ活性領域532Lと相互連結されている。
【0132】
前記第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544は、y方向でこれらそれぞれの長さが交互に異なる。そして、y方向で前記第1素子分離膜542の第1端部542Eと第2素子分離膜544の第2端部544Eとの垂直距離dLが第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bの幅SP1と同一になりうる。
【0133】
図12A、図12B及び図12Cないし図14A、図14B及び図14Cは、図4Aないし図4Dを参照して説明した第2工程を利用して図5Aの半導体素子500を製造する方法を説明するための図面である。特に、図12A、図13A及び図14Aは、図5Aに示す半導体素子500の一部領域に対応する部分を示す図面であって、図6Aで‘LOCAL1’及び‘LOCAL2’で表示した領域に対応する部分の平面図である。図12B、図13B及び図14Bは、各々図12A、図13A及び図14AのX1−X1’線の断面図であり、図12C、図13C及び図14Cは、各々図12A、図13A及び図14AのY1−Y1’線の断面図及びY2−Y2’線の断面図である。図12A、図12B及び図12Cないし図14A、図14B及び図14Cにおいて、図3Aないし図3H及び図4Aないし図4Dと同じ参照符号は同一部材を示し、ここでは説明の簡略化のためにそれらについての詳細な説明を省略する。
【0134】
図12A、図12B及び図12Cを参照すれば、図6A、図6B及び図6Cを参照して説明したような方法で基板600のセルアレイ領域530上にパッド酸化膜602、第1ハードマスク層604、第2ハードマスク層606及びバッファマスク層610を順次に形成した後、前記バッファマスク層610上にデュアルマスク層320及びエッチングマスク層330を順次に形成する。
【0135】
その後、図7A、図7B及び図7Cの説明と同様に、複数の第1スペーサ350A及び複数の第2スペーサ350Bを形成する。但し、本例では、前記複数の第1スペーサ350A及び複数の第2スペーサ350Bを形成するために、図4Aないし図4Cを参照して説明したような第2工程を利用する。その結果、第1工程を利用する図7A、図7B及び図7Cの結果物とは異なって、第2マスクパターン320B上には、前記第2マスクパターン320Bとほぼ同じ幅を有する広幅エッチングマスクパターン330Bが残る。そして、前記第1マスクパターン320Aの上面のうち、セルアレイ領域530のエッジ部分530Eに隣接した領域では、前記広幅エッチングマスクパターン330Bの側壁に第4スペーサ350Dが形成されうる。したがって、複数の第1マスクパターン320Aの露出部のy方向での端部とバッファマスク層610の露出部のy方向での端部との垂直距離dL2は、図7A、図7B及び図7Cに例示した垂直距離dLに比べて前記第4スペーサ350Dの幅SP4ほどさらに小さくなる。
【0136】
図13A、図13B及び図13Cを参照すれば、図8A、図8B及び図8Cの説明と同様に、前記複数の第1マスクパターン320Aを除去し、相互隣接した2つの第1スペーサ350A間の空間を通じてバッファマスク層610を露出させる。
【0137】
その結果、セルアレイ領域530のセンター部分530Cで、前記複数の第1スペーサ350A間のギャップと第1スペーサ350A及び第2スペーサ350B間のギャップを通じてバッファマスク層610の上面が露出される。前記バッファマスク層610の複数の露出部は、一定方向、すなわち図13Aでy方向に相互平行に延びる形態を有する。また、前記バッファマスク層610の複数の露出部は、それぞれのy方向での長さが交互に異なる。そして、y方向でバッファマスク層610の複数の露出部のうち、相互隣接する2つの露出部の各端部の垂直距離dL2は図8A、図8B及び図8Cに例示した垂直距離dLに比べて前記第4スペーサ350Dの幅SP4ほどさらに小さくなる。
【0138】
図14A、図14B及び図14Cを参照すれば、図13A、図13B及び図13Cの結果物に対して、図9A、図9B及び図9Cないし図11A、図11B及び図11Cを参照して説明したような一連の工程を行って基板600に複数の素子分離膜540’を形成する。
【0139】
図14A、図14B及び図14Cでの素子分離膜540’は、一定方向、すなわち図14Aでy方向に相互平行に延びる複数のラインパターン形状からなる。また、前記素子分離膜540’は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eで、前記セルアレイ領域530の端部から比較的遠い第1端部542Eを有する第1素子分離膜542と、前記第1素子分離膜542の第1端部542Eに比べて前記セルアレイ領域530の端部から比較的近い第2端部544E’を有する第2素子分離膜544’を含む。セルアレイ領域530で、前記第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544’は1つずつ交互に配される。
【0140】
図14A、図14B及び図14Cでの素子分離膜540’は、図11A、図11B及び図11Cを参照して説明した素子分離膜540と類似した構成を有する。但し、第2端部544E’を有する第2素子分離膜544’は、y方向での両端部で図11A、図11B及び図11Cでの第2素子分離膜544に比べて、前記第4スペーサ350Dの幅SP4ほどさらに短い長さを有する。したがって、前記第1素子分離膜542及び第2素子分離膜544’は、y方向でこれらそれぞれの長さが交互に異なり、y方向で前記第1素子分離膜542の第1端部542Eと第2素子分離膜544’の第2端部544E’との垂直距離dL2が、図11Aに例示した垂直距離dLに比べて前記第4スペーサ350Dの幅SP4ほどさらに小さくなる。
【0141】
図15は、本発明の第2実施例による半導体素子700の一部構成を示すレイアウトである。
【0142】
図15には、図1に例示したメモリシステム100のセルアレイ30が形成されるセルアレイ領域530のうち、一部領域に形成される複数の導電ライン740のレイアウトが例示されている。例えば、前記複数の導電ライン740は、セルアレイ30を構成する複数のビットラインでありうる。
【0143】
図15で、セルアレイ領域530は、前記セルアレイ領域530の端部で、前記セルアレイ領域530を取り囲むエッジ部分530Eと、前記エッジ部分530Eにより囲まれるセンター部分530Cとを含む。
【0144】
セルアレイ領域530のセンター部分530Cには、複数の導電ライン740が形成されている。
【0145】
前記複数の導電ライン740は、一定方向、例えば、図15でy方向に相互平行に延びている複数のラインパターンからなりうる。前記複数の導電ライン740は、各々同じ幅M1を有することができる。前記複数の導電ライン740は、相互一定の長さの間隔G1を挟んで相互離隔されうる。しかし、本発明は、図15の開示内容に限定されるものではなく、所望の配置設計によって前記導電ライン740の幅及びそれらの間の間隔を多様に設計しうる。
【0146】
前記複数の導電ライン740は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eで、前記セルアレイ領域530の端部から比較的遠い距離MD1ほど離隔されている第1端部742Eを有する第1導電ライン742と、前記第1導電ライン742の第1端部742Eに比べて前記セルアレイ領域530の端部から比較的近い距離MD2ほど離隔されている第2端部744Eを有する第2導電ライン744を含む。セルアレイ領域530で、前記第1導電ライン742及び第2導電ライン744は1つずつ交互に配されつつ、相互平行に延びている。
【0147】
図15に例示した本発明の第2実施例による半導体素子700を構成する複数の導電ライン740を形成するために、図6A、図6B及び図6Cないし図11A、図11B及び図11Cを参照して説明したような第1工程を利用する一連の工程、または図12A、図12B及び図12Cないし図14A、図14B及び図14Cを参照して説明したような第2工程を利用する一連の工程を利用しうる。但し、基板600上に図15に例示した複数の導電ライン740の形成のための導電層形成工程を行う必要がある。
【0148】
基板600上に図15に例示した複数の導電ライン740を形成するための工程について当業者は、図6A、図6B及び図6Cないし図11A、図11B及び図11Cの工程、または図12A、図12B及び図12Cないし図14A、図14B及び図14Cの工程を参照して容易に実施しうる。したがって、ここではそれらについての詳細な説明は省略する。
【0149】
図16は、本発明の第3実施例による半導体素子800の一部構成を示すレイアウトである。
【0150】
図16には、図1に例示したメモリシステム100のセルアレイ30が形成されるセルアレイ領域530のうち、一部領域に形成される配線層(metallization layer)構造のレイアウトが例示されている。
【0151】
図16で、セルアレイ領域530は、前記セルアレイ領域530の端部で、前記セルアレイ領域530を取り囲むエッジ部分530Eと、前記エッジ部分530Eにより囲まれるセンター部分530Cとを含む。
【0152】
セルアレイ領域530のセンター部分530C及びエッジ部分530Eには、各々複数の配線ライン840が形成されている。前記複数の配線ライン840は、一定方向、例えば、図16でy方向に相互平行に延びる複数のラインパターン形状からなりうる。前記複数の配線ライン840は、各々同じ幅M3、M4を有することができる。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、所望の配置設計によって多様な幅を有する配線ラインを形成しうる。
【0153】
前記複数の配線ライン840は、前記セルアレイ領域530のエッジ部分530Eで、前記セルアレイ領域530の端部から比較的遠い距離MD3ほど離隔されている第1端部842Eを有する複数の第1配線ライン842と、前記第1配線ライン842の第1端部842Eに比べて前記セルアレイ領域530の端部から比較的近い距離MD4ほど離隔されている第2端部844Eを有する複数の第2配線ライン844を含む。セルアレイ領域530で、前記第1配線ライン842及び第2配線ライン844は1つずつ交互に配されつつ、相互平行に延びている。
【0154】
前記複数の第1配線ライン842は、一定方向、例えば、図16でy方向に一直線上に配されて所定距離MY1ほど離隔された状態で隣接している2本の第1配線ライン842を含みうる。前記複数の第2配線ライン844は、一定方向、例えば図16でy方向に一直線上に配されて所定距離MY2ほど離隔された状態で隣接している2本の第2配線ライン844を含みうる。
【0155】
前記複数の配線ライン840は、セルアレイ領域530のセンター部分530Cで一定間隔G2を挟んで均一な幅M3、M4を有し、微細ピッチPで反復形成されうる。
【0156】
図17は、本発明の方法によって、図16のレイアウトを有する複数の配線ライン840をセルアレイ領域530に形成するに当たって、セルアレイ領域530のセンター部分530Cでダブルパターニング工程を利用してパターン密度が倍加された配線ライン840を形成するためにフォトリソグラフィー工程により1次的に形成しうるマスクパターン1340の形状を例示した平面図である。
【0157】
図17は、本発明の理解を助けるために図16に例示した最終的に形成しようとする複数の配線ライン840を共に図示している図面である。
【0158】
セルアレイ領域530のセンター部分530Cでメモリセルでの最小フィーチャーサイズである1Fの幅を各々有する複数のラインパターン形状の配線ライン840を形成するために、前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、一部領域で1Fの幅を有し、前記微細ピッチPの2倍であるピッチ2Pで反復形成される複数の第1マスク部分1340Aを含むマスクパターン1340を形成しうる。また、前記マスクパターン1340は、前記セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、他の一部領域で前記配線ライン840が形成されていない領域に位置され、比較的大幅で前記第1マスク部分1340Aと連結されている第2マスク部分1340Bを含みうる。
【0159】
図17に例示したマスクパターン1340の構成は、図3Aないし図3Hを参照して説明した第1工程による方法と図4Aないし図4Dを参照して説明した第2工程による方法に対して各々同様に適用されうる。
【0160】
図18Aないし図18Gは、図16の半導体素子800を製造する方法を説明するために工程順序によって示した断面図である。
【0161】
図18Aないし図18Gには、図3Aないし図3Hを参照して説明した第1工程を利用して半導体素子800を具現する工程を例示した。しかし、本発明は、これに限定されない。本発明の範囲内で、例えば、図4Aないし図4Dを参照して説明した第2工程による方法によっても、本発明による半導体素子800が得られる。
【0162】
図18Aないし図18Gを参照して説明する半導体素子800の製造工程では、基板900上に均一な幅を有し、一定の間隔に配される複数のダマシン配線ラインを形成する工程について説明する。本例による方法により形成されるダマシン配線ラインは、例えば、半導体素子800で複数のビットラインまたは複数の金属配線層を構成しうる。図18Aないし図18Gには、図17の18A−18A’線の断面図と18B−18B’の断面図とが共に図示されている。図18Aないし図18Gにおいて、図3Aないし図3Hと同じ参照符号は、同一部材を示し、ここでは、説明の簡略化のためにそれらについての詳細な説明を省略する。
【0163】
図18Aを参照すれば、所定の単位素子、例えば複数のワードライン及びこれらを覆う層間絶縁膜が形成されている基板900上にエッチング停止層902を形成する。そして、前記エッチング停止層902上にモールド層904を形成する。例えば、前記エッチング停止層902は、シリコン窒化膜からなり、前記モールド層904は酸化膜からなりうる。
【0164】
前記モールド層904上にバッファマスク層910を形成する。前記バッファマスク層910は、図6A、図6B及び図6Cを参照して説明したバッファマスク層610と同じ構成を有しうる。図3Aの説明と同様に、前記バッファマスク層910上にデュアルマスク層320及びエッチングマスク層330を順次に形成する。そして、前記エッチングマスク層330上に図17に例示したようなマスクパターン1340を形成する。前記マスクパターン1340は、その平面形状を除いて図3Aでのマスクパターン340と同じ構成を有することができる。
【0165】
前記マスクパターン1340は、セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、一部領域で1Fの幅を有し、前記微細ピッチPの2倍であるピッチ2Pで反復形成される複数の第1マスク部分1340Aを含む。また、前記マスクパターン1340は、セルアレイ領域530のセンター部分530Cのうち、他の一部領域で比較的大幅で前記第1マスク部分1340Aと連結されている第2マスク部分1340Bを含む。セルアレイ領域530のセンター部分530Cで、18A−18A’線の断面図のように、第1マスク部分1340Aと第2マスク部分1340Bとが3Fの間隔をおいて離隔された部分を含みうる。また、18B−18B’線の断面図のように、第1マスク部分1340Aと第2マスク部分1340Bが2F未満(<2F)の間隔をおいて離隔された部分を含みうる。第2マスク部分1340Bは、必要によって多様な幅を有することができる。図18Aで、18A−18A’線の断面図には、第2マスク部分1340Bが5Fの幅を有する場合を、そして18B−18B’線の断面図には第2マスク部分1340Bが3Fより大きな(>3F)幅を有する場合を各々例示した。
【0166】
図18Bを参照すれば、図3Bないし図3Fの説明と同様に、前記バッファマスク層910上に複数の第1、第2及び第3スペーサ350A、350B、350Cを形成する。複数の第1スペーサ350Aは、第1マスクパターン320Aの側壁を覆うように形成され、複数の第2スペーサ350Bは、第2マスクパターン320Bの側壁を覆うように形成される。
【0167】
前記第1及び第2スペーサ350A、350Bは、各々1Fの幅で前記バッファマスク層910を覆うように形成されうる。
【0168】
前記第1、第2及び第3スペーサ350A、350B、350Cを形成した結果、第1及び第2スペーサ350A、350Bが各々1Fの幅を有する時、図18Bの18A−18A’線の断面図で、第1マスク部分1340Aと第2マスク部分1340Bとが3Fの間隔をおいて離隔された部分では、互に隣接する第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bが互に1Fの間隔を挟んで互に離隔されうる。前記1Fの間隔を通じて前記バッファマスク層910が露出されうる。しかし、図18Bの18B−18B’線の断面図でのように、第1マスク部分1340Aと第2マスク部分1340Bとが2F未満(<2F)の間隔をおいて離隔された部分では、互に隣接する第1スペーサ350A及び第2スペーサ350B間で、前記バッファマスク層910が露出されないように、前記第1スペーサ350A及び第2スペーサ350Bが互に融合された形態を有することができる。
【0169】
図18Cを参照すれば、図3Gの説明と同様に、前記複数の第1マスクパターン320Aを除去し、相互隣接した2つの第1スペーサ350A間の空間を通じてバッファマスク層910を露出させる。
【0170】
図18Dを参照すれば、複数の第1スペーサ350A、第2マスクパターン320B及びその側壁を覆っている複数の第2スペーサ350Bを各々エッチングマスクとして利用して前記バッファマスク層910をエッチングして前記モールド層904を露出させるバッファマスクパターン910Aを形成する。
【0171】
図18Eを参照すれば、前記バッファマスクパターン910Aをエッチングマスクとして利用して、前記エッチング停止層902をエッチング終了点として利用して、前記モールド層904をエッチングして複数のモールドパターン904A及びエッチング停止層パターン902Aを形成する。前記複数のモールドパターン904A間の空間S1を通じて基板900の上面が露出される。
【0172】
図示していないが、前記複数のモールドパターン904Aが形成された後、前記複数のモールドパターン904Aの上には、前記複数のバッファマスクパターン910Aの残留層が残りうる。
【0173】
図18Fを参照すれば、ダマシン工程により複数のモールドパターン904A間の空間S1を満たす導電層を形成し、前記基板900上に複数の配線ライン840を形成する。
【0174】
ダマシン工程により前記複数の配線ライン840を形成するための詳細な工程を例示すれば、次の通りである。まず、前記空間S1の内壁及び前記モールドパターン904Aの表面にバリア膜(図示せず)を形成する。その後、前記バリア膜(図示せず)上に前記空間S1を完全に満たす金属膜(図示せず)を形成する。前記バリア膜は、例えば前記空間S1の内部を満たす前記金属膜の金属原子が、その周囲の他の膜へ拡散することを防止するために形成するものである。前記バリア膜の形成は、本発明において必須な工程ではなく、場合によって前記バリア膜の形成工程は省略されうる。前記金属膜は、例えばCu、W及びAlからなる群から選択されるいずれか1つの金属からなりうる。望ましくは、前記金属膜は比較的小さな比抵抗を有するCuからなる。前記金属膜を形成するためにPVD(physical vapor deposition)工程または電気メッキ工程を利用しうる。その後、前記モールドパターン904Aの上面が露出されるまで、前記金属膜の一部及び前記バリア膜の一部を除去し、前記複数のモールドパターン904A間の空間S1内に前記バリア膜及び金属膜からなる複数の配線ライン840を形成する。
【0175】
図18Gを参照すれば、前記複数のモールドパターン904A及び複数のエッチング停止層パターン902Aを除去する。場合によって、図18Gの工程は省略しうる。
【0176】
以上、本発明を望ましい実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定されず、本発明の技術的思想及び特許請求の範囲内で当業者によって、多様な変形及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0177】
320 デュアルマスク層
320A 第1マスクパターン
320B 第2マスクパターン
330 エッチングマスク層
330A 犠牲膜エッチングマスクパターン
330B 広幅エッチングマスクパターン
330C 残留エッチングマスクパターン
340 マスクパターン
340A 第1マスク部分
340B 第2マスク部分
350 スペーサマスク層
350A 第1スペーサ
350B 第2スペーサ
350C 第3スペーサ
350D 第4スペーサ
500、700、800 半導体素子
530 セルアレイ領域
530C センター部分
530E エッジ部分
532 活性領域
532E エッジ活性領域
532I アイランド型活性領域
532L ラインタイプ活性領域
540 素子分離膜
542 第1素子分離膜
544 第2素子分離膜
600 基板
602 パッド酸化膜
604 第1ハードマスク層
606 第2ハードマスク層
610 バッファマスク層
670 トレンチ
740 導電ライン
742 第1導電ライン
744 第2導電ライン
840 配線ライン
842 第1配線ライン
844 第2配線ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上の素子領域の第1端部から離隔されている前記素子領域内のセンター部分で互に離隔された状態で第1方向に沿って相互平行に延びている複数のラインパターンと、
前記複数のラインパターンのうち、前記第1方向に直交する第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記素子領域の第1端部にさらに近い各端部に比べて前記素子領域の第1端部からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1ラインパターンと、
前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記素子領域の第1端部にさらに近い各端部より、前記素子領域の第1端部からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2ラインパターンと、を含むことを特徴とする半導体素子。
【請求項2】
前記複数のラインパターンで前記第1ラインパターン及び第2ラインパターンが1つずつ交互に配されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項3】
前記複数の第1ラインパターンの第1端部は、各々前記素子領域の第1端部から第1距離に位置され、
前記複数の第2ラインパターンの第2端部は、各々前記素子領域の第1端部から前記第1距離よりさらに近い第2距離に位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項4】
前記複数のラインパターンは、最外側に位置する最外側ラインパターンをさらに含み、
前記最外側ラインパターンは、それに隣接するラインパターンの両端部のうち、前記素子領域の第1端部にさらに近い端部より、前記素子領域の第1端部からさらに遠く位置する最外側端部を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項5】
前記素子領域は、前記センター部分を挟んで前記素子領域の第1端部の反対側に位置する第2端部を含み、
前記複数の第1ラインパターンは、前記第1端部の反対側に位置する第3端部を有し、前記第3端部は、前記第1ラインパターンの両側で各々隣接している2つの第2ラインパターンの両端部のうち、前記素子領域の第2端部にさらに近い各端部より前記素子領域の第2端部からさらに遠く位置し、
前記複数の第2ラインパターンは、前記第2端部の反対側に位置する第4端部を有し、前記第4端部は、前記第2ラインパターンの両側で各々隣接している2つの第1ラインパターンの両端部のうち、前記素子領域の第2端部にさらに近い各端部より前記素子領域の第2端部からさらに近く位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項6】
前記素子領域のセンター部分で前記複数の第1ラインパターンのうちから選択された第1ラインパターンから前記第1方向に沿って第1距離ほど離隔された状態で、前記選択された第1ラインパターンと前記第1方向に隣接している第3ラインパターンと、
前記素子領域のセンター部分で前記複数の第2ラインパターンのうちから選択された第2ラインパターンから前記第1方向に沿って第2距離ほど離隔された状態で、前記選択された第2ラインパターンと前記第1方向に隣接している第4ラインパターンと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項7】
前記第1距離は、前記第2距離よりさらに大きいことを特徴とする請求項6に記載の半導体素子。
【請求項8】
前記第1距離及び第2距離は、各々前記複数のラインパターンで前記第2方向に沿うそれぞれの幅より広いことを特徴とする請求項6に記載の半導体素子。
【請求項9】
前記素子領域のセンター部分が、前記複数のラインパターンで前記第2方向に沿うそれぞれの幅より長い前記第1方向に沿って延び、前記ラインパターンのない非パターン領域を含み、
前記非パターン領域は、前記選択された第1ラインパターン及び前記第3ラインパターンと、前記選択された第2ラインパターン及び前記第4ラインパターンにより前記第1方向に沿う幅が限定され、前記複数のラインパターンのうちから選択された2つのラインパターンにより前記第2方向に沿う幅が限定されることを特徴とする請求項6に記載の半導体素子。
【請求項10】
前記選択された2つのラインパターン間には、前記第3ラインパターン及び第4ラインパターンのうちから選択される少なくとも1つのラインパターンが複数個存在することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子。
【請求項11】
前記第1ラインパターン及び第2ラインパターンは、前記第2方向に沿って相互等間隔に配されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項12】
前記素子領域は、前記半導体素子の単位記憶素子が形成されるセルアレイ領域であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項13】
前記複数のラインパターンは、各々前記素子領域に活性領域を定義するための素子分離膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項14】
前記素子領域のセンター部分では、前記複数のラインパターンにより前記複数のラインパターンそれぞれの間に位置する複数のラインタイプ活性領域が定義されることを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項15】
前記素子領域のセンター領域で前記複数の第1ラインパターンのうちから選択された第1ラインパターンから前記第1方向に沿って第1距離ほど離隔された状態で、前記選択された第1ラインパターンと前記第1方向に隣接している第3ラインパターンと、
前記素子領域のセンター領域で前記複数の第2ラインパターンのうちから選択された第2ラインパターンから前記第1方向に沿って第2距離ほど離隔された状態で、前記選択された第2ラインパターンと前記第1方向に隣接している第4ラインパターンと、をさらに含み、
前記素子領域のセンター部分で前記第1ラインパターン、第2ラインパターン、第3ラインパターン及び第4ラインパターンによりアイランド型活性領域の一部が定義されることを特徴とする請求項13に記載の半導体素子。
【請求項16】
前記アイランド型活性領域は、前記第1方向に沿う幅が互に異なる部分を含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体素子。
【請求項17】
前記アイランド型活性領域は、電位制御用ウェル形成領域を含むことを特徴とする請求項16に記載の半導体素子。
【請求項18】
前記複数のラインパターンは、各々絶縁物質からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項19】
前記複数のラインパターンは、導電物質からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
【請求項20】
前記複数のラインパターンは、前記半導体素子の単位記憶素子を構成する複数のビットラインであることを特徴とする請求項19に記載の半導体素子。
【請求項21】
前記複数のラインパターンは、前記半導体素子の金属配線層を構成する複数の配線ラインであることを特徴とする請求項19に記載の半導体素子。
【請求項22】
センター部分と前記センター部分を取り囲むエッジ部分を有する素子領域を含む基板上に第1層を形成する段階と、
前記第1層上にデュアルマスク層を形成する段階と、
前記デュアルマスク層をパターニングし、前記センター部分で第1方向に沿って相互平行に延びて前記第1方向に垂直な第2方向で第1間隔を挟んで互に離隔されており、前記第2方向で第1幅を各々有し、前記エッジ部分に対面する第1マスク端部を各々有する複数の第1マスクパターンと、前記エッジ部分に位置されて前記第1方向で前記第1幅より広い第2幅を有する第2マスクパターンを含むマスクパターンを形成する段階と、
前記複数の第1マスクパターンの両側壁を覆う複数の第1スペーサと、前記第2マスクパターンの側壁を覆う複数の第2スペーサとを含むスペーサを形成する段階と、
前記第1マスクパターンを除去する段階と、
前記第2マスクパターン、前記複数の第1スペーサ、及び前記複数の第2スペーサをエッチングマスクとして利用し、前記素子領域で前記第1層をエッチングする段階と、を含むことを特徴とする半導体素子のパターン形成方法。
【請求項23】
前記第1層のエッチングにより、前記第1層には前記センター部分で、前記第2方向で前記第1間隔よりさらに小さな第2間隔を挟んで互に離隔された状態で、前記第1方向に沿って相互平行に延びている複数のラインパターンが転写され、
前記複数のラインパターンは、
前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部に比べて前記エッジ部分からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1ラインパターンと、
前記複数のラインパターンのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つのラインパターンの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部より、前記エッジ部分からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2ラインパターンと、を含むことを特徴とする請求項22に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項24】
前記第1層に転写された複数のラインパターンは、各々前記第1層に形成された複数の開口により形成され、
前記複数の開口を通じて前記基板が露出されることを特徴とする請求項23に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項25】
前記複数の開口を通じて露出された基板をエッチングして前記基板に複数のトレンチを形成する段階と、
前記複数のトレンチを満たす複数の素子分離膜を形成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項26】
前記複数の素子分離膜は、
前記複数の素子分離膜のうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つの素子分離膜の両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部に比べて、前記エッジ部分からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1素子分離膜と、
前記複数の素子分離膜のうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2つの素子分離膜の両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部より、前記エッジ部分からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2素子分離膜と、を含むことを特徴とする請求項25に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項27】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離は前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅と同じであることを特徴とする請求項26に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項28】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離と、前記エッジ部分から前記第2端部までの前記第1方向に沿う第2距離との差は、前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅と同じであることを特徴とする請求項26に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項29】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離と、前記エッジ部分から前記第2端部までの前記第1方向に沿う第2距離との差は、前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅より小さいことを特徴とする請求項26に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項30】
前記複数の開口内に導電物質を満たして前記導電物質からなる複数の導電ラインを形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項31】
前記複数の導電ラインは、
前記複数の導電ラインのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2本の導電ラインの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部に比べて前記エッジ部分からさらに遠く位置する第1端部を有する複数の第1導電ラインと、
前記複数の導電ラインのうち、前記第2方向に沿って交互に選択され、両側で各々隣接している2本の導電ラインの両端部のうち、前記エッジ部分にさらに近い各端部より前記エッジ部分からさらに近く位置する第2端部を有する複数の第2導電ラインを含むことを特徴とする請求項30に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項32】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離は前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅と同じであることを特徴とする請求項31に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項33】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離と、前記エッジ部分から前記第2端部までの前記第1方向に沿う第2距離との差は、前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅と同じであることを特徴とする請求項31に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項34】
前記エッジ部分から前記第1端部までの前記第1方向に沿う第1距離と、前記エッジ部分から前記第2端部までの前記第1方向に沿う第2距離との差は、前記第2スペーサの前記第1方向に沿う幅より小さいことを特徴とする請求項31に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項35】
前記マスクパターンを形成する段階は、
前記センター部分に位置する第1可変マスクパターンと、前記エッジ部分に位置する第2可変マスクパターンとを含む可変マスクパターンを前記デュアルマスク層上に形成する段階と、
前記可変マスクパターンをエッチングマスクとして前記デュアルマスク層をエッチングし、前記第1可変マスクパターンにより覆われる第1上面を有する前記第1マスクパターンと、前記第2可変マスクパターンにより覆われる第2上面を有する前記第2マスクパターンと、を同時に形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項22に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項36】
前記マスクパターンが形成された後、前記スペーサを形成する前に、前記可変マスクパターンのうち、第1可変マスクパターンを除去して、前記第1マスクパターンの第1上面を露出させる段階を含むことを特徴とする請求項35に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項37】
前記スペーサを形成する段階は、
前記第1マスクパターンの側壁及び前記第1上面、前記第2マスクパターンの側壁及び前記第2可変マスクパターンの露出面を各々覆うスペーサマスク層を形成する段階と、
前記スペーサマスク層をエッチングして、前記スペーサマスク層の残留部分からなる前記スペーサを形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項36に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項38】
前記スペーサを形成した後、前記第1マスクパターンを除去する前に、前記可変マスクパターンのうち、第1可変マスクパターンを除去して、前記第1マスクパターンの第1上面を露出させる段階を含むことを特徴とする請求項35に記載の半導体素子のパターン形成方法。
【請求項39】
前記第1マスクパターンを除去する段階は、前記第2可変マスクパターンが前記第2マスクパターンの第2上面を覆っている状態で行われることを特徴とする請求項35に記載の半導体素子のパターン形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図3H】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図18E】
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【図18F】
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【図18G】
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【公開番号】特開2010−153872(P2010−153872A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−293033(P2009−293033)
【出願日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】