説明

半導体装置の製造方法

【課題】 フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子を集積化した半導体装置において、的確な製造方法を提供する。
【解決手段】 フィン部10aを形成する工程と、フィン部の側面に第1のゲート絶縁膜14及び第1のゲート電極膜15を形成する工程と、フィン部並びにフィン部の側面に形成された第1のゲート絶縁膜及び第1のゲート電極膜を囲み、第1のゲート電極膜に接する半導体導電部16aを形成する工程と、半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、第2のゲート絶縁膜20及び第2のゲート電極膜21を形成する工程と、半導体導電部上及び抵抗素子形成領域に形成された第2のゲート絶縁膜及び第2のゲート電極膜を除去する工程と、半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、抵抗素子用の半導体膜を形成する工程とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の微細化に伴い、MISトランジスタのチャネル領域の不純物量も減少してくる。そのため、不純物量の統計的ゆらぎにより、トランジスタ間での閾値の変動が問題となってくる。このような問題に対して、チャネル領域の不純物量に依存しない完全空乏型のトランジスタとして、チャネル領域を両側から挟んだダブルゲート構造を有するフィン(Fin)型MISトランジスタが注目されている。
【0003】
しかしながら、フィン型MISトランジスタは、通常のプレーナ(Planar)型MISトランジスタとは異なり、3次元構造を有している。そのため、全ての回路をフィン型MISトランジスタで構成することは現実的ではない。そこで、SRAM等の閾値変動に厳しい回路にはフィン型MISトランジスタを用い、それ以外の回路にはプレーナ型MISトランジスタを用いた、ハイブリッド構造が注目されてきている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところが、上述したハイブリッド構造では、フィン型MISトランジスタについてはミッドギャップ(mid gap)の仕事関数が、プレーナ型MISトランジスタではバンドエッジ(band edge)の仕事関数が求められる。そのため、ハイブリッド構造を実現しようとすると、非常に複雑な製造工程が必要となる。また、抵抗素子も集積化することを考えると、さらに多くの問題が生じることが想定される。
【0005】
したがって、フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子を集積化した半導体装置(半導体集積回路装置)において、的確な製造方法の実現が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−172082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子を集積化した半導体装置において、的確な製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一視点に係る半導体装置の製造方法は、フィン型MISトランジスタ形成領域にフィン部を形成する工程と、前記フィン部の側面にフィン型MISトランジスタ用の第1のゲート絶縁膜及び第1のゲート電極膜を形成する工程と、前記フィン部並びに前記フィン部の側面に形成された前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1のゲート電極膜を囲み、前記第1のゲート電極膜に接する半導体導電部を形成する工程と、前記半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、プレーナ型MISトランジスタ用の第2のゲート絶縁膜及び第2のゲート電極膜を形成する工程と、前記半導体導電部上及び前記抵抗素子形成領域に形成された前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極膜を除去する工程と、前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極膜を除去した後、前記半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、抵抗素子用の半導体膜を形成する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子を集積化した半導体装置において、的確な製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図10】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図11】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図12】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図13】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図14】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図15】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図16】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図17】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図18】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図19】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図20】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図21】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【図22】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一部を模式的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1〜図22は、本発明の実施形態に係る半導体装置(半導体集積回路装置)の製造工程を模式的に示した断面図である。図1〜図11は、プレーナ(Planar)型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域の製造工程を示しており、図12〜図22は、フィン(Fin)型MISトランジスタ形成領域の製造工程を示している。なお、図1〜図11において、図の左側はプレーナ型MISトランジスタ形成領域を示し、図の右側は抵抗素子形成領域を示している。また、図12〜図22において、図の左側はフィン部の長軸方向に垂直な断面を示し、図の右側はフィン部の長軸方向に平行な断面を示している。
【0013】
まず、図1及び図12に示すように、単結晶シリコン基板(半導体基板)10の表面領域に素子分離領域11を形成する。続いて、シリコン基板10の表面に犠牲酸化膜12を形成する。さらに、全面にシリコン窒化膜13を形成する。
【0014】
次に、図2及び図13に示すように、フィン型MISトランジスタ形成領域において、シリコン窒化膜13、犠牲酸化膜12及びシリコン基板10をパターニングする。これにより、シリコン基板10の表面領域にフィン部10aが形成される。すなわち、シリコン基板10の表面領域に島状の半導体部が形成される。
【0015】
次に、図3及び図14に示すように、フィン型MISトランジスタ用のゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜)14を全面に形成する。このゲート絶縁膜14は、窒素を含有する界面層上にハフニウム酸化物膜を形成したものである。続いて、ゲート絶縁膜14上に、フィン型MISトランジスタ用のゲート電極膜(第1のゲート電極膜)15を形成する。このゲート電極膜15はTiNで形成されたメタル電極膜である。その結果、フィン部10aの側面を含む全面に、ゲート絶縁膜14及びゲート電極膜15の積層膜が形成される。さらに、ゲート電極膜15上に、シリコン膜(導電性半導体膜)16を形成する。
【0016】
次に、図4及び図15に示すように、CMP(chemical mechanical polishing)或いはエッチバックによって平坦化処理を行う。これにより、図15に示すように、フィン部10a並びにフィン部10aの側面に形成されたゲート絶縁膜14及びゲート電極膜15を囲み、ゲート電極膜15に接する半導体導電部16aが形成される。また、図4に示すように、プレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域では、ゲート絶縁膜14、ゲート電極膜15及びシリコン膜16は除去される。
【0017】
次に、図5及び図16に示すように、プレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域において、SiGe層17、界面層18及びLa層19を形成する。SiGe層17はp型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数制御層として、La層19はn型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数制御層として機能する。すなわち、SiGe層17はp型MISトランジスタの閾値制御層、La層19はn型MISトランジスタの閾値制御層として機能する。
【0018】
次に、図6及び図17に示すように、プレーナ型MISトランジスタ用のゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜)20を全面に形成する。このゲート絶縁膜20は、ハフニウム酸化物膜で形成される。続いて、ゲート絶縁膜20上に、プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極膜(第2のゲート電極膜)21を形成する。このゲート電極膜21はTiNで形成されたメタル電極膜である。その結果、フィン型MISトランジスタ形成領域、プレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、ゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21の積層膜が形成される。なお、図6の工程以後の図面では便宜上、La層19は省略している。
【0019】
次に、図7及び図18に示すように、半導体導電部16a上及び抵抗素子形成領域に形成されたゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21を除去する。すなわち、フィン型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に形成されたゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21を除去する。
【0020】
次に、図8及び図19に示すように、抵抗素子用のシリコン膜(導電性の半導体膜)22を全面に形成する。すなわち、半導体導電部16a上、並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、抵抗素子用のシリコン膜22を形成する。すなわち、フィン型MISトランジスタ形成領域、プレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、抵抗素子用のシリコン膜22を形成する。
【0021】
次に、図9及び図20に示すように、プレーナ型MISトランジスタ形成領域では、シリコン膜22、ゲート電極膜21、ゲート絶縁膜20及び界面層18を異方性エッチングする。抵抗素子形成領域では、シリコン膜22を異方性エッチングする。また、フィン型MISトランジスタ形成領域では、シリコン膜22、半導体導電部16a、ゲート電極膜15及びゲート絶縁膜14を異方性エッチングする。これにより、プレーナ型MISトランジスタ形成領域では、プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極が形成される。抵抗素子形成領域では、シリコン膜22を用いた抵抗素子用の抵抗が形成される。また、フィン型MISトランジスタ形成領域では、フィン部10aを両側から挟んだダブルゲート構造のフィン型MISトランジスタ用のゲート電極が形成される。すでに述べたように、プレーナ型MISトランジスタについては仕事関数制御層としてSiGe層17及びLa層19を形成しているため、プレーナ型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数とフィン型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数とは互いに異なっている。すなわち、フィン型MISトランジスタについてはミッドギャップ(mid gap)の仕事関数となっており、プレーナ型MISトランジスタではバンドエッジ(band edge)の仕事関数となっている。
【0022】
なお、本実施形態では、プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極、抵抗素子形成領域の抵抗及びフィン型MISトランジスタ用のゲート電極を同一工程で加工したが、プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極とフィン型MISトランジスタ用のゲート電極とを別工程で加工してもよい。
【0023】
次に、図10及び図21に示すように、n型MISトランジスタ領域にはAsイオンをイオン注入し、p型MISトランジスタ領域にはBイオンをイオン注入する。さらに、800℃で5秒間の熱処理を行う。これにより、ソース/ドレイン用の浅い拡散層23が形成される。続いて、全面にシリコン窒化膜24及びシリコン酸化膜25を堆積した後、シリコン窒化膜24及びシリコン酸化膜25のエッチバックを行う。これにより、ゲート電極の側壁にシリコン窒化膜24及びシリコン酸化膜25からなる側壁部が形成される。その後、n型MISトランジスタ領域にはPイオンをイオン注入し、p型MISトランジスタ領域にはBイオンをイオン注入する。さらに、1030℃で5秒間の熱処理を行う。これにより、ソース/ドレイン用の深い拡散層26が形成される。
【0024】
次に、図11及び図22に示すように、シリコン酸化膜27を全面に形成した後、抵抗素子形成領域以外の領域でシリコン酸化膜27のエッチバックを行う。続いて、全面に厚さ10nm程度のNiPt膜を堆積した後、350℃で30秒間の熱処理を行ってNiPtとシリコンとを反応させる。続いて、未反応のNiPt膜を塩酸と硝酸の混合液によって除去する。さらに、500℃で30秒間の熱処理を行う。これにより、シリサイド層28が形成される。このとき、抵抗素子形成領域の抵抗はシリコン酸化膜27で覆われているため、シリサイドは形成されない。
【0025】
以上のようにして、図11及び図22に示すように、フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子が同一半導体基板上に形成されたハイブリッド構造の半導体装置が得られる。すなわち、フィン型MISトランジスタ形成領域に形成されたフィン型MISトランジスタ100、プレーナ型MISトランジスタ形成領域に形成されたプレーナ型MISトランジスタ(p型MISトランジスタ201、n型MISトランジスタ202)及び抵抗素子形成領域に形成された抵抗素子300を備えたハイブリッド構造の半導体装置が得られる。
【0026】
上述したように、本実施形態では、図7及び図18の工程で、フィン型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に形成されたゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21を除去している。仮に、これらのゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21を除去しないとすると、以下のような問題が生じる。
【0027】
フィン型MISトランジスタ形成領域では、ゲート電極膜15及び半導体導電部16aと導電性のシリコン膜22との間にゲート絶縁膜20が介在するため、半導体導電部16aとシリコン膜22とが電気的に導通しなくなってしまう。その結果、フィン型MISトランジスタのゲート電極に適切な電圧を印加することができなくなってしまう。
【0028】
抵抗素子形成領域では、抵抗素子がシリコン膜22とメタル膜であるゲート電極膜21との積層構造となるため、抵抗素子の抵抗値が低抵抗のゲート電極膜21によって決まってしまう。そのため、シリコン膜中の不純物濃度によって抵抗素子の抵抗を制御することができなくなってしまう。その結果、適切な抵抗値を有する抵抗素子を得ることができなくなる。
【0029】
本実施形態では、図7及び図18の工程で、フィン型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に形成されたゲート絶縁膜20及びゲート電極膜21を除去するため、上述したような問題を回避することができる。したがって、フィン型MISトランジスタ、プレーナ型MISトランジスタ及び抵抗素子を集積化した半導体装置(半導体集積回路装置)において、的確な製造方法を実現することが可能となる。したがって、プレーナ型MISトランジスタ及びフィン型MISトランジスタそれぞれで閾値制御(ゲート電極の仕事関数制御)がなされた半導体装置を的確に製造することが可能となる。
【0030】
なお、上述した実施形態では、ゲート電極膜15及び21としてTiN膜を用いたが、一般的には、IV族元素(Ti、Zr、Hf)の窒化物、炭化物、シリコン窒化物及びシリコン炭化物を用いることが可能である。また、V族元素(V、Nb、Ta)の窒化物、炭化物、シリコン窒化物及びシリコン炭化物を用いることも可能である。さらに、VI族元素(Mo、W)の窒化物、炭化物、シリコン窒化物及びシリコン炭化物を用いることも可能である。
【0031】
また、上述した実施形態では、ゲート絶縁膜14及び20としてハフニウム酸化物膜を用いたが、一般的には、Hf、Zr、Ti、Ta、Al、Sr、Y、La等の酸化物を用いることが可能である。また、これらの元素とシリコンとの酸化物(例えば、ZrSixy等)を用いることも可能である。或いは、これらの酸化物の任意の組み合わせの積層膜を用いることも可能である。
【0032】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0033】
10…シリコン基板 10a…フィン部 11…素子分離領域
12…犠牲酸化膜 13…シリコン窒化膜 14…ゲート絶縁膜
15…ゲート電極膜 16…シリコン膜 16a…半導体導電部
17…SiGe層 18…界面層 19…La層
20…ゲート絶縁膜 21…ゲート電極膜 22…シリコン膜
23…浅い拡散層 24…シリコン窒化膜 25…シリコン酸化膜
26…深い拡散層 27…シリコン酸化膜 28…シリサイド層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィン型MISトランジスタ形成領域にフィン部を形成する工程と、
前記フィン部の側面にフィン型MISトランジスタ用の第1のゲート絶縁膜及び第1のゲート電極膜を形成する工程と、
前記フィン部並びに前記フィン部の側面に形成された前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1のゲート電極膜を囲み、前記第1のゲート電極膜に接する半導体導電部を形成する工程と、
前記半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、プレーナ型MISトランジスタ用の第2のゲート絶縁膜及び第2のゲート電極膜を形成する工程と、
前記半導体導電部上及び前記抵抗素子形成領域に形成された前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極膜を除去する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極膜を除去した後、前記半導体導電部上並びにプレーナ型MISトランジスタ形成領域及び抵抗素子形成領域に、抵抗素子用の半導体膜を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記フィン型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数と前記プレーナ型MISトランジスタのゲート電極の仕事関数とが互いに異なるように、前記第1のゲート絶縁膜、前記第1のゲート電極膜、前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極膜を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記半導体膜及び前記第1のゲート電極膜をパターニングして前記フィン型MISトランジスタ用のゲート電極を形成する工程をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記半導体膜及び前記第2のゲート電極膜をパターニングして前記プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極を形成する工程をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記プレーナ型MISトランジスタ用のゲート電極を形成する際に、前記抵抗素子形成領域の前記半導体膜がパターニングされて前記抵抗素子用の抵抗が形成される
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2011−181841(P2011−181841A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−46984(P2010−46984)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】