説明

半導体装置の製造方法

【課題】隣接する活性領域の間で横方向に成長するシリコン膜が連結されることを防ぎつつ、活性領域上に十分な厚みのシリコン膜を形成可能とした半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ゲート電極6aを挟んだ両側の活性領域5上に第1のシリコン膜12aを選択的にエピタキシャル成長させる工程と、複数のワード配線層WLの各間に第1のシリコン膜12aを覆うのに十分な厚みでマスク絶縁膜を埋め込んだ後、このマスク絶縁膜を第1のシリコン膜12aの表面が露出するまでエッチングにより除去する工程と、第1のシリコン膜12a上に第2のシリコン膜12bを選択的にエピタキシャル成長させる工程とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置に使用されるMOSトランジスタの微細化の進展に伴い、短チャネル効果を抑制することが重要となっている。その手段の1つとして、MOSトランジスタの活性領域上に、選択的エピタキシャル成長法によって形成した単層のシリコン膜(せり上げシリコン膜)を設け、このシリコン膜をソース/ドレイン電極として利用する技術が知られている(特許文献1を参照。)。
【0003】
また、メモリーセル等の高密度にトランジスタが配置された領域にコンタクトホールの形成を行う際には、微細化に適した自己整合コンタクト(SAC:Self-Aligned Contact)技術が用いられている。このSAC技術としては、一般的に、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とのエッチング速度差(選択比)を利用してエッチングを行う方法が使用されている。この方法では、ゲート電極の上面及び側面上に窒化シリコン膜(この場合、ゲート電極の側面上の窒化シリコン膜がサイドウォールとなる。)を形成し、この窒化シリコン膜をエッチングストッパとしてエッチングを行うことにより、自己整合的にコンタクトホールを形成することができる。
【0004】
しかしながら、微細化の進展に伴って、コンタクトホールのアスペクト比(深さ/径)の増加や、ゲート電極の細線化が進んでいる。このため、コンタクトホールの形成時に、ホールの底面サイズ(ボトム径)の縮小による導通不良が発生する場合があった。また、SACエッチングに必要な酸化シリコン膜と窒化シリコン膜の選択比の低下により、コンタクトホールに導電材料を充填して形成したコンタクトプラグと、コンタクトプラグの近傍に配置されたゲート電極のショートが生じる場合があった。
【0005】
そこで、この改善策の1つとして、不純物拡散領域上に、選択エピタキシャル成長法により単層のシリコン膜を成長させる技術が開示されている(特許文献2を参照。)。このようなシリコン膜を設けることにより、コンタクトホールのアスペクト比が小さくなり、酸化膜ドライエッチングのエッチング量を減らすことができるので、ボトム径縮小の改善及びゲート電極とのショートを防止できる。
【0006】
また、このシリコン膜は、MOSトランジスタのソース/ドレイン電極として機能する、せり上げシリコン膜としても利用できるので、MOSトランジスタの短チャネル効果の抑制の効果も得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平5−182981号公報
【特許文献2】特開平10―163477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した選択エピタキシャル成長法は、露出しているシリコン膜の面上に更にシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させる技術であるが、このシリコン膜は厚み方向だけでなく横方向にもかなりの量で成長することが知られている。具体的に、このシリコン膜の横方向の成長率は、シリコン膜の厚み(高さ)方向の成長に対して1/2程度である。
【0009】
このため、メモリーセルのように高密度でMOSトランジスタが配置された領域において、ゲート電極を挟んだ両側の活性領域(不純物拡散領域)上にシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させた際に、隣接する活性領域の間で横方向にエピタキシャル成長したシリコン膜が連結されることによって、その間で電気的な短絡(ショート)が発生し易くなるといった問題があった。
【0010】
この問題に対して、エピタキシャル成長させるシリコン膜の厚み(高さ)を小さくすることで、隣接する活性領域の間で横方向に成長するシリコン膜が連結されることを防ぐことも考えられる。しかしながら、この場合は、上述したシリコン膜上に形成されるコンタクトホールのアスペクト比を低減することに限界があるため、コンタクトプラグの形成が困難になるといった別の問題が発生してしまう。さらに、MOSトランジスタのせり上げシリコン膜としての機能も低下するため、短チャネル効果の抑制効果も低下してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の表層に形成した素子分離用の溝部に素子分離絶縁膜を埋め込むことによって、この素子分離絶縁膜の間に第1の方向に延在する複数の活性領域を並べて形成する工程と、半導体基板の表層に、複数の活性領域を横切るように第2の方向に延在する複数の埋め込みゲート用の溝部を並べて形成する工程と、埋め込みゲート用の溝部から露出した活性領域の表面を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜を介して活性領域上を跨ぐように埋め込みゲート用の溝部に埋め込まれたゲート電極を構成すると共に、半導体基板の面上において第2の方向に延在する複数のワード配線層を並べて形成する工程と、ワード配線層の両側面を覆うサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を挟んだ両側の活性領域上に第1のシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させる工程と、複数のワード配線層の各間に第1のシリコン膜を覆うのに十分な厚みでマスク絶縁膜を埋め込んだ後、このマスク絶縁膜を第1のシリコン膜の表面が露出するまでエッチングにより除去する工程と、第1のシリコン膜上に第2のシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させる工程とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明では、ゲート電極を挟んだ両側の活性領域上に第1のシリコン膜と第2のシリコン膜とを2回に分けてエピタキシャル成長させることで、隣接する活性領域の間で横方向に成長するシリコン膜が連結されることを防ぎつつ、活性領域上に十分な厚みのシリコン膜を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明を適用して製造される半導体装置の一部を透過して示す平面図である。
【図2】図1中に示す半導体装置の切断線A−A’による断面図である。
【図3】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図4】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図5A】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図5B】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線B−B’による断面図である。
【図6A】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図6B】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線B−B’による断面図である。
【図7】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図8A】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図8B】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線B−B’による断面図である。
【図9】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図10】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図11】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図12】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図13】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【図14】本発明を適用した半導体装置の製造工程を順に説明するための切断線A−A’による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を適用した半導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
【0015】
先ず、本発明を適用して製造される半導体装置の具体的な構成について説明する。
なお、図1は、本発明を適用して製造される半導体装置の一部を透過して示す平面図である。図2は、図1中に示す半導体装置の切断線A−A’による断面図である。
本発明を適用して製造される半導体装置は、例えば図1及び図2に示すように、最終的にDRAMとして機能させるものであり、DRAMは、半導体基板1の面内に、複数のメモリーセルがマトリックス状に並んで配置されるセルアレイ領域と、このセルアレイ領域の周辺に位置して、各メモリーセルの動作を制御するための回路等が形成される周辺回路領域とを備えている。
【0016】
また、セルアレイ領域に配置されるメモリーセルは、選択用トランジスタTrと、この選択用トランジスタTrのソース・ドレインの何れか一方と電気的に接続されるキャパシタCaとから概略構成されている。
【0017】
具体的に、この半導体装置のセルアレイ領域には、図1示すように、半導体基板1の表層に複数の素子分離用の溝部2を形成し、これら複数の溝部2に素子分離絶縁膜3を埋め込むことによって形成された素子分離領域4と、この素子分離領域4によって絶縁分離された複数の活性領域5とが設けられている。
【0018】
このうち、素子分離領域4は、STI(Shallow Trench Isolation)と呼ばれるものであり、上述した素子分離用の溝部2に素子分離絶縁膜3を埋め込むことによって、隣接する活性領域5の間を絶縁分離している。
【0019】
一方、活性領域5は、半導体基板1の一部からなり、素子分離用の溝部2に埋め込まれた素子分離絶縁膜3(素子分離領域4)によって、島状に区画形成されている。具体的に、活性領域5は、平面視で矩形の両端が丸みを帯びた形状を有しており、第1の方向Xに延在しながら、この第1の方向X及び第1の方向Xと直交する方向に各々間隔を空けて複数並んで設けられている。
【0020】
ここで、上記図1に示す半導体装置では、セルサイズが6F2(Fは最小加工寸法)となるレイアウトを採用しており、1つの活性領域5に2ビットのメモリーセルが配置された構造となっている。このため、各活性領域5には、2つの選択用トランジスタTrが配置されている。
【0021】
具体的に、この半導体装置のセルアレイ領域には、図1及び図2に示すように、活性領域5を横切るように第2の方向Yに延在されたストライプ状のワード配線層WLが、第2の方向Yと直交する方向に間隔を空けて複数並んで設けられている。このうち、活性領域5を横切る2本のワード配線層WLが選択用トランジスタTrのゲート電極6aとして機能し、隣接する活性領域5の各間を通過する1本のワード配線層WLが素子分離用のダミーゲート電極6bとして機能する。
【0022】
ゲート電極6aは、半導体基板1の表層に形成された埋め込みゲート用の溝部7に一部が埋め込まれると共に、この溝部7から露出した活性領域5の表面を覆うゲート絶縁膜8を介して活性領域5上を跨ぐように形成されることによって、いわゆる埋め込みゲート型のチャネル構造を有している。
【0023】
ダミーゲート電極6bは、所定の電位をかけることによって、隣接するトランジスタの間を分離する、又は、所定の電位を維持することで、寄生トランジスタをオフ状態として分離するものであり、隣接する活性領域5の間の素子分離領域4(素子分離絶縁膜3)を通過するように形成されている。
【0024】
これらゲート電極6a及びダミーゲート電極6b(ワード配線層WL)は、ポリシリコン膜と金属膜とを順に積層した多層膜からなり、活性領域5(半導体基板1)の表面よりも上方に突出して設けられている。また、この金属膜上には、これらゲート電極6a及びダミーゲート電極6bの上面を保護するキャップ絶縁膜9が設けられている。さらに、キャップ絶縁膜9を含むワード配線層WL(ゲート電極6a及びダミーゲート電極6b)の両側面には、それぞれサイドウォール絶縁膜10が設けられている。
【0025】
各活性領域5のゲート電極6aを挟んだ中央部と両端部には、それぞれ不純物拡散層11a,11bが設けられている。このうち、中央部の不純物拡散層11aが選択用トランジスタTrのドレイン領域Dとして機能し、両端部の不純物拡散層11bが選択用トランジスタTrのソース領域Sとして機能する。
【0026】
さらに、これら不純物拡散層11a,11bの上に、第1のシリコン膜12a及び第2のシリコン膜12bを選択的にエピタキシャル成長させることによって、選択用トランジスタTrのソース・ドレイン領域S,Dを活性領域5(半導体基板1)の表面よりも上方に突出させたせり上げ構造となっている。
【0027】
また、第1及び第2のシリコン膜12a,12bを含む不純物拡散層11a,11b(ドレイン領域D及びソース領域S)の直上には、これらの面上を覆う第1の層間絶縁膜13を貫通する第1のコンタクトホール14a,14bが設けられている。そして、ドレイン領域D及びソース領域S(第2のシリコン膜12b)は、これら第1のコンタクトホール14a,14bに埋め込まれた第1のコンタクトプラグ15a,15bと電気的に接続されている。なお、各活性領域5に配置される2つの選択用トレンチトランジスタTrでは、1つのコンタクトプラグ15aを共有している。
【0028】
また、第1の層間絶縁膜13の上には、その全面を覆う第2の層間絶縁膜16が設けられている。そして、各第1のコンタクトプラグ15aの直上には、第2の層間絶縁膜16を貫通する第2のコンタクトホール17が設けられ、この第2のコンタクトホール17に埋め込まれた第2のコンタクトプラグ18がコンタクトプラグ15aと電気的に接続されている。さらに、各第2のコンタクトプラグ18は、その直上に形成されたビット配線層BLと電気的に接続されている。
【0029】
ビット配線層BLは、第2の方向Yと直交する方向に折れ線状に延在されて、第2の方向Yに間隔を空けて複数並んで設けられている。また、各ビット配線層BLは、第2の方向Yと直交する方向に並ぶ各活性領域5の中央部分を順次通過することにより、各選択用トランジスタTrのドレイン領域D上にある第2のコンタクトプラグ18と電気的に接続されている。
【0030】
また、第2の層間絶縁膜16の上には、その全面を覆う第3の層間絶縁膜19が設けられている。そして、各第1のコンタクトプラグ15bの直上には、第2及び第3の層間絶縁膜16,19を貫通する第3のコンタクトホール20が設けられ、この第3のコンタクトホール20に埋め込まれた第3のコンタクトプラグ21が第1のコンタクトプラグ15bと電気的に接続されている。さらに、各第3のコンタクトプラグ21は、その直上に形成されたキャパシタCaと電気的に接続されている。
【0031】
キャパシタCaは、下部電極膜22と容量絶縁膜23と上部電極膜24とが順に積層されて構成されている。このうち、下部電極膜22は、各第3のコンタクトプラグ21の直上に位置して有底円筒状のシリンダ形状を有している。また、各下部電極膜22は、その間に配置された第4の層間絶縁膜25によって絶縁分離されている。容量絶縁膜23は、下部電極膜22及び第4の層間絶縁膜25の表面を覆うように形成されている。上部電極膜24は、下部電極膜22の内側に埋め込まれた状態で容量絶縁膜23の面上を覆うように形成されている。
【0032】
なお、キャパシタCaについては、このような下部電極膜22の内面のみを電極として利用するシリンダ型に限らず、下部電極膜22の内面及び外面を電極として利用するクラウン型などであってもよく、その構造について特に限定されるものではない。
【0033】
そして、上部電極膜24が形成された面上には、その全面を覆う第5の層間絶縁膜26と、この第5の層間絶縁膜26上にアルミニウム(Al)等を用いて形成された上部配線層27と、この上部配線層27が形成された面を覆う表面保護膜28とが設けられている。
【0034】
以上のような構造を有する半導体装置は、選択用トランジスタTrをオン状態にすることで、キャパシタCaに蓄積した電荷の有無を判定し、情報の記憶動作を行うことが可能なDRAMとして機能させることができる。
【0035】
次に、本発明を適用した半導体装置の製造方法として、上記図1及び図2に示す半導体装置を製造する場合を例に挙げて説明する。
上記図1及び図2に示す半導体装置を製造する際は、先ず、図3に示すように、加工前の半導体基板1を用意し、半導体基板1の表層に素子分離用の溝部3を形成した後、この溝部3に素子分離絶縁膜4を埋め込むことによって、素子分離領域4と、この素子分離領域4によって絶縁分離された複数の活性領域5とを形成する。半導体基板1には、例えば所定濃度のP型不純物を含有するシリコン(Si)基板などを用いることができる。素子分離絶縁膜3には、例えば酸化シリコン膜(SiO2)などを用いることができる。
【0036】
次に、図示を省略するものの、半導体基板1の上にレジストを塗布した後、このレジストをリソグラフィ(Lithography)技術によりパターニングしながら、上記埋め込みゲート用の溝部7に対応した位置に開口部を有するレジストパターンを形成する。そして、このレジストパターンをマスクとして用いたドライエッチングによりパターニングしながら、半導体基板1の表層に複数の埋め込みゲート用の溝部7を形成する。
【0037】
次に、図4に示すように、活性領域5の表面を熱酸化により酸化させて酸化シリコン膜(SiO2)からなるゲート絶縁膜8を形成する。なお、本例におけるゲート絶縁膜8の厚みは、4nm程度である。また、ゲート絶縁膜8は、熱酸化による酸化シリコン膜に限定せれず、CVD法により形成される高温酸化シリコン膜(HTO)や、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜、HfSiON膜等のHigh−K膜(高誘電体膜)などを用いることができる。
【0038】
そして、上記レジストパターンを除去した後、半導体基板1の全面に亘って、上記ゲート電極6a及びダミーゲート電極6b(ワード配線層WL)となるポリシリコン膜及び金属膜を順に積層して形成する。
【0039】
このうち、ポリシリコン膜は、例えばモノシラン(SiH4)及びホスフィン(PH3)を原料ガスとしたCVD法により、リン(P)等のN型不純物を含有させて形成することができる。また、成膜時に不純物を含有しないように形成したポリシリコン膜に、後の工程でN型又はP型の不純物をイオン注入法により導入してもよい。また、ポリシリコン膜は、上記埋め込みゲート用の溝部7に完全に埋め込まれるような厚みに設定する。一方、金属膜は、タングステン(W)や、窒化タングステン(WN)、タングステンシリサイド(WSi)等の高融点金属を用いて形成することができる。なお、本例における金属膜の厚みは、50nm程度である。
【0040】
さらに、この金属膜上に、例えばモノシランとアンモニア(NH3)を原料ガスとしたプラズマCVD法により、窒化シリコン(Si3N4)からなるキャップ絶縁膜9を積層する。なお、本例におけるキャップ絶縁膜9の厚みは、70nm程度である。
【0041】
次に、図示を省略するものの、キャップ絶縁膜9の上にレジストを塗布した後、このレジストをリソグラフィ(Lithography)技術によりパターニングしながら、上記ゲート電極6a及びダミーゲート電極6b(ワード配線層WL)に対応した形状のレジストパターンを形成する。そして、このレジストパターンをマスクとして用いたドライエッチングにより、ポリシリコン膜9、金属膜及びキャップ絶縁膜を上記ゲート電極6a及びダミーゲート電極6b(ワード配線層WL)に対応した形状にパターニングした後、レジストパターンを除去する。
【0042】
その後、全面に亘って、CVD法により窒化シリコン膜(Si3N4)を成膜した後、異方性ドライエッチングによりエッチバックを行うことによって、上記ポリシリコン膜9を含むゲート電極6a及びダミーゲート電極6b(ワード配線層WL)の両側面に、それぞれ窒化シリコン膜からなるサイドウォール絶縁膜10を形成する。なお、本例における窒化シリコン膜の厚みは、20〜50nm程度である。
【0043】
次に、図5Aに示すように、各活性領域5のゲート電極6aを挟んだ中央部(ドレイン領域D)と両端部(ソース領域S)の面上に、第1のシリコン膜12aを選択的にエピタキシャル成長させる。この第1のシリコン膜12aは、例えば、反応ガスを塩化水素(HCl)及びジクロルシラン(SiH2Cl2)とし、雰囲気ガスを800℃の水素(H2)とする選択CVD法を用いて、各活性領域5(半導体基板1)の露出した面上に選択的にエピタキシャル成長させることができる。
【0044】
ここで、第1のシリコン膜12aは、各活性領域5の面上から厚み方向と同時に横方向にエピタキシャル成長する。したがって、この第1のシリコン膜12aをエピタキシャル成長させる際は、図5Bに示すように、隣接する活性領域5の間で横方向にエピタキシャル成長する第1のシリコン膜12aが連結されずに互いの間隔d1が確保される範囲で、この第1のシリコン膜12aの厚みを設定する。
【0045】
具体的には、上記活性領域5のドレイン領域D及びソース領域Sとなる面上において、最終的に形成されるシリコン膜(第1及び第2のシリコン膜12a,12b)の厚みの合計に対して半分程度となるように、この第1のシリコン膜12aの厚み(高さ)の設定を行った。なお、本例における第1のシリコン膜12aの厚みは、20〜30nm程度である。
【0046】
これにより、隣接する活性領域5の間で横方向にエピタキシャル成長する第1のシリコン膜12aが連結されることなく、互いの間隔d1を確保したまま、この第1のシリコン膜12aを厚み方向にエピタキシャル成長させることができる。
【0047】
次に、図6Aに示したように、ポリシラザン等の塗布系絶縁膜材料(SOD:Spin-on Dielectrics)を塗布した後、例えば500℃程度の熱処理を行うことで固体化(緊密化)されたマスク絶縁膜30を形成する。このマスク絶縁膜30は、図6Bに示すように、第1のシリコン膜12の上面が完全に覆われる程度の厚みで形成する。
【0048】
次に、図7に示したように、希釈したフッ化水素酸(HF)を薬液として用いた湿式エッチングを行い、マスク絶縁膜30の一部を除去して、上記第1のシリコン膜12aの上面を露出させる。このとき、第1のシリコン膜12aの側面を覆うマスク絶縁膜30が残存するようにエッチングの制御を行う。また、上述した湿式エッチングの代わりに、ドライエッチングによりマスク絶縁膜30の除去を行ってもよい。
【0049】
次に、図8Aに示したように、第1のシリコン膜12aの面上に第2のシリコン膜12bを選択的にエピタキシャル成長させる。この第2のシリコン膜12bは、例えば、反応ガスを塩化水素(HCl)及びジクロルシラン(SiH2Cl2)とし、雰囲気ガスを800℃の水素(H2)とする選択CVD法を用いて、上記第1のシリコン膜12bの面上に選択的にエピタキシャル成長させることができる。
【0050】
ここで、上記第1のシリコン膜12aの側面はマスク絶縁膜30で覆われているため、第2のシリコン膜12bは、この第1のシリコン膜12aの面上から厚み方向と同時に横方向にエピタキシャル成長する。したがって、この第2のシリコン膜12bをエピタキシャル成長させる際は、図8Bに示すように、隣接する活性領域5の間で横方向にエピタキシャル成長する第2のシリコン膜12bが連結されずに互いの間隔d2が確保される範囲で、この第2のシリコン膜12bの厚みを設定する。
【0051】
具体的には、上記第1のシリコン膜12aの面上において、最終的に形成されるシリコン膜(第1及び第2のシリコン膜12a,12b)の厚みの合計に対して半分程度となるように、この第2のシリコン膜12bの厚み(高さ)の設定を行った。なお、本例における第2のシリコン膜12bの厚みは、20〜30nm程度である。
【0052】
これにより、隣接する活性領域5の間で横方向にエピタキシャル成長する第2のシリコン膜12bが連結されることなく、互いの間隔d2を確保したまま、この第2のシリコン膜12bを厚み方向にエピタキシャル成長させることができる。そして、各活性領域5のドレイン領域D及びソース領域Sとなる面上には、最終的に第1及び第2のシリコン膜12a,12bを十分な厚み(40〜60nm程度)で積層形成することが可能である。
【0053】
次に、図9に示すように、各活性領域5のドレイン領域D及びソース領域Sに、それぞれリン等のN型不純物をイオン注入することによって不純物拡散層11a,11bを形成する。また、このN型不純物は、第1及び第2のシリコン膜12a,12bにも導入される。イオン注入の条件としては、エネルギー:25〜40KeV、ドーズ量:1×1013〜6×1013 atoms/cm2 を例示できる。
【0054】
本発明では、不純物拡散層11a,11bの上に、第1のシリコン膜12a及び第2のシリコン膜12bを選択的にエピタキシャル成長させることによって、選択用トランジスタTrのソース・ドレイン領域S,Dを活性領域5(半導体基板1)の表面よりも上方に突出させたせり上げ構造となっている。
【0055】
したがって、不純物拡散層11a,11bの面上に十分な厚み(高さ)の第1及び第2のシリコン膜12a,12bを設けることで、上述したN型不純物を導入する際のイオン注入の制御が容易となる。また、活性領域5(半導体基板1)の表面から深さ方向に亘って形成される不純物拡散層11a,11bを小さくした浅接合を実現できるため、短チャネル効果の抑制の効果も得られる。
【0056】
その後は、図10に示すように、全面に亘って第1の層間絶縁膜13を形成する。この第1の層間絶縁膜13は、例えばプラズマCVD法により酸化シリコン膜を600nm前後の厚みで形成した後、ゲート電極6a及びダミーゲート電極6bに由来する表面の凹凸を平坦化するため、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により酸化シリコン膜が200nm程度の厚みとなるまで研磨することで形成される。
【0057】
なお、第1の層間絶縁膜13の形成は、残存しているマスク絶縁膜30を湿式エッチングで除去してから行ってもよい。また、マスク絶縁膜30は、上述した選択エピタキシャル成長時のマスクとして機能すればよいので、第1の層間絶縁膜13の形成前に除去する場合には、先に上記図6Aに示すSODの固体化に伴う熱処理を短時間で済ませることができる。
【0058】
その後は、この上にレジストを塗布した後、レジストをリソグラフィ(Lithography)技術によりパターニングしながら、上記第1のコンタクトホール14a,14bに対応した位置に開口部を有するレジストパターン(図示せず。)を形成する。そして、このレジストパターンをマスクとして用いたドライエッチングによりパターニングしながら、上記サイドウォール絶縁膜10及び第1の層間絶縁膜13をエッチングストッパとして用いたSAC(Self Aligned Contact)法によって、第1の層間絶縁膜13を貫通する第1のコンタクトホール14a,14bを形成する。その後、レジストパターンを除去する。
【0059】
本発明では、上述した不純物拡散層11a,11bの面上に十分な厚み(高さ)の第1及び第2のシリコン膜12a,12bを設けることで、第1のコンタクトホール14a,14bのアスペクト比を低減し、ドライエッチングを容易に実施することができる。
【0060】
次に、図11に示すように、全面に亘ってリン等のN型不純物を導入したポリシリコン膜を成膜した後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により第1の層間絶縁膜13が露出するまで研磨する。これにより、第1のコンタクトホール14a,14b埋め込まれた第1のコンタクトプラグ15a,15bが形成される。また、第1のコンタクトプラグ15a,15bは、ポリシリコン膜の代わりに、タングステン等の金属膜を用いて形成してもよい。
【0061】
その後は、第1の層間絶縁膜13の上に、その全面を覆う第2の層間絶縁膜16を形成する。この第2の層間絶縁膜16には、例えばプラズマCVD法により酸化シリコン膜を200nm前後の厚みで形成したものを用いることができる。そして、第1のコンタクトプラグ15aの直上に、第2の層間絶縁膜16を貫通する第2のコンタクトホール17を形成した後、この第2のコンタクトホール17に埋め込まれた第2のコンタクトプラグ18を形成する。この第2のコンタクトプラグ18には、例えば窒化チタン(TiN)及びチタン(Ti)を積層したバリア膜(TiN/Ti)等の上にタングステン(W)を積層したものを用いることができる。
【0062】
次に、図12に示すように、第2のコンタクトプラグ18の直上にビット配線層BLを形成する。このビット配線層BLは、例えば窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)からなる積層膜を堆積した後にパターニングすることで形成される。
【0063】
その後は、第2の層間絶縁膜16の上に、その全面を覆う酸化シリコン等からなる第3の層間絶縁膜19を形成した後、各第1のコンタクトプラグ15bの直上に、第2及び第3の層間絶縁膜16,19を貫通する第3のコンタクトホール20を形成する。そして、この第3のコンタクトホール20に埋め込まれた第3のコンタクトプラグ21を形成する。この第3のコンタクトプラグ21には、例えばTiN/Ti等のバリア膜上にタングステン(W)を積層したものを用いることができる。
【0064】
次に、図13に示すように、第3のコンタクトプラグ21の直上に、下部電極膜22及び第4の層間絶縁膜25と、容量絶縁膜23と、上部電極膜24とを順に積層したキャパシタCaを形成する。このうち、下部電極膜22及び上部電極膜24には、窒化チタン(TiN)等の導電膜、容量絶縁膜23には、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)等の高誘電体膜を用いることができる。一方、第4の層間絶縁膜25には、酸化シリコン等を用いることができる。
【0065】
次に、図14に示すように、上部電極膜24が形成された面上に、その全面を覆う酸化シリコン等からなる第5の層間絶縁膜26と、この第5の層間絶縁膜26上に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等からなる上部配線層27とを形成する。そして、この上部配線層27が形成された面を覆う酸窒化シリコン(SiON)等の表面保護膜28を形成することで、上記図1及び図2に示す半導体装置を得ることができる。
【0066】
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ゲート電極6aを挟んだ両側の活性領域5上に第1のシリコン膜12aと第2のシリコン膜12bとを2回に分けてエピタキシャル成長させる場合について説明したが、本発明では、上述したマスク絶縁膜30の形成と、シリコン膜の選択エピタキシャル成長とを繰り返すことで、シリコン膜の形成を3回以上に分けて行うことも可能である。
【0067】
また、上記図6Bに示す記マスク絶縁膜30は、上述したSODの代わりに、CVD法を用いた酸化シリコン膜によって、第1のシリコン膜12aを覆うように形成してもよい。CVD法を用いてマスク絶縁膜30を形成する際には、成膜時に下地となる第1のシリコン膜12aに由来する凹凸が形成されるので、上記キャップ絶縁膜9よりも高い位置まで厚めにマスク絶縁膜30を成膜し、その上面をCMPで平坦化した後、第1のシリコン膜12aの表面を露出させるためのエッチングを行ってもよい。
【0068】
また、本発明を適用して製造される半導体装置は、上記図1に示すような島状の活性領域5が第1の方向X及び第1の方向Xと直交する方向に各々間隔を空けて複数並んで設けられた構成に限らず、第1の方向Xに延長されたストライプ状の活性領域5が第1の方向Xと直交する方向に間隔を空けて複数並んで設けられた構成であってもよい。
【0069】
また、本発明は、上記DRAM以外にも、メモリーセル領域内に複数のシリコン膜を高密度に配置する素子を備えた半導体装置に対して幅広く適用することが可能である。
【符号の説明】
【0070】
1…半導体基板 2…素子分離用の溝部 3…素子分離絶縁膜 4…素子分離領域 5…活性領域 6a…ゲート電極 6b…ダミーゲート電極 7…埋め込みゲート用の溝部 8…ゲート絶縁膜 9…キャップ絶縁膜 10…サイドウォール絶縁膜 11a,11b…不純物拡散層 12a…第1のシリコン膜 12b…第2のシリコン膜 13…第1の層間絶縁膜 14a,14b…第1のコンタクトホール 15a,15b…第1のコンタクトプラグ 16…第2の層間絶縁膜 17…第2のコンタクトホール 18…第2のコンタクトプラグ 19…第3の層間絶縁膜 20…第3のコンタクトホール 21…第3のコンタクトプラグ 22…下部電極膜 23…容量絶縁膜 24…上部電極膜 25…第4の層間絶縁膜 26…第5の層間絶縁膜 27…上部配線層 28…表面保護膜 Tr…選択用トランジスタ Ca…キャパシタ WL…ワード配線層 BL…ビット配線層 30…マスク絶縁膜 S…ソース領域 D…ドレイン領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板の表層に形成した素子分離用の溝部に素子分離絶縁膜を埋め込むことによって、この素子分離絶縁膜の間に第1の方向に延在する複数の活性領域を並べて形成する工程と、
前記半導体基板の表層に、前記複数の活性領域を横切るように第2の方向に延在する複数の埋め込みゲート用の溝部を並べて形成する工程と、
前記埋め込みゲート用の溝部から露出した活性領域の表面を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜を介して前記活性領域上を跨ぐように前記埋め込みゲート用の溝部に埋め込まれたゲート電極を構成すると共に、前記半導体基板の面上において前記第2の方向に延在する複数のワード配線層を並べて形成する工程と、
前記ワード配線層の両側面を覆うサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート電極を挟んだ両側の活性領域上に第1のシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させる工程と、
前記複数のワード配線層の各間に前記第1のシリコン膜を覆うのに十分な厚みでマスク絶縁膜を埋め込んだ後、このマスク絶縁膜を前記第1のシリコン膜の表面が露出するまでエッチングにより除去する工程と、
前記第1のシリコン膜上に第2のシリコン膜を選択的にエピタキシャル成長させる工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記第1及び第2のシリコン膜をエピタキシャル成長させる際の厚みを、それぞれ隣接する前記活性領域の間で横方向にエピタキシャル成長するシリコン膜が連結されずに互いの間隔が確保される範囲で設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記活性領域を前記第1の方向において島状に複数並べて形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記活性領域を横切る埋め込みゲート用の溝部を並べて形成した後、
前記埋め込みゲート用の溝部に埋め込まれたゲート電極を構成するワード配線層と、前記第1の方向において隣接する活性領域の間を通過するダミーゲート電極を構成するワード配線層とを同時に並べて形成することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記ワード配線層として、ポリシリコン膜と金属膜とを順に積層して形成することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記金属膜の上に、キャップ絶縁膜を積層して形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記ゲート電極を挟んだ両側の前記第1及び第2のシリコン膜を含む活性領域にイオンを注入することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記複数のワード配線層の各間に埋め込まれた状態で、その面上を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
前記層間絶縁膜上に、前記ゲート電極を挟んだ両側の活性領域に臨む位置に開口部を有するマスクパターンを形成する工程と、
前記マスクパターンの開口部から露出した部分を前記第2のシリコン膜が露出するまでドライエッチングにより除去してコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホールにコンタクトプラグを埋め込み形成する工程とを含むことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記コンタクトプラグの上に、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極から構成されるキャパシタを形成する工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−64627(P2012−64627A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−205295(P2010−205295)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(500174247)エルピーダメモリ株式会社 (2,599)
【Fターム(参考)】